JP2011094555A - エンジン始動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧降下抑制手段を最も効果的に用いることができるエンジン始動装置を提供する。
【解決手段】スタータスイッチを閉じることにより電源からスタータスイッチと抵抗体を介してスタータモータに通電し、スタータスイッチが閉じてから遅延時間経過後に短絡スイッチを閉じて抵抗体を短絡するように構成され、前記抵抗体を介して前記スタータモータに通電しているときの電源の電圧降下と、前記抵抗体を前記短絡スイッチにより短絡して前記スタータモータに通電しているときの前記電源の電圧降下とが略同等となるようにした。
【選択図】図2

Description

この発明は、エンジンをスタータモータにて始動させるエンジン始動装置に関するものである。
エンジンを始動する場合、スタータスイッチのコイルに通電を行いスタータスイッチの内部接点を閉じることにより車両用電源よりスタータモータへ電力を供給しスタータモータに回転トルクを発生させ、噛合わされたピニオンギヤとリングギヤを介しスタータモータの回転力をエンジンクランク軸へ伝えエンジンを始動させる。このときスタータスイッチ閉時にはまだスタータモータは静止状態であり逆起電圧が発生していないため、極めて小さいスタータ内部抵抗により数百〜千数百アンペアの突入電流が流れる。そのとき車両用電源は内部の固有抵抗により端子電圧が低下する電圧降下を発生する。
このため、エンジンの始動時に於いて、スタータモータ起動時の電流による車両用電源の電圧降下により、車両の他の電気機器、例えばステレオ、ナビゲーションシステム、エアコン等の使用時に瞬断を引き起こす問題があった。この瞬断は、通常のエンジンの始動では特に問題にはならないが、アイドリングストップ機能の搭載された車両等では、アイドリングストップ後の再始動を行う際に瞬断が発生し、運転手及び同乗者に不快感を与えることが懸念される。そこで、この瞬断を回避するため予備電源を備えたり、または昇圧用DC/DCコンバータを搭載したり、あるいは電圧降下抑制手段を短絡する電磁スイッチを搭載して車両用電源の電圧の低下を防ぐ対策が採られている。
特許文献1に示されている従来のスタータでは、電圧降下抑制手段としての抵抗体を内蔵しこれを短絡する電磁スイッチを備えており、電圧降下抑制手段により抑制された電流をモータに通電した後、電圧降下抑制手段を短絡して主電源の全電圧をモータへ印加する。これにより主電源の容量を大きくすることもなく、主電源の電圧を昇圧手段により昇圧することもなく、直流電動機の始動に伴う主電源の電圧降下を抑制し、瞬断のないスタータを実現している。
特開2009−167967号公報
特許文献1に示された従来のスタータに於いては、電源電圧の低下を抑制する抵抗体の抵抗値が車載の電気機器を瞬断させない範囲内である必要があるが、その抵抗体の抵抗値は、目標とする電源の電圧低下量により決定され、バッテリの内部抵抗、スタータモータの仕様(内部抵抗)及び配線抵抗に左右され、最適な抵抗値とすることは困難であった。
この発明は、従来の装置に於ける前述の課題を解決するためになされたものであり、電圧降下抑制手段を最も効果的に用いることができるエンジン始動装置の提供を目的とするものである。
この発明によるエンジン始動装置は、
電源とスタータモータとの間に直列接続されたスタータスイッチと、前記スタータスイッチに直列接続された抵抗体と、前記抵抗体を短絡し得る短絡スイッチと、前記短絡スイッチの開閉を制御する制御回路とを備え、前記スタータスイッチを閉じることにより前記電源から前記スタータスイッチと前記抵抗体を介して前記スタータモータに通電し、前記スタータスイッチが閉じてから遅延時間経過後に前記短絡スイッチを閉じて前記抵抗体を短絡するように構成されたエンジン始動装置であって、
前記抵抗体を介して前記スタータモータに通電しているときの電源の電圧降下と、前記抵抗体を前記短絡スイッチにより短絡して前記スタータモータに通電しているときの前記電源の電圧降下とが略同等となるようにしたことを特徴とするものである。
この発明によるエンジン始動装置によれば、スタータスイッチを閉じることにより電源からスタータスイッチと抵抗体を介してスタータモータに通電し、スタータスイッチが閉じてから遅延時間経過後に短絡スイッチを閉じて抵抗体を短絡するように構成され、前記抵抗体を介して前記スタータモータに通電しているときの電源の電圧降下と、前記抵抗体を前記短絡スイッチにより短絡して前記スタータモータに通電しているときの前記電源の電圧降下とが略同等となるようにしたので、電源の電圧低下を抑制し、車載の電気機器に瞬断を与えないエンジン始動が可能となると共に、前記抵抗体の抵抗値から得られる電圧降下の抑制効果を最大限に活用することができる。
この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置の電気回路図である。 この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置に於ける電流電圧波形を示すグラフである。 従来のエンジン始動装置の電気回路図である。 従来のエンジン始動装置に於ける電流電圧波形を示すグラフである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置の電気回路図、図2は、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置に於ける電流電圧波形を示すグラフであり、縦軸は電源電圧であるバッテリの出力電圧、横軸は時間を示す。図1に於いて、エンジン始動装置1は、エンジン(図示せず)を始動するスタータモータ2と、このスタータモータ2に電力を供給する電源であるバッテリ3と、スタータモータ2を始動させるバッテリ3に接続された始動スイッチ4と、始動装置5と、エンジン始動要求が発生したときに短絡回路6の駆動コイル6bに通電させる制御回路8とを備える。
始動装置5は、スタータモータ2とバッテリ3との間に直列に接続されたスタータスイッチ5aと、スタータスイッチ5aの可動接点を駆動するための駆動コイル5bと、スタータスイッチ5aの可動接点を固定接点に接触した位置に保持する保持コイル5cと、スタータスイッチ5aの可動接点に固定されたプランジャ5dとを備える。保持コイル5Cは、始動スイッチ4と接地端子Cとの間に接続されている。
短絡回路6は、始動装置5のスタータスイッチ5aとスタータモータ2との間に接続された短絡スイッチ6aと、この短絡スイッチ6aを駆動するための駆動コイル6bと、短絡スイッチ6aの端子A、B間に両端子が接続されて短絡スイッチ6aと並列に接続された電圧降下抑制手段である抵抗体7とを備える。短絡スイッチ駆動コイル6bは、制御回路8と接地端子Cとの間に接続されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1によるエンジン始動装置に於いて、次に動作を説明する。図1及び図2に於いて、先ず、エンジン始動の第1ステップとして、時点T1に於いてエンジン始動要求により始動スイッチ4が閉路されると、バッテリ3から始動スイッチ4、始動装置5に於けるスタータスイッチ5aの駆動コイル5b、及び抵抗体7を経由して、スタータモータ2に電流IAが供給され始める。
続いて、第2ステップとして、駆動コイル5bに通電されたことにより、スタータスイッチ5aのプランジャ5dが駆動され、時点T2に於いてスイッチ5aが閉路される。又、これと同時に、バッテリ3から始動スイッチ4を介して保持コイル5cに通電され、プランジャ5dがその位置に保持される。その結果、スタータスイッチ5aの閉路が維持される。
スタータスイッチ5aが閉路されることにより、スタータモータ2は、バッテリ3から直流電力が供給されて回転トルクを発生し、スタータモータ2の回転子軸に一方向クラッチを介して結合されたピニオンギヤを、エンジンのクランクシャフトに設けられたリングギヤ側へ移動させてリングギヤに噛合させる。
スタータスイッチ5aが閉路されると、バッテリ3から駆動コイル5bに流れていた電流は、ほぼ消滅し、バッテリ3から閉路されたスタータスイッチ5a、及び抵抗体7を流れる電流IBとなる。
続いて、第3ステップとして、スタータスイッチ5aが閉路された時点から所定の遅延時間の経過後である時点T3にて制御回路8が動作してその接点を閉じる。その結果、駆動コイル6bに通電され、抵抗体7に並列接続されている短絡スイッチ6aが閉路される。この短絡スイッチ6aの閉路により抵抗体7が短絡される。
短絡スイッチ6aが閉路することにより、バッテリ3からスタータスイッチ5a、及び短絡スイッチ6aを介してスタータモータ2へ通常のスタータ電流が供給される。このとき短絡スイッチ6aが閉路され抵抗体7は短絡されているので、図2に示すようにスタータ電流は再び増加する。スタータモータ2は、供給された通常のスタータ電流により駆動され、その回転力を噛合したピニオンギヤとリングギヤを介してエンジンのクランク軸へ伝達してエンジンの始動を開始し、時点T4に於いてエンジンの始動を完了する。
ここで、スタータモータ2の誘起電圧Eは、スタータモータ2の回転数及びスタータモータ2の仕様に依存して発生する。今、バッテリ3の全電圧をV0、バッテリ3の内部固有抵抗をRB、駆動コイル5bの抵抗をRP、抵抗体7の抵抗値をRSR、スタータモータ2の内部抵抗をRS、各配線抵抗をRWとし、スタータスイッチ5aを作動させてから短絡スイッチ6を閉じるまでの遅延時間をt1とし、前記遅延時間経過後のスタータモータ2の回転による誘起電圧をE(t1)とする。
前述の時点T1〜T2間の第1ステップでは、回路上にはバッテリ3の内部固有抵抗RB、駆動コイル5bの抵抗RP、抵抗体7の抵抗値RSR、スタータモータ2の内部抵抗RS、及び各配線抵抗RWが存在する。
一方、前述の時点T2〜T3間の第2ステップでは、回路上にはバッテリ3の内部固有抵抗RB、抵抗体7の抵抗値RSR、スタータスイッチ5aの内部抵抗RS及び各配線抵抗RWが存在することになる。この時、スタータモータ2に流れる通電電流をIBとした場合、IB及びバッテリ3の電圧降下[IB×RB]は、次式(1)、(2)にて表される。

IB=V0/(RB+RW+RS+RSR) 式(1)

IB×RB=V0/(RB+RW+RS+RSR)×RB 式(2)
又、前述の時点T3での第3ステップでは、バッテリ3の内部固有抵抗RB、スタータモータ2の内部抵抗RS、各配線抵抗RWが存在する。尚、第3ステップ以前にスタータモータ2に電流が流れており、これによってスタータモータ2が回転を開始することによるスタータモータ2の誘起電圧E(t1)が発生している。この時、スタータモータ2に流れる電流をIB1とした場合、IB1及びバッテリ3の電圧降下[IB1×RB]は、次式(3)、(4)により表される。

IB1=(V0−E(t1))/(RB+RW+RS) 式(3)

IB1×RB=(V0−E(t1))/(RB+RW+RS)×RB 式(4)
前述の時点T2〜T3間の第2ステップに於ける抵抗体7を介して通電される時のバッテリ3の電圧降下と、時点T3での第3ステップに於ける抵抗体7を短絡スイッチ6aにより短絡して通電される時のバッテリ3の電圧降下とが、略同等となるための条件は、前述の式(2)、(4)が等しい場合である。
従って、式(2)と(4)とが等しいことを条件として得た次式(5)を満足する抵抗体7の抵抗値RSR及びスタータモータ2の誘起電圧E(t1)との関係が、エンジン始動装置に付加する電圧降下抑制手段としての抵抗体7の抵抗値を最適に用いることができる場合を示すこととなる。

RSR/(RB+RW+RS+RSR)=E(t1)/V0 式(5)
そこで、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置では、式(5)を満足させるように、抵抗体7の抵抗値と、始動スイッチ4を作動させてスタータスイッチ5aが閉じてから短絡スイッチ6aを閉じて抵抗体7を短絡させるまでの遅延時間とを設定するものである。具体的には、バッテリ3、スタータモータ2、及びそれらの間の配線等の設計仕様等に基づき、抵抗体7の抵抗値RSRと遅延時間t1とを、前述の式(5)を満足する値に設定している。
その結果、図2に示すように、時点T2に於ける電圧降下の値と、時点T3直後の電圧降下の値とは、ほぼ等しくなる。
以上述べたように、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置によれば、スタータモータの起動時である時点T2に於いて、先ず電源であるバッテリ3とスタータモータ2との間に設置された抵抗体7に通電して低電流でスタータモータ2の始動を開始し、所定の遅延時間経過後に短絡スイッチ6aにて抵抗体7を短絡させることより、エンジンの始動開始時の電源の電圧低下が抑制され、抵抗体7を介してスタータモータ2に通電されている時の電源電圧降下と、抵抗体7を短絡して通電される時の電圧降下が略同等となる。このため、車載の電気機器に瞬断を与えずにエンジンを始動させることが可能となり、しかも、抵抗体7の抵抗値をスタータ電流の限流のために最大限に活用できるといった顕著な効果を奏することができるものである。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2によるエンジン始動装置について説明する。この発明の実施の形態2によるエンジン始動装置では、回路構成は実施の形態1に於ける図1と同様であり、電源であるバッテリ3とスタータモータ2との間に直列接続されたスタータスイッチ5aと、前記スタータスイッチ5aに直列接続された抵抗体7と、前記抵抗体7を短絡し得る短絡スイッチ6aと、前記短絡スイッチ6aの開閉を制御する制御回路8とを備え、前記スタータスイッチ5aを閉じることにより前記バッテリ3から前記スタータスイッチ5aと前記抵抗体7を介して前記スタータモータ2に通電し、前記スタータスイッチ5aが閉じてから遅延時間経過後に前記短絡スイッチ6aを閉じて前記抵抗体7を短絡するように構成されたエンジン始動装置であって、
前記電源の全電圧をV0、前記電源の内部固有抵抗をRB、前記抵抗体の抵抗値をRSR、前記スタータモータの内部抵抗をRS、前記電源と前記スタータスイッチと前記抵抗体と前記スタータモータとを接続する配線の配線抵抗をRWとしたとき、下記の数式
RB/(RW+RS+RSR)<1/5
を満足するように、前記抵抗体の抵抗値RSRを設定したものである。
即ち、電源であるバッテリ3の電圧降下を2[V]以下に抑制する場合、バッテリ3の全電圧V0を12[V]とすると前述の式(2)から次式(6)、(7)が導かれる。

12/(RB+RW+RS+RSR)×RB<2 式(6)

RB/(RW+RS+RSR)<1/5 式(7)
これにより、この発明の実施の形態2によるエンジン始動装置に於いて、モータ起動時、先ず、バッテリ3とスタータモータ2との間に設置された抵抗体7に通電し、低電流で始動を開始し、始動スイッチ4の起動後所定の遅延時間経過後に、短絡スイッチ6aにて、この抵抗体7を短絡させることより、抵抗体7を介してスタータモータ2に通電されている時の電源電圧降下と、前記抵抗体7を短絡して通電される時の電圧降下が2[V]以下で略同等となり、前述のこの発明の実施の形態1によるエンジン始動装置による効果を奏することができる。
次に、この発明の実施の形態1及び実施の形態2によるエンジン始動装置の効果を明確に示すために、エンジン始動時に於ける電圧低下を抑制する対策を講じていない従来のエンジン始動装置について説明する。図3は、従来のエンジン始動装置の電気回路図、図4は、従来のエンジン始動装置に於ける電流電圧波形を示すグラフである。尚、図3及び図4に於いて、図1及び図2に於ける符号と同一符号は、夫々同一又は相当部分を示す。
図3及び図4に於いて、エンジン始動要求により、始動スイッチ4が閉路され、バッテリ3から始動スイッチ4を経由してスタータスイッチ5aの駆動コイル5bにより、スタータスイッチ5aが閉路され、スタータモータ2に電流が供給されてスタータモータ2の回転が開始される。スタータモータ2の始動に伴い大電流が流れるためバッテリ3の電圧が低下し、ナビゲーションシステム等の電気機器の瞬断が発生する可能性がある。特にアイドリングストップ機能の搭載された車両等では、アイドリングストップ後の再始動を行う際に瞬断が発生する。
このように図3及び図4に示す従来のエンジン始動装置では、スタータモータ2の始動に伴い大電流が流れるためバッテリ3の電圧が低下し、ナビゲーションシステム等の電気機器の瞬断が発生する可能性がある。これに対して、この発明の実施の形態1及び実施の形態2によるエンジン始動装置によれば、前述したように、車載の電気機器に瞬断を与えずにエンジンを始動させることが可能となり、しかも、抵抗体7の抵抗値をスタータ電流の限流のために最大限に活用できるといった顕著な効果を奏することができるものである。
1 エンジン始動装置
2 スタータモータ
3 バッテリ
4 始動スイッチ
5 始動装置
5a スタータスイッチ
5b 駆動コイル
5c 保持コイル
5d プランジャ
6 短絡回路
6a 短絡スイッチ
6b 駆動コイル
7 抵抗体
8 制御回路

Claims (3)

  1. 電源とスタータモータとの間に直列接続されたスタータスイッチと、前記スタータスイッチに直列接続された抵抗体と、前記抵抗体を短絡し得る短絡スイッチと、前記短絡スイッチの開閉を制御する短絡スイッチとを備え、前記スタータスイッチを閉じることにより前記電源から前記スタータスイッチと前記抵抗体を介して前記スタータモータに通電し、前記スタータスイッチが閉じてから遅延時間経過後に前記短絡スイッチを閉じて前記抵抗体を短絡するように構成されたエンジン始動装置であって、
    前記抵抗体を介して前記スタータモータに通電しているときの電源の電圧降下と、前記抵抗体を前記短絡スイッチにより短絡して前記スタータモータに通電しているときの前記電源の電圧降下とが略同等となるようにしたことを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 前記電源の全電圧をV0、前記電源の内部固有抵抗をRB、前記抵抗体の抵抗値をRSR、前記スタータスイッチの内部抵抗をRS、前記電源と前記スタータスイッチと前記抵抗体と前記スタータモータとを接続する配線の配線抵抗をRWとし、遅延時間をt1とし、前記遅延時間t1経過後の前記スタータモータの回転による誘起電圧をE(t1)としたとき、
    下記の数式
    RSR/(RB+RW+RS+RSR)=E(t1)/V0
    を満足するように、前記抵抗体の抵抗値RSRと前記遅延時間t1とを設定したことを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動装置。
  3. 前記電源の全電圧をV0、前記電源の内部固有抵抗をRB、前記抵抗体の抵抗値をRSR、前記スタータスイッチの内部抵抗をRS、前記電源と前記スタータスイッチと前記抵抗体と前記スタータモータとを接続する配線の配線抵抗をRWとしたとき、下記の数式
    RB/(RW+RS+RSR)<1/5
    を満足するように、前記抵抗体の抵抗値RSRを設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン始動装置。
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