JP2021025798A - 探索装置、発信機および通信システム - Google Patents

探索装置、発信機および通信システム Download PDF

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哲也 芦塚
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Abstract

【課題】所望の動作時間を確保しつつ、救助者が発信機までの距離を正確に把握すること。【解決手段】受信部122は、発信機2からビーコン信号を受信する。信号取得部131bは、第1間隔で送信されたビーコン信号により発信機2を捕捉する。距離推定部131cは、第1間隔よりも短い第2間隔で送信されたビーコン信号の受信信号強度の測定値に基づいて発信機2までの距離を推定する。信号生成部131aは、発信機2においてビーコン信号の送信間隔を第2間隔にするトリガーとなるキック信号を生成する。送信部121は、発信機2にキック信号を送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、遭難者の捜索等に使用される探索装置、発信機、および、探索装置と発信機とから構成される通信システムに関するものである。
雪崩等により登山者が遭難した際に、登山者が携帯している発信機が電波を発信して受信器を携行する救助者に遭難場所を知らせる電波ビーコンシステムが知られている(特許文献1、特許文献2、非特許文献1等)。
この電波ビーコンシステムにおいて、発信機は、救助信号として、定期的にビーコンと呼ばれる457kHzの電波を送信し、受信器は、受信した電波の強度を測定する。理論上、装置間距離と受信電波強度との間には相関があるため、救助者は、受信器で測定された受信電波強度に基づいて発信機までのおおよその距離を知ることができる。
特開2003−198389号公報 特開2005−229449号公報
山岳遭難者探索用ビーコンシステムの高度化に関する検討会報告書(平成17年3月 山岳遭難者探索用ビーコンシステムの高度化に関する検討会 総務省北陸総合通信局)
しかしながら、低周波(457kHz)のビーコンを使用する電波ビーコンシステムは、電波の受信距離が最大でも約50m程度と短く、しかも、消費電力が大きいためビーコンの送信周期を1s程度に長くしても発信機が10日程度しか動作できない。
この課題を解決すべく、電波の受信距離が長く消費電力が少ない高周波の電波ビーコンシステムが開発されている。この種の電波ビーコンシステムは、ビーコンの送信周期を1〜5sに設定することにより発信機の動作期間を1年程度にすることが可能となる。
しかしながら、実際の現場では、周辺反射や人体の影響による瞬時変動があるため、1s以上という長周期のビーコンを使用する従来の電波ビーコンシステムでは、探索性が悪く、救助者が発信機までの距離を正確に把握することが困難となる。なお、この課題の詳細については、「発明を実施するための形態」の中で説明する。
本発明の目的は、上記の点に鑑みて為されたものであり、長時間動作を確保しつつ、探索性を飛躍的に向上させることができる探索装置、発信機および通信システムを提供することである。
本発明の探索装置は、発信機からビーコン信号を受信する受信部と、第1間隔で送信された前記ビーコン信号により前記発信機を捕捉し、前記第1間隔よりも短い第2間隔で送信された前記ビーコン信号の受信信号強度の測定値に基づいて前記発信機までの距離を推定する制御部と、前記発信機において前記ビーコン信号の送信間隔を前記第2間隔にするトリガーとなるキック信号を前記発信機に送信する送信部と、を具備する構成を採る。
本発明の発信機は、ビーコン信号を送信する送信部と、探索装置からキック信号を受信する受信部と、前記キック信号をトリガーとして、前記ビーコン信号の送信間隔を、第1間隔から前記第1間隔よりも短い第2間隔に変更する制御部と、を具備する構成を採る。
本発明の通信システムは、ビーコン信号を送信する発信機と、前記発信機と無線通信を行う探索装置とから構成される通信システムであって、前記探索装置は、前記発信機から第1間隔で送信された前記ビーコン信号により前記発信機を捕捉し、前記発信機にキック信号を送信し、前記発信機は、前記キック信号を受信すると、前記ビーコン信号の送信間隔を、前記第1間隔から前記第1間隔よりも短い第2間隔に変更し、前記探索装置は、前記第2間隔で送信された前記ビーコン信号の受信信号強度の測定値に基づいて前記発信機までの距離を推定する、構成を採る。
本発明によれば、救助の際の短期間において、救助者の操作に基づく探索装置からの指示により発信機のビーコン信号の送信間隔を短くすることができるので、長時間動作を確保しつつ、探索性を飛躍的に向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る発信機の外観図 本発明の実施の形態1に係る探索装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る発信機の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る探索装置と発信機との通信の様子を示すシーケンス図 本発明の実施の形態1に係る探索装置の表示画面を示す図 装置間距離と受信電波強度との関係を示す図 従来の電波ビーコンシステムにおける受信電波強度の測定結果を示す図 本発明の実施の形態1に係る探索装置における受信電波強度の測定結果を示す図 本発明の実施の形態1に係る探索装置における受信電波強度の測定結果を示す図(平均値使用) 本発明の実施の形態1に係る探索装置における受信電波強度の測定結果を示す図(最大値使用) 本発明の実施の形態2に係る探索装置の使用状態の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る探索装置と発信機との通信の様子を示すシーケンス図 本発明の実施の形態3に係る探索装置と発信機との通信の様子を示すシーケンス図 本発明の実施の形態3に係る探索装置の表示画面を示す図 本発明の実施の形態4に係る探索装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る探索装置が形成するセクタの指向性を説明する図 本発明の実施の形態4に係る探索装置と発信機との通信の様子を示すシーケンス図 本発明の実施の形態4に係る探索装置による発信機の方向推定を説明する図 本発明の実施の形態4に係る探索装置の表示画面を示す図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る通信システムは、探索装置1(図2参照)と、発信機2(図1、図3参照)とから構成される。なお、探索装置1は、専用の装置であっても良く、スマートフォン等の既存の無線通信機器に専用のアプリケーションソフトをインストールすることにより実現され得る。
[通信モード]
本発明の探索装置1は、ユーザの指示に基づいて、以下の通信モードのいずれかを実行する。
(1)個別探索モード
(2)全探索モード
(1)個別探索モードは、探索装置1が、ユーザに指示された単一の発信機2からのビーコン信号を受信し、当該発信機2までの距離を推定するモードである。
(2)全探索モードは、探索装置1が、全ての発信機2を対象として各発信機2からのビーコン信号を受信し、ビーコン信号を受信した発信機2の中からユーザが選択した発信機2までの距離を推定するモードである。
[発信機2の構造]
次に、図1を用いて発信機2の構造について説明する。図1は、本実施の形態に係る発信機2の外観図(正面図)である。
発信機2は、ユーザ(一般人)が携帯可能な大きさ(例えば、幅W:40mm、高さH:63mm、厚みT:13mm)、および、重さ(例えば、20g)である。
発信機2の筐体21は、略方形状を為し、非導電性の部材により形成されている。筐体21の正面21aには、LED(Light Emitting Diode)22および電源スイッチ23が設けられている。
LED22は、探索装置1からキック信号を受信した時等、所定のタイミングで発光(点滅)する。
筐体21の内部には、アンテナ201(図3参照)および基板(図示せず)が収められている。また、基板には、種々の回路(図3参照)が載置される。
筐体21の平面(上端)には、紐などを通すための穴24aを有する凸部24が設けられている。穴24aに通した紐をユーザの衣服(ベルト等)に結びつけることにより、ユーザが雪崩等にあった場合でも、発信機2がユーザから離れることが無い。
[探索装置1の回路構成(ブロック図)]
次に、図2を用いて探索装置1の回路構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る探索装置1の構成を示すブロック図である。探索装置1は、アンテナ101と、無線部102と、制御部103と、電池104と、表示部105と、操作部106と、から主に構成される。なお、探索装置1は、電源投入のためのスイッチまたは釦(図示せず)が設けられている。また、無線部102および制御部103は、基板(図示せず)に載置される。また、図2に示す探索装置1の各部は、筐体(図示せず)に収められる。
アンテナ101は、発信機2から送信された電波(無線信号)を受信し、発信機2に対して電波(無線信号)を送信する。
無線部102は、無線信号の処理を行う。無線部102は、送信部121と、受信部122と、無線制御部123と、第1クロック124と、切替スイッチ125と、を有する。
送信部121は、CPU131から出力されたベースバンドのデジタル信号に対して、変調、増幅、アップコンバート等の無線送信処理を行い、アンテナ101から無線信号を送信する。送信部121から送信される電波(呼出信号等)の周波数は、例えば710MHz以上960MHz以下である。
受信部122は、アンテナ101に受信された無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート、復調等の無線受信処理を行い、ベースバンドのデジタル信号をCPU131に出力する。また、受信部122は、アンテナ101に受信された電波の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定し、測定値(アナログ値)を無線制御部123に出力する。
無線制御部123は、第1クロック124のクロック信号を使用して無線部102内の各部の制御を行う。また、無線制御部123は、受信部122から出力された受信信号強度の測定値をデジタル値に変換して、CPU131に出力する。
第1クロック124は、高速・高精度のクロックであり、無線部102内部で使用するための、所定周波数(例えば36MHz)の基準クロック信号を生成する。
切替スイッチ125は、無線制御部123の指示に従って、送信部121あるいは受信部122のいずれかとアンテナ101とを接続する。
制御部103は、ベースバンド信号の処理を行う。制御部103は、CPU131と、メモリ部132と、第2クロック133と、第3クロック134と、を有する。
CPU131は、制御部103の中央処理装置であり、メモリ部132をワークメモリとして、各種プログラムを実行する。特に、CPU131は、発信機2に対して送信するキック信号を生成し、発信機2からビーコン信号を受信した際に、取得した所定の情報を表示部105に表示させる。
メモリ部132は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPU131が実行する各種プログラム、および、各種データを記憶する。
第2クロック133は、低速クロックであり、待機状態等において制御部103内部で使用するための、所定周波数(例えば32kHz)の基準クロック信号を生成する。第3クロック134は、高速・高精度のクロックであり、発信機2との通信状態等において制御部103内部で使用するための、所定周波数(例えば40MHz)の基準クロック信号を生成する。
電池104は、電源スイッチを介してユーザから電源ONを指示されると、探索装置1の各部に電源を供給する。
表示部105は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等により構成される画面を有し、CPU131から出力された情報を画面上に表示する。なお、表示画面の具体例については後述する。
操作部106は、ユーザの意志に基づく操作内容を電気信号に変換してCPU(Central Processing Unit)131に伝達する。
[CPU131の機能]
次に、図2を用いて探索装置1のCPU131の機能について説明する。CPU131は、本発明に係る機能として、信号生成部131aと、信号取得部131bと、距離推定部131cと、を有する。
信号生成部131aは、ユーザの指示(操作部106から入力された電気信号)に基づいて、ユーザから指示された発信機2の識別情報を含むデジタル信号列(送信フレーム)のキック信号を生成して送信部121に出力する。なお、信号生成部131aは、ユーザからの指示等に基づいて、発信機2に対して発光または報知音の出力を指示する情報をキック信号に含めてもよい。
信号取得部131bは、第1間隔(例えば1s)で受信されたデジタル信号列(受信フレーム)のビーコン信号から、発信機2の識別情報を取得し、表示部105に出力する。これにより、探索装置1は、発信機2を捕捉できる。
距離推定部131cは、第2間隔(例えば0.1s)で受信され、受信部122で測定された電波(ビーコン信号)の受信信号強度に基づいて、発信機2までの距離を推定し、推定距離を示す情報を表示部105に出力する。
[発信機2の回路構成(ブロック図)]
次に、図3を用いて発信機2の回路構成について説明する。図3は、本実施の形態に係る発信機2の構成を示すブロック図である。発信機2は、筐体21(図3では図示せず)と、LED22と、電源スイッチ23(図3では図示せず)と、アンテナ201と、無線部202と、制御部203と、電池204と、鳴動部205と、から主に構成される。なお、無線部202および制御部203は、基板(図示せず)に載置される。
アンテナ201は、探索装置1から送信された電波(無線信号)を受信し、探索装置1に対して電波(無線信号)を送信する。
無線部202は、無線信号の処理を行う。無線部202は、送信部221と、受信部222と、無線制御部223と、第1クロック224と、切替スイッチ225と、を有する。
送信部221は、CPU231から出力されたベースバンドのデジタル信号に対して、変調、増幅、アップコンバート等の無線送信処理を行い、アンテナ201から無線信号を送信する。送信部221から送信される電波の周波数は、例えば、770MHz以上960MHz以下である。
受信部222は、アンテナ201に受信された無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート、復調等の無線受信処理を行い、ベースバンドのデジタル信号をCPU231に出力する。
無線制御部223は、第1クロック224のクロック信号を使用して無線部202内の各部の制御を行う。
第1クロック224は、高速・高精度のクロックであり、無線部202内部で使用するための、所定周波数(例えば36MHz)の基準クロック信号を生成する。
切替スイッチ225は、無線制御部223の指示に従って、送信部221あるいは受信部222のいずれかとアンテナ201とを接続する。
制御部203は、ベースバンド信号の処理を行う。制御部203は、CPU231と、メモリ部232と、第2クロック233と、第3クロック234と、を有する。
CPU231は、制御部203の中央処理装置であり、メモリ部232をワークメモリとして、各種プログラムを実行する。特に、CPU231は、ビーコン信号を生成する。また、CPU231は、探索装置1からキック信号を受信した場合に、LED22を発光させ、鳴動部205から報知音を出力させても良い。
メモリ部232は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPU231が実行する各種プログラム、および、各種データを記憶する。
第2クロック233は、低速クロックであり、待機状態等において制御部203内部で使用するための、所定周波数(例えば32kHz)の基準クロック信号を生成する。第3クロック234は、高速・高精度のクロックであり、探索装置1との通信状態等において制御部203内部で使用するための、所定周波数(例えば40MHz)の基準クロック信号を生成する。
電池204は、電源スイッチ23を介してユーザから電源ONを指示されると、発信機2の各部に電源を供給する。
鳴動部205は、探索装置1からキック信号を受信した時等、所定のタイミングでスピーカから報知音を出力する。
[CPU231の機能]
次に、図3を用いて発信機2のCPU231の機能について説明する。CPU231は、本発明に係る機能として、信号生成部231aと、信号取得部231bと、を有する。
信号生成部231aは、自機の識別情報を含むデジタル信号列(送信フレーム)のビーコン信号を生成して送信部221に出力する。信号生成部231aは、信号取得部231bにおいて、自機の識別情報が含まれているキック信号を受信したタイミングで、ビーコン信号の送信間隔を短くする。
信号取得部231bは、受信されたキック信号のデジタル信号列(受信フレーム)から情報を取得し、当該情報に自機の識別情報が含まれている場合には、その旨を信号生成部231aに出力する。また、信号取得部231bは、探索装置1からキック信号を受信した場合に、LED22を発光させ、鳴動部205から報知音を出力させても良い。
[通信シーケンス]
次に、本実施の形態に係る探索装置1と発信機2との通信の様子について、図4のシーケンス図を用いて説明する。
探索装置1は、電源ONされた後、ユーザからの指示(操作部106のボタン操作)があるまでは待機状態になる。待機状態では、消費電力を下げるために、探索装置1の各部には電力が供給されない(スリープ状態)。ただし、操作部106および第2クロック133には電池104から電力が供給される。第2クロック133は、常時、低速のクロック回路を動作させてカウント動作を行う。
発信機2は、電源ONされた後、待機状態になる。待機状態では、消費電力を下げるために、発信機2の各部には電力が供給されない(スリープ状態)。ただし、第2クロック233には電池204から電力が供給される。第2クロック233は、常時、低速のクロック回路を動作させてカウント動作を行う。
発信機2は、第2クロック233のカウント値が満了するまでの第1間隔(例えば1s)毎に、各部に電力を供給する(起動状態)。起動状態では、発信機2は、第1期間321(例えば3ms)においてビーコン信号の送信処理を行い、第1期間321の直後の第2期間322(例えば5ms)において受信処理を行う。この時、第1クロック224は、クロック回路を動作させてカウント動作を行う。
そして、発信機2は、第2期間322の間に、キック信号を受信しなかった場合にはスリープ状態に戻る。
探索装置1は、待機状態において、ユーザから探索開始を指示されると、各部に電力を供給し、発信機2の探索を開始する(サーチ状態)。この時、第1クロック124、第3クロック134は、高速のクロック回路を動作させてカウント動作を行う。また、探索装置1は、探索中であることを示す情報を表示部105の画面上に表示させる。なお、個別探索モードの場合、探索装置1は、探索対象の発信機2の識別情報を表示させる(図5(A)参照)。また、全探索モードの場合、探索装置1は、全探索モードであることを示す情報(「ALL」の文字)を表示させる(図5(C)参照)。
サーチ状態に入った探索装置1は、上記第1間隔よりも長い第3期間311(例えば1.5s)において受信処理を行う。第3期間311終了後、探索装置1は、第3期間中に受信できたビーコン信号に含まれる発信機2の識別情報に基づいて表示部105の画面上に探索結果(発信機2を捕捉したか否か)を示す情報を表示させる。なお、個別探索モードの場合、探索装置1は、探索対象の発信機2を捕捉したか(発見したか)否かを示す情報を表示させる(図5(B)参照)。また、全探索モードの場合、探索装置1は、捕捉した発信機2の識別情報をリスト状に表示させる(図5(D)参照)。
探索結果を表示した後、探索装置1は、ユーザから特定の発信機2の探索を指示されると、該発信機2からのビーコン信号を受信するまで、第4期間312において受信処理を行う。探索装置1は、ビーコン信号を受信すると、受信処理を終え、第2期間322内に収まる第5期間313(例えば3ms)においてキック信号を送信する。
発信機2は、いずれかの第2期間322の間にキック信号を受信すると、第3クロック234により、高速のクロック回路を動作させてカウント動作を行う。そして、発信機2は、第3クロック234のカウント値が満了するまでの第2間隔(例えば0.1s)毎に、各部に電力を供給する(起動状態)。起動状態では、発信機2は、第1期間321(例えば3ms)においてビーコン信号の送信処理を行い、第1期間321の直後の第2期間322(例えば5ms)において受信処理を行う。すなわち、発信機2は、キック信号を受信すると、低速/長寿命モードの第1間隔(例えば1s)から高速/探索モードの第2間隔(例えば0.1s)へと、ビーコン信号の送信間隔を短くする。
探索装置1は、キック信号を送信した後、第6期間314において受信処理を行う。そして、探索装置1は、ビーコン信号を受信すると、当該ビーコン信号の受信電波強度に基づいて発信機2までの距離を推定し、発信機2までの距離に関する情報を表示部105の画面上に表示させる(図5(E)参照)。
ユーザから探索切断を指示されると、探索装置1は、第6期間314における受信処理を終了し、スリープ状態に戻る。
発信機2は、キック信号を受信したタイミングでタイマを起動させ、タイマの計測時間が一定時間(例えば300s)に達すると、ビーコン信号の送信間隔を第1間隔に戻す。
なお、探索装置1は、キック信号を送信してから一定時間が経過する前に、ユーザから探索切断を指示されると、いずれかの第2期間322内に収まる第5期間313において、送信切断を指示する情報を含む切断信号を送信する。発信機2は、切断信号を受信すると、ビーコン信号の送信間隔を第1間隔に戻す。
また、探索装置1は、キック信号を送信してから一定時間が経過する前に、ユーザから探索延長を指示されると、いずれかの第2期間322内に収まる第5期間313において、探索延長を指示する情報を含む延長信号を送信する。発信機2は、延長信号を受信すると、タイマをリセットとし再起動させる。
なお、本例では、発信機2が探索装置1からキック信号を受信して第2間隔でビーコン信号を送信している状態において、探索装置1がユーザの指示により2回目のキック信号を送信すると、発信機2が第2間隔よりもさらに間隔が短い第3間隔(例えば0.02s)でビーコン信号を送信するようにしても良い。
[表示画面]
次に、図5を用いて、本実施の形態に係る探索装置の画面に表示する情報について説明する。
図5(A)は、個別探索モードの探索開始時の画面である。この画面には、探索対象の発信機2の登録番号501−1および識別番号(識別情報)501−2が表示される。
図5(B)は、個別探索モードにおける探索の結果、探索対象の発信機2を発見した際の画面である。この画面には、探索対象の発信機2を発見した旨を示す情報502が表示される。なお、探索対象の発信機2を発見しなかった場合には、情報502の代わりに、該発信機2を発見しなかった旨を示す情報(図示せず)が表示される。
図5(C)は、全探索モードの探索開始時の画面である。この画面には、全探索モードであることを示す情報である「ALL」の文字503が表示される。
図5(D)は、全探索モードにおける探索の結果、発信機2を発見した際の画面である。この画面には、ビーコン信号を受信した全ての発信機2の識別情報504がリスト状に画面上に表示させる。なお、この時、受信信号強度が高い順番に、発信機2の識別情報504を上から表示するようにしても良い。なお、発信機2を発見しなかった場合には、情報504の代わりに、発信機2を1つも発見しなかった旨を示す情報が表示される。
図5(E)は、発信機2までの距離を推定した際の画面である。この画面には、探索対象の発信機2の識別情報505−1、該発信機2までの距離に関する情報505−2、ビーコン信号の受信信号強度を示す情報505−3等が画面上に表示される。
[効果]
次に、上記に説明した本実施の形態の効果について、従来の課題と対比しながら詳細に説明する。
図6に示すように、理論上、装置間距離と受信電波強度との間には相関がある(図6の「理論カーブ」参照)。反射物等が存在しない自由空間であれば、と装置間距離と受信電波強度の関係がほぼ理論カーブに一致するため、従来の電波ビーコンシステムであっても、救助者は、受信器で測定された受信電波強度に基づいて発信機までの距離をある程度正確に知ることができる。
しかしながら、実際の現場では、周辺反射や人体の影響により、受信電波強度は、位置と時間により瞬時変動する(図6の「実際の受信電波強度」参照)。
従来の電波ビーコンシステムは、ビーコンの送信間隔が1s以上という長周期であるため、図7に示すように、受信電波強度の測定頻度が少なくなる。このため、実際の現場において、救助者は、受信電波強度の瞬時変動の影響により、受信電波強度の測定値に基づいて発信機までの距離を正確に把握することが困難となる。例えば、従来の電波ビーコンシステムでは、瞬時変動の影響により受信電波強度が大きく下がった時点で測定を行うと、救助者に、実際には遭難者に近づいているにもかかわらず、遭難者から離れていると誤って判断させてしまう誤情報を与えるおそれがある。
一方、本実施の形態では、発信機2が、通常時には、従来の電波ビーコンシステムと同様に長周期でビーコン信号を送信するが、救助時には、探索装置1から受信したキック信号をトリガーとして、短周期でビーコン信号を送信する。
このため、探索装置1では、図8に示すように、従来よりも多くの受信電波強度の測定値を得ることができ、受信電波強度の瞬時変動の影響を受けずに、受信電波強度の測定値に基づいて発信機までの距離を算出することができる。したがって、救助者は、探索装置1に表示された距離情報により、発信機までの距離を正確に把握することができる。
なお、本実施の形態では、図9に示すように、発信機2が第2間隔でビーコン信号を送信している間、探索装置1(距離推定部131c)が所定区間の受信電波強度の平均値を算出しても良い。例えば、第2間隔が0.1sである場合に、0.5s毎に5つの受信電波強度の測定値の平均値を算出する(図9)。また、本実施の形態では、図10に示すように、発信機2が第2間隔でビーコン信号を送信している間、探索装置1(距離推定部131c)が所定区間の受信電波強度の最大値を算出しても良い。例えば、第2間隔が0.1sである場合に、0.5s毎に5つの受信電波強度の測定値の最大値を算出する(図10)。平均値あるいは最大値を使用することにより、瞬時変動の影響が軽減され、受信電波強度の値が安定する。
また、上記の通り、発信機2は、通常時には長周期でビーコン信号を送信するので、電力消費を抑えることができる。したがって、発信機2は、長期間(例えば3ヶ月以上)に渡って連続して動作することができ、例えば、ユーザが入山時等、事前に電源をONにしておいても下山するまで電池が切れる心配が無い。さらに、発信機2は、事前に電源をONにしておけば、ユーザの更なる操作を必要とすることなく、探索装置1と無線通信を行うことができるので、ユーザが雪崩等にあって気を失った場合でも、探索装置1は発信機2の位置を特定することができる。
このように、本実施の形態によれば、救助の際の短期間において、救助者の操作に基づく探索装置1からの指示により発信機2のビーコン信号の送信間隔を短くすることができるので、発信機2の長時間動作を確保しつつ、探索性を飛躍的に向上させることができる。その結果、遭難者等を発見する可能性がより高まり、また発見されるまでの時間がより短縮されることが期待できる。
また、本実施の形態の発信機2が、探索装置1から電波を受信した場合あるいは探索装置1から指示を受けた場合に、LED22を発光させ、鳴動部205から報知音を出力させることにより、探索装置1のユーザは、自己の視覚あるいは聴覚によっても発信機2を探索することができる。
(実施の形態2)
雪山等では、通常、複数人からなるチーム単位で遭難者の捜索にあたる。実施の形態2では、チームで探索を行う場合の探索装置の使用例について説明する。なお、本実施の形態において、探索装置1および発信機2の構成は、上記実施の形態1で説明したものと同様であるので、説明を省略する。
[使用状態の説明]
図11は、本実施の形態における探索装置1の使用状態の一例を示す図である。図11では、1つのチームに属する4名の救助者#1A、#1B、#1C、#1Dが、それぞれ、探索装置1A、1B、1C、1Dを使用し、発信機2を装備している遭難者#2を探索する例を示している。なお、図11では、救助者#1Aが、探索装置1Aにおいて発信機2のビーコン信号を受信し、救助者#1Aの呼びかけにより、他の救助者#1B、#1C、#1Dが、救助者#1Aの近くに集まってきている時点を示している。この後、救助者#1B、#1C、#1Dは、それぞれ、探索装置1B、1C、1Dにおいて発信機2のビーコン信号を受信する。
この場合、本実施の形態では、各救助者#1A、#1B、#1C、#1Dは、互いに異なるタイミングで探索を開始しても、各探索装置1A、1B、1C、1Dが、それぞれ、発信機2から受信したビーコン信号の受信電波強度に基づいて発信機2までの距離を算出し、表示できる。以下、この内容について説明する。
[通信シーケンス]
図12は、本実施の形態に係る探索装置1と発信機2との通信の様子を示すシーケンス図である。図12において、各探索装置1A、1B、1C、1Dは、それぞれ、図4に示した探索装置1と同一のシーケンスにより発信機2と通信を行う。
すなわち、各探索装置1A、1B、1C、1Dは、待機状態において、ユーザから探索開始を指示されると、第3期間311において受信処理を行い、第3期間311終了後、第3期間中に受信したビーコン信号に含まれる発信機2の識別情報に基づいて表示部105の画面上に探索結果を示す情報を表示させる。探索結果を表示した後、各探索装置1A、1B、1C、1Dは、ユーザから特定の発信機2を指示されると、第4期間312において受信処理を行い、ビーコン信号を受信すると、第5期間313においてキック信号を送信する。そして、各探索装置1A、1B、1C、1Dは、キック信号を送信した後、第6期間314において受信処理を行い、ビーコン信号を受信すると、当該ビーコン信号の受信電波強度に基づいて発信機2までの距離を推定し、発信機2までの距離に関する情報を表示部105の画面上に表示させる。
なお、この場合、発信機2は、いずれかの探索装置1からキック信号を受信するとビーコン信号の送信間隔を短くする。その後、発信機2は、他の探索装置1からキック信号を受信してもビーコン信号の送信間隔を変更しない。
[効果]
以上のように、本実施の形態によれば、チームの各メンバーが探索装置1により同時に1つの発信機2を探索することができるので、遭難者等の救助活動を速やかにかつ効率的に行うことができる。また、本実施の形態によれば、探索装置1の動作および探索装置1に対する操作を、複数の探索装置1で探索する場合と1つの探索装置1で探索する場合とで共通化できる。したがって、探索装置1のユーザは、探索に使用する探索装置1の数に依らず、単一の操作方法で探索装置1を使用することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、チームで探索を行う場合に、1つの探索装置が、他の探索装置で得られた情報を利用して発信機の位置をより正確に算出する例について説明する。なお、本実施の形態において、探索装置1および発信機2の構成は、上記実施の形態1で説明したものと同様であるので、説明を省略する。
また、本実施の形態において、探索装置1の使用状態は、上記実施の形態2(図11)で説明したものと同様であるので、説明を省略する。ただし、本実施の形態では、1つの探索装置1Aをメイン探索装置とし、他の探索装置1B、1C、1Dをサブ探索装置とする。サブ探索装置1B、1C、1Dは、中継器としての役割を果たす。また、本実施の形態では、各各探索装置1A、1B、1C、1Dの配置(位置関係)が予め決められた状態で探索を行うものとする。
[通信シーケンス]
本実施の形態において、各探索装置1A、1B、1C、1Dがキック信号を送信するまで、および、発信機2が1つのキック信号の受信をトリガーとしてビーコン信号の送信間隔を短くするまでは、図12に示したシーケンスと共通するので、その説明を省略する。
図13は、本実施の形態に係る探索装置と発信機との通信の様子を示すシーケンス図である。なお、図13は、各探索装置1A、1B、1C、1Dがキック信号を送信し、発信機2がビーコン信号の送信間隔を短くした後のシーケンスを示している。
各サブ探索装置1B、1C、1Dは、第6期間314において受信処理を行い、ビーコン信号を受信すると、当該ビーコン信号の受信電波強度に基づいて発信機2までの距離を推定し、発信機2までの距離に関する情報を表示部105の画面上に表示させる。
また、各サブ探索装置1B、1C、1Dは、自機の識別情報および受信電波強度の情報を含むデジタル信号列の電波強度信号を生成し、第6期間314から所定時間経過後の第7期間315において電波強度信号を送信する。なお、第6期間314から第7期間315までの時間は、各サブ探索装置1B、1C、1D間で異なるように予め設定される。
メイン探索装置1Aは、第6期間314において受信処理を行い、発信機2からビーコン信号を受信し、各サブ探索装置1B、1C、1Dから電波強度信号を受信する。そして、メイン探索装置1Aは、各探索装置1A、1B、1C、1Dにおけるビーコン信号の受信電波強度と各探索装置1A、1B、1C、1Dの位置関係に基づいて、発信機2の位置を推定し、発信機2の位置に関する情報を表示部105の画面上に表示させる(図14参照)。
[表示画面]
図14は、本実施の形態に係るメイン探索装置1Aの表示画面を示す図である。この画面は、発信機2の位置を推定した際の画面である。この画面には、各探索装置1A、1B、1C、1Dの相対位置を示す情報601−1〜4、発信機2の推定位置を示す情報602、各探索装置1A、1B、1C、1Dの受信電波強度に関する情報603−1〜4等が画面上に表示される。
なお、受信電波強度を示す情報603−1〜4において、d(x)=1/RSSI(x)であってもよい。ここで、xは、A、B、C、Dのいずれかであり、RSSI(x)は、探索装置xで測定されたRSSIである。
[効果]
以上のように、本実施の形態によれば、メイン探索装置1Aが、サブ探索装置1B、1C、1Dで測定された受信電波強度を利用することにより、発信機2の位置をより正確に算出することができる。したがって、チーム全員が協力して遭難者等の救助活動を速やかにかつ効率的に行うことができる。
(実施の形態4)
実施の形態4では、セクタアンテナを用いることによって、探索装置が、発信機までの距離とともに、発信機が存在する方向を推定する例について説明する。
[探索装置1の回路構成(ブロック図)]
図15は、本実施の形態に係る探索装置1Xの構成を示すブロック図である。なお、図15に示す探索装置1Xにおいて、図2に示した探索装置1と共通する構成部分には、図2と同一の符号を付してその説明を省略する。
図15に示す探索装置1Xは、図2に示した探索装置1と比較して、アンテナ101が、アンテナ素子111、112、113、114からなるセクタアンテナである点が異なる。セクタアンテナとは、1つのアンテナ素子を選択して使用することにより、希望する角度において指向性を得ることができるアンテナのことである。
さらに、図15に示す探索装置1Xは、図2に示した探索装置1に対して、無線部102内に、セクタを切り替えるための切替スイッチ126が追加される。また、図15に示す探索装置1Xは、図2に示した探索装置1に対して、CPU131内に、方向推定部131dが追加される。
図16は、探索装置1Xが形成するセクタの指向性を説明する図である。探索装置1Xは、切替スイッチ126により、アンテナ素子111と切替スイッチ125とを接続することにより指向性aを形成できる。同様に、探索装置1Xは、アンテナ素子112と切替スイッチ125とを接続することにより指向性bを形成でき、アンテナ素子113と切替スイッチ125とを接続することにより指向性cを形成でき、アンテナ素子114と切替スイッチ125とを接続することにより指向性dを形成できる。
探索装置1Xは、図17に示すように、第6期間314において、発信機2からビーコン信号を受信する度に指向性を切り替え、各指向性における受信電波強度を測定する。
方向推定部131dは、各指向性において測定された受信電波強度d(y)(yは、a、b、c、dのいずれか)に基づいて、発信機2の方向を推定し、推定方向を表示部105に出力する。例えば、図18に示すように、上位2つの受信電波強度(図18では、d(a)およびd(b))のベクトル和により、発信機2の方向を推定する。
[表示画面]
図19は、本実施の形態に係る探索装置1における、発信機2までの距離および発信機2の方向を推定した際の画面である。この画面には、探索対象の発信機2の識別情報701−1、該発信機2までの距離に関する情報701−2、発信機2の方向に関する情報701−3、ビーコン信号の受信信号強度を示す情報701−4、等が画面上に表示される。
[効果]
以上のように、本実施の形態によれば、発信機2までの距離および発信機2の方向を推定できるので、遭難者等の救助活動を速やかにかつ効率的に行うことができる。
なお、上記の説明では、アンテナ素子111、112、113、114および切替スイッチ126を他の構成と一体で形成する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、アンテナ素子111、112、113、114および切替スイッチ126を含むアタッチメントを、図2に示した探索装置1に着脱可能に取り付けるようにしても良い。
本発明は、遭難者の捜索等を補助する装置、システムに用いるのに好適である。
1 探索装置
2 発信機
21 筐体
22 LED
23 電源スイッチ
101、201 アンテナ
102、202 無線部
103、203 制御部
104、204 電池(電源部)
105 表示部
106 操作部
121、221 送信部
122、222 受信部
123、223 無線制御部
124、224 第1クロック
125、225 切替スイッチ
131、231 CPU
131a、231a 信号生成部
131b、231b 信号取得部
131c 距離推定部
131d 方向推定部
132、232 メモリ部
133、233 第2クロック
134、234 第3クロック
205 鳴動部

Claims (5)

  1. 発信機からビーコン信号を受信する受信部と、
    第1間隔で送信された前記ビーコン信号により前記発信機を捕捉し、前記第1間隔よりも短い第2間隔で送信された前記ビーコン信号の受信信号強度の測定値に基づいて前記発信機までの距離を推定する制御部と、
    前記発信機において前記ビーコン信号の送信間隔を前記第2間隔にするトリガーとなるキック信号を前記発信機に送信する送信部と、
    を具備する探索装置。
  2. 前記制御部は、複数の受信信号強度の測定値の平均値を算出し、前記平均値に基づいて前記発信機までの距離を推定する、
    請求項1に記載の探索装置。
  3. 前記制御部は、複数の受信信号強度の測定値の最大値を算出し、前記最大値に基づいて前記発信機までの距離を推定する、
    請求項1に記載の探索装置。
  4. ビーコン信号を送信する送信部と、
    探索装置からキック信号を受信する受信部と、
    前記キック信号をトリガーとして、前記ビーコン信号の送信間隔を、第1間隔から前記第1間隔よりも短い第2間隔に変更する制御部と、
    を具備する発信機。
  5. ビーコン信号を送信する発信機と、前記発信機と無線通信を行う探索装置とから構成される通信システムであって、
    前記探索装置は、
    前記発信機から第1間隔で送信された前記ビーコン信号により前記発信機を捕捉し、
    前記発信機にキック信号を送信し、
    前記発信機は、
    前記キック信号を受信すると、前記ビーコン信号の送信間隔を、前記第1間隔から前記第1間隔よりも短い第2間隔に変更し、
    前記探索装置は、
    前記第2間隔で送信された前記ビーコン信号の受信信号強度の測定値に基づいて前記発信機までの距離を推定する、
    通信システム。
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