JP2002060018A - 物流管理装置 - Google Patents

物流管理装置

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JP2002060018A JP2000247831A JP2000247831A JP2002060018A JP 2002060018 A JP2002060018 A JP 2002060018A JP 2000247831 A JP2000247831 A JP 2000247831A JP 2000247831 A JP2000247831 A JP 2000247831A JP 2002060018 A JP2002060018 A JP 2002060018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上側の負担や設備をできるだけ軽減して管
理コストを下げ、物品の配送履歴の精度を向上させて物
流管理が正確に行えるようにすると共に、配送途中にお
ける物品の誤配送等を防止するようにする。 【解決手段】 発送人が配送したい物品18を宅配便営
業所に持ち込んで配送手続きを行う際に、物流管理装置
10を物品18に貼り付け、行先、内容物、重量等のデ
ータやパスワードを入力する。発送人は、配送途中の物
品18に対してタグの電話番号にかけてパスワードを入
力すると、基地局を介して物流管理装置10に接続さ
れ、RAM34に書き込まれた位置データや配送履歴と
いった物流管理データを直接取り出すことができる。ま
た、物品18の位置もGPS20や最寄りの基地局から
把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流管理装置に係
り、更に詳しくは、配送する物品に付着させて物流過程
の管理を行う物流管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、梱包した物品を宅配便や郵便
などを用いて届け先へ配送する場合、例えば、依頼主
控、取扱店控、売上票、貼付票、届け先控、および配達
票などの感圧紙を複数枚重ねた配送伝票に必要事項を記
入し、物品に貼り付けて、依頼主、取扱店、配達人、受
取人などが各配送の途中で切り取ることで、当該物品の
物流過程を管理していた。また、最近では、輸送コスト
を削減したり輸送時間を短縮するため、ICチップが内
蔵された無線ICカードを物流管理用タグとして使用
し、物流過程で情報の読み出しや書き込みを行った履歴
を管理することで物流過程の管理が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の物品配送などに関する物流管理手段にあって
は、配送伝票を用いる場合、大まかな物流過程しか把握
することができず、配送途中で物品の紛失や誤積載など
があると、どこまで正規のルートで配送されていたかを
伝票でもって追跡するしかなく、処置が事後的にならざ
るを得ないという問題があった。また、無線ICカード
を物流管理用タグとして用いる場合は、ICカードの読
取装置(ICカードリーダライタなど)を各所に設置す
る必要がある上、読取装置で読み取ったデータをサーバ
等の機器を用いて配達状況や誤配送防止の管理を行おう
とすると、地上側の負担や設備が大きくなってしまい、
費用がかかるという問題があった。本発明は、上記事情
に鑑みてなされたものであり、地上側の負担や設備をで
きるだけ軽減して管理コストを下げ、物品の配送履歴の
精度を向上させて物流管理が正確に行えるようにすると
共に、配送途中における物品の誤配送等が防止可能な物
流管理装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、配送する物品に付着させて
物流過程の管理を行う物流管理装置であって、移動体通
信の基地局との間で通信を行う第1の通信手段と、前記
物品の物流に関連する情報の登録を行う情報登録手段
と、前記情報登録手段によって登録された情報等を記憶
する記憶手段と、全体を制御して物流管理を行う制御手
段と、を備え、外部から前記第1の通信手段と通信を行
うための固定IDを指定すると、前記記憶手段に記憶さ
れた情報内容を応答することを特徴とする。これによれ
ば、第1の通信手段により移動体通信の基地局との間で
通信を行い、情報登録手段で物品の物流に関する情報の
登録を行って、情報登録手段により登録された情報等を
記憶手段で記憶し、制御手段で全体を制御して物流管理
を行うもので、外部から固定IDを指定して第1の通信
手段との間で通信を行うと、記憶手段に記憶された情報
内容等を応答するため、管理センターに問い合わせるこ
となく依頼人等は直接配送物品に問い合わせを行って、
物流を管理することができる。請求項2記載の発明は、
請求項1に記載の物流管理装置において、物品の位置を
検出する自位置検出手段をさらに備え、外部から固定I
Dが指定されて前記第1の通信手段と通信を行う際に、
前記自位置検出手段で検出された位置情報を応答するこ
とを特徴とする。これによれば、外部から固定IDを指
定して第1の通信手段と通信を行う際に、自位置検出手
段で検出された自分の位置情報を応答するようにしたた
め、外部の依頼人等は必要に応じて物品の現在位置をリ
アルタイムで把握し、物流を管理することができる。請
求項3記載の発明は、請求項2に記載の物流管理装置に
おいて、時刻を計測する計時手段をさらに備え、前記自
位置検出手段による位置情報と前記計時手段による時刻
情報とを対応させて前記記憶手段に記憶し、前記物品の
配送履歴の管理を行うことを特徴とする。これによれ
ば、自位置検出手段による位置情報と計時手段による時
刻情報とを対応させて記憶手段に記憶させることで、物
品の配送履歴の管理を自分で行うことができるため、地
上側の物流管理の負担や設備等をできるだけ軽減するこ
とが可能となり、管理コストが低減できる。
【0005】請求項4記載の発明は、請求項2に記載の
物流管理装置において、前記情報登録手段により物品配
送の発地点と着地点の位置情報の登録を行い、これに基
づいて配送に必要な一定範囲のエリアを設定する配送エ
リア設定手段と、管理センターに警報信号を発信する警
報信号発信手段と、を備え、前記自位置検出手段で検出
された物品位置が前記配送エリア設定手段で設定したエ
リアから外れた場合に、前記警報信号発信手段によって
管理センターへ警報信号を発信することを特徴とする。
これによれば、物品配送の発地点と着地点の位置情報の
登録を情報登録手段で行うと、配送エリア設定手段が配
送に必要な一定範囲のエリアを設定し、自位置検出手段
で検出した物品位置がその設定エリアから外れた場合
は、警報信号発信手段によって管理センターに警報信号
を発信するため、行先と異なる方面に物品が配送されそ
うになっても、直ちにその状況を管理センターに通知す
ることにより、物品の誤配送や盗難等の発生の恐れを事
前に察知して、迅速に対処することが可能となる。請求
項5記載の発明は、請求項1に記載の物流管理装置にお
いて、短距離間で双方向に通信可能な第2の通信手段を
さらに備え、周辺にある物品間で前記第2の通信手段を
用いて互いの記憶手段に記憶された登録情報を交換する
ことで、異質な物品の混入を検出することを特徴とす
る。これによれば、周辺にある物品間で短距離通信が可
能な第2の通信手段を用いて双方向で通信を行い、互い
の記憶手段に記憶されている登録情報を交換するように
したため、例えば、行先が同じであるはずのコンテナ内
に異なる行先の物品が混入したり、同じ物品のみが積載
されているはずのコンテナ内に異なる物品が混入した
り、同じ重量の物品のみが積載されているはずのコンテ
ナ内に異なる重さの物品が混入していると、これを素早
く検知し、第1の通信手段を用いて管理センターなどへ
物品混入を通知することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に
係る物流管理装置を物品に付着させた状態を示す斜視図
である。本実施の形態の物流管理装置10は、図1に示
すように、ここでは梱包された物品18に付着させた状
態で配送を行うものである。図1の物流管理装置10
は、上部にグローバル・ポジショニング・システム(以
下、GPSという)のGPS衛星からの信号を受信する
GPSアンテナ12が配置され、各種管理データや設定
情報等の確認するための表示部14、設定情報等を入力
する情報登録手段としての入力端子16a、あるいは、
管理データ等を取り出す出力端子16bなどを具備して
いる。図2は、図1の物流管理装置の概略構成を示すブ
ロック図である。図1中と同じ符号は、同一物または相
当物であって、重複説明を省略する。図2に示す物流管
理装置10は、表示部14、情報登録手段としての入出
力端子16、自位置検出手段としてのGPSアンテナ1
2およびGPS20、アンテナ22、第1の通信手段や
警報信号発信手段としての第1通信器24、アンテナ2
6、第2の通信手段としての第2通信器28、バッテリ
ー30、計時手段としてのタイマ部32、登録された情
報を記憶する記憶手段としてのRAM34、ROM3
6、および配送に必要な一定範囲のエリアを設定するエ
リア設定手段や物流管理を行う制御手段としてのCPU
38などを備えている。表示部14は、ここでは、液晶
ディスプレイ(LCD)などが用いられ、物流管理に関
する各種管理データや設定情報等を確認するものであ
る。なお、ここでは表示部14をLCDで構成したが、
必ずしもこれに限定されず、また、入出力端子16に外
部ディスプレイを接続してモニターできるようにするな
らば、本体側に表示部を設けない構成としてもよい。
【0007】GPS20は、図5に示す複数個のGPS
衛星74から信号を受信することにより高精度の位置情
報(緯度、経度情報)を得ることができる。このため、
物流管理装置10の自位置を常に正確に検出することが
できる。第1通信器24は、ここでは基地局を介して無
線通信を行う携帯電話やPHSに相当する通信機器であ
って、電話番号に相当する固定ID(ユニークIDとも
いう)を持っている。本実施の形態の物流管理装置10
は、物品の配送に繰り返し用いることができるが、固定
IDが変わらないことから、以前に利用した依頼人が接
続できるとするとプライバシーの問題が生じる。そのた
め、本実施の形態では、パスワードなどの可変IDを各
配送毎に設定し直すようにし、固定IDと可変IDとが
一致した場合のみ接続を可能とすることにより、物流管
理情報が外部に漏洩するのを防止することができる。ま
た、この第1通信器24は、最寄りの携帯基地局(図5
参照)72を介して通信が行われることから、利用する
携帯基地局72から物流管理装置10の大体の自位置を
検出することができるので、GPS20に代えて第1通
信器24を自位置検出手段としてもよい。第2通信器2
8は、ここでは短距離間で双方向通信が可能な通信機器
であって、その無線通信規格としては、「ブルートゥー
ス」などのように通信時の消費電力が低く、複雑な通信
設定が不要なものを好適に用いることができるが、必ず
しもこの規格に限定されるものではない。例えば、物品
を行先別のコンテナに仕分けして配送する場合、同じコ
ンテナに積載された物品の行先も同一方面のはずである
が、第2通信器28を用いてコンテナ内にある物品間で
短距離通信を行い、お互いのメモリに記憶されている登
録情報(行先情報、内容物情報、重量情報など)を交換
することにより、異なる行先の物品が混入していること
を検出することができる。この検出結果は、第1通信器
24などを用いて管理センターへ送信し、コンテナ内に
行先の異なる物品が混入しているのを通知することで、
迅速に対処することができる。バッテリー30は、物流
管理装置10の各部に電源を供給するもので、内蔵電池
や太陽電池等を併用して構成されている。タイマ部32
は、時刻を計測する時刻データを出力するもので、この
時刻データとGPS20や第1通信器24などの自位置
検出手段による位置データとを対応させてRAM34な
どに記憶させることにより、物品の配送履歴の管理に利
用することができる。ROM36は、物流管理装置10
を制御するCPU38のプログラムデータなどが格納さ
れている。CPU38は、物流管理装置10全体を制御
するもので、通信制御動作、物流管理動作、あるいは、
後述する配送に必要な一定範囲のエリアを設定するエリ
ア設定動作などを行う。
【0008】図3は、物流管理装置のメモリに格納され
た管理データ例を示す図である。ここでは、種々の管理
データがRAM34に格納されており、例えば、図3に
示すように、第1通信器24の電話番号である固定ID
(ユニークID)40、パスワードなどの可変ID4
2、発送時に入力する物品の行先データ44、物品の内
容物データ46、あるいは物品の重量データ48などが
所定のアドレス領域に書き込まれる。なお、図3では図
示していないが、物品の配送履歴なども管理データとし
て順次書き込まれる。これらの管理データは、物流管理
装置10自身で管理すると共に、管理センター50のデ
ータベースにも定期的に送信するため、発送人が発送後
に物流管理装置10を呼び出して応答が無いような場合
であっても、管理センター50へ問い合わせるだけで配
送状況を把握することができる。図4は、配送エリアの
設定を説明する図である。この配送エリアを設定するの
は、物品が誤配送によって本来の行先と異なる方面に配
送されているのか、単に道路事情により最短ルートを外
れて迂回しているのかを判断するためのものである。例
えば、図4に示すように、物品配送の発地点(発座標6
0)と着地点(着座標62)の位置情報を登録すると、
CPU38は、破線矢印で示した最短ルート64を導
く。道路事情によって最短ルート64と同じ道が無い場
合は、最短ルート64から一定距離(ここでは、50K
m)離れた配送エリア68内であれば道路事情により最
短ルートを外れて迂回していると判断する。しかし、誤
配送ルート66に示したB点以降は、配送エリア68か
ら外れてしまい、C点,D点ではさらに遠ざかっている
ことから、物品が誤配送されていると判断するものであ
る。上記した配送エリア68の大きさや形状は、配送地
域(郊外と市街地)、発座標と着座標との距離、配送手
段(自動車、航空機、船)などによって異なってくる。
上記のように、物流管理装置10のCPU38が誤配送
と判断すると、第1通信器24を介して管理センター5
0へ警報信号を発信するようにする。
【0009】図5は、本実施の形態における物品の配送
と物流管理動作との関係を説明する図である。以下、動
作について説明する。まず、図5に示すように、発送
人が配送したい物品18を宅配便営業所に持ち込んで
配送手続きを行う際に、図1に示すように、物流管理装
置(タグともいう)10を物品18に貼り付けると共
に、配送伝票に発送人と受取人の住所、氏名、物品名、
重量、大きさ等を記入し、物流管理装置10にもこれに
対応する行先データ44、内容物データ46、重量デー
タ48などを入力すると共に、発送人が指定した任意の
パスワード(可変IDデータ42)が入力される。その
際、発送人が受け取る受領書70には、受領書番号とタ
グの電話番号(固定IDデータ40)などが記入されて
いる。タグ10が付けられた物品18が宅配便営業所を
出て、宅配便集配センターに集められ、そこで内容物
や行先に応じて仕分けされ、行先別のコンテナに積載さ
れて、トラックなどにより行先の宅配便営業所に配送
され、宅配便営業所から受取人宅へ届けられる。発送
人は、このような配送途中で物品18の配送状況を知り
たい場合は、タグの電話番号にかけてパスワードを入力
すると、携帯基地局72を介して物流管理装置10に接
続され、RAM34に順次書き込まれたGPS20など
からの位置データや配送履歴といった固有の物流管理デ
ータを取り出すことができるので、物品18の配送状況
を把握することができる。物品18の位置データは、G
PS20の他、最寄りの携帯基地局72などから大体の
位置を把握することもできる。物流管理装置10が電波
の届き難い場所にあって応答がない場合は、発送人は管
理センター50へ問い合わせることにより、物流管理装
置10から定期的に管理センター50へ送られた管理デ
ータを参照することも可能である。宅配便営業所から
受取人へ物品18を届けると、配達人が物流管理装置
10を物品18から取り外し、宅配便営業所などでリ
ユースされる。その際、物流管理装置10のRAM34
に書き込まれた管理データは、配達完了情報と共に管理
センター50へ登録される。これにより、発送人は管理
センター50へ問い合わせることで、配達が完了したこ
とがわかる。
【0010】また、図4に示すように、物品18に貼付
した物流管理装置10のGPSシステムにより、常に現
在位置を正確に把握することができる。ここで、物流管
理装置10に物品の発座標60と着座標62とを登録す
ると、CPU38は、最短ルート64を導くと共に、そ
の最短ルート64から50Km離れた配送エリア68を
設定して、物品の位置が配送エリア68内であれば、適
正なルートで配送されていると判断する。しかし、図4
の誤配送ルート66に示すように、B点以降は配送エリ
ア68から外れてしまった場合は、物品が誤配送されて
いると判断して、第1通信器24を介して管理センター
50へ警報信号を発信する。管理センター50は、この
警報信号を受信して、迅速に対処することができる。さ
らに、物流管理装置が貼付された複数の物品を1つのコ
ンテナに搭載して、同じ行先へ配送される途中では、物
流管理装置10の第2通信器28を用いて周辺にある物
品の物流管理装置同士で通信を行って、管理データを交
換することにより、行先の異なる物品が混入していた
り、同じ内容物の物品を運ぶコンテナに異なる物品が混
入していたり、同じ重量の同一物品を運ぶコンテナに異
なる重量の物品が混入していると、直ちにこれを検出
し、第1通信器24などを用いて管理センター50へ異
なる物品が混入していることを通知することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、依頼人等
が配送物品に直接問い合わせて物流管理を行うことがで
きるため、管理センターなどの地上側の設備や処理負担
を軽減して、管理コストを低減することができる。ま
た、本実施の形態によれば、配送物品の現在位置をリア
ルタイムで把握することができると共に、物品の行先と
異なる方面に物品が配送されると、これを管理センター
に通知して、物品の誤配送や盗難等に対して迅速に対処
することが可能となる。さらに、本実施の形態によれ
ば、物品の位置データと時刻データとを対応させて履歴
管理を行うため、精度の高い物流管理を行うことができ
る。また、本実施の形態によれば、同じコンテナなどに
搭載された物品同士で管理データを交換することによ
り、行先、内容物、重量等の異なる物品が混入している
ことを素早く検知して、管理センターなどへ通知するこ
とができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、第1の通信手段により移動体通信の基地局
との間で通信を行い、情報登録手段で物品の物流に関す
る情報の登録を行って、情報登録手段により登録された
情報等を記憶手段で記憶し、制御手段で全体を制御して
物流管理を行い、外部から固定IDを指定して第1の通
信手段との間で通信を行って、記憶手段に記憶された情
報内容等を応答するようにしたので、依頼人等は配送物
品に直接問い合わせて物流管理を行うことができ、管理
センターなどに対する問い合わせを少なくして、地上側
の処理負担や設備等を軽減することができる。請求項2
記載の発明によれば、外部から固定IDを指定して第1
の通信手段と通信を行う際に、自位置検出手段で検出さ
れた自分の位置情報を応答するようにしたので、外部の
依頼人等は必要に応じて配送物品の現在位置をリアルタ
イムで把握することが可能となり、物流の管理を行うこ
とができる。請求項3記載の発明によれば、自位置検出
手段による位置情報と計時手段による時刻情報とを対応
させて記憶手段に記憶させることで、物品の配送履歴の
管理を自分で行うことができるので、地上側の物流管理
の負担や設備等をできるだけ軽減することが可能とな
り、管理コストが低減できる。請求項4記載の発明によ
れば、物品配送の発地点と着地点の位置情報の登録を情
報登録手段で行うと、配送エリア設定手段が配送に必要
な一定範囲のエリアを設定し、自位置検出手段で検出し
た物品位置がその設定エリアから外れた場合は、警報信
号発信手段によって管理センターに警報信号を発信する
ので、行先と異なる方面に物品が配送されそうになって
も、直ちにその状況を管理センターに通知することによ
り、物品の誤配送や盗難等の発生の恐れを事前に察知し
て、迅速に対処することが可能となる。請求項5記載の
発明によれば、周辺にある物品間で短距離通信が可能な
第2の通信手段を用いて双方向で通信を行い、互いの記
憶手段に記憶されている登録情報を交換するようにした
ので、行先の異なる物品が混入したり、品名の異なる物
品が混入したり、重さの異なる物品が混入している場
合、これを素早く検知して、第1の通信手段を用いて管
理センターなどへ物品混入を通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る物流管理装置を物品に付着
させた状態を示す斜視図である。
【図2】図1の物流管理装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図3】物流管理装置のメモリに格納された管理データ
例を示す図である。
【図4】配送エリアの設定を説明する図である。
【図5】本実施の形態における物品の配送と物流管理動
作との関係を説明する図である。
【符号の説明】
10 物流管理装置、 12 GPSアンテナ、 14 表示部、 16 入出力端子、 16a 入力端子、 16b 出力端子、 18 物品、 20 GPS、 22 アンテナ、 24 第1通信器、 26 アンテナ、 28 第2通信器、 30 バッテリー、 32 タイマ部、 34 RAM、 36 ROM、 38 CPU、 50 センター、 60 発座標、 62 着座標、 68 配送エリア 70 受領書、 72 携帯基地局、 74 GPS衛星。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配送する物品に付着させて物流過程の管
    理を行う物流管理装置であって、 移動体通信の基地局との間で通信を行う第1の通信手段
    と、 前記物品の物流に関する情報の登録を行う情報登録手段
    と、 前記情報登録手段によって登録された情報等を記憶する
    記憶手段と、 全体を制御して物流管理を行う制御手段と、 を備え、外部から前記第1の通信手段と通信を行うため
    の固定IDを指定すると、前記記憶手段に記憶された情
    報内容を応答することを特徴とする物流管理装置。
  2. 【請求項2】 物品の位置を検出する自位置検出手段を
    さらに備え、 外部から固定IDが指定されて前記第1の通信手段と通
    信を行う際に、前記自位置検出手段で検出された位置情
    報を応答することを特徴とする請求項1に記載の物流管
    理装置。
  3. 【請求項3】 時刻を計測する計時手段をさらに備え、 前記自位置検出手段による位置情報と前記計時手段によ
    る時刻情報とを対応させて前記記憶手段に記憶し、前記
    物品の配送履歴の管理を行うことを特徴とする請求項2
    に記載の物流管理装置。
  4. 【請求項4】 前記情報登録手段により物品配送の発地
    点と着地点の位置情報の登録を行い、これに基づいて配
    送に必要な一定範囲のエリアを設定する配送エリア設定
    手段と、 管理センターに警報信号を発信する警報信号発信手段
    と、 を備え、前記自位置検出手段で検出された物品位置が前
    記配送エリア設定手段で設定したエリアから外れた場合
    に、前記警報信号発信手段によって管理センターへ警報
    信号を発信することを特徴とする請求項2に記載の物流
    管理装置。
  5. 【請求項5】 短距離間で双方向に通信可能な第2の通
    信手段をさらに備え、 周辺にある物品間で前記第2の通信手段を用いて互いの
    記憶手段に記憶された登録情報を交換することで、異質
    な物品の混入を検出することを特徴とする請求項1に記
    載の物流管理装置。
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