JP2007324109A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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佑坤 全
Sang Min Hong
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禹泰 金
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Jeong Hyun Hahm
正現 咸
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Abstract

【課題】本発明は、ITOからなる透明電極を除去してパネルの製造原価を減少させ得るプラズマディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】本発明のプラズマディスプレイ装置は、上部基板と、該上部基板上に形成される第1電極、第2電極及び誘電体層と、前記上部基板に対向して配置される下部基板と、該下部基板上に形成される第3電極と、前記下部基板上に形成されて放電セルを区画する隔壁とを備えて構成され、前記第1,2電極のうち、少なくとも1つが、単一層で形成され、有効表示領域の外部の放電セルを区画する隔壁のうち、少なくともいずれか1つが、前記有効表示領域の内部の放電セルを区画する隔壁より幅が広いことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラズマディスプレイ装置に関し、さらに詳細には、プラズマディスプレイ装置に備えられるパネルに関する。
プラズマディスプレイパネルは、上部基板と下部基板との間に形成された隔壁が1つの単位セルをなすものであって、各セル内には、ネオン(Ne)、ヘリウム(He)又はネオン及びヘリウムの混合気体(Ne+He)のような主放電気体と少量のキセノン(Xe)とを含有する不活性ガスが充填されている。高周波電圧により放電されるとき、不活性ガスは、真空紫外線(Vacuum Ultraviolet rays)を発生し、隔壁の間に形成された蛍光体を発光させることにより、画像が具現される。このようなプラズマディスプレイパネルは、薄くて軽い構成が可能なので、次世代表示装置として注目されつつある。
図1は、通常のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図である。同図に示すように、プラズマディスプレイパネルは、画像がディスプレイされる表示面である上部基板101上にスキャン電極102及びサステイン電極103が対をなして形成された複数の維持電極対が配列された上部パネル100、及び背面をなす下部基板111上に複数の前記維持電極対と交差するように複数のアドレス電極113が配列された下部パネル110が、一定の距離を隔てて平行に結合される。
上部パネル100は、透明なITO(Indium Tin Oxide)で形成された透明電極102a,103aとバス電極102b,103bで備えられたスキャン電極102及びサステイン電極103が対をなして備えられる。スキャン電極102及びサステイン電極103は、上部誘電体層104により覆われ、上部誘電体層104上には、保護層105が形成される。
下部パネル110は、放電セルを区画するための隔壁112を備える。また、複数のアドレス電極113が、隔壁112に対して平行に配置される。アドレス電極113上には、R(Red),G(Green)、B(Blue)蛍光体114が塗布される。アドレス電極113と蛍光体114との間には、下部誘電体層115が形成される。
一方、従来のプラズマディスプレイパネルのスキャン電極102又はサステイン電極103を構成する透明電極102a,103aは、高価のITOからなる。透明電極102a,103aは、プラズマディスプレイパネルの製造原価を上昇させる原因となっている。したがって、最近では、製造費用を低減し、かつユーザが視聴するのに充分な視感特性及び駆動特性などを確保することができるプラズマディスプレイパネルを製造するのに注力している。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、プラズマディスプレイ装置に備えられるパネルにおいて、ITOからなる透明電極を除去してパネルの製造原価を減少させ得るプラズマディスプレイ装置を提供することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明に係るプラズマディスプレイ装置によれば、上部基板と、該上部基板上に形成される第1電極、第2電極及び誘電体層と、前記上部基板に対向して配置される下部基板と、該下部基板上に形成される第3電極と、前記下部基板上に形成されて放電セルを区画する隔壁とを備えて構成され、前記第1,2電極のうち、少なくとも1つが、単一層で形成され、パネルの有効表示領域の外部に位置する放電セルを区画する隔壁のうち、少なくともいずれか1つが、前記有効表示領域の内部の放電セルを区画する隔壁より幅が広いことを特徴とする。
好ましくは、前記第1,2電極のうち、少なくとも1つが、前記第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、前記ライン部から突出した突出部とを備える。
前記有効表示領域の外部の放電セルを区画する隔壁のうち、少なくともいずれか1つの幅が、500〜900μmの範囲であることが好ましく、前記有効表示領域の内部の放電セルを区画する隔壁の幅の1.25倍〜4.5倍の範囲であることが好ましい。
好ましくは、前記プラズマディスプレイ装置は、映像がディスプレイされない少なくとも1つのダミーセルをさらに備え、前記ダミーセルがダミー電極を備え、前記ダミー電極が、前記第1,2電極のうち、いずれか1つと同一の形状に形成される。
前記ダミー電極が、前記第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、前記ライン部から突出した突出部とを備えることが好ましく、30〜60μmの範囲の幅を有することが好ましい。
好ましくは、前記プラズマディスプレイ装置は、2以上の前記ダミーセルが、前記第3電極と交差する方向に並ぶダミーラインを備え、前記プラズマディスプレイ装置の一方に形成された前記ダミーラインの個数が、2であることが好ましい。
前記プラズマディスプレイ装置は、前記上部基板上に形成された誘電体層をさらに備え、前記上部第1,2電極のうち、少なくとも1つが、前記誘電体層より色が暗いことが好ましい。
好ましくは、前記プラズマディスプレイ装置は、ガラスフィルタをさらに備え、前記上部基板上の有効領域の外部を覆うブラックマトリックスと、クリアフィルタとをさらに備えることが好ましい。互いに隣接した2つのライン部間の間隔が、同じであることが好ましい。前記下部基板が、誘電体層と、放電セルを区画する隔壁と、蛍光体層とを備えることが好ましい。
また、上記の目的を達成すべく、本発明に係る他のプラズマディスプレイ装置によれば、上部基板と、該上部基板上に形成される第1電極、第2電極及び誘電体層と、前記上部基板に対向して配置される下部基板と、該下部基板上に形成される第3電極と、前記下部基板上に形成されて放電セルを区画する隔壁とを備えて構成され、前記第1,2電極のうち、少なくとも1つが、単一層で形成され、映像がディスプレイされない少なくとも1つのダミーセルを備えることを特徴とする。
好ましくは、前記第1,2電極及びダミー電極のうち、少なくともいずれか1つが、前記第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、前記ライン部から突出した突出部とを備え、前記ダミー電極が、30〜60μmの範囲の幅を有することが好ましい。
また、上記の目的を達成すべく、本発明に係るさらに他のプラズマディスプレイ装置によれば、上部基板と、該上部基板上に形成される第1電極、第2電極及び誘電体層と、前記上部基板に対向して配置される下部基板と、該下部基板上に形成される第3電極と、前記下部基板上に形成されて放電セルを区画する隔壁とを備えて構成され、前記第1,2電極のうち、少なくとも1つが、単一層で形成され、前記下部基板の最外郭部に形成された隔壁のうち、少なくともいずれか1つが、それを除外した残り隔壁より幅が広いことを特徴とする。
好ましくは、前記下部基板の最外郭部に形成された隔壁のうち、少なくともいずれか1つの幅が、500〜900μmの範囲である。
本発明に係るプラズマディスプレイ装置によれば、ITOからなる透明電極を除去することにより、プラズマディスプレイパネルの製造原価を減少させることができ、スキャン電極又はサステイン電極ラインから放電セルの中心方向又はその反対方向に突出される突出電極を形成することによって、放電開始電圧を下げ、放電セル内の放電拡散効率を上げることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づき詳細に説明する。
但し、本発明に係るプラズマディスプレイ装置は、本明細書に記載された実施の形態に限定されず、多数の実施の形態が存在できることは勿論である。
以下、添付した図2〜図17を参照して、本発明に係るプラズマディスプレイ装置について詳細に説明する。
図2は、本発明に係るプラズマディスプレイ装置に備えられるパネルに対する一実施の形態を示す斜視図である。
同図に示すように、プラズマディスプレイパネルは、所定の間隔で合着される上部パネル200及び下部パネル210を備える。維持電極対202,203に交差する方向に下部基板211上に形成されるアドレス電極213、及び下部基板211上に形成されて複数の放電セルを区画する隔壁212を備える。
上部パネル200は、上部基板201上に対をなして形成される維持電極対202,203を備える。維持電極対202,203は、その機能に応じて、スキャン電極202とサステイン電極203とに区分される。維持電極対202,203は、放電電流を制限し、電極対間を絶縁させる上部誘電体層204により覆われ、上部誘電体層204の上面には保護膜層205が形成されて、ガス放電時に発生する荷電粒子のスパッタリングから上部誘電体層204を保護し、2次電子の放出効率を高める。
下部パネル210は、下部基板211上に複数の放電空間すなわち、放電セルを区画する隔壁212が形成される。また、下部パネルには、アドレス電極213が維持電極対202,203に交差する方向に配置され、下部誘電体層215と隔壁212の表面には、ガス放電時に発生した紫外線により発光して可視光が発生する蛍光体214が塗布される。
このとき、隔壁212は、アドレス電極213と並列に形成された縦隔壁212a、及びアドレス電極213と交差する方向に形成された横隔壁212bで構成され、放電セルを物理的に区分し、放電により生成された紫外線及び可視光が隣接した放電セルに漏れることを防止する。
また、本発明に係るプラズマディスプレイパネルにおいて、維持電極対202,203は、図1に示す従来の維持電極対102,103とは異なり、不透明な金属電極のみからなる。すなわち、従来の透明電極材質であるITOは使用せず、従来のバス電極の材質である銀(Ag)、銅(Cu)又はクロム(Cr)等を使用して維持電極対202,203を形成する。すなわち、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極対202,203それぞれは、従来のITO電極を備えず、1つのバス電極の単一層(one layer)からなる。
維持電極対202,203の電極ラインの幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましい。維持電極ラインの幅が前記のような範囲を有することによって、ディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
例えば、本発明の実施の形態に係る維持電極対202,203それぞれは、銀(Ag)で形成されることが好ましく、銀(Ag)は、感光性の性質を有することが好ましい。また、本発明の実施の形態に係る維持電極対202,203それぞれは、上部基板201に形成される上部誘電体層204より色が暗く、光の透過度がより低い性質を有することが好ましい。
電極ライン202a,202b,203a,203bの厚さは、2〜7μmの範囲であることが好ましい。電極ライン202a,202b,203a,203bが前記のような範囲の厚さに形成される場合、プラズマディスプレイパネルが正常に動作できる抵抗の範囲を有し、前記パネルがディスプレイに必要な開口率を有することによって、ディスプレイ装置の前面に反射して出てくる光が、前記電極により塞がって映像の輝度が減少することを防止でき、パネルのキャパシタンスが大きく増加しなくなる。また、前記電極ライン202a,202b,203a,203bが前記のような厚さを有することによって、その抵抗は、50〜65Ωの範囲であることが好ましい。
前記放電セルは、R(Red),G(Green),B(Blue)それぞれの蛍光体層214は、ピッチ(pitch)が互いに同一な対称構造又は互いに異なる非対称構造であり得る。
図2に示すように、1つの放電セル内に維持電極202,203がそれぞれ複数の電極ラインで形成されることが好ましい。すなわち、第1維持電極202が2つの電極ライン202a,202bに形成され、第2維持電極203が放電セルの中心を基準に第1維持電極202と対称に配列され、2つの電極ライン203a,203bに形成されることが好ましい。前記第1,2維持電極202,203は、それぞれスキャン電極とサステイン電極であることが好ましい。これは、不透明な維持電極対202,203の使用による開口率と放電拡散効率を考慮したものである。すなわち、開口率を考慮して狭い幅を有する電極ラインを使用する一方、放電拡散効率を考慮して複数の電極ラインを使用する。このとき、電極ラインの個数は、開口率と放電拡散効率を同時に考慮して決定することが好ましい。
図2に示す構造は、本発明に係るプラズマパネルの構造に対する一実施の形態に過ぎないため、本発明は、図2に示すプラズマディスプレイパネル構造に限定されない。例えば、外部から発生する外部光を吸収して反射を低減する光遮断の機能、及び上部基板201のピュアリティー(Purity)及びコントラストを向上させる機能を果たすブラックマトリックス(BM)が上部基板201上に形成されることができ、前記ブラックマトリックスは、分離型及び一体型BM構造が全て可能である。ここで、分離型BMは、維持電極202,203と上部基板201との間に形成される層(Black Layer)とブラックマトリックスとが接続されていない構造であり、一体型BMは、前記層とブラックマトリックスとが接続されて一体型をなしている構造のことを意味する。また、分離型BMが形成される場合、ブラックマトリックスと前記層は、異なる材質で形成されることができ、一体型BMが形成される場合、ブラックマトリックスと前記層は、同じ材質で形成されることができる。
また、図2に示すパネルの隔壁構造は、縦隔壁212aと横隔壁212bにより放電セルが閉鎖構造を有するクローズタイプを示しているが、縦隔壁のみを含むストライプタイプ又は縦隔壁上に所定の間隔で突出部が形成されたフィッシュボーン(Fish Bone)などの構造も可能である。
本発明の一実施の形態は、図2に示す隔壁の構造のみならず、様々な形状の隔壁の構造も可能であろう。例えば、縦隔壁212aと横隔壁212bの高さが異なる差等型隔壁構造、縦隔壁212a又は横隔壁212bのうちの少なくとも1つ以上に排気通路として使用可能なチャネルが形成されたチャネル型隔壁構造、縦隔壁212a又は横隔壁212bのうちの少なくとも1つ以上に溝が形成された溝型隔壁構造などが可能である。ここで、差等型隔壁構造である場合には、横隔壁212bの高さがより高いことが好ましく、チャネル型隔壁構造や溝型隔壁構造である場合には、横隔壁212bにチャネル又は溝が形成されることが好ましい。
一方、本発明の一実施の形態では、R,G及びB放電セルそれぞれが同じ線上に配列されるものと図示及び説明しているが、他の形状に配列されることも可能である。例えば、R,G及びB放電セルが三角形状に配列されるデルタタイプの配列も可能である。また、放電セルの形状も四角形状のみでなく、五角形状、六角形状などの多様な多角形状も可能である。
本発明に係るプラズマディスプレイパネルは、複数の放電セルを区画する隔壁のうち、最外郭部に位置する隔壁は、残り隔壁より幅がより広いことが好ましい。例えば、プラズマディスプレイパネルの横隔壁のうち、最外郭部に位置する横隔壁は、残り横隔壁より幅がより広いことが好ましく、又はプラズマディスプレイパネルの縦隔壁のうち、最外郭部に位置する縦隔壁は、残り縦隔壁より幅がより広いことが好ましい。好ましくは、前記横隔壁の幅は、500〜900μmの範囲であり、横隔壁の幅が前記のような値を有するとき、隔壁の焼成後に最外郭部隔壁の変形を防止でき、内部セルの放電が外部要因により影響を受けない。
一方、本発明の一実施の形態によって最外郭部に位置する横隔壁又は縦隔壁を除外した残り横隔壁又は縦隔壁の幅は、200〜400μmの範囲の幅を有することが好ましく、最外郭部に位置する横隔壁又は縦隔壁の幅は、残り横隔壁又は縦隔壁の幅の1.25倍〜4.5倍の範囲であることが好ましい。すなわち、映像が表示される領域に位置する少なくとも1つの横隔壁又は縦隔壁が200〜400μmの範囲の幅を有する場合に、輝度及び効率が向上するという効果がある。
また、プラズマディスプレイパネルは、映像がディスプレイされる有効領域と、外郭部に位置する映像がディスプレイされないダミー(dummy)領域とで構成されることができる。ダミー領域には、プラズマディスプレイ装置の表示映像に影響を及ぼさないダミーセルが形成されることが好ましい。ダミーセルは、有効領域での放電を補助するか、またはパネル製作での信頼性を増加させる機能を果たす。
図3A及び図3Bは、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの外郭部の構造に対する一実施の形態を示す断面図であり、図3Aは、プラズマディスプレイパネルの上段左側の外郭部の構造に対する一実施の形態を示す断面図である。
図3Aに示すように、パネル最外郭部の横隔壁40及び縦隔壁41は、内部の隔壁より幅が広いことが好ましい。また、横隔壁40の幅は、500〜900μmの範囲であることが好ましい。パネルに備えられた複数の放電セルのうち、最外郭に位置するセル48,49,50は、ダミー隔壁により区画され、同図に示すように、他の放電セルに形成された構造の電極を備えず、電極に駆動信号を供給するための電極ラインのみが伸びて通ることが好ましい。また、同図に示すように、パネル左側終端のR,G,Bの3個のセルが、ダミー隔壁により区画されることが好ましく、ダミー隔壁により区画されるセルには、他のセルに形成された突出電極が形成されていないことが好ましい。
また、パネルの上段には、表示映像に影響を及ぼさないダミー電極を備えるダミーセルが形成されており、同図に示すように、パネルの上段に2ライン又はそれ以上のダミーセルが形成されることが好ましい。前記ダミーセルは、映像がディスプレイされるパネルの有効領域47の外部に形成されることが好ましい。
前記ダミー電極は、フローティング状態に維持されるか、または必要に応じて一定電圧が印加されることもできる。
ダミーセルに形成されたダミー電極44の構造は、有効領域42に存在する放電セル47の電極構造と同一であることが好ましい。また、同図に示すように、有効領域42の左側に隣接したR,G,Bの3個のセル46もダミーセルで形成されることが好ましい。
本発明に係るプラズマディスプレイパネルの上段右側の外郭部の構造は、同図に示す構造と対称な構造とすることが好ましい。
図3Bは、プラズマディスプレイパネルの下段右側の外郭部の構造に対する一実施の形態を示す断面図である。
同図に示すように、パネル最外郭部の横隔壁60及び縦隔壁61は、内部の隔壁より幅が広いことが好ましい。また、上記のように、横隔壁40の幅は、500〜900μmの範囲であることが好ましい。パネルに備えられた複数の放電セルのうち、最外郭に位置するセル68,69,70は、ダミー隔壁により区画され、同図に示すように、電極に駆動信号を供給するための電極ラインのみが伸びて通ることが好ましい。また、パネルの右側終端のR,G,Bの3個のセルがダミー隔壁により区画されることが好ましく、ダミー隔壁により区画されるセルには、他のセルに形成された突出電極が形成されていないことが好ましい。
また、パネルの下段には、表示映像に影響を及ぼさないダミー電極を備えるダミーセルが形成されており、同図に示すように、パネルの下段に2ラインのダミーセルが形成されることが好ましい。前記ダミーセルは、映像がディスプレイされるパネルの有効領域67の外部に形成されることが好ましい。
ダミー電極は、フローティング状態に維持されるか、または必要に応じて一定電圧が印加され得る。
ダミーセルに形成されたダミー電極64の構造は、有効領域62に存在する放電セル67の電極構造と同じであることが好ましい。また、同図に示すように、有効領域62の右側に隣接したR,G,Bの3個のセル66もダミーセルで形成されることが好ましい。
図3A及び図3Bは、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの外郭部の構造に対する一実施の形態であるから、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの構造は、図3Bにより限定されない。例えば、パネルの下段に位置するダミーラインは、3以上であってもよく、有効領域42,62の左側又は右側に隣接したR,G,Bの3個のセル46,66は、ダミー隔壁により区画されて電極が形成されないこともある。また、ダミーセル又は有効領域42,62内の放電セルに形成された電極構造は、多様な形態が可能である。
本発明に係るプラズマディスプレイパネルの下段左側の外郭部の構造は、図3Bに示す構造と対称な構造とすることが好ましい。
本発明に係るプラズマディスプレイ装置は、外部光の反射を防止し、電磁波を遮蔽させ、色補正などのためにフィルタを備えることが好ましい。前記フィルタの実施の形態として、ガラス基板に上記のような機能を有するフィルムが接着された形態のガラスフィルタ又はプラスチック材質のフィルム、例えばPET(PolyEthylene Terephthalate)に各機能を有するフィルムが付着されたフィルム形態のクリアフィルタがプラズマディスプレイパネルに備えられることが好ましい。また、前記パネルの有効領域の外部にブラックマトリックスが形成されることが好ましく、この場合、本発明に係るプラズマディスプレイ装置は、フィルム形態のクリアフィルタを備えることが好ましい。
図4は、プラズマディスプレイパネルの電極配置に対する一実施の形態を示すものであって、プラズマディスプレイパネルを構成する複数の放電セルは、同図に示すように、マトリックス形態で配置されることが好ましい。複数の放電セルは、各々スキャン電極ラインY1〜Ym、サステイン電極ラインZ1〜Zm及びアドレス電極ラインX1〜Xnの交差部に設けられる。スキャン電極ラインY1〜Ymは、順次駆動され、サステイン電極ラインZ1〜Zmは、共に駆動される。アドレス電極ラインX1〜Xnは、奇数番目ラインと偶数番目ラインとに分割されて駆動する。
同図に示す電極配置は、本発明に係るプラズマパネルの電極配置に対する一実施の形態に過ぎないから、本発明は、図4に示すプラズマディスプレイパネルの電極配置及び駆動方式に限定されない。例えば、前記スキャン電極ラインY1〜Ymのうち、2個のスキャン電極ラインが同時に駆動されるデュアルスキャン(dual scan)方式も可能である。また、電極配置も、スキャン電極ラインとサステイン電極ラインが交互に配列されず、スキャン電極ライン及びサステイン電極ラインが2個ずつ順次配列される(Y−Z−Z−Y−Y−Z−Z−Y,...)ことも可能である。また、パネルの中央部からアドレス電極がスキャン電極ライン又はサステイン電極ライン方向に分割される構造も可能である。
上記のように、ダミーセルに形成された電極の構造と、有効領域内の放電セルに形成された電極構造とは同じであることが好ましい。図5〜図15は、前記ダミーセルに形成された維持電極、及び有効領域内の放電セルに形成された維持電極構造に対する実施の形態を示す断面図である。
図5は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第1の実施の形態を示す断面図であって、図2に示すプラズマディスプレイパネルのうち、1つの放電セル内に形成される維持電極対202,203の配置構造のみを簡略に示した。
図5に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る維持電極202,203は、基板上に放電セルの中心を基準に対称になるように対をなして形成される。維持電極それぞれは、放電セルを横切る少なくとも2つの電極ライン202a,202b,203a,203bを備えるライン部、及び前記放電セルの中心に最も近い電極ライン202a,203aに接続され、前記放電セル内において放電セルの中心方向に突出される少なくとも1つの突出電極202c,203cを備える突出部からなる。また、同図に示すように、前記維持電極202,203それぞれは、前記2つの電極ライン202aと202b,203aと203bを接続する1つのブリッジ電極202d,203dをさらに備えることが好ましい。
電極ライン202a,202b,203a,203bは、放電セルを横切って、プラズマディスプレイパネルの一方向に伸びる。本発明の第1の実施の形態に係る電極ラインは、開口率を向上させるために、幅を狭く形成する。また、放電拡散効率を向上させるために、複数の電極ライン202a,202b,203a,203bを使用し、開口率を考慮して電極ラインの個数を決定することが好ましい。
電極ライン202a,202b,203a,203bの幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
突出電極202c,203cは、1つの放電セル内において放電セルの中心に最も近い電極ライン202a,203aに接続され、放電セルの中心方向に突出されることが好ましい。突出電極202c,203cは、プラズマディスプレイパネルの駆動時に放電開始電圧を下げる。電極ライン202a,203a間の距離cにより放電開始電圧が増加するため、本発明の第1の実施の形態では、電極ライン202a,203aそれぞれに接続する突出電極202c,203cを備える。近く形成された突出電極202c,203cの間には、低い放電開始電圧によっても放電が開始されるため、プラズマディスプレイパネルの放電開始電圧を下げることができる。ここで、放電開始電圧は、維持電極対202,203のうち、少なくともいずれか1つの電極にパルスを供給するとき、放電が開始される電圧レベルのことを言う。
このような突出電極202c,203cは、その大きさが極めて小さいため、製造工程の公差により実質的に突出電極202c,203cの電極ライン202a,203aと接続する部分の幅Wが、突出電極の終端部分の幅Wより広く形成されることができ、必要に応じてその終端の幅Wをより広くすることも可能である。
維持電極対203、202それぞれを構成する隣接した2電極ライン間の間隔、すなわち203aと203bとの間の間隔又は202aと202bとの間の間隔は、80〜120μmの範囲であることが好ましい。前記隣接した2電極ライン間の間隔が、前記のような値を有する場合、プラズマディスプレイパネルの開口率を十分に確保してディスプレイ映像の輝度を増加させることができ、放電空間内での放電拡散効率を増加させることができる。
突出電極202c,203cの幅Wは、35〜45μmの範囲であることが好ましい。突出電極202c,203cの幅が前記のような値を有する場合、プラズマディスプレイパネルの開口率が小さくて、ディスプレイ装置の前面に反射されて出てくる光が、前記突出電極202c,203cにより塞がって、映像の輝度が減少すること、を防止できる。
また、突出電極202c,203c間の間隔aは、15〜165μmの範囲であることが好ましい。突出電極202c,203c間の間隔aが、前記のような値を有する場合、突出電極202c,203cの間に放電がしきい値以上に過発生して、電極の寿命が短縮することを防止でき、プラズマディスプレイパネルの駆動に適した放電開始電圧を有するようになる。
ブリッジ電極202d,203dは、維持電極202,203それぞれを構成する2電極ライン202aと202b,203aと203bを接続する。ブリッジ電極202d,203dは、突出電極202c,203cを介して開始した放電が、放電セルの中心から遠い電極ライン202b,203bまで容易に拡散できるようにする。
このように、本発明の第1の実施の形態に係る電極構造は、電極ラインの個数を提案することによって、開口率を向上させることができる。また、突出電極202c,203cを形成することによって、放電開始電圧を下げることができる。また、ブリッジ電極202d,203dと放電セルの中心から遠い電極ライン202b,203bにより放電拡散効率を増加させることにより、全体的にプラズマディスプレイパネルの発光効率を向上させることができる。すなわち、従来のプラズマディスプレイパネルの明るさと同等又はさらに明るくなることができるため、ITO透明電極を使用しないことが可能である。
図6は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第2の実施の形態を示す断面図であって、図2に示すプラズマディスプレイパネルのうち、1つの放電セル内に形成される維持電極対402,403の配置構造のみを簡略に示している。
同図に示すように、維持電極402,403それぞれは、放電セルを横切る少なくとも2つの電極ライン402a,402b,403a,403bと、放電セルの中心に最も近い電極ライン402a,403aに接続し、放電セル内において放電セルの中心方向に突出される第1突出電極402c,403c、前記2つの電極ライン402aと402b,403aと403bを接続するブリッジ電極402d,403d、及び放電セルの中心から最も遠い電極ライン402b,403bに接続し、放電セル内において放電セルの中心の反対方向に突出される第2突出電極402e,403eを備える。
電極ライン402a,402b,403a,403bの幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
電極ライン402a,402b,403a,403bは、放電セルを横切ってプラズマディスプレイパネルの一方向に伸びる。本発明の第2の実施の形態に係る維持電極ラインは、開口率を向上させるために、幅を狭く形成することが好ましい。好ましくは、電極ラインの幅Wは、20μm以上70μm以下にして開口率を向上させるとともに、放電が円滑に起きるようにすることが好ましい。
同図に示すように、放電セルの中心に近い電極ライン402a,403aは、第1突出電極402c,403cと接続され、放電セルの中心に近い電極ライン402a,403aは、放電が開始されると同時に、放電拡散が始まる経路を形成する。放電セルの中心から遠い電極ライン402b,403bは、第2突出電極402e,403eと接続される。放電セルの中心から遠い電極ライン402b,403bは、放電セルの周辺部まで放電を拡散する機能を果たす。
第1突出電極402c,403cは、1つの放電セル内において放電セルの中心に近い電極ライン402a,403aに接続され、放電セルの中心方向に突出される。好ましくは、第1突出電極は、電極ライン402a,403aの中心に形成される。第1突出電極402c,403cは、互いに対応して電極ライン中心に形成されることによって、プラズマディスプレイパネルの放電開始電圧をさらに効果的に下げることができる。
突出電極402c,403cの幅Wは、35〜45μmの範囲であることが好ましく、突出電極402c,403c間の間隔aは、15〜165μmの範囲であることが好ましい。突出電極402c,403cの幅及び間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、図5を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
ブリッジ電極402d,403dは、維持電極402,403それぞれを構成する2電極ライン402aと402b,403aと403bを接続する。ブリッジ電極402d,403dは、突出電極を介して開始した放電が放電セルの中心から遠い電極ライン402b,403bまで容易に拡散されるようにする。ここで、ブリッジ電極402d,403dは、放電セル内に位置しているが、その必要に応じて放電セルを区画する隔壁412上に形成されることも可能である。
これにより、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第2の実施の形態では、電極ライン402b,403bと隔壁412との間の空間でも放電を拡散させることができる。それにより、放電拡散効率を増加させることによって、プラズマディスプレイパネルの発光効率を向上させることができる。
また、第2突出電極402e,403eは、放電セルの中心から遠い電極ライン402b,403bに接続され、放電セルの中心方向の反対方向に突出される。第2突出電極402e,403eの長さは、50〜100μmの範囲であることが好ましく、前記のような値を有することにより、放電セルの中心から遠い放電空間まで放電が効果的に拡散させることができる。
図6に示すように、第2突出電極402e,403eは、放電セルを区画する隔壁412まで伸びることができる。また、開口率を他の部分により十分に補償され得る場合、放電拡散効率をさらに向上させるために、隔壁412上に一部を伸ばすことも可能である。但し、第2突出電極402e,403eが隔壁412まで伸びない場合、第2突出電極402e,403eとそれに隣接した隔壁412との間の間隔は、70μm以下であることが好ましい。第2突出電極402e,403eと隔壁412との間の間隔が70μmである場合、放電セルの中心から遠い放電空間まで放電が効果的に拡散されることができる。
本発明の維持電極構造に対する第2の実施の形態では、第2突出電極402e,403eを電極ライン402b,403bの中心に形成することにより、放電セルの周辺部に放電を均一に拡散させることが好ましい。
一方、本発明の第2の実施の形態では、放電セルを区画する隔壁のうち、第2突出電極402e,403eが伸びる方向に位置する隔壁の幅Wbを200μm以下に形成することが好ましい。また、外部光を吸収して明屋コントラストを確保し、放出される放電光が隣接放電セルに拡散されて表示されることを防止するためのブラックマトリックス(図示せず)を前記隔壁412上に形成させることが好ましい。隔壁412の幅を200μm以下に提案することによって、放電セルの面積が増加する。これにより、発光効率を増加させることができ、第2突出電極などにより開口率が低減することを補償できる。好ましくは、第2突出電極が伸びる方向に位置する隔壁の幅Wbは、90〜100μmの範囲にして最適の発光効率を得ることができる。
図7は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第3の実施の形態を示す断面図である。同図に示す維持電極構造のうち、図6において記述された同一の内容に対する説明は省略する。
同図に示すように、本発明に係る維持電極構造に対する第3の実施の形態では、維持電極602,603それぞれに2つの第1突出電極602a,603aが形成される。第1突出電極602a,603aは、放電セルの中心に近い電極ラインに接続され、放電セルの中心方向に突出される。好ましくは、第1突出電極602a,603aそれぞれは、電極ラインの中心を基準に互いに対称に形成される。
第1突出電極602a,603aの幅は、35〜45μmの範囲であることが好ましい。前記突出電極幅の上限値と下限値の臨界的意味は、図5を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
1つの電極ラインから突出した2つの第1突出電極間の間隔d1,d2は、プラズマディスプレイパネルが42インチのサイズ及びVGAクラスの解像度を有する場合には、50〜100μmの範囲であり、プラズマディスプレイパネルが42インチのサイズ及びXGAクラスの解像度を有する場合には、30〜80μmの範囲であり、プラズマディスプレイパネルが50インチのサイズ及びXGAクラスの解像度を有する場合には、40〜90μmの範囲であることが好ましい。
第1突出電極の間隔d1,d2が上記のような範囲を有するとき、ディスプレイ装置に求められる映像の輝度を具現できる開口率の確保が可能となり、第1突出電極が隔壁に近接し過ぎて無効電力が増加することにより、ディスプレイに消費される電力が限界値以上に増加することを防止できる。
維持電極602,603それぞれに2つの第1突出電極602a,603aを形成することによって、放電セルの中心での電極面積が増加する。これにより、放電が開始する前には、放電セル内に空間電荷が多く形成されて放電開始電圧がさらに低くなり、放電速度が速くなる。なお、放電が開始した後には、壁電荷量が増加して輝度が上昇し、放電が全放電セルに均一に拡散される。
電極ライン602,603の幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
また、第1突出電極602a,603a間の間隔a1,a2、すなわち電極ライン602,603と交差する方向への2突出電極間の間隔a1,a2は、15〜165μmの範囲であることが好ましい。突出電極の間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、図5を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
図8は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第4の実施の形態を示す断面図である。同図に示す電極構造のうち、図6及び図7において記述された同一の内容に対する説明は省略する。
図8に示すように、本発明に係る維持電極構造に対する第4の実施の形態では、維持電極702,703それぞれは、3個の第1突出電極702a,703aが形成される。
第1突出電極702a,703aは、電極ラインのうち、放電セルの中心に近い電極ラインに接続され、放電セルの中心方向に突出される。好ましくは、いずれか1つの第1突出電極は、電極ラインの中心に形成され、残り2つの第1突出電極は、電極ラインの中心を基準に互いに対称に形成されることが好ましい。維持電極702,703それぞれに3個の第1突出電極702a,703aを形成することによって、図6と図7の場合より放電開始電圧がさらに低くなり、放電速度もさらに速くなる。なお、放電が開始した後には、輝度がさらに上昇し、放電が全放電セルにさらに均一に拡散される。
上記のように、第1突出電極の個数を増加させることによって、放電セルの中心での電極面積が増加して、放電開始電圧が低くなり、輝度が増加する。反面、放電セルの中心において最も強い放電がおき、最も明るい放電光が放出されるという点を考慮すべきである。すなわち、第1突出電極の個数が増加するほど、放電セルの中心から放出される光を遮断することによって、放出される光が顕著に減少するという点と共に、放電開始電圧と輝度効率を共に考慮して最善の個数を選択することにより、維持電極の構造を設計することが好ましい。
第1突出電極702a,703aの幅は、35〜45μmの範囲であることが好ましく、第1突出電極702a,703a間の間隔a1,a2,a3は、15〜165μmの範囲であることが好ましい。第1突出電極702a,703aの幅及び間隔に対する前記上限値と下限値の臨界的意味は、図5を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
図9は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第5の実施の形態を示す断面図であって、維持電極800,810それぞれは、放電セルを横切る3個の電極ライン800a,800b,800c及び電極ライン810a,810b,810cをそれぞれ備える。電極ラインは、放電セルを横切ってプラズマディスプレイパネルの一方向に伸びる。前記電極ラインは、開口率向上のために幅が狭く形成され、好ましくは、20〜70μmの範囲の幅を有するようにして、開口率を向上させると共に、放電が円滑に起きるようにする。
維持電極対の電極ライン800a,800b,800c及び電極ライン810a,810b,810cの幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
維持電極対の電極ライン800a,800b,800c,810a,810b,810cの厚さは、3〜7μmの範囲であることが好ましく、それぞれの維持電極を構成する3個の電極ラインの間の間隔a1,a2は、互いに同一または異なることができ、電極ラインの幅b1,b2,b3も互いに同一または異なることができる。電極ライン厚の上限値と下限値の臨界的意味は、図2を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
図10は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第6の実施の形態を示す断面図であって、維持電極900,910それぞれは、放電セルを横切る4個の電極ライン900a,900b,900c,900d及び電極ライン910a,910b,910c,910dをそれぞれ備える。前記電極ラインは、放電セルを横切ってプラズマディスプレイパネルの一方向に伸びる。電極ラインは、開口率向上のために幅が狭く形成され、好ましくは、20〜70μmの範囲の幅を有するようにして、開口率を向上させるとともに、放電が円滑に起きるようにする。
維持電極対の電極ライン900a,900b,900c,900d及び電極ライン910a,910b,910c,910dの幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
維持電極対900,910の電極ライン900a,900b,900c,900d,910a,910b,910c,910dの厚さは、3〜7μmの範囲であることが好ましい。電極ライン厚の上限値と下限値の臨界的意味は、図2を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
それぞれの維持電極を構成する4個の電極ライン間の間隔c1,c2,c3は、互いに同一または異なることができ、電極ラインの幅d1,d2、d3、d4も互いに同一または異なることができる。
図11は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第7の実施の形態を示す断面図であって、維持電極1000,1010それぞれは、放電セルを横切る4個の電極ライン1000a,1000b,1000c,1000d及び電極ライン1010a,1010b,1010c,1010dをそれぞれ備える。電極ラインは、放電セルを横切ってプラズマディスプレイパネルの一方向に伸びる。
維持電極対の電極ライン1000a,1000b,1000c,1000d及び電極ライン1010a,1010b,1010c,1010dの幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
維持電極対の電極ライン1000a,1000b,1000c,1000d,1010a,1010b,1010c,1010dの厚さは、3〜7μmの範囲であることが好ましい。電極ライン厚の上限値と下限値の臨界的意味は、図2を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
ブリッジ電極1020,1030,1040,1050,1060,1070は、それぞれ2個の電極ラインを接続する。ブリッジ電極1020,1030,1040,1050,1060,1070は、開始した放電が放電セルの中心から遠い電極ラインまで容易に拡散されるようにする。同図に示すように、ブリッジ電極1020,1030,1040,1050,1060,1070の位置は、互いに一致しなくても良く、いずれか1つのブリッジ電極1040は、隔壁1080上に位置しても良い。
図12は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第8の実施の形態を示す断面図であって、図11に示す場合とは異なって、電極ラインを接続するブリッジ電極が同じ位置に形成されて、維持電極1100,1110それぞれに対して4個の電極ライン1100a,1100b,1100c,1100d及び電極ライン1110a,1110b,1110c,1110dをそれぞれ接続する1つのブリッジ電極1120,1130を形成させたものである。
維持電極対の電極ライン1100a,1100b,1100c,1100d,1110a,1110b,1110c,1110dの幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
維持電極対の電極ライン1100a,1100b,1100c,1100d,1110a,1110b,1110c,1110dの厚さは、3〜7μmの範囲であることが好ましい。電極ライン厚の上限値と下限値の臨界的意味は、図2を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
図13は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第9の実施の形態を示す断面図であって、電極ライン1200,1210それぞれに対して閉ループを備える形態の突出電極1220,1230を形成させたものである。同図に示すような閉ループを備える突出電極1220,1230を介して、放電開始電圧を下げると共に、開口率を向上させることができる。突出電極及び閉ループの形態は、多様に変形することができる。
維持電極対の電極ライン1200,1210の幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
維持電極対の電極ライン1200,1210の厚さは、3〜7μmの範囲であることが好ましい。電極ライン厚の上限値と下限値の臨界的意味は、図2を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
突出電極1220,1230の線幅W1,W2は、35〜45μmの範囲であることが好ましい。突出電極1220,1230の線幅W1,W2が前記のような値を有する場合、充分なパネルの開口率を確保して、ディスプレイ装置の前面に反射されて出てくる光が前記突出電極により塞がって、映像の輝度が減少することを防止できる。
また、2突出電極1220,1230間の間隔は、15〜165μmの範囲であることが好ましい。突出電極間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、図5を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
図14は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第10の実施の形態を示す断面図であって、電極ライン1300,1310それぞれに対して四角形状の閉ループを備える突出電極1320,1330を形成させたものである。
維持電極対の電極ライン1300,1310の幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
維持電極対の電極ライン1300,1310の厚さは、3〜7μmの範囲であることが好ましい。電極ライン厚の上限値と下限値の臨界的意味は、図2を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
突出電極1320,1330の線幅W1,W2は、35〜45μmの範囲であることが好ましい。前記突出電極1320,1330の線幅W1,W2の上限値と下限値の臨界的意味は、図12を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
また、2突出電極1320,1330間の間隔は、15〜165μmの範囲であることが好ましい。突出電極間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、図5を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
図15A及び図15Bは、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極構造に対する第11の実施の形態を示す断面図であって、電極ライン1400,1410それぞれに対して放電セルの中心方向に突出した第1突出電極1420a,1420b及び第1突出電極1430a,1430b、並びに、前記放電セルの中心方向又はその反対方向に突出した第2突出電極1440,1450(図15A)、又は、第2突出電極1460,1470(図15B)を形成させたものである。
図15Aに示すように、電極ライン1400,1410それぞれに対して放電セルの中心方向に突出された2個の第1突出電極1420a,1420b及び第1突出電極1430a,1430bを形成させ、放電セルの中心方向の反対方向に突出された1つの第2突出電極1440,1450を形成させることが好ましい。又は図15Bに示すように、第2突出電極1460,1470は、放電セルの中心方向に突出され得る。
維持電極対の電極ライン1400,1410の幅は、30〜60μmの範囲であることが好ましく、それによりディスプレイに必要なパネルの開口率を確保して表示映像の輝度を維持できる。
維持電極対の電極ライン1400,1410の厚さは、3〜7μmの範囲であることが好ましい。前記電極ライン厚の上限値と下限値の臨界的意味は、図2を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
第1突出電極1420a,1420b,1430a,1430bの幅は、35〜45μmの範囲であることが好ましい。突出電極幅の上限値と下限値の臨界的意味は、図5を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
1つの電極ラインから突出した2つの第1突出電極間の間隔d1,d2は、プラズマディスプレイパネルが42インチのサイズ及びVGAクラスの解像度を有する場合には、50〜100μmであり、プラズマディスプレイパネルが42インチのサイズ及びXGAクラスの解像度を有する場合には、50〜100μmであり、50インチのサイズ及びXGAクラスの解像度を有する場合には、40〜90μmの範囲であることが好ましい。第1突出電極間の間隔d1,d2の上限値と下限値の臨界的意味は、図7を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
さらに他の1つの第1突出電極間の間隔、すなわち1420aと1430bとの間の間隔a1又は1420aと1430bとの間の間隔a2は、15〜165μmの範囲であることが好ましい。突出電極間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、図5を参考にして説明したものと同様なので、その説明は省略する。
図16は、上記のような構造を有する本発明に係るプラズマディスプレイパネルに対して、1つのフレームを複数のサブフィールドに分けて時分割駆動させる方法に対する一実施の形態を示すタイミング図である。単位フレームは、時分割階調表示を実現するために、所定個数、例えば8個のサブフィールドSF1,...,SF8に分割されることができる。また、各サブフィールドSF1,...,SF8は、リセット区間(図示せず)と、アドレス区間A1,...,A8、及びサステイン区間S1,...,S8に分割される。ここで、本発明の一実施の形態によれば、リセット区間は、複数のサブフィールドのうち、少なくとも1つにおいて省略できる。例えば、リセット区間は、最初のサブフィールドのみで存在するか、最初のサブフィールドと全サブフィールドのうち、中間程度のサブフィールドのみで存在することもできる。
各アドレス区間A1,...,A8では、アドレス電極Xに表示データ信号が印加され、各スキャン電極Yに相応するスキャンパルスが順次印加される。
各サステイン区間S1,...,S8では、スキャン電極Y及びサステイン電極Zにサステインパルスが交互に印加されて、アドレス区間A1,...,A8において壁電荷が形成された放電セルにおいてサステイン放電を起こす。
プラズマディスプレイパネルの輝度は、単位フレームで占めるサステイン放電区間S1,...,S8内のサステイン放電パルスの個数に比例する。1画像を形成する1つのフレームが、8個のサブフィールドと256階調で表現される場合に、各サブフィールドには、順に1,2,4,8,16,32,64,128の割合で互いに異なるサステインパルスの数が割り当てられることができる。例えば、133階調の輝度を得るためには、サブフィールド1区間、サブフィールド3区間及びサブフィールド8区間の間、セルをアドレッシングしてサステイン放電すればよい。
各サブフィールドに割り当てられるサステイン放電の数は、APC(Automatic Power Contro1)ステップによるサブフィールドの加重値に応じて可変して決定されることができる。すなわち、図16では、1フレームを8個のサブフィールドに分割する場合を例に挙げて説明したが、本発明は、それに限定されず、1フレームを形成するサブフィールドの数を設計仕様により多様に変形することが可能である。例えば、1フレームを12又は16サブフィールドなどのように、8サブフィールド以上又は以下に分割して、プラズマディスプレイパネルを駆動させることができる。
また、各サブフィールドに割り当てられるサステイン放電の数は、ガンマ特性やパネル特性を考慮して多様に変形することが可能である。例えば、サブフィールド4に割り当てられた階調度を8から6に下げ、サブフィールド6に割り当てられた階調度を32から34に上げることができる。
図17は、分割されたサブフィールドに対して、プラズマディスプレイパネルを駆動させるための駆動信号に対する一実施の形態を示すタイミング図である。
まず、スキャン電極Y上に正極性壁電荷を形成し、サステイン電極Z上に負極性壁電荷を形成するためのプリリセット(pre reset)区間が存在し、この後、各サブフィールドは、プリリセット区間により形成された壁電荷分布を利用して、前画面の放電セルを初期化するためのリセット区間、放電セルを選択するためのアドレス区間、及び選択された放電セルの放電を維持させるためのサステイン区間を含む。
リセット区間は、セットアップ区間及びセットダウンからなり、前記セットアップ区間では、全てのスキャン電極に上昇ランプ波形が同時に印加されて、全ての放電セルで微細放電が発生し、これにより壁電荷が生成される。前記セットダウン区間には、前記上昇ランプ波形のピーク電圧より低い正極性電圧から下降する下降ランプ波形が全てのスキャン電極Yに同時に印加されて、全ての放電セルで消去放電が発生し、これによりセットアップ放電により生成された壁電荷及び空間電荷のうち、不要電荷を消去させる。
アドレス区間には、スキャン電極に負極性のスキャン信号scanが順次印加され、これと同時に前記アドレス電極Xに正極性のデータ信号dataが印加される。このような前記スキャン信号scanとデータ信号dataとの間の電圧差と、前記リセット区間の間に生成された壁電圧とによりアドレス放電が発生して、セルが選択される。一方、前記セットダウン区間とアドレス区間との間に前記サステイン電極には、サステイン電圧(Vs)を維持する信号が印加される。
前記サステイン区間には、スキャン電極とサステイン電極とに交互にサステインパルスが印加されて、スキャン電極とサステイン電極との間に面放電形態でサステイン放電が発生する。
同図に示す駆動波形は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルを駆動させるための信号に対する一実施の形態であって、同図に示す波形により本発明は限定されない。例えば、前記プリリセット区間は省略でき、同図に示す駆動信号の極性及び電圧レベルは、必要に応じて変更が可能であり、前記サステイン放電が完了した後に壁電荷消去のための消去信号がサステイン電極に印加され得る。また、前記サステイン信号がスキャン電極YとサステインZ電極のうちのいずれか1つのみに印加されてサステイン放電を起こすシングルサステイン駆動も可能である。
上述した本発明の好ましい実施の形態は、例示の目的のために開示されたものであり、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形、及び変更が可能であり、このような置換、変更などは、特許請求の範囲に属するものである。
プラズマディスプレイ装置に備えられる通常のパネルの構造を説明する図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネル構造に対する一実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの外郭部の構造に対する一実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの外郭部の構造に対する一実施の形態を示す断面図である。 プラズマディスプレイパネルの電極配置に対する一実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第1の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第2の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第3の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第4の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第5の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第6の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第7の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第8の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第9の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第10の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第11の実施の形態を示す断面図である。 維持電極構造に対する第11の実施の形態を示す断面図である。 1つのフレームを複数のサブフィールドに分けてプラズマディスプレイパネルを時分割駆動させる方法に対する一実施の形態を示すタイミング図である。 プラズマディスプレイパネルを駆動させるための駆動信号に対する一実施の形態を示すタイミング図である。

Claims (17)

  1. 上部基板と、該上部基板上に形成される第1電極、第2電極及び誘電体層と、前記上部基板に対向して配置される下部基板と、該下部基板上に形成される第3電極と、前記下部基板上に形成されて放電セルを区画する隔壁とを備えて構成されるプラズマディスプレイ装置において、
    前記第1,2電極のうち、少なくとも1つが、
    単一層で形成され、
    有効表示領域の外部の放電セルを区画する隔壁のうち、少なくともいずれか1つが、前記有効表示領域の内部の放電セルを区画する隔壁より幅が広いことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記第1,2電極のうち、少なくとも1つが、
    前記第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、
    前記ライン部から突出した突出部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記有効表示領域の外部の放電セルを区画する隔壁のうち、少なくともいずれか1つの幅が、500〜900μmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記有効表示領域の外部の放電セルを区画する隔壁のうち、少なくともいずれか1つの幅が、前記有効表示領域の内部の放電セルを区画する隔壁の幅の1.25倍〜4.5倍の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 映像がディスプレイされない少なくとも1つのダミーセルをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 前記ダミーセルがダミー電極を備え、前記ダミー電極が、前記第1,2電極のうち、いずれか1つと同一の形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載のプラズマディスプレイ装置。
  7. 前記ダミー電極が、
    前記第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、
    前記ライン部から突出した突出部と
    を備えることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイ装置。
  8. 前記ダミー電極が、
    30〜60μmの範囲の幅を有することを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. 2以上の前記ダミーセルが、前記第3電極と交差する方向に並ぶダミーラインを備えることを特徴とする請求項5に記載のプラズマディスプレイ装置。
  10. 前記プラズマディスプレイ装置の一方に形成された前記ダミーラインの個数が、2であることを特徴とする請求項9に記載のプラズマディスプレイ装置。
  11. 前記上部基板上に形成された誘電体層をさらに備え、
    前記上部第1,2電極のうち、少なくとも1つが、
    前記誘電体層より色が暗いことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  12. ガラスフィルタをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  13. 前記上部基板上の有効領域の外部を覆うブラックマトリックスと、
    クリアフィルタと
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  14. 互いに隣接した2つのライン部間の間隔が、同じであることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  15. 前記下部基板が、
    誘電体層と、
    放電セルを区画する隔壁と、
    蛍光体層と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  16. 上部基板と、該上部基板上に形成される第1電極、第2電極及び誘電体層と、前記上部基板に対向して配置される下部基板と、該下部基板上に形成される第3電極と、前記下部基板上に形成されて放電セルを区画する隔壁とを備えて構成されるプラズマディスプレイ装置において、
    前記第1,2電極のうち、少なくとも1つが、
    単一層で形成され、
    前記下部基板の最外郭部に形成された隔壁のうち、少なくともいずれか1つが、それを除外した残り隔壁より幅が広いことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  17. 前記下部基板の最外郭部に形成された隔壁のうち、少なくともいずれか1つの幅が、500〜900μmの範囲であることを特徴とする請求項16に記載のプラズマディスプレイ装置。
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