JP2018085649A - 読取装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジ位置の検出をより正確に行う読取装置を提供する。
【解決手段】読取装置は、光源を搭載し、原稿台に対して移動しながら読取対象物を光学的に読み取る読取ユニットと、読取ユニットに読み取られるように原稿台のトップフレームに溝部を設け、読取ユニットは副走査方向上、右側又は左側に配置された光源の片側のみを点灯して溝部を読み取らせ、その読取の結果に基づいて読取ユニットの位置を検出する検出手段を備えるようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、原稿画像を光学的に読み取る読取装置および方法に関する。
従来、原稿台上に載置された原稿に対して相対的に移動しながら、原稿画像を光学的に読み取る読取ユニットを備えた読取装置が知られている。そのような読取装置においては、読取ユニットの位置を正確に検出し、読取ユニットの移動を制御することが求められる。
特許文献1には、原稿読取範囲に対して主走査方向の外側であって且つキャリッジが移動可能な副走査方向全域に渡り、白領域と黒領域を含むパターンを設け、読み取ったパターンからキャリッジの位置を検出する画像読取装置が記載されている。
特開2011-9891号公報
特許文献1では、キャリッジに搭載される画像読取センサにより白領域と黒領域からなるパターンを検出することでキャリッジの位置を検出しているので、パターンに汚れ等が存在する場合、正確にキャリッジの位置を検出できない場合があった。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、キャリッジ位置の検出をより正確に行う読取装置および方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る読取装置は、光源を搭載し、原稿台に対して移動しながら読取対象物を光学的に読み取る読取手段と、前記読取手段に読み取られるように前記原稿台に構成された溝を前記読取手段に読み取らせ、当該読取の結果に基づいて前記読取手段の位置を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、キャリッジ位置の検出をより正確に行うことができる。
画像形成装置の構成を示す図である。 画像読取装置の構成を示す図である。 スキャナ部の構成を示す図である。 原稿カバーとスキャナ部との構成を示す図である。 サイズ候補センサが配置された状態を示す図である。 キャリッジと溝部との配置関係を示す図である。 画像読取センサと溝部に形成された溝との関係を示す図である。 画像読取装置の制御部の構成を示す図である。 キャリッジの移動制御処理を示すフローチャートである。 キャリッジの移動制御処理を示す他のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。画像形成装置1は、例えば、複写機、スキャナ、プリンタ、ファックスなどの機能を有するAIO(All In One)型の複合機(MFP: Multi Function Peripheral)である。図1に示されるように、画像形成装置1は、スキャナ部110と、スキャナ部110へ原稿を自動搬送するADF部120と、スキャナ部110が生成した画像データに基づいてシート等の記録媒体上にトナー像を形成する画像形成部130とを含む。
ADF(Auto Document Feeder)部120は、原稿トレイ121に載置された原稿をスキャナ部110に自動的に供給する。スキャナ部110は、ADF部120によって供給される原稿や、スキャナ部110の原稿台上にセットされた原稿を光学的に読み取ることによって画像データを生成する。また、画像形成部130には、プリンタ部131と、プリンタ部131の下側に設けられた給紙部132とが含まれており、給紙部132によってシートがプリンタ部131に供給される。
プリンタ部131では、スキャナ部110により生成された画像データ、あるいは、外部のネットワークを介して受信した画像データに基づいて、電子写真方式によりシート上にトナー画像を記録する。プリンタ部131により画像が記録されたシートは、スキャナ部110と画像形成部130との間に設けられた排紙トレイ133上に排出される。
また、スキャナ部110の正面側部分には、操作パネル111が設けられている。操作パネル111には、文字、数字等の入力のための複数のキーが設けられたキー入力部112と、メニュー画面や、取得した画像に関する情報等が表示される表示部113とが設けられている。表示部113は、例えば液晶パネルによって構成されている。操作パネル111は、ユーザからの設定や指示操作を受付け、また、液晶パネルに装置情報やジョブの進捗情報、設定画面等の各種ユーザインタフェース画面を表示する。
画像形成部130は、さらに、スキャナ部110が生成した画像データ等を記憶する記憶部134や、公衆回線ネットワークを介して画像データ等のファクシミリ送受信を行う通信部135を含む。通信部135が受信した画像データ等も記憶部134に記憶される。なお、本実施形態では、スキャナ部110及びADF部120を纏めて画像読取装置100という。
図2は、画像読取装置100の主要な構成を示す断面図である。図2に示されるように、ADF部120が備える原稿トレイ121には、載置された読取対象物である原稿Dを検出する原稿検出センサ211が設けられている。原稿トレイ121上の原稿Dは、ピックアップローラ212によって搬送路214に向かって送り出され、更に、レジストローラ213によって搬送路214を介してプラテンローラ215の上部に搬送される。ピックアップローラ212は、実線で示した退避位置と破線で示した給紙位置との間で移動可能であり、原稿Dを搬送路214に送り出す場合には、上方の退避位置から、原稿トレイ121上の原稿Dに圧接される下方の給紙位置に移動する。
プラテンローラ215の上部には搬送ローラ216が圧接されており、下部には搬送ローラ217が圧接されている。原稿Dは、搬送ローラ216、217とプラテンローラ215との間を通過することによって、プラテンローラ215の外周面の略半周に沿って搬送され、スキャナ部110の画像読取位置上を通過して、排紙ローラ対218まで搬送される。排紙ローラ対218は、原稿Dを不図示の原稿排出トレイ上に排出する。
なお、ピックアップローラ212、レジストローラ213及びプラテンローラ215はADF駆動モータ219によって駆動される。また、プラテンローラ215の下方には、搬送ローラ217からスキャナ部110の画像読取位置へ搬送される原稿Dを検出するレジストセンサ220が設けられている。
スキャナ部110には、線状光源205および画像読取センサ206が搭載されたキャリッジ204が設けられている。キャリッジ204は、主走査方向に沿って長く延びた形状になっており、画像読取センサ206を搭載してライン型イメージセンサを構成している。キャリッジ204の長手方向における両端部は、不図示のガイドレールにスライド可能に支持されている。キャリッジ204は、ベルト、ワイヤ、プーリ等によって構成された駆動伝達部208を介して、画像読取モータ207により副走査方向に沿って、矢印A方向や矢印Bで示された移動方向に往復移動する。
スキャナ部110の上面には、主走査方向に沿って形成されたスリット内に配置されているコンタクトガラス(以下、スリットガラスという)201と、プラテンガラス202とが設けられている。スリットガラス201は、ADF部120によって原稿Dを搬送しながら原稿画像を読み取るシートスルー方式における画像読取位置に配置されている。シートスルー方式による読取の場合、ADF部120により搬送される原稿Dは、スリットガラス201上を通過する。プラテンガラス202は、スリットガラス201に対して矢印A方向に所定の間隔をあけて配置されており、画像が読み取られる原稿がユーザにより載置される。
キャリッジ204に搭載された画像読取センサ206は、受光センサである。画像読取センサ206は、主走査方向に沿って配置された複数の光電変換素子を有するCCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)で構成されている。線状光源205は、直線状に延びるキセノンランプ、LED等によって構成されており、画像読取センサ206に平行な状態で主走査方向を挟んで移動方向上の上流側と下流側に搭載されている。線状光源205は、スリットガラス201上を通過する原稿またはプラテンガラス202上に載置された原稿に対して光を照射し、原稿から反射される光が、スリットガラス201またはプラテンガラス202を介して画像読取センサ206で受光される。原稿からの反射光を受光した画像読取センサ206は、原稿画像の濃淡に対応した読取信号を出力する。出力された読取信号は、画像読取センサ206を構成する複数の画素間でのバラツキを補正するために、シェーディング補正されるとともにデジタル画像データに変換される。スリットガラス201とプラテンガラス202との間には、画像読取センサ206から出力される画像データをシェーディング補正する際の基準データを取得するための基準板(シェーディング板)203が設けられている。
図3は、スキャナ部110を下方(キャリッジ204側)から見た下面図である。図3に示されるように、基準板203は、キャリッジ204と同程度の長さの長方形状の平板な部材であって、線状光源205から照射される光を長手方向の全体に渡って画像読取センサ206に反射する。基準板203は、全体に亘って白色である。また、図2に示すように、主走査方向を中心軸として、白色部分203aと黒色部分203bとで構成される場合もある。
次に、原稿カバーと原稿サイズ検知について説明する。以下、圧板やADF部120など、プラテンガラス202上を覆うものを総称して原稿カバーという。
図4は、原稿カバーとスキャナ部110との構成を簡易的に示す図である。原稿カバー400は、プラテンガラス202に対して開閉自在に構成されている。具体的には、原稿カバー400は、プラテンガラス202を覆う閉状態と、プラテンガラス202から所定量開かれた開状態との間で揺動自在に、スキャナ部110の上面端部に対して固定されている。原稿カバー400の、原稿カバー400を閉じた際にプラテンガラス202と接触する面は、白色等の反射率の高い色で構成されている。また、スキャナ部110の原稿カバー400の揺動中心側には、原稿カバー400の開閉状態を検知可能な開閉検知センサ401が設けられている。
開閉検知センサ401は、原稿カバー400が開閉される際に原稿カバー400に連動して上下する開閉フラグ404と、原稿カバー400の開閉角度を検知するための角度検知センサ402及び403を含む。角度検知センサ402及び403はそれぞれ、発信部と受信部を備えるフォトインタラプタで構成されており、発信部から発信された信号を開閉フラグ404が遮り、受信部の検出状態に応じた角度検知センサ402及び403のON/OFFの状態が取得される。そして、角度検知センサ402及び403のON/OFF状態の組み合わせにより、原稿カバー400の開閉状態及び角度が取得される。
また、スキャナ部110の内部には、図5に示すように、プラテンガラス202の所定位置における原稿の有無を検知するためのサイズ候補センサ501、502、503、504が設置されている。サイズ候補センサ501、502、503、504はそれぞれ、発信部と受信部を含んで構成されており、原稿がセンサ上を遮る場合、発信部からの光を原稿が反射し、受光部で受信するので、原稿が載置されていることが検知される。そして、各センサの検知結果から、載置された原稿のサイズの候補が決定される。
図6は、キャリッジ204と溝部601との配置関係を示す図である。本実施形態では、原稿の読取領域外にある、プラテンガラス202のトップフレームに図6に示すような溝が複数、バー形状に形成された溝部601が構成されている。溝は、キャリッジ204の移動方向と交差する方向に複数形成されている。また、図6に示すように、溝部601は、ホームポジション603及びジャンプ台602から、副走査方向上を離れるに従って、副走査方向と傾きを成すように構成されている。図6では、溝部601がトップフレームに構成されているが、画像読取センサ206が溝を読み取る構成であれば、他の構成でも良い。例えば、原稿カバー自体に図6と同等な溝部が形成されていても良い。
図7は、画像読取センサ206と溝部601に形成された溝との関係を示す図である。本実施形態では、原稿読取前のキャリッジ204のホームポジションへの移動制御時には、キャリッジ204の光源205の片側のみを点灯して溝部601に対して光を照射する。溝601の下部で光源205を片側のみ点灯することで、影701が発生する。発生した影701を画像読取センサ206が読み取ることにより、読取データ702が取得され、その信号レベルの変化に基づいて溝部601の溝が検出される。
溝部601は、図6に示すように、副走査方向に対して所定の傾き角度を成すように構成されているので、キャリッジ204が図6の位置Aから位置Bに移動すると、画像読取センサ206の溝部601を読み取る主走査方向上の位置が変化する。本実施形態では、そのような構成により、読取データ702の信号の変化を検出した画像読取センサ206の主走査方向上の位置に基づいて、現在のキャリッジ204の位置を検出する。
図8は、画像読取装置100の制御部の構成を示す図である。制御部800は、例えばコントローラ基板として構成され、画像読取装置100全体を統括的に制御する。CPU801は、制御部800内のシステムバス810に接続された各ブロックを制御する。
RAM802は、汎用的なRAMであり、CPU801の作業領域及びデータの一時記憶領域として用いられる。ROM803は、汎用的なROMであり、画像読取装置100を駆動するためのファームウェアプログラムや、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶し、CPU801によってRAM802に読み出されて実行される。通信インタフェース(I/F)804は、外部のコンピュータ端末装置等と有線や無線等のネットワーク媒体を介して接続し、データやジョブ等が送受信される。操作部805は、操作パネル111に対応し、パネルや入力キー等を有し、ユーザによる画像読取装置100の各種設定操作を受付けたり、ユーザインタフェース画面等を表示したりする。
印刷制御部806は、画像読取装置100で原稿を読み取って取得された画像データを画像形成装置1の画像形成部130に出力する。画像形成部130は、本実施形態では、電子写真方式が適用された構成としているが、記録媒体に画像を記録する方式であれば、インクジェット記録方式等、他の記録方式が適用されても良い。画像読取部807は、スキャナ部110に対応する。
センサ808は、レジストセンサ220、原稿検出センサ211、開閉検知センサ401、角度検知センサ402及び403、サイズ候補センサ501、502、503、504を含む。また、モータ809は、ADF駆動モータ219、画像読取モータ207を含む。CPU801は、例えば、各種センサから出力される検知信号に基づいて、モータを制御する。
本実施形態では、CPU801は、光源205の片側のみを点灯させ、溝部601から反射された光により、溝部601に形成された溝、即ち、読取データ702の黒部分(影701)がキャリッジ204の主走査方向上のどの位置にあるかを検出する。CPU801は、検出された主走査方向の影701の位置から、キャリッジ204の現在位置を認識する。次に、CPU801は、認識されたキャリッジ204の位置が副走査方向上、図6中での右側に位置するのか又は左側に位置するのかを判定する。そして、判定された位置に応じてホームポジション603に向けて画像読取モータ207によりキャリッジ204をホームポジションに移動させる。
以下、本実施形態におけるキャリッジ204の移動制御処理について説明する。図9は、キャリッジ204の移動制御処理を示すフローチャートである。図9の処理は、例えば、CPU801がROM803に記憶されたプログラムをRAM802に読み出して実行することにより実現される。図9の処理は、例えば、操作パネル111上で、プラテンガラス202上の原稿を読み取る読取機能の実行が指示された場合に開始される。
S901において、CPU801は、副走査方向上、右側又は左側に配置された光源205の片側のみを点灯する。そして、CPU801は、画像読取センサ206により、溝部601の読取データを取得する。そして、CPU801は、取得した読取データから、信号レベル(輝度値)が閾値より低い部分を、溝部601に形成された溝で発生した影701として検出する。
S902において、CPU801は、S901で検出した影701を検出した主走査方向上の画像読取センサ206の位置に基づいて、キャリッジ204とホームポジション603との間の距離を取得する。
本実施形態において、溝部601の副走査方向に対する傾き角度は、予め定められているので、影701を読み取った画像読取センサ206の主走査方向上の位置と、キャリッジ204とホームポジション603との間の距離と、は互いに対応付けられる。そのような距離情報はROM803等に記憶されており、S902においてCPU801は、画像読取センサ206の主走査方向上の位置に基づいて距離情報を参照することにより、キャリッジ204とホームポジション603との間の距離を取得する。
S903において、CPU801は、S902で取得された距離に基づいて、キャリッジ204の位置がホームポジション603であるか否かを判定する。ここで、キャリッジ204の位置がホームポジション603であると判定された場合、図9の処理を終了する。一方、キャリッジ204の位置がホームポジション603でないと判定された場合、S904に進む。S903では、CPU801は、例えば、S902で取得された距離がゼロであるならば、キャリッジ204の位置がホームポジション603であると判定する。
S904において、CPU801は、キャリッジ204の位置がホームポジション603より左側であるか否かを判定する。キャリッジ204の位置がホームポジション603より左側であると判定された場合、S905に進み、左側でない即ち右側であると判定された場合、S906に進む。S904の判定は、例えば、キャリッジ204がホームポジション603に位置する場合の影701を読み取る画像読取センサ206の主走査方向上の位置情報に基づいて、行われる。
S904でキャリッジ204の位置がホームポジション603より左側であると判定された場合、S905において、CPU801は、キャリッジ204をS902で取得された距離分、右側へ移動させる。一方、キャリッジ204の位置がホームポジション603より右側であると判定された場合、S906において、CPU801は、キャリッジ204をS902で取得された距離分、左側へ移動させる。S905又はS906の処理後、S901からの処理を繰り返す。
以上のように、図9の処理によれば、トップフレームに構成され複数の溝が形成された溝部601を読み取ることでキャリッジ204の位置を検出し、ホームポジションへのキャリッジ204の移動制御を行う。また、溝部601の溝からの反射光を受光可能であれば図9の処理を実行可能であるので、特定の光量調整や専用のホームポジションセンサも用いることなく、簡易な構成でキャリッジ204の位置を検出することができる。また、溝部601の溝からの反射光を受光することでキャリッジ204の位置を検出することができるため、パターン等の画像を読取る場合よりも汚れ等の影響を受けづらく、より正確にキャリッジ204の位置を検出することができる。また、キャリッジ204の位置を検出することができるため、キャリッジ204がホームポジションに位置していない状態で動作を停止した場合であっても、次の動作を開始する前にキャリッジ204の位置を検出し、ホームポジションへ戻すことができる。
以下、キャリッジ204の移動制御処理を示すフローチャートの他の例について説明する。
図10は、キャリッジ204の移動制御処理を示す他のフローチャートである。図10の処理は、例えば、CPU801がROM803に記憶されたプログラムをRAM802に読み出して実行することにより実現される。図10の処理は、例えば、操作パネル111上で、プラテンガラス202上の原稿を読み取る読取機能の実行が指示された場合に開始される。
図10のS1001〜S1006については、図9のS901〜S906における説明と同じであるのでその説明を省略する。
S1005若しくはS1006でのキャリッジ204の移動後、S1007において、CPU801は、現在のキャリッジ204の位置で、副走査方向上、右側及び左側に配置された光源205の片側のみを点灯する。そして、CPU801は、画像読取センサ206により、溝部601の読取データを取得する。
S1008において、CPU801は、現在のキャリッジ204の位置で、副走査方向上、右側又は左側に配置された光源205の両側を点灯する。そして、CPU801は、画像読取センサ206により、溝部601の読取データを取得する。
S1009において、CPU801は、S1007で取得した読取データとS1008で取得した読取データとを比較する。S1010において、CPU801は、S1009での比較の結果、画像読取センサ206が溝部601の溝を適切に読み取っているか否かを判定する。
S1010の判定は、例えば、以下の手順によって行う。CPU801は、S1007で取得した読取データから、信号レベルが影701を検出するための閾値より低い部分を検出し、その検出位置Aを保持する。そして、CPU801は、S1008で取得した読取データを参照し、検出位置Aに対応する信号レベルが図7の読取データ702の白レベルを表すのであれば、S1010では画像読取センサ206が溝部601の溝を適切に読み取っていると判定する。一方、検出位置Aに対応する信号レベルが図7の読取データ702の白レベルより低い場合には、溝部601に付着した汚れ等の異物を読み取っている可能性がある。そのため、S1010では画像読取センサ206が溝部601の溝を適切に読み取っていないと判定する。
S1010で画像読取センサ206が溝部601の溝を適切に読み取っていると判定された場合、S1011へ進む。S1011において、CPU801は、画像読取センサ206の主走査方向上の位置に基づいて距離情報を参照することにより、キャリッジ204とホームポジション603との間の距離を取得する。そして、CPU801は、取得された距離に基づいて、キャリッジ204の位置がホームポジション603であるか否かを判定する。S1011でキャリッジ204の位置がホームポジション603であると判定された場合、図10の処理を終了する。一方、キャリッジ204の位置がホームポジション603でないと判定された場合、S1014に進む。
S1014において、CPU801は、S1011の判定処理が所定回数行われたか否かを判定する。ここで、S1011の判定処理が所定回数行われたと判定された場合、S1015へ進む。そのような場合は、キャリッジ204の走行に異常がある可能性があるので、CPU801は、キャリッジ204のメンテナンス等、操作パネル111に警告メッセージを表示し、その後、図10の処理を終了する。一方、S1011の判定処理が所定回数行われていないと判定された場合、S1004からの処理を繰り返す。
S1010で画像読取センサ206が溝部601の溝を適切に読み取っていないと判定された場合、S1012へ進む。S1012において、CPU801は、S1010の判定処理が所定回数行われたか否かを判定する。ここで、S1010の判定処理が所定回数行われたと判定された場合、S1013へ進む。S1013において、CPU801は、溝部601のクリーニングが必要である旨等、操作パネル111に警告メッセージを表示し、その後、図10の処理を終了する。一方、S1010の判定処理が所定回数行われていないと判定された場合、S1004からの処理を繰り返す。
以上のように、図10の処理によれば、トップフレームに構成され複数の溝が形成された溝部601を読み取ることでキャリッジ204の位置を検出し、ホームポジションへのキャリッジ204の移動制御を行う。また、溝部601の溝からの反射光を受光可能であれば図9の処理を実行可能であるので、特定の光量調整や専用のホームポジションセンサも用いることなく、簡易な構成でキャリッジ204の位置を検出することができる。さらに、S1005もしくは1006でホームポジションへのキャリッジ204の移動後、その移動が適切に溝部601を読み取った上での移動であるか否かを判定する。そのような構成により、溝部601に付着した異物等を誤って読み取った結果ホームポジションと誤検知したまま、画像読取を行ってしまうことを防ぐことができる。
本実施形態では、ライン型イメージセンサの場合を説明したが、特に、キャリッジの移動に伴って溝部を読み取る構成であれば、ライン型イメージセンサの構成に限定されるものではない。例えば、キャリッジが本実施形態における主走査方向に移動することで読取対象物の1ライン分を読み取るような読取構成であれば、主走査方向に対して圧板側に溝部601が形成されても良い。そのような構成により、図9又は図10と同様に、キャリッジに搭載された画像読取センサが溝部を読取り、溝部を読み取った画像読取センサの副走査方向上の位置に基づいてキャリッジの主走査方向上の現在の位置(ホームポジションからの距離)を取得する。そして、取得した現在位置に基づいて、キャリッジをホームポジションへ移動させることができる。
100 画像読取装置: 204 キャリッジ: 206 画像読取センサ: 601 溝部: 801 CPU: 802 RAM: 803 ROM

Claims (11)

  1. 光源を搭載し、原稿台に対して移動しながら読取対象物を光学的に読み取る読取手段と、
    前記読取手段に読み取られるように前記原稿台に構成された溝を前記読取手段に読み取らせ、当該読取の結果に基づいて前記読取手段の位置を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする読取装置。
  2. 前記検出手段の検出結果から、前記読取手段の移動を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記溝は、前記読取手段の移動方向に交差するように形成され、前記溝は、前記原稿台の読取領域外に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記光源から前記溝に対して所定の角度で光を照射するよう前記読取手段を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記読取手段の移動方向の上流側と下流側のいずれかの光源から前記溝に対して所定の角度で光を照射するよう前記読取手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の読取装置。
  6. 前記制御手段は、前記原稿台上の原稿の読取前に、前記読取手段に前記溝を読み取らせ、当該読取の結果に基づいて、前記読取手段のホームポジションへの移動を制御することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記読取手段の位置に基づいて前記読取手段のホームポジションへの移動を制御する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の読取装置。
  8. 前記検出手段は、前記読取手段が読み取った読取データから輝度値が閾値より低いデータを特定し、当該特定されたデータに対応する受光センサの前記読取手段における位置に基づいて前記読取手段の位置を検出する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の読取装置。
  9. 前記制御手段により前記光源が第1の状態となるように制御された前記読取手段で読み取られた第1の読取データと、前記制御手段により前記光源が第2の状態となるように制御された前記読取手段で読み取られた第2の読取データと、を比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に基づいて、前記読取手段がホームポジションに位置しているか否かを判定する判定手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の読取装置。
  10. 前記制御手段は、前記判定手段により前記読取手段がホームポジションに位置していると判定されるまで前記読取手段の移動の制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の読取装置。
  11. 光源を搭載し、原稿台に対して移動しながら読取対象物を光学的に読み取る読取手段を備える読取装置において実行される方法であって、
    前記読取手段に読み取られるように前記原稿台に構成された溝を前記読取手段に読み取らせ、当該読取の結果に基づいて前記読取手段の位置を検出する検出工程、
    を有することを特徴とする方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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