JP2008254035A - レーザー加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の幅、長さおよび深さを有する加工溝を効率的に加工することができるレーザー加工装置を提供する。
【解決手段】被加工物を保持するためのチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段とを具備するレーザー加工装置であって、レーザー光線照射手段はパルスレーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、レーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線の光軸を偏向する光軸変更手段と、光軸変更手段によって光軸が偏向されたパルスレーザー光線を集光するとともに集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円形集光スポット形成手段を備えた集光器とを具備している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウエーハ等の被加工物の表面に所定の幅、長さおよび深さを有する加工溝を形成するのに適するレーザー加工装置に関する。
例えば、インクジェットプリンターに用いられるプリンターヘッドは、幅が30〜200μm、長さが10〜15mm、深さが100〜200μmのインク溜まりが形成されている。このようなインク溜り溝はエッチングによって形成されており、例えば下記特許文献1および特許文献2に開示されている。
U.S.Patent No.7,040,735 B2 明細書 U.S.Patent No.6,986,982 B2 明細書
しかるに、エッチングによってインク溜り溝を形成するには、ウエーハ等の被加工物の表面におけるインク溜り溝を形成しない領域にマスキングをして実施する必要があるため、生産性が悪いとともに、溝の壁面をシャープに形成することが困難である。
一方、生産性の良い加工方法としてレーザー加工が実用化されており、集光スポットの形状を楕円形にし、楕円形の集光スポットの長軸を被加工物に加工ラインに沿って位置付け、被加工物を加工送り方向に移動するレーザー加工方法が下記特許文献3に開示されている。
特開2006−51517号公報
レーザー加工によって所定深さの加工溝を形成するには同一箇所に複数回のレーザー光線を照射する必要がある。しかるに、上記特許文献3に記載されたレーザー加工方法においては、被加工物を加工送り方向に設定された加工溝の長さに相当する距離移動する必要があるので、設定された深さを加工するに必要な回数だけ被加工物を加工送り方向に移動する必要がある。このため、被加工物を保持するチャックテーブル機構の慣性力などを考慮すると加工送り速度を早くするには限界があり、生産性の面で必ずしも満足し得るものではない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、所定の幅、長さおよび深さを有する加工溝を効率的に加工することができるレーザー加工装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するためのチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該レーザー光線照射手段は、パルスレーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、
該レーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線の光軸を偏向する光軸変更手段と、
該光軸変更手段によって光軸が偏向されたパルスレーザー光線を集光するとともに集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円形集光スポット形成手段を備えた集光器と、を具備している、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記楕円形集光スポット形成手段は、凸レンズからなるシリンドリカルレンズによって構成されている。
また、上記楕円形集光スポット形成手段は、凹レンズからなる第1のシリンドリカルレンズと、該第1のシリンドリカルレンズのレーザー光線照射方向下流側に配設された凸レンズからなる第2のシリンドリカルレンズと、該第1のシリンドリカルレンズと該第2のシリンドリカルレンズとの間隔を調整する間隔調整機構とによって構成されている。
上記光軸変更手段は、上記レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を偏向する音響光学素子と、該音響光学素子にRFを印加するRF発振器と、該RF発振器から出力されるRFの周波数を調整する偏向角度調整手段とを備えた音響光学偏向手段からなっており、上記レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を上記集光器によって集光される楕円形の集光スポットの長軸方向に偏向する。
また、上記光軸変更手段は、上記レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を偏向する音響光学素子と、該音響光学素子にRFを印加するRF発振器と、該RF発振器から出力されるRFの周波数を調整する偏向角度調整手段とを備えた音響光学偏向手段からなっており、上記レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を上記集光器によって集光される楕円形の集光スポットの短軸方向に偏向する。
更に、上記光軸変更手段は、上記レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を偏向する音響光学素子と該音響光学素子にRFを印加するRF発振器と該RF発振器から出力されるRFの周波数を調整する偏向角度調整手段とを備え上記レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を上記集光器によって集光される楕円形の集光スポットの長軸方向に偏向する第1の音響光学偏向手段と、上記レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を偏向する音響光学素子と該音響光学素子にRFを印加するRF発振器と該RF発振器から出力されるRFの周波数を調整する偏向角度調整手段とを備え上記レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を上記集光器によって集光される楕円形の集光スポットの短軸方向に偏向する第2の音響光学偏向手段とからなっている。
本発明によるレーザー加工装置においては、レーザー光線照射手段がパルスレーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、該レーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線の光軸を偏向する光軸変更手段と、該光軸変更手段によって光軸が偏向されたパルスレーザー光線を集光するとともに集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円形集光スポット形成手段を備えた集光器とを具備しているので、楕円形集光スポット形成手段によって形成される楕円形の集光スポットを光軸変更手段により偏向することにより、被加工物に所定の幅、長さおよび深さを有する加工溝を形成することができる。従って、被加工物を保持するチャックテーブルを移動する必要がないので、加工速度を上げることができ生産性を向上させることができる。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図が示されている。図1に示すレーザー加工装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記矢印Xで示す方向と直角な矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構4と、該レーザー光線ユニット支持機構4に矢印Zで示す方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット5とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す加工送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上に矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持されたカバーテーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成された吸着チャック361を具備しており、吸着チャック361上に被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。このように構成されたチャックテーブル36は、円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第一の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための第1の割り出し送り手段38を具備している。第1の割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構4は、静止基台2上に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。装着部422は、一側面に矢印Zで示す方向に延びる一対の案内レール423、423が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構4は、可動支持基台42を一対の案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための第2の割り出し送り手段43を具備している。第2の割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ねじロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態のおけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられたレーザー光線照射手段52を具備している。ユニットホルダ51は、上記装着部422に設けられた一対の案内レール423、423に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝511、511が設けられており、この被案内溝511、511を上記案内レール423、423に嵌合することにより、矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動可能に支持される。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51を一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動させるための移動手段53を具備している。移動手段53は、一対の案内レール423、423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでおり、パルスモータ532によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ51およびレーザビーム照射手段52を案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動せしめる。なお、図示の実施形態においてはパルスモータ532を正転駆動することによりレーザビーム照射手段52を上方に移動し、パルスモータ532を逆転駆動することによりレーザビーム照射手段52を下方に移動するようになっている。
図示のレーザー光線照射手段52は、上記ユニットホルダ51に固定され実質上水平に延出する円筒形状のケーシング521を具備している。また、レーザー光線照射手段52は、図2に示すようにケーシング521内に配設されたパルスレーザー光線発振手段522と、パルスレーザー光線発振手段522が発振したレーザー光線の光軸を加工送り方向(X軸方向)および割り出し送り方向(Y軸方向)に偏向する光軸変更手段としての音響光学偏向手段6と、ケーシング521の先端に配設されパルスレーザー光線発振手段522によって発振されたパルスレーザー光線を上記チャックテーブル36に保持された被加工物に照射する加工ヘッド7を具備している。上記パルスレーザー光線発振手段522は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器522aと、これに付設された繰り返し周波数設定手段522bとから構成されている。
上記光軸変更手段としての音響光学偏向手段6は、図3に示すようにパルスレーザー光線発振手段522が発振したレーザー光線の光軸を加工送り方向(X軸方向)に偏向する第1の音響光学偏向手段61と、パルスレーザー光線発振手段522が発振したレーザー光線の光軸を割り出し送り方向(Y軸方向)に偏向する第2の音響光学偏向手段62とからなっている。
上記第1の音響光学偏向手段61は、パルスレーザー光線発振手段522が発振したレーザー光線の光軸を加工送り方向(X軸方向)に偏向する第1の音響光学素子611と、該第1の音響光学素子611に印加するRF(radio frequency)を生成する第1のRF発振器612と、該第1のRF発振器612によって生成されたRFのパワーを増幅して第1の音響光学素子611に印加する第1のRFアンプ613と、第1のRF発振器612によって生成されるRFの周波数を調整する第1の偏向角度調整手段614と、第1のRF発振器612によって生成されるRFの振幅を調整する第1の出力調整手段615を具備している。上記第1の音響光学素子611は、印加されるRFの周波数に対応してレーザー光線の光軸を偏向する角度を調整することができるとともに、印加されるRFの振幅に対応してレーザー光線の出力を調整することができる。なお、上記第1の偏向角度調整手段614および第1の出力調整手段615は、後述する制御手段によって制御される。
上記第2の音響光学偏向手段62は、レーザー光線発振手段522が発振したレーザー光線の光軸を加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向に偏向する第2の音響光学素子621と、該第2の音響光学素子621に印加するRFを生成する第2のRF発振器622と、該RF発振器622によって生成されたRFのパワーを増幅して第2の音響光学素子621に印加する第2のRFアンプ623と、第2のRF発振器622によって生成されるRFの周波数を調整する第2の偏向角度調整手段624と、第2のRF発振器622によって生成されるRFの振幅を調整する第2の出力調整手段625を具備している。上記第2の音響光学素子621は、印加されるRFの周波数に対応してレーザー光線の光軸を偏向する角度を調整することができるとともに、印加されるRFの振幅に対応してレーザー光線の出力を調整することができる。なお、上記第2の偏向角度調整手段624および第2の出力調整手段625は、後述する制御手段によって制御される。
また、図示の実施形態における音響光学偏向手段6は、上記第1の音響光学素子611にRFが印加されない場合に、図3において破線で示すように第1の音響光学素子611によって偏向されないレーザー光線を吸収するためのレーザー光線吸収手段63を具備している。
図示の実施形態における音響光学偏向手段6は以上のように構成されており、以下その作用について図3を参照して説明する。
音響光学偏向手段6を構成する第1の音響光学偏向手段61の第1の偏向角度調整手段61に例えば5Vの電圧が印加され、第1の音響光学素子611に5Vに対応する周波数のRFが印加された場合には、パルスレーザー光線発振手段522から発振されたパルスレーザー光線は、その光軸が図3において1点鎖線で示すように偏向され、加工ヘッド7の後述する方向変換ミラー71および集光器72を介して集光点Paに集光される。また、第1の偏向角度調整手段614に例えば10Vの電圧が印加され、第1の音響光学素子611に10Vに対応する周波数のRFが印加された場合には、パルスレーザー光線発振手段522から発振されたパルスレーザー光線は、その光軸が図3において実線で示すように偏向され、加工ヘッド7の後述する方向変換ミラー71および集光器72を介して上記集光点Paから加工送り方向(X軸方向)に図3において左方に所定量変位した集光点Pbに集光される。また、第1の偏向角度調整手段614に例えば15Vの電圧が印加され、第1の音響光学素子611に15Vに対応する周波数のRFが印加された場合には、パルスレーザー光線発振手段522から発振されたパルスレーザー光線は、その光軸が図3において2点鎖線で示すように偏向され、加工ヘッド7の後述する方向変換ミラー71および集光器72を介して上記集光点Pbから加工送り方向(X軸方向)に図3において左方に所定量変位した集光点Pcに集光される。一方、第1の音響光学偏向手段61の第1の偏向角度調整手段614に例えば0Vの電圧が印加され、第1の音響光学素子611に0Vに対応する周波数のRFが印加された場合には、パルスレーザー光線発振手段522から発振されたパルスレーザー光線は、図3において破線で示すようにレーザー光線吸収手段63に導かれる。このように、第1の音響光学素子611によって偏向されたレーザー光線は、第1の偏向角度調整手段614に印加される電圧に対応して加工送り方向(X軸方向)に偏向せしめられる。
一方、音響光学偏向手段6を構成する第2の音響光学偏向手段62は、第2の音響光学素子621に所定周波数を有するRFが印加されると、パルスレーザー光線発振手段522から発振されたパルスレーザー光線を、その光軸を加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向(Y軸方向:図3において紙面に垂直な方向)に所定量変位した集光点に集光される。
上記加工ヘッド7は、図3に示すように方向変換ミラー71と、楕円形の集光スポットを形成する楕円形集光スポット形成手段を備えた集光器72とからなっている。方向変換ミラー71は、上記パルスレーザー光線発振手段522によって発振され上記音響光学偏向手段6によって光軸が偏向されたパルスレーザー光線を集光器72に向けて方向変換する。
楕円形の集光スポットを形成する集光器72は、図示の実施形態においては第1のシリンドリカルレンズ81aを備えた第1のシリンドリカルレンズユニット8aと、該第1のシリンドリカルレンズ81aと集光方向が直交する方向に位置付けられた第2のシリンドリカルレンズ81bを備えた第2のシリンドリカルレンズユニット8bと、第1のシリンドリカルレンズユニット8aと第2のシリンドリカルレンズユニット8bとの間隔を調整するための後述する間隔調整機構とからなる楕円形集光スポット形成手段を具備している。上記方向変換ミラー71と第1のシリンドリカルレンズユニット8aと第2のシリンドリカルレンズユニット8bおよび後述する間隔調整機構は、図4に示すように上記ケーシング521の先端に装着された加工ヘッドハウジング70内に配設されている。
上記第1のシリンドリカルレンズユニット8aについて、図5乃至図7を参照して説明する。図5には第1のシリンドリカルレンズユニット8aの斜視図が示されており、図6には図5に示す第1のシリンドリカルレンズユニット8aの分解斜視図が示されている。
図5および図6に示す第1のシリンドリカルレンズユニット8aは、第1のシリンドリカルレンズ81aと、該第1のシリンドリカルレンズ81aを保持するレンズ保持部材82と、該レンズ保持部材82を保持する第1の枠体83と、該第1の枠体83を保持する第2の枠体84とからなっている。
第1のシリンドリカルレンズ81aは、図7に示すように断面が半円形状に形成されている。この第1のシリンドリカルレンズ81aは、図示の実施形態においては凹レンズからなるシリンドリカルレンズによって構成され、その焦点距離(f1)が−300mmに設定されている。第1のシリンドリカルレンズ81aを保持するレンズ保持部材82は、図示の実施形態においては、合成樹脂によって円形に形成されている。この合成樹脂によって形成されたレンズ保持部材82に、第1のシリンドリカルレンズ81aが上面および下面を露出して埋設される。また、レンズ保持部材82には、図6に示すように外周面の一箇所に被作動片821が突出して形成されている。
上記第1の枠体83は、図6に示すように一辺の長さがEの正方形に形成され、その上面には上記レンズ保持部材82が嵌合する円形凹部831が形成されているとともに、レンズ保持部材82に設けられた被作動片821を収容する作動室832が形成されている。円形凹部831の底壁831aの中央部には、穴831bが形成されている。また、作動室832を形成する壁面832aには、ばね座となる凹部832bが形成されている。なお、第1の枠体83には、凹部832bの軸線上にネジ穴832cが形成されている。このように構成された第1の枠体83には、図5に示すように円形凹部831にレンズ保持部材82が嵌合され、作動室832に被作動片821が収容される。従って、第1の枠体83の円形凹部831に嵌合されたレンズ保持部材82は、被作動片821が作動室832内で移動可能な範囲において円形凹部831の内周面に沿って回動することができる。そして、上記凹部832bと被作動片821との間には、圧縮コイルばね85が介在される。また、上記ネジ穴832cには第1の調整ネジ86が螺合され、その先端が被作動片821に当接するようになっている。従って、第1の調整ネジ86を一方向に回転して前進させると圧縮コイルばね85のばね力に抗してレンズ保持部材82を一方向に回動し、第1の調整ネジ86を他方向に回転して後退させると圧縮コイルばね85のばね力によってレンズ保持部材82が他方向に回動せしめられる。このように、レンズ保持部材82に設けられた被作動片821と、第1の調整ネジ86および圧縮コイルばね85は、レンズ保持部材82を円形凹部831の内周面に沿って回動する回動調整手段として機能する。
上記第2の枠体84は矩形状に形成され、その上面には図6に示すように上記第1の枠体83が嵌合する矩形状凹部841が形成されている。この矩形状凹部841は、幅Aが上記正方形の第1の枠体83の一辺の長さEと対応した寸法に形成され、長さBが第1の枠体83の一辺の長さEより大きい寸法に形成されている。矩形状凹部841は、底壁842aと側壁842b、842c、842d、842eによって区画されている。底壁842aの中央部には穴842fが形成されている。矩形状凹部841を区画する壁面842dの内面には、ばね座となる凹部842gが形成されている。この凹部842gが形成され壁面842dと対向する側壁842eは、ネジ穴842hが形成されている。また、第2の枠体84の側壁842bには、上記第1の調整ネジ86が挿通するための長穴842jが形成されている。このように構成された第2の枠体84の矩形状凹部841に、図5に示すように上記第1の枠体83が嵌合される。そして、上記壁面842dの内面に形成された凹部842gと第1の枠体83の側壁との間には、圧縮コイルばね87が介在される。また、側壁842eに形成されたネジ穴842hには第2の調整ネジ88が螺合され、その先端が第1の枠体83の側壁に当接するようになっている。従って、第2の調整ネジ88を一方向に回転して前進させると圧縮コイルばね87のばね力に抗して第1の枠体83を一方向に移動し、第2の調整ネジ88を他方向に回転して後退させると圧縮コイルばね87のばね力によって第1の枠体83が他方向に移動せしめられる。このように、第2の調整ネジ88および圧縮コイルばね87は、第1の枠体83を第1のシリンドリカルレンズ81aの集光方向と直交する方向に第2の枠体84に対して移動する移動調整手段として機能する。
次に、上記第2のシリンドリカルレンズユニット8bについて、図8および図9を参照して説明する。図8には第2のシリンドリカルレンズユニット8bの斜視図が示されており、図9には図8に示す第2のシリンドリカルレンズユニット8bの分解斜視図が示されている。
図8および図9に示す第2のシリンドリカルレンズユニット8bも上記第1のシリンドリカルレンズユニット8aと同様に、第2のシリンドリカルレンズ81bと、該第2のシリンドリカルレンズ81bを保持するレンズ保持部材82と、該レンズ保持部材82を保持する第1の枠体83と、該第1の枠体83を保持する第2の枠体84とからなっている。第2のシリンドリカルレンズ81bは、図示の実施形態においては凸レンズからなるシリンドリカルレンズによって構成され、その焦点距離(f2)が50mmに設定されている。なお、第2のシリンドリカルレンズユニット8bを構成するレンズ保持部材82、第1の枠体83、第2の枠体84は、上記第1のシリンドリカルレンズユニット8aを構成するレンズ保持部材82、第1の枠体83、第2の枠体84と実質的に同一の構成であるため、同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
以上のように構成された第1のシリンドリカルレンズユニット8aおよび第2のシリンドリカルレンズユニット8bは、図10に示す間隔調整機構10にセットされる。以下、間隔調整機構10について説明する。
図10に示す間隔調整機構10は、支持基板11と、該支持基板11の下端に設けられた第1の支持テーブル12と、支持基板11の前面に沿って上下方向に移動可能に配設された第2の支持テーブル13とを具備している。
支持基板11は、前面中央部に上下方向に形成された案内溝111を備えている。この支持基板11の側面中間部には、第1の調整板112が固定されている。第1の支持テーブル12は、支持基板11の前面に対して直角に突出して形成されている。この第1の支持テーブル12には、中央部に穴121が形成されている。また、第1の支持テーブル12の両側端には支持基板11の前面に対して直角に延びる位置決めレール122、123が形成されている。この位置決めレール122、123の間隔は、上記第2のシリンドリカルレンズユニット8bを構成する第2の枠体84の幅方向寸法に対応した寸法に設定されている。
上記第2の支持テーブル13は、支持部14と、該支持部14の下端に設けられたテーブル部15とからなっている。支持部14は、後面に上記支持基板11に形成された案内溝111に嵌合する被案内レール141が形成されている。この被案内レール141が案内溝111に嵌合することにより、第2の支持テーブル13は支持基板11に案内溝111に沿って上下方向に移動可能に支持される。なお、支持部14の上端には、上記第1の調整板112の上方に位置する第2の調整板142が固定されている。上記テーブル部15は、支持部14の前面に対して直角に突出して形成されている。このテーブル部15には、中央部に穴151が形成されている。また、テーブル部15の前後端には支持部14の前面と平行に延びる位置決めレール152、153が形成されている。この位置決めレール152、153の間隔は、上記第1のシリンドリカルレンズユニット8aを構成する第2の枠体84の幅方向寸法に対応した寸法に設定されている。
図示の実施形態における間隔調整機構10は、第2の支持テーブル13を支持基板11の案内溝111に沿って上下方向に移動せしめる移動手段16を具備している。移動手段16は、図示の実施形態においては移動手段16に装着されたパルスモータ161と、該パルスモータ161によって回転駆動され雄ネジロッド162を含んでいる。雄ネジロッド162は、その一端が上記パルスモータ161の駆動軸に連結され、その他端が支持基板11に設けられた軸受ブロック112に回転自在に支持されている。そして、雄ネジロッド162は、第2の支持テーブル13の支持部14の上端に固定された移動板142に形成された貫通雌ネジ穴142aに螺合される。従って、パルスモータ161によって雄ネジロッド162を正転および逆転駆動することにより、第2の支持テーブル13は案内溝111に沿って上下方向に移動せしめられる。
以上のように構成された間隔調整機構10の第1の支持テーブル12には、図11に示すように上記第2のシリンドリカルレンズユニット8bがセットされる。即ち、第2のシリンドリカルレンズユニット8bの第2の枠体84を第1の支持テーブル12における位置決めレール122、123の間に載置する。なお、第1の支持テーブル12上の所定位置に載置された第2のシリンドリカルレンズユニット8bは、図示しない適宜の固定手段によって第1の支持テーブル12に固定される。このようにして第1の支持テーブル12上に配置された第2のシリンドリカルレンズユニット8bの第2のシリンドリカルレンズ81bは、集光方向が図11においてYで示す方向にセットされる。
また、間隔調整機構10の第2の支持テーブル13のテーブル部15に上記第1のシリンドリカルレンズユニット8aがセットされる。即ち、第1のシリンドリカルレンズユニット8aの第2の枠体84を第2の支持テーブル13を構成するテーブル部15における位置決めレール152、153の間に載置する。なお、第2の支持テーブル13のテーブル部15上の所定位置に載置された第1のシリンドリカルレンズユニット8aは、図示しない適宜の固定手段によって第2の支持テーブル13のテーブル部15に固定される。このようにして第2の支持テーブル13のテーブル部15上に配置された第1のシリンドリカルレンズユニット8aの第1のシリンドリカルレンズ81aは、集光方向が図11においてXで示す方向にセットされる。
図示の実施形態における集光器7は以上のよう構成され、第1の支持テーブル12にセットされた第2のシリンドリカルレンズユニット8bの第2のシリンドリカルレンズ81bは、第2の支持テーブル13にセットされた第1のシリンドリカルレンズユニット8aの第1のシリンドリカルレンズ81aのレーザー光線照射方向下流側に配設されることになる。以下、上記集光器7の作用について図12を参照して説明する。
図12の(a)は上記パルスレーザー光線発振手段522から発振され音響光学偏向手段6および方向変換ミラー71を介して集光器7に入光されるレーザー光線Lを、第1のシリンドリカルレンズ81aと第2のシリンドリカルレンズ81bによってY軸方向に集光する状態を示す説明図であり、図12の(b)は上記レーザー光線Lを第1のシリンドリカルレンズ81aと第2のシリンドリカルレンズ81bによってX軸方向に集光する状態を示す説明図である。
図12の(a)に示すように、凹レンズからなる第1のシリンドリカルレンズ81aはY軸方向には集光しないので、上記レーザー光線Lは凸レンズからなる第2のシリンドリカルレンズ81bによってY軸方向に集光される。一方、凹レンズからなる第1のシリンドリカルレンズ81aはX軸方向にはマイナス方向に集光するので、図12の(b)に示すように上記レーザー光線Lは第1のシリンドリカルレンズ81aによってX軸方向に広げられる。そして、凸レンズからなる第2のシリンドリカルレンズ81bはX軸方向には集光しないので、第2のシリンドリカルレンズ81bを通るレーザー光線Lは第1のシリンドリカルレンズ81aによってX軸方向に広げられた状態で照射される。この結果、第1のシリンドリカルレンズ81aと第2のシリンドリカルレンズ81bを通って照射されるレーザー光線の集光スポットSの形状は、図12の(c)に示すように長軸D1と短軸D2の楕円形となる。
上述したように第1のシリンドリカルレンズ81aと第2のシリンドリカルレンズ81bを通って照射されるレーザー光線の楕円形の集光スポットSの長軸D1は、上記第1のシリンドリカルレンズユニット8aがセットされた第2の支持テーブル13を支持基板11の案内溝111に沿って上下方向に移動せしめることにより変更することができる。
即ち、第1のシリンドリカルレンズ81aの焦点距離を(f1)、第2のシリンドリカルレンズ81bの焦点距離を(f2)、第1のシリンドリカルレンズ81aから第2のシリンドリカルレンズ81bまでの距離を(d1)、第2のシリンドリカルレンズ81bから被加工物までの距離を(d2)、上記レーザー光線Lの径を(φ)とすると、集光スポットSの長軸D1は、D1=〔φ{f1−(d1+d2)}〕÷f1 となる。従って、第1のシリンドリカルレンズ81aから第2のシリンドリカルレンズ81bまでの距離を(d1)および/または第2のシリンドリカルレンズ81bから被加工物までの距離を(d2)を変えることにより、集光スポットSの長軸D1の長さを変更することができる。一方、第1のシリンドリカルレンズ81aと第2のシリンドリカルレンズ81bを通って照射されるレーザー光線の楕円形の集光スポットSの短軸D2は、D2=φ(f2−d2)÷f2 となる。
図1に戻って説明を続けると、上記レーザー光線照射手段52を構成するケーシング521の前端部には、上記レーザー光線照射手段52によってレーザー加工すべき加工領域を検出する撮像手段17が配設されている。この撮像手段17は、撮像素子(CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を後述した制御手段に送る。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、制御手段20を具備している。制御手段20は、コンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)201と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)202と、後述する被加工物の設計値のデータや演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、カウンター204と、入力インターフェース205および出力インターフェース206とを備えている。制御手段20の入力インターフェース205には、上記加工送り量検出手段374、割り出し送り量検出手段384および撮像手段17等からの検出信号が入力される。そして、制御手段20の出力インターフェース206からは、上記パルスモータ372、パルスモータ382、パルスモータ432、パルスモータ532、レーザー光線照射手段52のパルスレーザー光線発振手段522、第1の音響光学偏向手段61、第2の音響光学偏向手段62および間隔調整機構10のパルスモータ161等に制御信号を出力する。なお、上記ランダムアクセスメモリ(RAM)203は、後述する被加工物に形成された加工ラインの設計値のデータを記憶する第1の記憶領域203aや、後述する検出値のデータを記憶する第2の記憶領域203bおよび他の記憶領域を備えている。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
図13には、シリコンによって形成された基板31の表面31aに格子状に配列された複数のストリート32によって複数の領域が区画され、この区画された領域にプリンターヘッド33が形成されたウエーハ30が示されている。このプリンターヘッド33には、図14の(a)および(b)に示すように幅A、長さB、深さCを有するインク溜り溝331が形成される。このように基板31の表面31aに形成された各プリンターヘッド33の位置および各プリンターヘッド33に形成すべきインク溜り溝331の位置並びに各寸法等のXY座標値のデータ(設計値)が上記制御手段20のランダムアクセスメモリ(RAM)203の第1に記憶領域203aに格納されている。
次に、上述したプリンターヘッド33に形成されるインク溜り溝331の加工例について説明する。
先ず、図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブル36上に被加工物としてのウエーハ30を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、ウエーハ30はチャックテーブル36上に吸引保持される。なお、ウエーハ30を吸引保持したチャックテーブル36は、加工送り手段37によって撮像手段17の直下に位置付けられる。チャックテーブル36が撮像手段17の直下に位置付けられると、撮像手段17および図示しない制御手段によってウエーハ30のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。
以上のようにしてチャックテーブル36上に保持されたウエーハ30のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメントが行われたならば、制御手段20は加工送り手段37を作動してチャックテーブル36をレーザー光線照射手段52の集光器7が位置するレーザー光線照射領域に移動し、所定のプリンターヘッド33の中心位置を集光器7の直下に位置付ける。そして、図15の(a)に示すようにプリンターヘッド33に形成すべきインク溜り溝331の長さBが比較的短い場合には、制御手段20は上記間隔調整機構10のパルスモータ161を作動して第2の支持テーブル13を移動し、集光器7から照射されるパルスレーザー光線の集光スポットSの長軸D1がプリンターヘッド33に形成すべきインク溜り溝331の長さBと一致するように、第1の支持テーブル12に装着された第2のシリンドリカルレンズユニット8bと第2の支持テーブル13に装着された第1のシリンドリカルレンズユニット8aとの間隔を調整する。このようにして、集光器7から照射されるパルスレーザー光線の集光スポットSの長軸D1がプリンターヘッド33に形成すべきインク溜り溝331の長さBと一致するように調整したならば、制御手段20はパルスレーザー光線発振手段522を作動し、第1の音響光学偏向手段61の第1の偏向角度調整手段614に例えば10Vの電圧を印加しパルスレーザー光線の集光点が図3においてPbになるように制御するとともに、第2の音響光学偏向手段62の第2の偏向角度調整手段624に印加する電圧を順次変更して集光スポットSを形成すべきインク溜り溝331の幅Aに相当する距離だけY軸方向(集光スポットSの短軸方向)に順次変位させる。そして、パルスレーザー光線の集光スポットSの変位作動を複数回繰り返し実施することにより、図15の(b)に示すように幅A、長さB、深さCを有するインク溜り溝331を形成することができる。なお、パルスレーザー光線発振手段522から発振するパルスレーザー光線は、波長がシリコン基板に対して吸収性を有する例えば355nm、平均出力が例えば10Wに設定されている。
上述したように、所定のプリンターヘッド33にインク溜り溝331を形成したならば、制御手段20は加工送り手段37および第1の割り出し送り手段38を作動してチャックテーブル36を移動し、チャックテーブル36に保持されたウエーハ30に形成された未加工のプリンターヘッド33を集光器7の直下に位置付ける。そして、制御手段20は上述したインク溜り溝331を形成するレーザー加工を実施する。このようにして、チャックテーブル36に保持されたウエーハ30に形成された全てのプリンターヘッド33にインク溜り溝331を形成する。
次に、プリンターヘッド33に形成するインク溜り溝331の長さBが長い場合の加工例について、図16を参照して説明する。
プリンターヘッド33に形成すべきインク溜り溝331の図16の(a)において下辺左端にパルスレーザー光線の集光スポットSを位置付けるように第1の音響光学偏向手段61の第1の偏向角度調整手段614および第2の音響光学偏向手段62の第2の偏向角度調整手段624に印加する電圧を調整する。そして、第2の音響光学偏向手段62の第2の偏向角度調整手段624に印加する電圧を固定した状態で、第1の音響光学偏向手段61の第1の偏向角度調整手段614に印加する電圧を順次変更して集光スポットSを形成すべきインク溜り溝331の図において右端に達する範囲でX軸方向(集光スポットSの長軸方向)に順次変位させる。そして、パルスレーザー光線の集光スポットSの変位作動を複数回繰り返し実施することにより、図16の(b)で示すように集光スポットSの短軸D1に相当する幅で長さB、深さCを有するレーザー加工溝331aが形成される。次に、図16の(b)で示すようにパルスレーザー光線の集光スポットSがレーザー加工溝331aの上側に位置するように第2の音響光学偏向手段62の第2の偏向角度調整手段624に印加する電圧を調整し、上述したように第1の音響光学偏向手段61の第1の偏向角度調整手段614に印加する電圧を順次変更して集光スポットSをインク溜り溝331の図において右端に達する範囲でX軸方向(集光スポットSの長軸方向)に順次変異せしめる。そして、パルスレーザー光線の集光スポットSの変位作動を複数回繰り返し実施する。このようにして、パルスレーザー光線の集光スポットSがプリンターヘッド33に形成すべきインク溜り溝331の図16の(a)および(b)において上辺に達するまで実施することにより、図16の(c)に示すように幅A、長さB、深さCを有するインク溜り溝331を形成することができる。
以上のように、図示の実施形態におけるレーザー加工装置においては、パルスレーザー光線の集光スポットSより大きい溝を形成する場合でも、第1の音響光学偏向手段61の第1の偏向角度調整手段614および第2の音響光学偏向手段62の第2の偏向角度調整手段624に印加する電圧を制御することにより集光スポットSを移動して所定の幅A、長さB、深さCを有する溝を形成することができ、被加工物を保持したチャックテーブルを移動する必要がないため、加工速度を上げることができ生産性を向上させることができる。
次に、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の他の実施形態について、図17および図18を参照して説明する。
図17および図18に示す実施形態は、レーザー光線照射手段52を構成する集光器72の楕円形集光スポット形成手段が凸レンズからなるシリンドリカルレンズのみによって構成したもので、その他の構成は上述した実施形態と実質的に同一でよいため、同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する
図17および図18に示す実施形態においては、図18の(a)に示すように、上記レーザー光線Lは凸レンズからなるシリンドリカルレンズ810によってY軸方向に集光される。一方、凸レンズからなるシリンドリカルレンズ810はX軸方向には集光しない。従って、集光点Pにおいてはレーザー光線の集光スポットSの形状は、図18の(c)に示すように長軸D1と短軸D2の楕円形となる。この集光スポットSの長軸D1の長さは、レーザー光線Lの直径と等しい。
以上のように、図17および図18に示す実施形態においては、楕円形集光スポット形成手段が凸レンズからなるシリンドリカルレンズのみによって構成されているので、集光スポットSの長軸D1の長さを変更することはできないが、第1の音響光学偏向手段61の第1の偏向角度調整手段614および/または第2の音響光学偏向手段62の第2の偏向角度調整手段624に印加する電圧を制御することにより集光スポットSを長軸D1方向および/または短軸D2方向に変異せしめることにより、所定の幅、長さ、深さを有する溝を形成することができる。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段の構成ブロック図。 図2に示すレーザー光線照射手段を構成する加工ヘッドの説明図。 図3に示す加工ヘッドの斜視図。 図3に示す加工ヘッドの集光器を構成する第1のシリンドリカルレンズユニットの斜視図。 図5に示す第1のシリンドリカルレンズユニットの構成部材を分解して示す斜視図。 図5に示す第1のシリンドリカルレンズユニットを構成する第1のシリンドリカルレンズを保持したレンズ保持部材の断面図。 図3に示す加工ヘッドの集光器を構成する第2のシリンドリカルレンズユニットの斜視図。 図8に示す第2のシリンドリカルレンズユニットの構成部材を分解して示す斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備され第1のシリンドリカルレンズユニットと第2のシリンドリカルレンズユニットの間隔を調整する間隔調整機構の斜視図。 図10に示す間隔調整機構に第1のシリンドリカルレンズユニットと第2のシリンドリカルレンズユニットをセットした状態を示す斜視図。 楕円形集光スポット形成手段としての第1のシリンドリカルレンズと第2のシリンドリカルレンズによって楕円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。 被加工物としてのプリンターヘッドが形成されたウエーハの平面図。 図13に示すウエーハに形成されたプリンターヘッドに加工されるインク溜り溝の説明図。 図1に示すレーザー加工装置によって図13に示すウエーハに形成されたプリンターヘッドにインク溜り溝を加工する加工例を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置によって図13に示すウエーハに形成されたプリンターヘッドにインク溜り溝を加工する他の加工例を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段の他の実施形態を示す構成ブロック図。 図17に示すレーザー光線照射手段を構成する楕円形集光スポット形成手段としての凸レンズからなるシリンドリカルレンズによって楕円形の集光スポットを形成する状態を示す説明図。
符号の説明
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
31:案内レール
36:チャックテーブル
37:加工送り手段
38:第1の割り出し送り手段
4:レーザー光線照射ユニット支持機構
41:案内レール
42:可動支持基台
43:第2の割り出し送り手段
5:レーザー光線照射ユニット
51:ユニットホルダ
52:レーザー光線加工手段
6:音響光学偏向手段(光軸変更手段)
61:第1の音響光学偏向手段
62:第2の音響光学偏向手段
7:加工ヘッド
71:方向変換ミラー
72:集光器
8a:第1のシリンドリカルレンズユニット
8b:第2のシリンドリカルレンズユニッ
81a:第1のシリンドリカルレンズ
81b:第2のシリンドリカルレンズ
82:レンズ保持部材
83:第1の枠体
84:第2の枠体
10:間隔調整機構
11:支持基板
12:第1の支持テーブル
13:第2の支持テーブル
16:移動手段
17:撮像手段
20:制御手段
30:ウエーハ(被加工物)

Claims (6)

  1. 被加工物を保持するためのチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該レーザー光線照射手段は、パルスレーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、
    該レーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線の光軸を偏向する光軸変更手段と、
    該光軸変更手段によって光軸が偏向されたパルスレーザー光線を集光するとともに集光スポットの形状を楕円形に形成する楕円形集光スポット形成手段を備えた集光器と、を具備している、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 該楕円形集光スポット形成手段は、凸レンズからなるシリンドリカルレンズによって構成されている、請求項1記載のレーザー加工装置。
  3. 該楕円形集光スポット形成手段は、凹レンズからなる第1のシリンドリカルレンズと、該第1のシリンドリカルレンズのレーザー光線照射方向下流側に配設された凸レンズからなる第2のシリンドリカルレンズと、該第1のシリンドリカルレンズと該第2のシリンドリカルレンズとの間隔を調整する間隔調整機構とによって構成されている、請求項1記載のレーザー加工装置。
  4. 該光軸変更手段は、該レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を偏向する音響光学素子と、該音響光学素子にRFを印加するRF発振器と、該RF発振器から出力されるRFの周波数を調整する偏向角度調整手段とを備えた音響光学偏向手段からなっており、該レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を該集光器によって集光される楕円形の集光スポットの長軸方向に偏向する、請求項1から3のいずれかに記載のレーザー加工装置。
  5. 該光軸変更手段は、該レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を偏向する音響光学素子と、該音響光学素子にRFを印加するRF発振器と、該RF発振器から出力されるRFの周波数を調整する偏向角度調整手段とを備えた音響光学偏向手段からなっており、該レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を該集光器によって集光される楕円形の集光スポットの短軸方向に変更する、請求項1から3のいずれかに記載のレーザー加工装置。
  6. 該光軸変更手段は、該レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を偏向する音響光学素子と該音響光学素子にRFを印加するRF発振器と該RF発振器から出力されるRFの周波数を調整する偏向角度調整手段とを備え該レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を該集光器によって集光される楕円形の集光スポットの長軸方向に偏向する第1の音響光学偏向手段と、該レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を偏向する音響光学素子と該音響光学素子にRFを印加するRF発振器と該RF発振器から出力されるRFの周波数を調整する偏向角度調整手段とを備え該レーザー光線発振手段が発振したパルスレーザー光線の光軸を該集光器によって集光される楕円形の集光スポットの短軸方向に偏向する第2の音響光学偏向手段とからなっている、請求項1から3のいずれかに記載のレーザー加工装置。
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