JP2017201473A - 無線タグ位置管理システムおよび無線タグ位置管理方法 - Google Patents

無線タグ位置管理システムおよび無線タグ位置管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施設内における無線タグの正確な位置の把握を簡易且つ低コストで実現する無線タグ位置管理システムを提供する。【解決手段】本発明の無線タグ位置管理システムでは、施設内の所定の位置に設置されたラックに対応付けて設置された第1の無線タグが、ラックに収容されたパレットに設置された第2の無線タグが送信したビーコン信号を検知し、積層配置された第2の無線タグのビーコン信号を受信することにより、第2の無線タグの識別情報を取得し、第1の無線タグの識別情報と取得した第2の無線タグの識別情報とを関連付けて無線タグリーダに送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、施設内に配置されている複数の物品に設置された無線タグを用いて物品の位置を管理する技術に関する。
物流においては、荷物をパレットに載せて運搬し、荷物をこのパレットに載せたまま倉庫等に保管することが行われている。このパレットの保管場所を管理する方法として、物品を運搬するパレットに無線タグを備えて、この無線タグが送信するビーコン信号を施設等に設置した無線タグリーダを用いて読み取ることにより、パレットの位置を管理する方法が提案されている(例えば、特許文献1−3参照)。
例えば、特許文献1では、パレットに無線タグを設置し、パレットを運搬するフォークリフトに、無線タグリーダと無線端末を備えて、無線タグリーダにより読み取った無線タグのID情報を無線端末を使って、パレットレンタル会社に設置した無線基地局に送信し、パレットレンタル会社のホストコンピュータでパレットの位置を管理し、パレットの移動経路や在庫パレットの存在を把握している。
また、特許文献2では、パレットが設置される倉庫の各々にパレットの所在を管理するコーディネータを設置して、パレットが正しい場所に設置されているかを確認するシステムが提案されている。このシステムでは、パレット自身がパレットのIDとコーディネータが管理するネットワークのIDを、パレットの位置を管理する管理サーバに送信し、パレットが本来あるべきネットワークに存在していない場合に、管理サーバがユーザに警告を通知することができる。
さらに、特許文献3では、施設内に配置されている物品の位置をより正確に把握する技術として、物品に物品無線タグを装着しておくとともに、施設内の基準位置に固定無線タグを配置しておき、これらの物品無線タグと固定無線タグからの両方のタグ信号を受信し、タグ信号の受信タイミングに基づいて物品の位置を把握する技術が提案されている。
特開2005−119670号公報 特開2009−073594号公報 特開2003−185730号公報
しかしながら、特許文献1のように、パレットを運搬、配置するフォークリフトでパレット位置を検出する場合には、人手やハンドリフトなどフォークリフト以外の方法でパレットを移動させると、実際のパレットの位置とホストコンピュータで管理しているパレットの位置情報とが整合しなくなるという問題点があった。
また、特許文献2の技術によれば、パレットの位置が正しくない場合に、それを是正することができるが、パレットに設置するタグの機能をより高度化する必要もあるため、パレットの製造に関わるコストが増大するという問題もある。さらには、特許文献1、2のいずれも、特定の倉庫内にパレットが存在することを把握することができるだけであり、広い倉庫内のどこにパレットが設置されているかを把握することはできない。
さらに、特許文献3では、施設内に配置されている物品の施設内における位置をより正確に把握することができるが、固定無線タグと物品無線タグが送信するタグ信号を施設内を移動する受信ユニットで受信し、それらのタグ信号の受信タイミングに基づき無線タグの位置を把握するため、物品の位置が変更された場合、物品の位置を把握するために、再度受信ユニットを移動させて、タグ信号を受信する必要がある。
本発明は、以上のような問題を解消するためになされたものであり、施設内における無線タグの正確な位置の把握を簡易且つ低コストで実現することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る無線タグ位置管理システムは、施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダと、前記施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置とを備えた無線タグ位置管理システムであって、前記第2の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、前記ビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定する送信間隔設定手段とを備え、前記第1の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、積層配置された他の無線タグが送信したビーコン信号を検知するビーコン検知手段と、前記ビーコン検知手段により、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を検知した際に、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定する受信間隔設定手段と、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第2の無線タグの識別情報を取得する識別情報取得手段とを備え、前記第1の無線タグは、前記第1の無線タグの識別情報と取得した前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信し、前記無線タグリーダは、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグ位置管理装置に送信し、前記無線タグ位置管理装置は、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを、前記施設内における前記ラックの設置位置と関連付けて管理する。
また、本発明に係る無線タグ位置管理システムは、施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダと、前記施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置とを備えた無線タグ位置管理システムであって、前記第1の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、前記ビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定する送信間隔設定手段とを備え、前記第2の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、積層配置された他の無線タグが送信したビーコン信号を検知するビーコン検知手段と、前記ビーコン検知手段により、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を検知した際に、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定する受信間隔設定手段と、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第1の無線タグの識別情報を取得する識別情報取得手段とを備え、前記第2の無線タグは、前記第2の無線タグの識別情報と取得した前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信し、前記無線タグリーダは、前記第2の無線タグの識別情報と前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグ位置管理装置に送信し、前記無線タグ位置管理装置は、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを、前記施設内における前記ラックの設置位置と関連付けて管理する。
また、本発明に係る無線タグ位置管理方法は、施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダと、前記施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置とを備えた無線タグ位置管理システムにおける無線タグ位置管理方法であって、前記第2の無線タグが、無線タグの識別情報を含むビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定すること、前記パレットが前記ラックに収容され、前記第1の無線タグが、積層配置された前記第2の無線タグが送信した前記ビーコン信号を検知した際に、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定すること、前記第1の無線タグが、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第2の無線タグの識別情報を取得すること、前記第1の無線タグが、前記第1の無線タグの識別情報と取得した前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信すること、前記無線タグリーダが、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグ位置管理装置に送信すること、前記無線タグ位置管理装置は、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを、前記施設内における前記ラックの設置位置と関連付けて管理することを含む。
また、本発明に係る無線タグ位置管理方法は、施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダと、前記施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置とを備えた無線タグ位置管理システムにおける無線タグ位置管理方法であって、前記第1の無線タグが、無線タグの識別情報を含むビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定すること、前記パレットが前記ラックに収容され、前記第2の無線タグが、積層配置された前記第1の無線タグが送信した前記ビーコン信号を検知した際に、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定すること、前記第2の無線タグが、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第1の無線タグの識別情報を取得すること、前記第2の無線タグが、前記第2の無線タグの識別情報と取得した前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信すること、前記無線タグリーダが、前記第2の無線タグの識別情報と前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグ位置管理装置に送信すること、前記無線タグ位置管理装置は、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを、前記施設内における前記ラックの設置位置と関連付けて管理することを含む。
本発明によれば、施設内における無線タグの正確な位置の把握を簡易且つ低コストで実現することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態における無線タグ位置管理システムのシステム構成図の一例である。 図2は、本発明の実施の形態における無線タグと無線タグリーダの機能ブロック図の一例である。 図3は、本発明の実施の形態における無線タグの動作モードの一例である。 図4は、本発明の実施の形態における無線タグのビーコン信号の送信/受信間隔の制御の一例である。 図5は、本発明の実施の形態における無線タグの動作状態管理データの一例ある。 図6は、本発明の実施の形態における無線タグの位置管理データの一例である。 図7は、本発明の第1の実施の形態における無線タグ位置管理方法を説明するためのシーケンス図の一例である。 図8は、本発明の第1の実施の形態における無線タグ位置管理方法を説明するためのシーケンス図の他の例である。 図9は、本発明の第1の実施の形態におけるパレットに設置された無線タグにおける制御フローチャートの一例である。 図10は、本発明の第1の実施の形態におけるラックに対応付けて設置された無線タグにおける制御フローチャートの一例である。 図11は、本発明の第2の実施の形態における無線タグ位置管理方法を説明するためのシーケンス図の一例である。 図12は、本発明の第3の実施の形態における無線タグ位置管理方法を説明するためのシーケンス図の一例である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態における無線タグ位置管理システムのシステム構成図の一例である。無線タグ位置管理システムは、施設1内の所定の位置(A1−F12)に設置されたラックに対応付けて設置されている無線タグ20、ラック2に収納されるパレット4に設置された無線タグ10、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダ30と、無線タグリーダ30とネットワーク50を経由して接続され施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置40から構成されている。ラック2が複数段構成となっている場合には、各ラック2の各段に無線タグを設置するようにしてもよい。ラック2に対応付けて設置されている無線タグ20は、図示するように移動可能なプレート3に設置してもよいし、その上部に積層設置された無線タグ10のビーコン信号を検知/受信できるような他の形態を採用してもよい。また、無線タグ20では、パレットが収納される上側のFB比が向上するように、無線タグ20の内部に反射板28を設置した構成としてもよい。
各ラック2に対応付けて設置された無線タグ20は、ラック2に収納されるパレット4に設置された他の無線タグ10が送信するビーコン信号を検知及び受信する機能を備えており、無線タグ10が設置されたパレット4がラックに収納された際に、パレットの無線タグ10が送信したビーコン信号の存在を検知し、収納されたパレット4に設置された無線タグ10の識別情報(タグID)を受信して、自己の識別情報(タグID)と受信した無線タグ10の識別情報(タグID)の両方を含むビーコン信号を無線タグリーダ30に送信する。このように各ラック2に対応付けて設置された無線タグ20とパレット4に設置された無線タグ10の識別情報を関連付けることにより、パレット4に設置された無線タグ10の位置、すなわちパレット4が収容されたラック2を特定することができる。
この無線タグにおける他の無線タグのビーコン信号の検知は、パッシブ無線素子により行われる。パッシブ無線素子は、無線タグリーダ30等の外部装置が送信する電波によって動作する素子であり、その動作に電池等の電源から供給される電力を必要としない素子である。パッシブ無線素子の受信利得は小さいので離れて設置されている他の無線タグが送信するビーコン信号を検知することはできないが、無線タグが他の無線タグと積層配置されて無線タグ同士が接近すると、無線タグが内蔵するパッシブ無線素子が他の無線タグが送信したビーコン信号の電波を用いて動作し、積層配置した他の無線タグの存在を検知することができる。
無線タグリーダ30は、無線タグが送信したビーコン信号を受信して識別情報(タグID)を読み取ることにより、複数の無線タグを接続する機能を有し、接続している無線タグの識別情報(タグID)をネットワーク50を経由して無線タグ位置管理装置40に送信する。無線タグ位置管理装置40は、受信した無線タグの識別情報に基づき施設1内の所定の位置(A1−F12)と無線タグの識別情報(タグID)を関連付けて管理し、パレット4に設置された無線タグ10の位置、すなわちパレット4が収容されたラック2を管理することができる。
ラック2に収容されたパレット4が別のラック2に移動した場合には、移動先のラック2に対応づけられた無線タグ20が送信するビーコン信号を受信することにより、パレット4の移動を把握することができるので、無線タグ位置管理装置40は、施設1内におけるパレット4の位置を把握することが可能となる。また、ラック2に対応した無線タグ20の識別情報のみが送信されている場合には、ラック2にパレット4が収納されていない空き状態であると判定することもできる。また、パレット4に設置された無線タグ10が、ラック2に対応付けて設置された無線タグ20の識別情報を(タグID)を読み取って、自己の識別情報とともに、無線タグリーダ30に送信するようにしてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における無線タグと無線タグリーダの機能ブロック図の一例である。無線タグ#1は、ラック2に対応付けて設置されている無線タグ20であり、無線タグ#2は、ラック2に収納されるパレット4に設置された無線タグ10である。
無線タグ#1は、内蔵した電池25により動作するアクティブタグであり、識別情報を含むビーコン信号を送信し、無線タグリーダ30からの応答等を受信するためのアンテナ21と無線部22、無線タグの振動を検出するための振動センサ23、他の無線タグが送信するビーコン信号を検知するためのパッシブ無線素子24、各部の制御を行うための中央処理部26およびメモリ27を含んで構成されている。
無線タグ#1の中央処理部26は、他の無線タグのビーコン信号を受信するため、ビーコン信号の受信間隔を設定する受信間隔設定部、およびビーコン信号に含まれる識別信号を取得する識別情報取得部として動作し、必要に応じて、他の無線タグの動作モード判定部として動作する。パッシブ無線素子24は、その動作に電池25から供給される電力を必要としない素子であり、積層配置された他の無線タグが送信するビーコン信号を検知するためのビーコン検知手段として用いられる。
中央処理部26は、他の無線タグを検知する場合には、積層配置された他の無線タグが送信するビーコン信号の存在を検知するだけであり、無線タグの識別情報(タグID)を読み取らないので、低クロック(例えば、32kHz)で動作可能であるが、積層された他の無線タグの識別情報(タグID)受信し、復号する場合には、高クロック(例えば、4MHz)で動作する必要がある。
無線タグ#2も無線タグ#1と同様の構成を有するアクティブタグであり、アンテナ11と無線部12、無線タグの振動を検出するための振動センサ13、各部の制御を行うための中央処理部16およびメモリ17を備える。 無線タグ#2が無線タグ#1が送信するビーコン信号を検知する場合には、ビーコン検知手段としてパッシブ無線素子14を備えている。
無線タグリーダ30は、無線タグが送信するビーコン信号を受信し、無線タグの動作状態を管理する装置であり、無線タグからのビーコン信号を受信し、無線タグに応答等を送信するためのアンテナ31と無線部32、無線タグ位置管理装置40とネットワーク50を経由して信号の送受信をするためのI/F部33、信号の送受信制御等を行うための中央処理部34およびメモリ35を含んで構成されている。
本発明の実施の形態においては、無線タグにおけるビーコン信号の送信周波数および送信間隔は予め定めた動作モード毎に設定されており、無線タグに備えられた各センサ等からの情報に基づき動作モードを変更し、動作モード毎に設定された送信周波数および送信間隔でビーコン信号を送信する。無線タグでは、動作モード毎にビーコン信号の送信間隔を設定することにより、無線タグの低消費電力化と位置管理の信頼性維持の両立を図っている。
図3は、本発明の実施の形態における無線タグの動作モードの一例である。図3において、無線タグは、パレット4が施設内で接続する無線タグリーダ30を探索しているモード(「アソシエーションモード」)、パレット4が施設1内で無線タグリーダ30に接続しているモード(「デポモード」)、パレット4が上下動しているモード(「振動モード」)、パレット4の上下動が長期間継続し、移動しているモード(「移動モード」)を有しており、それぞれモードにおいてビーコン信号の送信周波数および送信間隔が設定されている。
例えば、アソシエーションモードでは、施設1内において接続する無線タグリーダ30を探索するために比較的短い間隔でビーコン信号が送信され(T1)、接続する無線タグリーダが決定した場合には、デポモードに遷移し、ビーコン信号の送信間隔を比較的長くして(T2)、消費電力を削減している。また、パレットの上下動を検出した場合には、パレット4がフォークリフト等により別の場所に移動する可能性が高いで、より短い周期でビーコン信号を送信する振動モードに遷移し(T3)、パレットの位置の管理の信頼性を高めている。さらに、パレットの振動が長時間継続する場合には、振動モードよりも送信間隔の長い移動モードに遷移する(T4)。このように、無線タグの状態に応じて、ビーコン信号の送信間隔を変更し、パレットの位置管理の信頼性を高めつつ、低消費電力化を図っている。また、各モードにおけるビーコン信号の送信周波数(F1−F4)も予め定められており、各無線タグは、動作モード毎に設定された送信周波数および送信間隔でビーコン信号を送信する。
また、各動作モードにおけるビーコン信号の送信間隔は、一定ではなく、基準時間(T1−T4)とランダムに変動するバックオフ(X1−X4)を組み合わせて変更することが可能となっている。例えば、アソシエーションモードでは、接続する無線タグリーダ30を探索するためにビーコン信号を送信し、ビーコン信号を受信した無線タグリーダ30からの応答を受信することにより、無線タグリーダ30との接続を確認するが、その際に、他の無線タグが送信したビーコン信号との衝突等が原因で、ビーコン信号の送信に失敗する場合がある。その場合には、ビーコン信号の送信間隔を、基準時間(T1)+ランダムに変動するバックオフ(X1)に設定することにより、他の無線タグが送信するビーコン信号との再度の衝突を回避し、無線タグリーダとの接続を確実に行えるように構成されている。
次に、本発明の実施の形態における無線タグにおけるビーコン信号の送受信制御について、詳細に説明する。 図4は、本発明の実施の形態における無線タグのビーコン信号の送信/受信間隔の制御の一例である。
無線タグ#2はパレット4に設置された無線タグ10であり、前述したように、動作モード毎に定められた送信周波数、および基準時間(T1−T4)とランダムに変動するバックオフ(X1−X4)を組み合わせた送信間隔で識別情報(ID2)を含むビーコン信号を送信する。尚、図4は、無線タグ#2が無線タグリーダに接続し、デポモードで動作している場合を例示しているが、他のモードで動作する場合も同様である。ここで、無線タグ#2におけるビーコン信号の送信間隔は、無線タグ#1で受信可能なように、何回かに1回は、基準時間(T2)で送信するように設定されている。
無線タグ#1は、ラック2に対応付けて設置された無線タグ20であり、無線タグ#2と同様に、動作モード毎に定められた送信周波数、基準時間(T1−T4)とランダムに変動するバックオフ(X1−X4)を組み合わせた送信間隔で識別情報(ID1)が含まれるビーコン信号を送信する。図4は、無線タグ#1が無線タグリーダに接続し、デポモードで動作している場合を例示している。
無線タグリーダ30は、無線タグ#1、#2が送信したビーコン信号を受信することにより、無線タグの接続処理を行い、識別情報や動作状態等の情報を収集して、無線タグの動作状態を管理する。
無線タグ#1は、パッシブ無線素子により、他の無線タグ#2が設置されたパレットがラックに収納され、無線タグ#1の上部に他の無線タグ#2が積層配置されたことを検知することができる。この時点では、無線タグ#1は、積層された他の無線タグ#2が送信したビーコン信号の存在を検知しているだけであり、他の無線タグ#2の識別情報(ID2)を取得することはできない。この他の無線タグの検知動作は、パッシブ無線素子により行われ、無線タグの識別情報を読み取らないので、無線タグ#1の中央処理部の消費電力も非常に小さい。
無線タグ#1は、他の無線タグが送信したビーコン信号の存在を検知すると、ビーコン信号を検知してから所定の時間(R2)経過後に、ビーコン信号の受信スタンバイ状態に遷移し、無線タグ#2のビーコン信号の待ち受け状態となる。この所定の時間(R2)は、無線タグ#2の送信間隔の基準時間(T2)に対応しており、無線タグ#2が基準時間(T2)の間隔でビーコン信号を送信した場合に、無線タグ#2のビーコン信号を受信して、無線タグ#2の識別情報(ID2)を復号することができるように構成されている。ここで、図4における無線タグ#1は、無線タグ#2がデポモードで動作していることを前提として受信間隔を決定しているが、ビーコン信号を検知した間隔に基づいて、積層配置された他の無線タグ#2の動作モードを判定するようにしてもよい。この場合、無線タグ#1における受信周波数も他の無線タグ#2の動作モードに対応して変更する必要がある。
無線タグ#1は、無線タグ#2が基準時間+バックオフ(T2+X2)の送信間隔でビーコン信号を送信した場合には、無線タグ#2の識別情報を復号することはできないが、無線タグ#2におけるビーコン信号の送信間隔を、何回かに1回は、基準時間(T2)で送信するように設定し、無線タグ#1におけるビーコン信号の受信間隔(R2)を基準時間(T2)に合わせて設定することにより、無線タグ#2のビーコン信号を受信し、識別情報(ID2)を復号することが可能となる。
この無線タグ#1における受信スタンバイ状態は、他の無線タグの識別情報を受信し、復号するために、中央処理部を高クロック(例えば、4MHz)で動作させる必要があり、他の無線タグのビーコン信号の検知に比べて消費電力が大きい。そのため、受信スタンバイ状態が長くなると電力の消費量が大きくなり、内蔵した電池の寿命が短くなってしまう。そこで、本発明の実施の形態では、無線タグ#1における受信スタンバイ状態を、無線タグ#2がビーコン信号を送信する間隔(T2)に合わせた間隔(R2)で間欠動作させることにより、受信スタンバイ状態となる時間をできるだけ短くして低消費電力化を図っている。
無線タグ#1は、無線タグ#2のビーコン信号を受信し、無線タグ#2の識別情報(ID2)を復号すると、自身の識別情報(ID1)と無線タグ#2の識別情報(ID2)を関連付けて無線タグリーダ30に送信する。無線タグリーダ30は、関連付けられた無線タグ#1と無線タグ#2の識別情報(ID1/ID2)を受信すると、その情報を無線タグ位置管理装置に送信する。無線タグ#1と無線タグ#2の識別情報を受信した無線タグ位置管理装置40は、施設1内の所定の位置に設置されたラック2に対応付けられた無線タグ#1と、無線タグ#2の識別情報を関連付けて管理することにより、無線タグ#2を搭載したパレットの位置を把握することができる。
図5は、本発明の実施の形態における無線タグの動作状態管理データの一例である。この動作状態管理データは、無線タグリーダ30のメモリ35に記録されている。
無線タグリーダ30では、無線タグが送信するビーコン信号を受信することにより、無線タグの動作モードや動作状態を管理する。無線タグが送信するビーコン信号には、識別信号や動作モードの他、無線タグの電池の電圧や送信電力等の無線タグの動作状態を管理するための情報(動作状態1−n)が含まれており、無線タグリーダ30ではそれらの情報を無線タグ毎に管理する。
図6は、本発明の実施の形態における無線タグの位置管理データの一例である。この動作状態管理データは、無線タグ位置管理装置で管理されている。
図6において、設置区画A1−E12は、図1に示した施設1内における所定の位置に対応しており、各設置区画には、ラックIDにより識別可能なラック2が設置されている。無線タグ#1は、ラック2に対応付けて設置されており、無線タグ#1の識別情報が各設置区画A1−E12およびラックIDに対応付けられて登録されている。無線タグ位置管理装置40が、無線タグリーダ30から関連づけられた無線タグ#1と無線タグ#2の識別情報を受信した場合には、無線タグ#2の識別情報は無線タグ#1と関連付けて図6の位置管理データに保存され、その結果、無線タグ#2が設置されたパレット4が無線タグ#1に対応する設置区画に設置されたラック2に収容されていると判断することができる。
ラック2が複数段構成であり、ラック2の各段にパレット4が収容される場合には、1つの設置区画およびラック2に対応付けて複数の無線タグが設置され、その複数の無線タグ毎に無線タグ#2−無線タグnの識別情報を登録することによりラック2に収容された複数のパレット4の位置を管理することができる。
<第1の実施の形態>
図7は、本発明の第1の実施の形態における無線タグ位置管理方法を説明するためのシーケンス図の一例である。
無線タグ位置管理装置には、施設内における設置区画(A1−E12)と、各設置区画に設置されたラックIDとラックに対応付けられた無線タグ#1の識別情報(ID1)とが予め登録されている。ラックが複数段構成の場合には、ラックの各段に設置される無線タグの識別情報が登録されている。
無線タグ#1は、施設内の所定の位置に設置されたラックに対応付けられており、対応するラックに設置されると、動作モードが変更され、識別情報(ID1)を含むビーコン信号を動作モード毎に定められた所定の送信間隔で送信する。無線タグリーダがビーコン信号を受信し、無線タグリーダが送信した応答を、無線タグ#1が受信することにより、無線タグ#1が無線タグリーダに接続されると、さらに動作モードが変更され、ビーコン信号を動作モード毎に定められた所定の送信間隔で送信する。無線タグリーダが受信した無線タグ#1の識別情報(ID1)が無線タグ位置管理装置に送信され、無線タグ#1が所定のラックに設置されたことを確認することができる。
ここで、図7では、無線タグ位置管理装置に、設置区画(A1−E12)、ラックIDと無線タグ#1の識別情報(ID1)を関連付けて予め登録しておく場合を説明したが、パレットを運搬するフォークリフトに設置された撮像装置と無線タグリーダ30によってラックIDと無線タグ#1の識別情報を(ID1)取得して、無線タグ位置管理装置40に送信するようにしてもよい。
無線タグ#2が設置されたパレットは、荷物が設置された状態で施設内に運搬され、施設内における設置区画(A1−E12)に設置されたラックに収容される。無線タグ#2が設置されたパレットがラックに収容されると無線タグ#2の動作モードが変更され、その動作モードに応じてビーコン信号の送信間隔が設定される。図7では、無線タグ#2がラックに収容され、さらに無線タグリーダに接続して、デポモードで動作する場合を例示している。
無線タグ#1は、内蔵したパッシブ無線素子により積層設置された他の無線タグ#2が送信するビーコン信号を検知し、他の無線タグ#2の存在を検知すると、ビーコン信号を受信できるように所定の受信間隔(R2)で受信スタンバイ状態に遷移する。尚、無線タグ#2はデポモードで動作しているので、受信間隔(R2)は、無線タグ#2のデポモードにおける基準時間(T2)に対応している。
無線タグ#1において無線タグ#2のビーコン信号が受信され、無線タグ#2の識別情報(ID2)が復号されると、無線タグ#1は、無線タグ#1の識別情報(ID1)と無線タグ#2の識別情報(ID2)を関連付けて無線タグリーダに送信する。
無線タグリーダは、受信した無線タグ#1の識別情報(ID1)と無線タグ#2の識別情報(ID2)を無線タグ位置管理装置に送信する。無線タグ位置管理装置は、施設内における設置区画(A1−E12)と無線タグ#1の識別情報(ID1)が関連づけて登録されている位置管理データに無線タグ#2の識別情報(ID2)を追加する。これにより、無線タグ#2が、無線タグ#1が設置されている設置区画に設置されていると判断し、無線タグ#2が設置されたパレットの施設内における設置区画を管理することができる。
図8は、本発明の第1の実施の形態における無線タグ位置管理方法を説明するためのシーケンス図の他の例である。
図8は、パレットがラックに収容された後に、さらにパレットが移動した場合のシーケンス図である。パレットが移動した場合には、無線タグ#1では、無線タグ#2のビーコン信号が受信できなくなったことをトリガとして無線タグ#2の不在を検知し、自己の識別情報(ID1)のみを無線タグリーダに送信する。無線タグ位置管理装置では、位置管理データから無線タグ#2の情報を削除する。無線タグ位置管理装置においては、ラックに対応して設置された無線タグ#1の識別情報のみが存在している場合には、当該ラックにパレットが収納されていない空き状態であると判定することができる。
尚、この無線タグ#2の不在検知は、パッシブ無線素子による無線タグ#2のビーコン信号の受信ができなくなることをトリガにしてもよいし、無線タグ#2の動作モード変更によるビーコン送信間隔の変動をトリガにしてもよい。
図9は、本発明の第1の実施の形態におけるパレットに設置された無線タグにおける制御フローチャートの一例である。
無線タグ#2が設置されたパレットが移動され(S1−1)、ラックに収容されると(S1−2)、動作モードが移動モードからアソシエーションモードに変更され(S1−3)、さらに、無線タグ#2が無線タグリーダに接続することにより、動作モードがアソシエーションモードからデポモードに変更される(S1−4)。デポモードでは、ビーコン信号の送信間隔は、基準時間(T2)とランダムに変動するバックオフ(X2)を組み合わせた送信間隔に設定され(S1−5)、その送信間隔でビーコン信号が送信される(S1−6)。その後、無線タグ#2の振動センサにより振動が検知された場合は(S1−7)、動作モードがデポモードから振動モードに変更される(S1−8)。
図4等で述べたように、無線タグ#2におけるビーコン信号の送信間隔は、無線タグ#1でビーコン信号が受信可能なように、何回かに1回は、基準時間(T2)で送信するように設定されている。
図10は、本発明の第1の実施の形態におけるラックに対応付けて設置された無線タグにおける制御フローチャートの一例である。
ラックに対応付けて設置された無線タグ#1が移動され(S2−1)、ラックに設置される(S2−2)、動作モードは移動モードからアソシエーションモードに変更され(S2−3)、ビーコン信号が所定の間隔で送信される(S2−4)。ビーコン信号が無線タグリーダ30で受信され、無線タグリーダ30に接続すると(S2−5)、動作モードはアソシエーションモードからデポモードに変更され(S2−6)、無線タグ#1の識別情報が含まれるビーコン信号が所定の間隔で送信される(S2−7)。
無線タグ#1は、パッシブ無線素子によりパレットに設置された他の無線タグが送信するビーコン信号を検知すると(S2−8)、無線タグを検知してから所定の時間(R2)経過後に、ビーコン信号の受信スタンバイ状態に遷移し、無線タグ#2のビーコン信号の待ち受け状態となる(S2−9)。この所定の間隔(R2)は、無線タグ#2がデポモードで動作していることを前提としており、デポモードの送信間隔の基準時間(T2)に対応している。この受信スタンバイ状態は、無線タグ#2のビーコン信号を受信できるまで繰り返される。
無線タグ#2のビーコン信号を受信すると(S2−10)、無線タグ#2の識別情報(ID2)を復号し(S2−11)、無線タグ#1、2の識別情報(ID1、ID2)を関連付けて無線タグリーダに送信する(S2−12)。無線タグ#2のビーコン信号が検知できなくなった場合には(S2−13)、無線タグ#1の識別情報(ID1)のみを送信する状態に遷移する。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、無線タグ#1が無線タグ#2の識別情報を取得して、無線タグリーダに送信していたが、逆に、無線タグ#2が無線タグ#1の識別情報を取得するようにしてもよい。
図11は、本発明の第2の実施の形態における無線タグ位置管理方法を説明するためのシーケンス図の一例である。図11では、無線タグ#2において無線タグ#1のビーコン信号を検知して、無線タグ#1の識別情報(ID1)を復号し、自己の識別情報(ID2)と関連付けて無線タグリーダに送信している。
無線タグ#2は、パッシブ無線素子によりラックに対応付けて設置された無線タグ#1が送信するビーコン信号を検知し、無線タグ#1の存在を検知すると、無線タグ#1のビーコン信号を受信できるように所定の受信間隔(R2)で受信スタンバイ状態に遷移する。この受信間隔(R2)は、無線タグ#1のデポモードにおける基準時間(T2)に対応している。無線タグ#1は、施設内の所定の位置に設置され、無線タグリーダに接続していることが想定されるので、無線タグ#2は、無線タグ#1がデポモードで動作していることを前提としてビーコン信号の受信間隔を設定すればよい。
無線タグ#2において無線タグ#1のビーコン信号が受信され、無線タグ#1の識別情報(ID1)が復号されると、無線タグ#2は、無線タグ#2の識別情報(ID2)と無線タグ#1の識別情報(ID1)を関連付けて無線タグリーダに送信する。
無線タグリーダは、受信した無線タグ#2の識別情報(ID2)と無線タグ#1の識別情報(ID1)を無線タグ位置管理装置に送信する。無線タグ位置管理装置は、施設内における設置区画(A1−E12)と無線タグ#1の識別情報(ID1)が関連づけて登録されている位置管理データに無線タグ#2の識別情報(ID2)を追加する。これにより、無線タグ#2が、無線タグ#1が設置されている設置区画に設置されていると判断し、無線タグ#2が設置されたパレットの施設内における設置区画を管理することができる。
<第3の実施の形態>
第1の実施の形態では、パレットに設置された無線タグ#2がデポモードで動作する場合を前提として、無線タグ#1におけるビーコン信号の受信間隔を設定していたが、無線タグ#2のビーコン信号を検知した間隔に基づいて、他の無線タグ#2の動作モードを判定するようにしてもよい。
図12は、本発明の第3の実施の形態における無線タグ位置管理方法を説明するためのシーケンス図の一例である。図12では、無線タグ#1における他の無線タグ信号の検知間隔に基づいて他の無線タグの動作モードを判定し、その判定結果に基づきビーコン信号の受信間隔を決定している。
無縁タグ#1では、無線タグが設置されたパレットがラックに収容されると、他の無線タグ#2が送信するビーコン信号をパッシブ無線素子により検知し、ビーコン信号の検知間隔が振動モードの送信間隔(T3+X3/T3)であった場合には、無線タグ#2が振動モードで動作していると判定し、所定の受信間隔(R3)でビーコン信号を受信できるように受信スタンバイ状態に遷移する。この受信間隔(R3)は、無線タグ#2の振動モードにおける基準時間(T3)に対応している。また、無線タグ#2が振動モードで動作している間に無線タグ#2の識別情報を受信できなかった場合には、再度動作モード判定を行って、その結果に基づきビーコン信号の受信間隔を決定すればよい。
このように、本発明の実施の形態によれば、施設内の所定の位置に設置されたラックに対応づけて設置された無線タグの識別情報と、パレット等に設置された無線タグの識別情報を関連付けることによりパレットに設置された無線タグの施設内における位置を正確に把握することができる。また、積層設置された他の無線タグのビーコン信号の検知を電源供給が不要なパッシブ無線素子で行い、他の無線タグの識別情報の取得のための受信動作を間欠的に実施することにより、低消費電力化が可能となる。このように、本発明の実施の形態では、施設内における無線タグの正確な位置の把握を簡易且つ低コストで実現することが可能となる。
1…施設、2…ラック、3…プレート(無線タグ#1)、4…パレット、5…荷物、6…フォークリフト、10…無線タグ#2、11…アンテナ、12…無線部、13…振動センサ、14…パッシブ無線素子、15…電池、16…中央処理部、17…メモリ、20…無線タグ#1、21…アンテナ、22…無線部、23…振動センサ、24…パッシブ無線素子、25…電池、26…中央処理部、27…メモリ、28…反射板、30…無線タグリーダ、31…アンテナ、32…無線部、33…I/F部、34…中央処理部、35…メモリ、40…無線タグ位置管理装置、50…ネットワーク。

Claims (12)

  1. 施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダと、前記施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置とを備えた無線タグ位置管理システムであって、
    前記第2の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、前記ビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定する送信間隔設定手段とを備え、
    前記第1の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、積層配置された他の無線タグが送信したビーコン信号を検知するビーコン検知手段と、前記ビーコン検知手段により、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を検知した際に、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定する受信間隔設定手段と、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第2の無線タグの識別情報を取得する識別情報取得手段とを備え、
    前記第1の無線タグは、前記第1の無線タグの識別情報と取得した前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信し、
    前記無線タグリーダは、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグ位置管理装置に送信し、
    前記無線タグ位置管理装置は、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを、前記施設内における前記ラックの設置位置と関連付けて管理する、
    無線タグ位置管理システム。
  2. 施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダとを備えた無線タグ位置管理システムであって、
    前記第2の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、前記ビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定する送信間隔設定手段とを備え、
    前記第1の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、積層配置された他の無線タグが送信したビーコン信号を検知するビーコン検知手段と、前記ビーコン検知手段により、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を検知した際に、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定する受信間隔設定手段と、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第2の無線タグの識別情報を取得する識別情報取得手段とを備え、
    前記第1の無線タグは、前記第1の無線タグの識別情報と取得した前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信する、
    無線タグ位置管理システム。
  3. 前記第1の無線タグは、前記第2の無線タグの動作モードを判定する動作モード判定手段を備え、前記受信間隔設定手段は、前記動作モード判定手段の判定結果に基づいて、前記ビーコン信号の受信間隔を設定する、
    請求項1または2記載の無線タグ位置管理システム。
  4. 施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダと、前記施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置とを備えた無線タグ位置管理システムであって、
    前記第1の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、前記ビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定する送信間隔設定手段とを備え、
    前記第2の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、積層配置された他の無線タグが送信したビーコン信号を検知するビーコン検知手段と、前記ビーコン検知手段により、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を検知した際に、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定する受信間隔設定手段と、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第1の無線タグの識別情報を取得する識別情報取得手段とを備え、
    前記第2の無線タグは、前記第2の無線タグの識別情報と取得した前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信し、
    前記無線タグリーダは、前記第2の無線タグの識別情報と前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグ位置管理装置に送信し、
    前記無線タグ位置管理装置は、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを、前記施設内における前記ラックの設置位置と関連付けて管理する、
    無線タグ位置管理システム。
  5. 施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダとを備えた無線タグ位置管理システムであって、
    前記第1の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、前記ビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定する送信間隔設定手段とを備え、
    前記第2の無線タグは、無線タグの識別情報を含むビーコン信号を送信する無線送信手段と、積層配置された他の無線タグが送信したビーコン信号を検知するビーコン検知手段と、前記ビーコン検知手段により、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を検知した際に、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定する受信間隔設定手段と、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第1の無線タグの識別情報を取得する識別情報取得手段とを備え、
    前記第2の無線タグは、前記第2の無線タグの識別情報と取得した前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信する、
    無線タグ位置管理システム。
  6. 前記ビーコン検知手段は、電源から供給される電力を必要としないパッシブ無線素子である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線タグ位置管理システム。
  7. 施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダと、前記施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置とを備えた無線タグ位置管理システムにおける無線タグ位置管理方法であって、
    前記第2の無線タグが、無線タグの識別情報を含むビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定すること、
    前記パレットが前記ラックに収容され、前記第1の無線タグが、積層配置された前記第2の無線タグが送信した前記ビーコン信号を検知した際に、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定すること、
    前記第1の無線タグが、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第2の無線タグの識別情報を取得すること、
    前記第1の無線タグが、前記第1の無線タグの識別情報と取得した前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信すること、
    前記無線タグリーダが、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグ位置管理装置に送信すること、
    前記無線タグ位置管理装置は、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを、前記施設内における前記ラックの設置位置と関連付けて管理すること、
    を含む無線タグ位置管理方法。
  8. 施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダとを備えた無線タグ位置管理システムにおける無線タグ位置管理方法であって、
    前記第2の無線タグが、無線タグの識別情報を含むビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定すること、
    前記パレットが前記ラックに収容され、前記第1の無線タグが、積層配置された前記第2の無線タグが送信した前記ビーコン信号を検知した際に、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定すること、
    前記第1の無線タグが、前記第2の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第2の無線タグの識別情報を取得すること、
    前記第1の無線タグが、前記第1の無線タグの識別情報と取得した前記第2の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信すること、
    を含む無線タグ位置管理方法。
  9. 前記第1の無線タグは、前記第2の無線タグの動作モードを判定し、その判定結果に基づいて、前記ビーコン信号の受信間隔を設定する、
    請求項7または8記載の無線タグ位置管理方法。
  10. 施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダと、前記施設内における無線タグの位置を管理する無線タグ位置管理装置とを備えた無線タグ位置管理システムにおける無線タグ位置管理方法であって、
    前記第1の無線タグが、無線タグの識別情報を含むビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定すること、
    前記パレットが前記ラックに収容され、前記第2の無線タグが、積層配置された前記第1の無線タグが送信した前記ビーコン信号を検知した際に、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定すること、
    前記第2の無線タグが、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第1の無線タグの識別情報を取得すること、
    前記第2の無線タグが、前記第2の無線タグの識別情報と取得した前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信すること、
    前記無線タグリーダが、前記第2の無線タグの識別情報と前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグ位置管理装置に送信すること、
    前記無線タグ位置管理装置は、前記第1の無線タグの識別情報と前記第2の無線タグの識別情報とを、前記施設内における前記ラックの設置位置と関連付けて管理すること、
    を含む無線タグ位置管理方法。
  11. 施設内の所定の位置に設置され、パレットを収納するためのラックに対応付けて設置された第1の無線タグと、前記パレットに設置された第2の無線タグと、無線タグが送信するビーコン信号を受信する無線タグリーダとを備えた無線タグ位置管理システムにおける無線タグ位置管理方法であって、
    前記第1の無線タグが、無線タグの識別情報を含むビーコン信号の送信間隔を所定の値に設定すること、
    前記パレットが前記ラックに収容され、前記第2の無線タグが、積層配置された前記第1の無線タグが送信した前記ビーコン信号を検知した際に、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信できるように、ビーコン信号の受信間隔を所定の値に設定すること、
    前記第2の無線タグが、前記第1の無線タグが送信したビーコン信号を受信し、前記第1の無線タグの識別情報を取得すること、
    前記第2の無線タグが、前記第2の無線タグの識別情報と取得した前記第1の無線タグの識別情報とを関連付けて前記無線タグリーダに送信すること、
    を含む無線タグ位置管理方法。
  12. 前記ビーコン信号の検知は、前記第1の無線タグ又は前記第2の無線タグに備えられ、電源から供給される電力を必要としないパッシブ無線素子により行われる請求項7乃至11のいずれか1項に記載の無線タグ位置管理方法。
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