JP2007314254A - エレベータのかごバランス補正装置 - Google Patents

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【課題】バランスウエイト駆動用のアクチュエータを用いずにバランスウエイトを移動可能とすることで、コストを削減でき、且つ省エネルギー化を図ったエレベータのかごバランス補正装置を提供する。
【解決手段】かご3底部に設けられたウエイトガイドレール16に沿って移動可能な台車17にバランスウエイト18を取り付け、その台車17と補償ロープ6とを牽引ロープ21を介して連結する一方で、台車17にコイルスプリング22を連結して反牽引ロープ21側に付勢する。かご3が昇降動作すると補償ロープ6のかご3への吊り下げ重量の変化によりバランスウエイト18がコイルスプリング22または補償ロープ6に牽引されて移動し、上記吊下げ重量の変化によるかご3の偏荷重を相殺する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータのかごを傾けようとする偏荷重をバランスウエイトをもって相殺するかごバランス補正装置に関し、特に、例えば補償ロープ等のかご底部に吊下げられた吊下げ部材のかごへの吊下げ重量がかご昇降動作に伴って変化することにより生じる偏荷重を可動式のバランスウエイトをもって相殺する装置に関する。
エレベータのかご底部にはかごと制御盤との間で制御信号を伝送するトラベリングケーブルが吊下げられているとともに、かご側およびカウンターウエイト側のメインロープ自重の不均衡を補正する目的でかご底部とカウンターウエイト底部との間に補償ロープが掛け渡されている。
一般にトラベリングケーブルおよび補償ロープはかご平面視においてかごの吊り芯位置からずれた位置に取り付けられているとともに、かご昇降動作に伴ってかごに吊り下げられたトラベリングケーブルおよび補償ロープのかごへの吊下げ重量が変化することから、トラベリングケーブルおよび補償ロープの上記吊下げ重量の変化によりかごを傾けようとする偏荷重が生じることとなる。そのため、かご底部に固定式または可動式のバランスウエイトを設け、そのバランスウエイトをもって上記偏荷重を相殺するようにしている。
この種の技術としては、例えば特許文献1に記載のように、かごの高さ位置に応じたバランスウエイトの移動距離を予め規定しておき、バランスウエイト駆動用のモータによりかごの高さ位置に応じてバランスウエイトを所定距離移動させ、上記偏荷重を相殺する技術が提案されている。
また、特許文献2に記載のように、ロードセンサを用いてかごの重心位置を検出し、検出したかごの重心位置がかごの吊り芯位置からずれている場合に、かごの重心位置をかごの吊り芯位置と一致させるべく、バランスウエイト駆動用のモータを用いてバランスウエイトを水平面上の任意の位置に移動させる技術が提案されている。
特開2004−75235号公報 特開平6−32564号公報
特許文献1,2に記載の技術ではいずれもバランスウエイト駆動用のモータを用いてバランスウエイトを移動させるため、コスト的に不利となるほか、省エネルギーの観点から必ずしも好ましいものではなかった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、バランスウエイト駆動用のアクチュエータを用いずにバランスウエイトを移動可能とすることでコストを削減でき、且つ省エネルギー化を図ったエレベータのかごバランス補正装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明はかごから垂下した吊下げ部材がかごとカウンターウエイトまたは建物躯体との間に掛け渡され、かご昇降動作に伴う上記吊下げ部材のかごへの吊下げ重量の変化によるかごの偏荷重をかご昇降動作に伴って移動するバランスウエイトをもって相殺するエレベータのかごバランス補正装置であることを前提としていて、バランスウエイトと上記吊下げ部材とを連結し、かご昇降動作に伴う上記吊下げ部材の機械的変位に連動してバランスウエイトが上記偏荷重を相殺する方向に移動するようにしたことを特徴としている。
したがって請求項1に記載の発明では、バランスウエイトと上記吊下げ部材とを連結することにより、かご昇降動作に伴ってバランスウエイトが移動して上記偏荷重を相殺することとなる。
例えば、請求項2,3に記載のように、バランスウエイトをかご上昇動作に伴う移動方向に上記吊下げ重量をもって牽引するように上記吊下げ部材と連結するとともに、バランスウエイトをかご下降動作に伴う移動方向に付勢する弾性部材を設け、バランスウエイトを上記吊下げ重量をもって上記弾性部材の付勢力に抗して牽引すると、上記吊下げ部材の機械的変位、すなわちその機械的変位に伴う上記吊下げ部材のかごへの吊下げ長さの変化に応じて上記吊下げ重量が変化することから、かごの昇降動作に伴ってバランスウエイトが上記吊下げ部材または弾性部材に牽引されて移動する。
より具体的には請求項4に記載のように、バランスウエイトをかご底部に設けるとともに、かご底部に設けたガイドプーリに索状体を巻き掛け、上記索状体の一端部をバランスウエイトの移動方向に沿って配設してバランスウエイトに連結する一方で、上記索状体の他端部を垂下させて上記吊下げ部材に連結すると、上記吊下げ重量によりバランスウエイトが上記索状体を介して牽引される。
また、請求項5に記載のように、バランスウエイトを移動可能に案内するガイド手段を備えていることがバランスウエイトを円滑に動作させる上で望ましい。
さらに、請求項6に記載のように、かご底部に上記吊下げ部材が複数設けられている場合には、各吊下げ部材のうちいずれかの吊下げ部材をバランスウエイトに連結するとよい。
請求項1に記載の発明によれば、上記吊下げ部材とバランスウエイトを連結することでバランスウエイトをかご昇降動作に伴って移動させるため、バランスウエイト駆動用に例えばモータ等のアクチュエータを設置する必要がなくなり、コストを削減できる上に、エレベータの省エネルギー化を図ることができるメリットがある。
図1は本発明のより具体的な実施の形態を示す図であって、エレベータの概要を示す概略図である。
図1に示すように、エレベータの巻上機1にはメインロープ2が巻き掛けられているとともに、メインロープ2の一端にかご3が、他端にカウンターウエイト4がそれぞれ吊下げられていて、かご3は巻上機1にて駆動されて昇降路5内を昇降動作することとなる。
また、かご3の底部から吊下げ部材たる補償ロープ6が垂下しているとともに、補償ロープ6はかご3の底部とカウンターウエイト4の底部との間に掛け渡されていて、かご3側およびカウンターウエイト4側のメインロープ2の自重の不均衡を補償ロープ6によって補正するようになっている。なお、補償ロープ6は昇降路5の底部に設けられたテンションプーリ7に巻きかけられていて、テンションプーリ7により補償ロープ6に所定の張力が付与されている。
さらに、かご3の底部にはかご3と制御盤8との間で制御信号を伝送するトラベリングケーブル9が吊下げ部材として吊下げられていて、トラベリングケーブル9は建物躯体たる昇降路5の内壁面に取り付けられた中継箱10に接続されている。換言すれば、トラベリングケーブル9はかご3と昇降路5の内壁面との間に掛け渡されている。
図2は図1におけるかご3の詳細を示す正面図である。
図2に示すように、かご3はかご枠11とかご室12から構成されており、かご枠11は一対の縦枠11aと上梁11bおよび下梁11cにて矩形状に枠組みされていて、下梁11c上にかご室12が固定されている。一方で、上梁11bの吊り芯位置Rにメインロープ2の一端を止着していて、かご3が上梁11bおよび下梁11cの左右両端部にそれぞれ設けられたかごガイドシュー13を介してかごガイドレール14に案内されながら昇降動作するようになっている。
ここで、かご3から吊下げられた補償ロープ6およびトラベリングケーブル9は平面視においてかご3の吊り芯位置Rからずれた位置にその吊下げ位置が設定されているとともに、かご3の昇降動作に伴う補償ロープ6およびトラベリングケーブル9の機械的変位、すなわちその機械的変位に伴う吊下げ長さの変化により、補償ロープ6およびトラベリングケーブル9のかご3への吊下げ重量が変化することから、上記吊下げ重量によってかご3を傾けようとする偏荷重が生じることとなる。そのため、上記偏荷重を相殺する目的でかご3の底部に可動式のバランスウエイト18が設けられている。
バランスウエイト18は後述するように台車17に取り付けられていて、台車17は下梁11cにブラケット15を介して取り付けられた水平なウエイトガイドレール16により移動可能に案内されている。すなわち、かご3底部に設けられたウエイトガイドレール16および台車17がバランスウエイト18を移動可能に案内するガイド手段として機能することとなり、後述するようにウエイトガイドレール16の延設方向、すなわちバランスウエイト18の移動方向は図3に示すように平面視にて斜めの移動軌跡A上に設定されている。
図3は図2におけるかご3の底面図である。なお、図3においてウエイトガイドレール16および下梁11cの図示は省略している。
また、図2のほか図3に示すように、かご3底部のうち補償ロープ6の直上部にアイドラプーリ19がガイドプーリとして設けられているとともに、同じくかご3底部のうち台車17(バランスウエイト18)を挟んでアイドラプーリ19と反対側に返しプーリ20がガイドプーリとして設けられている。アイドラプーリ19および返しプーリ20には索状体たる牽引ロープ21が巻き掛けられていて、牽引ロープ21のうちアイドラプーリ19側端部は補償ロープ6に連結されて補償ロープ6とともに垂下している一方で、牽引ロープ21のうち返しプーリ20側端部は台車17の走行方向、すなわちバランスウエイト18の移動方向に沿って配設されて台車17に連結されている。換言すれば、バランスウエイト18と補償ロープ6とが台車17および牽引ロープ21を介して連結されていて、補償ロープ6のかご3への吊下げ重量をもってバランスウエイト18を牽引するようになっている。
台車17の反返しプーリ20側には弾性部材たる引張タイプのコイルスプリング22が台車17の移動方向に沿って配設されている。コイルスプリング22の一端は台車17に連結されている一方で、コイルスプリング22の他端はウエイトガイドレール16上に設けられたスプリングブラケット23に連結されていて、このコイルスプリング22はバランスウエイト18を図2の左方向に引張るようにして付勢している。
図4は図2における台車17の詳細を示す拡大図であって、図4の(a)は図2におけるA―A断面図、図4の(b)は図4の(a)の側面図、図4の(c)は図4の(b)の平面図である。
図4に示すように、台車17を構成するトッププレート17aのうち台車17の走行方向両端面に牽引ロープ21およびコイルスプリング22がそれぞれ止着されているとともに、そのトッププレート17aの下面には一対のウエイトハンガー17bが対向配置されている。各ウエイトハンガー17bはチャンネル状であって、その上端のフランジ部17cをそれぞれトッププレート17aと重合させてトッププレート17cに固定している。また、両端に車輪17dを備えた2本の車軸17eがそれぞれ各ウエイトハンガー17bを貫通するように配置されていて、アングル状のウエイトガイドレール16上を各車輪17dが転動して台車17が走行するようになっている。
台車17に取り付けられたバランスウエイト18は複数枚のウエイトプレート18aを主要な構成要素としていて、各ウエイトプレート18aを重合させ、断面L字状のウエイトブラケット18b同士の間に各ウエイトプレート18aをその重合方向で挟み込んだ上で、各ウエイトプレート18aおよび各ウエイトブラケット18bを通しボルト18cおよびナット18dにていわゆる共締め状態で圧締固定することでバランスウエイト18が構成されている。
各ウエイトプレート18aおよび各ウエイトブラケット18bには切欠き部18eがそれぞれ形成されているとともに、各切欠き部18eは各バランスウエイト18および各ウエイトブラケット18bを圧締固定した状態で連通するようになっていて、この各切欠き部18eを各ウエイトハンガー17bのうち下端のフランジ部17fと係合させることで、バランスウエイト18が台車17に着脱可能に取り付けられている。
ここで、上述したようにかご3が昇降移動すると補償ロープ6およびトラベリングケーブル9のかご3への吊下げ長さが変化してその吊下げ重量が変化するが、図1に示すように補償ロープ6のかご3への吊下げ長さはかご3の昇降移動距離分変化するのに対して、トラベリングケーブル9のかご3への吊下げ長さはいわゆる動滑車の原理によりかご3の昇降移動距離の半分だけ変化する。このため、補償ロープ6の吊下げ重量の変化量の方がトラベリングケーブル9の吊下げ重量の変化量よりも大きく、例えばかご3が上昇動作すると補償ロープ6およびトラベリングケーブル9の上記吊下げ重量が増加し、かご3のうち図3に示す吊り芯Rよりも補償ロープ6側を下方に牽引する偏荷重が発生するとともに、その偏荷重がかご3の上昇動作に伴って次第に増大していくこととなる。
したがって、牽引ロープ21がコイルスプリング22の付勢力に抗してバランスウエイト18を牽引する牽引力がかご3の上昇動作に伴って増加し、バランスウエイト18は上記偏荷重を相殺する方向、すなわち図3に示す平面視において補償ロープ6から遠ざかる方向(図3における右下方向)にウエイトガイドレール16上を移動して上記偏荷重を相殺することとなる。言い換えれば、牽引ロープ21による牽引力とコイルスプリング22の付勢力とが釣り合う位置に台車17がバランスウエイト18とともに移動し、上記偏荷重を相殺する。
すなわち、かご3が上昇して補償ロープ6の上記吊下げ重量が増加した場合には、台車17がバランスウエイト18とともに牽引ロープ21にて牽引されて移動することにより上記偏荷重が相殺される一方で、かご3が下降して補償ロープ6の上記吊下げ重量が減少した場合には、台車17がバランスウエイト18とともにコイルスプリング22に牽引されて移動することにより上記偏荷重が相殺される。言い換えれば、かご3昇降動作に伴う補償ロープ6の機械的変位に連動して上記吊下げ重量が変化することでバランスウエイト18が上記偏荷重を相殺する方向に移動する。なお、バランスウエイト18の移動方向およびコイルスプリング22のばね定数は補償ロープ6およびトラベリングケーブル9の吊下げ位置および重量を考慮して設定するとともに、バランスウエイト18の初期位置、すなわちかご3が最下階に停止している状態におけるバランスウエイト18の取付位置はその状態においてかご3に偏荷重が生じないように設定する。
図5は吊り芯位置Rを原点する水平な二次元直交座標系としてかご3の底面を表した図である。
より詳細には、図5に示すように吊り芯位置Rを原点とする水平な二次元直交座標系上で、補償ロープ6の取付位置Cが(xcomp,ycomp)(m)、トラベリングケーブル9の取付位置Tが(xtc,ytc)(m)であるとともに、補償ロープ6の単位重量がmcomp(N/m)、トラベリングケーブル9の単位重量がmtc(N/m)であるとすると、かご3が1m上昇移動した場合におけるx軸周りのモーメントの変化量Mx(N・m)は下記式(1)で、y軸周りのモーメントの変化量My(N・m)は下記式(2)でそれぞれ表される。
そして、バランスウエイト18の移動軌跡Aがx軸から下記式(3)に示すθ(rad)傾斜するように設定し、バランスウエイト18の重量(台車の重量を含む)をmb(N)とした場合に、かご3が1m上昇移動する毎にバランスウエイト18が下記式(4)に示すS(m)移動するように設定することで、上記偏荷重がバランスウエイト18をもって相殺される。言い換えると、上記偏荷重によって生じるモーメントがバランスウエイト18の重量によって生じるモーメントにて相殺される。
すなわち、ウエイトガイドレール16を水平面上においてx軸からθ(rad)傾斜させて配設するとともに、コイルスプリング22は下記式(5)に示すバネ定数k(N/m)のものを用いる。なお、かご3の昇降行程をTとすると、バランスウエイト18の可動距離Smaxは下記式(6)で表される。
Figure 2007314254
なお、補償ロープ6に代えてトラベリングケーブル9と台車17とを牽引ロープ21にて連結することも可能だが、本実施の形態のように、かご3の昇降動作に伴うかご3への吊下げ重量の変化量の大きい補償ロープ6と台車17とを牽引ロープ21にて連結することが台車17の移動量を精度よく制御する上で望ましい。
したがって、以上のように構成したエレベータのかごバランス補正装置によれば、補償ロープ6の自重をもってバランスウエイト18を移動させるため、バランスウエイト駆動用に例えばモータ等のアクチュエータを設置する必要がなくなり、コストを削減できる上に、エレベータの省エネルギー化を図ることができるメリットがある。
その上、上記台車17にバランスウエイト18を着脱可能に取り付けてあるため、必要に応じて容易にバランスウエイト18の重量を調整することが可能となり、エレベータの機種汎用性が向上するほか、メンテナンス性が向上するメリットがある。
さらに、補償ロープ6の自重をもって台車17を牽引してバランスウエイト18を移動させるため、かご3の昇降動作に対するバランスウエイト18の応答性が極めて優れている。
ここで、例えば補償ロープ6の取付位置C(xcomp,ycomp)=(−300,650)(mm)、補償ロープ6の単位重量mcomp≒21.9(N/m)、トラベリングケーブル9の取付位置T(xtc,ytc)=(550,−450)(mm)、トラベリングケーブル9の単位重量mtc≒14.7(N/m)、かご3の自重が約14700(N)、かご3の重心位置G(xg,yg)=(−50,−50)(mm)、バランスウエイト18の重量mb≒2352(N)のエレベータに本実施の形態におけるかごバランス補正装置を適用した場合、バランスウエイト18の初期位置Bが(xb,yb)=(312.5,312.5)(mm)となるとともに、上記各式から、バランスウエイトの移動方向θ≒1.3(rad)、バランスウエイト18の移動距離S≒4.8(mm)、コイルスプリング22のばね定数k≒4596(N/m)となり、可動式のバランスウエイト18をもって上記偏荷重を効果的に相殺できることが確認できた。
本発明の実施の形態を示す図であって、エレベータの概要を示す外略図。 図1におけるかごの詳細を示す正面図。 図2におけるかごの底面図。 図2における台車の詳細を示す拡大図であって、同図(a)は図2におけるA−A断面図、同図(b)は同図(a)の側面図、同図(c)は同図(b)の平面図。 吊り芯位置Rを原点する水平な二次元直交座標系としてかご3の底面を表した図
符号の説明
3…かご
4…カウンターウエイト
6…補償ロープ(吊下げ部材)
9…トラベリングケーブル(吊下げ部材)
16…ウエイトガイドレール(ガイド手段)
17…台車(ガイド手段)
18…バランスウエイト
19…アイドラプーリ(ガイドプーリ)
20…返しプーリ(ガイドプーリ)
22…コイルスプリング(弾性部材)

Claims (6)

  1. かごから垂下した吊下げ部材がかごとカウンターウエイトまたは建物躯体との間に掛け渡され、かご昇降動作に伴う上記吊下げ部材のかごへの吊下げ重量の変化によるかごの偏荷重をかご昇降動作に伴って移動するバランスウエイトをもって相殺するエレベータのかごバランス補正装置において、
    バランスウエイトと上記吊下げ部材とを連結し、かご昇降動作に伴う上記吊下げ部材の機械的変位に連動してバランスウエイトが上記偏荷重を相殺する方向に移動するようにしたことを特徴とするエレベータのかごバランス補正装置。
  2. かご上昇動作に伴う移動方向に上記吊下げ重量をもってバランスウエイトを牽引するように、バランスウエイトと上記吊下げ部材とを連結したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかごバランス補正装置。
  3. バランスウエイトをかご下降動作に伴う移動方向に付勢する弾性部材を設け、上記吊下げ重量をもって上記弾性部材の付勢力に抗してバランスウエイトを牽引するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータのかごバランス補正装置。
  4. バランスウエイトをかご底部に設けるとともに、かご底部に設けたガイドプーリに索状体を巻き掛け、上記索状体の一端部をバランスウエイトの移動方向に沿って配設してバランスウエイトに連結する一方で、上記索状体の他端部を垂下させて上記吊下げ部材に連結したことを特徴とする請求項2または3に記載のエレベータのかごバランス補正装置。
  5. バランスウエイトを移動可能に案内するガイド手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータのかごバランス補正装置。
  6. かご底部に上記吊下げ部材が複数設けられていて、各吊下げ部材のうちいずれかの吊下げ部材をバランスウエイトに連結していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエレベータのかごバランス補正装置。
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