JP4938339B2 - レーザー加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物にレーザー加工を施すレーザー加工装置、更に詳しくはレーザー光線の集光スポット形状を調整可能にしたレーザー加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。また、サファイヤ基板の表面にフォトダイオード等の受光素子やレーザーダイオード等の発光素子等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々のフォトダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述した半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のウエーハをストリートに沿って分割する方法として、ウエーハに形成されたストリートに沿ってパルスレーザー光線を照射することによりレーザー加工溝を形成し、このレーザー加工溝に沿って破断する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2004−9139号公報
被加工物に照射するレーザー光線は、出力、波長、繰り返し周波数、集光スポット形状等によって加工条件を適宜調整することができる。しかるに、集光スポット形状は、円形や長軸と短軸の比が異なる楕円形に適宜変更することが困難であり、加工条件の調整が制約されるという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、レーザー光線の集光スポット形状を円形や長軸と短軸の比が異なる楕円形に容易に変更することができるレーザー加工装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するためのチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする加工送り手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を集光する集光器とを具備し、
該集光器は、該チャックテーブルに保持された被加工物と対向する集光レンズと、該集光レンズよりレーザー光線照射方向上流側に配設されたシリンドリカルレンズを備えたシリンドリカルレンズユニットと、該集光レンズと該シリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整する間隔調整機構と、を具備
該シリンドリカルレンズユニットは、円形に形成され該シリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、該第1の枠体を保持する第2の枠体と、該レンズ保持部材を該円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、該第1の枠体を該シリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に該第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備している、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記シリンドリカルレンズは、凸レンズで構成されていおり、加工送り方向に集光するように配置されている。
また、上記シリンドリカルレンズは、凹レンズで構成されていおり、加工送り方向に拡散するように配置されている。
また、本発明によれば、被加工物を保持するためのチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする加工送り手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を集光する集光器とを具備し、
該集光器は、該チャックテーブルに保持された被加工物と対向する集光レンズと、該集光レンズよりレーザー光線照射方向上流側に配設された第1のシリンドリカルレンズを備えた第1のシリンドリカルレンズユニットおよび第2のシリンドリカルレンズを備えた第2のシリンドリカルレンズユニットと、該第1のシリンドリカルレンズユニットと該第2のシリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整する間隔調整機構と、を具備
該第1のシリンドリカルレンズユニットは、円形に形成され該第1のシリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、該第1の枠体を保持する第2の枠体と、該レンズ保持部材を該円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、該第1の枠体を該第1のシリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に該第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備し、
該第2のシリンドリカルレンズユニットは、円形に形成され該第2のシリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、該第1の枠体を保持する第2の枠体と、該レンズ保持部材を該円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、該第1の枠体を該第2のシリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に該第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備している、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記第1のシリンドリカルレンズは上記集光器側に配設され、上記第2のシリンドリカルレンズは第1のシリンドリカルレンズよりレーザー光線照射方向上流側に配設されており、上記間隔調整機構は第2のシリンドリカルレンズを移動して第1のシリンドリカルレンズとの間隔を調整する。
第1のシリンドリカルレンズは凸レンズで構成され、該第2のシリンドリカルレンズは凹レンズで構成されている。
また、上記第1のシリンドリカルレンズおよび第2のシリンドリカルレンズは、加工送り方向に集光または拡散するように配置されている。
本発明によるレーザー加工装置においては、集光レンズとシリンドリカルレンズを備えたシリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整する間隔調整機構を備え、集光レンズとシリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整するようにしたので、断面が円形の集光スポットと断面が楕円形の集光スポットを形成することができるとともに、断面が楕円形の集光スポットの長軸と短軸との比を適宜変更することができる。従って、レーザー加工の用途に適した集光スポットの形状を適宜設定することができる。また、本発明においては、シリンドリカルレンズユニットは、円形に形成されシリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、第1の枠体を保持する第2の枠体と、レンズ保持部材を円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、第1の枠体をシリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備しているので、断面が楕円形の集光スポットの長軸および短軸の方向を調整することができ、例えば集光スポットの長軸を加工送り方向に正確に位置付けることができる。
また、本発明によるレーザー加工装置においては、集光レンズよりレーザー光線照射方向上流側に配設された第1のシリンドリカルレンズを備えた第1のシリンドリカルレンズユニットと第2のシリンドリカルレンズを備えた第2のシリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整する間隔調整機構を備え、第1のシリンドリカルレンズユニット第2のシリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整するようにしたので、断面が円形の集光スポットと断面が楕円形の集光スポットを形成することができるとともに、断面が楕円形の集光スポットの長軸と短軸との比を適宜変更することができる。従って、レーザー加工の用途に適した集光スポットの形状を適宜設定することができる。また、本発明においては、第1のシリンドリカルレンズユニットは、円形に形成され第1のシリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、第1の枠体を保持する第2の枠体と、レンズ保持部材を円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、第1の枠体を第1のシリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備し、第2のシリンドリカルレンズユニットは、円形に形成され第2のシリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、第1の枠体を保持する第2の枠体と、レンズ保持部材を円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、第1の枠体を第2のシリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備しているので、断面が楕円形の集光スポットの長軸および短軸の方向を調整することができ、例えば集光スポットの長軸を加工送り方向に正確に位置付けることができる。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図が示されている。図1に示すレーザー加工装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記矢印Xで示す方向と直角な矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構4と、該レーザー光線ユニット支持機構4に矢印Zで示す方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット5とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す加工送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上に矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上に矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持されたカバーテーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成された吸着チャック361を具備しており、吸着チャック361上に被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。このように構成されたチャックテーブル36は、円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第一の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための第1の割り出し送り手段38を具備している。第1の割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構4は、静止基台2上に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。装着部422は、一側面に矢印Zで示す方向に延びる一対の案内レール423、423が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構4は、可動支持基台42を一対の案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための第2の割り出し送り手段43を具備している。第2の割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ねじロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態のおけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられたレーザー光線照射手段52を具備している。ユニットホルダ51は、上記装着部422に設けられた一対の案内レール423、423に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝511、511が設けられており、この被案内溝511、511を上記案内レール423、423に嵌合することにより、矢印Zで示す方向に移動可能に支持される。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51を一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動させるための移動手段53を具備している。移動手段53は、一対の案内レール423、423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでおり、パルスモータ532によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ51およびレーザビーム照射手段52を案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動せしめる。なお、図示の実施形態においてはパルスモータ532を正転駆動することによりレーザー光線照射手段52を上方に移動し、パルスモータ532を逆転駆動することによりレーザー光線照射手段52を下方に移動するようになっている。
図示のレーザー光線照射手段52は、上記ユニットホルダ51に固定され実質上水平に延出する円筒形状のケーシング521を具備している。また、レーザー光線照射手段52は、図2に示すようにケーシング521内に配設されたパルスレーザー光線発振手段522および伝送光学系523と、ケーシング521の先端に配設されパルスレーザー光線発振手段522によって発振されたパルスレーザー光線を上記チャックテーブル36に保持された被加工物に照射する加工ヘッド6を具備している。上記パルスレーザー光線発振手段522は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器522aと、これに付設された繰り返し周波数設定手段522bとから構成されている。伝送光学系523は、ビームスプリッタの如き適宜の光学要素を含んでいる。
上記加工ヘッド6は、図3に示すように方向変換ミラー61と、集光器7とからなっている。方向変換ミラー61は、上記パルスレーザー光線発振手段522によって発振され伝送光学系523を介して照射されたパルスレーザー光線を集光器7に向けて方向変換する。集光器7は、図示の第1の実施形態においては上記チャックテーブル36に保持された被加工物と対向する集光レンズ8と、該集光レンズ8よりレーザー光線照射方向上流側、即ち集光レンズ8と方向変換ミラー61との間に配設されたシリンドリカルレンズユニット9と、集光レンズ8とシリンドリカルレンズユニット9との間隔を調整するための後述する間隔調整機構とを具備している。上記方向変換ミラー61とシリンドリカルレンズユニット9とおよび後述する間隔調整機構は、図4に示すように上記ケーシング521の先端に装着された加工ヘッドハウジング60内に配設されている。また、上記集光レンズ8は、加工ヘッドハウジング60の下端に装着されるレンズハウジング80内に配設されている。この集光レンズ8は、図示の実施形態においては焦点距離が40mmに設定されている。
上記シリンドリカルレンズユニット9について、図5乃至図7を参照して説明する。図5にはシリンドリカルレンズユニット9の斜視図が示されており、図6には図5に示すシリンドリカルレンズユニット9の分解斜視図が示されている。
図5および図6に示すシリンドリカルレンズユニット9は、シリンドリカルレンズ91と、該シリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材92と、該レンズ保持部材92を保持する第1の枠体93と、該第1の枠体93を保持する第2の枠体94とからなっている。
シリンドリカルレンズ91は、図7に示すように断面が半円形状に形成された凸レンズからなっている。このシリンドリカルレンズ91は、図示の実施形態においては焦点距離が40mmに設定されている。シリンドリカルレンズ91を保持するレンズ保持部材92は、図示の実施形態においては、合成樹脂によって円形に形成されている。この合成樹脂によって形成されたレンズ保持部材92に、シリンドリカルレンズ91が上面および下面を露出して埋設される。また、レンズ保持部材92には、図6に示すように外周面の一箇所に被作動片921が突出して形成されている。
上記第1の枠体93は、図6に示すように一辺の長さがEの正方形に形成され、その上面には上記レンズ保持部材92が嵌合する円形凹部931が形成されているとともに、レンズ保持部材82に設けられた被作動片921を収容する作動室932が形成されている。円形凹部931の底壁931aの中央部には、穴931bが形成されている。また、作動室932を形成する壁面932aには、ばね座となる凹部932bが形成されている。なお、第1の枠体93には、凹部932bの軸線上にネジ穴932cが形成されている。このように構成された第1の枠体93には、図5に示すように円形凹部931にレンズ保持部材92が嵌合され、作動室932に被作動片921が収容される。従って、第1の枠体93の円形凹部931に嵌合されたレンズ保持部材92は、被作動片921が作動室932内で移動可能な範囲において円形凹部931の内周面に沿って回動することができる。そして、上記凹部932bと被作動片921との間には、圧縮コイルばね95が介在される。また、上記ネジ穴932cには第1の調整ネジ96が螺合され、その先端が被作動片921に当接するようになっている。従って、第1の調整ネジ96を一方向に回転して前進させると圧縮コイルばね95のばね力に抗してレンズ保持部材92を一方向に回動し、第1の調整ネジ96を他方向に回転して後退させると圧縮コイルばね95のばね力によってレンズ保持部材92が他方向に回動せしめられる。このように、レンズ保持部材92に設けられた被作動片921と、第1の調整ネジ96および圧縮コイルばね95は、レンズ保持部材92を円形凹部931の内周面に沿って回動する回動調整手段として機能する。
上記第2の枠体94は矩形状に形成され、その上面には図6に示すように上記第1の枠体93が嵌合する矩形状凹部941が形成されている。この矩形状凹部941は、幅Aが上記正方形の第1の枠体93の一辺の長さEと対応した寸法に形成され、長さBが第1の枠体93の一辺の長さEより大きい寸法に形成されている。矩形状凹部941は、底壁942aと側壁942b、942c、942d、942eによって区画されている。底壁942aの中央部には穴942fが形成されている。矩形状凹部941を区画する壁面942dの内面には、ばね座となる凹部942gが形成されている。この凹部942gが形成され壁面942dと対向する側壁942eは、ネジ穴942hが形成されている。また、第2の枠体94の側壁942bには、上記第1の調整ネジ96が挿通するための長穴942jが形成されている。このように構成された第2の枠体94の矩形状凹部941に、図5に示すように上記第1の枠体93が嵌合される。そして、上記壁面942dの内面に形成された凹部942gと第1の枠体93の側壁との間には、圧縮コイルばね97が介在される。また、側壁942eに形成されたネジ穴942hには第2の調整ネジ98が螺合され、その先端が第1の枠体93の側壁に当接するようになっている。従って、第2の調整ネジ98を一方向に回転して前進させると圧縮コイルばね97のばね力に抗して第1の枠体93を一方向に移動し、第2の調整ネジ98を他方向に回転して後退させると圧縮コイルばね97のばね力によって第1の枠体93が他方向に移動せしめられる。このように、第2の調整ネジ98および圧縮コイルばね97は、第1の枠体93をシリンドリカルレンズ91aの集光方向と直交する方向に第2の枠体94に対して移動する移動調整手段として機能する。
以上のように構成されたシリンドリカルレンズユニット9は、図8に示す間隔調整機構10にセットされる。以下、間隔調整機構10について説明する。
図8に示す間隔調整機構10は、支持基板11と、該支持基板11の下端に設けられた集光レンズ支持板12と、該支持基板11の前面に沿って上下方向に移動可能に配設された支持テーブル13とを具備している。
支持基板11は、前面中央部に上下方向に形成された案内溝111を備えている。この支持基板11の側面中間部には、調整板112が固定されている。集光レンズ支持板12は、支持基板11の前面に対して直角に突出して形成されている。この集光レンズ支持板12には、中央部に穴121が形成されている。このように構成された集光レンズ支持板12の下面における穴121と対応する位置に集光レンズ8が配設されたレンズハウジング80が装着される。
上記支持テーブル13は、支持部14と、該支持部14の下端に設けられたテーブル部15とからなっている。支持部14は、後面に上記支持基板11に形成された案内溝111に嵌合する被案内レール141が形成されている。この被案内レール141が案内溝111に嵌合することにより、支持テーブル13は支持基板11に案内溝111に沿って上下方向に移動可能に支持される。なお、支持部14の上端には、上記第1の調整板112の上方に位置する第2の調整板142が固定されている。上記テーブル部15は、支持部14の前面に対して直角に突出して形成されている。このテーブル部15には、中央部に穴151が形成されている。また、テーブル部15の両側端には支持基板11の前面に対して直角に延びる位置決めレール152、153が形成されている。この位置決めレール152、153の間隔は、上記シリンドリカルレンズユニット9を構成する第2の枠体94の幅方向寸法に対応した寸法に設定されている。
上記第2の調整板142には調整ネジ手段16が配設されている。この調整ネジ手段16は、第2の調整板142に装着された支持筒161と、該支持筒161に進退可能に配設された計測ロッド162と、該計測ロッド162を進退せしめる調整ダイアル163とからなっており、マイクロメーターと同様の機構に構成されている。このように構成された調整ネジ手段16は、計測ロッド162の先端(下端)が上記第1の調整板112の上面に当接することにより支持テーブル13を構成する支持部14の上下方向位置を規制する。従って、調整ダイアル163を一方向または他方向に回動して計測ロッド162を進退させることにより支持部14の上下方向位置即ち支持部14の下端に設けられたテーブル部15と集光レンズ支持板12との間隔を変更することができる。このとき、支持筒161および調整ダイアル163に形成された目盛りに基いて計測ロッド162の進退量を調整することにより、支持テーブル13のテーブル部15と集光レンズ支持板12との間隔を適宜調整することができる。
以上のように構成された間隔調整機構10の支持テーブル13を構成するテーブル部15には、図9に示すように上記シリンドリカルレンズユニット9がセットされる。即ち、シリンドリカルレンズユニット9の第2の枠体94を支持テーブル13を構成するテーブル部15における位置決めレール152、153の間に載置する。なお、支持テーブル13のテーブル部15上の所定位置に載置されたシリンドリカルレンズユニット9は、図示しない適宜の固定手段によって支持テーブル13のテーブル部15に固定される。このようにして支持テーブル13のテーブル部15上に配置されたシリンドリカルレンズユニット9のシリンドリカルレンズ9は、集光方向が図11においてXで示す加工送り方向にセットされる。
図1に戻って説明を続けると、上記レーザー光線照射手段52を構成するケーシング521の前端部には、上記レーザー光線照射手段52によってレーザー加工すべき加工領域を検出する撮像手段17が配設されている。この撮像手段17は、撮像素子(CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
上述したレーザー光線照射手段52によって照射されるレーザー光線の集光スポット形状について、図10および図11を参照して説明する。
先ず、図10の(a)および10の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91と集光レンズ8の間隔(d1)をシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f2)と同一の40mmに設定した場合について説明する。この場合、レーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によってY方向は集光されず、集光レンズ8のみによってY方向に集光される。即ち、図10の(a)に示すようにシリンドリカルレンズ91を通過したレーザー光線Lは、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点P1で集光される。
一方、レーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によってX方向が集光される。即ち、シリンドリカルレンズ91の焦点距離(f1)が40mmに設定されているので、図10の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91によってレーザー光線L がX方向に集光される集光点P2は集光レンズ8の中心位置となる。このようにして集光レンズ8の中心位置で集光されたレーザー光線Lは、集光レンズ8の下面に向けて広がり、集光レンズ8の下面から上記集光点P1で再度集光される。このように、シリンドリカルレンズ91と集光レンズ8の間隔(d1)をシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f1)と同一にすると、シリンドリカルレンズ91に入射された断面が円形のレーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によって矢印X方向が集光され、集光レンズ8によって矢印Y方向が集光されるので、集光点P1において図10の(c)に拡大して示すように断面が円形の集光スポットS1が形成される。従って、集光点P1の位置に被加工物をセットすることにより、断面が円形の集光スポットS1によって被加工物にレーザー加工を施すことができる。
次に、図11の(a)および11の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91と集光レンズ8の間隔(d1)をシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f1)の半分の20mmに設定した場合について説明する。この場合もレーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によってY方向は集光されず、集光レンズ8のみによってY方向に集光される。即ち、図11の(a)に示すようにシリンドリカルレンズ91を通過したレーザー光線Lは、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点(P1)で集光される。
一方、シリンドリカルレンズ91の焦点距離(f2)が40mmに設定されているので、図11の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91によってX方向に集光されるレーザー光線Lは集光される途中で集光レンズ8に入光し、集光レンズ8によって更に集光され集光点P3で集光された後被加工物に達するまで矢印Xで示す方向に広げられる。この結果、集光点P1の位置においては、図11の(c)に拡大して示すように断面が楕円形の集光スポットS2が形成される。この楕円形の集光スポットS2は、長軸D1が矢印Xで示す方向に向けて形成される。なお、楕円形の集光スポットS2の長軸D1と短軸D2との比は、集光レンズ8とシリンドリカルレンズ91との間隔(d1)を変更することによって調整することができる。従って、集光点P1の位置に被加工物をセットすることにより、断面が楕円形の集光スポットS2によって被加工物にレーザー加工を施すことができる。
次に、上記シリンドリカルレンズユニット9を構成するシリンドリカルレンズ91が凹レンズによって形成されている場合について、図12を参照して説明する。なお、凹レンズからなるシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f2)が−40mmに設定し、シリンドリカルレンズ91と集光レンズ8の間隔(d1)を20mmに設定した場合について説明する。
この場合もレーザー光線Lは、シリンドリカルレンズ91によってY方向は集光されず、集光レンズ8のみによってY方向に集光される。即ち、図12の(a)に示すようにシリンドリカルレンズ91を通過したレーザー光線Lは、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点(P1)で集光される。
一方、凹レンズからなるシリンドリカルレンズ91の焦点距離(f2)が−40mmに設定されているので、図12の(b)に示すようにシリンドリカルレンズ91によってX方向に拡散されるレーザー光線Lは集光レンズ8によって集光されるが、シリンドリカルレンズ91によってX方向に拡散されているので集光レンズ8による集光途中で集光レンズ8の焦点距離(f1)である上記集光点(P1)に達する。この結果、集光レンズ8の焦点距離(f1)である集光点(P1)の位置においては、図12の(c)に拡大して示すように断面が楕円形の集光スポットS2が形成される。この楕円形の集光スポットS2は、長軸D1が矢印Xで示す方向に向けて形成される。なお、楕円形の集光スポットS2の長軸D1と短軸D2との比は、集光レンズ8とシリンドリカルレンズ91との間隔(d1)を変更することによって調整することができる。従って、集光点P1の位置に被加工物をセットすることにより、断面が楕円形の集光スポットS2によって被加工物にレーザー加工を施すことができる。
次に、図11および図12に示すように断面が楕円形の集光スポットS2を用いて、被加工物にレーザー加工溝を形成する加工方法について、図1および図12を参照して説明する。
先ず、図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブル36上に被加工物としての半導体ウエーハWを載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、半導体ウエーハWはチャックテーブル36上に吸引保持される。なお、半導体ウエーハWは、表面に格子状のストリートが形成され、格子状のストリートによって区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイスが形成されている。半導体ウエーハWを吸引保持したチャックテーブル36は、加工送り手段37によって撮像手段17の直下に位置付けられる。チャックテーブル36が撮像手段17の直下に位置付けられると、撮像手段17および図示しない制御手段によって半導体ウエーハWのレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段17および図示しない制御手段は、半導体ウエーハWの所定方向に形成されているストリートに沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段52の集光器7との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する。また、半導体ウエーハWに形成されている所定方向と直交する方向に形成されているストリートに対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。
以上のようにしてチャックテーブル36上に保持された半導体ウエーハWに形成されているストリートを検出し、レーザー光線照射位置のアライメントが行われたならば、図13の(a)で示すようにチャックテーブル36をレーザー光線照射手段52の集光器7が位置するレーザー光線照射領域に移動し、所定のストリートの一端(図12の(a)において左端)を集光器7の直下に位置付ける。なお、集光器7から照射されるレーザー光線の断面が楕円形の集光スポットS2は、図11の(c)および図12の(c)に示す長軸D1がストリートに沿って位置付けられる。そして、集光器7から照射されるパルスレーザー光線の集光点P1を半導体ウエーハWの表面(上面)付近に合わせる。この集光点P1を半導体ウエーハWの表面(上面)付近に合わせるのは、レーザビーム照射手段52を案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動する移動手段53によって行う。次に、レーザー光線照射手段52の集光器7から半導体ウエーハWに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線を照射しつつチャックテーブル36即ち半導体ウエーハWを図13の(a)において矢印X1で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめる。そして、ストリートの他端(図13の(b)において右端)が集光器7の直下位置に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル36即ち半導体ウエーハWの移動を停止する。この結果、図13の(b)に示すように半導体ウエーハWには、ストリートに沿ってレーザー加工溝Gが形成される(レーザー加工溝形成工程)。
なお、上記レーザー加工溝形成工程は、例えば以下の加工条件で行われる。
レーザー光線の光源 :YVO4レーザーまたはYAGレーザー
波長 :355nm
繰り返し周波数 :50kHz
平均出力 :4W
集光スポット :楕円形 長軸(D1)200μm、短軸(D2)10μm
加工送り速度 :150mm/秒
また、図10の(c)に示すように断面が円形の集光スポットS1を用いて、半導体ウエーハW等の被加工物にビアホール等のレーザー加工穴を形成する場合には、チャックテーブル36に保持された半導体ウエーハWのビアホール形成位置を集光器7の直下に位置付ける。そして、集光器7から照射されるパルスレーザー光線の集光点P1を半導体ウエーハWの表面(上面)付近に合わせる。この集光点P1を半導体ウエーハWの表面(上面)付近に合わせるのは、レーザビーム照射手段52を案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動する移動手段53によって行う。次に、レーザー光線照射手段52の集光器7から半導体ウエーハWに対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線を所定パルス照射することにより、半導体ウエーハWの所定位置にビアホール等のレーザー加工穴を形成することができる。
以上のように、本発明の第1の実施形態における集光器7を備えたレーザー加工装置においては、集光レンズ8とシリンドリカルレンズユニット9との間隔を調整する間隔調整機構10を備え、集光レンズ8とシリンドリカルレンズユニット9との間隔(d1)を調整するようにしたので、断面が円形の集光スポットS1と断面が楕円形の集光スポットS2を形成することができるとともに、断面が楕円形の集光スポットS2の長軸D1と短軸D2との比を適宜変更することができる。従って、レーザー加工の用途に適した集光スポットの形状を適宜設定することができる。
次に、集光器7の第2の実施形態について、図14乃至図19を参照して説明する。なお、第2の実施形態においては、上記図3乃至図7に示す集光器7の構成部材と同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
第2の実施形態における集光器7は、図14に示すように集光レンズ8よりレーザー光線照射方向上流側、即ち集光レンズ8と方向変換ミラー61との間に第1のシリンドリカルレンズユニット9aと第2のシリンドリカルレンズユニット9bが配設されている。第1のシリンドリカルレンズユニット9aは凸レンズからなる第1のシリンドリカルレンズ91aを備え、第2のシリンドリカルレンズユニット9bは凹レンズからなる第2のシリンドリカルレンズ91bを備えている。
第1のシリンドリカルレンズユニット9aは、図15に示すように第1のシリンドリカルレンズ91aが上記図5および図6に示すレンズ保持部材92に保持され、該レンズ保持部材92に保持された状態で第1の枠体93にセットされ、更に該第1の枠体93にセットされた状態で第2の枠体94に配設されて構成される。また、第2のシリンドリカルレンズユニット9bは、図16に示すように第2のシリンドリカルレンズ91bが上記図5および図6に示すレンズ保持部材92に保持され、該レンズ保持部材92に保持された状態で第1の枠体93にセットされ、更に該第1の枠体93にセットされた状態で第2の枠体94に配設されて構成される。
上述した第1のシリンドリカルレンズユニット9aおよび第2のシリンドリカルレンズユニット9bは、図17に示すように間隔調整機構10にセットされる。なお、間隔調整機構10は、上記図8に示す間隔調整機構1を構成する集光レンズ支持板12の一部が相違するだけで、他の構成は実質的に同一であるため、同一部材には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
図17に示す間隔調整機構10は、集光レンズ支持板12の両側端には支持基板11の前面に対して直角に延びる位置決めレール122、123が形成されている。この位置決めレール122、123の間隔は、上記第1のシリンドリカルレンズユニット9aを構成する第2の枠体94の幅方向寸法に対応した寸法に設定されている。
このように構成された間隔調整機構10の集光レンズ支持板12の上面に、図17に示すように第1のシリンドリカルレンズユニット9aがセットされる。即ち、第1のシリンドリカルレンズユニット9aの第2の枠体94を集光レンズ支持板12における位置決めレール122、123の間に載置する。なお、集光レンズ支持板12上の所定位置に載置された第1のシリンドリカルレンズユニット9aは、図示しない適宜の固定手段によって集光レンズ支持板12に固定される。このようにして集光レンズ支持板12上に配置された第1のシリンドリカルレンズユニット9aの第1のシリンドリカルレンズ91aは、集光方向が図17においてXで示す加工送り方向にセットされる。
一方、第2のシリンドリカルレンズユニット9bは、図17に示すように間隔調整機構10の支持テーブル13を構成するテーブル部15上にセットされる。即ち、第2のシリンドリカルレンズユニット9bの第2の枠体94を支持テーブル13を構成するテーブル部15における位置決めレール152、153の間に載置する。なお、支持テーブル13のテーブル部15上の所定位置に載置された第2のシリンドリカルレンズユニット9bは、図示しない適宜の固定手段によって支持テーブル13のテーブル部15に固定される。このようにして支持テーブル13のテーブル部15上に配置された第2のシリンドリカルレンズユニット9bの第2のシリンドリカルレンズ91bは、集光方向が図17においてXで示す加工送り方向にセットされる。
第2の実施形態における集光器7は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
上述したレーザー光線照射手段52によって照射されるレーザー光線の集光スポット形状について、図14、図18および図19を参照して説明する。
図14に示すように第1のシリンドリカルレンズユニット9aの第1のシリンドリカルレンズ91aの焦点距離を(f2)、第2のシリンドリカルレンズユニット9bの第2のシリンドリカルレンズ91bの焦点距離を(f3)、第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bとの間隔を(d)とすると、第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bとからなるシリンドリカルレンズセットとしての焦点距離を(f)は、f=(f2×f3)/(f2+f3−d)となる。
先ず、図18の(a)および10の(b)に示すように第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bを接合して両者の間隔(d)を零(0)にした場合について説明する。なお、第1のシリンドリカルレンズ91aの焦点距離(f2)を40mm、第2のシリンドリカルレンズ91bの焦点距離(f3) を−40mm、集光レンズ8の焦点距離(f1)を40mmと設定した例について説明する。この場合、レーザー光線Lは、第1のシリンドリカルレンズ91aおよび第2のシリンドリカルレンズ91bによってY方向は集光されず、集光レンズ8のみによってY方向に集光される。即ち、図18の(a)に示すように第1のシリンドリカルレンズ91aおよび第2のシリンドリカルレンズ91bを通過したレーザー光線Lは、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点(P1)で集光される。
次に、第1のシリンドリカルレンズ91aおよび第2のシリンドリカルレンズ91bを通るレーザー光線LのX方向について、図18の(b)を参照して説明する。第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bとの間隔(d)が零(0)であるため、シリンドリカルレンズセットとしての焦点距離(f)=(f2×f3)/(f2+f3−d)の分母(f2+f3−d)が(40+(−40)−0)=(0)となる。従って、シリンドリカルレンズセットとしての焦点距離(f)は無限大となるため、第1のシリンドリカルレンズ91aおよび第2のシリンドリカルレンズ91bを通過したレーザー光線LのX方向も平行となる。第1のシリンドリカルレンズ91aおよび第2のシリンドリカルレンズ91bを通過したレーザー光線LのX方向は、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点(P1)で集光される。このように、第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bとの間隔(d)が零(0)にすると、断面が円形のレーザー光線Lは集光レンズ8の焦点距離(f1)である集光点P1において図18の(c)に拡大して示すように断面が円形の集光スポットS1が形成される。従って、集光点P1の位置に被加工物をセットすることにより、断面が円形の集光スポットS1によって被加工物にレーザー加工を施すことができる。
次に、図19の(a)および18の(b)に示すように第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bとの間隔(d)を20mmに設定し、第2のシリンドリカルレンズ91bと集光レンズ8との間隔(d1)を20mmに設定した場合について説明する。この場合もレーザー光線Lは、第1のシリンドリカルレンズ91aおよび第2のシリンドリカルレンズ91bによってY方向は集光されず、集光レンズ8のみによってY方向に集光される。即ち、図19の(a)に示すように第1のシリンドリカルレンズ91aおよび第2のシリンドリカルレンズ91bを通過したレーザー光線Lは、集光レンズ8の焦点距離(f1)である40mm下方の集光点(P1)で集光される。
一方、次に、第1のシリンドリカルレンズ91aおよび第2のシリンドリカルレンズ91bを通るレーザー光線LのX方向について、図19の(b)を参照して説明する。この場合、第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bとからなるシリンドリカルレンズセットとしての焦点距離を(f)は、f=(f2×f3)/(f2+f3−d)=(40×(−40))/(40+(−40)−20) =80となる。従って、第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bとからなるシリンドリカルレンズセットによってX方向に集光されるレーザー光線Lは集光される途中で集光レンズ8に入光し、集光レンズ8によって更に集光され集光点P3で集光された後被加工物に達するまで矢印Xで示す方向に広げられる。この結果、集光点P1の位置においては、図19の(c)に拡大して示すように断面が楕円形の集光スポットS2が形成される。この楕円形の集光スポットS2は、長軸D1が矢印Xで示す方向に向けて形成される。なお、楕円形の集光スポットS2の長軸D1と短軸D2との比は、第1のシリンドリカルレンズ91aと第2のシリンドリカルレンズ91bとの間隔(d)を変更することによって調整することができる。従って、集光点P1の位置に被加工物をセットすることにより、断面が楕円形の集光スポットS2によって被加工物にレーザー加工を施すことができる。
以上のように、本発明の第1の実施形態における集光器8を備えたレーザー加工装置においては、第1のシリンドリカルレンズユニット9aと第2のシリンドリカルレンズユニット9bとの間隔を調整する間隔調整機構10を備え、第1のシリンドリカルレンズユニット9aと第2のシリンドリカルレンズユニット9bとの間隔(d)を調整するようにしたので、断面が円形の集光スポットS1と断面が楕円形の集光スポットS2を形成することができるとともに、断面が楕円形の集光スポットS2の長軸D1と短軸D2との比を適宜変更することができる。従って、レーザー加工の用途に適した集光スポットの形状を適宜設定することができる。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段の構成ブロック図。 図2に示すレーザー光線照射手段を構成する第1の実施形態における集光器を備えた加工ヘッドの説明図。 図3に示す加工ヘッドの斜視図。 図3に示す加工ヘッドの集光器を構成するシリンドリカルレンズユニットの斜視図。 図5に示すシリンドリカルレンズユニットの構成部材を分解して示す斜視図。 図5に示すシリンドリカルレンズユニットを構成するシリンドリカルレンズを保持したレンズ保持部材の断面図。 図1に示すレーザー加工装置に装備され集光レンズとシリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整する間隔調整機構の斜視図。 図8に示す間隔調整機構にシリンドリカルレンズユニットをセットした状態を示す斜視図。 集光レンズと凸レンズからなるシリンドリカルレンズによって断面が円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。 集光レンズと凸レンズからなるシリンドリカルレンズによって断面が楕円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。 集光レンズと凹レンズからなるシリンドリカルレンズによって断面が楕円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置によって実施するレーザー加工溝形成工程の説明図。 第2の実施形態における集光器を備えた加工ヘッドの説明図。 図14に示す加工ヘッドの集光器を構成する第1のシリンドリカルレンズユニットの斜視図。 図14に示す加工ヘッドの集光器を構成する第2のシリンドリカルレンズユニットの斜視図。 第1のシリンドリカルレンズユニットと第2のシリンドリカルレンズユニットを間隔調整機構にセットした状態を示す斜視図。 集光レンズと第1のシリンドリカルレンズおよび第2のシリンドリカルレンズによって断面が円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。 集光レンズと第1のシリンドリカルレンズおよび第2のシリンドリカルレンズによって断面が楕円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。
符号の説明
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
31:案内レール
36:チャックテーブル
37:加工送り手段
38:第1の割り出し送り手段
4:レーザー光線照射ユニット支持機構
41:案内レール
42:可動支持基台
43:第2の割り出し送り手段
5:レーザー光線照射ユニット
51:ユニットホルダ
52:レーザー光線加工手段
6:加工ヘッド
61:方向変換ミラー
7:集光器
8:集光レンズ
9:シリンドリカルレンズユニット
91:シリンドリカルレンズ
9a:第1のシリンドリカルレンズユニット
91a:第1のシリンドリカルレンズ
9b:第2のシリンドリカルレンズユニッ
91b:第2のシリンドリカルレンズ
92:レンズ保持部材
93:第1の枠体
94:第2の枠体
10:間隔調整機構
11:支持基板
12:集光レンズ支持板
13:支持テーブル
16:調整ネジ手段
17:撮像手段

Claims (7)

  1. 被加工物を保持するためのチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする加工送り手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を集光する集光器とを具備し、
    該集光器は、該チャックテーブルに保持された被加工物と対向する集光レンズと、該集光レンズよりレーザー光線照射方向上流側に配設されたシリンドリカルレンズを備えたシリンドリカルレンズユニットと、該集光レンズと該シリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整する間隔調整機構と、を具備
    該シリンドリカルレンズユニットは、円形に形成され該シリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、該第1の枠体を保持する第2の枠体と、該レンズ保持部材を該円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、該第1の枠体を該シリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に該第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備している、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 該シリンドリカルレンズは、凸レンズで構成されてり、加工送り方向に集光するように配置されている、請求項1記載のレーザー加工装置。
  3. 該シリンドリカルレンズは、凹レンズで構成されてり、加工送り方向に拡散するように配置されている、請求項1記載のレーザー加工装置。
  4. 被加工物を保持するためのチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする加工送り手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、該レーザー光線発振手段によって発振されたレーザー光線を集光する集光器とを具備し、
    該集光器は、該チャックテーブルに保持された被加工物と対向する集光レンズと、該集光レンズよりレーザー光線照射方向上流側に配設された第1のシリンドリカルレンズを備えた第1のシリンドリカルレンズユニットおよび第2のシリンドリカルレンズを備えた第2のシリンドリカルレンズユニットと、該第1のシリンドリカルレンズユニットと該第2のシリンドリカルレンズユニットとの間隔を調整する間隔調整機構と、を具備
    該第1のシリンドリカルレンズユニットは、円形に形成され該第1のシリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、該第1の枠体を保持する第2の枠体と、該レンズ保持部材を該円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、該第1の枠体を該第1のシリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に該第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備し、
    該第2のシリンドリカルレンズユニットは、円形に形成され該第2のシリンドリカルレンズを保持するレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を嵌合する円形凹部を備えた第1の枠体と、該第1の枠体を保持する第2の枠体と、該レンズ保持部材を該円形凹部の内周面に沿って回動する回動調整手段と、該第1の枠体を該第2のシリンドリカルレンズの集光方向と直交する方向に該第2の枠体に対して移動する移動調整手段とを具備している、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  5. 該第1のシリンドリカルレンズは該集光器側に配設され、該第2のシリンドリカルレンズは該第1のシリンドリカルレンズよりレーザー光線照射方向上流側に配設されており、該間隔調整機構は該第2のシリンドリカルレンズを移動して該第1のシリンドリカルレンズとの間隔を調整する、請求項4記載のレーザー加工装置。
  6. 該第1のシリンドリカルレンズは凸レンズで構成され、該第2のシリンドリカルレンズは凹レンズで構成されている、請求項4又は5記載のレーザー加工装置。
  7. 該第1のシリンドリカルレンズおよび該第2のシリンドリカルレンズは、加工送り方向に集光または拡散するように配置されている、請求項4乃至6記載のレーザー加工装置。
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