JP2006266945A - 位置管理システム - Google Patents

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Ayako Fujimura
綾子 藤村
Mitsuyo Ishida
美津代 石田
Shinya Sasaki
晋哉 佐々木
Hiroo Igarashi
啓雄 五十嵐
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】 複数の被管理対象物の配置管理に伴う配置位置処理を、迅速且つ確実に実行する。
【解決手段】 位置検出端末装置10は、所定の空間に配置された被管理対象物に付与されたID(IDentification)タグ25から固有識別子を読み取り、IDタグ25から固有識別子が読み取られたことに応じて、位置検出端末装置10の現在位置をGPS(Global Positioning System)部11により測定し、読み取られた固有識別子と、測定された位置検出端末装置10の現在位置を示す位置情報とを対にしてデータ管理装置20に送信し、送信された固有識別子と、位置情報とを関連付けてデータ管理装置20のデータベース21に記憶させることで実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、広域な空間に配置した被管理対象物の位置を管理する位置管理システムに関し、詳しくは、GPS(Global Positioning System)システムを利用した位置管理システムに関する。
膨大な数の物品を所定の保管場所に保管する場合、保管場所から取り出す際の利便性を考慮して、保管場所のどこに、どの物品が保管されているかを管理する必要がある。
物品を管理する手法としては、例えば、保管場所を、保管する物品との関連性を強めるように名前を与えるなどして特徴付けたいくつかのエリアに区分し、このエリアに物品を配置することで、管理を行うといった手法などがある。このように、保管場所を複数のエリアに区分して物品を管理することで、ユーザは、所望の物品を探す際に、保管場所の全域、全てを検索する必要がなく、所定のエリアのみを検索するだけでよいので、検索時間を大幅に短縮することができる。また、管理システムを構築する際のコストもそれほど必要としない。
しかしながら、このような手法は、被管理対象物が小型であり保管場所としてもそれほど広い空間を必要としていない場合には、非常に有効であるが、広域な空間を保管場所とする際には、所望の物品を検索する際のユーザの労力を著しく高めてしまうといった問題がある。
そこで、被管理対象物に、電波を発信する電波発信装置を備え付け、この電波発信装置から送信される電波を受信することで、被管理対象物の位置を特定する位置管理システムが考案されている。このような位置管理システムでは、被管理対象物の位置を特定するために、電波発信装置から送信される電波を受信する複数の受信機を管理領域である保管場所内に設置する必要がある。
受信電波に基づいて、被管理対象物の位置を特定する手法としては、例えば、電波発信装置から送信された電波を保管場所内の異なる位置に設置された三つの受信機で受信し、それぞれの距離を計測する三点測位法や、保管場所内に設置された複数の受信機に与えられた保管場所内における位置を示す位置ID(IDentification)を用いたセルID方式などがある。
三点測位法、又はセルID方式を用いて、被管理対象物の保管場所内での位置管理をする場合、各被管理対象物に与えた電波発信装置の電源の確保が重要な問題となり、例えば、電源として電池を用いる場合、電池を搭載することによる電波発信装置の大型化、電池の交換作業の必要性といった問題が発生してしまう。
また、セルID方式を利用する場合、被管理対象物の保管場所内に、複数の受信機を設置する必要があると共に、この受信機に設置位置の位置情報と、ID情報とを関連付けて記憶させるなど、システムを稼働させるための煩雑な事前作業が要求されてしまうといった問題がある。
また、GPS(Global Positioning System)衛星から送信される電波を受信することで、位置を測定するGPSを利用し、IDタグを付与した不法投棄物を管理する不法投棄の管理システムが開示されている(特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された手法によれば、GPSによって位置測定ができるため、上述したような、管理領域内に受信機を設置する必要がなくなるといった利点がある。
特開2004−102750号公報
上述した特許文献1では、読み取り確定ボタンを押下することによって、被計測対象物である不法投棄物の位置情報を取得することができた。
ところで、被計測対象物が大量にある場合、例えば、自動車販売場や、フェリーなどの広大な領域に自動車を次々に駐車し、駐車した自動車の位置を管理するような場合、限られた時間内に自動車を所望の位置に配置させる必要があるため、位置情報を取得するための処理も迅速性が要求されることになる。
このように広大な領域に、膨大な数の自動車を迅速に配置させ、且つ位置情報も迅速に取得することが要求される場合に、特許文献1で開示されているような手法で、位置情報を取得しようとすると、ドライバーは、単調な作業の繰り返しにより、所望の位置に自動車を移動させることに意識が集中してしまうため、読み取り確定ボタンを押下することで位置情報を取得するといった操作を忘れてしまう確率が非常に高い。
位置情報を取得する操作を怠ると、せっかく配置させた自動車の配置位置を把握することができなくなり、位置管理システムを機能させることができないばかりか、位置情報を再度取得するために該当する自動車を多くの人手を使って探さなくてはならず、非常に無駄な作業を要求されてしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、上述したような問題を解決するために案出されたものであり、複数の被管理対象物を広大な領域に配置して管理する場合に、安価で簡易な構成で、位置情報を簡便に取得することがきる位置管理システムを提供することを目的とする。
本発明の位置管理システムは、所定の空間に配置される被管理対象物に付与され、固有識別子を保持してなるID(IDentification)タグと、上記被管理対象物の位置を取得する携帯型端末装置と、取得された上記位置を管理するデータ管理装置とを備える位置管理システムであって、上記携帯型端末装置は、上記所定の空間に配置された上記被管理対象物に付与された上記IDタグから上記固有識別子を読み取る読み取り手段と、上記読み取り手段によって上記IDタグから上記固有識別子が読み取られたことに応じて、当該携帯型端末装置の現在位置をGPS(Global Positioning System)により測定する位置測定手段と、上記データ管理装置とのデータ通信を行う通信手段と、上記読み取り手段によって読み取られた上記固有識別子と、上記位置測定手段によって測定された当該携帯型端末装置の現在位置を示す位置情報とを対にして上記データ管理装置に送信するよう上記通信手段を制御する制御手段とを有し、上記データ管理装置は、上記携帯型端末装置の上記通信手段によって送信された上記固有識別子と、上記位置情報とを関連付けて記憶する記憶手段を有することにより、上述の課題を解決する。
また、本発明の位置管理システムは、所定の空間に配置される被管理対象物に付与され、固有識別子を保持してなるID(IDentification)タグと、上記被管理対象物の位置を取得する携帯型端末装置と、取得された上記位置を管理するデータ管理装置とを備える位置管理システムであって、上記携帯型端末装置は、上記所定の空間に配置された上記被管理対象物に付与された上記IDタグから送信される電波を受信し、上記電波に含まれる上記固有識別子を読み取る読み取り手段と、上記IDタグから送信される上記電波の受信が途切れたことに応じて、当該携帯型端末装置の現在位置をGPS(Global Positioning System)により測定する位置測定手段と、上記データ管理装置とのデータ通信を行う通信手段と、上記読み取り手段によって読み取られた上記固有識別子と、上記位置測定手段によって測定された当該携帯型端末装置の現在位置を示す位置情報とを対にして上記データ管理装置に送信するよう上記通信手段を制御する制御手段とを有し、上記データ管理装置は、上記携帯型端末装置の上記通信手段によって送信された上記固有識別子と、上記位置情報とを関連付けて記憶する記憶手段を有することにより、上述の課題を解決する。
本発明の位置管理システムは、所定の空間に配置される複数の被管理対象物の配置位置を、上記被管理対象物の上記空間における位置情報と、上記被管理対象物に付与されたIDタグの固有識別子とを関連付けて記憶手段に記憶させることで管理する。
このとき、被管理対象物の上記空間における位置情報を、読み取り手段によってIDタグが保持する固有識別子が読み取られたことに応じて位置測定手段により求めるため、広大な領域に複数の被管理対象物を配置する場合に、位置情報取得のための煩わしい操作を必要とすることなく、ほぼ自動的に位置情報を取得することができる。
したがって、広大な領域に、膨大な数の被管理対象物を配置させ、配置位置管理のための位置登録作業をする場合において、IDタグから固有識別子を読み取るというワンアクションだけで、IDタグに格納された固有識別子の取得と、位置情報の取得とを共に実行することができるため、安価で簡易な構成でありながら、迅速、且つ確実に被管理対象物の位置登録処理を実行することを可能とする。
また、本発明の位置管理システムは、被管理対象物の識別において、RFID(Radio Frequency IDentification)を適用し、被管理対象物の上記空間における位置情報を、IDタグから送信される電波の受信が途切れたことに応じた位置測定手段により求めることで、複数の被管理対象物の配置位置を登録する際の処理動作を自動化することを可能とする。
これにより、携帯型端末装置を所持したユーザが、被管理対象物の近傍を通過するだけで、常に最新の配置位置に更新できるため、非常に利便性が高く、安価で簡易な構成でありながら、迅速、且つ確実に被管理対象物の配置位置に関する処理を実行することを可能とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1を用いて、本発明の第1の実施の形態として示す位置管理システム1の構成について説明をする。図1に示すように位置管理システム1は、位置検出端末装置10と、データ管理装置20と、ID(IDentification)タグ25と、GPS衛星30とを備えている。
この位置管理システム1は、IDタグ25を1対1で付与した複数の被管理対象物の位置を管理し、ユーザの要求に応じて、所望の被管理対象物がどこにあるかを提示することができる。
被管理対象物に付与するIDタグ25は、当該IDタグ25を一意に特定する固有の識別子(以下、固有識別子と呼ぶ。)を保持している。位置検出端末装置10は、このIDタグ25が保持している固有識別子を取得することで複数の被管理対象物を一意に特定する。
第1の実施の形態として示す位置管理システム1で用いられるIDタグ25は、光学的手段によって読み取ることが可能なコード形式で示された固有識別子を保持するIDタグである。例えば、IDタグ25は、固有識別子をバーコード、二次元バーコード、三次元バーコードとして保持している。
位置検出端末装置10は、GPS部11と、位置測定ボタン12と、ID読み取り部13と、インターフェース部14と、表示部15と、制御部16とを備える携帯型の端末装置である。
位置検出端末装置10は、例えば、専用のOS(Operating System)を搭載し、格納されたアプリケーションソフトウェアを実行することで、様々な機能を実行することができる。
GPS部11は、GPS衛星30から送信される電波を受信して、当該位置検出端末装置10の現在の位置(経度、緯度)、移動速度、上記位置における時刻などを算出する。算出された位置情報、移動速度情報、時刻情報などは、制御部16に出力される。
位置測定ボタン12は、後で詳細に説明をする位置検索処理において、GPS部11で実行される位置測定の開始を指示する位置測定命令を入力するための入力ユーザインターフェースである。ユーザは、位置検索処理において、GPS部11による位置測定を実行させたい場合に、この位置測定ボタン12を押下する。位置測定ボタン12が押下されると、制御部16へ位置測定命令が出力され、この命令に応じた制御部16の制御によって、GPS部11による位置測定処理が実行されることになる。
ID読み取り部13は、IDタグ25が所定のコード形式で保持している固有識別子を読み取る。例えば、ID読み取り部13は、IDタグ25で保持している固有識別子を光学的に読み取るバーコードリーダなどである。ID読み取り部13で、IDタグ25の固有識別子を読み取るには、ID読み取り部13の検出範囲内まで、位置検出端末装置10を被管理対象物に付与されたIDタグ25に近づける。
ID読み取り部13で読み取られた固有識別子は、一旦、図示しないメモリに格納され、GPS部11により、位置情報が取得された後、取得された位置情報と共に、インターフェース部14、22を介して、データ管理装置20に出力される。
ID読み取り部13は、後で、詳細に説明をする位置登録処理において、IDタグ25から固有識別子を読み取ると、例えば、固有識別子を読み取ったことを通知する信号を制御部16に出力する。これに応じて、制御部16は、ID読み取り部13で、固有識別子が読み取られたことを認識し、GPS部11を制御して位置測定処理を開始するよう指示する。
インターフェース部14は、データ管理装置20に接続されたインターフェース部22を介して、所定の通信方式によりデータ管理装置20と情報の送受信をするための通信インターフェースである。インターフェース部14と、インターフェース部22との間の通信は、例えば、米国電気電子学会(IEEE:Institute of Electronic and Electronics Engineers )で勧告されたIEEE802.11に準拠した無線LAN(Local Area Network)による通信である。
表示部15は、薄型のディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイなどであり、当該位置検出端末装置10で実行された所定の処理結果、データ管理装置20から送信された各種情報などを制御部16の制御に基づいて表示させる。
制御部16は、当該位置検出端末装置10を統括的に制御する制御手段である。制御部16は、ユーザからの要求に応じて、図示しないメモリ内に格納されたアプリケーションソフトウェアを実行することで所望の機能、例えば、GPS部11で検出された位置情報と、IDタグ25とを関連付けて登録する位置登録処理や、所望の被管理対象物の位置を検索する位置検索処理などを実行する。
データ管理装置20は、データベース21を備え、データベース21に登録された情報を管理する。具体的には、データ管理装置20は、位置検出端末装置からの要求に応じて、被管理対象物の位置情報をデータベース21に登録し、位置検出端末装置10からの要求に応じて、データベース21に登録された複数の被管理対象物の位置情報から、所望の被管理対象物の位置情報を検索する。
データベース21は、データ管理装置20からの要求に応じて、位置管理システム1において管理する被管理対象物に付与されたIDタグ25が保持している固有識別子と、被管理対象物が配置された位置を示す位置情報とを関連付けて、例えば、テーブルなどにして記憶している。
データ管理装置20は、データベース21に記憶された固有識別子と、位置情報との対応関係より、固有識別子に対応した被管理対象物の位置情報を容易に検索することができる。
また、データベース21は、被管理対象物に関する様々な情報、例えば被管理対象物を撮像した画像情報や、被管理対象物の特徴などを示した文字情報なども格納している。この画像情報や、文字情報も、固有識別子、つまり位置情報と1対1でそれぞれ関連付けられて記憶されているため、画像情報や文字情報を指定したことによる固有識別子、位置情報の取り出しが容易となっている。
インターフェース部22は、上述したように、データ管理装置20と、位置検出端末装置10とで情報を送受信するための通信インターフェースである。インターフェース部22は、例えば、無線LANにて位置検出端末装置10のインターフェース部14と通信を行う場合には、無線LANの基地局である所謂アクセスポイントに相当する。
データ管理装置20と、インターフェース部22とは、相互に接続され、例えば、イーサネット(登録商標)形式のLANが構築されている。
このように、第1の実施の形態として示す位置管理システム1では、光学的手段によって読み取ることができるコード形式とされた固有識別子を保持するIDタグ25を被管理対象物に付与することで複数の被管理対象物の識別を実行するため、非常に安価に実現可能なシステム構成となっている。
また、位置管理システム1では、被管理対象物の位置検出をGPSによって行っているため、位置検出をするために必要となる設備コストを大幅に削減することができる。
さらにまた、位置検出端末装置10と、データ管理装置20との通信を無線LANとすることで、通信コスト、システム構築にかかるコストを大幅に削減することができる。
このような構成の位置管理システム1は、例えば、図2に示すような、広大な土地に設営された中古車両を販売する中古車販売場において、車両を展示、保管している車両保管場50などで用いられる。
車両保管場50で管理される複数の車両31には、それぞれ1対1でIDタグ25が付与されている。また、各車両31には、例えば、車両管理に用いるための、車両番号32が与えられている。
(位置登録処理)
続いて、図3に示すフローチャートを用いて位置管理システム1による位置登録処理動作について説明をする。この位置登録処理動作を説明するにあたり、図2に示した車両保管場50に、被管理対象物である複数の車両31を配置させる場合を例として用いる。
図2に示すように、位置登録処理をする前提条件として、被管理対象物である複数の車両31には、それぞれIDタグ25が、1対1で付与される。また、位置管理システム1を利用するユーザ51は、位置検出端末装置10を、手に持ったり、身体に携帯するなどして保持している。
まず、ステップS1において、ユーザ51は、IDタグ25が付与された車両31に乗り込み、この車両31を配置させたい車両保管場50内の所定の配置位置まで移動させる。
ステップS2において、車両31を車両保管場50内の所定の配置位置に移動させたことに応じて、ユーザ51は、位置検出端末装置10を車両31に付与されているIDタグ25へと近づけ、IDタグ25で保持されている固有識別子をID読み取り部13で読み取る。ID読み取り部13で読み取られた固有識別子は、一旦、図示しないメモリ内に格納される。
ステップS3において、制御部16は、ID読み取り部13で固有識別子を読み取ったことに応じて、GPS部11を機能させる。GPS部11は、GPS衛星30からの電波を受信し、受信した電波から、当該位置検出端末装置10の現在の位置を示す位置情報などを算出する。
位置検出端末装置10を保持しているユーザ51は、GPS部11による位置の測定を車両31内に搭乗している際に行うため、ここで、得られる位置情報は、車両保管場50に配置された車両31の配置位置も示していることになる。
ステップS4において、制御部16は、GPS部11により取得された位置情報と、ID読み取り部13で読み取られ、図示しないメモリに一時的に格納されているIDタグ25の固有識別子とを対にして、データ管理装置20に送信する。データ管理装置20は、送信された位置情報と、固有識別子とを関連付けて、データベース21に記憶させる。
このようにして、位置管理システム1は、車両保管場50内の所定の位置に複数の車両31を配置させた際に、車両31に付与したIDタグ25の固有識別子と、GPS部11で算出された、位置検出端末装置10の現在の位置、つまり車両保管場50の所定の位置に配置された車両31の配置位置を示す位置情報とを関連付けてデータベース21に記憶させることができる。
このとき、ID読み取り部13で固有識別子が読み込まれたことに応じて、制御部16がGPS部11を制御し、位置測定処理を開始させるため、煩わしい操作を必要とせずに、自動的に位置情報を取得することができる。
したがって、広大な領域である車両保管場50に、膨大な数の車両31を配置させ、配置位置管理のための位置登録作業をする場合において、IDタグ25に格納されている固有識別子を、ID読み取り部13で読み取るというワンアクションだけで、IDタグ25に格納された固有識別子の取得と、GPS部11による位置情報の取得を共に実行することができるため、迅速、且つ確実に車両31の位置登録処理を実行することができる。
(位置検索処理)
続いて、図4に示すフローチャートを用いて、位置管理システム1による位置検索処理動作について説明をする。この位置検索処理を説明するにあたり、図3と同様に、図2に示した車両保管場50に、被管理対象物である複数の車両31を配置させる場合を例として用いる。
なお、図4に示すフローチャートを実行する前に、上述した図3のフローチャートで示した位置登録処理動作が実行され、データベース21には、既に車両31に付与したIDタグ25の固有識別子と、車両31の配置位置を示す位置情報とが関連付けて記憶されているものとする。
ステップS11において、位置検出端末装置10の制御部16は、ユーザからの要求に応じて、車両31の位置を検索するためのアプリケーションソフトウェアを起動させ、車両31の位置を検索する車両位置検索モードにする。
車両位置検索モードとなると、位置検出端末装置10の制御部16は、データ管理装置20へアクセスし、データベース21に格納されている被管理対象物の情報、例えば、固有識別子と1対1で関連付けられている車両31を撮像した画像情報、車両31に関する文字情報などを取得し、表示部15に表示させ、ユーザに提示する。
ステップS12において、ユーザは、位置検出端末装置10の表示部15に表示された画像情報、文字情報などを参照して、配置位置を知りたい所望の車両31を選択する。
ステップS13において、位置検出端末装置10の制御部16は、配置位置を知りたい所望の車両31が選択されたことに応じて、データ管理装置20へアクセスし、選択された車両31に関連付けられている固有識別子を用いて、1対1で関連付けられている車両31の位置情報を取得する。
ステップS14において、位置検出端末装置10の制御部16は、所望の車両31の位置情報を取得したことに応じて、GPS部11を制御し、位置検出端末装置10の現在位置を求める。
そして、制御部16は、車両31の位置情報と、GPS部11にて算出された位置検出端末装置10の現在位置を示す位置情報とを用いて、それぞれの位置を示した車両保管場50の地図を表示部15を介して表示させる。
ユーザは、表示部15に表示された、車両保管場50の地図を参照することで、目的となる車両31が配置されている位置を把握することができる。
次の、ステップS15乃至ステップS17までの工程は、位置検出端末装置10を保持したユーザが、例えば、目的となる車両31の配置位置に向かって移動している最中などに、現在の自分の位置と、車両31との位置とを再度確認したい場合に実行される処理工程である。
ステップS15において、ユーザは、位置検出端末装置10の位置測定ボタン12を押下して、GPS部11を機能させる。
ステップS16において、位置検出端末装置10の制御部16は、位置測定ボタン12を押下されたことに応じて、GPS部11を機能させる。GPS部11は、GPS衛星30からの電波を受信し、受信した電波から当該位置検出端末装置10の現在の位置を示す位置情報を算出する。
ステップS17において、制御部16は、算出された位置情報と、ステップS13で取得された車両31の配置位置を示す位置情報とを比較し、一致するかどうか判定する。一致する場合には、例えば、一致したことを通知する音などを出力し、工程を終了する。一致しない場合には、工程を再びステップS14へと戻し、位置検出端末装置10の現在の位置を示す位置情報と、車両31の配置位置を示す位置情報とを表示させた、車両保管場50の地図を表示部15を介して表示させる。
このようにして、位置検出端末装置10を用い、データ管理装置20を介してデータベース21から取得される情報により、広大な領域である車両保管場50に配置された複数の車両31の中から、所望の車両31の配置位置を取得することができる。
また、位置検出端末装置10の位置測定ボタン12の押下に応じて、現在の当該位置検出端末装置10の位置を算出し、車両31が配置されている配置位置と、算出した現在位置とを表示部15を介して、繰り返し地図表示することができるため、所望の車両31が配置された配置位置までユーザを確実に導くことができる。
このとき、位置測定ボタン12の押下に応じて、GPS部11が機能するため、ほぼリアルタイムでの位置検出ができると同時に、GPS部11で消費される消費電力を大幅に低減させることができる。
[第2の実施の形態]
続いて、図5を用いて、本発明の第2の実施の形態として示す位置管理システム2の構成について説明をする。
図5に示すように位置管理システム2は、位置検出端末装置40と、データ管理装置20と、IDタグ26と、GPS衛星30とを備えている。
この位置管理システム2は、IDタグ26を1対1で付与した複数の被管理対象物の位置を管理し、ユーザの要求に応じて、所望の被管理対象物がどこにあるかを提示することできる。
被管理対象物に付与するIDタグ26は、当該IDタグ26を一意に特定する固有の識別子(以下、固有識別子と呼ぶ。)を保持している。データ管理装置20は、このIDタグ26が保持している固有識別子を取得することで複数の被管理対象物を一意に特定する。
第2の実施の形態として示す位置管理システム2で用いられるIDタグ26は、電波/電磁波を利用して非接触の通信を行ういわゆるRFID(Radio Frequency IDentification)システムにおける非接触情報媒体であり、内蔵されたIC(Integrated Circuit)メモリ内に固有識別子を保持している。
RFIDシステムで用いられる非接触情報媒体は、電波の送受信に必要となる動作電力の取得方法の違いからパッシブ型の非接触情報媒体と、アクティブ型の非接触情報媒体とに大別されるが、IDタグ26は、パッシブ型の非接触情報媒体であってもよいし、アクティブ型の非接触情報媒体であってもよい。
パッシブ型の非接触情報媒体を用いたRFIDシステムでは、非接触情報媒体が、リーダライタから送信された電波を受信し、受信した電波から電磁誘導によって動作電力を得ると共に、この電波を利用してリーダライタとの間でデータ通信を行う。
パッシブ型の非接触情報媒体と、リーダライタとは、この電波を送受信するためのアンテナコイルをそれぞれ内蔵しており電磁結合することで非接触情報媒体の電力を取得している。このような、電磁結合方式のリーダライタと、非接触情報媒体との適切な通信距離は、概ね数cm〜数十cm(1m以内程度)となる。
アクティブ型の非接触情報媒体を用いたRFIDシステムでは、非接触情報媒体が電源として電池を内蔵しており、この電池から供給される電力を用いてリーダライタとの間でデータ通信がなされる。つまり、アクティブ型の非接触情報媒体は、自ら能動的にリーダライタとの通信を実行することができる。
アクティブ型の非接触情報媒体は、電池を内蔵していることから、リーダライタとの無線通信距離が数メートル〜十数メートルというように、パッシブ型の非接触情報媒体と較べて広範囲の領域内での無線通信を実行することができるという特徴がある。アクティブ型の非接触情報媒体に電源として用いられる電池は、非常に小型(薄型)で、高寿命の電池である。
なお、位置管理システム2は、第1の実施の形態として示した位置管理システム1の位置検出端末装置10が、位置検出端末装置40に代わり、被管理対象物に付与するIDタグ25がIDタグ26に代わっただけであるので、その他のシステムを構成する装置には、同一の符号を付し、説明を省略する。
位置検出端末装置40は、GPS部41と、ID読み取り部42と、インターフェース部43と、表示部44と、制御部45とを備える携帯型の端末装置である。
位置検出端末装置40は、例えば、専用のOS(Operating System)を搭載し、格納されたアプリケーションソフトウェアを実行することで、様々な機能を実行することができるPDA(Personal Digital Assistant)などである。
GPS部41は、GPS衛星30から送信される電波を受信して、当該位置検出端末装置40の現在の位置(経度、緯度)、移動速度、上記位置における時刻などを算出する。算出された位置情報、移動速度情報、時刻情報などは、制御部45に出力される。
このGPS部41は、位置検出端末装置40がPDAなどであった場合には、PDAが備える拡張スロットに接続させるGPSモジュールとして提供することができる。また、位置検出端末装置40に、GPS部41をあらかじめチップセットとして搭載するようにしてもよい。
ID読み取り部42は、IDタグ26に所定の形式で保持している固有識別子を読取る。ID読み取り部42は、IDタグ26で保持している固有識別子を、電波/電磁波により非接触で読み取る、アクティブ型のIDタグ26、又はパッシブ型のIDタグ26に対応したタグリーダである。
ID読み取り部42は、IDタグ26が動作電源を内蔵したアクティブ型のIDタグである場合には、定期的あるいは不定期にIDタグ26から送信される電波を受信することで、送信された電波に重畳された固有識別子を取得することができる。
また、ID読み取り部42は、IDタグ26が動作電源を内蔵せず、電磁結合によって動作電源を確保するパッシブ型のIDタグである場合には、IDタグ26に対して定期的、あるいは不定期に質問電波を送信することで電源を与える。ID読み取り部42は、質問電波に応答したIDタグ26から送信される応答電波を受信することで、応答電波に重畳された固有識別子を取得することができる。
ID読み取り部42で読み取られた固有識別子は、一旦、図示しないメモリに格納され、GPS部41により、位置情報が取得された後、取得された位置情報と共に、インターフェース部43、22を介して、データ管理装置20に出力される。
インターフェース部43は、データ管理装置20に接続されたインターフェース部22を介して、所定の通信方式によりデータ管理装置20と情報の送受信をするための通信インターフェースである。インターフェース部43と、インターフェース部22との間の通信は、例えば、米国電気電子学会(IEEE:Institute of Electronic and Electronics Engineers )で勧告されたIEEE802.11に準拠した無線LAN(Local Area Network)による通信である。
このインターフェース部43は、位置検出端末装置40がPDAなどであった場合には、PDAが備える拡張スロットに接続させる無線LANカードとして提供することができる。また、位置検出端末装置40に、インターフェース部43をあらかじめチップセットとして搭載させるようにしてもよい。
表示部44は、薄型のディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイなどであり、当該位置検出端末装置40で実行された所定の処理の処理結果、データ管理装置20から送信された各種情報などを制御部45の制御に基づいて表示させる。
制御部45は、当該位置検出端末装置40を統括的に制御する制御手段である。制御部45は、ユーザからの要求に応じて、図示しないメモリ内に格納されたアプリケーションソフトウェアを実行することで所望の機能、例えば、GPS部41で検出された位置情報と、IDタグ26とを関連付けて登録する位置登録処理や、所望の被管理対象物の位置を検索する位置検索処理などを実行する。
このように、第2の実施の形態として示す位置管理システム2では、RFIDを適用し、電源を必要としないパッシブ型の非接触情報媒体であるIDタグ26、あるいは非常に小型(薄型)、長寿命な電池を電源とするアクティブ型の非接触情報媒体であるIDタグ26を被管理対象物に付与することで、複数の被管理対象物の識別を実行するため、非常に安価に実現可能なシステム構成となっている。
また、位置管理システム2では、被管理対象物の位置検出をGPSによって行っているため、位置検出をするために必要となる設備コストを大幅に削減することができる。
さらにまた、位置検出端末装置40と、データ管理装置20との通信を無線LANとすることで、通信コスト、システム構築にかかるコストを大幅に削減することができる。
このような構成の位置管理システム2は、第1の実施の形態として示した位置管理システム1と同様に、例えば、図6に示すような、広大な土地に設営された中古車両を販売する中古車販売場において、車両を展示、保管している車両保管場50などで用いられる。
車両保管場50で管理される複数の車両31には、それぞれ1対1でIDタグ26が付与されている。また、各車両31には、例えば、車両管理に用いるための、車両番号32が与えられている。
(位置登録処理:アクティブ型)
続いて、図7に示すフローチャートを用いて、IDタグ26としてアクティブ型の非接触情報媒体を用いた場合の位置管理システム2による位置登録処理動作について説明をする。この位置登録処理動作を説明するにあたり、図6に示した車両保管場50に、被管理対象物である複数の車両31を配置させる場合を例として用いる。
図6に示すように、位置登録処理をする前提条件として、被管理対象物である複数の車両31には、それぞれIDタグ26が、1対1で付与される。また、位置管理システム2を利用するユーザ51は、位置検出端末装置40を、手に持ったり、身体に携帯するなどして保持している。
まず、ステップS31において、位置検出端末装置40の制御部45は、後段で実行される比較処理における前処理として、図示しないメモリ内にTMP_ID1及びTMP_ID2としてNULL値をセットする。
ステップS32において、ユーザ51は、IDタグ26が付与された車両31に乗り込み、この車両31を配置させたい車両保管場50内の所定の配置位置まで移動させる。
このとき、制御部45は、位置検出端末装置40を保持しているユーザ51が、車両31に取り付けられたIDタグ26との通信範囲内に入り、IDタグ26から送信される電波を受信して、受信した電波に重畳された固有識別子を取得したかどうか判定する。
固有識別子を取得した場合には、工程をステップS33へと進め、固有識別子を取得できなかった場合には工程をステップS36へと進める。
ステップS33において、制御部45は、取得した固有識別子を、図示しないメモリ内にTMP_ID1として格納する。
ステップS34において、制御部45は、TMP_ID1として定義された固有識別子と、前回の処理ループで取得されTMP_ID2として定義された固有識別子とを比較し、一致しないかどうかを判定する。制御部45は、TMP_ID1と、TMP_ID2とが一致する場合には、工程をステップS32へと戻し、TMP_ID1と、TMP_ID2とが一致しない場合には、工程をステップS35へと進める。
このステップS34における判定処理は、GPS部41による位置測定を実行するタイミングをとるための処理である。比較結果が一致しなかった場合、例えば、前回とは、違う車両31に付与されたIDタグ26の通信範囲内に、ユーザ51が移動した場合、位置検出端末装置40は、新たな車両31の配置位置を取得する処理へと移行する。
ステップS35において、制御部45は、次の処理ループにおけるステップS34での比較処理の準備として、ステップS32で取得され、ステップS33でTMP_ID1として図示しないメモリ内に格納された固有識別子を、TMP_ID2として新たに定義し直す。
ステップS36において、制御部45は、それまで連続して取得することができていた固有識別子を取得することができない状態が一定時間経過したかどうかを判定する。制御部45は、一定時間経過した場合には、工程をステップS37へと進め、一定時間経過していない場合には、工程をステップS32へと戻す。
このステップS36における判定処理は、ステップS34と同様に、GPS部41による位置測定を実行するタイミングをとるための処理である。それまで、連続して取得できていた固有識別子を一定時間過ぎても取得できなくなるということは、車両31に付与されたIDタグ26の通信範囲内に留まっていた状態から、ユーザが移動したと考えることができ、このタイミングで位置検出端末装置40は、車両31の配置位置を取得する処理へと移行する。
ステップS37において、制御部45は、ステップS34又はステップS36の判定結果に応じて、GPS部41を機能させる。GPS部41は、GPS衛星30からの電波を受信し、受信した電波から、当該位置検出端末装置40の現在の位置を示す位置情報などを算出する。
ステップS38において、制御部45は、GPS部41により取得された位置情報と、ID読み取り部42で読み取られ、図示しないメモリにTMP_ID2として格納されているIDタグ26の固有識別子とを対にして、データ管理装置20に送信する。データ管理装置20は、送信された位置情報と、固有識別子とを関連付けて、データベース21に送信し記憶させる。
このようにして、位置管理システム2は、車両保管場50内の所定の位置に複数の車両31を配置させた際に、車両31に付与したIDタグ26の固有識別子と、GPS部41で算出された、位置検出端末装置40の現在の位置、つまり車両保管場50の所定の位置に配置された車両31の配置位置を示す位置情報とを関連付けてデータベース21に記憶させることができる。
このとき、連続して固有識別子を取得できていた状態から、取得できない状態となった、或いは、前回とは異なる固有識別子が取得されたことに応じて、位置検出端末装置40を保持するユーザが、配置位置を取得したいある車両31に付与されたIDタグ26との通信範囲外に移動したと判定し、データベース21に登録する位置情報を取得するようGPS部41が機能するため、複数の車両31の配置位置を登録する際の処理動作を自動化することができる。
また、これによりGPS部41の動作時間を減少させることができるので、GPS部41で消費される消費電力を大幅に低減させることができる。
(位置検索処理:アクティブ型)
続いて、図8に示すフローチャートを用いて、IDタグ26としてアクティブ型の非接触情報媒体を用いた場合の位置管理システム2による位置検索処理動作について説明をする。この位置検索処理を説明するにあたり、図7と同様に、図6に示した車両保管場50に、被管理対象物である複数の車両31を配置させる場合を例として用いる。
なお、図8に示すフローチャートを実行する前に、上述した図7のフローチャートで示した位置登録処理動作が実行され、データベース21には、既に車両31に付与したIDタグ26の固有識別子と、車両31の配置位置を示す位置情報とが関連付けて記憶されているものとする。
ステップS41において、位置検出端末装置40の制御部45は、ユーザからの要求に応じて、車両31の位置を検索するためのアプリケーションソフトウェアを起動させ、車両31の位置を検索する車両位置検索モードにする。
車両位置検索モードとなると、位置検出端末装置40の制御部45は、データ管理装置20へアクセスし、データベース21に格納されている被管理対象物の情報、例えば、固有識別子と1対1で関連付けられている車両31を撮像した画像情報、車両31に関する文字情報などを取得し、表示部44に表示させ、ユーザに提示する。
ステップS42において、ユーザは、位置検出端末装置40の表示部44に表示された画像情報、文字情報などを参照して、配置位置を知りたい所望の車両31を選択する。
ステップS43において、位置検出端末装置40の制御部45は、配置位置を知りたい所望の車両31が選択されたことに応じて、データ管理装置20へアクセスし、選択された車両31に関連付けられている固有識別子を用いて、1対1で関連付けられている車両31の位置情報を取得する。
ステップS44において、位置検出端末装置40の制御部45は、所望の車両31の位置情報を取得したことに応じて、GPS部41を制御し、位置検出端末装置40の現在位置を求める。
そして、制御部45は、車両31の位置情報と、GPS部41にて算出された位置検出端末装置40の現在位置を示す位置情報とを用いて、それぞれの位置を示した車両保管場50の地図を表示部44を介して表示させる。
ユーザは、表示部44に表示された、車両保管場50の地図を参照することで、目的となる車両31が配置されている位置を把握することができる。
次の、ステップS45乃至ステップS47までの工程は、位置検出端末装置40を保持したユーザが、例えば、目的となる車両31の配置位置に向かって移動している最中などに、現在の自分の位置と、車両31との位置とを再度確認したい場合に実行される処理工程である。
ステップS45において、位置検出端末装置40の制御部45は、一定時間間隔で、GPS部41を機能させる。GPS部41は、GPS衛星30からの電波を受信し、受信した電波から、当該位置検出端末装置40の現在の位置を示す位置情報を算出する。
そして制御部45は、位置検出端末装置40の現在の位置を示す位置情報と、車両31の配置位置を示す位置情報とを表示させた、車両保管場50の地図を、上記一定時間間隔で表示部44を介して表示させる。
ステップS46において、位置検出端末装置40の制御部45は、ID読み取り部42で取得されるIDタグ26の固有識別子が、ステップS42で選択された車両31に付与されたIDタグ26の固有識別子であるかどうかを判定する。制御部45は、所望の固有識別子であった場合には、例えば、所望の車両31が検索できたことで音を鳴らすなどしてユーザに通知すると共に工程を終了させ、所望の固有識別子でなかった場合には工程をステップS47へと進める。
ステップS47において、制御部45は、GPS部41により取得された位置情報と、この位置情報が取得されたのと同じタイミングでID読み取り部42で読み取られた固有識別子とを対にして、データ管理装置20に送信する。データ管理装置20は、送信された位置情報と、固有識別子とを関連付けて、データベース21に送信し記憶させ、データベース21の更新を行う。
このようにして、位置検出端末装置40を用い、データ管理装置20を介してデータベース21から取得される情報により、広大な領域である車両保管場50に配置された複数の車両31の中から、所望の車両31の配置位置を取得することができる。
また、一定時間間隔毎に現在の位置と、車両31が配置されている配置位置とを表示部44を介して、繰り返し地図表示することができるため、所望の車両31が配置された配置位置までユーザを確実に導くことができる。
このとき、所望の車両31を検索する車両位置検索モードであっても、GPS部41により取得される位置情報と、ID読み取り部42で取得される固有識別子とを用いて、データベース21を更新することができるため、位置検出端末装置40を保持したユーザ51が車両保管場50内を移動するだけで、移動ルート近傍を常に新しい車両31の配置位置となるように更新することができる。
(位置登録処理、位置検索処理:パッシブ型)
図7、図8では、IDタグ26としてアクティブ型の非接触情報媒体を用いた際の、第2の実施の形態として示す位置管理システム2よる位置登録処理動作、位置検索処理動作について説明をした。一方、IDタグ26としてパッシブ型の非接触情報媒体を用いた際の位置登録処理動作、位置検索処理動作は、それぞれ、図9、図10に示すようになる。
図9において、IDタグ26がパッシブ型の非接触情報媒体であることから、ステップS31と、ステップS32との間で、ステップS32aとして、位置検出端末装置40のID読み取り部42から、IDタグ26に対して質問電波が送信される。IDタグ26は、この質問電波を受信したことに応じて、固有識別子を重畳させた応答電波を送信する。そして、応答電波をID読み取り部42が受信したことによって、ステップS32へと工程が進むことになる。
IDタグ26をアクティブ型の非接触情報媒体に代えて、パッシブ型の非接触情報媒体とした場合、このステップS32a以外の工程は、図7のフローチャートで示した工程と全く同じである。したがって、図9に示したIDタグ26をパッシブ型の非接触情報媒体とした場合の位置登録処理動作は、図7に示したフローチャートと同一ステップ番号を付して説明を省略する。
同様に、図10において、IDタグ26がパッシブ型の非接触情報媒体であることから、ステップS45と、ステップS46との間で、ステップS46aとして、位置検出端末装置40のID読み取り部42から、IDタグ26に対して質問電波が送信される。IDタグ26は、この質問電波を受信したことに応じて、固有識別子を重畳させた応答電波を送信する。そして、応答電波をID読み取り部42が受信したことによって、ステップS46へと工程が進むことになる。
IDタグ26をアクティブ型の非接触情報媒体に代えて、パッシブ型の非接触情報媒体とした場合、このステップS46a以外の工程は、図8のフローチャートで示した工程と全く同じである。したがって、図10に示したIDタグ26をパッシブ型の非接触情報媒体とした場合の位置検索処理動作は、図8に示したフローチャートと同一ステップ番号を付して説明を省略する。
このようにして、IDタグ26を、パッシブ型の非接触情報媒体とした場合でも、位置検出端末装置40を用い、データ管理装置20を介してデータベース21から取得される情報により、広大な領域である車両保管場50に配置された複数の車両31の中から、所望の車両31の配置位置を取得することができる。
また、一定時間間隔毎に現在の位置と、車両31が配置されている配置位置とを表示部44を介して、繰り返し地図表示することができるため、所望の車両31が配置された配置位置までユーザを確実に導くことができる。
このとき、所望の車両31を検索する車両位置検索モードであっても、GPS部41により取得される位置情報と、ID読み取り部42で取得される固有識別子とを用いて、データベース21を更新することができるため、位置検出端末装置40を保持したユーザ51が車両保管場50内を移動するだけで、移動ルート近傍を常に新しい車両31の配置位置となるように更新することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の第1の実施の形態として示す位置管理システムの構成について説明するための図である。 被管理対象物を複数の車両とし、上記第1の実施の形態として示す位置管理システムを用いて、複数の車両の配置位置管理をする場合の一例を示した図である。 上記第1の実施の形態として示す位置管理システムによる位置登録処理動作について説明するためのフローチャートである。 上記第1の実施の形態として示す位置管理システムによる位置検索処理動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態として示す位置管理システムの構成について説明するための図である。 被管理対象物を複数の車両とし、上記第2の実施の形態として示す位置管理システムを用いて、複数の車両の配置位置管理をする場合の一例を示した図である。 IDタグがアクティブ型の非接触情報媒体である場合の、第2の実施の形態として示す位置管理システムによる位置登録処理動作について説明するためのフローチャートである。 IDタグがアクティブ型の非接触情報媒体である場合の、第2の実施の形態として示す位置管理システムによる位置検索処理動作について説明するためのフローチャートである。 IDタグがパッシブ型の非接触情報媒体である場合の、第2の実施の形態として示す位置管理システムによる位置登録処理動作について説明するためのフローチャートである。 IDタグがパッシブ型の非接触情報媒体である場合の、第2の実施の形態として示す位置管理システムによる位置検索処理動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 位置管理システム
2 位置管理システム
10 位置検出端末装置
11 GPS(Global Positioning System)部
12 位置測定ボタン
13 ID(IDentification)読み取り部
15 表示部
16 制御部
20 データ管理装置
21 データベース
25 IDタグ
26 IDタグ
30 GPS衛星
40 位置検出端末装置
41 GPS部
42 ID読み取り部
44 表示部
45 制御部

Claims (7)

  1. 所定の空間に配置される被管理対象物に付与され、固有識別子を保持してなるID(IDentification)タグと、上記被管理対象物の位置を取得する携帯型端末装置と、取得された上記位置を管理するデータ管理装置とを備える位置管理システムであって、
    上記携帯型端末装置は、上記所定の空間に配置された上記被管理対象物に付与された上記IDタグから上記固有識別子を読み取る読み取り手段と、
    上記読み取り手段によって上記IDタグから上記固有識別子が読み取られたことに応じて、当該携帯型端末装置の現在位置をGPS(Global Positioning System)により測定する位置測定手段と、
    上記データ管理装置とのデータ通信を行う通信手段と、
    上記読み取り手段によって読み取られた上記固有識別子と、上記位置測定手段によって測定された当該携帯型端末装置の現在位置を示す位置情報とを対にして上記データ管理装置に送信するよう上記通信手段を制御する制御手段とを有し、
    上記データ管理装置は、上記携帯型端末装置の上記通信手段によって送信された上記固有識別子と、上記位置情報とを関連付けて記憶する記憶手段を有すること
    を特徴とする位置管理システム。
  2. 上記IDタグは、上記固有識別子を光学的に読み取り可能なコード形式で保持し、
    上記読み取り手段は、上記IDタグに保持された上記固有識別子を光学的に読み取る光学読み取り手段であること
    を特徴とする請求項1記載の位置管理システム。
  3. 上記携帯型端末装置は、上記被管理対象物の上記所定の空間における位置を表示する表示手段を有し、
    上記携帯型端末装置の上記制御部は、ユーザからの要求に応じて、ユーザが所望する被管理対象物の上記位置情報を、上記位置情報と関連付けられた上記固有識別子に基づいて、上記データ管理装置の上記記憶手段から取得し、
    上記位置情報を取得したことに応じて、上記位置測定手段によって測定される当該携帯型端末装置の現在位置を示す現在位置情報と、上記被管理対象物の上記位置情報とを用いて、上記被管理対象物の上記所定の空間における位置を、当該携帯型端末装置の現在位置と共に、上記表示手段に表示させるよう制御すること
    を特徴とする請求項1記載の位置管理システム。
  4. 所定の空間に配置される被管理対象物に付与され、固有識別子を保持してなるID(IDentification)タグと、上記被管理対象物の位置を取得する携帯型端末装置と、取得された上記位置を管理するデータ管理装置とを備える位置管理システムであって、
    上記携帯型端末装置は、上記所定の空間に配置された上記被管理対象物に付与された上記IDタグから送信される電波を受信し、上記電波に含まれる上記固有識別子を読み取る読み取り手段と、
    上記IDタグから送信される上記電波の受信が途切れたことに応じて、当該携帯型端末装置の現在位置をGPS(Global Positioning System)により測定する位置測定手段と、
    上記データ管理装置とのデータ通信を行う通信手段と、
    上記読み取り手段によって読み取られた上記固有識別子と、上記位置測定手段によって測定された当該携帯型端末装置の現在位置を示す位置情報とを対にして上記データ管理装置に送信するよう上記通信手段を制御する制御手段とを有し、
    上記データ管理装置は、上記携帯型端末装置の上記通信手段によって送信された上記固有識別子と、上記位置情報とを関連付けて記憶する記憶手段を有すること
    を特徴とする位置管理システム。
  5. 上記位置測定手段は、上記読み取り手段によって、前回取得された固有識別子と異なる固有識別子が取得された場合に、上記IDタグから送信される上記電波の受信が途切れたと判定し、当該携帯型端末装置の現在位置を上記GPSにより測定すること
    を特徴とする請求項4記載の位置管理システム。
  6. 上記位置測定手段は、上記読み取り手段によって、連続して取得されていた上記固有識別子の取得が一定時間途絶えたことに応じて、上記IDタグから送信される上記電波の受信が途切れたと判定し、当該携帯型端末装置の現在位置を上記GPSにより測定すること
    を特徴とする請求項4記載の位置管理システム。
  7. 上記携帯型端末装置は、上記被管理対象物の上記所定の空間における位置を表示する表示手段を有し、
    上記携帯型端末装置の上記制御部は、ユーザからの要求に応じて、ユーザが所望する被管理対象物の上記位置情報を、上記位置情報と関連付けられた上記固有識別子に基づいて、上記データ管理装置の上記記憶手段から取得し、
    上記位置情報を取得したことに応じて、上記位置測定手段によって測定される当該携帯型端末装置の現在位置を示す現在位置情報と、上記被管理対象物の上記位置情報とを用いて、上記被管理対象物の上記所定の空間における位置を、当該携帯型端末装置の現在位置と共に、上記表示手段に表示させるよう制御すること
    を特徴とする請求項4記載の位置管理システム。
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