JP2018008772A - 荷物管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】個々の荷物を移動させる作業者の仕分作業の効率化と負担軽減を図ることを課題とする。【解決手段】 荷物に取り付けられた無線タグと、荷物の配送管理をする管理サーバとからなる。無線タグは、振動状態を検出する振動検出部と、無線タグを識別するタグ識別情報と検出状態を示す情報とを含むタグ情報を生成するタグ情報生成部とを備え、タグ情報を管理サーバに送信する。管理サーバは、タグ情報を取得するタグ情報取得部と、取得したタグ情報を利用して、無線タグが取り付けられた荷物が移動状態か否かを判断する荷物移動確認部と、タグ識別情報と荷物を仕分けるための荷物の移動先とを対応付けた荷物配送情報を記憶した記憶部と、荷物移動確認部が荷物が移動状態にあると判断した場合に、荷物配送情報を利用して、移動状態にある荷物の移動先を通知する荷物移動先通知部とを備える。【選択図】図3

Description

この発明は、荷物管理システムに関し、特に、作業者が配送前に荷物を保管しておく場所に個々の荷物を移動させる際に、作業者の負担を軽減させることのできる荷物管理システムに関する。
従来、配送する荷物を識別し各荷物の配送先を区別するために、荷物ごとに、商品コード、配送先などが数値化されたバーコードを取り付け、作業者が、バーコードリーダを用いて各荷物のバーコードを読み取る操作をすることで、荷物を配送先ごとに、仕分けしていた。
また、バーコードを読み取る操作をなくし作業を簡略化するために、荷物の管理情報を書き込んだ無線タグを荷物に取り付け、その無線タグを非接触で読み取ることにより、荷物の配送管理をするシステムも提案されている。
さらに、特許文献1には、個々の荷物に、荷物を識別するための識別IDが予め記録されたパッシブタグを取り付け、所定数の荷物を入れたケースに、ケース内の荷物の品物名、配送日時、温度などの輸送条件、配送先等が記録されたアクティブタグを取り付け、アクティブタグに温度や湿度などの輸送環境データを測定するセンサを備えて、複数のケースを載置して運搬する荷物収納装置のマスタパレットが、パッシブタグおよびアクティブタグと無線通信することによって、荷物の識別IDとセンサの測定データを取得し、取得した荷物の識別IDとセンサの測定データや、数量異常または輸送条件違反などのアラーム情報を、携帯端末及びセンタサーバに送信することによって、複数のケース単位の荷物の数量等を容易に管理できるようにした荷物収納装置が、記載されている。
特開2015−110481号公報
しかし、従来のように、作業者が、荷物ごとに取り付けられたバーコードを、バーコードリーダを用いて読み取らせる操作をするのは、時間がかかるので作業効率が低く、作業者の操作負担が大きい。
また、1つの運搬台車に搭載された複数の荷物を配送先ごとに仕分けする配送の現場では、各荷物に取り付けられた無線タグの情報を、非接触で一括読み取りした後、作業者が荷物を1つずつ持ち上げて、配送先ごとの仕分棚に移動させる作業が必要となる場合が多い。
複数の荷物の配送先が同一の場合は、同じ仕分棚に移動させる作業を繰り返せばよいが、1つの運搬台車に搭載された複数の荷物の配送先がそれぞれ異なる場合は、荷物を移動させる先の仕分棚が異なるので、作業者は、1つの荷物を持ち上げる前に、その都度、荷物に添付されたラベルや無線タグの情報を確認した後、所定の仕分棚まで荷物を運ぶ必要があり、作業者の仕分作業の負担が大きかった。
また、特許文献1の装置では、入荷された複数の荷物を荷物収納装置に乗せて輸送している間に、荷物の数量や輸送環境を把握することができるが、センサを備えたアクティブタグは、所定数の荷物を入れたケースごとに取り付けられるため、個々の荷物が持ち上げられて移動されていることを検出することができず、作業者が個々の荷物を移動中に、移動中の個々の荷物を識別して、その荷物をどこに移動させるべきかを確認することが難しい。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、個々の荷物が移動中であることを確認し、荷物を運んでいる作業者に、移動中の荷物に対して行うべき作業内容等を通知することによって、作業者の作業の効率化と負担軽減を図ることが可能な荷物管理システムを提供することを課題とする。
この発明は、荷物に取り付けられた無線タグと、荷物の配送管理をする管理サーバとからなる荷物管理システムであって、前記無線タグが、前記管理サーバと通信する第1通信部と、前記無線タグの振動状態を検出する振動検出部と、前記無線タグを識別するタグ識別情報と前記振動検出部が検出した状態を示す情報とを含むタグ情報を生成するタグ情報生成部とを備え、前記第1通信部が、前記タグ情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバが、前記無線タグと通信する第2通信部と、前記無線タグから送信されたタグ情報を取得するタグ情報取得部と、前記取得したタグ情報を利用して、無線タグが取り付けられた荷物が移動状態か否かを判断する荷物移動確認部と、荷物に取り付けられた無線タグを識別するタグ識別情報と、荷物を仕分けるための荷物の移動先とを対応付けた荷物配送情報を記憶した記憶部と、前記荷物移動確認部が前記荷物が移動状態にあると判断した場合に、前記荷物配送情報を利用して、移動状態にある荷物に取り付けられた無線タグのタグ識別情報に対応付けられた荷物の移動先を取得して、その荷物の移動先情報を通知する荷物移動先通知部とを備えたことを特徴とする荷物管理システムを提供するものである。
また、所定の距離内にある無線タグと無線通信し、前記無線タグから送信されたタグ情報を前記管理サーバに送信する中継装置をさらに備えることを特徴とする。
これによれば、たとえば、複数の中継装置を荷物の搬送経路に設けることにより、作業者が、搬送経路を通って荷物を移動させている間に、荷物に取り付けられた無線タグと中継装置とが無線通信することによって、容易にタグ情報を管理サーバに送信することができる。
また、荷物を移動させる作業者が所持している携帯端末をさらに備え、前記荷物移動先通知部は、作業者が移動させている荷物の移動先情報を、前記携帯端末に通知することを特徴とする。
これによれば、作業者が移動させている荷物の移動先情報が、作業者が所持している携帯端末に通知されるので、作業者は、自己が所持している携帯端末で、移動させている荷物の移動先情報を、いつでもどこでも確認することができ、作業の迅速化を図ることができる。
また、前記荷物移動先通知部は、前記移動状態にある荷物の移動先を、その荷物を移動させている作業者に通知することを特徴とする。
さらに、前記管理サーバが、情報を表示する表示部と、音声および光によって情報を報知する報知部とをさらに備え、前記荷物移動先通知部が通知する内容を、表示、音声、および光のうち、少なくともいずれか1つ以上の手段を用いて、作業者に知らせることを特徴とする。
これによれば、移動状態にある荷物の移動先などが、表示、音声、および光のうち、少なくともいずれか1つ以上の手段を用いて、作業者に通知されるので、容易に荷物の移動先などを確認することができ、作業者が荷物を移動する前に書類等を用いて荷物の移動先を確認する必要がなく、荷物の移動作業の迅速化を図り、荷物の移動先を間違える可能性を減らし、作業者の作業負担を軽減させることができる。
また、前記管理サーバが、前記タグ情報を送信してきた無線タグが取り付けられた荷物の現在位置を特定する現在位置特定部をさらに備えることを特徴とする。
また、前記現在位置特定部が荷物の現在位置を特定した後、特定された荷物の現在位置に基づいて、前記荷物移動先通知部が、作業者が移動している荷物を移動してはならないこと、荷物の移動先が誤っていること、および荷物に対する仕分け作業が終了したことのいずれかを通知することを特徴とする。
これによれば、タグ情報を送信してきた無線タグが取り付けられた荷物の現在位置を特定するので、その荷物の現在位置に対応した情報を、作業者に通知することが可能となる。たとえば、荷物の現在位置と所定の保管位置とが異なる場合は、移動禁止や移動誤りなどの警告を通知することができ、荷物の現在位置と移動先の位置とが一致する場合は、移動完了を作業者に通知できる。
また、この発明は、個々の荷物に取り付けられ、荷物の配送管理をする管理サーバにタグ情報を送信する荷物管理システムの無線タグであって、所定の距離内にある中継装置と無線通信し、前記中継装置を介して前記管理サーバと通信する通信部と、前記無線タグが振動状態にあるかまたは静止状態にあるかを検出する振動検出部と、前記中継装置から出力される電波の受信強度を測定する電波強度測定部と、前記無線タグを識別するタグ識別情報を記憶した記憶部と、前記タグ識別情報と、前記振動検出部が検出した状態を示す情報と、前記測定された電波の受信強度とを含む前記タグ情報を生成するタグ情報生成部とを備え、前記通信部が、前記生成されたタグ情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする荷物管理システムの無線タグを提供するものである。
また、この発明は、個々の荷物に取り付けられた無線タグからタグ情報を受信し、荷物の配送管理をする荷物管理システムの管理サーバであって、前記タグ情報には、前記無線タグが振動状態にあるかまたは静止状態にあるかを示す情報が含まれ、所定の距離内にある無線タグと無線通信する中継装置を介して、前記無線タグと通信する通信部と、前記無線タグから送信されたタグ情報を取得するタグ情報取得部と、前記取得したタグ情報に含まれる無線タグが振動状態にあるかまたは静止状態にあるかを示す情報を利用して、無線タグが取り付けられた荷物が移動状態か否かを判断する荷物移動確認部と、荷物に取り付けられた無線タグを識別するタグ識別情報と、荷物を仕分けるための荷物の移動先とを対応付けた荷物配送情報を記憶した記憶部と、前記荷物移動確認部が前記荷物が移動状態にあると判断した場合に、前記荷物配送情報を利用して、移動状態にある荷物に取り付けられた無線タグのタグ識別情報に対応付けられた荷物の移動先を取得して、その荷物の移動先情報を通知する荷物移動先通知部とを備えたことを特徴とする荷物管理システムの管理サーバを提供するものである。
この発明によれば、無線タグが、無線タグの振動状態を検出する振動検出部を備え、振動検出部が検出した状態を示す情報を含むタグ情報を管理サーバに送信し、管理サーバが、無線タグから送信されたタグ情報を利用して、無線タグが取り付けられた荷物が移動状態か否かを判断し、荷物が移動状態にあると判断した場合に、荷物に取り付けられた無線タグに対応付けられた荷物の移動先を取得して、その荷物の移動先情報を通知するので、作業者が、たとえば、1つの荷物を持って仕分棚に運ぶ仕分作業をする場合、荷物の移動先である仕分棚が通知されたとすると、荷物の移動中に、通知された内容を確認することにより、荷物の移動先である仕分棚を容易に確認することができ、その荷物を持ち上げる前に事前に書類等を用いて荷物の移動先を確認する必要がなく、荷物の仕分作業の迅速化を図り、荷物の移動先を間違える可能性を減らし、作業者の仕分作業にかかる負担を軽減させることができる。
この発明の荷物管理システムの一実施例の概略構成図である。 この発明の荷物管理システムにおける荷物の仕分作業の説明図である。 この発明の荷物管理システムにおける荷物の仕分作業の説明図である。 この発明の荷物管理システムにおける荷物の仕分作業の説明図である。 この発明の荷物管理システムの無線タグの一実施例の構成ブロック図である。 この発明の荷物管理システムの管理サーバの一実施例の構成ブロック図である。 この発明の荷物管理システムで利用される情報の一実施例の説明図である。 この発明の無線タグにおける移動検出処理等の一実施例のフローチャートである。 この発明の管理サーバにおける仕分管理処理等の一実施例のフローチャートである。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<荷物管理システムの構成>
図1に、この発明の荷物管理システムの一実施例の概略構成図を示す。
図1において、この発明の荷物管理システムは、主として、荷物7を集荷し配送する荷物配送センターや倉庫などで利用され、配送する荷物7に取り付けられた無線タグ1と、荷物の配送管理をする管理サーバ2とからなる。
また、後述するように、無線タグ1で生成され記憶されているタグ情報が、管理サーバ2に送信される。無線タグ1と管理サーバ2とが直接通信してもよいが、管理サーバ2は、荷物7に取り付けられた無線タグ1と直接通信できる環境にない場合が多いと考えられるので、荷物管理システムに、複数の中継装置5をさらに備えることが好ましい。
中継装置5は、所定の距離内にある無線タグ1と無線通信し、無線タグに記憶されているタグ情報を管理サーバ2に送信する機能を有する。
また、作業者が荷物を移動中に、作業者が移動させている荷物に対して行うべき作業内容(荷物に対する仕分作業内容等の情報)を通知する先である携帯端末3や電子表示板4等も、荷物管理システムに含めてもよい。
荷物7は、所定の配送先に配達すべき物品であり、複数個の梱包単位や集荷単位ごとに、運搬台車に乗せて、倉庫内を移動させられ、所定の配送先ごとに区分けされた仕分棚に保管される。1つの仕分棚に保管された複数の荷物は、所定の配送先へ行くトラック等に載せられて輸送される。仕分棚は、配送前に荷物を一時的に保管しておく部材であり、荷物の保管は、棚のほかに、仕分カートなどを用いてもよい。
個々の荷物7には、それぞれ固有の識別情報を持つ無線タグ1が取り付けられているものとする。
無線タグ1(以下、単にタグ、またはTGとも呼ぶ)は、アンテナと、情報が記憶されたメモリとを備え、主として、中継装置や読取装置から出力される電波を用いて、メモリに記憶された情報を非接触で読み書きすることのできる装置である。たとえば、RFID(Radio Frequency Identification)などで規定された周波数の電波を送受信するアンテナを備え、所定の距離(たとえば、10メートルから30メートル程度の距離)内にある中継装置5と通信する。
無線タグ1のメモリには、後述するようなタグ識別情報や移動検知フラグを含むタグ情報が記憶されている。個々の荷物に取り付けられた無線タグ1には、それぞれ異なるタグ識別情報が付与される。
また、無線タグ1は、荷物が移動されたことによる振動を検出するセンサ(たとえば、加速度センサ)を備える。後述するように、無線タグ1が取り付けられた荷物が、作業者によって個別に移動させられた場合、このセンサによって振動が検出されるので、振動が検出されたことを示す情報(移動検知フラグ)を記憶し、通信可能な中継装置5を介して、振動が検出されたことを示す情報を含むタグ情報を、管理サーバ2に送信する。
中継装置5(以下、REとも呼ぶ)は、所定の無線通信方式によって、無線タグ1と無線通信する装置であり、たとえば、RFID(Radio Frequency Identification)などで規定された周波数の電波を送受信するアンテナを備える。
無線タグ1と中継装置5との間の無線通信方式としては、RFIDの他に、BLE(Bluetooth Low Energy)などの無線通信を利用してもよい。
ただし、管理サーバ2が、中継装置5と同等の通信機能を有する場合は、管理サーバ2と無線タグ1とが、中継装置5を介さずに、直接、無線通信をしてもよい。
また、中継装置RE5は、管理サーバ2に、有線LANや無線LAN等を介して接続され、管理サーバ2からの情報を、アンテナから出力される電波に乗せて送信したり、無線タグ1から受信した情報を管理サーバ2に転送したりする。
中継装置RE5は、比較的小型の装置であり、無線タグ1との通信可能距離が比較的短く制限されるので、倉庫内において、荷物の搬送経路や仕分棚の近傍に、複数個のREが固定配置される。
荷物に取り付けられた無線タグ1は、その荷物が所定の搬送経路を移動中において、最も受信強度の高い電波を送信している中継装置RE5を介して、管理サーバ2との間で情報の通信を行い、タグ情報を管理サーバ2に送信する。
中継装置RE5は固定配置されているので、管理サーバ2が通信が成立した中継装置RE5を認識することによって、無線タグ1が取り付けられた荷物のおおよその現在位置が、タグ情報の通信を中継した中継装置RE5の近くであるとわかる。
また、無線タグ1が、荷物に取り付けられた無線タグ1の周辺にある少なくとも3つ以上の中継装置RE5から発せられた電波の受信強度を測定し、管理サーバ2が、この電波の受信強度を利用することによって、移動中の荷物のおおよその現在位置を把握することができる。
管理サーバ2(以下、サーバ、またはSVとも呼ぶ)は、配送される荷物の配送に関する情報を記憶管理する装置であり、倉庫等の建物内や、別の建物内に設置される。
管理サーバ2に記憶される荷物の配送に関する情報(以下、荷物配送情報と呼ぶ)としては、たとえば、荷物の配送先情報や、仕分棚位置情報などがある。
管理サーバ2は、中継装置5と、有線LANや無線LAN等を介して接続され、中継装置5を介して、荷物に取り付けられた無線タグ1から、無線タグ1に記憶されているタグ情報を取得する。
また、管理サーバ2は、インターネットやLANなどのネットワーク6を介して、携帯端末3や電子表示板4などの装置に接続され、携帯端末3や電子表示板4によって、荷物を移動させる作業者に、移動先の仕分棚の位置や、警告などの情報を通知する。
携帯端末3は、荷物を移動させる作業者が所持している装置であり、たとえば、携帯電話、タブレット端末、ヘッドセット、ウェアラブル端末、ハンディーターミナルなどの情報処理装置が含まれる。
電子表示板4は、荷物の移動作業をしている作業者に、視覚的に所定の情報を知らせるための大型の表示パネルであり、荷物の搬送経路や、仕分棚のある保管場所の近傍で、作業者が見やすい位置に設置される。ただし、電子表示板4は、必須の構成ではなく、他に作業者に情報を知らせる手段がある場合は、備えなくてもよい。
電子表示板4への表示の他に、作業者に情報を報知する手段として、音声、光、振動などがあるが、たとえば、スピーカ、LCDパネル、バイブレータ、LEDなどを備えてもよい。
<荷物管理システムにおける仕分作業の説明>
図2、図3および図4に、この発明の荷物管理システムにおける荷物の仕分作業の説明図を示す。
ここでは、運搬台車に搭載された複数の荷物のうち、1つの荷物7を、作業者がその荷物を保管すべき仕分棚に移動させる仕分作業をする場合について説明する。
倉庫内の所定の位置に配送前保管場所10が設けられており、配送前保管場所10の中に、複数の仕分棚9が配置されているものとする。仕分棚は、仕分カートでもよい。
また、複数の荷物7が運搬台車8に搭載されて、所定の搬送経路に沿って、配送前保管場所10の近くまで搬送されるものとする。搬送経路と配送前保管場所10には、複数の中継装置RE5が固定配置され、各中継装置RE5は管理サーバSV2に接続され、配送前保管場所10内あるいは、搬送経路で作業者が見やすい位置に、電子表示板4が配置されるものとする。
また、管理サーバSV2には、配送すべきすべての荷物の荷物配送情報が予め記憶され、たとえば、荷物1Gを移動すべき仕分棚位置情報として、仕分棚H1が記憶されていたとする。
まず、図2において、1つの運搬台車8に、9つの荷物7(1A〜1I)が搭載されており、静止していたとする。この静止状態で、各荷物の無線タグTG1が近くにある中継装置5と通信可能な場合、その中継装置5を介して、運搬台車8に搭載されている9つの荷物7(1A〜1I)のタグ情報が、各無線タグTG1からそれぞれ読み出され、管理サーバSV2に送信される。
この状態では、荷物の仕分け前なので、電子掲示板4には、特に何も表示しなくてもよい。
他の運搬台車8に搭載されている荷物についても、近くにある中継装置5を介して、各荷物7のタグ情報が、無線タグTG1からそれぞれ読み出され、管理サーバSV2に送信される。
次に、図3において、運搬台車8に搭載されている9つの荷物7(1A〜1I)のうち、作業者によって、1つの荷物1Gが持ち上げられ、仕分棚に向かって移動させられるものとする。
このとき、荷物1Gが持ち上げられたため、荷物1Gの無線タグに取り付けられた加速度センサにより、振動が検出される。振動が検出されたことが無線タグTG1に記憶され、近くの中継装置5を介して、振動が検出されたことを含むタグ情報が、管理サーバSV2に送信される。
タグ情報を受信した管理サーバSV2では、予め記憶されていた荷物配送情報を利用して、タグ情報を送ってきた無線タグが取り付けられた荷物1Gの仕分棚位置情報を取得し、荷物1Gを移動すべき仕分棚が仕分棚H1であることを、電子表示板4に表示する。
荷物1Gを持ち上げて移動中の作業者は、電子表示板4を見て、荷物1Gを移動すべき仕分棚が、仕分棚H1であることを確認する。これにより、荷物1Gを持った作業者は、配送前保管場所10に入り、仕分棚H1のほうに向かって移動する。荷物1Gを持った作業者が移動している間は、振動が検出されている状態である。
また、荷物1Gを移動すべき仕分棚が仕分棚H1であることを、作業者が所持している携帯端末3に送信してもよい。
次に、図4に示すように、荷物1Gを持った作業者は、配送前保管場所10の仕分棚H1に近づいて、荷物1Gを仕分棚H1に置く。これにより、荷物は静止状態となる。
配送前保管場所10にも、複数の中継装置5が配置されているとすると、そのいずれかの中継装置5を介して、仕分棚H1に置かれて静止状態となった荷物1Gのタグ情報が管理サーバSV2に送信される。
管理サーバSV2が、受信した荷物1Gのタグ情報から、荷物1Gが仕分棚H1に置かれたことが確認されると、荷物1Gの仕分作業が終了する。
このように、作業者が、1つの荷物を持って仕分棚に運ぶ仕分作業をする場合、荷物の移動中に荷物を移動させるべき仕分棚を確認することができるので、その荷物を持ち上げる前に、書類等を用いて荷物を移動させる仕分棚を確認する必要がなく、仕分作業の迅速化を図り、荷物を移動させる仕分棚を間違える可能性を減らし、作業者の仕分作業にかかる負担を軽減できる。
<無線タグの構成の説明>
図5に、この発明の荷物管理システムの無線タグの一実施例の構成ブロック図を示す。
図5において、この発明の荷物管理システムの無線タグTG1は、主として、制御部21,電源部22、振動検出部23、タグ情報生成部24、通信部25、電波強度測定部26、記憶部30を備える。
無線タグTG1の制御部21は、振動検出部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の振動検出機能、通信機能などを実行する。
電源部22は、無線タグTG1を作動させる電力を供給する部分であり、充電池や乾電池などの二次電池が用いられる。電源部22から供給される電力によって制御部などすべての機能を常に動作させてもよいが、節電のため、管理サーバSV2とのデータ通信を行わないような状態では、制御部21と通信部25のみに電力を供給し、管理サーバSV2および中継装置RE5と通信可能な状態になっている場合に、振動検出部23などの他のすべての機能を動作させるようにしてもよい。
振動検出部23は、無線タグTG1の振動状態を検出する部分であり、主として、無線タグTG1が現在、振動状態にあるかまたは静止状態にあるかを検出する。
たとえば、作業者によって荷物が持ち運ばれているとき、その荷物に取り付けられた無線タグTG1には振動が与えられるが、振動検出部23は、荷物が持ち運ばれているときに発生しうる振動に相当する大きさの振動が与えられているか否かを検出する。
振動検出部23としては、たとえば、加速度センサ、角速度センサなどが用いられる。
無線タグTG1が取り付けられている荷物が作業者によって持ち運ばれている場合、無線タグTG1には振動が与えられるので、加速度センサから、その振動の強さに対応した信号が出力される。この出力される信号を測定することによって、振動の大きさや有無を検出することができる。
たとえば、加速度センサによって、無線タグTG1に所定時間(たとえば、1秒間)以上継続して、所定強度以上の振動が与えられていることを検出した場合に、振動状態を検出したと判断する。振動を検出した場合、後述するように、記憶部30に記憶される移動検知フラグに、振動状態にあることを意味する01を設定する。
逆に、無線タグTG1に所定時間以上継続して振動が検出されなかった場合は、静止状態であると判断する。振動が検出されなかった場合、移動検知フラグに、静止状態にあることを意味する00を設定する。
移動検知フラグは、振動検出部23が検出した状態を示す情報であり、タグ情報に含まれる。
振動状態を検出したと判断された場合は、無線タグTG1が取り付けられた荷物が、作業者によって持ち運ばれているものとする。
タグ情報生成部24は、管理サーバSV2に送信するタグ情報を生成する部分である。
たとえば、後述する図7(a)に示すように、少なくとも無線タグTG1を識別するタグ識別情報と、振動検出部3が検出した状態を示す情報(移動検知フラグ)とを含むタグ情報31が生成される。
通信部25は、管理サーバ2と通信する上記した第1通信部に相当するが、主として、所定の距離内にある中継装置RE5と無線通信する部分であり、中継装置RE5を介して管理サーバ2と通信する。タグ情報生成部24によって生成されたタグ情報は、通信部25によって、管理サーバSV2に送信される。
通信部25は、所定の周波数の電波を送受信するためのアンテナを備える。無線タグTG1と中継装置RE5との通信は、無線による通信であればよく、その通信方式としては、既存のあらゆる方式を利用することができるが、たとえば、RFID、BLE、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)などのいずれかを用いればよい。
電波強度測定部26は、中継装置RE5から出力される電波であって、通信部25のアンテナで受信された電波の受信強度を測定する部分である。測定された電波の受信強度(受信電波強度)を、記憶部30に記憶する。受信電波強度も、タグ情報に含まれる。
複数の中継装置RE5のアンテナから出力される電波の強度が同じであるとすると、無線タグTG1に最も近い中継装置RE5から出力された電波の受信強度が最も大きく、無線タグTG1から離れるに従って中継装置RE5から出力された電波の受信強度は弱くなる。
荷物の搬送経路などに、複数の中継装置RE5が配置されているとすると、荷物に取り付けられた無線タグTG1には、いくつかの中継装置RE5から出力された電波が受信できる場合がある。
そこで、無線タグTG1が複数の電波を受信できた場合、受信強度の高い順に、少なくとも3つの受信電波強度を、記憶部30に記憶するようにする。
また、受信電波強度を管理サーバSV2に送信し、管理サーバSV2において、これら3つの受信電波強度を利用することにより、無線タグTG1の現在位置を特定する。少なくとも3つの受信電波強度の測定値があれば、従来から行われている3点測位法により、無線タグTG1の現在位置を特定することができる。
記憶部30は、無線タグTG1の各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部30には、たとえば、タグ情報31が記憶される。
タグ情報31は、無線タグTG1に関する情報であり、主として、タグ識別情報TGID、移動検知フラグMVF、受信電波強度RVIを含む情報であり、書き替え可能なメモリに記憶される。
図7(a)に、タグ情報31の一実施例の説明図を示す。
タグ識別情報TGIDは、無線タグを識別するための固有のデータであり、無線タグごとに異なるデータが予め記憶される。
移動検知フラグMVFは、無線タグTG1が、現在振動状態にあるか、または静止状態にあるかを示す情報である。現在振動状態にある場合、無線タグTG1が取り付けられた荷物が、移動中であると判断するものとする。たとえば、移動検知フラグMVF=00の場合、無線タグTG1が静止状態にあることを示すものとし、移動検知フラグMVF=01の場合、無線タグTG1が振動状態(荷物が移動中)にあることを示すものとする。
受信電波強度RVIは、無線タグTG1の近傍にある中継装置RE5から出力された電波の受信強度の測定値である。図7(a)では、無線タグTG1の近傍にある中継装置のうち、受信強度の高いものから順に、3つの受信電波強度を記憶している。ただし、4つ以上の受信電波強度を記憶してもよい。
図7(a)において、たとえば、タグ識別情報TGIDがTG11111の無線タグTG1は、移動検知フラグMVFが00なので、現在静止状態にあり、3つの中継装置RE5からの受信電波強度RVIは、それぞれR1=-80、R2=-86、R3=-92であることを示している。
このタグ情報31は、通信部25によって、接続可能な中継装置RE5を経由して、管理サーバSV2に送信される。管理サーバSV2は、経由された中継装置RE5の位置を認識することによって、タグ情報31を送信してきた無線タグTG1のおおよその現在位置を特定することができる。
<管理サーバの構成の説明>
図6に、この発明の荷物管理システムの管理サーバの一実施例の構成ブロック図を示す。
図6において、この発明の荷物管理システムの管理サーバSV2は、主として、制御部41,通信部42、表示部43、報知部44、タグ情報取得部45、荷物移動確認部46、現在位置特定部47、荷物移動先通知部48、記憶部50を備える。
管理サーバSV2の制御部41は、タグ情報取得部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明のタグ情報取得機能、通信機能、荷物移動確認機能、荷物移動先通知機能などを実行する。
通信部42は、無線タグTG1と通信する上記した第2通信部に相当する。また、ネットワーク6を介して、携帯端末3と通信する部分でもある。
無線タグTG1との実際の通信は、中継装置RE5を介して行うが、直接行ってもよい。
管理サーバSV2と中継装置RE5とは、上記したように、有線LANまたは無線LANで接続され、管理サーバSV2からの指示により、中継装置RE5により、無線タグTG1とのデータの送受信が行われる。
たとえば、中継装置RE5に対して、接続指示要求を与えると、中継装置RE5のアンテナから、接続信号に相当する電波を出力する。この接続信号に相当する電波が、無線タグTG1に受信されることにより、無線タグTG1の全ての機能が動作できる状態となり、中継装置RE5によって無線タグTG1に記憶されているタグ情報が読み出される。このタグ情報が、中継装置RE5を介して、管理サーバ3に転送され、通信部42によって受信される。
作業者が所持している携帯端末3には、後述する表示部43に表示される情報と同等の情報が送信される。
表示部43は、情報を表示する部分であり、各機能の実行に必要な情報や、機能の実行の結果などを、作業者に知らせるために表示する。たとえば、LCD、有機ELディスプレイ、大画面の電子表示板などが用いられる。
ここでは、表示部43に表示される情報は、主として作業者に知らせるための情報なので、表示部43は、荷物を搬送する作業者が、作業中に確認できる位置に配置することが好ましい。たとえば、搬送経路の途中や、配送前保管場所10の近くに、大画面の電子表示板4を配置する。電子表示板4は、LANなどのネットワークを介して、管理サーバSV2に接続すればよい。
後述するように、表示部43には、移動中の荷物を保管すべき仕分棚の位置の情報や、移動禁止または移動位置の誤りを指摘する警告などを表示させる。
報知部44は、所定の情報を、作業者に知らせる部分であり、主として、音声や光を用いて、情報を報知する。たとえば、報知部44としては、スピーカ、LEDなどが用いられる。
報知される情報は、表示部43に表示される情報とほぼ同じであり、たとえば、表示部43に表示された移動中の荷物を保管すべき仕分棚の位置の情報を、スピーカから音声で報知する。あるいは、作業者がヘッドセットを身につけている場合は、報知すべき情報をヘッドセットに転送し、そのヘッドセットのスピーカから、情報を報知してもよい。
タグ情報取得部45は、無線タグTG1から送信され中継装置RE5を介して受信されたタグ情報31を取得する部分である。取得したタグ情報31は、記憶部50に一時記憶され、荷物移動の確認などのために用いられる。
荷物移動確認部46は、取得したタグ情報31を利用して、無線タグが取り付けられた荷物が移動状態か否かを判断する部分である。上記したように、タグ情報31には、無線タグが振動状態にあるかまたは静止状態にあるかを示す移動検知フラグMVFが含まれているので、この移動検知フラグMVFを確認して、荷物が移動状態か否かを判断する。
移動検知フラグMVF=00の場合は、荷物は静止状態であると判断する。
一方、移動検知フラグMVF=01の場合は、荷物は移動中の状態であり、振動状態にある無線タグが取り付けられた荷物が、作業者によって持ち運ばれている状態であると判断する。
現在位置特定部47は、取得したタグ情報31を利用して、タグ情報を送信してきた無線タグが取り付けられた荷物の現在位置を特定する部分である。上記したように、タグ情報31には、受信電波情報RVIが含まれているので、この受信電波情報RVIを利用して、3点測位法により、荷物の現在位置を特定する。
荷物の現在位置は、荷物を保管する位置として予め決められた仕分棚の位置と比較することによって、その荷物が保管されるべき仕分棚に移動させられたかを確認するのに用いられる。あるいは、荷物の移動先が間違っていることの確認にも用いられる。
荷物移動先通知部48は、移動状態にある荷物に対して行うべき作業内容を通知する部分である。
具体的には、前記荷物移動確認部46が、無線タグが取り付けられた荷物が移動状態にあると判断した場合に、記憶部50に記憶された荷物配送情報を利用して、移動状態にある荷物に取り付けられた無線タグのタグ識別情報に対応付けられた荷物の移動先を取得して、その荷物に対して行うべき作業内容を、荷物の作業者に通知する。
たとえば、移動状態にある荷物の移動先を、その荷物を移動させている作業者に通知する。
また、現在位置特定部47が荷物の現在位置を特定した後、特定された荷物の現在位置に基づいて、荷物移動先通知部48が、作業者が移動している荷物を移動してはならないこと、荷物の移動先が誤っていること、および荷物に対する仕分け作業が終了したことのいずれかを通知するようにしてもよい。
図3に示したように、作業者が荷物の仕分作業をしている場合は、作業者が持ち運ぼうとしている荷物を移動すべき仕分棚を、電子表示板4を利用して、作業者に通知する。
上記したように、取得したタグ情報31には、タグ識別情報TGIDが含まれているので、このタグ識別情報TGIDと、管理サーバSV2に予め記憶されている荷物配送情報51とを利用して、移動すべき仕分棚を取得して、その荷物を移動すべき仕分棚を通知する。
荷物を移動中の作業者が、移動中に、荷物の移動先を容易に確認でき、移動先を間違わないようにするために、荷物の移動先の通知は、作業者が持ち運ぼうとしている荷物を移動している最中に行うことが好ましい。
また、管理サーバSV2が、電子表示板などの表示部43と、音声および光によって情報を報知する報知部44とを備えている場合は、荷物移動先通知部48が通知する作業内容を、表示部43および報知部44の少なくともいずれか一方を用いて、作業者に知らせればよい。すなわち、表示、音声および光のうち少なくともいずれか1つ以上の手段を用いて、作業内容を作業者に知らせればよい。
さらに、作業者が携帯端末3を所持している場合は、荷物の移動先である仕分棚の情報を、通信部42によって携帯端末3へ送信することより、作業者に知らせてもよい。
また、荷物移動先通知部48が通知する作業内容には、作業者が移動している荷物を移動してはならないこと、および、荷物の移動先が誤っていることを示す警告などを含めてもよい。
記憶部50は、管理サーバSV2の各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部50には、たとえば、荷物配送情報51,タグ情報52などが記憶される。
タグ情報52は、無線タグTG1から送信されてきた情報である。
荷物配送情報51は、運搬台車8で運ばれてきた荷物に関する情報であり、一部の情報を除き、主として、仕分作業が行われる前の段階で、予め、管理サーバSV2に記憶される。
荷物配送情報51は、荷物に取り付けられた無線タグを識別するタグ識別情報と、荷物を仕分けるための荷物の移動先とを対応付けた情報であり、この荷物配送情報を利用して、移動状態にある荷物に取り付けられた無線タグのタグ識別情報に対応付けられた荷物の移動先が取得される。
荷物の移動先は、たとえば、図2などに示した仕分棚である。
図7(b)に、荷物配送情報51の一実施例の説明図を示す。
ここでは、荷物配送情報51は、荷物識別情報PRID、タグ識別情報TGID、配送先情報(住所)、仕分棚番号、仕分棚位置情報、移動フラグMA、現在位置情報、移動完了フラグMBからなるものを示している。ただし、これらの情報に限るものではない。
荷物識別情報PRIDは、荷物を識別する情報であり、荷物ごとに異なる番号が設定される。
タグ識別情報TGIDは、荷物に取り付けられた無線タグTG1を識別する情報であり、上記した無線タグTG1の記憶部30に記憶されたタグ情報31のタグ識別情報TGIDに対応する。
配送先情報(住所)は、荷物を配送する場所を特定する情報であり、たとえば、住所が記憶される。
仕分棚番号は、荷物を仕分ける作業をする場合に、その荷物を保管する仕分棚を特定する情報である。
仕分棚位置情報は、上記仕分棚番号の仕分棚が固定配置されている位置を特定する情報である。
荷物識別情報PRIDから仕分棚位置情報までの情報は、予め、管理サーバSV2に記憶される情報である。
移動フラグMAは、荷物が現在移動状態であるか、あるいは静止状態にあるかを示す情報である。たとえば、移動フラグMA=00の場合は、荷物が静止状態であることを意味し、移動フラグMA=01の場合は、荷物が移動状態であることを意味するものとする。
現在位置情報は、現在位置特定部47によって特定された荷物の現在位置を示す情報である。
移動完了フラグMBは、荷物が、仕分け後に移動させるべき仕分棚に移動されたか否かを示す情報である。たとえば、移動完了フラグMB=99は、荷物が所定の仕分棚に移動されたこと(移動完了)を意味し、移動完了フラグMB=00は、荷物が所定の仕分棚にまだ移動されていないこと(移動未完了)を意味するものとする。
移動フラグMAと、現在位置情報と、移動完了フラグMBは、予め設定される情報ではなく、荷物の移動状況によって、変化する。
図7(b)において、3つの荷物配送情報を示しているが、荷物識別情報PRID=PR123456の情報は、この荷物が現在静止状態であり(MA=00)、まだ仕分棚への移動がされていない状態(MB=00)である場合を示している。
荷物識別情報PRID=PR333333の情報は、この荷物が現在移動状態であり(MA=01)、まだ仕分棚への移動の途中であり(PS022)、移動させるべき仕分棚(H03、PS003)へはまだ到着していない状態(MB=00)である場合を示している。
荷物識別情報PRID=PR888888の情報は、この荷物が現在静止状態であり(MA=00)、荷物の現在位置(PS008)が、移動させるべき仕分棚(H08、PS008)の位置に一致し、すでに移動が完了した状態(MB=99)である場合を示している。
<荷物の仕分処理の説明>
ここでは、荷物を仕分棚に仕分けする場合において、無線タグと、管理サーバで実行される処理の一実施例について説明する。
(無線タグにおける移動検出処理)
図8に、この発明の無線タグにおける移動検出処理等の一実施例のフローチャートを示す。
無線タグTG1の記憶部30には、タグ情報31として、タグ識別情報TGIDが、予め記憶されているものとする。
図8のステップS1において、通信部25が、中継装置RE5から出力された電波による接続信号の受信の有無をチェックする。
ステップS2において、接続信号の受信があった場合は、ステップS3に進み、ない場合は、ステップS1に戻る。
ステップS3において、制御部21が、振動検出機能を起動させる。
ステップS1とステップS2の段階では、電源部22から供給される電力は、制御部21と通信部25の機能が実行できる部分に与えればよい。ステップS3に進んだ場合に、他の機能も実行できるように、無線タグのすべての構成に電力を供給する。
なお、無線タグTG1と中継装置RE5とが、常に通信可能状態にあり、無線タグTG1のすべての機能が起動状態にある場合は、ステップS3の処理はなくてもよい。この場合は、電源部22から供給される電力は、常に無線タグTG1のすべての構成に供給され、振動検出機能も起動状態である。
ステップS4において、タグ情報31の移動検知フラグMVFを、00に初期化する(MVF=00)。
ステップS5において、電波強度測定部26が、受信電波強度RVIを測定し、記憶する。
ここでは、タグ情報生成部24が、中継装置RE5から出力されている電波のうち、受信強度が高い3つの中継装置RE5の受信電波強度RVIを、タグ情報31として記憶する。
ステップS6において、振動検出部23が、加速度センサからの情報を取得し、所定の振動の有無を検出する。
ステップS7において、振動が検出された場合、ステップS8に進み、振動が検出されていない場合は、ステップS14に進む。
ステップS8において、現在の移動検知フラグMVFが00の場合は、ステップS9に進み、そうでない場合はステップS10に進む。
ステップS9において、現在振動が検出されているので、タグ情報31の移動検知フラグMVFに01を設定する(MVF=01)。
ステップS10において、通信部25が、記憶部30に記憶されているタグ情報31を、管理サーバSV2に送信する。その後、ステップS11に進む。
タグ情報31は、アンテナから出力される電波に乗せて送信され、近くにある中継装置RE5に受信され、管理サーバSV2に転送される。
ここで送信されるタグ情報31には、振動が検出されていることを示す情報(MVF=01)が含まれる。
ステップS14において、現在の移動検知フラグMVFが00の場合は、ステップS16に進み、そうでない場合はステップS15に進む。
ステップS15において、現在振動が検出されていないので、タグ情報31の移動検知フラグMVFに00を設定する(MVF=00)。
ステップS16において、ステップS10と同様に、通信部25が、記憶部30に記憶されているタグ情報31を、管理サーバSV2に送信する。その後、ステップS11に進む。
ここで送信されるタグ情報31には、振動が検出されていないことを示す情報(MVF=00)が含まれる。
ステップS11において、ステップS1と同様に、接続信号の受信チェックをする。
ステップS12において、接続信号の受信があった場合は、ステップS5に戻り、上記処理を繰り返す。接続信号の受信がない場合は、ステップS13に進む。
ステップS13において、振動検出機能を停止させ、ステップS1に戻る。
あるいは、接続を終了する接続解除信号の受信チェックをし、接続解除信号を受信した場合に、振動検出機能を停止させ、ステップS1に戻ってもよい。
以上のように、中継装置RE5との通信が可能な状態において、無線タグTG1の振動の有無がチェックされ、振動が検出された場合は、振動が検出されていることを示す情報(MVF=01)を含むタグ情報31が管理サーバSV2に送信される。
また、振動が検出されていない場合は、振動が検出されていないことを示す情報(MVF=00)を含むタグ情報31が管理サーバSV2に送信される。これにより、無線タグTG1が取り付けられた個々の荷物が、現在移動状態にあるかまたは静止状態にあるかが、管理サーバSV2に送信されることになる。
(管理サーバにおける仕分管理処理)
図9に、この発明の管理サーバにおける仕分管理処理等の一実施例のフローチャートを示す。
図9のステップS51において、制御部41が、入荷した荷物の配送情報(荷物配送情報)を取得する。
ここでは、図7(b)に示したような荷物配送情報51のうち、荷物識別情報から仕分棚位置情報までの情報が取得される。荷物配送情報51は、仕分作業をする前までに取得し、記憶部50に記憶すればよい。
ステップS52において、荷物配送情報51のうち、移動フラグMAと、移動完了フラグMBを初期化する(移動フラグMA=00、移動完了フラグMB=00)。
ステップS53において、通信部42が、中継装置RE5に対して、接続信号を送信するように、要求信号を送信する。
ステップS81において、要求信号を受信した中継装置RE5は、アンテナから電波を出力し、接続信号を送信する。
ステップS54において、通信部42が、無線タグTG1から送信されたタグ情報を受信したか否かを確認する。
ステップS55において、タグ情報を受信した場合は、ステップS56に進み、そうでない場合は、ステップS53に戻る。
ステップS56において、タグ情報取得部45が、受信したタグ情報から、タグ識別情報TGIDと、移動検知フラグMVFと、受信電波強度RVIとを取得し、記憶部50に記憶する。
ステップS57において、荷物移動確認部46が、取得した移動検知フラグMVFが移動中(01)となっているか否かをチェックする。移動検知フラグMVF=01の場合は、ステップS58に進み、そうでない場合は、ステップS64に進む。
ステップS58において、移動フラグMAを、移動状態(01)に設定する(MA=01)。
ステップS59において、現在位置特定部47が、取得した受信電波強度RVIに基づいて、無線タグTG1の現在位置を特定する。
ステップS60において、記憶されている荷物配送情報51から、取得したタグ識別情報TGIDに対応する仕分棚位置情報を取得する。
ステップS61において、無線タグTG1の現在位置と、仕分棚位置情報とを比較し、両位置情報がほぼ一致するか否かをチェックする。
ステップS62において、無線タグTG1の現在位置と仕分棚位置情報とがほぼ一致する場合は、ステップS69に進み、そうでない場合は、ステップS63に進む。
ステップS63において、荷物は現在移動中であり、移動先の仕分棚位置情報で示す位置にある仕分棚にまだ置かれていないので、荷物移動先通知部48が、荷物配送情報51から仕分棚番号を取得し、荷物を移動すべき仕分棚として仕分棚番号を、表示部43に表示し、作業者に通知する。あるいは、報知部44によって、荷物を移動すべき仕分棚を、音声等を用いて報知してもよい。
荷物を移動すべき仕分棚の通知は、電子表示板などへの表示、音声や光による報知、作業者の携帯端末への送信など、少なくともいずれか1つ以上の手段により行えばよい。また、通知する内容には、荷物を移動すべき仕分棚の仕分棚番号のほか、仕分棚の名称や、仕分棚の位置情報や、仕分棚までの行き方などを含めてもよい。
その後、ステップS53に戻る。
ステップS69において、無線タグTG1の現在位置と仕分棚位置情報とがほぼ一致するので、移動完了フラグMBを、完了に設定する(MB=99)。その後、ステップS53に戻る。
これにより、荷物が、作業者によって、保管すべき仕分棚に保管されたことになり、その荷物に対する仕分作業が終了する。
また、移動完了フラグMBを完了に設定した場合、作業者が移動させた荷物に対する仕分作業が正常に終了したことを、電子表示板等への表示、音声や光による報知、作業者の携帯端末への送信などのいずれかの手段を用いて、作業者に知らせてもよい。
ステップS64において、移動検知フラグMVF=01ではなく、荷物が静止状態なので、移動フラグMAを、静止状態(00)に設定する(MA=00)。
ステップS65において、ステップS59と同様に、現在位置特定部47が、取得した受信電波強度RVIに基づいて、無線タグTG1の現在位置を特定する。
ステップS66において、ステップS60と同様に、記憶されている荷物配送情報51から、取得したタグ識別情報TGIDに対応する仕分棚位置情報を取得する。
ステップS67において、ステップS61と同様に、無線タグTG1の現在位置と、仕分棚位置情報とを比較し、両位置情報がほぼ一致するか否かをチェックする。
ステップS68において、ステップS62と同様に、無線タグTG1の現在位置と仕分棚位置情報とがほぼ一致する場合は、すでに仕分棚への荷物の移動が完了しているので、ステップS69に進む。一方、無線タグTG1の現在位置と仕分棚位置情報とが一致しない場合は、ステップS53に戻る。
以上のように、荷物が移動中であり、荷物がまだ所定の移動すべき仕分棚の位置にない場合は、荷物を移動すべき仕分棚を、表示や音声を利用して、荷物の仕分作業をしている作業者に通知する。これにより、作業者は、荷物の移動中において、その荷物の移動先を容易に確実に把握することができ、荷物の移動先を間違えることを防止でき、仕分作業における作業者の負担を軽減できる。
なお、作業者が個々の荷物を仕分棚に運ぶ仕分処理の実施例について説明したが、このような仕分作業に限るものではなく、無線タグが取り付けられた物品を、所定の場所まで運搬する作業にも、この発明を利用することができる。
<実施形態のまとめ>
(実施形態1)
上記実施例では、作業者が荷物を移動中に、荷物を移動すべき仕分棚を、表示や音声を利用して、荷物の仕分作業をしている作業者に通知する処理について説明した。
ただし、作業者に通知する内容は、これに限るものではない。
たとえば、作業者によって持ち上げられ移動させようとした荷物が、移動させてはいけない荷物であった場合、移動したことによって振動が検出されるので、その荷物を移動させようとしている作業者に、表示や音声を利用して、その荷物は移動禁止であることを示す警告を通知してもよい。
また、作業者が荷物を移動させその荷物を仕分棚に置いたが、その仕分棚が移動すべき仕分棚でなかった場合、作業者が荷物を置いた仕分棚が間違っていること、あるいは、その荷物を置くべき正しい仕分棚の位置を、その作業者に通知してもよい。
仕分棚が間違っていることは、静止状態となった無線タグTG1の現在位置である間違った仕分棚の位置と、荷物を置くべき正しい仕分棚の位置情報とが異なっていることにより、検出することができる。
これにより、作業者は、その荷物の仕分作業を迅速にやり直すことができる。
(実施形態2)
上記実施例では、作業者が荷物を移動中に、荷物を移動すべき仕分棚を、表示や音声を利用して、作業者に通知する処理について説明した。だだし、荷物の移動中は、両手が塞がっている可能性があるので、作業者の携帯端末に通知する場合は、携帯端末のスピーカを用いて、音声で通知することが好ましい。
また、作業者が荷物を持ち上げた時に、無線タグTG1によって振動が検出されるので、荷物の移動を開始する前に、その荷物を移動すべき仕分棚を、作業者に通知してもよい。
さらに、仕分棚の数が非常に多い場合は、作業者が移動すべき仕分棚が分かっていても、その仕分棚の位置を探すのに時間がかかる場合もある。そこで、仕分棚ごとに、仕分棚を視覚的に識別できる表示灯を設置し、管理サーバSV2は、荷物を移動すべき仕分棚を認識しているので、荷物を持った作業者が、配送前保管場所10に入ってきた時に、その荷物を移動すべき仕分棚の表示灯を点滅表示させることによって、移動すべき仕分棚の位置を、作業者に知らせてもよい。これにより、作業者は、より迅速かつ容易に、仕分作業をすることできるようになる。
(実施形態3)
上記実施例では、無線タグTG1と、中継装置RE5とが、RFIDなどの無線通信を行って、タグ情報を送信する処理について説明した。
無線タグTG1と中継装置RE5との通信は非接触で行えばよく、電波による無線通信に限るものではない。RFIDを利用する場合でも、通信可能距離は短いが、電磁誘導方式の無線通信を行ってもよい。この場合は、無線タグTG1を中継装置RE5にかなり接近させる必要があるが、無線タグTG1を取り付けた荷物を中継装置RE5に接近させることによって、無線タグのある現在位置を、より正確に把握することができる。
また、RFIDの他に、NFCのような近距離無線通信を行う場合は、NFCのリーダを搬送経路の複数箇所に設ければよい。この場合、作業者が荷物の移動先の仕分棚を知りたい場合に、作業者が、荷物に取り付けられた無線タグを近くのNFCのリーダに接近させる。これにより、無線タグからタグ情報が管理サーバSV2に送信されるので、管理サーバSV2が、荷物を移動すべき仕分棚を作業者の携帯端末に通知する。これによれば、作業者は、自分の知りたい時に、荷物を移動すべき仕分棚を確認することができる。
(実施形態4)
また、作業者への通知方法について、ウェアラブル端末を用いて、指示内容を端末上に表示することによって通知するようにしてもよい。
これにより、複数の作業者が同時に作業を行う場合においても、他の作業者への指示を誤認することを防止できるため、作業を迅速に行うことができる。
1 無線タグ、
2 管理サーバ、
3 携帯端末、
4 電子表示板、
5 中継装置、
6 ネットワーク、
7 荷物、
8 運搬台車、
9 仕分棚、
10 配送前保管場所、
21 制御部、
22 電源部、
23 振動検出部、
24 タグ情報生成部、
25 通信部、
26 電波強度測定部、
30 記憶部、
31 タグ情報、
41 制御部、
42 通信部、
43 表示部、
44 報知部、
45 タグ情報取得部、
46 荷物移動確認部、
47 現在位置特定部、
48 荷物移動先通知部、
50 記憶部、
51 荷物配送情報、
52 タグ情報

Claims (8)

  1. 荷物に取り付けられた無線タグと、荷物の配送管理をする管理サーバとからなる荷物管理システムであって、
    前記無線タグが、
    前記管理サーバと通信する第1通信部と、前記無線タグの振動状態を検出する振動検出部と、前記無線タグを識別するタグ識別情報と前記振動検出部が検出した状態を示す情報とを含むタグ情報を生成するタグ情報生成部とを備え、
    前記第1通信部が、前記タグ情報を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバが、
    前記無線タグと通信する第2通信部と、前記無線タグから送信されたタグ情報を取得するタグ情報取得部と、前記取得したタグ情報を利用して、無線タグが取り付けられた荷物が移動状態か否かを判断する荷物移動確認部と、荷物に取り付けられた無線タグを識別するタグ識別情報と、荷物を仕分けるための荷物の移動先とを対応付けた荷物配送情報を記憶した記憶部と、前記荷物移動確認部が前記荷物が移動状態にあると判断した場合に、前記荷物配送情報を利用して、移動状態にある荷物に取り付けられた無線タグのタグ識別情報に対応付けられた荷物の移動先を取得して、その荷物の移動先情報を通知する荷物移動先通知部とを備えたことを特徴とする荷物管理システム。
  2. 所定の距離内にある無線タグと無線通信し、前記無線タグから送信されたタグ情報を前記管理サーバに送信する中継装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の荷物管理システム。
  3. 荷物を移動させる作業者が所持している携帯端末をさらに備え、
    前記荷物移動先通知部は、作業者が移動させている荷物の移動先情報を、前記携帯端末に通知することを特徴とする請求項1または2に記載の荷物管理システム。
  4. 前記管理サーバが、前記タグ情報を送信してきた無線タグが取り付けられた荷物の現在位置を特定する現在位置特定部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の荷物管理システム。
  5. 前記現在位置特定部が荷物の現在位置を特定した後、特定された荷物の現在位置に基づいて、前記荷物移動先通知部が、作業者が移動している荷物を移動してはならないこと、荷物の移動先が誤っていること、および荷物に対する仕分け作業が終了したことのいずれかを通知することを特徴とする請求項4に記載の荷物管理システム。
  6. 前記管理サーバが、情報を表示する表示部と、音声および光によって情報を報知する報知部とをさらに備え、前記荷物移動先通知部が通知する内容を、表示、音声、および光のうち、少なくともいずれか1つ以上の手段を用いて、作業者に知らせることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の荷物管理システム。
  7. 個々の荷物に取り付けられ、荷物の配送管理をする管理サーバにタグ情報を送信する荷物管理システムの無線タグであって、
    所定の距離内にある中継装置と無線通信し、前記中継装置を介して前記管理サーバと通信する通信部と、
    前記無線タグが振動状態にあるかまたは静止状態にあるかを検出する振動検出部と、
    前記中継装置から出力される電波の受信強度を測定する電波強度測定部と、
    前記無線タグを識別するタグ識別情報を記憶した記憶部と、
    前記タグ識別情報と、前記振動検出部が検出した状態を示す情報と、前記測定された電波の受信強度とを含む前記タグ情報を生成するタグ情報生成部とを備え、
    前記通信部が、前記生成されたタグ情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする荷物管理システムの無線タグ。
  8. 個々の荷物に取り付けられた無線タグからタグ情報を受信し、荷物の配送管理をする荷物管理システムの管理サーバであって、
    前記タグ情報には、前記無線タグが振動状態にあるかまたは静止状態にあるかを示す情報が含まれ、
    所定の距離内にある無線タグと無線通信する中継装置を介して、前記無線タグと通信する通信部と、
    前記無線タグから送信されたタグ情報を取得するタグ情報取得部と、
    前記取得したタグ情報に含まれる無線タグが振動状態にあるかまたは静止状態にあるかを示す情報を利用して、無線タグが取り付けられた荷物が移動状態か否かを判断する荷物移動確認部と、
    荷物に取り付けられた無線タグを識別するタグ識別情報と、荷物を仕分けるための荷物の移動先とを対応付けた荷物配送情報を記憶した記憶部と、
    前記荷物移動確認部が前記荷物が移動状態にあると判断した場合に、前記荷物配送情報を利用して、移動状態にある荷物に取り付けられた無線タグのタグ識別情報に対応付けられた荷物の移動先を取得して、その荷物の移動先情報を通知する荷物移動先通知部とを備えたことを特徴とする荷物管理システムの管理サーバ。
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