JP4970068B2 - 眼科用レーザ治療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、患者眼にレーザ光を照射して、選択的レーザ線維柱帯形成治療を行う眼科用レーザ治療装置に関する。
レーザ光源内にQスイッチと可視域のレーザ光に波長変換する波長変換素子とを持つNd:YAGレーザを具備し、熱作用による光凝固を生じさせず、Qスイッチにより生成されて出射されるナノ秒オーダの極端に短いパルス幅の可視レーザ光を患者眼の線維柱帯に照射し、線維柱帯に存在する様々な細胞のうち、色素細胞を選択的に除去することで、眼圧降下を促す選択的レーザ線維柱帯形成術(SLT:Selective Laser Trabeculoplasty)を行う装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなSLTは、線維柱帯をレーザ光で熱凝固し、線維柱帯の一部を収縮させて眼圧降下を促すアルゴンレーザ線維柱帯形成術(ALT:Argon Laser Trabeculoplasty)とは異なり、線維柱帯の網目構造に影響を与えないことから、再照射による治療が可能である。
米国特許5549596号
しかし、従来の選択的レーザ線維柱帯形成術(SLT)用の装置は、特許文献1のように、ナノ秒オーダの極端に短いパルス幅の可視レーザ光を出射するためにQスイッチを持つレーザ光源を使用する構成とされ、連続波(CW)レーザ光を出射するレーザ光源を使用するものではなかった。また、この装置は選択的レーザ線維柱帯形成術のレーザ治療装置として専用化されており、他の治療には使用できなかった。
本発明は上記従来装置に問題点に鑑み、Qスイッチの構成を持たない連続波を出射するレーザ光源を使用して、選択的レーザ線維柱帯形成術を可能にする眼科用レーザ治療装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 可視域の治療用のレーザ光を連続波として出射可能な光源と、レーザ光を患者眼へ照射する照射光学系ユニットとを持ち、10ミリ秒以上の照射時間、スポットサイズ及びレーザ出力を含む照射条件の設定によって連続波のレーザ光を患者眼眼底に照射して眼底に凝固斑を形成する眼底光凝固治療が可能な眼科用レーザ治療装置において、患者源へのレーザ光の照射時間を5ミリ秒以下に制限可能であり、前記光源の駆動を制御するか、又は開閉シャッタを制御することにより、レーザ光の照射時間を制限する照射時間制限手段と、患者眼眼底に凝固斑を形成する眼底光凝固治療モードと選択的レーザ線維柱帯形成治療モード(以下、SLT治療モードという)とを切換える治療モード選択手段と、眼底光凝固治療モード及びSLT治療モードに際してレーザ光の照射時間、スポットサイズ、レーザ出力を含む照射条件を設定する照射条件設定手段であって、照射時間は前記SLT治療モードでは5ミリ秒以下の条件を充足し、前記それぞれの治療モードに対応して異なる設定範囲内で照射時間を設定可能であり、SLT治療モードでは、さらに単位面積当たりのエネルギ量が、色素細胞を少なくとも部分的に除去するとともに、組織へのダメージを抑制し、繊維柱帯での房水の排出機能を回復させるために設定された所定範囲で設定可能な照射エネルギ設定手段を有する照射条件設定手段と、該照射条件設定手段で設定された照射条件に基づいて装置の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼科用レーザ治療装置において、前記照射エネルギ設定手段による単位面積当たりのエネルギ量の設定範囲が1.0〜0.85J/cm 2 で設定可能であること特徴とする。

本発明によれば、Qスイッチの構成を持たない連続波を出射するレーザ光源を使用して、選択的レーザ線維柱帯形成術を行える。また、選択的レーザ線維柱帯形成術の専用装置とすることなく、選択的レーザ線維柱帯形成術の治療と光凝固治療とを一つの装置で実現でき、コスト的に有利となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の眼科用レーザ治療装置の外観を示す図であり、図2は、装置の光学系及び制御系を模式的に示した構造図である。
1は眼科用レーザ治療装置本体であり、内部には治療レーザ光を出射する連続波(CW)のレーザ光源70、エイミング光源78等が内蔵される(図2参照)。治療レーザ光には、可視光を用いる。例えば、本実施形態では、532nmの緑色レーザ光を用いる。治療レーザ光には、黄色、橙色、赤色等の可視光域でも長波長側のレーザ光を選択することが好ましい。図示は略すが、レーザ光源70は、励起光源となる半導体レーザ(LD)、レーザ光の媒質となるYAG結晶、結晶中の光を増幅し波長1064nmのレーザ光とする共振器(全反射ミラー、出力ミラー)及び波長1064nmのレーザ光を2倍波の532nmのレーザ光に変換する波長変換素子で構成される。光凝固治療や後述するSLTでは、色素を有した組織や細胞に治療レーザ光の持つエネルギが吸収される方が好ましいため、治療レーザ光として可視レーザ光が使用される。
2はレーザ光の照射条件等を設定入力及び表示するためのコントロール部である。3はレーザ光の照明光学系(導光光学系)や観察光学系を備えるスリットランプデリバリであり、患者眼へ治療レーザ光を照射するための照射光学系ユニット40が取り付けられている。また、5はレーザ光の照射トリガ信号を発信するためのフットスイッチである。6はスリットランプデリバリ3を移動させるためのジョイスティックである。10は、スポット径調節ノブであり、このノブ10が回されることより照射レーザ光のスポット径(直径)が50〜1000μmの間で変更される。
図2は眼科用レーザ治療装置1の光学系及び構成を示した図である。70は治療レーザ光源である。71は治療レーザ光源70からのレーザ光の大部分を透過し一部を反射するビームスプリッタで、ビームスプリッタ71で反射された治療用のレーザ光は、レーザ光の出力を検出する出力センサ73に入射される。
74は第1の安全シャッタであり、フットスイッチ5が踏まれ、治療レーザ光の照射を行う指令がなされたときは、シャッタ駆動装置72の駆動により光路から離脱してレーザ光の通過を可能にする。78はエイミング光用の半導体レーザであり、半導体レーザ78から出射したレーザ光はダイクロイックミラー75により治療レーザ光と同軸にされる。
76は第2の安全シャッタである。安全シャッタ76は、異常時発生等の場合に光路に挿入されてレーザ光を遮断する。なお、安全シャッター74、76の開閉はシャッタセンサによって検知される。77は集光レンズであり、各レーザ光を光ファイバ4の入射端面に集光して入射させる。光ファイバ4により導光された各レーザ光は、スリットランプデリバリ3の照射光学系ユニット40まで導光される。
レーザ光源70が持つ半導体レーザの点灯時間が制御部80(後述する)に制御されることにより、レーザ光の照射時間が制御される。照射時間は、半導体レーザの点灯制御をソフトウエア又は専用の駆動回路を構築することにより0.1ミリ秒以上が可能である。また、半導体レーザの点灯制御に代えて、シャッタ駆動装置72により駆動される安全シャッタ74の開閉時間を制御することにより、レーザ光の照射時間を制御する構成も可能である。制御部80によるレーザ光源70の制御により、レーザ光のパルス化が行われる。
また、レーザ光源70としては半導体レーザ励起によるファイバレーザを使用することもできる。ファイバレーザを使用する場合、ファイバレーザから出射される赤外レーザ光を波長変換素子により可視光に変換する。
照射光学系ユニット40に導光されたレーザ光は、リレーレンズ41、レーザ光のスポットサイズを変更するために光軸方向に移動可能なズームレンズ42、対物レンズ43を介した後、反射ミラー19で反射され、コンタクトレンズ44を経て患者眼Eの患部に照射される。なお、詳細な図示は略すが、照射光学系ユニット40は、スポット径調節ノブ10の回転に伴い、ズームレンズ42を光軸Lに移動させる機構を備えており、レーザ光のスポット径を50〜1000μmまで変更できる。調整ノブ10は、制御部80に接続されるエンコーダ10aに取り付けられており、調整ノブ10の回転量はエンコーダによって制御部80に送られる。制御部80は、エンコーダの信号から現在の設定スポット径を得る。ズームレンズ42と調節ノブ10が、スポットサイズ可変手段となる。50はスリット光を投影するための照明光学系であり、照明光源、コンデンサーレンズ、スリット、投影レンズ等を有する。60は観察光学系であり、対物レンズをはじめ、変倍光学系、保護フィルタ、正立プリズム群、視野絞り、接眼レンズ等を備える。
80は制御部であり、治療レーザ光源70、エネルギモニタ73、半導体レーザ78、シャッタ駆動装置72、シャッタセンサ等が接続される(説明の簡便のため、一部、接続の図示を略す)。制御部80には、前述のコントロール部2が接続されており、コントロール部2のスイッチ類(図3参照)の操作によって、レーザ光源70から出射されるレーザ光のエネルギ量、照射時間(パルス幅、持続時間)等やエイミング光の条件等が設定される。また、コントロール部2では、レーザ光照射のリピートモード、シングルモードの設定及び選択がされる。
図3はコントロール部2の詳細を示す図である。21は治療レーザ光の照射回数を表示するカウンター表示部、22はスポット径を表示するスポット径表示部である。スポット径はスポット径調整ノブ10により50〜1000μmの間で10μmずつ変更可能であり、ノブ10によるスポット径の設定信号が制御部80に入力される。22aは、設定された照射時間やエネルギ量等を加味し、治療に推奨されるスポットサイズの範囲を表示する表示部である。23はレーザ光を照射するに要する照射時間を表示する時間表示部であり、照射時間の設定は照射時間設定スイッチ24にて行われる。23aは、時間表示部23の表示時間の単位が切替わったことを表示する単位表示部である。単位表示部23aには、ミリを表す「m」が点灯表示されう構成となっており、「m」が点灯されれば、時間表示部23の表示単位は「ミリ秒」となり、「m」が消灯されれば、時間表示部23の表示単位は「秒」となる。この表示の切換は、照射時間設定スイッチ24からの信号を受けて、制御部80が行う。時間表示部23及び単位表示部23aで設定可能な照射時間の範囲は、3秒〜100μ秒(0.1ミリ秒)である。25は治療レーザ光の照射出力を表示する出力表示部であり、照射出力の設定は出力設定スイッチ26にて行われる。エイミング光の明るさ調整にはエイミングスイッチ27を使用する。28aはフットスイッチ5が使用されている間、連続して照射する際のレーザ光の照射間隔時間を設定するためのINTERVALスイッチであり、28bは、照射時間間隔時間を表示する照射時間間隔表示部である。この照射間隔時間は、INTERVALスイッチ28aを押すことで、0.1秒〜1.0まで0.1秒単位で変更可能である。29は治療レーザ光照射の可能、不可能の状態を切替えるSTATUSスイッチである。ここで、制御部80及び照射時間設定スイッチ24が、レーザ光の照射時間を5ミリ秒以下、0.1ミリ秒以上の範囲で設定する照射時間設定手段となる(照射時間の範囲については後述する)。なお、照射時間は、予め所定の数値に固定されていてもよい。
次に、レーザ光源70を使用して選択的レーザ線維柱帯形成術[SLT:Selective Laser Trabeculoplasty](以下、SLTという)を説明する。後述する光凝固治療では、照射時間設定の範囲は、10ミリ秒〜3秒とされている。SLTでは光凝固作用に至らない0.1ミリ秒〜5ミリ秒の範囲で設定可能とする。照射出力は、設定した照射時間に合わせて調節する。例えば、0.5W〜2Wの範囲で選択する。また、レーザ光のスポット径も治療の種類等で適宜調整する。SLTでは、300μm〜500μmとする。
以下、SLT用のレーザ照射を行った実験を説明する。レーザ照射条件として、照射時間を1ミリ秒及び5ミリ秒、レーザ出力を0.8〜1.2W、スポット径を300μmで設定した。この設定条件で摘出眼の線維柱帯にそれぞれのレーザ光を照射した後、その照射状態を顕微鏡で観察した。照射時間を1ミリ秒及び5ミリ秒の何れに設定した場合においても、線維柱帯の組織に熱作用による損傷等は見られなかった。選択的に線維柱帯の色素細胞が除去されていると思われる。
次に、上記と同様の条件で、高眼圧症や緑内障を罹患した各々の患者眼に、それぞれのレーザ光を照射し、眼圧の変化を経時的に測定した。その結果、レーザ照射前に比べて患者眼の眼圧低下が見られた。また、レーザ照射部位にアルゴンレーザ線維柱帯形成術(ALT:Argon laser trabeculoplasty)のような熱作用による痕は形成されていなかった。
以上の実験結果から、光凝固治療で使用されるレーザ光源70から出射される可視の連続波レーザ光を5ミリ秒以下の照射時間でパルス化することにより、SLT効果又はそれに類似する効果を得ることが可能であることが分かった。SLTにおいては、線維柱帯が光凝固まで至らないようにするため、照射時間の設定として5ミリ秒より短い1ミリ秒とすることが好ましい。
なお、米国特許5549596号では、Qスイッチを使用したパルスレーザ光源を使用して、5ナノ秒以下の極短パルスレーザによってSLT効果又はそれに類似する効果を得るものである。Qスイッチを使用した極短パルスレーザでは、極短パルスレーザに特有な極短い時間に照射出力が爆発的(メガワットオーダの出力)に増大するため、レーザスポットサイズを大きくすると供に、レーザ光の単位面積当たりのエネルギ量を抑えることで、熱的作用と機械的破壊を生じさせずにSLT効果又はそれに類似する効果を得ている。Qスイッチによりパルス幅を5ナノ秒より多少長くした10ナノ秒台では、極短パルスレーザ特有の照射出力が爆発的に増大する特性が抑えられず、機械的破壊作用が強くなり、組織へのダメージが抑えられないため、この装置は5ナノ秒以下で使用される。
これに対して、本件発明のSLT治療では、光凝固治療で使用されるレーザ光源70から出射される可視の連続波レーザ光を、光凝固で使用される10ミリ秒よりは短く、且つナノ秒オーダより遥かに長い時間である、少なくとも1ミリ秒〜5ミリ秒以下でパルス化することにより、熱作用の光凝固を伴わずに、SLT効果又はそれに類似する効果を達成可能であることが上記の実験により分かった。
それぞれの実験結果からSLT効果又はそれに類似する効果が得られる単位面積当たりのエネルギー量を計算すると、次のように算出できる。総エネルギー量をE(J)、設定したレーザ出力をP(W)、照射時間をd(sec)とすると、E=P・dである。スポットサイズの設定よる照射面積をSとすると、単位面積当たりのエネルギー量D(J/cm2)は、
D=E/S=P・d/S
として計算される。ここで、実験結果ではスポットサイズを直径300μmとしたので、
S=706.5×10-6(cm2
となる。
また、実験で設定した照射時間d=1ミリ秒、d=5ミリ秒と、レーザ出力P=0.8〜1.2(W)として、SLT効果又はそれに類似する効果が得られるエネルギー量Dの幅をそれぞれ計算すると、d=5ミリ秒のとき、
D=5.66〜8.49(J/cm2
であり、d=1ミリ秒のとき、
D=1.13〜1.70(J/cm2
となる。この計算より、可視の連続波レーザ光をパルス化するに際して、単位面積当たりのエネルギー量Dを約1.0〜8.5(J/cm2)の範囲とするように、レーザ出力P、レーザスポットサイズ(照射面積S)及び照射時間dを設定することにより、SLT効果又はそれに類似する効果を生じさせることができる。
照射時間dについては、Qスイッチを使用せずに、上述のようにレーザ光源70の駆動時間又はシャッタ駆動装置72等の開閉時間を制御することにより、1ミリ秒より短い時間0.1ミリ秒まではパルス化が可能である。照射時間dを0.1ミリ秒とするときは、スポットサイズを直径100μmとすれば、単位面積当たりのエネルギー量Dを約1.0(J/cm2)以上とするためには、レーザ出力を0.8W以上の設定で可能となる。光凝固用のレーザ光源70のレーザ出力を上限2.0Wに設定したときのエネルギー量Dは、約2.5(J/cm2)となる。照射時間dを0.5ミリ秒としたときは、スポットサイズを直径200μmとした場合でも、0.6W以上の出力とすることにより、エネルギ量Dを1.0(J/cm2)以上確保できる。
また、SLTでのレーザ光のスポットサイズは、光凝固時より大きい方が好ましく、100μm〜1.0mmの範囲で設定することが好ましい。スポットサイズを1.0mmとしたときは、照射時間dを5ミリ秒とし、出力Pを1.6W以上とすれば、エネルギー量D=1.0(J/cm2)以上を達成できる。スポットサイズとしては、好ましくは300〜500μmである。スポットサイズを500μmとしたときは、出力Pを2.0W、照射時間dを1ミリ秒以上とすれば、エネルギー量D=1.0(J/cm2)以上を達成できる。
連続波のレーザ光をパルス化する照射時間dは、0.1〜5ミリ秒の範囲で設定することが好ましく、さらに好ましくは0.5〜1ミリ秒の範囲で設定する。このとき、単位面積当たりのエネルギー量Dを約1.0〜8.5(J/cm2)の範囲とするように、スポットサイズとレーザ出力Pの関係を設定すればよい。上述のように、スポットサイズの設定は、好ましくは300〜500μmとし、これによりレーザ出力Pの設定可能な範囲を制限するように構成すればよい。
レーザ出力Pやスポットサイズの関係は、図4に示される関係図に基づいて設定すればよい。図4は、照射時間を1ミリ秒としたときのスポットサイズに対するレーザ出力をプロットした図である。図中の曲線Aは、エネルギ量Dを8.5J/cm2としたときのプロットであり、曲線Bは、エネルギ量Dを1.0J/cm2としたときのプロットである。これらのプロットは、先に述べたエネルギ量D、レーザ出力P、照射時間d、照射面積Sの関係式から算出される。直線Cは、レーザ出力が2Wのところにプロットされたものであり、本実施形態の装置におけるレーザ出力(W)の上限値を示している。
これら曲線A,Bで囲まれ(挟まれ)、さらに、直線Cで上限を制限された範囲が、先に示したエネルギ量Dとなるスポットサイズ及びレーザ出力Pの設定範囲となる。このような図に基づいて、本実施形態のSLT治療の手術条件が決定される。例えば、スポットサイズを300μmと設定すると、図から、レーザ出力Pは2.0W以下で、0.7W程度より大きい範囲内で設定すればよいことがわかる。同様に、スポットサイズを400μmとした場合は、2W以下で1.2W程度より大きいレーザ出力Pに設定すればよいことがわかる。
このようにして、照射時間dを設定して、エネルギ量Dの範囲を定め、レーザ出力Pとスポットサイズ(照射面積S)の関係をプロット又は数式化し、エネルギ量Dの範囲内に収まるように、レーザ出力とスポットサイズを決定する。このようにして決定した手術条件に基づいて、SLT治療を行う。
次に、本実施形態の装置を用いたSLT治療の動作を説明する。術者は、照射時間設定スイッチ24により、先に述べたSLT効果又はそれに類似する効果が可能な時間の0.1ミリ秒〜5ミリ秒の範囲で照射時間を設定する。このとき、1ミリ秒、5ミリ秒のように固定的に設定される構成としてもよい。照射時間が1.0ミリ秒で設定されたときは、その照射時間に応じてスポットサイズの推奨値が表示部22aに表示される。また、照射時間(固定の場合も含む)及びスポットサイズが設定されると、レーザ出力Pの推奨値が制御部80により演算され、その値が出力表示部25に表示される。このとき、出力設定スイッチ26にて設定可能なレーザ出力Pの範囲は、1.0〜8.5(J/cm2)のエネルギー量Dを満たすように制御部80により制限される。つまり、制御部80が、エネルギー設定手段となる。制限範囲を超えて出力が設定されたときは、出力表示部25の値が点滅、又は赤色等に変えられ、制御部80に警告がなされる。
次に、STATUSスイッチ29を確認して、照射可能状態とし、患者眼の位置合せを行う。術者はSLT治療用のコンタクトレンズ44を患者眼の前眼部に当接し、固定させる。その後、照明光学系50からの照明光によって照らされた患部を、観察光学系60を通して観察する。術者は線維柱帯に対するエイミング光の照準を観察し、ジョイスティック6を操作して患部への位置合わせを行う。患者眼へのエイミング光の位置調節が完了したら、フットスイッチ5を使用してレーザ光を照射する。フットスイッチ5が踏まれると、制御部80は治療レーザ光源70に、予め設定された照射時間でレーザ光を照射するように指示する。また、制御部80はシャッタ駆動装置72に指示し、安全シャッタ74、76を開く。治療レーザ光が患部に照射され、レーザ光の設定に応じた治療が行われる。
以上のように、Qスイッチの構成を持たない連続波を出射するレーザ光源を使用して、選択的レーザ線維柱帯形成術を行える。また、装置がQスイッチの構成を持たないことにより、連続波のレーザ光の照射時間(時間幅、パルス幅)を治療に応じて設定することが可能となる。
次に、レーザ光源70による光凝固レーザ治療について簡単に説明する。光凝固治療を行う装置としては、特表昭59−14848号公報記載の連続波の可視レーザ光を出射するレーザ光源と、レーザ光の熱作用により光凝固を起す照射時間とレーザ出力を設定する設定手段を具備し、可視レーザ光を設定された照射時間だけ患者眼眼底の網膜、血管等に照射して光凝固治療を行うものが知られている。
術者は、コントロール部2のスイッチ類を用いてレーザ光の照射条件を設定する。光凝固治療では、凝固斑を形成することを目的とするので、SLT治療の場合と比べて長い照射時間の範囲を設定する。このレーザ照射時間は少なくとも10ミリ秒以上、3.00秒以下で設定する。レーザ照射出力は0.05〜2Wで設定可能である。また、スポット径調整ノブ10により治療に適したスポット径を設定する。網膜凝固であれば、平均的に100〜300μmが多く使用される。ここで、制御部80及び照射時間設定スイッチ24が、光凝固治療のためのレーザ光の照射時間を少なくとも0.1秒から1秒の間で変化させる照射時間可変手段となる。また、制御部80と出力設定スイッチ26により、光凝固治療のためのレーザ出力調整手段が構成される。
レーザ照射条件を設定後、術者は眼底光凝固用のコンタクトレンズ44を患者眼の前眼部に当接し、固定させる。その後、照明光学系50からの照明光によって照らされた眼底患部を、観察光学系60を通して観察し、また、エイミング光を観察しながらジョイスティック6を操作して患部への位置合わせを行う。フットスイッチ5が踏まれると、制御部80により予め設定された照射時間で治療レーザ光源70が駆動され、レーザ照射光学系を介して治療レーザ光が患部に照射され、光凝固治療が行われる。
光凝固治療とSLT治療では、照射時間dが異なるので、好ましくは光凝固治療モードとSLT治療モード(選択的レーザ線維柱帯形成治療モード)を選択する治療モード選択スイッチ30(治療モード選択手段)をコントロール部2に設けておく。光凝固治療モードを選択したときは、前述のようにレーザ光の照射時間が10ミリ秒以上で設定可能に制御部80により制限される。一方、SLT治療モードを選択したときは、制御部80によりSLT効果又はそれに類似する効果が可能な時間の0.1ミリ秒〜5ミリ秒の範囲で選択的又は1ミリ秒のように固定的に設定される。例えば、照射時間が1.0ミリ秒で設定されたときは、その照射時間に応じてスポットサイズの推奨値が表示部22aに表示される。また、照射時間(固定の場合も含む)及びスポットサイズが設定されると、レーザ出力Pの推奨値が制御部80により演算され、その値が出力表示部25に表示される。このとき、出力設定スイッチ26にて設定可能なレーザ出力の範囲は、1.0〜8.5(J/cm2)のエネルギー量Dを満たすように制御部80により制限される。制限範囲を超えて出力が設定されたときは、出力表示部25の値が点滅、又は赤色等に変えられ、制御部80に警告がなされる。これにより、SLT治療モードに際しても、光凝固モード時と混同しないように、術者は適切な条件を設定できる。
以上のように、Qスイッチの構成を持たない連続波を出射するレーザ光源を使用して、SLT治療を行える。さらに、光凝固用の可視の連続波レーザ光を出射するレーザ光源70を使用して、照射時間を調節することにより、1つの装置で光凝固治療とSLT治療を行うことができ、コスト的に有利となる。
なお、以上説明した本実施形態では、装置に治療モード選択スイッチ30を設け、光凝固治療とSLT治療を切換える構成としたが、これに限るものではない。治療モード選択スイッチ30を設けず、術者による照射時間の設定によって、光凝固治療とSLT治療を選択する構成としてもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、先に説明した照射条件を満たすレーザ光を用いた治療を選択的レーザ線維柱帯形成術としたが、レーザ照射において、部分的な選択性がある場合も含むものとした。レーザ光の照射された線維柱帯で、色素細胞が全部あるいは部分的に除去され、線維柱帯での房水の排出機能が回復すればよい。
本発明の実施形態であるレーザ治療装置の概略構成図である。 本実施形態のレーザ治療装置の光学系及び制御系を模式的に示した構造図である。 コントロール部2のスイッチ類を説明する図である。 照射時間が1ミリ秒の時のスポットサイズとレーザ出力の関係を示す図である。
符号の説明
2 コントロール部
3 スリットランプデリバリ
10 スポット径調節ノブ
30 治療モード選択スイッチ
40 照射光学系ユニット
50 照明光学系
60 観察光学系
70 レーザ光源
80 制御部

Claims (2)

  1. 可視域の治療用のレーザ光を連続波として出射可能な光源と、レーザ光を患者眼へ照射する照射光学系ユニットとを持ち、10ミリ秒以上の照射時間、スポットサイズ及びレーザ出力を含む照射条件の設定によって連続波のレーザ光を患者眼眼底に照射して眼底に凝固斑を形成する眼底光凝固治療が可能な眼科用レーザ治療装置において、
    患者源へのレーザ光の照射時間を5ミリ秒以下に制限可能であり、前記光源の駆動を制御するか、又は開閉シャッタを制御することにより、レーザ光の照射時間を制限する照射時間制限手段と、
    患者眼眼底に凝固斑を形成する眼底光凝固治療モードと選択的レーザ線維柱帯形成治療モード(以下、SLT治療モードという)とを切換える治療モード選択手段と、
    眼底光凝固治療モード及びSLT治療モードに際してレーザ光の照射時間、スポットサイズ、レーザ出力を含む照射条件を設定する照射条件設定手段であって、照射時間は前記SLT治療モードでは5ミリ秒以下の条件を充足し、前記それぞれの治療モードに対応して異なる設定範囲内で照射時間を設定可能であり、SLT治療モードでは、さらに単位面積当たりのエネルギ量が、色素細胞を少なくとも部分的に除去するとともに、組織へのダメージを抑制し、繊維柱帯での房水の排出機能を回復させるために設定された所定範囲で設定可能な照射エネルギ設定手段を有する照射条件設定手段と、
    該照射条件設定手段で設定された照射条件に基づいて装置の動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  2. 請求項1の眼科用レーザ治療装置において、前記照射エネルギ設定手段による単位面積当たりのエネルギ量の設定範囲が1.0〜0.85J/cm 2 で設定可能であること特徴とする眼科用レーザ治療装置。
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