JP2007278731A - 距離測定方法、距離測定システム、車両搭載情報管理装置、携帯機、及び車両内利用情報管理システム - Google Patents

距離測定方法、距離測定システム、車両搭載情報管理装置、携帯機、及び車両内利用情報管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】2つの機器間の距離を、機器の消費電力を大きくすることなく、必要領域での距離測定分解能を確保できる距離測定方法及び距離測定システムを提供する。
【解決手段】車両側情報管理装置2の距離測定用電波を第1の周期又は前記第1の周期より短い第2の周期で距離測定用電波を発信する。携帯機6の距離測定部67は、距離測定用電波に基づいて距離を検出し、車両側情報管理装置2に送信する。車両側情報管理装置2は、受信した距離情報に応じて、距離測定用電波の発信周期を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、2つの機器間の距離を測定する距離測定方法及び距離測定システム、距離測定機能を備え、車両に搭載された車載機器で利用する個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置及び携帯機、並びに、車両搭載情報管理装置及び携帯機を備えた車両内利用情報管理システムに関する。
車両と携帯機との間で情報の送受信を行うことにより、車両に搭載された車載機器を含む車両の動作を制御する技術は、各種提案されている(特許文献1参照)。特許文献1には、車両に設けられた室外アンテナから起動信号を送信し、携帯機が室外アンテナからの起動信号を受信するかどうかによってユーザの車両への接近/離間を制御部により認識する技術が記載されている。この技術によれば、携帯機と車両の位置を認識した上で、車両の制御を確実に行うことができる。
また、複数の無線局間の距離を、距離測定電波の受信時間を利用することにより検知する技術として、特許文献2に記載されたものがある。この技術は、位置の明確な2つの無線局と位置の不明確な無線局との間において、電波到来時間を測定し、位置の明確な2つの無線局と位置の不明確な無線局との間の距離の和及び距離の差を求め、位置の不明確な無線局の位置の標定を行うものである。
以上のように、携帯機等の無線局間の距離を検出するためには、距離検出用電波(無線信号)を適当なタイミングで出力する必要がある。この距離検出用電波は、一般に一定周期で出力され、距離測定分解能を高くするためには発信周期を短くする必要がある。しかし、発信周期を短くすると、距離測定のための消費電力が大きくなり、他から安定的な電力を確保できないバッテリ等を電源とする車両や携帯機においては、距離測定分解能を高くすることが簡単ではない。また、車両と携帯機間の距離測定においては、近接状態での距離測定分解能を必要とする。
特開2001−114072号公報 特開平11−271418号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、2つの機器間の距離を、機器の消費電力を大きくすることなく、必要領域での距離測定分解能を確保できる距離測定方法及び距離測定システムを提供することを目的とする。また、車載機器で利用する個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置と携帯機との距離を、システム消費電流の低減と必要部分の距離測定分解能の向上を両立しながら、効率的に認識することを目的とする。
本発明の距離測定方法は、2つの機器間の距離を測定する距離測定方法であって、一方の機器において、第1の周期又は前記第1の周期より短い第2の周期で距離測定用電波を発信する距離測定用電波発信ステップと、他方の機器において、前記距離測定用電波を受信し、受信した距離測定用電波を利用して前記一方の機器との距離を検出する距離検出ステップと、前記他方の機器において、前記距離検出ステップで検出した前記一方の機器との距離が予め定めた第1の距離以内である場合、第1領域の領域に存在している旨を示す第1領域存在情報を、前記一方の機器に送信する第1領域存在通知ステップとを備え、前記距離測定用電波発信ステップは、前記第1領域存在情報を受信している場合には、前記第2の周期で前記距離測定用電波を発信するものである。
本発明によれば、2つの機器間の距離を、機器の消費電力を大きくすることなく、必要領域での距離測定分解能を確保できる
本発明の距離測定方法は、前記距離測定用電波発信ステップが、一定の電力で前記距離測定用電波を発信し、前記距離検出ステップは、受信した前記距離測定用電波の電界強度に基づいて前記距離を検出するものを含む。本発明によれば、2つの機器間の距離を簡単に検出することができる。
本発明の距離測定システムは、2つの機器間の距離を測定する距離測定システムであって、一方の機器は、第1の周期又は前記第1の周期より短い第2の周期で距離測定用電波を発信する距離測定用電波出力部と、他の機器との間で無線通信を行う通信部を備えており、他方の機器は、前記距離測定用電波に基づいて前記一方の機器との距離を検出する距離検出部と、他の機器との間で無線通信を行う通信部を備えており、前記他方の機器は、前記距離検出部が前記一方の機器との距離が予め定めた第1の距離以内であることを検出したとき、第1領域の領域に存在している旨を示す第1領域存在情報を、前記通信部を介して前記一方の機器に送信し、前記一方の機器は、前記通信部を介して前記第1領域存在情報を受信している場合には、前記距離測定用電波出力部を介して前記第2の周期で前記距離測定用電波を発信するものである。
本発明によれば、2つの機器間の距離を、機器の消費電力を大きくすることなく、必要領域での距離測定分解能を確保できる
本発明の距離測定システムは、前記距離測定用電波出力部が、一定の電力で前記距離測定用電波を発信し、前記距離検出部が、受信した前記距離測定用電波の電界強度に基づいて前記距離を検出するものを含む。本発明によれば、2つの機器間の距離を簡単に検出することができる。
本発明の距離測定システムは、前記一方の機器が、車両に搭載された機器であり、前記他方の機器が、当該車両に搭載された機器に対して情報の送信を行う携帯機であるものを含む。本発明によれば、車両と携帯機間の距離測定を、機器と携帯機の消費電力を大きくすることなく、必要領域での距離測定分解能を確保しつつ行うことができる。
本発明の車両搭載情報管理装置は、車両に搭載され、かつ、当該車両に搭載された車載機器で利用する個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置であって、前記個人利用情報を受信する車両側通信部と、前記個人利用情報の受信処理を含む当該車両搭載情報管理装置全体を制御する車両側制御部と、第1の周期又は前記第1の周期より短い第2の周期で距離測定用電波を発信する距離測定用電波出力部とを備え、前記車両側制御部は、前記車両側通信部を介して前記個人利用情報を受信し、受信した前記個人利用情報を前記車載機器に転送するとともに、前記携帯機から、当該車両搭載情報管理装置機器との距離が予め定めた第1の距離以内であることを検出した旨の情報を、受信している場合には、前記第2の周期で前記距離測定用電波を発信することを前記距離測定用電波出力部に対して指示するものである。
本発明によれば、車載機器で利用する個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置と携帯機との距離を、システム消費電流の低減と必要部分の距離測定分解能の向上を両立しながら、効率的に認識することができる。
本発明の車両搭載情報管理装置は、前記個人利用情報を記憶する車両側記憶部を備え、
前記車両側制御部が、受信した前記個人利用情報を前記車両側記憶部に記憶し、記憶された前記個人利用情報を前記車載機器に転送するものを含む。本発明によれば、受信した個人利用情報を、一旦記憶させることができ、最適なタイミングで車載機器に転送することができる。
本発明の車両搭載情報管理装置は、前記車両側制御部が、前記携帯機から、当該車両搭載情報管理装置機器との距離が前記第1の距離より近い第2の距離以内であることを検出した旨の情報を受信した場合、受信した前記個人利用情報を利用して、当該個人利用情報を利用する前記車載機器を動作させるものを含む。本発明によれば、携帯機と車両との近接により、車両又は車載機器の制御を自動的に行うことができる。
本発明の車両搭載情報管理装置は、前記個人利用情報として、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、個人利用ウェブ情報、及び電子決済情報の少なくとも1つを含む。本発明によれば、各種車載機器で利用するデータを簡単に車両内に記憶し、車載機器を起動することができる。
本発明の携帯機は、車両に搭載され、かつ、当該車両に搭載された車載機器で利用する前記個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置と通信を行う通信部と、前記車両からの距離測定用電波に基づいて当該車両との距離を検出する距離検出部と、当該携帯機全体を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記距離検出部が当該車両との距離が予め定めた第1の距離以内であることを検出したとき、第1領域の領域に存在している旨を示す第1領域存在情報を、前記通信部を介して前記車両搭載情報管理装置に送信するものを含む。
本発明によれば、機器の消費電力を大きくすることなく、必要領域での距離測定分解能を確保できることができる。
本発明の携帯機は、前記距離検出部が、受信した前記距離測定用電波の電界強度に基づいて前記距離を検出するものを含む。本発明によれば、2つの機器間の距離を簡単に検出することができる。
本発明の携帯機は、前記制御部が、前記距離が前記第1の距離より近い第2の距離以内であることを、前記距離検出部が検出したとき、前記個人利用情報を利用して、当該個人利用情報を利用する前記車載機器を動作させる指示を、前記通信部を介して前記車両搭載情報管理装置に送信するものを含む。本発明によれば、携帯機と車両との近接により、車両又は車載機器の制御を自動的に行うことができる。
本発明の携帯機は、前記個人利用情報として、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、個人利用ウェブ情報、及び電子決済情報の少なくとも1つを含む。本発明によれば、各種車載機器で利用するデータを簡単に車両内に記憶し、車載機器を起動することができる。
本発明の車両内利用情報管理システムは、上記車両搭載情報管理装置と、上記携帯機と、を備えるものである。本発明によれば、各種車載機器で利用する個人利用情報の更新と、車両に近づいた時の車両又は車載機器の制御とを簡単に行うことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、2つの機器間の距離を、機器の消費電力を大きくすることなく、必要領域での距離測定分解能を確保できる距離測定方法及び距離測定システムを提供することができる。また、車載機器で利用する個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置と携帯機との距離を、システム消費電流の低減と必要部分の距離測定分解能の向上を両立しながら、効率的に認識することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の距離測定システムの概略機能ブロック図である。図1の距離測定システムは、車両側情報管理装置2と携帯機6を含んで構成され、無線通信路を含む通信路を介して互いに通信可能となっている。図1の距離測定システムにおいては、2つの機器である車両側情報管理装置2と携帯機6との間の距離が、距離測定用電波を利用して測定される。
携帯機6と車両側情報管理装置2の通信は、例えば、微弱無線通信(キーレスエントリに利用される300MHz帯の通信)、特定小電力無線通信(リモートエンジンスタータに使用される400MHz帯の通信)を利用する。車両側情報管理装置2には、車載オーディオ装置、車載画像再生装置、車載テレビ装置、カーナビゲーション装置等の車両側個人利用情報利用機器4、車両状態検出部5が接続される。
車両側情報管理装置2は、車両に搭載され、かつ、当該車両に搭載された車載機器で利用する個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置の一例であり、車両側制御部21、車両側記憶部22、車両側通信部23、車両側外部機器インタフェース24、車両側操作部25、車両側出力部26、距離測定用電波出力部27を含んで構成される。車両側情報管理装置2は、例えば、車両に搭載されたパーソナルコンピュータと所定のプログラムを主体に構成することができるが、カーナビゲーション装置等の車両搭載情報機器に組込んで構成することも可能である。この場合、組込んだ情報機器の構成要素を一部共用する。
車両側制御部21は、個人利用情報の受信処理を含む当該車両搭載情報管理装置全体を制御するものである。車両側制御部21は、携帯機6から車両側通信部23を介して受信した個人利用情報を、必要に応じて車両側記憶部22記憶し、車両側個人利用情報利用機器に転送する。
車両側記憶部22は、車載機器で利用される個人利用情報を記憶するものである。個人利用情報は、車両の利用者が個人的に利用する情報であり、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、及び個人利用ウェブ情報等が含まれ、車載オーディオ装置、車載ビデオ再生装置、車載テレビ装置、カーナビゲーション装置、車載ウェブブラウザ装置等で利用可能な情報である。個人利用情報は、その個人利用情報を特定するメタデータと対応付けて記憶してもよい。メタデータは、その個人利用情報に付与されたファイル名(情報の種類を示すための識別子を含む。)、保存日時、更新日時、アクセス日時、データ量等である。車両側記憶部22は、全体として一つの領域として管理してもよいが、車両の利用者毎に管理してもよい。利用者毎に管理する場合は、利用者別領域が設けられ、利用者毎の個人利用情報が記憶される。
車両側記憶部22へ個人利用情報を記憶する場合、車両側制御部21の制御に基づき、車両側通信部23を介して個人利用情報を受信し、受信した個人利用情報を記憶する。また、車両側操作部25の操作により、車両側個人利用情報利用機器4から車両側外部機器インタフェース24を介して入力した個人利用情報を記憶することも可能である。
車両側通信部23は、携帯機6との間で無線による情報の送受信を行うものであり、例えば微弱無線通信又は特定小電力無線通信を行う機能を有するものである。車両側通信部23は、車両側制御部21の制御に基づき、個人利用情報の受信を少なくとも行う。受信する個人利用情報には、そのメタデータが付加されていてもよい。車両側通信部23による車両及び携帯機6との通信は、例えば無線IDによりセキュリティを保つようにするのが好ましい。
車両側外部機器インタフェース24は、車載オーディオ装置、車載ビデオ再生装置、車載テレビ装置、カーナビゲーション装置等の車載側個人利用情報利用機器(以下、単に車載機器と記述する場合もある。)4との間で個人利用情報を含む情報の転送を行うものであり、情報の転送は、車両側制御部21によって制御される。車両側操作部25は、車両側情報管理装置2の利用者が操作するものであり、例えば各種キー、各種スイッチ等である。車両側出力部26は、車両側情報管理装置2の動作状態の出力、操作ガイダンス情報の出力等を行うためのものであり、モニタ装置、スピーカが含まれる。また、車載機器の電源オンオフ制御を含む車両の電源制御のための出力を行う。
距離測定用電波出力部27は、車両側情報管理装置2又は車両側情報管理装置2が搭載された車両と、携帯機6等の他の機器との距離を測定するための距離測定用電波を、一定の電力で発信するもので、その発信周期は、予め定められた第1の周期と、前記第1の周期より短い第2の周期とで、切換え可能となっている。1例として、第1の周期は3s(秒)であり、第2の周期は10ms(ミリ秒)である。
距離測定用電波出力部27は、通常第1の周期で距離測定用電波を発信している。そして、携帯機6等の他の機器から、それらの機器との距離が予め定めた第1の距離以内であることを検出した旨の情報を受信している場合には、第2の周期に切換えて発信する。他の機器との距離が予め定めた第1の距離以内であることを検出した旨の情報の受信は、車両側通信部23によって行い、発信周期の切換えは、車両側制御部21によって行う。なお、図1では、車両側通信部23と距離測定用電波出力部27を別の要素として記載したが、一部又は全部を共用してもよい。
車両状態検出部5は、車両内の各種センサの出力、スイッチの状態等に基づいて、車両の状態の検出、使用中である場合は利用者の識別等を行うものである。
携帯機6は、車両の利用者が携帯して使用するものであり、利用しようとする車両に搭載された車載機器で利用可能な個人利用情報の管理を行う機能を、少なくとも備えている。携帯機6は、例えば、車両制御リモコン端末であり、制御部61、記憶部62、通信部63、操作部65、出力部66、距離検出部67を含んで構成される。
制御部61は、個人利用情報の受信、記憶部62への記憶、記憶した個人利用情報の送信、送信後の個人利用情報の消去等の個人利用情報を用いた処理を含む携帯機6全体を制御するものである。
記憶部62は、他の機器から取得した、車載機器で利用可能な個人利用情報を記憶するものである。個人利用情報は、車両の利用者が個人的に利用する情報であり、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのビデオデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、及び個人利用ウェブ情報等が含まれ、車載オーディオ装置、車載ビデオ再生装置、車載テレビ装置、カーナビゲーション装置、車載ウェブブラウザ装置等で利用可能な情報である。個人利用情報は、その個人利用情報を特定するメタデータと対応付けて記憶されてもよい。メタデータは、その個人利用情報に付与されたファイル名(情報の種類を示すための識別子を含む。)、保存日時、更新日時、アクセス日時、データ量等である。
記憶部62へ個人利用情報を記憶する場合、制御部61の制御に基づき、取得した個人利用情報を記憶する。記憶した個人利用情報は、車両側情報管理装置2に送信された後は、消去されるので、記憶部62は、個人利用情報を一時的に記憶することになる。
通信部63は、車両側情報管理装置2との間で無線通信を行うものである。車両側情報管理装置2との間の無線通信は、例えば、微弱無線通信、特定小電力無線通信である。通信部63として複数の通信処理部を設け、通信部63は、制御部61の制御に基づき、記憶部62に記憶された個人利用情報を送信する。送信される個人利用情報には、そのメタデータが付加されていてもよい。車両側通信部23による車両及び携帯機6との通信は、例えば無線IDによりセキュリティを保つようにするのが好ましい。
操作部65は、携帯機6の利用者が操作するものであり、例えば押しボタンスイッチである。車両制御リモコン端末を兼用する場合、ドアの開施錠を指示するための押しボタン、エンジンの起動停止を制御するための押しボタンが含まれる。出力部66は、携帯機6の動作状態、操作部65の操作状態の出力、車両側情報管理装置2の状態等を示す情報を出力するものであり、LED素子を利用した各種インジケータ、ブザー等が含まれる。
距離検出部67は、他の機器である車両側情報管理装置2からの距離測定用電波を受信し、その電界強度に基づいて、車両側情報管理装置2との距離を検出する。そして、検出した電界強度は制御部61に送られる。制御部61は、携帯機6から、携帯機6が存在する領域を示す情報を、通信部63を介して送信する。領域を示す信号は、例えば2種類である。1種類は、距離測定を準備する領域(第1領域)を示すもので、車両側情報管理装置2からの距離が10m以内を示す情報である。また、もう1つは、距離測定結果によって車両(及び車載機器)の制御を行う領域(第2領域)を示すもので、車両側情報管理装置2からの距離が5m以内を示すものである(図2参照)。10m以内かどうかの判断は、例えば、電界強度が閾値3以上であるか否かで行い、5m以内かどうかの判断は、例えば、電界強度が閾値4以上であるか否かで行う。閾値3、4は、車両側情報管理装置2からの距離測定用電波の出力電力を一定とし、車両側情報管理装置2からの距離が10mの地点と、5mの地点での電界強度を予め計測することにより定めておく。
距離測定を準備する領域は、距離測定用電波の発信周期を短くする領域として利用され、距離測定結果によって車両(及び車載機器)の制御を行う領域は、例えば、車両のエンジンを自動的に始動させ、オーディオ装置等の個人利用情報を利用する車載機器の起動に利用される。
図2に、車両(車両側情報管理装置2)と携帯機6間の通信領域を模式的に示す。携帯機6は、電界強度が閾値3以上の第1領域6x(例えば10m以内)に存在する場合、車両側情報管理装置2に対して、距離測定を準備する領域内である旨通知する。また、図2に示すように、電界強度が閾値4以上の第2領域6y(例えば5m以内)に存在する場合、車両側情報管理装置2に対して、車両の制御を行う領域内である旨通知する。
次に、車両側情報管理装置2と携帯機6との間の距離測定処理について説明する。図3は、携帯機6における距離測定処理動作の一例を示すフロー図であり、図4は、車両側情報管理装置2における距離測定処理動作の一例を示すフロー図である。
携帯機6の距離検出部67は、距離測定用電波を受信すると(ステップS101)、その電波の電界強度が閾値3以上であるか否かを判断し(ステップS102)、閾値3以上である場合は、携帯機6が第1領域(図2の領域6x)に存在していることを通知する(ステップS103)。次いで、タイマ設定を行い(ステップS104)、タイムアップしたか否かを判断し(ステップS105)、タイムアップしていない場合は、さらに距離測定用電波を受信したか否かを判断する(ステップS106)。
タイマは、車両側情報管理装置2からの距離測定用電波の発信周期が短くなったか否かを判断するために設定するものである。第1領域(図2の領域6x)に存在していることを通知した後は、発信周期が第2の周期(10ms)になるはずであるので、タイマは10msに設定する。発信周期が第2の周期になっている場合は、タイムアップ前に距離測定用電波を受信するので、ステップS106からステップS107に移る。タイムアップしても距離測定用電波が受信されない場合は、ステップS101に戻る。受信した距離測定用電波の電界強度が閾値3以上でない場合もステップS101に戻る。
ステップS107では、受信した距離測定用電波の電界強度が4以上か否かを判断し、4以上でない場合は、ステップS101に戻る。閾値が4以上である場合は、携帯機6が第2領域(図2の領域6y)に存在していることを通知する(ステップS108)。そして、車両側情報管理装置2から、第2領域存在通知が完了した(車両側に通知されて、車両側で認識した)ことを示す情報を受信したか否かを判断し(ステップS109)、受信した場合は、距離検出処理を終了する。受信されない場合は、ステップS101で戻る。
携帯機6が第2領域に存在したことを車両側が認識するだけでなく、第2領域から離脱したことを認識する必要がある場合は、再度ステップS101の処理を行う、この場合は、第2領域存在を示すフラグをセットしておき、フラグがセットされている状態では、ステップS108の通知は行わないようにする(後述の図参照)。
なお、タイマによる距離測定用電波の発信周期に関する監視は、必須ではない。
図4に移って、車両側情報管理装置2の動作を説明する。ステップS201で、距離測定用電波出力部は、第1の周期(3s)で距離測定用電波を出力する。そして、車両側通信部23が携帯機6から第1領域存在通知を受信したか否かを判断し(ステップS202)、受信しない場合はステップS101を繰り返す。第1領域存在通知を受信した場合は、第2の周期(10ms)で距離測定用電波を発信する(ステップS203)。ステップS204では、車両両側通信部23が携帯機6から第2領域存在通知を受信したか否かを判断し、受信した場合は、第2領域存在通知が完了した(車両側に通知されて、車両側で認識した)ことを示す情報を携帯機6に送信して終了する。第2領域存在通知を受信しない場合は、ステップS202に戻る。
以上のように、車両側情報管理装置2は、距離測定用電波の発信周期を携帯機6の存在している領域に応じて切換えて発信するので、携帯機6は、車両との距離が一定距離内(この例では10m以内)になるまで、遅い周期の距離検出動作を行う。これにより、電力消費の低減を図ることができる。車両側情報管理装置2についても、距離測定用電波の発信周期が遅いので、同様に電力消費の低減を図ることができる。一方、携帯機6と車両との通信は、近接時に行われることが多い。以上の処理では、一定距離まで近づいた場合は、高頻度を距離検出が行われるので、距離の認識を応答性よく高精度で行うことができる。すなわち、距離測定用電波の発信周期が長い場合は、その間に移動可能な距離が大きくなり、結果的に、距離検出の精度は低下するが、一定距離内では、発信周期が短いので、精度が相対的に向上する。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態の車両内利用情報管理システムの概略機能ブロック図である。図5の車両内利用情報管理システムは、ホーム側情報管理装置1と車両側情報管理装置2と携帯機6を含んで構成され、無線通信路を含む通信路を介して互いに通信可能となっている。図5の車両内利用情報管理システムにおいては、2つの機器である車両側情報管理装置2と携帯機6との間の距離が、距離測定用電波を利用して測定される。
ホーム側情報管理装置1と車両側情報管理装置2との通信は、例えば無線LANを介して行われる。携帯機6とホーム側情報管理装置1及び車両側情報管理装置2の通信は、例えば、微弱無線通信(キーレスエントリに利用される300MHz帯の通信)、特定小電力無線通信(リモートエンジンスタータに使用される400MHz帯の通信)を利用する。携帯機6とホーム側情報管理装置1との通信は、エコネット通信等のホーム内共通通信として既設のものを利用してもよい。ホーム側情報管理装置1には、オーディオ装置、画像再生装置、テレビ受像装置、ウェブブラウザ装置等のホーム側個人利用情報利用機器3が接続される。また、車両側情報管理装置2には、車載オーディオ装置、車載画像再生装置、車載テレビ装置、カーナビゲーション装置等の車両側個人利用情報利用機器4、車両状態検出部5が接続される。
ホーム側情報管理装置1は、屋内に設置され、かつ、車載機器で利用可能な個人利用情報の管理を行う屋内設置情報管理装置の一例であり、ホーム側制御部11、ホーム側記憶部12、ホーム側通信部13、外部機器インタフェース14、ホーム側操作部15、ホーム側出力部16を含んで構成される。ホーム側情報管理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータと所定のプログラムを主体に構成することができるが、DVDプレーヤー等の情報機器に組込んで構成することも可能である。この場合、組込んだ情報機器の構成要素を一部共用する。
ホーム側制御部11は、個人利用情報のホーム側記憶部12への記憶、及びホーム側通信部13を介した情報の送受信等の個人利用情報を用いた処理を含むホーム側情報管理装置1全体を制御するものである。
ホーム側記憶部12は、車載機器で利用可能な個人利用情報を記憶するものである。個人利用情報は、車両の利用者が個人的に利用する情報であり、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのビデオデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、及び個人利用ウェブ情報等が含まれ、車載オーディオ装置、車載ビデオ再生装置、車載テレビ装置、カーナビゲーション装置、車載ウェブブラウザ装置等で利用可能な情報である。個人利用情報は、その個人利用情報を特定するメタデータと対応付けて記憶してもよい。メタデータは、その個人利用情報に付与されたファイル名(情報の種類を示すための識別子を含む。)、保存日時、更新日時、アクセス日時、データ量等である。ホーム側記憶部12は、全体として一つの領域として管理してもよいが、車両の利用者毎に管理してもよい。利用者毎に管理する場合は、利用者別領域が設けられ、利用者毎の個人利用情報が記憶される。利用者毎の管理がされる場合、ホーム側情報管理装置1と車載側情報管理装置2及び携帯機6との間の通信に際して、利用者を識別する情報が付加される。個人利用情報は、セキュリティを保ってフォルダ(利用者毎に管理する場合は、個人毎のフォルダ)で管理するのが好ましい。フォルダの管理は、例えばICカード認証や虹彩認証によってセキュリティを保つ。
ホーム側記憶部12へ個人利用情報を記憶する場合、例えばホーム側操作部15の操作により、ホーム側個人利用情報利用機器3から外部機器インタフェース14を介して個人利用情報を入力する。ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、個人利用メール情報、及び個人利用ウェブ情報等は、ホーム側情報管理装置1を構成するパーソナルコンピュータ内の所定のプログラムの実行により取得する。
ホーム側通信部13は、車載機器が搭載された車両及び携帯機6との間で情報の送受信を行うものであり、例えば無線LANの親機、又は、微弱無線通信又は特定小電力無線通信を行う機能を有するものである。ホーム側通信部13として複数の通信処理部を設け、車両側との通信と携帯機6との通信を別々に行うようにしてもよい。ホーム側通信部13は、ホーム側制御部11の制御に基づき、個人利用情報の送信を行う。送信に際しては、その個人利用情報のメタデータを付加してもよい。ホーム側通信部13による車両及び携帯機6との通信は、例えば無線IDによりセキュリティを保つようにするのが好ましい。
外部機器インタフェース14は、オーディ装置、ビデオ装置、テレビ受像装置等のホーム側個人利用情報利用機器3との間で個人利用情報を含む情報の転送を行うものであり、情報の転送は、ホーム側制御部11によって制御される。また、インターネット等のネットワークに接続し、音楽データをダウンロードしたり、ナビゲーションのための地図データや施設情報から行き先データを入手したりするようにしてもよい。ホーム側操作部15は、ホーム側情報管理装置1の利用者が操作するものであり、例えばキーボード、マウス、各種スイッチ等である。ホーム側出力部16は、ホーム側情報管理装置1の動作状態の出力、操作ガイダンス情報の出力等を行うためのものであり、モニタ装置、スピーカが含まれる。
車両側情報管理装置2は、車両に搭載され、かつ、当該車両に搭載された車載機器で利用する個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置の一例であり、車両側制御部21、車両側記憶部22、車両側通信部23、車両側外部機器インタフェース24、車両側操作部25、車両側出力部26、距離測定用電波出力部27を含んで構成される。車両側情報管理装置2は、例えば、車両に搭載されたパーソナルコンピュータと所定のプログラムを主体に構成することができるが、カーナビゲーション装置等の車両搭載情報機器に組込んで構成することも可能である。この場合、組込んだ情報機器の構成要素を一部共用する。
車両側制御部21は、個人利用情報の受信処理を含む当該車両搭載情報管理装置全体を制御するものである。車両側制御部21は、ホーム側情報管理装置1又は携帯機6から車両側通信部23を介して受信した個人利用情報を、必要に応じて車両側記憶部22記憶し、車両側個人利用情報利用機器に転送する。
車両側記憶部22は、車載機器で利用される個人利用情報を記憶するものである。個人利用情報は、車両の利用者が個人的に利用する情報であり、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、及び個人利用ウェブ情報等が含まれ、車載オーディオ装置、車載ビデオ再生装置、車載テレビ装置、カーナビゲーション装置、車載ウェブブラウザ装置等で利用可能な情報である。個人利用情報は、その個人利用情報を特定するメタデータと対応付けて記憶してもよい。メタデータは、その個人利用情報に付与されたファイル名(情報の種類を示すための識別子を含む。)、保存日時、更新日時、アクセス日時、データ量等である。車両側記憶部22は、全体として一つの領域として管理してもよいが、車両の利用者毎に管理してもよい。利用者毎に管理する場合は、利用者別領域が設けられ、利用者毎の個人利用情報が記憶される。
車両側記憶部22へ個人利用情報を記憶する場合、車両側制御部21の制御に基づき、車両側通信部23を介して個人利用情報を受信し、受信した個人利用情報を記憶する。また、車両側操作部25の操作により、車両側個人利用情報利用機器4から車両側外部機器インタフェース24を介して入力した個人利用情報を記憶することも、ホーム側情報管理装置1の起動をすることも可能である。
車両側通信部23は、ホーム側情報管理装置1及び携帯機6との間で無線による情報の送受信を行うものであり、例えば無線LANの子機、又は、微弱無線通信又は特定小電力無線通信を行う機能を有するものである。車両側通信部23として複数の通信処理部を設け、ホーム側との通信と携帯機6との通信を別々に行うようにしてもよい。車両側通信部23は、車両側制御部21の制御に基づき、個人利用情報の受信を少なくとも行う。受信する個人利用情報には、そのメタデータが付加されていてもよい。車両側通信部23による車両及び携帯機6との通信は、例えば無線IDによりセキュリティを保つようにするのが好ましい。
車両側外部機器インタフェース24、距離測定用電波出力部27、車両状態検出部5は、図1に示した第1の実施の形態のものと、同様であるので、説明を省略する。
携帯機6は、車両の利用者が携帯して使用するものであり、利用しようとする車両に搭載された車載機器で利用可能な個人利用情報の管理を行う機能を、少なくとも備えている。携帯機6は、例えば、車両制御リモコン端末であり、制御部61、記憶部62、通信部63、操作部65、出力部66、距離検出部67を含んで構成される。
制御部61は、個人利用情報の受信、記憶部62への記憶、記憶した個人利用情報の送信、送信後の個人利用情報の消去等の個人利用情報を用いた処理を含む携帯機6全体を制御するものである。
記憶部62は、ホーム側情報管理装置1から受信した、車載機器で利用可能な個人利用情報を記憶するものである。個人利用情報は、車両の利用者が個人的に利用する情報であり、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのビデオデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、及び個人利用ウェブ情報等が含まれ、車載オーディオ装置、車載ビデオ再生装置、車載テレビ装置、カーナビゲーション装置、車載ウェブブラウザ装置等で利用可能な情報である。個人利用情報は、その個人利用情報を特定するメタデータと対応付けて記憶されてもよい。メタデータは、その個人利用情報に付与されたファイル名(情報の種類を示すための識別子を含む。)、保存日時、更新日時、アクセス日時、データ量等である。
記憶部62へ個人利用情報を記憶する場合、制御部61の制御に基づき、通信部63を介して個人利用情報を受信し、受信した個人利用情報を記憶する。受信した個人利用情報は、車両側情報管理装置2に送信された後は、消去されるので、記憶部62は、受信した個人利用情報を一時的に記憶することになる。
通信部63は、ホーム側情報管理装置1及び車両側情報管理装置2との間で無線通信を行うものである。ホーム側情報管理装置1及び車両側情報管理装置2との間の無線通信は、例えば、微弱無線通信、特定小電力無線通信である。通信部63として複数の通信処理部を設け、ホーム側情報管理装置1との通信と車両側情報管理装置2との通信を別々に行うようにしてもよい。通信部63は、制御部61の制御に基づき、個人利用情報の受信を行うとともに、記憶部62に記憶された個人利用情報を送信する。送受信される個人利用情報には、そのメタデータが付加されていてもよい。車両側通信部23による車両及び携帯機6との通信は、例えば無線IDによりセキュリティを保つようにするのが好ましい。
操作部65は、携帯機6の利用者が操作するものであり、例えば押しボタンスイッチである。車両制御リモコン端末を兼用する場合、ドアの開施錠を指示するための押しボタン、エンジンの起動停止を制御するための押しボタンが含まれる。出力部66は、携帯機6の動作状態、操作部65の操作状態の出力、車両側情報管理装置2の状態等を示す情報を出力するものであり、LED素子を利用した各種インジケータ、ブザー等が含まれる。
距離検出部67の機能及び距離検出時の制御部61の動作は、図1に示した第1の実施の形態のものと、同様であるので、説明を省略する。
なお、図5のシステムでは、ホーム側情報管理装置1から車両側情報管理装置2への個人利用情報の送信も可能としたが、ホーム側情報管理装置1と車両側情報管理装置2との通信機能は、必須ではない。その場合、携帯機6を経由して個人利用情報が転送される。
第2の実施の形態の車両内利用情報管理システムにおける車両側情報管理装置2と携帯機6との間の距離測定処理については、図3、図4に示した第1の実施の形態のものと、同様であるので、説明を省略する。
以上の構成を備える車両内利用情報管理システムは、ホーム側情報管理装置1と携帯機6と車両側情報管理装置2との間で相互に情報の送受信を行うことにより、ホーム側記憶部12に記憶された個人利用情報を車両側情報管理装置2に送信し、さらに車両側個人利用情報利用機器4に転送するように動作する。次に、携帯機6が第2領域に入ると、車両側情報管理装置2はエンジンを始動し、個人利用情報利用機器4を起動する。
具体的には、ホーム側制御部11は、ホーム側個人情報利用機器3又はインターネット等から取得した個人利用情報を、直接又は車両側記憶部22に記憶した後それを読み出して、ホーム側通信部13を介して携帯機6に送信する。送信に際しては、最初に車両側情報管理装置2に送信し、送信が正常に行われなかったときに、携帯機6に送信するようにしてもよい。
携帯機6の制御部61は、通信部63を介して受信した個人利用情報を記憶部62に記憶し、記憶した個人利用情報を、通信部63を介して車両側情報管理装置2に送信する。そして、送信が正常に行われると、記憶した個人利用情報を消去する。次に、距離検出部67により、携帯機6と車両との距離を測定し、その結果を車両側情報管理装置2に送信する。
車両側制御部21は、車両側通信部23を介して、ホーム側情報管理装置1又は携帯機6から受信した個人利用情報を、車両側外部機器インタフェース24を介して車両側個人利用情報利用機器4に転送する。必要に応じて、受信した個人利用情報を、転送に先立って車両側記憶部22に記憶する。次に、携帯機6が第2領域に存在することを受信すると、エンジンを始動し、個人利用情報利用機器4を起動する。
図6は、個人利用情報の送信に際してのホーム側情報管理装置1の動作フローの例であり、図7及び図8は、携帯機6の動作フローの例であり、図9は、車両側情報管理装置2の動作フローの例である。
ホーム側情報管理装置1は、電源が投入された状態では、個人利用情報を車両に送信する個人情報通信制御処理の起動条件が成立するのを待っている。起動条件は、例えば、一定時間の経過、ホーム側記憶部12の記憶内容の変化の検出、ホーム側操作部15の操作による個人利用情報送信指示(インターネット等からの情報の取得に続く送信指示操作等)、車両の帰宅である。車両の帰宅による起動条件は、例えば、家ドア内に無線通信機を設置して利用者が所持する無線通信機との通信により利用者が家ドアの内に居ることを検知し、かつ家ドアの施錠を検知したこととする。
起動条件が成立すると、ステップS301で、車両との通信が可能かどうかの判別処理を行う。例えば、車両側情報管理装置2に個人利用情報送信要求を送信し、応答を待つ。そして、応答の有無及び内容によって通信可能かどうかを判断する。そして、ステップS302で、通信可能と判断された場合は、ホーム側通信部13を介して車両側に個人利用情報を送信する(ステップS303)。
ステップS304では、個人利用情報の送信が正常に送信されて完了したかどうかを判断し、完了した場合は、ステップS305で、その旨をホーム側出力部16に出力する。送信完了の判断は、車両側情報管理装置2からの応答及びその内容によって判断する。ステップS304において送信完了と判断されない場合、及びステップS302において車両との通信が不可であると判断された場合は、ステップS306に移る。
ステップS306では、携帯機6との通信が可能かどうかの判別処理を行う。例えば、微弱無線通信、又は特定小電力無線通信を利用して、個人利用情報送信要求を送信し、応答を待つ。個人利用情報を送信しようとする携帯機6(個人利用情報を利用者毎に管理する場合は、定められた利用者の携帯機)が通信可能範囲にない場合、応答は不可能であるので、一定時間内に応答がない場合は通信不可と判断する。また、携帯機6が個人利用情報送信要求を受信した場合でも、携帯機6の状態によっては、携帯機6の電源劣化等、個人利用情報の受信が不可能であるときは、その旨の応答をされるので受信不可と判断する。
ステップS307において携帯機6との通信が可能と判断された場合は、ステップS308で、個人利用情報を携帯機6に対して送信する。そして、ステップS309では、個人利用情報の送信が正常に送信されて完了したかどうかを判断し、完了した場合は、ステップS305で、その旨をホーム側出力部16に出力する。送信完了の判断は、携帯機6からの応答及びその内容によって判断する。ステップS307において携帯機6との通信が不可と判断された場合、及びステップS309で送信が完了していないと判断された場合は、ステップS310で、その旨をホーム側出力部16に出力する。
なお、ホーム側情報管理装置1と車両側情報管理装置2との間の通信を行わない場合は、図6のステップS301〜S304は、不要である。
なお、携帯機6に個人利用情報を記憶する機能により、ホームから車両までが遠く又は電波状態が悪く、ホーム側情報管理装置1と車両側情報管理装置2との間の通信が困難な場合(例えば、契約駐車場等)、一時的に個人利用情報を携帯機6に記憶し、その後、利用者が携帯機6を所持して車両に近づいていくと、携帯機6と車両側情報管理装置2との間の通信が可能となり、利用者の乗車前に、携帯機6から車両へ個人利用情報を転送することが可能となる。
なお、ホーム側情報管理装置1と携帯機6から、同一の個人利用情報が車両側情報管理装置2に送信される場合があるが、ホーム側情報管理装置1から個人利用情報を送信する際、管理番号を付与し、車両側情報管理装置2が個人利用情報を受信した際、この管理番号により、個人利用情報が同一か否か管理してもよい。これにより、個人利用情報送受信に伴う消費電力を低減できる。また、安定的な電源を確保でき、消費電力を気にする必要がない場合は、同一か否か管理せず、上書きしてもよい。
図7を用いて、携帯機6の動作を説明する。携帯機6は、通常スタンバイ状態であり、外部からの無線信号が検出可能な状態である。外部からの無線信号を検出すると動作を開始し、ステップS401で、検出した無線信号がホーム側からのものかどうかを判別する。この判別は、無線信号の種類によって判断してもよい。
ホーム側からの信号である場合、ステップS402で、受信した無線信号の送信元であるホーム側情報管理装置1との通信が可能かどうかを判断する。例えば、自機が送信元であるホーム側情報管理装置1が個人利用情報の送信を要求している携帯機であるかを、通信電文に含まれるIDによって判断し、要求する携帯機でない場合は、通信不可と判断する。また、受信した無線信号のレベルが低すぎる場合も通信不可と判断する。通信不可と判断された場合は、ステップS410で、通信不可である旨の応答をホーム側情報管理装置1に送信し、ステップS309で待ち受け状態に移行する。なお、携帯機6からの応答がない場合、ホーム側情報管理装置1は通信不可と判断するので、ステップS410を省力してもよい。
ステップS402において通信可能と判断された場合、ステップS403で、通信可能である旨の応答をホーム側情報管理装置1に送信し、個人利用情報が送信されるのを待つ。ステップS404で、通信可能応答を送信後一定時間内に、ホーム側情報管理装置1からの個人利用情報が受信できない場合、ステップ209に移って終了する。
一定時間内に個人利用情報が受信されると、受信した個人利用情報を記憶部62に記憶する(ステップS405)。個人利用情報が大容量である場合では、複数回に分割して送信することも可能であるので、ステップS406では、受信した個人利用情報が最後のデータかどうか判別することにより、情報受信が完了したかどうかを判断する。そして、完了している場合は、個人利用情報の受信が完了した旨の情報をホーム側情報管理装置1に送信し(ステップS407)、個人利用情報を記憶した旨を出力部66に表示し(ステップS408)、ステップS409に移る。ステップS408の処理によって、個人利用情報が記憶されたことが表示されるので、携帯機6の利用時に確実に記憶された個人利用情報を車両側に転送するための操作を行うことが可能となる。受信した個人利用情報が最後のデータでない場合は、ステップS404に戻る。
ステップS401において受信した無線信号がホーム側からのものでないと判断されると、ステップS411で、受信した無線信号が車両側からのものかどうかを判断する。この判別は、無線信号の種類及び無線IDによって判断する。車両側からのものでない場合は、そのまま待ち受け状態に移行する(ステップS409)。車両側からのものである場合は、ステップS411で、車両側との通信処理を行い、終了後、待ち受け状態に移行する。車両側からの無線信号の1つは、個人利用情報を車両側に送信中に受信されるものであるので、受信した信号に基づく車両側との通信処理を行う。車両側との通信処理の詳細については、後述する。
図8を用いて、車両との通信処理について説明する。図8は、携帯機6が車両制御リモコン端末としての機能を有し、車両との距離を検出する機能を有するものの動作フローである。車両との距離は、車両からの距離検出用電波を検出し、検出した電波の電界強度に基いて判断する。距離検出機能は、図5に示した携帯機6の通信部63に設けてもよいし、別に設けてもよい。また、距離検出用電波の受信を行うアンテナは、通信用アンテナと兼用してもよいし、別に設けてもよい。車両からの距離検出用電波の送信は、車両側情報管理装置2の車両側通信部23が行ってもよいし、別に設けてもよい。
ステップS501は、受信した信号が、距離検出用電波であるかどうかを判断し、距離検出用の信号でない場合は、ステップS512で受信した信号に応じた処理を行う。ここで受信する信号は、既述のように、個人利用情報の送信時の信号(車両側のステータス信号等)であるので、その信号に応じた処理を行い、終了する。例えば、個人利用情報を分割して送信する場合の分割ブロックの受信完了信号である場合は、個人利用情報の次のブロックを送信する。
受信した信号が距離検出用電波である場合は、ステップS502で、第2領域存在フラグがオンか否かを判断し、フラグがオンでない場合は、距離測定処理を行う(ステップS503)。ステップS503の処理は、図3のステップS101〜ステップS105までの処理と同様であるので、説明を省略する。ステップS503では、受信した距離測定用電波の電界強度が閾値4以上か否かを判断し、4以上でない場合はそのまま終了する。4以上の場合は、携帯機6が第2領域(図2の領域6y)に存在していることを通知する。この通知により、後述のように(図9参照)、車両側情報管理装置2は、車両(及び車載機器)に対して所定の動作を指示する。そして、車両側情報管理装置2から、第2領域存在通知の受信が完了した(車両側に通知されて、車両側で認識した)ことを示す情報を受信したか否かを判断し(ステップS506)、受信した場合は、第2領域存在フラグをセットして(ステップS507)終了する。受信できない場合はそのまま終了する。この第2領域存在フラグは、自携帯機6が第2領域に存在していることを、車両側情報管理装置2で認識していることを示すものである。
ステップS502で、第2領域存在フラグがオンである場合は、受信した距離測定用電波の電界強度が閾値4未満か否かを判断する(ステップS508)。閾値4未満でない場合は、引き続き携帯機6が第2領域に存在していることを示すので、そのまま終了する。閾値4未満の場合は、携帯機6が第2領域を離脱したことを示すので、携帯機6が第2領域(図2の領域6y)から離脱したことを車両側情報管理装置2に通知する(ステップS509)。この通知により、後述のように(図9参照)、車両側情報管理装置2は、車両(及び車載機器)に対して所定の動作(動作の終了)を指示する。
ステップS510では、車両側情報管理装置2から、車両側情報管理装置2から、第2領域離脱通知の受信が完了した(車両側に通知されて、車両側で認識した)ことを示す情報を受信したか否かを判断し、受信した場合は、第2領域存在フラグをリセットして終了する。受信しない場合は、そのまま終了する。
図9を用いて、車両側情報管理装置2の動作を説明する。車両側情報管理装置2は、通常スタンバイ状態(低消費電力モード)である。ステップS601で、ホーム側情報管理装置1又は携帯機6からのデータ送信要求を受信すると、ステップS602で、受信許可信号を送信する。そして、ステップS603で、ホーム側情報管理装置1又は携帯機6から個人利用情報を受信する。次いで、受信した個人利用情報を、対応する車載機器に転送する(ステップS604)。車載機器への転送は、受信後直ちに行ってもよいし、一旦車両側記憶部22に記憶させた後、所定のタイミング(例えば、その個人利用情報を送信した携帯機6からの車載機器起動要求を受信した時)で転送してもよい。
車両側情報管理装置2の車両側記憶部22に記憶されている個人利用情報は、所定のタイミングで対応する車載機器に転送され、利用される。1つのタイミングは、既述のように、携帯機6からの自動又は手動による起動要求受信であるが、車両側操作部25の操作に基づいて起動させてもよいし、利用者による車両利用開始を検出して起動させてもよい。
ステップS601でデータ送信要求でないと判断された場合、ステップS602で、第2領域存在通知を受信したかどうかを判断する。第2領域存在通知の受信である場合は、第2領域存在通知の受信完了を送信し(ステップS606)、車両接近時の処理を行う(ステップS607)。車両接近時の処理は、携帯機6が車両に対して近接したときの処理であり、例えば、エンジン始動や、車載機器の起動である。車載機器の起動は、送信済の個人利用情報を利用する機器(例えばオーディオ装置)を起動し、送信済の個人利用情報を利用した処理(例えば音楽情報の再生)を開始させることである。
ステップS602で第2領域存在通知の受信でないと判断された場合、ステップS603で、第2領域離脱通知を受信したかどうかを判断し、離脱通知でない場合は、ステップS601に戻る。離脱通知である場合は、車両離脱時の処理を行う。離脱時の処理は、例えば、携帯機6が車両から離脱したときの処理であり、例えば、エンジンの停止や、車載機器の停止である。
以上説明した本発明の第2の実施の形態の車両内利用情報管理システムは、例えば、次のように動作する。ホーム側情報管理装置1のホーム側記憶部12に記憶され、個人毎にフォルダ管理された個人利用情報に変化があると、変化した個人利用情報が車両側情報管理装置2に送信され、個人毎にフォルダ管理された車両側記憶部22が更新される。その後、距離を検出する機能により、携帯機と車両間距離が10m以下であることを認識すると、距離測定用電波の発信周期を短くする。次に、距離を検出する機能により、携帯機と車両間距離が5m以下であることを認識すると、携帯機6と車両間の無線ID認証により利用者を識別し、自動的にエンジンを始動する。さらに、識別した利用者に対応するフォルダに記憶された個人利用情報に基づいて、対応する車載機器を動作させる(例えば、音楽データを選択した曲順に自動再生し、ナビゲーション装置の行き先を自動設定し、経路誘導を開始する。)。なお、上記例では、第1の距離以内であるかを判定し、距離測定用電波の発信周期を変更したが、エリアを区切らず、距離測定結果に応じて順次、距離測定用電波の発信周期を変化させてもよい。
本発明は、2つの機器間の距離を、機器の消費電力を大きくすることなく、必要領域での距離測定分解能を確保できる距離測定方法、距離測定システム等として有用である。また、システム消費電流の低減と必要部分の距離測定分解能の向上を両立しながら、効率的に認識することができる車両搭載情報管理装置、携帯機等として有用である。
本発明の第1の実施の形態の距離測定システムの概略機能ブロック図 本発明の第1の実施の形態の距離測定システムにおける各要素の通信領域の一例を模式的に示す図 本発明の第1の実施の形態の距離測定システムにおける携帯機の距離測定処理動作フローの一例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の距離測定システムにおける車両側情報管理装置の距離測定処理動作フローの一例を示す図。 本発明の第2の実施の形態の車両内利用情報管理システムの概略機能ブロック図 本発明の第2の実施の形態の車両内利用情報管理システムにおけるホーム側情報管理装置の動作フローの一例を示す図。 本発明の第2の実施の形態の車両内利用情報管理システムにおける携帯機の動作フローの一例を示す図 本発明の第2の実施の形態の車両内利用情報管理システムにおける携帯機の動作フローの一例を示す図 本発明の第2の実施の形態の車両内利用情報管理システムにおける車両側情報管理装置の動作フローの一例を示す図
符号の説明
1・・・ホーム側情報管理装置
2・・・車両側情報管理装置
3・・・ホーム側個人情報利用機器
4・・・車両側個人情報利用機器
5・・・車両状態検出部
6・・・携帯機
11・・・ホーム側制御部
12・・・ホーム側記憶部
13・・・ホーム側操作部
14・・・外部機器インタフェース
15・・・ホーム側操作部
16・・・ホーム側出力部
21・・・車両側制御部
22・・・車両側記憶部
23・・・車両側操作部
24・・・車両側外部機器インタフェース
25・・・車両側操作部
26・・・車両側出力部
27・・・距離測定用電波出力部
61・・・制御部
62・・・記憶部
63・・・操作部
64・・・入出力インタフェース
65・・・操作部
66・・・出力部
67・・・距離検出部

Claims (14)

  1. 2つの機器間の距離を測定する距離測定方法であって、
    一方の機器において、第1の周期又は前記第1の周期より短い第2の周期で距離測定用電波を発信する距離測定用電波発信ステップと、
    他方の機器において、前記距離測定用電波を受信し、受信した距離測定用電波を利用して前記一方の機器との距離を検出する距離検出ステップと、
    前記他方の機器において、前記距離検出ステップで検出した前記一方の機器との距離が予め定めた第1の距離以内である場合、第1領域の領域に存在している旨を示す第1領域存在情報を、前記一方の機器に送信する第1領域存在通知ステップとを備え、
    前記距離測定用電波発信ステップは、前記第1領域存在情報を受信している場合には、前記第2の周期で前記距離測定用電波を発信する距離測定方法。
  2. 請求項1記載の距離測定方法であって、
    前記距離測定用電波発信ステップは、一定の電力で前記距離測定用電波を発信し、
    前記距離検出ステップは、受信した前記距離測定用電波の電界強度に基づいて前記距離を検出する距離測定方法。
  3. 2つの機器間の距離を測定する距離測定システムであって、
    一方の機器は、第1の周期又は前記第1の周期より短い第2の周期で距離測定用電波を発信する距離測定用電波出力部と、他の機器との間で無線通信を行う通信部を備えており、
    他方の機器は、前記距離測定用電波に基づいて前記一方の機器との距離を検出する距離検出部と、他の機器との間で無線通信を行う通信部を備えており、
    前記他方の機器は、前記距離検出部が前記一方の機器との距離が予め定めた第1の距離以内であることを検出したとき、第1領域の領域に存在している旨を示す第1領域存在情報を、前記通信部を介して前記一方の機器に送信し、
    前記一方の機器は、前記通信部を介して前記第1領域存在情報を受信している場合には、前記距離測定用電波出力部を介して前記第2の周期で前記距離測定用電波を発信する距離測定システム。
  4. 請求項3記載の距離測定システムであって、
    前記距離測定用電波出力部は、一定の電力で前記距離測定用電波を発信し、
    前記距離検出部は、受信した前記距離測定用電波の電界強度に基づいて前記距離を検出する距離測定システム。
  5. 請求項3又は4記載の距離測定システムであって、
    前記一方の機器は、車両に搭載された機器であり、
    前記他方の機器は、当該車両に搭載された機器に対して情報の送信を行う携帯機である距離測定システム。
  6. 車両に搭載され、かつ、当該車両に搭載された車載機器で利用する個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置であって、
    前記個人利用情報を受信する車両側通信部と、
    前記個人利用情報の受信処理を含む当該車両搭載情報管理装置全体を制御する車両側制御部と、
    第1の周期又は前記第1の周期より短い第2の周期で距離測定用電波を発信する距離測定用電波出力部とを備え、
    前記車両側制御部は、前記車両側通信部を介して前記個人利用情報を受信し、受信した前記個人利用情報を前記車載機器に転送するとともに、前記携帯機から、当該車両搭載情報管理装置機器との距離が予め定めた第1の距離以内であることを検出した旨の情報を受信している場合には、前記第2の周期で前記距離測定用電波を発信することを前記距離測定用電波出力部に対して指示する車両搭載情報管理装置。
  7. 請求項6記載の車両搭載情報管理装置であって、
    前記個人利用情報を記憶する車両側記憶部を備え、
    前記車両側制御部は、受信した前記個人利用情報を前記車両側記憶部に記憶し、記憶された前記個人利用情報を前記車載機器に転送する車両搭載情報管理装置。
  8. 請求項6又は7記載の車両搭載情報管理装置であって、
    前記車両側制御部は、前記携帯機から、当該車両搭載情報管理装置機器との距離が前記第1の距離より近い第2の距離以内であることを検出した旨の情報を受信した場合、受信した前記個人利用情報を利用して、当該個人利用情報を利用する前記車載機器を動作させる車両搭載情報管理装置。
  9. 請求項6ないし8のいずれか1項記載の車両搭載情報管理装置であって、
    前記個人利用情報には、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、個人利用ウェブ情報、及び電子決済情報の少なくとも1つが含まれる車両搭載情報管理装置。
  10. 車両及び当該車両に搭載された車載機器の動作を制御する携帯機であって、
    車両に搭載され、かつ、当該車両に搭載された車載機器で利用する前記個人利用情報の管理を行う車両搭載情報管理装置と通信を行う通信部と、
    前記車両からの距離測定用電波に基づいて当該車両との距離を検出する距離検出部と、
    当該携帯機全体を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記距離検出部が当該車両との距離が予め定めた第1の距離以内であることを検出したとき、第1領域の領域に存在している旨を示す第1領域存在情報を、前記通信部を介して前記車両搭載情報管理装置に送信する携帯機。
  11. 請求項10記載の携帯機であって、
    前記距離検出部は、受信した前記距離測定用電波の電界強度に基づいて前記距離を検出する携帯機。
  12. 請求項10又は11記載の携帯機であって、
    前記制御部は、前記距離が前記第1の距離より近い第2の距離以内であることを、前記距離検出部が検出したとき、前記個人利用情報を利用して、当該個人利用情報を利用する前記車載機器を動作させる指示を、前記通信部を介して前記車両搭載情報管理装置に送信する携帯機。
  13. 請求項10ないし12のいずれか1項記載の携帯機であって、
    前記個人利用情報には、音楽を再生するための音楽データ、音楽の再生順番を制御するための音楽再生順データ、映像及び音を再生するためのデータ、ナビゲーション装置で利用するための目的地データ、テレビ受信装置で利用するためのチャネルデータ、個人利用メール情報、個人利用ウェブ情報、及び電子決済情報の少なくとも1つが含まれる携帯機。
  14. 請求項6ないし9のいずれか1項記載の車両搭載情報管理装置と、
    請求項10ないし13のいずれか1項記載の携帯機と、を備える車両内利用情報管理システム。
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