JP2019080092A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホームポジションの確認を適切に行うことができる画像読取装置を提供する。【解決手段】連続して読み取られる複数枚の原稿Dの画像データが1ファイルとして取り扱われる第1スキャン機能が使用される場合、1ファイルとして扱われる複数枚の原稿Dの画像データが得られるまで、読取デバイス12による待機位置WPがホームポジションHPと一致することを確認するためのHP確認処理が行われずに、読取デバイス12による原稿Dの読み取りが繰り返される。1枚の原稿Dの画像データが1ファイルとして取り扱われる第2スキャン機能が使用されている場合であっても、読取デバイスが読取終了位置PEから待機位置WPまで移動する間にADF8が開かれた場合、HP確認処理が行われない。第2スキャン機能が使用されている場合であって、ADF8が開かれずに読取デバイス12が待機位置WPまで移動した場合には、HP確認処理が行われる。【選択図】図4

Description

本発明は、原稿などの画像を読み取る画像読取装置に関する。
従来、FB(Flat Bed:フラットベッド)方式により、原稿などの画像を読み取る画像読取装置が提供されている。
この種の画像読取装置は、原稿台と、原稿台に対して開閉可能に設けられたカバーと、原稿台の下方に所定方向に往復移動可能に設けられたセンサユニットとを備えている。
原稿の画像の読み取りに際しては、カバーが開かれて、原稿台に原稿が載置される。カバーが閉じられて、読取動作の開始が指示されると、センサユニットがホームポジションから読取終了位置に向けて一定速度で移動される。センサユニットが読取開始位置まで移動すると、センサユニットによる原稿の読み取りが開始される。そして、センサユニットが読取終了位置に達し、原稿の読み取りが完了すると、センサユニットが読取終了位置からホームポジションに戻される。
ホームポジションと読取開始位置との間には、たとえば、ホームポジション確認用の白黒パターンが配置されている。画像読取装置の制御部は、センサユニットをホームポジションから読取開始位置側に移動させて、センサユニットの移動開始から白黒パターンがセンサユニットに読み取られるまでのセンサユニットの移動距離に基づいて、ホームポジションが正規の位置からずれているか否かを確認することができる。しかし、このホームポジションの確認が1枚の原稿の読み取りの度に行われると、原稿の読み取りに時間がかかってしまう。
たとえば、下記の特許文献1では、原稿の読み取りの処理速度を向上するため、複数枚の原稿を連続して読み取る場合に、1枚の原稿の読み取りが完了した後、センサユニットをホームポジションまで戻さずに次の原稿の読み取りを開始する技術が提案されている。この技術によれば、複数枚の原稿が連続して読み取られる場合には、ホームポジションの確認が1枚の原稿の読み取りの度に行われないことになる。
特開2004−252408号公報
特許文献1では、プレビューウィンドウからスキャンする枠組みを決め、複数の原稿(スキャンする枠組み)を選択した場合に、複数枚の原稿を連続して読み取ると判断する。一方で、スキャン機能には、複数枚の原稿の画像データを1ファイルとして扱うことが可能な第1スキャン機能および1枚の原稿の画像データを1ファイルとして扱う第2スキャン機能とがある。
本発明の目的は、複数の原稿の画像データを1ファイルとして扱うことが可能な第1スキャン機能および1つの原稿の画像データを1ファイルとして扱う第2スキャン機能の異なる機能ごとに複数の原稿を連続して読み取るかの判断を行うことで、ホームポジションの確認を適切に行うことができる、画像読取装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿を支持する原稿台と、原稿台に対して開閉可能なカバーと、カバーの開閉を検出する検出部と、原稿台に支持される原稿を読み取る読取部と、読取部により読み取られた複数の原稿の画像データを1ファイルとして扱うことが可能な第1スキャン機能と、読取部により読み取られた1つの原稿の画像データを1ファイルとして扱う第2スキャン機能との一方を選択する操作を受け付ける操作部と、制御部とを備え、制御部は、読取部を制御して、読取部を読取開始位置から読取終了位置まで移動させながら、読取部により原稿を読み取らせる読取処理と、読取処理の終了後、読取部を制御して、読取部を読取開始位置に対して読取終了位置側と反対側の待機位置まで移動させる移動処理と、移動処理の終了後、読取部を制御して、読取部に待機位置が正規の位置と一致することを確認するための動作を行わせる確認処理とを実行可能であり、操作部に第1スキャン機能を選択する操作を受け付けた場合、1ファイルとして扱われる複数の原稿の画像データが得られるまで、確認処理を実行することなく読取処理および移動処理を繰り返し実行し、操作部に第2スキャン機能を選択する操作を受け付けた場合、読取処理の実行後に移動処理を実行し、読取部が待機位置に到着する前に検出部によりカバーの開が検出された場合、確認処理を実行せず、読取部が待機位置に到着する前に検出部によりカバーの開が検出されない場合、確認処理を実行する。
この構成によれば、複数の原稿の画像データを1ファイルとして扱う第1スキャン機能が選択されている場合、1ファイルとして扱われる複数の原稿の画像データが得られるまで、読取部による待機位置が正規の位置と一致することを確認するための動作が行われずに、読取部による原稿の読み取りが繰り返される。これにより、読取処理速度を向上させることができる。
原稿の読み取り後、読取部が読取終了位置から待機位置まで移動する間にカバーが開かれた場合、ユーザが次の読取対象の原稿を原稿台に支持させることが予想される。そこで、1つの原稿の画像データを1ファイルとして扱う第2スキャン機能が選択されている場合であっても、読取位置が読取終了位置から待機位置まで移動する間にカバーが開かれた場合、読取部による待機位置が正規の位置と一致することを確認するための動作が行われない。これにより、次の原稿の読み取りを速やかに開始させることができる。
一方、第2スキャン機能が選択されている場合であって、カバーが開かれずに読取部が待機位置まで移動した場合には、読取部による待機位置が正規の位置と一致することを確認するための動作が行われて、待機位置が正規の位置と一致することが確認される。
よって、第1スキャン機能および第2スキャン機能の異なる機能ごとに複数枚の原稿を連続して読み取るかの判断を行うことで、ホームポジションの確認を適切に行うことができる。
本発明によれば、ホームポジションの確認を適切に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置を備える複合機の斜視図であり、ADFが閉位置に位置する状態を示す。 図1に示される複合機の斜視図であり、ADFが開位置に位置する状態を示す。 画像読取装置の図解的な平面図である。 画像読取装置の図解的な断面図である。 画像読取装置の電気的構成を示すブロック図である。 メイン処理の流れを示すフローチャートである。 待機画面の一例を示す図である。 ジョブ開始画面の一例を示す図である。 FB原稿読取処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 FB原稿読取処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 ジョブ実行中画面の例を示す図である。 ジョブ終了時画面の例を示す図である。 ADF原稿読取処理の流れを示すフローチャートである。 HP確認処理の流れを示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<複合機>
図1および図2には、複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)1が示されている。複合機1は、プリント機能、スキャン機能およびコピー機能など、複数の機能を有する電子機器である。プリント機能(画像形成機能)は、画像データに係る画像をプリント用紙などのシートに印刷(プリント)する機能である。スキャン機能(画像読取機能)は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する機能である。コピー機能は、スキャナ機能により原稿を読み取って、その読み取った原稿(画像)を画像形成機能によりシートに印刷する機能である。複合機1は、プリント機能のための画像形成装置2およびスキャナ機能のための画像読取装置3を備えている。
画像形成装置2は、略直方体形状のプリンタ筐体4を備えている。プリンタ筐体4の底部には、給紙トレイ5がプリンタ筐体4の一方側から抜き差し可能に設けられている。給紙トレイ5は、複数枚のプリント用紙などのシートを積み重なった状態で支持可能に構成されている。
なお、以下の説明で使用するため、給紙トレイ5を抜き差し可能な一方側を複合機1の前側と規定し、その反対側を後側と規定する。そして、水平面上に設置された複合機1を前側から見た状態を基準に、複合機1の上側、下側、左側および右側を規定する。
シートに画像が形成されるときには、給紙トレイ5からプリンタ筐体4内にシートが1枚ずつ送り出され、プリンタ筐体4内をそのシートが搬送される。シートがプリンタ筐体4内を搬送される間に、プリンタ筐体4内に収容されている画像形成部(図示せず)により、シートに画像(カラー画像またはモノクロ画像)が形成される。画像形成部による画像形成の方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。画像が形成されたシートは、プリンタ筐体4の上面に形成された排紙トレイ6に排出される。
<画像読取装置>
画像読取装置3は、画像形成装置2の上側に配置されている。画像読取装置3は、スキャナ筐体7と、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿搬送装置)8とを備えている。スキャナ筐体7の上面には、コンタクトガラス9(原稿台の一例)が設けられている。ADF8は、開位置と閉位置とに開閉可能に設けられている。ADF8が閉位置に位置する状態では、図1に示されるように、コンタクトガラス9がADF8によって被覆される。ADF8が開位置に位置する状態では、図2に示されるように、コンタクトガラス9が露出する。すなわち、ADF8は、原稿台の一例であるコンタクトガラス9を開閉可能なカバーとして機能する。
コンタクトガラス9の左端部上には、図3および図4に示されるように、コンタクトガラス9の左端縁と間隔を空けて、前後方向に延びるガイド部材11が設けられている。ガイド部材11は、前後方向および上下方向に延びる平面を右端面に有し、ガイド部材11の左上方に中心が位置する円弧面を上面に有している。画像読取装置3では、FB(フラットベッド)方式およびADF方式の両方式による原稿Dの読み取りが可能である。コンタクトガラス9の上面におけるガイド部材11の右側の領域9Aは、FB方式による原稿Dの読み取りの際に原稿Dを支持する領域である。一方、コンタクトガラス9の上面におけるガイド部材11の左側の領域9Bは、ADF方式による原稿Dの読み取りの際に原稿Dが通過する領域である。
FB方式による原稿Dの読み取りの際には、ADF8が開位置に開かれて、原稿Dがコンタクトガラス9の上面の領域9A上に載置される。このとき、原稿Dは、図3に示されるように、左端縁がガイド部材11の右端面に当接し、かつ、後端縁が領域9Aの後端縁と重なるように配置される。その後、ADF8が閉位置に閉じられて、原稿DがADF8によって上側から覆われた状態で、原稿Dのコンタクトガラス9との接触面が読み取られる。
一方、ADF方式による原稿Dの読み取りの際には、ADF8の原稿セット部に原稿Dが載置される。ADF8に備えられているADF搬送部45(図5参照)により、原稿セット部から原稿Dが1枚ずつ送り出され、その1枚の原稿Dがコンタクトガラス9の上面の領域9B上を通過してADF8の原稿排出部に排出される。原稿Dがコンタクトガラス9上を通過する際、原稿Dのコンタクトガラス9との接触面が読み取られる。
スキャナ筐体7内には、図4に示されるように、読取デバイス12(読取部の一例)および移動機構13が設けられている。
読取デバイス12は、CIS(Contact Image Sensor)ユニット21と、CISユニット21を担持するキャリッジ22を含む。CISユニット21には、光源23、ロッドレンズアレイ24およびイメージセンサ25が内蔵されている。イメージセンサ25は、たとえば、複数の受光素子が主走査方向である前後方向に配列されたリニアイメージセンサからなる。
コンタクトガラス9上に載置された原稿Dの読取時には、光源23からコンタクトガラス9に向けて光が出射される。コンタクトガラス9上の原稿Dで反射された光は、ロッドレンズアレイ24に入射し、ロッドレンズアレイ24の機能によりイメージセンサ25で結像される。これにより、原稿Dが主走査方向に1ライン分読み取られる。このときのイメージセンサ25の位置が読取デバイス12による画像の読取位置である。
移動機構13は、読取デバイス12を主走査方向と直交する副走査方向である左右方向に移動させる機構である。移動機構13は、正逆回転可能なステッピングモータからなるモータ26と、モータ26により回転駆動される駆動プーリ27と、駆動プーリ27と対をなす従動プーリ28と、駆動プーリ27および従動プーリ28に巻き掛けられたベルト29とを備えている。駆動プーリ27は、スキャナ筐体7内に右端部に、回転軸線が前後方向に延びるように配置されている。従動プーリ28は、スキャナ筐体7内の左端部に、回転軸線が駆動プーリ27の回転軸線と同じ高さの位置で前後方向に延びるように配置されている。ベルト29には、キャリッジ22が取り付けられている。駆動プーリ27の回転によりベルト29が走行し、ベルト29の走行に伴ってキャリッジ22が副走査方向に移動する。
コンタクトガラス9の左方には、調整基準板31が配置されている。調整基準板31は、副走査方向に並べられる白領域32および黒領域33を有している。白領域32と黒領域33との境界の位置から左側に一定距離だけ離れた位置が読取デバイス12のホームポジションHPである。
読取デバイス12の移動の起点または終点となる位置として、待機位置WP、読取開始位置PS、読取終了位置PEおよびADF読取位置PAが設定されている。
待機位置WPは、読取デバイス12の位置の基準となる位置であり、待機位置WPが正規の位置からずれていない状態では、待機位置WPとホームポジションHPとが一致する。
なお、読取デバイス12の位置とは、読取デバイス12による画像の読取位置をいい、たとえば、読取デバイス12が待機位置WPに位置するとは、読取デバイス12の読取位置が待機位置WPと一致しているという意味である。
読取開始位置PSは、たとえば、ガイド部材11の右端縁の位置に設定されている。読取デバイス12がガイド部材11を読み取るおそれをなくすために、読取開始位置PSは、ガイド部材11の右端縁の位置から右側に離れた位置に設定されてもよい。
読取終了位置PEは、原稿Dのサイズに応じて設定される位置であり、読取開始位置PSから右側に原稿Dの副走査方向の長さに応じた距離だけ離れた位置に設定される。
ADF読取位置PAは、コンタクトガラス9の上面の領域9Bにおける左右方向の中央部に設定されている。
<画像読取装置の電気的構成>
画像読取装置3は、図5に示されるように、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)41、ROM(Read Only Memory)42およびRAM(Random Access Memory)43を備えている。
ASIC41は、CPU44(制御部の一例)を内蔵している。CPU44は、ASIC41に入力される情報に基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、読取デバイス12、移動機構13、ADF搬送部45(原稿供給部の一例)および操作パネル46を含む画像読取装置3の各部を制御する。
操作パネル46は、図1および図2に示されるように、スキャナ筐体7の前面に配置されている。操作パネル46は、タッチパネルからなり、液晶ディスプレイなどの表示部上に感圧式または静電容量式の透明フィルムスイッチなどの操作部を重ねて構成されている。操作パネル46には、各種の情報や操作ボタンなどの画像が表示される。ユーザが操作パネル46に表示される操作ボタンをタッチ操作することにより、そのタッチ操作された操作ボタンの種類に応じた指示が操作パネル46に受け付けられる。操作パネル46に指示が受け付けられると、その指示の内容に応じた信号(データ)が操作パネル46からASIC41に向けて送信される。
ROM42は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリからなる。ROM42には、CPU44によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。また、ROM42には、制御のためのプログラムのほか、定型原稿サイズごとに、シート短辺およびシート長辺の寸法を示すデータを定型原稿サイズのテーブルとして記憶されている。たとえば、A4サイズの原稿の場合、A4サイズのシート短辺は210mm、シート長辺は297mmである。さらに、ROM42には、読取デバイス12をホームポジションHPから読取開始位置PSまで移動させるために必要なモータ26の駆動ステップ数、読取デバイス12をホームポジションHPからADF読取位置PAまで移動させるために必要なモータ26の駆動ステップ数が格納されている。
RAM43は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリであり、CPU44がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。また、RAM43によりカウンタが構成され、ステップ数カウンタは、モータ26が1ステップ駆動される度にステップ数をインクリメント(+1)する。CPU44は、ステップ数カウンタによりカウントされるステップ数に基づいてモータ26の駆動を制御することにより、読取デバイス12の位置を制御することができる。
また、ASIC41には、画像読取装置3の各部の制御に必要となる信号が入力される。たとえば、画像読取装置3には、ADF8が開位置に位置するか閉位置に位置するかに応じて異なるレベルの検出信号を出力するカバーセンサ47(検出部の一例)が設けられており、そのカバーセンサ47の検出信号がASIC41に入力される。また、画像読取装置3には、ADF8の原稿セット部における原稿Dの有無に応じて異なるレベルの検出信号を出力する原稿センサが設けられており、その原稿センサの検出信号がASIC41に入力される。
<メイン処理>
画像読取装置3の電源が投入されると、ASIC41のCPU44により、図6に示されるメイン処理が実行される。
メイン処理では、CPU44は、HP確認スキップカウンタの値をゼロにリセットする(S1)。HP確認スキップカウンタは、HP確認処理がスキップされた回数を計数するカウンタであり、RAM43によって構成されている。
次に、CPU44は、HP確認処理を実行する(S2)。HP確認処理は、待機位置WPがホームポジションHPと一致するか否かを確認する処理であり、その内容については、後述する。
その後、CPU44は、操作パネル46に待機画面を表示させる(S3)。
待機画面の一例は、図7に示されている。図7に示される待機画面では、スキャンキー101およびコピーキー102が横並びでそれぞれアイコン画像の形態で表示される。スキャンキー101は、スキャン機能によるジョブであるスキャンジョブを選択するキーである。コピーキー102は、コピー機能によるジョブであるコピージョブを選択するキーである。スキャンキー101の押下により、スキャンジョブの選択がASIC41に入力される。コピーキー102の押下により、コピージョブの選択がASIC41に入力される。
待機画面の表示後、CPU44は、スキャンキー101またはコピーキー102が押下されたかを判別する(S4)。スキャンキー101またはコピーキー102が押下されるまで、メイン処理は次に進まない。
スキャンジョブまたはコピージョブの一方が選択されると(S4:YES)、CPU44は、操作パネル46にジョブ開始画面を表示させる(S5)。これにより、操作パネル46の表示画面が待機画面からジョブ開始画面に切り替わる。
ジョブ開始画面の一例は、図8に示されている。このジョブ開始画面の一例では、スキャンジョブまたはコピージョブによる画像の読み取りに関する設定情報、たとえば、読取モード、読取解像度および原稿サイズの設定情報が表示される。読取モードには、例えば、カラー画像の読み取りに適したカラーモードと、白黒画像の読み取りに適したグレースケールモード及び白黒モードとの何れかが設定可能である。読取解像度には、「低(例えば、150dpi)」、「標準(例えば、300dpi)」および「高(例えば、600dpi)」の3段階が設けられている。原稿サイズには、例えば、A3、A4、A5、A6、等の定型原稿サイズや、ユーザ設定のサイズ(mm)が設定される。原稿サイズが設定された場合、CPU44は、ROM42に記憶されている定型原稿サイズのテーブルを参照して、原稿Dの主走査方向および副走査方向の寸法を決定する。CPU44は、読取開始位置PSから右側に原稿Dの副走査方向の寸法分だけ離れた位置を読取終了位置PEに設定する。
また、ジョブ開始画面には、たとえば、ジョブ開始画面の下端部に、設定変更キー103およびスタートキー104が横並びで表示される。設定変更キー103の押下により、画像の読み取りに関する設定を変更する画面に切り替わる。スタートキー104の押下により、原稿Dの画像の読み取りの開始(スキャン開始)の指示がASIC41に入力される。ジョブ開始画面にはさらに、ホームキー105が表示される。ホームキー105の押下により、操作パネル46の表示画面をジョブ開始画面から待機画面に切り替える指示がASIC41に入力される。
ジョブ開始画面を操作パネル46に表示させた後、CPU44は、スタートキー104の押下によるジョブ開始の指示を受け付けたかを判別する(S6)。スタートキー104が押下されるまで、メイン処理は次に進まない。
スタートキー104の押下によるジョブ開始の指示がASIC41に入力されると(S6:YES)、CPU44は、原稿センサの検出信号に基づいて、ADF8の原稿セット部に原稿Dがセットされているか否かを判別する(S7)。
ADF8の原稿セット部に原稿Dがセットされていない場合(S7:NO)、CPU44は、図9Aおよび図9Bに示されるFB原稿読取処理を実行する(S8)。
ADF8の原稿セット部に原稿Dがセットされている場合(S7:YES)、CPU44は、図12に示されるADF原稿読取処理を実行する(S9)。
<FB原稿読取処理>
FB原稿読取処理では、CPU44は、図9Aに示されるように、HP確認実施フラグをオンにする(S801)。HP確認実施フラグは、たとえば、オンまたはオフを表す1ビットの情報としてRAM43に保存される。HP確認実施フラグのオンは、HP確認処理を実行する必要があることを表す。
また、CPU44は、操作パネル46にジョブ実行中画面を表示させる(S802)。これにより、操作パネル46の表示画面がジョブ開始画面からジョブ実行中画面に切り替わる。
スキャンジョブの実行中である場合、図10(A)に示されるジョブ実行中画面が操作パネル46に表示される。コピージョブの実行中である場合には、図10(B)に示されるジョブ実行中画面が操作パネル46に表示される。ジョブ実行中画面には、スキャンジョブの実行中であることを表す「Scanning」の文字またはコピージョブの実行中であることを表す[Copying」の文字とともに、キャンセルキー106が表示される。キャンセルキー106の押下により、実行中のスキャンジョブまたはコピージョブの中止の指示(キャンセル指示)がASIC41に入力される。
そして、CPU44は、原稿Dの読み取りを開始する(S803)。
読取開始に伴い、CPU44は、移動機構13のモータ26を制御して、待機位置WPで停止している読取デバイス12の往路方向の移動を開始させる。その後、CPU44は、読取デバイス12を制御して、読取デバイス12による原稿Dの読み取りを開始させる。読取デバイス12が読取終了位置PEに到達するのに必要なステップ数分だけモータ26が回転すると、CPU44は、画像の読み取りを終了させ、読取デバイス12により読み取られた画像データをRAM43に記憶させる。そして、CPU44は、光源23を消灯させ、読取デバイス12の移動を停止させる。
読取開始後、キャンセルキー106の押下によるキャンセル指示がASIC41に入力されずに(S804:NO)、1枚の原稿Dの読み取りが終了すると(S805:YES)、CPU44は、モータ26を制御して、読取デバイス12の復路方向の移動(キャリッジリターン)を開始する(S806)。
また、CPU44は、ジョブ終了時画面を操作パネル46に表示させる(S807)。これにより、操作パネル46の表示画面がジョブ実行中画面からジョブ終了時画面に切り替わる。
本実施形態では、第1スキャン機能をスキャンジョブ、第2スキャン機能をコピージョブとして説明する。スキャンジョブの実行中である場合、図11(A)に示される第1のジョブ終了時画面が操作パネル46に表示される。第1のジョブ終了時画面には、スキャンジョブの実行中であることを表す「Scanning」の文字がジョブ実行中画面から引き続き表示される。画面の中央部には、画像データを先に読み取られた原稿Dの画像データと同一のファイルで取り扱うべき次の原稿D(以下、単に「次原稿D」という。)があるかどうかを確認するメッセージ、たとえば、「次原稿がありますか?」のメッセージが表示される。そのメッセージの下側には、YESキー107およびNOキー108が横並びで表示される。YESキー107の押下により、次原稿Dがある旨の情報がASIC41に入力される。一方、NOキー108の押下により、次原稿Dがない旨の情報がASIC41に入力される。YESキー107が押下された場合、CPU44は、操作パネル46の表示画面を第1のジョブ終了時画面から第2のジョブ終了時画面に切り替える。第2のジョブ終了時画面は、たとえば、設定変更キー103、スタートキー104およびホームキー105を含むジョブ開始画面と同様の内容に加えて、スキャンジョブの実行中であることを表す「Scanning」の文字が表示される。次原稿Dがある旨の情報が選択されると、スキャンジョブ実行中の画像と次に読み取られる原稿の画像とを1ファイルとして扱う。
コピージョブの実行中である場合には、図11(B)に示されるジョブ終了時画面が操作パネル46に表示される。ジョブ終了時画面は、たとえば、設定変更キー103、スタートキー104およびホームキー105を含むジョブ開始画面と同様の内容に加えて、コピージョブの実行中であることを表す「Copying」の文字が表示される。
ジョブ終了時画面の表示後、CPU44は、図9Bに示されるように、ADF8が開位置に開かれたか否かを判別する(S808)。
また、CPU44は、読取デバイス12が読取終了位置PEから待機位置WPまで到達したか否かを判別する(S809)。言い換えれば、CPU44は、読取デバイス12が読取終了位置PEから待機位置WPまで到達するのに必要なステップ数分だけモータ26が回転したかを確認する。読取デバイス12が待機位置WPまで到達するまで、CPU44は、ADF8が開位置に開かれたかの判別を繰り返す。
読取デバイス12が待機位置WPに到着するまでにADF8が開位置に開かれた場合には(S808:YES)、CPU44は、HP確認実施フラグをオフにする(S810)。
読取デバイス12が待機位置WPまで移動すると(S809:YES)、CPU44は、HP確認スキップカウンタの値をインクリメントする(S811)。
その後、CPU44は、操作パネル46からASIC41に次原稿Dがある旨の情報が入力されたか否か、つまりスキャンジョブ実行中に操作パネル46に表示される第1のジョブ終了時画面のYESキー107が押下されたか否かを判別する(S812)。
第1のジョブ終了時画面のYESキー107が押下された場合(S812:YES)、操作パネル46には、図11(A)に示される第2のジョブ終了時画面が表示されている。CPU44は、その第2のジョブ終了時画面に表示されているスタートキー104の押下による読取開始の指示がASIC41に入力されたか否かを判別する(S813)。
そして、操作パネル46からASIC41に読取開始の指示が入力されると(S813:YES)、図9Aに示されるステップS802の処理に戻り、CPU44は、操作パネル46にジョブ実行中画面を表示させる(S802)。その後、CPU44は、ステップS803以降の処理を実行する。この場合、複数枚の原稿Dが連続して読み取られる。CPU44は、その複数枚の原稿Dの画像データを1ファイルに集約して1ファイルとして扱い、そのファイルをRAM43に保存する。
ASIC41に次原稿Dがある旨の情報が入力されない場合は(S812:NO)、スキャンジョブ実行中に操作パネル46に表示される第1のジョブ終了時画面でNOキー108が押下された場合か、または、コピージョブの実行中に図11(B)に示されるジョブ終了時画面が操作パネル46に表示されている場合である。この場合、CPU44は、1枚の原稿Dの画像データを1ファイルとして扱い、そのファイルをRAM43に保存する。
なお、スキャンジョブでは、RAM43に保存されたファイルは、1ファイルごとにPCなどの外部装置に送信されてもよいし、複数のファイルがまとめて外部装置に送信されてもよい。コピージョブでは、RAM43に保存されたファイルは、1ファイルごとに画像読取装置3から画像形成装置2に送信される。画像形成装置2では、画像読取装置3から受信するファイルに含まれる画像データに係る画像がシートに形成される。
ASIC41に次原稿Dがある旨の情報が入力されない場合(S812:NO)、CPU44は、HP確認実施フラグがオンであるか否かを判別する(S814)。
また、原稿Dの読取開始後、キャンセルキー106の押下によるキャンセル指示がASIC41に入力された場合にも(S804:YES)、CPU44は、HP確認スキップカウンタの値をゼロにリセットし(S815)、HP確認処理を実行して(S816)、FB原稿読取処理を終了する。
一方、HP確認実施フラグがオフである場合(S814:NO)、つまり読取デバイス12が読取終了位置PEから待機位置WPに戻るまでの間にADF8が閉位置から開位置に開かれなかった場合、CPU44は、HP確認スキップカウンタの値が所定値を超えているか否かを判別する(S817)。
HP確認スキップカウンタの値が所定値以下である場合(S817:NO)、CPU44は、読取デバイス12を読取開始位置PSまで移動させて(S818)、FB原稿読取処理を終了する。
HP確認スキップカウンタの値が所定値を超えている場合(S817:YES)、CPU44は、HP確認スキップカウンタの値をゼロにリセットし(S815)、HP確認処理を実行して(S816)、FB原稿読取処理を終了する。
FB原稿読取処理の終了後は、図6に示されるメイン処理に戻って、CPU44は、操作パネル46に待機画面を表示させる(S3)。待機画面の表示後、CPU44は、ステップS4以降の処理を再び実行する。
<ADF原稿読取処理>
図12に示されるADF原稿読取処理では、CPU44は、移動機構13のモータ26を制御して、待機位置WPで停止している読取デバイス12をADF読取位置PAまで移動させる(S901)。
また、CPU44は、操作パネル46にジョブ実行中画面を表示させる(S902)。これにより、操作パネル46の表示画面がジョブ開始画面からジョブ実行中画面に切り替わる。ジョブ実行中画面については、前述したとおりであり、スキャンジョブの実行中である場合、図10(A)に示されるジョブ実行中画面が操作パネル46に表示される。コピージョブの実行中である場合には、図10(B)に示されるジョブ実行中画面が操作パネル46に表示される。
その後、CPU44は、ADF搬送部45を制御して、ADF搬送部45による原稿Dの搬送を開始する(S903)。
また、CPU44は、読取デバイス12を制御して、読取デバイス12による原稿Dの読み取りを開始させる(S904)。
原稿Dの読み取りが行われている間、CPU44は、ジョブ実行中画面に表示されているキャンセルキー106の押下によるキャンセル指示がASIC41に入力されたか否かを繰り返し判別する(S905)。
キャンセルキー106の押下によるキャンセル指示がASIC41に入力されずに(S905:NO)、1枚の原稿Dの読み取りが終了すると(S906:YES)、CPU44は、その読み取った原稿DがADF8の原稿セット部にセットされていた最終の原稿Dであるか否かを判別する(S907)。CPU44は、ADF8に設けられた原稿センサの検出信号から、ADF8の原稿セット部に原稿Dが存在しない場合、読み取った原稿Dが最終の原稿Dであると判断し、ADF8の原稿セット部に原稿Dが残っている場合、読み取った原稿Dは最終の原稿Dではないと判断する。
読み取った原稿Dが最終の原稿Dではない場合(S907:NO)、CPU44は、ADF搬送部45を制御して、ADF搬送部45による次の原稿Dの搬送を開始する(S903)。
読み取った原稿Dが最終の原稿Dであり、ADF8の原稿セット部に原稿Dが存在しない場合、CPU44は、移動機構13のモータ26を制御して、読取デバイス12をADF読取位置PAから待機位置WPまで移動させて(S908)、ADF原稿読取処理を終了する。
ADF原稿読取処理の終了後は、図6に示されるメイン処理に戻って、CPU44は、HP確認スキップカウンタの値をゼロにリセットした後(S1)、HP確認処理を実行する(S2)。したがって、ADF原稿読取処理の終了後には、HP確認処理が必ず実行される。
<HP確認処理>
図6のステップS2および図9BのステップS816で実行されるHP確認処理では、CPU44は、移動機構13に含まれるモータ26を制御することで、読取デバイス12を待機位置WPから読取開始位置PS側に移動させながら、画像の読み取りを開始させる(S201)。
読取デバイス12により調整基準板31の白領域32および黒領域33の境界が読み取られて、CPU44は、その画像データにおける白データから黒データへの変化を確認、すなわち、イメージセンサ25からの出力レベルが白領域32に対応する値から黒領域33に対応する値に減少したことを確認すると(S202:YES)、読取デバイス12による画像の読み取りを終了させる(S203)。
また、CPU44は、白画素から黒画素への変化を確認した時点で、移動機構13に含まれるモータ26を制御することで、読取デバイス12を停止させる(S204)。
そして、CPU44は、読取デバイス12を白領域32および黒領域33の境界の位置とホームポジションHPとの間の一定距離分だけ左側に移動させることにより、読取デバイス12を正規の待機位置WPに移動させて(S205)、HP確認処理を終了する。この一定距離に相当するモータ26のステップ数は、画像読取装置3の工場出荷前にROM42に記録される。
なお、元の待機位置WPからCPU44が白画素から黒画素への変化を確認した時点での読取デバイス12の位置まで距離が白領域32および黒領域33の境界の位置とホームポジションHPとの間の一定距離と等しい場合、待機位置WPがホームポジションHPと一致することを確認したことになるから、HP確認処理には、待機位置WPの確認動作が含まれると言える。一方、元の待機位置WPからCPU44が白画素から黒画素への変化を確認した時点での読取デバイス12の位置まで距離が一定距離と等しくない場合には、HP確認処理は、待機位置WPがホームポジションHPと一致しないことを確認したことになるため、待機位置WPをホームポジションHPに一致するように待機位置WPの再設定を行う。
<作用効果>
以上のように、ADF8がコンタクトガラス9に対して開閉可能に設けられている。ユーザは、ADF8を開いて、読取対象の原稿Dをコンタクトガラス9に支持させることができ、その原稿Dをコンタクトガラス9上から取り去ることができる。
原稿Dがコンタクトガラス9に支持された状態で、読取デバイス12が読取開始位置PSから読取終了位置PEまで移動されながら、読取デバイス12により原稿Dが読み取られる。原稿Dの読み取り後、読取デバイス12が読取終了位置PEから読取開始位置PS側に移動される。
第1スキャン機能を使用するスキャンジョブでは、1ファイルとして扱われる複数枚の原稿Dの画像データが得られるまで、読取デバイス12による待機位置WPがホームポジションHPと一致することを確認するためのHP確認処理が行われずに、読取デバイス12による原稿Dの読み取りが繰り返される。これにより、読取処理速度を向上させることができる。
原稿Dの読み取り後、読取デバイス12が読取終了位置PEから待機位置WPまで移動する間にADF8が開かれた場合、ユーザが次の読取対象の原稿Dをコンタクトガラス9に支持させることが予想される。そこで、第2スキャン機能を使用するスキャンジョブまたはコピージョブであっても、読取デバイス12が読取終了位置PEから待機位置WPまで移動する間にADF8が開かれた場合、HP確認処理が行われない。これにより、次の原稿Dの読み取りを速やかに開始させることができる。
一方、第2スキャン機能を使用するスキャンジョブにおいて、ADF8が開かれずに読取デバイス12が待機位置WPまで移動した場合には、HP確認処理が行われて、待機位置WPがホームポジションHPと一致することが確認される。
よって、第1スキャン機能および第2スキャン機能の異なる機能ごとに複数枚の原稿Dを連続して読み取るかの判断が行われることで、待機位置WPがホームポジションHPと一致することの確認、つまりHP確認処理を適切に行うことができる。
第1スキャン機能および第2スキャン機能の異なる機能ごとに複数枚の原稿Dを連続して読み取るかの判断が行われて、待機位置WPがホームポジションHPと一致することの確認が適切に行われるので、待機位置WPがホームポジションHPと一致することの確認のために、原稿Dのプレスキャンにより作成されるプレビュー画像が必要とならない。すなわち、原稿Dのプレスキャンを行わなくても、待機位置WPがホームポジションHPと一致することの確認を行うことができる。この構成もまた、読取処理速度の向上につながる。
また、単一のFB原稿読取処理のフローにより、第1スキャン機能および第2スキャン機能の異なる機能ごとに複数枚の原稿Dを連続して読み取るかの判断が行われることで、HP確認処理を適切に行うことができる。
第1スキャン機能を使用するスキャンジョブおよび第2スキャン機能を使用するコピージョブにかかわらず、1枚の原稿Dの読み取りが終了し、読取デバイス12が待機位置WPに戻ると、HP確認スキップカウンタの値がインクリメントされる。HP確認スキップカウンタの値は、HP確認処理が行われるとゼロにリセットされる。HP確認処理が行われないまま、HP確認スキップカウンタの値が所定値を超えると、読取デバイス12が待機位置WPに戻る前にADF8が開位置に開かれた場合であっても、HP確認処理が行われて、待機位置WPがホームポジションHPと一致することが確認される。これにより、待機位置WPがホームポジションHPからずれた状態で原稿Dの読み取りが行われることを抑制できる。
また、ADF原稿読取処理の終了後には、HP確認処理が実行される。そのため、ADF原稿読取処理が実行されて、多数枚の原稿Dが連続して読み取られても、次のADF原稿読取処理の実行時には、待機位置WPがホームポジションHPからずれた状態で原稿Dの読み取りが行われることを抑制できる。
さらに、原稿Dの読取開始後、キャンセルキー106の押下によるキャンセル指示がASIC41に入力された場合にも、HP確認処理が実行される。原稿Dの読み取りが中止された場合には、次の原稿Dの読取開始までに時間があるので、HP確認処理が実行されることにより、待機位置WPがホームポジションHPからずれた状態で原稿Dの読み取りが行われることを抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、第1スキャン機能の一例としてスキャンジョブ、第2スキャン機能の一例としてコピージョブを用いて説明したがこれに限らず、第1スキャン機能としてコピージョブ、第2スキャン機能としてスキャンジョブを用いてもよい。この場合、図11(A)のような「次原稿がありますか?」といったメッセージ画面を表示する工程を含む機能を第1スキャン機能、含まない機能を第2スキャン機能としてもよい。
第1スキャン機能を使用するスキャンジョブでは、1ファイルとして扱われる複数枚の原稿Dの画像データが得られた後、最後にHP確認処理が実行されてからの原稿Dの読取回数にかかわらず、HP確認処理が実行されてもよい。
また、第1スキャン機能を使用するスキャンジョブにおいて、1ファイルとして扱われる複数枚の原稿Dの画像データが得られるまでHP確認処理がスキップされる構成を取り上げた。しかしながら、その構成に限らず、たとえば、ユーザが1ファイルとして扱われる複数枚の原稿Dの画像データが得られるまでHP確認処理をスキップするか否かを設定することができ、スキップする設定である場合に、1ファイルとして扱われる複数枚の原稿Dの画像データが得られるまでHP確認処理がスキップされてもよい。
また、前述の実施形態では、CPU44が各処理を実行する場合について説明した。しかしながら、ASIC41が複数のCPUを備え、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
3:画像読取装置
8:ADF
9:コンタクトガラス
12:読取デバイス
44:CPU
45:ADF搬送部
46:操作パネル
D:原稿
HP:ホームポジション
WP:待機位置

Claims (8)

  1. 原稿を支持する原稿台と、
    前記原稿台に対して開閉可能なカバーと、
    前記カバーの開閉を検出する検出部と、
    前記原稿台に支持される原稿を読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた複数の原稿の画像データを1ファイルとして扱うことが可能な第1スキャン機能と、前記読取部により読み取られた1つの原稿の画像データを1ファイルとして扱う第2スキャン機能との一方を選択する操作を受け付ける操作部と、
    制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記読取部を制御して、前記読取部を読取開始位置から読取終了位置まで移動させながら、前記読取部により原稿を読み取らせる読取処理と、
    前記読取処理の終了後、前記読取部を制御して、前記読取部を前記読取開始位置に対して前記読取終了位置側と反対側の待機位置まで移動させる移動処理と、
    前記移動処理の終了後、前記読取部を制御して、前記読取部に前記待機位置が正規の位置と一致することを確認するための動作を行わせる確認処理と
    を実行可能であり、
    前記操作部に前記第1スキャン機能を選択する操作を受け付けた場合、1ファイルとして扱われる複数の原稿の画像データが得られるまで、前記確認処理を実行することなく前記読取処理および前記移動処理を繰り返し実行し、
    前記操作部に前記第2スキャン機能を選択する操作を受け付けた場合、前記読取処理の実行後に前記移動処理を実行し、前記読取部が前記待機位置に到着する前に前記検出部により前記カバーの開が検出された場合、前記確認処理を実行せず、前記読取部が前記待機位置に到着する前に前記検出部により前記カバーの開が検出されない場合、前記確認処理を実行する、画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記操作部に前記第1スキャン機能を選択する操作を受け付けた場合、1ファイルとして扱われる複数の原稿の画像データが得られた後、前記読取部が前記待機位置に到着する前に前記検出部により前記カバーの開が検出された場合、前記確認処理を実行せず、前記読取部が前記待機位置に到着する前に前記検出部により前記カバーの開が検出されない場合、前記確認処理を実行する、画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記操作部に前記第1スキャン機能を選択する操作を受け付けた場合、前記読取処理の開始後、次の読取対象の原稿があることを指示する指示操作を前記操作部に受付可能とし、
    前記読取処理の開始から、前記操作部に前記指示操作を受け付けた複数の原稿の画像データを1ファイルとして扱う、画像読取装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記確認処理が最後に行われてから前記読取処理が行われた回数を計数する計数処理を実行し、
    前記読取部が前記待機位置に到着する前に前記検出部により前記カバーの開が検出された場合であっても、前記計数処理で計数される回数が所定回数に達した場合には、前記確認処理を実行する、画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置であって、
    前記計数処理は、前記操作部に前記第1スキャン機能を選択する操作を受け付けた場合、1ファイルとして扱われる原稿の数を前記読取処理が行われた回数として計数し、
    前記制御部は、
    1ファイルとして扱われる複数の原稿の画像データが得られた後、前記計数処理で計数される回数が所定回数に達した場合に前記確認処理を実行し、前記計数処理で計数される回数が所定枚数を超えない場合に前記確認処理を実行しない、画像読取装置。
  6. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記操作部に前記第1スキャン機能を選択する操作を受け付けた場合、1ファイルとして扱われる複数の原稿の画像データが得られた後、前記確認処理を実行する、画像読取装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記カバーの開閉なく複数枚の原稿を1枚ずつ前記原稿台上を通過させることが可能な原稿供給部をさらに備え、
    前記読取処理は、前記カバーが開かれて前記原稿台に支持された原稿を読み取る処理であり、
    前記制御部は、
    前記原稿供給部および前記読取部を制御して、前記原稿台上を通過する原稿を前記読取部によって読み取る供給読取処理を実行し、
    前記供給読取処理の終了後、前記確認処理を実行する、画像読取装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記読取処理を中断した場合、前記確認処理を実行する、画像読取装置。
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