JP2013214897A - 原稿読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが厚手原稿の圧板スキャンや、通常の読み取り動作と異なる読み取り動作を行った場合でも、ユーザが原稿を取り忘れていたか否かの検知の精度を向上させる。
【解決手段】プラテンガラス52に光を照射して、原稿または圧板の各副走査方向位置での複数の輝度情報を読み取る読取ユニット59と、副走査方向の複数の輝度情報のうちの最大の輝度情報と最小の輝度情報と、これら輝度情報に対応した副走査方向の位置を取得する最大・最小輝度値/副走査位置算出回路630,631と、圧板の開閉状態を検知する圧板開閉センサ61の検知結果と、最大・最小輝度値/副走査位置算出回路630,631が取得した副走査方向の位置での輝度情報と、最大・最小輝度値/副走査位置算出回路630,631が取得した最大の輝度情報または最小の輝度情報に基づいて、プラテンガラス52に原稿が残存しているか否かを判断するCPU12とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置及び画像形成装置に関する。
従来、複写機の画像読取装置の読み取り方式には、1枚の原稿をプラテンガラスの上に載せ圧板で押さえて読み取る(以下、圧板スキャンという)方式がある。また、複数の原稿束を原稿トレイに載せ、ADF(自動原稿搬送装置)により原稿搬送を伴って読み取る(以下、流し読みという)方式もある。圧板スキャン方式は、主に本や冊子のように原稿が厚い場合など、ADFで搬送できない原稿の読み取りに使用される。圧板スキャン方式では、原稿の平坦性を確保した状態で読み取るために、プラテンガラス上に回動する圧板で原稿を上方から抑えた状態で読み取りを行う。この場合、原稿が圧板で隠れて見えなくなるため、利用者は装置の使用後に原稿を置き忘れてしまうことがあり、原稿の画像情報によっては機密上の問題が発生する場合がある。また、置き忘れた原稿の厚みによっては圧板がプラテンガラスから離れてしまい、次の利用者が流し読みを行った場合に、正常に搬送できず原稿を傷めてしまうこともあった。
上述の問題に対し、圧板の開閉動作をセンサで監視し、圧板スキャン後に、圧板が開閉されることなくADFに原稿がセットされたままである場合、置き忘れ原稿がある旨の警告を行う技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特開平6−102733号公報
しかし、原稿の取り忘れの検知において、例えば特許文献1のように圧板の開閉で原稿有無を判断する方法では、以下の課題がある。すなわち、圧板を閉じることができない厚手原稿のスキャンや、利用者が最初から圧板を開けた状態でスキャンした場合には、圧板開閉センサの閉状態から開状態への変化が無い為に原稿が取り除かれたことを正しく検知できない。また、圧板スキャン後に、圧板開閉センサが開状態にならない程度に圧板を開けて原稿を取り除いた場合、原稿の除去を検知できない。また、圧板スキャン後に、圧板を開けて原稿を取らずに閉めた場合、原稿が取り除かれたと誤判断してしまうという課題があった。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、ユーザが厚手原稿の圧板スキャンや、通常の読み取り動作と異なる読み取り動作を行った場合でも、ユーザが原稿を取り忘れていたか否かを精度よく検知することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、以下の構成を有する。
(1)原稿台上の原稿を押圧する圧板と、前記原稿台に光を照射して、前記原稿または前記圧板の各副走査方向位置での複数の輝度情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段を副走査方向に移動される移動手段と、前記副走査方向の複数の輝度情報のうちの高輝度情報と低輝度情報と、前記高輝度情報と前記低輝度情報に対応した副走査方向の位置を取得する取得手段と、前記圧板の開閉状態を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果と、前記検知結果に基づいて前記読み取り手段が取得した前記副走査方向の位置で再度取得した輝度情報と、前記取得手段が取得した高輝度情報または低輝度情報に基づいて、前記原稿台上に原稿が残存しているか否かを判断する判断手段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
(2)原稿台上の原稿を押圧する圧板と、前記原稿台に光を照射して、前記原稿または前記圧板の各副走査方向位置での複数の輝度情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段を副走査方向に移動される移動手段と、前記副走査方向の複数の輝度情報のうちの最大の輝度情報と最小の輝度情報と、前記最大の輝度情報と前記最小の輝度情報に対応した副走査方向の位置を取得する取得手段と、前記圧板の開閉状態を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記読み取り手段を、前記取得手段が取得した位置に前記移動手段により移動させた後、読み取り動作を実行させて輝度情報を取得させる制御手段と、前記読み取り手段により前記取得した前記輝度情報と前記取得手段が取得した最大の輝度情報または最小の輝度情報の差が所定の閾値以上の場合は、前記原稿台上に原稿が残存していると判断する判断手段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
(3)原稿台上の原稿を押圧する圧板と、前記原稿台に光を照射して、前記原稿または前記圧板の各副走査方向位置での複数の輝度情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段を副走査方向に移動される移動手段と、前記副走査方向の複数の輝度情報のうちの最大の輝度情報と前記最大の輝度情報に対応した位置を取得する第1の取得手段と、前記副走査方向の複数の輝度情報のうちの最小の輝度情報と前記最小の輝度情報に対応した位置を取得する第2の取得手段と、前記圧板の開閉状態を検知する検知手段と、前記検知手段が前記圧板が開いた状態を検知した場合には、前記読み取り手段を、前記第1の取得手段が取得した位置に前記移動手段により移動させ、前記検知手段が前記圧板が閉じた状態を検知した場合には、前記読み取り手段を前記第2の取得手段が取得した位置に前記移動手段により移動させた後、前記読み取り手段に読み取り動作を実行させて輝度情報を取得させる制御手段と、前記読み取り手段により前記取得した輝度情報と前記第1の取得手段が取得した最大の輝度情報の差が所定の閾値以上の場合、及び、前記読み取り手段により前記取得した輝度情報と前記第2の取得手段が取得した最小の輝度情報の差が所定の閾値以上の場合は、前記原稿台上に原稿が残存していると判断する判断手段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
本発明によれば、ユーザが厚手原稿の圧板スキャンや、通常の読み取り動作と異なる読み取り動作を行った場合でも、ユーザが原稿を取り忘れていたか否かを精度よく検知することができる。
実施例の画像形成装置の外観図、及び画像読取装置の断面図 実施例の画像読取装置のブロック図 実施例の画像処理部内及びCCDラインセンサ内のブロック図 実施例の原稿取り忘れ制御のフローチャート 実施例の読み取りユニットの動作を示す図 実施例の最大輝度、最小輝度の算出例を説明する図 実施例のコントローラ部における制御のフローチャート 実施例の操作表示部の表示画面を説明する図
本発明を実施するための形態を、実施例により以下に説明する。
<画像読取装置>
本実施例の画像読取装置を有する画像形成装置は、図1(a)のようにリーダ部50とADF部10を有する画像読取装置である画像読取部100、操作表示部210を有するコントローラ部200(図2参照)、プリンタ部500、後処理部510から構成される。
本実施例における、圧板スキャン時及び流し読み時の画像読取部100の動作について、図1(b)及び図2を参照しながら説明する。図1(b)は、画像読取部100を模式的に示す断面図である。リーダ部50の上部には、原稿台であるプラテンガラス52、基準白板60、流し読みガラス51が設置されている。リーダ部50の内部には、キャリッジホームポジション(以下、HPという)センサ62が設置されており、電源投入時に読取ユニット59の位置合わせに用いられる。また、圧板開閉センサ61を備えており、回動するADF部10の角度が所定値(本実施例では25°)以上開いたことを検知できる。圧板スキャン時には、光学モータ40(図2参照)を駆動し、読取ユニット59を原稿の副走査方向(図1においては右方向)に走査する。なお、副走査方向とは流し読み時に原稿が搬送される方向をいう。読取ユニット59内部には、LED53,ミラー54が設置されており、プラテンガラス52に載置された原稿の下面をLED53で照射し、その反射光をミラー54,55,56、レンズ57を経て、CCDラインセンサ58によって読み取る。
圧板スキャンを行う場合、ユーザはADF部10を開けてプラテンガラス52の所定の位置(実施例では左奥側突き当て基準)に原稿を載置し、ADF部10を閉じて原稿を押圧する。このとき、画像読取部100は読取ユニット59をプラテンガラス52上の所定位置に移動させ、LED53及びCCDラインセンサ58を駆動して、原稿のサイズ検知を行う。原稿のサイズ検知は主走査方向と副走査方向の2方向のサイズ検知の結果から定型サイズを計算で算出する。なお、主走査方向とは副走査方向と直交する方向(図1で紙面に垂直な方向)をいう。副走査方向のサイズは図示せぬ圧板原稿サイズセンサによって判別され、プラテンガラス上(原稿台上)の原稿がラージ原稿かスモール原稿かを判別する。
主走査方向の原稿のサイズ検知用に、プラテンガラス52と対向するADF部10側に白色の圧板26が設けられている。CCDラインセンサ58には、原稿が存在する主走査方向の領域では、圧板26の開閉状態に関わらず同じ画像データが入力される。しかし、原稿外の領域では圧板26が開いているときは反射光が無いため暗いデータが入力され、圧板26が閉じているときは圧板26の反射光があるため白色のデータが入力される。この特性を利用して、圧板26が開状態から閉状態に変化する際の、時間的な主走査方向1ラインの変化を検出することで、主走査方向のサイズ検知を行う。原稿が真っ白であれば圧板26が開状態でも原稿部分は白く、非原稿部分は黒く読まれ主走査方向のサイズを検知することは可能であるが、原稿が真っ黒であれば、原稿部分及び非原稿部分共に黒く読まれ主走査方向のサイズを検知することはできない。そこで、圧板26の開状態と閉状態において、所定の副走査位置での主走査方向1ラインを読み込んで、黒から白に変化した部分を「原稿無し画素」として主走査の原稿領域を計算し、この計算結果を基に主走査方向のサイズ検知を行う。圧板スキャンが終了すると、ユーザは再びADF部10を開け、プラテンガラス52の原稿を取り除きADF部10を閉める操作を行う。
ADF部10は、少なくとも1枚以上のシートで構成される原稿束を載置する原稿トレイ1と、原稿束の最上面の原稿を機内に送り込むピックアップローラ2とを有する。原稿トレイ1の下方には原稿検知センサ7が設置されている。原稿の搬送開始前に、搬送モータA 37(図2参照)を駆動することでピックアップローラ2を降下させる。原稿の給送動作が開始すると、ピックアップローラ2によって給送された原稿はフィードローラ4とリタードローラ5から構成される分離ローラ対の作用によって1枚に分離される。この分離は周知のリタード分離技術によって行われる。分離された原稿は、引抜ローラ対6、搬送ローラ対13により、分離後センサ11、レジ前センサ14を経て搬送され、レジストローラ対15に突き当てられる。その結果、原稿はループ状にされ、原稿の搬送における斜行が解消される。
レジストローラ対15を通過した原稿は、流し読みガラス51方向へ搬送され、プラテン上流ローラ対16、プラテンローラ17に搬送される。ここで、プラテンローラ17は、流し読みガラス51に接触しており、プラテンローラ17を通過する原稿の表面はLED53で照射される。その反射光をミラー54,55,56、レンズ57を経て、CCDラインセンサ58によって検知することで原稿画像を読み取ることができる。プラテンローラ17により搬送された原稿は、プラテン下流ローラ対18を通過し、排紙センサ23を経て排紙ローラ対24によって、原稿排紙トレイ25上に排出される。
なお、圧板スキャン動作及び、原稿流し読み動作前に基準白板60をCCDラインセンサ58で読み取り、シェーディングによる画像補正データを生成することで、主走査方向に均一な濃度の画像を得ることができる。
<制御ブロックの構成>
図2は本実施例の制御ブロック図である。画像読取部100は、中央演算処理装置である制御部(図中CPUと表示し、以下CPUという)12、リードオンリーメモリ(図中ROMと表示し、以下ROMという)80、ランダムアクセスメモリ(図中RAMと表示し、以下RAMという)90を有する。ROM80には、制御用プログラムが格納されており、RAM90には、入力データや作業用データが格納されている。また、画像読取部100は読取ユニット59を駆動させるための光学モータ40、読取ユニット59の位置出しのためのキャリッジHPセンサ62、圧板開閉センサ61も有している。
また、ピックアップローラ2、フィードローラ4、リタードローラ5を駆動する搬送モータA 37、引抜ローラ対6、搬送ローラ対13を駆動する搬送モータB 38も有している。更に、プラテン上流ローラ対16、プラテンローラ17、プラテン下流ローラ対18、排紙ローラ対24を駆動する搬送モータC 39も有している。また、原稿検知センサ7、分離後センサ11、レジ前センサ14、排紙センサ23、LED53がCPU12に接続されている。また、CCDラインセンサ58で読み取った画像データは画像処理部70を介してコントローラ部200に転送される。
コントローラ部200は、CPU201を備えており、CPU12との間のシリアル通信ラインを介して画像読取制御に関するデータの授受を行う。画像データは画像処理部70と画像処理部202の間の画像ラインを介して授受を行い、画像読取部100から受信したデータは画像メモリ203に格納される。また、コントローラ部200は操作表示部210を有しており、ユーザとのインターフェース制御は操作表示部210を介してCPU201によって行われる。また、コントローラ部200はカードリーダ300を有しており、画像形成装置へのログインの際にユーザを識別するためのIDカードを読み取ることができる。なお、プリンタ部500はCPU501を、後処理部510はCPU511を有している。
図3は、画像処理部70とCCDラインセンサ58の内部構成を示した図である。CCDラインセンサ58は、BWセンサ401、B(BLUE)センサ402、G(GREEN)センサ403、R(RED)センサ404から構成され、各色センサからのアナログ出力はA/D変換回路601〜603に入力され、デジタルデータに変換される。BWセンサの出力はA/D変換回路602と603に入力される。A/D変換回路601〜603により変換されたデジタルデータはシェーディング補正回路605〜607を経てシェーディング補正された後、画像転送回路652を経てコントローラ部200の画像処理部202に転送される。シェーディング補正回路605〜607と画像転送回路652の間には、主走査方向1ラインの輝度値加算回路620がある。輝度値加算回路620は、主走査方向1ライン毎に、主走査方向1ラインの区間にある7200画素の輝度値を加算する。この回路の主走査方向の開始位置と終了位置はCPU12が指定する。すなわち、ユーザが原稿をセットしてADF部10を閉じた際に検知した原稿サイズの主走査方向のサイズを設定することで、原稿が存在する主走査方向の区間に限定して画素の輝度値を加算し、加算輝度データを求める。最大輝度値/副走査位置算出回路630(第1の取得手段)は主走査方向1ラインの輝度値加算回路620で算出した、複数の主走査方向ラインの加算輝度データ(複数の輝度情報)における最大値(最大輝度値)を検出する。そして、最大輝度値に対応したプラテンガラス52上での読取ユニット59の副走査方向位置(すなわち、主走査方向ラインの位置、最大輝度位置)を特定する。副走査位置の特定は、図示せぬ副走査同期信号(VSYNC)からの主走査同期信号(HSYNC)のカウント値を算出することで行われる。
最小輝度値/副走査位置算出回路631(第2の取得手段)は、主走査方向1ライン毎に、主走査方向1ラインの輝度値加算回路620で算出した、複数の主走査方向ラインの加算輝度データ(複数の輝度情報)における最小値(最小輝度値)を検出する。そして、最小輝度値に対応したプラテンガラス52上での読取ユニット59の副走査方向位置(最小輝度位置)を特定する。これらの回路の副走査の開始位置と終了位置はCPU12が指定する。すなわち、ユーザが原稿をセットしてADF部10を閉じた際に検知した原稿サイズの副走査サイズを設定することで、原稿が存在する副走査方向の区間に限定して画素を検出することができる。
なお、上述のように輝度値加算回路620は、主走査方向1ライン毎に、主走査方向1ラインの区間にある画素の輝度値を加算したが、更に加算した輝度値の平均値を算出する回路であってもよい。この場合、最大輝度値/副走査位置算出回路630、最小輝度値/副走査位置算出回路631は、算出された輝度値の平均値における最大/最小輝度値、最大/最小輝度位置を算出する。
<原稿取り忘れ防止制御のフローチャート>
図4は、電源を投入してからの画像読取部100の原稿取り忘れ防止制御のフローチャートである。まず、CPU12は、図4(a)のステップ(以下、Sという)1001で、電源投入後に画像読取部100で保持している、取り忘れ原稿ステータスを0に初期化する。次に、CPU12は、S1002で、コントローラ部200から圧板スキャンによる印刷ジョブ(以下、圧板ジョブという)が投入されたか否かを判断する。CPU12は、S1002で圧板ジョブが投入されていないと判断した場合は、S1018で、流し読みによる印刷ジョブ(以下、流し読みジョブという)が投入されたかを判断し、投入されていればS1019で、流し読みジョブを実行しS1002の処理に戻る。CPU12は、S1018で流し読みジョブが投入されていないと判断した場合は、S1002の処理に戻る。
CPU12は、S1002で圧板ジョブが投入されたと判断した場合には、S1003で、LED53とCCDラインセンサ58をオン(図中、ONと表示)にし、読取ユニット59を基準白板60の直下に移動させ、基準白板60を読み取らせる。画像処理部70は、基準白板60のデータを基に、シェーディング補正回路605〜607によりシェーディング補正データの生成を行う。次に、CPU12は、S1004で、コントローラ部200からの画像読み取りコマンドに従って、読取ユニット59を読み取り終了位置まで移動させながら原稿を読み取る。この時、読取ユニット59の位置は、図5(b)に示すように原稿Pの右端である。
次に、CPU12は、S1005で、LED53とCCDラインセンサ58をオフ(図中、OFFと表示)する。そして、S1004で読み取った主走査方向ラインの各画素の輝度情報から、輝度値加算回路620により主走査ラインごとに加算輝度データを算出する。その後、最大輝度値/副走査位置算出回路630と最小輝度値/副走査位置算出回路631により最大輝度値/最小輝度値を検出する。そして、これら輝度値の副走査位置を算出する。
図6(a)は、B4サイズの原稿Pを圧板スキャンした際の原稿画像であり、図6(b)はそのときの主走査方向1ラインの輝度値加算回路620により算出された加算輝度データと副走査位置の関係を示すグラフである。
このグラフから画像データの主走査方向に明るい色のデータが含まれるラインは加算輝度データが高くなり、暗い色のデータが含まれるラインは加算輝度データが低くなることがわかる。
圧板スキャン直後は、原稿Pは残存しているものとして、CPU12は、S1006で、取り忘れ原稿ステータスを1にする。通常、この時点でユーザは原稿Pを取り除く動作を行う。
次に、CPU12は、S1007で、圧板開閉センサ61の出力をチェックし、圧板開閉センサ61の検知結果に基づいて圧板26が開いているか否かを判断する。CPU12は、S1007で圧板開閉センサ61の検知結果に基づき圧板26が開いていないと判断した場合、S1012で光学モータ40を駆動し、読取ユニット59をS1005で取得した最小輝度位置(図5(c)の位置)に移動する。CPU12は、S1013で、所定間隔(本実施例では1秒間隔)で、図4(b)に示す更新処理を行う。更新処理では、CPU12は、S1101で、LED53、及びCCDラインセンサをオン(図中ONと表示)させる。S1102で、CCDラインセンサから、S1012にて移動した読み取り位置の主走査方向ラインの各画素の輝度情報を再度取得する。そして、輝度値加算回路620で算出された加算輝度データを取得する。CPU12は、S1103で、LED53とCCDラインセンサをオフ(図中OFFと表示)させ、更新処理を終了する。
次に、CPU12は、プラテンガラス52上の原稿Pがユーザによって取り除かれたかどうかを判断する。圧板26が閉じている状態であり、かつ、プラテンガラス52上の原稿Pが取り除かれた場合、圧板26の反射光によって、白色のデータが更新処理のS1102で現在の輝度情報として取得される。
そこで、CPU12は、S1014で、S1005で取得した最小輝度位置における加算輝度データとS1013の更新処理で得られた加算輝度データとの差分が所定の閾値以上か否かを判断する。S1014でCPU12はその差分が所定の閾値以上と判断した場合には、原稿Pが取り除かれたと判断し、S1015で取り忘れ原稿ステータスを0にする。次にCPU12は、S1016で取り忘れ原稿ありなし情報を、ここでは「なし」としてコントローラ部200に通知する。
一方、CPU12が、S1014で、差分が所定の閾値未満であると判断した場合には、原稿Pが残っていると判断し、取り忘れ原稿ステータスを1のままとし、S1016でコントローラ部200に取り忘れ原稿ありなし情報を、ここでは「あり」として通知する。
CPU12は、S1017で、取り忘れ原稿ステータスが0であるか否かを判断し、0であるすなわち原稿Pが残っていないと判断した場合、S1002の処理に戻る。CPU12は、S1017で、取り忘れ原稿ステータスが0でない、すなわち原稿Pが残っていると判断した場合、S1007の処理に戻る。
CPU12は、S1007で、圧板開閉センサ61の検知結果に基づき圧板26が開いていたと判断した場合には、S1008で、光学モータ40を駆動し、読取ユニット59をS1005で取得した最大輝度位置(図5(d)の位置)に移動する。次にCPU12は、S1009で、所定間隔(実施例では1秒間隔)で、図4(b)に示すS1101〜S1103の更新処理を行う。圧板26が開いている状態でプラテンガラス52上の原稿Pが取り除かれた場合、圧板26の反射光が無いため、黒色のデータが入力される。そこで、CPU12は、S1010で、S1005で取得した最大輝度位置での加算輝度データと、S1009の更新処理で得られた加算輝度データとの差分が所定の閾値以上と判断した場合、原稿Pが取り除かれたと判断する。そして、S1011で取り忘れ原稿ステータスを0にする。次にCPU12は、S1016で取り忘れ原稿ありなし情報を、ここでは「なし」としてコントローラ部200に通知する。CPU12は、S1010で、差分が所定値未満であると判断した場合には、原稿Pがまだ残っていると判断し、取り忘れ原稿ステータスを0にせずに、S1016で取り忘れ原稿ありなし情報を、ここでは「あり」としてコントローラ部200に通知する。続いて、上述したS1017の処理を行う。
上述の原稿取り忘れ防止制御のフローチャートでは、最大輝度値/最小輝度値及び最大輝度位置/最小輝度位置に基づいて原稿Pのありなしを判断した。しかし、最大輝度値/最小輝度値に替えて上位の輝度値のうちのいずれか(高輝度情報)、下位の輝度値のいずれか(低輝度情報)を採用し、位置も上位の輝度位置のいずれかに対応した位置、下位の輝度位置のいずれかに対応した位置としてもよい。
以上により、圧板26を閉じてスキャンができない厚手原稿のスキャンや圧板26を開けた状態でスキャンした場合や、圧板スキャン後に圧板開閉センサが開状態にならない程度に圧板を開けて原稿を取り除いた場合でも原稿が取り除かれたか否かを検知できる。また、圧板スキャン後に圧板26を開けて原稿を取らずに閉めた場合であっても、プラテンガラス52上の画像情報を定期的に監視することで、原稿が取り除かれていないことを検知できる。この際、圧板26の開閉状態によって、原稿が取り除かれた際に黒に変化するか、白に変化するかという情報を使い分けることで、原稿取り忘れ防止の検知精度を向上できる。
<コントローラ部における制御のフローチャート>
図7はユーザが画像形成装置にログインを完了してから、ログアウトを完了するまでのコントローラ部200における制御のフローチャートであり、図8は操作表示部210に表示される画面のイメージを示す図である。コントローラ部200のCPU201は、画面1500を表示し、例えば、「IDカードを挿入してください」等のログインを促すログイン画面を表示する。ユーザがログインを完了後、図7(a)のS2001で、コントローラ部200の内部で保持されている取り忘れ原稿ステータスを0に初期化し、画面1501を表示する。CPU201は、S2002でユーザからのジョブが投入されたか否かを判断し、ジョブが投入されたと判断した場合には、S2003で、ジョブが終了したか否かを判断する。CPU201は、S2003で、ジョブが終了しないと判断した場合には、ジョブが終了するまで待機する。CPU201は、S2003で、ジョブが終了したと判断した場合には、S2004で、画像読取部100のCPU12から通知された取り忘れ原稿ありなし情報に基づき、取り忘れ原稿ステータスを図7(b)のフローチャートに基づいて更新する。
CPU201は、S2101で画像読取部100から取り忘れ原稿あり情報が通知されたと判断した場合、S2102で取り忘れ原稿ステータスを1にし、S2101で、取り忘れ原稿あり情報が通知されないと判断した場合にはS2103の処理に進む。CPU201は、S2103で取り忘れ原稿なし情報が通知されたと判断した場合、S2104で取り忘れ原稿ステータスを0にし、取り忘れ原稿ステータスの更新を終了する。また、CPU201は、S2103で取り忘れ原稿なし情報が通知されないと判断した場合は、取り忘れ原稿ステータスの更新を終了する。ユーザがログアウトの操作をするまで、ジョブの受付と実行を行う。
CPU201は、S2005でユーザが画面1501のログアウトボタンを押したと判断した場合、S2006で取り忘れ原稿ステータスが1か否かを判断し、S2005でユーザがログアウトボタンを押したと判断しない場合には、S2002の処理に戻る。CPU201は、S2006で、取り忘れ原稿ステータスが1でないと判断した場合、S2009で、「IDカードを取り除いてください」という画面1502を表示して、S2010でIDカードが取り除かれるのを待ち、ログアウトを完了する。CPU201は、S2006で、取り忘れ原稿ステータスが1であると判断した場合には、S2007で、「原稿を取り除いてください」という画面1503を表示し、ユーザに原稿が残存していることを報知する。そして、CPU201は、S2008で、画像読取部100からの取り忘れ原稿ステータス通知によって取り忘れ原稿ありステータスを更新した後、S2006の処理に戻り、原稿が取り除かれるまで待つ。その結果、ユーザは原稿が取り除かれるまで、ログアウトを完了できないため、原稿の取り忘れに気づくことができる。
本実施例によれば、ユーザが厚手原稿の圧板スキャンや、通常の読み取り動作と異なる読み取り動作を行った場合でも、ユーザが原稿を取り忘れていたか否かを精度よく検知することができる。
12 CPU
26 圧板
52 プラテンガラス
59 読取ユニット
61 圧板開閉センサ

Claims (6)

  1. 原稿台上の原稿を押圧する圧板と、
    前記原稿台に光を照射して、前記原稿または前記圧板の各副走査方向位置での複数の輝度情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段を副走査方向に移動される移動手段と、
    前記副走査方向の複数の輝度情報のうちの高輝度情報と低輝度情報と、前記高輝度情報と前記低輝度情報に対応した副走査方向の位置を取得する取得手段と、
    前記圧板の開閉状態を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果と、前記検知結果に基づいて前記読み取り手段が取得した前記副走査方向の位置で再度取得した輝度情報と、前記取得手段が取得した高輝度情報または低輝度情報に基づいて、前記原稿台上に原稿が残存しているか否かを判断する判断手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿台上の原稿を押圧する圧板と、
    前記原稿台に光を照射して、前記原稿または前記圧板の各副走査方向位置での複数の輝度情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段を副走査方向に移動される移動手段と、
    前記副走査方向の複数の輝度情報のうちの最大の輝度情報と最小の輝度情報と、前記最大の輝度情報と前記最小の輝度情報に対応した副走査方向の位置を取得する取得手段と、
    前記圧板の開閉状態を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記読み取り手段を、前記取得手段が取得した位置に前記移動手段により移動させた後、読み取り動作を実行させて輝度情報を取得させる制御手段と、
    前記読み取り手段により前記取得した前記輝度情報と前記取得手段が取得した最大の輝度情報または最小の輝度情報の差が所定の閾値以上の場合は、前記原稿台上に原稿が残存していると判断する判断手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  3. 原稿台上の原稿を押圧する圧板と、
    前記原稿台に光を照射して、前記原稿または前記圧板の各副走査方向位置での複数の輝度情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段を副走査方向に移動される移動手段と、
    前記副走査方向の複数の輝度情報のうちの最大の輝度情報と前記最大の輝度情報に対応した位置を取得する第1の取得手段と、
    前記副走査方向の複数の輝度情報のうちの最小の輝度情報と前記最小の輝度情報に対応した位置を取得する第2の取得手段と、
    前記圧板の開閉状態を検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記圧板が開いた状態を検知した場合には、前記読み取り手段を、前記第1の取得手段が取得した位置に前記移動手段により移動させ、前記検知手段が前記圧板が閉じた状態を検知した場合には、前記読み取り手段を前記第2の取得手段が取得した位置に前記移動手段により移動させた後、前記読み取り手段に読み取り動作を実行させて輝度情報を取得させる制御手段と、
    前記読み取り手段により前記取得した輝度情報と前記第1の取得手段が取得した最大の輝度情報の差が所定の閾値以上の場合、及び、前記読み取り手段により前記取得した輝度情報と前記第2の取得手段が取得した最小の輝度情報の差が所定の閾値以上の場合は、前記原稿台上に原稿が残存していると判断する判断手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  4. 前記読み取り手段は、主走査方向の1ラインの輝度情報を読み取ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置と、ユーザに前記原稿台上に原稿が存在するか否かの情報を報知する報知手段を有し、
    前記判断手段が、前記原稿台上に原稿が残存していると判断した場合には、前記報知手段は、その旨をユーザに報知することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、ユーザがログインして原稿の読み取りを行うものであって、
    前記報知手段が、前記原稿台上に原稿が残存している旨をユーザに報知した場合に、前記残存している原稿を取り除かない限り、ユーザのログアウトの処理を行わないことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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