JP6525232B2 - 通信システム及び通信システムの処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器、リーダライタ、通信システム、電子機器の動作方法、リーダライタの動作方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1には、互いに通信可能に構成された1つのリーダユニットと1つのメインユニットとを有するシステムが開示されている。メインユニットがリーダユニットにリードコマンドを送信すると、リーダユニットはタグに対する問合せ信号を放出する。そして、リーダユニットは、当該問合わせ信号を受信したタグから放出された応答信号を受信する。応答信号には、タグの識別情報等が含まれている。
特許文献2には、複数のリーダライタと1つのサーバとを有するシステムが開示されている。サーバは、複数のリーダライタ各々がタグから取得した情報を取得し、取得した情報を管理する。
特開2009−193253号公報 特開2006−232515号公報
複数のリーダライタを用いてタグを検知する場合がある。リーダライタから放出される検知信号は、障害物により進行が妨げられ得る。所定の場所に位置するタグから確実に情報を取得するためには、複数のリーダライタを用い、複数の方向から所定の位置に向けて検知信号を放出するのが好ましい。例えばこのような場合に、複数のリーダライタが利用される。
複数のリーダライタを利用する場合に、複数のリーダライタを個別に操作して、電源のON/OFFを切り替えたり、検知信号を放出してタグを検知する処理の実行/休止を切り替えたり、放出する検知信号の電波の出力値を調整したりすることは手間である。
特許文献1に開示のシステムの場合、1つのメインユニットで1つのリーダユニットの動作(問い合わせ信号の放出)を制御するように構成されている。このため第1のリーダユニットの動作を制御するためには第1のメインユニットを操作し、第2のリーダユニットの動作を制御するためには第2のメインユニットを操作する必要がある。すなわち、複数のリーダライタを利用する際に複数の装置(メインユニット)を個別に操作しなければいけない。このような特許文献1に開示のシステムの場合、上記問題を解決できない。
また、特許文献2に開示のシステムの場合、サーバはリーダライタから情報を取得するが、リーダライタの動作を制御するようには構成されていない。このため、特許文献2に開示のシステムは上記問題を解決できない。
本発明は、複数のリーダライタを利用する際に複数のリーダライタ(装置)を個別に操作しなければいけない不都合を軽減するための技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行するリーダライタの識別情報を1つ以上記憶する識別情報記憶手段と、
前記識別情報記憶手段に前記識別情報を記憶されている前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御する外部機器制御手段と、
前記制御対象リーダライタと通信可能に構成されており、前記外部機器制御手段の制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信手段と、
を有し、
前記外部機器制御手段は、作業種毎に動作させる前記制御対象リーダライタを定めた作業毎制御内容情報と、ユーザにより選択された作業種とに基づき、動作させる前記制御対象リーダライタを決定する電子機器が提供される。
また、本発明によれば、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段と、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶する収集対象情報記憶手段と、
所定の電子機器と通信可能に構成されており、前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信する第2のRW通信手段と、
前記第2のRW通信手段が前記電子機器から送信された、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を受信すると、当該動作情報で示される前記動作内容を実行するよう自装置を制御する自装置制御手段と、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記収集対象情報記憶手段から削除する収集対象情報管理手段と
を有するリーダライタが提供される。
また、本発明によれば、上記電子機器と、上記リーダライタとを有する通信システムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行するリーダライタの識別情報を1つ以上記憶する識別情報記憶手段、
前記識別情報記憶手段に前記識別情報を記憶されている前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御する外部機器制御手段、
前記外部機器制御手段の制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信手段、
として機能させ
前記外部機器制御手段は、作業種毎に動作させる前記制御対象リーダライタを定めた作業毎制御内容情報と、ユーザにより選択された作業種とに基づき、動作させる前記制御対象リーダライタを決定するプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行するリーダライタの識別情報を1つ以上記憶する識別情報記憶しておき、
前記識別情報を記憶している前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御する外部機器制御工程と、
前記外部機器制御工程に基づいた制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信工程と、
を実行し、
前記外部機器制御工程では、作業種毎に動作させる前記制御対象リーダライタを定めた作業毎制御内容情報と、ユーザにより選択された作業種とに基づき、動作させる前記制御対象リーダライタを決定する電子機器の動作方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶する収集対象情報記憶手段、
所定の電子機器と通信可能に構成されており、前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信する第2のRW通信手段、
前記第2のRW通信手段が前記電子機器から送信された、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を受信すると、当該動作情報で示される前記動作内容を実行するよう自装置を制御する自装置制御手段、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記収集対象情報記憶手段から削除する収集対象情報管理手段
として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信工程と、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶手段に記憶させる収集対象情報記憶工程と
所定の電子機器と通信し、前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信する第2のRW通信工程と、
前記第2のRW通信工程で前記電子機器から送信された、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を受信すると、当該動作情報で示される前記動作内容を実行するよう自装置を制御する自装置制御工程と、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記記憶手段から削除する収集対象情報管理工程と、
を実行するリーダライタの動作方法が提供される。
また、本発明によれば、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段と、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶する収集対象情報記憶手段と、
所定の電子機器と通信可能に構成されており、前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信する第2のRW通信手段と、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記収集対象情報記憶手段から削除する収集対象情報管理手段と、
を有するリーダライタが提供される。
また、本発明によれば、
上記リーダライタと、上記電子機器とを有する通信システムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶する収集対象情報記憶手段、
所定の電子機器と通信可能に構成されており、前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信する第2のRW通信手段、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記収集対象情報記憶手段から削除する収集対象情報管理手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信工程と、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶手段に記憶させる収集対象情報記憶工程と、
前記収集対象情報を示した情報信号を所定の電子機器に送信するとともに、前記電子機器が送信した電子機器返信信号を受信する第2のRW通信工程と、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記記憶手段から削除する収集対象情報管理工程と、
を実行するリーダライタの動作方法が提供される。
また、本発明によれば、
移動体に取り付けられたリーダライタと、可搬型の端末である電子機器とを有し、
前記リーダライタは、
前記移動体で輸送される荷物に付されたデバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段と、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶する収集対象情報記憶手段と、
前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信するとともに、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を前記電子機器から受信する第2のRW通信手段と、
前記動作情報で示される動作内容を実行するよう自装置を制御する自装置制御手段と、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記収集対象情報記憶手段から削除する収集対象情報管理手段と、
を有し、
前記電子機器は、
前記リーダライタの識別情報を1つ以上記憶する識別情報記憶手段と、
前記識別情報記憶手段に前記識別情報を記憶されている前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御する外部機器制御手段と、
前記外部機器制御手段の制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信手段と、
を有する通信システムが提供される。
本発明によれば、複数のリーダライタを利用する際に複数のリーダライタを個別に操作しなければいけない不都合を軽減することが可能となる。
本実施形態の通信システムの全体像の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の通信システムの使用例を概念的に示す図である。 本実施形態の電子機器のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の電子機器の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態のリーダライタ制御信号の構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の動作情報の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の作業毎制御内容情報の一例を概念的に示す図である。 本実施形態のリーダライタのハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態のリーダライタの機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の電子機器がリーダライタの動作を制御する内容の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の電子機器がリーダライタの動作を制御する内容の一例を概念的に示す図である。 本実施形態のリーダライタ制御信号の内容の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態の通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態の電子機器の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態のリーダライタの機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の電子機器の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の第2の対応情報の構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態のリーダライタの機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の第1の対応情報の構成の一例を概念的に示す図である。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。
<<第1の実施形態>>
まず、本実施形態の通信システムの概要及び全体像について説明する。図1に示すように、本実施形態の通信システムは、1つの電子機器1と、当該電子機器1と無線通信可能な1つ以上のリーダライタ(RW)11乃至1Xとを有する。
リーダライタ(RW)11乃至1Xは、デバイス(RFID(Radio Frequency Identification)タグを有するデバイス)を検知するための検知信号を放出するとともに、検知信号を受信したRFIDタグ(デバイス)から放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する。
電子機器1は、複数のリーダライタ(RW)11乃至1X各々の動作を制御することができる。例えば、電子機器1は、リーダライタ(RW)11乃至1Xの電源のON/OFF、上記検知処理の実行/休止、検知信号放出の実行/休止、及び、検知信号の電波の出力値の中の少なくとも1つを個別に制御する。
本実施形態の通信システムの具体的な利用場面の一例を図2に示す。図2には、トラックの荷台の入り口付近に3つのリーダライタ(RW)11乃至13が取り付けられている状態が示されている。当該利用場面の場合、トラック内に積み込まれる荷物各々にRFIDタグが付される。そして、トラック内に荷物を積み込む際、及び、トラック内から荷下しする際に、3つのリーダライタ(RW)11乃至13で荷物に付されたRFIDタグを読み取ることとなる。
本実施形態の場合、作業者は、1つの電子機器1を操作することで、複数のリーダライタ(RW)11乃至1X各々の動作を制御することができる。このため、作業者は、複数のリーダライタ(RW)11乃至1Xを個別に操作して、電源のON/OFF、検知処理の実行/休止、検知信号放出の実行/休止、及び、検知信号の電波の出力値等を切り替えるという面倒な作業を回避できる。
次に、電子機器1及びリーダライタ(RW)11乃至13各々の構成について説明する。
<電子機器1>
電子機器1は、可搬型の端末である。電子機器1は本実施形態の通信システム専用の端末であってもよいし、スマートフォン等のような広く普及している端末に所定のアプリをインストールすることで実現された端末であってもよい。
まず、本実施形態の電子機器1のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の電子機器1が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図3は、本実施形態の電子機器1のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態の電子機器1は、例えば、バス10Aで相互に接続されるCPU1A、RAM(Random Access Memory)2A、ROM(Read Only Memory)3A、通信部4A、操作受付部5A、操作部6A、表示制御部7A、ディスプレイ8A、補助記憶装置9A等を有する。なお、図示しないが、その他、外部機器と有線で接続される入出力I/F、通信部4Aと異なる手段で外部機器と通信するための通信部、マイク、スピーカ、カメラ等の他の要素を備えてもよい。
CPU1Aは各要素とともに電子機器1のコンピュータ全体を制御する。ROM3Aは、コンピュータを動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する領域を含む。RAM2Aは、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を含む。
ディスプレイ8Aは、表示装置(LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)を備える。なお、ディスプレイ8Aは、タッチパッドと一体になったタッチパネルディスプレイであってもよい。表示制御部7Aは、VRAM(Video RAM)に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータに対して所定の処理を施した後、ディスプレイ8Aに送って各種画面表示を行う。操作受付部5Aは、操作部6Aを介して各種操作を受付ける。操作部6Aは、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパネルディスプレイなどを含む。
通信部4Aは、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の規格に従った無線通信を行う。補助記憶装置9Aは、不揮発性の記憶装置である。
次に、本実施形態の電子機器1の機能構成について説明する。図4に、本実施形態の電子機器1の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、本実施形態の電子機器1は、識別情報記憶部2と、外部機器制御部3と、通信部4とを有する。
識別情報記憶部2は、リーダライタ(RW)11乃至1Xの識別情報を1つ以上記憶する。識別情報記憶部2が識別情報を記憶しているリーダライタ(RW)11乃至1Xが、当該電子機器1により動作を制御されるリーダライタ(RW)11乃至1Xとなる。
例えば、本実施形態の通信システムを利用して所定の作業(例:図2に示したような荷物運搬作業)を行う作業者は、自己が使用する電子機器1と、1つ以上のリーダライタ(RW)11乃至1Xとが互いに所定の規格(例:Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標))で無線通信できるように初期設定(例:ペアリング、通信相手機器の識別情報やパスワードの入力等)を行う。電子機器1は、この初期設定において、制御対象のリーダライタ(RW)11乃至1Xの識別情報等を取得する。そして、電子機器1は、取得した識別情報を識別情報記憶部2に登録する。
なお、電子機器1と、当該電子機器1に動作を制御される1つ以上のリーダライタ(RW)11乃至1Xとがあらかじめセットで販売されているような場合、販売者が上述のような初期設定をあらかじめ行ってもよい。この場合、商品の出荷段階から、予め、識別情報記憶部2に1つ以上のリーダライタ(RW)11乃至1Xの識別情報が記憶されることとなる。この場合、作業者は上記初期設定を行わなくてよい。
通信部4は、識別情報記憶部2に識別情報を記憶されているリーダライタ(RW)11乃至1Xである制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xと通信可能に構成されている。上述の通り、電子機器1と、識別情報記憶部2に識別情報が記憶されている制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xとは、所定の規格で無線通信を行うための設定が完了している。通信部4は、当該所定の規格の無線通信により、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xと通信することができる。
外部機器制御部3は、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの動作を個別に制御する。外部機器制御部3は、通信部4を制御し、リーダライタ制御信号を制御対象リーダライタ(RW)11乃至1X各々に送信させる。リーダライタ制御信号には、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに実行させる動作内容を示した動作情報が含まれる。以下で説明するが、リーダライタ制御信号を受信した制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xは、当該リーダライタ制御信号に含まれる動作情報に従い、所定の動作を実行する。
ここで、図5に、リーダライタ制御信号の構成の一例を示す。リーダライタ制御信号は、例えば、制御対象の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの識別情報と、当該識別情報で特定される制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに実行させる動作内容を示した動作情報とを含む。
図6に、動作情報の例を列挙する。外部機器制御部3は、通信部4を制御し、例えば図6に示すような動作情報を含むリーダライタ制御信号を制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに送信させることができる。図6に示すように、外部機器制御部3は、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの電源のON/OFF、検知処理の実行/休止、検知信号放出の実行/休止、及び、検知信号の電波の出力値の中の少なくとも1つを制御することができる。
なお、外部機器制御部3は、作業者が電子機器1を操作して入力した指示内容に従い、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの動作を制御することができる。例えば、作業者は、電子機器1を操作して、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの中の1つ又は複数を選択し、選択した制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに行わせる動作内容を入力することができる。すると、外部機器制御部3は、作業者の入力内容に従い、選択されたリーダライタ(RW)11乃至1Xに入力された動作内容を行わせるためのリーダライタ制御信号を生成し、通信部4を介して制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに送信する。
一例として、作業者が電子機器1を操作して、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの中の一部または全部の電源をONにする指示内容を入力したとする。すると、外部機器制御部3は、電源をONにさせる動作情報を含んだリーダライタ制御信号を、通信部4を介して一部または全部の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに送信する。
その他の例として、例えば、作業者が電子機器1を操作して制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの中の一部または全部を選択し、選択した制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに検知処理を実行させる指示内容又は検知信号の放出を実行させる指示内容を入力したとする。すると、外部機器制御部3は、検知処理を実行させる動作情報又は検知信号の放出を実行させる動作情報を含んだリーダライタ制御信号を、通信部4を介して選択された制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに送信する。
このとき、外部機器制御部3は、当該リーダライタ制御信号の中に、検知信号の電波の出力値を指定した動作情報を自動的に含めてもよい。例えば、外部機器制御部3は、作業者により選択された制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの数に応じて、検知信号の電波の出力値を自動的に調整してもよい。例えば、外部機器制御部3は同時に検知処理または検知信号の放出を実行する制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの数と、電波の出力値とを対応付けた情報を予め保持しておき、当該情報を利用して、出力値を決定してもよい。
外部機器制御部3は、X個(Xは2以上の整数)の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知処理を実行する又は同時に検知信号の放出を実行するように制御する場合の検知信号の電波の出力値が、X個よりも少ない数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1M(Mは1以上Xより小さい整数)が検知処理を実行する又は検知信号の放出を実行するように制御する場合の検知信号の電波の出力値よりも小さくなるように、検知信号の電波の出力値を調整してもよい。同時に検知信号を放出する制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの数が多いほど、干渉がおきやすくなる。本実施形態では、同時に検知信号を放出する制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの数が多いほど検知信号の電波の出力値を小さくすることで、干渉の問題を軽減することができる。
その他の例として、外部機器制御部3は、図7に示すような作業毎の検知処理の内容を示した情報(以下、「作業毎制御内容情報」)をあらかじめ保持しておいてもよい。図7に示す作業毎制御内容情報は、作業内容、動作対象、出力値の欄を有する。
作業内容の欄には、作業者が行う作業内容を識別する情報が記載される。図示する例の場合、荷物が集まる荷物センターでトラックに荷物を積む作業を示す「積荷(センター)」、荷物センターでトラックから荷物を下ろす作業を示す「荷下し(センター)」、荷物の集配先や配達先でトラックに荷物を積む作業を示す「積荷(顧客)」、荷物の配達先でトラックから荷物を下ろす作業を示す「荷下し(顧客)」が記載されている。
動作対象の欄には、各作業時に検知処理を実行させる制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの識別情報が記載される。出力値の欄には、各作業時に制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが放出する検知信号の電波の出力値が記載される。
図示する例によれば、作業「積荷(センター)」の場合、リーダライタ(RW)1乃至3が検知処理を実行し、各々の検知信号の出力値は「XX」であることが分かる。また、作業「積荷(顧客)」の場合、リーダライタ(RW)1のみが検知処理を実行し、検知信号の出力値は「YY」であることが分かる。
例えば、作業者が電子機器1を操作して、作業内容を選択する入力と、検知処理を実行させる指示入力を行うと、外部機器制御部3は、作業毎制御内容情報を利用して制御内容を特定することができる。例えば、作業者が電子機器1を操作して、作業内容「積荷(センター)」を選択し、検知処理を実行させる指示入力を行うと、外部機器制御部3は、図7に示す作業毎制御内容情報を参照して、リーダライタ(RW)1乃至3に検知処理を実行させること、及び、各々の検知信号の出力値は「XX」にさせることを特定する。そして、外部機器制御部3は、特定した内容の動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに送信する。
なお、作業毎制御内容情報は、電子機器1の出荷段階、または、所定のアプリをインストール直後の初期段階において、既に外部機器制御部3に登録されていてもよい。また、作業毎制御内容情報は、作業者が登録、削除、更新等できてもよい。例えば、作業者は、以下の(1)乃至(3)の処理を行うことで、新たな作業毎制御内容情報を登録できてもよい。
(1)電子機器1を操作し、任意の作業内容の名称を入力する。
(2)電子機器1を操作し、識別情報記憶部2に識別情報が記憶されている制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの中の一部または全部を、(1)で名称を入力した作業時に検知処理を実行させる制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xとして選択する。
(3)電子機器1を操作し、(2)で選択した制御対象リーダライタ(RW)11乃至1X各々の検知信号の電波の出力値を入力する。なお、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの出力値は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
ここでは、積荷及び荷下しの作業を例にとり作業毎制御内容情報を説明したが、作業内容はこれに限定されない。
<リーダライタ(RW)11乃至1X>
リーダライタ(RW)11乃至1Xは、可搬型の端末であってもよいし、据置型の端末であってもよい。リーダライタ(RW)11乃至1Xの形状、大きさなどは特段制限されない。
まず、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xのハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xが備える各部は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図8は、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xのハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xは、例えば、バス19Aで相互に接続されるCPU11A、RAM12A、ROM13A、第1通信部14A、第2通信部15A、操作受付部16A、操作部17A、不揮発性記憶装置18A等を有する。なお、図示しないが、その他、外部機器と有線で接続される入出力I/F、第1通信部14A及び第2通信部15Aと異なる手段で外部機器と通信するための通信部、マイク、スピーカ、カメラ、ディスプレイ等を有してもよい。
第1通信部14Aは、RFIDタグを検知するための検知信号(電波)をアンテナから放出するとともに、当該検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号(電波)をアンテナで受信する。第2通信部15Aは、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の規格に従った無線通信を行う。その他の構成要素は、電子機器1のハードウエア構成で説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。
次に、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xの機能構成について説明する。図9に、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xの機能ブロック図の一例を示す。なお、図示するリーダライタには、11の番号を対応付けている。図示するように、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xは、自装置情報記憶部20と、第1のRW通信部21と、第2のRW通信部22と、自装置制御部23とを有する。
自装置情報記憶部20は、自装置(リーダライタ(RW)11乃至1X)に関する情報、例えば自装置の識別情報等を記憶する。
第1のRW通信部21は、RFIDタグを有するデバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、検知信号を受信したRFIDタグ(デバイス)から放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する。第1のRW通信部21の構成は、従来技術に準じて実現できる。デバイス返信信号の中には、収集対象の情報である収集対象情報(例:RFIDタグやデバイスの識別情報等)が含まれている。
第2のRW通信部22は、所定の無線通信規格(例:Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標))に従い、所定の電子機器1と通信可能に構成される。所定の電子機器1は、所定の無線通信規格でリーダライタ(RW)11乃至1Xと無線通信するための設定(ペアリング、通信相手機器の識別情報やパスワードなどの入力)が行われた電子機器1である。第2のRW通信部22は、例えば、電子機器1が送信したリーダライタ制御信号を受信することができる。また、第2のRW通信部22は、所定の情報を含むRW返信信号を電子機器1に向けて送信することができる。例えば、第2のRW通信部22は、第1のRW通信部21が受信したデバイス返信信号に含まれている収集対象情報や収集対象情報の属性情報(収集対象情報を取得した時間・位置等)を、所定のタイミング(設計的事項)で電子機器1に送信することができる。
自装置制御部23は、第2のRW通信部22が電子機器1から受信したリーダライタ制御信号に含まれている動作情報(実行すべき動作内容を示した情報)で示される動作内容を実行するように、自装置を制御する。
例えば、自装置制御部23は、リーダライタ制御信号に含まれる動作情報に従い、自装置の電源のON/OFFを切り替えたり、第1のRW通信部21を制御して検知処理の実行/休止を切り替えたり、第1のRW通信部21を制御して検知信号放出の実行/休止を切り替えたり、第1のRW通信部21を制御して検知信号の電波の出力値を切り替えたりする。
以上説明した本実施形態の通信システムによれば、作業者は、電子機器1を用いて、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの動作を個別に制御することができる。複数のリーダライタを利用する際に複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xを個別に操作するのは面倒である。本実施形態によれば、電子機器1を用いて複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの動作を個別に制御できるので、このような不都合を軽減することができる。
また、作業毎に、検知処理の制御内容を予め登録しておけば、作業内容を選択する簡易な操作のみで、所望の態様、すなわち、所望の数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに、所望の出力値で検知信号の電波を放出させる態様での検知処理を迅速に開始させることができる。
また、本実施形態の場合、外部機器制御部3は、同時に検知処理を実行する制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの数に応じて、自動的に検知信号の電波の出力値を調整することができる。同時に検知処理を実行する制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの数が多くなるほど、出力値が小さくなるように調整することで、検知信号の干渉の問題を軽減することができる。
<<第2実施形態>>
本実施形態の通信システムは、第1の実施形態の構成を基本とし、電子機器1が、「複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知信号を放出しないように、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xを制御する」ように構成している点で第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、共通する点の説明は省略する。
<電子機器1>
本実施形態の電子機器1のハードウエア構成の一例は、第1の実施形態と同様に図3で示される。また、本実施形態の電子機器1の機能ブロック図の一例は、第1の実施形態と同様に図4で示される。
外部機器制御部3は、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知信号を放出しないように、制御対象リーダライタの電源のON/OFF、検知処理の実行/休止、及び、検知信号の放出の実行/休止の中の少なくとも1つを制御する。例えば、外部機器制御部3は、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの電源が同時にONにならないように制御したり、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知処理を実行しないように制御したり、又は、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知信号の放出を実行しないように制御してもよい。
例えば、作業者が電子機器1を操作し、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの中の2つ以上に検知処理を実行させる指示入力を行った場合の処理例を以下説明する。具体例としては、図2に示す電子機器1を操作して、制御対象リーダライタ(RW)11乃至13に検知処理を実行させる指示入力を行った場合などが該当する。
まず、第1の処理例について説明する。第1の処理例では、外部機器制御部3は、まず、検知処理を実行させる2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの中の第1の制御対象リーダライタ11に検知処理を実行させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ(RW)11に送信する。そして、その後、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ11から検知処理を完了したことを示す完了通知を含むRW返信信号を受信すると、その後、外部機器制御部3は、第1の制御対象リーダライタ11に検知処理を休止させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ(RW)11に送信する。また、外部機器制御部3は、第2の制御対象リーダライタ12に検知処理を実行させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を制御対象リーダライタ(RW)12に送信する。
外部機器制御部3は同様の処理を繰り替えし、2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに順に検知処理を実行させる。
図10に、第1の処理例における2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの検知処理実行/休止の時間変化を示す。図では、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13が示されている。図示するように、第1の処理例によれば、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13が同時に検知処理を実行することはない。すなわち、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13が同時に検知信号を放出することはない。第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13が検知処理の完了に要する時間は異なりうるため、各々の実行時間は互いに異なりうる。
なお、「検知処理の完了」の概念については、以下で説明するのでここでは省略する。しかし、検知処理の完了に要する時間は、例えば数m〜数百msecとなるように設計することができる。このような時間間隔で複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの検知処理の実行/休止を切り替えていけば、作業者に当該切り替え処理を意識させずにすむことができる。すなわち、作業者は、あたかも複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知処理を実行しているように感じることができる。
次に、第2の処理例について説明する。第2の処理例では、外部機器制御部3は、まず、検知処理を実行させる2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの中の第1の制御対象リーダライタ11に検知処理を実行させる動作情報又は検知信号の放出を実行させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ(RW)11に送信する。そして、送信から所定時間(設計的事項。例:数m〜数百msec。)が経過すると、外部機器制御部3は、第1の制御対象リーダライタ11に検知処理又は検知信号の放出を休止させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ(RW)11に送信する。また、外部機器制御部3は、第2の制御対象リーダライタ12に検知処理を実行させる動作情報又は検知信号の放出を実行させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を制御対象リーダライタ(RW)12に送信する。
外部機器制御部3は同様の処理を繰り替えし、2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに順に検知処理を実行させる。このような時間間隔で複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの検知処理の実行/休止を切り替えていけば、作業者に当該切り替え処理を意識させずにすむことができる。すなわち、作業者は、あたかも複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知処理を実行しているように感じることができる。
図11に、第2の処理例における2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの検知処理実行/休止の時間変化、又は、検知信号放出処理の実行/休止の時間変化を示す。図では、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13が示されている。図示するように、第2の処理例によれば、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13が同時に検知処理及び検知信号の放出を実行することはない。当該例の場合、電子機器1は、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13各々が検知処理を実行時間する時間(長さ)又は検知信号の放出を実行する時間(長さ)を制御することができる。
次に、第3の処理例について説明する。第3の処理例では、外部機器制御部3は、2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1X各々が検知処理の実行又は検知信号の放出の実行を開始するタイミング、及び、終了するタイミングを示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに送信する。動作情報は、2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知処理又は検知信号の放出を実行しないように調整されている。
図12に、当該例で2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに送信されるリーダライタ制御信号の例を示す。図示するリーダライタ制御信号は、リーダライタ識別情報と、検知処理又は検知信号の放出を開始するタイミングと、終了するタイミングとが示されている。図示するリーダライタ制御信号によれば、「0(制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xがリーダライタ制御信号を受信した後の所定のタイミング)」から「T」までの時間は識別情報「×××」の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが処理を実行し、「T」から「2T」までは識別情報「△△△」の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが処理を実行し、「2T」から「3T」までは識別情報「□□□」の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが処理を実行し、「3T」から「4T」までは再び識別情報「×××」の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが処理を実行することが分かる。
当該例の場合、2つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1X各々が、リーダライタ制御信号に基づいて、処理の開始タイミング及び終了タイミングの到来を監視することとなる。
<リーダライタ(RW)11乃至1X>
本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xのハードウエア構成の一例は、第1の実施形態と同様に図8で示される。また、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xの機能ブロック図の一例は、第1の実施形態と同様に図9で示される。
自装置制御部23は、リーダライタ制御信号に含まれている動作情報で示される動作内容を完了すると、第2のRW通信部22を制御して、完了したことを示すRW返信信号を電子機器1に送信させる。
例えば、リーダライタ制御信号に検知処理を実行させる動作情報が含まれていた場合、自装置制御部23は、自装置の第1のRW通信部21を制御して検知処理を実行させる。そして、検知処理を完了すると、自装置制御部23は、第2のRW通信部22を制御して、完了したことを示すRW返信信号を電子機器1に送信させる。
ここで、「検知処理の完了」について説明する。どのようなタイミングを検知処理の完了とするかは設計的事項であるが、上述のとおり、検知処理の完了に要する時間が例えば数m〜数百msecとなるように設計することができる。以下一例を説明する。
例えば、検知処理を実行するように制御された第1のRW通信部21は、RFIDタグを検出するための検知信号を放出する(第1ステップ)。すると、この検知信号を受信した1つ以上のRFIDタグが、デバイス返信信号を送信する。第1のRW通信部21は、デバイス返信信号を受信することで、通信可能な範囲内に存在する1つ以上のRFIDタグを検知する(第2ステップ)。その後、第1のRW通信部21は、検知した1つ以上のRFIDタグの中の予め定められた所定数(例:すべて、8割以上、5割以上、1つ)と個別に順に通信し、収集対象情報を含むデバイス返信信号を受信する(第3ステップ)。第1のRW通信部21は、第3ステップが完了すると、検知処理を完了した旨を示す信号を自装置制御部23に入力する(第4ステップ)。自装置制御部23は、検知処理を完了した旨を示す信号が第1のRW通信部21から入力されると、第2のRW通信部22を制御して、検知処理を完了したことを示すRW返信信号を電子機器1に送信させる(第5ステップ)。この例の場合、第3ステップの完了を、検知処理の完了としているが、これに限定されない。
次に、図13のシーケンス図を用いて、上述した第1の処理例の処理の流れの一例を説明する。
例えば、作業者が電子機器1を操作し、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13に検知処理を実行させる指示入力を行ったとする。
すると、当該入力に応じて、電子機器1の外部機器制御部3は、第1の制御対象リーダライタ11に検知処理を実行させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ(RW)11に送信する(S1)。
第1の制御対象リーダライタ(RW)11は、S1で送信されたリーダライタ制御信号を、第2のRW通信部22を介して受信し、解析する(S2)。そして、第1の制御対象リーダライタ(RW)11の自装置制御部23は、受信したリーダライタ制御信号が自装置(第1の制御対象リーダライタ(RW)11)に対する制御を示したものであることを確認すると(例:リーダライタ制御信号に含まれる識別情報と、自装置情報記憶部20に記憶されている識別情報との照合)、リーダライタ制御信号を受信したことを示すRW返信信号を、第2のRW通信部22を介して電子機器1に送信する(S3)。電子機器1は、S3で送信されたRW返信信号を、通信部4を介して受信し、解析する(S7)。
S3の後、自装置制御部23は、第1のRW通信部21に検知処理を開始させる(S4)。そして、自装置制御部23は、検知処理が完了すると(S5)、第2のRW通信部22を介して、完了通知を含むRW返信信号を電子機器1に送信する(S6)。電子機器1は、S6で送信されたRW返信信号を、通信部4を介して受信し、解析する(S8)。
S8の後、電子機器1の外部機器制御部3は、第1の制御対象リーダライタ11に検知処理を休止させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ(RW)11に送信する(S9)。
第1の制御対象リーダライタ(RW)11はS9で送信されたリーダライタ制御信号を、第2のRW通信部22を介して受信し、解析する(S10)。そして、第1の制御対象リーダライタ(RW)11の自装置制御部23は、受信したリーダライタ制御信号が自装置(第1の制御対象リーダライタ(RW)11)に対する制御を示したものであることを確認すると、リーダライタ制御信号を受信したことを示すRW返信信号を、第2のRW通信部22を介して電子機器1に送信する(S11)。電子機器1は、S11で送信されたRW返信信号を、通信部4を介して受信し、解析する(S14)。
S11の後、自装置制御部23は、第1のRW通信部21に検知処理を休止させる(S12)。そして、第1のRW通信部21が検知処理を休止すると(S12)、自装置制御部23は第2のRW通信部22を介して、完了通知を含むRW返信信号を電子機器1に送信する(S13)。電子機器1は、S13で送信されたRW返信信号を、通信部4を介して受信し、解析する(S15)。
S15の後、電子機器1の外部機器制御部3は、第2の制御対象リーダライタ11に検知処理を実行させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第2の制御対象リーダライタ(RW)12に送信する(S16)。
以降、同様の処理を繰り返し、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13が順に検知処理を実行する。
次に、図14のシーケンス図を用いて、上述した第2の処理例の処理の流れの一例を説明する。
例えば、作業者が電子機器1を操作し、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13に検知処理を実行させる指示入力を行ったとする。
すると、当該入力に応じて、電子機器1の外部機器制御部3は、第1の制御対象リーダライタ11に検知処理を実行させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ(RW)11に送信する(S101)。
第1の制御対象リーダライタ(RW)11は、S101で送信されたリーダライタ制御信号を、第2のRW通信部22を介して受信し、解析する(S102)。そして、第1の制御対象リーダライタ(RW)11の自装置制御部23は、受信したリーダライタ制御信号が自装置(第1の制御対象リーダライタ(RW)11)に対する制御を示したものであることを確認すると(例:リーダライタ制御信号に含まれる識別情報と、自装置情報記憶部20に記憶されている識別情報との照合)、リーダライタ制御信号を受信したことを示すRW返信信号を、第2のRW通信部22を介して電子機器1に送信する(S103)。電子機器1は、S103で送信されたRW返信信号を、通信部4を介して受信し、解析する(S105)。S103の後、自装置制御部23は、第1のRW通信部21に検知処理を開始させる(S104)。
一方、電子機器1の外部機器制御部3は、所定のタイミング(例:S101のリーダライタ制御信号の送信、S105のRW返信信号の受信等)からの経過時間を監視し、所定のタイミングからの所定時間の経過を検知する(S106)。そして、外部機器制御部3は、所定時間の経過を検知すると、第1の制御対象リーダライタ11に検知処理を休止させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第1の制御対象リーダライタ(RW)11に送信する(S107)。また、外部機器制御部3は、第2の制御対象リーダライタ11に検知処理を実行させる動作情報を含むリーダライタ制御信号を、通信部4を介して第2の制御対象リーダライタ(RW)12に送信する(S108)。
第1の制御対象リーダライタ(RW)11はS107で送信されたリーダライタ制御信号を、第2のRW通信部22を介して受信し、解析する(S109)。そして、第1の制御対象リーダライタ(RW)11の自装置制御部23は、受信したリーダライタ制御信号が自装置(第1の制御対象リーダライタ(RW)11)に対する制御を示したものであることを確認すると、リーダライタ制御信号を受信したことを示すRW返信信号を、第2のRW通信部22を介して電子機器1に送信する(S111)。電子機器1は、S111で送信されたRW返信信号を、通信部4を介して受信し、解析する(S113)。
また、第2の制御対象リーダライタ(RW)12は、S108で送信されたリーダライタ制御信号を、第2のRW通信部22を介して受信し、解析する(S110)。そして、第2の制御対象リーダライタ(RW)12の自装置制御部23は、受信したリーダライタ制御信号が自装置(第2の制御対象リーダライタ(RW)12)に対する制御を示したものであることを確認すると、リーダライタ制御信号を受信したことを示すRW返信信号を、第2のRW通信部22を介して電子機器1に送信する(S112)。電子機器1は、S112で送信されたRW返信信号を、通信部4を介して受信し、解析する(S113)。
S111の後、第1の制御対象リーダライタ(RW)11の自装置制御部23は、第1のRW通信部21に検知処理を休止させる(S114)。また、S112の後、第2の制御対象リーダライタ(RW)12の自装置制御部23は、第1のRW通信部21に検知処理を開始させる(S115)。
以降、同様の処理を繰り返し、第1乃至第3の制御対象リーダライタ(RW)11乃至13が順に検知処理を実行する。
以上説明した本実施形態の通信システムによれば、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが同時に検知信号を放出しないように、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xの動作を制御することができる。結果、複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが放出する検知信号(電波)、及び、当該検知信号を受信したRFIDタグを放出したデバイス返信信号(電波)が干渉する不都合を軽減することができる。
また、本実施形態の通信システムによれば、第1の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
<<第3の実施形態>>
まず、本実施形態の通信システムの概要及び全体像について説明する。図1に示すように、本実施形態の通信システムは、1つの電子機器1と、当該電子機器1と無線通信可能な1つ以上のリーダライタ(RW)11乃至1Xとを有する。
リーダライタ(RW)11乃至1Xは、デバイス(RFIDタグを有するデバイス)を検知するための検知信号を放出するとともに、検知信号を受信したRFIDタグ(デバイス)から放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する。そして、リーダライタ(RW)11乃至1Xは、受信したデバイス返信信号に含まれている収集対象情報(例:RFIDタグやデバイスの識別情報等)や収集対象情報の属性情報(収集対象情報を取得した時間・位置等)を、所定のタイミングで電子機器1に送信する。
電子機器1は、1つ以上のリーダライタ(RW)11乃至1Xから収集対象情報及びその属性情報等を取得し、取得した情報を管理する。
ところで、電子機器1とリーダライタ(RW)11乃至1Xとの間の無線通信には、意図しないタイミングで通信トラブルが発生し得る。理由としては様々であるが、例えば、電子機器1とリーダライタ(RW)11乃至1Xとの距離が離れすぎたことや、電子機器1又はリーダライタ(RW)11乃至1Xのいずれかに故障が発生したことや、いずれかの電源が切れたことなどが挙げられる。
このようなトラブルは、リーダライタ(RW)11乃至1Xから電子機器1に収集対象情報を送信している間に起こる場合もある。かかる場合、リーダライタ(RW)11乃至1Xが送信済みの収集対象情報を、電子機器1が正常に取得できていないなどの事態が発生しうる。結果、リーダライタ(RW)11乃至1Xで読み取った収集対象情報が、電子機器1で正確に管理されない、すなわち、リーダライタ(RW)11乃至1Xで読み取った収集対象情報の一部が電子機器1で管理している情報群の中に存在しないという不都合が発生しうる。本実施形態の通信システムは、このような不都合を回避可能に構成されている。
<電子機器1>
本実施形態の電子機器1のハードウエア構成の一例は、第1及び第2の実施形態と同様に図3で示される。本実施形態の電子機器1の機能ブロック図の一例は、図15で示される。
図15に示すように、本実施形態の電子機器1は、識別情報記憶部2と、通信部4と、管理側収集対象情報記憶部8と、管理側収集対象情報管理部9とを有する。なお、電子機器1は、外部機器制御部3をさらに有してもよい。識別情報記憶部2、外部機器制御部3及び通信部4の構成は、第1及び第2の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
通信部4は、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが送信した収集対象情報(例:RFIDタグやデバイスの識別情報等)を受信する。なお、通信部4は、収集対象情報に加えて、収集対象情報の属性情報(収集対象情報を取得した時間・位置等)をも受信してもよい。管理側収集対象情報管理部9は、通信部4が受信した収集対象情報及びその属性情報を、管理側収集対象情報記憶部8に記憶させる。
また、管理側収集対象情報管理部9は、収集対象情報及びその属性情報を正常に取得(すべての内容を認識できる状態で取得)できると、その旨を示す電子機器返信信号を、通信部4を介して制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに送信する。電子機器返信信号には、例えば、正常に取得できた収集対象情報を識別する情報が含まれていてもよい。
また、管理側収集対象情報管理部9は、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xからの問い合わせに対して、所定の期間内に正常に取得できた1つ以上の収集対象情報を識別する情報を含んだ電子機器返信信号を返信してもよい。これを実現するために、管理側収集対象情報管理部9は、管理側収集対象情報記憶部8に記憶させる収集対象情報に、制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xから取得した時間を示す情報を対応付けておいてもよい。
なお、第1の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xからの問い合わせに対する回答(電子機器返信信号)は、所定の期間内に第1の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xから正常に取得した収集対象情報を識別する情報のみを含んだものであってもよいし、所定の期間内に第1の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xを含む複数の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xから正常に取得した収集対象情報を識別する情報を含んだものであってもよい。前者を実現するために、管理側収集対象情報管理部9は、管理側収集対象情報記憶部8に記憶させる収集対象情報に、いずれの制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xから取得した情報であるかを示す情報を対応付けておいてもよい。
<リーダライタ(RW)11乃至1X>
本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xのハードウエア構成の一例は、第1及び第2の実施形態と同様に図8で示される。本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xの機能ブロック図の一例は、図16で示される。
図16に示すように、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xは、第1のRW通信部21と、第2のRW通信部22と、収集対象情報記憶部24と、収集対象情報管理部25とを有する。なお、リーダライタ(RW)11乃至1Xは、自装置制御部23をさらに有してもよい。第1のRW通信部21及び自装置制御部23の構成は第1及び第2の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
第2のRW通信部22は、第1のRW通信部21がデバイス返信信号を受信すると、当該信号に含まれている収集対象情報を示す情報信号を、電子機器1に送信する。なお、第2のRW通信部22は、情報信号の中に、収集対象情報の属性情報を含めてもよい。
属性情報は、例えば、第1のRW通信部21がデバイス返信信号を受信した時刻や位置を示す情報であってもよい。時刻情報は、リーダライタ(RW)11乃至1X内に備えられた時計部から取得してもよい。位置情報は、リーダライタ(RW)11乃至1Xが位置情報取得機能(例:GPS(Global Positioning System)機能)を有する場合には、当該位置情報取得機能から取得してもよい。
第2のRW通信部22が電子機器1に情報信号を送信するタイミングは様々である。例えば、第1のRW通信部21がデバイス返信信号を受信した際に、電子機器1と第2のRW通信部22との無線通信が可能である場合、第2のRW通信部22は、リアルタイムに情報信号を電子機器1に送信してもよい。一方、第1のRW通信部21がデバイス返信信号を受信した際に、電子機器1と第2のRW通信部22との無線通信が不可能である場合、その間に第1のRW通信部21が受信したデバイス返信信号に含まれている収集対象情報及びその属性情報は収集対象情報記憶部24に記憶されてもよい。そして、その後に電子機器1と第2のRW通信部22とが無線通信可能になった任意のタイミングで、第2のRW通信部22は、収集対象情報記憶部24に記憶されている収集対象情報及びその属性情報を含む情報信号を電子機器1に送信してもよい。なお、収集対象情報記憶部24は、不揮発性の記憶装置である。
なお、第2のRW通信部22は、電子機器1から送信されてきた電子機器返信信号を受信する。電子機器返信信号には、収集対象情報及びその属性情報を正常に取得できた旨を示す情報や、所定の期間内に電子機器1が制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xから正常に取得できた1つ以上の収集対象情報を識別する情報等が含まれる。
収集対象情報管理部25は、第1のRW通信部21が取得した収集対象情報、また、収集対象情報記憶部24に記憶されている収集対象情報を管理する。例えば、第1のRW通信部21が取得した収集対象情報を収集対象情報記憶部24(不揮発性記憶装置18A)に記憶させたり、第1のRW通信部21が取得した収集対象情報を収集対象情報記憶部24(不揮発性記憶装置18A)に記憶させることなく削除(RAM12Aから削除)したり、また、収集対象情報記憶部24(不揮発性記憶装置18A)に記憶されている収集対象情報を削除したりすることができる。収集対象情報管理部25は、さらに収集対象情報の属性情報を同様に管理できる。以下、管理内容の例を説明する。
第1の例として、第1のRW通信部21が収集対象情報を含むデバイス返信信号を受信した際に、電子機器1と第2のRW通信部22との無線通信が不可能である場合を考える。この場合、収集対象情報管理部25は、第1のRW通信部21が受信したデバイス返信信号に含まれている収集対象情報及びその属性情報を、収集対象情報記憶部24に記憶させる。
当該例の場合、第2のRW通信部22は、その後に電子機器1と無線通信可能になった任意のタイミングで、収集対象情報記憶部24に記憶されている収集対象情報及びその属性情報を含む情報信号を、電子機器1に送信する。その後、収集対象情報管理部25は、第2のRW通信部22が送信した収集対象情報が電子機器1に正常に取得されたか確認する。例えば、収集対象情報管理部25は、第2のRW通信部22が受信する電子機器返信信号に基づいて、所定の収集対象情報が正常に取得されたことを確認する。そして、収集対象情報管理部25は、電子機器1に正常に取得されたことを確認できた収集対象情報及びその属性情報を、収集対象情報記憶部24から削除する。
例えば、電子機器1は、収集対象情報及びその属性情報を正常に取得すると、その後の任意のタイミング(例:所定個数(例:1個)の収集対象情報の取得が正常に完了した時点)で当該収集対象情報を正常に取得したことを示す電子機器返信信号を第2のRW通信部22に返信してもよい。そして、収集対象情報管理部25は、このように送信されてきた電子機器返信信号に基づいて、所定の収集対象情報が正常に取得されたことを確認してもよい。
その他、収集対象情報管理部25は、任意のタイミングで、所定の期間内に正常に取得した収集対象情報を問い合わせる問い合わせ信号を、第2のRW通信部22を介して電子機器1に送信してもよい。所定の期間は、現時点を起点にした時間で表現してもよいし(例:現時点から5分前)、時刻で表現してもよい(例:2013年11月1日13時〜13時5分)。そして、その問い合わせ結果を第2のRW通信部22が受信すると、収集対象情報管理部25は、その結果に基づいて、所定の収集対象情報が正常に取得されたことを確認してもよい。例えば、収集対象情報管理部25は、問い合わせ結果において正常に取得されたことが示されている収集対象情報が、収集対象情報記憶部24に記憶されていないか確認する。そして、収集対象情報記憶部24に記憶されている場合には、その収集対象情報及びその属性情報を収集対象情報記憶部24から削除する。
なお、収集対象情報管理部25は、電子機器1に正常に取得されたことを確認できない収集対象情報及びその属性情報は、収集対象情報記憶部24にそのまま記憶させておく。そして、第2のRW通信部22は、当該収集対象情報を任意のタイミングで電子機器1に再送する。
第2の例として、第1のRW通信部21が収集対象情報を含むデバイス返信信号を受信した際に、電子機器1と第2のRW通信部22との無線通信が可能である場合を考える。この場合、第2のRW通信部22は、第1のRW通信部21が取得したデバイス返信信号に含まれる収集対象情報及びその属性情報を、リアルタイムに電子機器1に送信する。その後、収集対象情報管理部25は、第2のRW通信部22が送信した収集対象情報が電子機器1に正常に取得されたか確認する。例えば、収集対象情報管理部25は、第2のRW通信部22が受信する電子機器返信信号に基づいて、所定の収集対象情報が正常に取得されたことを確認する。この間、収集対象情報及びその属性情報は、RAM12Aに記憶されておいてもよい。そして、収集対象情報管理部25は、電子機器1に正常に取得されたことを確認できた収集対象情報及びその属性情報を、RAM12Aから削除する。
一方、収集対象情報管理部25は、電子機器1に正常に取得されたことを確認できなかった収集対象情報及びその属性情報については、収集対象情報記憶部24(不揮発性記憶装置18A)に記憶させる。そして、第2のRW通信部22は、その後の任意のタイミングで収集対象情報記憶部24に記憶されている収集対象情報及びその属性情報を電子機器1に再送する。収集対象情報管理部25は、この収集対象情報及び属性情報が正常に電子機器1に受信されたことを確認すると、それらを収集対象情報記憶部24から削除する。
なお、収集対象情報管理部25は、収集対象情報記憶部24に記憶されたデータ量が所定の閾値を超えた場合、警告を発してもよい。警告は、スピーカ、ランプ、ディスプレイなどのあらゆる出力装置を利用することができる。
以上説明した本実施形態の通信システムによれば、リーダライタ(RW)11乃至1Xで読み取った収集対象情報を、確実に、電子機器1に渡すことができる。結果、リーダライタ(RW)11乃至1Xで読み取った収集対象情報の一部が、電子機器1で管理している情報群の中に存在しないという不都合を軽減することができる。
また、本実施形態の通信システムによれば、電子機器1が外部機器制御部3を備え、リーダライタ(RW)11乃至1Xが自装置情報記憶部20及び自装置制御部23を備えることで、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
<<第4の実施形態>>
まず、本実施形態の通信システムの概要及び全体像について説明する。図1に示すように、本実施形態の通信システムは、1つの電子機器1と、当該電子機器1と無線通信可能な1つ以上のリーダライタ(RW)11乃至1Xとを有する。
リーダライタ(RW)11乃至1Xは、デバイス(RFIDタグを有するデバイス)を検知するための検知信号を放出するとともに、検知信号を受信したRFIDタグ(デバイス)から放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する。そして、リーダライタ(RW)11乃至1Xは、受信したデバイス返信信号に含まれている収集対象情報(例:RFIDタグやデバイスの識別情報等)や収集対象情報の属性情報(収集対象情報を取得した時間等)を、所定のタイミングで電子機器1に送信する。
電子機器1は、1つ以上のリーダライタ(RW)11乃至1Xから収集対象情報及びその属性情報等を取得し、取得した情報を管理する。
ところで、「リーダライタ(RW)11乃至1Xがデバイス(RFIDタグを有するデバイス)から収集対象情報を取得した位置」を管理したい場合がある。リーダライタ(RW)11乃至1X各々が十分な精度の位置情報取得機能(例:GPS機能)を有していれば、当該機能を利用して、収集対象情報を取得した位置を示す位置情報を収集することができる。しかし、リーダライタ(RW)11乃至1Xが位置情報取得機能を有していない場合がある。また、リーダライタ(RW)11乃至1Xが備える位置情報取得機能の性能が良くなく、位置情報の精度が所望のレベルに達しない場合もありえる。本実施形態の通信システムは、このような場合であっても、リーダライタ(RW)11乃至1Xがデバイス(RFIDタグを有するデバイス)から収集対象情報を取得した位置を十分な制度で管理することができる。
<電子機器1>
本実施形態の電子機器1のハードウエア構成の一例は、第1乃至第3の実施形態と同様に図3で示される。本実施形態の電子機器1の機能ブロック図の一例は、図17で示される。なお、電子機器1は可搬型の端末であり、リーダライタ(RW)11乃至1Xを用いた作業を行う作業者に保持される。
図17に示すように、本実施形態の電子機器1は、位置情報取得部5と、第2の時刻情報取得部6と、位置・時刻情報記憶部7とを有する。なお、電子機器1は、識別情報記憶部2、外部機器制御部3、通信部4、管理側収集対象情報記憶部8及び管理側収集対象情報管理部9をさらに有してもよい。識別情報記憶部2、外部機器制御部3、通信部4、管理側収集対象情報記憶部8及び管理側収集対象情報管理部9の構成は、第1乃至第3の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
位置情報取得部5は、現在の位置情報を取得する。位置情報取得部5は、例えば、GPS情報、基地局情報、Wi−Fi(登録商標)のアクセスポイント情報等を利用して、現在の位置情報を取得することができる。位置情報取得部5は、任意のタイミングで位置情報を取得する。例えば、ユーザから位置情報取得指示入力を受付けた後、又は、第1の実施形態で説明した1つ以上の制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xに検知処理を実行させる指示入力を受付けた後、所定の時間間隔(例:30秒おき、1分おき、3分おきなど)で位置情報を取得する。以下、このようにして位置情報取得部5が取得した位置情報を、第1の位置情報という。
その他、例えば、電子機器1とリーダライタ(RW)11乃至1Xとを用いて所定の作業を行う作業者が、作業開始前に電子機器1を操作してこれから行う作業内容及び作業を開始する入力を行い、当該作業が完了すると作業を終了する入力を行うようになっている場合、位置情報取得部5は、ここで入力された作業内容に基づいて位置情報を取得してもよい。例えば、作業者が行う作業の中に、所定の荷物センターでの積荷や荷下し等、決まった場所での作業が存在する場合、予め作業者は、その決まった場所の住所を電子機器1に登録しておくことができる。そして、作業者が電子機器1を操作してその決まった場所での作業をこれから開始する入力を行うと、位置情報取得部5は、登録されているその場所の住所を現在の位置情報として取得する。以下、このようにして位置情報取得部5が取得した位置情報を、第2の位置情報という。
位置情報取得部5は、第1の位置情報及び第2の位置情報いずれか一方のみを取得するよう構成してもよいし、両方を取得するように構成してもよい。
第2の時刻情報取得部6は、位置情報取得部5が位置情報に対応する時刻を示す時刻情報(以下、「第2の時刻情報」)を取得する。例えば、第2の時刻情報取得部6は、位置情報取得部5が第1の位置情報を取得した場合、各位置情報を取得した時刻を示す第2の時刻情報を取得する。一方、第2の時刻情報取得部6は、位置情報取得部5が第2の位置情報を取得した場合、その位置での作業の開始時刻(作業者が作業の開始を入力した時刻)、及び、作業の終了時刻(作業者が作業の終了を入力した時刻)を示す第2の時刻情報を取得する。例えば、電子機器1の内部に時計部が存在する場合、第2の時刻情報取得部6は当該時計部から第2の時刻情報を取得することができる。
位置・時刻情報記憶部7は、位置情報取得部5が取得した位置情報と、第2の時刻情報取得部6が取得した第2の時刻情報とを対応付けた対応情報(以下、「第2の対応情報」)を記憶する。図18に、第2の対応情報の構成例を示す。
<リーダライタ(RW)11乃至1X>
本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xのハードウエア構成の一例は、第1乃至第3の実施形態と同様に図8で示される。本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xの機能ブロック図の一例は、図19で示される。
図19に示すように、本実施形態のリーダライタ(RW)11乃至1Xは、第1のRW通信部21と、第1の時刻情報取得部26と、収集情報・時刻記憶部27とを有する、なお、リーダライタ(RW)11乃至1Xは、第2のRW通信部22、自装置制御部23、収集対象情報記憶部24及び収集対象情報管理部25をさらに有してもよい。第1のRW通信部21、第2のRW通信部22、自装置制御部23、収集対象情報記憶部24及び収集対象情報管理部25の構成は第1乃至第3の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
第1の時刻情報取得部26は、第1のRW通信部21が受信したデバイス返信信号に対応する時刻を示す時刻情報(以下、「第1の時刻情報」)を取得する。第1の時刻情報は、例えば、第1のRW通信部21がデバイス返信信号を受信した時刻を示す情報である。例えば、リーダライタ(RW)11乃至1Xの内部に時計部が存在する場合、第1のRW通信部21は当該時計部から第1の時刻情報を取得することができる。
なお、図示しないが、リーダライタ(RW)11乃至1Xは、現在の位置情報を取得する機能を備えてもよい。そして、リーダライタ(RW)11乃至1Xは、第1のRW通信部21がデバイス返信信号を受信した位置を示す位置情報を取得してもよい。
収集情報・時刻記憶部27は、第1のRW通信部21が受信したデバイス返信信号に含まれる収集対象情報と、第1の時刻情報取得部26が取得した第1の時刻情報とを対応付けた対応情報(以下、「第1の対応情報」)を記憶する。図20に、第1の対応情報の構成例を示す。なお、リーダライタ(RW)11乃至1Xが現在の位置情報を取得する機能を備えている場合には、収集情報・時刻記憶部27は、収集対象情報に、さらに位置情報を対応付けて記憶してもよい。
本実施形態の通信システムは、電子機器1の位置・時刻情報記憶部7に記憶されている第2の対応情報(図18参照)と、リーダライタ(RW)11乃至1Xの収集情報・時刻記憶部27に記憶されている第1の対応情報(図20参照)とを用いて、収集対象情報と位置情報とを対応付ける対応付け部を有する。対応付け部は、電子機器1が備えてもよいし、その他の機器が備えてもよい。対応付け部を有する機器は、有線及び/又は無線での通信や、他の記憶装置を介した情報の受け渡しなどにより、位置・時刻情報記憶部7に記憶されている情報と、収集情報・時刻記憶部27情報とを取得する。以下、対応付け部による処理の一例を説明する。
まず、対応付け部は、第1の対応情報(図20参照)に含まれている時刻情報で特定される第1の時刻と完全に一致する時刻の時刻情報を含む第2の対応情報(図18参照)を検索する。存在する場合、対応付け部は、第1の時刻の時刻情報を含む第1の対応情報に含まれる収集対象情報と、第1の時刻の時刻情報を含む第2の対応情報に含まれる位置情報とを対応付ける。
なお、上述のとおり、位置情報取得部5は、第1の位置情報及び第2の位置情報の両方を取得するように構成することができる。この場合、第1の時刻の時刻情報を含む第2の対応情報(図18参照)が複数存在しうる。第1の時刻の時刻情報を含む第2の対応情報(図18参照)が複数存在する場合、対応付け部は、第1の時刻の時刻情報を含む第1の対応情報に含まれる収集対象情報と、第1の時刻の時刻を含む複数の第2の対応情報の中の、第2の位置情報を含む第2の対応情報の位置情報とを対応付けてもよい。このように構成したほうが、位置情報の精度が高くなると期待される。
一方、第1の時刻の時刻情報を含む第2の対応情報が存在しない場合、対応付け部は、第1の時刻に最も近い時刻の時刻情報を含む第2の対応情報(図18参照)を検索する。そして、第1の時刻の時刻情報を含む第1の対応情報に含まれる収集対象情報と、検索した第2の対応情報に含まれる位置情報とを対応付ける。
なお、第1の時刻の時刻情報を含む第2の対応情報が存在しない場合、かつ、収集情報・時刻記憶部27にリーダライタ(RW)11乃至1X各々が取得した位置情報が記憶されている場合には、対応付け部は、第1の時刻の時刻情報を含む第1の対応情報に含まれる収集対象情報に、収集情報・時刻記憶部27において対応付けられていた位置情報(制御対象リーダライタ(RW)11乃至1Xが取得した位置情報)をそのまま対応付けてもよい。リーダライタ(RW)11乃至1Xが取得する位置情報は、電子機器1が取得する位置情報に比べて精度が落ちる。しかし、第1の対応情報(図20参照)に含まれている第1の時刻と完全に一致する時刻を含む第2の対応情報(図18参照)がない場合には、リーダライタ(RW)11乃至1Xが取得した位置情報を採用することもできる。
以上説明した本実施形態によれば、リーダライタ(RW)11乃至1Xが位置情報取得機能を有していない場合であっても、リーダライタ(RW)11乃至1Xが取得した収集対象情報に、当該情報を取得した位置を対応付けることが可能となる。
また、リーダライタ(RW)11乃至1Xが位置情報取得機能を有している場合であっても、当該位置情報取得機能で取得した位置情報よりも精度が高い位置情報を、収集対象情報に対応付けることができる。
また、本実施形態の通信システムによれば、電子機器1が識別情報記憶部2及び外部機器制御部3を備え、リーダライタ(RW)11乃至1Xが自装置情報記憶部20、第2のRW通信部22及び自装置制御部23を備えることで、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
また、本実施形態の通信システムによれば、電子機器1が識別情報記憶部2、通信部4、管理側収集対象情報記憶部8及び管理側収集対象情報管理部9を備え、リーダライタ(RW)11乃至1Xが第2のRW通信部22、収集対象情報記憶部24及び収集対象情報管理部25を備えることで、第3の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行するリーダライタの識別情報を1つ以上記憶する識別情報記憶手段と、
前記識別情報記憶手段に前記識別情報を記憶されている前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御する外部機器制御手段と、
前記制御対象リーダライタと通信可能に構成されており、前記外部機器制御手段の制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信手段と、
を有する電子機器。
2. 1に記載の電子機器において、
前記外部機器制御手段は、前記制御対象リーダライタの電源のON/OFF、前記検知処理の実行/休止、前記検知信号放出の実行/休止、及び、前記検知信号の電波の出力値の中の少なくとも1つを制御する電子機器。
3. 2に記載の電子機器において、
前記外部機器制御手段は、複数の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知信号を放出しないように、前記制御対象リーダライタの電源のON/OFF、前記検知処理の実行/休止、及び、前記検知信号の放出の実行/休止の中の少なくとも1つを制御する電子機器。
4. 3に記載の電子機器において、
前記外部機器制御手段は、
第1の前記制御対象リーダライタに前記検知処理を実行させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信手段に送信させ、その後、前記通信手段が前記第1の制御対象リーダライタから前記検知処理を完了したことを示す完了通知を含むRW返信信号を受信すると、その後、前記第1の制御対象リーダライタに前記検知処理を休止させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信手段に送信させるとともに、第2の前記制御対象リーダライタに前記検知処理を実行させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信手段に送信させる電子機器。
5. 3に記載の電子機器において、
前記外部機器制御手段は、
複数の前記制御対象リーダライタ各々が前記検知処理の実行又は前記検知信号の放出の実行を開始するタイミング及び終了するタイミングを示した前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信手段に送信させ、
前記動作情報は、複数の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知処理又は前記検知信号の放出を実行しないように調整されている電子機器。
6. 2に記載の電子機器において、
前記外部機器制御手段は、X個(Xは2以上の整数)の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知処理を実行する又は同時に前記検知信号の放出を実行するように制御する場合の前記検知信号の電波の出力値が、X個よりも少ない数の前記制御対象リーダライタが前記検知処理を実行する又は前記検知信号の放出を実行するように制御する場合の前記検知信号の電波の出力値よりも小さくなるように、前記検知信号の電波の出力値を制御する電子機器。
7. デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段と、
所定の電子機器と通信可能に構成された第2のRW通信手段と、
前記第2のRW通信手段が前記電子機器から送信された、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を受信すると、当該動作情報で示される前記動作内容を実行するよう自装置を制御する自装置制御手段と、
を有するリーダライタ。
8. 7に記載のリーダライタにおいて、
前記自装置制御手段は、前記リーダライタ制御信号に含まれている前記動作情報で示される前記動作内容を完了すると、前記第2のRW通信手段を制御して、完了したことを示すRW返信信号を前記電子機器に送信させるリーダライタ。
9. 1から6のいずれかに記載の電子機器と、7又は8に記載のリーダライタと、を有する通信システム。
10. コンピュータを、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行するリーダライタの識別情報を1つ以上記憶する識別情報記憶手段、
前記識別情報記憶手段に前記識別情報を記憶されている前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御する外部機器制御手段、
前記外部機器制御手段の制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信手段、
として機能させるためのプログラム。
10−2. 10に記載のプログラムにおいて、
前記外部機器制御手段に、前記制御対象リーダライタの電源のON/OFF、前記検知処理の実行/休止、前記検知信号放出の実行/休止、及び、前記検知信号の電波の出力値の中の少なくとも1つを制御させるプログラム。
10−3. 10−2に記載のプログラムにおいて、
前記外部機器制御手段に、複数の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知信号を放出しないように、前記制御対象リーダライタの電源のON/OFF、前記検知処理の実行/休止、及び、前記検知信号の放出の実行/休止の中の少なくとも1つを制御させるプログラム。
10−4. 10−3に記載のプログラムにおいて、
前記外部機器制御手段に、
第1の前記制御対象リーダライタに前記検知処理を実行させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信手段に送信させ、その後、前記通信手段が前記第1の制御対象リーダライタから前記検知処理を完了したことを示す完了通知を含むRW返信信号を受信すると、その後、前記第1の制御対象リーダライタに前記検知処理を休止させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信手段に送信させるとともに、第2の前記制御対象リーダライタに前記検知処理を実行させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信手段に送信させる処理を実行させるプログラム。
10−5. 10−3に記載のプログラムにおいて、
前記外部機器制御手段に、
複数の前記制御対象リーダライタ各々が前記検知処理の実行又は前記検知信号の放出の実行を開始するタイミング及び終了するタイミングを示した前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信手段に送信させる処理を実行させ、
前記動作情報は、複数の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知処理又は前記検知信号の放出を実行しないように調整されているプログラム。
10−6. 10−2に記載のプログラムにおいて、
前記外部機器制御手段に、X個(Xは2以上の整数)の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知処理を実行する又は同時に前記検知信号の放出を実行するように制御する場合の前記検知信号の電波の出力値が、X個よりも少ない数の前記制御対象リーダライタが前記検知処理を実行する又は前記検知信号の放出を実行するように制御する場合の前記検知信号の電波の出力値よりも小さくなるように、前記検知信号の電波の出力値を制御する処理を実行させるプログラム。
11. コンピュータが、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行するリーダライタの識別情報を1つ以上記憶する識別情報記憶しておき、
前記識別情報を記憶している前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御する外部機器制御工程と、
前記外部機器制御工程に基づいた制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信工程と、
を実行する電子機器の動作方法。
11−2. 11に記載の電子機器の動作方法において、
前記外部機器制御工程では、前記制御対象リーダライタの電源のON/OFF、前記検知処理の実行/休止、前記検知信号放出の実行/休止、及び、前記検知信号の電波の出力値の中の少なくとも1つを制御する電子機器の動作方法。
11−3. 11−2に記載の電子機器の動作方法において、
前記外部機器制御工程では、複数の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知信号を放出しないように、前記制御対象リーダライタの電源のON/OFF、前記検知処理の実行/休止、及び、前記検知信号の放出の実行/休止の中の少なくとも1つを制御する電子機器の動作方法。
11−4. 11−3に記載の電子機器の動作方法において、
前記外部機器制御工程では、
第1の前記制御対象リーダライタに前記検知処理を実行させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信工程により送信させ、その後、前記通信工程で前記第1の制御対象リーダライタから前記検知処理を完了したことを示す完了通知を含むRW返信信号を受信すると、その後、前記第1の制御対象リーダライタに前記検知処理を休止させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信工程で送信させるとともに、第2の前記制御対象リーダライタに前記検知処理を実行させる前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信工程で送信させる処理を実行する電子機器の動作方法。
11−5. 11−3に記載の電子機器の動作方法において、
前記外部機器制御工程では、
複数の前記制御対象リーダライタ各々が前記検知処理の実行又は前記検知信号の放出の実行を開始するタイミング及び終了するタイミングを示した前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を前記通信工程で送信させ、
前記動作情報は、複数の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知処理又は前記検知信号の放出を実行しないように調整されている電子機器の動作方法。
11−6. 11−2に記載の電子機器の動作方法において、
前記外部機器制御工程では、X個(Xは2以上の整数)の前記制御対象リーダライタが同時に前記検知処理を実行する又は同時に前記検知信号の放出を実行するように制御する場合の前記検知信号の電波の出力値が、X個よりも少ない数の前記制御対象リーダライタが前記検知処理を実行する又は前記検知信号の放出を実行するように制御する場合の前記検知信号の電波の出力値よりも小さくなるように、前記検知信号の電波の出力値を制御する電子機器の動作方法。
12. コンピュータを、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段、
所定の電子機器と通信可能に構成された第2のRW通信手段、
前記第2のRW通信手段が前記電子機器から送信された、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を受信すると、当該動作情報で示される前記動作内容を実行するよう自装置を制御する自装置制御手段、
として機能させるためのプログラム。
12−2. 12に記載のプログラムにおいて、
前記自装置制御手段に、前記リーダライタ制御信号に含まれている前記動作情報で示される前記動作内容を完了すると、前記第2のRW通信手段を制御して、完了したことを示すRW返信信号を前記電子機器に送信させるプログラム。
13. コンピュータが、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信工程と、
所定の電子機器と通信する第2のRW通信工程と、
前記第2のRW通信工程で前記電子機器から送信された、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を受信すると、当該動作情報で示される前記動作内容を実行するよう自装置を制御する自装置制御工程と、
を実行するリーダライタの動作方法。
13−2. 13に記載のリーダライタの動作方法において、
前記自装置制御工程では、前記リーダライタ制御信号に含まれている前記動作情報で示される前記動作内容を完了すると、前記第2のRW通信工程を制御して、完了したことを示すRW返信信号を前記電子機器に送信させるリーダライタの動作方法。
14. デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段と、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶する収集対象情報記憶手段と、
所定の電子機器と通信可能に構成されており、前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信する第2のRW通信手段と、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記収集対象情報記憶手段から削除する収集対象情報管理手段と、
を有するリーダライタ。
15. 14に記載のリーダライタにおいて、
前記収集対象情報管理手段は、前記第2のRW通信手段が第1の前記収集対象情報を示した前記情報信号を送信したが、前記電子機器が前記第1の収集対象情報を正常に取得したことを確認できない場合、前記第2のRW通信手段に前記第1の収集対象情報を示した前記情報信号を再度送信させるリーダライタ。
16. 14又は15に記載のリーダライタにおいて、
前記収集対象情報記憶手段は、不揮発性の記憶装置であるリーダライタ。
17. コンピュータを、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶する収集対象情報記憶手段、
所定の電子機器と通信可能に構成されており、前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信する第2のRW通信手段、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記収集対象情報記憶手段から削除する収集対象情報管理手段、
として機能させるためのプログラム。
17−2. 17に記載のプログラムにおいて、
前記収集対象情報管理手段に、前記第2のRW通信手段が第1の前記収集対象情報を示した前記情報信号を送信したが、前記電子機器が前記第1の収集対象情報を正常に取得したことを確認できない場合、前記第2のRW通信手段に前記第1の収集対象情報を示した前記情報信号を再度送信させる処理を実行させるプログラム。
17−3. 17又は17−2に記載のプログラムにおいて、
前記収集対象情報記憶手段は、不揮発性の記憶装置であるプログラム。
18. コンピュータが、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信工程と、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶手段に記憶させる収集対象情報記憶工程と、
前記収集対象情報を示した情報信号を所定の電子機器に送信するとともに、前記電子機器が送信した電子機器返信信号を受信する第2のRW通信工程と、
前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記記憶手段から削除する収集対象情報管理工程と、
を実行するリーダライタの動作方法。
18−2. 18に記載のリーダライタの動作方法において、
前記収集対象情報管理工程では、前記第2のRW通信工程で第1の前記収集対象情報を示した前記情報信号を送信したが、前記電子機器が前記第1の収集対象情報を正常に取得したことを確認できない場合、前記第2のRW通信工程で前記第1の収集対象情報を示した前記情報信号を再度送信させるリーダライタの動作方法。
18−3. 18又は18−2に記載のリーダライタの動作方法において、
前記記憶手段は、不揮発性の記憶装置であるリーダライタの動作方法。
19. 電子機器と、リーダライタとを有する通信システムであって、
前記リーダライタは、
デバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段と、
前記デバイス返信信号に対応する時刻を示す第1の時刻情報を取得する第1の時刻情報取得手段と、
前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報と、前記第1の時刻情報とを対応付けた第1の対応情報を記憶する収集対象情報・時刻記憶手段と、
を有し、
前記電子機器は、
現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報に対応する時刻を示す第2の時刻情報を取得する第2の時刻情報取得手段と、
前記位置情報と前記第2の時刻情報とを対応付けた第2の対応情報を記憶する位置・時刻情報記憶手段と、
を有し、
前記第1の対応情報と前記第2の対応情報とを用いて、前記収集対象情報と前記位置情報とが対応付けられる通信システム。
1 電子機器
2 識別情報記憶部
3 外部機器制御部
4 通信部
5 位置情報取得部
6 第2の時刻情報取得部
7 位置・時刻情報記憶部
8 管理側収集対象情報記憶部
9 管理側収集対象情報管理部9
11乃至1X リーダライタ(RW)
20 自装置情報記憶部
21 第1のRW通信部
22 第2のRW通信部
23 自装置制御部
24 収集対象情報記憶部
25 収集対象情報管理部
26 第1の時刻情報取得部
27 収集情報・時刻記憶部
1A CPU
2A RAM
3A ROM
4A 通信部
5A 操作受付部
6A 操作部
7A 表示制御部
8A ディスプレイ
9A 補助記憶装置
10A バス
11A CPU
12A RAM
13A ROM
14A 第1通信部
15A 第2通信部
16A 操作受付部
17A 操作部
18A 不揮発性記憶装置
19A バス

Claims (4)

  1. 移動体に取り付けられたリーダライタと、可搬型の端末である電子機器とを有し、
    前記リーダライタは、
    前記移動体で輸送される荷物に付されたデバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行する第1のRW通信手段と、
    前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶する収集対象情報記憶手段と、
    前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信するとともに、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を前記電子機器から受信する第2のRW通信手段と、
    前記動作情報で示される動作内容を実行するよう自装置を制御する自装置制御手段と、
    前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を前記収集対象情報記憶手段から削除する収集対象情報管理手段と、
    を有し、
    前記電子機器は、
    前記リーダライタの識別情報を1つ以上記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報記憶手段に前記識別情報を記憶されている前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御する外部機器制御手段と、
    前記外部機器制御手段の制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信手段と、
    を有する通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記収集対象情報管理手段は、前記第2のRW通信手段が第1の前記収集対象情報を示した前記情報信号を送信したが、前記電子機器が前記第1の収集対象情報を正常に取得したことを確認できない場合、前記第2のRW通信手段に前記第1の収集対象情報を示した前記情報信号を再度送信させる通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の通信システムにおいて、
    前記自装置制御手段は、前記リーダライタ制御信号に含まれている前記動作情報で示される前記動作内容を完了すると、前記第2のRW通信手段を制御して、完了したことを示すRW返信信号を前記電子機器に送信させる通信システム
  4. 移動体に取り付けられたリーダライタと、可搬型の端末である電子機器とを有する通信システムの前記リーダライタが、
    前記移動体で輸送される荷物に付されたデバイスを検知するための検知信号を放出するとともに、前記検知信号を受信したデバイスから放出されたデバイス返信信号を受信する検知処理を実行し、
    前記デバイス返信信号に含まれる収集対象情報を記憶し、
    前記収集対象情報を示した情報信号を前記電子機器に送信するとともに、実行すべき動作内容を示した動作情報を含むリーダライタ制御信号を前記電子機器から受信し、
    前記動作情報で示される動作内容を実行するよう自装置を制御し、
    前記収集対象情報が前記電子機器に正常に取得されたか確認し、正常に取得されたことが確認された前記収集対象情報を削除し、
    前記電子機器が、
    前記リーダライタの識別情報を1つ以上記憶し、
    前記識別情報を記憶されている前記リーダライタである制御対象リーダライタの動作を個別に制御し、
    前記制御に従い、前記制御対象リーダライタに実行させる動作内容を示した前記動作情報を含む前記リーダライタ制御信号を、前記制御対象リーダライタに送信する通信システムの処理方法。
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