JP2007324436A - 点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】応力緩和用のテープを安定して永久磁石の外側端面に折り曲げることができ、組付不良の発生を防止することができる点火コイルを提供すること。
【解決手段】点火コイル1における中心コア4は、多数の電磁鋼板41を積層してなると共に、横方向Wにおける断面の外形輪郭Aが、多数の段差42を備えた段差円形状を有している。中心コア4の軸方向端面には、永久磁石6が連結してあり、中心コア4及び永久磁石6の外周には、応力緩和用のテープが巻き付けてある。テープの軸方向端部は、永久磁石6の外側端面に折り曲げてある。永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、多数の電磁鋼板41のうち両端に積層した一対の最端部電磁鋼板41Aに対応する位置を除いて、多数の段差42の角部421を結ぶコア外形基準線C1と、コア外形基準線C1の内側0.2mmの位置に描いた仮想内側基準線C2との間に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関において、スパークプラグからスパークを発生させるために用いる点火コイル及びその製造方法に関する。
ガソリンエンジン等の内燃機関においては、スパークプラグを用いて各気筒における燃焼の着火を行っている。そして、スパークプラグにおける一対の電極間に高電圧のスパーク放電を発生させるために、一次コイル及び二次コイルを備えた点火コイルを用いている。この点火コイルにおいては、一次コイルおよび二次コイルの内周側に、磁気経路を形成する磁性体からなる中心コアを配置している。そして、この中心コアには、一次コイルに電流を流したときに生ずる磁界を形成すると共に、この電流を遮断したときに、上記磁界の形成方向とは反対方向に誘導磁界を形成して、二次コイルに高電圧を形成している。
また、中心コア内を通過する磁界の強度を向上させるために、中心コアの軸方向端面に永久磁石を連結することが知られている。このような技術としては、例えば、特許文献1に開示された内燃機関用点火コイルがある。
この点火コイルにおいては、棒状のコア本体(中心コア)の外周面から、このコア本体の軸方向端面に配設した永久磁石が突出することを防ぐために、コア本体の外径を永久磁石の外径よりも大きくする旨が開示されている。これにより、コア本体と永久磁石との中心コア部を、二次コイルを巻回した二次スプール内へ挿入する場合に、中心コア部を、二次スプールに引っ掛ることなく容易に挿入し組み付けることができる。また、コア本体及び永久磁石は、弾性緩衝部材で覆っている。
しかしながら、上記特許文献1においては、コア本体の外径を、永久磁石の外径よりもどれだけ大きくするかについては何らの記載もない。
すなわち、図9に示すごとく、永久磁石96の外形輪郭D2を、中心コア94の外形輪郭D1よりも小さくし過ぎると、中心コア94及び永久磁石96を覆う弾性緩衝部材95の端部951を、永久磁石96の外側端面961に折り曲げる際に、この弾性緩衝部材95の端部951が径方向外方に向けて膨らんでしまうおそれがある。このときには、点火コイルの組付不良が発生するおそれがある。
特開2000−182856号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、応力緩和用のテープを安定して永久磁石の外側端面に折り曲げることができ、組付不良の発生を防止することができる点火コイルを提供しようとするものである。
第1の発明は、一次コイル及び二次コイルを径方向に重ねて配置してなるコイル部の内周側に、磁気経路を形成する磁性体からなる中心コアを配置してなる点火コイルにおいて、
上記中心コアは、その軸方向に直交する横方向に多数の電磁鋼板を積層してなると共に、上記横方向における断面の外形輪郭が、多数の段差を備えた段差円形状を有しており、
上記中心コアの軸方向端面には、永久磁石が連結してあり、当該中心コア及び当該永久磁石の外周には、応力緩和用のテープが巻き付けてあると共に、該テープの軸方向端部は、上記永久磁石の外側端面に折り曲げてあり、
該永久磁石の上記横方向における断面の外形輪郭は、上記多数の電磁鋼板のうち両端に積層した一対の最端部電磁鋼板に対応する位置を除いて、上記多数の段差の角部を結ぶコア外形基準線と、該コア外形基準線の内側0.2mmの位置に描いた仮想内側基準線との間に位置していることを特徴とする点火コイルにある(請求項1)。
本発明の点火コイルにおいては、多数の電磁鋼板を積層してなる中心コアの外形輪郭と、永久磁石の外形輪郭との関係に工夫を行っている。
具体的には、本発明の永久磁石の横方向における断面の外形輪郭は、上記一対の最端部電磁鋼板に対応する位置を除いて、上記コア外形基準線と上記仮想内側基準線との間に位置させている。
これにより、中心コア及び永久磁石の外周に応力緩和用のテープを巻き付け、このテープの軸方向端部を永久磁石の外側端面に折り曲げる際には、テープの軸方向端部が径方向外方に向けて膨らんでしまうことを防止することができる。
すなわち、この折曲を行う際には、中心コアの外形輪郭に対して、永久磁石の外形輪郭が適切な位置に配置される。そのため、折曲治具等を用いて上記折曲を行う際には、テープの軸方向端部を永久磁石の外側端面に安定して折り曲げることができる。
そのため、一次コイル及び二次コイルを径方向に重ねて配置してなるコイル部の内周側に、中心コア及び永久磁石に応力緩和用のテープを巻き付けてなるコア組付体を、安定して組み付けることができる。
それ故、本発明の点火コイルによれば、応力緩和用のテープを安定して永久磁石の外側端面に折り曲げることができ、組付不良の発生を防止することができる。
第2の発明は、一次コイル及び二次コイルを径方向に重ねて配置してなるコイル部の内周側に、磁気経路を形成する磁性体からなる中心コアを配置してなる点火コイルにおいて、
上記中心コアは、その軸方向に直交する横方向に多数の電磁鋼板を積層してなると共に、上記横方向における断面の外形輪郭が、多数の段差を備えた段差円形状を有しており、
上記中心コアの軸方向端面には、永久磁石が連結してあり、当該中心コア及び当該永久磁石の外周には、応力緩和用のテープが巻き付けてあると共に、該テープの軸方向端部は、上記永久磁石の外側端面に折り曲げてあり、
該永久磁石の上記横方向における断面の外形輪郭は、上記多数の段差の角部を結ぶコア外形基準線の内側0.2mmの位置に仮想内側基準線を描いたとき、該仮想内側基準線の内側に連続して入る部分の輪郭長が3mm以内であることを特徴とする点火コイルにある(請求項4)。
本発明の点火コイルにおいても、多数の電磁鋼板を積層してなる中心コアの外形輪郭と、永久磁石の外形輪郭との関係に工夫を行っている。
具体的には、本発明の永久磁石の横方向における断面の外形輪郭は、上記仮想内側基準線の内側に連続して入る部分の輪郭長が3mm以内である。
これにより、中心コア及び永久磁石の外周に応力緩和用のテープを巻き付け、このテープの軸方向端部を永久磁石の外側端面に折り曲げる際には、テープの軸方向端部が径方向外方に向けて膨らんでしまうことを防止することができる。
すなわち、この折曲を行う際には、中心コアの外形輪郭に対して、永久磁石の外形輪郭が適切な位置に配置される。そのため、折曲治具等を用いて上記折曲を行う際には、テープの軸方向端部を永久磁石の外側端面に安定して折り曲げることができる。
そのため、一次コイル及び二次コイルを径方向に重ねて配置してなるコイル部の内周側に、中心コア及び永久磁石に応力緩和用のテープを巻き付けてなるコア組付体を、安定して組み付けることができる。
それ故、本発明の点火コイルによっても、応力緩和用のテープを安定して永久磁石の外側端面に折り曲げることができ、組付不良の発生を防止することができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1の発明において、上記永久磁石の上記横方向における断面の外形輪郭は、上記一対の最端部電磁鋼板に対応する部分が、該最端部電磁鋼板の直線形状に沿った直線形状を有しており、上記一対の最端部電磁鋼板に対応する位置を除く残りの部分が、円弧形状を有していることができる(請求項2)。
この場合には、永久磁石の外形輪郭を、中心コアの外形輪郭に沿って形成することができ、上記応力緩和用のテープを一層安定して永久磁石の外側端面に折り曲げることができる。
また、上記永久磁石の上記横方向における断面の外形輪郭は、円形状を有していることもできる(請求項3)。
この場合には、永久磁石の製造を容易にして、上記応力緩和用のテープを安定して永久磁石の外側端面に折り曲げる効果を得ることができる。
また、上記第1、第2の発明において、上記テープは、ポリエチレンテレフタレートのテープ材を複数回巻き付けてなることが好ましい(請求項5)。
この場合には、ポリエチレンテレフタレートのテープ材のように硬い材質の合成樹脂によってテープを構成する場合においても、このテープを安定して永久磁石の外側端面に折り曲げる効果を得ることができる。
以下に、本発明の点火コイルにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
(実施例1)
本例の点火コイル1は、図3に示すごとく、一次コイル21及び二次コイル22を径方向に重ねて配置してなるコイル部2の内周側に、磁気経路を形成する磁性体からなる中心コア4を配置してなる。
この中心コア4は、図2に示すごとく、その軸方向Lに直交する横方向Wに多数の電磁鋼板41を積層してなると共に、横方向Wにおける断面の外形輪郭Aが、多数の段差42を備えた段差円形状を有している。
図3〜図5に示すごとく、中心コア4の軸方向端面401には、永久磁石6が連結してあり、中心コア4及び永久磁石6の外周には、応力緩和用のテープ5が巻き付けてある。このテープ5の軸方向端部501は、永久磁石6の外側端面601に折り曲げてある。
そして、図1に示すごとく、永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、多数の電磁鋼板41のうち両端に積層した一対の最端部電磁鋼板41Aに対応する位置を除いて、多数の段差42の角部421を結ぶコア外形基準線C1と、このコア外形基準線C1の内側0.2mmの位置に描いた仮想内側基準線C2との間に位置している。
以下に、本例の点火コイル1につき、図1〜図6と共に詳説する。
本例の点火コイル1は、一次コイル21、二次コイル22を備えたコイル部2を、エンジン(シリンダヘッド)におけるプラグホール内に挿入配置して用いるスティックタイプのものである。
図3に示すごとく、上記一次コイル21は、円筒状樹脂からなる一次スプール211の外周面に、絶縁被覆した一次電線を複数回巻回してなり、上記二次コイル22は、円筒状樹脂からなる二次スプール221の外周面に、絶縁被覆した二次電線を一次電線よりも多い巻回数で巻回してなる。また、二次コイル22は、一次コイル21の内周側に配置してあり、二次コイル22の内周側には、中心コア4が配置してある。また、一次コイル21は、円筒状樹脂からなるケース3内に配置してあり、ケース3の外周側には、磁性体(電磁鋼板)からなる断面円筒状の外周コア23が装着してある。
また、本例の中心コア4を構成する電磁鋼板41は、絶縁被膜を備えた平板状の珪素鋼板からなる。また、外周コア23は、軸方向Lにスリット(間隙)を形成してなる円筒状の珪素鋼板を、径方向に接着剤を介して複数積層してなる。そして、中心コア4及び外周コア23により、一次コイル21に電流を流して形成する磁界、及び一次コイル21に流す電流を遮断したときに形成される誘導磁界を通過させる磁気経路を構成することができる。
図3に示すごとく、本例の点火コイル1は、その軸方向Lの一端部には、一次コイル21に電力を供給するイグナイタ311を配設してなり、その軸方向Lの他端部には、スパークプラグを取り付けるプラグキャップ331を配設してなる。
本例のケース3は、プラグキャップ331、二次ターミナル(高電圧端子)332、スプリング333を配設したプラグベース部33と、一次コイル21、二次コイル22、中心コア4、外周コア23等を配置したコイルケース部32と、上記イグナイタ311を配置したイグナイタベース部31とからなる。
図示は省略するが、スパークプラグは、その端子部をスプリング333に接触させた状態で、プラグキャップ331内に挿入配置される。また、イグナイタベース部31には、イグナイタ311における導電ピンに導通させる導電ピン313をインサート成形してなるコネクタ部312が形成してある。また、コイルケース部32には、当該点火コイル1をエンジンに取り付けるためのフランジ部321が形成してある。
また、イグナイタ311は、ECU(エンジン制御ユニット)からの信号によって動作するスイッチング素子等を用いた電力制御回路、及びイオン電流の検出を行うイオン電流検出回路等を備えている。
また、プラグベース部33、コイルケース部32及びイグナイタベース部31によって囲まれたケース3内の隙間には、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂11が連続して充填してある。
図4、図5に示すごとく、本例のテープ5は、合成樹脂からなるテープ基材51の裏面に、粘着剤からなる粘着層52を塗布してなる。本例のテープ基材51は、ポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムからなり、本例の粘着層52は、アクリル系の粘着剤からなる。なお、テープ5の厚み(テープ基材51と粘着層52との合計厚み)は、0.025〜0.1mmとすることができる。また、本例のテープ5は、中心コア4の外周において複数回巻き付けてある。このテープ5の巻付回数(積層数)は、例えば、2〜5回(層)とすることができる。
図3に示すごとく、本例の永久磁石6は、中心コア4の軸方向Lの他端部側の端面に連結してある。また、中心コア4の軸方向Lの一端部側の端面には、中心コア4の軸方向Lに圧縮応力が加わることを緩和する弾性体43が連結してある。
また、テープ5の軸方向Lの他端部は、永久磁石6の外側端面601に折り曲げてあり、テープ5の軸方向Lの一端部は、弾性体43の外側端面に折り曲げてある。
また、中心コア4及び永久磁石6の外周にテープ5を巻き付けてなるコア組付体45(図5参照)は、二次スプール221内に挿入してあり、弾性体43は、イグナイタベース部31に形成した調心部314内に挿入してある。
図1、図2に示すごとく、本例の中心コア4は、多数の電磁鋼板41の幅を変化させ、その横方向Wにおける断面の外形輪郭Aをできるだけ円形状に近づけている。一方、厚みが同一である多数の平板状の電磁鋼板41を用いて中心コア4を形成していることにより、中心コア4の横方向Wにおける断面の外形輪郭Aは、多数の電磁鋼板41のうち両端に積層した一対の最端部電磁鋼板41Aの部分において、直線形状を有している。
また、本例の永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、円形状である。
そして、図1に示すごとく、本例の永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、一対の最端部電磁鋼板41Aを除く残りの中間部電磁鋼板41Bに対応する部分61Bが、上記コア外形基準線C1と仮想内側基準線C2との間に位置しており、一対の最端部電磁鋼板41Aに対応する部分61Aは、この最端部電磁鋼板41Aの外側表面411の外側に位置している。
なお、本例の点火コイル1において、ECUからパルス状のスパーク発生信号がイグナイタ311に送信されると、イグナイタ311における電力制御回路が動作し、一次コイル21に電流が流れて、中心コア4及び外周コア23を通過する磁界が形成される。そして、一次コイル21に流れる電流を遮断したときには、上記磁界の形成方向とは反対方向に向けて、中心コア4及び外周コア23を通過する誘導磁界が形成される。この誘導磁界の形成により、二次コイル22に誘導起電力(逆起電力)が発生し、点火コイル1に取り付けたスパークプラグからスパークを発生させることができる。
本例の点火コイル1においては、多数の電磁鋼板41を積層してなる中心コア4の外形輪郭Aと、永久磁石6の外形輪郭Bとの関係に工夫を行っている。
具体的には、本例の永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、一対の最端部電磁鋼板41Aに対応する位置を除いて、コア外形基準線C1と仮想内側基準線C2との間に位置させている。
これにより、図4に示すごとく、中心コア4及び永久磁石6の外周に応力緩和用のテープ5を巻き付け、図5に示すごとく、このテープ5の軸方向端部501を永久磁石6の外側端面601に折り曲げる際には、テープ5の軸方向端部501が径方向外方に向けて膨らんでしまうことを防止することができる。
すなわち、この折曲を行う際には、中心コア4の外形輪郭Aに対して、永久磁石6の外形輪郭Bが適切な位置に配置される。そのため、折曲治具等を用いて上記折曲を行う際には、テープ5の軸方向端部501を永久磁石6の外側端面601に安定して折り曲げることができる。
そのため、本例においては二次コイル22を巻回した二次スプール221の内周側に、中心コア4及び永久磁石6に応力緩和用のテープ5を巻き付けてなるコア組付体45を、安定して組み付けることができる。
それ故、本例の点火コイル1によれば、応力緩和用のテープ5を安定して永久磁石6の外側端面601に折り曲げることができ、組付不良の発生を防止することができる。
また、図6に示すごとく、永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、一対の最端部電磁鋼板41Aに対応する部分61Aを、この最端部電磁鋼板41Aの直線形状に沿った直線形状に形成し、一対の最端部電磁鋼板41Aに対応する位置を除く残りの部分61Bを、円弧形状に形成することもできる。この場合には、永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、一対の最端部電磁鋼板41Aに対応する部分61Aを、最端部電磁鋼板41Aの外側表面411の内側に位置させると共に、多数の中間部電磁鋼板41Bに対応する部分61Bを、コア外形基準線C1と仮想内側基準線C2との間に位置させることができる。
(実施例2)
本例の永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、多数の段差42の角部421を結ぶコア外形基準線C1の内側0.2mmの位置に仮想内側基準線C2を描いたとき、この仮想内側基準線C2の内側に連続して入る部分の輪郭長が3mm以内になるようにしている。
本例の永久磁石6の横方向Wにおける断面の外形輪郭Bは、例えば、図7に示すごとく、複数の部分L1〜L3において、仮想内側基準線C2の内側に連続して入ることがあっても、これらの部分L1〜L3の輪郭長が3mm以内であることにより、応力緩和用のテープ5を安定して永久磁石6の外側端面601に折り曲げることができる効果を得ることができる。なお、同図において、中心コア4の外形輪郭Aは、便宜上、円形状で示す。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
なお、図8に示すごとく、上記実施例1、2に示した永久磁石6は、中心コア4の軸方向Lの両端面に連結することもできる。
実施例1における、中心コアの外形輪郭と永久磁石の外形輪郭との関係を拡大して示す説明図。 実施例1における、中心コアの外形輪郭と永久磁石の外形輪郭との関係を示す説明図。 実施例1における、点火コイルを示す断面説明図。 実施例1における、中心コア及び永久磁石の外周に、応力緩和用のテープを巻き付けた状態を示す断面説明図。 実施例1における、テープの軸方向端部を永久磁石の外側端面に折り曲げた状態を示す断面説明図。 実施例1における、中心コアの外形輪郭と他の永久磁石の外形輪郭との関係を示す説明図。 実施例2における、中心コアの外形輪郭と永久磁石の外形輪郭との関係を示す説明図。 実施例1、2における、他の点火コイルを示す断面説明図。 従来例における、弾性緩衝部材の端部を永久磁石の外側端面に折り曲げた状態を示す断面説明図。
符号の説明
1 点火コイル
2 コイル部
21 一次コイル
22 二次コイル
4 中心コア
401 軸方向端面
41 電磁鋼板
41A 最端部電磁鋼板
41B 中間部電磁鋼板
42 段差
421 角部
5 応力緩和用のテープ
6 永久磁石
601 外側端面
L 軸方向
W 横方向
A、B 外形輪郭
C1 コア外形基準線
C2 仮想内側基準線

Claims (5)

  1. 一次コイル及び二次コイルを径方向に重ねて配置してなるコイル部の内周側に、磁気経路を形成する磁性体からなる中心コアを配置してなる点火コイルにおいて、
    上記中心コアは、その軸方向に直交する横方向に多数の電磁鋼板を積層してなると共に、上記横方向における断面の外形輪郭が、多数の段差を備えた段差円形状を有しており、
    上記中心コアの軸方向端面には、永久磁石が連結してあり、当該中心コア及び当該永久磁石の外周には、応力緩和用のテープが巻き付けてあると共に、該テープの軸方向端部は、上記永久磁石の外側端面に折り曲げてあり、
    該永久磁石の上記横方向における断面の外形輪郭は、上記多数の電磁鋼板のうち両端に積層した一対の最端部電磁鋼板に対応する位置を除いて、上記多数の段差の角部を結ぶコア外形基準線と、該コア外形基準線の内側0.2mmの位置に描いた仮想内側基準線との間に位置していることを特徴とする点火コイル。
  2. 請求項1において、上記永久磁石の上記横方向における断面の外形輪郭は、上記一対の最端部電磁鋼板に対応する部分が、該最端部電磁鋼板の直線形状に沿った直線形状を有しており、上記一対の最端部電磁鋼板に対応する位置を除く残りの部分が、円弧形状を有していることを特徴とする点火コイル。
  3. 請求項1において、上記永久磁石の上記横方向における断面の外形輪郭は、円形状を有していることを特徴とする点火コイル。
  4. 一次コイル及び二次コイルを径方向に重ねて配置してなるコイル部の内周側に、磁気経路を形成する磁性体からなる中心コアを配置してなる点火コイルにおいて、
    上記中心コアは、その軸方向に直交する横方向に多数の電磁鋼板を積層してなると共に、上記横方向における断面の外形輪郭が、多数の段差を備えた段差円形状を有しており、
    上記中心コアの軸方向端面には、永久磁石が連結してあり、当該中心コア及び当該永久磁石の外周には、応力緩和用のテープが巻き付けてあると共に、該テープの軸方向端部は、上記永久磁石の外側端面に折り曲げてあり、
    該永久磁石の上記横方向における断面の外形輪郭は、上記多数の段差の角部を結ぶコア外形基準線の内側0.2mmの位置に仮想内側基準線を描いたとき、該仮想内側基準線の内側に連続して入る部分の輪郭長が3mm以内であることを特徴とする点火コイル。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記テープは、ポリエチレンテレフタレートのテープ材を複数回巻き付けてなることを特徴とする点火コイル。
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