JP2007261538A - スタビライザブッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】分割構造のスタビライザブッシュの各分割体を締結ボルトにて車体に締結し、組み付ける際に、分割体が締結ボルトの回転力にて相対回転してしまう問題を解決する。
【解決手段】ブッシュ分割体12-1,12-2一方のブラケット分割体14-1に折曲形状のストッパ片40をその側辺から起立する形態で設けるとともに、他方のブラケット分割体14-1の側辺には、ストッパ片40に対して相対回転方向に当接する当り部50を設け、それらにて回止め機構を構成する。
【選択図】 図6

Description

この発明は車両のスタビライザバーを車体に弾性支持させるスタビライザブッシュに関する。
スタビライザバーは車体の傾きを減らすために取り付けられている捩り剛ばね(トーションバー)で、その両端を左右のサスペンションに取り付け、左右の車輪が上下に異なる動きをするときこれを抑制するように作用する。
例えばコーナを曲がるときサスペンションは遠心力によって外輪側が縮み、内輪側が伸びようとし、結果として車体が遠心力で外側に傾こうとする。
スタビライザバーはこのように左右の車輪が上下逆相で動くとき(ローリングするとき)捩れを発生させて、その捩れ剛性による抵抗によって左右の車輪の逆相の動きを抑制し、また捩れにより蓄えられた弾性復元力で逆相に動いた左右の車輪を速やかに元に戻すように働く。
このようにスタビライザバーはロール角を抑える働きを有しており、これにより車両の走行安定性が高められる。
このスタビライザバーを車体に取り付けるに当っては、振動絶縁部材としてのスタビライザブッシュを車体とスタビライザバーとの間に介在させ、スタビライザバーを車体に弾性支持させるようにする。
図9はスタビライザブッシュを用いたスタビライザバーの車体への弾性支持の例を示している(下記特許文献1に開示)。
同図において200は金属棒から成るスタビライザバーで、全体として平面形状が概略コ字形状をなしており、車幅方向(車両の左右方向)にほぼ直線状に延びる中央部200Aが一対のスタビライザブッシュ202にて車体204に固定され、また両端の腕部200Bの各端部が車輪206を支持するサスペンションアーム208に固定されている。
スタビライザブッシュ202は、挿通孔を備えたゴム弾性体210を有していて、その挿通孔にスタビライザバー200が挿通され、その状態で外筒部212を有する金属製のブラケット214により、ゴム弾性体210が外筒部212の内側の凹部220に内嵌した状態で車体204に固定されている。
図10は従来用いられているスタビライザブッシュの例を示したもので、図示のように従来においてはゴム弾性体210がブラケット214とは別に単体で加硫成形され、その後にゴム弾性体210に対して挿通孔216に達する切割り218が入れられて、その切割り218を通じてゴム弾性体210がスタビライザバー200に嵌め合され、即ちスタビライザバー200が挿通孔216を挿通した状態とされ、その後に締結ボルトによるブラケット214の車体への締結により、ゴム弾性体210が車体204に固定される構成とされていた。
ここでブラケット214は、外筒部212の内側にゴム弾性体210を内嵌させる凹部220を有し、また両端部に板状の固定部222を有していて、それら固定部222の締結穴225において車体204に固定される。
ところでこのスタビライザブッシュ202においては、スタビライザバー200に加わる捩りの入力等によって挿通孔216内面がスタビライザバー200に対して滑りを生じ、その滑りによってスティックスリップ音等の異音が発生する問題を有していた。
その対策として、下記特許文献2にはゴム弾性体210を加硫成形する際に、これをスタビライザバー200に一体に加硫接着する点が提案されている。
しかしながらこの場合、大形のスタビライザバー200を直接ゴム弾性体210の成形金型にセットしてゴム弾性体210を加硫成形することとなり、設備が大掛りとなってその設備のために多大のコストがかかってしまう問題がある。
一方ゴム弾性体210を単体で加硫成形しておいて、挿通孔216内面を後接着でスタビライザバー200に接着することも提案されている。例えば下記特許文献3,特許文献4にこの点が開示されている。
ところで、ゴム弾性体210を一旦単体で加硫成形しておいて、これを後接着でスタビライザバー200に接着する場合、ゴム弾性体210における接着面、即ち挿通孔216内面をスタビライザバー200の外周面に十分に密着させた状態で接着を行うことが必要である。
そのためには、スタビライザバー200に嵌め合わせたゴム弾性体210に対し、外周側から加圧力を加えてゴム弾性体210を縮径方向に圧縮変形させ、その状態で後接着処理を行うことが望ましい。
図11はそのための一手段を表している。
ここではスタビライザバー200の外周面に所定軸長に亘って接着剤Sを塗布しておいて、そこにゴム弾性体210を嵌め合せ、その後加圧治具224にてゴム弾性体210を軸直角方向に加圧してゴム弾性体210を圧縮変形させ、その状態でこれを加熱炉内に所定時間挿入保持しておくことで、接着剤Sにてゴム弾性体210とスタビライザバー200との後接着処理を行う。
尚加圧治具224の代りに上記ブラケット214を用いることもできる。
ところで、図11(III)に示しているようにスタビライザバー200に嵌め合わせたゴム弾性体210に対して、その外周側から軸直角方向に加圧力を加えて、これを同方向に圧縮変形させたとき、ゴム弾性体210は特に内周側の部分、即ち挿通孔216周りの部分が、スタビライザバー200に対する挿通孔216内面の軸方向の滑りを伴って軸方向に大きく変形する。
その結果としてゴム弾性体210の軸方向両端部且つ内周部に大きなくびれKが生ずるとともに、スタビライザバー200に塗布してある接着剤Sがゴムの変形に伴って軸方向に流され、接着力不足或いは接着の不均等を生じる恐れがある。
而してこのような接着力不足或いは接着の不均等が生じると、このゴム弾性体210とスタビライザバー200との接着界面には大きな応力が働いてそこに応力集中を生じ易いことから、特に接着面の軸方向両端はくびれKの端となっていることから、同部に対しては特に大きな応力集中が生じ、そこを起点として使用中にゴム弾性体210とスタビライザバー200との間で接着剥離が発生して軸方向に成長し、そのことが耐久寿命低下の原因となる恐れが生ずる。
加えて使用中にそのくびれKに泥水等が浸入し易いといった問題も生ずる。
またこのようにゴム弾性体210とスタビライザバー200とを接着すると、そこでの滑りは防止できるが、一方でスタビライザバー200に加わる捩りの入力等によって、今度はゴム弾性体210の外周面とブラケット214との接触界面で滑りが生じ易くなり、そしてその滑りによって不快なスティックスリップ等の異音を発生する恐れも生ずる。
そこで本発明者等は、図12〜図14に示すようなスタビライザブッシュを案出し、先の特許願(特願2004−316866:未公開)において提案している。
同図に示すスタビライザブッシュ226Aは、挿通孔228Aを備えたゴム弾性体230Aと、ゴム弾性体230Aを内嵌させる凹部232Aを備えた金属製のブラケット234Aとを有している。
ここでブラケット234Aには、ゴム弾性体230Aの軸直角方向両側に固定部236Aが設けられており、そこに締結ボルトを挿通する締結穴238Aが板厚方向に貫通して設けられている。
ゴム弾性体230Aの軸直角方向の断面の中間部には、挿通孔228A周りに回曲した剛性の中間板240Aが実質的に軸方向全長に亘って埋設されており、ゴム弾性体230Aがその中間板240Aにて、それより内周側の内ゴム層230A-1と、外周側の内ゴム層230A-1よりもばね定数の小さな外ゴム層230A-2とに分けられているとともに、ゴム弾性体230A,ブラケット234A及び中間板240Aが、挿通孔228Aを通る分割面Pで軸直角方向に分割されて、各分割体ごとにそれらがゴム弾性体の加硫成形時に一体に加硫接着され、そしてそれらの一体加硫品から成る各ブッシュ分割体226A-1,226A-1が、スタビライザバー242Aを軸直角方向に挟み込む状態に組み合わされ且つそれぞれが軸直角方向に圧縮された状態で、挿通孔228A内面がスタビライザバー242Aの外周面に接着剤にて後接着されている。そしてこれによりスタビライザブッシュ226Aが構成されている。
このスタビライザブッシュ226Aでは、ゴム弾性体230Aにおける中間板240Aより内周側の内ゴム層230A-1に対して、外周側の外ゴム層230A-2のばね定数が小さくなしてあることから、各ブッシュ分割体226A-1でスタビライザバー242Aを軸直角方向に挟み込んで圧縮させたとき、内ゴム層230A-1の軸方向の変形が小さく抑えられて、その内ゴム層230A-1の過大な変形に伴なって接着剤が軸方向に流されるのを良好に抑制することができるとともに、内ゴム層230A-1とスタビライザバー242Aとの界面の軸方向両端に大きなくびれが生じるのも抑制することができる。
その結果として接着界面、特にくびれの端となる接着界面の軸方向両端への応力集中が効果的に抑制され、同部における亀裂の発生及び接着界面に沿っての亀裂の成長による接着剥れが効果的に防止される。
一方でゴム弾性体230Aの外周面から縮径方向に加えられた加圧力は、断面の中間部に埋設された中間板240Aを介することによって、ゴム弾性体230Aにおける接着界面、具体的には内ゴム層230A-1の挿通孔228A内面に対して軸方向全長に亘って均等に作用し、その結果としてゴム弾性体230Aとスタビライザバー242Aとの高い接着力が得られる。
しかもスタビライザバー242A使用時においてスタビライザバー242Aに捩りの入力が加わった際においても、主として外ゴム層230A-2が大きく変形し、内ゴム層230A-1は変形が抑えられ、内ゴム層230A-1にかかる負荷も小さくなるために内ゴム層230A-1、具体的にはその挿通孔228A内面(接着界面)への応力集中も抑制され、それらによってスタビライザブッシュ226Aにおける耐久性が向上せしめられ、また接着信頼性も高められる効果が得られる。
また上記のようにスタビライザバー242Aとスタビライザブッシュ226A、詳しくは内ゴム層230A-1との間に大きなくびれも生じないため、同部分に泥水が浸入してしまうといった問題も解決することができる。
更にこのスタビライザブッシュ226Aでは、ゴム弾性体230Aを車体に固定するためのブラケット234Aもまたゴム弾性体230Aに一体に加硫接着してあるため、ゴム弾性体230Aとブラケット234Aとの間での滑り、及びこれに起因する異音の発生も併せて防止することができる。
またこのものはスタビライザブッシュ226Aをスタビライザバー242Aに加硫成形後に後接着するものであるため、加硫成形時にそれらを一体に加硫接着する場合に比べて製造コストを安価に抑えることができる。
しかしながらこのようなブッシュ分割体226A-1と、226A-1との分割構造のスタビライザブッシュ226Aにあっては、ブラケット234Aの締結穴238Aに締結ボルトを通して車体に締結する際、締結ボルトによる回転力を受けて各ブッシュ分割体226A-1の互いに対をなす一対のブラケット分割体234A-1が相対回転してしまう問題を生ずる。
このため、ブラケット分割体234A-1を押えた状態でボルト締結作業をすることが必要となり、スタビライザブッシュ226Aの車体への組付作業性が悪いといった問題があった。
またブラケット分割体234A-1を押えながらボルト締結した場合であっても、それら一対のブラケット分割体234A-1が相対回転してしまうことがあり、この場合、図12及び図14中左右両側の一方の締結穴238Aでのボルト締結を行い得たとしても、他方の締結穴238Aが、一対のブラケット分割体234A-1間で位置ずれ(回転ずれ)を起こしてしまい、そこに締結ボルトを良好に挿通できなくなってしまう問題を生ずる。
或いはまた、たとえ締結ボルトの挿通を行い得たとしても、そのように一対のブラケット分割体234A-1が相対回転した状態でスタビライザブッシュ226Aが組み付いてしまうと、即ち一対のブッシュ分割体226A-1が互いに相対回転した状態で組み付いてしまうと、スタビライザブッシュ226Aの本来の防振特性が損なわれてしまったり、或いはまたその耐久性に悪影響が及び、耐久性が低下してしまうといった様々な問題を生ずる。
本発明はこのような問題点を解決すべく案出されたものである。
尚、本発明に対する先行技術として、エンジン発電機の防振支持装置において、弾性体に一体に固着された支持板2に回止め用突起を設ける一方、防止支持装置を取り付ける側の架台に回止め用孔を設けて、そこに回止め突起を嵌め入れるようになした点が下記特許文献5に開示されている。
しかしながらこの特許文献5に開示のものは本発明と対象が異なっているとともに、この特許文献5に開示のものは、防振支持装置を、これを取り付ける側の架台に対して回止めするものであり、本発明の問題点を解決することができない。
特開2001−271860号公報 特開2002−248923号公報 特開平11−108096号公報 特開2001−270315号公報 実開平6−76745号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、分割構造のスタビライザブッシュの各ブッシュ分割体を締結ボルトにて車体に締結し、組み付ける際に、各ブッシュ分割体が締結ボルトの回転力にて相対回転してしまい、これに基づいて上記のような不具合を発生させる問題を解決することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、スタビライザバーを挿通させる挿通孔を備えた筒状のゴム弾性体と、該ゴム弾性体を内嵌させる凹部を備えた金属製のブラケットとを有し、該ゴム弾性体の軸直角方向断面の中間部には前記挿通孔周りに回曲した剛性の中間板が実質的に軸方向全長に亘って埋設されていて、該ゴム弾性体が該中間板より内周側の内ゴム層と、外周側の該内ゴム層よりもばね定数の小さな外ゴム層とに分かれているとともに、該ゴム弾性体,ブラケット及び中間板が前記挿通孔を通る分割面で軸直角方向に分割されて、各分割体ごとに該ゴム弾性体の加硫成形時に該ブラケット及び中間板が該ゴム弾性体と一体に加硫接着され、それらの一体加硫品から成る各ブッシュ分割体が前記スタビライザバーを軸直角方向に挟み込む状態に組み合わされ、且つそれぞれが軸直角方向に圧縮された状態で、前記挿通孔内面が該スタビライザバーの外周面に接着剤にて後接着されて成り、前記ブラケットが締結ボルトにより車体に締結されて該スタビライザバーを該車体に弾性支持させるスタビライザブッシュであって、前記各ブッシュ分割体の互いに対を成す一対のブラケット分割体が板材にて構成されているとともに、一方のブラケット分割体には、前記締結ボルトによる回転力にて各ブラケット分割体同士が相対回転するのを阻止する、プレス曲げ加工にて形成された回止め用の折曲形状のストッパ片が該一方のブラケット分割体の側辺から起立する形態で設けられているとともに、他方のブラケット分割体の側辺には、該ストッパ片に対して前記相対回転方向に当接する当り部が設けられており、それらストッパ片と当り部とで回止め機構が構成されていることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記ストッパ片は、前記一方のブラケット分割体の側辺から板面と平行に側方に延出するアーム部と、該アーム部の先端で折れ曲って起立する起立部とを有しており、該起立部に対して前記当り部が当たるようになしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記他方のブラケット分割体の前記当り部は、該他方のブラケット分割体の側辺から板面と平行に側方に舌片状に突出する形態で設けられていることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項2において、前記アーム部の前記起立部の折曲げ内側の面には、プレス成形による凹陥形状の溝が該起立部の付根に至るまで且つ該アーム部の全幅に亘り設けられていることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、一対のブラケット分割体を板材にて構成するとともに、一方のブラケット分割体には、締結ボルトによる回転力にてブラケット分割体同士が相対回転するのを阻止する、プレス加工にて形成された回止め用の折曲形状のストッパ片をその側辺から起立する形態で設け、また他方のブラケット分割体の側辺には、そのストッパ片に対して上記相対回転方向に当接する当り部を設けて、それらにより回止め機構を構成したもので、本発明によれば、一対のブラケット分割体同士を締結ボルトにて締結すると同時にスタビライザブッシュを車体に締結固定するに際し、一対のブラケット分割体同士が相対回転してしまうのを上記回止め機構にて良好に防止することができる。
従って本発明によれば、スタビライザブッシュを締結ボルトにて車体に締結固定して組み付けるに際し、ブラケットを押さえながら作業する必要を無くし、組付作業性を良好となすことができる。
また一方の締結穴において締結ボルトによる締結作業をしたときに、一対のブラケット分割体同士が相対回転してしまって残りの他方の締結穴の位置が回転方向にずれてしまい、締結ボルトの挿通ができなくなるといった問題も解決することができる。
更にはブラケット分割体の相対回転に伴って一対のブッシュ分割体が正しい位置関係で組み付けられず、そのことによってスタビライザブッシュの防振特性が損なわれてしまったり、耐久寿命が低下してしまうといった問題も解決することができる。
尚本発明の回止め機構は、スタビライザブッシュの車体に対する位置決めを行うものでなく、分割構造をなすスタビライザブッシュの各ブッシュ分割体同士、詳しくはそれらのブラケット分割体同士の回転方向の位置決めをなすものである点に特徴を有する。
請求項2は、上記ストッパ片を、一方のブラケット分割体の側辺から板面と平行に側方に延出するアーム部と、そのアーム部の先端で折曲がって起立する起立部とを備えて構成したものである。
ストッパ片にこの起立部だけを備えておき、かかる起立部をブラケット分割体の側辺から直接折曲形状に起立させる場合、その折曲げ加工が難しい加工となるが、請求項2に従ってストッパ片にブラケット分割体の側辺から側方に延出するアーム部を設けて、その先端部で折曲形状の起立部を設けるようになした場合、かかる起立部の曲げ加工を容易に行うことができる利点が得られる。
この場合において、上記他方のブラケット分割体の当り部は、その側辺から板面と平行に側方に舌片状に突出する形態で設けておくことができる(請求項3)。
次に請求項4は、アーム部における起立部の折曲げ内側の面にプレス成形による凹陥形状の溝を、起立部の付根に至るまで且つアーム部の全幅に亘り設けたものである。
起立部をプレス曲げ加工にて形成する場合、かかる起立部の曲げ内側の付根の面は多少なりとも湾曲形状(R形状)とならざるを得ない。
この場合、他方のブラケット分割体の側辺に設けられた当り部が起立部に当る際、そのようなR形状面によって、ボルト締結の際のトルクにより当り部がR形状面に乗り上がって持ち上げられてしまい(R形状面にて担ぎ上げられてしまい)、その結果一対のブラケット分割体同士が離れてしまって密着が悪くなり、その状態で互いに締結されてしまって締結が甘くなったり、不十分な締結状態となってしまう恐れがある。
しかるに請求項4に従って上記のような凹陥形状の溝を設けておけば、上記起立部は溝底面からの立ち上りとなって、曲げ内側の付根に上記のようなR形状面ができたとしても、他方のブラケット分割体の当り部はそのようなR形状面よりも上側の位置で起立部に当ることとなるため、R形状面による上記のような不具合の発生を良好に防止することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は金属棒からなるスタビライザバーで、全体として平面形状が概略コ字形状をなしており、車幅方向(車両の左右方向)にほぼ直線状に延びる中央部10aがスタビライザブッシュ12にて車体にて固定され、また両端の腕部10bの各端部が車輪を支持するサスペンションアームに固定される。
図2及び図3に、上記スタビライザブッシュ12の具体的構成がスタビライザバー10への組付状態で、かかるスタビライザバー10と共に詳しく示してある。
これらの図に示しているように本実施形態のスタビライザブッシュ12は、金属製(鉄製)の剛性のブラケット14と、ゴム弾性体16と、ゴム弾性体16内部に埋設された金属製の剛性の中間板18とを有している。
ゴム弾性体16は、横断面形状が円筒形状をなしていて、その中心部に円形の挿通孔20を有しており、そこにスタビライザバー10が挿通されている。
ここで挿通孔20内面とスタビライザバー10外周面とは接着剤S(図1参照)にて接着固定してある。
ここで接着剤Sとしては塩化ゴム系接着剤を好適に用いることができる。
尚、中間板18はゴム弾性体16に一体に加硫接着してある。
ブラケット14は、図2に示しているようにゴム弾性体16を包み込む外筒部24と、これから図中左右方向に延び出す一対の固定部26、即ちゴム弾性体16に対して軸直角方向の両側に位置する固定部26とを有している。
各固定部26には、図5に示しているように貫通の締結穴30が設けられており、これら締結穴30において固定部26が車体に固定されるようになっている。
外筒部24は、ゴム弾性体16の外周面に対応した円形状の凹部28を有しており、そこにゴム弾性体16が内嵌されている。
そしてゴム弾性体16は、図2及び図3に示す組付状態において外周面から縮径方向に加圧力を受けて、全体が縮径方向に圧縮変形させられている。
尚ゴム弾性体16とブラケット14とは、ゴム弾性体16の加硫成形の際に一体に加硫接着されている。
上記中間板18は挿通孔20周りに回曲した断面形状、具体的にはここでは挿通孔20を取り巻く断面円形状をなしており、ゴム弾性体16の横断面の中間部、詳しくはスタビライザバー10に近い位置の中間部に埋設されている。
そしてこれによりゴム弾性体16が、図3に示しているように中間板18よりも内周側の内ゴム層16Aと、外周側の外ゴム層16Bとに分かれている。
内ゴム層16Aと外ゴム層16Bとは、同一のゴム材料にて一体成形されており、また内ゴム層16Aは、外ゴム層16Bに対して薄肉をなしている。そのように中間板18の埋設位置が挿通孔20に近い位置に選ばれている。
尚、中間板18は実質的にゴム弾性体16の軸方向全長に亘る長さを有している。即ち実質的にゴム弾性体16の全長に亘って、中間板18がゴム弾性体16に埋設されている。
図3に明らかに示しているように、外ゴム層16Bは軸方向長が内ゴム層16Aの軸方向長に比べて短いものとされている。
これらの結果として、ゴム弾性体16は内ゴム層16Aのばね定数が大きく、外ゴム層16Bのばね定数が小さいものとされている。
ここで内ゴム層16Aのばね定数と外ゴム層16Bのばね定数との比率は約2対1以上である。
尚、中間板18には周方向の複数個所に貫通の連結孔32が設けられていて、この連結孔32において内ゴム層16Aと外ゴム層16Bとが連結されている。
一方ブラケット14の外筒部24にも、貫通の連結孔34が設けられている。
外ゴム層16Bは連結孔34において、外筒部24を被覆する状態に一体に加硫成形された被覆ゴム36と連結されている。
尚ゴム弾性体16には、これを軸方向に貫通するすぐり部(凹所)38が、図2中中間板18の左右両側位置に且つ左右対称形状で設けられている。
本実施形態では、図2及び図4に示しているようにスタビライザブッシュ12が、挿通孔20を通る分割面Pで軸直角方向に2分割されており、それらブッシュ分割体12-1,12-2が、スタビライザバー10を軸直角方向に挟み込み且つ同方向にゴム弾性体16を圧縮変形させた状態で、互いに組み付けられている。
ここで一方のブッシュ分割体12-1には、ゴム弾性体16における内ゴム層16Aと中間板18の略半分が備えられ、また外ゴム層16B,ブラケット14における外筒部24、更に被覆ゴム36の略3分の2、更にはブラケット14における固定部26の半分が備えられている。
他方のブッシュ分割体12-2には、内ゴム層16A及び中間板18の略半分が備えられ、また外ゴム層16B及び外筒部24の略3分の1、更にブラケット14における固定部26の半分が備えられている。
図中14-1,14-2はそれぞれブラケット分割体を表している。
一対のブラケット分割体14-1,14-2は、それぞれ板材のプレス加工にて構成されたもので、図6に示しているようにこのうち図中下側の一方のブラケット分割体14-2には、長手方向両端近傍位置においてその側辺に、ボルト締結時における一対のブラケット分割体14-1,14-2の共回り(相対回転)防止用のストッパ片40が設けられている。
ここでストッパ片40は、ブラケット分割体14-2の各側辺のそれぞれに設けられている。
このストッパ片40は、その側辺からブラケット分割体14-2の板面と平行に側方に延出するアーム部42と、その先端で折り曲げられて板面と直角方向上向きに起立する起立部44とを備えている。ここで起立部44は、プレス曲げ加工により形成されている。
アーム部42の上面、即ち起立部44の折曲げ内側の面には、部分拡大図に示しているように、起立部44の付根に至る位置まで凹陥状の溝46がアーム部42の全幅に亘って形成されている。
起立部44はプレス曲げ加工により形成されたもので、折曲げ内側の付根の面、厳密には起立部44の付根からアーム部42の上面にかけての面が若干R形状面(湾曲形状面)48とならざるを得ないが、この実施形態ではそのR形状面48の上端が溝46の上端位置まで達しないように、溝46の溝深さが定められている。
一方上側のブラケット分割体14-1には、上記ストッパ片40と共働して一対のブラケット分割体14-1,14-2の相対回転、詳しくはボルト締結時に特にブラケット分割体14-1が共回りするのを防止する当り部50が、ストッパ片40に対応する位置に設けられている。
これら当り部50はブラケット分割体14-1の側辺に、ブラケット分割体14-1の板面と平行に且つ側方に舌片状に突出する形態で設けられている。
尚各ブラケット分割体14-1,14-2には、これを組み合わせるときの向きを正しく合わせるための突起52-1,52-2が長手方向一端にそれぞれ設けられている。
本実施形態のスタビライザブッシュ12は、次のようにしてブッシュ分割体12-1,12-2を組み合わせ且つこれを車体に固定する。
先ず、図4(I)に示しているように各ブッシュ分割体12-1,12-2を予め一体に加硫成形しておき、そしてスタビライザバー10の外周面に所定軸方向長に亘って接着剤Sを予め塗布しておく(接着剤Sはゴム弾性体16の側、或いはスタビライザバー10と両方とに塗布しておいても良い)。
そして図4(II)に示しているように一対のブッシュ分割体12-1,12-2にてスタビライザバー10を軸直角方向に挟み込み、且つ各分割体12-1,12-2におけるブラケット分割体14-1,14-2を分割面Pで重ね合わせる。
このときブラケット分割体14-1,14-2の各固定部26-1,26-2の間には若干の隙間が生じる。
そしてこの状態で、ブラケット分割体14-1,14-2をクランプ等で締め付けを行って、ゴム弾性体16を圧縮状態に保持し、その状態で全体を加熱炉に入れて一定時間そこに保持し、ゴム弾性体16詳しくは挿通孔20内面とスタビライザバー10との後接着処理を行う。
ここにおいてスタビライザブッシュ12が、ゴム弾性体16における挿通孔20内面においてスタビライザバー10に後接着された状態となる。
その後、一旦ブラケット分割体14-1,14-2のクランプを外した上で、同じ締結穴30を用いてブラケット14を車体に固定する。
詳しくは、ブラケット14の締結穴30に締結ボルト54(図7参照)を通してこれを所定のトルクで回転操作し、車体にねじ込んでいく。
そしてその締結ボルト54による締結によって、スタビライザブッシュ12が車体に固定される。
この締結ボルト54による締結の際に、一対のブラケット分割体14-1,14-2、特に上側のブラケット分割体14-1に対して締結ボルトによる回転力が作用する。
図12〜14に示す先願のスタビライザブッシュにあっては、このときの回転力により一対のブラケット分割体が回転方向にずれを生じてしまう不具合が生じていた。
しかるに本実施形態のスタビライザブッシュ12にあっては、ブラケット分割体14-2にストッパ片が、またブラケット分割体14-1に当り部50が設けられていて、それらにより回止め機構が構成されているため、そのような不具合の発生防止することができる。
図7はその回止め機構による作用を示している。
図7(I)は、締結ボルト54による締結前の状態を表しており、このときブラケット分割体14-1と14-2との間には若干の隙間が生じている。
この状態で締結ボルト54を締め込んでいくと、ゴム弾性体16が軸直角方向に圧縮されるとともに、一対のブラケット分割体14-1,14-2が接触状態に重なり合った状態となって、締結ボルト54よる締結力によって車体56側に固定される。
このときの締結ボルト54による締結の際に、特に上側のブラケット分割体14-1に対して回転力が働いても、下側のブラケット分割体14-2のストッパ片40に対して、上側のブラケット分割体14-1の当り部50が当ることによって、上側のブラケット分割体14-1が締結ボルト54と共に共回りするのが阻止される。
即ち上側のブラケット分割体14-1と下側のブラケット分割体14-2との相対回転が阻止される。
従って今一方の、未だ締結ボルト54による締結を行ってない側の締結穴30、詳しくは上側のブラケット分割体14-1の締結穴30-1と、下側のブラケット分割体14-2の締結穴30-2とが回転方向に位置ずれを生じてしまうのが防止される。
従ってその後において、残りの今一方の締結穴30での締結ボルト54による締結を支障なく良好に行うことができる。
以上のような本実施形態によれば、一対のブラケット分割体14-1,14-2同士を締結ボルト54にて締結すると同時に、スタビライザブッシュ12を車体に締結固定するに際して、一対のブラケット分割体14-1,14-2同士が相対回転してしまうのを、ストッパ片40及び当り部50にて構成される回止め機構にて良好に防止することができる。
従ってスタビライザブッシュ12を締結ボルト54にて車体に締結固定して組み付けるに際し、ブラケット14を押さえながら作業する必要はなく、組付作業に際しての作業性を良好となすことができる。
また一方の締結穴30にて締結ボルト54により締結作業した時に、一対のブラケット分割体14-1,14-2が相対回転してしまって、残りの他方の締結孔30の位置が回転方向にずれてしまい、そこに締結ボルト54を挿通できなくなるといった問題も解決することができ、更にはブラケット分割体14-1,14-2の相対回転に伴って一対のブッシュ分割体12-1,12-2が正しい位置関係で組み付けられず、そのことによってスタビライザブッシュの防振特性が損なわれてしまったり、耐久性に悪影響が生じて耐久寿命が低下してしまうといった問題も解決することができる。
またストッパ片40にはアーム部42を設けて、その先端部に折曲形状の起立部44を設けていることから、起立部44の曲げ加工を容易に行うことができる利点が得られる。
更に本実施形態では、アーム部42の上面に凹陥形状の溝46を設けていることから、次のような利点が得られる。
即ち、図8に示すようにこのような溝を設けないものでは、他方のブラケット分割体14-1の側辺に設けた当り部50が起立部44に当る際、R形状面48によって、ボルト締結の際のトルクにより当り部50がR形状面48に乗り上がって持ち上げられてしまい、その結果、上側のブラケット分割体14-1が下側のブラケット分割体14-2に対して浮き上がってしまって、一対のブラケット分割体14-1,14-2が密着状態に締結されなくなってしまい、また締結ボルト54による締結が甘くなって、不十分な締結状態となってしまう恐れがある。
しかるに本実施形態では凹陥形状の溝46が設けてあって、起立部44は溝46底面からの立ち上りとなるため、図6の部分拡大図に示すように、その付根にR形状面48ができたとしても、他方のブラケット分割体14-1の当り部50はR形状面48よりも上側の位置で起立部44に当ることができ、R形状面48による不具合の発生を良好に防止することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したが、これはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態のスタビライザブッシュをスタビライザバーへの組付け状態で示した図である。 図1のII−II断面図である。 図2に示すスタビライザブッシュを図2とは90°異なった方向で切断した状態で示す断面図である。 同実施形態のスタビライザブッシュの組付けの手順を示した説明図である。 同実施形態のスタビライザブッシュの斜視図である。 同実施形態のスタビライザブッシュを各分割体に分離した状態で示す斜視図である。 組付けの手順を示した図4の要部拡大図である。 同実施形態のスタビライザブッシュの利点を説明するための比較例図である。 従来のスタビライザブッシュをその取付例とともに示す図である。 従来のスタビライザブッシュの構成を示した図である。 図10のスタビライザバーとスタビライザブッシュとの後接着の方法を比較例として示す比較例図である。 本願の先願に係るスタビライザブッシュを示す比較例図である。 図12のスタビライザブッシュの縦断面図である。 図12のスタビライザブッシュの分解斜視図である。
符号の説明
10 スタビライザバー
12 スタビライザブッシュ
12-1,12-2 ブッシュ分割体
14 ブラケット
14-1,14-2 ブラケット分割体
16 ゴム弾性体
18 中間板
20 挿通孔
40 ストッパ片
42 アーム部
44 起立部
46 溝
50 当り部
54 締結ボルト

Claims (4)

  1. スタビライザバーを挿通させる挿通孔を備えた筒状のゴム弾性体と、該ゴム弾性体を内嵌させる凹部を備えた金属製のブラケットとを有し、該ゴム弾性体の軸直角方向断面の中間部には前記挿通孔周りに回曲した剛性の中間板が実質的に軸方向全長に亘って埋設されていて、該ゴム弾性体が該中間板より内周側の内ゴム層と、外周側の該内ゴム層よりもばね定数の小さな外ゴム層とに分かれているとともに、該ゴム弾性体,ブラケット及び中間板が前記挿通孔を通る分割面で軸直角方向に分割されて、各分割体ごとに該ゴム弾性体の加硫成形時に該ブラケット及び中間板が該ゴム弾性体と一体に加硫接着され、それらの一体加硫品から成る各ブッシュ分割体が前記スタビライザバーを軸直角方向に挟み込む状態に組み合わされ、且つそれぞれが軸直角方向に圧縮された状態で、前記挿通孔内面が該スタビライザバーの外周面に接着剤にて後接着されて成り、前記ブラケットが締結ボルトにより車体に締結されて該スタビライザバーを該車体に弾性支持させるスタビライザブッシュであって
    前記各ブッシュ分割体の互いに対を成す一対のブラケット分割体が板材にて構成されているとともに、一方のブラケット分割体には、前記締結ボルトによる回転力にて各ブラケット分割体同士が相対回転するのを阻止する、プレス曲げ加工にて形成された回止め用の折曲形状のストッパ片が該一方のブラケット分割体の側辺から起立する形態で設けられているとともに、他方のブラケット分割体の側辺には、該ストッパ片に対して前記相対回転方向に当接する当り部が設けられており、それらストッパ片と当り部とで回止め機構が構成されていることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  2. 請求項1において、前記ストッパ片は、前記一方のブラケット分割体の側辺から板面と平行に側方に延出するアーム部と、該アーム部の先端で折れ曲って起立する起立部とを有しており、該起立部に対して前記当り部が当たるようになしてあることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  3. 請求項2において、前記他方のブラケット分割体の前記当り部は、該他方のブラケット分割体の側辺から板面と平行に側方に舌片状に突出する形態で設けられていることを特徴とするスタビライザブッシュ。
  4. 請求項2において、前記アーム部の前記起立部の折曲げ内側の面には、プレス成形による凹陥形状の溝が該起立部の付根に至るまで且つ該アーム部の全幅に亘り設けられていることを特徴とするスタビライザブッシュ。
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