JP2007275962A - レーザー加工装置 - Google Patents

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    • B23K26/073Shaping the laser spot
    • B23K26/0736Shaping the laser spot into an oval shape, e.g. elliptic shape

Abstract

【課題】レーザー光線の集光スポットの形状が楕円形であっても曲線の加工ラインに沿って集光スポットの長軸を追随させることができるレーザー加工装置を提供する。
【解決手段】レーザー光線照射手段5を構成する集光器7は集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円スポット形成手段と、楕円形の集光スポットを光軸を中心として回動する集光スポット回動手段とを具備しており、制御手段20は被加工物361に形成された加工ラインのX,Y座標値を記憶する記憶手段を備え、加工送り量検出手段374と割り出し送り量検出手段からの検出信号に基づいてレーザー光線照射位置の現在位置のX,Y座標値を求め、検出された現在位置のX,Y座標値と記憶手段に記憶された加工ラインのX,Y座標値に基づいて集光スポットの長軸が加工ラインに沿って追随するように集光スポット回動手段を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被加工物にレーザー加工を施すレーザー加工装置、更に詳しくはレーザー光線の集光スポット形状が楕円形であっても曲線に沿って加工することができるレーザー加工装置に関する。
近年、半導体ウエーハやガラス板等の被加工物を所定の加工ラインに沿って分割する装置として、レーザー加工装置が用いられている。このレーザー加工装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、チャックテーブルとレーザー光線照射手段を加工送り方向に相対的に移動せしめる加工送り手段と、チャックテーブルとレーザー光線照射手段を加工送り方向と直交する割り出し送り方向に相対移動せしめる割り出し送り手段とによって構成されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2005−21940号公報
上述したレーザー加工装置は、レーザー光線照射手段から照射されるレーザー光線の集光スポット形状が円形の場合には、上記加工送り手段および割り出し送り手段を制御することにより、直線以外にも曲線を含む複雑な加工ラインに沿ってレーザー加工を施すことができる。
一方、加工特性を良好にするためにレーザー光線の集光スポット形状を楕円形に形成してレーザー加工を施すレーザー加工方法が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2006−51517号公報
而して、レーザー光線の集光スポットの形状を楕円形に形成してレーザー加工を施すためには、レーザー光線は集光スポットの長軸を加工ラインに沿って照射する必要がある。しかるに、加工ラインが曲線で形成されている場合には、上記加工送り手段および割り出し送り手段を制御しても楕円形の集光スポットの長軸を加工ラインに沿って追随させることは困難である。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、レーザー光線の集光スポットの形状が楕円形であっても曲線の加工ラインに沿って集光スポットの長軸を追随させることができるレーザー加工装置を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動せしめる加工送り手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を該加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対移動せしめる割り出し送り手段と、該加工送り手段による加工送り量を検出する加工送り量検出手段と、該割り出し送り手段による割り出し送り量を検出する割り出し送り量検出手段と、該加工送り量検出手段と割り出し送り量検出手段からの検出信号に基づいて該レーザー光線照射手段と該加工送り手段および該割り出し送り手段を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を集光する集光器とを具備し、該集光器は、集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円スポット形成手段と、該楕円スポット形成手段によって形成される楕円形の集光スポットを光軸を中心として回動する集光スポット回動手段とを具備しており、
該制御手段は、被加工物に形成された加工ラインのX,Y座標値を記憶する記憶手段を備え、加工送り量検出手段と割り出し送り量検出手段からの検出信号に基づいてレーザー光線照射位置の現在位置のX,Y座標値を求め、該検出された現在位置のX,Y座標値と該記憶手段に記憶された加工ラインのX,Y座標値に基づいて集光スポットの長軸が加工ラインに沿って追随するように該集光スポット回動手段を制御する、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
レーザー光線照射位置の現在位置のX,Y座標値を(x1,y1)とし、次に加工すべき位置の座標値を(x2,y2)とすると、該制御手段は現在位置から次に加工すべき位置までのX軸方向に対する傾き(θ)をθ=(y1−y2)/(x1−x2)で求め、集光スポットの長軸がX軸方向に対する傾き(θ)と一致するように該集光スポット手段を制御する。
本発明によるレーザー加工装置においては、レーザー光線照射位置の現在位置のX,Y座標値と記憶手段に記憶されている被加工物に形成された加工ラインのX,Y座標値に基づいて集光スポットの長軸が加工ラインに沿って追随するように集光スポット回動手段を制御するので、加工ラインが曲線であっても被加工物には加工ラインに沿って集光スポットの短軸に対応した幅を有するレーザー加工を施すことができる。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図が示されている。図1に示すレーザー加工装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記矢印Xで示す方向(X軸方向)と直角な矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構4と、該レーザー光線ユニット支持機構4に矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット5とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上に矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持されたカバーテーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成された吸着チャック361を具備しており、吸着チャック361上に被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。なお、チャックテーブル36には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ362が配設されている。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面に矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第一の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記チャックテーブル36の加工送り量を検出するための加工送り量検出手段374を備えている。加工送り量検出手段374は、案内レール31に沿って配設されたリニアスケール374aと、第1の滑動ブロック32に配設され第1の滑動ブロック32とともにリニアスケール374aに沿って移動する読み取りヘッド374bとからなっている。この加工送り量検出手段374の読み取りヘッド374bは、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出する。なお、上記加工送り手段37の駆動源としてパルスモータ372を用いた場合には、パルスモータ372に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出することもできる。また、上記加工送り手段37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出することもできる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動させるための割り出し送り手段38を具備している。割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記第2の滑動ブロック33の割り出し送り量を検出するため割り出し送り量検出手段384を備えている。割り出し送り量検出手段384は、案内レール322に沿って配設されたリニアスケール384aと、第2の滑動ブロック33に配設され第2の滑動ブロック33とともにリニアスケール384aに沿って移動する読み取りヘッド384bとからなっている。この割り出し送り量検出手段384の読み取りヘッド384bは、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量を検出する。なお、上記第1の割り出し送り手段38の駆動源としてパルスモータ382を用いた場合には、パルスモータ382に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量を検出することもできる。また、上記加工送り手段37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量を検出することもできる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構4は、静止基台2上に矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。装着部422は、一側面に矢印Zで示す方向(Z軸方向)に延びる一対の案内レール423、423が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構4は、可動支持基台42を一対の案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動させるための第2の割り出し送り手段43を具備している。第2の割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ねじロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動せしめられる。
図示の実施形態のおけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられたレーザー光線照射手段52を具備している。ユニットホルダ51は、上記装着部422に設けられた一対の案内レール423、423に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝511、511が設けられており、この被案内溝511、511を上記案内レール423、423に嵌合することにより、矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動可能に支持される。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51を一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動させるための移動手段53を具備している。移動手段53は、一対の案内レール423、423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでおり、パルスモータ532によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ51およびレーザビーム照射手段52を案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動せしめる。なお、図示の実施形態においてはパルスモータ532を正転駆動することによりレーザー光線照射手段52を上方に移動し、パルスモータ532を逆転駆動することによりレーザー光線照射手段52を下方に移動するようになっている。
図示のレーザー光線照射手段52は、上記ユニットホルダ51に固定され実質上水平に延出する円筒形状のケーシング521を具備している。また、レーザー光線照射手段52は、図2に示すようにケーシング521内に配設されたパルスレーザー光線発振手段522および伝送光学系523と、ケーシング521の先端に配設されパルスレーザー光線発振手段522によって発振されたパルスレーザー光線を上記チャックテーブル36に保持された被加工物に照射する加工ヘッド6を具備している。上記パルスレーザー光線発振手段522は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器522aと、これに付設された繰り返し周波数設定手段522bとから構成されている。伝送光学系523は、ビームスプリッタの如き適宜の光学要素を含んでいる。
上記加工ヘッド6は、図3に示すように方向変換ミラー61と、集光器7とからなっている。方向変換ミラー61は、上記パルスレーザー光線発振手段522によって発振され伝送光学系523を介して照射されたパルスレーザー光線を集光器7に向けて方向変換する。集光器7は、図示の第1の実施形態においては上記チャックテーブル36に保持された被加工物と対向する集光レンズ8と、該集光レンズ8よりレーザー光線照射方向上流側、即ち集光レンズ8と方向変換ミラー61との間に配設されたシリンドリカルレンズユニット9と、集光レンズ8とシリンドリカルレンズユニット9との間隔を調整するための後述する間隔調整機構とを具備している。上記方向変換ミラー61とシリンドリカルレンズユニット9とおよび後述する間隔調整機構は、図4に示すように上記ケーシング521の先端に装着された加工ヘッドハウジング60内に配設されている。また、上記集光レンズ8は、加工ヘッドハウジング60の下端に装着されるレンズハウジング80内に配設されている。この集光レンズ8は、図示の実施形態においては焦点距離が40mmに設定されている。なお、上記集光レンズ8とシリンドリカルレンズ91および間隔調整機構10は、後述するように集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円スポット形成手段として機能する。
上記シリンドリカルレンズユニット9について、図5乃至図7を参照して説明する。図5にはシリンドリカルレンズユニット9の斜視図が示されており、図6には図5に示すシリンドリカルレンズユニット9の分解斜視図が示されている。
図5および図6に示すシリンドリカルレンズユニット9は、シリンドリカルレンズ91と、該シリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材92と、該レンズ保持部材92を保持する枠体93とを具備している。
シリンドリカルレンズ91は、図7に示すように断面が半円形状に形成された凸レンズからなっている。このシリンドリカルレンズ91は、図示の実施形態においては焦点距離が40mmに設定されている。シリンドリカルレンズ91を保持するレンズ保持部材92は、図示の実施形態においては合成樹脂によって円形に形成されている。このレンズ保持部材92は、レンズ保持部921と、該レンズ保持部921の下面中心部から突出して形成された回動軸部922とからなっている。レンズ保持部921にはレンズ嵌合穴921aが設けられており、このレンズ嵌合穴921aにシリンドリカルレンズ91が嵌合して保持される。回動軸部922には、レンズ保持部921に設けられたレンズ嵌合穴921aと連通するレーザー光線挿通穴922aが軸方向に貫通して形成されている。
上記レンズ保持部材92を保持する枠体93は、図6に示すように矩形状に形成されており、その上面には上記レンズ保持部材92のレンズ保持部921が配置される凹部931が形成されている。また、凹部931の底壁931aには、上記レンズ保持部材92の回動軸部922を回動可能に嵌合する軸穴931bが設けられている。このように構成された枠体93の凹部931に上記レンズ保持部材92のレンズ保持部921を配置し、軸穴931bに回動軸部922を嵌合することにより、レンズ保持部921はシリンドリカルレンズ91を通るレーザー光線の光軸を中心として回動可能に装着される。
図示に実施形態におけるシリンドリカルレンズユニット9は、上記レンズ保持部材92を回動軸部922を中心として回動せしめるレンズ回動手段94を具備している。レンズ回動手段94は、図示の実施形態においてはパルスモータ941と無端ベルト942とからなっている。パルスモータ941は上記枠体93の下面に装着され、その駆動軸941aが凹部931内に突出して配設される。駆動軸941aにはプーリー943が装着され、このプーリー943と上記レンズ保持部材92のレンズ保持部921の外周に無端ベルト942が掛け回される。従って、パルスモータ941を正転または逆転駆動することにより、プーリー943および無端ベルト942を介してレンズ保持部材92が回動軸部922を中心として一方向または他方向に回動せしめられる。このレンズ回動手段94は、後述するように集光レンズ8とシリンドリカルレンズ91および間隔調整機構10とからなる楕円スポット形成手段によって形成される楕円形の集光スポットを光軸を中心として回動する集光スポット回動手段として機能する。
以上のように構成されたシリンドリカルレンズユニット9は、図8に示す間隔調整機構10にセットされる。以下、間隔調整機構10について説明する。
図10に示す間隔調整機構10は、支持基板11と、該支持基板11の下端に設けられた集光レンズ支持板12と、該支持基板11の前面に沿って上下方向に移動可能に配設された支持テーブル13とを具備している。
支持基板11は、前面中央部に上下方向に形成された案内溝111を備えている。この支持基板11の側面中間部には、調整板112が固定されている。集光レンズ支持板12は、支持基板11の前面に対して直角に突出して形成されている。この集光レンズ支持板12には、中央部に穴121が形成されている。このように構成された集光レンズ支持板12の下面における穴121と対応する位置に集光レンズ8が配設されたレンズハウジング80が装着される。
上記支持テーブル13は、支持部14と、該支持部14の下端に設けられたテーブル部15とからなっている。支持部14は、後面に上記支持基板11に形成された案内溝111に嵌合する被案内レール141が形成されている。この被案内レール141が案内溝111に嵌合することにより、支持テーブル13は支持基板11に案内溝111に沿って上下方向に移動可能に支持される。なお、支持部14の上端には、上記第1の調整板112の上方に位置する第2の調整板142が固定されている。上記テーブル部15は、支持部14の前面に対して直角に突出して形成されている。このテーブル部15には、中央部にレーザー光線が通過する穴151が形成されているとともに、上記レンズ回動手段94のパルスモータ941が挿通する穴152が設けられている。また、テーブル部15の両側端には支持基板11の前面に対して直角に延びる位置決めレール153、154が形成されている。この位置決めレール153、154の間隔は、上記シリンドリカルレンズユニット9を構成する枠体93の幅方向寸法に対応した寸法に設定されている。
上記第2の調整板142には調整ネジ手段16が配設されている。この調整ネジ手段16は、第2の調整板142に装着された支持筒161と、該支持筒161に進退可能に配設された計測ロッド162と、該計測ロッド162を進退せしめる調整ダイアル163とからなっており、マイクロメーターと同様の機構に構成されている。このように構成された調整ネジ手段16は、計測ロッド162の先端(下端)が上記第1の調整板112の上面に当接することにより支持テーブル13を構成する支持部14の上下方向位置を規制する。従って、調整ダイアル163を一方向または他方向に回動して計測ロッド162を進退させることにより支持部14の上下方向位置即ち支持部14の下端に設けられたテーブル部15と集光レンズ支持板12との間隔を変更することができる。このとき、支持筒161および調整ダイアル163に形成された目盛りに基いて計測ロッド162の進退量を調整することにより、支持テーブル13のテーブル部15と集光レンズ支持板12との間隔を適宜調整することができる。
以上のように構成された間隔調整機構10の支持テーブル13を構成するテーブル部15には、図9に示すように上記シリンドリカルレンズユニット9がセットされる。即ち、シリンドリカルレンズユニット9の枠体93を支持テーブル13を構成するテーブル部15における位置決めレール153、154の間に載置する。なお、支持テーブル13のテーブル部15上の所定位置に載置されたシリンドリカルレンズユニット9は、図示しない適宜の固定手段によって支持テーブル13のテーブル部15に固定される。このようにして支持テーブル13のテーブル部15上に配置されたシリンドリカルレンズユニット9のシリンドリカルレンズ91は、集光方向が図9においてXで示す加工送り方向にセットされる。
図1に戻って説明を続けると、上記レーザー光線照射手段52を構成するケーシング521の前端部には、上記レーザー光線照射手段52によってレーザー加工すべき加工領域を検出する撮像手段17が配設されている。この撮像手段17は、撮像素子(CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を制御手段20に送る。
制御手段20は、コンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)201と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)202と、後述する被加工物の設計値のデータや演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、カウンター204と、入力インターフェース205および出力インターフェース206とを備えている。制御手段20の入力インターフェース205には、上記加工送り量検出手段374、割り出し送り量検出手段384および撮像手段17等からの検出信号が入力される。そして、制御手段20の出力インターフェース206からは、上記パルスモータ372、パルスモータ382、パルスモータ432、パルスモータ532、レーザー光線照射手段52、パルスモータ941等に制御信号を出力する。なお、上記ランダムアクセスメモリ(RAM)203は、後述する被加工物に形成された加工ラインの設計値のデータを記憶する第1の記憶領域203aや、後述する検出値のデータを記憶する第2の記憶領域203bおよび他の記憶領域を備えている。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
上述したレーザー光線照射手段52によって照射されるレーザー光線の集光スポット形状について、図10および図11を参照して説明する。
先ず、図10の(a)および10の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91と集光レンズ8の間隔(d1)をシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f2)と同一の40mmに設定した場合について説明する。この場合、レーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によってY方向は集光されず、集光レンズ8のみによってY方向に集光される。即ち、図10の(a)に示すようにシリンドリカルレンズ91を通過したレーザー光線Lは、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点(P1)で集光される。
一方、レーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によってX方向が集光される。即ち、シリンドリカルレンズ91の焦点距離(f1)が40mmに設定されているので、図10の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91によってレーザー光線L がX方向に集光される集光点P2は集光レンズ8の中心位置となる。このようにして集光レンズ8の中心位置で集光されたレーザー光線Lは、集光レンズ8の下面に向けて広がり、集光レンズ8の下面から上記集光点P1で再度集光される。集光された状態で集光レンズ8を通過する。このように、シリンドリカルレンズ91と集光レンズ8の間隔(d1)をシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f1)と同一にすると、シリンドリカルレンズ91に入射された断面が円形のレーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によって矢印X方向が集光され、集光レンズ8によって矢印Y方向が集光されるので、集光点P1において図10の(c)に拡大して示すように断面が円形の集光スポットS1が形成される。従って、集光点P1の位置に被加工物をセットすることにより、断面が円形の集光スポットS1によって被加工物にレーザー加工を施すことができる。
次に、図11の(a)および11の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91と集光レンズ8の間隔(d1)をシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f1)の半分の20mmに設定した場合について説明する。この場合もレーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によってY方向は集光されず、集光レンズ8のみによってY方向に集光される。即ち、図11の(a)に示すようにシリンドリカルレンズ91を通過したレーザー光線Lは、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点(P1)で集光される。
一方、シリンドリカルレンズ91の焦点距離(f2)が40mmに設定されているので、図11の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91によってX方向に集光されるレーザー光線Lは集光される途中で集光レンズ8に入光し、集光レンズ8によって更に集光され集光点P3で集光された後被加工物に達するまで矢印Xで示す方向に広げられる。この結果、集光点P1の位置においては、図11の(c)に拡大して示すように断面が楕円形の集光スポットS2が形成される。この楕円形の集光スポットS2は、長軸D1が矢印Xで示す方向に向けて形成される。なお、楕円形の集光スポットS2の長軸D1と短軸D2との比は、集光レンズ8とシリンドリカルレンズ91との間隔(d1)を変更することによって調整することができる。従って、集光点P1の位置に被加工物をセットすることにより、断面が楕円形の集光スポットS2によって被加工物にレーザー加工を施すことができる。
次に、上記シリンドリカルレンズユニット9を構成するシリンドリカルレンズ91が凹レンズによって形成されている場合について、図12を参照して説明する。なお、凹レンズからなるシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f2)が−40mmに設定し、シリンドリカルレンズ91と集光レンズ8の間隔(d1)を20mmに設定した場合について説明する。
この場合もレーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によってY方向は集光されず、集光レンズ8のみによってY方向に集光される。即ち、図12の(a)に示すようにシリンドリカルレンズ91を通過したレーザー光線Lは、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点(P1)で集光される。
一方、凹レンズからなるシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f2)が−40mmに設定されているので、図12の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91によってX方向に拡散されるレーザー光線Lは集光レンズ8によって集光されるが、シリンドリカルレンズ91によってX方向に拡散されているので集光レンズ8による集光途中で集光レンズ8の焦点距離(f1)である上記集光点(P1)に達する。この結果、集光レンズ8の焦点距離(f1)である集光点(P1)の位置においては、図12の(c)に拡大して示すように断面が楕円形の集光スポットS2が形成される。この楕円形の集光スポットS2は、長軸D1が矢印Xで示す方向に向けて形成される。なお、楕円形の集光スポットS2の長軸D1と短軸D2との比は、集光レンズ8とシリンドリカルレンズ91との間隔(d1)を変更することによって調整することができる。従って、集光点P1の位置に被加工物をセットすることにより、断面が楕円形の集光スポットS2によって被加工物にレーザー加工を施すことができる。
以上のように、集光レンズ8とシリンドリカルレンズ91および集光レンズ8とシリンドリカルレンズ91との間隔(d1)を調整する間隔調整機構10は、集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円スポット形成手段として機能する。そして、上記レンズ保持部材92を回動軸部922を中心として回動せしめるレンズ回動手段94は、後述するように楕円スポット形成手段によって形成される楕円形の集光スポットを光軸を中心として回動する集光スポット回動手段として機能する。
次に、図11および図12に示すように断面が楕円形の集光スポットS2を用いて、被加工物にレーザー加工溝を形成する加工方法について説明する。
図13には、被加工物Wが環状のフレームFに装着された保護テープTの表面に貼着された状態が示されている。被加工物Wの表面には、曲線からなる加工ラインPLが形成されている。被加工物Wの表面に形成された加工ラインPLは、a1〜anに区分されており、a1〜anのXY座標値のデータ(設計値)が上記制御手段20のランダムアクセスメモリ(RAM)203の第1に記憶領域203aに格納されている。
図13に示すように、環状のフレームFに保護テープTを介して支持された被加工物Wは、図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブル36上に保護テープT側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより被加工物Wは、保護テープTを介してチャックテーブル36上に吸引保持される。また、環状のフレームFは、クランプ362によって固定される。このように被加工物Wを吸引保持したチャックテーブル36は、加工送り手段37によって撮像手段17の直下に位置付けられる。チャックテーブル36が撮像手段17の直下に位置付けられると、チャックテーブル36上の被加工物Wは、図14に示す座標位置に位置付けられた状態となる。
次に、撮像手段17および制御手段20によって加工開始位置として例えばa1位置を検出する。そして、チャックテーブル36を移動してa1位置をレーザー光線照射手段52の集光器7の直下(加工位置)に位置付ける。次に、制御手段20は、現在位置a1から次に加工すべき位置a2までの傾き(α)を求める。即ち、a1位置の座標値を(x1,y1)とし、a2位置の座標値を(x2,y2)とすると、現在位置a1から次に加工すべき位置a2までのX軸方向に対する傾き(θ)は、θ=(y1−y2)/(x1−x2)で求めることができる。このようにして、現在位置a1から次に加工すべき位置a2までのX軸方向に対する傾き(θ)を求めたならば、制御手段20は上記楕円形の集光スポットS2の長軸D1がX軸方向に対する傾き(θ)と一致するように上記レンズ回動手段94のパルスモータ941を制御する。そして、制御手段20は、レーザビーム照射手段52を制御して集光器7から被加工物Wに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線を照射するとともに、加工送り手段37および割り出し送り手段38を制御して次に加工すべき位置a2に向けて移動するようチャックテーブル36を作動する。このチャックテーブル36の作動においては、制御手段20はランダムアクセスメモリ(RAM)203の第1に記憶領域203aに格納されている被加工物Wの表面に形成された加工ラインPLのa1〜anのXY座標値のデータと加工送り量検出手段374および割り出し送り量検出手段384からの検出信号に基づいて加工送り手段37のパルスモータ372および割り出し送り手段38のパルスモータ382を制御する。
上述したようにしてa1位置からa2位置までレーザー光線を照射したら、制御手段20はa2位置からa3位置までのX軸方向に対する傾き(α)を上述したように求め、上記楕円形の集光スポットS2の長軸D1がX軸方向に対する傾き(α)と一致するように上記レンズ回動手段94のパルスモータ941を制御するとともに、加工送り手段37および割り出し送り手段38を制御して次に加工すべき位置a3に向けて移動するようチャックテーブル36を作動する。以後、制御手段20はan位置を通ってa1位置まで上述した作動を実行する。この結果、被加工物Wには加工ラインPLに沿って集光スポットS2の短軸D2に対応した幅を有するレーザー加工溝が形成される。
なお、上記レーザー加工における加工条件は、例えば下記のように設定されている。
レーザー光線の光源 :YVO4レーザーまたはYAGレーザー
波長 :355nm
繰り返し周波数 :50kHz
平均出力 :4W
集光スポット :楕円形 長軸(D1)200μm、短軸(D2)10μm
以上のように、図示の実施形態におけるレーザー加工装置においては、加工ラインPLに沿って楕円形の集光スポットS2の長軸D1が一致するようにシリンドリカルレンズ91を保持するレンズ保持部材92を回動しつつ加工するので、加工ラインPLが曲線であっても被加工物Wには加工ラインPLに沿って集光スポットS2の短軸D2に対応した幅を有するレーザー加工を施すことができる。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段の構成ブロック図。 図2に示すレーザー光線照射手段を構成する第1の実施形態における集光器を備えた加工ヘッドの説明図。 図3に示す加工ヘッドの斜視図。 図3に示す加工ヘッドの集光器を構成するシリンドリカルレンズユニットの斜視図。 図5に示すシリンドリカルレンズユニットの構成部材を分解して示す斜視図。 図5に示すシリンドリカルレンズユニットを構成するシリンドリカルレンズを保持したレンズ保持部材の断面図。 図1に示すレーザー加工装置に装備され集光レンズとシリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整する間隔調整機構の斜視図。 図8に示す間隔調整機構にシリンドリカルレンズユニットをセットした状態を示す斜視図。 集光レンズと凸レンズからなるシリンドリカルレンズによって断面が円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。 集光レンズと凸レンズからなるシリンドリカルレンズによって断面が楕円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。 集光レンズと凹レンズからなるシリンドリカルレンズによって断面が楕円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置によってレーザー加工される被加工物が環状のフレームに装着された保護テープの表面に貼着された状態を示す斜視図。 図13に示す被加工物が図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブルの所定位置に保持された状態における座標との関係を示す説明図。
符号の説明
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
31:案内レール
36:チャックテーブル
37:加工送り手段
374:加工送り量検出手段
38:第1の割り出し送り手段
4:レーザー光線照射ユニット支持機構
41:案内レール
42:可動支持基台
43:第2の割り出し送り手段
433:割り出し送り量検出手段
5:レーザー光線照射ユニット
51:ユニットホルダ
52:レーザー光線加工手段
6:加工ヘッド
61:方向変換ミラー
7:集光器
8:集光レンズ
9:シリンドリカルレンズユニット
91:シリンドリカルレンズ
92:レンズ保持部材
93:枠体
94:レンズ回動手段
10:間隔調整機構
11:支持基板
12:集光レンズ支持板
13:支持テーブル
16:調整ネジ手段

Claims (2)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動せしめる加工送り手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を該加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対移動せしめる割り出し送り手段と、該加工送り手段による加工送り量を検出する加工送り量検出手段と、該割り出し送り手段による割り出し送り量を検出する割り出し送り量検出手段と、該加工送り量検出手段と割り出し送り量検出手段からの検出信号に基づいて該レーザー光線照射手段と該加工送り手段および該割り出し送り手段を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を集光する集光器とを具備し、該集光器は、集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円スポット形成手段と、該楕円スポット形成手段によって形成される楕円形の集光スポットを光軸を中心として回動する集光スポット回動手段とを具備しており、
    該制御手段は、被加工物に形成された加工ラインのX,Y座標値を記憶する記憶手段を備え、加工送り量検出手段と割り出し送り量検出手段からの検出信号に基づいてレーザー光線照射位置の現在位置のX,Y座標値を求め、該検出された現在位置のX,Y座標値と該記憶手段に記憶された加工ラインのX,Y座標値に基づいて集光スポットの長軸が加工ラインに沿って追随するように該集光スポット回動手段を制御する、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. レーザー光線照射位置の現在位置のX,Y座標値を(x1,y1)とし、次に加工すべき位置の座標値を(x2,y2)とすると、該制御手段は現在位置から次に加工すべき位置までのX軸方向に対する傾き(θ)をθ=(y1−y2)/(x1−x2)で求め、集光スポットの長軸がX軸方向に対する傾き(θ)と一致するように該集光スポット回動手段を制御する、請求項1記載のレーザー加工装置。
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