JP5597585B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
周知のように、複写機や複合機などの画像形成装置は、原稿画像を光学的に読み取る画像読取装置を備えている。例えば、下記特許文献1には、上記画像読取装置においてイメージセンサーのホームポジションを更新する方法が記載されている。このホームポジションの更新方法は、具体的には、ホームポジションを位置カウンターに基づいて規定のホームポジションに移動させ、その時にイメージセンサーがシェーディング基準板から全白の画像を読み込んだ場合には、イメージセンサーを右方向に移動させつつ画像読取りを行い、シェーディング基準板から外れて全黒の画像を読込んだ位置から左方向に所定距離移動したところを新たなホームポジションとするものである。また、このホームポジションも更新方法では、上記位置カウンターに異常が発生している場合には、イメージセンサーをイメージセンサー移動可能範囲gに亘って左方向(ホームポジションの方向)に移動させ、そこから所定距離右方向に移動したところを新たなホームポジションとする。
特開2003−87517号公報
ところで、上記従来技術では、位置カウンター(位置記憶装置)が正常である場合において、全白あるいは全黒の単色のみからなる単純な画像に基づいてホームポジションを探知しているので、例えば同じような単純な画像の原稿がプラテンガラス上に置かれていた場合に、原稿画像に基づいてホームポジションを探索してしまう、つまりホームポジションの誤検知が発生する可能性がある。
また、上記従来技術では、位置カウンターが異常である場合にイメージセンサー移動可能範囲gに亘って移動させるので、イメージセンサー(キャリッジ)が移動限界まで移動して駆動モータが脱調して唸り音が発生する可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、以下の点を目的とする。
(1)位置記憶装置を用いることなくキャリッジをホームポジションに移動させる。
(2)駆動モータの脱調を防止する。
(3)ホームポジションの誤検知を防止する。
上記目的を達成するために、本発明では、画像読取装置に係る第1の解決手段として、キャリッジを副走査方向に移動させつつ原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取らせる制御手段を具備する画像読取装置であって、前記キャリッジの移動範囲内の特定位置に設けられる特異なパターンの位置検知用画像を備え、前記制御手段は、前記移動範囲内の任意の位置にあるキャリッジを微小距離づつ移動させつつ前記位置検知用画像に基づく特定パターン画像が検出されたか否かを判定し、前記特定パターン画像を検出すると当該特定パターン画像の端部を探索し、当該端部から所定距離離れた位置をホームポジションとしてキャリッジを移動させるという手段を採用する。
本発明では、画像読取装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記移動範囲内において前記位置検知用画像に隣接して設けられるシェーディング基準画像をさらに備え、前記制御手段は、前記位置検知用画像を検出すると、前記キャリッジを前記シェーディング基準画像に向けて微小距離づつ移動させ、前記シェーディング基準画像を検出すると当該シェーディング基準画像を用いてシェーディング補正処理を行った上で前記特定パターン画像が前記位置検知用画像であるか否かを検証し、当該特定パターン画像が前記位置検知用画像であることを確認すると当該位置検知用画像の端部を探索し、当該端部から所定距離離れた位置をホームポジションとしてキャリッジを移動させるという手段を採用する。
本発明では、画像読取装置に係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記制御手段は、前記キャリッジを前記シェーディング基準画像に向けて微小距離づつ移動させることにより前記シェーディング基準画像を検出しない場合には、前記キャリッジを微小距離づつ移動させつつ前記位置検知用画像に基づく特定パターン画像を再度探索するという手段を採用する。
本発明では、画像読取装置に係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれか1つの解決手段において、前記制御手段は、前記キャリッジを所定回数だけ微小距離づつ移動させても前記位置検知用画像が検出されない場合には異常報知を行うという手段を採用する。
本発明では、画像形成装置に係る第1の解決手段として、上記第1〜第5のいずれか1つの解決手段を採用する画像読取装置を具備し、前記画像読取装置により読み取られた原稿画像データに基づいて画像形成するという手段を採用する。
本発明によれば、キャリッジを副走査方向に微小距離づつ移動させつつ特定パターン画像を検出し、当該特定パターン画像の端部を基準にしてキャリッジをホームポジションに移動させるので、位置記憶装置に記憶されたホームポジションを示す位置情報を必要としない。したがって、本発明によれば、位置記憶装置を用いることなくキャリッジをホームポジションに移動させることができる。
また、本発明によれば、位置記憶装置を用いないため、当該位置記憶装置の異常時にキャリッジが移動限界まで移動するということが発生しないので、駆動モータの脱調を防ぐことができる。
さらに、本発明によれば、シェーディング補正処理を行った上で特定パターン画像が位置検知用画像であるか否か検証するので、位置検知用画像に基づく原稿画像を位置検知用画像と誤認識することを防止することが可能であり、よって原稿画像に起因してホームポジションを誤検知することを防止することが可能である。
本発明の一実施形態に係る複合機Aの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態におけるフラットベット読取部30の正面図(a)及び読取部筐体36における上部フレームの裏面斜視図(b)である。 本発明の一実施形態における読取部筐体36における上部フレームの断面図(a)及び裏面図(b)である。 本発明の一実施形態に係る複合機Aの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態に係る複合機Aは、コピー機能、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ送信受信機能及び電子メール送信機能を併せ持つ。複合機Aは、図1に示すように、操作表示部1、画像読取部2、画像データ記憶部3、用紙搬送画像形成部4、通信部5及び演算制御部6(制御手段)を備える。
操作表示部1は、操作キー及びタッチパネルを備えており、ユーザーと複合機Aとを関係付けるマンマシンインターフェイスとして機能する。操作表示部1は、押下された操作キーまたはタッチパネルに表示された操作ボタンに応じた操作指示を受け付け、操作指示を演算制御部6に出力するとともに、演算制御部6の制御信号に基づいてタッチパネルに種々の画面を表示する。
画像読取部2は、ADF(Automatic Document feeder:自動原稿送り装置)20及びフラットベット読取部30を備え、演算制御部6から入力される制御信号に基づいてADF20により自動給紙される原稿またはフラットベット読取部30上に載置された原稿用紙の画像(原稿画像)を読み取って原稿画像データに変換し、この原稿画像データを画像データ記憶部3に出力する。
フラットベット読取部30は、図2(a)に示すように、プラテンガラス31、シェーディング基準板32、原稿サイズ指示板33、キャリッジ34、CCDセンサー35及び読取部筐体36を備えており、ユーザーによりプラテンガラス31上に載置された原稿またはADF20により自動給紙された原稿を読み取る。なお、プラテンガラス31は、本実施形態における原稿載置台である。
プラテンガラス31は、読取部筐体36の上面に嵌め込まれた長方形のガラス板であり、キャリッジ34に対向すると共に表面側に原稿が載置され部位である。シェーディング基準板32は、読取部筐体36の裏面において、プラテンガラス31の一方の短辺の外側に当該短辺に沿って帯状に設けられており、シェーディング補正用のシェーディング基準画像321とキャリッジ34をホームポジションHPに移動させるための位置検知用領域322とを備える(図2(b)参照)。
シェーディング基準画像321は、シェーディング補正処理における白色基準データの基になる白色基準画像である。位置検知用領域322には、図2(b)及び図3(a),(b)に示すように、主走査方向中央に配置されると共に副走査方向に平行な複数本の黒色帯からなる特異なパターンの位置検知用画像323と、当該位置検知用画像323の主走査方向両端に設けられた一対の白色画像とからなる領域である。また、このような位置検知用領域322は、図3に示すように、キャリッジ移動可能範囲gよりも副走査方向左側に一部延出した位置に配置され、延出方向とは逆側にシェーディング基準画像321が隣接して配置されている。
原稿サイズ指示板33は、読取部筐体36の上部フレームに嵌め込まれ、ユーザーが第1プラテンガラス31上に各種サイズの原稿をセットする際の原稿のセット位置を示すものである。キャリッジ34は、読取部筐体36の内側、つまりプラテンガラス31の裏面側において主走査方向に延在し、副走査方向に延びるキャリッジ移動用レール(図示略)に接続されている。このキャリッジ34は、光を斜め上方のプラテンガラス31上の原稿に向けて発光する光源と、原稿の反射光を後述するCCDセンサー35に向けて反射するミラーとを備えている。上記光源は、複数のLED(Light Emitting Diode)が主走査方向にアレイ状に配置されたものである。
キャリッジ34は、ユーザーによりプラテンガラス31上に載置された原稿を読み取る場合に、プラテンガラス31沿いに副走査方向にキャリッジ移動用レールに沿って往復移動する。CCDセンサー35は、読取部筐体36内に収容され、タイミング信号に同期して作動し、受光面にて受光した光を光電変換し、光電変換により生成した画像信号を検出結果として演算制御部6に出力する。読取部筐体36は、キャリッジ34及びCCDセンサー35を収容する。
図1に戻り、画像データ記憶部3は、半導体メモリーまたはハードディスク装置などであり、演算制御部6から入力される制御信号に基づいて原稿画像データや、通信部5が外部のクライアントコンピューター(図示略)から受信するプリント画像データ、通信部5がファクシミリ装置から受信するファクシミリ画像データを記憶する。
用紙搬送画像形成部4は、プリントエンジン(感光ドラム、帯電器、現像装置及び定着ローラーなど)、給紙ローラー及び排紙ローラーなどを備える。用紙搬送画像形成部4は、演算制御部6から入力される制御信号に基づいて給紙カセット(図示略)から記録用紙を給紙ローラーで搬送し、画像データ記憶部3から入力された画像データに基づく画像を記録用紙に転写するとともに定着させ、当該記録用紙を排紙ローラーによって排紙トレイ(図示略)に排出する。
通信部5は、演算制御部6の制御信号に基づいて電話回線を介して外部の複合機あるいはファクシミリ装置、またLAN(Local Area Network)を介してクライアントコンピューターなどと通信を行うものである。すなわち、この通信部5は、イーサネット(登録商標)などのLAN規格に準拠した通信機能と、G3などのファクシミリ規格に準拠した通信機能とを兼ね備えたものである。通信部5は、例えば、電子メールの送信またはファクシミリの送受信を行う。
演算制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び上述の各部と信号の入出力を行うインターフェイス回路などから構成されており、上記ROMに記憶された制御プログラムに基づいて複合機Aの全体動作を制御する。なお、ROMに記憶されている制御プログラムには、ホームポジション移動プログラムが含まれており、演算制御部6はこのホームポジション移動プログラムに基づいてキャリッジ34をホームポジションHPに移動させる。
次に、上記構成の本実施形態に係る複合機Aの特徴的動作、つまり演算制御部6がホームポジション移動プログラムに基づいて行う処理について、図4のフローチャートに沿って説明する。
複合機Aにおいて、演算制御部6は、電源ON時にキャリッジ34をホームポジションHPに移動させる。すなわち、演算制御部6は、電源ONされると(ステップS1)、CCDセンサー35から入力される画像信号に基づいてキャリッジ34の位置に応じた画像を取得し、当該画像が上記位置検知用領域322に基づく特定パターン画像か否かを判定する(ステップS2)。
この電源ON時においては、シェーディング補正処理が行われていないので、CCDセンサー35が読み取った画像は正確性を欠くものである。このような事情から、演算制御部6は、位置検知用画像323を全体として黒色の画像であると仮定し、主走査方向に白色→黒色→白色となる画像パターンを特定パターン画像とする。
仮に、キャリッジ34が位置検知用領域322に対向する位置にあった場合、CCDセンサー35は、i:白色画像の範囲、j:位置検知用画像323の範囲、k:白色画像の範囲の順で画像を読み取るので、演算制御部6は、特定パターン画像を検出したと判断し、ステップS2の結果は「YES」となる。一方、キャリッジ34が位置検知用領域322に対向する位置になかった場合には、CCDセンサー35は、i:白色画像の範囲、j:位置検知用画像323の範囲、k:白色画像の範囲の順で画像を読み取らないのでので、演算制御部6は、ステップS2の結果は「NO」となる。
演算制御部6は、ステップS2において『NO』と判定した場合、つまりキャリッジ34が位置検知用領域322に対向する位置にない場合には、キャリッジ34をg/50ほど左方向、つまりキャリッジ34の移動範囲gの1/50に相当する微小距離だけ左方向(位置検知用領域322の方向)に移動させた回数が50回目であるか否か判定する(ステップS3)。
そして、演算制御部6は、ステップS3において『NO』と判定した場合には、すなわち50回目未満である場合には、キャリッジ34をg/50ほど左方向に移動させ(ステップS4)、ステップS2の処理を繰り返す。すなわち、このようなステップS2〜S4の一連の処理により、キャリッジ34は、CCDセンサー35によって特定パターン画像が検出されるまで、g/50ずつ微小距離づつ左方向に移動する。
ただし、演算制御部6は、ステップS3において『YES』と判定した場合、つまりキャリッジ34を50回に亘って左方向に移動させても特定パターン画像が検出されない場合には、操作表示部1にエラー画面を表示させる(ステップS5)。すなわち、この場合は、キャリッジ34を移動範囲の限界手前まで移動させても、特定パターン画像を検出できない場合であり、何らかの異常事態が発生している可能性が高いので、エラー画面によって外部に異常報知を行う。
演算制御部6は、ステップS2において『YES』と判定した場合、つまり特定パターン画像を検出した場合には、図3に示すb/2ほど右方向、つまりシェーディング基準画像321の副走査方向における距離b/2だけキャリッジ34を右方向に移動させる(ステップS6)。
そして、演算制御部6は、CCDセンサー35から入力される画像信号に基づいて主走査方向に全て白色の画像、つまりシェーディング基準画像321が検出されたか否か判定する(ステップS7)。そして、演算制御部6は、ステップS7において『YES』と判定した場合、つまりシェーディング基準画像321を検出した場合には、当該シェーディング基準画像321に基づいてシェーディング補正処理を実施する(ステップS8)。
さらに、演算制御部6は、ステップS7において『NO』と判定した場合、つまりシェーディング基準画像321を検出できなかった場合には、再びキャリッジ34をb/2ほど右方向に移動させ(ステップS9)、シェーディング基準画像321が検出されたか否か判定する(ステップS10)。演算制御部6は、このステップS10における判断が『NO』の場合、つまりシェーディング基準画像321を検出できなかった場合には、キャリッジ34をg/10ほど左方向、つまりキャリッジの移動範囲gの1/10に相当する微小距離だけ左方向(位置検知用領域322の方向)に移動させ(ステップS11)、その上でステップS2の処理を繰り返す。
このようなステップS6〜S11の一連の処理は、キャリッジ34を距離b/2だけ2回ほど右方向に移動させても、シェーディング基準画像321が検出できなかった場合には、特定パターン画像が位置検知用画像323を含むものではなく、原稿などの位置検知用領域322以外の画像である可能性が高いので、キャリッジ34を微小距離g/10ほど左方向に移動させて、特定パターン画像を再度探索するためである。
このように、演算制御部6は、キャリッジ34をシェーディング基準画像321に向けて微小距離づつ移動させてもシェーディング基準画像321が検出されない場合には、キャリッジ34を微小距離づつ移動させつつ特定パターン画像を再度探索する
一方、演算制御部6は、ステップS8におけるシェーディング補正処理が完了すると、キャリッジ34を距離a/2ほど左方向に移動させ(ステップS12)、位置検知用画像323が検出されたか否か判定する(ステップS13)。演算制御部6は、このステップS13において『YES』と判定した場合、つまり位置検知用画像323を検出した場合には、キャリッジ34を右方向に順次移動しながら位置検知用領域322(位置検知用画像323)の右端部を検出する(ステップS14)。
ここで、ステップS13の判定処理は、ステップS8におけるシェーディング補正処理が完了した後なので、演算制御部6は、CCDセンサー35から入力される画像信号に基づいて、既に検出した特定パターン画像が位置検知用領域322の画像であるか否かを正確に判断することができる。
そして、演算制御部6は、ステップS14において位置検知用領域322の右端部を検出すると、当該右端部から所定距離e(図3参照)だけ右方向に離れた位置をホームポジションHPとしてキャリッジ34を移動させる(ステップS15)。一方、演算制御部6は、ステップS13において『NO』と判定した場合、つまり位置検知用画像323を検出できなかった場合には、キャリッジ34を距離g/10だけ左方向に移動させる回数が10回目であるか否か判定する(ステップS16)。
演算制御部6は、このステップS16において『NO』と判定した場合、つまり距離g/10の移動回数が10回目未満である場合には、上記ステップS11においてキャリッジ34を距離g/10だけ左方向に移動させ、この上でステップS2の処理を繰り返す。一方、演算制御部6は、ステップS16において『YES』と判定した場合、つまり距離g/10の移動回数が10回目である場合には、操作表示部1にエラー画面を表示させる(ステップS17)。
なお、このようなステップS17におけるエラー画面の表示は、キャリッジ34を距離g/10だけ10回に亘って移動させても位置検知用画像323(特定パターン画像ではない)を検出できない場合には、何らかの異常が発生している可能性が高いためである。
このように本実施形態では、キャリッジ34を副走査方向の左方向(位置検知用領域322の方向)に微小距離づつ移動させつつ特定パターン画像を検出し、シェーディング補正処理を行った上で特定パターン画像が位置検知用画像323であるか否か検証し、位置検知用画像323であると確認すると、当該位置検知用画像323の右端部を探索し、当該端部から所定距離離れた位置をホームポジションHPとしてキャリッジ34を移動させる。
このような本実施形態によれば、従来のような位置記憶装置を必要とすることなく、キャリッジ34をホームポジションHPに移動させることができる。また、キャリッジ34をキャリッジ移動可能範囲gの限界位置まで移動させることを回避することができるので、キャリッジ34の駆動モータの脱調による唸り音の発生を回避することができる。
さらに、本実施形態によれば、シェーディング補正処理を行った上で特定パターン画像が位置検知用画像323であるか否か検証するので、原稿画像などを位置検知用画像と誤認識することを防ぐことが可能であり、よって原稿画像などに基づいてホームポジションHPを誤検知することを防止することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態では、副走査方向に平行な複数本の黒色の帯が配置された位置検知用画像323を特異なパターンの位置検知用画像として用いたが、本発明はこれに限定されない。位置検知用画像323は、原稿などと区別することができる特異なパターンであればよいので、例えば、主走査方向に平行な複数本の黒色の帯が配置されたものであってもよい。また、黒色に限定されない。
(2)上記実施形態では、位置検知用画像323がシェーディング基準画像の左に隣接して配置されているが、本発明はこれに限定されず、キャリッジ34の移動範囲内の特定位置に設けられていればよい。例えば、位置検知用画像323をシェーディング基準画像の右側に隣接させ、上記ステップS6,7においてキャリッジ34を左方向に移動させ、ステップS12においてキャリッジ34を右方向に移動させ、さらに、ステップS14、15においてキャリッジ34を左方向に移動させるようにすればよい。
(3)上記実施形態におけるキャリッジ34は、原稿の反射光をCCDセンサー35に導入するミラーが取り付けられたものであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、キャリッジ34にCCDセンサー35が取り付けられ、キャリッジ34が副走査方向に移動することで、CCDセンサー35が原稿の画像を読み取るものであってもよい。
(4)上記実施形態では、キャリッジ34を所定回数だけ微小距離づつ移動させても位置検知用画像が検出されない場合には、上記ステップS5及びステップS8において、エラー画面を表示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、エラー画面ではなく、警告音を鳴動させるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、ステップS3においてg/50ほど左に移動し、ステップS6,S9においてb/2ほど右に移動し、ステップS11においてg/10ほど左に移動し、ステップS12においてa/2ほど左に移動しているが、各ステップにおける移動距離は上記距離に限定されず、適宜決められた値にすればよい。
A…複合機、1…操作表示部、2…画像読取部、3…画像データ記憶部、4…用紙搬送画像形成部、5…通信部、6…演算制御部、20…ADF、30…フラットベット読取部、31…プラテンガラス(原稿載置台)、32…シェーディング基準板、33…原稿サイズ指示板、34…キャリッジ、35…CCDセンサー、36…読取部筐体、321…シェーディング基準画像、322…位置検知用領域、323…位置検知用画像

Claims (4)

  1. キャリッジを副走査方向に移動させつつ原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取らせる制御手段を具備する画像読取装置であって、
    前記キャリッジの移動範囲内の特定位置に設けられる特異なパターンの位置検知用画像を備え、
    前記制御手段は、前記移動範囲内の任意の位置にあるキャリッジを微小距離づつ移動させつつ前記位置検知用画像に基づく特定パターン画像が検出されたか否かを判定し、前記特定パターン画像を検出すると当該特定パターン画像の端部を探索し、当該端部から所定距離離れた位置をホームポジションとしてキャリッジを移動させ
    前記移動範囲内において前記位置検知用画像に隣接して設けられるシェーディング基準画像をさらに備え、
    前記制御手段は、前記位置検知用画像を検出すると、前記キャリッジを前記シェーディング基準画像に向けて微小距離づつ移動させ、前記シェーディング基準画像を検出すると当該シェーディング基準画像を用いてシェーディング補正処理を行った上で前記特定パターン画像が前記位置検知用画像であるか否かを検証し、当該特定パターン画像が前記位置検知用画像であることを確認すると当該位置検知用画像の端部を探索し、当該端部から所定距離離れた位置をホームポジションとしてキャリッジを移動させることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記キャリッジを前記シェーディング基準画像に向けて微小距離づつ移動させることにより前記シェーディング基準画像を検出しない場合には、前記キャリッジを微小距離づつ移動させつつ前記位置検知用画像に基づく特定パターン画像を再度探索することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記キャリッジを所定回数だけ微小距離づつ移動させても前記位置検知用画像が検出されない場合には異常報知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置を具備し、前記画像読取装置により読み取られた原稿画像データに基づいて画像形成することを特徴とする画像形成装置。
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