JP2007303381A - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents

内燃機関の排気還流装置 Download PDF

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吉郎 加藤
Yasushi Ito
泰志 伊藤
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正司 勝間田
Keiji Yotsueda
啓二 四重田
Yuichiro Hayase
雄一郎 早瀬
Shiro Tanno
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Abstract

【課題】内燃機関の排気還流装置において、EGRクーラに凝縮水が滞留することを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】吸気通路3と排気通路4とを接続し内燃機関1からの排気の一部を吸気通路3に還流させるEGR通路31と、EGR通路31の途中でEGRガスを冷却するEGRクーラ33と、EGRクーラ33にてEGRガスが冷却されることにより発生する凝縮水がEGRクーラ33に滞留するか否か判定する判定手段20と、判定手段20によりEGRクーラ33に凝縮水が滞留すると判定され且つEGRガスが吸気通路4に還流されないときにEGRクーラ33へのEGRガスの流入を抑制する抑制手段34と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気還流装置に関する。
排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャを備え、タービンよりも下流の排気の一部をコンプレッサよりも上流の吸気通路へ還流する低圧EGR通路を備える内燃機関の排気還流装置が知られている。このような低圧EGR通路に、排気通路側から順にEGRクーラおよびEGR弁を備え、内燃機関の低負荷時にEGR弁を閉弁させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−076456号公報 特開平9−324707号公報 特開平10−176611号公報 特開平8−246964号公報
しかし、EGR弁を閉弁させても、排気脈動等により低圧EGR通路に排気が入り込む。このようにして低圧EGR通路に入り込んだ排気がEGRクーラで冷却されると、該EGRクーラにおいて水の凝縮が起こり、該EGRクーラに水が溜まる。ここで、排気中には硫黄成分等が含まれているため、凝縮水中にもこれらの成分が含まれている。これらの成分はEGRクーラを腐食させるため、該EGRクーラの性能を低下させる。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関の排気還流装置において、EGRクーラに凝縮水が滞留することを抑制できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関の排気還流装置は、以下の手段を採用した。すなわち、本発明による内燃機関の排気還流装置は、
吸気通路と排気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させるEGR通路と、
前記EGR通路の途中でEGRガスを冷却するEGRクーラと、
前記EGRクーラにてEGRガスが冷却されることにより発生する凝縮水が該EGRクーラに滞留するか否か判定する判定手段と、
前記判定手段によりEGRクーラに凝縮水が滞留すると判定され且つ前記EGRガスが吸気通路に還流されないときに前記EGRクーラへのEGRガスの流入を抑制する抑制手段と、
を備えることを特徴とする。
判定手段は、例えば内燃機関の運転状態に基づいて、凝縮水がEGRクーラに滞留するか否か判定することができる。EGRガスの流量が多い場合には、例え凝縮水が発生したとしても直ぐに蒸発するため、EGRクーラに滞留しない。しかし、EGRガスの流量が少ないと、EGRクーラでのEGRガスの温度低下が大きくなるため、凝縮水が滞留しやすくなる。したがって判定手段は、例えばEGRクーラ内のEGRガスの流量が少ない場合に凝縮水が該EGRクーラ内に滞留すると判定することができる。
一方、抑制手段によりEGRクーラへのEGRガスの流入が抑制されると、EGRクー
ラへの水蒸気の流入も抑制されるため、凝縮水の滞留が抑制される。そのため、EGRガスを吸気通路に還流する必要がない場合には、EGRクーラにEGRガスが流入することを抑制することにより、EGRクーラに凝縮水が滞留することを抑制できる。
本発明においては、前記EGR通路を流通するEGRガスの量を前記EGRクーラよりも吸気通路側で調節するEGR弁を更に備え、
前記抑制手段は、前記EGRクーラよりも排気通路側のEGR通路に備わる遮断弁からなることができる。
EGR弁は、全開、全閉、さらには全開から全閉までの任意の開度とすることができ、この開度が調節されることによりEGRガスの流量が調節される。また、遮断弁はEGRクーラへのEGRガスの流入を抑制すればよく、したがってEGR弁よりも精密な開度調整を必要としない。
このEGR弁は、EGRクーラよりも吸気通路側に備えられているので、熱による機能低下を抑制できる。そのため、精密な制御を長期間行うことができる。一方、遮断弁はEGRクーラよりも排気通路側に備わるためEGR弁よりも温度が高くなる。しかし、EGRガスの流量の制御はEGR弁で行われるため、遮断弁ではEGRガスの流量を精密に制御する必要がない。そのため、精密な制御はできないが、耐久性は高い部材を遮断弁に採用することができる。そして、遮断弁を閉じ側若しくは全閉とすることにより、EGRクーラへのEGRガスの流入を抑制することができるので、EGRクーラでの凝縮水の発生および滞留を抑制することができる。
本発明においては、前記抑制手段は、前記EGRクーラよりも排気通路側のEGR通路に設けられ該EGR通路を流通するEGRガスの流量を調節するEGR弁からなり、
前記EGR弁を冷却する冷却手段を備えることができる。
このEGR弁は、全開、全閉、さらには全開から全閉までの任意の開度とすることができ、この開度が調節されることによりEGRガスの流量が調節される。しかし、EGR弁をEGRクーラよりも排気通路側に備えると、高温のEGRガスに晒されることになる。そして、熱の影響によりEGRガス流量の精密な制御が困難となる。その点、冷却手段によりEGR弁が冷却されるので、該EGR弁の耐久性を向上させることができる。これにより、EGRガスの流量を精度良く調節することが可能となる。そして、EGRガスを流さないときにはEGR弁が全閉とされるので、EGRガスがEGRクーラへ流入することを抑制できる。
本発明においては、前記EGR弁が全閉のときに、
前記判定手段は前記EGRクーラに凝縮水が滞留すると判定し、
前記遮断弁を全閉とすることができる。
つまり、EGR通路から吸気通路へEGRガスが流入していないときには、EGRクーラでのEGRガスはほとんど流れないが、排気脈動等により少量のEGRガスがEGRクーラに流入するおそれがある。そして、EGRクーラでのEGRガスの流れがほとんどないと、該EGRガスの温度低下が大きくなり凝縮水が発生しやすい。また、EGRガスの流量が少ないと発生した凝縮水が蒸発し難い。そのため、凝縮水が滞留するおそれがある。すなわち、判定手段はこのような状態のときに凝縮水が滞留すると判定することができる。
本発明においては、排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャを備え、
前記EGR通路は、前記タービンよりも下流の排気の一部を前記コンプレッサよりも上流の吸気通路へ還流させる低圧EGR通路であることができる。
このような低圧EGR通路にはタービン等を通過した後の温度の低いEGRガスが流れるため、EGRクーラで発生した凝縮水が蒸発し難い。このような低圧EGR通路であっても、EGRクーラにて凝縮水が滞留するおそれのあるときに該EGRクーラへのEGRガスの流入を抑制すれば、凝縮水の滞留を抑制することができる。
本発明に係る内燃機関の排気還流装置は、EGRクーラに凝縮水が滞留することを抑制できる。
以下、本発明に係る内燃機関の排気還流装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を有する水冷式の4サイクル・ディーゼルエンジンである。
内燃機関1には、吸気管3および排気管4が接続されている。この吸気管3の途中には、排気のエネルギを駆動源として作動するターボチャージャ5のコンプレッサハウジング5aが設けられている。また、コンプレッサハウジング5aよりも上流の吸気管3には、該吸気管3内を流通する吸気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ7が設けられている。このエアフローメータ7により、内燃機関1の吸入空気量が測定される。
コンプレッサハウジング5aよりも下流の吸気管3には、吸気と大気とで熱交換を行うインタークーラ8が設けられている。そして、インタークーラ8よりも下流の吸気管3には、該吸気管3内を流通する吸気の流量を調整するスロットル9が設けられている。このスロットル9は、電動アクチュエータにより開閉される。
一方、排気管4の途中には、前記ターボチャージャ5のタービンハウジング5bが設けられている。また、タービンハウジング5bよりも下流の排気管4には、パティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタという。)10が設けられている。このフィルタ10にはNOx触媒が担持されている。
そして、内燃機関1には、排気管4内を流通する排気の一部を低圧で吸気管3へ再循環させる低圧EGR装置30が備えられている。この低圧EGR装置30は、低圧EGR通路31、低圧EGR弁32、低圧EGRクーラ33、および遮断弁34を備えて構成されている。
低圧EGR通路31は、フィルタ10よりも下流側の排気管4と、コンプレッサハウジング5aよりも上流且つエアフローメータ7よりも下流の吸気管3と、を接続している。この低圧EGR通路31を通って、排気が低圧で再循環される。そして、本実施例では、低圧EGR通路31を通って再循環される排気を低圧EGRガスと称している。また、低圧EGR弁32は、低圧EGR通路31の通路断面積を調整することにより、該低圧EGR通路31を流れる低圧EGRガスの量を調整する。さらに、低圧EGRクーラ33は、該低圧EGRクーラ33を通過する低圧EGRガスと、内燃機関1の冷却水とで熱交換をして、該低圧EGRガスの温度を低下させる。
また、遮断弁34は、低圧EGRクーラ33よりも排気管4側に設けられている。この遮断弁34は低圧EGR弁32と異なり、全閉または全開の何れか一方の状態のみを選択可能である。この遮断弁34には、ダイアフラム弁や電磁駆動弁等の全開および全閉のみを維持可能な弁を例示することができる。なお、本実施例においては遮断弁34が、本発明における抑制手段に相当する。
また、内燃機関1には、排気管4内を流通する排気の一部を高圧で吸気管3へ再循環させる高圧EGR装置40が備えられている。この高圧EGR装置40は、高圧EGR通路41、高圧EGR弁42、および高圧EGRクーラ43を備えて構成されている。
高圧EGR通路41は、タービンハウジング5bよりも上流側の排気管4と、スロットル9よりも下流の吸気管3と、を接続している。この高圧EGR通路41を通って、排気が高圧で再循環される。そして、本実施例では、高圧EGR通路41を通って再循環される排気を高圧EGRガスと称している。また、高圧EGR弁42は、高圧EGR通路41の通路断面積を調整することにより、該高圧EGR通路41を流れる高圧EGRガスの量を調整する。さらに、高圧EGRクーラ43は、該高圧EGRクーラ43を通過する高圧EGRガスと、内燃機関1の冷却水とで熱交換をして、該高圧EGRガスの温度を低下させる。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU20が併設されている。このECU20は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。また、ECU20には、上記センサの他、運転者がアクセルペダル14を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検出可能なアクセル開度センサ15、及び機関回転数を検出するクランクポジションセンサ16が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU20に入力されるようになっている。一方、ECU20には、スロットル9、低圧EGR弁32、及び高圧EGR弁42が電気配線を介して接続されており、該ECU20によりこれらの機器が制御される。
そして、本実施例においては、低圧EGR弁32が全閉とされるときと同時に遮断弁34を全閉とする。また低圧EGR弁32が少しでも開いている場合には、遮断弁34を全開とする。すなわち、低圧EGR弁32が全閉にされると低圧EGRガスが還流されなくなるが、排気の脈動等により低圧EGRクーラ33にEGRガスが流入するので凝縮水が滞留するおそれがある。これに対し、遮断弁34を全閉とすることにより、低圧EGRクーラ33にEGRガスが流入するのを抑制できるので、凝縮水の滞留を抑制できる。また、低圧EGR弁32が少しでも開弁しているときには、低圧EGRガスを還流させるために遮断弁34を全開とする。
次に、本実施例による遮断弁34の開閉制御のフローについて説明する。図2は、本実施例による遮断弁34の開閉制御のフローを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、高圧EGRガスのみを気筒2内に供給する条件(高圧EGR条件)が成立しているか否か判定される。
ここで、図3は、機関回転数と機関負荷と気筒内に供給されるEGRガスの種類との関係を示した図である。図3において「高圧」で示される運転領域では、高圧EGRガスのみが気筒2へ供給される。また、「混合」で示される運転領域では、高圧EGRガスおよび低圧EGRガスの両方が気筒2へ供給される。さらに「低圧」で示される運転領域では
、低圧EGRガスのみが気筒2へ供給される。これらの関係は予め実験等により求めてECU20に記憶させておく。このように、低回転低負荷時に高圧EGRガスのみが供給されるため、低回転低負荷時に遮断弁34を全閉にしてもよい。ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS103へ進む。なお、本実施例においてはステップS101の判定を行うECU20が、本発明における判定手段に相当する。
ステップS102では、低圧EGR弁32および遮断弁34が全閉とされる。すなわち、低圧EGRクーラ33に低圧EGRガスが流れ込まないようにする。
ステップS103では、遮断弁34が全開とされる。同時に低圧EGR弁32の開度がそのときの運転状態に基づいて制御される。
このようにして、低圧EGRクーラ33内で発生した凝縮水が滞留しやすいとき、すなわち低圧EGR弁32が全閉となっているときに遮断弁34が閉弁されるので、このときに低圧EGRクーラ33へ低圧EGRガスが流入することを抑制できる。したがって、低圧EGRクーラ33内における凝縮水の滞留を抑制することができる。これにより、低圧EGRクーラ33が腐食することを抑制できる。そのため、低圧EGRクーラ33に安価な材料を採用することができる。
なお、本実施例では、低圧EGR装置30に遮断弁34を備えているが、高圧EGR装置40にも同様に遮断弁を備えても良い。そして、高圧EGRガスを供給しないときに、高圧EGR装置40に備えられている遮断弁を全閉としてもよい。これにより、高圧EGRクーラ43内における凝縮水の滞留を抑制できる。
図4は、本実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。実施例1とは低圧EGR装置300が異なる。なお、図1に記載された部材と同じ部材については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施例に係る低圧EGR装置300は、低圧EGR通路31、低圧EGRクーラ33、および低圧EGR弁340を備えて構成されている。そして、本実施例では、低圧EGR弁340が低圧EGRクーラ33よりも排気管4側に取り付けられている。
低圧EGR弁340は、低圧EGR通路31の通路断面積を調整することにより、該低圧EGR通路31を流れる低圧EGRガスの量を調整する。この、低圧EGR弁340はリニアソレノイド流量制御弁で構成され、任意の開度とすることができる。そして、本実施例に係る低圧EGR弁340は、実施例1における低圧EGR弁32と遮断弁34との両方の機能を有する。つまり、低圧EGRガスの流量を調節するという点で実施例1の低圧EGR弁32と同じ機能を有し、低圧EGRガスが低圧EGRクーラ33に流入することを抑制するという点で実施例1の遮断弁34と同じ機能を有する。
そして、低圧EGR弁340には、該低圧EGR弁340が持つ熱を大気へ逃がすためのヒートパイプ341の一端が接続されている。このヒートパイプ341の他端は熱交換器342に接続されている。熱交換器342は、ヒートパイプ341内の熱媒体と大気との間で熱交換を行なうことにより、該熱媒体の温度を低下させる。
このように構成された低圧EGR弁340では、低圧EGRクーラ33よりも排気管4側に取り付けられているため、温度が高くなる。これに対し、低圧EGR弁340が受けた熱は、ヒートパイプ341を介して熱交換器342に移動する。熱交換器342では、
大気とヒートパイプ341内の熱媒体との間で熱交換が行われる。このようにして、低圧EGR弁340の温度が低下される。そのため、低圧EGRクーラ33よりも排気管4側に低圧EGR弁340が取り付けられていても、該低圧EGR弁340を熱から保護することができる。そのため、低圧EGR弁340の機能低下を抑制することができる。なお、本実施例においては低圧EGR弁340が、本発明における抑制手段に相当する。また、本実施例においてはヒートパイプ341が、本発明における冷却手段に相当する。
そして、低圧EGRガスを供給する必要がない場合には低圧EGR弁340が全閉とされるので、このときに低圧EGRガスが低圧EGRクーラ33へ流入することが抑制される。したがって、低圧EGRクーラ33内における凝縮水の滞留を抑制することができる。これにより、低圧EGRクーラ33が腐食することを抑制できる。そのため、低圧EGRクーラ33に安価な材料を採用することができる。
なお、本実施例では、低圧EGR装置30について説明したが、高圧EGR装置40も同様の構成としても良い。これにより、高圧EGRクーラ43内における凝縮水の滞留を抑制できる。
実施例1に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。 実施例1による遮断弁の開閉制御のフローを示したフローチャートである。 機関回転数と機関負荷と気筒内に供給されるEGRガスの種類との関係を示した図である。 実施例2に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気管
4 排気管
5 ターボチャージャ
5a コンプレッサハウジング
5b タービンハウジング
7 エアフローメータ
8 インタークーラ
9 スロットル
10 パティキュレートフィルタ
14 アクセルペダル
15 アクセル開度センサ
16 クランクポジションセンサ
20 ECU
30 低圧EGR装置
31 低圧EGR通路
32 低圧EGR弁
33 低圧EGRクーラ
34 遮断弁
40 高圧EGR装置
41 高圧EGR通路
42 高圧EGR弁
43 高圧EGRクーラ
300 低圧EGR装置
340 低圧EGR弁
341 ヒートパイプ
342 熱交換器

Claims (5)

  1. 吸気通路と排気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させるEGR通路と、
    前記EGR通路の途中でEGRガスを冷却するEGRクーラと、
    前記EGRクーラにてEGRガスが冷却されることにより発生する凝縮水が該EGRクーラに滞留するか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段によりEGRクーラに凝縮水が滞留すると判定され且つ前記EGRガスが吸気通路に還流されないときに前記EGRクーラへのEGRガスの流入を抑制する抑制手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気還流装置。
  2. 前記EGR通路を流通するEGRガスの量を前記EGRクーラよりも吸気通路側で調節するEGR弁を更に備え、
    前記抑制手段は、前記EGRクーラよりも排気通路側のEGR通路に備わる遮断弁からなることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流装置。
  3. 前記抑制手段は、前記EGRクーラよりも排気通路側のEGR通路に設けられ該EGR通路を流通するEGRガスの流量を調節するEGR弁からなり、
    前記EGR弁を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流装置。
  4. 前記EGR弁が全閉のときに、
    前記判定手段は前記EGRクーラに凝縮水が滞留すると判定し、
    前記遮断弁を全閉とすることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気還流装置。
  5. 排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャを備え、
    前記EGR通路は、前記タービンよりも下流の排気の一部を前記コンプレッサよりも上流の吸気通路へ還流させる低圧EGR通路であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の内燃機関の排気還流装置。
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