JP2016143270A - 情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理装置用のプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】省電力で物品を簡易に正確に管理できる情報処理装置等を提供する。【解決手段】ユーザと共に移動する第1無線端末装置(30)からの第1信号の電波を受信するエリアセンサ5からの情報に基づき第1無線端末装置が格納場所に接近したと判定された場合、対象物に取り付けられた第2無線端末装置(20)が第2信号の電波を発信するように、第2無線端末装置に指令情報を送信し(S13〜S16)、第2信号の電波を受信する格納場所センサ(42)からの情報に基づき、格納場所(40、41)に対象物が適切に格納されているか否かを判定し(S17〜S21)、判定に基づき、第2無線端末装置がユーザに通知を行うように、第2無線端末装置に指令情報を送信し(S22〜S24)、エリアセンサからの情報に基づき、第1無線端末装置が格納場所から離れたと判定された場合、第2無線端末装置が第2信号の電波の発信を止めるように指令情報を送信する(S26〜S31)。【選択図】図11
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理装置用のプログラムに関する。
工場や配送センター等におけて棚から物品の出し入れを人が行う際の作業がコンピュータにより管理されている。例えば、特許文献1には、ピッキング作業を行う各作業者が所持しているICタグと、保管棚に作業者のピッキング作業内容を表示する表示器と、作業者が保管棚でのピッキング作業の完了を通知するための押釦スイッチと、を備えたピッキングシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、作業者が所持するICタグを読み込ませたり、作業が完了した際に、スイッチを押す手間があった。そのため、取り扱う物品の数や種類が多くなると、煩雑になったりして、物品を取り違えたりする問題があった。また、物品に取り付けられ、物品に対する作業内容を表示した表示器は、省電力にする必要があった。
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、省電力で物品を簡易に正確に管理できる情報処理装置等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ユーザと共に移動する第1無線端末装置からの第1信号の電波を受信するエリアセンサであって、第2無線端末装置が取り付けられた対象物が複数格納される格納場所の付近に設置された当該エリアセンサからの情報を取得する第1情報取得手段と、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段と、前記第2無線端末装置が発信する前記第2信号の電波を受信する格納場所センサであって、前記格納場所に設置された当該格納場所センサからの情報を取得する第2情報取得手段と、前記格納場所センサからの情報に基づき、前記格納場所に、前記対象物が適切に格納されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置が前記ユーザに通知を行うように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知手段と、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所から離れたと判定された場合、前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波の発信を止めるように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第2送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記通知手段が、前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置における光を発する点灯部が点灯するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、前記通知手段が、前記第2無線端末装置が取り付けられた対象物を扱うユーザを特定するユーザ情報を、当該第2無線端末装置の表示部に表示するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、前記ユーザが扱う対象物が分かるように、当該対象物に取り付けられた前記第2無線端末装置における光を発する点灯部が点灯するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する対象通知手段を、更に備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報処理装置において、前記ユーザが、前記対象物を積載する搬送手段により搬送を行う搬送者であって、前記対象通知手段が、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納されている対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記格納場所から前記搬送手段に荷積みされる対象物の前記第2無線端末装置の点灯部と、前記搬送者が搬送している対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納する対象物の前記第2無線端末装置の点灯部とが点灯するように、当該各第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、前記第1送信手段が、前記第2信号の電波の発信間隔より長い発信間隔の第3信号の電波を止めて、前記第2信号の電波を発信するように前記第2無線端末装置に指令情報を送信し、前記第2送信手段が、前記第2信号の電波の発信を止めて、前記第3信号の電波を発信するように前記第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置において、前記ユーザが、前記対象物を積載する搬送手段により搬送を行う搬送者であって、前記第1送信手段が、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納されている対象物の前記第2無線端末装置と、前記搬送者が搬送している対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納すべき前記対象物の前記第2無線端末装置と、が前記第2信号の電波を発信するように、当該各第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、第1情報取得手段が、ユーザと共に移動する第1無線端末装置からの第1信号の電波を受信するエリアセンサであって、第2無線端末装置が取り付けられた対象物が複数格納される格納場所の付近に設置された当該エリアセンサからの情報を取得する第1情報取得ステップと、第1送信手段が、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信ステップと、第2情報取得手段が、前記第2無線端末装置が発信する前記第2信号の電波を受信する格納場所センサであって、前記格納場所に設置された当該格納場所センサからの情報を取得する第2情報取得ステップと、判定手段が、前記格納場所センサからの情報に基づき、前記格納場所に、前記対象物が適切に格納されているか否かを判定する判定ステップと、通知手段が、前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置が前記ユーザに通知を行うように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知ステップと、第2送信手段が、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所から離れたと判定された場合、前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波の発信を止めるように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第2送信ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、コンピュータを、ユーザと共に移動する第1無線端末装置からの第1信号の電波を受信するエリアセンサであって、第2無線端末装置が取り付けられた対象物が複数格納される格納場所の付近に設置された当該エリアセンサからの情報を取得する第1情報取得手段、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段、前記第2無線端末装置が発信する前記第2信号の電波を受信する格納場所センサであって、前記格納場所に設置された当該格納場所センサからの情報を取得する第2情報取得手段、前記格納場所センサからの情報に基づき、前記格納場所に、前記対象物が適切に格納されているか否かを判定する判定手段、前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置が前記ユーザに通知を行うように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知手段、および、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所から離れたと判定された場合、前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波の発信を止めるように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第2送信手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザと共に移動する第1無線端末装置からの第1信号の電波を受信するエリアセンサからの情報に基づき、対象物の位置を管理するための第2信号が、対象物に取り付けられた第2無線端末装置から必要なときのみ発信され、この第2信号を、対象物を格納する格納場所の格納場所センサにより受信し、対象物が適切に格納されているか否かを判定し、第2無線端末装置がユーザに通知するので、第2無線端末装置に対する操作をせずに、省電力で対象物である物品を簡易に正確に管理できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報処理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.情報処理システムの構成および機能の概要]
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成および概要機能について、図1および図2を用いて説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成および概要機能について、図1および図2を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの概要構成例を示す模式図である。図2は、施設内おける棚および装置の配置の一例を示す模式図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、所定の範囲の複数の場所に配置された無線機3に接続した情報処理装置10と、無線機3と通信可能で、物品7(対象物の一例)に取り付けられた物品取付端末装置20(第2無線端末装置の一例)と、物品7をカート8で搬送する搬送者50、および、棚40の各格納部41に格納されている物品7を処理装置45に設置する作業者51が使用するユーザ用端末装置30(第1無線端末装置の一例)と、を備える。
情報処理装置10は、ユーザ用端末装置30を検出するために、物品7が格納される棚40(対象物が複数格納される格納場所の一例)の付近に設置されたエリアセンサ5と、物品7が格納される棚40の各格納部41(対象物が複数格納される格納場所の一例)に設置された各棚センサ42(格納場所センサの一例)と、各処理装置45に設置された物品7を検出する装置センサ(図示せず)と、に接続される。
情報処理装置10と、各無線機3、各エリアセンサ5と、各棚センサ42、各装置センサとは、LAN(Local Area Network)のようなハブ4を通して接続されている。
各無線機3と、各物品取付端末装置20とは、近距離無線通信により交信を行う。例えば、各無線機3と、各物品取付端末装置20および各ユーザ用端末装置30とは、2.4GHz帯域の近距離無線通信により、10m〜100mの範囲の交信を行う。なお、無線機3と物品取付端末装置20とが交信する電波の周波数と、無線機3とユーザ用端末装置30とが交信する電波の周波数とは異なってもよい。
無線機3は、基地局(アクセスポイント)であり、送信機能と受信機能とを有する。無線機3は、例えば、工場等の施設(所定の範囲の一例)の天井や壁に設置される。物品取付端末装置20が施設内のどこにあっても通信できるように配置されている。各無線機3には、アクセスポイントID(施設内情報の一例)が割り当てられている。
エリアセンサ5は、ユーザと共に移動するユーザ用端末装置30からの電波(第1信号の電波の一例)を受信するアンテナと、電波強度を測定する素子と、エリアセンサ5に割り振られたエリアセンサIDを記憶するメモリと、を有する。エリアセンサ5は、格納場所の付近の一例として、棚40の上部の天井や、棚40の付近の壁に設置される。各エリアセンサ5は、情報処理装置10と有線または無線により接続されている。また、エリアセンサ5のエリアセンサIDは、エリアセンサ5の設置場所と関連付けられて、記憶部12のデータベースに記憶されている。
エリアセンサ5は、ユーザ用端末装置30からの電波の電波強度や、ユーザ用端末装置30のユーザ用端末ID等を、情報処理装置10に送信する。エリアセンサ5は、ユーザ用端末装置30が発信するビーコンを受信する。なお、このビーコンの周波数は、無線機3とユーザ用端末装置30とが交信する電波の周波数でもよいし、ユーザ用端末装置30との専用の周波数の電波を受信してもよい。また、エリアセンサ5は、ビーコンの代わりに、無線機3とユーザ用端末装置30とが交信する電波を受信してもよい。
棚センサ42は、物品取付端末装置20からの電波を受信するアンテナと、電波強度を測定する素子と、棚センサ42に割り振られた棚センサIDを記憶するメモリと、を有する。棚センサ42は、棚40の各格納部41の上部や側面等に設置される。各棚センサ42は、情報処理装置10と有線または無線により接続されている。また、棚センサ42の棚センサIDは、棚センサ42の設置場所、すなわち、棚IDおよび格納部IDと関連付けられて、記憶部12のデータベースに記憶されている。
棚センサ42は、物品取付端末装置20からの電波の電波強度や、物品取付端末装置20の物品用端末ID等を、情報処理装置10に送信する。棚センサ42は、物品取付端末装置20が発信するビーコンを受信する。なお、このビーコンの周波数は、無線機3と物品取付端末装置20とが交信する電波の周波数でもよいし、物品取付端末装置20との専用の周波数の電波を受信してもよい。また、棚センサ42は、ビーコンの代わりに、無線機3と物品取付端末装置20とが交信する電波を受信してもよい。
カート8は、搬送者50により、物品取付端末装置20が取り付けられた複数個の物品7を搬送する。
情報処理装置10は、物品取付端末装置20の位置を推定したり、物品取付端末装置20に表示するデータを送信したりする。
物品取付端末装置20は、物品7に取り付けられたり、物品7をまとめて格納するコンテナ(対象物の一例)に取り付けられたりする。
ユーザ用端末装置30(ユーザと共に移動する第1無線端末装置の一例)は、カート8(対象物を積載する搬送手段の一例)において搬送者50が見える位置に、搬送者50に対応付けられたユーザ用端末装置30が設置されている。なお、搬送者50がユーザ用端末装置30を携帯してもよい。また、ユーザ用端末装置30は、作業者51が携帯している。
図2示すように、処理装置45は、作業単位に応じて壁55の周りに設置されている。例えば、処理装置45の装置d1〜d6、および、装置e1〜e6は、作業単位に応じてそれぞれ島を形成している。物品7に対して、処理装置45の装置d1〜d6のいずれか1つの処理装置45による処理の後、処理装置45の装置e1〜e6のいずれか1つの処理装置45により処理が行われる。
図2に示すように、棚40は、処理装置45の付近に設置されている。エリアA1に、処理装置45の装置d1〜d3と近辺の棚40が属し、エリアA2に、処理装置45の装置d4〜d6と近辺の棚40が属し、エリアA3に、処理装置45の装置e1〜e3と近辺の棚40が属し、エリアA4に、処理装置45の装置e4〜e6と近辺の棚40が属している。
搬送者50は、カート8から特定の物品7を荷降しして、棚40の特定の格納部41に物品7を格納する。搬送者50は、棚40の特定の格納部41から物品7を取り出し、カート8に荷積みする。
作業者51は、作業者51に対応付けられたユーザ用端末装置30を携帯している。棚40の特定の格納部41から物品7を取り出し、処理装置45に設置する。作業者51は、処理が終わった物品7を処理装置45から取り出し、棚40の特定の格納部41に物品7を格納する。
図2に示すように、処理装置45の装置d1〜d6により処理される物品7は、搬送者50によりカート8を使って搬送され、処理装置45の装置d1〜d6付近の棚40のいずれかの格納部41に格納される。棚40に格納された物品7が、作業者51により取り出され、処理装置45の装置d1〜d6のいずれか1つに設置する。処理が終わった物品7は、作業者51により、処理装置45の装置d1〜d6付近の棚40のいずれかの格納部41に戻される。
処理装置45の装置d1〜d6のいずれか1つにより処理された物品は、搬送者50によりカート8を使って搬送され、処理装置45の装置e1〜e6付近の棚40のいずれかの格納部41に格納される。棚40に格納された物品7が、作業者51により取り出され、処理装置45の装置e1〜e6のいずれか1つに設置する。処理が終わった物品7は、作業者51により、処理装置45の装置e1〜e6付近の棚40のいずれかの格納部41に戻される。
処理装置45の装置e1〜e6のいずれか1つにより処理された物品は、搬送者50によりカート8を使って、次の搬送先に搬送される。
[2.情報処理装置および各端末装置の構成および機能]
(2.1 情報処理装置10の構成および機能)
次に、情報処理装置10の構成および機能について、図3から図5を用いて説明する。
(2.1 情報処理装置10の構成および機能)
次に、情報処理装置10の構成および機能について、図3から図5を用いて説明する。
図3は、情報処理装置10の概要構成例を示すブロック図である。図4は、情報処理装置10のユーザ情報のデータベースの一例を示す模式図である。図5は、情報処理装置10の物品情報のデータベースの一例を示す模式図である。
図3に示すように、情報処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、入出力インターフェース部15と、システム制御部16と、を備えている。そして、システム制御部16と入出力インターフェース部15とは、システムバス17を介して接続されている。
通信部11は、ハブ4に接続して、無線機3を介して、物品取付端末装置20とユーザ用端末装置30との通信状態を制御するようになっている。また、通信部11は、ハブ4を介して、エリアセンサ5と、棚センサ42とからの情報を取得する。
記憶部12(記憶手段の一例)は、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等により構成されており、オペレーティングシステムおよびサーバプログラム等の各種プログラム等を記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
また、記憶部12には、ユーザ情報データベース12a(以下「ユーザ情報DB12a」とする。)、物品情報データベース12d(以下「物品情報DB12d」とする。)、表示情報データベース12c(以下「表示情報DB12c」とする。)、地図情報データベース12d(以下「地図情報DB12d」とする。)等が構築されている。
ユーザ情報DB12aには、図4に示すように、ユーザ用端末装置30のユーザ用端末IDに関連付けて、ユーザ用端末装置30を使用するユーザのユーザID、物品7の搬送者50タイプのユーザであるか否かのフラグ、作業者51タイプのユーザであるか否かのフラグ等が記憶されている。
また、ユーザ情報DB12aには、ユーザ用端末IDと、作業手順とが関連付けられて記憶されている。例えば、ユーザ情報DB12aには、作業手順として、次に向かう棚40の棚IDや、棚40を管轄するエリアセンサ5のエリアセンサID等が記憶されている。
物品情報DB12bには、図5に示すように、各物品取付端末装置20の物品用端末IDに関連付けられて、物品取付端末装置20が取り付けられている物品7の物品ID、物品7が格納される又は格納された棚40の棚ID、物品7が格納される又は格納された棚40の格納部41の格納部ID、物品7を搬送しているカート8のカートID、棚40にある物品7が設置される処理装置45の装置ID等が記憶される。
カート8により搬送されている物品7の場合、カートIDの欄には、この物品7が搬送しているカート8のIDが、棚IDおよび格納部IDの欄には、搬送される棚40および格納部41のIDが記憶される。
棚40の格納部41に格納されている物品7を処理装置45により処理する場合、棚IDおよび格納部IDの欄には、物品7を格納している棚40および格納部41のIDが、装置IDの欄には、処理を行う処理装置45のIDが記憶されている。
処理装置45の処理が終わり、カート8により物品7が搬送される場合、カートIDの欄には、この物品7を搬送するカート8のIDと、棚IDおよび格納部IDの欄には、物品7を格納している棚40および格納部41のIDが記憶される。
また、各物品取付端末装置20の位置履歴として、各物品取付端末装置20の位置情報および時刻が、各物品取付端末装置20の物品用端末IDに関連付けられて記憶される。
また、物品情報DB12bには、物品7に対する処理手順または作業手順が、物品IDに関連付けられて記憶されている。
表示情報DB12cには、各物品取付端末装置20に表示させる表示情報が記憶されている。例えば、作業指示情報を示す表示情報として、物品の品名、顧客名、仕様、コード、ロット番号、物品に関する画像等が挙げられる。表示情報DB12cには、物品用端末IDに関連付けられて、各物品取付端末装置20の表示情報が記憶されている。さらに、作業指示情報として、製造工程に関する指示、製造に関する情報、運搬先等が挙げられる。表示情報DB12cには、物品用端末IDに関連付けられて、各物品取付端末装置20の表示情報が記憶されている。作業指示情報は、製品毎、工程毎等により管理されている。
表示情報DB12cには、各ユーザ用端末装置30に表示させる表示情報が記憶されている。例えば、搬送者50が、エリアA1〜A4のうち、どのエリアに向かえばよいのかの指示や、どの物品7を、どの棚40のどの格納部41に荷降しするのかの指示や、どのエリアのどの棚40のどの格納部41からどの物品7を荷積みするのかの指示等の情報が、ユーザIDに関連付けられて記憶されている。また、作業者51が、どの棚40のどの格納部41からどの物品7を、どの処理装置45に設置するかの情報が、ユーザIDに関連付けられて記憶されている。
地図情報DB12dには、フロアマップデータ(施設内情報の一例)として、施設内における棚40の配置情報、処理装置45の配置情報が、棚IDや処理装置IDに関連付けられて記憶されている。また、地図情報DB12dには、エリアセンサ5のエリアセンサIDと、エリアセンサ5が設置されている位置情報とが関連付けられて記憶されている。地図情報DB12dには、エリアセンサ5のエリアセンサIDと、エリアセンサ5が管轄する棚40の棚IDや処理装置45の処理装置IDに関連付けられて記憶されている。
表示部13は、例えば、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等によって構成されている。
操作部14は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。
入出力インターフェース部15は、通信部11等とシステム制御部16との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部16は、CPU(Central Processing Unit)16a、ROM(Read Only Memory)16b、RAM(Random Access Memory)16c等により構成されている。
(2.2 物品取付端末装置20の構成および機能)
次に、物品取付端末装置20の構成および機能について、図6および図7を用いて説明する。
図6は、物品取付端末装置20の概要構成の一例を示すブロック図である。図7は、物品取付端末装置20の一例を示す模式図である。
次に、物品取付端末装置20の構成および機能について、図6および図7を用いて説明する。
図6は、物品取付端末装置20の概要構成の一例を示すブロック図である。図7は、物品取付端末装置20の一例を示す模式図である。
図6に示すように、コンピュータとして機能する物品取付端末装置20は、通信部21と、記憶部22と、表示部23と、LED部24と、電源部25と、振動部26と、操作部27と、スピーカ部28と、制御部29とを備えている。
通信部21は、無線通信機能を有し、無線機3を通して、情報処理装置10等と通信を制御する。
記憶部22は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等からなり、オペレーティングシステム等のプログラム等を記憶する。また、記憶部22には、物品取付端末装置20自体を示す物品用端末IDが記憶されている。
表示部23(表示手段の一例)は、例えば、電子ペーパ用の素子等によって構成されている。第1表示部23は、マイクロカプセル方式、電子粉流体方式、液晶方式、電気泳動方式等の電子ペーパである。なお、第1表示部23は、EL素子等によって構成されてもよい。
図7に示すように、表示部23には、物品の品名、顧客名、仕様、コード、ロット番号、日付、物品に関する画像等が表示される。
LED部24(第2無線端末装置における光を発する点灯部の一例)は、LED素子を有する。LED部24は、LED素子が点灯することにより通知を行う。カート8から荷降しする物品7、格納部41から処理装置45に設置する物品7、格納部41からカート8に荷積みされる物品7、間違ってカート8からピッキングされた物品7、間違った格納部41に格納された物品7、格納部41から間違ってピッキングされた物品7のような対象の物品7に取り付けられた物品取付端末装置20のLED部24が点灯する。なお、LED部24は、複数の色を発するLED素子を有してもよい。発する色または点滅の仕方等により、ピッキングされる物品7か、格納またはピッキングが間違った物品7かによって区別できるようにしてもよい。
電源部25は、小型電池等の電源を有する。電源部25は、物品取付端末装置20の状態に応じて、なるべく電力を消費しないように電力を供給する。
振動部26は、振動素子を有する。振動部26の振動により、ピッキングされる物品7か、格納またはピッキングが間違った物品7か等をユーザに通知する。
操作部27は、図7に示すように、例えば、操作ボタン等よって構成されている。操作ボタンにより、電源のオン・オフや、次のページ表示、最新の情報の表示等が操作される。
制御部29は、例えば、CPUを有する。制御部29は、CPUが、記憶部22に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。
物品取付端末装置20は、ビーコン(同期信号)(第2信号の電波の一例)を通信部21から発信する。このビーコンは、物品取付端末装置20自体の物品用端末IDを含んでいる。物品取付端末装置20が発信するビーコンの間隔は、情報処理装置10からの指令により変化する。物品取付端末装置20の電池をできるだけ持続させるため、ビーコンの間隔を数時間に1回の間隔、または、スリープ状態でビーコンを発信しない状態にしておく。棚センサ42により格納部41における物品7の存否を把握したい場合に、ビーコンの間隔を、例えば、数秒に1回のように間隔を短くする。
また、図7に示すように、物品取付端末装置20には、読取機により読み取られるコード20aがある。コード20aは、物品取付端末装置20の物品用端末IDに対応する。なお、物品取付端末装置20は、コード20aの代わりに、ICタグを内蔵してもよい。
(2.3 ユーザ用端末装置30の構成および機能)
次に、ユーザ用端末装置30の構成および機能について、図8を用いて説明する。
図8は、ユーザ用端末装置30の概要構成の一例を示すブロック図である。
次に、ユーザ用端末装置30の構成および機能について、図8を用いて説明する。
図8は、ユーザ用端末装置30の概要構成の一例を示すブロック図である。
図8に示すように、コンピュータとして機能するユーザ用端末装置30は、物品取付端末装置20とほぼ同じ構成で、通信部31と、記憶部32と、表示部33と、LED部34と、電源部35と、振動部36と、操作部37と、スピーカ部38と、制御部39とを備えている。なお、ユーザ用端末装置30は、通常販売されているタブレット端末でもよい。
なお、表示部33は、物品取付端末装置20の表示部23より、見やすいように大型でもよいし、携帯しやすいように小型でもよい。表示部33は、タッチパネルであってもよく、操作部37の機能を備えてもよい。
ユーザ用端末装置30は、数秒に1回の間隔でビーコン(第1信号の電波の一例)を通信部31から発信する。このビーコンは、ユーザ用端末装置30自体のユーザ用端末IDを含んでいる。なお、ユーザ用端末装置30のビーコンの間隔は、エリアセンサ5が、ユーザ用端末装置30の移動を捉える間隔でよい。
[3.情報処理システム1の動作]
次に、本発明の1実施形態に係る情報処理システム1の動作について図9から図15を用いて説明する。図9から図15は、情報処理システム1の初期化の動作例を示すシーケンス図である。
次に、本発明の1実施形態に係る情報処理システム1の動作について図9から図15を用いて説明する。図9から図15は、情報処理システム1の初期化の動作例を示すシーケンス図である。
(3.1 情報理システム1の初期化の動作)
情報理システム1の初期化の動作について、図9を用いて説明する。
情報理システム1の初期化の動作について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、情報処理システム1は、物品取付端末装置20がビーコンを発信するように指令する(ステップS1)。具体的には、情報処理装置10が、対象の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含む指令信号(指令情報の一例)を無線機3から発信する。なお、初期化なので、情報処理装置10が、全ての物品取付端末装置20に対して、物品取付端末装置20がビーコンを発信するように指令することが好ましい。
次に、情報処理システム1は、ビーコンを発信する(ステップS2)。具体的には、自体の物品用端末IDを含む指令信号を受信した物品取付端末装置20が、物品取付端末装置20の物品用端末IDを含むビーコンを通信部21から発信する。
次に、情報処理システム1は、受信したビーコンの強度を測定する(ステップS3)。具体的には、棚センサ42が、物品取付端末装置20からのビーコンを受信し、電波強度を測定する。さらに、棚センサ42が、ビーコンから物品用端末IDの情報を読み出す。
次に、情報処理システム1は、電波強度等の情報を送信する(ステップS4)。具体的には、棚センサ42が、受信した電波強度と物品用端末IDと棚センサ42自体の棚センサIDとを含む情報を、情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10は、各棚センサ42の情報に基づき、各棚40の各格納部41における物品7の有無およびどの物品7があるかの判定をする。例えば、棚センサ42における電波強度が所定値以上で、最も電波強度が高かった物品用端末IDに関連付けて、棚センサ42の棚センサIDに対応する棚IDおよび格納部IDを記憶部12の物品情報DB12bに記憶する。
(3.2 物品の荷積み指令・検知の動作)
次に、物品の荷積み指令・検知の動作について、図10から図12を用いて説明する。
次に、物品の荷積み指令・検知の動作について、図10から図12を用いて説明する。
図10から図12は、物品の荷積みにおける情報処理システム1の動作例を示すシーケンス図である。
カート8から棚40に物品7を荷降しする場合と、棚40からカート8に物品7を荷積みする作業は同時に行われるが、便宜的に、物品の荷積みする場合と、次節で説明する荷降しする場合とを分けて説明する。
作業手順や処理手順に従い、処理装置45により処理が終わった物品7を、棚40の格納部41から、所定の搬送者50のカート8に積まれ、次の棚40の所定の格納部41に搬送することを想定する。所定の搬送者50は、カート8に設置されたユーザ用端末装置30に表示された指示に従い、物品7が格納された所定の棚40のエリアにカート8を押しながら向かう。表示部33には、例えば、”行き先エリア:エリアA1”、”対象者:○○”、作業指示の内容が表示される。
図10に示すように、情報処理システム1は、ビーコンを発信する(ステップS10)。具体的には、カート8に備え付けられたユーザ用端末装置30が、数秒間隔で、ビーコンを通信部31から発信している。
次に、情報処理システム1は、受信したビーコンの電波強度を測定する(ステップS11)。具体的には、エリアセンサ5が、ユーザ用端末装置30からのビーコンを受信し、電波強度を測定する。さらに、エリアセンサが、ビーコンからユーザ用端末IDの情報を読み出す。
次に、情報処理システム1は、電波強度等の情報を送信する(ステップS12)。具体的には、エリアセンサ5が、受信した電波強度とユーザ用端末IDとエリアセンサ5自体のエリアセンサIDとを含む情報を、情報処理装置10に送信する。情報処理装置10がエリアセンサ5から、電波強度とユーザ用端末IDとエリアセンサIDとを含む情報を受信する。
このように、情報処理装置10が、第2無線端末装置が取り付けられた対象物が複数格納される格納場所の付近に設置された当該エリアセンサからの情報を取得する第1情報取得手段の一例として機能する。
次に、カート8に設置されたユーザ用端末装置30が、指示されたエリアに接近すると、情報処理システム1は、電波強度が一定以上の場合、特定エリアに接近したと判定する(ステップS13)。具体的には、情報処理装置10が、エリアセンサ5からの情報に基づき、電波強度が一定以上の場合、ユーザ用端末IDに対応するユーザ用端末装置30が、エリアセンサIDに対応するエリアセンサ5が設置されたエリアに接近したと判定する。情報処理装置10が、ユーザ情報DB12aを参照して、このエリアに接近したユーザ用端末IDに対応するユーザ用端末装置30に対する指示したエリアが一致するか照合を行う。
次に、情報処理システム1は、荷積み対象の物品取付端末装置20にビーコンONの指令を送信する(ステップS14)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、各荷積み対象の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含んだ、ビーコンをONにする指令信号(第2信号の電波の一例)を無線機3から発信する。ここで、ビーコンをONにする指令信号(指令情報の一例)とは、例えば、数時間に1回の発信間隔のビーコン(第2信号の電波の発信間隔より長い発信間隔の第3信号の電波の一例)から、数秒に1回のように発信間隔を短くしたビーコン(第2信号の電波の一例)にしたり、ビーコン(第2信号の電波)を発信しないスリープ状態から、数秒に1回のように間隔で発信する状態(第2信号の電波の一例の状態)にしたりする指令信号である。
このように、情報処理装置10は、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段の一例として機能する。また、情報処理装置10は、前記第2信号の電波の発信間隔より長い発信間隔の第3信号の電波を止めて、前記第2信号の電波を発信するように前記第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段の一例として機能する。
なお、情報処理装置10が、ビーコンONの指令と共に、物品取付端末装置20が取り付けられた物品7を扱うユーザを特定するユーザ情報を、物品取付端末装置20の表示部23に表示するように、荷積み対象の物品取付端末装置20に指令信号を送信してもよい。このように、情報処理装置10は、前記第2無線端末装置が取り付けられた対象物を扱うユーザを特定するユーザ情報を、当該第2無線端末装置の表示部に表示するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知手段の一例として機能する。
次に、情報処理システム1は、荷積み対象外の物品取付端末装置20にビーコンONの指令を送信する(ステップS15)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、各荷積み対象外の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含んだ、ビーコンをONにする指令信号(第2信号の電波の一例)を無線機3から発信する。
このように、情報処理装置10が、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段の一例として機能する。また、情報処理装置10が、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納されている対象物の前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波を発信するように、当該各第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段の一例として機能する。
次に、情報処理システム1は、LEDの点灯等の指令信号を送信する(ステップS16)。具体的には、情報処理装置10が、荷積み対象の物品取付端末装置20にLEDの点灯等の指令信号を無線機3から発信する。
この指令信号を受信した物品取付端末装置20は、搬送者50が判別しやすいように、LED部24を所定の色(例えば、緑色や青色)で点灯させる。なお、振動部26を振動させたり、スピーカ部28から音で通知したり、表示部23の表示を白黒で点滅させてもよい。これらの通知を組み合わせたり、単独でもよい。
このように、情報処理装置10が、前記ユーザが扱う対象物が分かるように、当該対象物に取り付けられた前記第2無線端末装置における光を発する点灯部が点灯するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する対象通知手段の一例として機能する。また、情報処理装置10が、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納されている対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記格納場所から前記搬送手段に荷積みされる対象物の前記第2無線端末装置の点灯部と、前記搬送者が搬送している対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納する対象物の前記第2無線端末装置の点灯部とが点灯するように、当該各第2無線端末装置に指令情報を送信する対象通知手段の一例として機能する。
次に、図11に示すように、情報処理システム1は、ビーコンを発信する(ステップS17)。具体的には、ステップS14で指令信号を受信した物品取付端末装置20が、例えば、数秒間隔でビーコン(第2信号の電波の一例)を発信する。
次に、情報処理システム1は、ビーコンを発信する(ステップS18)。具体的には、ステップS15で指令信号を受信した物品取付端末装置20が、例えば、数秒間隔でビーコン(第2信号の電波の一例)を発信する。なお、荷積み対象外の物品取付端末装置20もビーコンを発信させることは、間違って棚40からカート8へ荷積みされることを防止するためである。
次に、情報処理システム1は、受信したビーコンの強度を測定する(ステップS19)。具体的には、棚センサ42が、物品取付端末装置20からのビーコンを受信し、電波強度を測定する。さらに、棚センサ42が、ビーコンから物品用端末IDの情報を読み出す。
次に、情報処理システム1は、電波強度等を送信する(ステップS20)。具体的には、各棚センサ42が、受信した電波強度と物品用端末IDと棚センサ42自体の棚センサIDとを含む情報を、情報処理装置10に送信する。情報処理装置10が、棚センサ42から、電波強度と物品用端末IDと棚センサIDとを含む情報を受信する。
このように、情報処理装置10が、前記第2無線端末装置が発信する前記第2信号の電波を受信する格納場所センサであって、前記格納場所に設置された当該格納場所センサからの情報を取得する第2情報取得手段の一例として機能する。
次に、情報処理システム1は、強度が一定以下の場合、荷積みされたと判定する(ステップS21)。具体的には、情報処理装置10が、棚センサ42からの情報に基づき、電波強度が一定以下になった場合、物品用端末IDに対応する物品7が、カート8に荷積みされるため、棚センサIDに対応する格納部41から外されたと判定する。
次に、情報処理システム1は、対象の物品7が荷積みされた場合、LED消灯指令等を送信する(ステップS22)。具体的には、情報処理装置10が、適切に物品7が荷積みされ、適切な物品7が格納部41に残っているか否かを判定するために、物品情報DB12bを参照して、荷積みされたと判定された物品7の物品用端末IDを照合し、荷積み対象の物品7であった場合、荷積み対象の物品取付端末装置20にLED消灯指令信号等を送信する。
このように、情報処理装置10は、前記格納場所センサからの情報に基づき、前記格納場所に、前記対象物が適切に格納されているか否かを判定する判定手段の一例として機能する。
LED消灯指令を受信した物品取付端末装置20は、LED部24の点灯を止める。振動部26を振動させたり、スピーカ部28から音で通知したり、表示部23の表示を白黒で点滅さている場合も、これらの通知も止める。
または、情報処理システム1は、対象外のものが荷積みされた場合、アラート色のLED点指令等を送信する(ステップS23)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、荷積みされたと判定された物品7の物品用端末IDを照合し、荷積み対象外の物品7であった場合、荷積み対象外の物品取付端末装置20にアラート色のLED点指令信号等を送信する。
LED消灯指令を受信した物品取付端末装置20は、LED部24をアラート色(例えば、赤色)のLEDを点灯する。なお、アラートとして、振動部26を振動させたり、スピーカ部28から音で通知したり、表示部23の表示を白黒で点滅させて通知してもよい。これらの通知を組み合わせたり、単独でもよい。
次に、情報処理システム1は、アラート表示の指令を送信する(ステップS24)。具体的には、情報処理装置10が、荷積み対象外の物品取付端末装置20を載せたカート8のユーザ用端末装置30に、アラート表示の指令を送信する。
これらのように、情報処理装置10は、前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置が前記ユーザに通知を行うように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知手段の一例として機能する。情報処理装置10は、前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置における光を発する点灯部が点灯するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知手段の一例として機能する。
荷積み対象外の物品取付端末装置20を載せたカート8のユーザ用端末装置30は、LED部34をアラート色で点灯させる。なお、振動部36を振動させたり、スピーカ部38から音で通知したり、表示部33の表示を白黒で点滅させてもよい。これらの通知を組み合わせたり、単独でもよい。
情報処理システム1は、ループR1(S17〜S24)の処理を、荷積み対象の物品7が全て積まれ、かつ、荷積み対象外の物品が1つも積まれていないというループ終了条件を満たすまで繰り返す。
次に、ループ終了条件を満たした場合、情報処理システム1は、図12に示すように、次の行き先表示の指令を送信する(ステップS25)。具体的には、情報処理装置10が、荷積みが完了したカート8のユーザ用端末装置30に、次の行き先表示の指令信号を送信する。ユーザ用端末装置30は、表示部33に、例えば、”行き先エリア:エリアA3”、”対象者:○○”、作業指示の内容が表示される。
次に、情報処理システム1は、ビーコンを発信する(ステップS26)。具体的には、ユーザ用端末装置30が、数秒間隔で、ビーコンを通信部31から発信している。このように、ユーザ用端末装置30が、絶えず、ユーザ用端末装置30は、ビーコンを発信していてもよいし、ステップS13で特定エリアに接近した後に、ビーコンの間隔を数分間隔と長くして、ステップS26で再び、数秒間隔に戻してもよい。
表示部33の指示を見た搬送者50は、次のエリアにカート8を移動させる。
次に、情報処理システム1は、受信したビーコンの電波強度を測定する(ステップS27)。具体的には、エリアセンサ5が、ユーザ用端末装置30からのビーコンを受信し、電波強度を測定する。さらに、エリアセンサが、ビーコンからユーザ用端末IDの情報を読み出す。
次に、情報処理システム1は、電波強度等の情報を送信する(ステップS28)。具体的には、エリアセンサ5が、受信した電波強度とユーザ用端末IDとエリアセンサ5自体のエリアセンサIDとを含む情報を、情報処理装置10に送信する。情報処理装置10がエリアセンサ5から、電波強度とユーザ用端末IDとエリアセンサIDとを含む情報を受信する。
このように、情報処理装置10が、第2無線端末装置が取り付けられた対象物が複数格納される格納場所の付近に設置された当該エリアセンサからの情報を取得する第1情報取得手段の一例として機能する。
次に、情報処理システム1は、強度が一定以下の場合、特定エリアから離れたと判定する(ステップS29)。具体的には、情報処理装置10が、エリアセンサ5からの情報に基づき、電波強度が一定以下の場合、ユーザ用端末IDに対応するユーザ用端末装置30が、エリアセンサIDに対応するエリアセンサ5が設置されたエリアから離れたと判定する。情報処理装置10が、ユーザ情報DB12aを参照して、このエリアから離れたユーザ用端末IDに対応するユーザ用端末装置30に対する指示したエリアが一致するか照合を行う。
次に、情報処理システム1は、荷積み対象の物品取付端末装置20にビーコンOFFの指令を送信する(ステップS30)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、各荷積み対象の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含んだ、ビーコンをOFFにする指令信号を無線機3から発信する。ここで、ビーコンをOFFにする指令信号とは、例えば、数秒に1回の発信間隔のビーコン(第2信号の電波の一例)から、数時間に1回のように発信間隔が長いビーコン(第2信号の電波の発信間隔より長い発信間隔の第3信号の電波の一例)にしたり、数秒に1回のように間隔で発信する状態(第2信号の電波の一例の状態)から、ビーコン(第2信号の電波)を発信しないスリープ状態にしたりする指令信号である。
次に、情報処理システム1は、荷積み対象外の物品取付端末装置20にビーコンOFFの指令を送信する(ステップS31)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、各荷積み対象外の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含んだ、ビーコン(第2信号の電波の一例)をOFFにする指令信号を無線機3から発信する。
ビーコンOFFの指令信号を受信した荷積み対象の物品取付端末装置20および荷積み対象外の物品取付端末装置20は、ビーコンをOFFにして、LEDの点灯等の通知を止める。
これらのように、情報処理装置10は、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所から離れたと判定された場合、前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波の発信を止めるように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第2送信手段の一例として機能する。情報処理装置10は、前記第2信号の電波の発信を止めて、前記第3信号の電波を発信するように前記第2無線端末装置に指令情報を送信する第2送信手段の一例として機能する。
(3.3 物品の荷降し指令・検知の動作)
次に、物品の荷降し指令・検知の動作について、図13から図15を用いて説明する。基本的に、物品の荷積み指令・検知の動作とほぼ同じであるが、主に異なる点について、説明する。
次に、物品の荷降し指令・検知の動作について、図13から図15を用いて説明する。基本的に、物品の荷積み指令・検知の動作とほぼ同じであるが、主に異なる点について、説明する。
図13から図15は、物品の荷降しにおける情報処理システム1の動作例を示すシーケンス図である。
作業手順や処理手順に従い、エリアの棚40の格納部41から、次のエリアの棚40の格納部41に物品7を搬送するため、カート8により物品が搬送されているとする。所定の搬送者50は、カート8に設置されたユーザ用端末装置30に表示された指示に従い、物品7が積まれたカート8を押しながら、所定の棚40のエリアに向かう。表示部33には、例えば、”行き先エリア:エリアA1”、”対象者:○○”、作業指示の内容が表示される。
図13に示すように、情報処理システム1は、ビーコンを発信する(ステップS40)。具体的には、カート8に備え付けられたユーザ用端末装置30が、数秒間隔で、ビーコンを通信部31から発信している。
次に、情報処理システム1は、ステップS12のように、受信したビーコンの電波強度を測定する(ステップS41)。
次に、情報処理システム1は、ステップS13のように、電波強度等の情報を送信する(ステップS42)。
次に、カート8に設置されたユーザ用端末装置30が、指示されたエリアに接近すると、情報処理システム1は、ステップS13のように、電波強度が一定以上の場合、特定エリアに接近したと判定する(ステップS43)。
次に、情報処理システム1は、荷降し対象の物品取付端末装置20にビーコンONの指令を送信する(ステップS44)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、各荷降し対象の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含んだ、ビーコンをONにする指令信号(第2信号の電波の一例)を無線機3から発信する。ここで、荷降し対象の物品7は、搬送者50が接近した格納場所に格納すべき対象物の一例である。
次に、情報処理システム1は、荷降し対象外の物品取付端末装置20にビーコンONの指令を送信する(ステップS45)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、各荷降し対象外の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含んだ、ビーコンをONにする指令信号(第2信号の電波の一例)を無線機3から発信する。
このように、情報処理装置10が、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段の一例として機能する。また、情報処理装置10が、前記搬送者が搬送している対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納すべき前記対象物の前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波を発信するように、当該各第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段として機能する。
次に、情報処理システム1は、LEDの点灯等の指令信号を送信する(ステップS46)。具体的には、情報処理装置10が、荷降し対象の物品取付端末装置20にLEDの点灯等の指令信号を無線機3から発信する。
このように、情報処理装置10が、前記ユーザが扱う対象物が分かるように、当該対象物に取り付けられた前記第2無線端末装置における光を発する点灯部が点灯するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する対象通知手段の一例として機能する。また、情報処理装置10が、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納されている対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記格納場所から前記搬送手段に荷積みされる対象物の前記第2無線端末装置の点灯部と、前記搬送者が搬送している対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納する対象物の前記第2無線端末装置の点灯部とが点灯するように、当該各第2無線端末装置に指令情報を送信する対象通知手段の一例として機能する。
次に、図14に示すように、情報処理システム1は、ビーコンを発信する(ステップS47)。具体的には、ステップS44で指令信号を受信した物品取付端末装置20が、例えば、数秒間隔でビーコンを発信する。
次に、情報処理システム1は、ビーコンを発信する(ステップS48)。具体的には、ステップS45で指令信号を受信した物品取付端末装置20が、例えば、数秒間隔でビーコンを発信する。なお、荷降し対象外の物品取付端末装置20もビーコンを発信させることは、間違ってカート8から棚40へ荷降しされることを防止するためである。
次に、情報処理システム1は、ステップS19のように、受信したビーコンの強度を測定する(ステップS49)。
次に、情報処理システム1は、ステップS20のように、電波強度等を送信する(ステップS50)。
次に、情報処理システム1は、強度が一定以上の場合、荷降しされたと判定する(ステップS51)。具体的には、情報処理装置10が、棚センサ42からの情報に基づき、電波強度が一定以上になった場合、物品用端末IDに対応する物品7が、カート8から荷降しされ、棚センサIDに対応する格納部41に格納されたと判定する。
次に、情報処理システム1は、対象の物品7が荷降ろされた場合、LED消灯指令等を送信する(ステップS52)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、荷降しされたと判定された物品7の物品用端末IDを照合し、荷降し対象の物品7であった場合、荷降し対象の物品取付端末装置20にLED消灯指令信号等を送信する。
LED消灯指令を受信した物品取付端末装置20は、LED部24の点灯を止める。
または、情報処理システム1は、対象外のものが荷降ろされた場合、アラート色のLED点指令等を送信する(ステップS53)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、荷降しされたと判定された物品7の物品用端末IDを照合し、荷降し対象外の物品7であった場合、荷降し対象外の物品取付端末装置20にアラート色のLED点指令信号等を送信する。
LED消灯指令を受信した物品取付端末装置20は、LED部24をアラート色(例えば、赤色)のLEDを点灯する。
次に、情報処理システム1は、アラート表示の指令を送信する(ステップS54)。具体的には、情報処理装置10が、荷降し対象外の物品取付端末装置20を載せていたカート8のユーザ用端末装置30に、アラート表示の指令を送信する。
情報処理システム1は、ループR2(S47〜S54)の処理を、荷降し対象の物品7が全て降ろされ、かつ、荷降し対象外の物品が1つも降ろされていないというループ終了条件を満たすまで繰り返す。
次に、ループ終了条件を満たした場合、図14に示すように、情報処理システム1は、次の行き先を表示する(ステップS55)。具体的には、情報処理装置10が、荷降しが完了したカート8のユーザ用端末装置30に、次の行き先表示の指令信号を送信する。ユーザ用端末装置30は、表示部33に、例えば、”行き先エリア:エリアA3”、”対象者:○○”、作業指示の内容が表示される。
次に、情報処理システム1は、ステップS26のように、ビーコンを発信する(ステップS56)。
次に、情報処理システム1は、ステップS27のように、受信ビーコンの電波強度を測定(ステップS57)。
次に、情報処理システム1は、ステップS28のように、電波強度等の情報を送信する(ステップS58)。
次に、情報処理システム1は、ステップS29のように、強度が一定以上の場合、特定エリアから離れたと判定する(ステップS59)。
次に、情報処理システム1は、荷降し対象の物品取付端末装置20にビーコンOFFの指令を送信する(ステップS60)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、各荷降し対象の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含んだ、ビーコンをOFFにする指令信号を無線機3から発信する。
次に、情報処理システム1は、荷降し対象外の物品取付端末装置20にビーコンOFFの指令を送信する(ステップS61)。具体的には、情報処理装置10が、物品情報DB12bを参照して、各荷降し対象外の物品取付端末装置20の物品用端末IDを含んだ、ビーコンをOFFにする指令信号を無線機3から発信する。
ビーコンOFFの指令信号を受信した荷降し対象の物品取付端末装置20および荷降し対象外の物品取付端末装置20は、ビーコンをOFFにして、LEDの点灯等の通知を止める。
なお、ユーザが作業者51の場合も、物品の荷積み指令・検知の動作および物品の荷降し指令・検知の動作の場合と、基本的に似ている。物品の荷積み指令・検知の場合、作業者51が、棚40から処理装置45(カート8に対応)に物品7を移動させる。荷降し指令・検知の動作の場合、作業者51が、処理装置45(カート8に対応)から棚40に物品7を移動させる。
以上、本実施形態によれば、搬送者50または作業者51等のユーザと共に移動するユーザ用端末装置30からの第1信号の電波を受信するエリアセンサ5からの情報に基づきユーザ用端末装置30が棚40に接近したと判定された場合、対象物の物品7に取り付けられた物品取付端末装置20が第2信号の電波を発信するように、当該物品取付端末装置20に指令情報を送信し、物品取付端末装置20が発信する第2信号の電波を受信する棚センサ42からの情報に基づき、棚40の各格納部41に物品7が適切に格納されているか否かを判定し、当該判定に基づき物品取付端末装置20がユーザに通知を行うように、当該物品取付端末装置20に指令情報を送信し、エリアセンサ5からの情報に基づきユーザ用端末装置30が棚40から離れたと判定された場合、物品取付端末装置20が第2信号の電波の発信を止めるように、当該物品取付端末装置20に指令情報を送信することにより、ユーザ用端末装置30からの第1信号の電波を受信するエリアセンサ5からの情報に基づき、物品7の位置を管理するための第2信号が、物品7に取り付けられた物品取付端末装置20から必要なときのみ発信され、この第2信号を、物品7を格納する棚40の棚センサ42により受信し、物品7が各格納部41適切に格納されているか否かを判定し、物品取付端末装置20がユーザに通知するので、物品取付端末装置20を操作せずに、省電力で物品7を簡易に正確に管理できる。
また、ユーザが、物品取付端末装置20を操作する手間がないので、物品7の棚40からの出し入れの際の物品取付端末装置20の操作忘れ等の操作ミスが少なくなる。
また、判定に基づき、物品取付端末装置20における光を発する点灯部(例えば、LED部24)が点灯するように、当該物品取付端末装置20に指令情報を情報処理装置10が送信する場合、棚40の格納部41に間違った物品7が格納されたとき、または、棚40の格納部41から間違った物品7が取り出されたとき、LED部24が点灯して、搬送者50または作業者51に知らせることで、ミスを防止できる。
物品7を扱うユーザを特定するユーザ情報を、物品取付端末装置20の表示部23に表示するように、物品取付端末装置20に指令情報を送信する場合、ユーザは表示部23の表示を見て確認することで、よりミスを防止できる。
ユーザが扱う物品7が分かるように、物品7に取り付けられた物品取付端末装置20における光を発するLED部24が点灯するように、当該物品取付端末装置20に指令情報を情報処理装置10が送信する場合、予め取り扱う物品7の物品取付端末装置20を点灯させることにより、間違って、棚40またはカート8からピッキングされることを予防することができる。
搬送者50が接近した棚40の各格納部41に格納されている物品7の物品取付端末装置20のうち、棚40からカート8に荷積みされる物品7の物品取付端末装置20のLED部24と、搬送者50が搬送している物品7の物品取付端末装置20のうち、搬送者50が接近した棚40の各格納部41に格納する物品7の物品取付端末装置20のLED部24とが点灯するように、当該物品取付端末装置20に指令情報を情報処理装置10が送信する場合、予め取り扱う対処物の物品取付端末装置20を点灯させることにより、間違って、棚40またはカート8からピッキングされることを予防することができる。
第2信号の電波の発信間隔より長い発信間隔の第3信号の電波を止めて、第2信号の電波を発信するように物品取付端末装置20に情報処理装置10が指令情報を送信し、第2信号の電波の発信を止めて、第3信号の電波を発信するように物品取付端末装置20に情報処理装置10が指令情報を送信する場合、発信間隔の短い第2信号の電波の発信を止めるため、省電力で物品取付端末装置20を動作させることができる。
ユーザが、物品7等の対象物を積載するカート8(搬送手段の一例)により搬送を行う搬送者50であって、搬送者50が接近した棚40の各格納部41に格納されている物品の物品取付端末装置20と、搬送者50が搬送している物品7の物品取付端末装置20のうち、搬送者50が接近した棚40の格納部41に格納すべき物品7の物品取付端末装置20とが第2信号の電波を発信するように、当該各物品取付端末装置20に指令情報を情報処理装置10が送信する場合、物品取付端末装置20の消費電力を抑えることができる。
さらに、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1:情報処理システム
5:エリアセンサ
10:情報処理装置
20:物品取付端末装置(第2無線端末装置)
30:ユーザ用端末装置30(第1無線端末装置)
40:棚(格納場所)
41:格納部(格納場所)
42:棚センサ(格納場所センサ)
5:エリアセンサ
10:情報処理装置
20:物品取付端末装置(第2無線端末装置)
30:ユーザ用端末装置30(第1無線端末装置)
40:棚(格納場所)
41:格納部(格納場所)
42:棚センサ(格納場所センサ)
Claims (9)
- ユーザと共に移動する第1無線端末装置からの第1信号の電波を受信するエリアセンサであって、第2無線端末装置が取り付けられた対象物が複数格納される格納場所の付近に設置された当該エリアセンサからの情報を取得する第1情報取得手段と、
前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段と、
前記第2無線端末装置が発信する前記第2信号の電波を受信する格納場所センサであって、前記格納場所に設置された当該格納場所センサからの情報を取得する第2情報取得手段と、
前記格納場所センサからの情報に基づき、前記格納場所に、前記対象物が適切に格納されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置が前記ユーザに通知を行うように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知手段と、
前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所から離れたと判定された場合、前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波の発信を止めるように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記通知手段が、前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置における光を発する点灯部が点灯するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記通知手段が、前記第2無線端末装置が取り付けられた対象物を扱うユーザを特定するユーザ情報を、当該第2無線端末装置の表示部に表示するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記ユーザが扱う対象物が分かるように、当該対象物に取り付けられた前記第2無線端末装置における光を発する点灯部が点灯するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する対象通知手段を、更に備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4に記載の情報処理装置において、
前記ユーザが、前記対象物を積載する搬送手段により搬送を行う搬送者であって、
前記対象通知手段が、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納されている対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記格納場所から前記搬送手段に荷積みされる対象物の前記第2無線端末装置の点灯部と、前記搬送者が搬送している対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納する対象物の前記第2無線端末装置の点灯部とが点灯するように、当該各第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記第1送信手段が、前記第2信号の電波の発信間隔より長い発信間隔の第3信号の電波を止めて、前記第2信号の電波を発信するように前記第2無線端末装置に指令情報を送信し、
前記第2送信手段が、前記第2信号の電波の発信を止めて、前記第3信号の電波を発信するように前記第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記ユーザが、前記対象物を積載する搬送手段により搬送を行う搬送者であって、
前記第1送信手段が、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納されている対象物の前記第2無線端末装置と、前記搬送者が搬送している対象物の前記第2無線端末装置のうち、前記搬送者が接近した前記格納場所に格納すべき前記対象物の前記第2無線端末装置と、が前記第2信号の電波を発信するように、当該各第2無線端末装置に指令情報を送信することを特徴とする情報処理装置。 - 第1情報取得手段が、ユーザと共に移動する第1無線端末装置からの第1信号の電波を受信するエリアセンサであって、第2無線端末装置が取り付けられた対象物が複数格納される格納場所の付近に設置された当該エリアセンサからの情報を取得する第1情報取得ステップと、
第1送信手段が、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信ステップと、
第2情報取得手段が、前記第2無線端末装置が発信する前記第2信号の電波を受信する格納場所センサであって、前記格納場所に設置された当該格納場所センサからの情報を取得する第2情報取得ステップと、
判定手段が、前記格納場所センサからの情報に基づき、前記格納場所に、前記対象物が適切に格納されているか否かを判定する判定ステップと、
通知手段が、前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置が前記ユーザに通知を行うように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知ステップと、
第2送信手段が、前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所から離れたと判定された場合、前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波の発信を止めるように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第2送信ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、
ユーザと共に移動する第1無線端末装置からの第1信号の電波を受信するエリアセンサであって、第2無線端末装置が取り付けられた対象物が複数格納される格納場所の付近に設置された当該エリアセンサからの情報を取得する第1情報取得手段、
前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所に接近したと判定された場合、前記第2無線端末装置が第2信号の電波を発信するように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第1送信手段、
前記第2無線端末装置が発信する前記第2信号の電波を受信する格納場所センサであって、前記格納場所に設置された当該格納場所センサからの情報を取得する第2情報取得手段、
前記格納場所センサからの情報に基づき、前記格納場所に、前記対象物が適切に格納されているか否かを判定する判定手段、
前記判定手段の判定に基づき、前記第2無線端末装置が前記ユーザに通知を行うように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する通知手段、および、
前記エリアセンサからの情報に基づき、前記第1無線端末装置が前記格納場所から離れたと判定された場合、前記第2無線端末装置が前記第2信号の電波の発信を止めるように、当該第2無線端末装置に指令情報を送信する第2送信手段として機能させることを特徴とする情報処理装置用のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015019359A JP2016143270A (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | 情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理装置用のプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015019359A JP2016143270A (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | 情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理装置用のプログラム |
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Family Applications (1)
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JP2015019359A Pending JP2016143270A (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | 情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理装置用のプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2015
- 2015-02-03 JP JP2015019359A patent/JP2016143270A/ja active Pending
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