JP2004308645A - エンジン始動装置 - Google Patents

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勝 神谷
Yoshikazu Yokochi
良和 横地
Tsutomu Nakamura
中村  勉
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0859Circuits or control means specially adapted for starting of engines specially adapted to the type of the starter motor or integrated into it

Abstract

【課題】エンジン始動時に2Vを超える電圧降下を発生させることなく、エンジン始動が可能なエンジン始動装置1を提供すること。
【解決手段】エンジン始動装置1は、直巻コイル2bと分巻コイル2cとを有するモータ2と、このモータ2の電機子2aと直列に接続された始動抵抗4、及び分巻コイル2cの界磁電流を制御する制御用素子6等を備え、エンジン始動時に始動抵抗4を介してモータ2に通電される。その結果、モータ2への起動電流(突入電流)が低減して、バッテリ8の電圧降下が2V以下に抑制される。また、高トルク型モータ2を採用しているので、モータ2の起動電流が小さくても、最初の上死点乗り越しに必要なトルクを確保できる。更に、最初の上死点を乗り越した後は、分巻コイル2cの界磁電流を制御して高回転特性を得ることで、エンジンの始動に必要なクランキング回転数を確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻線界磁式の直流モータを有し、このモータの回転力をエンジンに伝達して、該エンジンを始動させるエンジン始動装置に関する。
従来技術として、例えば特許文献1に記載されたエンジン始動装置がある。
このエンジン始動装置は、図11に示す様に、界磁磁束を生成する直巻コイル100と分巻コイル110とを有する直流モータ(電機子)120と、分巻コイル110に接続された制御素子130を駆動して分巻コイル110の界磁電流を制御する制御回路140とを備えている。
ここで、モータ120に流れる電流の時間変化を図12を参照して説明する。
先ず、モータ120に通電が開始されると、ロック電流相当の大きな突入電流が流れ、エンジンのクランク軸が回転を開始する時点で最大となる。その後、モータ120の回転に伴って逆起電力が発生すると、電流が減少し始め、最初の上死点を乗り越す付近でややトルクが必要となるため一旦上昇し、二度目の上死点を乗り越した後、クランキングに移行する。
特開平3−37373号公報
ところが、モータ120への通電初期(クランク軸が回り始めるまでの間)に大電流(突入電流)が流れると、バッテリの出力電圧が3〜5V程度低下する。このため、エンジン始動性が低下するだけでなく、車両に搭載される補機類や電装品にも悪影響を与える(例えば、一般に最低作動電圧の高いオーディオやナビゲーションシステム等は、瞬断やリセットを起こし易い)。この問題は、ユーザがイグニッションキーを操作してエンジン始動する場合には、特に問題にならないが、エンジンの停止及び再始動を自動制御するアイドルストップシステムを備えた車両においては大きな問題となる。
このため、従来のアイドルストップシステムを備えた車両では、容量の大きなバッテリや、補助用電源等で対応しているが、バッテリの大型化による重量増加や搭載性が悪化する問題、また複雑な電源構成によるコストアップを招くという問題があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、大容量のバッテリや補助用電源等を使用することなく、エンジン始動時にバッテリの電圧降下を抑制でき、確実にエンジン始動が可能なエンジン始動装置を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明のエンジン始動装置は、メイン接点が閉じてバッテリから電機子にメイン電流が供給される時に、バッテリの電圧降下を2V以下に抑制できる電圧降下抑制手段を備え、 モータは、バッテリの電圧降下が2V以下に抑制される始動条件の下で、少なくとも、エンジンが最初の上死点を乗り越すために必要なトルクを発生できる高トルク型に設定されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、エンジン始動時の電圧降下を2V以下に抑えることができ、且つ高トルク型モータを採用することにより、バッテリの電圧降下が2V以下に抑制される始動条件下でも、エンジンが最初の上死点乗り越しに必要なトルクを確保できる。これにより、エンジン始動時に2Vを超える電圧降下を発生させることなく、エンジン始動を可能にできる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したエンジン始動装置において、電圧降下抑制手段は、バッテリから電機子に供給されるメイン電流を低減する始動抵抗または半導体素子であることを特徴とする。この構成によれば、始動抵抗または半導体素子を介してモータ(電機子)に通電することで、モータの起動時に流れる電流(突入電流)を低減することができ、モータへの通電により生じるバッテリの電圧降下を2V以下に抑制できる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したエンジン始動装置において、電圧降下抑制手段と並列にモータ回路に接続され、通電時に閉状態に制御されて電圧降下抑制手段を短絡する短絡回路を形成し、非通電時に開状態に制御されて短絡回路を遮断する短絡用リレーと、この短絡用リレーを通電制御するリレー制御手段とを備え、このリレー制御手段は、メイン接点が閉じた後、電圧降下抑制手段を短絡するタイミングを検出し、そのタイミングが検出された時点で、短絡用リレーを開状態から閉状態に制御することを特徴とする。
上記の構成によれば、短絡用リレーの開閉状態に応じて、バッテリから電機子に流れるメイン電流の通電経路を切り替えることができる。即ち、エンジン始動時には、短絡用リレーを開状態に制御して、バッテリから電圧降下抑制手段を介して電機子に通電することにより、電機子に流れるメイン電流(突入電流)を低減できる。
その後、電圧降下抑制手段を短絡するタイミングが検出された時点で、短絡用リレーを開状態から閉状態に制御することにより、エンジンの始動に必要なクランキングトルクを発生させることができる。
(請求項4の発明)
請求項3に記載したエンジン始動装置において、リレー制御手段は、電圧降下抑制手段を短絡するタイミングとして、a)メイン接点が閉じてから所定時間経過した時点、b)所定のエンジン回転数が検出された時点、c)電機子に流れるメイン電流が所定値まで低下した時点を検出することを特徴とする。
電機子が回転を開始すると、逆起電力が発生して、電機子に流れるメイン電流が低下し始めるため、このタイミングを、上記a)〜c)の何れかによって検出することが可能である。
(請求項5の発明)
請求項3または4に記載したエンジン始動装置において、分巻コイルの界磁電流を制御する界磁電流制御手段を備え、この界磁電流制御手段は、エンジンの始動開始より界磁電流を最大に制御するとともに、少なくとも、短絡用リレーが開状態から閉状態に切り替わった後、界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とする。
エンジン始動時には、最初の上死点を乗り越すまでの期間において、大きなモータトルク(乗り越しトルク)が必要となるが、その後のクランキング状態では、他の気筒の膨張作用により、最初の上死点乗り越し時と比べて、小さなモータトルク(クランキングトルク)でエンジンを駆動できる。そこで、少なくとも、短絡用リレーが開状態から閉状態に切り替わるまでは、界磁電流を最大に制御することで、エンジンの上死点乗り越しに必要なモータトルクを発生させ、短絡用リレーが開状態から閉状態に切り替わった後は、目的や状況に応じて、界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することで、十分な始動性能を確保できる。
(請求項6の発明)
請求項5に記載したエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、短絡用リレーが開状態から閉状態に切り替わったことにより、電機子に流れるメイン電流が一旦上昇した後、下がり始めてから、界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とする。
界磁電流を所定の目標界磁電流に制御するタイミングは、電機子に流れるメイン電流によって判定することが可能である。つまり、短絡用リレーが開状態から閉状態に切り替わると、それに応じてメイン電流が一旦上昇した後、下がり始めるため、この時点で、界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することにより、最初の上死点を乗り越すために必要なモータトルクを発生させることができる。
(請求項7の発明)
請求項5に記載したエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、エンジンが最初の上死点を乗り越してから、界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とする。この場合、最初の上死点を乗り越すまでは、界磁電流を最大に制御しているので、上死点乗り越しに必要なモータトルクを確実に確保できる。
(請求項8の発明)
請求項5〜7に記載した何れかのエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、モータの出力が最大となるように、目標界磁電流を設定することを特徴とする。
エンジンのクランキングトルクは、エンジン油温と密接な関係があり、そのエンジン油温が適切に管理された状態(例えば、エンジンの停止及び再始動を自動制御するアイドルストップシステム)のエンジン始動時には、クランキングトルクを容易に推定できる。そこで、クランキングトルクでのモータの動作点が最大出力点となるように目標界磁電流を設定すれば、クランキング回転数を最大にすることになり、エンジン始動時間の短縮が可能となる。
(請求項9の発明)
請求項5〜7に記載した何れかのエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、バッテリ電圧が所定値以上となるように、目標界磁電流を設定することを特徴とする。
エンジンの排気量やバッテリの容量によっては、モータの出力が最大となるように目標界磁電流を設定すると、クランキング時においてもバッテリの電圧降下が大きくなり、必要なバッテリ電圧を確保できなくなる場合がある。そこで、バッテリ電圧が所定値以上となるように目標界磁電流を設定すれば、バッテリ電圧の低下を防止でき、且つエンジン始動時間の短縮も可能となる。
(請求項10の発明)
請求項5〜7に記載した何れかのエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、エンジン回転数が所定値以上となるように、目標界磁電流を設定することを特徴とする。
アイドルストップシステムにおけるエンジン始動時には、不快な車両振動を低減するために、始動時のエンジン回転数を所定範囲に設定することが考えられる。そこで、クランキングトルクに対して所定のエンジン回転数となるように目標界磁電流を設定すれば、エンジン始動時の不快な車両振動を低減できるとともに、高い始動性能を実現できる。
(請求項11の発明)
請求項5〜7に記載した何れかのエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、電機子に供給されるメイン電流が所定の目標メイン電流となるように、目標界磁電流を設定することを特徴とする。
これにより、メイン電流の変動が抑えられるため、モータ出力やバッテリ電圧をより高精度に制御できる。
(請求項12の発明)
請求項11に記載したエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、目標メイン電流を設定し、その目標メイン電流と実際のメイン電流とを比較しながら、両者の差に応じて、目標界磁電流を時々刻々に設定することを特徴とする。
設定された目標メイン電流と実際のメイン電流(電流センサ等によって検出された電流値)との差に応じて目標界磁電流をフィードバック制御することにより、確実に所定のメイン電流に制御できる。
(請求項13の発明)
請求項11に記載したエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、目標メイン電流を設定し、更に目標メイン電流と相関する目標バッテリ電圧を設定して、その目標バッテリ電圧と実際のバッテリ電圧とを比較しながら、両者の差に応じて、目標界磁電流を時々刻々に設定することを特徴とする。
メイン電流とバッテリ電圧の関係には相関があるので、目標メイン電流から目標バッテリ電圧を設定し、その目標バッテリ電圧と実際のバッテリ電圧(電圧計等によって検出された電圧値)との差に応じて目標界磁電流をフィードバック制御することにより、メイン電流を検出することなく、所定のメイン電流に制御できる。
(請求項14の発明)
請求項11に記載したエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、目標メイン電流を設定し、更に目標メイン電流と相関する目標エンジン回転数を設定して、その目標エンジン回転数と実際のエンジン回転数とを比較しながら、両者の差に応じて、目標界磁電流を時々刻々に設定することを特徴とする。
メイン電流とエンジン回転数との関係には相関があるので、目標メイン電流から目標エンジン回転数を設定し、その目標エンジン回転数と実際のエンジン回転数(クランク角センサ等によって検出された回転数)との差に応じて目標界磁電流をフィードバック制御することにより、メイン電流を検出することなく、所定のメイン電流に制御できる。
(請求項15の発明)
請求項12〜14に記載した何れかのエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、モータの出力が最大となるように、目標メイン電流を設定することを特徴とする。
これにより、クランキング時のトルク変動に対しても、モータの最大出力を維持できるので、更にエンジン始動時間の短縮が可能となる。
(請求項16の発明)
請求項12〜14に記載した何れかのエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、バッテリ電圧が所定値以上となるように、目標メイン電流を設定することを特徴とする。これにより、バッテリ電圧の低下を確実に防止できるとともに、エンジン始動時間の短縮が可能となる。
(請求項17の発明)
請求項12〜14に記載した何れかのエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、エンジン回転数が所定値以上となるように、目標メイン電流を設定することを特徴とする。これにより、エンジン始動時の不快な車両振動を確実に防止できるとともに、エンジン始動時間の短縮が可能となる。
(請求項18の発明)
請求項11〜17に記載した何れかのエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、目標界磁電流または目標メイン電流を、エンジン始動時の条件に応じて変更することを特徴とする。
例えば、アイドルストップシステムによるエンジン始動時(自動停止後の再始動時)には、始動時間を短縮することが望まれるが、通常のイグニッションキーによるエンジン始動時には、始動時間を短縮することよりも、確実にエンジン始動できることの方が重要となる。そこで、目標界磁電流または目標メイン電流を、エンジン始動時の条件に応じて変更することにより、いずれの条件においても最適な制御を実現することが可能である。
(請求項19の発明)
請求項18に記載したエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、少なくともイグニッションキーによるエンジン始動時には、界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とする。
上記の様に、イグニッションキーによりエンジン始動を行う場合は、始動時間を短縮することよりも、確実にエンジン始動できることが重要であるため、界磁電流を所定の目標界磁電流(例えば最大界磁)に制御することで、確実に始動できるフィーリングの良い始動性を得ることが可能となる。
(請求項20の発明)
請求項18に記載したエンジン始動装置において、界磁電流制御手段は、エンジン始動時に何らかの異常が検出された時には、所定のエンジン回転数となるように、界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とする。
何らかの異常が検出された状態(例えば、バッテリが上がり気味な状態や極低温時等)でエンジン始動を行う時は、最低限エンジンを始動する必要がある。この場合、エンジンの着火に必要な最低限のエンジン回転数でクランキングすることが必要条件となる。そこで、このような場合(異常が検出された状態でのエンジン始動)には、所定のエンジン回転数となるように、界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することで、異常時であっても、確実にエンジンを始動できる。
(請求項21の発明)
請求項1〜20に記載した何れかのエンジン始動装置において、エンジン始動時にバッテリの電圧降下が2Vを超えた時は、その旨を乗員に知らせるための報知手段を備えていることを特徴とする。
この場合、エンジン始動時にバッテリの電圧降下が2Vを超えたか否かを報知手段を介して乗員が検知できるので、バッテリの電圧降下が2Vを超えた時(報知手段が作動した時)には、迅速な対処が可能になる。
(請求項22の発明)
請求項1〜21に記載した何れかのエンジン始動装置において、エンジンの停止及び再始動を自動制御するエンジン自動停止/再始動システムに用いられ、同システムによるエンジン再始動時には、バッテリの電圧降下が2Vを超えた時に、その旨を乗員に知らせるための報知手段を作動させ、エンジン再始動時以外の通常始動時には、バッテリの電圧降下が2Vを超えた時でも、報知手段を作動させないことを特徴とする。
通常始動時、つまり1回目のエンジン始動時には、エンジン再始動時と比較してエンジンのフリクションが大きいため、バッテリの状態が良好であっても、エンジン始動時の電圧降下が2Vを超える場合が起こり得る。従って、通常始動時には、バッテリの電圧降下が2Vを超えた時でも、報知手段を作動させないこととする。
(請求項23の発明)
請求項1〜22に記載した何れかのエンジン始動装置において、
界磁電流制御手段は、クランキング中の電圧変動を0.3V以内に抑える様に、エンジンの負荷変動に応じて、分巻コイルの界磁電流を制御することを特徴とする。
クランキング中の電圧変動が大きくなると、メータ類やナビゲーション装置、あるいはライト等の電装品にちらつきが発生する。これに対し、エンジンの負荷変動に応じて分巻コイルの界磁電流を制御することにより、クランキング中の電圧変動を0.3V以内に抑えることができ、上記のちらつきを防止できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は実施例1に係わるエンジン始動装置1の回路図である。
本実施例のエンジン始動装置1は、巻線界磁式のモータ2と、このモータ2の通電回路(以下、モータ回路と呼ぶ)を開閉する電磁スイッチ3、モータ2の電機子2aと直列に接続された始動抵抗4、この始動抵抗4を短絡できる短絡用リレー5、モータ2の界磁電流を制御するための制御用素子6、及びエンジン始動装置1の作動を制御する制御装置(以下、ECU7と呼ぶ)を備えている。
モータ2は、電機子2aと直列に接続された直巻コイル2bと、電機子2a及び直巻コイル2bと並列に接続された分巻コイル2cとを有し、特に直巻コイル2bの磁束密度を高くして(巻数が多い)、高トルク型に設定されている。
電磁スイッチ3は、ECU7に始動信号が入力されると、コイル3aが通電されて接点3bが閉状態となることでモータ回路を閉成する。
始動抵抗4は、電磁スイッチ3と直巻コイル2bとの間に設けられ、モータ2への通電時に生じるバッテリ8の電圧降下を2V以下に抑制できる様に、モータ2(電機子2a)に通電される起動電流(突入電流)を低減する。
短絡用リレー5は、電磁スイッチ3と直巻コイル2bとの間で始動抵抗4と並列に接続され、コイル5aが通電されると、接点5bが閉状態となって始動抵抗4を短絡する。 制御用素子6は、例えば半導体素子を用いた電子式スイッチング素子(一例としてMOS−FET)であり、分巻コイル2cと直列に接続されている。
ECU7は、電磁スイッチ3及び短絡用リレー5を開閉制御すると共に、制御用素子6を駆動して分巻コイル2cに流れる界磁電流を制御する。
次に、ECU7によるエンジン始動時の制御手順を図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ10…ECU7に始動信号が入力される。この始動信号は、イグニッションキー(図示せず)の閉操作(通常のエンジン始動)による始動信号、あるいはエコランシステムによるエンジン自動停止後の再始動信号である。
なお、エコランシステムとは、車両が交差点や渋滞等で一時停止した時等に、一旦エンジンを自動停止させ、その後、所定の始動条件が満たされた時(例えば運転者がプレーキペダルからアクセルペダルに踏み替えた時)にエンジンを自動的に再始動させるエンジン自動停止/再始動システムである。
ステップ11…電磁スイッチ3のコイル3aに通電して接点3bを閉状態にする。この時、バッテリ8から始動抵抗4を通じてモータ2(直巻コイル2bと電機子2a)に通電されるため、モータ2への起動電流(突入電流)が抑制される。
ステップ12…モータ2への通電によって生じるバッテリ8の電圧降下が2V以下か否かを判定する。この判定結果がNOの時は、ステップ19へ進み、判定結果がYESの時は、次のステップ13へ進む。
ステップ13…始動抵抗4を短絡するタイミングを判定する。電機子2aが回転を開始すると、逆起電力が発生してメイン電流が低下し始めるため、このタイミングを検出する。具体的には、(1)コイル3aへの通電開始から所定時間経過したか否か、(2)所定のエンジン回転数が検出されたか否か、(3)メイン電流が所定値以下か否かを判定する。この判定結果がYESの時は、次のステップ14へ進み、判定結果がNOの時は、YESになるまで待機する(ステップ13を繰り返す)。
ステップ14…短絡用リレー5のコイル5aに通電して接点5bを閉状態にする。 これにより、始動抵抗4が短絡されて、バッテリ8の全電圧がモータ2(直巻コイル2bと電機子2a)に印加される。
ステップ15…エンジンの始動に必要なクランキング回転数を確保するために、分巻コイル2cの界磁電流を制御(低減)して、モータ2を高回転特性とする。
ステップ16…再度、バッテリ8の電圧降下が2V以下か否かを判定する。この判定結果がNOの時は、ステップ15へ戻り、電圧降下が2V以下に収まる様に、分巻コイル2cの電流を制御する。判定結果がYESの時は、次のステップ17へ進む。
ステップ17…エンジン回転数を検出してエンジン始動判定を行う。この判定結果がYESの時、つまりエンジンが始動したと判定された時は、次のステップ18へ進み、判定結果がNOの時は、ステップ16へ戻って、エンジン始動判定が成立するまで待機する(ステップ16とステップ17を繰り返す)。
ステップ18…電磁スイッチ3(コイル3a)への通電を停止して、接点3bを開状態にする。これにより、モータ2への通電が停止する。
ステップ19…エンジン始動時にバッテリ8の電圧降下が2Vを超えたことを乗員(運転者)に知らせるために、ウォーニング手段を作動させる(例えば、ウォーニングランプを点灯する)。
(実施例1の効果)
上記のエンジン始動装置1は、エンジン始動時に始動抵抗4を介してモータ2に通電することで、モータ2に流れる突入電流を低減でき、図3に示す様に、バッテリ8の電圧降下を2V以下に抑えることができる。また、高トルク型モータ2を採用しているので、バッテリ8の電圧降下が2V以下に抑制される始動条件下(起動電流が小さい状態)でも、最初の上死点乗り越しに必要なトルクを確保できる。更に、高トルク型モータ2であっても、最初の上死点を乗り越した後は、分巻コイル2cの界磁電流を制御して高回転特性を得ることで、エンジンの始動に必要なクランキング回転数を確保できる。
これにより、2Vを超える電圧降下を発生させることなく、エンジンを始動させることができるので、容量の大きなバッテリや、補助用電源等を使用する必要がなく、低コスト化を実現できる。また、エンジン始動時に2Vを超える様な大きな電圧降下が発生しないので、車両に搭載される補機類や電装品にも悪影響を与えることがなく、信頼性や快適性が向上する。
なお、通常のエンジン始動時、つまりエコランシステムによるエンジン再始動時ではなく、イグニッションキーによるエンジン始動時には、エンジン自動停止後の再始動時と比較してエンジンのフリクションが大きいため、バッテリ8の状態が良好であっても、エンジン始動時の電圧降下が2Vを超える場合が起こり得る。従って、通常始動時には、バッテリ8の電圧降下が2Vを超えた時でも、ウォーニング手段を作動させない様にしても良い。
本実施例は、エンジン始動時(クランキング中)の電圧変動を所定範囲内に制御する一例である。
具体的な制御手順を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ20…ECU7に始動信号が入力される。
ステップ21…電磁スイッチ3を閉状態にする。この時、バッテリ8から始動抵抗4を通じてモータ2(直巻コイル2bと電機子2a)に通電されるため、モータ2への起動電流(突入電流)が抑制される。
ステップ22…始動抵抗4を短絡するタイミングを判定する。ここでは、実施例1と同様に、(1)コイル3aへの通電開始から所定時間経過したか否か、(2)所定のエンジン回転数が検出されたか否か、(3)メイン電流が所定値以下か否かを判定する。この判定結果がYESの時は、次のステップ23へ進み、判定結果がNOの時は、YESになるまで待機する(ステップ22を繰り返す)。
ステップ23…短絡用リレー5を閉状態にする。これにより、始動抵抗4が短絡されて、バッテリ8の全電圧がモータ2に印加される。
ステップ24…クランキング中の電圧変動が所定範囲内(本発明では0.3V以内)に収まる様に、エンジンの負荷変動に応じて分巻コイル2cの界磁電流を制御する(図5参照)。
ステップ25…バッテリ8の電圧変動が所定範囲(0.3V)内であるか否かを判定する。この判定結果がYESの時は、次のステップ26へ進み、判定結果がNOの時は、ステップ24へ戻って、電圧変動が所定範囲内に抑制されるまでステップ24とステップ25を繰り返す。
ステップ26…エンジン回転数を検出してエンジン始動判定を行う。この判定結果がYESの時、つまりエンジンが始動したと判定された時は、次のステップ27へ進み、判定結果がNOの時は、ステップ25へ戻って、エンジン始動判定が成立するまでステップ25とステップ26を繰り返す。
ステップ27…電磁スイッチ3を開状態にして、モータ2への通電を停止する。
この実施例2では、エンジンの負荷変動に応じて分巻コイル2cの界磁電流を制御することにより、図5に示す様に、クランキング中の電圧変動を所定範囲(0.3V)内に抑制できる。これにより、メータ類やナビゲーション装置、あるいはライト等の電装品に生じるちらつきを防止できる。
図6は実施例3に係わるエンジン始動装置10の回路図である。
本実施例のエンジン始動装置10は、エンジン11を始動させるためのスタータ12と、このスタータ12の通電回路(以下、モータ回路と呼ぶ)に接続される始動抵抗13と、前記モータ回路に始動抵抗13と並列に接続される短絡用リレー14と、スタータ12によるエンジン始動を制御するコントローラ15等より構成される。
スタータ12は、エンジン始動に必要な回転力を発生するモータ16と、モータ回路に設けられるメイン接点17を開閉制御する電磁スイッチ18と、モータ16の回転力をエンジン11に伝達する伝達手段(図示せず)等より構成される。
モータ16は、整流子(図示せず)を有する電機子16a、モータ回路に電機子16aと直列に接続される直巻コイル16b、界磁電流を制御可能な分巻コイル16c、及び整流子上に配置されるブラシ16d等より構成され、電磁スイッチ18によりメイン接点17が閉じると、モータ回路を通じてバッテリ19より電機子16aに電流(メイン電流)が供給されて、電機子16aに回転力を発生する。
電磁スイッチ18は、スタータリレー20を介してバッテリ19に接続される励磁コイル18aを有し、この励磁コイル18aが通電されると、電磁力の作用でメイン接点17を閉じ、励磁コイル18aへの通電が停止すると、電磁力が消滅することでメイン接点17を開く。
スタータリレー20は、イグニッションキー21を介してバッテリ19に接続されるコイル20aを有し、乗員がイグニッションキー21を閉操作してコイル20aが通電されると接点20bを閉じる。また、スタータリレー20のコイル20aは、アイドルストップ始動を制御するエコランECU22に接続されており、アイドルストップ後のエンジン再始動時に、エコランECU22を通じて通電制御される。
なお、アイドルストップ始動とは、例えば、交差点等で車両が停止した時に、エンジン11を自動停止させ、その後、所定の始動条件が成立した時に、エンジン11を再始動させる制御であり、エンジン停止条件が成立すると、エコランECU22から、エンジン11の運転状態を制御するエンジンECU23にエンジン停止信号(例えば燃料カット信号及び点火カット信号)が出力され、エンジン始動条件が成立すると、エコランECU22からエンジンECU23にエンジン始動信号(例えば燃料噴射信号及び点火信号)が出力される。
始動抵抗13は、モータ16の起動時にバッテリ19から電機子16aに流れる突入電流を低減することで、バッテリ19の電圧降下を2V以下に抑制できる抵抗値を有している。なお、本実施例では、バッテリ19の発生電圧を12Vとする。
短絡用リレー14は、コントローラ15によって通電制御されるコイル14aを有し、このコイル14aへの通電時に接点が閉じるノーマルオープンタイプのスイッチである。この短絡用リレー14は、コイル14aが通電されて接点14bが閉じると、始動抵抗13を短絡する短絡回路を形成し、コイル14aへの通電が停止されると、接点14bが開いて短絡回路を遮断する。
コントローラ15は、短絡用リレー14を開閉制御するリレー制御回路(図示せず)と、分巻コイル16cの界磁電流を制御する界磁電流制御回路(図示せず)とを内蔵し、スタータリレー20の閉状態によって出力されるSTA信号(図8参照)、アイドルストップ始動に伴いエコランECU22より出力されるエコラン信号、及びモータ回路のメイン電流を検出する電流センサ24の信号などの入力情報に基づき、短絡用リレー14の開閉制御を行うとともに、分巻コイル16cの界磁電流を制御する。
なお、界磁電流制御回路は、例えば、MOS−FET等の制御素子(図示せず)をブリッジ接続して構成され、各制御素子の駆動時間をduty比D=0〜+100%の間で制御することにより、分巻コイル16cに流れる界磁電流を最小(=0)から最大の範囲で可変する。すなわち、duty比D=+100%で界磁電流が最大となり、duty比D=0%で界磁電流が最小(=0)となる。
次に、エンジン始動に係わるコントローラ15の制御手順を図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ100…STA信号を入力する(図8(b)参照)。
ステップ110…分巻コイル16cの界磁電流を最大に制御する(duty比D=100%)。これにより、エンジン11が最初の上死点を乗り越すために必要なスタータトルクを確保できる。
ステップ120…始動抵抗13を短絡するタイミングが検出されたか否かを判定する。 実施例1にも記載したように、電機子16aが回転を開始すると、逆起電力が発生してメイン電流が低下し始めるため、このタイミングを検出する。具体的には、(1)STA信号を入力してから所定時間経過したか否か、(2)所定のエンジン回転数が検出されたか否か、(3)メイン電流が所定値以下か否かを判定する。この判定結果がYESの時は、次のステップ130へ進み、判定結果がNOの時は、YESになるまで待機する(ステップ120を繰り返す)。
ステップ130…短絡用リレー14のコイル14aに通電して接点14bを閉じる(図8(e)参照)。これにより、始動抵抗13を短絡する短絡回路が形成される。
ステップ140…最初の上死点(TDC)が検出されたか否かを判定する。なお、TDCを検出する代わりに、メイン電流の変化を検出しても良い。つまり、短絡用リレー14が閉制御されて短絡回路が形成されると、図8(d)に示すように、それまで始動抵抗13を通ることで抑えられていたメイン電流が、一旦上昇してから下がり始めるため、この下がり始めた時点を検出しても良い。この判定結果がYESの時は、次のステップ150へ進み、判定結果がNOの時は、YESになるまで待機する(ステップ140を繰り返す)。
ステップ150…分巻コイル16cの界磁電流を所定の目標界磁電流(duty比D=D2%)に制御する。
エンジン11が最初のTDCを乗り越すまでの間は、分巻コイル16cの界磁電流が最大(duty比D=+100%)に制御されているので、図9に示すように、エンジン11の反発トルクが最大(乗り越しトルクT1)になる時、バッテリ電圧はV1となり、アクセサリ類の最低作動電圧10Vを確保できる。その後、最初のTDCを乗り越してエンジン11の反発トルクが小さくなり、クランキングトルクT2になると、duty比D=+100%のままでは、スタータ出力がP0しか得れない。
これに対し、duty比Dを落として、duty比D=D3%に設定すると、クランキングトルクT2に対して最大の出力P3が得られる。つまり、クランキング回転数を最高にして始動時間を最短にできる。しかし、duty比D=D3%に設定すると、クランキングトルクT2でのバッテリ電圧がV2(≦10V)となり、始動時間は短くできるものの、アクセサリ類の最低作動電圧10Vを下回ってしまうため、アイドルストップ始動でのバッテリ電圧維持ができなくなる。
そこで、アイドルストップ始動の場合には、アクセサリ類の最低作動電圧10Vを確保しながら、且つ高いスタータ出力が得られるように、duty比D=D2%(>D3%)に設定する。これにより、クランキングトルクT2でのバッテリ電圧がV3(≧10V)となり、スタータ出力もP2(>P0)と高い出力が得られるため、エンジン始動時のバッテリ電圧低下を防止でき、且つ始動時間の短縮も可能となる。
なお、アクセサリ類の最低作動電圧10Vは、例えば、ナビゲーションシステムやオーディオ類などの一般的な最低作動電圧から設定したもので、システムによっては、この数値(最低作動電圧)を変更しても良い。
ステップ160…エンジン始動が完了したか否かを判定する。具体的には、実際のエンジン回転数がクランキング回転数より高い所定回転数に達したか否かによって判定することができる。この判定結果がYESの時、つまりエンジン始動が完了したと判定された時は、本処理を終了し、判定結果がNOの時は、始動完了判定が成立するまで待機する(ステップ160を繰り返す)。
(実施例3の効果)
実施例3によれば、エンジン始動時に始動抵抗13を介してモータ16に通電することで、図8(d)に示すように、電機子16aに流れる突入電流を低減でき、バッテリ19の電圧降下を2V以下に抑えることができる。また、図8(c)に示すように、エンジン11が最初のTDCを乗り越すまでは、分巻コイル16cの界磁電流を最大(duty比D=+100%)に制御しているので、バッテリ19の電圧降下が2V以下に抑制される始動条件下(メイン電流が小さい状態)でも、TDCを乗り越すために必要なスタータトルクを確保できる。
更に、TDCを乗り越した後は、分巻コイル16cの界磁電流を所定の目標界磁電流(図9ではduty比D=D2%)に制御することで、アクセサリ類の最低作動電圧10Vを確保しながら、且つ高いスタータ出力を得ることができ、始動時間を短縮することが可能である。
本実施例は、実施例3に記載した目標界磁電流を設定する方法について説明する。
図10はコントローラ15の制御手順を示すフローチャートであり、図7に示すフローチャートのステップ130に続いて実行される。
ステップ140…duty比D′=Dとする。
ステップ150…目標メイン電流I0を設定する。ここでは、バッテリ電圧の確保とスタータ出力の最大化を狙いとして、図9に示すバッテリ電圧10Vぎりぎりの値I0に設定している。
ステップ160…何らかの異常が検出されたか否かを判定する。この判定結果がNOの時、つまり異常が検出されなかった時は、次のステップ170へ進み、判定結果がYESの時(例えば、バッテリ19が上がり気味な状態や極低温時など)は、ステップ230へ進む。
ステップ170…最初の上死点(TDC)が検出されたか否かを判定する。この判定方法は、実施例3と同じである。判定結果がYESの時は、次のステップ180へ進み、判定結果がNOの時は、ステップ160へ戻る。
ステップ180…再度、異常が検出されたか否かを判定する。判定結果がNOの時は、次のステップ190へ進み、判定結果がYESの時は、ステップ230へ進む。
ステップ190…実際のメイン電流I1を検出する。このメイン電流I1は、図6に示す電流センサ24によって検出される。
ステップ200…目標メイン電流I0と実際のメイン電流I1との差に応じて、目標界磁電流(duty比D)をフィードバック制御する。つまり、I1>I0の場合は、duty比Dを大きくしてメイン電流を低減する方向に制御し、I1<I0の場合は、duty比Dを小さくしてメイン電流を増大する方向に制御する。なお、ここでは、メイン電流の差分をフィードバックしているが、制御の応答性を上げるためには、微分値を加えてフィードバックすることも考えられる。
ステップ210…duty比D′=D(ステップ200で設定された値)とする。 ステップ220…エンジン始動が完了したか否かを判定する。この判定方法は、実施例3と同じである。判定結果がYESの時は、本処理を終了し、判定結果がNOの時は、ステップ180へ戻る。
ステップ230…何らかの異常が検出された時でも、確実にエンジン11を始動できる様に、duty比D=100%に設定する。
ステップ240…エンジン始動が完了したか否かを判定する。判定結果がYESの時は、本処理を終了し、判定結果がNOの時は、YESになるまで待機する(ステップ240を繰り返す)。
(実施例4の効果)
実施例4では、所定のバッテリ電圧が確保できる範囲で、スタータ出力が最大となるように目標メイン電流を設定し、その目標メイン電流を維持できる様に、duty比Dをフィードバック制御しているので、クランキング時のトルク変動に対してもスタータ12の最大出力を維持できるので、更なるエンジン始動時間の短縮が可能となる。
また、始動の途中で何らかの異常が検出された時には、着火に必要なエンジン回転数でクランキングできるように、duty比Dを設定するので、異常時でも確実にエンジン11を始動できる。
(変形例)
実施例4では、目標メイン電流と実際のメイン電流(センサ値)との差に応じてduty比Dをフィードバック制御しているが、例えば、メイン電流とバッテリ電圧との関係に相関があるので、目標メイン電流から目標バッテリ電圧を設定し、その目標バッテリ電圧と実際のバッテリ電圧との差に応じてduty比Dをフィードバック制御しても良い。あるいは、メイン電流とエンジン回転数との関係に相関があるので、目標メイン電流から目標エンジン回転数を設定し、その目標エンジン回転数と実際のエンジン回転数との差に応じてduty比Dをフィードバック制御しても良い。
また、目標メイン電流は、所定のバッテリ電圧以上となるように設定することで、エンジン始動時のバッテリ電圧低下を確実に防止することもできる。あるいは、所定のエンジン回転数となるように目標メイン電流を設定することで、エンジン始動時の不快な車両振動を低減でき、高い始動性能を実現することもできる。
実施例1及び実施例3に記載したエンジン始動装置の回路図には、本発明の電圧降下抑制手段の一例として、始動抵抗4、13を用いているが、始動抵抗4、13に替えて半導体素子を使用することもできる。
実施例1に係わるエンジン始動装置の回路図である。 実施例1に係わるECUの制御手順を示すフローチャートである。 実施例1に係わるエンジン始動時の電圧波形図である。 実施例2に係わるECUの制御手順を示すフローチャートである。 実施例2に係わるクランキング中の電圧変動を示す電圧波形図である。 実施例3に係わるエンジン始動装置の回路図である。 実施例3に係わるコントローラの制御手順を示すフローチャートである。 実施例3に係わるエンジン始動時のタイムチャートである。 実施例3に係わるスタータ特性図である。 実施例4に係わるコントローラの制御手順を示すフローチャートである。 従来技術に係わるエンジン始動装置の回路図である。 従来技術に係わるエンジン始動時の電流波形図である。
符号の説明
(実施例1及び2)
1 エンジン始動装置
2 モータ
2b 直巻コイル
2c 分巻コイル
4 始動抵抗(電圧降下抑制手段)
6 制御用素子(界磁電流制御手段)
7 ECU(制御回路)
8 バッテリ
(実施例3及び4)
10 エンジン始動装置
11 エンジン
13 始動抵抗(電圧降下抑制手段)
14 短絡用リレー
15 コントローラ(リレー制御手段、界磁電流制御手段)
16 モータ
16a 電機子
16b 直巻コイル
16c 分巻コイル
17 メイン接点
19 バッテリ
21 イグニッションキー

Claims (23)

  1. モータ回路を通じてバッテリに接続される電機子、前記モータ回路に前記電機子と直列に接続される直巻コイル、及び界磁電流を制御可能な分巻コイルを有し、前記モータ回路に設けられるメイン接点が閉じることにより、前記バッテリから前記電機子にメイン電流が供給されて、前記電機子に回転力を発生するモータを備え、
    前記電機子に発生する回転力をエンジンに伝達して、該エンジンを始動させるエンジン始動装置であって、
    前記モータ回路に前記電機子と直列に接続され、前記メイン接点が閉じて前記バッテリから前記電機子にメイン電流が供給される時に、前記バッテリの電圧降下を2V以下に抑制できる電圧降下抑制手段を備え、
    前記モータは、前記バッテリの電圧降下が2V以下に抑制される始動条件の下で、少なくとも、前記エンジンが最初の上死点を乗り越すために必要なトルクを発生できる高トルク型に設定されていることを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 請求項1に記載したエンジン始動装置において、
    前記電圧降下抑制手段は、前記バッテリから前記電機子に供給されるメイン電流を低減する始動抵抗または半導体素子であることを特徴とするエンジン始動装置。
  3. 請求項1または2に記載したエンジン始動装置において、
    前記電圧降下抑制手段と並列に前記モータ回路に接続され、通電時に閉状態に制御されて前記電圧降下抑制手段を短絡する短絡回路を形成し、非通電時に開状態に制御されて前記短絡回路を遮断する短絡用リレーと、
    この短絡用リレーを通電制御するリレー制御手段とを備え、
    このリレー制御手段は、前記メイン接点が閉じた後、前記電圧降下抑制手段を短絡するタイミングを検出し、そのタイミングが検出された時点で、前記短絡用リレーを開状態から閉状態に制御することを特徴とするエンジン始動装置。
  4. 請求項3に記載したエンジン始動装置において、
    前記リレー制御手段は、前記電圧降下抑制手段を短絡するタイミングとして、前記メイン接点が閉じてから所定時間経過した時点、または所定のエンジン回転数が検出された時点、または前記電機子に流れるメイン電流が所定値まで低下した時点を検出することを特徴とするエンジン始動装置。
  5. 請求項3または4に記載したエンジン始動装置において、
    前記分巻コイルの界磁電流を制御する界磁電流制御手段を備え、
    この界磁電流制御手段は、前記エンジンの始動開始より前記界磁電流を最大に制御するとともに、少なくとも、前記短絡用リレーが開状態から閉状態に切り替わった後、前記界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 請求項5に記載したエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記短絡用リレーが開状態から閉状態に切り替わったことにより、前記電機子に流れるメイン電流が一旦上昇した後、下がり始めてから、前記界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とするエンジン始動装置。
  7. 請求項5に記載したエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記エンジンが最初の上死点を乗り越してから、前記界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とするエンジン始動装置。
  8. 請求項5〜7に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記モータの出力が最大となるように、前記目標界磁電流を設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  9. 請求項5〜7に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、バッテリ電圧が所定値以上となるように、前記目標界磁電流を設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  10. 請求項5〜7に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、エンジン回転数が所定値以上となるように、前記目標界磁電流を設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  11. 請求項5〜7に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記電機子に供給されるメイン電流が所定の目標メイン電流となるように、前記目標界磁電流を設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  12. 請求項11に記載したエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記目標メイン電流を設定し、その目標メイン電流と実際のメイン電流とを比較しながら、両者の差に応じて、前記目標界磁電流を時々刻々に設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  13. 請求項11に記載したエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記目標メイン電流を設定し、更に前記目標メイン電流と相関する目標バッテリ電圧を設定して、その目標バッテリ電圧と実際のバッテリ電圧とを比較しながら、両者の差に応じて、前記目標界磁電流を時々刻々に設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  14. 請求項11に記載したエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記目標メイン電流を設定し、更に前記目標メイン電流と相関する目標エンジン回転数を設定して、その目標エンジン回転数と実際のエンジン回転数とを比較しながら、両者の差に応じて、前記目標界磁電流を時々刻々に設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  15. 請求項12〜14に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記モータの出力が最大となるように、前記目標メイン電流を設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  16. 請求項12〜14に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記バッテリ電圧が所定値以上となるように、前記目標メイン電流を設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  17. 請求項12〜14に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記エンジン回転数が所定値以上となるように、前記目標メイン電流を設定することを特徴とするエンジン始動装置。
  18. 請求項11〜17に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、前記目標界磁電流または前記目標メイン電流を、エンジン始動時の条件に応じて変更することを特徴とするエンジン始動装置。
  19. 請求項18に記載したエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、少なくともイグニッションキーによるエンジン始動時には、前記界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とするエンジン始動装置。
  20. 請求項18に記載したエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、エンジン始動時に何らかの異常が検出された時には、所定のエンジン回転数となるように、前記界磁電流を所定の目標界磁電流に制御することを特徴とするエンジン始動装置。
  21. 請求項1〜20に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    エンジン始動時に前記バッテリの電圧降下が2Vを超えた時は、その旨を乗員に知らせるための報知手段を備えていることを特徴とするエンジン始動装置。
  22. 請求項1〜21に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記エンジンの停止及び再始動を自動制御するエンジン自動停止/再始動システムに用いられ、同システムによるエンジン再始動時には、前記バッテリの電圧降下が2Vを超えた時に、その旨を乗員に知らせるための報知手段を作動させ、
    前記エンジン再始動時以外の通常始動時には、前記バッテリの電圧降下が2Vを超えた時でも、前記報知手段を作動させないことを特徴とするエンジン始動装置。
  23. 請求項1〜22に記載した何れかのエンジン始動装置において、
    前記界磁電流制御手段は、クランキング中の電圧変動を0.3V以内に抑える様に、前記エンジンの負荷変動に応じて、前記分巻コイルの界磁電流を制御することを特徴とするエンジン始動装置。
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