JP2004044461A - エンジン始動システム - Google Patents
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Abstract
【課題】スタータ回路2に使用される配線の信頼性向上、及び配線の容易化を実現する。
【解決手段】スタータ回路2は、バッテリ3とスタータ1とを接続する1本の電力線4を有し、スタータ1を始動するための始動信号を電力線4に乗せて送信する通電短絡回路5を備えている。一方、スタータ1は、モータへの通電を制御する通電制御装置7を備えている。この通電制御装置7は、電力線4を通じて送信される始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段と、始動信号検出回路で始動信号が検出されて始動条件が整った時にスイッチ手段をONするスイッチ制御回路とを備える。
この構成によれば、始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線4で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】スタータ回路2は、バッテリ3とスタータ1とを接続する1本の電力線4を有し、スタータ1を始動するための始動信号を電力線4に乗せて送信する通電短絡回路5を備えている。一方、スタータ1は、モータへの通電を制御する通電制御装置7を備えている。この通電制御装置7は、電力線4を通じて送信される始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段と、始動信号検出回路で始動信号が検出されて始動条件が整った時にスイッチ手段をONするスイッチ制御回路とを備える。
この構成によれば、始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線4で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタータによりエンジンの始動を行うエンジン始動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエンジン始動システムに使用される一般的なスタータ回路を図5に示す。このエンジン始動システムは、スタータ回路のメイン接点MSをON/OFFする電磁スイッチ100 を備えるもので、IGスイッチ200 がスタート位置(ST)に投入されると、リレー300 を介して電磁スイッチ100 (コイル110 )に通電されることにより、電磁スイッチ100 がメイン接点MSをONして、バッテリ電流がスタータ400 に通電される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のスタータ回路では、バッテリ500 とスタータ400 とを繋ぐ電力線600 の他に、IGスイッチ200 を介してリレーコイル310 に接続される信号線700 、電力線600 からリレー端子320 を介して電磁スイッチ100 のコイル110 に接続される接続線800 などが必要であり、配線を複雑化させている。このため、配線の信頼性が低下し、且つ回路損失が増加するという問題があった。
【0004】
特に、最近の制御化やエコランシステムへの適合では、上記の問題がクローズアップされると共に、スタータやオルタネータの体格アップ、電力線の大径化、信号線のノイズ対策などが必要となることから、車両配線及び車両搭載性の改善が必要となっている。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、スタータ回路に使用される配線の信頼性向上、及び配線の容易化を実現できるエンジン始動システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
本発明は、モータの回転力をエンジンに伝達してエンジンを始動するスタータと、バッテリとスタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介してスタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
スタータ回路は、スタータを始動するための始動信号を電力線に乗せて送信する始動信号送信手段を備え、スタータは、電力線を通じて送信される始動信号を検出してモータへの通電を開始する通電制御装置を具備していることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、スタータの始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。これにより、スタータ回路の配線を容易化できると共に、バッテリとスタータとの間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリの電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
【0007】
(請求項2の発明)
請求項1に記載したエンジン始動システムにおいて、
通電制御装置は、始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを備え、始動信号検出回路で始動信号が検出されると、始動条件が整った状態でスイッチ手段をONすることを特徴とする。
この構成では、スタータ自身に始動信号検出回路とスイッチ手段とを持たせることにより、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。なお、「始動条件が整った状態」とは、例えばバッテリ電圧、スタータ温度などが適正な状態にあることを言う。
【0008】
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したエンジン始動システムにおいて、
始動信号送信手段は、スタータスイッチがONされた時に、電力線が接続されるバッテリ端子に電圧降下を発生させる通電短絡回路を有し、バッテリ端子での電圧降下を始動信号として送信することを特徴とする。
この構成によれば、始動信号を送信するための専用の信号線が不要であり、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。
【0009】
(請求項4の発明)
請求項3に記載したエンジン始動システムにおいて、
通電短絡回路は、スタータスイッチがONされた時に、バッテリ端子での電圧降下を連続して複数回発生させることを特徴とする。
この構成によれば、スタータ以外の電気機器を作動させた時に生じるバッテリの電圧降下とスタータの始動信号とを区別できるので、スタータの誤作動を防止できる。
【0010】
(請求項5の発明)
請求項1または2に記載したエンジン始動システムにおいて、
始動信号送信手段は、スタータスイッチがONされた時に、交流信号を発生させ、その交流信号を始動信号として電力線に乗せて送信することを特徴とする。
この構成によれば、始動信号を送信するための専用の信号線が不要であり、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。
【0011】
(請求項6の発明)
本発明は、モータの回転力をエンジンに伝達してエンジンを始動するスタータと、バッテリとスタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介してスタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
スタータ回路は、スタータスイッチがONされた時に、スタータの始動信号を無線で発信する発信回路を有し、スタータは、発信回路より発信された始動信号を受信できる受信回路と、この受信回路で始動信号を受信してからモータへの通電を開始する通電制御装置とを具備していることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、スタータの始動信号を送信するための専用の信号線を廃止できる。これにより、スタータ回路の配線を容易化できると共に、バッテリとスタータとの間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリの電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
更に、本発明では、スタータの遠隔始動が可能となる。
【0013】
(請求項7の発明)
請求項1〜6に記載したエンジン始動システムにおいて、
スタータは、モータへの通電を停止する条件が整ったか否かを判定する通電停止判定回路を有し、通電制御装置は、通電停止判定回路で停止条件が整ったと判定された時に、スイッチ手段をOFF してモータへの通電を停止することを特徴とする。
この構成では、スタータ自身でモータへの通電停止を判定して、停止条件が整った時にモータへの通電を停止できるので、スタータ以外に通電を停止するためのスイッチ等を設ける必要がない。
【0014】
(請求項8の発明)
本発明は、モータの回転力をエンジンに伝達してエンジンを始動するスタータと、バッテリとスタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介してスタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
スタータ回路は、スタータの始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを有し、始動信号検出回路とスイッチ手段が、バッテリの+側端子と電力線のバッテリ側端子との間に設けられていることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、スタータの始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。これにより、スタータ回路の配線を容易化できると共に、バッテリとスタータとの間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリの電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
更に、本発明では、始動信号検出回路とスイッチ手段をスタータに持たせる必要がないので、スタータの構成を簡易化できる。また、バッテリ電圧が常時スタータ端子に印加されることを防止できる効果もある。
【0016】
(請求項9の発明)
本発明は、モータの回転力をエンジンに伝達してエンジンを始動するスタータと、バッテリとスタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介してスタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
スタータ回路は、スタータの始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを有し、始動信号検出回路とスイッチ手段が、バッテリの内部に設けられていることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、スタータの始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。これにより、スタータ回路の配線を容易化できると共に、バッテリとスタータとの間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリの電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1はスタータ回路図である。
本実施例のエンジン始動システムは、エンジン(図示しない)を始動するためのスタータ1と、このスタータ1にバッテリ電流を通電するスタータ回路2とを備える。
スタータ1は、極めて周知な構成を有するもので、エンジンを始動するために必要な回転力を発生するモータ(図示しない)と、このモータの回転力をエンジンに伝達する動力伝達機構(図示しない)とを備えている。
【0019】
スタータ回路2は、図1に示す様に、バッテリ3とスタータ1とを接続する1本の電力線4を有し、スタータ1を始動するための始動信号を電力線4に乗せて送信する通電短絡回路5を備えている。
この通電短絡回路5は、バッテリ3の+側端子に接続される内部抵抗(図示しない)と、IGスイッチ6がスタート位置(ST)に投入された時に、バッテリ端子に電圧降下を連続して所定回数(例えば3回)発生させる制御回路(図示しない)とを内蔵している。
【0020】
一方、スタータ1は、電力線4を通じて送信される始動信号を検出してモータへの通電を開始する通電制御装置7を具備している。
この通電制御装置7は、始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段と、始動信号検出回路で始動信号が検出された後、始動条件が整った時(例えばバッテリ電圧やスタータ温度などが適正な状態)にスイッチ手段をONするスイッチ制御回路とを備える。
始動信号検出回路は、電力線4が接続されるスタータ端子での電圧降下回数が所定回数(例えば3回)検出された時に始動信号と判定する。なお、上記の通電短絡回路5によって発生するバッテリ端子での電圧降下量は、始動信号検出回路で検出できる電圧レベルであることは言うまでもない。
【0021】
次に、本実施例の作動を説明する。
IGスイッチ6がスタート位置(ST)に投入されると、バッテリ3から通電短絡回路5の内部抵抗に通電される。これにより、バッテリ3の端子電圧が低下するため、電力線4が接続されるスタータ端子の電圧も低下する。ここで、スタータ1に具備される通電制御装置7は、始動信号検出回路によりスタータ端子での電圧降下が所定回数検出されると、始動信号と判断して、始動条件が整った時にスイッチ手段をONする。その結果、電力線4を通じてバッテリ電流がモータに通電される。
【0022】
(第1実施例の効果)
本実施例では、バッテリ3の電圧降下をスタータ1の始動信号とすることにより、その始動信号を電力線4に乗せて送信することができる。その結果、始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線4で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。これにより、従来のスタータ回路と比較して配線を容易化できると共に、バッテリ3とスタータ1との間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリ3の電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
【0023】
本実施例のエンジン始動システムは、交差点や渋滞等で一時停止した際にエンジンを自動停止させ、再始動時にエンジンを自動始動させるエコランシステムにも対応できる。つまり、エンジンを自動停止してから所定の再始動条件が成立すると、エコランシステムを制御するエンジンECU8(電子制御装置)が通電短絡回路5に所定回数通電して始動信号を発生させ、その始動信号を受けてスタータ1がエンジンを自動始動させる。
【0024】
なお、バッテリ3の電圧降下が所定回数連続して発生する場合、一種の交流信号として考えることができる。そこで、バッテリ3の電圧降下だけでなく、始動信号として交流信号を電力線4に乗せてスタータ1に送信することも可能である。この場合、スタータ1の始動信号検出回路は、電力線4を介して送信された交流信号の周波数や振幅等により始動信号か否かを判定することができる。
【0025】
また、スタータ1は、モータへの通電を停止する条件が整ったか否かを判定する通電停止判定回路(図示しない)を備え、この通電停止判定回路で停止条件が整ったと判定された時に、スイッチ制御回路によりスイッチ手段をOFF してモータへの通電を停止しても良い。この場合、スタータ自身でモータへの通電停止を実施できる。
なお、通電停止判定回路は、例えばエンジン回転数からエンジンが完爆したか否かを判定し、完爆した時にモータへの停止条件が整ったと判定することができる。
【0026】
(第2実施例)
図2はスタータ回路図である。
本実施例のエンジン始動システムは、スタータ1の始動信号を無線で通信する発信回路9と受信回路10とを備える一例である。
エンジンECU8は、IGスイッチ6がスタート位置(ST)に投入されると、スタータ1の始動信号を無線で発信する発信回路9を内蔵している。
一方、スタータ1は、発信回路9より発信された始動信号を受信できる受信回路10と、モータへの通電を制御する通電制御装置11とを具備している。この通電制御装置11は、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段と、受信回路10で始動信号を受信した後、所定の始動条件が整った時にスイッチ手段をONするスイッチ制御回路とを有する。
【0027】
本実施例の構成によれば、スタータ1の始動信号を無線で発信するので、当然の如く信号線は不要である。その結果、第1実施例の場合と同様に、従来のスタータ回路と比較して配線を容易化できると共に、バッテリ3とスタータ1との間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリ3の電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。更に、本実施例の場合は、スタータ1の遠隔始動が可能である。
【0028】
(第3実施例)
図3はスタータ回路図である。
本実施例のエンジン始動システムは、図3に示す様に、バッテリ3の+側端子と電力線4のバッテリ側端子との間にスタータ1の通電制御装置12を設けた場合の一例である。
通電制御装置12は、スタータ1の始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを備え、IGスイッチ6がスタート位置(ST)に投入されると、始動信号検出回路が始動信号を検出してスイッチ手段をONする。これにより、電力線4を通じてスタータ1にバッテリ電流が通電される。
【0029】
この構成では、通電制御装置12をスタータ1に設ける必要がないので、スタータ1の構成を簡易化できる。また、スイッチ手段をバッテリ3の+側端子に接続して設けることにより、バッテリ電圧が常時スタータ端子に印加されることを防止できるので、安全性の高いシステムを構成できる。
【0030】
(第4実施例)
図4はスタータ回路図である。
本実施例のエンジン始動システムは、図4に示す様に、スタータ1の通電制御装置12をバッテリ3の内部に設けた場合の一例である。
通電制御装置12は、第3実施例と同様に、スタータ1の始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを備え、その始動信号検出回路とスイッチ手段とがバッテリ3の内部に配置されている。
また、バッテリ3には、オルタネータ13への接続端子も内蔵されている。
本実施例の構成でも、第3実施例の場合と同じく、スタータ1の構成を簡易化でき、且つ安全性の高いシステムを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータ回路図である(第1実施例)。
【図2】スタータ回路図である(第2実施例)。
【図3】スタータ回路図である(第3実施例)。
【図4】スタータ回路図である(第4実施例)。
【図5】スタータ回路図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 スタータ
2 スタータ回路
3 バッテリ
4 電力線
5 通電短絡回路(始動信号送信手段)
6 IGスイッチ(スタータスイッチ)
7 通電制御装置(第1実施例)
9 発信回路
10 受信回路
11 通電制御装置(第2実施例)
12 通電制御装置(第3、4実施例)
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタータによりエンジンの始動を行うエンジン始動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエンジン始動システムに使用される一般的なスタータ回路を図5に示す。このエンジン始動システムは、スタータ回路のメイン接点MSをON/OFFする電磁スイッチ100 を備えるもので、IGスイッチ200 がスタート位置(ST)に投入されると、リレー300 を介して電磁スイッチ100 (コイル110 )に通電されることにより、電磁スイッチ100 がメイン接点MSをONして、バッテリ電流がスタータ400 に通電される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のスタータ回路では、バッテリ500 とスタータ400 とを繋ぐ電力線600 の他に、IGスイッチ200 を介してリレーコイル310 に接続される信号線700 、電力線600 からリレー端子320 を介して電磁スイッチ100 のコイル110 に接続される接続線800 などが必要であり、配線を複雑化させている。このため、配線の信頼性が低下し、且つ回路損失が増加するという問題があった。
【0004】
特に、最近の制御化やエコランシステムへの適合では、上記の問題がクローズアップされると共に、スタータやオルタネータの体格アップ、電力線の大径化、信号線のノイズ対策などが必要となることから、車両配線及び車両搭載性の改善が必要となっている。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、スタータ回路に使用される配線の信頼性向上、及び配線の容易化を実現できるエンジン始動システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
本発明は、モータの回転力をエンジンに伝達してエンジンを始動するスタータと、バッテリとスタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介してスタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
スタータ回路は、スタータを始動するための始動信号を電力線に乗せて送信する始動信号送信手段を備え、スタータは、電力線を通じて送信される始動信号を検出してモータへの通電を開始する通電制御装置を具備していることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、スタータの始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。これにより、スタータ回路の配線を容易化できると共に、バッテリとスタータとの間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリの電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
【0007】
(請求項2の発明)
請求項1に記載したエンジン始動システムにおいて、
通電制御装置は、始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを備え、始動信号検出回路で始動信号が検出されると、始動条件が整った状態でスイッチ手段をONすることを特徴とする。
この構成では、スタータ自身に始動信号検出回路とスイッチ手段とを持たせることにより、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。なお、「始動条件が整った状態」とは、例えばバッテリ電圧、スタータ温度などが適正な状態にあることを言う。
【0008】
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したエンジン始動システムにおいて、
始動信号送信手段は、スタータスイッチがONされた時に、電力線が接続されるバッテリ端子に電圧降下を発生させる通電短絡回路を有し、バッテリ端子での電圧降下を始動信号として送信することを特徴とする。
この構成によれば、始動信号を送信するための専用の信号線が不要であり、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。
【0009】
(請求項4の発明)
請求項3に記載したエンジン始動システムにおいて、
通電短絡回路は、スタータスイッチがONされた時に、バッテリ端子での電圧降下を連続して複数回発生させることを特徴とする。
この構成によれば、スタータ以外の電気機器を作動させた時に生じるバッテリの電圧降下とスタータの始動信号とを区別できるので、スタータの誤作動を防止できる。
【0010】
(請求項5の発明)
請求項1または2に記載したエンジン始動システムにおいて、
始動信号送信手段は、スタータスイッチがONされた時に、交流信号を発生させ、その交流信号を始動信号として電力線に乗せて送信することを特徴とする。
この構成によれば、始動信号を送信するための専用の信号線が不要であり、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。
【0011】
(請求項6の発明)
本発明は、モータの回転力をエンジンに伝達してエンジンを始動するスタータと、バッテリとスタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介してスタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
スタータ回路は、スタータスイッチがONされた時に、スタータの始動信号を無線で発信する発信回路を有し、スタータは、発信回路より発信された始動信号を受信できる受信回路と、この受信回路で始動信号を受信してからモータへの通電を開始する通電制御装置とを具備していることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、スタータの始動信号を送信するための専用の信号線を廃止できる。これにより、スタータ回路の配線を容易化できると共に、バッテリとスタータとの間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリの電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
更に、本発明では、スタータの遠隔始動が可能となる。
【0013】
(請求項7の発明)
請求項1〜6に記載したエンジン始動システムにおいて、
スタータは、モータへの通電を停止する条件が整ったか否かを判定する通電停止判定回路を有し、通電制御装置は、通電停止判定回路で停止条件が整ったと判定された時に、スイッチ手段をOFF してモータへの通電を停止することを特徴とする。
この構成では、スタータ自身でモータへの通電停止を判定して、停止条件が整った時にモータへの通電を停止できるので、スタータ以外に通電を停止するためのスイッチ等を設ける必要がない。
【0014】
(請求項8の発明)
本発明は、モータの回転力をエンジンに伝達してエンジンを始動するスタータと、バッテリとスタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介してスタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
スタータ回路は、スタータの始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを有し、始動信号検出回路とスイッチ手段が、バッテリの+側端子と電力線のバッテリ側端子との間に設けられていることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、スタータの始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。これにより、スタータ回路の配線を容易化できると共に、バッテリとスタータとの間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリの電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
更に、本発明では、始動信号検出回路とスイッチ手段をスタータに持たせる必要がないので、スタータの構成を簡易化できる。また、バッテリ電圧が常時スタータ端子に印加されることを防止できる効果もある。
【0016】
(請求項9の発明)
本発明は、モータの回転力をエンジンに伝達してエンジンを始動するスタータと、バッテリとスタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介してスタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
スタータ回路は、スタータの始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを有し、始動信号検出回路とスイッチ手段が、バッテリの内部に設けられていることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、スタータの始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。これにより、スタータ回路の配線を容易化できると共に、バッテリとスタータとの間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリの電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1はスタータ回路図である。
本実施例のエンジン始動システムは、エンジン(図示しない)を始動するためのスタータ1と、このスタータ1にバッテリ電流を通電するスタータ回路2とを備える。
スタータ1は、極めて周知な構成を有するもので、エンジンを始動するために必要な回転力を発生するモータ(図示しない)と、このモータの回転力をエンジンに伝達する動力伝達機構(図示しない)とを備えている。
【0019】
スタータ回路2は、図1に示す様に、バッテリ3とスタータ1とを接続する1本の電力線4を有し、スタータ1を始動するための始動信号を電力線4に乗せて送信する通電短絡回路5を備えている。
この通電短絡回路5は、バッテリ3の+側端子に接続される内部抵抗(図示しない)と、IGスイッチ6がスタート位置(ST)に投入された時に、バッテリ端子に電圧降下を連続して所定回数(例えば3回)発生させる制御回路(図示しない)とを内蔵している。
【0020】
一方、スタータ1は、電力線4を通じて送信される始動信号を検出してモータへの通電を開始する通電制御装置7を具備している。
この通電制御装置7は、始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段と、始動信号検出回路で始動信号が検出された後、始動条件が整った時(例えばバッテリ電圧やスタータ温度などが適正な状態)にスイッチ手段をONするスイッチ制御回路とを備える。
始動信号検出回路は、電力線4が接続されるスタータ端子での電圧降下回数が所定回数(例えば3回)検出された時に始動信号と判定する。なお、上記の通電短絡回路5によって発生するバッテリ端子での電圧降下量は、始動信号検出回路で検出できる電圧レベルであることは言うまでもない。
【0021】
次に、本実施例の作動を説明する。
IGスイッチ6がスタート位置(ST)に投入されると、バッテリ3から通電短絡回路5の内部抵抗に通電される。これにより、バッテリ3の端子電圧が低下するため、電力線4が接続されるスタータ端子の電圧も低下する。ここで、スタータ1に具備される通電制御装置7は、始動信号検出回路によりスタータ端子での電圧降下が所定回数検出されると、始動信号と判断して、始動条件が整った時にスイッチ手段をONする。その結果、電力線4を通じてバッテリ電流がモータに通電される。
【0022】
(第1実施例の効果)
本実施例では、バッテリ3の電圧降下をスタータ1の始動信号とすることにより、その始動信号を電力線4に乗せて送信することができる。その結果、始動信号を送信するための専用の信号線を廃止でき、1本の電力線4で始動信号の送信とモータへの通電を行うことができる。これにより、従来のスタータ回路と比較して配線を容易化できると共に、バッテリ3とスタータ1との間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリ3の電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。
【0023】
本実施例のエンジン始動システムは、交差点や渋滞等で一時停止した際にエンジンを自動停止させ、再始動時にエンジンを自動始動させるエコランシステムにも対応できる。つまり、エンジンを自動停止してから所定の再始動条件が成立すると、エコランシステムを制御するエンジンECU8(電子制御装置)が通電短絡回路5に所定回数通電して始動信号を発生させ、その始動信号を受けてスタータ1がエンジンを自動始動させる。
【0024】
なお、バッテリ3の電圧降下が所定回数連続して発生する場合、一種の交流信号として考えることができる。そこで、バッテリ3の電圧降下だけでなく、始動信号として交流信号を電力線4に乗せてスタータ1に送信することも可能である。この場合、スタータ1の始動信号検出回路は、電力線4を介して送信された交流信号の周波数や振幅等により始動信号か否かを判定することができる。
【0025】
また、スタータ1は、モータへの通電を停止する条件が整ったか否かを判定する通電停止判定回路(図示しない)を備え、この通電停止判定回路で停止条件が整ったと判定された時に、スイッチ制御回路によりスイッチ手段をOFF してモータへの通電を停止しても良い。この場合、スタータ自身でモータへの通電停止を実施できる。
なお、通電停止判定回路は、例えばエンジン回転数からエンジンが完爆したか否かを判定し、完爆した時にモータへの停止条件が整ったと判定することができる。
【0026】
(第2実施例)
図2はスタータ回路図である。
本実施例のエンジン始動システムは、スタータ1の始動信号を無線で通信する発信回路9と受信回路10とを備える一例である。
エンジンECU8は、IGスイッチ6がスタート位置(ST)に投入されると、スタータ1の始動信号を無線で発信する発信回路9を内蔵している。
一方、スタータ1は、発信回路9より発信された始動信号を受信できる受信回路10と、モータへの通電を制御する通電制御装置11とを具備している。この通電制御装置11は、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段と、受信回路10で始動信号を受信した後、所定の始動条件が整った時にスイッチ手段をONするスイッチ制御回路とを有する。
【0027】
本実施例の構成によれば、スタータ1の始動信号を無線で発信するので、当然の如く信号線は不要である。その結果、第1実施例の場合と同様に、従来のスタータ回路と比較して配線を容易化できると共に、バッテリ3とスタータ1との間に中間端子を設ける必要がないので、その中間端子によるバッテリ3の電圧降下を無くすことができる。また、始動やノイズに弱い信号線がないため、配線の信頼性を向上できる。更に、本実施例の場合は、スタータ1の遠隔始動が可能である。
【0028】
(第3実施例)
図3はスタータ回路図である。
本実施例のエンジン始動システムは、図3に示す様に、バッテリ3の+側端子と電力線4のバッテリ側端子との間にスタータ1の通電制御装置12を設けた場合の一例である。
通電制御装置12は、スタータ1の始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを備え、IGスイッチ6がスタート位置(ST)に投入されると、始動信号検出回路が始動信号を検出してスイッチ手段をONする。これにより、電力線4を通じてスタータ1にバッテリ電流が通電される。
【0029】
この構成では、通電制御装置12をスタータ1に設ける必要がないので、スタータ1の構成を簡易化できる。また、スイッチ手段をバッテリ3の+側端子に接続して設けることにより、バッテリ電圧が常時スタータ端子に印加されることを防止できるので、安全性の高いシステムを構成できる。
【0030】
(第4実施例)
図4はスタータ回路図である。
本実施例のエンジン始動システムは、図4に示す様に、スタータ1の通電制御装置12をバッテリ3の内部に設けた場合の一例である。
通電制御装置12は、第3実施例と同様に、スタータ1の始動信号を検出する始動信号検出回路と、モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを備え、その始動信号検出回路とスイッチ手段とがバッテリ3の内部に配置されている。
また、バッテリ3には、オルタネータ13への接続端子も内蔵されている。
本実施例の構成でも、第3実施例の場合と同じく、スタータ1の構成を簡易化でき、且つ安全性の高いシステムを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータ回路図である(第1実施例)。
【図2】スタータ回路図である(第2実施例)。
【図3】スタータ回路図である(第3実施例)。
【図4】スタータ回路図である(第4実施例)。
【図5】スタータ回路図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 スタータ
2 スタータ回路
3 バッテリ
4 電力線
5 通電短絡回路(始動信号送信手段)
6 IGスイッチ(スタータスイッチ)
7 通電制御装置(第1実施例)
9 発信回路
10 受信回路
11 通電制御装置(第2実施例)
12 通電制御装置(第3、4実施例)
Claims (9)
- モータの回転力をエンジンに伝達して前記エンジンを始動するスタータと、
バッテリと前記スタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介して前記スタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
前記スタータ回路は、前記スタータを始動するための始動信号を前記電力線に乗せて送信する始動信号送信手段を備え、
前記スタータは、前記電力線を通じて送信される前記始動信号を検出して前記モータへの通電を開始する通電制御装置を具備していることを特徴とするエンジン始動システム。 - 請求項1に記載したエンジン始動システムにおいて、
前記通電制御装置は、前記始動信号を検出する始動信号検出回路と、前記モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを備え、前記始動信号検出回路で前記始動信号が検出されると、始動条件が整った状態で前記スイッチ手段をONすることを特徴とするエンジン始動システム。 - 請求項1または2に記載したエンジン始動システムにおいて、
前記始動信号送信手段は、スタータスイッチがONされた時に、前記電力線が接続されるバッテリ端子に電圧降下を発生させる通電短絡回路を有し、前記バッテリ端子での電圧降下を前記始動信号として送信することを特徴とするエンジン始動システム。 - 請求項3に記載したエンジン始動システムにおいて、
前記通電短絡回路は、前記スタータスイッチがONされた時に、前記バッテリ端子での電圧降下を連続して複数回発生させることを特徴とするエンジン始動システム。 - 請求項1または2に記載したエンジン始動システムにおいて、
前記始動信号送信手段は、スタータスイッチがONされた時に、交流信号を発生させ、その交流信号を前記始動信号として前記電力線に乗せて送信することを特徴とするエンジン始動システム。 - モータの回転力をエンジンに伝達して前記エンジンを始動するスタータと、
バッテリと前記スタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介して前記スタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
前記スタータ回路は、スタータスイッチがONされた時に、前記スタータの始動信号を無線で発信する発信回路を有し、
前記スタータは、前記発信回路より発信された始動信号を受信できる受信回路と、この受信回路で前記始動信号を受信してから前記モータへの通電を開始する通電制御装置とを具備していることを特徴とするエンジン始動システム。 - 請求項1〜6に記載したエンジン始動システムにおいて、
前記スタータは、前記モータへの通電を停止する条件が整ったか否かを判定する通電停止判定回路を有し、
前記通電制御装置は、前記通電停止判定回路で停止条件が整ったと判定された時に、前記スイッチ手段をOFF して前記モータへの通電を停止することを特徴とするエンジン始動システム。 - モータの回転力をエンジンに伝達して前記エンジンを始動するスタータと、
バッテリと前記スタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介して前記スタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
前記スタータ回路は、前記スタータの始動信号を検出する始動信号検出回路と、前記モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを有し、前記始動信号検出回路と前記スイッチ手段が、前記バッテリの+側端子と前記電力線のバッテリ側端子との間に設けられていることを特徴とするエンジン始動システム。 - モータの回転力をエンジンに伝達して前記エンジンを始動するスタータと、
バッテリと前記スタータとを接続する1本の電力線を有し、この電力線を介して前記スタータにバッテリ電流を通電するスタータ回路とを備えるエンジン始動システムであって、
前記スタータ回路は、前記スタータの始動信号を検出する始動信号検出回路と、前記モータへの通電をON/OFFするスイッチ手段とを有し、前記始動信号検出回路と前記スイッチ手段が、前記バッテリの内部に設けられていることを特徴とするエンジン始動システム。
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