JP2002106447A - スタータ保護装置 - Google Patents

スタータ保護装置

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JP2002106447A
JP2002106447A JP2000301922A JP2000301922A JP2002106447A JP 2002106447 A JP2002106447 A JP 2002106447A JP 2000301922 A JP2000301922 A JP 2000301922A JP 2000301922 A JP2000301922 A JP 2000301922A JP 2002106447 A JP2002106447 A JP 2002106447A
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Japan
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overrun
starter
predetermined time
voltage
battery voltage
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Application number
JP2000301922A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Sumimoto
勝之 住本
Keiichi Komurasaki
啓一 小紫
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0848Circuits or control means specially adapted for starting of engines with means for detecting successful engine start, e.g. to stop starter actuation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2200/00Parameters used for control of starting apparatus
    • F02N2200/06Parameters used for control of starting apparatus said parameters being related to the power supply or driving circuits for the starter
    • F02N2200/063Battery voltage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ電圧変動周期のバラツキやノイズな
どが存在しても、オーバーラン開始状態(エンジン始動
開始タイミング)を正確に判定して、エンジンが始動し
た後のスタータの不必要なオーバーランを確実に防止し
たスタータ保護装置を得る。 【解決手段】 スタータモータ4のオーバーラン開始状
態を判定するオーバーラン判定部15と、スタータモー
タ4のオーバーラン開始状態が判定されたときにメイン
コンタクタ3を遮断するスタータモータ停止手段とを含
み、オーバーラン判定部15は、スタータスイッチ4の
投入後のバッテリ電圧VBの時間変化を検出し、バッテ
リ電圧VBの増減状態が所定時間にわたって変化しない
場合に、スタータモータ4のオーバーラン開始状態を判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クランキング時
に用いられる車両用スタータの保護装置に関し、特にク
ランキング時のバッテリ電圧変動周期のバラツキやノイ
ズなどが存在してもオーバーランを正確に判定し、エン
ジン始動後の不必要なオーバーランによるスタータモー
タの損傷を防止したスタータ保護装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車エンジンを始動する際に
は、運転者がスタータスイッチをオンすると同時にエン
ジン発生音を聞いており、エンジン始動開始時の特徴的
な音を感知したときに、スタータスイッチをオフするよ
うになっている。
【0003】しかしながら、近年のエンジンの高性能化
にともない、エンジン発生音は静粛になりつつあるた
め、運転者がエンジン発生音を正確に聞き分けることが
極めて困難な場合も多い。
【0004】また、トラックなどの大形車両の場合に
は、運転席からエンジンまでの距離が長いため、エンジ
ン発生音そのものを聞き取ることが極めて困難であり、
エンジン始動開始時に速やかにスタータスイッチをオフ
してオーバーラン状態を回避することも困難になる。
【0005】このようなスタータモータのオーバーラン
(エンジンが自立運転を開始しているのにスタータを運
転し続ける状態)によるモータ損傷などを防止するため
に、従来より、種々のスタータ保護装置が提案されてい
る。
【0006】たとえば、特開平10−184503号公
報に参照される従来装置の場合は、クランキング時のバ
ッテリ電圧波形の変動周期から、エンジン始動開始タイ
ミングを自動的に検知してスタータモータをオフさせて
いる。
【0007】すなわち、始動時においては、まず、バッ
テリ電圧が急減した後、エンジン気筒の圧縮行程に相当
する角度位置で周期的にスタータモータの負荷が増大す
ることから、クランキング時には周期的なバッテリ電圧
の変動波形が得られる。
【0008】その後、エンジンが始動を開始すると、ス
タータモータの負荷が急減するとともにオルタネータが
発電状態になるので、バッテリ電圧の変動波形の周期が
長くなるとともに、バッテリ電圧が上昇していく。
【0009】したがって、バッテリ電圧の変動波形の周
期を計測し、所定周期以上に達した時点でオーバーラン
開始状態を判定し、スタータモータをオフさせることが
できる。すなわち、エンジン始動時にスタータへの通電
により発生するバッテリ電圧変動から、エンジンが自立
運転状態に入ったか否かを検出し、エンジン自立運転時
にスタータ運転を強制中断させることができる。
【0010】これにより、スタータの過剰なオーバーラ
ン状態によるスタータ内部構成部品(スタータモータ)
のダメージを防止することができる。
【0011】しかしながら、クランキング時におけるバ
ッテリ電圧の変動波形は、エンジン始動時の冷機状態な
どによって周期が長くなるなどのバラツキが大きいう
え、ノイズ重畳による影響によっても変動周期の判定結
果が異なるので、上記従来装置によるオーバーラン判定
の信頼性は低く、十分なスタータ保護機能を得ることは
困難である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタータ保護装
置は以上のように、始動時のエンジン状態やノイズなど
の影響によりオーバーラン開始状態を正確に判定するこ
とができないので、十分なスタータ保護機能を得ること
ができないという問題点があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、バッテリ電圧変動周期のバラツ
キやノイズなどが存在してもオーバーラン開始状態(エ
ンジン始動開始タイミング)を正確に判定することによ
り、エンジンが始動した後のスタータの不必要なオーバ
ーランを確実に防止したスタータ保護装置を得ることを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るスタータ保護装置は、車載のバッテリからバッテリ電
圧が供給されるECUと、バッテリの出力端子に接続さ
れたスタータスイッチと、スタータスイッチの投入に応
答してECUの制御下で駆動されるメインコンタクタ
と、メインコンタクタの投入によりバッテリ電圧が供給
されて駆動されるスタータモータとを備え、ECUは、
スタータモータのオーバーラン開始状態を判定するオー
バーラン判定部と、スタータモータのオーバーラン開始
状態が判定されたときにメインコンタクタを遮断するス
タータモータ停止手段とを含み、オーバーラン判定部
は、スタータスイッチの投入後のバッテリ電圧の時間変
化を検出し、バッテリ電圧の増減状態が所定時間にわた
って変化しない場合に、スタータモータのオーバーラン
開始状態を判定するものである。
【0015】また、この発明の請求項2に係るスタータ
保護装置は、請求項1において、オーバーラン判定部
は、バッテリ電圧の変動波形値を時間ステップで記憶す
る記憶手段と、バッテリ電圧の現在の電圧値と記憶手段
内に記憶された過去の電圧値との大小関係を時間ステッ
プに沿って順次比較する比較手段と、比較手段による比
較結果が所定時間にわたって同一結果を示す場合にオー
バーラン開始状態を示すオーバーラン判定信号を生成す
る判定信号生成手段とを含むものである。
【0016】また、この発明の請求項3に係るスタータ
保護装置は、請求項2において、記憶手段は、バッテリ
電圧の変動波形値を互いに異なる複数の時間ステップで
記憶し、比較手段は、現在の電圧値と記憶手段内に記憶
された複数の過去の電圧値との大小関係を個々に比較す
る複数の比較手段を含み、オーバーラン判定部は、複数
の比較手段による各比較結果の論理和をとる論理演算手
段を含み、判定信号生成手段は、論理演算手段の出力レ
ベルが所定時間にわたって同一結果を示す場合にオーバ
ーラン判定信号を生成するものである。
【0017】また、この発明の請求項4に係るスタータ
保護装置は、請求項3において、記憶手段は、複数の過
去の電圧値として、少なくとも、10ms前の電圧値と
20ms前の電圧値とを記憶するものである。
【0018】また、この発明の請求項5に係るスタータ
保護装置は、請求項1から請求項4までのいずれかにお
いて、所定時間は、500msに初期設定されているも
のである。
【0019】また、この発明の請求項6に係るスタータ
保護装置は、請求項1から請求項5までのいずれかにお
いて、オーバーラン判定部は、所定時間を演算する所定
時間演算手段を含み、所定時間演算手段は、比較手段に
よる比較結果の転移周期の実績値に基づいて所定時間を
可変設定するものである。
【0020】また、この発明の請求項7に係るスタータ
保護装置は、請求項6において、所定時間は、比較結果
の転移周期の実績値の1.5倍〜2倍に設定されるもの
である。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明
する。図1はこの発明の実施の形態1の全体構成を概略
的に示す回路ブロック図、図2は図1内のオーバーラン
判定部の具体的構成を示す機能ブロック図、図3は図1
内のオーバーラン判定部の動作を示すタイミングチャー
トである。
【0022】図1において、1は車載のバッテリ、10
0はバッテリ1からのバッテリ電圧VBが供給されるE
CU(電子制御ユニット)、2はバッテリ1の出力端子
(スタータのB端子)に接続されたスタータスイッチで
ある。ECU100は、車両用スタータに隣接配置また
は隔離配置され得る。
【0023】3はソレノイドからなるメインコンタクタ
であり、スタータスイッチ2の投入に応答してECU1
00の制御下で駆動される。メインコンタクタ3は、図
示されたように、バッテリ1とスタータモータ4との間
を選択的に開閉するための接触子3aと、接触子3aを
開閉駆動する2つのソレノイドコイル3bとにより構成
される。
【0024】4はエンジン始動用のスタータモータであ
り、メインコンタクタ3の投入によりバッテリ電圧VB
が供給されて駆動される。ECU100は、メインコン
タクタ3への給電を制御し、メインコンタクタ3は、ス
タータモータ4への給電を制御する。
【0025】メインコンタクタ3には、スタータモータ
4をエンジン出力軸に選択的に連結させるためのスター
タピニオンギヤ(図示せず)が一体的に設けられてお
り、メインコンタクタ3は、投入時にスタータピニオン
ギヤをエンジン出力軸に連結させるようになっている。
【0026】5および6はECU100内の入力インタ
フェイス、7はECU100内の電源インタフェイス、
8はECU100内のドライバインタフェイス、9はド
ライバインタフェイス8の出力端子とグランドとの間に
挿入されたゼナーダイオード、10はECU100内の
マイコンである。
【0027】入力インタフェイス5は、スタータスイッ
チ2を介したバッテリ電圧VBを始動信号としてマイコ
ン10に入力する。入力インタフェイス6は、電気的ノ
イズ除去用のコンデンサ(図示せず)を含むフィルタ回
路を有し、電圧波形モニタ対象となるバッテリ電圧VB
を常にマイコン10に入力する。
【0028】電源インタフェイス7は、給電用のバッテ
リ電圧VBからマイコン10の電源電圧(たとえば、3
V)を生成して、常にマイコン10に供給する。ドライ
バインタフェイス8は、半導体スイッチを含み、マイコ
ン10からのスタータ制御信号をソレノイドコイル3b
の接続点に出力する。
【0029】入力インタフェイス5、6、電源インタフ
ェイス7、ドライバインタフェイス8、ゼナーダイオー
ド9およびマイコン10は、スタータ保護回路として機
能するECU100を構成している。
【0030】ECU100は、スタータスイッチ2を介
したハーネスと、バッテリ1の出力端子(スタータのB
端子)と、メインコンタクタ3のソレノイドコイル3b
の電力上位端子と、グランドとに、それぞれ電気的に接
続されている。
【0031】マイコン10は、スタータ制御部11、電
圧監視入力ポート12、駆動信号認識部13、A/D変
換入力ポート14、オーバーラン判定部15、電源入力
ポート16および電圧制御出力ポート17を備えてい
る。
【0032】スタータ制御部11は、メインコンタクタ
3を介してスタータモータ4への給電およびスタータピ
ニオンギヤ位置を制御する。電圧監視入力ポート12
は、入力インタフェイス5からの入力電圧(始動信号)
を監視する。
【0033】駆動信号認識部13は、電圧監視入力ポー
ト12を介した始動信号をメインコンタクタ3の駆動信
号として認識し、スタータ制御部11に入力する。A/
D変換入力ポート14は、入力インタフェイス6からの
バッテリ電圧VBをデジタル変換してオーバーラン判定
部15に入力する。
【0034】オーバーラン判定部15は、バッテリ電圧
VBの波形に基づいてスタータモータ4のオーバーラン
開始状態を判定し、オーバーラン開始状態が判定された
場合にオーバーラン判定信号Dを生成し、スタータ制御
部11に入力する。
【0035】すなわち、オーバーラン判定部15は、ス
タータスイッチ2の投入後のバッテリ電圧VBの時間変
化を検出し、バッテリ電圧VBの増減状態が所定時間に
わたって変化しない場合に、スタータモータ4のオーバ
ーラン開始状態を判定する。
【0036】スタータ制御部11は、スタータモータ4
のオーバーラン開始状態が判定されたときに、オーバー
ラン判定信号Dに応答してメインコンタクタ3を遮断す
るスタータモータ停止手段を含む。
【0037】電源入力ポート16は、電源インタフェイ
ス7からのバッテリ電圧VBをマイコン10の電源とし
て取り込む。電圧制御出力ポート17は、スタータ制御
部11とドライバインタフェイス8との間に挿入され、
メインコンタクタ3に対する出力電圧を制御する。
【0038】図2において、オーバーラン判定部15
は、バッテリ電圧VBの変動波形値を時間ステップで記
憶する記憶手段150と、第1比較手段151および第
2比較手段152と、第1パルスP1および第2パルス
P2(各比較結果)の論理和をとる論理演算手段153
と、論理和パルスP3に基づいてオーバーラン判定信号
Dを生成する単安定マルチ154と、論理和パルスP3
に基づいて所定時間Tを演算する所定時間演算手段15
5とを備えている。
【0039】記憶手段150は、バッテリ電圧VBの変
動波形値VB(t)を互いに異なる複数の時間ステップ
(t−1)、(t−2)、・・・で記憶する。たとえ
ば、記憶手段150は、複数(この場合、2つ)の過去
の電圧値VB(t−1)、VB(t−2)として、少な
くとも、10ms前の電圧値と20ms前の電圧値とを
記憶する。
【0040】ここで、過去の電圧値VB(t−1)、V
B(t−2)として好ましい時間(10ms前、20m
s前)は、たとえば、クランキング時のエンジン回転周
期の1/2以下に設定される。
【0041】第1比較手段151、第2比較手段152
は、バッテリ電圧VBの現在の電圧値VB(t)と記憶
手段150内に記憶された複数の過去の電圧値VB(t
−1)、VB(t−2)との大小関係を、時間ステップ
に沿って順次に且つ個々に比較する。
【0042】単安定マルチ154は、判定信号生成手段
を構成しており、第1比較手段151および第2比較手
段152による各比較結果(第1パルスP1および第2
パルスP2)の論理和パルスP3(論理演算手段153
の出力レベル)が所定時間にわたって同一結果を示す場
合に、オーバーラン開始状態を示すオーバーラン判定信
号Dを生成する。
【0043】所定時間演算手段155は、論理和パルス
P3の転移周期τを常に計測しており、転移周期の実績
値τに基づいて、オーバーラン判定に適切な所定時間T
を可変設定し、可変設定後の所定時間Tで単安定マルチ
154を動作させる。
【0044】たとえば、図3において、所定時間Tは、
500msに初期設定されている。また、所定時間T
は、各比較手段151、152による比較結果または論
理和パルスP3の転移周期の実績値τに基づいて可変設
定される。
【0045】このとき、所定時間Tは、オーバーラン開
始状態の誤判定を回避するために、転移周期の実績値τ
の1.5倍〜2倍程度に設定されることが望ましい。
【0046】次に、図1および図2とともに、図3のタ
イミングチャートを参照しながら、この発明の実施の形
態1による具体的な動作について説明する。まず、エン
ジン始動時においては、運転者による操作または外部ユ
ニットの制御により、スタータスイッチ2がオン状態と
なる。
【0047】スタータスイッチ2の投入状態は、ECU
100のマイコン10内の駆動信号認識部13により認
識され、スタータ制御部11は、駆動信号認識部13の
認識結果およびオーバーラン判定部15の判定結果に基
づいて、スタータ運転の可否を判定する。
【0048】このとき、初期においては、オーバーラン
判定部15がオーバーラン判定信号Dを出力していない
ので、スタータ制御部11は、スタータ運転が可能であ
ると判定し、ドライバインタフェイス8を駆動状態にす
るための印加電圧制御を実行する。
【0049】次に、マイコン10内のスタータ制御部1
1は、電圧制御出力ポート17を介して、ドライバイン
タフェイス8を駆動する。これにより、メインコンタク
タ3の2つのソレノイドコイル3bへの給電が開始し、
メインコンタクタ3がオン状態になってスタータモータ
4への給電が開始し、エンジンのクランキングが開始す
る。
【0050】エンジンのクランキング中において、前述
のように断続的なエンジン圧縮行程により、スタータB
端子(バッテリ1からの入力端子)に、図3内の実線波
形に示すようなバッテリ電圧VBの周期的変動VB
(t)が発生する。
【0051】このとき、スタータB端子に接続されたE
CU100内のオーバーラン判定部15は、入力インタ
フェイス6およびA/D変換入力ポート14を介して、
バッテリ電圧変動VB(t)をモニタする。
【0052】また、オーバーラン判定部15内の記憶手
段150は、図3内の破線波形および一点鎖線に示すよ
うに、所定時間(たとえば、10ms、20ms)前の
複数の電圧変動VB(t−1)、VB(t−2)を時間
ステップで記憶する。
【0053】ここで、第1比較手段151は、最新の電
圧値VB(t)と10ms前の電圧値VB(t−1)と
の大小関係を比較して、VB(t)<VB(t−1)を
満たす場合に「H」レベルとなる第1パルスP1を生成
する。
【0054】また、第2比較手段152は、最新の電圧
値VB(t)と20ms前の電圧値VB(t−2)との
大小関係を比較して、VB(t)<VB(t−2)を満
たす場合に「H」レベルとなる第2パルスP2を生成す
る。
【0055】さらに、論理演算手段153は、第1パル
スP1および第2パルスP2からなる各比較結果の論理
和をとって、図3のように論理和パルスP3を生成す
る。論理和パルスP3は、単安定マルチ154に入力さ
れ、「H」論理が入力される毎に所定時間Tだけ「H」
レベルが保持される。
【0056】つまり、所定時間T以内に、論理和パルス
P3が再び「H」レベルとなれば、図3に示すように、
単安定マルチ154の出力レベルは「H」のままであ
り、オーバーラン判定信号D(「L」レベル)は生成さ
れない。
【0057】すなわち、論理和パルスP3の「0、1」
論理が500ms(初期値)以内で反転していれば、オ
ーバーラン判定部15は、「スタータモータ4がオーバ
ーラン開始状態ではない」と判定する。
【0058】また、論理和パルスP3の「0、1」論理
が500ms(初期値)以上にわたって反転しなければ
(同一論理を継続すれば)、単安定マルチ154の出力
レベルは「L」となり、オーバーラン判定部15は、
「スタータモータ4がオーバーラン開始状態であるこ
と」を示すオーバーラン判定信号D(「L」レベル)を
出力する。
【0059】一方、論理和パルスP3は、所定時間演算
手段155に入力され、「0、1」論理の反転周期τが
計測されている。所定時間演算手段155は、論理和パ
ルスP3の論理レベルの転移周期の実績値τの最新(最
小)値の1.5倍〜2倍に所定時間Tを設定する。
【0060】たとえば、所定時間Tを転移周期τの2倍
に可変設定する場合、転移周期τが100msであれ
ば、所定時間Tは200msとなる。これにより、単安
定マルチ154の動作周期は、変更後の所定時間Tに更
新される。
【0061】オーバーラン判定部15からオーバーラン
判定信号Dが出力されると、スタータ制御部11は、ス
タータモータ4がオーバーラン開始状態(運転不可の状
態)であることを検知し、ドライバインタフェイス8の
駆動を中断し、メインコンタクタ3をオフにして、スタ
ータモータ4を停止させるとともに、スタータピニオン
ギヤをエンジン出力軸から解放させる。
【0062】このように、車両用スタータを制御するE
CU100は、クランキングによるバッテリ電圧VB
(スタータB端子電圧)の変動波形を時間ステップで記
憶し、現在の電圧値VB(t)と過去の電圧値VB(t
−1)、VB(t−2)との大小関係を比較して、比較
結果が所定時間Tに渡って同一結果であることを判定し
たときに、スタータモータ4の運転を停止させてオーバ
ーランを回避することができる。
【0063】このとき、現在の電圧値VB(t)と比較
される過去の電圧値として、互いに時刻の異なる少なく
とも2つの電圧値VB(t−1)、VB(t−2)が用
いられており、第1パルスP1および第2パルスP2の
論理和パルスP3が冗長性を有しているので、オーバー
ラン開始状態の誤判定を招くおそれはほとんどない。
【0064】たとえば、スタータモータ4がオーバーラ
ンに至る前の時刻において、第1パルスP1および第2
パルスP2のうちの一方が、ノイズなどの影響で「L」
レベルのままであったとしても、他方が「H」レベルを
繰り返していれば、オーバーラン判定信号Dが出力され
ることはない。
【0065】さらに、少なくとも2つの過去の電圧値V
B(t−1)、VB(t−2)を、10ms前と20m
s前とに設定することにより、通常のクランキング時の
バッテリ電圧VBの変動周期に対して十分に小さい範囲
で、図3のように異なる2点のシフト波形を確実に比較
することができる。
【0066】また、所定時間Tを十分に長い500ms
に初期設定することにより、バッテリ電圧VBの変動周
期が未知の初期状態において、オーバーラン判定信号D
を誤出力するおそれを確実に回避することができる。
【0067】また、バッテリ電圧VBの変動周期が検出
された後において、所定時間Tは、大小関係の比較結果
の転移周期τ(実績値)に基づいて最適(1.5倍〜2
倍)に更新されるので、転移周期τに応じて迅速にオー
バーラン判定信号Dを出力することができる。
【0068】したがって、バッテリ電圧VBに関する種
々のバラツキ要因やノイズなどが存在しても、エンジン
始動後のスタータモータ4の不必要なオーバーランを速
やかに且つ確実に防止することができ、オーバーランに
起因する故障を大幅に低減させることができる。
【0069】また、車両に既存のエンジン回転数パルス
を用いることなく、バッテリ電圧VBの変動周期のみを
用いて、エンジンの自立運転開始を検出することができ
るので、その他の用途(たとえば、リモコンスタータの
後付)に対して適用することも容易であり、有効性は極
めて高いものである。
【0070】なお、ここでは、オーバーランの誤判定を
確実に防止するために、2つの過去の電圧値VB(t−
1)、VB(t−2)に基づく第1パルスP1および第
2パルスP2の論理和パルスP3を用いたが、3つ以上
の過去の電圧値に基づく論理和パルスを用いてもよい。
【0071】また、過去の電圧値として、10ms前お
よび20ms前の電圧値を用いたが、必要に応じて、他
の時刻の電圧値を用いてもよい。
【0072】また、論理和パルスP3の転移周期を計測
して所定時間Tを可変設定したが、第1パルスP1およ
び第2パルスP2の少なくとも一方の転移周期を計測し
てもよい。
【0073】また、論理和パルスP3の転移周期に基づ
いてオーバーランを判定したが、第1パルスP1または
第2パルスP2の転移周期に基づいてオーバーランを判
定してもよい。
【0074】また、迅速なオーバーラン判定を実現する
ために、所定時間Tを転移周期の実績値τの1.5倍〜
2倍に設定したが、所定時間Tを転移周期の2倍以上に
設定して誤判定の防止を優先させてもよい。
【0075】さらに、バッテリ電圧VBの変動周期に対
応した転移周期に基づいて所定時間Tを可変設定した
が、所定時間Tを更新せずに、初期値(たとえば、50
0ms)のままで固定してもよい。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、車載のバッテリからバッテリ電圧が供給されるE
CUと、バッテリの出力端子に接続されたスタータスイ
ッチと、スタータスイッチの投入に応答してECUの制
御下で駆動されるメインコンタクタと、メインコンタク
タの投入によりバッテリ電圧が供給されて駆動されるス
タータモータとを備え、ECUは、スタータモータのオ
ーバーラン開始状態を判定するオーバーラン判定部と、
スタータモータのオーバーラン開始状態が判定されたと
きにメインコンタクタを遮断するスタータモータ停止手
段とを含み、オーバーラン判定部は、スタータスイッチ
の投入後のバッテリ電圧の時間変化を検出し、バッテリ
電圧の増減状態が所定時間にわたって変化しない場合
に、スタータモータのオーバーラン開始状態を判定する
ようにしたので、バッテリ電圧変動周期のバラツキやノ
イズなどが存在しても、オーバーラン開始状態(エンジ
ン始動開始タイミング)を正確に判定して、エンジンが
始動した後のスタータの不必要なオーバーランを確実に
防止したスタータ保護装置が得られる効果がある。
【0077】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、オーバーラン判定部は、バッテリ電圧の
変動波形値を時間ステップで記憶する記憶手段と、バッ
テリ電圧の現在の電圧値と記憶手段内に記憶された過去
の電圧値との大小関係を時間ステップに沿って順次比較
する比較手段と、比較手段による比較結果が所定時間に
わたって同一結果を示す場合にオーバーラン開始状態を
示すオーバーラン判定信号を生成する判定信号生成手段
とを含むので、バッテリ電圧変動周期のバラツキやノイ
ズなどが存在しても、オーバーラン開始状態を正確に判
定して、エンジンが始動した後のスタータの不必要なオ
ーバーランを確実に防止したスタータ保護装置が得られ
る効果がある。
【0078】また、この発明の請求項3によれば、請求
項2において、記憶手段は、バッテリ電圧の変動波形値
を互いに異なる複数の時間ステップで記憶し、比較手段
は、現在の電圧値と記憶手段内に記憶された複数の過去
の電圧値との大小関係を個々に比較する複数の比較手段
を含み、オーバーラン判定部は、複数の比較手段による
各比較結果の論理和をとる論理演算手段を含み、判定信
号生成手段は、論理演算手段の出力レベルが所定時間に
わたって同一結果を示す場合にオーバーラン判定信号を
生成するようにしたので、バッテリ電圧変動周期のバラ
ツキやノイズなどが存在しても、オーバーラン開始状態
を正確に判定して、エンジンが始動した後のスタータの
不必要なオーバーランを確実に防止したスタータ保護装
置が得られる効果がある。
【0079】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、記憶手段は、複数の過去の電圧値とし
て、少なくとも、10ms前の電圧値と20ms前の電
圧値とを記憶するようにしたので、バッテリ電圧変動周
期のバラツキやノイズなどが存在しても、オーバーラン
開始状態を正確に判定して、エンジンが始動した後のス
タータの不必要なオーバーランを確実に防止したスター
タ保護装置が得られる効果がある。
【0080】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1から請求項4までのいずれかにおいて、所定時間
は、500msに初期設定されているので、バッテリ電
圧変動周期のバラツキやノイズなどが存在しても、オー
バーラン開始状態を正確に判定して、エンジンが始動し
た後のスタータの不必要なオーバーランを確実に防止し
たスタータ保護装置が得られる効果がある。
【0081】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1から請求項5までのいずれかにおいて、オーバーラ
ン判定部は、所定時間を演算する所定時間演算手段を含
み、所定時間演算手段は、比較手段による比較結果の転
移周期の実績値に基づいて所定時間を可変設定するよう
にしたので、バッテリ電圧変動周期のバラツキやノイズ
などが存在しても、オーバーラン開始状態を正確に判定
して、エンジンが始動した後のスタータの不必要なオー
バーランを確実に防止したスタータ保護装置が得られる
効果がある。
【0082】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、所定時間は、比較結果の転移周期の実績
値の1.5倍〜2倍に設定されるので、バッテリ電圧変
動周期のバラツキやノイズなどが存在しても、オーバー
ラン開始状態を正確に判定して、エンジンが始動した後
のスタータの不必要なオーバーランを確実に防止したス
タータ保護装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の全体構成を概略的
に示す回路ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるオーバーラン
判定部の具体的構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるオーバーラン
判定部の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 バッテリ、2 スタータスイッチ、3 メインコン
タクタ、4 スタータモータ、10 マイコン、11
スタータ制御部、15 オーバーラン判定部、100
ECU、150 記憶手段、151 第1比較手段、1
52 第2比較手段、153 論理演算手段、154
単安定マルチ(判定信号生成手段)、155 所定時間
演算手段、D オーバーラン判定信号、P1 第1パル
ス(比較結果)、P2 第2パルス(比較結果)、P3
論理和パルス(比較結果)、T 所定時間、VB バ
ッテリ電圧、VB(t) 現在の電圧値、VB(t−
1)、VB(t−2) 過去の電圧値、τ 転移周期の
実績値。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載のバッテリからバッテリ電圧が供給
    されるECUと、 前記バッテリの出力端子に接続されたスタータスイッチ
    と、 前記スタータスイッチの投入に応答して前記ECUの制
    御下で駆動されるメインコンタクタと、 前記メインコンタクタの投入により前記バッテリ電圧が
    供給されて駆動されるスタータモータとを備え、 前記ECUは、 前記スタータモータのオーバーラン開始状態を判定する
    オーバーラン判定部と、 前記スタータモータのオーバーラン開始状態が判定され
    たときに前記メインコンタクタを遮断するスタータモー
    タ停止手段とを含み、 前記オーバーラン判定部は、前記スタータスイッチの投
    入後の前記バッテリ電圧の時間変化を検出し、前記バッ
    テリ電圧の増減状態が所定時間にわたって変化しない場
    合に、前記スタータモータのオーバーラン開始状態を判
    定することを特徴とするスタータ保護装置。
  2. 【請求項2】 前記オーバーラン判定部は、 前記バッテリ電圧の変動波形値を時間ステップで記憶す
    る記憶手段と、 前記バッテリ電圧の現在の電圧値と前記記憶手段内に記
    憶された過去の電圧値との大小関係を前記時間ステップ
    に沿って順次比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果が前記所定時間にわたって
    同一結果を示す場合に、前記オーバーラン開始状態を示
    すオーバーラン判定信号を生成する判定信号生成手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のスタータ保護
    装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記バッテリ電圧の変
    動波形値を互いに異なる複数の時間ステップで記憶し、 前記比較手段は、前記現在の電圧値と前記記憶手段内に
    記憶された複数の過去の電圧値との大小関係を個々に比
    較する複数の比較手段を含み、 前記オーバーラン判定部は、前記複数の比較手段による
    各比較結果の論理和をとる論理演算手段を含み、 前記判定信号生成手段は、前記論理演算手段の出力レベ
    ルが前記所定時間にわたって同一結果を示す場合に前記
    オーバーラン判定信号を生成することを特徴とする請求
    項2に記載のスタータ保護装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、前記複数の過去の電圧
    値として、少なくとも、10ms前の電圧値と20ms
    前の電圧値とを記憶することを特徴とする請求項3に記
    載のスタータ保護装置。
  5. 【請求項5】 前記所定時間は、500msに初期設定
    されていることを特徴とする請求項1から請求項4まで
    のいずれかに記載のスタータ保護装置。
  6. 【請求項6】 前記オーバーラン判定部は、前記所定時
    間を演算する所定時間演算手段を含み、 前記所定時間演算手段は、前記比較手段による比較結果
    の転移周期の実績値に基づいて前記所定時間を可変設定
    することを特徴とする請求項1から請求項5までのいず
    れかに記載のスタータ保護装置。
  7. 【請求項7】 前記所定時間は、前記比較結果の転移周
    期の実績値の1.5倍〜2倍に設定されることを特徴と
    する請求項6に記載のスタータ保護装置。
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