JP2004522112A - ゴム軸受け、有利にはスタビライザ軸受けおよび該軸受けを組み付けるための方法 - Google Patents
ゴム軸受け、有利にはスタビライザ軸受けおよび該軸受けを組み付けるための方法 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、有利にはスタビライザとして形成されたプロファイルバーを支承するために働くゴム軸受け、有利にはスタビライザ軸受けおよび該軸受けを組み付けるための方法に関する。本発明の課題は、前述した形式の軸受けを改良して、組付けが簡単となるようにすることである。このためには、本発明によれば、プロファイルバーを収容するための軸受けボディ(2)と、軸受け(1)とプロファイルバーとを別の構成部材に一緒に固定するためのクランプ(3)とが、すでにプロファイルバーへの組付け前に1つの構成ユニットを形成してる。軸受けボディ(2)だけでなく、この軸受けボディ(2)を収容するクランプ(3)も、軸方向に延びる開放ギャップ(5)を有している。プロファイルバーへの軸受け(1)の組付けは開放ギャップ(5)を使用して行われる。この場合、プロファイルバーが開放ギャップ(5)を通って軸受け(1)内に押圧される。すなわち、軸受け(1)がプロファイルバーに挟着される。プロファイルバーに挟着された構成ユニットは、開放ギャップ(5)の閉鎖後、クランプ(3)の軸方向の両端部に配置された閉鎖手段(6,6′)によってプロファイルバー(4)にエラストマのプレロード下で位置固定可能となる。
Description
【0001】
本発明は、円筒状のプロファイルバー、有利にはスタビライザを支承するためのゴム軸受けならびにこのような形式の軸受けをプロファイルバーもしくはスタビライザに組み付けるための方法に関する。
【0002】
ゴム軸受けは、種々異なる使用目的に対して、円筒状のプロファイルバーを弾性的に支承するためにしばしば使用される。したがって、たとえば自動車のスタビライザが適宜なゴム軸受けによって支承される。この目的のためには、スタビライザが弾性的な軸受けボディによって収容され、この軸受けボディを取り囲むクリップ(またはクランプもしくは保持手段)によって軸受けボディと一緒に別の構成部材、たとえば車両の補助フレームに固定される。公知先行技術によれば、スタビライザが、このスタビライザに加硫された前組付けされた軸受けを備えて引き渡されるかまたは軸受けの組付けが別の構成部材へのスタビライザの固定の途中に直接顧客のもとで行われる。最初の事例は、スタビライザの納入元に高い製造費用を要求する。なぜならば、特にスタビライザへの軸受けの組付けはしばしば比較的困難であり、高い組付け手間を必要とするからである。軸受けの組付けのためには、まずクリップ(クランプ)が軸方向の端部からスタビライザに被せられる。次いで、同じ形式で軸受けのゴムボディが移動させられ、プロファイルバーを支承したい箇所に達するまでスタビライザに被せられる。この場合、しばしば比較的複雑なスタビライザジオメトリによって、軸方向でのゴムの移動が少なくとも部分的に著しく困難となる。エラストマ、すなわち、本来の軸受けボディを被せた後、この軸受けボディを位置固定するために、クリップがゴムボディにわたって被せられる。この場合、軸受けボディが、設定された位置から軸方向に移動することが阻止されなければならない。
【0003】
スタビライザの組付けの途中の現場組付け時には、予めスタビライザに被せられたゴムボディが、一方の側で開いたクリップによって取り囲まれる。この場合、ねじによって行われる、たとえば補助フレームへの、被せられたゴム軸受けを備えたスタビライザの固定時には、ねじを介してプレロードがエラストマに対して付与されなければならない。この限りにおいて、この構成は、すでに前述したエラストマ製の軸受けボディの被せ時の困難は別として、顧客に対してあまり親切でないと分かった。
【0004】
本発明の課題は、前述した形式の軸受けを改良して、プロファイルバーもしくはスタビライザへの軸受けの組付けが公知先行技術に比べて簡単となるようにすることである。さらに、本発明の課題は、相応に形成された軸受けを組み付けるための方法を改善することにある。
【0005】
本発明の課題は、独立請求項の特徴を備えたゴム軸受けによって解決される。本発明により形成された軸受けを組み付けるための方法は請求項13によって特徴付けられる。
【0006】
本発明によるゴム軸受け(以下、「軸受け」とも呼ぶ)は自体公知の形式で、ほぼ円筒状のプロファイルバーもしくはスタビライザを収容するためのエラストマ製の軸受けボディと、軸受けとスタビライザとを別の構成部材(たとえば補助フレーム)に一緒に固定するために働くクリップ(クランプ)とから成っている。しかし、本発明によれば、軸受けボディとクランプとが、公知先行技術とは異なり、すでにスタビライザへの組付け前に1つの構成ユニットを形成している。この場合、エラストマ製の軸受けボディだけでなく、この軸受けボディを収容するクランプも、軸方向に延びる開放ギャップを有している。この開放ギャップは、スタビライザが開放ギャップを通って軸受け内に押圧される、すなわち、軸受けをスタビライザに挟着することができるように形成されている。スタビライザに挟着された構成ユニットは、開放ギャップの閉鎖後、クランプの軸方向の両端部に配置された閉鎖手段を介してプロファイルバーにエラストマのプレロード下で位置固定可能となる。
【0007】
本発明によるゴム軸受けの可能な構成によれば、閉鎖手段が舌片の形で形成されている。この舌片は、閉鎖されたクランプの周面で互いに反対の側に位置する、半径方向外向きに延びる2つの翼体の軸方向の両端部に配置されている。この場合、翼体はそれぞれ2つの面状エレメントから成っている。両面状エレメントは、プロファイルバーに組み付けられた軸受けの開放ギャップの閉鎖時に互いに接触する。軸受けを位置固定するためには、一方の翼体のそれぞれ一方の面状エレメントに配置された、2回折り曲げられた舌片が、相応の翼体のそれぞれ他方の面状エレメントを取り囲むように把持していて、したがって、一方の翼体の両面状エレメントの間に形成された開放ギャップを閉鎖した状態に保持している。軸受けのこのような形式の構成では、舌片の形で形成された閉鎖手段はクランプの直接的な一部であるものの、基本的には、開放ギャップをクランプの翼体の領域でリベット締めまたは溶接によって閉鎖した状態に保持することも可能である。軸受けを別の構成グループに固定するためには、翼体が、有利には、ねじを通過案内するための貫通孔を有している。
【0008】
軸受けを閉鎖手段によって位置固定する前には、開放ギャップが50゜〜70゜の開き角を有している。この場合、開き角の頂点は軸受け軸線に位置している。開き角が約60゜に規定されていると有利である。
【0009】
本発明による軸受けによって、スタビライザへの簡単なひいては費用を節約した組付けが可能となる。顧客は、前組付けされたゴム軸受けを備えたスタビライザを入手し、いまや、スタビライザの組付け時には、スタビライザと軸受けとから成るユニット全体を、軸受けのクリップに設けられた孔と、ねじとによって固定しさえすればよい。顧客はスタビライザへのエラストマ製のゴムボディの位置固定をもはや考慮する必要はない。特にエラストマの、位置固定のために必要となるプレロードはもはや、装置全体を固定するために働く螺合手段を介して付与される必要はない。スタビライザの納入元では、軸方向の開放ギャップを備えた構成ユニットとしての軸受けの構成によって、スタビライザジオメトリが複雑な場合でもスタビライザへの簡単な組付けが可能となる。これによって、組付け費用が著しく減少させられる。
【0010】
実際に適した構成によれば、僅かな厚さの、有利には金属材料から形成されたクランプが補強部を有している。したがって、たとえば場合によって存在する翼体に開放ギャップの領域で閉鎖手段の近くに半径方向外向きに延びるラグを形成することができ、かつ/またはクランプがその外面に、少なくとも軸受けボディを取り囲む周面にリブ補強部を有していてよい。この場合、リブが軸方向に延びていると有利である。
【0011】
組付けを助成するためには、本発明によるゴム軸受けの有利な構成では、エラストマ製の軸受けボディの外面に、クランプの内面の相補的な凹状湾曲部に係合する1つまたは複数の凸設部が形成されている。
【0012】
クリップもしくはクランプは一体に形成されていてもよいし、軸受けボディをその周面でそれぞれほぼ半円だけ取り囲む2つの部分から成っていてもよいが、ただし、両部分は軸受けボディの嵌込み前に開放ギャップとは反対の側で互いに結合される。軸受けの使用目的および所望の特性に応じて、基本的な構造を維持したまま、軸受けボディとクランプとの間に付加的にプラスチックシェルを組み込むことかできる。軸受けボディおよび場合によってはプラスチックシェルを軸方向でクランプ内に位置固定するためには、本発明の有利な構成では、クランプの軸方向の両端部に部分的に延びるかまたは軸受けボディを取り囲む全周に延びるそれぞれ1つの環状つばが形成されている。
【0013】
本発明により形成された軸受けを組み付けるための方法は以下のように行われる。クリップが2つの部分から成っている限り、まず両部分が少なくとも部分的に結合される。次いで、エラストマ製の軸受けボディが、有利には60゜の開放ギャップの開き角を備えて形成されたクランプ内に挿入される。こうして形成された構成ユニットがスタビライザに挟着される。このことは、プロファイルバーが開放ギャップを通って構成ユニット内に押し込まれることによって行われるので、軸受けをスタビライザに最初にプロファイルバーの端部で軸方向に被せることは不要となる。開放ギャップによって、軸受けを、設定された箇所で直接プロファイルバーに挟着することが可能となる。その後、開放ギャップが閉鎖されると同時に軸受けボディに、クリップに形成された閉鎖手段によってプレロードがかけられ、軸受けボディがプロファイルバーに位置固定される。この場合、このためには、クランプの、半径方向外向きに延びる面状エレメントに配置された舌片が2回折り曲げられ、これによって、この舌片が、すでに上述した、軸受けを固定するための翼体を形成する他方の面状エレメントを一緒にクランプ状に取り囲んで把持している。したがって、開放ギャップが閉鎖された状態に保持される。本発明による軸受けもしくはクランプの特に有利な構成によれば、組付けの途中で開放ギャップの閉鎖時にクランプの外径が減径されるので、極めて均一な応力分布がエラストマの周面全体にわたって得られる。いまや、軸受けボディがずれ滑る危険なしに、スタビライザを軸受けと一緒に、たとえば補助フレームに組み付けることができる。
【0014】
エラストマ製の軸受けボディはスタビライザに被せる前にクランプに1回の加硫過程によって結合することができる。しかし、基本的には、軸受けボディを位置固定なしにクランプ内に挿入すれば十分である。場合によっては、クランプと軸受けボディとから形成された構成ユニットをスタビライザに接着結合によって付加的に固定することができる。軸受けボディがクランプに加硫によって結合されない限り、クランプにすでに組付け前に表面保護層を設けることができる。別の事例では、表面保護層の被着が加硫過程後に行われると有利である。
【0015】
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0016】
図1には、本発明による軸受け1が示してある。この軸受け1は、エラストマ製の軸受けボディ2と、この軸受けボディ2を取り囲むクリップ3(クランプ)とから成っている。軸受けボディ2とクリップ3とは1つの構成ユニットを形成している。図示の例によれば、クランプ3は一体に形成されている。このクランプ3だけでなく、ゴムから成る軸受けボディ2も、軸方向に延びる開放ギャップ5を有している。クランプ3の軸方向の両端部では、面状エレメント8,9に舌片6,6′が形成されている。この舌片6,6′はのちに閉鎖手段として働く。面状エレメント8,8′,9,9′は孔10,10′を有している。この孔10,10′を介して、軸受け1によって収容されたスタビライザ4(図3参照)を含む装置全体を別の構成部材に螺合することが可能となる。実際には、開放ギャップ5の閉鎖後に一緒に貫通孔10を形成する孔のうちの少なくとも1つが、図面に示したものとは異なり、誤差理由に基づき、より良好に長孔として形成されていてよい。
【0017】
図1に示した軸受け1を、半径方向に経過する断面図で示した図2によって、軸受け1の構成がさらに明瞭となる。組付け補助手段として、エラストマ製の軸受けボディ2は凸設部14を有している。この凸設部14は、クランプ3内への軸受けボディ2の挿入後、クランプ3の内面の、対応する凹状湾曲部に係合している。軸方向に延びる開放ギャップ5は有利には60゜の開き角αを有している。これによって、開放ギャップ5は、スタビライザ4への軸受け1のクランプ固定もしくは挟着が可能となるように形成されている。この挟着後、開放ギャップ5が閉鎖され、クランプ3の面状エレメント8,9に形成された舌片6,6′が2回折り曲げられる。これによって、閉鎖手段として作用する舌片6,6′が面状エレメント8′,9′を取り囲むように把持しているので、開放ギャップ5は閉鎖されたままとなり、面状エレメント8,8′;9,9′は、半径方向外向きに延びるそれぞれ1つの共通の翼体7,7′を形成している。この翼体7,7′は図3によって明瞭となる。予めスタビライザ4に被せられた軸受け1の開放ギャップ5の閉鎖時には、クランプ3の外径が減径される。これによって、エラストマ製のゴムボディ2に予荷重もしくはプレロードがかけられる。この場合、均一な応力分布が構成部材の全周面にわたって生ぜしめられる。翼体7,7′の孔10,10′を通して案内したいねじによって、軸受け1と、この軸受け1に支承されたスタビライザ4とを別の構成部材、たとえば車両の補助フレームに固定することができる。
【0018】
さらに、図4には、図3によりスタビライザ4に組み付けられた軸受け1が、翼体7,7′に向かって見た図で示してある。閉鎖手段6,6′が、翼体7,7′を形成する面状エレメント8,8′,9,9′のそれぞれ一方をどのように取り囲んで把持しているのかを明瞭に認めることができる。半径方向外側に配置されて孔10,10′が設けられている。この孔10,10′によって、装置全体を別の構成部材に固定することができる。さらに、B−B線に沿って経過する断面を備えた断面図の状況が図5に示してある。
【0019】
図6には、軸受け1の別の構成が示してある。この構成では、クランプ3の軸方向の両端部に、少なくとも全周の一部にわたって延びるつばリング16,16′が形成されている。この構成は、軸受けボディ2とクランプ3との加硫が省略される場合に特に有利である。なぜならば、たとえば図6に示した構成のように、エラストマ製の軸受けボディ2とクランプ3との間に付加的にプラスチックシェル15が組み込まれているからである。つばリング16,16′によって、プロファイルバー4への構成ユニットの被せ時にゴムボディ2(もしくはゴムボディ2と、このゴムボディ2を取り囲むプラスチックシェル15と)がクランプ3の内部でずれ滑ることが阻止される。図1に示した軸受け1と同様にクランプ3はその外周面に、機械的な安定性を向上させるためにリブ補強部を有している。このリブ補強部のリブ13は軸方向に延びている。図6に示した軸受け1の構造は、装置を軸方向断面図で示した図7によってさらに明瞭となる。クランプ3の軸方向の両端部に設けられたつばリング16,16′と、開放ギャップ5の閉鎖前にかつスタビライザ4への軸受け1の位置固定前にまだ軸方向で外側に向けられている舌片6,6′とを良好に認めることができる。ゴムボディ2を取り囲むプラスチックシェル15も同じく明瞭に認めることができる。プラスチックシェル15の組込みによって、エラストマ2とクランプ3とを結合するための加硫が不可能となるので、スタビライザ4への挟着時の構成ユニットの構成要素の軸方向のずれ滑りを阻止するために、つばリング16,16′は有効な手段を成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】
プロファイルバーに組み付ける前の本発明によるゴム軸受けを示す図である。
【図2】
図1に示した軸受けの半径方向の断面図である。
【図3】
スタビライザに組み付けられた、図1に示したゴム軸受けを示す図である。
【図4】
図3に示した組み付けられた軸受けを翼体の方向から見た図である。
【図5】
図4に示した軸受けのB−B線に沿った断面図である。
【図6】
軸受けボディとクランプとの間に組み込まれたプラスチックシェルと、軸方向に配置された環状つばとを備えた軸受けの構成を示す図である。
【図7】
図6に示した軸受けの軸方向の断面図である。
【符号の説明】
1 軸受け、 2 軸受けボディ、 3 クランプ、 4 スタビライザ、 5 開放ギャップ、 6,6′ 舌片、 7,7′ 翼体、 8,8′ 面状エレメント、 9,9′ 面状エレメント、 10,10′ 孔、 11,11′ ラグ、 12,12′ ラグ、 13 リブ、 14 凸設部、 15 プラスチックシェル、 16,16′ つばリング、 α 開き角
本発明は、円筒状のプロファイルバー、有利にはスタビライザを支承するためのゴム軸受けならびにこのような形式の軸受けをプロファイルバーもしくはスタビライザに組み付けるための方法に関する。
【0002】
ゴム軸受けは、種々異なる使用目的に対して、円筒状のプロファイルバーを弾性的に支承するためにしばしば使用される。したがって、たとえば自動車のスタビライザが適宜なゴム軸受けによって支承される。この目的のためには、スタビライザが弾性的な軸受けボディによって収容され、この軸受けボディを取り囲むクリップ(またはクランプもしくは保持手段)によって軸受けボディと一緒に別の構成部材、たとえば車両の補助フレームに固定される。公知先行技術によれば、スタビライザが、このスタビライザに加硫された前組付けされた軸受けを備えて引き渡されるかまたは軸受けの組付けが別の構成部材へのスタビライザの固定の途中に直接顧客のもとで行われる。最初の事例は、スタビライザの納入元に高い製造費用を要求する。なぜならば、特にスタビライザへの軸受けの組付けはしばしば比較的困難であり、高い組付け手間を必要とするからである。軸受けの組付けのためには、まずクリップ(クランプ)が軸方向の端部からスタビライザに被せられる。次いで、同じ形式で軸受けのゴムボディが移動させられ、プロファイルバーを支承したい箇所に達するまでスタビライザに被せられる。この場合、しばしば比較的複雑なスタビライザジオメトリによって、軸方向でのゴムの移動が少なくとも部分的に著しく困難となる。エラストマ、すなわち、本来の軸受けボディを被せた後、この軸受けボディを位置固定するために、クリップがゴムボディにわたって被せられる。この場合、軸受けボディが、設定された位置から軸方向に移動することが阻止されなければならない。
【0003】
スタビライザの組付けの途中の現場組付け時には、予めスタビライザに被せられたゴムボディが、一方の側で開いたクリップによって取り囲まれる。この場合、ねじによって行われる、たとえば補助フレームへの、被せられたゴム軸受けを備えたスタビライザの固定時には、ねじを介してプレロードがエラストマに対して付与されなければならない。この限りにおいて、この構成は、すでに前述したエラストマ製の軸受けボディの被せ時の困難は別として、顧客に対してあまり親切でないと分かった。
【0004】
本発明の課題は、前述した形式の軸受けを改良して、プロファイルバーもしくはスタビライザへの軸受けの組付けが公知先行技術に比べて簡単となるようにすることである。さらに、本発明の課題は、相応に形成された軸受けを組み付けるための方法を改善することにある。
【0005】
本発明の課題は、独立請求項の特徴を備えたゴム軸受けによって解決される。本発明により形成された軸受けを組み付けるための方法は請求項13によって特徴付けられる。
【0006】
本発明によるゴム軸受け(以下、「軸受け」とも呼ぶ)は自体公知の形式で、ほぼ円筒状のプロファイルバーもしくはスタビライザを収容するためのエラストマ製の軸受けボディと、軸受けとスタビライザとを別の構成部材(たとえば補助フレーム)に一緒に固定するために働くクリップ(クランプ)とから成っている。しかし、本発明によれば、軸受けボディとクランプとが、公知先行技術とは異なり、すでにスタビライザへの組付け前に1つの構成ユニットを形成している。この場合、エラストマ製の軸受けボディだけでなく、この軸受けボディを収容するクランプも、軸方向に延びる開放ギャップを有している。この開放ギャップは、スタビライザが開放ギャップを通って軸受け内に押圧される、すなわち、軸受けをスタビライザに挟着することができるように形成されている。スタビライザに挟着された構成ユニットは、開放ギャップの閉鎖後、クランプの軸方向の両端部に配置された閉鎖手段を介してプロファイルバーにエラストマのプレロード下で位置固定可能となる。
【0007】
本発明によるゴム軸受けの可能な構成によれば、閉鎖手段が舌片の形で形成されている。この舌片は、閉鎖されたクランプの周面で互いに反対の側に位置する、半径方向外向きに延びる2つの翼体の軸方向の両端部に配置されている。この場合、翼体はそれぞれ2つの面状エレメントから成っている。両面状エレメントは、プロファイルバーに組み付けられた軸受けの開放ギャップの閉鎖時に互いに接触する。軸受けを位置固定するためには、一方の翼体のそれぞれ一方の面状エレメントに配置された、2回折り曲げられた舌片が、相応の翼体のそれぞれ他方の面状エレメントを取り囲むように把持していて、したがって、一方の翼体の両面状エレメントの間に形成された開放ギャップを閉鎖した状態に保持している。軸受けのこのような形式の構成では、舌片の形で形成された閉鎖手段はクランプの直接的な一部であるものの、基本的には、開放ギャップをクランプの翼体の領域でリベット締めまたは溶接によって閉鎖した状態に保持することも可能である。軸受けを別の構成グループに固定するためには、翼体が、有利には、ねじを通過案内するための貫通孔を有している。
【0008】
軸受けを閉鎖手段によって位置固定する前には、開放ギャップが50゜〜70゜の開き角を有している。この場合、開き角の頂点は軸受け軸線に位置している。開き角が約60゜に規定されていると有利である。
【0009】
本発明による軸受けによって、スタビライザへの簡単なひいては費用を節約した組付けが可能となる。顧客は、前組付けされたゴム軸受けを備えたスタビライザを入手し、いまや、スタビライザの組付け時には、スタビライザと軸受けとから成るユニット全体を、軸受けのクリップに設けられた孔と、ねじとによって固定しさえすればよい。顧客はスタビライザへのエラストマ製のゴムボディの位置固定をもはや考慮する必要はない。特にエラストマの、位置固定のために必要となるプレロードはもはや、装置全体を固定するために働く螺合手段を介して付与される必要はない。スタビライザの納入元では、軸方向の開放ギャップを備えた構成ユニットとしての軸受けの構成によって、スタビライザジオメトリが複雑な場合でもスタビライザへの簡単な組付けが可能となる。これによって、組付け費用が著しく減少させられる。
【0010】
実際に適した構成によれば、僅かな厚さの、有利には金属材料から形成されたクランプが補強部を有している。したがって、たとえば場合によって存在する翼体に開放ギャップの領域で閉鎖手段の近くに半径方向外向きに延びるラグを形成することができ、かつ/またはクランプがその外面に、少なくとも軸受けボディを取り囲む周面にリブ補強部を有していてよい。この場合、リブが軸方向に延びていると有利である。
【0011】
組付けを助成するためには、本発明によるゴム軸受けの有利な構成では、エラストマ製の軸受けボディの外面に、クランプの内面の相補的な凹状湾曲部に係合する1つまたは複数の凸設部が形成されている。
【0012】
クリップもしくはクランプは一体に形成されていてもよいし、軸受けボディをその周面でそれぞれほぼ半円だけ取り囲む2つの部分から成っていてもよいが、ただし、両部分は軸受けボディの嵌込み前に開放ギャップとは反対の側で互いに結合される。軸受けの使用目的および所望の特性に応じて、基本的な構造を維持したまま、軸受けボディとクランプとの間に付加的にプラスチックシェルを組み込むことかできる。軸受けボディおよび場合によってはプラスチックシェルを軸方向でクランプ内に位置固定するためには、本発明の有利な構成では、クランプの軸方向の両端部に部分的に延びるかまたは軸受けボディを取り囲む全周に延びるそれぞれ1つの環状つばが形成されている。
【0013】
本発明により形成された軸受けを組み付けるための方法は以下のように行われる。クリップが2つの部分から成っている限り、まず両部分が少なくとも部分的に結合される。次いで、エラストマ製の軸受けボディが、有利には60゜の開放ギャップの開き角を備えて形成されたクランプ内に挿入される。こうして形成された構成ユニットがスタビライザに挟着される。このことは、プロファイルバーが開放ギャップを通って構成ユニット内に押し込まれることによって行われるので、軸受けをスタビライザに最初にプロファイルバーの端部で軸方向に被せることは不要となる。開放ギャップによって、軸受けを、設定された箇所で直接プロファイルバーに挟着することが可能となる。その後、開放ギャップが閉鎖されると同時に軸受けボディに、クリップに形成された閉鎖手段によってプレロードがかけられ、軸受けボディがプロファイルバーに位置固定される。この場合、このためには、クランプの、半径方向外向きに延びる面状エレメントに配置された舌片が2回折り曲げられ、これによって、この舌片が、すでに上述した、軸受けを固定するための翼体を形成する他方の面状エレメントを一緒にクランプ状に取り囲んで把持している。したがって、開放ギャップが閉鎖された状態に保持される。本発明による軸受けもしくはクランプの特に有利な構成によれば、組付けの途中で開放ギャップの閉鎖時にクランプの外径が減径されるので、極めて均一な応力分布がエラストマの周面全体にわたって得られる。いまや、軸受けボディがずれ滑る危険なしに、スタビライザを軸受けと一緒に、たとえば補助フレームに組み付けることができる。
【0014】
エラストマ製の軸受けボディはスタビライザに被せる前にクランプに1回の加硫過程によって結合することができる。しかし、基本的には、軸受けボディを位置固定なしにクランプ内に挿入すれば十分である。場合によっては、クランプと軸受けボディとから形成された構成ユニットをスタビライザに接着結合によって付加的に固定することができる。軸受けボディがクランプに加硫によって結合されない限り、クランプにすでに組付け前に表面保護層を設けることができる。別の事例では、表面保護層の被着が加硫過程後に行われると有利である。
【0015】
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0016】
図1には、本発明による軸受け1が示してある。この軸受け1は、エラストマ製の軸受けボディ2と、この軸受けボディ2を取り囲むクリップ3(クランプ)とから成っている。軸受けボディ2とクリップ3とは1つの構成ユニットを形成している。図示の例によれば、クランプ3は一体に形成されている。このクランプ3だけでなく、ゴムから成る軸受けボディ2も、軸方向に延びる開放ギャップ5を有している。クランプ3の軸方向の両端部では、面状エレメント8,9に舌片6,6′が形成されている。この舌片6,6′はのちに閉鎖手段として働く。面状エレメント8,8′,9,9′は孔10,10′を有している。この孔10,10′を介して、軸受け1によって収容されたスタビライザ4(図3参照)を含む装置全体を別の構成部材に螺合することが可能となる。実際には、開放ギャップ5の閉鎖後に一緒に貫通孔10を形成する孔のうちの少なくとも1つが、図面に示したものとは異なり、誤差理由に基づき、より良好に長孔として形成されていてよい。
【0017】
図1に示した軸受け1を、半径方向に経過する断面図で示した図2によって、軸受け1の構成がさらに明瞭となる。組付け補助手段として、エラストマ製の軸受けボディ2は凸設部14を有している。この凸設部14は、クランプ3内への軸受けボディ2の挿入後、クランプ3の内面の、対応する凹状湾曲部に係合している。軸方向に延びる開放ギャップ5は有利には60゜の開き角αを有している。これによって、開放ギャップ5は、スタビライザ4への軸受け1のクランプ固定もしくは挟着が可能となるように形成されている。この挟着後、開放ギャップ5が閉鎖され、クランプ3の面状エレメント8,9に形成された舌片6,6′が2回折り曲げられる。これによって、閉鎖手段として作用する舌片6,6′が面状エレメント8′,9′を取り囲むように把持しているので、開放ギャップ5は閉鎖されたままとなり、面状エレメント8,8′;9,9′は、半径方向外向きに延びるそれぞれ1つの共通の翼体7,7′を形成している。この翼体7,7′は図3によって明瞭となる。予めスタビライザ4に被せられた軸受け1の開放ギャップ5の閉鎖時には、クランプ3の外径が減径される。これによって、エラストマ製のゴムボディ2に予荷重もしくはプレロードがかけられる。この場合、均一な応力分布が構成部材の全周面にわたって生ぜしめられる。翼体7,7′の孔10,10′を通して案内したいねじによって、軸受け1と、この軸受け1に支承されたスタビライザ4とを別の構成部材、たとえば車両の補助フレームに固定することができる。
【0018】
さらに、図4には、図3によりスタビライザ4に組み付けられた軸受け1が、翼体7,7′に向かって見た図で示してある。閉鎖手段6,6′が、翼体7,7′を形成する面状エレメント8,8′,9,9′のそれぞれ一方をどのように取り囲んで把持しているのかを明瞭に認めることができる。半径方向外側に配置されて孔10,10′が設けられている。この孔10,10′によって、装置全体を別の構成部材に固定することができる。さらに、B−B線に沿って経過する断面を備えた断面図の状況が図5に示してある。
【0019】
図6には、軸受け1の別の構成が示してある。この構成では、クランプ3の軸方向の両端部に、少なくとも全周の一部にわたって延びるつばリング16,16′が形成されている。この構成は、軸受けボディ2とクランプ3との加硫が省略される場合に特に有利である。なぜならば、たとえば図6に示した構成のように、エラストマ製の軸受けボディ2とクランプ3との間に付加的にプラスチックシェル15が組み込まれているからである。つばリング16,16′によって、プロファイルバー4への構成ユニットの被せ時にゴムボディ2(もしくはゴムボディ2と、このゴムボディ2を取り囲むプラスチックシェル15と)がクランプ3の内部でずれ滑ることが阻止される。図1に示した軸受け1と同様にクランプ3はその外周面に、機械的な安定性を向上させるためにリブ補強部を有している。このリブ補強部のリブ13は軸方向に延びている。図6に示した軸受け1の構造は、装置を軸方向断面図で示した図7によってさらに明瞭となる。クランプ3の軸方向の両端部に設けられたつばリング16,16′と、開放ギャップ5の閉鎖前にかつスタビライザ4への軸受け1の位置固定前にまだ軸方向で外側に向けられている舌片6,6′とを良好に認めることができる。ゴムボディ2を取り囲むプラスチックシェル15も同じく明瞭に認めることができる。プラスチックシェル15の組込みによって、エラストマ2とクランプ3とを結合するための加硫が不可能となるので、スタビライザ4への挟着時の構成ユニットの構成要素の軸方向のずれ滑りを阻止するために、つばリング16,16′は有効な手段を成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】
プロファイルバーに組み付ける前の本発明によるゴム軸受けを示す図である。
【図2】
図1に示した軸受けの半径方向の断面図である。
【図3】
スタビライザに組み付けられた、図1に示したゴム軸受けを示す図である。
【図4】
図3に示した組み付けられた軸受けを翼体の方向から見た図である。
【図5】
図4に示した軸受けのB−B線に沿った断面図である。
【図6】
軸受けボディとクランプとの間に組み込まれたプラスチックシェルと、軸方向に配置された環状つばとを備えた軸受けの構成を示す図である。
【図7】
図6に示した軸受けの軸方向の断面図である。
【符号の説明】
1 軸受け、 2 軸受けボディ、 3 クランプ、 4 スタビライザ、 5 開放ギャップ、 6,6′ 舌片、 7,7′ 翼体、 8,8′ 面状エレメント、 9,9′ 面状エレメント、 10,10′ 孔、 11,11′ ラグ、 12,12′ ラグ、 13 リブ、 14 凸設部、 15 プラスチックシェル、 16,16′ つばリング、 α 開き角
Claims (17)
- ゴム軸受け(1)において、円筒状のプロファイルバー(4)、有利にはスタビライザを収容するためのエラストマ製の軸受けボディ(2)と、当該軸受け(1)とプロファイルバー(4)とを別の構成部材に一緒に固定するために働くクリップ(3)とが設けられており、軸受けボディ(2)とクリップ(3)とが、1つの構成ユニットを形成しており、該構成ユニットが、プロファイルバー(4)への組付け前に開放された、該プロファイルバー(4)への当該軸受け(1)の挟着を可能にする軸方向に延びる開放ギャップ(5)を有しており、さらに、構成ユニットが、プロファイルバー(4)への挟着後に開放ギャップ(5)を閉鎖したままエラストマのプレロード下で、クランプ(3)に配置された閉鎖手段(6,6′)によってプロファイルバー(4)に位置固定可能であることを特徴とする、ゴム軸受け。
- 閉鎖手段(6,6′)が、舌片の形でクランプ(3)の一部として形成されていて、該クランプ(3)の周面で互いに反対の側に位置する、半径方向外向きに延びる2つの翼体(7,7′)の軸方向の端部に配置されており、該翼体(7,7′)が、それぞれプロファイルバー(4)に組み付けられた当該軸受け(1)の開放ギャップ(5)の閉鎖時に互いに接触する2つの面状エレメント(8,8′,9,9′)から成っており、それぞれ一方の面状エレメント(8,9)に配置された舌片(6,6′)が2回折り曲げられていて、これによって、それぞれ他方の面状エレメント(8′,9′)を取り囲むように把持して、プレロード下のエラストマと、一方の翼体(7)の面状エレメント(8,8′)の間に配置された開放ギャップ(5)とを閉鎖した状態に保持しており、翼体(7,7′)が、当該軸受け(1)を別の構成グループに固定するために貫通孔(10,10′)を有している、請求項1記載のゴム軸受け。
- クランプ(3)の外径が、開放ギャップ(5)の閉鎖時に減径されるようになっている、請求項1または2記載のゴム軸受け。
- 軸受け軸線に位置する頂点を備えた、開放ギャップ(5)の開き角(α)が、当該軸受け(1)の組付け前に50゜〜70゜に規定されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のゴム軸受け。
- 開放ギャップ(5)の開き角が、当該軸受け(1)の組付け前に約60゜に規定されている、請求項4記載のゴム軸受け。
- 開放ギャップ(5)が間に延びる面状エレメント(8,8′)によって形成される翼体(7)の軸方向の端部でクランプ(3)を補強するために、面状エレメント(8,8′)へのクランプ(3)の、軸受けボディ(2)を取り囲む周面の移行部の領域にラグ(11,11′,12,12′)が形成されている、請求項2から4までのいずれか1項記載のゴム軸受け。
- クランプ(3)が、エラストマ製の軸受けボディ(2)を取り囲む周面の領域で外面にリブ補強部を有している、請求項1または6記載のゴム軸受け。
- リブ(13)が軸方向に延びている、請求項7記載のゴム軸受け。
- エラストマ製の軸受けボディ(2)が、その外面に、クランプ(3)の内面の相補的な凹状湾曲部に係合する1つまたはそれ以上の凸設部(14)を有している、請求項1から8までのいずれか1項記載のゴム軸受け。
- クランプ(3)が一体に形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のゴム軸受け。
- 軸受けボディ(2)とクランプ(3)との間にプラスチックシェル(15)が組み込まれている、請求項1から10までのいずれか1項記載のゴム軸受け。
- クランプ(3)の軸方向の端面にそれぞれ1つの環状つば(16,16′)が形成されており、該環状つば(16,16′)が、部分的に延びているかまたはクランプ(3)の、軸受けボディ(2)を取り囲む全周範囲で延びている、請求項1から11までのいずれか1項記載のゴム軸受け。
- ゴム軸受け(1)をプロファイルバー(4)、有利にはスタビライザに組み付けるための方法において、
a)エラストマ製の軸受けボディ(2)を、軸受け(1)とプロファイルバー(4)とをのちに固定するために働くクリップ(クランプ)(3)内に挿入し、
b)軸受けボディ(2)を、該軸受けボディ(2)を取り囲むクランプ(3)と一緒に、軸方向で軸受けボディ(2)とクランプ(3)とを通って延びる開放ギャップ(5)を介してプロファイルバー(4)に挟着し、
c)開放ギャップ(5)を閉鎖し、
d)クランプ(3)の、半径方向外向きに延びる面状エレメント(8,9)に配置された舌片(6,6′)を2回折り曲げ、これによって、該舌片(6,6′)が、面状エレメント(8,9)に接触する他方の面状エレメント(8′,9′)をクランプ状に取り囲んで把持していて、これによって、開放ギャップ(5)を閉鎖した状態に保持していて、軸受け(1)をエラストマのプレロード下でプロファイルバー(4)に位置固定している
を特徴とする、ゴム軸受けをプロファイルバーに組み付けるための方法。 - クランプ(3)に、軸受けボディ(2)の挿入前に表面保護層を設ける、請求項13記載の方法。
- 軸受けボディ(2)を、該軸受けボディ(2)を取り囲むプラスチックシェル(15)と一緒にクランプ(3)内に挿入する、請求項13または14記載の方法。
- エラストマ製の軸受けボディ(2)と、クランプ(3)とを、プロファイルバー(4)への挟着前に加硫によって互いに結合し、その後、クランプ(3)に有利には表面保護層を設ける、請求項13記載の方法。
- 軸受けボディ(2)を、プロファイルバー(4)への挟着後にもしくは挟着時に接着剤によってプロファイルバー(4)に位置固定する、請求項13から16までのいずれか1項記載の方法。
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