JP5212454B2 - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

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本発明は、自動車や車両の操舵系にモータによる操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特にステアリングセンター位置を検出することにより、操舵角(舵角)の検出をセンサなしで行うようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
自動車や車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク(操舵補助トルク)を正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流制御値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図8に示して説明すると、操向ハンドル1の軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に結合されている。軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介して軸2に結合されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14からイグニションキー11を経て電力が供給され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30は主としてCPUで構成されるが、そのCPU(又はMCU)内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと図9のようになる。例えば位相補償器31は独立したハードウェアとしての位相補償器を示すものではなく、CPU(又はMCU)で実行される位相補償機能を示している。
コントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出されて入力される操舵トルクTは、操舵系の安定性を高めるために位相補償器31で位相補償され、位相補償された操舵トルクTAが操舵補助指令値演算器32に入力される。また、車速センサ12で検出された車速Vも操舵補助指令値演算器32に入力される。操舵補助指令値演算器32は、入力された操舵トルクTA及び車速Vに基づいてモータ20に供給する電流の制御目標値である操舵補助指令値Iを決定する。操舵補助指令値Iは減算器30Aに入力されると共に、応答速度を高めるためのフィードフォワード系の微分補償器34に入力され、減算器30Aの偏差(I−i)は比例演算器35に入力されると共に、フィードバック系の特性を改善するための積分演算器36に入力される。微分補償器34及び積分補償器36の出力も加算器30Bに加算入力され、加算器30Bでの加算結果である電流制御値Eが、モータ駆動信号としてモータ駆動回路37に入力される。モータ20のモータ電流値iはモータ電流検出回路38で検出され、モータ電流値iは減算器30Aに入力されてフィードバックされる。
上述のような電動パワーステアリング装置において、従来舵角を検出して戻り制御や電子安定制御を行う場合には、ハード構成の舵角センサを取付けている。
特開平2−290782
上述のように舵角センサを取付ける場合、次のような問題がある。即ち、舵角センサのゼロ点と車のステアリング系との整合性を調整する必要がある。例えばハンドルの取替え、タイヤの取替えなどにより、舵角センサのゼロ点と車の直進状態との整合がとれなくなる可能性がある。また、舵角センサを取付けることにより、電動パワーステアリング装置の部品点数が多くなり、コストが高くなる。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、従来車両に存在するセンサのみによってステアリングセンター位置を検出すると共に、舵角センサを設けることなく舵角を検出できるようにした電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することにある。
本発明は、ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいて演算手段で演算された操舵補助指令値と、モータの電流値とから演算した電流制御値に基づいてステアリング機構に操舵補助力を与える前記モータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、本発明の上記目的は、車速が所定値1以上であり、かつ前記操舵トルクが所定値2より小さく、かつ前記演算された操舵補助指令値、前記モータの回転角速度、前記モータの回転角加速度及び前記操舵トルクにより推定されたSAT推定値が所定値3より小さい状態が所定時間を継続した時のステアリングホイールの角度θをステアリングセンター位置とするセンター位置検出部と、前記モータの回転角度信号に基づいてモータ回転角度変化量Δθmを求め、ステアリング角度変化量Δθ(t)=f(Δθm)を演算し、前記センター位置検出部がセンター位置を検出していないとき、θ(t−T)を1サンプリング時間前の舵角検出値、Nをステアリングの回転数としたとき、θ(t)=θ(t−T)+Δθ(t)、N=floor(θ(t)/360)を演算すると共に、θ(t−T)=θ(t)を出力し、前記センター位置検出部がセンター位置を検出しているとき、θ(t)=0、N=0、θ(t−T)=0を出力する舵角検出部とを具備することにより達成される。
本発明では、新たな舵角センサを設けずに、SAT推定値、車速及び操舵トルク信号によりステアリングセンターを検出し、更にモータの回転角度信号若しくは回転角度推定信号により絶対舵角を検出することができる。よって、センサなしで舵角センサの機能を実現でき、かつステアリングセンター(ゼロ舵角)の自動検出もでき、安価で部品点数の少ないパワーステアリング装置の制御装置を提供できる。
本発明の構成例を示すブロック図である。 SAT(セルフアライニングトルク)を説明するための図である。 車速変化に基づくSATと舵角の関係を示す図である。 ステアリングセンター位置(舵角θ=0)の検出動作例を示すフローチャートである。 バックラッシュの特性例を示す図である。 舵角検出時の初期化を示すフローチャートである。 舵角検出の動作例を示すフローチャートである。 電動パワーステアリング装置の一例を示すブロック構成図である コントロールユニットの一般的な内部構成を示すブロック図である。
本発明では、車の直進状態時にSAT(セルフアライニングトルク)がほぼゼロになることを利用し、SAT推定値、車速及び操舵トルクに基づいて車両の直進状態を推定する。この状態により、ステアリングセンター位置(ゼロ舵角)を検出する。また、モータ回転角度信号により、モータ回転角度の変化量を舵角の変化量に換算し、ステアリングセンター位置(ゼロ舵角)と舵角の変化量とにより、舵角センサなしで舵角を検出する。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の構成例を示しており、ステアリング装置の補助操舵力を発生するモータ40はモータ駆動部41によって駆動され、モータ駆動部41は二点鎖線で示すコントロールユニット100で制御され、コントロールユニット100にはトルクセンサからの操舵トルク信号Th及び車速検出系からの車速信号Velが入力される。モータ40では、モータ端子間電圧Vm及びモータ電流値iが計測されて出力される。
コントロールユニット100は、操舵トルク信号Thを用いて制御を行う破線で示すトルク系制御部50と、モータ40の駆動に関連した制御を行う一点鎖線で示すモータ系制御部60とで構成されている。トルク系制御部50はアシスト量演算部51、微分制御器52、ヨーレート収れん性制御部53、ロバスト安定化補償部54、セルフアライニングトルク(SAT)推定フィードバック部55、ステアリングセンター位置検出部101及び舵角検出部102によって構成され、更に加算器56及び57、減算器58を具備している。また、モータ系制御部60は補償器61、外乱推定器62、モータ角速度推定部63、モータ角加速度推定部(微分器)64及びモータ特性補償部65で構成され、加算器66及び67を具備している。
操舵トルク信号Thはアシスト量演算部51、微分制御器52、ヨーレート収れん性制御部53及びSAT推定フィードバック部55に入力され、いずれも車速信号Velをパラメータ入力としている。操舵トルク信号Th及び車速信号Velはステアリングセンター位置検出部101に入力されている。アシスト量演算部51は操舵トルク信号Thに基づいてアシストトルク量を演算し、ヨーレート収れん性制御部53は操舵トルク信号Th及びモータ角速度の推定値ωを入力とし、車両のヨーの収れん性を改善するために、ハンドルが振れ回る動作に対してブレーキをかけるようになっている。また、微分制御器52はステアリングの中立点付近の制御の応答性を高め、滑らかでスムーズな操舵を実現するようになっており、SAT推定フィードバック部55は操舵トルク信号Thと、アシスト量演算部51の出力に微分制御器52の出力を加算器56で加算した信号と、モータ角速度推定部63で推定された角速度推定値ωと、モータ角加速度推定部64からの角加速度推定値*ωとを入力し、後述する式に従ってSATを推定し、推定したSAT推定値SSATをフィードバックフィルタを用いて信号処理し、ハンドルに適切な路面情報を反力として与えるようになっている。
また、アシスト量演算部51の出力に微分制御器52の出力を加算器56で加算した信号に、ヨーレート収れん性制御部53の出力を加算器57で加算した信号をアシスト量AQとしてロバスト安定化補償部54に入力している。ロバスト安定化補償部54は特開平8−290778号公報に示されている補償部であり、検出トルクに含まれる慣性要素とばね要素で成る共振系の共振周波数におけるピーク値を除去し、制御系の応答性と安定性を阻害する共振周波数の位相のズレを補償するものである。ロバスト安定化補償部54の出力からSAT推定フィードバック部55のSAT推定値SSATを減算器58で減算することで、路面情報を反力としてハンドルに伝えることができるアシスト量Iaが得られる。
ステアリングセンター位置検出部101で検出されたステアリングセンター検出信号SCは舵角検出部102に入力され、舵角検出部102にはモータ40に取付けられているセンサからのモータ回転角度信号RSも入力されている。舵角検出部102は、ステアリングセンター検出信号SC及びモータ回転角度信号RSに基づいて舵角を検出して舵角信号θを出力する。舵角信号θは戻り制御や車の電子安定制御等に使用される。
更に、モータ角速度推定部63はモータ端子間電圧Vm及びモータ電流値iに基づいてモータ角速度ωを推定するものであり、モータ角速度ωはモータ角加速度推定部64、ヨーレート収れん性制御部53及びSAT推定フィードバック部55に入力される。モータ角加速度推定部64では、入力されたモータ角速度ωに基づいてモータ角加速度を推定し、推定したモータ角加速度*ωはモータ特性補償部65に入力される。モータ特性補償部65の出力Icに、ロバスト安定化補償部58の出力からSAT推定フィードバック部55のSAT推定値SSATを減算したアシスト量Iaが加算器66で加算され、その加算信号が電流指令値Irとして微分補償器等で成る補償器61に入力される。補償器61で補償された電流指令値Iraに外乱推定器62の出力を加算器67で加算した信号がモータ駆動部41及び外乱推定器62に入力される。外乱推定器62は特開平8−310417号公報で示されるような装置であり、モータ出力の制御目標である補償器61で補償された電流指令値Iraに外乱推定器62の出力を加算した信号と、モータ電流値iとに基づいて、制御系の出力基準における希望するモータ制御特性を維持することができ、制御系の安定性を失うことがないようにしている。
ここで、路面からステアリングまでの間に発生するトルクの様子を図2に示して説明する。ドライバがハンドルを操舵することによって操舵トルクThが発生し、その操舵トルクThに従ってモータ40がアシストトルクTmを発生する。その結果、車輪が転舵され、反力としてSATが発生する。また、その際、モータ40の慣性J及び摩擦(静摩擦)Frによってハンドル操舵の抵抗となるトルクが生じる。これらの力の釣り合いを考えると、下記(1)式のような運動方程式が得られる。

J・*ω+Fr・sign(ω)+SAT=Tm+Th ・・・(1)

ここで、上記(1)式を初期値ゼロとしてラプラス変換し、SATについて解くと下記(2)式が得られる。

SAT(s)=Tm(s)+Th(s)−J・*ω(s)−Fr・sign(ω(s)) ・・・(2)

上記(2)式から分かるように、モータ40の慣性J及び静摩擦Frを定数として予め求めておくことで、モータ回転角速度ω、回転角加速度*ω、操舵補助力及び操舵トルク信号ThよりSAT(セルフアライニングトルク)を推定することができる。かかる理由より、SAT推定フィードバック部55には操舵トルク信号Th、角速度ω、角加速度*ω、アシスト量演算部51の出力がそれぞれ入力されている。
次に、ステアリングセンター位置検出部101におけるステアリングセンター位置の検出について説明する。
ステアリングセンター位置は車の直進状態でのステアリングホイールの位置である。ステアリング系の摩擦がない場合、ステアリングを切った後、操舵力を与えなくてもSATの作用によりステリングホイールがセンター位置に戻る。つまり、ターン状態から直進状態に戻り、SATがゼロになる。摩擦を考慮した場合、操舵力を与えないと摩擦とSATのバランスで、SATはゼロにならなくてもステアリングホイールが止まってしまう。つまり、ターン状態から完全な直進状態に戻らない。前記(2)式より、SAT(s)=−Fr・sign(ω(s))になる。
車速変化によるSATと舵角θの関係は図3に示すようになっており、同じ車速(Vel2)に対してステアリングホイールがセンターよりずれる角度(舵角)θ2は摩擦Fr(=SAT)の大きさに依存する。摩擦が大きければ、ずれ角度は大きくなる。しかし、同じ舵角(θ2)に対して、車速(Vel2→Vel1)が大きくなるほどSAT(P2→P1)が大きくなる。図3のP2→P3から分かるように、同じ摩擦Frに対して、車速(Vel1>Vel2)が大きくなれば、ステアリングホイールがセンターよりずれる角度(θ1<θ2)が小さくなる。
本発明では、車速Velが所定車速以上(例えばVel≧Vel0)の時に、操舵トルクThが所定値より小さく(|Th|≦Th0)、直進状態(|SAT推定値SSAT|≦SAT0)が所定時間Tを続けて検出された時のステアリングホイールの角度θをステアリングセンター位置(舵角θ=0)として検出する。
ステアリングセンター位置(舵角θ=0)の検出動作例を、図4のフローチャートに従って説明する。
先ずセンター条件としての車速Vel≧Vel0、操舵トルク信号|Th|≦Th0、SATによる直進状態|SAT推定値SSAT|≦SAT0を判断する(ステップS1)。ここで、Vel0はセンター条件判断用の車速閾値、Th0はセンター条件判断用の操舵トルク閾値、SAT0はセンター条件判断用のSAT閾値である。上記条件の全てが成立したときに、センター検出用の計時カウンタcntを「+1」し(ステップS2)、計時カウンタcntがセンター検出用のカウンタ閾値T以上であるか否かを判定する(ステップS3)。つまり、所定時間を経過したか否かを判定する。そして、計時カウンタcntがカウンタ閾値T以上であればセンター検出用フラグcen_flgを立て(ステップS4)、計時カウンタcntをリセットして終了し(ステップS5)、計時カウンタcntがカウンタ閾値Tより小さければセンター検出用フラグcen_flgをリセットして終了する(ステップS7)。また、上記ステップS1で全ての条件が成立しない場合には、センター検出用フラグcen_flgをリセットし(ステップS6)、計時カウンタcntをリセットして終了する(ステップS5)。
次に、舵角検出部102における舵角(絶対ステアリング角度)検出の動作を説明する。
モータ40に取付けられたセンサからのモータ回転角度信号RS(又はモータ回転角度推定信号)により、モータ回転角度変化量Δθmが得られる。また、モータ軸とステアリングホイール軸との間の減速ギア比(Gr)によって、下記(3)式に従って舵角変化量Δθが求められる。

Δθ=(1/Gr)×Δθm …(3)

しかし、モータ軸とステアリングホイール軸との間にメカ機構があるので、ダンパ、バックラッシュ、バネ特性等を考慮する必要がある。例えばバックラッシュの特性は図5に示すようになっており、−A〜+Aがバックラッシュとなる。舵角θの変化量Δθは下記(4)式で求められる。

Δθ=f(Δθm) …(4)

また、舵角θはステアリングセンター角度θ=0より変化量Δθを累積して計算する。

θ(t)=θ(t−T)+Δθ(t) …(5)

θ(t−T)は1サンプリング時間前の舵角検出値である。ステアリングの回転数Nはθ(t)の360度の倍数より計算される。

N=floor(θ(t)/360) …(6)

ここで、絶対ステアリング角度検出の動作を、図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。
図6は初期化のフローを示しており、全てのパラメータを0に初期化する(ステップS10)。なお、abs_angle_flgは絶対ステアリング角度有効フラグであり、“1”は有数、“0”は無数を示している。また、θ(t)は絶対ステアリング角度検出値であり、Nはステアリングの回転数であり、θ(t−T)は1サンプリング時間前の絶対ステアリング角度検出値である。
その後、図7の動作を実行する。即ち、先ずモータ回転角度変化量Δθmを読取り(ステップS20)、ステアリング角度変化量Δθ(t)=f(Δθm)を計算する(ステップS21)。そして、ステアリングセンター位置検出部101でステアリングセンターを検出し(ステップS22)、センター検出フラグcen_flgが立っている(=1)か否かを判定し(ステップS23)、センター検出フラグcen_flgが立っていない場合には、絶対ステアリング角度有数フラグabs_angle_flgが立っているか否かを判定する(ステップS24)。絶対ステアリング角度有数フラグabs_angle_flgが立っていれば上記(5)式及び(6)式を演算すると共に、θ(t−T)=θ(t)を演算して終了する(ステップS25)。また、上記ステップS23でセンター検出フラグcen_flgが立っている場合には絶対ステアリング角度有効フラグabs_angle_flgを立て(ステップS26)、θ(t)=0、N=0、θ(t−T)=0として終了する(ステップS27)。上記ステップS24で絶対ステアリング角度有数フラグabs_angle_flgが立っている場合には、同様にθ(t)=0、N=0、θ(t−T)=0として終了する(ステップS27)。
本発明は電動パワーステアリング装置の形式(コラムタイプ、ピニオンタイプ、ラックタイプ)、モータの種類(ブラシ付き、ブラシレス等)を問わず、全ての電動パワーステアリング装置に適用可能である。また、絶対舵角信号は電動パワーステアリング装置だけではなく、電子安定制御、車両統合制御等にも使用可能である。
1 操向ハンドル
5 ピニオンラック機構
20、40 モータ
30、100 コントロールユニット
41 モータ駆動部
50 トルク系制御部
51 アシスト量演算部
52 微分制御器
53 ヨーレート推定フィードバック部
54 ロバスト安定化補償部
55 SAT推定フィードバック部
60 モータ系制御部
61 補償部
62 外乱推定器
63 モータ角速度推定部
64 モータ角加速度推定部
65 モータ特性補償部
101 ステアリングセンター位置検出部
102 舵角検出部

Claims (1)

  1. ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいて演算手段で演算された操舵補助指令値と、モータの電流値とから演算した電流制御値に基づいてステアリング機構に操舵補助力を与える前記モータを制御するようになっている電動パワーステアリング装置の制御装置において、
    車速が所定値1以上であり、かつ前記操舵トルクが所定値2より小さく、かつ前記演算された操舵補助指令値、前記モータの回転角速度、前記モータの回転角加速度及び前記操舵トルクにより推定されたSAT推定値が所定値3より小さい状態が所定時間を継続した時のステアリングホイールの角度θをステアリングセンター位置とするセンター位置検出部と、
    前記モータの回転角度信号に基づいてモータ回転角度変化量Δθmを求め、ステアリング角度変化量Δθ(t)=f(Δθm)を演算し、前記センター位置検出部がセンター位置を検出していないとき、θ(t−T)を1サンプリング時間前の舵角検出値、Nをステアリングの回転数としたとき、θ(t)=θ(t−T)+Δθ(t)、N=floor(θ(t)/360)を演算すると共に、θ(t−T)=θ(t)を出力し、前記センター位置検出部がセンター位置を検出しているとき、θ(t)=0、N=0、θ(t−T)=0を出力する舵角検出部と、
    を具備したことを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
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