JP2018023012A - 画像読取装置、および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジの所定位置の検出の精度を向上させる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿台上を覆う原稿カバーが閉じている状態において、原稿を読み取るための読取部を移動させる。読取部の移動中に、原稿台の下方に設けられた原稿サイズを検知するためのセンサの検知信号が変化したか否かを判定する。検知信号が変化したと判定した場合、当該変化したと判定したセンサの位置に基づいて、読取部の所定位置を特定し、所定位置まで読取部を移動させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、原稿画像を読み取る画像読取装置、および方法に関する。
主走査方向の外側に、原稿の反射光を受光するイメージセンサにより読取可能に配置された基準パターンにより、原稿台側と流し読み(シートスルー)用の読取位置側とのいずれにキャリッジが存在するかを検出する画像読取装置が知られている(特許文献1)。特許文献1では、基準パターンの位置に基づいて、キャリッジをホームポジションに移動させることが記載されている。
特開2013−93806号公報
しかしながら、基準パターンの読取結果からキャリッジのホームポジションの位置を検出する場合、基準パターンの汚れや、読取時のノイズ等によりホームポジションを誤検知してしまう場合がある。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、キャリッジの所定位置の検出の精度を向上させる画像読取装置、および方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿台上を覆う原稿カバーと、前記原稿台上に載置された原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段を前記原稿台に対して移動可能な移動手段と、前記原稿カバーが開状態である場合に、前記原稿台上に載置された原稿サイズを検知し、前記原稿カバーが閉状態である場合に、前記読取手段の所定位置を検知するための検知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、キャリッジの所定位置の検出の精度を向上させることができる。
画像形成装置の構成を示す斜視図である。 画像読取部の主要な構成を示す断面図である。 スキャナ部を下方(キャリッジ側)から見た下面図である。 原稿カバーの動作原理を説明するための図である。 原稿サイズ検知センサが設置されている様子を示す図である。 画像読取装置の制御系の構成を示すブロック図である。 キャリッジの駆動制御処理を示すフローチャートである。 キャリッジの駆動制御処理を示すフローチャートである。 キャリッジの駆動制御処理を示すフローチャートである。 キャリッジの駆動制御処理を示すフローチャートである。 原稿サイズ検知センサが設置されている様子を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
本実施形態における画像形成装置10は、例えば、複写機、スキャナ、プリンタ、ファクスなどの機能を有するAIO(All In One)型の複合機(MFP: Multi Function Peripheral)である。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す斜視図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、スキャナ部110と、スキャナ部110へ原稿を自動搬送するADF(AutoDocumentFeeder)部120と、スキャナ部110が生成した画像データ等に基づいてシート(記録媒体)上にトナー像を形成する画像形成装置本体130と、を備えている。
ADF部120は、原稿トレイ121に載置された原稿をスキャナ部110に自動的に連続的に供給する。スキャナ部110は、ADF部120によって供給される原稿や、スキャナ部110の原稿台上にセットされた原稿を光学的に読み取ることによって画像データを生成する。また、画像形成装置本体130には、プリンタ部131と、プリンタ部131の下側に設けられた給紙部132とが設けられており、給紙部132によってシートがプリンタ部131に供給される。
プリンタ部131では、スキャナ部110にて生成された画像データ、あるいは、LAN等のネットワークを介して外部から送られる画像データに基づいて、電子写真方式等の記録方式によって、シート上にトナー画像を印刷する。プリンタ部131によって画像が印刷されたシートは、スキャナ部110と画像形成装置本体130との間に設けられた排紙トレイ133上に排出される。プリンタ部131の記録方式は、電子写真方式に限られるものではなく、インクジェット記録方式等、他の記録方式であっても良い。
また、スキャナ部110の正面側部分には、操作パネル111が設けられている。操作パネル111には、文字、数字の入力や、スキャンの実行指示等のための複数のキーが設けられたキー入力部112と、指示メニュー、取得した画像に関する情報等がユーザインタフェース画面として表示される表示部113とが設けられている。表示部113は、例えば液晶パネルによって構成されている。
画像形成装置本体130は、画像形成装置1を統括的に制御するコントローラ134を含む。コントローラ134は、CPUや、ROM、RAM等の記憶部を含み、スキャナ部110やADF部120が生成した画像データ等を記憶する。また、公衆回線を経由して画像データ等のファクシミリ送受信を行う通信部135を備えている。通信部135が受信した画像データ等もコントローラ134の記憶部に格納される。なお、以下においては、図1のスキャナ部110、操作パネル111、ADF部120をまとめて画像読取部(画像読取装置)100という。
図2は、画像読取部100の主要な構成を示す断面図である。図2に示されるように、ADF部120が備える原稿トレイ121には、載置された原稿Dを検出する原稿検出センサ211が設けられている。原稿トレイ121上の原稿Dは、ピックアップローラ212によって搬送路214に向かって送り出され、更に、レジストローラ213によって搬送路214を経由してプラテンローラ215の上部に搬送される。ピックアップローラ212は、実線で示した退避位置と破線で示した給紙位置とに相互に移動可能に構成されており、原稿Dを搬送路214に送り出す場合には、上方の退避位置から原稿トレイ121上の原稿Dに圧接される下方の給紙位置に移動する。
プラテンローラ215の上部には搬送ローラ216が圧接されており、下部には搬送ローラ217が圧接されている。原稿Dは、搬送ローラ216、217とプラテンローラ215との間を通過することによって、プラテンローラ215の外周面の略半周に沿って搬送され、スキャナ部110の原稿読取位置上を通過して、排紙ローラ対218にまで搬送される。排紙ローラ対218は、原稿Dを原稿排出トレイ(不図示)上に排出する。
なお、ピックアップローラ212、レジストローラ213及びプラテンローラ215は、ADF駆動モータ219によって駆動される。また、プラテンローラ215の下方には、搬送ローラ217からスキャナ部110の原稿読取位置へ搬送される原稿Dを検出するレジストセンサ220が設けられている。
スキャナ部110には、LED等の線状光源205およびイメージセンサ(ライン型イメージセンサ)206が搭載されたキャリッジ204が設けられている。キャリッジ204は、主走査方向(図面に対して垂直方向)に沿って長く延びた形状になっており、長手方向における両端部がガイドレール(不図示)にスライド可能に支持されている。キャリッジ204は、ベルト、ワイヤー、プーリ等によって構成された駆動伝達部208を介して、画像読取モータ207により、主走査方向に直交する副走査方向に沿って、矢印A方向や矢印B方向に往復移動する。画像読取モータ207は、パルス制御されるパルスモータで構成されており、駆動信号のパルス数に基づいて、キャリッジ204を所望の距離分、移動させることが可能である。
スキャナ部110の上面には、主走査方向に沿って形成されたスリット内に配置されているコンタクトガラス(以下、「スリットガラス」という)201と、プラテンガラス202とが設けられている。スリットガラス201は、ADF部120によって原稿Dを搬送しながら読み取る場合(シートスルー方式)における原稿読取位置に配置されており、ADF部120により搬送される原稿Dがスリットガラス201上を通過する。プラテンガラス202は、スリットガラス201に対して矢印A方向に所定の間隔をあけて配置されており、読取対象の原稿が手置き載置される。
キャリッジ204に搭載されたイメージセンサ206は、主走査方向に沿って配置された複数の光電変換素子を有するCCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)によって構成されている。線状光源205は、直線状に延びるキセノンランプ、LED等によって構成されており、イメージセンサ206に平行な状態でキャリッジ204に搭載されている。線状光源205は、スリットガラス201上を通過する原稿またはプラテンガラス202上に載置された原稿に対して光を照射し、原稿から反射される光が、スリットガラス201またはプラテンガラス202を介してイメージセンサ206によって受光される。原稿からの反射光を受光したイメージセンサ206は、原稿画像の濃淡に対応した画像データを出力する。この画像データに対して、イメージセンサ206を構成する複数の画素間でのバラツキを補正するために、シェーディング補正が行われる。
スリットガラス201とプラテンガラス202との間には、イメージセンサ206から出力される画像データをシェーディング補正する際の基準データを取得するための基準板(シェーディング板)203が設けられている。図3は、スキャナ部110を下方(キャリッジ204側)から見た下面図である。図3に示されるように、基準板203は、キャリッジ204と同程度の長さの長方形状の平板な部材であって、線状光源205から照射される光を長手方向の全体にわたってイメージセンサ206に反射する。例えば、基準板203は、全体に亘って白色である。
次に、原稿カバーと、本実施形態における原稿サイズ検知について図4を参照しながら説明する。図4は、原稿カバーの動作を説明するための図である。
原稿カバー400は、図1のADF部120に対応する。原稿カバー400は、装置本体402上のプラテンガラス401に対して開閉自在に配置されている。プラテンガラス401、装置本体402はそれぞれ、図1のプラテンガラス202、スキャナ部110に対応する。原稿カバー400は、プラテンガラス401を覆う閉状態とプラテンガラス401から所定の角度分離れた開状態との間で揺動自在に、装置本体402の上面端部に対してヒンジ機構等で固定されている。原稿カバー400を閉じた際に、原稿カバー400のプラテンガラス401と接触する面については、白色等の反射率の高い色で構成されている。また、装置本体402の原稿カバー400の揺動中心側には、原稿カバー400の開閉状態を検知可能な構成として、開閉検知センサ406が設けられている。
開閉検知センサ406は、原稿カバー400が開閉される際に原稿カバー400に連動して上下する開閉フラグ403と、原稿カバー400の開閉角度を検知するための角度検知センサ404、405とを含んで構成されている。角度検知センサ404、405はそれぞれ、発信部、受信部を備えたフォトインタラプタで構成されており、発信部から発信された信号を開閉フラグ35が遮り、それを受信部が検出することによりセンサのON/OFFの状態を取得する。そして、角度検知センサ404、405のON/OFF状態の組み合わせにより、原稿カバー400の開閉状態及び角度が取得される。
スキャナ部110の内部には、図5に示すように、それぞれが、プラテンガラス202の所定位置における原稿の有無を検知する構成としての原稿サイズ検知センサ501、502、503、504が設置されている。原稿サイズ検知センサ501、502、503、504はそれぞれ、それぞれ発信部と受信部から構成されており、原稿がセンサ上に載置されていた場合、発信部からの信号を原稿が反射し、受光部で受信することにより原稿が載置されたことを検知する。そして、各センサの検知結果から、載置された原稿のサイズの候補が複数決定される。
図6は、画像読取装置100の制御系の構成を示すブロック図である。CPU601は、画像読取装置100全体を統括的に制御する。例えば、CPU601は、各種センサの信号を検知して以下のような制御を実行する。CPU601は、図4の開閉検知センサ406の検知結果から、原稿カバー400の開閉状態を検知する。図4は、開閉検知センサ406の角度検知センサ404、405の検知結果の組み合わせによる原稿カバー400の開閉状態(角度)を、第1の開状態、第2の開状態、第3の開状態として示している。まず、原稿カバー400がプラテンガラス401から離れた開状態のうちの最大に開いた第1の開状態では、角度検知センサ404、405は、共にOFFとなる。また、原稿カバー400を閉じかけた状態であり、原稿カバー400が第1の開状態よりもプラテンガラス401に近づいた第2の開状態では、角度検知センサ404がON、角度検知センサ405は、OFFとなる。更に、原稿カバーをほぼ閉じた第3の開状態では、角度検知センサ404、405は、共にONとなる。
また、CPU601は、原稿カバー400が第2の開状態のときにおける原稿サイズ検知センサ501、502、503、504の検知結果から、プラテンガラス401に載置された原稿のサイズの候補を複数決定する。原稿サイズ検知センサ501、502、503、504は、載置可能な原稿サイズとの関係で、図5に示すような位置に配置されている。原稿サイズ検知センサ501、502は、原稿の主走査方向のサイズを検知するためのセンサである。原稿サイズ検知センサ503、504は、原稿の副走査方向のサイズを検知するためのセンサである。そして、原稿サイズ検知センサ501、502、503、504のON、OFF信号から、CPU601は、原稿サイズの候補を複数決定する。
RAM602は、汎用的なRAMであり、CPU601の作業領域及びデータの一時記憶領域として用いられる。ROM603は、汎用的なROMであり、画像読取装置100を駆動するためのファームウェアプログラムや、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶し、CPU601によってRAM602に読み出されて実行される。また、本実施形態では、ROM603やRAM602には、キャリッジ204の移動履歴情報(プラテンガラス202上の位置情報)がCPU601により格納される。通信I/F604は、外部のコンピュータ端末装置等と有線や無線等のネットワーク媒体を介して接続し、データやジョブ等が送信される。操作部605は、パネルや入力キー等を有し、ユーザによる画像読取装置100の各種設定操作を受付けたり、ユーザインタフェース画面等を表示したりする。操作部605は、図1の操作パネル111に対応する。
印刷制御部606は、外部から受信した画像データや、画像読取部607で原稿を読み取った画像データを画像形成装置本体130に供給する。画像読取部607は、イメージセンサ及びLED等の光源で構成されるライン型イメージセンサが搭載されたキャリッジ204を含む。画像読取部607は、原稿台上に設置された原稿を光学的に読み取って画像データを取得したり、原稿の主走査方向(ライン方向)の長さを検知したり、原稿台上の原稿の有無を検知する。
センサ608は、各種センサを含み、例えば、開閉検知センサ406、原稿サイズ検知センサ501〜504を含む。CPU601は、それらのセンサの出力信号を検出する。スキャンモータ609は、主走査方向と直交する副走査方向にキャリッジ204を走査させる。システムバス600は、上記の各ブロックの間を相互に通信可能に接続する。
以下、図7を参照しながら、電源ON時における画像読取装置100の動作について説明する。図7の各処理は、例えば、CPU601がROM603に記憶されたプログラムをRAM602に読み出して実行することにより実現される。
S100において、オペレータにより画像形成装置1の電源がONとされると、CPU601は、角度検知センサ404、405により、原稿カバー400が閉じている状態であるか否かを判定する。以下の説明においては、原稿カバー400は、ADF部120であるとする。原稿カバー400が閉じている状態であると判定された場合、S102に進み、原稿カバー400が閉じている状態でないと判定された場合、S103に進む。
S101で原稿カバー400が閉じている状態であると判定された場合、S102において、CPU601は、キャリッジ204を副走査方向上を往復移動させる。そして、S104において、CPU601は、キャリッジ204の移動中に、原稿サイズ検知センサ501〜504の検知状態に変化があったか否かを判定する。ここで、変化があったと判定された場合、S105に進み、変化がないと判定された場合、S102からの処理を繰り返す。
原稿カバー400が閉じている状態であると判定された場合、原稿サイズ検知センサ501〜504は、原稿カバー裏面部材からの反射によりON状態となっている。ここで、キャリッジ204が移動し、キャリッジ204が原稿サイズ検知センサの上面を通過すると、原稿サイズ検知センサとキャリッジ204の高さ方向の距離が短くなり、焦点距離が合わずに、原稿サイズ検知センサの光源の反射光が受光部に返ってこないので、OFFとなる。
本実施形態では、CPU601は、原稿サイズ検知センサの出力がONからOFFに変更したことを検出すると、そのタイミングでキャリッジ204が原稿サイズ検知センサ上面を通過したと判定する。そして、CPU601は、特定の基準となる原稿サイズ検知センサについての出力の変化のタイミングに該当する原稿サイズ検知センサの位置から一定距離進んだ位置をホームポジションと特定し、その特定した位置でキャリッジ204を停止させる(S105)。S105の処理後、図7の処理を終了する。複数の原稿サイズ検知センサ501〜504のうち、どの原稿サイズ検知センサの出力の変化を基準とするかについては後述する。
また、S101で原稿カバーが閉じている状態でないと判定された場合、S103において、CPU601は、不揮発性メモリであるROM603に記憶されている、キャリッジ204の移動履歴情報に基づいてホームポジションを特定する。キャリッジ204の移動履歴情報とは、過去に、原稿カバー400が閉じた状態であると判定された場合に、キャリッジ204を移動した移動履歴情報である。例えば、その移動履歴情報は、過去にS102及びS105で行われたキャリッジ204の移動履歴情報であり、ホームポジションまでの移動履歴情報が含まれている。CPU601は、その特定したホームポジションまでキャリッジ204を移動して停止させる。S103の処理後、図7の処理を終了する。
このように、装置に電源が投入された際に原稿カバーが閉じていれば、キャリッジ204を移動させる。そして、その移動により原稿サイズ検知センサの出力の変化に基づいて、キャリッジ204のホームポジションを特定する。その結果、専用のセンサ等を設けることなく、キャリッジ204のホームポジションを特定することができる。
次に、図8を参照しながら、原稿読取後における画像読取装置100の動作について説明する。図8の各処理は、例えば、CPU601がROM603に記憶されたプログラムをRAM602に読み出して実行することにより実現される。
S201において、CPU601は、読取動作の終了を検出する。その時点では、例えば、読取りが終了し、ユーザにより原稿台から原稿が取り除かれている。ここでは、S201の時点で、キャリッジ204が図2の矢印Aの方向上の端部に位置しているとする。S202において、CPU601は、キャリッジ204を反転移動させる。つまり、S202において、CPU601は、キャリッジ204を矢印Bに向かって移動させる。S203において、CPU601は、原稿カバー400が閉じている状態であるか否かを判定する。原稿カバーが閉じている状態であると判定された場合、S204に進み、原稿カバーが閉じている状態でないと判定された場合、S205に進む。
S204において、CPU601は、キャリッジ204の移動中に、原稿サイズ検知センサの検知状態に変化があったか否かを判定する。ここで、変化があったと判定された場合、S206に進み、変化がないと判定された場合、S204の処理を繰り返す。
S206において、CPU601は、特定の基準となる原稿サイズ検知センサの出力がONからOFFに変更したことを検出すると、そのタイミングでキャリッジ204が原稿サイズ検知センサ上面を通過したと判定する。そして、CPU601は、そのタイミングに該当する位置から一定距離進んだ位置をホームポジションと特定し、その特定した位置でキャリッジ204を停止させる(S206)。S206の処理後、図8の処理を終了する。複数の原稿サイズ検知センサ501〜504のうち、どの原稿サイズ検知センサの出力の変化を基準とするかについては後述する。
また、S203で原稿カバーが閉じている状態でないと判定された場合、CPU601は、不揮発性メモリであるROM603に記憶されているキャリッジ204の移動履歴情報に基づいてホームポジションを特定し、その特定したホームポジションまでキャリッジ204を移動して停止させる(S205)。S205の処理後、図8の処理を終了する。キャリッジ204の移動履歴情報については、図7での説明と同じである。
このように、読取終了後に原稿カバーが閉じている状態において、キャリッジ204を移動させる。そして、その移動による原稿サイズ検知センサの出力の変化に基づいて、キャリッジ204のホームポジションを特定する。その結果、専用のセンサ等を設けることなく、キャリッジ204のホームポジションを特定することができる。
次に、図9を参照しながら、ADF読み取り(いわゆる流し読み)の場合の画像読取装置100の動作について説明する。図9の各処理は、例えば、CPU601がROM603に記憶されたプログラムをRAM602に読み出して実行することにより実現される。
S300において、オペレータにより画像読取装置100の電源がONとされる。S301において、CPU601は、キャリッジ204を副走査方向上を往復移動させる。S302において、CPU601は、キャリッジ204の移動中に、原稿サイズ検知センサ501〜504の検知状態に変化があったか否かを判定する。ここで、変化があったと判定された場合、S303に進み、変化がないと判定された場合、S301からの処理を繰り返す。
S303において、CPU601は、特定の基準となる原稿サイズ検知センサの出力がONからOFFに変更したことを検出すると、そのタイミングでキャリッジ204が原稿サイズ検知センサ上面を通過したと判定する。そして、CPU601は、そのタイミングに該当する位置から一定距離進んだ位置を、シェーディング補正を行う位置と特定し、その特定した位置でキャリッジ204を停止させる。複数の原稿サイズ検知センサ501〜504のうち、どの原稿サイズ検知センサの出力の変化を基準とするかについては後述する。
S304において、CPU601は、操作パネル111上のスキャンキーの押下等により読取指示を受け付けたか否かを判定する。ここで、読取指示を受け付けたと判定された場合、S305に進み、読取指示を受け付けていないと判定された場合、S304の処理を繰り返す。
S305において、CPU601は、基準板203を読み取らせることにより、シェーディング補正を実行する。S306において、CPU601は、原稿検出センサ211による原稿トレイ121上の原稿の検知信号に基づいて、キャリッジ204を、シェーディング補正を行う位置から一定距離離れた原稿読取位置(スリットガラス201)に移動させて停止させる。S307において、CPU601は、ADF部120から供給される原稿の読取りを開始する。
このように、原稿カバーとして、ADF部120が閉じている状態において、キャリッジ204を移動させる。そして、その移動による原稿サイズ検知センサの出力の変化に基づいて、キャリッジ204のシェーディング補正を実行するための位置を特定する。その結果、専用のセンサ等を設けることなく、キャリッジ204のシェーディング補正を実行するための位置を特定することができる。
次に、図10を参照しながら、原稿カバー400の開閉時にプラテンガラス202上の原稿サイズを検出する場合の画像読取装置100の動作について説明する。図10の各処理は、例えば、CPU601がROM603に記憶されたプログラムをRAM602に読み出して実行することにより実現される。
S400において、CPU601は、原稿カバー400が開状態から閉状態になったか否かを判定する。開状態から閉状態になったと判定された場合、S401に進み、開状態から閉状態になっていないと判定された場合、S400の処理を繰り返す。
S401において、CPU601は、原稿サイズ検知センサ501、502、503、504の検知信号に基づいて、プラテンガラス202上の原稿サイズを検出する。
S402において、CPU601は、キャリッジ204を移動させる。S403において、CPU601は、キャリッジ204の移動中に、原稿サイズ検知センサ501〜504の検知状態に変化があったか否かを判定する。ここで、変化があったと判定された場合、S404に進み、変化がないと判定された場合、S403の処理を繰り返す。
S404において、CPU601は、原稿サイズ検知センサの出力がONからOFFに変更したことを検出すると、そのタイミングでキャリッジ204が原稿サイズ検知センサ上面を通過したと判定する。そして、CPU601は、出力が変化した特定の原稿サイズ検知センサの位置から一定距離進んだ位置をホームポジションと特定し、その特定した位置でキャリッジ204を停止させる。S404の処理後、図10の処理を終了する。複数の原稿サイズ検知センサ501〜504のうち、どの原稿サイズ検知センサの出力の変化を基準とするかについては後述する。
このように、原稿が載置されて原稿カバーが閉じている状態において、原稿サイズ検知センサ501、502、503、504により原稿サイズを検知し、その後、キャリッジ204を移動させる。その移動による原稿サイズ検知センサの出力の変化に基づいて、キャリッジ204のホームポジションを特定する。その結果、専用のセンサ等を設けることなく、キャリッジ204のホームポジションを特定することができる。
次に、原稿サイズ検知センサが図5に示すように複数ある場合に、図7〜図10において、どの原稿サイズ検知センサの出力の変化に基づいてキャリッジ204のホームポジションやシェーディング補正を実行するための位置などの所定位置を特定するかについて説明する。
原稿サイズ検知センサ501〜504が図5に示すように複数存在する場合、シェーディング補正等の調整に使用する白色基準部材から最も距離が近い原稿サイズ検知センサを通過する時のタイミングを基準とする。即ち、主走査方向の原稿サイズを検出する原稿サイズ検知センサ501、502、副走査方向の原稿サイズを検出する原稿サイズ検知センサ503、504のうち、最も白色基準部材に近い位置の原稿サイズ検知センサ501の出力の変化を基準とする。また、図11に示すように副走査方向の原稿サイズを検出する原稿サイズ検知センサ1101、1102のみである場合には、白色基準部材に最も近い位置の原稿サイズ検知センサ1101の出力の変化を基準とする。
図7〜図9の場合には、原稿は載置されておらず、キャリッジ204が通過しない状態では原稿サイズ検知センサの出力はONであり、通過することでONからOFFへの出力の変化が生じる。従って、上記のように、特定の基準となる原稿サイズ検知センサを予め決定し、その原稿サイズ検知センサの出力の変化を検出することで、キャリッジ204の所定位置を特定することができる。
このように、原稿サイズ検知センサの出力からキャリッジ204の位置を検出することができる。そのため、基準パターンを読取ることでキャリッジ204等の読取手段の位置を検出する場合に比べて、大きく変化する検知結果によって読取手段の位置を検出することができる。その結果、誤検出することなく、より正確に読取手段の位置を検出することができる。
一方、図10の場合には、原稿が載置されているので、例えば暗色原稿であれば原稿サイズ検知センサの出力はONとはならない。つまり、キャリッジ204が白色基準部材から最も距離が近い原稿サイズ検知センサを通過する場合に、必ずしもONからOFFへの変化を検出できるとは限らない。従って、その場合には、原稿サイズ検知センサ501〜504それぞれから、キャリッジ204の所定位置までの距離情報をROM603等に予め記憶しておいても良い。そして、出力の変化を検出した原稿サイズ検知センサの位置に基づいて、キャリッジ204の所定位置を特定するようにしても良い。
また、S105、S206、S303、S404においては、CPU601は、出力の変化を検出した原稿サイズ検知センサと所定位置までの距離と、キャリッジ204の移動速度とから、移動時間を算出する。そして、CPU601は、その移動時間分、キャリッジ204を所定位置まで移動させるようにしても良い。
以上のように、本実施形態によれば、専用のホームポジションセンサ等の構成を用いることなく、キャリッジ204のホームポジションやシェーディング補正を実行するための所定位置を正確に特定することができる。
1 画像形成装置: 100 画像読取装置: 601 CPU: 602 RAM: 603 ROM

Claims (10)

  1. 原稿台上を覆う原稿カバーと、
    前記原稿台上に載置された原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段を前記原稿台に対して移動可能な移動手段と、
    前記原稿カバーが開状態である場合に、前記原稿台上に載置された原稿サイズを検知し、前記原稿カバーが閉状態である場合に、前記読取手段の所定位置を検知するための検知手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記移動手段は、前記原稿カバーが閉状態である場合の前記検知手段による検知結果に基づいて、前記読取手段を前記所定位置へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記所定位置は、前記読取手段がシェーディング補正値を取得する位置であることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記移動手段は、前記シェーディング補正値が取得された後、前記読取手段が原稿を読取可能な読取位置まで前記読取手段を移動させることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記所定位置は、前記原稿カバーが閉状態である場合の前記検知手段の検知結果の変化に基づいて検知されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記検知手段は、前記原稿台の下方に設けられ、
    前記原稿カバーが閉状態である場合に前記原稿カバーを検知している前記検知手段が、前記読取手段が当該検知手段上を移動することによって前記原稿カバーを検知しなくなることで、前記所定位置が検知されることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記移動手段は、前記検知手段によって前記原稿サイズが検出された後、前記読取手段を前記所定位置へ移動させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記原稿台の下方に設けられ、前記原稿台上の原稿のサイズを検知する複数のセンサをさらに有し、
    前記検知手段は、前記複数のセンサのうち、シェーディング補正値を取得するための基準板に最も近い位置にあるセンサである、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 前記読取手段の移動の履歴情報を記憶する記憶手段、をさらに備え、
    前記移動手段は、前記原稿カバーが開状態である場合、前記記憶手段に記憶された前記読取手段の移動の履歴情報に基づいて、前記所定位置まで前記読取手段を移動させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 原稿台上を覆う原稿カバーと、
    前記原稿台上に載置された原稿を読み取る読取手段と、を備える画像読取装置において実行される方法であって、
    前記原稿カバーが開状態である場合に前記原稿台上に載置された原稿サイズを検知するための検知手段と前記原稿台とに対して、前記原稿カバーが閉状態である場合に前記読取手段を移動させ、
    当該移動により、前記読取手段の所定位置を検知する、
    ことを特徴とする方法。
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