JP4994810B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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本発明は、シートの画像を読み取る画像読取装置に関し、特にシートの第1面の画像を読み取る第1の画像読取部と、シートの第2面の画像を読み取る第2の画像読取部とを備えたものに関する。
従来、複写機等にはシートである原稿の画像を読み取る画像読取装置を備えたものがある。そして、このような画像読取装置として、原稿搬送装置により原稿を原稿台ガラス上に搬送し、原稿台ガラスの下方に位置する画像読取手段により原稿の画像を読み取る、いわゆる「流し読み」を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらには、従来の画像読取装置として、生産性向上のため画像読取手段をそれぞれ備えた画像読取部を2つ設け、原稿の表裏を一度の搬送で読み取るものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
図13の(a)は、原稿表面の画像を読み取る表面用画像読取部の上視図である。図13の(a)において、116は流し読みガラスであり、流し読みの際、この流し読みガラス116の下方に不図示の画像読取手段が位置すると共に、上面を原稿が通過するようになっている。118は原稿を固定して原稿画像を読み取る固定読み取りの際、原稿を載置する原稿台ガラスである。
ところで、表面用画像読取部において、流し読みガラス116の上に紙くずや、埃等の付着物202(以下、ゴミという)が付着する場合があり、この場合、原稿を流し読みすると、下方の画像読取手段がゴミ202を原稿画像と共に読み取ってしまうことになる。
そして、例えば流し読みした原稿が文字等の書かれていない白紙の場合、画像レベルが図13の(b)に示すように読み取った原稿のゴミに対応する位置で低下する。これに基づいてシート上に画像を形成すると、シートSには図13の(c)に示すように、黒スジが再現される。なお、裏面用画像読取部においても、流し読みガラス上にゴミが付着した場合に、同様の黒スジが発生する。
そこで、従来は、ゴミによる画像の黒スジを解消するため、例えば画像読取データから黒スジデータを検知し、検知した黒スジデータを黒スジ周囲に位置する画像データによって置き換えることにより、黒スジを除去する方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−285595号公報 特開2001−127952号公報 特開2004−328200号公報
しかしながら、このように黒スジを周囲の画像データにより除去するようにした従来の画像読取装置においては、黒スジ除去後の画像データは読み取りを行った原稿の画像情報とは異なる画像データとなってしまうため、画像不良が発生する。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、ゴミによる画像不良を起こすことなく原稿(シート)の画像を読み取ることのできる画像読取装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートの第1面の画像を読み取る第1画像読取部と、シートの第2面の画像を読み取る第2画像読取部と、を備えた画像読取装置において、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の画像読取位置にそれぞれ配置され、シートが通過する透明な読取板と、前記読取板にゴミが付着していることを検知する検知手段と、前記読取板にゴミが付着したことの警告を発する警告手段と、を備え、シートの画像を読み取る際、前記検知手段前記読取板にゴミが付着していること検知たときに警告を発するよう前記警告手段を制御すると共に、警告を発した後、ユーザによる所定の確認動作がなされたことに応じて、再度前記検知手段によってゴミの有無を確認させて、前記検知手段によりゴミが検知されないときにはシートの第1面の画像を前記第1画像読取部に、シートの第2面の画像を前記第2画像読取部に読み取らせ、前記検知手段によりゴミが検知されたときには前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部のうちゴミが付着していない画像読取部によりシートの画像を読み取るように制御することを特徴とするものである。
本発明のように、読取板にゴミが付着したとき、第1及び第2画像読取部のうち読取板にゴミが付着していない画像読取部によりシートの画像を読み取るようにすることにより、ゴミによる画像不良を起こすことなくシートの画像を読み取ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す図である。
図1において、115は画像読取装置であり、この画像読取装置115は、流し読みを行う際、シートである原稿の表面(第1面)の画像を読み取る第1画像読取部101と、原稿の裏面(第2面)の画像を読み取る第2画像読取部102とを備えている。また、画像読取装置115の上面には自動原稿給送装置100が設けられている。
第1画像読取部101は、原稿が通過する透明な読取板である第1流し読みガラス116と、第1流し読みガラス116上を通過する原稿の表面に光を照射して原稿画像を読み取る画像読取手段101Aとを備えている。
画像読取手段101Aは、原稿の表面に対して光を照射するランプ119、原稿Dからの反射光をレンズ125及びCCDラインセンサ126に導くミラー120〜122を有する。なお、ランプ119及びミラー120は、第1ミラー台123に取り付けられ、ミラー121,122は、第2ミラー台124に取り付けられている。また、110は第1流し読みガラス116の上方に配置されている白色のプラテンローラである。
ここで、画像読取手段101Aは、流し読みの際、第1流し読みガラス116上を通過する原稿の表面に対しランプ119から光を照射するようにしている。なお、原稿Dからの反射光は、ミラー120〜122を介してレンズ125に導かれ、レンズ125によってCCDラインセンサ126の受光部に結像される。
これにより、原稿画像が読み取られ、このように原稿画像を読み取った後、CCDラインセンサ126は、結像した反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を後述する図3に示すシェーディング補正部301に出力する。
なお、第1及び第2ミラー台123,124は、不図示のワイヤによって不図示の駆動モータと結合され、後述する原稿固定読み取りモードの際、駆動モータの回転駆動によりランプ119により原稿Dの下面を照射しながら原稿台ガラス118と平行に移動する。
第2画像読取部102は、原稿が通過する透明な読取板である第2流し読みガラス130と、第2流し読みガラス130上を通過する原稿の裏面に光を照射して原稿画像を読み取る画像読取手段であるCISラインセンサ128とを備えている。このCISラインセンサ128は、不図示の光源から原稿Dに光を照射した後、原稿Dからの反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力するものである。なお、127は第2流し読みガラス130の下方に配置された白色のプラテンローラである。
自動原稿給送装置100は、原稿トレイ140に積載された原稿Dを、例えば流し読みの際、第1画像読取部101及び第2画像読取部102に搬送するものであり、原稿トレイ140の上方に設けられ、原稿Dを送り出す給紙ローラ103を備えている。
ここで、給紙ローラ103は、上下方向に回動自在な不図示のアームに軸支されており、通常、アームの上方回動によりホームポジションである上方位置に退避しており、原稿Dのセット作業を阻害しないようになっている。また、給紙動作が開始されると、アームの下方回動により給紙ローラ103は下降して原稿Dの上面に当接するようになっている。
給紙ローラ103の下流には、原稿を1枚ずつ分離する分離部を構成する分離搬送ローラ104と分離搬送従動ローラ105とからなる分離ローラ対104,105が設けられている。なお、分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104より僅かに摩擦が少ないゴム材等から形成されており、分離搬送ローラ104と協働して給紙ローラ103によって給送される原稿Dを1枚ずつ捌いて分離する。
さらに、分離ローラ対104,105の下流には分離ローラ対104,105により1枚ずつ分離されて搬送された原稿Dの先端を揃えるためのレジストローラ対106,107が設けられている。そして、分離ローラ対104,105により分離された1枚の原稿Dの先端を静止した状態のレジストローラ対106,107のニップ部に突き当て、原稿Dにループを生じさせることにより、原稿Dの先端を揃えるようにしている。
なお、129は、第2画像読取部102の下流に設けられた反転通路である原稿反転パスであり、第2画像読取部102を通過した原稿Dは、選択的にスイッチバックして原稿反転パス129に送り込まれ、分離ローラ対104,105へ向けて再度、搬送される。
ところで、このような自動原稿給送装置100を備えた画像読取装置115は、原稿Dを原稿台ガラス118上に載置し、第1及び第2ミラー台123,124を副走査方向(図中矢印方向)に移動させながら原稿を読み取る原稿固定読み取りモードを備えている。
また、第1及び第2ミラー台123,124を停止させた状態で、原稿搬送装置100によって原稿Dを搬送させながら、第1及び第2流し読みガラス116,130の位置で原稿画像を読み取る流し読みモードを備えている。
次に、画像読取装置115の流し読みモードにおける原稿画像読み取り動作について説明する。
流し読みモードにより原稿画像読み取る場合には、まずアームを下降させて給紙ローラ103を原稿Dの上面に当接させた後、分離搬送ローラ104と同一駆動源により給紙ローラ103を回転し、最上位の原稿を分離ローラ対104,105に搬送する。ここで、原稿Dが複数枚重なって搬送された場合には、分離ローラ対104,105により、最上位の原稿を他の原稿から分離して搬送する。
1枚に分離された原稿は、レジストローラ対106,107によって原稿の先端を揃えられた後、リードローラ対108,109により第1画像読取部101に案内され、第1流し読みガラス116上を通過する。このとき、原稿Dの表面の画像情報を画像読取手段101A(のCCDラインセンサ126)にて読み取る。
次に、原稿Dの表面画像の読み取りが終了すると、リード排出ローラ対111,112により、原稿Dは、第1流し読みガラス116から原稿Dをすくい上げるためのジャンプ台117を経て第2画像読取部102側に搬送される。そして、第2流し読みガラス130上を通過する際、原稿Dの裏面の画像情報をCISラインセンサ128にて読み取る。なお、このようにCISラインセンサ128による原稿Dの裏面画像読み取りが終了すると、正逆転可能な排紙ローラ113により原稿Dを排紙トレイ114に排出する。
図2は、第1画像読取部101と第2画像読取部102で原稿の表裏の画像を読取る際のフローチャートである。原稿表面(第1面)の画像を読み取る第1画像読取部101に原稿を給紙する(ステップS501)。そして、原稿の表面画像を第1画像読取部101により、流し読みにより読み取る(ステップS502)。
次に、原稿を原稿裏面(第2面)の画像を読み取る第2画像読取部102へ搬送し、この第2画像読取部102により原稿の裏面画像を流し読みにより読み取る(ステップS503)。そして、このような原稿裏面の画像読み取りが終了すると、原稿を排出する(ステップS504)
ところで、このような流し読みの際、第1及び第2画像読取部101,102の画像読取位置にそれぞれ配置された第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミが付着していた場合、画像に黒スジが生じる。
そこで、本実施の形態においては、ゴミによる黒スジの発生を防ぐよう図3に示す黒スジ判定部302による、読み取った画像データに基づく判定により、第1及び第2流し読みガラス116,130上のゴミの有無(付着)を検知するようにしている。
なお、このような第1及び第2流し読みガラス116,130にゴミが付着していることを検知する検知手段である黒スジ判定部302は、ゴミが付着していることを検知すると、図4に示す制御部50に信号を入力するようにしている。そして、制御部50は、この黒スジ判定部302からの信号に基づき第1画像読取部101及び第2画像読取部102の画像読取動作及び排紙ローラ113の駆動を制御するようにしている。
次に、黒スジ判定部302による画像データに基づく黒スジの判定について説明する。
この場合、まずCCDラインセンサ126及びCISラインセンサ128により1ラインずつ読み出されたアナログ画像信号は、不図示のアナログ処理回路でオフセット、ゲイン調整が行われた後、不図示のA/Dコンバータでデジタル信号に変換される。そして、デジタル変換された画像データは、図3に示すシェーディング補正部301でシェーディング補正される。
シェーディング補正された画像データは、黒スジ判定部302に送られ、1ラインずつ2値化回路303で2値化される。2値化されたデータは、加算回路304で黒画素カウントメモリ305の2値化データに加算され、複数ライン分の2値化データが得られる。
図5は第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミがある場合の読み取り原稿のイメージ及び黒画素カウントメモリ305の2値化データを示す図である。流し読みガラス116,130上にゴミがあるとき、図5の(a)に示すように読み取った画像に、図中矢印で示す箇所に黒スジが発生している。このため、図5の(b)に示すように、黒スジに対応する黒画素カウント値は、他の部分と比較して大きな値となっている。
そこで、黒スジ検知部307は、黒画素カウントメモリ305の値と予め設定された黒スジ判定しきい値レジスタ306の値とを比較し、しきい値を越えた場合、該当部分を黒スジであると判定する。そして、このように黒スジであると判定すると、この判定信号を図4に示す制御部50に入力し、これに基づき制御部50は第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミが有ること、即ちゴミが付着していることを検知する。
なお、この検知処理は、白色のプラテンローラ110,127を回転させることで、原稿Dの給紙を前に行うことも可能である。即ち、原稿Dの給紙を行う前にプラテンローラ110,127を回転させ、CCDラインセンサ126及びCISラインセンサ128により1ラインずつ白色の画像情報を読み出し、この画像データを上記のように処理することにより画像の黒スジの判定を行う。そして、この画像の黒スジの判定に基づき、制御部50は、第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミが有ること(付着していること)を検知する。
次に、第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミが有ると検知された場合における画像読取動作の制御について説明する。
まず、第1流し読みガラス116上にゴミが有ることが検知された場合の画像読取動作の制御について図6に示すフローチャートを用いて説明する。
この場合、制御部50は、原稿Dを給送する前に、白色であるプラテンローラ110,127を回転させることで第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミが存在(付着)しているかを検知する。そして、この検知動作の結果、原稿Dを原稿トレイ140より搬送する前に、第1流し読みガラス116上にゴミが付着していることが検知される(ステップS601)。
このような検知動作の後、制御部50は、原稿トレイ140上に積載された原稿Dを給紙ローラ103により最上位の原稿から分離ローラ対104,105に給紙する(ステップS602)。なお、原稿が複数枚重なって搬送された場合、最上位の原稿は分離ローラ対104,105により、1枚に分離して搬送される。
1枚に分離された原稿は、レジストローラ対106,107によって先端が揃えられた後、リードローラ対108,109を通過して第1画像読取部101に案内される。このとき、第1流し読みガラス116上にゴミが付着していることが検知されているので制御部50は、第1画像読取部101(の画像読取手段101A)では原稿Dの読み取りを行わず、そのまま原稿Dの搬送を継続する。
これにより、この後、原稿Dはリード排出ローラ111,112を通過して第2画像読取部102に案内され、第2流し読みガラス130の下面を通過する。このとき、制御部50は、第2画像読取部102で裏面読み取り用のCISラインセンサ128により原稿Dの裏面に記録された画像情報を読み取る(ステップS603)。
次に、制御部50は、原稿Dを排紙ローラ113の正転により排出方向に搬送した後、所定のタイミングで反転手段である排紙ローラ113を逆転させる。これにより、原稿Dは原稿反転パス129に送り込まれ、分離搬送ローラ対104,105へ向けて反転搬送される(ステップS604)。この後、原稿Dはレジストローラ対106,107によって先端を揃えられて第1画像読取部101へと表裏が反転した状態で再度搬送される。
そして、このときも制御部50は、第1画像読取部101での原稿Dの読み取りは行わず、そのまま原稿Dの搬送を継続する。これにより、表裏が反転した状態の原稿Dは第2画像読取部102に再度搬送され、第2流し読みガラス130の下面を通過する。そして、制御部50は、この第2画像読取部102でCISラインセンサ128により原稿Dの表面に記録された画像情報を読み取る(ステップS605)。
なお、このようにして第2流し読みガラス130上のゴミが検知されていない第2画像読取部102により表裏両面の画像が読み取られた後、原稿Dは、ページ順を揃えるために排紙ローラ113の正逆転により、再度原稿反転パス129に送り込まれる。
そして、この原稿反転パス129を通過することにより原稿Dは反転し(ステップS606)、この後、分離ローラ対104,105、レジストローラ対106,107、リードローラ対108,109、リード排出ローラ111,112に搬送される。さらに、リード排出ローラ111,112により排紙ローラ113に搬送され、この排紙ローラ113により排紙トレイ114に排出される(ステップS607)。
次に、第2流し読みガラス130上にゴミが有ることが検知された場合の画像読取動作の制御について図7に示すフローチャートを用いて説明する。
この場合、制御部50は、原稿Dを給送する前に、白色であるプラテンローラ110,127を回転させることで第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミが存在(付着)しているかを検知する。そして、この検知動作の結果、原稿Dを原稿トレイ140より搬送する前に、第2流し読みガラス130上にゴミが付着していることが検知される(ステップS701)。
このような検知動作の後、制御部50は、原稿トレイ140上に積載された原稿Dを給紙ローラ103により最上位の原稿から分離ローラ対104,105に搬送する(ステップS702)。なお、原稿が複数枚重なって搬送された場合、最上位の原稿は分離対ローラ104,105により、1枚に分離して搬送される。
1枚に分離された原稿は、レジストローラ対106,107によって先端を揃えられた後、リードローラ対108,109を通過して第1画像読取部101に案内され、第1流し読みガラス116の上面を通過する。このとき、制御部50は、第1画像読取部101で画像読取手段101Aにより原稿Dの表面に記録された画像情報を読み取る(ステップS703)。
次に、原稿Dはリード排出ローラ111,112を通過して第2画像読取部102に案内される。このとき、第2流し読みガラス130上にゴミが付着していることが検知されているので制御部50は、第2画像読取部102では原稿Dの読み取りは行わず、そのまま原稿Dの搬送を継続する。
次に、原稿Dは排紙ローラ113の正逆転により、原稿反転パス129に送り込まれて分離搬送ローラ対104,105へ向けて反転搬送される(ステップS704)。この後、レジストローラ対106,107によって先端を揃えられて第1画像読取部101へと表裏が反転した状態で搬送される。
そして、原稿Dは、第1流し読みガラス116の上面を通過し、このとき制御部50は、第1画像読取部101で画像読取手段101Aにより原稿Dの裏面に記録された画像情報を読み取る(ステップS705)。
次に、原稿Dはリード排出ローラ111,112を通過して第2画像読取部102に案内される。このとき、第2流し読みガラス130上にゴミが付着していることが検知されているので制御部50は、第2画像読取部102では原稿Dの読み取りは行わず、そのまま原稿Dの搬送を継続する。
なお、このように第1流し読みガラス116上のゴミが検知されていない第1画像読取部101により表裏両面の画像が読み取られた後、原稿Dは、ページ順を揃えるために排紙ローラ113の正逆転により、再度原稿反転パス129に送り込まれる。
そして、この原稿反転パス129を通過することにより原稿Dは反転し(ステップS706)、この後、分離ローラ対104,105、レジストローラ対106,107、リードローラ対108,109、リード排出ローラ111,112に搬送される。さらに、リード排出ローラ111,112により排紙ローラ113に搬送され、この排紙ローラ113により排紙トレイ114に排出される(ステップS707)。
このように、本実施の形態においては、第1及び第2流し読みガラス116,130にゴミが付着したとき、第1及び第2流し読みガラス116,130にゴミが付着していない画像読取部により原稿画像を読み取るようにしている。これにより、ゴミによる黒スジ等の画像不良のない画像データを得ることが可能となる。
なお、これまでは、原稿Dの両面に画像情報が形成されている場合(両面読み取りモード)について説明した。しかし、本実施の形態の画像読取装置115は原稿Dの一方のみに画像情報が形成されている場合(片面読み取りモード)であっても上述と同じような動作によって黒スジ等による画像不良のない画像データを読み取ることができる。
例えば、第1流し読みガラス116にゴミが付着している場合は、第1画像読取部101を通過させ、排紙ローラ113を逆転して選択的に第2画像読取部102に向かわせるようにする。
ところで、流し読みガラス116,130上のゴミが付着している場合、ゴミが流し読みガラス116,130を通過する原稿により取り除かれる場合がある。この場合には、以後、流し読みガラス116,130を通過する原稿を読み取った時の読み取り画像には黒スジが発生することはない。
よって、流し読みガラス116,130上のゴミが付着していることが検知された後もゴミ付着の有無を検知するようにする。そして、原稿の通過によってゴミが取り除かれた場合、第1画像読取部101と第2画像読取部102との2つで表裏の画像を読み取るモードに復帰させるように制御してもよい。
例えば、第1及び第2画像読取部101,102との夫々で原稿の表裏の画像を読取っているときに(図2参照)、第1画像読取部101でゴミ付着が検知された場合には第2画像読取部102にて原稿の裏表の画像を読取るモードに移行する(図6参照)。
ここで、このモードにて連続して給送される原稿の画像を読取っているとき、第1画像読取部101でのゴミの付着の有無を引き続き検知する。そして、第1画像読取部101でのゴミの付着がなくなったことが検知された場合には、第1画像読取部101と第2画像読取部102とのそれぞれが、次に給送される原稿の表裏の画像を読み取るモードに自動的に移行する(図2参照)。
ここで、ゴミが読み取られる原稿により取り除かれることなく、流し読みガラス116,130上に存在し続ける場合、連続して原稿の読み取りを行う場合、原稿を読み取るたびに読み取り画像には黒スジが発生する。そこで、このように原稿を読み取るたびに、読み取り画像に黒スジが発生する場合には、流し読みガラス116,130の清掃を促す警告を発生するようにする。
次に、このような清掃を促す警告を発生する処理について説明する。
まず、第1流し読みガラス116上にゴミが有ることが検知された場合の警告発生処理について図8及び図9に示すフローチャートを用いて説明する。
第1流し読みガラス116上にゴミが付着している場合、制御部50は、白色であるプラテンローラ110を回転させることで原稿Dを原稿トレイ140より搬送する前に、第1流し読みガラス116上のゴミを検知する(ステップS801)。
そして、この後、原稿を複数枚搬送し、原稿画像を読み取るたびに既述した黒スジ検知部307による判定を行ない、制御部50は、ゴミを連続して複数枚以上検知するかを調べる(ステップS802)。ここで、ゴミを連続する複数枚数以上検知した場合(ステップS802のY)、図4に示す警告手段51により第1流し読みガラス116の清掃を促す警告を発する(ステップS803)。この後、ユーザーがゴミを取り除いた後、ユーザーによる所定の警告確認動作、例えば再度、リセットボタンを押す等の動作が行われる。
そして、このようなユーザーによる警告の確認の後(ステップS804)、再度、既述した検知方法で第1流し読みガラス116上のゴミの有無を確認する(ステップS805)。その結果、ゴミが第1流し読みガラス116上に無かった場合(ステップS805のN)、既述した図2と同様の動作を行う(ステップS806)。また、ゴミが流し読みガラス116上に存在した場合(ステップS805のY)、既述した図6に示す動作を行う(ステップS807)。
次に、第2流し読みガラス130上にゴミが有ることが検知された場合の警告発生処理について図10及び図11に示すフローチャートを用いて説明する。
第2流し読みガラス130上にゴミが付着している場合、制御部50は、白色であるプラテンローラ127を回転させることで原稿Dを原稿トレイ140より搬送する前に、第2流し読みガラス116上のゴミを検知する(ステップS901)。
そして、この後、原稿を複数枚搬送し、原稿画像を読み取るたびに既述した黒スジ検知部307による判定を行ない、制御部50は、ゴミを連続して複数枚以上検知するかを調べる(ステップS902)。ここで、ゴミを連続する複数枚数以上検知した場合(ステップS902のY)、警告手段51により第2流し読みガラス130の清掃を促す警告を発する(ステップS903)。この後、ユーザーによる所定の警告確認動作が行われる。
そして、このようなユーザーによる警告の確認の後(ステップS904)、再度、既述した検知方法で第2流し読みガラス130上のゴミの有無を確認する(ステップS905)。その結果、ゴミが第2流し読みガラス130上に無かった場合(ステップS905のN)、既述した図2と同様の動作を行う(ステップS906)。また、ゴミが第2流し読みガラス130上に存在した場合(ステップS905のY)、既述した図7に示す動作を行う(ステップS907)。
次に、第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミが有ることを検知された場合の警告発生処理について図12に示すフローチャートを用いて説明する。
第1及び第2流し読みガラス116,130上にゴミが付着している場合、プラテンローラ110,127を回転させることで原稿Dを搬送する前に、第1及び第2流し読みガラス116,130上のゴミを検知する(ステップS1001)。
そして、このように第1及び第2流し読みガラス116,130の両方でゴミを検知した場合には、制御部50は、警告手段51により第1及び第2流し読みガラス116,130の清掃を促す警告を発する(ステップS1002)。そして、この後、ユーザーによる所定の警告確認動作が行われる。
そして、このようなユーザーによる警告の確認の後(ステップS1003)、再度、既述した検知方法で第1及び第2流し読みガラス116,130上のゴミの有無を確認する(ステップS1004)。この結果、ゴミが第1及び第2流し読みガラス116,130上に存在しなかった場合(ステップS1004のN)、既述した図2と同様の動作を行う(ステップS1005)。
なお、ゴミが第1及び第2流し読みガラス116,130上に存在した場合(ステップS1004のY)、再度、制御部50は、第1及び第2流し読みガラス116,130の清掃を促す警告を発する(ステップS1002)。
そして、このように第1及び第2第2流し読みガラス116,130上にゴミが検知さると、警告を発生することにより、ゴミによる黒スジ等の画像不良のない画像データを得ることが可能となる。なお、警告を発した場合にユーザーが仮に流し読みガラスの清掃を行わなくとも、他方の画像読取部にて画像読み取りを行うことができるため、ゴミによる黒スジ等の画像不良のない画像データを得ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す図。 上記画像読取装置の原稿読み取り動作を示すフローチャート。 上記画像読取装置に設けられた黒スジ判定部の構成を示すブロック図。 上記画像読取装置の制御ブロック図。 (a)は黒スジがある場合の読み取り原稿のイメージを示す図、(b)は黒画素カウントメモリの2値化データを示す図。 上記画像読取装置の第1流し読みガラス上にゴミが有ることが検知された場合の画像読取動作の制御を説明するフローチャート。 上記画像読取装置の第2流し読みガラス上にゴミが有ることが検知された場合の画像読取動作の制御を説明するフローチャート。 上記第1流し読みガラス上にゴミが有ることが検知された場合の警告発生処理の一部を示すフローチャート。 上記第1流し読みガラス上にゴミが有ることが検知された場合の警告発生処理の残りの部分を示すフローチャート。 上記第2流し読みガラス上にゴミが有ることが検知された場合の警告発生処理の一部を示すフローチャート。 上記第2流し読みガラス上にゴミが有ることが検知された場合の警告発生処理の残りの部分を示すフローチャート。 上記第1及び第2ガラス上にゴミが有ることを検知された場合の警告発生処理を示すフローチャート。 (a)は、原稿表面の画像を読み取る表面用画像読取部の上視図、(b)は原稿が文字等の書かれていない白紙の場合の画像レベルを示す図、(c)はシート上に黒スジが再現された状態を示す図。
符号の説明
50 制御部
51 警告手段
100 自動原稿給送装置
101 第1画像読取部
101A 画像読取手段
102 第2画像読取部
113 排紙ローラ
115 画像読取装置
116 第1流し読みガラス
126 CCDラインセンサ
127 プラテンローラ
128 CISラインセンサ
129 原稿反転パス
130 第2流し読みガラス
302 黒スジ判定部
D 原稿

Claims (4)

  1. シートの第1面の画像を読み取る第1画像読取部と、シートの第2面の画像を読み取る第2画像読取部と、を備えた画像読取装置において、
    前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の画像読取位置にそれぞれ配置され、シートが通過する透明な読取板と、
    前記読取板にゴミが付着していることを検知する検知手段と、
    前記読取板にゴミが付着したことの警告を発する警告手段と、を備え、
    シートの画像を読み取る際、前記検知手段前記読取板にゴミが付着していること検知たときに警告を発するよう前記警告手段を制御すると共に、警告を発した後、ユーザによる所定の確認動作がなされたことに応じて、再度前記検知手段によってゴミの有無を確認させて、前記検知手段によりゴミが検知されないときにはシートの第1面の画像を前記第1画像読取部に、シートの第2面の画像を前記第2画像読取部に読み取らせ、前記検知手段によりゴミが検知されたときには前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部のうちゴミが付着していない画像読取部によりシートの画像を読み取るように制御することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部を通過した原稿を反転させて再度、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部に導く反転手段と、
    前記第1及び第2画像読取部の読み取り動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、シートの第1面及び第2面の画像を読み取る際、前記検知手段によりゴミの付着が検知されたとき、前記読取板にゴミが付着していない画像読取部によりシートの画像を読み取った後、前記反転手段によりシートを反転させて前記ゴミが付着していない画像読取部に向かわせるように制御することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、シートの第1面及び第2面の一方の面の画像を読み取る際、前記検知手段により、一方の面の画像を読み取る前記画像読取部の前記読取板にゴミが付着していることが検知されたとき、前記反転手段によりシートを反転させてシートの第1面及び第2面の他方の面の画像を読み取る前記読取板にゴミが付着していない画像読取部によりシートの一方の面の画像を読み取るように制御することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記検知手段は、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部により読み取った画像データに基づき前記読取板にゴミが付着していることを検知することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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