JP2007300448A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクトガラス上やミラー上などのゴミやホコリなどに起因して生じるノイズを確実に検出することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】読取部において、原稿領域を読み取って原稿領域画像データPDを取得するとともに、原稿の後端位置よりも後の領域を読み取って後領域画像データRDを取得する。原稿領域画像データPDと後領域画像データRDとを通じて副走査方向D2について同じ値の画素データが連続して現れる場合に、ノイズが存在すると判断して、所定の報知処理および補正処理を実行する。
【選択図】図9

Description

この発明は、読み取った画像データに含まれるノイズを検出することができる画像読取装置に関する。
画像読取装置においては、ADF方式やFBS方式によって原稿を読み取って画像データを取得する際において、コンタクトガラスやミラー上のゴミやホコリなどに起因してスジ状の異常画素が発生することがあった。高解像度化、CCDの複数ライン化の進む近年においては、これらゴミやホコリが画像データに及ぼす影響はますます大きなものとなってきている。
このような事態を解決すべく、コンタクトガラスやミラー上のゴミやホコリを検出するための技術が様々に考案されている。
例えば、原稿の読み取りを行う前に背景板を読み取ることによって、コンタクトガラス上のホコリを検出する技術が考案されている。特許文献1には、取得した背景板の画像データを予め格納しておいたゴミのない状態の背景板の画像データと比較することによって、コンタクトガラス上のホコリを検出する構成が開示されている。また、特許文献2には、黒色(白色)の背景板を読み取ることによって白色(黒色)のゴミが付着することによる異常画素を検出する構成が開示されている。
特開2004−228654号公報 特開2003−101737号公報
しかしながら、従来の検出処理においては、原稿の読み取りを行う前から既にコンタクトガラス上などにゴミやホコリなどが付着していた場合には、原稿の読み取り開始前にその事実を検知することができるものの、原稿の読み取りを行っている最中にゴミなどが付着した場合には、その事実を検知することができなかった。この場合、そのまま原稿の読み取り処理が続行されてしまうため、付着したゴミなどの影響によって読み取った画像データにスジ状のノイズが発生してしまっていた。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、コンタクトガラス上やミラー上などのゴミやホコリなどに起因して生じるノイズを確実に検出することができる画像読取装置を提供することを第1の目的としている。
請求項1の発明は、原稿領域を読み取って原稿の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段に、原稿領域を読み取った後にさらに画像データの取得処理を継続して実行させて後領域の画像データを取得させる後領域画像データ取得制御手段と、前記後領域の画像データに基づいて前記原稿の画像データのノイズを検出するノイズ検出手段と、を備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記ノイズ検出手段が、前記後領域の画像データおよび前記原稿の画像データを通じて、副走査方向に同じ値の画素データが連続して現れる場合に、前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記ノイズ検出手段が、前記後領域の画像データにおける副走査方向に同じ値の画素データが連続して現れる場合に、前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断する。
請求項4の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記画像データ取得手段に、原稿領域を読み取る前から画像データの取得処理を実行させて前領域の画像データを取得させる前領域画像データ取得制御手段、を備え、前記ノイズ検出手段が、前記後領域の画像データと前記前領域の画像データとに基づいて前記原稿の画像データのノイズを検出する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の画像読取装置において、前記ノイズ検出手段が、前記後領域の画像データと前記原稿の画像データと前記前領域の画像データとを通じて、副走査方向に同じ値の画素データが連続して現れる場合に、前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断する。
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の画像読取装置において、前記ノイズ検出手段によって前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断された場合に、前記原稿の画像データに対して所定の補正処理を行うノイズ補正処理手段、を備える。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の画像読取装置において、前記ノイズ検出手段によって前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断された場合に、ノイズが検出されたことを報知する報知手段、を備える。
請求項8の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の画像読取装置において、前記画像データ取得手段が、副走査方向へ搬送される原稿を主走査方向に光学的に走査することによって、前記原稿の画像データを取得し、前記後領域画像データ取得制御手段が、前記画像データ取得手段に、副走査方向へ搬送される原稿の後端部を走査した後にさらに引き続いて主走査方向について所定のライン数の画像データを取得させる。
請求項9の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の画像読取装置において、前記画像データ取得手段が、プラテンガラス上に載置された原稿に対して移動可能な走行体を副走査方向へ搬送しながら主走査方向に光学的に走査することによって、前記原稿の画像データを取得し、前記後領域画像データ取得制御手段が、前記画像データ取得手段に、前記プラテンガラス上に載置された原稿の後端部を走査した後にさらに前記走行体を副走査方向へ搬送して主走査方向について所定のライン数の画像データを取得させる。
請求項1〜9に記載の発明によれば、原稿領域を読み取った後にさらに画像データの取得処理を継続して実行させることによって得られた後領域の画像データに基づいてノイズの有無を検出するので、コンタクトガラス上やミラー上などのゴミやホコリなどに起因して生じるノイズを確実に検出することができる。例えば、原稿を読み取る最中にノイズの原因となるゴミなどコンタクトガラス上やミラー上などに付着したことによって原稿の画像データにノイズが生じた場合であっても、当該ノイズをもれなく検知することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、後領域の画像データおよび原稿の画像データを通じて、副走査方向に同じ値の画素データが連続して現れる場合に、原稿の画像データにノイズが存在すると判断するので、原稿の画像データに存在するスジ状画像部分が、ノイズであるか原稿の画像であるかを正確に判別することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、後領域の画像データと原稿の画像データと前領域の画像データとを通じて、副走査方向に同じ値の画素データが連続して現れる場合に、原稿の画像データにノイズが存在すると判断するので、原稿の画像データに存在するスジ状画像部分が、ホコリに起因するノイズであるか原稿の画像であるかを特に正確に判別することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、ノイズ検出手段によって原稿の画像データにノイズが存在すると判断された場合に、原稿の画像データに対して所定の補正処理を行うので、コンタクトガラス上やミラー上などのゴミやホコリなどに起因して生じるノイズの影響を低減して常に良好な原稿の画像データを取得することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、後領域の画像データに基づいて原稿の画像データのノイズを検出することによって、特に、以降の画像読取処理においても引き続いてノイズが発生する可能性が高い状態を確実に検知することができる。また、ノイズ検出手段によって原稿の画像データにノイズが存在すると判断された場合に、ノイズが検出されたことを報知することができる。つまり、ユーザに対して、以降の画像読取処理においても引き続いてノイズが発生する可能性が高い状態を確実に知らせることができる。
〔第1の実施の形態〕
〈1.デジタル複合機100の全体構成〉
図1は、この発明の第1の実施の形態に相当する画像読取装置の機能が組み込まれたデジタル複合機100の構成を示すブロック図である。
図1を参照する。このデジタル複合機100は、カラーファクシミリ機能やカラー複写機機能を有する複合機であり、FAX機能、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などの複数の機能を有する複合機(MFP装置)として構成されている。
このデジタル複合機100は、制御部101と、ROM102と、RAM103と、操作部104と、表示部105と、画像読取部106と、画像メモリ107と、ノイズ検出部108と、画像処理部109と、報知処理部110と、画像記録部111と、大容量蓄積部112と、画像送受信部113と、通信関係の機能部114〜117とを、バスライン118を介して電気的に接続した構成となっている。
制御部101は、CPUで構成されている。制御部101は、ROM102に記憶されたプログラムに基づいて上記のハードウエア各部を制御し、デジタル複合機100の機能を実現する。
ROM102は、デジタル複合機100の制御に必要なプログラムやデータを予め格納した読み出し専用の記憶装置である。
RAM103は、読み出しと書き込みとが可能な記憶装置であり、画像データ、FAX番号、メールアドレスなどの一時的に蓄積される諸データや、制御部101による演算処理の際に発生するデータなどを一時的に記憶する。RAM103はSRAMやフラッシュメモリなどで構成される。RAM103は、後述する原稿領域画像データPDを格納するための第1メモリ131と、後述する後領域画像データRDを格納するための第2メモリ132とを備えている。第1メモリ131および第2メモリ132に格納された画像データは、ノイズ検出部108において行われるノイズ検出処理に用いられる。
操作部104は、文字キー、テンキー、ファンクションキーなどの各種キーによって構成され、コマンドやテキストデータの入力といったユーザ操作を受け付ける。操作部104が受けたユーザ操作は信号として制御部101に入力される。制御部101はユーザ操作に基づいて各部の動作を制御する。
表示部105は、デジタル複合機100の動作状態や、画像データなどを表示する表示装置である。表示部105は、液晶ディスプレイなどの表示装置により構成される。なお、操作部104に設けられる各種のキーは、この表示部105のディスプレイ画面上に設けたタッチパネルによって実現されてもよい。
画像読取部106は、原稿上の画像をCCDラインセンサなどの読取素子によって読み取るフルカラーのスキャナーである。フルカラーのスキャナーによる原稿画像の読み取りが画素ごとに行われることによって、原稿上の画像の画像データがRGBの各色成分ごとに取得される。画像読取部106は、プラテンガラス22(図2参照)上に載置された原稿に対して移動可能な走行体であるキャリッジ26a,26b(図2参照)を副走査方向へ搬送しながら、読取素子によって主走査方向に光学的に走査して画像を読み取るフラットベットタイプのスキャナー(FBS方式のスキャナー)として機能するとともに、原稿の載置台11(図2参照)に載置された原稿を、ADF(Auto Document Feeder)によって副走査方向へ搬送し、搬送される原稿の表面を静止した読取素子によってを主走査方向に光学的に走査して画像を読み取るシートフィードタイプのスキャナー(ADF方式のスキャナー)としても機能する。画像読取部106のより具体的な構成については後述する。
画像メモリ107は、LANI/F116やNCU117を通じて外部端末301,304,305から受信した画像データ、画像読取部106において取得された画像データ、画像処理部109において処理された画像データなどを、一時的に記憶するための記憶装置である。画像メモリ107は、読み出しと書き込みとが可能なDRAM等のメモリにより構成される。
ノイズ検出部108は、後述する後領域画像データRD、原稿領域画像データPDに基づいてノイズの有無を検出するための処理部である。
画像処理部109は、画像送受信部113で受信された画像データや、画像読取部106から取得した画像データにA/D変換、表色系の変換、色調整、画像の合成などの種々の処理を行う処理部である。画像処理部109は、補正処理部191を備える。補正処理部191は、ノイズ検出部108によってノイズが検出されたと判断された場合に、原稿の画像データに対して所定の補正処理を行うための処理部である。
報知処理部110は、ノイズ検出部108によってノイズが検出されたと判断された場合に、その旨をユーザに対して報知するための所定の報知処理を行うための処理部である。
画像記録部111は、画像メモリ107に格納された画像データなどを記録紙上へ記録するプリンタである。画像記録部111には、例えば、電子写真方式のプリンタを採用することができる。
大容量蓄積部112は、ハードディスクなどにより構成される。大容量蓄積部112は、画像読取部106により処理された画像データを蓄積することができる。
画像送受信部113は、LAN201を介して接続された外部端末301や、インターネット202を介して接続された外部端末304から電子メール通信によって画像データを受信する。また、PSTN(公衆交換電話網)203を介して接続された外部端末305よりファックス通信によって画像データを受信する。
さらにこのデジタル複合機100には、通信関係の機能部として、画像データ等を複数のプロトコルに対応して符号化/復号化するコーデック(CODEC)114と、送受信データの変調および復調を行うモデム115と、LAN(ローカルエリアネットワーク)201とのインターフェイスに相当するLANI/F116と、電話回線の開閉制御を行うNCU117とが、バスライン118を介して電気的に接続した構成となっている。
次に、このデジタル複合機100の通信環境について説明する。デジタル複合機100は、LAN201と接続されている。LAN201にはメールサーバ302や外部端末301などが接続されている。また、LAN201は、ルータ303などを介してインターネット202に接続されている。このような構成によって、デジタル複合機100は、LAN201を介して接続された外部端末301や、インターネット202を介して接続された外部端末304と電子メール通信などを行うことができる。さらに、デジタル複合機100は、アナログ回線用のデータ通信ネットワークであるPSTN203と接続されている。これによって、デジタル複合機100はPSTN203を介して接続された外部端末305との通信を行うことができる。外部端末301,304,305は、モデム接続されたパソコン、デジタル複合機100と同様の装置、固定電話、携帯電話、FAX専用機、等である。
〈2.画像読取部106の構成〉
図2は、画像読取部106の断面図である。なお、図2には、方向関係を明確にするため、XYZ直交座標系を付している。この座標系においては、Z軸方向を鉛直方向とし、X、Y軸が水平面を規定するものとする。
画像読取部106は、原稿押さえカバー1と、読取部2とを備えている。
原稿押さえカバー1は、プラテンガラス22上に載置された原稿を上方から押さえるための部材であり、その一辺を中心として回動可能に設けられており、プラテンガラス22に対して開位置(図示省略)と閉位置(図2に示す位置)とに位置させることができる。原稿押さえカバー1の上面には、原稿を載置する載置台11と、原稿を自動的に給紙する自動原稿送り装置(ADF装置)である搬送部12と、排出された原稿を載置する排出台13とが設けられている。
搬送部12は、載置台11に載置された原稿の有無を検知するための原稿検知センサ121と、載置台11に載置された原稿を1枚ずつ分離する分離ローラ122と、分離された原稿を搬送する複数の搬送ローラ123と、搬送される原稿の先端部を検出する読取タイミング検出センサ124とを備えている。
読取部2は、原稿の表面に表示された画像情報を読み取るための機能部である。読取部2は、横断面が略矩形の箱状体であり、蓋部21と、筐体20とを有している。
蓋部21には、板状のガラスであるプラテンガラス22とコンタクトガラス23が設けられている。プラテンガラス22およびコンタクトガラス23は、そのガラス面上に載置された原稿で反射された光を透過する。
筐体20の内部には、原稿を読み取るための原稿読取光学系24が格納されている。
原稿読取光学系24は、受光部25と、キャリッジ26a,26bと、キャリッジ26a,26bを移動させるための移動機構27とを備えている。
受光部25は、原稿を読み取った光を光電変換によって電気信号に変換するための光学読み取り装置である。すなわち、原稿からの反射光Lをレンズ251によって集光させてCCDセンサ252上に結像させ、CCDセンサ252において当該反射光を光電変換によって電気信号に変換する。
キャリッジ26a,26bは、原稿ガラス22,23の下方を移動しながら原稿に対して光を照射して、反射光を受光部25に導くための機構である。キャリッジ26aには、光源261aと、原稿からの光を反射させるミラー262aとが支持されている。他方のキャリッジ26bには、原稿からの光を反射させる2つのミラー263b,264bが支持されている。
移動機構27は、左右一対の大径プーリ271a,271bと、左右一対の小径プーリ272a,272bと、大径プーリ271a,271b間に掛装された第1ベルト273と、小径プーリ272a,272b間に掛装された第2ベルト274と、大径プーリ271a,271bおよび小径プーリ272a,272bを回転させるためのステップモータ275とを有する。キャリッジ26aは、第1ベルト273に連結されている。また、キャリッジ26bは、第2ベルト274に連結されている。すなわち、ステップモータ275が、大径プーリ271a,271b、小径プーリ272a,272bを回転駆動することによって、第1ベルト273、第2ベルト274を介してキャリッジ26a、キャリッジ26bが移動可能となる。
なお、上記の実施の形態においては、2つのキャリッジ26a,26bを移動させて固定された受光部25で原稿の読み取りを行う2キャリッジ形式を示したが、本発明の実施の形態はこれに限られず、例えば、受光部が搭載されたキャリッジを移動させて原稿の読み取りを行う1キャリッジ方式を採用することも可能である。
〈3.画像読取処理〉
次に、原稿上の画像を読み取って画像データを取得し、読み取った画像データを紙などのプリント媒体上に画像形成する際の処理動作について説明する。
〈3−1.処理の全体の流れ〉
図3は、原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。ただし、特に記載のない場合、以下の動作は制御部101の制御下で自動に行われる。
プラテンガラス22上もしくは載置台11に原稿が載置されたことが図示しないセンサ等によって検出され(ステップS1でYES)、さらに操作部14に設けられたスタートキー(図示省略)がユーザによって操作されたと判断されると(ステップS2でYES)、読取部2において画像データ(より具体的には、原稿領域画像データPDと後領域画像データRD)の取得処理が行われる(ステップS3)。ステップS3の具体的な処理については後に説明する。
ステップS3の処理が終了すると、続いて、ノイズ検出部108において、ステップS4において取得された画像データ(すなわち、原稿領域画像データPDと後領域画像データRD)に基づいてノイズの有無が判断される(ステップS4)。ステップS4の具体的な処理については後に説明する。
ステップS4においてノイズが検出されなかった場合、ステップS5、ステップS6の各処理は行わずにステップS7の処理に移行する。
ステップS4においてノイズが検出された場合、続いて、報知処理部110において、ノイズが検出された旨をユーザに報知するための所定処理が行われる(ステップS5)。より具体的には、取得した画像データにノイズが存在する旨、また、コンタクトガラス23やミラー262a,263b,264bなどにゴミやホコリが存在する可能性がある旨をユーザに知らせるための所定メッセージ(例えば、「読み取った画像データにノイズが検出されました。ガラス面、もしくはミラー等に汚れが発生している可能性がありますので、クリーニングをしてください。」とのメッセージ)を表示部105に表示する。なお、このようなメッセージを表示部105に表示するとともに(もしくはこれに代えて)、アラーム(図示省略)によって所定の警告音を発生させたり、所定のランプ(図示省略)を点灯させることによって、ノイズが検出された旨をユーザに報知してもよい。
続いて、補正処理部191において、ステップS3において取得された画像データ(より具体的には、原稿領域画像データPD)に対して、ノイズを除去するための所定の補正処理が行われる(ステップS6)。ステップS6の具体的な処理については後に説明する。
続いて、画像記録部111において、ステップS6において所定の補正処理が行われた原稿領域画像データPDが、紙などのプリント媒体上にプリント出力される(ステップS7)。ただし、ステップS4においてノイズが検出されなかった場合は、ステップS3において取得された原稿領域画像データPDがそのままプリント出力される。
〈3−2.処理の詳細〉
〈3−2−1.画像データの取得処理〉
画像データの取得処理(図3のステップS3)についてより具体的に説明する。
〈FBS方式〉
図4は、FBS方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。また、図5は、画像データの取得タイミングを説明するための図であり、図4に示す処理動作の各ステップにおけるキャリッジ26bと原稿との位置関係を示している。
スタートキー(図示省略)がユーザによって操作されたと判断されると(ステップS2(図3)でYES)、キャリッジ26a,26bの駆動が開始される(ステップS31f)。
次に、キャリッジ26aが原稿90の先端部位置Q2(キャリッジ位置C2)に到着したか否かが判断される(ステップS32f)。この判断は、より具体的には次のように行われる。まず、ホームセンサ(図示省略)がオフ状態となったか否か(つまりは、キャリッジ26aが基準位置Q1(キャリッジ位置C1)から移動開始したか否か)が判断される。ただし、ホームセンサは、キャリッジ26aの走査開始側の走査端に配置されたセンサであり、この位置がイニシャル位置、すなわちキャリッジ26aの走査の基準位置Q1となる。ホームセンサがオフ状態となったと判断されると、そこからさらに所定のステップ数(所定距離d1に相当するステップ数)だけキャリッジ26aを移動させることによって、キャリッジ26aをプラテンガラス22上に載置された原稿の先端部位置(キャリッジ位置C2)まで移動させることができる。ただし、距離d1は、基準位置Q1と原稿90の先端位置Q2との距離である。
ステップS32fにおいてキャリッジ26aがキャリッジ位置C2に到着したと判断されると、読取部2において読取処理が開始される(ステップS33f)。すなわち、キャリッジ26a,26bがプラテンガラス22の下方を副走査方向へ移動しながら原稿に対して光を照射し、CCD252において原稿からの反射光が光電変換によって電気信号に変換されることによって、主走査方向D1に沿って1ライン毎に画像データを取得する。つまり、原稿90は主走査方向D1に対して略直角に交わる副走査方向D2に対して一定間隔毎に読み取られる。以下において取得されたライン単位のデータを「ラインデータL」という。
続いて、キャリッジ26aが原稿90の後端部位置(キャリッジ位置C3)に到着したか否かが判断される(ステップS34f)。より具体的には、図示しないホームセンサがオフ状態となってから所定のステップ数(所定距離d2に相当するステップ数)だけキャリッジ26aが移動されたか否かが判断される。ただし、距離d2は距離d1にさらに原稿90の副走査線D2方向についての長さを加えた距離である。なお、ステップS34fにおいてキャリッジ26aがキャリッジ位置C3に到着したと判断されるか否かに拘わらず、読取部2における読取処理は続行される。
ステップS34fにおいてキャリッジ26aがキャリッジ位置C3に到着したと判断されると、ステップS32fからステップS34fまでの間に取得された画像データが原稿領域画像データPDとして第1メモリ131に格納される(ステップS35f)。すなわち、原稿領域画像データPDとは、キャリッジ26aが原稿90の先端から後端までを読み取って取得したデータである。
続いて、キャリッジ26aが原稿90の後端部位置よりさらに所定距離Δrだけ後方の位置(キャリッジ位置C4)に到着したか否かが判断される(ステップS36f)。より具体的には、図示しないホームセンサがオフ状態となってから所定のステップ数(所定距離d3に相当するステップ数)だけキャリッジ26aが移動されたか否かが判断される。ただし、所定距離d3は所定距離d2にさらに所定距離Δrを加えた距離である。この距離Δrは、ユーザが予め任意に設定した値であり、数十ライン分の距離に設定しておくことが望ましい。
ステップS36fにおいてキャリッジ26aがキャリッジ位置C4に到着したと判断されると、読取部2における読取処理が終了される(ステップS37f)。
続いて、ステップS34fからステップS37fまでの間に取得された画像データが後領域画像データRDとして第2メモリ132に格納される(ステップS38f)。すなわち、後領域画像データRDとは、読取部2が原稿の後端位置から当該後端位置よりさらに所定距離Δrだけ後の位置までを読み取って取得した画像データ(換言すると、原稿領域を読み取った後に行った読み取り処理によって得られた画像データ)である。
以上で、FBS方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する場合におけるステップS3の処理が終了する。
〈ADF方式〉
図6は、ADF方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。また、図7は、画像データの取得タイミングを説明するための図であり、図6に示す処理動作の各ステップにおける原稿の位置(より具体的には、原稿検出位置P1および原稿読取位置P2に対する相対的な位置関係)を示している。
スタートキー(図示省略)がユーザによって操作されたと判断されると(ステップS2(図3)でYES)、搬送部12が載置台11に載置された原稿の搬送を開始する(ステップS31a)。すなわち、載置台11に載置された原稿を、まず分離ローラ122によって1枚ずつピックアップして搬送ローラ123へと送出し、続いて搬送ローラ123によって所定の搬送経路に沿って搬送する。
次に、原稿読取位置P2に原稿の先端部が到着したか否かが判断される(ステップS32a)。ただし「原稿読取位置P2」とは、読取部2が、搬送される原稿に対してコンタクトガラス23を通して光を照射する位置である(図2参照)。この判断は、より具体的には次のように行われる。まず、読取タイミング検出センサ124において、原稿検出位置P1に原稿90の先端部が検出されたか否かが判断される。ただし「原稿検出位置P1」とは、読取タイミングセンサ124が搬送される原稿を検出する位置である(図2参照)。読取タイミング検出センサ124が原稿90の先端部を検出すると(原稿位置T1)、そこからさらに所定距離e1だけ原稿が搬送された時点において原稿読取位置P2に原稿の先端部が到着したと判断される(原稿位置T2)。ただし、距離e1は、原稿検出位置P1と原稿読取位置P2との距離である。
ステップS32aにおいて原稿90が原稿位置T2に到着したと判断されると、読取部2において読取処理が開始される(ステップS33a)。すなわち、原稿読取位置P2を所定速度で通過する原稿の表面部分に向けて光源261aより光が照射され、CCD252において原稿からの反射光が光電変換によって電気信号に変換されることによって主走査方向D1に沿って1ライン毎に画像データが取得される。つまり、原稿は主走査方向D1に対して略直角に交わる副走査方向D2に対して一定間隔毎に読み取られる。
続いて、原稿読取位置P2に原稿90の後端部が到着したか否かが判断される(ステップS34a)。この判断は、より具体的には次のように行われる。まず、読取タイミング検出センサ124において、原稿検出位置P1に原稿90の後端部が到着したか否かが判断される。読取タイミング検出センサ124が原稿の後端部を検出すると、そこからさらに所定距離e1だけ原稿が搬送された時点において原稿読取位置P2に原稿の後端部が到着したと判断される(原稿位置T3)。ただし、ステップS34aにおいて原稿90が原稿位置T3に到着したと判断されるか否かに拘わらず、読取部2における読取処理は続行される。
ステップS34aにおいて原稿90が原稿位置T3に到着したと判断されると、ステップS33aからステップS34aまでの間に取得された画像データが原稿領域画像データPDとして第1メモリ131に格納される(ステップS35a)。すなわち、原稿領域画像データPDとは、原稿読取位置P2を原稿90の先端から後端が通過するまでに取得された画像データ(換言すると、原稿領域を読み取って得た画像データ)である。
続いて、原稿90の後端部が、原稿読取位置P2よりもよりさらに所定距離Δrだけ進んだ位置に到着したか否か(より具体的には、原稿90が、原稿位置T3からさらに距離Δrだけ搬送された位置(原稿位置T4)に到着したか否か)が判断される(ステップS36a)。
ステップS36aにおいて原稿90が、原稿位置T4に到着したと判断されると、読取部2における読取処理が終了される(ステップS37a)。
続いて、ステップS34aからステップS37aまでの間に取得された画像データが後領域画像データRDとして第2メモリ132に格納される(ステップS38a)。すなわち、後領域画像データRDとは、原稿読取位置P2を原稿の後端が通過した後(すなわち、原稿読取位置P2に原稿の存在しない状態で)読み取った所定ライン分の画像データ(換言すると、原稿領域を読み取った後に行った読み取り処理によって得られた画像データ)である。
以上で、ADF方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する場合におけるステップS3の処理が終了する。
〈3−2−2.ノイズの検出処理〉
図8は、ノイズの検出処理(図3のステップS4)を示すフローチャートであり、図9は、ノイズの検出処理を説明するための図である。
はじめに、後領域画像データRDに線状ノイズNが存在するか否かが判断される(ステップS41)。ただし、「線状ノイズN」とは、副走査方向D2と同一の方向に延びるスジ状のノイズである。すなわち、副走査方向D2について同じ値の画素データが連続して現れる場合(つまり、画像データ(例えば、後領域画像データRD)を構成するラインデータLの全てにおいて、主走査方向D1について互いに同一の位置に同じ値の画素データが現れる場合)に、線状ノイズNが存在すると判断される。ここでは、後領域画像データRDを構成するラインデータLの全てにおいて、主走査方向D1について互いに同一の位置に同じ値の画素データが現れる場合に、線状ノイズNが存在すると判断される。より具体的には、後領域画像データRDに含まれるラインデータLのそれぞれにおいて主走査方向D1について互いに同一位置にある画素のデータ値が比較され、それらが全て一致した場合に、当該位置に線状ノイズNが存在すると判断される。
ステップS41において、後領域画像データRDに線状ノイズNが存在しないと判断された場合、ノイズはないと判断する(ステップS42)。
ステップS41において、後領域画像データRDに線状ノイズNが存在すると判断された場合、当該検出された線状ノイズNの位置情報をRAM103に格納してからステップS43の処理に進む。ただし、位置情報とは、線状ノイズNの主走査方向D1についての位置を特定するための情報(例えば、主走査方向D1について何番目に位置する画素かを示す情報)である。例えば、図9に示すように、後領域画像データRDに3本の線状ノイズN1,N2,N3が検出された場合、各線状ノイズNの主走査方向D1についての位置情報A1,A2,A3がRAM103に格納される。
ステップS43においては、原稿領域画像データPDにおいて、後領域画像データRDと同位置に線状ノイズNが存在するか否かが判断される。より具体的には、先にRAM103に格納された線状ノイズNの位置情報を参照し、原稿領域画像データPDにおいて、当該位置に線状ノイズNが存在するか否かが判断される。図9の例においては、位置情報A1,A2,A3を参照し、原稿領域画像データPDにおいて、これらの位置に線状ノイズNが存在するか否かが判断される。
ステップS43において、原稿領域画像データPDにおいて後領域画像データRDと同じ位置に線状ノイズNが存在しないと判断された場合、ノイズはないと判断する(ステップS42)。
ステップS43において、原稿領域画像データPDにおいて後領域画像データRDと同じ位置に線状ノイズNが存在すると判断された場合、ノイズがあると判断する(ステップS44)。すなわち、原稿領域画像データPDと後領域画像データRDとを通じて副走査方向D2について同じ値の画素データが連続して現れる場合(換言すると、後領域画像データRDおよび原稿領域画像データPDを構成するラインデータLの全てにおいて、主走査方向D1について互いに同一の位置に同じ値の画素データが現れる場合)に、ノイズが存在すると判断する。図7の例においては、位置A2において原稿領域画像データPDに線状ノイズN4が存在しているので、ノイズがあると判断される。
続いて、ステップS43において検出された線状ノイズNの位置情報をRAM103に格納して(ステップS45)、ノイズ検出処理を終了する。図9の例においては、位置情報A2が位置情報としてRAM103に格納される。
〈3−2−3.補正処理〉
図10は、画像データの補正処理(図3のステップS6)を示すフローチャートである。
はじめに原稿領域画像データPDを第1メモリ131から読み出す(ステップS61)。
続いて、ステップS4(図3)において検出された線状ノイズNの位置(すなわち、ステップS45(図8)においてRAM103に格納された線状ノイズNの位置情報)をRAM103から読み出す(ステップS62)。
続いて、原稿領域画像データPDに含まれるラインデータLの1つについて、ステップS62において読み出された位置情報の示す位置にある画素のデータ値を、主走査方向D1について当該画素に隣接する画素(例えば、右隣の画素)のデータ値に置き換える(ステップS63)。
続いて、ステップS64に進み、原稿領域画像データPDに含まれるラインデータLの全てについてステップS63の処理が行われたか否かが判断される。
ステップS64において、原稿領域画像データPDに含まれるラインデータLの全てについてステップS63の処理が行われていないと判断されると、再びステップS63に戻り、処理の終了していないラインデータLについてステップS63の処理が行われる。
ステップS64において、原稿領域画像データPDに含まれるラインデータLの全てについてステップS63の処理が行われたと判断されると、ステップS65に進む。
ステップS65においては、ステップS62で読み出された線状ノイズNの位置情報の全てについて(すなわち、線状ノイズNLが存在する全ての位置について)ステップS63〜ステップS64の処理が実行されたか否かが判断される。
ステップS65において、ステップS62で読み出された線状ノイズNの位置情報の全てについてステップS63〜ステップS64の処理が実行されていないと判断されると、再びステップS63に戻り、処理の終了していない位置についてステップS63〜ステップS64の処理が行われる。
ステップS65において、ステップS62で読み出された線状ノイズNの位置情報の全てについてステップS63〜ステップS64の処理が実行されたと判断されるとノイズの補正処理を終了する。
〈4.効果〉
上記の実施の形態に係るデジタル複合機100においては、後領域画像データRDに基づいてノイズの有無を検出するので、画像データの取得処理を行う前から既にコンタクトガラス23上や、ミラー262a,263b,264bなどにノイズの原因となるゴミなどが付着していた場合に当該ゴミなどの存在を検知することができるだけでなく、画像データの取得処理を行う最中にゴミなどが付着した場合であっても、当該ゴミの存在を検知することができる。例えば、ADF方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する場合において原稿が搬送される途中にコンタクトガラス23上などにゴミなどが付着したり、FBS方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する場合においてキャリッジ26a,26bが駆動される最中にミラー262a,263b,264b上などにゴミなどが付着したりしても、当該ゴミの存在を検知することができる。すなわち、コンタクトガラスやミラー上のゴミやホコリに起因して生じるノイズを確実に検出することができる。
また、後領域画像データRDに存在する線状ノイズNは、以降の画像読取処理においても引き続いて線状ノイズNを発生させる可能性が高い。すなわち、この実施の形態においては、後領域画像データRDに基づいてノイズの有無を検出するとともに、ノイズが検出された場合はその旨を報知処理部110によってユーザに対して報知するので、ユーザは次の画像読取処理を行う前にノイズの原因となるホコリなどを除去することができる。
また、原稿領域画像データPDと後領域画像データRDとを通じて副走査方向D2について同じ値の画素データが連続して現れる場合(より具体的には、後領域画像データRDおよび原稿領域画像データPDを構成するラインデータLの全てにおいて、主走査方向D1について互いに同一の位置に同じ値の画素データが現れる場合)に、ノイズが存在すると判断するので、読み取った画像データに存在するスジ状画像部分が、ホコリに起因するノイズであるか原稿の画像であるかを正確に判別することができる。例えば、FBS方式によって画像データを取得する場合、原稿領域よりも前の領域にはリブなどの部材が設けられている場合が多い。したがって、原稿領域よりも前の領域を読み取って得た画像データに基づいてノイズの検出を行う構成においては、これらリブなどの部材の凹凸に起因して生じた同一データ値の連続を、線状ノイズNと誤認する可能性がある。上記の実施の形態に係るデジタル複合機100においては、原稿領域よりも後の領域を読み取って後領域画像データRDに基づいてノイズの検出を行うので、このようなノイズの誤検出が発生することがない。
〈5.変形例〉
なお、上記の構成においては、ノイズの検出処理(図3のステップS4)において、後領域画像データRDと原稿領域画像データPDとを通じて同位置に生じている線状ノイズNLを段階的に検出しているが、このような線状ノイズNを一度に検出する構成としてもよい。すなわち、後領域画像データRDおよび原稿領域画像データPDに含まれるラインデータLの全てを互いに比較して、主走査方向D1について互いに同一位置にある画素のデータ値が全て一致する位置が存在するか否かを判断することによって、このような線状ノイズNを検出する構成としてもよい。
また、原稿領域画像データPDについては、特定位置(後領域画像データRDにおいて既に線状ノイズNが検出された位置)に線状ノイズNが存在するか否かを判断しているが、原稿領域画像データPDにおいても全位置において線状ノイズNが存在するか否かを判断してもよい。この場合、原稿領域画像データPDと後領域画像データRDとのそれぞれについての線状ノイズNの検出処理を並列して行う構成とすることができる。なお、このような構成の場合、原稿領域画像データPDと後領域画像データRDとのそれぞれについての線状ノイズNの検出処理が終了した後に、それぞれにおいて検出された線状ノイズNの位置を互いに比較して、後領域画像データRDと原稿領域画像データPDとを通じて同位置に生じている線状ノイズNLの有無を判断し、そのような線状ノイズNが存在すると判断された場合にノイズがあると判断する。
また、後領域画像データRDと原稿領域画像データPDとを通じて同位置に生じている線状ノイズNが検出された場合にノイズがあると判断していたが、後領域画像データRDに線状ノイズNが検出された時点で、当該位置にノイズが存在すると判断する構成としてもよい。すなわち、図8のフローチャートのステップS41において、線状ノイズNが存在すると判断された場合、ステップS43の処理を行わずに、ステップS44fに進む構成としてもよい。
また、上記の構成においては、ノイズの検出処理(図3のステップS4)において、線状ノイズN上の画素のデータ値を、主走査方向D1について隣接する画素のデータ値で置き換える構成としているが、隣接する画素のデータ値ではなく当該画素の周囲にある複数の画素のデータ値の平均値に置き換える構成としてもよい。
また、線状ノイズN上の画素のデータ値の置換を行う前に、当該置換するデータ値を取得する画素(すなわち置換対象の画素に隣接する画素)が、別の線状ノイズN上に位置する画素でないことを確認するための判断処理工程をさらに設けてもよい。この場合、置換するデータ値を取得する画素が、別の線状ノイズN上にある画素であると判断された場合には、置換するデータ値を別の画素(例えば、逆側に隣接する画素や、1つとばして隣接する画素)から取得するとする。このような処理工程を設けることによって、例えば、線状ノイズNが主走査方向D1について連続して存在している場合に、ノイズの影響を受けた画素が別のノイズの影響を受けた画素によって置換されてしまい、結果としてノイズの影響が除去されないといった事態が回避されるため、常に適切なノイズの補正処理を行うことができる。
〔第2の実施の形態〕
〈1.デジタル複合機200の全体構成〉
図11は、この発明の第2の実施の形態に相当する画像読取装置の機能が組み込まれたデジタル複合機200の構成を示すブロック図である。
図11を参照する。なお、デジタル複合機200は、第1の実施の形態として説明したデジタル複合機100とほぼ同様の構成を有しており、同様の構成要素は同一の符号で示している。以下においては、デジタル複合機200の有する構成部のうち、デジタル複合機100と相違する部分についてのみ説明する。
このデジタル複合機200は、デジタル複合機100におけるROM102に代わる記憶装置としてROM203を備えている。
RAM203は、画像データPDを格納するための第1メモリ231と、後領域画像データRDを格納するための第2メモリ232との他に、後述する前領域画像データFDを格納するための第3メモリ233を備えている。第1メモリ231、第2メモリ232および第3メモリ233に格納された画像データは、ノイズ検出部108において行われるノイズ検出処理に用いられる。
〈2.画像読取処理〉
次に、原稿上の画像を読み取って画像データを取得し、当該データを紙などのプリント媒体上に画像形成する際の処理動作について説明する。
〈2−1.処理の全体の流れ〉
原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作は第1の実施とほぼ同様である(図3参照)。ただし、この実施の形態においては、画像データの取得処理(ステップS3(図3)に相当する処理(以下において「ステップS23」という))において、原稿領域画像データPDと後領域画像データRDの他に前領域画像データFDが取得される点、また、ノイズの検出処理(ステップS4(図3)に相当する処理(以下において「ステップS24」という))が、原稿領域画像データPD、原稿領域画像データPDおよび前領域画像データFDに基づいて行われる点、が第1の実施の形態と相違する。以下において、これら相違する処理の詳細について説明する。
〈2−2.処理の詳細〉
〈2−2−1.画像データの取得処理〉
画像データの取得処理(ステップS23)についてより具体的に説明する。
〈FBS方式〉
図12は、FBS方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。また、図13は、画像データの取得タイミングを説明するための図であり、図12に示す処理動作の各ステップにおけるキャリッジ26aと原稿との位置関係を示している。
スタートキー(図示省略)がユーザによって操作されたと判断されると(ステップS2(図3)でYES)、キャリッジ26a,26bの駆動が開始される(ステップS231f)。
次に、キャリッジ26aが原稿90の先端部位置Q2よりさらに所定距離Δfだけ前方の位置(キャリッジ位置C10)に到着したか否かが判断される(ステップS232f)。より具体的には、図示しないホームセンサがオフ状態となってから所定のステップ数(所定距離d10に相当するステップ数)だけキャリッジ26aが移動されたか否かが判断される。ただし、距離d10は、基準位置Q1と原稿90の先端位置Q2との距離(距離d1)から距離Δfを引いた距離である。距離Δfは、距離Δdと同様、ユーザが予め任意に設定した値であり、数十ライン分の距離に設定しておくことが望ましい。
ステップS231fにおいてキャリッジ26aがキャリッジ位置C10に到着したと判断されると、読取部2において読取処理が開始される(ステップS233f)。
続いて、キャリッジ26aが原稿90の先端部位置(キャリッジ位置C2)に到着したか否かが判断される(ステップS234f)。なお、ステップS234fにおいてキャリッジ26aがキャリッジ位置C2に到着したと判断されるか否かに拘わらず、読取部2における読取処理は続行される。
ステップS234fにおいてキャリッジ26aが原稿90の先端部位置(キャリッジ位置C2)に到着したと判断されると、ステップS233f〜ステップS234fまでの間に取得された画像データが前領域画像データFDとして第3メモリ233に格納される(ステップS235f)。すなわち、前領域画像データFDとは、読取部2が原稿の先端位置よりさらに所定距離Δfだけ前の位置から原稿の先端位置までを読み取って取得した画像データ(換言すると、原稿領域を読み取る前に行った読み取り処理によって得られた画像データ)である。
続いてステップS236f〜ステップS240fまでの各処理が行われる。ステップS236〜ステップS240までの各処理は、ステップS34〜ステップS38(図4)の各処理と同様である。
以上で、FBS方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する場合におけるステップS23の処理が終了する。
〈ADF方式〉
図14は、ADF方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。また、図15は、画像データの取得タイミングを説明するための図である。
スタートキー(図示省略)がユーザによって操作されたと判断されると(ステップS2(図3)でYES)、搬送部12が載置台11に載置された原稿の搬送を開始する(ステップS231a)。
次に、原稿90の先端部が、原稿読取位置P2よりも所定距離Δfだけ前方の位置に到着したか否か(より具体的には、原稿90が、原稿位置T1からさらに距離e10だけ搬送された位置(原稿位置T10)に到着したか否か)が判断される(ステップS232a)。ただし、距離e10は、基準位置Q1と原稿90の先端位置Q2との距離(距離e1)から距離Δfを引いた距離である。
ステップS232aにおいて原稿90が原稿位置T10に到着したと判断されると、読取部2において読取処理が開始される(ステップS233a)。
続いて、原稿読取位置P2に原稿90の先端部が到着したか否か(すなわち原稿90が原稿位置T2に到着したか否か)が判断される(ステップS234a)。なお、ステップS234aにおいて原稿読取位置P2に原稿の先端部が到着したと判断されるか否かに拘わらず、読取部2における読取処理は続行される。
ステップS234aにおいて原稿90が原稿位置T2に到着したと判断されると、ステップS233a〜ステップS234aまでの間に取得された画像データが前領域画像データFDとして第3メモリ233に格納される(ステップS235a)。すなわち、前領域画像データFDとは、原稿読取位置P2を原稿の先端より所定距離Δfだけ前の位置が通過してから原稿の先端が通過するまでの間に取得された画像データ(換言すると、原稿領域を読み取る前に行った読み取り処理によって得られた画像データ)である。
続いてステップS236a〜ステップS240aまでの各処理が行われる。ステップS236a〜ステップS240aまでの各処理は、ステップS34a〜ステップS38a(図6)の各処理と同様である。
以上で、FBS方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する場合におけるステップS23の処理が終了する。
〈2−2−2.ノイズの検出処理〉
図16は、ノイズの検出処理(ステップS24)を示すフローチャートである。ただし、特に記載のない場合、以下の動作は制御部101の制御下で自動に行われる。
はじめに、後領域画像データRDに線状ノイズNが存在するか否かが判断される(ステップS251)。ステップS251の処理は、ステップS41(図6)の処理と同様である。
ステップS251において、後領域画像データRDに線状ノイズNが存在しないと判断された場合、ノイズはないと判断する(ステップS252)。
ステップS251において、後領域画像データRDに線状ノイズNが存在すると判断された場合、当該検出された線状ノイズNの位置情報をRAM103に格納してからステップS253の処理に進む。
ステップS253においては、前領域画像データFDにおいて、後領域画像データRDと同位置に線状ノイズNが存在するか否かが判断される。より具体的には、先にRAM103に格納された線状ノイズNの位置情報を参照し、前領域画像データFDにおいて、当該位置に線状ノイズNが存在するか否かが判断される。
ステップS253において、前領域画像データFDにおいて後領域画像データRDと同じ位置に線状ノイズNが存在しないと判断された場合、ノイズはないと判断する(ステップS252)。
ステップS253において、前領域画像データFDにおいて後領域画像データRDと同じ位置に線状ノイズNが存在すると判断された場合、続いてステップS254の処理に進む。すなわち、後領域画像データRDと前領域画像データFDとを通じて副走査方向D2について同じ値の画素データが連続して現れる場合(換言すると、前領域画像データFDおよび後領域画像データRDを構成するラインデータLの全てにおいて、主走査方向D1について互いに同一の位置に同じ値の画素データが現れる場合)に、ノイズが存在する可能性があると判断してステップS254の処理に進む。
ステップS254においては、原稿領域画像データPDにおいて、後領域画像データRDおよび前領域画像データFDと同じ位置に線状ノイズNが存在するか否かが判断される。より具体的には、先にRAM103に格納された線状ノイズNの位置情報を参照し、原稿領域画像データPDにおいて、当該位置に線状ノイズNが存在するか否かが判断される。
ステップS254において、原稿領域画像データPDにおいて、前領域画像データFDおよび後領域画像データRDと同じ位置に線状ノイズNが存在しないと判断された場合、ノイズはないと判断する(ステップS252)。
ステップS254において、原稿領域画像データPDにおいて後領域画像データRDおよび前領域画像データFDと同じ位置に線状ノイズNが存在すると判断された場合、ノイズがあると判断する(ステップS255)。すなわち、後領域画像データRDと原稿領域画像データPDと前領域画像データFDとを通じて副走査方向D2について同じ値の画素データが連続して現れる場合(換言すると、後領域画像データRD、前領域画像データFDおよび原稿領域画像データPDを構成するラインデータLの全てにおいて、主走査方向D1について互いに同一の位置に同じ値の画素データが現れる場合)に、ノイズが存在すると判断する。
続いて、ステップS254において検出された線状ノイズNの位置情報をRAM103に格納して(ステップS256)、ノイズ検出処理を終了する。
〈3.効果〉
上記の実施の形態に係るデジタル複合機200においては、後領域画像データRDと前領域画像データFDとに基づいてノイズの有無を検出するので、いずれか一方の画像データのみに基づいてノイズの有無の検出を行う場合に比べて、コンタクトガラスやミラー上のゴミやホコリに起因して生じるノイズをより正確に検出することができる。
また、前領域画像データFDと後領域画像データRDとを通じて副走査方向D2について同じ値の画素データが連続して現れる場合にノイズが存在する可能性があると判断し、その場合にのみ原稿画像データPDにおいてノイズの検出処理を行う。つまり、原稿画像データPDについては無駄にノイズの検出処理を行わなくてすむ可能性が高くなり、ノイズの検出処理を正確かつ効率的に行うことができる。
〈4.変形例〉
なお、上記の構成においては、ノイズの検出処理(ステップS24)において、後領域画像データRDと前領域画像データFDと原稿領域画像データPDとを通じて同位置に生じている線状ノイズNを、後領域画像データRD、前領域画像データFD、原稿領域画像データPDの順に、各画像データについて線状ノイズNの有無を段階的に検出することによって行っているが、線状ノイズNの検出処理を行う順序はこれに限らない。また、このような線状ノイズNを段階的に検出するのではなく、一度に検出する構成としてもよい。すなわち、後領域画像データRD、前領域画像データFDおよび原稿領域画像データPDに含まれるラインデータLの全てを互いに比較して、主走査方向D1について互いに同一位置にある画素のデータ値が全て一致する位置が存在するか否かを判断することによって、このような線状ノイズNを検出する構成としてもよい。
また、前領域画像データFDや原稿領域画像データPDについては、特定位置(後領域画像データRD等において既に線状ノイズNが検出された位置)に線状ノイズNが存在するか否かを判断しているが、前領域画像データFD、原稿領域画像データPDのそれぞれにおいても全位置において線状ノイズNが存在するか否かを判断してもよい。この場合、前領域画像データFDと原稿領域画像データPDと後領域画像データRDとのそれぞれについての線状ノイズNの検出処理を並列して行う構成とすることができる。なお、このような構成の場合、前領域画像データFDと原稿領域画像データPDと後領域画像データRDとのそれぞれについての線状ノイズNの検出処理が終了した後に、それぞれにおいて検出された線状ノイズNの位置を互いに比較して、前領域画像データFDと後領域画像データRDと原稿領域画像データPDとを通じて同位置に生じている線状ノイズNLの有無を判断し、そのような線状ノイズNが存在すると判断された場合にノイズがあると判断する。
また、前領域画像データFDと後領域画像データRDと原稿領域画像データPDとを通じて同位置に生じている線状ノイズNが検出された場合にノイズがあると判断していたが、前領域画像データFDと後領域画像データRDとを通じて同位置に存在する線状ノイズNが検出された時点で、原稿領域画像データPDにおいても当該位置にノイズが存在すると判断する構成としてもよい。すなわち、この場合、図16のフローチャートのステップS253において、線状ノイズNが存在すると判断された場合、ステップS254の処理を行わずに、ステップS255に進む構成とする。
また、前領域画像データFDと後領域画像データRDとのうちの少なくとも一方に線状ノイズNがあると判断された時点で、原稿領域画像データPDにおいても当該位置にノイズが存在すると判断する構成としてもよい。すなわち、この場合、図16のフローチャートのステップS252において、線状ノイズNが存在すると判断された場合にはステップS253〜ステップS254の処理を行わずにステップS255に進み、線状ノイズNが存在しないと判断された場合にはステップS253に進むとし、また、ステップS253において、線状ノイズNが存在すると判断された場合にはステップステップS254の処理を行わずにステップS255に進むとする。
第1の実施の形態に係るデジタル複合機の構成を示すブロック図である。 画像読取部106の断面図である。 画像を読み取る際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。 FBS方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。 画像データの取得タイミングを説明するための図である。 ADF方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。 画像データの取得タイミングを説明するための図である。 ノイズの検出処理を示すフローチャートである。 ノイズの検出処理を説明するための図である。 画像データの補正処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るデジタル複合機の構成を示すブロック図である。 FBS方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。 画像データの取得タイミングを説明するための図である。 ADF方式によって原稿上の画像を読み取って画像データを取得する際の処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。 画像データの取得タイミングを説明するための図である。 ノイズの検出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 原稿押さえカバー
2 読取部
12 搬送部
24 原稿読取光学系
25 受光部
26a,26b キャリッジ
27 移動機構
106 画像読取部
108 ノイズ検出部
110 報知処理部
262a,263b,264b ミラー
100,200 デジタル複合機

Claims (9)

  1. 原稿領域を読み取って原稿の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データ取得手段に、原稿領域を読み取った後にさらに画像データの取得処理を継続して実行させて後領域の画像データを取得させる後領域画像データ取得制御手段と、
    前記後領域の画像データに基づいて前記原稿の画像データのノイズを検出するノイズ検出手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記ノイズ検出手段が、
    前記後領域の画像データおよび前記原稿の画像データを通じて、副走査方向に同じ値の画素データが連続して現れる場合に、前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断することを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記ノイズ検出手段が、
    前記後領域の画像データにおける副走査方向に同じ値の画素データが連続して現れる場合に、前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断することを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記画像データ取得手段に、原稿領域を読み取る前から画像データの取得処理を実行させて前領域の画像データを取得させる前領域画像データ取得制御手段、
    を備え、
    前記ノイズ検出手段が、
    前記後領域の画像データと前記前領域の画像データとに基づいて前記原稿の画像データのノイズを検出することを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置において、
    前記ノイズ検出手段が、
    前記後領域の画像データと前記原稿の画像データと前記前領域の画像データとを通じて、副走査方向に同じ値の画素データが連続して現れる場合に、前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断することを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の画像読取装置において、
    前記ノイズ検出手段によって前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断された場合に、前記原稿の画像データに対して所定の補正処理を行うノイズ補正処理手段、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の画像読取装置において、
    前記ノイズ検出手段によって前記原稿の画像データにノイズが存在すると判断された場合に、ノイズが検出されたことを報知する報知手段、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の画像読取装置において、
    前記画像データ取得手段が、
    副走査方向へ搬送される原稿を主走査方向に光学的に走査することによって、前記原稿の画像データを取得し、
    前記後領域画像データ取得制御手段が、
    前記画像データ取得手段に、副走査方向へ搬送される原稿の後端部を走査した後にさらに引き続いて主走査方向について所定のライン数の画像データを取得させることを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載の画像読取装置において、
    前記画像データ取得手段が、
    プラテンガラス上に載置された原稿に対して移動可能な走行体を副走査方向へ搬送しながら主走査方向に光学的に走査することによって、前記原稿の画像データを取得し、
    前記後領域画像データ取得制御手段が、
    前記画像データ取得手段に、前記プラテンガラス上に載置された原稿の後端部を走査した後にさらに前記走行体を副走査方向へ搬送して主走査方向について所定のライン数の画像データを取得させることを特徴とする画像読取装置。
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