JPH09109786A - 車載用機器の取付構造 - Google Patents

車載用機器の取付構造

Info

Publication number
JPH09109786A
JPH09109786A JP27034095A JP27034095A JPH09109786A JP H09109786 A JPH09109786 A JP H09109786A JP 27034095 A JP27034095 A JP 27034095A JP 27034095 A JP27034095 A JP 27034095A JP H09109786 A JPH09109786 A JP H09109786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
mounting
bracket
mounting portion
radio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27034095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ota
博之 太田
Toyomitsu Suzuki
豊充 鈴木
Takayoshi Yamauchi
孝祥 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP27034095A priority Critical patent/JPH09109786A/ja
Publication of JPH09109786A publication Critical patent/JPH09109786A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車載用機器の取付構造に関し、複
数のオーディオ,ボックス等の車載用機器を上下又は左
右に位置させるように配設し、この複数の車載用機器に
跨がってエネルギー吸収部材を装着せしめ、衝突時の人
体が受ける衝撃を緩和する。 【解決手段】 車両のインストルメントパメルに複数の
オーディオ,ボックス等の車載用機器を上下又は左右に
位置させるように配設し、この複数の車載用機器に跨が
って設けられた左側のブラケット28の上半部分及び下
半部分のブラケット部28a,28bに、上記の複数の
車載用機器の各々が取付けられる脆弱部Zを有する取付
部61,63を設け、上記ブラケット部28a,28b
の間のブラケット28に該車両前後方向に延びるスリッ
ト74を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のインストルメ
ントパネルに複数のオーディオ,ボックス等の車載用機
器を上下又は左右に位置させるように配設する車載用機
器の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、車両及びドライバの増大
にともない衝突時における安全装置としてシートベル
ト,エアバック等が提案され改良されている。一方、車
両の衝突時に、人体が慣性力によって上記車載用機器に
衝突したとき、人体が受ける衝撃を緩和するため、又上
記の人体が受ける衝撃力の減速加速度が所定値以上に越
えないようにするための該車両用機器の取付構造に関す
る種々の提案がなされている。
【0003】又、この人体が受ける減速加速度が所定値
以上を越えないようにするために提案された、例えば、
実開平4−104043号公報がある。同公報記載の技
術は、図14〜16に示したように車体へのオーディオ
機器取付構造に関するもので、図14〜16に示したよ
うに、オーディオ機器の側面に基部10aを固着したブ
ラケット10が設けられている。
【0004】このブラケット10の基部10aの一端
に、予め定めた値以上の衝撃荷重が掛かることにより塑
性変形するようにした折り返し部10bを介して取付片
10cを設け、取付片10cを車体支持パネルに固着す
ることにより、オーディオ機器1に予め定めた値以上の
衝撃荷重が掛かると、図16に示したように折返し部1
0bが伸び塑性変形することによって、上記衝撃荷重の
一部が吸収され、オーディオ機器1自体及び車体等の破
損を未然に防止できるようにしたものである。
【0005】又、図示しないがその他の従来例として上
記オーディオ機器がラジオ,テープレコーダ,物入ボッ
クス等が一つのパッケージとしてセットになっている場
合には、上記のような該パッッケージの両側に設けられ
るブラケットで衝撃荷重を吸収せしめるように構成した
ものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例として説明した実開平4−104043号公報記載
の技術は上記折り返し部10bの剛性が大きく、図16
に示したように折り返し部10bの塑性変形がしにく
い。又、上記その他の従来例として説明した技術では、
上記オーディオ機器が1セットとなったパッケージとし
ての重量が重くなるため、該衝突時の衝撃荷重によって
上記パッケージが移動して上記ブラケットが塑性変形を
起こさせる該衝撃荷重が大きくなり、該衝撃荷を受けた
時に、効果的に上記衝撃荷重を吸収せしめることができ
ない虞がある。
【0007】本発明はこのような課題に鑑み創案された
もので、複数の車載用機器に跨がってエネルギー吸収部
材を装着せしめ、衝突時の人体が受ける衝撃を緩和でき
るようにした、載用機器の取付構造を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車載用機器の取付構造は、車両のインストル
メントパネルに複数の車載用機器を上下又は左右に位置
させるよう取付ける構造において、上記インストルメン
トパネルに設けられ上記複数の車載用機器をそれぞれ取
付ける取付部を有する各ブラケット部を備えたブラケッ
トと、隣合う上記各ブラケット部の間の上記ブラケット
に車両前後方向に延びて形成されると共に、上記複数の
車載用機器のうち少なくとも一つに所定値以上の衝撃荷
重が加わったとき該衝撃荷重によって上記一つの車載用
機器を取付けた取付部が塑性変形し得るように形成した
スリットとを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明の車載用機器の取付
構造は、請求項1記載の構成において、上記取付部は上
記車載用機器に取付ける取付孔と、該取付孔の少なくと
も上記車両後方側を切り込むことにより上記ブラケット
に形成された脆弱部を有することを特徴としている。請
求項3記載の本発明の車載用機器の取付構造は、請求項
1又は2記載の構成において、上記取付部は上記取付孔
の上記車両後方側及び両側側を囲むように切り込むこと
により該ブラケットに形成された脆弱部を有することを
特徴としている。
【0010】請求項4記載の本発明の車載用機器の取付
構造は、請求項3記載の構成において、上記の取付部が
ブラケットから切り起こされて形成されていることを特
徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明は第1実施形態を図1〜5につ
いて説明する。図1は本発明の第1実施形態を示す分解
斜視図、図2は図1の2A−2A線に沿う横断面を示す
模式図、図3は図1の複数の車載用機器に跨がって、上
記車載用機器に取付けられる左右のブラケットの斜視
図、図4は図3の左側ブラケットの矢印Yの側面図、図
5は図4の平面図である。
【0012】図1に示したようにセンタコンソールボッ
クスやインストルメントパネル20と一体に形成されて
いる車載用機器の取付用パネル(本実施形態では単にイ
ンストルメントパネル20と称す)に車載用機器Kの取
付用開口22が設けられている。又、車載用機器Kは、
本実施形態では図1に示したようにラジオ24とラジオ
ボックス26の2つの機器からなっており、ラジオ24
とラジオボックス26に跨がって上記両者の側面に各々
1個のブラケット28、即ち左側のブラケット28と右
側のブラケット29がラジオ24及びラジオボックス2
6の側面に設けられた外方に凸の取付ボス30にボルト
32等により取付けられている。
【0013】上記のように下組立された上記車載用機器
Kを図1に示す矢印34方から上記のインストルメント
パネル20の取付用開口22に挿入される。上記の取付
用開口22に挿入された該車載用機器Kは、図2に示し
たように取付用開口22の左右周辺フランジ面36に設
けられた取付孔38と、上記ブラケット28,29の前
端で外方に曲折されたフランジ40,42に設けられた
取付孔44とをボルト46により締結固定されている。
【0014】又、左右のブラケット28,29の後端に
は切欠き50が設けられており、この切欠き50は図
1,2に示したように該車体側に設けられた荷重支持バ
ー52に嵌合され支持されている。更に、上記のように
組付後、図1に示す矢印54方向にセンタパネルカバー
55を上記のラジオ24,ラジオボックス26の前端が
露出するようにインストルメントパネル20を覆うよう
に取付けられ外観上、見栄えを良くしている。
【0015】次に、上下又は左右の本実施形態の場合は
左右のブラケット28,29の衝撃荷重の吸収構造につ
いて図3〜5について説明する。この左右のブラケット
28,29は左右対称に形成されているので左側のブラ
ケット28について図3〜5により説明する。ブラケッ
ト28の中央部は車載用機器K側に大きな面積を有する
突出した基部60が設けられ、隣接する本実施形態の場
合は上下に隣接するラジオ24の左側面とラジオボック
ス26左側面に跨がって上記基部60に設けられた取付
部61,63を介して取付けられている。
【0016】即ち、図4,5に示したように左側のブラ
ケット28の上方のブラケット部28aの取付部61は
2本のボトル62により上方に配設されたラジオ24の
側面に突出する取付ボス64に取付けられており、ブラ
ケット部28bの取付部63は2本のボルト62により
下方に配設されたラジオボックス26の側面に突出する
取付ボス66に取付けられている。
【0017】又、図4に示したように上記取付部61,
63は、この取付部61,63に設けられるボルト孔6
2aの周囲三方を該車両の前方Fから後方Rに延びるコ
字状のスリット68が設けられ脆弱部Zが形成される。
上記のスリット68がないコ字状の開口近傍には後述す
る仮想回転支軸70が形成されるようになっている。
【0018】又、図3に示したように左右のブラケット
28,29の該車両の後方側端のフランジ40,42に
は、上記の上下のブラケット部28a,28bの境界、
即ちラジオ24とラジオボックス26とに跨がる中間部
位に相当する位置に、上記フランジ40,42から基部
60に向けて略直角に延びるスリット74が設けられて
いる。
【0019】本実施形態は上記のように構成されている
ので、該車両の衝突時に、人体が慣性力によって上記の
ラジオ24又はラジオボックス26の少なくともいずれ
か一方に本実施形態の場合はラジオ24に衝突し、所定
値以上の衝撃荷重が作用すると図4に示したようにスリ
ット74の脆弱部Zを起点として上方のブラケット部2
8aが該車両前方向に下方のブラケット部28bに対し
て塑性変形による変形や破断を起こし、衝突エネルギを
吸収しながら変形移動する。
【0020】又、上記のブラケット部28aが該車両前
方向へ変形移動する際、ラジオ24の取付部61は図5
に実線の位置から二点鎖線の位置に変形移動するので、
取付部61はボルト62で引っ張られることになり、上
記した仮想回転支軸70を中心としてスリット68によ
り隔離された取付部61が、図5に二点鎖線で示したよ
うに引起こされ且つ曲げられて上記塑性変形を起こし、
上記衝突エネルギを吸収するので、衝突時の減速加速度
の増大を阻止することができるため人体が受ける衝撃を
緩和することができる。
【0021】従って、本実施形態ではラジオ24だけ
が、上記衝突時に敏速に上記塑性変形により、車両前方
向への移動が起こるので、該エネルギ吸収を効果的に行
うことができる。又、ラジオボックス26に人体が上記
の場合と同様に衝突した場合には、ブラケット部28b
がブラケット部28aに対して該車両前方向に移動する
ので、ブラケット部28bの取付部63が図5に二点鎖
線で示したように、上記ブラケット部28aと同様に塑
性変形を起こし、上記衝突エネルギを吸収することがで
きる。
【0022】又、上記人体が上記ラジオ24及びラジオ
ボックス26に同時に衝突した場合は、上記のブラケッ
ト部28a,28bが略同時に該車両前方向に塑性変形
しながら上記変形移動を惹起するので、図5に示したよ
うに取付部61,63の上記ボルトによる該取付部の塑
性変形による引起しが生じるため、該衝突エネルギを吸
収することができる。
【0023】又、上記衝突荷重が比較的大きい場合に
は、上記ラジオ24又はラジオボックス26のいずれか
一方に人体が衝突した場合であっても、例えばラジオ2
4に人体が衝突した場合、先ず上記ブラケット部28a
が上記のようにスリット74を起点として塑性変形が生
じて該車両前方に変形移動するが、続いてブラケット部
28bが或いはブラケット部28a,28bが相対的に
上記変形移動して、且つ上記の取付部61,63の引起
こしによる上記塑性変形による該衝突エネルギの吸収が
できるので、大きな減速加速度の増大を阻止することが
できる。
【0024】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態について、図6〜13について説明するが、上記で説
明した第1実施形態と実質的に同一部位には同一符号を
付して説明する。図6は本実施形態を示す模式図であ
り、(A)は右側のブラケット部の側面を示す模式図、
(B)は(A)のW部の拡大した取付部の説明図、図7
は図6(B)の上記取付部を形成する順序を示す説明図
であり、(A)はブラケットの基部のボルト孔周囲の三
方にスリットが設けられた状態を示す説明図、(B)は
(A)のスリットが入った取付部を切り起こした状態を
示す説明図、(C)は(B)の切り起こされた該取付部
の先端がL字状に曲折された状態を示す説明図、図8は
図6の8A−8A線に沿う横断面を示す模式図、図9は
図6に示した第2実施形態の左右のブラケットの斜視
図、図10は図9の左側のブラケットの側面図、図11
は図10の平面図、図12はブラケットの前端フランジ
に設けられるスリットの形状の応用例を示す説明図、図
13は図12の13A−13A線に沿う縦断面図であ
る。
【0025】本第2実施形態の左右の取付部61,63
は図6,7に示したように右側のブラケット29の基部
60より切り起こされ図6(B)に示したようにラジオ
24及びラジオボックス26側に突出せしめるようにL
字状に設けられている。次に、切り起こされたL字状の
取付部61,63の形勢される順序を説明する。
【0026】図7(A)に示したブラケット29の基部
60の側面にボルト孔62aの上記車両の後方及び側方
の三方を囲むコ字状のスリット68を設け、又上記した
ように該コ字状の開口側の辺を上記第1実施形態と同様
に仮想回転支軸70が形成される。次に図7(B)に矢
印84で示したように、この基部60の面に対して略垂
直になるまで上記仮想回転支軸70を中心に切り起こさ
れる。
【0027】そして、図7(C)に示すように切り起こ
された先端部がラジオ24及びラジオボックス26の側
面と略平行で、且つ該側面に当接ができるようにL字状
になるように取付部61,63が設けられ脆弱部Zが形
成される。本第2実施形態は上記のように構成されてい
るので、上記のように衝突時に人体がラジオ24及びラ
ジオボックス26の少なくともいずれか一方に衝突する
と、第1実施形態と同様にスリット74が上記塑性変形
し、図10に2点鎖線で示したようにブラケット部28
aが該車両前方向に変形移動するので、取付部61が図
10に2点鎖線で示したように該車両前方向に該塑性変
形を起こして変形移動をし、上記衝突エネルギを吸収し
て人体が受ける衝撃を緩和する。
【0028】又、下側に配設したラシオボックス26に
衝突した場合やラジオ24とラジオボックス26に同時
に衝突した場合は上記した第1実施形態の場合と同様の
作用をする。本第2実施形態の取付部61,63はL字
状に形成されているので、該衝突時の塑性変形が容易に
効果的に生じさせることができるので、上記人体が受け
る衝撃を効果的に緩和させることができる。
【0029】又、上記フブラケット28,29のフラン
ジ40,42に設けられる衝突時に上記塑性変形させる
起点となるスリット74は、主として該車両後方の略水
平方向からの衝撃に対するものであるが、図12,13
に示したように衝撃方向が矢印90のように上方斜め前
方からの場合には図12,13に示すようにV形のスリ
ット74aを設ければより効果的な上記と同様の衝撃力
を緩和することができる。
【0030】又、上記両実施形態では複数の車載用機器
を上下に配設したが、水平方向に配設して両機器の上下
面を跨がるようにブラケット28,29を取付けても上
記と同様の作用効果を奏することがてきる。更に、図示
しないが上記車載用機器Kを二段以上の、例えば一つの
ブラケットで三段に跨がって設け、且つ上記三段に重ね
た各車載用機器の間のブラケット28のブラケット部間
に上記のようにスリットを設ければ、上記と同様に上記
一番上段の車載用機器に上記衝撃荷重が作用すると、上
記衝撃荷重の大きさに応じて上段から下段にしたがっ
て、該車両前方へ移動しせしめて、上記人体が受ける衝
撃を効果的に緩和させることができる。
【0031】又、上記一つのブラケットで複数の車載用
機器の吸収部材と支持部材を兼ねることができるので、
コストを低減することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車載用機器の取付構造によれば、車両のインスト
ルメントパネルに複数の車載用機器を上下又は左右に位
置させるよう取付ける構造において、上記インストルメ
ントパネルに設けられ上記複数の車載用機器をそれぞれ
取付ける取付部を有する各ブラケット部を備えたブラケ
ットと、隣合う上記各ブラケット部の間の上記ブラケッ
トに車両前後方向に延びて形成されると共に、上記複数
の車載用機器のうち少なくとも一つに所定値以上の衝撃
荷重が加わったとき該衝撃荷重によって上記一つの車載
用機器を取付けた取付部が塑性変形し得るように形成し
たスリットとを備えているので、該車両の衝突時に人体
が慣性力により上記複数の車載用機器の少なくともいず
れか一つに衝突し、且つ所定値以上の衝突荷重が作用す
ると上記スリットが上記塑性変形して上記他方の衝突し
なかった方の取付部に対して上記衝突した側の取付部
が、該車両の前方へ上記塑性変形をしながら移動する
か、或いは上記両者が相対的に移動する。
【0033】従って、上記車両の衝突時に人体が慣性力
によって上記車載用機器に衝突したときの減速加速度の
増大を阻止し、人体が受ける衝撃を緩和することができ
る。請求項2記載の本発明の車載用機器の取付構造によ
れば、請求項1記載の構成において、上記取付部は上記
車載用機器を取付ける取付孔と、該取付孔の少なくとも
上記車両後方側を切り込むことにより上記ブラケットに
形成された脆弱部を有しているので、上記衝突時に、上
記脆弱部が前方へ塑性変形して、人体が慣性力によって
上記車載用機器に衝突したときの減速加速度の増大を阻
止し、人体が受ける衝撃を緩和することができる。
【0034】請求項3記載の本発明の車載用機器の取付
構造によれば、請求項1又は2記載の構成において、上
記取付部は上記取付孔の上記車両後方側及び両側側を囲
むように切り込むことにより該ブラケットに形成された
脆弱部を有しているので、該車両の衝突時に、上記取付
孔の取付られている車載用機器が上記のように移動する
と共に、該取付孔に固定された取付部により上記スリッ
トから切り離された取付部分が引き起こされ上記塑性変
形せしめられ上記減速加速度の増大を阻止し、人体が受
ける衝撃を緩和することができる。
【0035】請求項4記載の本発明の車載用機器の取付
構造によれば、請求項3記載の構成において、上記の取
付部がブラケットから切り起こされて形成されているの
で、上記の切り起こされた取付部分によりブラケットと
車載用機器との間隔を、該車載用機器の大きさや該取付
けられる周囲の状況等により適宜に決定して効果的な塑
性変形が容易にできるようにすることができ、上記減速
加速度の増大を阻止し、人体が受ける衝撃を緩和するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す分解車室図であ
る。
【図2】図1の2A−2A線に沿う断面を示す模式図で
ある。
【図3】図1の複数の車載用機器に跨がって、上記車載
用機器に取付けられる左右のブラケットを示す斜視図で
ある。
【図4】図3の左側ブラケットの矢印Yの側面図であ
る。
【図5】図4の平面を示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す模式図であり、
(A)は右ブラケット部の側面を示す模式図,(B)は
(A)のW部の拡大した取付部の説明図である。
【図7】図6(B)の上記取付部を形成する順序を示す
説明図であり、(A)はブラケットの基部のボルト孔周
囲の三方にスリットが設けられた状態を示す説明図、
(B)は(A)のスリットが入った取付部を切り起こし
た状態を示す説明図、(C)は(B)の切り起こされた
該取付部の先端がL字状に曲折された状態を示す説明図
である。
【図8】図6の8A−8A線に沿う横断面を示す模式図
である。
【図9】図6に示した第2実施形態の左右のブラケット
を示す斜視図である。
【図10】図9の左側のブラケットの側面を示す側面図
である。
【図11】図10の平面を示す平面図である。
【図12】本発明の第1及び第2実施形態に使用される
ブラケットの前端フランジに設けられるスリット形状の
応用例を示す説明図である。
【図13】図12の13A−13A線にそ沿う断面を示
す縦断面図である。
【図14】従来例のオーディオ機器の取付構造の要部を
示す斜視図である。
【図15】図14の15A−15A線に沿う断面を示す
縦断面図である。
【図16】オーディオ機器の前面に衝突荷重が作用した
場合の図15と同様の部分を示す断面図である。
【符号の説明】
20 インストルメントパネル 22 取付用開口 24 ラジオ 26 ラジオボックス 28 ブラケット 28a ブラケット部 28b ブラケット部 29 ブラケット 30 取付ボス 36 フランジ面 38 取付孔 40,42 フランジ 46 ボルト 50 切欠き 55 センタパネルカバー 60 基部 61 取付部 62 ボルト 62a ボルト孔 63 取付部 64 取付ボス 68 スリット 70 仮想回転支軸 74 スリット 74a スリット K 車載用機器 Z 脆弱部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネルに複数の
    車載用機器を上下又は左右に位置させるよう取付ける構
    造において、 上記インストルメントパネルに設けられ上記複数の車載
    用機器をそれぞれ取付ける取付部を有する各ブラケット
    部を備えたブラケットと、 隣合う上記各ブラケット部の間の上記ブラケットに車両
    前後方向に延びて形成されると共に、上記複数の車載用
    機器のうち少なくとも一つに所定値以上の衝撃荷重が加
    わったとき該衝撃荷重によって上記一つの車載用機器を
    取付けた取付部が塑性変形し得るように形成したスリッ
    トとを備えたことを特徴とする、車載用機器の取付構
    造。
  2. 【請求項2】 上記取付部は上記車載用機器に取付ける
    取付孔と、該取付孔の少なくとも上記車両後方側を切り
    込むことにより上記ブラケットに形成された脆弱部を有
    することを特徴とする、請求項1記載の車載用機器の取
    付構造。
  3. 【請求項3】 上記取付部は上記取付孔の上記車両後方
    側及び両側側を囲むように切り込むことにより該ブラケ
    ットに形成された脆弱部を有することを特徴とする、請
    求項1又は2記載の車載用機器の取付構造。
  4. 【請求項4】 上記の取付部はブラケットから切り起こ
    されて形成されていることを特徴とする、請求項3項記
    載の車載用機器の取付構造。
JP27034095A 1995-10-18 1995-10-18 車載用機器の取付構造 Withdrawn JPH09109786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27034095A JPH09109786A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 車載用機器の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27034095A JPH09109786A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 車載用機器の取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09109786A true JPH09109786A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17484899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27034095A Withdrawn JPH09109786A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 車載用機器の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09109786A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078597A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-03 Calsonic Kansei Corporation 車載用電子機器取付部構造
US7648184B2 (en) 2006-03-27 2010-01-19 Honda Motor Co., Ltd. Audio component mounting system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7648184B2 (en) 2006-03-27 2010-01-19 Honda Motor Co., Ltd. Audio component mounting system
US7878566B2 (en) 2006-03-27 2011-02-01 Honda Motor Co., Ltd. Audio component mounting system
WO2008078597A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-03 Calsonic Kansei Corporation 車載用電子機器取付部構造
US8047571B2 (en) 2006-12-27 2011-11-01 Calsonic Kansei Corporation Fixture structure for in-vehicle electronic apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4943494B2 (ja) 車両衝突時の補機ガイド構造
JPS63523Y2 (ja)
JP3192728B2 (ja) 自動車のニープロテクター
JPH09109786A (ja) 車載用機器の取付構造
JPH09226496A (ja) 助手席用エアバッグモジュール
JP3048030B2 (ja) 車体構造
JP3104730B2 (ja) 車両用ニープロテクタ構造
JP4054996B2 (ja) ニーエアバッグモジュールの取付構造
JPH11342752A (ja) 自動車用安全装置
JP3701590B2 (ja) 自動車用エアバッグ装置のケース補強構造
US20140021745A1 (en) Releasable tunnel brace for a vehicle
KR100501237B1 (ko) 보행자 보호를 위한 자동차용 범퍼
JP2002012040A (ja) パワープラントの支持構造
KR20030004733A (ko) 자동차의 카울 크로스 바 연결 브래킷
KR100348093B1 (ko) 승객의 두부손상저감기능을 갖는 차량용 센터필라
JP3005724B2 (ja) 自動車のステアリング構造
JP3095474B2 (ja) 自動車のニープロテクタ構造
JP3195127B2 (ja) 自動車の乗員保護装置
KR100336363B1 (ko) 차량용 에어백 하우징
KR20030088921A (ko) 자동차의 도어 임팩트 빔 장착 구조
JP3564713B2 (ja) 自動車のインストルメントパネル構造
KR100288292B1 (ko) 차량의 정면 충돌시 엔진후드의 밀림 및 꺽임 방지 구조
JPH09263142A (ja) キャブオーバ型トラックのエンジンのマウント構造
JPH058762A (ja) 自動車の衝撃吸収構造
JP2002019474A (ja) パワープラントの支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107