JP2009113052A - レーザー加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外周に円弧状の面取りが形成されたウエーハに、面取り部にアブレーション加工を発生させることなく内部にストリートに沿って変質層を形成することができるレーザー加工装置を提供する。
【解決手段】ウエーハ10に対して透過性を有する波長のレーザー光線を発振するレーザー光線発振器と、レーザー光線のパルスの繰り返し周波数を設定する繰り返し周波数設定手段と、設定された周波数に対応してレーザー光線発振器にゲート信号を出力するQスイッチとそれらの制御手段を具備するレーザー加工装置において、制御手段はウエーハの外周に形成された円弧状の面取り部の座標と面取り部によって囲まれた平面部の座標を記憶するメモリを備え、面取り部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数は平面部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数より高い値に設定するように繰り返し周波数設定手段を制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、チャックテーブルに保持されたウエーハの表面に形成されたストリートに沿ってレーザー加工を施すレーザー加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等の回路を形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することにより回路が形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。また、サファイヤ基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
近年、半導体ウエーハ等の板状の被加工物を分割する方法として、その被加工物に対して透過性を有するパルスレーザー光線を用い、分割すべき領域の内部に集光点を合わせてパルスレーザー光線を照射するレーザー加工方法も試みられている。このレーザー加工方法を用いた分割方法は、被加工物の一方の面側から内部に集光点を合わせて被加工物に対して透過性を有する波長(例えば1064nm)のパルスレーザー光線を照射し、被加工物の内部にストリートに沿って変質層を連続的に形成し、この変質層が形成されることによって強度が低下したストリートに沿って外力を加えることにより、被加工物を分割するものである。(例えば、特許文献1参照。)
特許第3408805号公報
而して、ウエーハの外周には円弧状の面取りが形成されており、この面取りが形成された外周部にレーザー光線を照射する際に、レーザー光線の集光点が面取り部の表面と一致する場合がある。このようにレーザー光線の集光点が面取り部の表面と一致するとアブレーション加工が施され、デブリが発生してこのデブリがデバイスに付着してデバイスの品質を低下させるという問題がある。また、一旦アブレーション加工が施されると、ウエーハの内部にレーザー光線の集光点が位置付けられても連続してアブレーション加工される傾向がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、外周に円弧状の面取りが形成されたウエーハに、面取り部にアブレーション加工を発生させることなく内部にストリートに沿って変質層を形成することができるレーザー加工装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動せしめる加工送り手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対的に移動せしめる割り出し送り手段と、該チャックテーブルのX軸方向位置を検出するX軸方向位置検出手段と、該チャックテーブルのY軸方向位置を検出するY軸方向位置検出手段と、該X軸方向位置検出手段および該Y軸方向位置検出手段からの検出信号に基いて該レーザー光線照射手段と該加工送り手段および該割り出し送り手段を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該レーザー光線照射手段は、ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線を発振するレーザー光線発振器と、該レーザー光線発振器から発振されるレーザー光線のパルスの繰り返し周波数を設定する繰り返し周波数設定手段と、該繰り返し周波数設定手段によって設定された繰り返し周波数に対応して該レーザー光線発振器にゲート信号を出力するQスイッチとを具備しており、
制御手段は、ウエーハの外周に形成された円弧状の面取り部の座標および該面取り部によって囲繞された平面部の座標を記憶するメモリを備え、該平面部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数はウエーハの加工に適する値に設定し、該面取り部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数は該平面部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数より高い値に設定するように該繰り返し周波数設定手段を制御する、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記面取り部に照射するパルスレーザー光線の周波数は、上記平面部に照射するパルスレーザー光線の周波数の10倍以上に設定される。
また、本発明によれば、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動せしめる加工送り手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対的に移動せしめる割り出し送り手段と、該チャックテーブルのX軸方向位置を検出するX軸方向位置検出手段と、該チャックテーブルのY軸方向位置を検出するY軸方向位置検出手段と、該X軸方向位置検出手段および該Y軸方向位置検出手段からの検出信号に基いて該レーザー光線照射手段と該加工送り手段および該割り出し送り手段を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該レーザー光線照射手段は、ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線を発振するレーザー光線発振器と、該レーザー光線発振器から発振されるレーザー光線のパルスの繰り返し周波数を設定する繰り返し周波数設定手段と、該繰り返し周波数設定手段によって設定された繰り返し周波数に対応して該レーザー光線発振器にゲート信号を出力するQスイッチとを具備しており、
制御手段は、ウエーハの外周に形成された円弧状の面取り部の座標および該面取り部によって囲繞された平面部の座標を記憶するメモリを備え、該平面部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数はウエーハの加工に適する値に設定するように該繰り返し周波数設定手段を制御し、該面取り部にレーザー光線を照射する際には該Qスイッチを開放して該レーザー光線発振器から発振されるレーザー光線を連続波とする、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
本発明によるレーザー加工装置においては、ウエーハの平面部に照射するレーザー光線のパルスの周波数はウエーハの加工に適する値に設定されているので、ウエーハの内部にはストリートに沿って変質層を形成することができるが、面取り部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数は平面部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数より高い値に設定されるので、パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー密度が低いためウエーハは加工されない。従って、レーザー光線照射手段から照射されるレーザー光線の集光点が面取り部の表面付近に位置付けられてもアブレーション加工されることはなく、デブリが発生することはない。
また、本発明によるレーザー加工装置においては、ウエーハの平面部に照射するレーザー光線のパルスの周波数はウエーハの加工に適する値に設定されているので、ウエーハの内部にはストリートに沿って変質層を形成することができるが、面取り部にレーザー光線を照射する際にはQスイッチを開放してレーザー光線発振器から発振されるレーザー光線を連続波とするので、エネルギー密度が低いためウエーハは加工されない。従って、レーザー光線照射手段から照射されるレーザー光線の集光点が面取り部の表面付近に位置付けられてもアブレーション加工されることはなく、デブリが発生することはない。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図が示されている。図1に示すレーザー加工装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記矢印Xで示す方向(X軸方向)と直角な矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構4と、該レーザー光線照射ユニット支持機構4に矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット5とを具備している。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上に矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持されたカバーテーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成された吸着チャック361を具備しており、吸着チャック361上に被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。このように構成されたチャックテーブル36は、円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。なお、チャックテーブル36には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ362が配設されている。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面に矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第一の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記チャックテーブル36の加工送り量即ちX軸方向位置を検出するためのX軸方向位置検出手段374を備えている。X軸方向位置検出手段374は、案内レール31に沿って配設されたリニアスケール374aと、第1の滑動ブロック32に配設され第1の滑動ブロック32とともにリニアスケール374aに沿って移動する読み取りヘッド374bとからなっている。このX軸方向位置検出手段374の読み取りヘッド374bは、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量即ちX軸方向位置を検出する。なお、上記加工送り手段37の駆動源としてパルスモータ372を用いた場合には、パルスモータ372に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量即ちX軸方向位置を検出することもできる。また、上記加工送り手段37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量即ちX軸方向位置を検出することもできる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動させるための第1の割り出し送り手段38を具備している。第1の割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記第2の滑動ブロック33の割り出し加工送り量即ちY軸方向位置を検出するためのY軸方向位置検出手段384を備えている。Y軸方向位置検出手段384は、案内レール322に沿って配設されたリニアスケール384aと、第2の滑動ブロック33に配設され第2の滑動ブロック33とともにリニアスケール384aに沿って移動する読み取りヘッド384bとからなっている。このY軸方向位置検出手段384の読み取りヘッド384bは、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量即ちY軸方向の位置を検出する。なお、上記割り出し送り手段38の駆動源としてパルスモータ382を用いた場合には、パルスモータ382に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量即ちY軸方向位置を検出することもできる。また、上記第1の割り出し送り手段38の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の割り出し送り量即ちY軸方向位置を検出することもできる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構4は、静止基台2上に矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。装着部422は、一側面に矢印Zで示す方向(Z軸方向)に延びる一対の案内レール423、423が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構4は、可動支持基台42を一対の案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動させるための第2の割り出し送り手段43を具備している。第2の割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ねじロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動せしめられる。
図示の実施形態のおけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられたレーザー光線照射手段52を具備している。ユニットホルダ51は、上記装着部422に設けられた一対の案内レール423、423に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝511、511が設けられており、この被案内溝511、511を上記案内レール423、423に嵌合することにより、矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動可能に支持される。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51を一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動させるための集光点位置調整手段53を具備している。集光点位置調整手段53は、一対の案内レール423、423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでおり、パルスモータ532によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ51およびレーザビーム照射手段52を案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向(Z軸方向)に移動せしめる。なお、図示の実施形態においてはパルスモータ532を正転駆動することによりレーザー光線照射手段52を上方に移動し、パルスモータ532を逆転駆動することによりレーザー光線照射手段52を下方に移動するようになっている。
図示のレーザー光線照射手段52は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング521を含んでいる。また、レーザー光線照射手段52は、図2に示すようにケーシング521内に配設されたレーザー光線発振手段522および出力調整手段523と、ケーシング521の先端に配設されレーザー光線発振手段522から発振されたレーザー光線を上記チャックテーブル36に保持された被加工物に照射する集光器524を具備している。上記レーザー光線発振手段522は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるレーザー光線発振器522aと、該レーザー光線発振器522aから発振されるレーザー光線のパルスの繰り返し周波数を設定する繰り返し周波数設定手段522bと、該繰り返し周波数設定手段522bによって設定された繰り返し周波数に対応してレーザー光線発振器522aにゲート信号を出力するQスイッチ522cとを具備しており、これらは後述する制御手段によって制御される。上記出力調整手段523は、レーザー光線発振手段522から発振されるレーザー光線の出力を調整する。
図1に戻って説明を続けると、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、ケーシング521の前端部に配設され上記レーザー光線照射手段52によってレーザー加工すべき加工領域を撮像する撮像手段53を備えている。この撮像手段53は、可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を後述する制御手段に送る。
図1に基づいて説明を続けると、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、制御手段6を具備している。制御手段6はコンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)61と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)62と、後述する制御マップや被加工物の設計値のデータや演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)63と、カウンター64と、入力インターフェース65および出力インターフェース66とを備えている。制御手段6の入力インターフェース65には、上記X軸方向位置検出手段374、Y軸方向位置検出手段384および撮像手段53等からの検出信号が入力される。そして、制御手段6の出力インターフェース66からは、上記パルスモータ372、パルスモータ382、パルスモータ432、パルスモータ532、レーザー光線照射手段52、表示手段60等に制御信号を出力する。なお、上記ランダムアクセスメモリ(RAM)63は、後述するウエーハの設計値のデータを記憶する第1の記憶領域63aや他の記憶領域を備えている。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
図3にはレーザー加工される被加工物としての半導体ウエーハ10の平面図が示されている。図3に示す半導体ウエーハ10は、例えば厚さが100μmのシリコンウエーハからなっており、外周には円弧状の面取り部101が形成されている。このように外周が面取りされた半導体ウエーハ10は、その表面10aにおける面取り部101によって囲繞される平面部102に格子状に形成された複数のストリート11によって複数の領域が区画され、複数の領域にそれぞれIC、LSI等のデバイス12が形成されている。
次に、上述した半導体ウエーハ10に上記ストリート11に沿ってレーザー光線を照射し、半導体ウエーハ10の内部にストリート11に沿って変質層を形成するレーザー加工方法について説明する。
先ず、上述した半導体ウエーハ10は、図4に示すように環状のフレームFに装着されたポリオレフィン等の合成樹脂シートからなる保護テープTに裏面10bが貼着される。従って、半導体ウエーハ10は、表面10aが上側となる。
図4に示すように、環状のフレームFに保護テープTを介して支持された半導体ウエーハ10は、図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブル36上に保護テープT側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより半導体ウエーハ10は、保護テープTを介してチャックテーブル36上に吸引保持される。また、環状のフレームFは、クランプ362によって固定される。
上述したように半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル36は、加工送り手段37によって撮像手段53の直下に位置付けられる。チャックテーブル36が撮像手段53の直下に位置付けられると、撮像手段53および制御手段6によって半導体ウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段53および制御手段6は、半導体ウエーハ10の所定方向に形成されているストリート11と、該ストリート11に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段52の集光器524との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する。また、半導体ウエーハ10に形成されている所定方向と直交する方向に形成されているストリート11に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。
上述したようにアライメントが行われると、チャックテーブル36上の半導体ウエーハ10は、図5の(a)に示す座標位置に位置付けられた状態となる。なお、図5の(b)はチャックテーブル36即ち半導体ウエーハ20を図5の(a)に示す状態から90度回転した状態を示している。
図5の(a)および図5の(b)に示す状態に位置付けられた半導体ウエーハ10の各ストリート11における面取り部101の外端と内端と対応する座標(A11,A12,B11,B12〜An1,An2,Bn1,Bn2)および(C11,C12,D11,D12〜Cn1,Cn2,Dn1,Dn2)は、半導体ウエーハ10の設計値が予めランダムアクセスメモリ(RAM)63の第1の記憶領域63aに格納されている。
上述したアライメント工程を実施したならば、チャックテーブル36を回動して、図6の(a)の状態に位置付けるウエーハ位置付け工程を実施する。即ち、加工送り手段37および第1の割り出し送り手段38を作動してチャックテーブル36を集光器524の下方である加工領域に移動し、図6の(a)に示すように半導体ウエーハ10に形成されたストリート11における図5の(a)において最上位のストリートのA11座標をレーザー光線照射手段52の集光器524の直下に位置付ける。次に、集光点位置調整手段53を作動して、レーザー光線照射手段52の集光器524から照射されるレーザー光線の集光点Pを半導体ウエーハ10の厚みの中央部に合わせる。そして、制御手段6は、レーザー光線照射手段52を作動して集光器522からウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射しつつ、加工送り手段37を作動してチャックテーブル36を矢印X1で示す加工送り方向に所定の送り速度で移動する(レーザー光線照射工程)。このレーザー光線照射工程においては、半導体ウエーハ10の円弧状の面取り部101と該面取り部101によって囲繞された平面部102の加工条件が異なり、次のとおり設定されている。
(1)平面部102の加工条件:
レーザー光線の波長:1064nm
平均出力 :1.2W
集光スポット径 :φ1μm
繰り返し周波数 :80kHz
加工送り速度 :300mm/秒
(2)面取り部101の加工条件:
レーザー光線の波長:1064nm
平均出力 :1.2W
集光スポット径 :φ1μm
繰り返し周波数 :1000kHz
加工送り速度 :300mm/秒
上述したように平面部102の加工条件と面取り部101の加工条件は、繰り返し周波数だけが異なり、面取り部101を加工する際の繰り返し周波数は平面部102を加工する際の繰り返し周波数の10倍以上に設定されている。即ち、面取り部101を加工する際の繰り返し周波数は極めて高い周波数に設定されているので、パルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー密度が低く被加工物であるシリコンウエーハを加工できないエネルギーとなっている。
即ち、上記レーザー光線照射工程を実施する場合、制御手段6は図6の(a)に示す状態からレーザー光線照射手段52を作動して集光器522からパルスレーザー光線を照射するに際し、面取り部101であるA11座標からA12座標まではレーザー光線発振手段522の繰り返し周波数設定手段522bによる繰り返し周波数を1000kHzに設定し、平面部102であるA12座標からB11座標までは繰り返し周波数を80kHzに設定し、そして面取り部101であるB11座標からB12座標までは繰り返し周波数を1000kHzに設定する。なお、制御手段6は、A11座標、A12座標、B11座標、B12座標については上記X軸方向位置検出手段374からの検出信号に基いて判定する。従って、面取り部101であるA11座標からA12座標間およびB11座標からB12座標間は、繰り返し周波数が1000kHzと高くパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー密度が低いため半導体ウエーハ10は加工されない。このため、レーザー光線照射手段52の集光器524から照射されるレーザー光線の集光点Pが面取り部101の表面付近に位置付けられてもアブレーション加工されることはなく、デブリが発生することはない。一方、平面部102であるA12座標からB11座標間は、繰り返し周波数が80kHzに設定されパルスレーザー光線の1パルス当たりのエネルギー密度がシリコンウエーハの内部に変質層を形成するのに適した値に設定されているので、図6の(b)に示すように半導体ウエーハ10の内部にはストリート11に沿って変質層110が形成される。
なお、半導体ウエーハ20の厚さが厚い場合には、上記集光点Pを段階的に変えて上述したレーザー光線照射工程を複数回実行することにより、複数の変質層110を積層して形成する。
上述したレーザー光線照射工程を半導体ウエーハ10の所定方向に形成されている全てのストリート11に沿って実施する。次に、チャックテーブル36即ち半導体ウエーハ10を90度回動し、半導体ウエーハ10の所定方向に形成されている上記ストリート11と直角に延びるストリート11に沿って上述したレーザー光線照射工程を実施する。
次に、本発明によるレーザー加工装置の他の実施形態について説明する。
この実施形態においては、レーザー光線照射工程の加工条件が次のとおり設定されている。
(1)平面部102の加工条件:
レーザー光線の波長:1064nm
平均出力 :1.2W
集光スポット径 :φ1μm
繰り返し周波数 :80kHz
加工送り速度 :300mm/秒
(2)面取り部101の加工条件:
レーザー光線の波長:1064nm
平均出力 :1.2W
集光スポット径 :φ1μm
連続波 :Qスイッチ522cを開放
加工送り速度 :300mm/秒
即ち、平面部102の加工条件は上述した実施形態と同一であるが、面取り部101の加工する際に制御手段6は上記レーザー光線発振手段522のQスイッチ522cを開放してレーザー光線発振手段522から発振されるレーザー光線を連続波とする。従って、平面部102には上述した実施形態と同様に半導体ウエーハ10の内部にストリート11に沿って変質層110を形成することができる。また、面取り部10には連続波のレーザー光線が照射されるので、エネルギー密度が低いため半導体ウエーハ10は加工されない。従って、レーザー光線照射手段52の集光器524から照射されるレーザー光線の集光点Pが面取り部101の表面付近に位置付けられてもアブレーション加工されることはなく、デブリが発生することはない。
以上のようにして、半導体ウエーハ10の内部にストリート11に沿って変質層110を形成したならば、半導体ウエーハ10は、次工程である分割工程に送られる。この分割工程においては、変質層110が形成されたストリート11に沿って外力を付与することにより、ストリート11に沿って破断され個々のデバイスに分割される。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段の構成を簡略に示すブロック図。 図1に示すレーザー加工装置によって加工されるウエーハとしての半導体ウエーハを示す斜視図。 図3に示す半導体ウエーハの裏面を環状のフレームに装着された保護テープに貼着した状態を示す斜視図。 図4に示す半導体ウエーハが図1に示すレーザー加工装置のチャックテーブルの所定位置に保持された状態における座標との関係を示す説明図。 図1に示すレーザー加工装置によって図3に示す半導体ウエーハに実施するレーザー光線照射工程の説明図。
符号の説明
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
31:案内レール
36:チャックテーブル
37:加工送り手段
374:X軸方向位置検出手段
38:第1の割り出し送り手段
4:レーザー光線照射ユニット支持機構
41:案内レール
42:可動支持基台
43:第2の割り出し送り手段
433:Y軸方向位置検出手段
5:レーザー光線照射ユニット
51:ユニットホルダ
52:レーザー光線照射手段
522:レーザー光線発振手段
522a:レーザー光線発振器
522b:繰り返し周波数設定手段
522c:Qスイッチ
523:出力調整手段
524:集光器
53:集光点位置調整手段
6:制御手段
10:半導体ウエーハ
101:円弧状の面取り部
102:平面部
11:ストリート
12:デバイス
F:環状のフレーム
T:保護テープ

Claims (3)

  1. ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動せしめる加工送り手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対的に移動せしめる割り出し送り手段と、該チャックテーブルのX軸方向位置を検出するX軸方向位置検出手段と、該チャックテーブルのY軸方向位置を検出するY軸方向位置検出手段と、該X軸方向位置検出手段および該Y軸方向位置検出手段からの検出信号に基いて該レーザー光線照射手段と該加工送り手段および該割り出し送り手段を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該レーザー光線照射手段は、ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線を発振するレーザー光線発振器と、該レーザー光線発振器から発振されるレーザー光線のパルスの繰り返し周波数を設定する繰り返し周波数設定手段と、該繰り返し周波数設定手段によって設定された繰り返し周波数に対応して該レーザー光線発振器にゲート信号を出力するQスイッチとを具備しており、
    制御手段は、ウエーハの外周に形成された円弧状の面取り部の座標および該面取り部によって囲繞された平面部の座標を記憶するメモリを備え、該平面部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数はウエーハの加工に適する値に設定し、該面取り部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数は該平面部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数より高い値に設定するように該繰り返し周波数設定手段を制御する、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 該面取り部に照射するパルスレーザー光線の繰り返し周波数は、該平面部に照射するパルスレーザー光線の繰り返し周波数の10倍以上に設定される、請求項1記載のレーザー加工装置。
  3. ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)に相対的に移動せしめる加工送り手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段を加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に相対的に移動せしめる割り出し送り手段と、該チャックテーブルのX軸方向位置を検出するX軸方向位置検出手段と、該チャックテーブルのY軸方向位置を検出するY軸方向位置検出手段と、該X軸方向位置検出手段および該Y軸方向位置検出手段からの検出信号に基いて該レーザー光線照射手段と該加工送り手段および該割り出し送り手段を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該レーザー光線照射手段は、ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線を発振するレーザー光線発振器と、該レーザー光線発振器から発振されるレーザー光線のパルスの繰り返し周波数を設定する繰り返し周波数設定手段と、該繰り返し周波数設定手段によって設定された繰り返し周波数に対応して該レーザー光線発振器にゲート信号を出力するQスイッチとを具備しており、
    制御手段は、ウエーハの外周に形成された円弧状の面取り部の座標および該面取り部によって囲繞された平面部の座標を記憶するメモリを備え、該平面部に照射するレーザー光線のパルスの繰り返し周波数はウエーハの加工に適する値に設定するように該繰り返し周波数設定手段を制御し、該面取り部にレーザー光線を照射する際には該Qスイッチを開放して該レーザー光線発振器から発振されるレーザー光線を連続波とする、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
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