JP2007302017A - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】路面状態や直進走行等の運転状態に関わらず常にオフセットトルクの補正を正確に行い、運転者の疲労の軽減を図り快適な操舵性能が得られる電動パワーステアリング装置の制御装置を提供する。
【解決手段】操舵トルクと車速に基づいてステアリング機構に操舵補助力を付与するモータの電流指令値を演算し、フィードバック制御で前記モータを駆動制御するようになっている電動パワーステアリング装置の制御装置において、モータの角速度及び角加速度、操舵トルク、電流指令値を入力して車両のSATの推定を行うSAT推定部と、SAT推定部で推定されたSAT推定値、車速、舵角に基づいて車両の走行状態を判定すると共に、走行状態に従って、SAT推定値に基づいてモータ電流補正値を算出して電流指令値を補正するモータ電流補正値算出部とを設ける。
【選択図】図10

Description

本発明は、車両の操舵系にモータの駆動によって操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特にオフセットトルクの補正機能を有する高性能な電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢(アシスト)する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を、減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク(操舵補助力)を正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図12に示して説明すると、操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニションキー11からイグニションキー信号が入力され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいて、アシストマップ等を用いてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30は主としてCPU(又はMPUやMCU)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、図13のようになっている。
図13を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出されて入力される操舵トルクT及び車速センサ12からの車速Vは、操舵補助指令値演算部31に入力されて基本操舵補助指令値Iref1が演算される。操舵補助指令値演算部31で演算された基本操舵補助指令値Iref1は操舵系の安定性を高めるための位相補償部32で位相補償され、位相補償された操舵補助指令値Iref2が加算部33に入力される。また、操舵トルクTは応答速度を高めるためのフィードフォワード系の微分補償部35に入力され、微分補償された操舵トルクTAは加算部33に入力される。加算部33は操舵補助指令値Iref2と操舵トルクTAとを加算し、その加算結果である電流指令値Iref3(=Iref2+TA)をフィードバック用の減算部34に加算入力する。
減算部34では、電流指令値Iref3とフィードバックされているモータ電流iとの偏差(Iref3−i)を電流指令値Iref4として求める。電流指令値Iref4はPI制御部36でPI制御され、更にPWM制御部37に入力されてデューティを演算され、インバータ38を介してモータ20をPWM駆動する。モータ20のモータ電流iはモータ電流検出部(図示せず)で検出され、減算部34に減算入力されてフィードバックされる。
このような電動パワーステアリング装置において、例えば車体側から受ける振動又はエンジンから生ずる振動その他の振動をトルクセンサが検出した場合、操舵が不安定となることを防止する必要がある。このため、例えば特開2001−39324号公報(特許文献1)では、トルクセンサの出力電圧値が閾値よりも小さい場合に、操舵トルクを微分補償する微分手段のゲインを0とする処理を実行するゲイン制限手段を設けている。
特開2001−39324号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、道路幅方向で傾斜している傾斜路面、左右輪で異なる摩擦係数の路面、いわゆるスプリットμ路等の走行時に路面から入力される転舵トルクや左右輪でタイヤ空気圧差が生じていることによる入力トルクが操舵系に作用し、この入力トルクをトルクセンサが検出した場合に微分ゲインを0とすることにより、アシスト力が振動的に変化することを防止することができるが、操舵系に路面や車体側から継続的に伝達される一定のトルク入力を打ち消すことができない。
本発明は上述のような事情からなされたものであり、本発明の目的は、路面状態や直進走行等の運転状態に関わらず常にオフセットトルクの補正を正確に行い、運転者の疲労の軽減を図り快適な操舵性能が得られる電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することにある。
本発明は、操舵トルクと車速に基づいてステアリング機構に操舵補助力を付与するモータの電流指令値を演算し、フィードバック制御で前記モータを駆動制御するようになっている電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、本発明の上記目的は、前記モータの角速度及び角加速度、前記操舵トルク、前記電流指令値を入力して車両のSATの推定を行うSAT推定部と、前記SAT推定部で推定されたSAT推定値、前記車速、舵角に基づいて車両の走行状態を判定すると共に、前記走行状態に従って、前記SAT推定値に基づいてモータ電流補正値を算出して前記電流指令値を補正するモータ電流補正値算出部とを設けることにより、或いは車両のSATを計測するSATセンサと、前記SATセンサで計測されたSAT値、前記車速、舵角に基づいて車両の走行状態を判定すると共に、前記走行状態に従って、前記SAT値に基づいてモータ電流補正値を算出して前記電流指令値を補正するモータ電流補正値算出部とを設けることにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記走行状態の判定が直進判定であり、前記舵角が所定値1以下、かつ前記SAT推定値の絶対値が所定値2以下、かつ前記車速が所定値3以上で所定時間経過したときに前記モータ電流補正値を算出することにより、或いは前記走行状態の判定を、前記SAT推定値に代えて前記操舵トルクを用いて前記走行状態を判定することにより、より効果的に達成される。
本発明の電動パワーステアリング装置の制御装置によれば、車両要因などにより発生する路面状態や直進走行等の運転状態に関係なく、常にパワーステアリング装置のオフセットトルクを正確に補正することができるので、ハンドル操舵に影響することなく操舵フィーリングを改善することができ、快適で高性能な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
本発明では、直進走行時にステアリングシャフト(コラム軸)にかかるトルクをオフセットトルクとみなしているが、ハンドルからの入力とステアリング機構の摩擦と釣合った状態においてはオフセットトルクとみなさないようにしているので、常に正確な補正トルクを算出することができる。
道路幅方向で傾斜している傾斜路面やスプリットμ路等の走行時に路面から入力される転舵トルク、左右輪でタイヤ空気圧差が生じていることによる入力トルクが、操舵系に作用する。従来かかる入力トルクをトルクセンサが検出した場合、フィードフォワード系の微分ゲインを0とし、アシスト力が振動的に変化することを防止している(特許文献1参照)。しかし、これでは、操舵系に路面や車体側から継続的に伝達される一定のトルク入力を打ち消すことができない問題がある。
このような問題を解決するため、本出願人に係る特願2005−262050(以下、「先行出願」とする)の発明では、車両直進時にコラム軸にかかるトルクをオフセットとみなし、そのオフセットトルクに基づいて補正トルクを算出し、電流指令値に変換して徐々に補正を行っている。そして、補正トルクの算出には直進走行時に発生するオフセットトルクを推定し、オフセットトルクが0となるまで電流指令値に直接補正を行うようにしている。本発明は先行出願に係る発明を前提にしており、先ず先行出願の発明について説明する。
図1はその構成例を示しており、トルクセンサ40からの操舵トルクTは操舵補助指令値演算部42、微分補償部43、SAT推定フィードバック部50、収れん性制御部51、センター位置検出部65及びモータ電流補正値算出部70に入力され、車速センサ41からの車速Vは操舵補助指令値演算部42、SAT推定フィードバック部50、収れん性制御部51、センター位置検出部65及びモータ電流補正値算出部70に入力される。操舵補助指令値演算部42で演算された操舵補助指令値Iref1は加算部44で微分補償部43からの微分補償値Taと加算され、その加算値である操舵補助指令値Iref2はSAT推定フィードバック部50に入力されると共に加算部45に入力され、加算部45の加算結果である操舵補助指令値Iref3はロバスト安定化補償部52に入力される。ロバスト安定化補償部52からの操舵補助指令値Iref4は加算部53に入力され、その加算結果である電流指令値Iref5が加算部54を経て補償部55に入力され、補償部55で補償された電流指令値Iref7が加算部56を経てモータ駆動部61に入力され、モータ60はモータ駆動部61で駆動される。
モータ60の角速度ωはモータ角速度推定部62で推定され、推定された角速度ωはモータ角加速度推定部63及びSAT推定フィードバック部50に入力され、モータ角加速度推定部63で推定された角加速度ωaはモータ特性補償部64及びSAT推定フィードバック部50に入力される。SAT推定フィードバック部50で推定されたSAT推定値*SATはセンター位置検出部65及び加算部53に入力される。センター位置検出部65の出力は舵角検出部66に入力され、検出された舵角θはモータ電流補正値算出部70に入力される。また、モータ特性補償部64からの補償値Icは加算部54に入力され、モータ電流補正値算出部70からの補正トルクTbは加算部56に入力される。
操舵補助指令値演算部42に入力される車速Vは車速センサ若しくはCAN(Controller Area Network)より得られ、舵角θはモータに取り付けられた舵角センサ若しくは舵角推定より得ても良く、モータ角速度ωはモータ60の逆起電力より得ても良い。
収れん性制御部51は操舵トルクT及びモータ加速度ωに基づいて、車両のヨーの収れん性を改善するために、ハンドルが振れ回る動作に対してブレーキをかけるものであり、本例では車速感応型となっている。微分補償部43はステアリングの中立点付近における制御の応答性を高め、滑らかでスムーズな操舵を実現するようになっており、SAT推定フィードバック部50は推定したSAT推定値*SATをフィードバックフィルタを用いて信号処理し、ハンドルに適切な路面情報を反力として与える。即ち、SAT推定フィードバック部50は周波数領域で路面情報及び外乱等に対する信号処理を行うものであり、その構成は例えば図2に示す構成であり、操舵トルクTは加減算部510Aに加算入力され、操舵補助指令値Iref2は加減算部510Aに加算入力される。また、モータ角速度ωは不感帯幅±DBの不感帯部503を経て摩擦推定部504及び粘性ゲイン505に入力され、摩擦推定部504からの摩擦Frcは加算部510Bに、粘性ゲイン505からの角速度ω2は加算部510Cにそれぞれ入力される。モータ角加速度ωaは慣性ゲイン506を経て加算部510Cに入力され、加算部510Cの加算結果は加算部510Bで摩擦Frcと加算され、その加算結果が加減算部510Aに減算入力される。加減算部510Aの加減算結果であるトルク指令値Trが車速感応ゲイン508及びリミッタ509を経てSAT推定値*SATとなる。
路面からステアリングまでの間に発生するトルクの様子は、ドライバがハンドルを操舵することによって操舵トルクTが発生し、その操舵トルクTに従ってモータ60がアシストトルクTmを発生する。その結果、車輪が転舵され、反力としてSATが発生する。また、その際、モータ60の慣性J、粘性k及び摩擦(静摩擦)Frによってハンドル操舵の抵抗となるトルクが生じる。これらの力の釣り合いを考えると、下記数1のような運動方程式が得られる。
(数1)
J・ωa + k・ω + Fr・sign(ω) + SAT = Tm + T

ここで、上記数1を初期値ゼロとしてラプラス変換し、SATについて解くと下記数2が得られる。
(数2)
SAT(s) = Tm(s) + T(s) − (J・ωa(s) + Fr・sign(ω(s)) +
k・ω)

上記数2から分かるように、モータ60の慣性J、粘性k及び静摩擦Frを定数として予め求めておくことで、モータ回転角速度ω、モータ回転角加速度ωa、操舵補助指令値Iref2及び操舵トルクTよりSATを推定することができる。
不感帯部503はモータ角速度ωの0付近での特性を抑制し、不感帯部503の出力であるモータ角速度ωdは摩擦推定部504、粘性ゲイン505でゲイン調整される。不感帯部503は保舵時のモータ角速度ωの微小変動による影響を取り除くために設けられており、摩擦推定部504の特性は図3に示すように、モータ角速度ωdの小さい領域で徐々に大きくなり、所定値以上で一定値となる。ここでは粘性摩擦を考慮せずにクーロン摩擦のみを考慮しており、クーロン摩擦はゼロ点で不連続が発生するため、図3に示すようにモータ角速度ωdによって徐々に変化させ、不連続性を減少するようにしている。なお、速度によって発生する反力である粘性の粘性ゲイン505は一定値ω2となっている。
また、モータ角加速度ωaは一定値の慣性ゲイン506でゲイン調整され、加算部510Cに入力される。加減算部510Aの出力は図4に示すような車速感応特性の車速感応ゲイン508でゲイン調整され、最大値を制限するリミッタ509を経てSAT推定値*SATが出力される。SAT推定フィードバック部50で推定したSAT推定値*SATはセンター位置検出部65に入力されると共に、加算部53で電流指令値Iref4と加算される。
ロバスト安定化補償部52は特開平8−290778号公報に示されている補償部であり、検出トルクに含まれる慣性要素とばね要素で成る共振系の共振周波数におけるピーク値を除去し、制御系の応答性と安定性を阻害する共振周波数の位相のズレを補償する。
センター位置検出部65は、車両直進状態での操向ハンドルの操舵センター位置を検出するものであり、ステアリング系の摩擦がない場合、ステアリングを切った後、操舵力を与えなくてもSATの作用により操向ハンドルがセンター位置に戻る。つまり、ターン状態から直進状態に戻り、SATが“0”になる。摩擦を考慮した場合、操舵力を与えないと摩擦とSATのバランスで、SATは“0”にならなくても操向ハンドルが止まってしまう。つまり、ターン状態から完全な直進状態に戻らない。前記数2より、下記数3となる。(数3) SAT(s) = − Fr・sign(ω(s)) 車速変化によるSATと舵角θの関係は図5に示すようになっており、同じ車速V2に対して操向ハンドルがセンターよりずれる角度θ2は摩擦Fr(=SAT)の大きさに依存し、摩擦が大きければずれ角度が大きくなる。しかし、同じ角度θ2に対して、車速(V2→V1)が大きくなるほどSAT(P2→P1)が大きくなる。図5のP2→P3から分かるように、同じ摩擦Frに対して車速(V1>V2)が大きくなれば、操向ハンドルがセンターよりずれる角度(θ1<θ2)が小さくなる。よって、センター位置検出部65は、車速Vが所定車速V以上の時に、操舵トルクTが所定値T以下であり、直進状態(|SAT推定値*SAT|≦SAT)が所定時間Tを続けて検出された時の操向ハンドルの角度θをステアリングセンター位置(θ=0)として検出する。
センター位置検出部65によるステアリングセンター位置(θ=0)の具体的な検出動作例を、図6のフローチャートを参照して説明する。
先ずセンター条件としての車速V≧V、操舵トルク|T|≦T、SATによる直進状態|SAT推定値*SAT|≦SAT(センター条件判定用のスレッショルド)を判定し(ステップS1)、上記条件の全てが成立したときにセンター検出用の計時カウンタcntを「+1」計数し(ステップS2)、計時カウンタcntの計数値がセンター検出用スレッショルドT以上であるか否かを判定する(ステップS3)。そして、計時カウンタcntの計数値がセンター検出用スレッショルドT以上であればセンター検出フラグcen_flgを立て(ステップS4)、計時カウンタcntをリセットして終了し(ステップS5)、計時カウンタcntの計数値がセンター検出用スレッショルドTより小さければセンター検出フラグcen_flgをリセットして終了する(ステップS7)。また、上記ステップS1で全ての条件が成立しない場合には、センター検出フラグcen_flgをリセットし(ステップS6)、計時カウンタcntをリセットして終了する(ステップS5)。センター検出フラグcen_flgが立てられた場合、センター位置検出部65からセンター検出信号CSが出力されて舵角検出部66に入力される。
舵角検出部66はモータ60に取り付けられたセンサからのモータ回転角度信号RSにより舵角(絶対ステアリング角度)θを検出するが、モータ回転角度信号RSよりモータ回転角度変化量Δθmが得られる。また、モータ軸とコラム軸との間の減速ギア比Gr(一定)によって、下記数4に従って舵角変化量Δθがモータ回転角度変化量Δθmの関数として求められる。
(数4)
Δθ=(1/Gr)×Δθm=f(Δθm)

しかし、モータ軸とコラム軸との間にメカ機構があるので、ダンパ、バックラッシュ、バネ特性等を考慮する必要がある。また、舵角θは下記数5に従ってステアリングセンター角度θ=0より舵角変化量Δθを累積して計算する。
(数5)
θ(t)=θ(t−T)+Δθ(t)

θ(t−T)は1サンプリング時間前の舵角検出値であり、ステアリングの回転数Nは下記数6のようにθ(t)の360度の倍数(floorで切捨て)で示される関数となる。
(数6)
N=floor(θ(t)/360)

ここで、舵角検出部66の具体的な動作例を、図7のフローチャートを参照して説明する。
先ず全てのパラメータを初期化し、モータ回転角度変化量Δθmを読み取り(ステップS20)、ステアリング角度変化量Δθ(t)=f(Δθm)を計算する(ステップS21)。そして、ステアリングセンター位置検出部66でステアリングセンターを検出し(ステップS22)、センター検出フラグcen_flgが立っているか否か、つまりセンター検出信号CSが入力されているかを判定し(ステップS23)、センター検出信号CSが入力されていない場合には、絶対ステアリング角度有数フラグabs_angleが立っているか否かを判定する(ステップS24)。絶対ステアリング角度有数フラグabs_angleが立っている場合には、上記数5及び数6を演算すると共に、θ(t−T)=θ(t)を演算して終了する(ステップS25)。また、上記ステップS23でセンター検出信号CSが入力されている場合には、絶対ステアリング角度有数フラグabs_angleを立て(ステップS26)、θ(t)=0、N=0、θ(t−T)=0として終了する(ステップS27)。上記ステップS24で絶対ステアリング角度有数フラグabs_angleが立っていない場合にも、同様にθ(t)=0、N=0、θ(t−T)=0として終了する(ステップS27)。
次に、モータ電流補正値算出部70の動作例を図8のフローチャートを参照して説明する。
モータ電流補正値算出は所定メインプログラムに対する所定時間毎のタイマ割り込み処理として実行され、先ずイグニションキーがオフからオンに変化した電源投入時であるか否かを判定し(ステップS31)、電源投入時であるときはメモリ(例えばEEPROM)に記憶されている操舵補助トルク補正値積分成分Tai(n−1)及び操舵補助トルク補正値Taを読み込み、RAM等のメモリに形成した積分成分記憶領域及びトルク補正値記憶領域に記憶し(ステップS32)、自己保持回路のスイッチング素子SWをオンする制御信号CSを出力し(ステップS33)、舵角θ、操舵トルクT及び車速Vを読み込む(ステップS34)。上記ステップS31で電源投入時でない場合には直接舵角θ、操舵トルクT及び車速Vを読み込む。
そして、舵角θの絶対値|θ|が予め設定した車両直進状態を判定する所定値θs以下であるか否かを判定し(ステップS35)、絶対値|θ|が所定値θs以下である場合には直進走行状態の可能性が高いと判断し、次に操舵トルクTの絶対値|T|が予め設定した車両直進状態を判定する所定値Ts以下であるか否かを判定し(ステップS36)、絶対値|T|が所定値Ts以下である場合には直進走行状態の可能性が高いと判断し、更に車速Vが予め設定した車両直進状態を判定する所定値Vs以上であるか否かを判定し(ステップS37)、車速Vが所定値Vs以上である場合には直進走行状態の可能性が高いと判断して次の処理を実行する。
直進走行状態の継続時間を計測する計数値Nをインクリメント「+1」し(ステップS38)、計数値Nが予め設定した設定値Ns以上であるか否かを判定し(ステップS39)、計数値Nが設定値Nsよりも大きい場合には現在の操舵トルクTに基づいて下記数7の演算を行って操舵補助トルク補正値比例成分Tapを算出する(ステップS40)。
(数7)
Tap=Kp’×T

そして、現在の操舵トルクTに基づいて下記数8の積分演算を行って操舵補助トルク補正値積分成分Taiを算出する(ステップS41)。
(数8)
Tai(n)=Ki’∫Tdt+Tai(n−1)
ここで、Tai(n−1)は1つ前の演算時における操舵補助トルク補正値積分成分
であって積分初期値である。

次に、算出した操舵補助トルク補正値積分成分Tai(n)を1つ前の演算時における操舵補助トルク補正値積分成分Tai(n−1)、つまり積分初期値としてメモリに形成した積分成分前回値記憶領域に記憶する(ステップS42)。そして、下記数9に従って操舵補助トルク補正値Taを算出し、メモリのトルク補正値記憶領域に記憶する(ステップS43)。
(数9)
Ta=Tap+Tai

そして、車速Vに基づいて図9に示すゲイン算出マップを参照してゲインKvを算出する(ステップS44)。ここで、ゲイン算出マップは図9に示すように、車速Vが0から第1設定値V11に達するまでの間はゲインKvが0に設定され、車速Vが第1の設定値V11から第2の設定値V12に達するまでの間で、車速Vの増加に応じてゲインKvが0から1まで連続的に増加し、車速Vが第2の設定値V12以上ではゲインKvが1を維持するように設定されている。
次に、操舵補助トルク補正値TaにゲインKvを乗算して操舵補助トルク補正値TaにゲインKvを乗算して操舵補助トルク補正値Ta’(=Kv×Ta)を算出し(ステップS45)、算出した操舵補助トルク補正値Ta’をモータ電流指令値に相当する電流値に換算してモータ電流補正値IMAを算出し、メモリのモータ電補正値記憶領域に記憶する(ステップS46)。そして、イグニションキーがオフであるか否かを判定し(ステップS47)、イグニションキーがオンの場合にはメインプログラムにリターンとなり、イグニションキーがオフであればその時点のメモリに記憶されている操舵補助トルク補正値積分成分Tai(n−1)及び操舵補助トルク補正値Taをメモリの積分成分記憶領域及びトルク補正値記憶領域に記憶し(ステップS48)、自己保持回路のスイッチング素子SWに対する制御信号CSをオフ状態として自己保持を解除してからタイマ割り込み処理を終了する(ステップS49)。
一方、上記ステップS35において|θ|>θsと判定された場合、上記ステップS36において|T|>Tsと判定された場合、上記ステップS37においてV<Vsと判定された場合はいずれも計数値Nを0にリセットし(ステップS50)、メモリから操舵補助トルクを読み込んで上記ステップS44に移行する(ステップS51)。また、上記ステップS39でN<Nsと判定された場合にも、メモリから操舵補助トルクを読み込んで上記ステップS44に移行する(ステップS51)。
上述のように車両が直進走行状態であることを検出したときに、オフセットトルク検出部で、操舵系に車体側や路面側から入力されるオフセットトルクを検出し、検出したオフセットトルクに基づいて指令値補正部でモータ電流指令値を補正するモータ電流値IMAを算出し、このモータ電流補正値IMAによって駆動制御部で算出するモータ電流指令値を補正するようにしたので、直進走行状態で、タイヤ空気圧の左右輪差や道幅方向に傾斜している路面や左右輪で異なる摩擦係数となるスプリットμ路を走行することにより、路面や車体側から操舵系に入力されるオフセットトルクを打ち消す操舵補助力を発生させ、車両の直進走行安定性を確保している。しかも、操舵補助トルク補正値を不揮発性記憶部に記憶しておくことにより、車両の走行開始直後からモータ電流指令値を補正することが可能となり、安定走行を確保することができる。
しかしながら、ステアリングシステム以外の要因で発生する直進時のトルクオフセットを考慮しておらず、また、直進走行時にコラム軸にかかるトルクをオフセットトルクとみなすと、ハンドルからの入力とステアリング機構の摩擦と釣合った状態においてもオフセットトルクとみなしことがあり、誤ったトルクを補正トルクとして算出してしまう可能性がある。
このため、本発明ではSAT推定値*SAT若しくはSAT検出値を用いて、つまりSATをオフセットトルクとみなしてモータ電流補正値IMAを算出することにより、より正確な補正電流指令値を算出してステアリング機能を一層向上させる。
図10は本発明の構成例を図1に対応させて示しており、本発明ではSATフィードバック推定部50から出力されるSAT推定値*SATをモータ電流補正値算出部70Aに入力し、操舵トルクTはモータ電流補正値算出部70Aに入力しないようにしている。他の構成や動作は図1の場合と同様である。
モータ電流補正値算出部70Aの動作例を図11のフローチャートを参照して説明する。
先ずイグニションキーが電源投入時であるか否かを判定し(ステップS60)、電源投入時であるときはメモリに記憶されている操舵補助トルク補正値積分成分Tai(n−1)及び操舵補助トルク補正値Taを読み込んでメモリに記憶し(ステップS61)、自己保持回路のスイッチング素子SWをオンする制御信号CSを出力し(ステップS62)、舵角θ、SAT推定値*SAT及び車速Vを読み込む(ステップS63)。上記ステップS60で電源投入時でない場合には直接舵角θ、SAT推定値*SAT及び車速Vを読み込む。
そして、舵角θの絶対値|θ|が予め設定した車両直進状態を判定する所定値θs以下であるか否かを判定し(ステップS64)、絶対値|θ|が所定値θs以下である場合には直進走行状態の可能性が高いと判断し、次にSAT推定値*SATの絶対値|*SAT|が予め設定した車両直進状態を判定する所定値SATs以下であるか否かを判定し(ステップS65)、絶対値|*SAT|が所定値SATs以下である場合には直進走行状態の可能性が高いと判断し、更に車速Vが予め設定した車両直進状態を判定する所定値Vs以上であるか否かを判定し(ステップS66)、車速Vが所定値Vs以上である場合には直進走行状態の可能性が高いと判断して次の処理を実行する。
直進走行状態の継続時間を計測する計数値Nをインクリメント「+1」し(ステップS67)、計数値Nが設定値Ns以上であるか否かを判定し(ステップS68)、計数値Nが設定値Nsよりも小さい場合には現在のSAT推定値*SATに基づいて下記数10の演算を行って操舵補助トルク補正値比例成分Tapを算出する(ステップS70)。
(数10)
Tap=Kp’×*SAT

そして、現在のSAT推定値*SATに基づいて下記数11の積分演算を行って操舵補助トルク補正値積分成分Taiを算出する(ステップS71)。
(数11)
Tai(n)=Ki’∫*SATdt+Tai(n−1)

次に、算出した操舵補助トルク補正値積分成分Tai(n)を積分初期値としてメモリに記憶する(ステップS72)。そして、前記数9に従って操舵補助トルク補正値Taを算出してメモリに記憶し(ステップS73)、更に車速Vに基づいて前述と同様にしてゲインKvを算出する(ステップS74)。
次に、操舵補助トルク補正値TaにゲインKvを乗算して操舵補助トルク補正値TaにゲインKvを乗算して操舵補助トルク補正値Ta’を算出し(ステップS75)、算出した操舵補助トルク補正値Ta’を電流値に換算してモータ電流補正値IMAを算出し、メモリに記憶し(ステップS76)、イグニションキーがオフであるか否かを判定し(ステップS77)、イグニションキーがオンの場合にはリターンとなり、イグニションキーがオフであればその時点の操舵補助トルク補正値積分成分Tai(n−1)及び操舵補助トルク補正値Taをメモリに記憶し(ステップS78)、自己保持回路のスイッチング素子SWに対する制御信号CSをオフ状態として自己保持を解除してからタイマ割り込み処理を終了する(ステップS79)。
一方、上記ステップS64において|θ|>θsと判定された場合、上記ステップS65において|*SAT|>SATsと判定された場合、上記ステップS66においてV<Vsと判定された場合はいずれも計数値Nを“0”にリセットし(ステップS80)、メモリから操舵補助トルクを読み込んで上記ステップS74に移行する(ステップS81)。また、上記ステップS68でN<Nsと判定された場合にも、メモリから操舵補助トルクを読み込んで上記ステップS74に移行する。
以上のように本発明によれば、車両要因などにより発生するオフセットトルクをSATより推定することにより、ハンドル入力とオフセット入力を切り分けることができるため、外力より発生するオフセットトルクのみを補正することが可能となる。
なお、上述ではSAT推定値*SATを車両の直進判定(舵角θ、SAT推定値*SAT及び車速V)に利用しているが、操舵トルクTで車両の直進判定(舵角θ、操舵トルクT及び車速V)を行うようにしても良い。また、上述ではSATをSAT推定フィードバック部で推定しているが、SATセンサで検出したSAT検出値を用いることも可能である。
本発明の前提となる制御装置の構成例を示すブロック図である。 SAT推定フィードバック部の構成例を示すブロック図である。 摩擦推定部の特性例を示す図である。 車速感応ゲインの特性例を示す図である。 車速変化に基づくSATと舵角の関係を示す特性線図である。 ステアリングセンターの検出の動作例を示すフローチャートである。 舵角検出の動作例を示すフローチャートである。 モータ電流補正値算出部の動作例を示すフローチャートである。 ゲイン算出マップの一例を示す特性線図である。 本発明に係る制御装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 電動パワーステアリング装置の一般的な構成例を示す図である。 コントロールユニットの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 操向ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギア
10、40 トルクセンサ
12、41 車速センサ
14 バッテリ
20、60 モータ
30 コントロールユニット
31、42 操舵補助指令値演算部
32 位相補償部
35、43 微分補償部
36 PI制御部
37 PWM制御部
38 インバータ
50 SAT推定フィードバック部
51 収れん性制御部
52 ロバスト安定化補償部
61 モータ駆動部
62 モータ角速度推定部
63 モータ角加速度推定部
64 モータ特性補償部
70、70A モータ電流補正値算出部

Claims (6)

  1. 操舵トルクと車速に基づいてステアリング機構に操舵補助力を付与するモータの電流指令値を演算し、フィードバック制御で前記モータを駆動制御するようになっている電動パワーステアリング装置の制御装置において、前記モータの角速度及び角加速度、前記操舵トルク、前記電流指令値を入力して車両のSATの推定を行うSAT推定部と、前記SAT推定部で推定されたSAT推定値、前記車速、舵角に基づいて車両の走行状態を判定すると共に、前記走行状態に従って、前記SAT推定値に基づいてモータ電流補正値を算出して前記電流指令値を補正するモータ電流補正値算出部とを具備したことを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
  2. 前記走行状態の判定が直進判定であり、前記舵角が所定値1以下、かつ前記SAT推定値の絶対値が所定値2以下、かつ前記車速が所定値3以上で所定時間経過したときに前記モータ電流補正値を算出するようになっている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  3. 前記走行状態の判定を、前記SAT推定値に代えて前記操舵トルクを用いて前記走行状態を判定するようになっている請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  4. 操舵トルクと車速に基づいてステアリング機構に操舵補助力を付与するモータの電流指令値を演算し、フィードバック制御で前記モータを駆動制御するようになっている電動パワーステアリング装置の制御装置において、車両のSATを計測するSATセンサと、前記SATセンサで計測されたSAT値、前記車速、舵角に基づいて車両の走行状態を判定すると共に、前記走行状態に従って、前記SAT値に基づいてモータ電流補正値を算出して前記電流指令値を補正するモータ電流補正値算出部とを具備したことを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
  5. 前記走行状態の判定が直進判定であり、前記舵角が所定値1以下、かつ前記SAT推定値の絶対値が所定値2以下、かつ前記車速が所定値3以上で所定時間経過したときに前記モータ電流補正値を算出するようになっている請求項4に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  6. 前記走行状態の判定を、前記SAT値に代えて前記操舵トルクを用いて前記走行状態を判定するようになっている請求項4又は5に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
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