JP5380400B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、原稿台に載置された原稿の画像を読み取って、記録媒体上に読取画像を形成する画像形成装置に関するものである。
原稿の画像を読み取って記録媒体に形成する画像形成装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この画像形成装置では、原稿台(例えばコンタクトガラス)に原稿を載置した後、原稿サイズを検知するとともに、原稿の画像を読み取って画像領域を認識する。そして、認識した画像領域よりも大きく、かつ、検知した原稿サイズよりも小さいサイズの記録媒体を選択し、その記録媒体に読取画像を等倍で形成する。これにより、記録媒体の余白部分を少なくして紙資源の有効利用を図っている。また、記録媒体の余白部分を少なくするにあたり、読取画像を縮小しないで記録媒体に形成するので、読取画像が見難くなることもない。
以下での説明の便宜上、装置の電源ON状態、および、装置がスリープモード(省電力モード)から画像形成が可能な通常モードに復帰した状態を、装置の稼働状態と称し、装置の電源OFF状態、および、装置がスリープモードにある状態を、装置の非稼働状態と称することとする。
装置の稼働状態では、各機能ブロックに電力が供給されており、原稿台に原稿を載置すると、その原稿のサイズをセンサによって検知することが可能であるので、原稿サイズ検知後に記録媒体を選択して、読取画像を記録媒体に形成することができる。
これに対して、装置の非稼働状態においては、各機能ブロックの全部または一部への電力供給がOFFされており、原稿台に原稿を載置しても、センサによる原稿のサイズ検知が行われない。そのため、原稿を載置した後に装置を稼働状態にして、載置原稿のコピー動作が指示された場合には、原稿サイズが不確定の状態で上記原稿の画像が読み取られ、読取画像が記録媒体に形成されることになる。
ここで、装置が備える複数段の給紙トレイのうち、例えば最上段の給紙トレイに収容された記録媒体のサイズを優先サイズとして設定しておくと、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始された場合でも、予め設定された優先サイズの記録媒体に画像を形成することができる。しかし、原稿サイズとは無関係に優先サイズの記録媒体に画像を形成することは、以下の点で望ましくはない。
例えば、A4サイズが優先サイズとして設定されているものとする。原稿サイズがA4サイズよりも小さいB5サイズであると、記録媒体全体の領域に対して画像領域の割合は小さくなり、余白部分が多くなって紙資源が無駄になる場合がある。逆に、原稿サイズがA4サイズよりも大きいA3であると、記録媒体から画像がはみ出す場合がある。
したがって、これらの不都合を回避するためには、原稿のサイズと、画像が記録される記録媒体のサイズとが一致していることが望ましい。そのためには、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始されたときでも、何らかの手法で原稿サイズを確定する必要がある。
また、特許文献1では、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始された場合には、画像領域を認識した後、表示部にて記録媒体のサイズをユーザに指定させる構成も開示されている(特許文献1の段落〔0036〕〜〔0039〕、図7参照)。しかし、特許文献1の構成では、常にユーザによる記録媒体のサイズの指定および入力を要求しており、ユーザの操作負担が増大するとともに利便性が低下する。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始された場合でも、原稿サイズを考慮しない画像形成を回避するとともに(原稿サイズと異なるサイズの記録媒体に画像が形成される事態を回避するとともに)、ユーザの操作負担を軽減して利便性を向上させることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、原稿台に載置された原稿の画像を読み取る画像読取部を備え、前記画像読取部にて読み取った画像を記録媒体上に形成する画像形成装置であって、前記画像読取部での読取結果に基づいて、前記原稿の中で画像が存在する画像領域を認識する画像領域認識部と、前記原稿のサイズの候補を表示するとともに、表示した候補の中から前記原稿のサイズの指定を受け付ける表示部と、前記原稿のサイズが不確定の状態で前記画像読取部による画像の読取が開始されたときに、前記画像領域が収まる最小のサイズを仮原稿サイズとして決定した後、前記仮原稿サイズの全領域に対する前記画像領域の割合に基づいて、前記仮原稿サイズが前記原稿のサイズとして正しいか否かを判断し、その判断結果に基づいて、前記仮原稿サイズまたは前記表示部にて指定されたサイズを前記原稿のサイズとして確定する原稿サイズ確定部とを備え、前記原稿のサイズが不確定の状態で前記画像読取部による画像の読取が開始されたときに、前記原稿サイズ確定部にて確定された前記原稿のサイズと同じサイズの記録媒体上に読取画像を形成することを特徴としている。
上記の構成によれば、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始されたときでも、原稿サイズ確定部が載置原稿のサイズを確定し、その確定された原稿サイズと同じサイズの記録媒体上に読取画像が形成されるので、原稿サイズが不確定のまま、原稿サイズと異なるサイズの記録媒体に画像が形成される事態を回避することができる。
また、原稿サイズ確定部は、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始されたときに、仮原稿サイズの全領域に対する画像領域の割合に基づき、例えば、仮原稿サイズが原稿サイズとして正しいと判断した場合には、その仮原稿サイズを正しい原稿サイズとして確定することができる。したがって、この場合には、ユーザによる原稿サイズの表示部での指定が不要となる。一方、仮原稿サイズが原稿サイズとして正しくないと判断した場合には、表示部での指定サイズを原稿サイズとして確定することにより、最終的に正しい原稿サイズを確定することができる。
このように、本発明によれば、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始されたときに、原稿サイズを確定するにあたり、常に、ユーザによるサイズ指定が要求されるわけではないので、ユーザの操作負担を軽減して利便性を向上させることができる。
本発明の画像形成装置において、前記原稿サイズ確定部は、前記割合が所定値以上の場合には、前記仮原稿サイズが前記原稿のサイズとして正しいと判断し、前記仮原稿サイズを前記原稿のサイズとして確定する一方、前記割合が所定値未満の場合には、前記仮原稿サイズが前記原稿のサイズとして正しくないと判断し、前記表示部にて指定されたサイズを前記原稿のサイズとして確定してもよい。
この構成では、仮原稿サイズの全領域に対する画像領域の割合が所定値以上か所定値未満かで、原稿サイズの確定の仕方が異なり、常に、ユーザによる原稿サイズの指定、入力が要求されるわけではないので、ユーザの操作負担を確実に軽減して、利便性を確実に向上させることができる。また、上記の割合と所定値との簡単な比較によって、仮原稿サイズが原稿サイズとして正しいか否かの判断を行うので、その判断を容易にかつ迅速に行うことができる。
本発明の画像形成装置は、前記仮原稿サイズまたは前記表示部にて指定された原稿のサイズに対応する記録媒体を用いて画像を形成した結果を示すプレビュー表示を、前記記録媒体への画像形成前に前記表示部に実行させるか否かを設定するための入力部をさらに備えていてもよい。
この場合、ユーザは、入力部での設定入力によって、表示部にてプレビュー表示を実行するか否かを自由に設定することができる。また、プレビュー表示の実行が設定されている場合には、ユーザは、仮原稿サイズまたは表示部にて指定したサイズが原稿サイズとして正しいか否かをプレビュー表示で確認することができる。一方、プレビュー表示の実行が設定されていない場合には、ユーザによるプレビュー表示での原稿サイズの確認なしで、読取画像を記録媒体に形成させることができ、画像の読取終了後、迅速に画像形成を行うことができる。
本発明の画像形成装置において、前記表示部は、前記プレビュー表示を行う場合に、他の原稿サイズの候補を併せて表示して、該他の原稿サイズの選択入力を受け付けてもよい。
この場合、ユーザは、プレビュー表示にて、仮原稿サイズまたは指定したサイズが原稿サイズとして正しくないと判断した場合に、表示部にて他の原稿サイズを選択することができる。
本発明の画像形成装置において、前記表示部は、前記他の原稿サイズの選択入力を受け付けたときに、入力された前記他の原稿サイズのプレビュー表示を行ってもよい。
この場合、ユーザは、他の原稿サイズのプレビュー表示によって、入力した他の原稿サイズが正しいか否かを判断することができる。
本発明の画像形成装置は、前記記録媒体の優先サイズを指定する優先サイズ指定部をさらに備え、前記原稿サイズ確定部は、前記仮原稿サイズとして複数の候補が存在する場合に、前記複数の候補の中で前記優先サイズと一致するサイズがある場合は、前記優先サイズと一致するサイズを前記原稿のサイズとして確定する一方、前記優先サイズと一致するサイズがない場合は、前記表示部にて指定されたサイズを前記原稿のサイズとして確定してもよい。
この構成では、画像領域が収まる最小の仮原稿サイズの候補が複数存在したときでも、優先サイズと一致するサイズ、または表示部での指定サイズが原稿サイズとして確定されるので、唯一の原稿サイズを確定することができる。
本発明の画像形成装置において、前記表示部は、前記仮原稿サイズとして複数の候補が存在し、前記複数の候補の中で前記優先サイズと一致するサイズがない場合に、前記複数の候補のそれぞれについての、対応する記録媒体を用いて画像を形成した結果を示すプレビュー表示を、同時に行ってもよい。
このように、仮原稿サイズとしての複数の候補(サイズ)のそれぞれについてのプレビュー表示を同時に行うことにより、ユーザはどのサイズが正しいか(適切か)を一目で容易に判断することができ、正しい(適切な)サイズを指定することができる。
本発明の画像形成装置において、前記画像読取部は、前記原稿のサイズが不確定の状態では、最大の原稿サイズで画像を読み取り、該画像形成装置は、前記仮原稿サイズまたは前記表示部にて指定されたサイズに読取画像を切り出し、前記記録媒体上に切り出した画像を形成してもよい。
原稿サイズが不確定の状態では、最大の原稿サイズで画像が読み取られるので、その後、どのような原稿サイズに確定されても、読取画像のうちの必要な部分(載置された原稿の画像の部分)だけを切り出すことができる。そして、仮原稿サイズまたは表示部にて指定されたサイズに読取画像を切り出して、切り出した画像を記録媒体に形成するので、必要な画像のみを記録媒体に形成することができる。
本発明の画像形成装置は、前記原稿台に載置された原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知部をさらに備え、前記原稿サイズ確定部は、前記画像読取部による画像の読取開始時点で、前記表示部にて前記原稿のサイズの指定がなく、かつ、前記原稿サイズ検知部にて前記原稿のサイズが検知されていない場合に、前記原稿のサイズが不確定であると判断してもよい。
この構成では、原稿サイズ確定部は、原稿サイズが不確定であるか否かの判断を、容易にかつ確実に行うことができる。
本発明の画像形成装置は、前記画像読取部にて読み取った画像を等倍で前記記録媒体上に形成してもよい。
この場合、読取画像を等倍で記録媒体上に形成する構成において、上述した本発明の効果を得ることができる。
本発明によれば、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始されたときでも、原稿サイズ確定部にて確定された原稿サイズと同じサイズの記録媒体上に読取画像が形成されるので、原稿サイズが不確定のまま、原稿サイズと異なるサイズの記録媒体に画像が形成される事態を回避することができる。また、原稿サイズ確定部は、仮原稿サイズの全領域に対する画像領域の割合に基づいて、仮原稿サイズが原稿サイズとして正しいか否かを判断し、その判断結果に基づいて原稿サイズを確定するので、上記判断結果によっては仮原稿サイズを原稿サイズとして確定する場合があり、常に、ユーザによるサイズ指定が要求されるわけではない。その結果、ユーザの操作負担を軽減して利便性を向上させることができる。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。まず、本発明の画像形成装置の概略について説明する。
(画像形成装置の概略)
図1は、電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成装置としての複写機100の概略の構成を模式的に示す正面視での断面図である。複写機100は、画像読取装置1と、原稿搬送部2とを有している。
図1は、電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成装置としての複写機100の概略の構成を模式的に示す正面視での断面図である。複写機100は、画像読取装置1と、原稿搬送部2とを有している。
なお、以下での説明の便宜上、画像読取装置1の後述する第1移動枠131(図2参照)の画像読取時の移動方向を副走査方向と称し、原稿台としての載置読取用コンタクトガラス12に平行な面内で副走査方向に垂直な方向を主走査方向と称する。なお、主走査方向は、画像読取装置1によって原稿の画像が読み取られる1ラインに平行な方向とも言える。
画像読取装置1は、原稿搬送部2によって搬送されて搬送読取用コンタクトガラス11上を通過する原稿の画像、または、載置読取用コンタクトガラス12に載置された原稿の画像を読み取る。この画像読取装置1は、原稿搬送部2によって搬送される原稿の画像読取時には、光源6(図2参照)を有する第1移動枠131を読取位置に移動させ、その読取位置で搬送読取用コンタクトガラス11を介して原稿に光を照射し、原稿からの反射光をイメージセンサ15(図2参照)で受光することにより、上記原稿の画像を主走査方向の1ラインごとに読み取る。また、画像読取装置1は、載置読取用コンタクトガラス12に載置された原稿の画像読取時には、第1移動枠131を副走査方向に移動させながら載置読取用コンタクトガラス12を介して原稿に光を照射し、原稿からの反射光をイメージセンサ15で受光することにより、上記原稿の画像を読み取る。なお、画像読取装置1の詳細については後述する。
原稿搬送部2は、搬送読取用コンタクトガラス11上に読取原稿を1枚ずつ自動的に連続して搬送する原稿搬送装置であり、画像読取装置1の上方に設けられている。この原稿搬送部2は、複写機背面側に水平に位置する回動軸(図示せず)を中心に回動可能に設けられており、画像読取装置1の原稿台(載置読取用コンタクトガラス12)に原稿を載置する際に上下方向に開閉する上面カバーを構成している。また、載置読取用コンタクトガラス12に載置されるブック原稿の画像を読み取る場合、原稿搬送部2はブック原稿を上から押さえる原稿押さえ部としても機能する。なお、原稿搬送部2の代わりに、原稿押さえ部としてのみ機能する上面カバーが設けられてもよい。
また、複写機100は、画像読取装置1の正面側に操作パネル3を有している。操作パネル3は、複写機100の設定用のキーを表示しつつ使用者の入力を受け付ける、タッチパネルを含む液晶表示部30と、コピー部数等の数字入力を行うためのテンキー部31と、印刷開始を指示入力するためのスタートキー32とを有している。
また、液晶表示部30は、載置読取用コンタクトガラス12上に載置された原稿のサイズの候補を表示するとともに、表示した候補の中から原稿のサイズの指定を受け付ける表示部としても機能している。上記原稿のサイズの候補としては、例えば、A4横(横置き)、B4縦(縦置き)等のサイズを挙げることができる。ユーザが液晶表示部30で表示された原稿サイズのボタンを押圧すると、通常は(拡大、縮小の指定がない限り)その原稿サイズと同じサイズの用紙が読取画像を形成する記録媒体として指定されることになる。なお、液晶表示部30は、ジャムや用紙切れ等のエラー等の複写機100の状態も表示することができる。
また、複写機100は、給紙部4A、搬送路4B、画像形成部5A、中間転写部5B、定着部5C等を備えており、画像読取装置1で読み取られた画像を記録媒体上に形成する。なお、複写機100は、外部から送信される画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成することもできる。
給紙部4Aは、複写機100の本体内に複数設けられており、それぞれ、各サイズ(例えば、A4、B4等のA型、B型用紙等)、各種用紙(例えば、コピー用紙、再生紙、厚紙、OHPシート等)を記録媒体として複数枚収容している。各給紙部4Aは、それぞれ回転駆動する給紙ローラ41を備え、印刷時、1枚ずつ搬送路4Bに用紙を送り込む。
搬送路4Bは、装置内で用紙を搬送する通路である。そして、搬送路4Bには、用紙の案内のためのガイド板や、用紙搬送時に回転駆動する搬送ローラ対42(図1おいて、上方から42A、42B、42Cの計3つ)や、搬送される用紙を画像形成部5Aの手前で待機させ、形成されたトナー像の転写タイミングに合わせて用紙を送り出すレジストローラ対43等が設けられる。また、定着完了後の用紙を排出トレイ44に排出する排出ローラ対45も設けられる。
画像形成部5Aは、複数の画像形成ユニット50(ブラック用の50Bk、イエロー用の50Y、シアン用の50C、マゼンタ用の50M)と露光装置51を含む。露光装置51は、画像読取装置1で読み取られた画像の画像データ等に基づき、レーザ光を点消灯しつつ出力し、各感光体ドラムを走査露光する。画像形成ユニット50は、回転駆動可能に支持された感光体ドラムや、感光体ドラムの周囲に配設された帯電装置、現像装置、清掃装置等を備える。そして、各画像形成ユニット50と露光装置51によって、感光体ドラムの周面上にトナー像が形成される。
中間転写部5Bは、各画像形成ユニット50からトナー像の1次転写を受け、用紙に2次転写を行う。中間転写部5Bは、各1次転写ローラ52Bk〜52M、中間転写ベルト53、駆動ローラ54、複数の従動ローラ55、2次転写ローラ56、ベルト清掃装置57等で構成される。各1次転写ローラ52Bk〜52Mは、対応する感光体ドラムとで無端状の中間転写ベルト53を挟み込む。各1次転写ローラ52Bk〜52Mには、転写用電圧が印加され、トナー像は中間転写ベルト53に転写される。
中間転写ベルト53は、駆動ローラ54等に張架され、モータ等の駆動機構(不図示)に接続される駆動ローラ54の回転駆動により周回する。駆動ローラ54は、2次転写ローラ56とで中間転写ベルト53を挟み込む。各画像形成ユニット50で形成されたトナー像(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色)は、順次、ずれなく重畳して中間転写ベルト53に1次転写された後、所定の電圧を印加された2次転写ローラ56により、用紙に転写される。
定着部5Cは、用紙に転写されたトナー像を定着させる。定着部5Cは、主として、発熱体を内蔵する加熱ローラ58とこれに圧接する加圧ローラ59からなる。用紙が、加熱ローラ58と加圧ローラ59との間に形成されるニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。定着部5Cから排出される用紙は、排出トレイ44に送られる。
以上のことから、給紙部4A、搬送路4B、画像形成部5A、中間転写部5Bおよび定着部5Cは、画像読取装置1で読み取られた画像を記録媒体上に形成する画像出力部を構成していると言える。
(画像読取装置の詳細)
次に、上記した画像読取装置1の詳細について説明する。図2は、画像読取装置1の詳細な構成を示す正面視での断面図である。画像読取装置1は、箱形の筐体を有する。そして、画像読取装置1の上面で中央よりも左側には、主走査方向に細長い透明板状の搬送読取用コンタクトガラス11が配される。また、画像読取装置1の上面中央には、搬送読取用コンタクトガラス11よりも副走査方向に幅広の透明板状の載置読取用コンタクトガラス12が配される。書籍等の原稿を1頁ずつ読み取る場合、上面カバーとしての原稿搬送部2を持ち上げ、読取面を下向きにして、載置読取用コンタクトガラス12上に原稿が載置される。
次に、上記した画像読取装置1の詳細について説明する。図2は、画像読取装置1の詳細な構成を示す正面視での断面図である。画像読取装置1は、箱形の筐体を有する。そして、画像読取装置1の上面で中央よりも左側には、主走査方向に細長い透明板状の搬送読取用コンタクトガラス11が配される。また、画像読取装置1の上面中央には、搬送読取用コンタクトガラス11よりも副走査方向に幅広の透明板状の載置読取用コンタクトガラス12が配される。書籍等の原稿を1頁ずつ読み取る場合、上面カバーとしての原稿搬送部2を持ち上げ、読取面を下向きにして、載置読取用コンタクトガラス12上に原稿が載置される。
画像読取装置1の筐体内には、第1移動枠131(キャリッジ)、第2移動枠132、ワイヤ133、巻取ドラム134、レンズ14およびイメージセンサ15等が配される。第1移動枠131は、光源6および第1ミラー161を保持する枠である。光源6は、原稿に光を照射するものであり、例えば複数のLEDが主走査方向に並んで構成されている。
第2移動枠132は、第2ミラー162および第3ミラー163を保持する枠である。第1移動枠131および第2移動枠132は、複数本のワイヤ133を介して巻取ドラム134に接続されている。巻取モータ13M(図5参照)によって巻取ドラム134が正逆回転することにより、第1移動枠131および第2移動枠132は個別に副走査方向に自在に移動する。レンズ14は、第1移動枠131および第2移動枠132の各ミラーを介して入射する光を集光してイメージセンサ15に導く。
イメージセンサ15は、光源6から出射されて原稿で反射された光を受光することにより、原稿の画像を主走査方向の1ラインごとに読み取り、画像データを生成する。このイメージセンサ15は、例えば、複数の受光素子(例えばCCD)をR(赤)、G(緑)、B(青)の各色ごとに主走査方向にライン状に並べたラインセンサで構成されている。
上記の構成において、原稿搬送部2により搬送される原稿の画像を読み取る場合、巻取モータ13Mの駆動により、第1移動枠131は、ホームポジション(HP)から搬送読取用コンタクトガラス11の下方位置に移動し、その位置で光源6が点灯する。なお、上記のホームポジションは、例えば、搬送読取用コンタクトガラス11と載置読取用コンタクトガラス12との間の下方位置である。また、第1移動枠131の移動に伴って第2移動枠132も副走査方向に移動する。
光源6が点灯すると、搬送読取用コンタクトガラス11を介して原稿に光が照射される。原稿からの反射光は、搬送読取用コンタクトガラス11を介して第1ミラー161に入射し、そこで反射された後、第2ミラー162および第3ミラー163で順に反射され、レンズ14を介してイメージセンサ15に入射する。イメージセンサ15は、反射光を画像濃度に応じたアナログの電気信号に変換して画像データを生成し、原稿の主走査方向1ラインの画像を読み取る。原稿を搬送しながらこのような動作を連続して行うことにより、原稿の主走査方向の1ラインごとの画像の読取が副走査方向に連続して行われ、1枚の原稿が読み取られる。
一方、載置読取用コンタクトガラス12上に載置された原稿の画像を読み取る場合、巻取モータ13Mの駆動により、第1移動枠131および第2移動枠132は、光源6を点灯させたまま、載置読取用コンタクトガラス12の下方を副走査方向に移動する。原稿の読取位置を副走査方向の一端側から他端側にかけて移動させながら、原稿からの反射光をイメージセンサ15で受光することにより、原稿の画像全体が読み取られる。
以上のことから、少なくとも、光源6、第1移動枠131、第2移動枠132、巻取モータ13M、巻取ドラム134、イメージセンサ15で、原稿の画像を読み取る画像読取部101(図5参照)が構成されていると言える。
(複写機のハードウェア構成)
次に、複写機100のハードウェア構成について説明する。図3は、複写機100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
次に、複写機100のハードウェア構成について説明する。図3は、複写機100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
複写機100の本体制御部8には、中央演算処理装置としてのCPU81と、記憶部82とが設けられている。記憶部82は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard disk drive)、フラッシュROM等の、不揮発性および揮発性のメモリで構成されている。なお、記憶部82は、本体制御部8の外部に設けられていてもよい。
記憶部82は、複写機100を制御するためのプログラム、データ等を記憶する。本体制御部8は、記憶部82のプログラムやデータを利用して、各部を制御し、印刷を行わせる。なお、本体制御部8は、全体制御や通信制御や画像処理を行うメイン制御部、画像形成や各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。ここでは、これらの制御部をまとめた形態で示して説明する。
また、本体制御部8には、画像処理部83が設けられる。画像処理部83は、ASICやメモリ等で構成され、濃度変換処理や、拡大縮小処理や、回転処理や、画像データの圧縮、伸張処理などの各種画像処理を行う。なお、画像処理部83は、その他、公知となっている画像処理(例えば、枠消し処理)等を行うこともできる。
また、本体制御部8は、給紙部4A、搬送路4B、画像形成部5A、中間転写部5B、定着部5C、操作パネル3等と接続され、用紙搬送やトナー像形成等、各部の動作制御を行う。そして、操作パネル3での設定やコピー実行指示は、本体制御部8に伝達される。本体制御部8は、画像読取装置1および原稿搬送部2とも接続され、コピー実行時等、画像読取装置1および原稿搬送部2に対して動作指示を与える。そして、本体制御部8はコピー時、原稿の画像データを受け取り、画像データに基づき、印刷を行わせる(コピー)。
また、本体制御部8は、画像読取部101での読取結果に基づいて、原稿台に載置された原稿の中で画像が存在する画像領域を認識する画像領域認識部としても機能している。ここで、図4は、原稿Pの画像領域Rを模式的に示している。画像読取部101で読み取ったRGBの各画像データが、各画素ごとに例えば8ビットで0〜255で表わされるときに、RGBの各画像データが255である画素を白画素とし、RGBの各画像データが0である画素を黒画素とする。本体制御部8は、RGBの全ての画像データが閾値(例えば230)以上である画素は、白画素に近く、画像Sを構成しない画素であると判断する一方、RGBの少なくともいずれかの画像データが閾値未満である画素は、RGBの少なくともいずれかの色を有する画素であって、画像Sを構成する画素であると判断する。
本体制御部8は、このようにして画像Sを構成する画素を認識することによって、画像Sが存在する画像領域を認識することができるが、ここでは、画像Sがぎりぎりのサイズで記録媒体に形成されるのを回避するために、画像Sよりも一回り大きい領域Rを、画像Sが存在する画像領域として考える。なお、画像領域Rは、画像Sの外周部を外側に数画素分(例えば10画素分)広げた領域に相当する。このようにして、本体制御部8は、画像読取部101で読み取ったRGBの各画像データに基づいて、画像領域Rを決定し、認識することになる。
また、本体制御部8は、載置された原稿のサイズが不確定の状態で画像読取部101による画像の読取が開始されたときに、上記の画像領域Rが収まる最小のサイズを仮原稿サイズとして決定した後、仮原稿サイズの全領域に対する画像領域Rの割合(面積比)に基づいて、仮原稿サイズが原稿サイズとして正しいか否かを判断し、その判断結果に基づいて、仮原稿サイズまたは液晶表示部30にて指定されたサイズを原稿サイズとして確定する原稿サイズ確定部としても機能している。
なお、原稿サイズが不確定の状態とは、画像読取部101による画像の読取開始時点で、液晶表示部30にて原稿サイズが指定されておらず、かつ、後述する原稿サイズ検知部19(図5、図6参照)によって原稿サイズが検知できていない状態を指す。例えば、装置が電源OFF状態やスリープモード(省電力モード)の状態にあるときに、原稿台に原稿が載置され、上面カバー(原稿搬送部2)を閉じた後、装置が電源ON状態となったり、スリープモードから通常モードに復帰した場合に、液晶表示部30にてサイズ指定がされていない場合には、原稿サイズが不確定となる。また、装置の電源OFF状態およびスリープモードにおいては、少なくとも一部への機能ブロック(例えば原稿サイズ検知部19)への電力供給がOFFされるので、原稿台に原稿が載置されても、原稿サイズ検知部19によるサイズ検知が行われず、この場合も原稿サイズが不確定となる。
このように、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始されたときには、本体制御部8は、具体的には、以下の手法で原稿サイズを確定する。例えば、本体制御部8は、上記の割合が所定値(例えば40%)以上の場合には、上記の仮原稿サイズが原稿サイズとして正しいと判断し、仮原稿サイズを原稿サイズとして確定する。一方、本体制御部8は、上記の割合が所定値未満の場合には、画像領域Rが小さすぎる、あるいは、画像領域Rに画像以外のゴミ領域が含まれている可能性があり、仮原稿サイズが原稿サイズとして正しくない(または誤っている可能性が高い)と判断し、この場合は、液晶表示部30にてユーザによって指定されたサイズを原稿サイズとして確定することになる。なお、上記の所定値は、液晶表示部30での設定によって変更することが可能である。
原稿のサイズが不確定の状態で画像の読取が開始されたときには、その後、上記のようにして本体制御部8によって確定された原稿サイズと同じサイズの用紙に読取画像が形成されることになるが、その詳細については、フローチャートに基づく後述する動作説明の中で併せて説明する。
(画像読取装置のハードウェア構成)
次に、画像読取装置1を含む画像読取装置100のハードウェア構成について説明する。図5は、画像読取装置100のハードウェア構成の詳細を示すブロック図である。
次に、画像読取装置1を含む画像読取装置100のハードウェア構成について説明する。図5は、画像読取装置100のハードウェア構成の詳細を示すブロック図である。
画像読取装置100は、上記した画像読取部101と、原稿サイズ検知部19とを含んで構成されている。画像読取部101は、上記した第1移動枠131、第2移動枠132、巻取モータ13M、巻取ドラム134、光源6、イメージセンサ15に加えて、読取制御部10を含んでいる。
読取制御部10は、上述の本体制御部8や操作パネル3と通信可能に接続されており、例えば、操作パネル3のスタートキー32が押下された場合等、本体制御部8の指示を受けて、画像読取装置1の各部の動作制御や、読取で得られた画像データの本体制御部8への送信制御を行う。このような読取制御部10は、中央演算処理装置としてのCPUや、画像読取装置100の制御に必要なプログラム、データを記憶する記憶装置としてのROM、RAMを含む基板で構成されている。
読取制御部10には、巻取モータ13Mが接続されている。これにより、巻取モータ13Mの回転を制御して巻取ドラム134を回転させ、第1移動枠131および第2移動枠132を副走査方向に移動させることができる。また、読取制御部10は、光源6と接続されており、画像読取時の光源6の点灯/消灯を制御している。さらに、読取制御部10は、イメージセンサ15および原稿サイズ検知部19と通信可能に接続されており、イメージセンサ15で読み取った画像のデータを本体制御部8に送信したり、原稿サイズ検知部19での検知結果を本体制御部8に送信することができる。本体制御部8は、読取制御部10から送信される各種の情報を受けて、読取画像の記録媒体への形成を制御することになる。
なお、読取制御部10の機能を本体制御部8に持たせたり、逆に、本体制御部8の機能を読取制御部10に持たせることも可能である。
原稿サイズ検知部19は、装置の稼働状態(電源ON状態、スリープモードから通常モードに復帰した状態)において、原稿台に載置された原稿の副走査方向および主走査方向のサイズを検知するものである。
ここで、図6は、画像読取装置1の平面図を示している。なお、図6では、画像読取装置1の上方に位置する原稿搬送部2の図示を省略している。また、複写機100を上方からみて、載置読取用コンタクトガラス12の左上隅を基準点Pとする。使用者は、原稿の画像を読み取る面を下向きにし、載置読取用コンタクトガラス12上に、基準点Pに原稿の左上隅を合わせて原稿を載置する。すると、原稿サイズ検知部19は、副走査方向の原稿サイズについては、副走査方向において複数の予め定められた位置に配置された各検知センサ19aでの検知結果に基づいて原稿サイズを検知する。より詳細には、以下の通りである。
各検知センサ19aは、例えば、反射型光センサで構成されており、副走査方向の原稿のサイズの複数の候補のそれぞれに対応して配置されている。したがって、原稿載置時に原稿の存在を検知した検知センサ19aの数または位置に基づいて、載置された原稿の副走査方向のサイズを検知することができる。例えば、原稿載置時に基準点Pから副走査方向に1つ目、2つ目および3つ目に位置する各検知センサ19aで原稿の存在を検知し、基準点Pから4つ目に位置する検知センサ19aで原稿の存在を検知しなかった場合には、副走査方向の原稿サイズは、基準点Pから3つ目の検知センサ19aに対応するサイズであると判断できる。各検知センサ19aの出力は、読取制御部10(図5参照)に入力される。
一方、主走査方向の原稿サイズの検知については、原稿サイズ検知部19は、光源6の点灯時の読取結果に基づいて原稿サイズを検知する。つまり、原稿の主走査方向のサイズ(長さ)は、原稿の左端の一部(画像の読取開始付近の複数ライン)を読み取ることで検知される。したがって、主走査方向の原稿サイズを検知する際には、光源6を点灯させながら第1移動枠131および第2移動枠132を副走査方向に若干移動させる必要がある。このことから、主走査方向の原稿サイズを検知する際は、光源6を含む画像読取部101が、原稿サイズ検知部19として機能しているとも言える。
(複写機の動作について)
次に、上記構成を備えた複写機100の動作について、主に図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、ここでは、原稿台に載置された原稿のサイズが不確定の状態で印刷開始の指示を受けた場合の動作について説明する。なお、印刷開始の指示時に、原稿サイズが不確定であるかどうかは、本体制御部8が判断することができる。つまり、印刷開始の指示があった時点で、操作パネル3の液晶表示部30での原稿サイズの指定が無く、かつ、原稿サイズ検知部19による原稿サイズの検知がなされていない場合には、本体制御部8は、原稿サイズが不確定であると判断する。
次に、上記構成を備えた複写機100の動作について、主に図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、ここでは、原稿台に載置された原稿のサイズが不確定の状態で印刷開始の指示を受けた場合の動作について説明する。なお、印刷開始の指示時に、原稿サイズが不確定であるかどうかは、本体制御部8が判断することができる。つまり、印刷開始の指示があった時点で、操作パネル3の液晶表示部30での原稿サイズの指定が無く、かつ、原稿サイズ検知部19による原稿サイズの検知がなされていない場合には、本体制御部8は、原稿サイズが不確定であると判断する。
原稿サイズが不確定の状態で操作パネル3においてスタートキー32が押下され、印刷開始が指示されると(S1)、画像読取部101は、原稿サイズが不確定のため、最大の原稿サイズで画像の読取を開始する(S2)。つまり、画像読取部101は、光源6を有する第1移動枠131、および第2移動枠132を、ホームポジションから副走査方向に最大の原稿サイズに対応する読取位置まで移動させながら、原稿台に載置された原稿に光を照射するとともに、原稿からの反射光をイメージセンサ15で受光することにより、原稿の画像を読み取る。そして、本体制御部8は、画像読取部101での読取結果に基づいて、画像領域R(図4参照)を認識し(S3)、画像領域Rが収まる最小サイズを仮原稿サイズとして決定する(S4)。例えば、図8(a)は、仮原稿サイズTと画像領域Rとの関係を模式的に示している。このように、本体制御部8は、画像領域Rが収まる最小サイズの仮原稿サイズT(例えばA4横)を決定する。
次に、本体制御部8は、仮原稿サイズTの全領域に対する画像領域Rの割合に基づいて、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しいか否かを判断する(S5)。このとき、仮原稿サイズTの面積は、仮原稿サイズごとに(A4、A3ごとに)予め決まっているが、例えば仮原稿サイズを構成する画素(ドット)の数にも対応している。また、画像領域Rの面積は、画像領域Rを構成する画素の数に対応している。したがって、仮原稿サイズTを構成する画素の数と画像領域Rを構成する画素の数との割合を求めることにより、仮原稿サイズTの全領域に対する画像領域Rの割合を求めることができる。
本体制御部8は、S5にて、上記の割合が所定値α(例えば40%)以上の場合には、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しいと判断し、その仮原稿サイズTを原稿サイズとして確定する(S6)。そして、本体制御部8は、確定した原稿サイズに読取画像を切り出し(S7)、上記原稿サイズと同じサイズの用紙に切り出した読取画像を等倍で形成するように、各部(給紙部4A、搬送路4B、画像形成部5A、中間転写部5B、定着部5C)を制御する。これにより、用紙への印刷が行われ(S8)、処理が終了する。
一方、上記の割合が所定値未満の場合には(S5にてYes)、本体制御部8は、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しくないと判断する。例えば図8(b)に示すように、読取画像の画像領域Rが画像領域R1・R2からなり、画像領域R1が正規の画像S1を含み、画像領域R2がゴミとしての画像S2を含む場合、仮原稿サイズTは、これらの画像領域R1・R2が収まる最小サイズ(例えばA3横)に決定されるが、画像領域R2が存在するために、仮原稿サイズTの全領域に対する画像領域Rの割合が所定値αよりも小さくなる。したがって、この場合、本体制御部8は、このような画像領域R2の存在を疑って、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しくない(または誤っている可能性が高い)と判断する。そして、本体制御部8は、操作パネル3の液晶表示部30に対して、原稿サイズの候補を表示させる(S9)。
図9は、このときの液晶表示部30の表示画面例を示している。このように、S9では、給紙部4Aが収容している複数のサイズの用紙と同じサイズ(A4縦、A4横等)が、原稿サイズの候補として表示され、ユーザがサイズを選択、指定することが可能な状態となる。ユーザが、液晶表示部30にてサイズ(例えばA4横)を指定すると(S10)、本体制御部8は、指定されたサイズに原稿サイズを確定する(S6)。そして、S7では、確定された原稿サイズに読取画像が切り出される。つまり、画像領域Rのうち、正規の画像領域R1のみが指定サイズに切り出される(画像領域R2は除去される)。そして、S9にて、画像領域R1の画像S1のみが等倍で記録媒体に形成されることになる(S8)。
なお、仮に、画像領域R2が正規の画像を含む領域であり、画像領域R2が小さすぎるために、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しくないと判断された場合でも、ユーザが仮原稿サイズTと同じサイズ(例えばA3横)を指定することにより、その指定したサイズを原稿サイズとして確定し、確定した原稿サイズと同じサイズの記録媒体に画像を形成するようにすることも可能である。
以上のように、本実施形態では、原稿サイズが不確定の状態で画像の読取が開始されたときでも、本体制御部8が、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しいか否かの判断結果に基づいて、原稿サイズを確定する(S5、S6参照)。そして、確定された原稿サイズと同じサイズの記録媒体上に読取画像が形成される(S8参照)。したがって、原稿サイズが不確定のまま、原稿サイズと異なるサイズの記録媒体に画像が形成される事態を回避することができる。
また、本体制御部8は、仮原稿サイズTの全領域に対する画像領域の割合に基づいて、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しいか否かを判断し、その判断結果に基づいて原稿サイズを確定するので、上記の判断結果に基づいて、原稿サイズの確定方法を変えることができる。
つまり、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しいと判断した場合には、その仮原稿サイズTをそのまま正しい原稿サイズとして確定し、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しくないと判断した場合には、液晶表示部30にて指定されたサイズを原稿サイズとして確定することができる。したがって、仮原稿サイズTが原稿サイズとして正しいか否かの判断結果によっては、仮原稿サイズTが原稿サイズとして確定される場合があり、常に、ユーザによるサイズ指定が要求されるわけではないので、ユーザの操作負担を軽減して利便性を向上させることができる。
また、仮原稿サイズTを原稿サイズとして確定する場合は、ユーザによる液晶表示部30での原稿サイズの指定、入力が不要となり、原稿サイズを迅速に確定できるので、原稿サイズと同じサイズの記録媒体への画像形成を迅速に開始させることができる。一方、液晶表示部30にて指定されたサイズを原稿サイズとして確定する場合には、原稿サイズをどのサイズに確定するかの判断を最終的にユーザに委ねて、正しい原稿サイズを確定することができる。
また、本体制御部8は、上記の割合と所定値との簡単な比較によって、仮原稿サイズが原稿サイズとして正しいか否かの判断を行うので、その判断を容易にかつ迅速に行うことができる。
また、原稿サイズが不確定の状態では、最大の原稿サイズで画像が読み取られるので(S2参照)、その後、S6でどのような原稿サイズに確定されても、読取画像のうちの必要な部分(画像部分)だけを切り出すことができる。そして、確定された原稿サイズに読取画像を切り出すので(S7参照)、確定された原稿サイズと同じサイズの記録媒体上に、必要な画像のみを形成することができる。
なお、液晶表示部30が原稿サイズの候補を表示するS9のステップは、S5での判断の前であってもよいが、本実施形態のようにS5の判断の後とすることにより、S5にて仮原稿サイズが原稿サイズとして正しいと判断された場合に、液晶表示部30での表示動作が無駄となるのを回避することができる。
(プレビュー表示について)
ところで、図10は、液晶表示部30におけるプレビュー表示の設定画面を示している。同図に示すように、原稿サイズが不確定の状態で読取が開始されたときに、印刷前にプレビュー表示を行うか否かを設定できる構成となっていてもよい。このプレビュー表示とは、記録媒体への読取画像の形成前に、仮原稿サイズまたは液晶表示部30にて指定されたサイズに対応する記録媒体を用いて画像を形成した結果を示すものである。液晶表示部30の表示画面において、プレビュー表示を行う、プレビュー表示を行わない、のいずれかの表示部分を押圧して、OKボタンを押圧することにより、プレビュー表示の実行の可否を設定することができる。このように、液晶表示部30は、そのようなプレビュー表示の実行を設定するための入力部として機能しており、プレビュー表示の実行が設定されている場合のみ、プレビュー表示を行うこととなる。
ところで、図10は、液晶表示部30におけるプレビュー表示の設定画面を示している。同図に示すように、原稿サイズが不確定の状態で読取が開始されたときに、印刷前にプレビュー表示を行うか否かを設定できる構成となっていてもよい。このプレビュー表示とは、記録媒体への読取画像の形成前に、仮原稿サイズまたは液晶表示部30にて指定されたサイズに対応する記録媒体を用いて画像を形成した結果を示すものである。液晶表示部30の表示画面において、プレビュー表示を行う、プレビュー表示を行わない、のいずれかの表示部分を押圧して、OKボタンを押圧することにより、プレビュー表示の実行の可否を設定することができる。このように、液晶表示部30は、そのようなプレビュー表示の実行を設定するための入力部として機能しており、プレビュー表示の実行が設定されている場合のみ、プレビュー表示を行うこととなる。
図11は、図7のフローチャートにおいて、プレビュー表示の設定を考慮したときの動作の流れを示している。本体制御部8は、S5またはS10の後、S6にて原稿サイズを確定する前に、液晶表示部30にて、プレビュー表示の実行が設定されているか否かを判断する(S5−1)。S5−1にて、プレビュー表示の実行が設定されていない場合は、そのままS6に移行し、S6以降の動作が行われる。
一方、S5−1にて、プレビュー表示の実行が設定されている場合には、液晶表示部30は、プレビュー表示を実行するとともに、他の原稿サイズの候補を表示して、他の原稿サイズの選択入力を受け付ける(S5−2)。ここで、図12は、S5−2での液晶表示部30の表示画面例を示している。例えば、原稿サイズとして確定しようとしている仮原稿サイズがB5横である場合、液晶表示部30は、その仮原稿サイズで読取画像を表示するとともに、A4横、A4縦、B4横等、他の原稿サイズの候補も表示して、これらの選択入力を受け付ける。ユーザは、プレビュー表示されたサイズでの印刷がOKであれば、OKボタンを押圧し、他の原稿サイズでの印刷を希望する場合は、希望する他の原稿サイズの表示部分を押圧すればよい。
S5−2のプレビュー表示にて、OKボタンが押圧されると、本体制御部8は、プレビュー表示されたサイズでの印刷がOKであると判断し(S5−3でYes)、上述したS6以降の動作を行う。
一方、S5−3にて、プレビュー表示されたサイズでの印刷がOKでなく、他の原稿サイズが選択された場合は、液晶表示部30は、入力された他の原稿サイズのプレビュー表示を行うとともに、さらに他の原稿サイズの候補を表示して、他の原稿サイズの選択入力を受け付ける(S5−4)。
図13は、S5−4での液晶表示部30の表示画面例を示している。例えば、ユーザが先の原稿サイズ(B5横)では原稿サイズが小さいと判断し、原稿サイズとしてA4横を選択した場合、液晶表示部30は、その原稿サイズのプレビュー表示を行うとともに、A4縦等、他の原稿サイズの候補も表示して、これらの選択入力を受け付ける。ユーザは、プレビュー表示を見て、選択した原稿サイズでの印刷がOKであれば、OKボタンを押圧し、さらに他の原稿サイズでの印刷を希望する場合は、希望する他の原稿サイズの表示部分を押圧すればよい。そして、S5−3に戻り、ユーザの了解が得られるまで、すなわち、プレビュー表示にてユーザがOKボタンを押圧するまで、S5−3、S5−4の処理を繰り返し、最終的には、ユーザの希望する原稿サイズが確定されることになる(S6)。
以上のように、液晶表示部30は、プレビュー表示の実行を設定するための入力部として機能しているので、ユーザは、液晶表示部30での入力によって、プレビュー表示の実行の可否を自由に設定することができる。また、プレビュー表示の実行が設定されている場合には、ユーザは、原稿サイズが不確定の状態で読取が開始された場合でも、その後、仮原稿サイズまたは液晶表示部30にて指定されたサイズが原稿サイズとして正しいか否か、つまり、正しいサイズで記録媒体に読取画像が形成されるか否かを、プレビュー表示で確認することができる。一方、プレビュー表示の実行が設定されていない場合には、ユーザによるプレビュー表示での原稿サイズの確認なしで、読取画像を記録媒体に形成させることができ、画像の読取終了後、迅速に画像形成を行うことができる。
また、液晶表示部30は、プレビュー表示を行う際に、他の原稿サイズの候補も表示して、他の原稿サイズの選択入力を受け付ける(S5−2参照)。これにより、ユーザは、プレビュー表示にて、仮原稿サイズまたは液晶表示部30での指定サイズが正しくないと判断した場合でも、液晶表示部30にて他の原稿サイズを再度選択することができる。
また、液晶表示部30は、プレビュー表示された原稿サイズとは異なる他の原稿サイズの選択入力を受け付けたときに、入力された上記他の原稿サイズのプレビュー表示を改めて行う(S5−4参照)。これにより、ユーザは、上記他の原稿サイズのプレビュー表示によって、入力した他の原稿サイズが正しいか否かを判断することができる。
また、プレビュー表示にてユーザがOKボタンを押圧するまで、S5−3、S5−4の処理が繰り返されるので、ユーザは、他の原稿サイズの入力ごとに、入力した原稿サイズのプレビュー表示によって、入力した原稿サイズが正しいか否かを判断することができる。
なお、図11のフローチャートでは、原稿サイズを確定する前にプレビュー表示を行っているが、印刷前であればどの時点でプレビュー表示を行ってもよい。例えば、原稿サイズを確定した後、すなわち、S6の後(S7の後でもよい)にプレビュー表示が設定されているか否かを判断して、確定された原稿サイズ、すなわち、仮原稿サイズまたは液晶表示部30にて指定されたサイズでプレビュー表示を行い、ユーザがOKボタンを押圧したときに、プレビュー表示されたサイズで印刷を行うようにしてもよい。
(仮原稿サイズとして複数の候補が存在する場合について)
ところで、図14は、2種類の仮原稿サイズT1・T2と画像領域Rとの関係を模式的に示している。図7または図11のS4において、画像領域Rが収まる最小サイズの仮原稿サイズを決定する際に、仮原稿サイズとして2種類の候補(仮原稿サイズT1・T2)が存在する場合がある。なお、仮原稿サイズT1・T2としては、例えば面積が同一で載置方向が異なるようなサイズ(例えばB5縦とB5横)を考えることができる。
ところで、図14は、2種類の仮原稿サイズT1・T2と画像領域Rとの関係を模式的に示している。図7または図11のS4において、画像領域Rが収まる最小サイズの仮原稿サイズを決定する際に、仮原稿サイズとして2種類の候補(仮原稿サイズT1・T2)が存在する場合がある。なお、仮原稿サイズT1・T2としては、例えば面積が同一で載置方向が異なるようなサイズ(例えばB5縦とB5横)を考えることができる。
このように仮原稿サイズとして複数の候補がある場合、本体制御部8は、以下の制御を行ってもよい。すなわち、本地制御部8は、まず、優先サイズ(例えばA4横)と同じサイズの候補が存在するか否かを判断する。なお、上記の優先サイズとは、液晶表示部30にてユーザによって予め指定される、記録媒体のサイズとして優先的に使用されるサイズのことである。このとき、液晶表示部30は、優先サイズ指定部として機能する。
そして、本体制御部8は、優先サイズと同じサイズの候補がある場合には、優先サイズと同じサイズの候補を選択し、原稿サイズとして確定する一方、優先サイズと同じサイズの候補がない場合には、複数候補のうちで液晶表示部30で指定されたサイズを原稿サイズとして確定する。
図15は、このときの液晶表示部30の表示画面例を示している。仮原稿サイズの候補として、図14に示した2つの仮原稿サイズT1・T2が存在し、これらが優先サイズと一致していない場合、液晶表示部30は、2つの仮原稿サイズT1・T2に対応するプレビュー表示を同時に行うとともに、2つの仮原稿サイズT1・T2のいずれかの指定を受け付ける。このプレビュー表示により、ユーザは、仮原稿サイズT1・T2のいずれかを選択し、指定することが可能となる。仮原稿サイズT1・T2のいずれかが選択されると、その後は、図7のS6以降、または図11のS5−1以降の動作を行えばよい。
以上のように、画像領域Rが収まる最小の仮原稿サイズの候補が複数存在する場合でも、液晶表示部30にて予め指定された優先サイズと一致する仮原稿サイズ、または液晶表示部30にて指定されたサイズと同じ仮原稿サイズが原稿サイズとして確定されるので、唯一の原稿サイズを確定することができる。
また、仮原稿サイズの候補が複数存在し、その中で優先サイズと一致するサイズがない場合には、液晶表示部30にて、複数の候補に対応するプレビュー表示が同時に行われるので、ユーザはどのサイズが正しいかをプレビュー表示にて一目で容易に判断することができ、正しいサイズを指定することができる。
なお、本実施形態では、画像形成装置として複写機100を例に挙げたが、本発明は、例えば複合機やファクシミリ装置などの他の画像形成装置にも適用可能である。また、本実施形態では、タンデム式のカラーの画像形成装置について説明したが、その他、ロータリー式のカラー画像形成装置やモノクロの画像形成装置にも、本実施形態の構成を適用することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、原稿台に載置された原稿の画像を読み取って、記録媒体上に読取画像を形成する画像形成装置に利用可能である。
8 本体制御部(原稿サイズ確定部、画像領域認識部)
12 載置読取用コンタクトガラス(原稿台)
19 原稿サイズ検知部
30 液晶表示部(表示部、入力部、優先サイズ指定部)
100 複写機(画像形成装置)
101 画像読取部(画像読取部、原稿サイズ検知部)
12 載置読取用コンタクトガラス(原稿台)
19 原稿サイズ検知部
30 液晶表示部(表示部、入力部、優先サイズ指定部)
100 複写機(画像形成装置)
101 画像読取部(画像読取部、原稿サイズ検知部)
Claims (10)
- 原稿台に載置された原稿の画像を読み取る画像読取部を備え、前記画像読取部にて読み取った画像を記録媒体上に形成する画像形成装置であって、
前記画像読取部での読取結果に基づいて、前記原稿の中で画像が存在する画像領域を認識する画像領域認識部と、
前記原稿のサイズの候補を表示するとともに、表示した候補の中から前記原稿のサイズの指定を受け付ける表示部と、
前記原稿のサイズが不確定の状態で前記画像読取部による画像の読取が開始されたときに、前記画像領域が収まる最小のサイズを仮原稿サイズとして決定した後、前記仮原稿サイズの全領域に対する前記画像領域の割合に基づいて、前記仮原稿サイズが前記原稿のサイズとして正しいか否かを判断し、その判断結果に基づいて、前記仮原稿サイズまたは前記表示部にて指定されたサイズを前記原稿のサイズとして確定する原稿サイズ確定部とを備え、
前記原稿のサイズが不確定の状態で前記画像読取部による画像の読取が開始されたときに、前記原稿サイズ確定部にて確定された前記原稿のサイズと同じサイズの記録媒体上に読取画像を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 前記原稿サイズ確定部は、前記割合が所定値以上の場合には、前記仮原稿サイズが前記原稿のサイズとして正しいと判断し、前記仮原稿サイズを前記原稿のサイズとして確定する一方、前記割合が所定値未満の場合には、前記仮原稿サイズが前記原稿のサイズとして正しくないと判断し、前記表示部にて指定されたサイズを前記原稿のサイズとして確定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記仮原稿サイズまたは前記表示部にて指定された原稿のサイズに対応する記録媒体を用いて画像を形成した結果を示すプレビュー表示を、前記記録媒体への画像形成前に前記表示部に実行させるか否かを設定するための入力部をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記表示部は、前記プレビュー表示を行う場合に、他の原稿サイズの候補を併せて表示して、該他の原稿サイズの選択入力を受け付けることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記表示部は、前記他の原稿サイズの選択入力を受け付けたときに、入力された前記他の原稿サイズのプレビュー表示を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体の優先サイズを指定する優先サイズ指定部をさらに備え、
前記原稿サイズ確定部は、前記仮原稿サイズとして複数の候補が存在する場合に、前記複数の候補の中で前記優先サイズと一致するサイズがある場合は、前記優先サイズと一致するサイズを前記原稿のサイズとして確定する一方、前記優先サイズと一致するサイズがない場合は、前記表示部にて指定されたサイズを前記原稿のサイズとして確定することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記表示部は、前記仮原稿サイズとして複数の候補が存在し、前記複数の候補の中で前記優先サイズと一致するサイズがない場合に、前記複数の候補のそれぞれについての、対応する記録媒体を用いて画像を形成した結果を示すプレビュー表示を、同時に行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記画像読取部は、前記原稿のサイズが不確定の状態では、最大の原稿サイズで画像を読み取り、
該画像形成装置は、前記仮原稿サイズまたは前記表示部にて指定されたサイズに読取画像を切り出し、前記記録媒体上に切り出した画像を形成することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記原稿台に載置された原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知部をさらに備え、
前記原稿サイズ確定部は、前記画像読取部による画像の読取開始時点で、前記表示部にて前記原稿のサイズの指定がなく、かつ、前記原稿サイズ検知部にて前記原稿のサイズが検知されていない場合に、前記原稿のサイズが不確定であると判断することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記画像読取部にて読み取った画像を等倍で前記記録媒体上に形成することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
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