JP2007261571A - オーディオコンポーネント取り付けシステム - Google Patents

オーディオコンポーネント取り付けシステム Download PDF

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Abstract

【課題】
複雑で大きくで重いオーディオシステムが自動車の衝突の際に乗員に加える力を低減するのを手助けするシステムを提供すること。
【解決手段】
自動車部品の取り付けシステムを開示する。該システムはシャーシと少なくとも1つの振動減衰要素とから成る。振動減衰要素は、オーディオコンポーネントを支持及び固定した状態でシャーシ内に取り付けられている。振動減衰要素はスロットを有しており、該スロットは、オーディオコンポーネントに連結されている締結部品を収容する。該締結部品は、オーディオコンポーネントを第1位置に固定しており、予め定められた荷重によってスロットに沿って並進移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車に関し、詳しくは、自動車のオーディオコンポーネント取り付けシステムに関する。
自動車には、多くの種類のオーディオシステムとオーディオコンポーネントとを取り付けることができる。基本的なオーディオシステムは、AM/FMラジオ及び拡声器と同じ位に単純なものである。精巧に作られたオーディオシステムには、カセットテープ、コンパクトディスク(CD)、そして、時にはDVDを含む多くの種類の媒体を再生する機能を持つものもある。典型的には、少なくともいくつかのオーディオコンポーネント又はオーディオシステムの少なくとも一部は、自動車の前側にあるインストルメントパネルに予め形成された開口内に取り付けられており、運転席及び助手席からアクセスすることができるようになっている。
自動車の衝突の際、自動車内の各部品には機械的な荷重が掛かる。従って、大抵の自動車の場合、その設計は、自動車部品に及ぼされる機械的な荷重の影響が考慮された設計となっており、その結果、衝突時における自動車の全体的な性能を予測できる。
AM/FMラジオ等の単純なオーディオコンポーネントは比較的軽量で可撓性があるので、自動車に用いられる単純なオーディオシステムは、一般的に、自動車の衝突の際に、その自動車の全体的な性能には大きな影響を及ぼすことはない。しかし、オーディオシステムが複雑になるにつれて、オーディオコンポーネントは大きくて重くなり、そして固くなっている。これらの複雑なオーディオコンポーネントは、自動車の衝突の際に、あまり複雑ではないオーディオコンポーネントとは違った反応を示すことがある。
複雑であるが故に大きくて重いオーディオシステムの場合は、自動車の衝突の際に、乗員に掛かる荷重と力が大きいことが一般的に分かっている。これらの複雑なシステムは質量が大きいために、システム全体としての移動ができず、荷重又は力の伝達を行うための要件を満たしていない。複雑で大きくで重いオーディオシステムが自動車の衝突の際に乗員に加える力を低減するのを手助けするシステムが必要である。
1の概念において、本発明は取り付けシステムを提供している。該取り付けシステムは、シャーシと、少なくとも1つの振動減衰要素と、から成る。振動減衰要素は、オーディオコンポーネントを支持及び固定する状態でシャーシ内に取り付けられている。振動減衰要素はスロットを有しており、該スロットは、オーディオコンポーネントに接続されている締結部品を収容している。締結部品は、オーディオコンポーネントを第1位置に固定し、スロットに沿って並進移動しながら、オーディオコンポーネントが予め定められた荷重によってシャーシ内で並進移動を行うようにする。
他の概念において、予め定められた荷重は衝撃から成る。
他の概念において、スロットは閉じたスロットである。
他の概念において、スロットは開放したスロットである。
他の概念において、スロットは鍵穴状のスロットである。
他の概念において、振動減衰要素は複数あり、複数の振動減衰要素の各々は、更に、隆起した陸部と、隆起した陸部に接続されておりシャーシに固定されている少なくとも1つの足部と、から成る。スロットは、隆起した陸部の少なくとも一部において延びている。
他の概念において、複数の振動減衰要素の各々は、概ね台形状の断面を有している。
他の概念において、本発明は取り付けシステムを提供している。該取り付けシステムは、オーディオコンポーネントと、シャーシと、少なくとも1つの振動減衰要素と、少なくとも1つの位置決めタブと、から成る。該シャーシは、インストルメントパネルに予め形成された開口内に取り付けられるようになされている。振動減衰要素は、シャーシとオーディオコンポーネントとの間で配設されている。該振動減衰要素は、少なくとも1つの締結部品用スロットを有しており、該締結部品用スロットは、少なくとも1つの締結部品を収容するように形成されており、該締結部品は、オーディオコンポーネントと振動減衰要素とを互いに対応させている。位置決めタブは、オーディオコンポーネントに接続されており、シャーシと設置位置にあるオーディオコンポーネントとの間に配設されている。締結部品用スロットは、オーディオコンポーネントが予め定められた荷重によってシャーシ内で並進移動できるようにする。
他の概念において、予め定められた荷重は衝撃から成る。
他の概念において、締結部品用スロットは複数あり、複数の締結部品用スロットは開放したスロットである。
他の概念において、振動減衰要素は、更に、隆起した陸部と、隆起した陸部に接続されておりシャーシに固定されている少なくとも1つの足部と、から成る。締結部品用スロットは、隆起した陸部の少なくとも一部において延びている。
他の概念において、位置決めタブは、オーディオコンポーネントを設置位置に向けて弾性的に付勢している。
他の概念において、オーディオコンポーネントには少なくとも1つの取り付けブラケットが接続されており、取り付けブラケットはオーディオコンポーネントと振動減衰要素との間に位置しており、もって、締結部品用スロットに挿入された締結部品は、取り付けブラケットに形成された対応する穴を通過している。
他の概念において、取り付けブラケットは位置決め部を備えている。
他の概念において、本発明は、自動車のオーディオコンポーネントの衝撃を吸収する方法を提供しており、該方法は、オーディオコンポーネントを少なくとも1つの振動減衰体に取り付けるステップと、振動減衰体をシャーシ上に取り付けるステップと、自動車のインストルメントパネルに予め形成された開口内にシャーシを設置するステップと、所定の衝撃荷重に対応して、オーディオコンポーネントを振動減衰体に対して並進移動させるステップと、から成る。
他の概念において、前記所定の衝撃荷重は衝撃である。
他の概念において、振動減衰体にはスロットが形成されており、該スロットは、振動減衰体に対するオーディオコンポーネントの並進移動を容易にする。
他の概念において、オーディオコンポーネントには締結部品が対応しており、締結部品は、オーディオコンポーネントの並進移動の際、振動減衰体のスロット内をスライドするように形成されている。
他の概念において、オーディオコンポーネントには締結部品が対応しており、締結部品は、オーディオコンポーネントの並進移動の際、振動減衰体のスロット内をスライドするように形成されている。
本発明において、上記以外のシステム、方法、特徴及び効果は、当業者が以下の詳細な説明及び添付の図面を考慮することで明確となる。上記以外のシステム、方法、特徴及び効果は以下の詳細な説明及び本欄、即ち、発明の開示の蘭の記載に含まれて、本発明の範囲内にあり、そして、特許請求の範囲によって保護されている。
以下の詳細な説明及び添付の図面を参照すれば、本発明を良く理解することができる。図面に示された部品は必ずしも一定の縮尺で示されているわけではなく、本発明の原理を説明する際に強調して示されている。更に、図面において、異なる図に示された互いに対応する部品には、類似の参照数字が付されている。
図1は、本発明の1実施例における取り付けシステムの斜視図である。取り付けシステム全体は参照番号10で示されている。取り付けシステム10は、図1の想像線で示されたオーディオコンポーネント12の取り付けに特に使用される。図1の取り付けシステム10の構成部品の連結状態は、取り付けシステム10の分解斜視図である図2にも示されている。以下で更に詳細に説明するが、本実施例において、取り付けシステム10及び該システムに取り付けられたオーディオコンポーネント12は、好ましくは、自動車、詳しくは、自動車のインストルメントパネルに予め形成された開口内に設置される。
本書で使用されるように、“オーディオコンポーネント”という用語は、自動車に設置可能なオーディオコンポーネントを意味しており、このオーディオコンポーネントには、AMラジオ受信機、FMラジオ受信機及び衛星ラジオ受信機、CDプレーヤ、マルチCDチェンジャ、デジタルオーディオプレーヤ、及びカセットテープデッキが含まれる。更に、オーディオ設備と共に、即ち、オーディオ設備と並んでインストルメントパネルに設置可能な他の設備も本書においては説明の便宜上オーディオコンポーネントであるとみなす。例えば、DVDプレーヤ、衛星航法システム、ディスプレイモニタ等がとりわけ本書おいては説明の便宜上オーディオコンポーネントであるとみなす。以下で詳細に説明するが、本発明のオーディオコンポーネント取り付けシステムは、予め定められた荷重によってインストルメントパネルに対して並進移動するように設計されたコンポーネントに適用可能である。
取り付けシステム10は、とりわけ、シャーシ14から成る。シャーシ14は金属等の材料で形成されることが好ましいが、プラスチック等の他の材料で形成されていてもよい。シャーシ14は、オーディオコンポーネント12を取り付けて保持するために使用される。シャーシ14は、図1において特定の構造を有するものとして示されているが、取り付けシステム10を使用してオーディオコンポーネント12が取り付けられれば、どのような構造或いは複数の要素の組み合わせであってもよい。
シャーシ14及びオーディオコンポーネント12のサイズ及び両者の相対的なサイズは、実施例によって異なっていてもよい。シャーシ14は、概して、標準サイズのものであり、オーディオコンポーネント12は、シャーシ14内に嵌るサイズを有している。一例では、オーディオコンポーネントのサイズの基準はDIN(ドイツ工業規格)の基準であり、DINは、高さが50mmで幅が180mmの各オーディオコンポーネントの目に見える部分の寸法を規格している。また、オーディオコンポーネントは、共通して“ダブルDIN”基準のものになっており、通常、高さが100mmで幅が180mmである。しかし、シャーシ14及びオーディオコンポーネント12のサイズは、特定の基準に従わなくてもよい。
オーディオコンポーネント12をシャーシ14に取り付けるために、取り付けブラケット16、18は、オーディオコンポーネント12の下側に固定されている。実施の形態次第では、溶接、接着剤、取り外しの効かない締結部品、又は他の手段によって、取り付けブラケット16、18をオーディオコンポーネント12の下側に固定してもよい。図1には2つの取り付けブラケット16、18が示されているが、他の実施例においては、使用可能な取り付けブラケットの数は任意であり、これら任意の数の取り付けブラケットは、オーディオコンポーネント12の取り付けに有用であれば、そのサイズ及び特徴は任意である。或いは、取り付けブラケット16、18をオーディオコンポーネント12に固定する代わりに、適切な取り付け構造体をオーディオコンポーネントの本体と一体的に形成することができる。
取り付けブラケット16、18の構造は図1及び図2、また、図3にも示されている。図3はオーディオコンポーネント12の下側の平面図である。図示された実施例において、第1取り付けブラケット16は、第1締結部品用穴20と、第2締結部品用穴24と、を有している。第1締結部品用穴20は、オーディオコンポーネント12と係合する第1締結部品22に対応している。第2締結部品用穴24は、オーディオコンポーネント12と係合する第2締結部品26に対応している。第2取り付けブラケット18は、2つの締結部品用穴28、32を有している。これらの2つの穴28、32は、オーディオコンポーネント12と係合する締結部品30、34にそれぞれ対応する。従って、締結部品22、26、30、34の作用によって、取り付けブラケット16、18はオーディオコンポーネント12に固着される。
図示された実施例における各取り付けブラケット16、18は、締結部品用穴20、24、28、32の他に、少なくとも1つの位置決め部を備えている。詳しくは、第1取り付けブラケット16は2つの位置決め部36、38を備えており、第2取り付けブラケット18は2つの位置決め部40、42を備えている。図示された実施例において、位置決め部36、38、40、42は、取り付けブラケット16、18内にプレス成形又はパンチによって成形された実質的に半球状のドームとなっている。位置決め部36、38、40、42は、オーディオコンポーネント12の下側に形成された半球状のくぼみ44、46、48、50に対応している。半球状のくぼみ44、46、48、50は、図2の分解図に示されている。位置決め部36、38、40、42は、オーディオコンポーネント12を取り付けブラケット16、18に固定するときに、取り付けブラケット16、18をオーディオコンポーネント12に対して位置決めする作業を手助けする。他の実施例においては、位置決め部36、38、40、42は、取り付けブラケット16、18及びオーディオコンポーネント12の位置決めを手助けするノッチ形状、スロット形状、或いはその他の形状でもよい。若しくは、位置決め部36、38、40、42は無くてもよい。取り付けブラケット16に接続又は取り付けブラケット16と一体的に形成されているのは、以下で詳細に説明する位置決めタブ52である。
図1及び図2に示されるように、オーディオコンポーネント12の取り付けブラケット16、18は、振動減衰要素54、56を介してシャーシ14に取り付けられている。各振動減衰要素54、56は、レール状の構造体であり、対応する取り付けブラケット16、18に概ね平行であり、オーディオコンポーネント12の幅に沿って延びている。振動減衰要素54、56は、隆起した陸部58、60と、フランジ類似の1つ又は2つの足部62、64、66と、を備えている。第1振動減衰要素54と第2振動減衰要素56との違いは、第1振動減衰要素54は1つの足部62しか有していないが、第2振動減衰要素56は2つの足部64、66を有しており、該2つの足部64、66は、それぞれ、陸部60の各側部に配置されている。足部62、64、66は、振動減衰要素54、56の幅方向端部に近いシャーシ14の部分に連結されている。しかし、他の実施例において、第1及び第2振動減衰要素54、56は同じ構造でもよい。振動減衰要素54、56は、更に、位置決め部68、70、72、74を備えており、該位置決め部68、70、72、74は、振動減衰要素54、56と対応する取り付けブラケット16、18とをそれぞれ整列させるのを手助けする。
隆起した陸部58、60の適切な位置において、締結部品用スロット76、78、80、82が形成されており、該スロット76、78、80、82の位置は、取り付けブラケット16、18に形成された締結部品用開口84、86、88、90の位置と対応している。図2に示されるように、締結部品92、94、96、98は、締結部品用スロット76、78、80、82及び締結部品用開口84、86、88、90を通ることによって、振動減衰要素54、56の陸部58、60と取り付けブラケット16、18とを挿通して、振動減衰要素54、56と取り付けブラケット16、18とを互いに固定する。締結部品92、94、96、98は、ボルト、ねじ、リベット、或いはその他の種類の締結部品でもよい。更に、振動減衰要素54、56は、それぞれの足部62、64、66に穴71、73、75、77、79、81を備えており、これらの穴71、73、75、77、79、81は、締結部品59、61、63、65、67、69と係合して振動減衰要素54、56をシャーシ14に接続する。締結部品の数及び配置のパターンは任意であるが、図示された実施例においては、各足部には2つの締結部品が提供されている。
図4は、第1振動減衰要素54の斜視図であり、該振動減衰要素54の締結部品用スロット76、78を示している。図4に示されるように、締結部品用スロット76、78は、陸部58の少なくとも一部において延びていることが好ましく、図示された実施例では、足部62にまで延びている。しかし、他の実施例においては、締結部品用スロット76、78は陸部58のみに形成されていてもよい。締結部品用スロット76、78は、第1振動減衰要素54の長さ方向に少なくとも概ね直交する方向に向いていることが好ましく、もって、スロット76、78は、振動減衰要素54がシャーシ14に設置されるとき、概ね前後方向に延びる。しかし、他の実施例においては、スロット76、78は他の方向に向いていてもよい。第1振動減衰要素54の締結部品用スロット76、78は両端が閉ざされていることが好ましいが、他の実施例においては、一端或いは両端が開放されていてもよい。
図5は、第2振動減衰要素56の斜視図である。上述したように、第2振動減衰要素56は、2つの足部64、66を有しており、それぞれ、中央の隆起した陸部60の各側部に隣接している。第2振動減衰要素56は、また、少なくとも2つの締結部品用スロット80、82を備えているが、第1振動減衰要素54とは異なり、第2振動減衰要素56の締結部品用スロット80、82は開放したスロットとなっている。即ち、図5に示されるように、締結部品用スロット80、82は、一端が閉ざされており、他端が開放している概ね長尺なスロットである。締結部品用スロット80、82は、第2振動減衰要素56の長さ方向に少なくとも概ね直交する方向に向いていることが好ましく、もって、第2振動減衰要素56がシャーシ14に設置されるとき、締結部品用スロット80、82は概ね前後方向に延びている。しかし、他の実施例において、締結部品用スロット80、82は、他の方向に向いていてもよい。
従って、上述の構成により、オーディオコンポーネント12は、取り付けブラケット16、18に固定され、該取り付けブラケットは、第1及び第2振動減衰要素54、56にそれぞれ取り付けられる。振動減衰要素54、56はシャーシ14に取り付けられている。以下で詳細に説明するが、シャーシ14自体は自動車内に取り付け可能である。
図4及び図5に特に示されているように、振動減衰要素54、56は、側方又は断面で見たとき、概ね台形の形状であり、第1振動減衰要素54は一部台形形状となっている。第1及び第2振動減衰要素54、56は、完全に硬い材料ではなく、多少弾性のある材料で構成されることが好ましい。従って、自動車が凸凹のある道路を走行する場合に起こり得るようなシャーシ14が振動の影響を受けた場合、振動減衰要素54、56の弾性機能は、シャーシ14の振動を減衰させて、該振動がオーディオコンポーネント12に到達することを防止することを手助けする。
上述の締結構造によって、オーディオコンポーネント12は大抵の状況下ではシャーシ14内でほぼ固定された状態を維持している。しかし、本発明の実施例における取り付けシステム10及びその他の取り付けシステムの効果は、オーディオコンポーネント12は予め定められた荷重によってシャーシ14内を並進移動即ちスライドできることである。振動減衰要素54、56が締結部品用穴ではなくて締結部品用スロット76、78、80、82を備えているので、取り付けシステム10を用いれば、オーディオコンポーネント12は並進移動即ちスライドすることが可能となる。図1に示されるように、好ましくはオーディオコンポーネント12は、少なくとも1つの寸法において、シャーシ14よりも小さくなっており、オーディオコンポーネントがスライドする余地を与えている。
オーディオコンポーネント12をシャーシ14内で並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重は、あらゆるレベルの機械的な荷重でもよい。しかし、好適な実施例において、オーディオコンポーネントを並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重は、オーディオコンポーネント12に掛かる特定レベルの衝撃力即ち衝突力であると定義される。例えば、取り付けシステム10を使用して取り付けられているオーディオコンポーネント12に対して乗員の頭が特定の予め定められた荷重でもって衝撃を加えた場合、オーディオコンポーネント12は、該衝撃を吸収して衝撃力を無くすために、後方に並進移動する。従って、より大きくて重くそして固いが故に衝突安全性基準を満たす特定の対策が求められるオーディオコンポーネントに対して取り付けシステム10を使用すると特に有効である。例えば、取り付けシステム10は、米国のFMVSS 201 基準(連邦自動車安全基準201、内部における衝突時の乗員保護(Federal Motor Vehicle Standard 201:Occupant protection in interior impact)37 C.F.R.§571.201 (2004))を満たすように使用されていてもよい。
“並進移動”及び“スライド”という用語は、予め定められた荷重に対する取り付けシステム10及びオーディオコンポーネント12の反応に対して使用される用語であるが、予め定められた荷重に対する取り付けシステム10及びオーディオコンポーネント12の反応には、該荷重を減衰又は消滅させるように作用するあらゆる種類の動作、変形、又は機械的な反応も含まれる。取り付けシステム10は、予め定められた荷重に対する動作及び/又は変形を容易にさせるが、該荷重に対する実際の反応は、荷重の大きさ及び該荷重の作用形態に依存する。
取り付けシステム10の他の部品も衝撃力の吸収を手助けすることができる。図1及び図2に示された既述の位置決めタブ52は、オーディオコンポーネント12とシャーシ14の後壁15との間に配設されるように、オーディオコンポーネント12の第1取り付けブラケット16に接続或いは該ブラケット16に一体的に形成されている。オーディオコンポーネント12をシャーシ14内に設置及び取り付ける際に、位置決めタブ52は、オーディオコンポーネント12を確実に適切に配置するのを手助けする。位置決めタブ52は、弾性を有しており、もって、オーディオコンポーネント12が後方に並進移動する場合、位置決めタブ52は、衝撃力を少なくともある程度吸収する。しかしながら、該位置決めタブ52は、弾性体として記載されてはいるが、その弾性の程度は実施例ごとに異なることは理解されたい。ある実施例においては、位置決めタブ52は、通常の状況下ではオーディオコンポーネント12を所定の位置に維持し、規定の状況下においてはエネルギーを吸収するために単純に変形できる。
締結部品用スロット76、78、80、82を使用すれば、取り付けブラケット16、18を振動減衰要素54、56に固定する締結部品92、94、96、98に加えられるトルクの量を特定することによって、オーディオコンポーネントを並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重を構成する衝撃力又は衝突力の量を決定することができる。当業者は理解しているように、締結部品92、94、96、98は、締結部品用スロット76、78、80、82内をスライドするのを摩擦力によって妨げられている。摩擦力の量即ちレベルは、締結部品92、94、96、98に加えられるトルク量と、締結部品92、94、96、98と締結部品用スロット76、78、80、82との間の摩擦係数と、によって決定される。必要であれば、振動減衰要素54、56は、規定の条件下における力のレベルをより正確に制御するために、特定の摩擦係数を有するように構成されることも可能である。
取り付けシステム10に使用される締結部品用スロット76、78、80、82は、図4及び図5に示される単に長尺で閉塞及び開放されたスロットである必要はない。多数のスロット形状を取り付けシステム10に用いることができ、その各スロット形状には独自の効果がある。例えば、図6は鍵穴状スロット83を示している。鍵穴状スロット83の場合、締結部品は、スロット83の全長部分の一部である小さな部分83内に最初は閉じこめられている。しかし、予め定められた荷重が該スロット83を変形させて効果的に長くさせて、小さな部分85内にそれまでは閉じこめられていた締結部品をスロット83の全長分だけ並進移動させる。
上述の記載は、取り付けシステム10が1つのオーディオコンポーネント12に適用される例についての記載である。しかし、本発明の実施例における取り付けシステムは、多数のオーディオコンポーネントにも適用可能である。
図7は、自動車のインストルメントパネルに予め形成された開口100の側断面図であり、いくつかのオーディオコンポーネント102、104、106がそれぞれ対応するシャーシ108、110、112内に本発明の実施例における取り付けシステム114、116、118によって取り付けられている。取り付けシステム114、116、118の各々は、上記取り付けシステム10と同様である。取り付けシステム114、116、118は互いに実質的に同じであり、取り付けシステム10と実質的に同じものとして示されているが、該取り付けシステム114、116、118は、それぞれ対応するオーディオコンポーネント102、104、106を固定するために必要或いは望ましいとみなされる特徴を有していてもよく、また、互いに異なっていてもよい。例えば、取り付けシステム114、116、118は、オーディオコンポーネント102、104、106の種類次第で、1つ或いは2つの足部を備える同じ或いは互いに異なる複数の振動減衰要素を使用することができる。しかし、各取り付けシステム114、116、118に使用される特定の要素に関係なく、図7に示される構成の1つの有効な効果は、オーディオコンポーネント102、104、106の各々が独立して取り付けられることと、オーディオコンポーネント102、104、106の各々には予め定められた個々のレベルの荷重が与えられ、各オーディオコンポーネントが並進移動、スライド又は該荷重に個々に反応できることである。
図7は、シャーシ14、108、110、112を自動車内に取り付ける構造体の概略を示している。好ましくは、予め形成された開口100は、自動車のインストルメントパネルに予め形成された開口である。予め形成された開口100はプラスチック、発泡体、金属を含む従来の材料で形成され、構造的な部材と装飾用のパネリング(paneling)との組み合わせで構成されていてもよい。各シャーシ14、108、110、112は、周知の様式で予め形成された開口100内に取り付け可能である。
ある実施例においては、オーディオコンポーネントは振動減衰要素に直接取り付けられているので、取り付けブラケットは不要となる。振動減衰要素は、オーディオコンポーネントと一緒に並進移動するように、好ましくは、オーディオコンポーネントに固定されている。振動減衰要素は、また、シャーシ504内で並進移動できるように該シャーシに締め付けられている。
図8は、本発明の一実施例における取り付けシステムの分解図であり、該システム全体は参照番号200で示されている。取り付けシステム200は、図8に示されるオーディオコンポーネント202を取り付けるために特に適用される。以下で詳細に説明するが、一実施例において、取り付けシステム200及び該システムに取り付けられたオーディオコンポーネント202は、自動車、詳しくは、自動車のインストルメントパネルに予め形成された開口に設置されることが好ましい。
本書で使用されるように、“オーディオコンポーネント”という用語は、自動車に設置可能なオーディオコンポーネントを意味しており、このオーディオコンポーネントには、AMラジオ受信機、FMラジオ受信機及び衛星ラジオ受信機、CDプレーヤ、マルチCDチェンジャ、デジタルオーディオプレーヤ、及びカセットテープデッキが含まれる。更に、オーディオ設備と共に、即ち、オーディオ設備と並んでインストルメントパネルに設置可能な他の設備も本書においては説明の便宜上オーディオコンポーネントであるとみなす。例えば、DVDプレーヤ、衛星航法システム、ディスプレイモニタ等がとりわけ本書おいては説明の便宜上オーディオコンポーネントであるとみなす。以下で詳細に説明するが、本発明のオーディオコンポーネント取り付けシステムは、予め定められた荷重によってインストルメントパネルに対して並進移動するように設計されたコンポーネントに適用可能である。
取り付けシステム200は、とりわけ、シャーシ204から成る。シャーシ204は金属等の材料で形成されることが好ましいが、プラスチック等の他の材料で形成されていてもよい。シャーシ204は、オーディオコンポーネント202を取り付けて保持するために使用される。シャーシ204は、図8においては特定の構造を有するものとして示されているが、取り付けシステム200を使用してオーディオコンポーネント202が取り付けられれば、どのような構造或いは複数の要素の組み合わせでもよい。
シャーシ204及びオーディオコンポーネント202のサイズ及び両者の相対的なサイズは、実施例によって異なっていてもよい。シャーシ204は、概して、標準サイズのものであり、オーディオコンポーネント202は、シャーシ204内に嵌るサイズを有している。一例では、オーディオコンポーネントのサイズの基準はDINの基準であり、DINは、高さが50mmで幅が180mmの各オーディオコンポーネントの目に見える部分の寸法を規格している。また、オーディオコンポーネントは、共通して“ダブルDIN”基準のものになっており、通常、高さが100mmで幅が180mmである。しかし、シャーシ204及びオーディオコンポーネント202のサイズは、特定の基準に従わなくてもよい。
オーディオコンポーネント202をシャーシ204に取り付けるために、第1振動減衰要素217及び第2振動減衰要素219は、オーディオコンポーネント202の下側に固定されている。実施の形態次第では、溶接、接着剤、取り外しの効かない締結部品、又は他の手段によって、第1振動減衰要素217及び第2振動減衰要素219をオーディオコンポーネント12の下側に固定してもよい。図8には2つの振動減衰要素217、219が示されているが、他の実施例においては、使用可能な振動減衰要素の数は任意であり、これらの振動減衰要素には様々なサイズ及び形状の振動減衰要素が含まれる。
この実施例において、第1振動減衰要素217及び第2振動減衰要素219は、レール状の構造体であり、オーディオコンポーネント202の幅に沿って延びている。第1振動減衰要素217は第1の隆起した陸部258を備えている。第2振動減衰要素219は第2の隆起した陸部260を備えている。第1振動減衰要素217は第1足部262を備えている。第2振動減衰要素219は第2足部264及び第3足部266を備えている。第1振動減衰要素217と第2振動減衰要素219との違いは、第1振動減衰要素217は1つの足部262しか有していないが、第2振動減衰要素219は2つの足部264、266を有しており、該2つの足部264、266は、それぞれ、陸部260の各側部に配置されている。しかし、他の実施例において、第1及び第2振動減衰要素217、219は同じ構造でもよい。
第1振動減衰要素217及び第2振動減衰要素219の構造は、図8及び図9に示されており、図9は、オーディオコンポーネント202の下側の平面図である。図示された実施例において、第1振動減衰要素217は、第1締結部品222に対応する第1の締結部品用穴220を有している。該第1締結部品222は、第1オーディオ固定穴221にてオーディオコンポーネント202と係合する。好ましくは、第1振動減衰要素217は、第2締結部品226に対応する第2の締結部品用穴224を備えている。第2締結部品226は、第2オーディオ固定穴225にて、オーディオコンポーネント202と係合している。第2振動減衰要素219は、第3締結部品230に対応する第3締結部品用穴228を有している。該第3締結部品230は、第3オーディオ固定穴229にてオーディオコンポーネント202と係合する。好ましくは、第2振動減衰要素219は、第4締結部品234に対応する第4締結部品用穴232を備えている。第4締結部品234は、第4オーディオ固定穴233にて、オーディオコンポーネント202と係合している。従って、締結部品222、226は、第1振動減衰要素217をオーディオコンポーネント202に固定するために使用され、締結部品230、234は、第2振動減衰要素219をオーディオコンポーネント202に固定するために使用される。
第1振動減衰要素217及び第2振動減衰要素219は、締結部品用穴220、224、228、232の他に、少なくとも1つの位置決め部を任意で備えることができる。詳しくは、第1振動減衰要素217は2つの位置決め部236、238を備えており、第2振動減衰要素219は2つの位置決め部240、242を備えている。図示された実施例において、位置決め部236、238、240、242は、第1振動減衰要素217及び第2振動減衰要素219にプレス成形又はパンチによって成形された実質的に半球状のドームとなっている。位置決め部236、238、240、242は、オーディオコンポーネント202の下側に形成された半球状のくぼみ244、246、248、250に対応している。半球状のくぼみ244、246、248、250は、図8の分解図に示されている。位置決め部236、238、240、242は、オーディオコンポーネント202を振動減衰要素217、219に取り付けるときに、振動減衰要素217、219をオーディオコンポーネント202に対して位置決めする作業を手助けする。他の実施例においては、位置決め部236、238、240、242は、振動減衰要素217、219をオーディオコンポーネント202に対して位置決めを手助けするノッチ形状、スロット形状、或いはその他の形状でもよい。若しくは、位置決め部236、238、240、242は無くてもよい。
図8に示されるように、第1締結部品292及び第2締結部品294は、第1締結部品用スロット276及び第2締結部品用スロット278を通ることによって第1振動減衰要素217の陸部258に挿通される。第3締結部品296及び第4締結部品298は、第3締結部品用スロット280及び第4締結部品用スロット282を通ことによって第2振動減衰要素219の第2の陸部260に挿通される。締結部品292、294、296、298は、シャーシ穴201、203、207、209内に挿入されている。締結部品用スロット276、278は、好ましくは、陸部258の少なくとも一部において延びており、また、図示された実施例においては、第1足部262にまで延びている。しかし、他の実施例では、締結部品用スロット276、278は、陸部258においてのみ形成されていてもよい。締結部品用スロット276、278は、第1振動減衰要素217の長さ方向に少なくとも概ね直交する方向に向いていることが好ましく、もって、スロット276、278は、第1振動減衰要素217がシャーシ204に設置されるとき、概ね前後方向に延びる。しかし、他の実施例においては、締結部品用スロット276、278は他の方向に向いていてもよい。第1振動減衰要素217の締結部品用スロット276、278は両端が閉ざされていることが好ましいが、他の実施例においては、一端或いは両端が開放されていてもよい。
図8に示されるように、第2振動減衰要素219は、第2足部264及び第3足部266を有しており、それぞれ、中央の隆起した第2の陸部260の各側部に隣接している。第2振動減衰要素219は、また、第3締結部品用スロット280及び第4締結部品用スロット282を備えているが、第1振動減衰要素217とは異なり、第2振動減衰要素219の締結部品用スロット280、282は開放したスロットとなっている。即ち、図8に示されるように、締結部品用スロット280、282は、一端が閉ざされており、他端が開放している概ね長尺なスロットである。締結部品用スロット280、282は、第2振動減衰要素219の長さ方向に少なくとも概ね直交する方向に向いていることが好ましく、もって、第2振動減衰要素219がシャーシ204に設置されるとき、締結部品用スロット280、282は概ね前後方向に延びている。しかし、他の実施例において、締結部品用スロット280、282は他の方向に向いていてもよい。
第1締結部品292は第1シャーシ穴201内に挿入されている。第2締結部品294は第2シャーシ穴203内に挿入されている。第3締結部品296は第3シャーシ穴207内に挿入されている。第4締結部品298は第4シャーシ穴209内に挿入されている。このようにして、振動減衰要素217、219はシャーシ204に取り付けられている。締結部品292、294、296、298は、ボルト、ねじ、リベット、或いはその他の種類の締結部品でもよい。
従って、以上の構成により、オーディオコンポーネント202は、シャーシ204上に取り付けられている第1及び第2振動減衰要素217、219に固定されている。以下で詳細に述べるが、シャーシ204は自動車内に取り付けることができる。
図8に詳しく示されているように、振動減衰要素217、219は、側方又は断面で見たとき、概ね台形の形状であり、第1振動減衰要素217は一部台形形状となっている。第1及び第2振動減衰要素217、219は、完全に硬い又は固く脆い材料ではなく、多少弾性のある材料で構成されることが好ましい。従って、自動車が凸凹のある道路を走行する場合に起こり得るようなシャーシ204が振動の影響を受けた場合、振動減衰要素217、219の弾性機能は、シャーシ204の振動を減衰させて、該振動がオーディオコンポーネント202に到達することを防止することを手助けする。
上述の締結構造によって、オーディオコンポーネント202は大抵の状況下ではシャーシ204内でほぼ固定された状態を維持している。この(初期)状態は図10にも示されている。締結部品292、296は、第1締結部品用スロット276の第1後部376及び第3締結部品用スロット280の第3後部380と整列配置されている。第1後部376及び第3後部380は、それぞれ、第1締結部品用スロット276及び第3締結部品用スロット280の部分の中で後壁205に最も近い部分である。図10には示されてはいないが、締結部品294、298も、また、締結部品用スロット278、282の後部と整列配置されていることが好ましい。この実施例において、後タブ252の第1部分404は後壁205と面一に設置されている。従って、オーディオコンポーネント202は、後壁205との間に隙間406を形成した状態で、シャーシ204内において前方に設置される。好ましくは、オーディオコンポーネント202は、予め形成された開口408に比較的近い位置で設置されている。ある実施例では、オーディオコンポーネント202は該開口408と面一である。
本発明の実施例における取り付けシステム200及びその他の取り付けシステムの効果は、オーディオコンポーネント202は予め定められた荷重によってシャーシ204内を並進移動即ちスライドできることである。振動減衰要素217、219が締結部品用スロット276、278、280、282を備えているので、取り付けシステム200を用いれば、オーディオコンポーネント202は並進移動即ちスライドすることが可能となる。図9に示されるように、オーディオコンポーネント202の少なくとも1つの寸法においては、シャーシ204よりも小さい寸法であることが好ましく、オーディオコンポーネント202がスライドする余地を与えている。
好ましくは、所定の荷重がオーディオコンポーネント202に加えられた後、オーディオコンポーネント202はシャーシ204内を並進移動することができる。図11は、オーディオコンポーネント202がシャーシ204に対し、後壁205に向かって並進移動した状態を示している。第1締結部品292は、第1締結部品用スロット276内において、最初の位置に対して並進移動した状態にある。第1締結部品292は、最初、第1締結部品用スロット276の第1後部376に沿った位置にあった。所定の荷重により並進移動した後、第1締結部品292は、第1締結部品用スロット276の第1後部376から外れた位置にある。第3締結部品296は、第3締結部品用スロット280内において、最初の位置に対して並進移動した状態にある。第3締結部品296は、最初、第3締結部品用スロット280の第3後部380に沿った位置にあった。所定の荷重により並進移動した後、第3締結部品296は、第3締結部品用スロット280の第3後部380から外れた位置にある。第2締結部品294及び第4締結部品298も、また、第2締結部品用スロット278及び第4締結部品用スロット282に対して並進移動することが好ましい。
位置決めタブ252は、予め定められた荷重によってオーディオコンポーネント202が後方に並進移動するときに曲がる。この場合、オーディオコンポーネント202は並進移動した後で後壁205に接触する。他の実施例においては、オーディオコンポーネント202は、並進移動した後で後壁205に接触する必要はないが、並進移動した後で後壁205に近づくようになっている。
オーディオコンポーネント202をシャーシ204内で並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重は、あらゆるレベルの機械的な荷重でもよい。しかし、好適な実施例において、オーディオコンポーネントを並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重は、オーディオコンポーネント202に掛かる特定のレベルの衝撃力即ち衝突力であると定義されている。例えば、取り付けシステム200を使用して取り付けられているオーディオコンポーネント202に対して乗員の頭が特定の予め定められた荷重でもって衝撃を加えた場合、オーディオコンポーネント202は、該衝撃を吸収して衝撃力を無くすために、後方に並進移動する。従って、より大きくて重くそして固いが故に衝突安全性基準を満たすための特定の対策が求められるオーディオコンポーネントに対してこの取り付けシステム200を使用すると特に有効である。例えば、取り付けシステム200は、米国のFMVSS 201 基準(内部における衝突時の乗員保護(37 C.F.R.§571.201 (2004))を満たすように使用されていてもよい。
“並進移動”及び“スライド”という用語は、予め定められた荷重に対する取り付けシステム200及びオーディオコンポーネント202の反応に対して使用される用語であるが、予め定められた荷重に対する取り付けシステム200及びオーディオコンポーネント202の反応には、該荷重を減衰又は消滅させるように作用するあらゆる種類の動作、変形、又は機械的な反応も含まれる。取り付けシステム200は、予め定められた荷重に対する動作及び/又は変形を容易にさせるが、該荷重に対する実際の反応は、荷重の大きさ及び該荷重の作用形態に依存する。
取り付けシステム200の他の部品も衝撃力の吸収を手助けできる。図8及び図9に示された既述の位置決めタブ252は、オーディオコンポーネント202とシャーシ204の後壁205との間に配設されるように、オーディオコンポーネント202の第1振動減衰要素217に接続或いは該要素217に一体的に形成されている。オーディオコンポーネント202をシャーシ204内に設置及び取り付ける際に、位置決めタブ252は、オーディオコンポーネント202を確実に適切に配置するのを手助けする。位置決めタブ252は、弾性を有しており、もって、オーディオコンポーネント202が後方に並進移動する場合、位置決めタブ252は、衝撃力を少なくともある程度吸収する。図11は、位置決めタブ252が後壁205から離れる方向に曲がって、オーディオコンポーネント202を後壁205に向かってスライドさせている状態を示している。この実施例において、後タブ252の中央部402は、オーディオコンポーネントの並進移動の後で、後壁205と接触する。
しかしながら、該位置決めタブ252は、弾性体として記載されてはいるが、その弾性の程度は実施例ごとに異なることは理解されたい。ある実施例においては、位置決めタブ252は、通常の状況下ではオーディオコンポーネント202を所定の位置に維持し、規定の状況下ではエネルギーを吸収するために単純に変形することができる。
締結部品用スロット276、278、280、282を使用すれば、振動減衰要素217、219をシャーシ204に固定する締結部品292、294、296、298に加えられるトルクの量を特定することによって、オーディオコンポーネントを並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重を構成する衝撃力又は衝突力の量を決定することができる。当業者は理解できるように、締結部品292、294、296、298は、締結部品用スロット276、278、280、282内をスライドするのを摩擦力によって妨げられている。摩擦力の量即ちレベルは、締結部品292、294、296、298に加えられるトルク量と、締結部品292、294、296、298と締結部品用スロット276、278、280、282との間の摩擦係数と、によって決定される。必要であれば、振動減衰要素217、219は、規定の条件下における力のレベルをより正確に制御するために、特定の摩擦係数を有するように構成されることも可能である。
取り付けシステム200に使用される締結部品用スロット276、278、280、282は、図4及び図5に示されるような、単に長尺で閉塞及び開放されたスロットである必要はない。多数のスロット形状を取り付けシステム200に用いることができ、その各スロット形状には独自の効果がある。
上述の記載は、取り付けシステム200が1つのオーディオコンポーネント202に適用される例についての記載である。しかし、本発明の実施例における取り付けシステムは、多数のオーディオコンポーネントにも適用可能である。
他の好適な実施例においては、シャーシに1つのブラケット要素が固定され、オーディオコンポーネントは、ある状況において該ブラケット要素とシャーシとから独立して移動できるような方法で締結されている。
図12は、本発明の一実施例における取り付けシステムの分解図である。該取り付けシステム全体は参照番号500で示されている。取り付けシステム500は、図12に示されているオーディオコンポーネント502を取り付けるために特に利用される。以下で詳細に述べるが、この実施例において、取り付けシステム500と該システムに取り付けられたオーディオコンポーネント502とは、自動車、特に、自動車のインストルメントパネルに予め形成された開口に設置されることが好ましい。
本書で使用されるように、“オーディオコンポーネント”という用語は、自動車に設置可能なオーディオコンポーネントを意味しており、このオーディオコンポーネントには、AMラジオ受信機、FMラジオ受信機及び衛星ラジオ受信機、CDプレーヤ、マルチCDチェンジャ、デジタルオーディオプレーヤ、及びカセットテープデッキが含まれる。更に、オーディオ設備と共に、即ち、オーディオ設備と並んでインストルメントパネルに設置可能な他の設備も本書においては説明の便宜上オーディオコンポーネントであるとみなす。例えば、DVDプレーヤ、衛星航法システム、ディスプレイモニタ等がとりわけ本書おいては説明の便宜上オーディオコンポーネントであるとみなす。以下で詳細に説明するが、本発明のオーディオコンポーネント取り付けシステムは、予め定められた荷重によってインストルメントパネルに対して並進移動するように設計されたコンポーネントに適用可能である。
取り付けシステム500は、とりわけ、シャーシ504から成る。シャーシ504は、金属等の材料で形成されることが好ましいが、プラスチック等の他の材料で形成してもよい。シャーシ504は、オーディオコンポーネント502を取り付けて保持するために使用される。シャーシ504は、図12においては特定の構造を有するものとして示されているが、取り付けシステム500を使用してオーディオコンポーネント502が取り付けられれば、どのような構造或いは複数の要素の組み合わせでもよい。
シャーシ504及びオーディオコンポーネント502のサイズ及び両者の相対的なサイズは、実施例によって異なっていてもよい。シャーシ504は、概して、標準サイズのものであり、オーディオコンポーネント502は、シャーシ504内に嵌るサイズを有している。一例では、オーディオコンポーネントのサイズの基準はDINの基準であり、DINは、高さが50mmで幅が180mmの各オーディオコンポーネントの目に見える部分の寸法を規格している。また、オーディオコンポーネントは、共通して“ダブルDIN”基準のものになっており、通常、高さが100mmで幅が180mmである。しかし、シャーシ504及びオーディオコンポーネント502のサイズは、特定の基準に従わなくてもよい。
オーディオコンポーネント502は、第1オーディオ締結部品用穴508と、第2オーディオ締結部品用穴510と、第3オーディオ締結部品用穴512と、第4オーディオ締結部品用穴514と、を備えている。
オーディオコンポーネント502をシャーシ504に取り付けるために、シャーシブラケット506はシャーシ504に固定されている。実施の形態次第では、溶接、接着剤、取り外しの効かない締結部品、又は他の手段によって、シャーシブラケット506をシャーシ504に固定してもよい。
この実施例において、シャーシブラケット506はシャーシ504内にちょうど良く嵌る正方形に似た形状の構造である。詳しくは、シャーシブラケット506は、第1側方部511と、第2側方部513と、前方部515と、後方部517と、を備えている。シャーシブラケット506の中央にはブラケット切り抜き部507が形成されている。シャーシブラケット506は、また、隆起したブラケット部501を備えており、オーディオコンポーネント502とシャーシ504とが互いに鉛直方向に間隔を空けて位置するようになっている。シャーシブラケット506は、この構成でもって、前述の第1振動減衰要素217及び第2振動減衰要素219と同様に動作する振動減衰体のように作用する。しかし、シャーシブラケット506が備えられたこの実施例において、シャーシブラケット506は、2つの振動減衰要素217、219の機能が効果的に合成されたものである。換言すれば、シャーシブラケット506は、既述の実施例における第1振動減衰要素217と第2振動減衰要素219とによって提供される前方及び後方の振動減衰機能を提供することができる。
シャーシブラケット506は、第1ブラケット締結部品用スロット516と、第2ブラケット締結部品用スロット518と、第3ブラケット締結部品用スロット520と、第4ブラケット締結部品用スロット522と、を備えている。第1ブラケット締結部品用スロット516は第1取り付け部524に沿って位置している。第2ブラケット締結部品用スロット518は第2取り付け部526に沿って位置している。シャーシブラケット506はブラケット締結部品用穴528、530、532、534を備えている。2つのブラケット締結部品用穴528、530はブラケット取り付け部524、526にある。ブラケット締結部品用穴532は第3取り付け部550にある。ブラケット締結部品用穴534は第4取り付け部552にある。更に、シャーシブラケット506は後タブ554を備えている。
好適な実施例におけるシャーシ504が図12に示されている。シャーシ504は、フロアパネル560と、前壁562と、後壁564と、第1側壁566と、第2側壁568と、から成る。シャーシ504は、第1空隙スロット570と、第2空隙スロット572と、第3空隙スロット574と、第4空隙スロット576と、を備えている。好ましくは、これらの空隙スロットは、スロット締結要素の頭部用の空隙となっている。更に、シャーシ504は、後壁564に隣接するタブスロット599を備えている。シャーシ504は、また、第1シャーシ締結部品用穴580及び第2シャーシ締結部品用穴582を備えている。該穴580、582は第1シャーシ尾根部581に沿って配設されている。シャーシ504は、また、第3シャーシ締結部品用穴584及び第4シャーシ締結部品用穴586を備えている。該穴584、586は第2シャーシ尾根部583に沿って配設されている。第1シャーシ尾根部581及び第2シャーシ尾根部583は、ブラケット締結部品用穴528、530、532、534とシャーシ締結部品用穴580、582、584、586との空間を最小にするようにしている。
オーディオ取り付けシステム500の構造は図12に示されている。オーディオコンポーネント502は、締結スロット要素590、591、592、593によって、シャーシブラケット506に締め付けられている。スロット締結部品590、591、592、593は、ブラケット締結部品用スロット516、518、520、522を通ることによってシャーシブラケット506を挿通して、オーディオコンポーネント締結部品用穴508、510、512、514にてオーディオコンポーネント502に取り付けられる。
シャーシブラケット506は、締結部品594、595、596、597によって、シャーシ504に対して所定の位置に固定される。第1締結部品594は第1シャーシ締結部品用穴580内に挿入される。第2締結部品595は第2シャーシ締結部品用穴582内に挿入される。第3締結部品596は第3シャーシ締結部品用穴584内に挿入される。第4締結部品597は第4シャーシ締結部品用穴586内に挿入される。締結部品594、595、596、597はボルト、ねじ、リベット、或いはその他の種類の締結部品でもよい。
従って、以上の構成により、オーディオコンポーネント502は、シャーシ504に固定されたシャーシブラケット506に取り付けられる。以下で詳細に説明するように、シャーシ504は自動車内に取り付け可能である。
上述の締結構造によって、オーディオコンポーネント502は大抵の状況下ではシャーシ504内でほぼ固定された状態を維持している。しかし、本発明の実施例における取り付けシステム500及びその他の取り付けシステムの効果は、オーディオコンポーネント502は予め定められた荷重によってシャーシ504内を並進移動即ちスライドできることである。シャーシブラケット506が締結部品用スロット516、518、520、522を備えているので、取り付けシステム500を用いれば、オーディオコンポーネント502は並進移動即ちスライドすることが可能となる。
図13は、シャーシ504及びシャーシブラケット506に対してオーディオコンポーネント502が初期位置にいる状態を示している。図13に示されるように、好ましくは、オーディオコンポーネント502は、少なくとも1つの寸法において、シャーシ504よりも小さく、オーディオコンポーネント502がスライドする余地を与えている。この実施例において、オーディオコンポーネント502は、最初、後壁564に対して、隙間604が形成されるように配設されている。好ましくは、オーディオコンポーネント502は、予め形成された開口602の近くに配設されている。これによって、使用者はオーディオコンポーネント502に最も簡単にアクセスできるようになる。
図14は、オーディオコンポーネント502がシャーシ504に対して後壁に向かって並進移動した状態を示している。スロット締結部品590、591、592、593は全て締結部品用スロット516、518、520、522内における初期位置に対して並進移動した状態にある。図13に示されるように、最初、第1スロット締結部品590は、第1締結部品用スロット516の第1前部716に沿って配設されていた。第3スロット締結部品592は、第3締結部品用スロット520の第3前部720に沿って配設されていた。スロット締結部品590、592は、並進移動後、第1及び第3前部716、720から外れた位置に配設される。更に、スロット締結部品591、593も、同様に、締結部品用スロット518、522内を並進移動する。スロット締結部品590、591、592、593は、また、空隙スロット570、572、574、576内を並進移動する。これらの空隙スロットは、スロット締結部品590、591、592、593がフロアパネル560と摩擦を起こすことなくシャーシ504に対して並進移動できるようになっている。後タブ554は、ある実施例においては、オーディオコンポーネント502が予め定められた荷重によって後方に並進移動することによって、曲がる。後タブ554は、図14に示されるように、下降して、該タブ554の一部がシャーシ504のタブスロット599内に進入する。他の実施例では、後タブ554は単純に折れて平坦になる。
オーディオコンポーネント502をシャーシ504内で並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重は、いかなるレベルの機械的な荷重でもよい。しかし、好適な実施例において、オーディオコンポーネント502を並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重は、オーディオコンポーネント502に掛かる特定のレベルの衝撃力即ち衝突力であると定義されている。例えば、取り付けシステム500を使用して取り付けられているオーディオコンポーネント502に対して乗員の頭が特定の予め定められた荷重でもって衝撃を加えた場合、オーディオコンポーネント502は、該衝撃を吸収して衝撃力を無くすために、後方に並進移動する。従って、より大きくて重くそして固いが故に衝突安全性基準を満たすための特定の対策が求められるオーディオコンポーネントに対してこの取り付けシステム500を使用すると特に有効である。例えば、取り付けシステム500は、米国のFMVSS 201 基準(内部における衝突時の乗員保護(37 C.F.R.§571.201 (2004))を満たすように使用されていてもよい。
“並進移動”及び“スライド”という用語は、予め定められた荷重に対する取り付けシステム500及びオーディオコンポーネント502の反応に対して使用される用語であるが、予め定められた荷重に対する取り付けシステム500及びオーディオコンポーネント502の反応には、該荷重を減衰又は消滅させるように作用するあらゆる種類の動作、変形、又は機械的な反応も含まれる。取り付けシステム500は、予め定められた荷重に対する動作及び/又は変形を容易にさせるが、該荷重に対する実際の反応は、荷重の大きさ及び該荷重の作用形態に依存する。
取り付けシステム500の他の部品も衝撃力の吸収を手助けすることができる。図12及に示された既述の後タブ554は、オーディオコンポーネント502とシャーシ504の後壁564との間に配設されるように、シャーシブラケット506に接続或いは該ブラケット506に一体的に形成されている。オーディオコンポーネント502をシャーシ504内に設置及び取り付ける際に、後タブ554は、オーディオコンポーネント502を確実に適切に配置するのを手助けする。後タブ554は、弾性を有しており、もって、オーディオコンポーネント502が後方に並進移動する場合、後タブ554は、衝撃力を少なくともある程度吸収する。
しかしながら、後タブ554は、弾性体として記載されてはいるが、その弾性の程度は実施例ごとに異なることは理解されたい。ある実施例においては、後タブ554は、通常の状況下ではオーディオコンポーネント502を所定の位置に維持し、規定の状況下ではエネルギーを吸収するために単純に変形することができる。
締結部品用スロット516、518、520、522を使用すれば、オーディオコンポーネント502をシャーシブラケット506に固定するスロット締結部品590、591、592、593に加えられるトルクの量を特定することによって、オーディオコンポーネントを並進移動即ちスライドさせる予め定められた荷重を構成する衝撃力又は衝突力の量を決定することができる。当業者は理解できるように、スロット締結部品590、591、592、593は、締結部品用スロット516、518、520、522内をスライドするのを摩擦力によって妨げられている。摩擦力の量即ちレベルは、スロット締結部品590、591、592、593に加えられるトルク量と、スロット締結部品590、591、592、593と締結部品用スロット516、518、520、522との間の摩擦係数と、によって決定される。必要であれば、シャーシブラケット506は、規定の条件下における力のレベルをより正確に制御するために、特定の摩擦係数を有するように構成されることも可能である。
取り付けシステム500に使用される締結部品用スロット516、518、520、522は、図12に示されるような、単に長尺で閉塞及び開放されたスロットである必要はない。多数のスロット形状を取り付けシステム500に用いることができ、その各スロット形状には独自の効果がある。
上述の記載は、取り付けシステム500が1つのオーディオコンポーネント502に適用される例についての記載である。しかし、本発明の実施例における取り付けシステムは、多数のオーディオコンポーネントにも適用可能である。
本発明の各種実施例を説明したが、これらの各種実施例の説明は本発明を限定するものではなく、例示することを意図したものである。数多くの更なる実施例が本発明の範囲内において可能であることは当業者には明白である。従って、特許請求の範囲及びその均等物以外で、本発明が制限されることはない。また、各種の変更及び変形例が特許請求の範囲内で可能である。
本発明の一実施例に係わる取り付けシステムの斜視図。 図1の取り付けシステムの分解斜視図。 取り付けシステムとともに使用されるオーディオコンポーネントの下側の平面図。 閉じた締結部品用スロットを有する第1振動減衰要素の斜視図。 開放した締結部品用スロットを有する第2振動減衰要素の斜視図。 本発明の実施例に使用可能な鍵穴状の締結部品用スロットの概略図。 インストルメントパネルに予め形成された開口の側断面図であり、本発明の他の実施例に係わる取り付けシステムが該開口に使用されている状態を示す図。 本発明の一実施例に係わる取り付けシステムの分解斜視図。 オーディオコンポーネント及び取り付けシステムの下側の平面図。 衝撃前のオーディオコンポーネント及び取り付けシステムの断面図。 所定の荷重を受けて並進移動を行った後でのオーディオコンポーネント及び取り付けシステムの断面図。 本発明の一実施例に係わる取り付けシステムの分解斜視図。 衝撃前のオーディオコンポーネント及び取り付けシステムの断面図。 所定の荷重を受けて並進移動を行った後でのオーディオコンポーネント及び取り付けシステムの断面図。
符合の説明
10 取り付けシステム
14 シャーシ
12 オーディオコンポーネント
54 少なくとも1つの振動減衰要素
76 スロット
92 締結部品

Claims (20)

  1. 取り付けシステムであって、
    シャーシと、
    オーディオコンポーネントを支持及び固定する状態で前記シャーシ内に取り付けられている少なくとも1つの振動減衰要素と、
    から成り、
    前記振動減衰要素はスロットを有しており、前記スロットは、前記オーディオコンポーネントに接続されている締結部品を収容しており、
    前記締結部品は、前記オーディオコンポーネントを第1位置に固定し、
    前記締結部品は、前記オーディオコンポーネントが予め定められた荷重によって前記シャーシ内で並進移動を行うようにしながら、前記スロットに沿って並進移動することを特徴とする取り付けシステム。
  2. 前記予め定められた荷重は衝撃から成ることを特徴とする請求項1に記載の取り付けシステム。
  3. 前記スロットは閉じたスロットであることを特徴とする請求項1に記載の取り付けシステム。
  4. 前記スロットは開放したスロットであることを特徴とする請求項1に記載の取り付けシステム。
  5. 前記スロットは鍵穴状のスロットであることを特徴とする請求項1に記載の取り付けシステム。
  6. 前記振動減衰要素は複数あり、前記複数の振動減衰要素の各々は、更に、
    隆起した陸部と、
    前記隆起した陸部に接続されており前記シャーシに固定されている少なくとも1つの足部と、
    から成り、
    前記スロットは、前記隆起した陸部の少なくとも一部において延びていることを特徴とする請求項1に記載の取り付けシステム。
  7. 前記複数の振動減衰要素の各々は、概ね台形状の断面を有していることを特徴とする請求項6に記載の取り付けシステム。
  8. 取り付けシステムであって、
    オーディオコンポーネントと、
    インストルメントパネルに予め形成された開口内に取り付けられるようになされたシャーシと、
    前記シャーシと前記オーディオコンポーネントとの間で配設されている少なくとも1つの振動減衰要素と、
    前記オーディオコンポーネントに接続されており、前記シャーシと設置位置にある前記オーディオコンポーネントとの間に配設されている少なくとも1つの位置決めタブと、
    から成り、
    前記振動減衰要素は、少なくとも1つの締結部品用スロットを有しており、前記締結部品用スロットは、少なくとも1つの締結部品を収容するように形成されており、前記締結部品は、前記オーディオコンポーネントと前記振動減衰要素とを互いに対応させており、
    前記締結部品用スロットは、前記オーディオコンポーネントが予め定められた荷重によって前記シャーシ内で並進移動できるようにすることを特徴とする取り付けシステム。
  9. 前記予め定められた荷重は衝撃から成ることを特徴とする請求項8に記載の取り付けシステム。
  10. 前記締結部品用スロットは複数あり、前記複数の締結部品用スロットは開放したスロットであることを特徴とする請求項8に記載の取り付けシステム。
  11. 前記振動減衰要素は、更に、
    隆起した陸部と、
    前記隆起した陸部に接続されており前記シャーシに固定されている少なくとも1つの足部と、
    から成り、
    前記締結部品用スロットは、前記隆起した陸部の少なくとも一部において延びていることを特徴とする請求項8に記載の取り付けシステム。
  12. 前記位置決めタブは、前記オーディオコンポーネントを前記設置位置に向けて弾性的に付勢していることを特徴とする請求項8に記載の取り付けシステム。
  13. 前記オーディオコンポーネントには少なくとも1つの取り付けブラケットが接続されており、前記取り付けブラケットは前記オーディオコンポーネントと前記振動減衰要素との間に位置しており、もって、前記締結部品用スロットに挿入された締結部品は、前記取り付けブラケットに形成された対応する穴を通過していることを特徴とする請求項8に記載の取り付けシステム。
  14. 前記取り付けブラケットは、位置決め部を備えていることを特徴とする請求項13に記載の取り付けシステム。
  15. 自動車のオーディオコンポーネントの衝撃を吸収する方法であって、
    前記オーディオコンポーネントを少なくとも1つの振動減衰体に取り付けるステップと、
    前記振動減衰体をシャーシ上に取り付けるステップと、
    前記自動車のインストルメントパネルに予め形成された開口内に前記シャーシを設置するステップと、
    所定の衝撃荷重に対応して、前記オーディオコンポーネントを前記振動減衰体に対して並進移動させるステップと、
    から成ることを特徴とする方法。
  16. 前記所定の衝撃荷重は衝撃であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記振動減衰体にはスロットが形成されており、前記スロットは、前記振動減衰体に対する前記オーディオコンポーネントの並進移動を容易にすることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 前記オーディオコンポーネントには締結部品が対応しており、前記締結部品は、前記オーディオコンポーネントの並進移動の際、前記振動減衰体のスロット内をスライドするように形成されていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 前記オーディオコンポーネントには締結部品が対応しており、前記締結部品は、前記オーディオコンポーネントの並進移動の際、前記振動減衰体のスロット内をスライドするように形成されていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  20. 前記振動減衰体は前記シャーシに固定されていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
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