JP2015144525A - 車両用電源装置 - Google Patents

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力 道岡
村山 一郎
Ichiro Murayama
一郎 村山
寛樹 阿部
Hiroki Abe
寛樹 阿部
昌直 村林
Masanao Murabayashi
昌直 村林
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Abstract

【課題】第1蓄電デバイスに過大な電力が入力されることを抑制でき、かつ、第2蓄電デバイスを良好に予備充電することができる、車両用電源装置を提供する。【解決手段】オルタネータ3とバッテリ11との間には、第1MOSFET17が介在されている。また、オルタネータ3とキャパシタ12との間には、第2MOSFET19が介在されている。第1MOSFET17および第2MOSFET19には、それぞれバッテリ11およびキャパシタ12側からオルタネータ3への電流の流通を許容する寄生ダイオード17D,19Dが内蔵されている。そして、バッテリ11とキャパシタ12との間には、バッテリ11側からキャパシタ12側に供給される電力およびキャパシタ12側からバッテリ11側に供給される電力を制限するための電力制限回路23が介在されている。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などの車両に搭載される車両用電源装置に関する。
自動車などの車両には、補機などの駆動に必要な電力を蓄えておくために、通常、鉛電池からなるバッテリが搭載されている。最近では、鉛電池が大電力の充放電に不向きであるなどの理由から、メインバッテリとしての鉛電池に加えて、大電力を充放電可能なキャパシタなどをサブバッテリが車両に搭載され始めている。
メインバッテリおよびサブバッテリを備える車両用電源装置は、たとえば、特許文献1(特開2011−254650号公報)に開示されている。この車両用電源装置では、鉛電池(二次電池)およびキャパシタがオルタネータに対して並列に接続されている。そのため、オルタネータの発電電力により、鉛電池およびキャパシタの両方を充電することができる。ところが、鉛電池がオルタネータに直結されており、オルタネータの過大な発電電力(鉛電池の入力許容電力を超える発電電力)が鉛電池に入力されるおそれがある。
また、特許文献2(特開2013−252015号公報)に開示された構成では、キャパシタがオルタネータに直結され、鉛電池がDC/DCコンバータを介してオルタネータに接続されている。オルタネータの発電電力をDC/DCコンバータで降圧することができ、その降圧後の電力を鉛電池に供給することができる。しかしながら、かかる構成では、オルタネータの始動時にキャパシタの電圧が低い場合、キャパシタの充電のために突入電流が流れるという問題がある。
特開2011−254650号公報 特開2013−252015号公報
本発明の目的は、第1蓄電デバイスに過大な電力が入力されることを抑制でき、かつ、第2蓄電デバイスを良好に予備充電することができる、車両用電源装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用電源装置は、オルタネータと、第1蓄電デバイスと、オルタネータに対して第1蓄電デバイスと並列に設けられる第2蓄電デバイスと、オルタネータと第1蓄電デバイスとの間に介在され、第1蓄電デバイス側からオルタネータ側への電流の流通を許容する寄生ダイオードを有する第1半導体スイッチング素子と、オルタネータと第2蓄電デバイスとの間に介在され、第2蓄電デバイス側からオルタネータ側への電流の流通を許容する寄生ダイオードを有する第2半導体スイッチング素子と、第1蓄電デバイスと第2蓄電デバイスとの間に介在され、第1蓄電デバイス側から第2蓄電デバイス側に供給される電力および第2蓄電デバイス側から第1蓄電デバイス側に供給される電力を制限するための電力制限回路とを含む。
この構成によれば、第1半導体スイッチング素子がオンにされることにより、第1半導体スイッチング素子をオルタネータ側から第1蓄電デバイス側に電流が流通可能となる。第2半導体スイッチング素子がオンにされることにより、第2半導体スイッチング素子をオルタネータ側から第2蓄電デバイス側に電流が流通可能となる。第1半導体スイッチング素子および第2半導体スイッチング素子には、それぞれ第1蓄電デバイスおよび第2蓄電デバイス側からオルタネータ側への電流の流通を許容する寄生ダイオードが形成されている。そのため、第1半導体スイッチング素子および第2半導体スイッチング素子がオフの状態においても、第1蓄電デバイスおよび第2蓄電デバイスからオルタネータに励磁電流(界磁電流)を供給することができる。
たとえば、車両用電源装置の起動時に、第2蓄電デバイスの電圧が所定範囲内である場合、第1半導体スイッチング素子および第2半導体スイッチング素子の両方をオンにする。これにより、オルタネータの発電電力を第1蓄電デバイスおよび第2蓄電デバイスに入力することができる。
第2蓄電デバイスの電圧が所定範囲の下限値よりも低い場合には、第1半導体スイッチング素子をオンにし、第2半導体スイッチング素子をオフにする。これにより、オルタネータの発電電力を第1蓄電デバイスに入力することができる。また、その状態で、電力制限回路を制御することにより、第1蓄電デバイスから第2蓄電デバイスに過大な電流が流れることを抑制しながら、第2蓄電デバイスを第1蓄電デバイスの電圧で充電することができる。第2蓄電デバイスの電圧が所定範囲の下限値以上に上昇すると、第2半導体スイッチング素子をオンにして、オルタネータの発電電力を第1蓄電デバイスおよび第2蓄電デバイスに入力することができる。
第2蓄電デバイスの電圧が所定範囲の上限値よりも高い場合には、第1半導体スイッチング素子をオフにし、第2半導体スイッチング素子をオンにする。これにより、オルタネータの発電電力を第2蓄電デバイスに入力することができる。また、その状態で、電力制限回路を制御することにより、第2蓄電デバイスから第1蓄電デバイスに過大な電流が流れることを抑制しながら、第1蓄電デバイスに第2蓄電デバイスのエネルギーを供給することができる。第2蓄電デバイスの電圧が所定範囲の上限値以下に低下すると、第1半導体スイッチング素子をオンにして、オルタネータの発電電力を第1蓄電デバイスおよび第2蓄電デバイスに入力することができる。
オルタネータと第1半導体スイッチング素子および第2半導体スイッチング素子との間に、オルタネータ側から第1蓄電デバイスおよび第2蓄電デバイス側への電流の流通を許容する寄生ダイオードを有する第3半導体スイッチング素子が介在されていてもよい。
第3半導体スイッチング素子がオンにされることにより、第3半導体スイッチング素子を第1蓄電デバイスおよび第2蓄電デバイス側からオルタネータ側に電流が流通可能となる。一方、第3半導体スイッチング素子がオフの状態でも、第3半導体スイッチング素子の寄生ダイオードを通して、オルタネータ側から第1蓄電デバイスおよび第2蓄電デバイス側に電流を流すことができる。
たとえば、オルタネータの発電中に、第2蓄電デバイスの電圧が異常に高くなった場合、第2半導体スイッチング素子および第3半導体スイッチング素子をオフにすることにより、第2蓄電デバイスの電圧がオルタネータに入力されることを阻止できる。このとき、第1半導体スイッチング素子がオンにされていれば、第3半導体スイッチング素子の寄生ダイオードおよび第1半導体スイッチング素子を介して、オルタネータの発電電力を第1蓄電デバイスに入力することができる。そのため、オルタネータによる回生を行うことができ、回生による燃費の向上を図ることができる。
本発明によれば、第1蓄電デバイスに過大な電力が入力されることを抑制でき、かつ、第2蓄電デバイスを良好に予備充電することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用電源装置が搭載された車両の要部の構成を示す図である。 車両用電源装置に備えられる電力制限回路の構成を示す回路図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用電源装置が搭載された車両の要部の構成を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用電源装置が搭載された車両1の要部の構成を示す図である。
車両1は、エンジン(図示せず)を動力源とする自動車である。エンジンに付随して、スタータ2およびオルタネータ3が設けられている。また、車両1には、ワイパモータ、ヘッドライト、エアコンディショナおよびオーディオ機器などの電装品が電気負荷4として搭載されている。
スタータ2は、スタータギヤ(図示せず)を備えている。エンジンの出力軸には、フライホイールが保持されており、スタータギヤは、フライホイールのギヤ歯と噛合/噛合解除可能に設けられている。
オルタネータ3には、ロータ、ステータ、レクチファイアおよびICレギュレータが内蔵されている。ロータには、エンジンの出力軸の回転が伝達されるようになっている。これにより、エンジンの出力軸の回転に伴って、ロータが回転する。このとき、ロータコイルに励磁電流が供給されていれば、ロータの回転に伴って、ステータコイルに電磁誘導による電流が流れる。レクチファイアは、ステータコイルから出力される交流電流を直流電流に変換する。
また、車両1には、バッテリ11およびキャパシタ12が搭載されている。
バッテリ11は、たとえば、鉛電池からなる。バッテリ11のプラス端子とマイナス端子との間には、バッテリ11の出力電圧の変動を吸収するためのコンデンサ13が介在されている。
バッテリ11のプラス端子とスタータ2のプラス端子とを接続する配線14には、スタータリレー15が介在されている。エンジンの始動時には、スタータギヤがフライホイールのギヤ歯に噛合され、スタータリレー15がオンにされて、スタータ2に電力が供給される。これにより、スタータ2が駆動され、スタータ2の動力がスタータギヤを介してフライホイールに伝達されることにより、エンジンがクランキングされる。
バッテリ11のプラス端子とオルタネータ3のプラス端子とを接続する配線16には、第1MOSFET17が介在されている。第1MOSFET17は、PチャンネルMOSFETである。第1MOSFET17のドレイン端子は、バッテリ11のプラス端子に接続され、そのソース端子は、オルタネータ3のプラス端子に接続されている。第1MOSFET17には、寄生ダイオード17Dが内蔵されている。
キャパシタ12のプラス端子とオルタネータ3のプラス端子とを接続する配線18には、第2MOSFET19が介在されている。第2MOSFET19は、PチャンネルMOSFETである。第2MOSFET19のドレイン端子は、キャパシタ12のプラス端子に接続されている。第2MOSFET19のソース端子は、オルタネータ3のプラス端子に接続されている。これにより、第1MOSFET17および第2MOSFET19は、コモンソースとなり、第1MOSFET17および第2MOSFET19のゲート端子にそれぞれゲート電流(信号)を入力するゲートドライブ回路20,21に絶縁電源22を共通に使用することができる。そのため、ゲートドライブ回路20,21および絶縁電源22を含む回路をシンプルかつ低コストに構成することができる。第2MOSFET19には、寄生ダイオード19Dが内蔵されている。
また、バッテリ11のプラス端子とキャパシタ12のプラス端子との間には、バッテリ11側からキャパシタ12側に供給される電力およびキャパシタ12側からバッテリ11側に供給される電力を制限するための電力制限回路23が介在されている。電力制限回路23については、後述する。
スタータ2、オルタネータ3、電気負荷4、バッテリ11およびキャパシタ12の各マイナス端子は、アースに接続されている。また、第1MOSFET17および第2MOSFET19の各ソース端子は、電圧サージ低減手段24を介してアースに接続されている。電圧サージ低減手段24は、第1MOSFET17および第2MOSFET19がオフにされたときに生じるサージを低減するためのものであり、電圧サージ低減手段24には、たとえば、バリスタまたはスナバー回路を用いることができる。
車両1には、CPUおよびメモリを含む構成の制御装置25が搭載されている。制御装置25には、バッテリ11の電圧およびキャパシタ12の電圧などの情報が入力される。制御装置25は、その入力される情報に基づいて、オルタネータ3のICレギュレータに向けて出力指令を出力する。出力指令がICレギュレータに受け取られると、ICレギュレータにより、その出力指令に基づいて、オルタネータ3のロータコイルに供給される励磁電流が制御される。この制御により、オルタネータ3から出力指令に応じた発電電力が出力される。また、制御装置25は、第1MOSFET17および第2MOSFET19のオン/オフを制御するため、それぞれゲートドライブ回路20,21を制御する。さらに、制御装置25は、電力制限回路23に向けてPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力する。
図2は、電力制限回路23の構成を示す回路図である。
電力制限回路23は、2個のNチャネルMOSFET31,32と、コイル33と、2個のダイオード34,35とを備えている。一方のNチャネルMOSFET31のドレイン端子は、バッテリ11のプラス端子に接続され、そのソース端子は、コイル33の一端に接続されている。コイル33の他端には、他方のNチャネルMOSFET32のソース端子が接続されている。他方のNチャネルMOSFET32のドレイン端子は、キャパシタ12のプラス端子に接続されている。一方のダイオード34のカソードは、NチャネルMOSFET31のソース端子およびコイル33の一端と接続されている。他方のダイオード35のカソードは、NチャネルMOSFET32のソース端子およびコイル33の他端と接続されている。ダイオード34,35の各アノードは、アースに接続されている。
制御装置25は、NチャネルMOSFET31,32のゲート端子にPWM信号を入力し、NチャネルMOSFET31,32のオン/オフを制御する。そして、NチャネルMOSFET31,32のオン/オフが制御されることにより、バッテリ11側からキャパシタ12側に供給される電力およびキャパシタ12側からバッテリ11側に供給される電力が制限される。
以上の構成により、第1MOSFET17がオンにされることにより、第1MOSFET17をオルタネータ3側からバッテリ11側に電流が流通可能となる。第2MOSFET19がオンにされることにより、第2MOSFET19をオルタネータ3側からキャパシタ12側に電流が流通可能となる。第1MOSFET17および第2MOSFET19には、それぞれバッテリ11およびキャパシタ12側からオルタネータ3への電流の流通を許容する寄生ダイオード17D,19Dが内蔵されている。そのため、第1MOSFET17および第2MOSFET19がオフの状態においても、バッテリ11およびキャパシタ12からオルタネータ3に励磁電流(界磁電流)を供給することができる。
第1MOSFET17および第2MOSFET19がオフにされている状態で、キャパシタ12の電圧が所定範囲内である場合、制御装置25により、第1MOSFET17および第2MOSFET19の両方がオンにされる。そして、制御装置25により、オルタネータ3のICレギュレータに出力指令が与えられることにより、オルタネータ3が発電動作し、オルタネータ3の発電電力がバッテリ11およびキャパシタ12に入力される。
キャパシタ12の電圧が所定範囲の下限値よりも低い場合には、制御装置25により、第2MOSFET19がオフのまま、第1MOSFET17がオンにされる。そして、制御装置25により、オルタネータ3のICレギュレータに出力指令が与えられることにより、オルタネータ3が発電動作し、オルタネータ3の発電電力がバッテリ11に入力される。
その一方で、制御装置25により、電力制限回路23のキャパシタ12側のNチャネルMOSFET32がオフのまま、バッテリ11側のNチャネルMOSFET31のゲート端子にPWM信号が与えられる。これにより、NチャネルMOSFET31がオン/オフを繰り返す。NチャネルMOSFET31がオンにされている間、NチャネルMOSFET31をバッテリ11側からキャパシタ12側に電流が流れ、NチャネルMOSFET31がオフにされると、その電流の流れが遮断される。コイル33に電流が流れると、コイル33には、その電流を阻止するように起電力が発生し、電流がダイオード34を通して供給される。一方、コイル33に流れる電流が遮断されると、コイル33には、その電流を維持するように起電力が発生する。その結果、NチャネルMOSFET31およびコイル33を時間変化率が制限された電流が流れる。この電流は、断続していてもよい。NチャネルMOSFET32がオフにされているが、NチャネルMOSFET31およびコイル33を流れる電流は、NチャネルMOSFET32の寄生ダイオード36を通して、キャパシタ12に供給される。
キャパシタ12に供給される電力は、PWM信号のオン/オフの時間の割合(デューティ比)により調整することができる。これにより、バッテリ11からキャパシタ12に過大な電流が流れることを抑制しながら、キャパシタ12をバッテリ11の電圧で予備充電することができる。キャパシタ12の電圧が所定範囲の下限値以上に上昇すると、第2MOSFET19をオンにして、オルタネータ3の発電電力をバッテリ11およびキャパシタ12に入力することができる。また、電力制限回路23では、抵抗式予備充電回路とは異なり、抵抗による損失(ジュール熱)を生じずに、バッテリ11からキャパシタ12に過大な電流が流れることを抑制できる。
キャパシタ12の電圧が所定範囲の上限値よりも高い場合には、制御装置25により、第1MOSFET17がオフのまま、第2MOSFET19がオンにされる。そして、制御装置25により、オルタネータ3のICレギュレータに出力指令が与えられることにより、オルタネータ3が発電動作し、オルタネータ3の発電電力がキャパシタ12に入力される。
その一方で、制御装置25により、電力制限回路23のバッテリ11側のNチャネルMOSFET31がオフのまま、キャパシタ12側のNチャネルMOSFET32のゲート端子にPWM信号が与えられる。これにより、NチャネルMOSFET32がオン/オフを繰り返す。NチャネルMOSFET32がオンにされている間、NチャネルMOSFET32をキャパシタ12側からバッテリ11側に電流が流れ、NチャネルMOSFET32がオフにされると、その電流の流れが遮断される。コイル33に電流が流れると、コイル33には、その電流を阻止するように起電力が発生する。一方、コイル33に流れる電流が遮断されると、コイル33には、その電流を維持するように起電力が発生し、電流がダイオード35を通して供給される。その結果、NチャネルMOSFET32およびコイル33を時間変化率が制限された電流が流れる。この電流は、断続していてもよい。NチャネルMOSFET31がオフにされているが、NチャネルMOSFET32およびコイル33を流れる電流は、NチャネルMOSFET31の寄生ダイオード37を通して、バッテリ11に供給される。
バッテリ11に供給される電力は、PWM信号のオン/オフの時間の割合(デューティ比)により調整することができる。これにより、キャパシタ12からバッテリ11に過大な電流が流れることを抑制しながら、バッテリ11にキャパシタ12のエネルギーを供給することができる。キャパシタ12の電圧が所定範囲の上限値以下に低下すると、第1MOSFET17をオンにして、オルタネータ3の発電電力をバッテリ11およびキャパシタ12に入力することができる。また、電力制限回路23では、抵抗式予備充電回路とは異なり、抵抗による損失(ジュール熱)を生じずに、キャパシタ12からバッテリ11に過大な電流が流れることを抑制できる。
図3は、本発明の他の実施形態に係る車両用電源装置が搭載された車両1の要部の構成を示す図である。図3において、図1に示される各部に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号が付された部分の説明を省略する。
図3に示される構成では、オルタネータ3と第1MOSFET17および第2MOSFET19との間に、第3MOSFET41が介在されている。第3MOSFET41は、PチャンネルMOSFETである。第3MOSFET41のドレイン端子は、オルタネータ3のプラス端子に接続されている。第3MOSFET41のソース端子は、第1MOSFET17および第2MOSFET19の各ソース端子と接続されている。これにより、第1MOSFET17、第2MOSFET19および第3MOSFET41は、コモンソースとなり、第1MOSFET17、第2MOSFET19および第3MOSFET41のゲート端子にそれぞれゲート電流(信号)を入力するゲートドライブ回路20,21,42に絶縁電源22を共通に使用することができる。そのため、ゲートドライブ回路20,21,42および絶縁電源22を含む回路をシンプルかつ低コストに構成することができる。第3MOSFET41には、寄生ダイオード41Dが内蔵されている。
第3MOSFET41がオンにされることにより、第3MOSFET41をバッテリ11およびキャパシタ12側からオルタネータ3側に電流が流通可能となる。一方、第3MOSFET41がオフの状態では、第3MOSFET41の寄生ダイオード41Dを通して、オルタネータ3側からバッテリ11およびキャパシタ12側に電流を流すことができる。
たとえば、オルタネータ3の発電中に、キャパシタ12の電圧が異常に高くなった場合、第2MOSFET19および第3MOSFET41をオフにすることにより、キャパシタ12の電圧がオルタネータ3に入力されることを阻止できる。このとき、オルタネータ3の励磁電流は、オルタネータ3自体の発電により賄われるので、第1MOSFET17がオンにされていれば、第3MOSFET41の寄生ダイオード41Dおよび第1MOSFET17を介して、オルタネータ3の発電電力をバッテリ11に入力することができる。そのため、オルタネータ3による回生を行うことができ、回生による燃費の向上を図ることができる。オルタネータ3が回生を完了して発電が止まると、第3MOSFET41がオフのため、次に発電を開始するための励磁電流が供給されず、発電は停止したままとなる。しかし、その間も、電力制限回路23は、キャパシタ12からバッテリ11に電力供給を続けるので、キャパシタ12の電圧が低下して正常範囲に戻った後には、第3MOSFET41を再度オンにして、オルタネータ3の発電を再開させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、キャパシタ12に代えて、ニッケル水素(Ni−MH)電池、リチウムイオン電池など、急速充電性能に優れた二次電池が採用されてもよい。
また、オルタネータ3は、アイドリングストップ後のエンジンの再起動などに用いられる駆動力を発生可能なものであってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
3 オルタネータ
11 バッテリ(第1蓄電デバイス)
12 キャパシタ(第2蓄電デバイス)
17 第1MOSFET(第1半導体スイッチング素子)
17D 寄生ダイオード
19 第2MOSFET(第2半導体スイッチング素子)
19D 寄生ダイオード
23 電力制限回路
41 第3MOSFET(第3半導体スイッチング素子を)
41D 寄生ダイオード

Claims (2)

  1. オルタネータと、
    第1蓄電デバイスと、
    前記オルタネータに対して前記第1蓄電デバイスと並列に設けられる第2蓄電デバイスと、
    前記オルタネータと前記第1蓄電デバイスとの間に介在され、前記第1蓄電デバイス側から前記オルタネータ側への電流の流通を許容する寄生ダイオードを有する第1半導体スイッチング素子と、
    前記オルタネータと前記第2蓄電デバイスとの間に介在され、前記第2蓄電デバイス側から前記オルタネータ側への電流の流通を許容する寄生ダイオードを有する第2半導体スイッチング素子と、
    前記第1蓄電デバイスと前記第2蓄電デバイスとの間に介在され、前記第1蓄電デバイス側から第2蓄電デバイス側に供給される電力および前記第2蓄電デバイス側から前記第1蓄電デバイス側に供給される電力を制限するための電力制限回路とを含む、車両用電源装置。
  2. 前記オルタネータと前記第1半導体スイッチング素子および前記第2半導体スイッチング素子との間に介在され、前記オルタネータ側から前記第1蓄電デバイスおよび前記第2蓄電デバイス側への電流の流通を許容する寄生ダイオードを有する第3半導体スイッチング素子をさらに含む、請求項1に記載の車両用電源装置。
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