JP2007290564A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの電源をエンジン関係電装品に供給する場合において、エンジンの始動に際して特別な操作を要求することなく、メインスイッチを省略した鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】本発明に係る自動二輪車は、電気回路C1を搭載する。電気回路C1は、エンジンが始動準備状態にあることを検出するピックアップセンサ220を備える。また、ECU100は、ピックアップセンサ220による始動準備状態の検出に基づいて、イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40を、バッテリ240と接続する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンと、エンジンの運転に用いられるエンジン関係電装品と、エンジン関係電装品に電源を供給するバッテリとを含む電気回路を備える鞍乗型車両に関する。特に、本発明は、エンジン関係電装品とバッテリとを接続するメインスイッチが省略された鞍乗型車両に関する。
従来、自動二輪車など、エンジンを備える鞍乗型車両では、一般的に、エンジンの点火系統などに供給される電源をON/OFFするメインスイッチが設けられる。
一方、オフロードでの競技などに用いられる鞍乗型車両では、誤動作の防止や軽量化の観点から、メインスイッチが省略される場合がある(例えば、特許文献1参照)。
当該鞍乗型車両では、メインスイッチが省略されているため、ライダーが、クラッチレバーを握ったままスタートスイッチを押下すると、スタータモータが作動して、エンジンが始動するようになっている。
特開2005−193703号公報(第5−6頁、第7図)
上述したメインスイッチが省略された鞍乗型車両では、搭載されるバッテリの電源は、エンジンの点火系統など、エンジンの運転に用いられる電装品(以下、“エンジン関係電装品”)には基本的に用いられない。すなわち、当該鞍乗型車両では、バッテリは、主にスタータモータに電源を供給するために搭載される。このため、当該鞍乗型車両では、バッテリの電源のスタータモータへの供給と停止のみを制御すればよい。
しかしながら、バッテリの電源をエンジン関係電装品に供給する場合、エンジンの始動時には、バッテリの電源をエンジン関係電装品に供給し、エンジンが停止した場合には、バッテリを保護するため、バッテリの電源のエンジン関係電装品へ長時間供給し続けることを防止しなけばならない。
また、上述したメインスイッチが省略された鞍乗型車両では、ライダーは、通常の鞍乗型車両とは異なり、クラッチレバーを握ったままスタートスイッチを押下するといった特別な操作をしなければならず、汎用性に劣るといった問題もある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、バッテリの電源をエンジン関係電装品に供給する場合において、エンジンの始動に際して特別な操作を要求することなく、メインスイッチを省略した鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、駆動力を発生するエンジン(エンジン6)と、前記エンジンの運転に用いられるエンジン関係電装品(イグニションコイル10、インジェクタ30や燃料ポンプ40)と、前記エンジン関係電装品に電源を供給するバッテリ(バッテリ240)と、前記エンジン関係電装品と前記バッテリとを含む電気回路(例えば、電気回路C1)とを備える鞍乗型車両(自動二輪車1)であって、前記バッテリと前記エンジン関係電装品とを接続する接続状態、または前記バッテリと前記エンジン関係電装品とを接続しない非接続状態の何れかの状態に、前記電気回路を制御する接続制御手段(例えば、ECU100)と、前記エンジンが始動準備状態にあることを検出するエンジン始動検出手段(例えば、ピックアップセンサ220)とを備え、前記接続制御手段は、前記エンジン始動検出手段による前記始動準備状態の検出に基づいて、電気回路を前記非接続状態から前記接続状態に変化させ、前記接続状態を保持することを要旨とする。
このような鞍乗型車両によれば、エンジンが始動しようとしている始動準備状態にあることがエンジン始動検出手段によって検出される。さらに、始動準備状態の検出に基づいて、電気回路が非接続状態から接続状態に変化し、接続状態が保持される。
このため、例えば、ライダーがキックペダルをキックすることによって、エンジンが始動しようとしている状態が検出されると、自動的にバッテリとエンジン関係電装品とが接続され、エンジン関係電装品が作動する。
すなわち、このような鞍乗型車両によれば、バッテリの電源をエンジン関係電装品に供給する場合において、エンジンの始動に際して特別な操作を要求することなく、メインスイッチを省略できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記エンジン始動検出手段は、前記バッテリの電源を用いることなく、前記始動準備状態を検出する請求項1に記載の鞍乗型車両。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記エンジン始動検出手段は、キックペダル(キックペダル8)がキックされることによって前記始動準備状態を検出することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記エンジンは、クランク軸(クランク軸6a)を有し、前記エンジン始動検出手段は、前記クランク軸が回転しているか否かを検出するクランク軸回転検出センサ(ピックアップセンサ220)であることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記エンジンによって駆動される発電機(発電機210)と、前記発電機によって生成された電力の電圧を所定の範囲内に調整するレギュレータ(レギュレータ230)とを備え、前記エンジン始動検出手段は、前記レギュレータによって出力される電力の有無を検出する電気回路(自己電源保持回路120A)であることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記エンジン始動検出手段によって出力される前記始動準備状態にあることを示す電気信号を検出し、前記電気信号の検出に応じて、前記電気信号を導通させる第1スイッチング素子(トランジスタTR1)と、前記第1スイッチング素子及び前記バッテリに接続され、前記第1スイッチング素子が前記電気信号を導通させると、前記バッテリの電源を供給する第2スイッチング素子(トランジスタTR2)と、前記第2スイッチング素子と接続され、前記第2スイッチング素子を介して供給された前記バッテリの電源に基づいて、前記非接続状態から前記接続状態に変化させ、前記接続状態を保持する制御部(CPU110)とを有することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記接続制御手段は、前記クランク軸回転検出センサが前記クランク軸の回転を所定時間検出しなかった場合、前記電気回路を前記接続状態から前記非接続状態に変化させることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記接続制御手段は、前記レギュレータによって出力される電力を所定時間検出しなかった場合、前記電気回路を前記接続状態から前記非接続状態に変化させることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記エンジンは、クランク軸(クランク軸6a)を有し、前記バッテリの電源を用いて、前記クランク軸を回転させ、前記エンジンを始動するスタータモータ(スタータモータ280)と、前記バッテリと前記スタータモータとを接続するスタータモータスイッチ(例えば、スタートスイッチ290)とを備え、前記接続制御手段は、前記スタータモータスイッチの作動によって前記バッテリと前記スタータモータとが接続されている場合、前記バッテリの電源を前記エンジン関係電装品に供給するリレー(メインリレー310)を有することを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記エンジンに供給される燃料を噴射するインジェクタ(インジェクタ30)と、前記インジェクタによって噴射される燃料を供給する燃料ポンプ(燃料ポンプ40)と、前記インジェクタによって噴射される燃料を制御する燃料噴射制御部(CPU110)とを備えることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、バッテリの電源をエンジン関係電装品に供給する場合において、エンジンの始動に際して特別な操作を要求することなく、メインスイッチを省略した鞍乗型車両を提供できる。
[鞍乗型車両の構成]
次に、本発明に係る鞍乗型車両の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両を構成する自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、オフロードでの競技(例えば、モトクロス)などに用いられる。また、自動二輪車1は、キャブレターではなく、インジェクタ30、燃料ポンプ40及びECU100(フューエルインジェクション)を備え、エンジン6に供給される混合気を制御する。
さらに、自動二輪車1では、誤動作の防止や軽量化の観点から、インジェクタ30、燃料ポンプ40及びECU100などに供給される電源をON/OFFするメインスイッチが省略されている。
自動二輪車1は、前輪2F及び後輪2Rを備える。車体フレーム3は、自動二輪車1の骨格を形成する。車体フレーム3には、フロントフォーク4、リヤアーム5、及びエンジン6が取り付けられる。
前輪2Fは、フロントフォーク4によって回転可能に支持され、後輪2Rは、リヤアーム5によって回転可能に支持される。エンジン6は、クランク軸6aを有する4サイクル(または2サイクル)内燃機関である。エンジン6は、後輪2Rを回転させ、駆動力を発生する。
ハンドル7は、フロントフォーク4に連結され、ライダーが前輪2Fを進行方向左側または右側に操向するために用いられる。
キックペダル8は、自動二輪車1の右側部に設けられる。キックペダル8は、エンジン6を始動するために用いられる。キックペダル8がライダーによってキックされると、クランク軸6aが回転させられ、エンジン6が始動する。なお、自動二輪車1は、後述するように、スタータモータ280を備えることができる。この場合、キックペダル8は、必ずしも自動二輪車1に備えられていなくても構わない。
次に、自動二輪車1に備えられ、本発明に関連する部品の機能などについて、簡単に説明する。図1に示すように、自動二輪車1は、イグニションコイル10、スパークプラグ20、インジェクタ30、燃料ポンプ40及びECU100を備える。
イグニションコイル10は、スパークプラグ20のスパークに必要な高電圧を発生する。インジェクタ30は、ECU100の制御に基づいて、燃料ポンプ40によって供給された燃料をエンジン6の内部に噴射する。本実施形態において、イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40は、エンジン6の運転に用いられるエンジン関係電装品を構成する。
また、自動二輪車1は、発電機210、レギュレータ230及びバッテリ240を備える。発電機210(ACM)は、エンジン6によって駆動される発電機である。レギュレータ230は、発電機210によって生成された電力の電圧を所定の範囲内に調整する。
バッテリ240は、イグニションコイル10、スパークプラグ20、インジェクタ30、燃料ポンプ40及びECU100などに電源(具体的には、直流電流)を供給する。
さらに、自動二輪車1は、ニュートラルスイッチ250を備える。ニュートラルスイッチ250は、自動二輪車1のトランスミッション(不図示)がニュートラル状態の場合にONとなる。
なお、自動二輪車1は、クラッチスイッチ270及びスタータモータ280を備えることができる。クラッチスイッチ270は、クラッチが切断状態の場合にONとなる。スタータモータ280は、バッテリ240の電源によって作動する。スタータモータ280は、クランク軸6aを回転させ、エンジン6を始動する。
また、自動二輪車1は、上述した各種部品を接続する電気回路C1(図1において不図示、図3参照)の所定の位置に配置されるメインリレー310、スタータリレー320及びリレー330を備えることができる。
さらに、自動二輪車1は、自動二輪車1の状態(例えば、エンジン6の回転速度や走行速度)を表示するメータ410及びヘッドライト420を備えることができる。
図2(a)は、ハンドル7の左端部に設けられるハンドルグリップの拡大図である。また、図2(b)は、ハンドル7の右端部に設けられるハンドルグリップの拡大図である。
図2(a)に示すように、ハンドル7の左端部に設けられるハンドルグリップには、運転中のエンジン6を停止するエンジンストップスイッチ50が備えられる。また、図2(b)に示すように、ハンドル7の右端部に設けられるハンドルグリップには、スタータモータ280を備えた場合に、スタータモータ280を回転させるスタートスイッチ290を備えることができる。
[第1実施形態]
次に、自動二輪車1に搭載できる本発明の第1実施形態に係る電気回路の構成及び動作について、図3〜図5を参照して説明する。
(電気回路の構成)
図3は、本実施形態に係る電気回路C1の構成図である。図3に示すように、電気回路C1は、ECU100を中心として構成される。ECU100には、イグニションコイル10、インジェクタ30、燃料ポンプ40及びエンジンストップスイッチ50が接続される。イグニションコイル10には、スパークプラグ20が接続される。
また、ECU100には、ピックアップセンサ220、レギュレータ230、バッテリ240及びニュートラルスイッチ250が接続される。
ECU100は、バッテリ240によって供給される電源(直流電流)によって作動する。また、ECU100は、エンジン6が運転中の場合には、バッテリ240によって供給される直流電流、及びレギュレータ230によって出力された電力によって作動する。
ECU100は、インジェクタ30や燃料ポンプ40などを制御する。特に、本実施形態では、ECU100は、バッテリ240とエンジン関係電装品とを接続したり、切り離したりできる。
具体的には、ECU100は、イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40を、バッテリ240によって供給される直流電流が供給されるように、バッテリ240と接続できる。また、ECU100は、インジェクタ30及び燃料ポンプ40を、当該直流電流が供給されないように、バッテリ240から切り離したりできる。
発電機210は、上述したように、エンジン6によって駆動される。すなわち、発電機210は、エンジン6の運転中に駆動され、電力を生成する。
ピックアップセンサ220は、発電機210の状態を検出する。具体的には、ピックアップセンサ220は、発電機210に連動して回転するクランク軸6aが回転しているか否かを検出する。本実施形態において、ピックアップセンサ220は、クランク軸回転検出センサを構成する。すなわち、ピックアップセンサ220は、エンジン6が始動しようとしている“始動準備状態”にあることを検出する。本実施形態において、ピックアップセンサ220は、エンジン始動検出手段を構成する。
ここで、本実施形態に係るECU100の特徴的な機能について説明する。ECU100は、バッテリ240の電源をエンジン関係電装品に供給可能に接続する“接続状態”、またはバッテリ240とエンジン関係電装品とを接続しない“非接続状態”の何れかの状態に、電気回路C1を制御する。本実施形態において、ECU100は、接続制御手段を構成する。
具体的には、ECU100は、エンジン6が始動しようとしていること(始動準備状態)がピックアップセンサ220(エンジン始動検出手段)によって検出されたことに基づいて、電気回路C1を非接続状態から接続状態に変化させる。
つまり、エンジン6が運転していない状態において、ライダーがキックペダル8をキックしてエンジン6を始動させようとすると、クランク軸6aが回転する。ピックアップセンサ220は、ライダーがキックペダルをキックしたことによるクランク軸6aの回転を検出し、所定の電気信号(交流電流)をECU100に出力する。
ECU100は、エンジン6が運転していない状態において、ピックアップセンサ220から電気信号が入力されると、バッテリ240の電源をエンジン関係電装品に供給可能に接続し、エンジン関係電装品を作動させる。
さらに、ECU100は、エンジン6の“運転停止条件”が満たされない限り、接続状態を保持する。
運転停止条件とは、ピックアップセンサ220が発電機210、すなわち、クランク軸6aの回転を所定時間(例えば、3分間)検出しなかった場合である。この場合、ECU100は、電気回路C1を接続状態から非接続状態に変化させる。
つまり、ライダーがエンジンストップスイッチ50を押下して、エンジン6の運転を停止した場合、ピックアップセンサ220によるクランク軸6aの回転が検出されなくなり、ECU100にも電気信号が出力されなくなる。
ECU100は、ピックアップセンサ220から電気信号が所定時間入力されないと、バッテリ240の電源をエンジン関係電装品から切り離し、エンジン関係電装品の作動を停止する。
次に、ECU100の構成及び機能について、より具体的に説明する。本実施形態では、ECU100は、CPU110、自己電源保持回路120及び整流回路130によって構成される。
CPU110は、イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40を制御する。本実施形態において、CPU110は、燃料噴射制御部を構成する。自己電源保持回路120は、トランジスタTR1〜TR3によって構成される。整流回路130は、ピックアップセンサ220によって出力される電気信号、具体的には交流電流を直流電流に整流する。
トランジスタTR1のB、C及びE端子は、整流回路130、グランド及びトランジスタTR2とそれぞれ接続される。トランジスタTR1は、ピックアップセンサ220によって出力される電気信号をB端子において検出する。トランジスタTR1は、当該電気信号の検出に応じて、ON状態となる。本実施形態において、トランジスタTR1は、第1スイッチング素子を構成する。
トランジスタTR2のB端子は、トランジスタTR1及びトランジスタTR3と接続される。トランジスタTR2のE端子は、バッテリ240との接続ライン及び整流回路130と接続される。また、トランジスタTR2のC端子は、CPU110と接続される。
トランジスタTR2は、トランジスタTR1が導通する(ON状態となる)と、バッテリ240の電源(直流電流)をCPU110に供給する。本実施形態において、トランジスタTR2は、第2スイッチング素子を構成する。
トランジスタTR3のB、C及びE端子は、CPU110、グランド及びトランジスタTR2とそれぞれ接続される。
また、図12は、整流回路130の構成例を示す。整流回路130は、バッテリ240から供給される電源によって作動する。図12に示すように、整流回路130は、オペアンプOA、コンパレータCM、ダイオードD1、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1,R2及びコンデンサCD1によって構成される。オペアンプOAの出力は、トランジスタTR1のB端子に接続される。
さらに、図13は、整流回路130の変更例を示す。整流回路130Aは、バッテリ240から供給される電源を用いず、発電機210によって発電された電力を用いて作動することができる。図13に示すように、整流回路130Aは、ダイオードD2、ツェナーダイオードD2、抵抗R3〜R5、及びコンデンサCD2によって構成される。
CPU110は、トランジスタTR2を介して供給されたバッテリ240の電源によって起動し、エンジン関係電装品(イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40)を非接続状態から接続状態に変化させる。さらに、CPU110は、トランジスタTR3をON状態とし、接続状態を保持(自己電源保持)する。
また、上述したように、CPU110(ECU100)は、エンジン6の“運転停止条件”が満たされない限り、接続状態を保持する。本実施形態において、CPU110は、制御部を構成する。
具体的には、CPU110は、整流回路130から入力される電圧(MSO)を短時間(例えば、1秒間)毎に監視し、整流回路130から入力される電圧が所定時間(例えば、3分間)停止したか否かを判定する。
CPU110は、整流回路130から入力される電圧が所定時間停止した場合、電気回路C1を接続状態から非接続状態、つまり、バッテリ240とエンジン関係電装品とを切り離す。
(電気回路の動作)
次に、電気回路C1の動作について説明する。具体的には、(1)電気回路C1の起動動作、及び(2)電気回路C1の停止動作について説明する。
(1)起動動作
図4は、電気回路C1の起動動作フロー図である。図4に示すように、ステップS11において、ライダーがキックペダル8をキックすることによって、クランク軸6aが回転する。
ステップS13において、ピックアップセンサ220は、発電機210に連動して回転するクランク軸6aが回転していることを検出し、電気信号(交流電流)を自己電源保持回路120(トランジスタTR1)に出力する。
ステップS15において、ピックアップセンサ220によって出力された電気信号によって、トランジスタTR1がON状態となる。
ステップS17において、トランジスタTR2は、トランジスタTR1がON状態になったことに連動してON状態となる。
ステップS19において、CPU110は、トランジスタTR2を介して供給されたバッテリ240の電源(直流電流)によって起動する。さらに、CPU110は、トランジスタTR3をON状態とし、ECU100に供給されるバッテリ240の電源を自己保持する。
つまり、ECU100は、エンジン6が始動しようとしている状態(始動準備状態)を検出し、バッテリ240の電源を自己保持する。
この結果、エンジン関係電装品(イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40)に対して、バッテリ240の電源(直流電流)の供給が開始され、エンジン関係電装品が作動する。
(2)停止動作
図5は、電気回路C1の停止動作フロー図である。図5に示すように、ステップS51において、CPU110は、ピックアップセンサ220からの電気信号が所定時間(例えば、3分間)入力されていないことを検出する。すなわち、CPU110は、エンジン6が停止していることを検出する。
ピックアップセンサ220からの電気信号が所定時間入力されていない場合(ステップS51のYES)、ステップS53において、CPU110は、トランジスタTR3をOFF状態とする。
ステップS55において、トランジスタTR2は、トランジスタTR3がOFF状態になったことに連動してOFF状態となる。
ステップS57において、トランジスタTR2がOFF状態に変化したことに伴って、エンジン関係電装品へのバッテリ240の電源(直流電流)の供給が停止する。
この結果、エンジン関係電装品(イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40)が停止する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る電気回路の構成及び動作について、図6及び図7を参照して説明する。以下、上述した電気回路C1と異なる部分について主に説明するものとし、電気回路C1と同様の部分については、説明を適宜省略する。
(電気回路の構成)
図6は、本実施形態に係る電気回路C2の構成図である。第1実施形態に係る電気回路C1は、ピックアップセンサ220によって出力された電気信号に基づいて、エンジン6が始動しようとしていることを検出する構成であった。
一方、電気回路C2は、レギュレータ230によって出力される電力(具体的には、電圧)に基づいて、エンジン6が始動しようとしていることを検出する。
電気回路C2に含まれるECU100Aは、レギュレータ230によって出力された電力に基づいて、エンジン6が始動しようとしていること(始動準備状態)が検出された場合、電気回路C2を非接続状態から接続状態に変化させる。
また、ECU100Aは、レギュレータ230によって出力される電力を所定時間(例えば、3分間)検出しなかった場合、電気回路C2を接続状態から非接続状態に変化させる。
自己電源保持回路120Aは、第1実施形態に係る自己電源保持回路120と同様に、トランジスタTR1〜TR3によって構成される。トランジスタTR1のB端子は、レギュレータ230と接続される。
すなわち、自己電源保持回路120Aは、レギュレータ230によって出力される電力(具体的には、電圧)の有無を検出する。本実施形態において、自己電源保持回路120Aは、エンジン始動検出手段を構成する。なお、自己電源保持回路120Aは、レギュレータ230によって出力される電流の有無を検出してもよい。また、自己電源保持回路120Aでは、整流回路130は設けられていない。
ダイオード260は、バッテリ240の電源(直流電流)が、自己電源保持回路120Aに供給されることを防止する。
(電気回路の動作)
次に、電気回路C2の動作について説明する。図7は、電気回路C2の起動動作フロー図である。なお、電気回路C2の停止動作フローは、電気回路C1と同様である(図5参照)。
ステップS111において、ライダーがキックペダル8をキックすることによって、クランク軸6aが回転する。
ステップS113において、発電機210は、クランク軸6aに連動して回転し、電力を生成する。レギュレータ230は、発電機210によって生成された電力(電圧)を自己電源保持回路120A(トランジスタTR1)に出力する。
ステップS115において、レギュレータ230から出力された電圧によって、トランジスタTR1がON状態となる。
ステップS117〜S119の動作は、電気回路C1と同様である(図4のS17〜S19参照)。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る電気回路の構成及び動作について、図8を参照して説明する。以下、上述した電気回路C1または電気回路C2と異なる部分について主に説明するものとし、電気回路C1または電気回路C2と同様の部分については、説明を適宜省略する。
(電気回路の構成)
図8は、本実施形態に係る電気回路C3の構成図である。電気回路C3には、エンジン6を始動するスタータモータ280が追加されている。スタータモータ280の追加に伴い、電気回路C3には、クラッチスイッチ270及びスタートスイッチ290(スタータモータスイッチ)も追加されている。
クラッチスイッチ270は、クラッチ(不図示)が切断状態を検出する。スタートスイッチ290は、バッテリ240とスタータモータ280とを、バッテリ240の電源をスタータモータ280に供給可能に接続する。
また、電気回路C3には、自動二輪車1の状態を表示するメータ410、ヘッドライト420、及びヘッドライト420の点灯や消灯を制御するリレー430が追加されている。
ECU100Bは、自己電源保持回路120A(図6参照)と同様に、トランジスタTR1〜TR3によって構成される自己電源保持回路120Bを有する。さらに、ECU100Bは、トランジスタTR4を有する。トランジスタTR4は、メインリレー310と接続される。
メインリレー310は、スタートスイッチ290の作動によって、バッテリ240とスタータモータ280とが接続された場合、バッテリ240の電源をエンジン関係電装品(イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40)やメータ410に供給する。
つまり、ECU100Bは、スタートスイッチ290の作動によってバッテリ240とスタータモータ280とが接続された場合、メインリレー310を駆動して、バッテリ240の電源をエンジン関係電装品に供給する。
スタータリレー320は、スタートスイッチ290の作動(ON)に伴ってリレー330が作動すると、スタータモータ280にバッテリ240の電源を供給する。
なお、電気回路C3の起動動作及び停止動作は、ライダーによるキックペダル8のキックによるエンジン6の始動が、スタータモータ280によるエンジン6の始動に変わること以外、上述した電気回路C2と同様であるため、説明を省略する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る電気回路の構成及び動作について、図9〜図11を参照して説明する。以下、上述した電気回路C1〜C3と異なる部分について主に説明するものとし、電気回路C1〜C3と同様の部分については、説明を適宜省略する。
(電気回路の構成)
図9は、本実施形態に係る電気回路C4の構成図である。電気回路C4は、上述した電気回路C3(図8参照)と同様に、スタータモータ280やメータ410などを備える。
電気回路C3と比較すると、電気回路C4では、スタートスイッチ290がリレー330よりも上流側に設けられる。なお、スタートスイッチ290は、リレー330よりも下流側に設けても構わない。
また、自己電源保持回路120CのトランジスタTR1には、レギュレータ230によって出力された電圧ではなく、スタートスイッチ290の作動に伴うバッテリ240の電源が供給される。
つまり、ECU100Cは、レギュレータ230によって出力された電圧ではなく、スタートスイッチ290の作動に伴うバッテリ240の電源によって、エンジン6が始動しようとしていることを検出する。
(電気回路の動作)
次に、電気回路C4の動作について説明する。具体的には、(1)電気回路C4の起動動作、及び(2)電気回路C4の停止動作について説明する。
(1)起動動作
図10は、電気回路C4の起動動作フロー図である。図10に示すように、ステップS211において、ライダーがスタートスイッチ290を押下することによって、スタートスイッチ290の作動(ON)する。
ステップ213において、スタートスイッチ290の作動に伴い、バッテリ240の電源(電圧)がトランジスタTR1に供給され、トランジスタTR1がON状態となる。
ステップS215において、トランジスタTR2は、トランジスタTR1がON状態になったことに連動してON状態となる。
ステップS217において、CPU110は、トランジスタTR2を介して供給されたバッテリ240の電源(直流電流)によって起動する。
ステップS219において、CPU110は、起動状態が所定時間(例えば、3秒)継続したか否かを判定する。
起動状態が所定時間継続した場合(ステップS219のYES)、ステップS221において、トランジスタTR3をON状態とし、ECU100Cに供給されるバッテリ240の電源を自己保持する。
ステップS223において、ECU100Cは、電気信号を出力し、メインリレー310を駆動する。メインリレー310が駆動すると、スタータモータ280にバッテリ240の電源が供給されるとともに、エンジン関係電装品(イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40)や他の電装品(メータ410など)と、バッテリ240とが接続される。
(2)停止動作
図11は、電気回路C4の停止動作フロー図である。図11に示すように、ステップS251Aにおいて、CPU110は、ピックアップセンサ220からの電気信号が所定時間(例えば、3分間)入力されていないことを検出する。
また、ステップS251Bにおいて、CPU110は、エンジンストップスイッチ50が所定時間継続して押下(長押し)されたか否かを検出する。なお、ステップS251A及びステップS251Bの動作は、同時に実行される。
ピックアップセンサ220からの電気信号が所定時間入力されていない場合(ステップS251AのYES)、またはエンジンストップスイッチ50が所定時間継続して押下された場合(ステップS251BのYES)、ステップS253において、ECU100Cは、メインリレー310の駆動を停止し、エンジン関係電装品(イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40)や他の電装品(メータ410など)を、バッテリ240から切り離す。
ステップS255〜S259の動作は、電気回路C1と同様である(図5のS53〜S57参照)。
[作用・効果]
自動二輪車1(電気回路C1〜C4)によれば、エンジン6が始動しようとしている始動準備状態にあることが検出される。さらに、始動準備状態の検出に基づいて、電気回路が、バッテリ240とエンジン関係電装品とを接続する接続状態を保持する。
このため、例えば、ライダーがキックペダル8をキックすることによって、エンジン6が始動しようとしている状態が検出されると、自動的にバッテリ240とエンジン関係電装品とが接続され、エンジン関係電装品が作動する。
すなわち、自動二輪車1によれば、バッテリ240の電源をエンジン関係電装品に供給する場合において、メインスイッチを省略できる。さらに、自動二輪車1によれば、メインスイッチが省略されていても、エンジン6の始動に際して特別な操作(例えば、クラッチレバーを握ったままスタートスイッチを押下)を要求することなく、従来の自動二輪車と全く同様にエンジン6を始動すればよい。
また、自動二輪車1では、フューエルインジェクションが採用されている。フューエルインジェクションでは、安定した燃料(空燃比)調整を行うため、バッテリ240のような安定した電源を供給する必要がある。さらに、エンジン6の低回転時には、発電機210が生成する電力が不足する場合があるが、バッテリ240の電源をエンジン関係電装品に供給することによって、所要電力の不足を補うことができる。
つまり、電気回路C1〜C4によれば、メインスイッチを省略しつつ、バッテリ240から安定した電源をエンジン関係電装品(イグニションコイル10、インジェクタ30及び燃料ポンプ40)供給することができる。さらに、電気回路C1〜C4によれば、エンジン6が停止した場合、エンジン関係電装品へのバッテリ240の電源の供給が自動的に停止するため、メインスイッチを備えることなくバッテリ240の電源が浪費されることを防止できる。
自動二輪車1によれば、ピックアップセンサ220(電気回路C1)や自己電源保持回路(例えば、電気回路C2の自己電源保持回路120A)は、バッテリ240の電源を用いることなく、始動準備状態を検出できる。このため、始動準備状態を検出するために、新たに電源(バッテリ)を備える必要がない。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、始動準備状態の検出方法は、上述した方法に限定されるものではない。上述した実施形態以外に、スタートスイッチ290が所定時間(例えば、3秒)以上押下されたことによって、始動準備状態であることを検出してもよい。
また、本発明が適用可能な鞍乗型車両は、オフロードでの競技などに用いられる自動二輪車1に限られず、異なるタイプの鞍乗型車両(3輪や4輪を含む)にも勿論適用することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルグリップの拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る電気回路の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る電気回路の起動動作フロー図である。 本発明の第1実施形態に係る電気回路の停止動作フロー図である。 本発明の第2実施形態に係る電気回路の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る電気回路の起動動作フロー図である。 本発明の第3実施形態に係る電気回路の構成図である。 本発明の第4実施形態に係る電気回路の構成図である。 本発明の第4実施形態に係る電気回路の起動動作フロー図である。 本発明の第4実施形態に係る電気回路の停止動作フロー図である。 本発明の実施形態に係る整流回路の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る整流回路の変更例を示す図である。
符号の説明
1…自動二輪車、2F…前輪、2R…後輪、3…車体フレーム、4…フロントフォーク、5…リヤアーム、6…エンジン、6a…クランク軸、7…ハンドル、8…キックペダル、10…イグニションコイル、20…スパークプラグ、30…インジェクタ、40…燃料ポンプ、50…エンジンストップスイッチ、100,100A〜100C…ECU、110…CPU、120,120A〜120C…自己電源保持回路、130,130A…整流回路、210…発電機、220…ピックアップセンサ、230…レギュレータ、240…バッテリ、250…ニュートラルスイッチ、260…ダイオード、270…クラッチスイッチ、280…スタータモータ、290…スタートスイッチ、310…メインリレー、320…スタータリレー、330…リレー、410…メータ、420…ヘッドライト、430…リレー、C1〜C4…電気回路、CD1,CD2…コンデンサ、CM…コンパレータ、D1,D2…ダイオード、OA…オペアンプ、R1〜R5…抵抗、TR1〜TR4…トランジスタ、ZD1,ZD2…ツェナーダイオード

Claims (10)

  1. 駆動力を発生するエンジンと、
    前記エンジンの運転に用いられるエンジン関係電装品と、
    前記エンジン関係電装品に電源を供給するバッテリと、
    前記エンジン関係電装品と前記バッテリとを含む電気回路と
    を備える鞍乗型車両であって、
    前記バッテリと前記エンジン関係電装品とを接続する接続状態、または前記バッテリと前記エンジン関係電装品とを接続しない非接続状態の何れかの状態に、前記電気回路を制御する接続制御手段と、
    前記エンジンが始動準備状態にあることを検出するエンジン始動検出手段と
    を備え、
    前記接続制御手段は、前記エンジン始動検出手段による前記始動準備状態の検出に基づいて、前記電気回路を前記非接続状態から前記接続状態に変化させ、前記接続状態を保持する鞍乗型車両。
  2. 前記エンジン始動検出手段は、前記バッテリの電源を用いることなく、前記始動準備状態を検出する請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記エンジン始動検出手段は、キックペダルがキックされることによって前記始動準備状態を検出する請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記エンジンは、クランク軸を有し、
    前記エンジン始動検出手段は、前記クランク軸が回転しているか否かを検出するクランク軸回転検出センサである請求項1に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記エンジンによって駆動される発電機と、
    前記発電機によって生成された電力の電圧を所定の範囲内に調整するレギュレータと
    を備え、
    前記エンジン始動検出手段は、前記レギュレータによって出力される電力の有無を検出する電気回路である請求項1に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記接続制御手段は、
    前記エンジン始動検出手段によって出力される前記始動準備状態にあることを示す電気信号を検出し、前記電気信号の検出に応じて、前記電気信号を導通させる第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記バッテリに接続され、前記第1スイッチング素子が前記電気信号を導通させると、前記バッテリの電源を供給する第2スイッチング素子と、
    前記第2スイッチング素子と接続され、前記第2スイッチング素子を介して供給された前記バッテリの電源に基づいて、前記非接続状態から前記接続状態に変化させ、前記接続状態を保持する制御部と
    を有する請求項1に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記接続制御手段は、前記クランク軸回転検出センサが前記クランク軸の回転を所定時間検出しなかった場合、前記電気回路を前記接続状態から前記非接続状態に変化させる請求項3に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記接続制御手段は、前記レギュレータによって出力される電力を所定時間検出しなかった場合、前記電気回路を前記接続状態から前記非接続状態に変化させる請求項4に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記エンジンは、クランク軸を有し、
    前記バッテリの電源を用いて、前記クランク軸を回転させ、前記エンジンを始動するスタータモータと、
    前記バッテリと前記スタータモータとを接続するスタータモータスイッチと
    を備え、
    前記接続制御手段は、前記スタータモータスイッチの作動によって前記バッテリと前記スタータモータとが接続された場合、前記バッテリの電源を前記エンジン関係電装品に供給するリレーを有する請求項1に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記エンジンに供給される燃料を噴射するインジェクタと、
    前記インジェクタによって噴射される燃料を供給する燃料ポンプと、
    前記インジェクタによって噴射される燃料を制御する燃料噴射制御部と
    を備える請求項1に記載の鞍乗型車両。

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