JP4631886B2 - 内燃機関の排気還流システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気還流システムに関する。
排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャを備え、タービンよりも下流の排気通路とコンプレッサよりも上流の吸気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させる低圧EGR通路を備える内燃機関の排気還流システムが知られている。
低圧EGR通路には、タービンや触媒を通過した排気が導入されるため、該低圧EGR通路を流れるEGRガスの温度が低い。そのため、この低圧EGR通路に入り込んだ排気がEGRクーラで冷却されると、該EGRクーラにおいて水の凝縮が起こり、該EGRクーラや低圧EGR通路に水が溜まる。また、吸気通路(特に、インタークーラ)において、さらにEGRガスが冷却されると、該EGRガスに含まれる水の凝縮が起こる。
そして、排気中には硫黄成分等が含まれているため、凝縮水中にもこれらの成分が含まれている。これらの成分はインタークーラやターボチャージャを腐食させて、これらの性能を低下させる。
また、インタークーラ等で発生した凝縮水に、EGRガス中の粒子状物質が付着すると、インタークーラにおける吸気の流量低下やインタークーラの冷却効率の低下が起こるおそれがある。
ここで、低圧EGR通路を備える内燃機関の排気還流システムにおいて、インタークーラよりも下流の吸気通路と排気通路とを接続する連通路を備え、インタークーラにおいて発生する凝縮水を、連通路を介して排気通路へ排出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−303146号公報 特開平11−200956号公報
しかし、インタークーラにおいて凝縮水が発生することには変わりがないため、該インタークーラや吸気系のその他の部材が腐食するおそれがある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関の排気還流システムにおいて、EGRガスに含まれる水分が吸気系で凝縮することを抑制できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関の排気還流システムは、以下の手段を採用した。すなわち、本発明による内燃機関の排気還流システムは、
内燃機関の排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャと、
前記コンプレッサよりも上流の吸気通路と前記排気通路とを接続するEGR通路と、
前記コンプレッサよりも下流の吸気通路に設けられるインタークーラと、
前記EGR通路に設けられるEGRクーラと、
前記EGRクーラから流出するEGRガスの温度を推定するEGRガス温度推定手段と、
前記インタークーラから流出する吸気の温度を推定する吸気温度推定手段と、
前記インタークーラから流出する吸気中に水蒸気の状態で存在可能な水分の最大量であって前記吸気温度推定手段により推定される温度に対応した最大水蒸気量よりも、前記EGRクーラから流出するEGRガスと前記コンプレッサから流出して前記インタークーラへ流入する新気とを合わせた吸気中の水分の量が少なくなるように、前記インタークーラまたは前記EGRクーラの少なくとも一方の能力を調節する温度調節手段と、
を備えることを特徴とする。
EGRクーラから流出するEGRガスの温度は、EGRクーラの出口温度としても良い。また、インタークーラから流出する吸気の温度は、インタークーラの出口温度としても良い。EGRガス温度推定手段または吸気温度推定手段は、温度を推定する代わりに測定してもよい。
EGR通路が、コンプレッサよりも上流の吸気通路へ接続されているため、吸気通路に導入されたEGRガスは、インタークーラを通過する。そして、EGRクーラから流出するEGRガスの温度がインタークーラから流出する吸気の温度よりも高い場合には、吸気中に含まれるEGRガスがインタークーラを通過するときに冷却されるため、凝縮水が発生する虞がある。
ここで、EGR通路やEGRクーラは腐食に耐えるように例えばステンレス鋼を材料として用いることができる。そのため、EGR通路やEGRクーラで凝縮水が発生しても、この水を排出すれば腐食を抑制できる。
しかし、吸気系に備わるインタークーラ等では、性能向上等のため例えばアルミニウム合金を材料に用いているため、腐食し易い。
このようなことから、EGR通路やEGRクーラで凝縮水を発生させるようにして、その分インタークーラ等の吸気系で凝縮水を発生させないようにすれば、吸気系を構成する部材の腐食を抑制できる。
そして、前記EGRガス温度推定手段により推定される温度が前記吸気温度推定手段により推定される温度以下となるようにすれば、吸気系で凝縮水が発生することを抑制できる。EGRクーラから流出するEGRガスの温度は、例えばEGRクーラを冷却するための熱媒体の流量を調節したり、EGRガスの流量を調節したりすることにより可能となる。また、インタークーラから流出する吸気の温度は、例えばインタークーラを冷却するための熱媒体の流量を調節したり、吸気の量を調節したりすることにより可能となる。
このように、EGR通路内で水を十分に凝縮させてから吸気通路へEGRガスを還流させるため、吸気通路内での水の凝縮を抑制できる。
また本発明においては、前記内燃機関の運転状態及び前記吸気温度推定手段により推定される温度に基づいて、インタークーラにおいて水蒸気の状態で存在可能な水分の最大量と、インタークーラを通過する新気中の水分量と、を算出し、これらの差から、インタークーラを通過するEGRガス中の水分が水蒸気の状態で存在可能な最大量を算出し、
EGRクーラを通過するEGRガス中の水分が水蒸気の状態で存在可能な最大量が、インタークーラを通過するEGRガス中の水分が水蒸気の状態で存在可能な最大量よりも少なくなるように、前記EGRクーラから流出するEGRガスの温度を調節することができる。
ここで、インタークーラよりも下流の温度が分かれば、インタークーラにおいて水蒸気の状態で存在可能な水分の最大量(以下、最大水蒸気量という。)を求めることができる。そして、EGRガスと新気とを合わせた吸気中の水分が、最大水蒸気量を超えると水が凝縮する。
つまり、インタークーラにおける凝縮水の発生を抑制するためには、インタークーラに流入するEGRガス中の水分を少なくすれば良い。すなわち、インタークーラにおいて吸気中の水分が最大水蒸気量を超えないように、EGRクーラにて水を凝縮させる。そのために、EGRクーラから流出するEGRガスの温度を調節する。
これにより、EGRガスの温度低下を必要最低限にすることができるため、内燃機関の冷却水を用いてEGRクーラを冷却している場合には、冷却水の温度上昇を抑制できる。また、EGRクーラとインタークーラとが同じ熱媒体で冷却されている場合には、インタークーラの温度上昇を抑制できる。さらに、EGRガスの過冷却によるエミッションの悪化を抑制できる。
また、本発明においては、前記インタークーラは前記内燃機関の冷却水と吸気とで熱交換を行い、前記EGRクーラは前記内燃機関の冷却水とEGRガスとで熱交換を行い、
前記内燃機関の冷却水の温度を測定する冷却水温度測定手段を備え、
前記温度調節手段は、
前記冷却水温度測定手段により測定される冷却水の温度が所定温度よりも低い場合には、前記EGRクーラから流出するEGRガスの温度は変更せずに前記インタークーラから流出する吸気の温度を変更し、
前記冷却水温度測定手段により測定される冷却水の温度が所定温度以上の場合には、前記インタークーラから流出する吸気の温度は変更せずに前記EGRクーラから流出するEGRガスの温度を変更することができる。
所定温度とは、内燃機関の暖機が完了したときの冷却水温度とすることができる。すなわち、内燃機関の暖機が完了する前にEGRクーラへ多くの冷却水を供給すると、EGRガスの温度が低くなりすぎてしまう。これに対し、インタークーラから流出する吸気の温度を上昇させれば、吸気の温度低下を抑制しつつインタークーラにおける凝縮水の発生を抑制できる。
なお、インタークーラへ供給する冷却水量を減少させることにより、該インタークーラから流出する吸気の温度を上昇させることができる。
本発明に係る内燃機関の排気還流システムによれば、EGRガスに含まれる水分が吸気系で凝縮することを抑制できる。
以下、本発明に係る内燃機関の排気還流システムの具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気還流システムを適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を有する水冷式の4サイクル・ディーゼルエンジンである。
内燃機関1には、吸気通路3および排気通路4が接続されている。この吸気通路3の途
中には、排気のエネルギを駆動源として作動するターボチャージャ5のコンプレッサハウジング5aが設けられている。また、コンプレッサハウジング5aよりも上流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ7が設けられている。このエアフローメータ7により、内燃機関1の吸入空気量が測定される。
コンプレッサハウジング5aよりも下流の吸気通路3には、吸気と内燃機関1の冷却水とで熱交換を行うインタークーラ8が設けられている。このインタークーラ8は、アルミニウムを主成分とする合金を材料としている。そして、インタークーラ8には第1冷却水通路81が接続されており、該第1冷却水通路81には内燃機関1の冷却水が循環している。そして、この第1冷却水通路81の途中には、該第1冷却水通路81の流路面積を可変とする第1調節弁82が設けられている。この第1調節弁82の開度を変更することにより、インタークーラ8の冷却能力を変更することができる。すなわち、第1調節弁82の開度を変更することにより、第1冷却水通路81を流通する冷却水の量を調節することができ、これにより、インタークーラ8における吸気の温度低下の度合いを調節することができる。
また、エアフローメータ7よりも下流で且つコンプレッサハウジング5aよりも上流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の流量を調節するスロットル9が設けられている。
一方、排気通路4の途中には、前記ターボチャージャ5のタービンハウジング5bが設けられている。また、タービンハウジング5bよりも下流の排気通路4には、パティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタという。)10が設けられている。このフィルタ10にはNOx触媒が担持されている。
そして、内燃機関1には、排気通路4内を流通する排気の一部を吸気通路3へ再循環させるEGR装置30が備えられている。このEGR装置30は、EGR通路31、EGR弁32、およびEGRクーラ33を備えて構成されている。
EGR通路31は、フィルタ10よりも下流の排気通路4と、コンプレッサハウジング5aとスロットル9との間の吸気通路3と、を接続している。このEGR通路31を通って、排気が再循環される。また、EGR弁32は、EGR通路31の通路断面積を変更することにより、該EGR通路31を流れるEGRガスの量を変更する。さらに、EGRクーラ33は、EGR弁32よりも排気通路4側に備えられ、該EGRクーラ33を通過するEGRガスと、内燃機関1の冷却水とで熱交換をして、該EGRガスの温度を低下させる。EGR通路31及びEGRクーラ33は、主にステンレス鋼を材料としている。
EGRクーラ33には第2冷却水通路34が接続されており、該第2冷却水通路34には内燃機関1の冷却水が循環している。そして、この第2冷却水通路34の途中には、該第2冷却水通路34の流路面積を可変とする第2調節弁35が設けられている。この第2調節弁35の開度を変更することにより、EGRクーラ33の冷却能力を変更することができる。すなわち、第2調節弁35の開度を変更することにより、第2冷却水通路34を流通する冷却水の量を調節することができ、これにより、EGRクーラ33におけるEGRガスの温度低下の度合いを調節することができる。
そして、インタークーラ8よりも下流の吸気通路3には、該吸気通路3を流通する吸気の温度を測定する吸気温度センサ21が取り付けられている。なお、本実施例においては吸気温度センサ21が、本発明における吸気温度推定手段に相当する。
また、EGRクーラ33よりも下流で且つEGR弁32よりも上流のEGR通路31には、該EGR通路31を流通するEGRガスの温度を測定するEGR温度センサ22が取り付けられている。なお、本実施例においてはEGR温度センサ22が、本発明におけるEGRガス温度推定手段に相当する。
さらに、内燃機関1には、該内燃機関1の冷却水の温度を測定する冷却水温度センサ23が取り付けられている。なお、本実施例においては冷却水温度センサ23が、本発明における冷却水温度測定手段に相当する。
また、スロットル9よりも下流で且つコンプレッサハウジング5aよりも上流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の圧力を検出する第1圧力センサ24が取り付けられている。また、コンプレッサハウジング5aよりも下流で且つインタークーラ8よりも上流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の圧力を検出する第2圧力センサ25が取り付けられている。
なお、本実施例では、EGRクーラ33から流出するEGRガスの温度を「EGRクーラ出口温度」と称する。このEGRクーラ出口温度は、EGR温度センサ22により測定される。また、インタークーラ8から流出する吸気の温度を「インタークーラ出口温度」と称する。このインタークーラ出口温度は、吸気温度センサ21により測定される。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU20が併設されている。このECU20は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
また、ECU20には、上記センサの他、運転者がアクセルペダル14を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検出可能なアクセル開度センサ15、機関回転数を検出するクランクポジションセンサ16が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU20に入力されるようになっている。
一方、ECU20には、スロットル9、EGR弁32、第1調節弁82、第2調節弁35が電気配線を介して接続されており、該ECU20によりこれらの機器が制御される。
そして本実施例では、EGRクーラ出口温度がインタークーラ出口温度よりも常に低くなるようにEGRクーラ33を循環する冷却水温度、EGRガス量、インタークーラ8を循環する冷却水温度の少なくとも1つを制御する。EGRクーラ33を循環する冷却水温度を制御することは、EGRクーラ33から流出するEGRガスの温度を制御することに等しい。また、インタークーラ8を循環する冷却水温度を制御することは、インタークーラ8から流出する吸気の温度を制御することに等しい。なお、本実施例においてはこのような制御を行うECU20が、本発明における温度調節手段に相当する。
つまり、EGRクーラ33にてEGRガス中の水を凝縮させることにより、該EGRクーラ33よりも高い温度では水の凝縮が起こり難くなる。そのため、EGRクーラ出口温度よりもインタークーラ出口温度を高くすることにより、インタークーラ8で水が凝縮することを抑制できる。
また、EGRクーラ出口温度及びインタークーラ出口温度を以下のようにして決定してもよい。
ここで、EGRガスまたは吸気に含まれる水分が、水蒸気の状態で存在するのか、または液体の状態で存在するのかは、ガスに含まれる水分量及びガスの温度と関連している。
そして図2は、ガスの温度と水蒸気量との関係を示した図である。水分が水蒸気で存在できるときの最大量を実線で示している。この実線よりも水分量が多くなると、実線を超えた分の水は液体で存在する。そして、温度が高いほど水蒸気の状態で存在する水の量が多くなり、液体の状態で存在する水の量が少なくなる。
そして図2を用いて、インタークーラ出口温度に応じてEGRクーラ出口温度を決定する場合について説明する。ここで、Aで示される温度はEGRクーラ出口温度であり、Bで示される温度はインタークーラ出口温度であり、Cで示される温度は本実施例による制御を行わなかったときのEGRクーラ出口温度である。
先ず、インタークーラ出口温度を測定し、その値を図2へ代入することにより、その温度において水分が水蒸気の状態で存在できる最大の量(以下、最大水蒸気量という。)を得ることができる。すなわち、図2中のBで示される温度に対して、Dで示される最大水蒸気量を得ることができる。
そして、インタークーラ8を通過する吸気中の水分が、このDで示される最大水蒸気量よりも少なければ、該インタークーラ8にて水が凝縮することを抑制できる。
そこで本実施例では、インタークーラ8を通過する吸気中の水分が最大水蒸気量よりも少なくなるように、EGRガス中の水分量を調節する。ここで本実施例では、新気中の水分量を減少させる手段を持たないため、大気の湿度に応じた量の水分はそのままインタークーラ8を通過する。そのため、本実施例では、インタークーラ出口温度に対する最大水蒸気量Dから新気中の最大水蒸気量Mairを減じた水分量よりも、EGRガス中の水分量が少なくなるようにしている。つまり、インタークーラ出口温度を図2へ代入して得られる最大水蒸気量Dから、新気中の最大水蒸気量Mairを減じることにより、EGRガス中で許容される水分量(以下、許容水蒸気量という。)Mlplを得ることができる。
そして、EGRクーラ33を通過する水分量が、許容水蒸気量Mlpl以下となるようにEGRクーラ33の温度を調節する。つまり、許容水蒸気量Mlplよりも多い水分は、EGRクーラ33にて凝縮させる。具体的には、許容水蒸気量Mlplが、EGRクーラ出口温度に対する最大水蒸気量と等しくなる温度(図2中のAに相当)を、図2に基づいて得る。そして、EGRクーラ出口温度が、図2中のAで示される温度となるように、第2調節弁35の開度を調節する。このように、EGRクーラ出口温度を低下させることにより、EGRガスに含まれる水分量を、許容水蒸気量Mlplまで減少させることができる。
ここで、EGRクーラ出口温度は通常、Cで示される温度となっているため、このときにはEGRガス中にEで示されるだけの水分が含まれている。そして、EGRクーラ出口温度をAで示される温度まで低下させることにより、Eで示される水分量から許容水蒸気量Mlplを減じた分の水分がEGRクーラ33にて凝縮する。なお、EGRクーラ33やEGR通路31は、ステンレス鋼を主な材料としているため、凝縮水が発生したとしても腐食し難い。
なお、EGR弁32の開度を変更することによりEGRクーラ出口温度を調節してもよい。つまり、EGRガスの流量を少なくすることにより、EGRクーラ33にてEGRガスがより冷却されるようになるため、該EGRガスの温度が低下する。これにより、EGRガス中の水分をより多く凝縮させることができる。
次に図3は、インタークーラ8において凝縮水が発生することを抑制するためのフローを示したフローチャートである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、内燃機関1の運転状態が検出される。例えば機関回転数、燃料噴射量、EGR弁32の開度等が検出される。これらは、EGRガスを再循環させることができる状態であるのかを判定するために検出される。
ステップS102では、EGRガスが再循環されているか否か判定される。本実施例におけるEGRガスは、低負荷・低回転から中負荷・中回転のときに再循環されるため、このような運転状態であるか否か判定される。ステップS102で肯定判定がなされた場合にはステップS103へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS103では、インタークーラ出口温度THA1が、EGRクーラ出口温度THA2よりも低いか否か判定される。すなわち、凝縮水が発生する虞があるか否か判定される。ステップS103で肯定判定がなされた場合にはステップS104へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS104では、許容水蒸気量Mlplが算出される。先ず、インタークーラ出口温度を図2に代入して、インタークーラ8における最大水蒸気量Mmaxを算出する。なお、インタークーラ8では、ターボチャージャ5により圧縮されたガスが流通しているため、以下のようにして大気圧換算する。
Mmax=M/(P3/P1)
但し、Mはインタークーラ8における実際の温度及び圧力での最大水蒸気量である。また、P1はコンプレッサハウジング5aよりも上流で且つスロットル9よりも下流の吸気の圧力(すなわち、第1圧力センサ24で得られる圧力)であり、P3はコンプレッサハウジング5aよりも下流で且つインタークーラ8よりも上流の吸気の圧力(すなわち、第2圧力センサ25で得られる圧力)である。
ここで、一般的に飽和水蒸気量は、温度が高くなるほど増加し、圧力が高くなるほど減少する。そして、本実施例のようにターボチャージャ5で過給を行なっている場合には、インタークーラ8を通過する吸気の圧力は大気圧よりも高くなる。インタークーラ8を通過する吸気と大気とで温度が等しいとすると、インタークーラ8での飽和水蒸気量は、大気圧での飽和水蒸気量よりも少なくなる。つまり、インタークーラ8にて凝縮水を発生させないためには、吸気中の水分がインタークーラ8における最大水蒸気量よりも少なくなるようにする必要がある。
例えば温度25℃で且つ大気圧における飽和水蒸気量は、23g/mであるから、吸気中の水分が23g/m以上であれば、その水分は液体となる。
一方、温度25℃で且つ大気圧状態のときに飽和状態の水蒸気を圧縮(例えば圧力を3倍)とすると、23×(1/3)=7.7g/mが飽和水蒸気量となり(23−7.7)=15.3g/mが液体の水となる。よって、インタークーラ8にて水を凝縮させないようにするためには、新気とEGRガスとを加えた吸気中の水蒸気量を7.7g/m以下にする必要がある。
そして、内燃機関1の運転条件に基づいて、新気中の最大水蒸気量Mairを算出する。例えばエアフローメータ7に湿度センサを併設する。そして、新気中の湿度を測定し、該測定値とエアフローメータ7により得られる新気量とから新気中の最大水蒸気量Mairを算出することができる。また、温度と湿度とにはある程度の相関関係があるため、エアフローメータ7に温度センサを併設し、該温度センサにより得られる新気の温度から湿度を算出することもできる。ここで、図4は、温度と湿度との推移を例示したタイムチャ
ートである。実線が湿度を示し、破線が温度を示している。この関係に基づけば、温度を測定することにより湿度を得ることができる。そして、湿度を得ることができれば、上述のようにして新気中の最大水蒸気量Mairを算出することができる。
このようにして新気中の最大水蒸気量Mairを算出し、次いで以下のようにして許容水蒸気量Mlplを算出する。
Mlpl+Mair<Mmax
すなわち、Mlpl<Mmax−Mair
つまり、許容水蒸気量Mlplと、新気中の最大水蒸気量Mairと、の総量が、インタークーラ8における最大水蒸気量Mmaxよりも少なくなるようにする。このようにして許容水蒸気量Mlplを得ることができる。
ステップS105では、冷却水温度Twが所定値以上であるか否か判定される。この所定値とは、暖機が完了しているとされる冷却水温度である。すなわち、冷却水温度Twが所定値に達していない場合には、EGRガスの温度が低くなりすぎて、これにより吸気の温度が低くなりすぎるため、気筒2内での燃焼状態が悪化する虞がある。これにより、エミッションが悪化する虞があるため、冷却水温度Twが所定値未満のときには、EGR出口温度を低下させる代わりに、インタークーラ出口温度を上昇させる。
ステップS105で肯定判定がなされた場合にはステップS106へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS108へ進む。
ステップS106では、EGRクーラ出口温度の目標温度THA2’が算出される。すなわち、ステップS104で算出される許容水蒸気量Mlplを図2へ代入することにより、目標温度THA2’が算出される。
ステップS107では、実際のEGRクーラ出口温度THA2が、目標温度THA2’となるように、第2冷却水通路34を流通する冷却水量Qw2を増加させる。つまり、第2調節弁35の開度を調節する。または、EGR通路31を流通するEGRガス量を減少させる。つまり、EGR弁32の開度を調節する。
すなわち、EGRクーラ33を循環する冷却水量を増加させることにより、EGRガスがより冷却される。これにより、EGRクーラ33にて、より多くの水分が凝縮する。また、EGRクーラ33を通過するEGRガス量を減少させることにより、EGRガスがより冷却される。これによっても、EGRクーラ33にて、より多くの水分が凝縮する。これらは、同時に行なっても良い。
ステップS108では、インタークーラ出口温度の目標温度THA1’が算出される。本ステップでは、インタークーラ出口温度を調節することにより、インタークーラ8にて水が凝縮することを抑制する。すなわち、インタークーラ出口温度を高くすることにより、インタークーラ8における最大水蒸気量を増加させることができるため、水の凝縮を抑制できる。なお、EGRクーラ出口温度よりもインタークーラ出口温度が高くなるように目標温度THA1’が設定される。
ステップS109では、実際のインタークーラ出口温度THA1が、目標温度THA1’となるように、第1冷却水通路81を流通する冷却水量Qw1を減少させる。つまり、第1調節弁82の開度を調節する。
このようにして、インタークーラ8にて水が凝縮することを抑制できるため、インター
クーラ8が腐食することを抑制できる。
ここで、EGRクーラ33及びEGR通路31はステンレス鋼を主な材料としているため腐食し難いが、インタークーラ8や吸気通路3では、軽量化や性能向上のためにアルミニウム合金を材料としているため腐食し易い。つまり、EGRクーラ33にて多くの水を凝縮させることにより、インタークーラ8が腐食することを抑制できる。なお、EGR通路31に傾斜を付ける等して、該EGR通路31に凝縮水が溜まらないようにしてもよい。
また、EGRクーラ出口温度の低下を必要最小限に抑えることができるため、冷却水温度の上昇を抑制することができる。これにより、内燃機関1の過熱を抑制したり、インタークーラ8における冷却効率の低下を抑制したりできる。また、吸気温度が低下しすぎることによるエミッションの悪化を抑制できる。
EGRガスを減量させる場合にも必要最小限に抑えることができるため、エミッションの悪化を抑制できる。
また、冷却水温度が低いときにはインタークーラ出口温度を上昇させるようにしたので、エミッションの悪化を抑制できる。
実施例に係る内燃機関の排気還流システムを適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。 ガスの温度と水蒸気量との関係を示した図である。 インタークーラにおいて凝縮水が発生することを抑制するためのフローを示したフローチャートである。 温度と湿度との推移を例示したタイムチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気通路
4 排気通路
5 ターボチャージャ
5a コンプレッサハウジング
5b タービンハウジング
7 エアフローメータ
8 インタークーラ
9 スロットル
10 パティキュレートフィルタ
14 アクセルペダル
15 アクセル開度センサ
16 クランクポジションセンサ
20 ECU
21 吸気温度センサ
22 EGR温度センサ
23 冷却水温度センサ
24 第1圧力センサ
25 第2圧力センサ
30 EGR装置
31 EGR通路
32 EGR弁
33 EGRクーラ
34 第2冷却水通路
35 第2調節弁
81 第1冷却水通路
82 第1調節弁

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャと、
    前記コンプレッサよりも上流の吸気通路と前記排気通路とを接続するEGR通路と、
    前記コンプレッサよりも下流の吸気通路に設けられるインタークーラと、
    前記EGR通路に設けられるEGRクーラと、
    前記EGRクーラから流出するEGRガスの温度を推定するEGRガス温度推定手段と、
    前記インタークーラから流出する吸気の温度を推定する吸気温度推定手段と、
    前記インタークーラから流出する吸気中に水蒸気の状態で存在可能な水分の最大量であって前記吸気温度推定手段により推定される温度に対応した最大水蒸気量よりも、前記EGRクーラから流出するEGRガスと前記コンプレッサから流出して前記インタークーラへ流入する新気とを合わせた吸気中の水分の量が少なくなるように、前記インタークーラまたは前記EGRクーラの少なくとも一方の能力を調節する温度調節手段と、
    前記内燃機関の冷却水の温度を測定する冷却水温度測定手段と、
    を備え
    前記インタークーラは前記内燃機関の冷却水と吸気とで熱交換を行い、前記EGRクーラは前記内燃機関の冷却水とEGRガスとで熱交換を行い、
    前記温度調節手段は、
    前記冷却水温度測定手段により測定される冷却水の温度が所定温度よりも低い場合には、前記EGRクーラから流出するEGRガスの温度は変更せず、且つ、冷却水の温度が所定温度以上の場合よりも前記インタークーラから流出する吸気の温度を高くし、
    前記冷却水温度測定手段により測定される冷却水の温度が所定温度以上の場合には、前記インタークーラから流出する吸気の温度は変更せずに前記EGRクーラから流出するEGRガスの温度を変更することを特徴とする内燃機関の排気還流システム。
  2. 前記温度調節手段は、前記EGRガス温度推定手段により推定される温度が前記吸気温度推定手段により推定される温度よりも低くなるように、前記EGRクーラから流出するEGRガスの温度または前記インタークーラから流出する吸気の温度の少なくとも一方を調節することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の排気還流システム。
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