JP4988679B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を読み取るいわゆるフラットベッド型の画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を読み取るいわゆるフラットベッド型の画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置が知られている(下記特許文献1参照)。そして、このような画像形成装置では、プラテンガラス上に載置された原稿のサイズを検出するために、反射型のLED(Light Emitting Diode)センサを、プラテンガラスに対して所定原稿サイズの外形位置の近傍に設けておき、当該反射型LEDセンサから出力される原稿検出信号に基づいて原稿後端位置及び原稿のサイズを検出する構成が多く採用されている。
特開平8−317098号公報
しかしながら、上記従来の画像読取装置は、原稿サイズ検出のために反射型LEDセンサという特別な機構を必要としており、また、当該反射型LEDセンサは高価である。さらに、反射型LEDセンサは所定原稿サイズの外形位置の近傍において定型の原稿サイズ及び当該サイズの原稿後端位置しか検出できず、不定形の原稿サイズを検出できないという問題もある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、高価な反射型LEDや特別な機構の付加を要することなく、不定形サイズの原稿後端位置(副走査方向における原稿サイズ)も検出可能にすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、主走査方向に複数並設された一方の発光素子群と前記主走査方向に複数並設された他方の発光素子群とが、副走査方向に並べて設けられた原稿照射用の照射機構と、当該照射機構を含む読取機構を副走査方向に移動させる移動機構と、プラテンガラス上に載置された原稿について、当該移動機構による読取機構の移動中に、副走査方向において前記一方の発光素子群と前記他方の発光素子群との間の位置となる前記プラテンガラスに向けた前記一方の発光素子群及び前記他方の発光素子群の照射による前記原稿の画像の反射光を光学的に逐次読み取る撮像素子とを有する原稿読取部と、
前記一方の発光素子群及び前記他方の発光素子群による点灯を制御する点灯制御部と、
前記読取機構の移動中に各副走査方向位置で前記プラテンガラス上の前記原稿に対する前記一方の発光素子群の点灯で前記撮像素子により読み取られた原稿後端位置検出用の画像データと、前記他方の発光素子群の点灯で前記撮像素子により読み取られた原稿後端位置検出用の画像データとの差分値を予め定められた閾値と比較し、当該差分値が前記閾値以上の値を示す副走査方向における分布幅を計測し、当該分布幅が予め定められた値に達している場合に、当該分布幅が示す画像を原稿影の画像と判定し、当該原稿影の画像が副走査方向において分布する始点位置に基づいて、前記プラテンガラス上の前記原稿の副走査方向における原稿後端位置を検出する原稿後端位置検出部と
を備える画像読取装置である。
この発明によれば、原稿後端位置検出部が、移動機構による読取機構の移動中に、各副走査方向位置において、プラテンガラス上の原稿に対する一方の発光素子群の点灯で読み取られた撮像素子の値が予め定められた検出用画像を示し、他方の発光素子群の点灯で読み取られた撮像素子の値が当該検出用画像を示さない場合に、当該検出用画像を原稿影の画像と判定するため、原稿端部に対して照射される光の角度に応じた当該原稿端部の影の発生有無に基づいて、原稿影及び原稿影の位置を正確に検出することができる。さらに、原稿後端位置検出部が、当該原稿影の副走査方向における分布の始点位置を、プラテンガラス上の原稿の副走査方向における原稿後端位置として検出することで、当該原稿の後端位置を正確に検出できる。
これにより、本発明は、原稿読取部によって取得された原稿後端位置検出用の画像データ及びこれに基づいて検出された原稿後端位置に基づいて原稿サイズを検出できるので、高価な反射型LEDや特別な機構の付加を要することなく、原稿読取用の原稿読取部で原稿後端位置検出が可能である。また、本発明は、移動機構によって読取機構が副走査方向の各位置に移動して取得する原稿後端位置検出用画像データに基づいて原稿後端位置を検出するため、不定形サイズの原稿後端位置(副走査方向における原稿サイズ)を検出することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置であって、前記各副走査方向位置での前記プラテンガラス上の前記原稿の読取時に、前記原稿読取部は、予め定められた読取開始位置から予め定められた読取終了位置まで前記原稿の画像データ取得用の読取動作を行い、当該原稿画像データ取得用の読取動作後に、前記読取終了位置から前記読取開始位置に向かう前記読取機構の移動時に前記各副走査方向位置において、前記一方の発光素子群の点灯で前記撮像素子により読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データ、及び、前記他方の発光素子群の点灯で前記撮像素子により読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データを取得するための読取動作を行うものである。
この発明では、原稿読取部は、原稿画像データ取得用の読取動作後、移動機構により読取機構が読取開始位置に戻る動作を利用して、原稿後端位置検出用の画像データ取得用の読取動作を行うことになるので、一般的に原稿読取部が読取動作時に行う副走査方向における移動に新たな移動動作を追加することなく、原稿後端位置検出用の画像データを取得できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置であって、前記各副走査方向位置での前記プラテンガラス上の前記原稿の読取時に、前記原稿読取部は、予め定められた読取開始位置から予め定められた読取終了位置までの前記各副走査方向位置で、当該読取開始位置から前記読取終了位置への移動方向の上流側に配置されている前記一方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿後端位置検出用の画像データとして取得し、前記移動方向の下流側に配置されている前記他方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿後端位置検出用の画像データとして取得し、さらに、当該両方の発光素子群の点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿の画像データとして取得し、
前記差分値は、前記一方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データと、前記他方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データとを差分した値である
この発明によれば、原稿読取部は、読取機構が読取開始位置から読取終了位置に到る間に、原稿の画像データ及び原稿後端位置検出用の画像データの両方を取得するため、一般的に原稿読取部が行う原稿読取動作時の移動動作を利用して、新たな移動動作を追加することなく、原稿後端位置検出用の画像データを取得することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置であって、前記各副走査方向位置での前記プラテンガラス上の前記原稿の読取時に、前記原稿読取部は、予め定められた読取開始位置から予め定められた読取終了位置までの前記各副走査方向位置で、前記移動方向の上流側に配置されている前記一方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿後端位置検出用の画像データとして取得し、前記移動方向の下流側に配置されている前記他方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿後端位置検出用の画像データとして取得する換わりに、前記両方の発光素子群の点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿の画像データとして取得し、
前記差分値は、前記一方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データと、前記両方の発光素子群の点灯で読み取られた前記原稿の画像データとを差分した値である
この発明によれば、原稿読取部は、読取開始位置から読取終了位置に読取機構が到る間に、原稿画像データ及び原稿後端位置検出用の画像データの両方を取得するため、一般的に原稿読取部が行う原稿読取動作時の読取機構の移動動作を利用して、当該移動動作に新たな動作を追加することなく、原稿後端位置検出用の画像データを取得することができる。さらに、原稿読取部は、移動方向の上流側に配置されている発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を原稿後端位置検出用の画像データとして取得する一方、両方の発光素子群の点灯で読み取られた撮像素子の値を原稿画像データ及び原稿後端位置検出用の画像データの両方として用いて原稿の後端位置を検出するので、原稿後端位置検出用の画像データ取得のために要する動作を少なくできる。
また、請求項5に記載の発明は、前記原稿の画像データが格納される格納部と、
前記格納部に格納されている原稿画像データに対して、前記原稿後端位置検出部によって検出された原稿後端位置を始点として画像処理を行う画像処理部と
を更に備える請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置である。
この発明によれば、例えばADF(Auto Document Feeder)機能を備えた原稿搬送機構によって搬送される原稿を所定の原稿読取位置で原稿読取部が読み取った原稿画像データaが格納部に格納される向きと、プラテンガラス上に載置された原稿を副走査方向に移動しつつ原稿読取部が読み取った原稿画像データbが格納部に格納される向きとが逆になる場合であっても、画像処理部は、原稿後端位置検出部によって検出された原稿後端位置を始点(基準)として原稿画像データbに対して画像処理を行うことが可能になる。これにより、上記原稿画像データa及び原稿画像データbに対して拡大変倍処理等の画像処理を行った場合に同程度の仕上がりを確保することが可能になる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿読取部は、前記発光素子として白色LEDを備えるものである。
この発明によれば、上記発光素子を白色LEDとしたので、撮像素子による読込タイミングに同期した照明機構の点灯立ち上がり制御が可能になる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置と、
前記原稿読取部によって読み取られた原稿画像に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成部と
を備える画像形成装置である。
この発明によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明によって得られる作用を奏する。
本発明によれば、高価な反射型LEDや特別な機構の付加を要することなく、不定形サイズの原稿後端位置(副走査方向における原稿サイズ)も検出することができる。
以下、本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態では、本発明の実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置を、カラーコピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ等の機能を備えた複合機に集約した形態を例に説明する。図1は、本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の一実施形態である複合機1の内部構成を模式的に示した縦断面図である。
複合機1は、大きく分けて、原稿読取機構200と装置本体3とからなる。原稿読取機構200は、原稿搬送部21と、スキャナ部22と、操作部5と、後述する反転機構及び制御部61(図2参照)を備えてなる。原稿搬送部21は、ADF(Automatic Document Feeder)を備え、原稿トレイ211、ピックアップローラ212、搬送路213、排紙ローラ214及び排紙トレイ215を有する。原稿トレイ211には、読取対象とされる原稿が載置される。原稿トレイ211に載置された原稿は、1枚ずつピックアップローラ212によって取り込まれ、間隙を介して順次搬送路213へ搬送される。搬送路213を経由した原稿は、排紙ローラ214によって排紙トレイ215へ順次排出される。
スキャナ部(原稿読取部)22は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを生成するものである。スキャナ部22は、プラテンガラス221、光源(照明機構)222、第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227、結像レンズ228、CCD(Charge Coupled Device)229を備える。このスキャナ部22は、光源222として主走査方向に並ぶ複数のLED(Light Emitting Diode)が用いられ、前記第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227及び結像レンズ228により、原稿からの光をCCD229に導く。なお、光源222の構成は後述する。なお、本実施形態では、光源222に白色LEDが用いられている。
プラテンガラス221には、前記原稿搬送部21によらない原稿読取時に、ユーザの手動により原稿が載置される。光源222及び第1ミラー223は第1キャリッジ226によって支持され、第2ミラー224及び第3ミラー225は第2キャリッジ227によって支持されている。
原稿読取機構200の原稿読取方式としては、プラテンガラス221上に載置された原稿をスキャナ部22が読み取るフラットベッド読取モードと、原稿を原稿搬送部21(ADF)によって取り込み、その搬送途中で原稿を読み取るADF読取モードがある。
フラットベッド読取モードでは、光源222がプラテンガラス221上に載置された原稿を照射し、主走査方向1ライン分の反射光が第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。CCD229は一次元のイメージセンサであり、主走査方向に延びる1ライン分の原稿の画像データを同時に処理する。第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227は、主走査方向と直交する方向(副走査方向、矢印Y方向)に移動機構220(図2)により移動可能に構成されており、1ライン分の読み取りが終了すると、副走査方向に第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227が移動し、次のラインの読み取りが行われる。
ADF読取モードでは、原稿搬送部21が原稿トレイ211に載置された原稿をピックアップローラ212によって1枚ずつ取り込む。このとき、第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227は、ガラス部材等の透明な材質でなる原稿ガラス(原稿読取窓)230の下方に位置する予め定められた読取位置Pに配置される。原稿搬送部21による原稿搬送で、原稿が搬送路213から排紙トレイ215への搬送経路に設けられた原稿ガラス(原稿読取窓)230上を通過するとき、光源222が原稿を照射し、主走査1ライン分の反射光が第1ミラー233、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。続いて原稿は原稿搬送部21によって搬送され、次のラインが読み取られる。
更に、原稿搬送部21は、切換ガイド216、反転ローラ217及び反転搬送路218を備えた原稿反転機構(反転部)を有する。この原稿反転機構が、1回目のADF読み取りによって表面(原稿の一方の面)が読み取られた原稿を表裏反転させて原稿ガラス230位置に再搬送することで、再度CCD229によって裏面(原稿の他方の面)の読み取りが行われる。この原稿反転機構は、両面読み取り時にのみ動作し、片面読み取り時は動作しない。片面読み取り時及び両面読み取り時において裏面の読み取り後、切換ガイド216は上側に切り替えられ、搬送路213を経た原稿は、排紙ローラ214によって排紙トレイ215に排紙される。両面読み取り時における表面読み取り後、切換ガイド216は下側に切り替えられ、搬送路213を経た原稿は反転ローラ217によって反転搬送路218へ搬送される。その後、切換ガイド216は上側へ切り替わり、反転ローラ217が逆回転して原稿を搬送路213へ再給紙する。
複合機1は、装置本体3と、装置本体3の左方に配設されたスタックトレイ6とを有している。装置本体3は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する画像形成部40とを備える。また、装置本体3は、給紙トレイ471と該給紙トレイ471に載置された原稿を1枚ずつ画像形成部40に向けて繰り出す繰り出しローラ472とを備える。
画像形成部40は、感光体ドラム43の表面から残留電荷を除電する除電装置421と、除電後の感光体ドラム43の表面を帯電させる帯電装置422と、スキャナ部22で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43表面を露光し、当該感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する露光装置423と、前記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のトナー像を形成する現像装置44K,44Y,44M,44Cと、感光体ドラム43に形成された各色のトナー画像が転写されて重ね合わせされる転写ドラム49と、転写ドラム49上のトナー像を用紙に転写させる転写装置41と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着装置45とを備えている。なお、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対するトナーの供給は、図略のトナー供給容器(トナーカートリッジ)から行われる。また、画像形成部40を通過した記録紙をスタックトレイ6又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等が設けられている。
記録紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って画像形成部40の上流域に再度搬送し、画像形成部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ6又は排出トレイ48に排出する。
また、装置本体3の前方には、ユーザが操作画面や各種メッセージ等を視認することができる表示部51や、種々の操作命令を入力するための操作ボタンを有する操作部5が備えられている。表示部51は、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等によって構成され、紙サイズ選択、倍率選択、濃度選択等のユーザに対する操作案内画面が表示される。この表示部51は、タッチパネル機能を有する。タッチパネルは、ユーザによるタッチ操作がなされたときにそのタッチ位置を検出し、該タッチ位置を示す検出信号を後述する制御部61へ出力する。
図2は、複合機1の電気的な構成を示すブロック図である。尚、図1に示した各部と同一のものには同一の符号を付し、その説明は省略する。複合機1は、原稿搬送部21、原稿読取機構200、操作部5、画像形成部40、記憶部67及び制御部61を備えて構成される。
原稿搬送部21は、前記ADF読取モードで原稿のコピーやスキャンが行われる際に、原稿トレイ211に載置された原稿を自動的に取り込んで、CCD229による原稿の読み取りが可能なように搬送する。
操作部5は、使用者がコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能等に関する操作を行うために使用され、使用者による操作命令(コマンド)等を制御部61に与える。操作部5は、タッチパネル等を有する表示部51と、使用者によるコピー実行開始指令、あるいはファクシミリ送信開始指令といった種々の指示入力を行うための前記スタートボタン55や数字キー群53等とを含む。
画像形成部40は、CCD229によって得られた画像データや、前記パーソナルコンピュータやファクシミリ装置等から転送された画像データに基づいた画像を記録紙に形成する。
記憶部67は、原稿読取機構200の読取動作により得られた画像データや、後述する制御部61により処理された画像データ等を記憶し、ファクシミリ通信を行う時の短縮釦登録の相手先名称やファクシミリ番号、或いは、ネットワークスキャナとして使用される際の送信相手先のIPアドレス等を予め記憶する。
制御部61は、複合機1全体の動作制御を司るものであり、CPU、RAM及びROM等によって構成される。原稿搬送部21、原稿読取機構220、操作部5、画像処理部615、画像形成部40は、制御部61による制御の下で動作する。制御部61は、ユーザから操作部5に入力された各種の指示信号等に応じて、図略のROM又は前記記憶部67に記憶されている動作制御プログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って複合機1を統括的に制御する。
また、制御部61は、原稿後端位置検出部611と、原稿サイズ検出部612と、読取制御部614と、画像処理部615と、表示制御部617としての機能を有している。
原稿後端位置検出部611は、移動機構220による読取機構の移動中に各副走査方向位置でプラテンガラス221上の原稿に対する一方の発光素子群の点灯で読み取られたCCD229の値と、他方の発光素子群の点灯で読み取られたCCD229の値とからなる原稿後端位置検出用データに基づいて原稿影の画像を判定し、当該原稿影の画像が副走査方向において分布する始点位置に基づいて、プラテンガラス221上の原稿の副走査方向における原稿後端位置を検出する。
原稿サイズ検出部612は、定型の原稿サイズを検出する処理を行う。原稿サイズ検出部612は、定型サイズ(例えば、A4サイズ,A3サイズ,B4サイズ,B5サイズ等)の用紙の縦横寸法の情報が記憶されたテーブルを有しており、原稿後端位置検出部611によって検出された副走査方向における原稿後端位置までの距離を縦又は横の寸法として有する定型サイズを当該テーブルから読み出すことで原稿サイズを検出する。
読取制御部(点灯制御部としても機能)614は、原稿読取機構200の原稿読取動作を制御する。読取制御部614は、原稿搬送部21及びスキャナ部22をはじめとする原稿読取機構200の各部の読取動作を制御する。読取制御部614は、上記第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227を読取機構として、スキャナ部22の副走査方向に移動させる例えばモータ等からなる移動機構220を駆動制御する。移動機構220は、原稿読取機構200に備えられている。特に本実施形態では、読取制御部614は、通常の画像読取動作(画像形成又はデータ保存等のための原稿画像データ取得用の動作)を移動機構220及びスキャナ部22に実施させる他、原稿後端位置検出用データを取得するための画像読取動作も移動機構220及びスキャナ部22に実施させる。更に、読取制御部614は、スキャナ部22の光源222の点灯を制御する。
画像処理部615は、画像データに関する各種画像処理を行う。例えば、画像処理部615は、CCD229によって取得された画像データや、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ、公衆回線で接続されたファクシミリ装置等から転送されてくる画像データに対して、シェーディング補正、レベル補正、ガンマ補正、色収差補正、MTF(Modulation Transfer Function)補正及びスキャナ色補正等の補正処理、画像データの圧縮又は伸長処理、拡大又は縮小処理などの画像加工処理を行う。
表示制御部617は、表示部51を駆動制御するものであり、例えば、表示部51に、ユーザに対する警告メッセージ等を表示させる。
次に、スキャナ部22の光源222の構成を説明する。図3は光源222の上面図、図4(a)〜(c)は光源222が原稿を照射する様子を示す側断面図である。
光源222は、図3に示すように、複数の発光素子(本実施形態では、白色LED)が主走査方向に並設されてなる発光素子群を、原稿搬送部21による原稿搬送方向(移動機構220による読取機構の移動方向)である副走査方向に2列並べて備えている。各発光素子群を、それぞれ発光素子群200A,200Bとする。光源222は、読取制御部614による制御の下、プラテンガラス221上の原稿を照射するものであり、原稿読取時には、2列の発光素子群200A,200Bの両方により当該プラテンガラス221上の原稿を照射する(図4(c)参照)。スキャナ部22は、移動機構220による読取機構の副走査方向への移動中に、当該副走査方向において読取開始位置から読取終了位置に到るまで、予め定められた量(スキャナ部22のCCD229のセンサ1ライン分の副走査方向幅)だけ移動する毎に、当該移動後の位置において、上記発光素子群200A及び発光素子群200Bの両方で照射を行い、CCD229には、当該発光素子群200A及び発光素子群200による照射時の反射光が入力される。
なお、読取開始位置とは、例えば、画像読取のためにプラテンガラス221上の原稿載置指定位置に載置される原稿の副走査方向における端部(図1でいえば左端部)の位置である。読取終了位置とは、例えば、プラテンガラス221に載置可能とされている最も大きな原稿の副走査方向における端部(図1でいえば右端部)の位置よりも一定距離だけ上記読取開始位置から原稿外側へ離れた位置である。
上記原稿搬送方向における上流側(フォアード側)の発光素子群200Aは、図4(a)に示すように、当該原稿搬送方向の下流側に向けて発光するように各発光素子LA1…LAnの向きが設定されている。また、当該原稿搬送方向における下流側(リターン側)の発光素子群200Bは、図4(b)に示すように、当該原稿搬送方向の上流側に向けて発光するように各発光素子LB1…LBnの向きが設定されている。これら各発光素子LA1…LAn,発光素子 LB1…LBnの各照射光は、プラテンガラス221に載置された原稿上で一致するように、各発光素子LA1…LAn,発光素子 LB1…LBnの向き及び光源222の高さ位置が設定されている。
また、原稿後端位置検出用データを取得するためのスキャナ部22による画像読取動作時には、図4(a)(b)にそれぞれ示すように、例えば、上記原稿搬送方向における上流側の発光素子群200Aと、当該原稿搬送方向における下流側の発光素子群200Bとが片方ずつ交互に照射され、スキャナ部22は、移動機構220による副走査方向への移動中に、当該副走査方向に移動しての読取動作の読取開始位置から上記予め定められた量だけ移動する毎に、当該位置において、上記発光素子群200A及び発光素子群200Bが片方ずつ交互に照射を行い、CCD229には、当該発光素子群200Aのみによる照射時及び発光素子群200Bのみによる照射時のそれぞれの反射光が入力される。なお、原稿後端位置検出用データ取得時における発光素子群200A及び発光素子群200Bによる照射と画像読み取りは、当該方式に限定されず、後述するように他の方式も採用可能である。
また、図3及び図4に示すように、副走査方向において発光素子群200A及び200Bの間となる第1キャリッジ226上の位置には、スリット2261が設けられている。このスリット2261の下方には第1ミラー223が配置されており、当該スリット2261を通して、発光素子群200A及び200Bによって照射された画像が、第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、及び結像レンズ228を介してCCD229に読み取られるようになっている。
次に、複合機1による原稿ガラスの原稿サイズ検出処理を説明する。図5は複合機1による原稿サイズ検出処理を示すフローチャートである。図6は原稿後端位置検出用データの読み取り動作時の処理を示すフローチャートである。図7(a)は発光素子群200A及び200Bのそれぞれによる照射時に得られたCCD229の出力値をグラフで示す図、(b)は発光素子群200A及び200Bのそれぞれによる照射時に得られたCCD229の出力値の差分をグラフで示す図、(c)は(b)に示す値を微分したものをグラフで示す図である。
まず図5を参照して説明する。スタートボタン55の押下により例えばコピー動作開始指示がユーザから入力されると(S1でYES)、読取制御部614は、移動機構220に、スキャナ部22の読み取り機構を、副走査方向における上記所定の読取開始位置に移動させる(S2)。
続いて、読取制御部614は、スキャナ部22に原稿画像データ取得用の原稿読取動作を行わせる(S3)。すなわち、読取制御部614は、移動機構220に、スキャナ部22の読取機構を、上記読取開始位置を読取開始点として、副走査方向に予め定められた量(スキャナ部22のCCD229のセンサ1ライン分の副走査方向幅)だけ移動させる毎に、当該移動後の位置において、上記発光素子群200A及び発光素子群200Bの両方で照射を行わせての原稿画像をCCD229に取得させる。これにより、CCD229には、当該発光素子群200A及び発光素子群200による照射時の反射光が入力されて上記プラテンガラス221上に載置された原稿の画像が読み取られる。
読取制御部614は、上記原稿画像データ取得用の原稿読取動作を、スキャナ部22の読取機構が副走査方向における読取終了位置までは行わせる(S4)。スキャナ部22の読取機構が読取終了位置を過ぎて、当該原稿画像データ取得用の原稿読取動作が終了すると(S4でYES)、読取制御部614は、スキャナ部22に、原稿後端位置検出用画像データ取得のための原稿読取動作を行わせる(S5)。
図6に示すように、当該原稿後端位置検出用の画像データ取得のための画像読取動作時には、読取制御部614は、既に読取終了位置に到達しているスキャナ部22の読取機構に、当該読取終了位置において、フォアード側の発光素子群200Aに照射を行わせ(図4(a))、CCD229に、当該発光素子群200Aのみの照射時の反射光が入力されるようにして、当該照射状態での画像をスキャナ部22に読み取らせる(S501)。さらに、同一位置において、読取制御部614は、スキャナ部22の読取機構に、リターン側の発光素子群200Bに照射を行わせ(図4(b))、CCD229に、当該発光素子群200Bのみの照射時の反射光が入力されるようにして、当該照射状態での画像をスキャナ部22に読み取らせる(S502)。読取制御部614は、当該S501及びS502の画像読取動作が終了すると、移動機構220に、スキャナ部22の読取機構を、読取開始位置に向けて上記予め定められた量だけ移動させる(S503)。当該原稿後端位置検出用画像データ取得のための原稿読取動作は、スキャナ部22の読取機構が読取開始位置までは繰り返し行われる(S6)。
スキャナ部22の読取機構が読取開始位置を過ぎ(S6でYES)、上記原稿後端位置検出用画像データ取得のための原稿読取動作が終了すると、原稿後端位置検出部611は、上記のようにして取得された原稿後端位置検出用画像データに基づいて、原稿後端位置を検出する(S7)。
原稿後端位置検出部611による原稿後端位置の検出処理を説明する。まず、原稿後端位置検出部611は、図7(a)に示すフォアード側の発光素子群200Aのみの照射時の画像データaと、リターン側の発光素子群200Bのみの照射時の画像データbとからなる原稿後端位置検出用画像データに基づいて、これら両画像データの差分(CCD229の出力値の差分)を算出する。図4(a)に示すように、フォアード側の発光素子群200Aのみの照射時には、原稿端の影Dが原稿押さえ部材219の裏面等からなる白色板に投影されてCCD229に読み取られるが、図4(b)に示すように、リターン側の発光素子群200Bのみの照射時には、原稿端の影は白色板に投影されずCCD229に読み取られない。このため、図7(b)に示す当該両画像データの差分は、原稿後端部による影の画像のデータを示すものとなる。
さらに、原稿後端位置検出部611は、当該差分値を予め定められた閾値(黒色の画像を示すCCD229の出力値に相当する値)と比較し、当該差分値が上記閾値以上の値を示す副走査方向における分布幅を計測し、当該分布幅が予め定められた値(原稿影に相当すると想定される幅の値)に達している場合に、当該分布幅が示す画像を原稿影と判定する。そして、原稿後端位置検出部611は、当該差分値を微分して得た値が(図7(c)参照)、例えば、予め定めた閾値を横切った(予め定めた閾値に達した)地点(図7(c)に一転鎖線で示すポイント)を原稿後端と判断することで、当該読取対象とされている原稿の副走査方向における後端位置を特定する。なお、原稿後端位置検出部611は、原稿後端位置に幅を持たせて、副走査方向において当該閾値を超えている幅分を原稿後端と判断してもよい。
このように原稿後端位置検出部611によって、読取対象とされている原稿の副走査方向における後端位置が検出されると、次に、原稿サイズ検出部612が、当該検出された原稿後端位置を示す値に基づいてプラテンガラス221上に載置されている当該原稿のサイズを検出する(S8)。
制御部61は、上記のようにした検出された原稿サイズと同一サイズの記録紙を、給紙カセット461のいずれかから給紙ローラ462及び用紙搬送ローラに、画像形成部40まで搬送させ(S9)、画像形成部40に、当該搬送されてきた用紙に対して、上記原稿画像データに基づく画像形成を行わせる(S10)。
このような原稿サイズ検出処理によれば、原稿読取機構200によって取得された原稿後端位置検出用の画像データ及びこれに基づいて検出された原稿後端位置に基づいて原稿サイズを検出できるので、高価な反射型LEDや特別な機構の付加を要することなく、原稿読取用の原稿読取機構200を備えていれば原稿後端位置検出が可能であり、また、不定形サイズの原稿後端位置(副走査方向における原稿サイズ)を検出することもできる。
次に、複合機1による原稿ガラスの原稿サイズ検出処理の第2実施形態を説明する。図8は複合機1による原稿サイズ検出処理の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
上記第1実施形態では、スキャナ部22の読取機構が読取開始位置から読取終了位置に移動するまでの移動動作時には、原稿画像データ取得用の原稿読取動作を行い、スキャナ部22の読取機構が読取終了位置から読取開始位置に戻るときの移動動作を利用して、原稿後端位置検出用の画像読取動作を行っていたが、本第2実施形態では、スキャナ部22の読取機構が読取開始位置から読取終了位置まで移動する移動動作時に、原稿画像データ取得用の原稿読取動作と、原稿後端位置検出用の画像読取動作の両方が行われる。
すなわち、例えばコピー動作開始指示がユーザから入力されると(S21でYES)、読取制御部614は、移動機構220に、スキャナ部22の読取機構を上記読取開始位置に移動させた後(S22)、読取制御部614は、読取開始位置を読取開始点として、移動機構220に、スキャナ部22の読取機構を、上記読取開始位置から副走査方向に予め定められた量だけ移動させる毎に、当該移動後の位置において、フォアード側の発光素子群200Aのみの照射及び画像読取と、リターン側の発光素子群200Bのみの照射及び画像読取とを行わせ(S23)、さらに、上記発光素子群200A及び発光素子群200Bの両方で照射及び画像読取とを行わせる(S24)。
そして、読取制御部614は、移動機構220による上記予め定められた量の移動後の位置が上記読取終了位置を超えるまで(S25でNO)、S23及びS24の画像読取動作を繰り返させ、当該移動後の位置が上記読取終了位置を超えた場合には(S25でYES)、当該S23及びS24の画像読取動作を終了させて、処理は、原稿後端位置検出部611による原稿後端位置検出処理(S26)以降の処理に移る。
これによれば、原稿読取機構200は、移動機構220により読取機構が読取開始位置から読取終了位置に到る間に、原稿画像データ及び原稿後端位置検出用の画像データの両方を取得し、一般的に原稿読取機構200が行う原稿読取動作時の移動動作を利用して、新たな移動動作を追加することなく、原稿後端位置検出用の画像データを取得することができる。
次に、複合機1による原稿ガラスの原稿サイズ検出処理の第3実施形態を説明する。図9は複合機1による原稿サイズ検出処理の第3実施形態を示すフローチャートである。なお、第1及び第2実施形態と同様の処理は説明を省略する。
上記第2実施形態では、スキャナ部22の読取機構が読取開始位置から読取終了位置に移動するまでの移動動作時に、原稿画像データ取得用の原稿読取動作と、原稿後端位置検出用の画像読取動作の両方が行われたが、本第3実施形態では、更に、原稿後端位置検出用の画像データ取得のための動作を少なくするものである。
すなわち、第3実施形態では、例えばコピー動作開始指示がユーザから入力されると(S31でYES)、読取制御部614は、上記読取開始位置を画像読取開始地点として(S32)、移動機構220に、スキャナ部22の読取機構を、上記読取開始位置から副走査方向に予め定められた量だけ移動させる毎に、当該移動後の位置において、まず、フォアード側の発光素子群200Aのみの照射及び画像読取を行わせる(S33)。これにより、スキャナ部22には、原稿後端位置検出用の画像データが取得される。続いて、読取制御部614は、フォアード側及びリターン側の発光素子群200A及び発光素子群200Bの両方で照射及び画像読取とを行わせる(S34)。S34でスキャナ部22により取得されたデータは、原稿後端位置検出用の画像データ及び原稿画像データの両方として用いられる。
そして、読取制御部614は、移動機構220による上記予め定められた量の移動後の位置が上記読取終了位置を超えるまで、S33乃至S35の画像読取動作を繰り返させ(S36)、当該移動後の位置が上記読取終了位置を超えた場合には(S36でYES)、当該S33乃至S35の画像読取動作を終了させて、処理は、原稿後端位置検出部611による原稿後端位置検出処理(S37)以降の処理に移る。
当該原稿後端位置検出部611は、S37の原稿後端位置検出処理において、S34で取得した画像データを、図7(a)に示したリターン側の発光素子群200Bの照射時の画像データの代わりに用いる。フォアード側の発光素子群200Aのみの照射時で得た画像データと、S34で取得した画像データとの差分算出処理、当該差分値の微分処理、さらに、原稿後端位置特定処理は、第1実施形態と同様である。
この原稿サイズ検出処理では、移動方向上流側の発光素子群200Aのみの点灯で読み取られたCCD229の値を原稿後端位置検出用の画像データとして取得する一方、両方の発光素子群200A,200Bの点灯で読み取られたCCD229の値を原稿画像データ及び原稿後端位置検出用の画像データの両方として用いて原稿の後端位置を検出するので、原稿後端位置検出用の画像データ取得のための動作が少なくなる。
次に、上記のようにした検出された原稿後端位置情報を利用した画像処理について説明する。図10は当該画像処理の実行に必要な複合機1の要部構成を示すブロック図である。
原稿後端位置情報を利用した画像処理の実行に必要な構成を説明する。図2に示した画像処理部615は、当該原稿後端位置情報を利用した画像処理を実行するために、以下の構成を有している。すなわち、画像処理部615は、参照画像生成部6151と、第1画像処理部6152と、第2画像処理部6153と、画像出力部6154と、ファイル化部6155として機能する。
原稿読取機構200によってプラテンガラス221上に載置された原稿の画像が上記フラットベッド方式の読取動作で読み取られると、当該読み取られた原稿画像の原画像iaは、第1画像処理部6152によりカラー画像かモノクロ画像化の判別がされ、カラー又はモノクロに応じた必要な画像処理が施されて中間画像ibが生成され、当該中間画像ibが記憶部67に記憶される。なお、参照画像生成部6151は、当該原画像iaから表示部51でのプレビュー画像に使用するプレビュー画像(参照画像)用データを生成して、記憶部67に保存する。当該生成されたプレビュー画像用データは、表示制御部617(図2)により表示部51に表示される。
操作部5において、ユーザからの所望の画像処理の実行指示(例えば、拡大変倍処理等)が入力される入力部52に、例えば、拡大変倍処理の実行指示が入力されると、第2画像処理部6153が記憶部67から中間画像ibを読み出し、入力部52に入力された拡大処理の数値に従って、画像形成用又はデータ保存用に用いられる出力画像icを生成する。
このとき、第2画像処理部6153は、記憶部67から読み出した中間画像ibに対して、上記原稿後端位置検出部611によって検出された原稿後端位置を始点(基準)として順次例えば拡大変倍処理を行う。すなわち、記憶部67には、原稿読取機構200によって、副走査方向において上記読取開始位置の相当する原稿の画像部分から読み取られた順番に、画像データは記憶領域の若いアドレス番号が示す領域から順番に格納されていくが、第2画像処理部6153は、上記拡大変倍処理等の画像処理時には、中間画像ibのアドレス番号の最も若い先端側を画像処理の始点(基準)とはせずに、上記原稿後端位置検出部611によって検出された原稿後端位置に対応する画像データが格納されるアドレス番号を始点として拡大変倍処理等の画像処理を開始する。
この発明によれば、例えば、ADF(Auto Document Feeder)機能を備えた原稿搬送部21によって搬送される原稿を所定の原稿読取位置で原稿読取機構200が読み取った原稿画像データa1が格納部に格納される向きと、プラテンガラス上に載置された原稿を副走査方向に移動しつつ原稿読取部が読み取った原稿画像データb1が格納部に格納される向きとが逆になる場合で、原稿のサイズが定型サイズと異なっていても、原稿後端位置が特定されるため、画像処理部615は、原稿読取部が読み取った原稿画像データa1を、原稿読取部が読み取った原稿画像データb1とについて同じ画像データ位置を拡大変倍処理の基準位置として画像処理を行うことができるため、原稿画像データa1及び原稿画像データb1の両方について同等の仕上がりで画像処理後の画像データを生成することが可能になる。
なお、画像出力部6154は、出力画像icを画像形成部40に出力する。画像形成部40は出力画像icを用いて画像形成を行う。ファイル化部6155は、出力画像icを、記憶部67のデータ記憶領域に保存したり、ネットワークI/Fを介して複合機1にネットワーク接続されるパーソナルコンピュータに保存する。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。上記実施形態において図1乃至図10に示した構成及び処理は単なる一例に過ぎず、本発明を当該実施形態に限定する趣旨ではない。例えば、上記実施形態では、スキャナ部22の撮像素子をCCD229として説明したが、CIS等の他の撮像素子であっても構わない。また、上記第1乃至第3実施形態では。コピー動作時を例にして原稿サイズ検出処理を説明したが、スキャン動作時やファクシミリ動作時等、原稿読取が行われる他の原稿読取動作においても原稿サイズ検出処理を行うことが可能である。
本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の一実施形態である複合機1の内部構成を模式的に示した縦断面図である。 複合機の電気的な構成を示すブロック図である。 光源の上面図である。 (a)〜(c)は光源が原稿を照射する様子を示す側断面図である。 複合機による原稿サイズ検出処理を示すフローチャートである。 原稿後端位置検出用データの読み取り動作時の処理を示すフローチャートである。 (a)はフォアード側及びリターン側のそれぞれの発光素子群による照射時に得られたCCDの出力値をグラフで示す図、(b)は当該両発光素子群のそれぞれによる照射時に得られたCCDの出力値の差分をグラフで示す図、(c)は(b)に示す値を微分したものをグラフで示す図である。 複合機による原稿サイズ検出処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 複合機による原稿サイズ検出処理の第3実施形態を示すフローチャートである。 画像処理の実行に必要な複合機の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 複合機
5 操作部
22 スキャナ部
40 画像形成部
61 制御部
611 原稿後端位置検出部
612 原稿サイズ検出部
614 読取制御部
615 画像処理部
6151 参照画像生成部
6152 画像処理部
6153 画像処理部
6154 画像出力部
6155 ファイル化部
67 記憶部
200 原稿読取機構
200A,200B 発光素子群
220 移動機構
221 プラテンガラス
222 光源
229 CCD
230 原稿ガラス

Claims (7)

  1. 主走査方向に複数並設された一方の発光素子群と前記主走査方向に複数並設された他方の発光素子群とが、副走査方向に並べて設けられた原稿照射用の照射機構と、当該照射機構を含む読取機構を副走査方向に移動させる移動機構と、プラテンガラス上に載置された原稿について、当該移動機構による読取機構の移動中に、副走査方向において前記一方の発光素子群と前記他方の発光素子群との間の位置となる前記プラテンガラスに向けた前記一方の発光素子群及び前記他方の発光素子群の照射による前記原稿の画像の反射光を光学的に逐次読み取る撮像素子とを有する原稿読取部と、
    前記一方の発光素子群及び前記他方の発光素子群による点灯を制御する点灯制御部と、
    前記読取機構の移動中に各副走査方向位置で前記プラテンガラス上の前記原稿に対する前記一方の発光素子群の点灯で前記撮像素子により読み取られた原稿後端位置検出用の画像データと、前記他方の発光素子群の点灯で前記撮像素子により読み取られた原稿後端位置検出用の画像データとの差分値を予め定められた閾値と比較し、当該差分値が前記閾値以上の値を示す副走査方向における分布幅を計測し、当該分布幅が予め定められた値に達している場合に、当該分布幅が示す画像を原稿影の画像と判定し、当該原稿影の画像が副走査方向において分布する始点位置に基づいて、前記プラテンガラス上の前記原稿の副走査方向における原稿後端位置を検出する原稿後端位置検出部と
    を備える画像読取装置。
  2. 前記各副走査方向位置での前記プラテンガラス上の前記原稿の読取時に、前記原稿読取部は、予め定められた読取開始位置から予め定められた読取終了位置まで前記原稿の画像データ取得用の読取動作を行い、当該原稿画像データ取得用の読取動作後に、前記読取終了位置から前記読取開始位置に向かう前記読取機構の移動時に前記各副走査方向位置において、前記一方の発光素子群の点灯で前記撮像素子により読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データ、及び、前記他方の発光素子群の点灯で前記撮像素子により読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データを取得するための読取動作を行う請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記各副走査方向位置での前記プラテンガラス上の前記原稿の読取時に、前記原稿読取部は、予め定められた読取開始位置から予め定められた読取終了位置までの前記各副走査方向位置で、当該読取開始位置から前記読取終了位置への移動方向の上流側に配置されている前記一方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿後端位置検出用の画像データとして取得し、前記移動方向の下流側に配置されている前記他方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿後端位置検出用の画像データとして取得し、さらに、当該両方の発光素子群の点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿の画像データとして取得し、
    前記差分値は、前記一方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データと、前記他方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データとを差分した値である請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記各副走査方向位置での前記プラテンガラス上の前記原稿の読取時に、前記原稿読取部は、予め定められた読取開始位置から予め定められた読取終了位置までの前記各副走査方向位置で、前記移動方向の上流側に配置されている前記一方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿後端位置検出用の画像データとして取得し、前記移動方向の下流側に配置されている前記他方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿後端位置検出用の画像データとして取得する換わりに、前記両方の発光素子群の点灯で読み取られた前記撮像素子の値を前記原稿の画像データとして取得し、
    前記差分値は、前記一方の発光素子群のみの点灯で読み取られた前記原稿後端位置検出用の画像データと、前記両方の発光素子群の点灯で読み取られた前記原稿の画像データとを差分した値である請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿の画像データが格納される格納部と、
    前記格納部に格納されている原稿画像データに対して、前記原稿後端位置検出部によって検出された原稿後端位置を始点として画像処理を行う画像処理部と
    を更に備える請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿読取部は、前記発光素子として白色LEDを備える請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置と、
    前記原稿読取部によって読み取られた原稿画像に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成部と
    を備える画像形成装置。
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