JP2007252134A - 負荷駆動装置およびそれを搭載した自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常検出時における負荷の駆動性能を確保可能な負荷駆動装置およびそれを備えた自動車を提供する。
【解決手段】電圧センサ13は、コンデンサC2の両端の電圧Vmを検出して制御装置30へ出力する。制御装置30は、電圧センサ13の検出値Vmが許容値を超えたとき、インバータが過電圧と判定してインバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転を所定期間停止するとともにバッテリBを遮断する。コンデンサC2の残留電荷が放電抵抗18により放電されると、制御装置30は、電圧センサ13の検出値Vmの時間的変化に基づいて過電圧がインバータ等の異常によるものか、電圧センサ13の異常によるものかを判別する。電圧センサ13の異常が判定されると、制御装置30はインバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転停止を解除するとともに、バッテリBを接続してモータジェネレータMG1,MG2を駆動する。
【選択図】図1

Description

この発明は、負荷を駆動する駆動装置およびそれを搭載した自動車に関する。
最近、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)および電気自動車(Electric Vehicle)が注目されている。ハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、インバータを介して直流電源により駆動されるモータを動力源とする自動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によりモータを回転することによって動力源を得るものである。
また、電気自動車は、インバータを介して直流電源によって駆動されるモータを動力源とする自動車である。
このようなハイブリッド自動車または電気自動車に搭載される負荷駆動装置においては、通常、インバータに入力される電圧に過電圧が検出されると、インバータの運転を停止させて、インバータが耐圧破損するのを防止している。
また、インバータからモータの各相コイルに流れるモータ駆動電流に過電流が検出されたときにおいても、インバータの運転を停止させて、過大な電流が通過することによりインバータを構成するスイッチング素子が過熱されるのを防止している。
たとえば特許文献1は、所定の保護回路が、半導体スイッチおよび当該半導体スイッチをオン/オフするゲート回路がモジュール化されてなるパッケージ内に収納されて構成されるインテリジェントパワーモジュール(IPM)であって、保護回路が動作した場合に、保護回路が保護する故障の種類が重故障か軽故障かを判別する故障判別手段と、故障判別手段により故障の種類が重故障と判断された場合には、ゲート回路に直ちにゲートブロック信号を与え、故障の種類が軽故障と判断された場合には、ゲート回路に設定時間後にゲートブロック信号を与えるゲートブロック手段とを備えることを開示する。
これによれば、IPMを構成するパッケージ内には、保護回路として、過電圧保護回路、過電流保護回路および過熱保護回路が収納される。故障判別手段は、過電圧保護回路や過電流保護回路が動作したときには緊急に停止させた方がよいので、故障の種類を重故障と判別する。一方、過熱保護回路が動作したときにはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の温度が上昇して危険であるが、20ms程度は遅れてゲートブロックさせても問題ないので、故障の種類を軽故障と判別する。この結果、緊急性を要しない軽故障の場合には、電力変換器およびその負荷にダメージを与えることなくソフトに停止させることが可能となる。
特開平11−262270号公報 特開2003−274506号公報 特開平10−283581号公報 特開平9−238476号公報 特開2004−112883号公報
しかしながら、上記の特許文献によれば、過電圧保護回路や過電流保護回路に内蔵されて過電圧または過電流を検出する検出素子に何らかの故障が生じた場合には、誤って過電圧または過電流が検出される可能性がある。そして、このような場合には、IPMが正常であるにも拘らず、ゲートブロック手段が直ちにIGBTをゲートブロックして電力変換器を緊急に停止する。結果として、電力変換器を継続して運転して何ら問題がないにも拘わらず、電力変換器が強制的に停止させられることとなる。
ところで、ハイブリッド自動車や電気自動車においては、電力変換器が停止されると、モータを動力源とした走行が不可能となることから、車両を他の車両や歩行者等の妨げにならない場所まで退避させるための走行、いわゆる退避走行に移行させることが行なわれている。
しかしながら、このときの退避走行は、モータから駆動軸に対する動力供給がなされないため、駆動輪に作用する慣性力にのみ依存したものとなる。そのため、車両を確実に退避させるだけの走行距離を確保することが困難となる。
先述のように誤って過電圧や過電流が検出された場合には、保護回路自体の故障として車両を退避走行に移行する必要が生じるが、電力変換器自体には何ら異常がないことが早期に判れば、電力変換器を継続して運転することによって車両の退避走行に必要な駆動力を確保できると判断される。この結果、異常発生時の車両の安全性を保障するフェイルセーフ機能をさらに充実させることが可能となる。
それゆえ、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、異常検出時における負荷の駆動性能を確保可能な負荷駆動装置およびそれを備えた自動車を提供することである。
この発明によれば、負荷駆動装置は、電源から電力の供給を受けて負荷を駆動する駆動装置と、各々が駆動装置に供給される電圧または電流を検出する複数の検出器と、複数の検出器の検出値がそれぞれの指令値に一致するように駆動装置を駆動制御する制御装置と、複数の検出器の検出値に基づいて駆動装置の異常を検出する異常検出回路とを備える。異常検出回路は、複数の検出器の検出値の少なくとも1つが所定の許容値を越えたときに、駆動制御を所定期間停止し、所定期間内の検出値の時間的変化に基づいて駆動装置の異常および対応する検出器の異常のいずれが発生しているかを判定する。制御装置は、異常検出回路が駆動装置の異常が発生していると判定したことに応じて駆動制御を停止する一方で、検出器の異常が発生していると判定したことに応じて検出器を除く他の検出器の検出値を用いて駆動制御を継続する。
上記の負荷駆動装置によれば、駆動装置の異常が検出されたとき、駆動装置の異常を検出するための検出器自体の異常に起因するものであることを短期間に判別することができる。そのため、正常な駆動装置を継続して運転して負荷を駆動することができる。この結果、駆動装置の異常が検出されたことに応じて強制的に駆動装置を運転停止させるのに対して、負荷の駆動性能を向上することができる。
好ましくは、負荷駆動装置は、駆動装置の入力側に設けられた容量素子と、駆動制御の停止期間において、容量素子の残留電荷を放電するための放電抵抗とをさらに備える。複数の検出器は、容量素子の端子間電圧を検出する電圧センサを含む。異常検出回路は、電圧センサの検出値が許容値を超えたことに応じて駆動制御を所定期間停止し、かつ、所定期間内に電圧センサの検出値が所定の閾値を下回ることに応じて駆動装置の異常が発生していると判定する一方で、所定期間内に電圧センサの検出値が所定の閾値以上を維持することに応じて電圧センサの異常が発生していると判定する。
上記の負荷駆動装置によれば、駆動装置に過電圧が検出されたときに、短期間で過電圧が電圧センサ自体の異常による誤検出であることを識別することができる。そのため、他の正常な電圧センサを用いて駆動装置を継続して駆動させることができる。
好ましくは、異常検出回路は、所定期間内における電圧センサの検出値の時間的変化率に基づいて駆動装置の異常および対応する検出器の異常のいずれが発生しているかを判定する。
上記の負荷駆動装置によれば、駆動装置に過電圧が検出されたときに、短期間で過電圧が電圧センサ自体の異常による誤検出であることを識別することができる。
好ましくは、複数の検出器は、駆動装置を流れる電流を検出する電流センサを含む。異常検出回路は、電流センサの検出値が許容値を超えたことに応じて駆動制御を所定期間停止し、かつ、所定期間内に電流センサの検出値が所定の閾値を下回ることに応じて駆動装置の異常が発生していると判定する一方で、所定期間内に電流センサの検出値が所定の閾値以上を維持することに応じて電流センサの異常が発生していると判定する。
上記の負荷駆動装置によれば、駆動装置に過電流が検出されたときに、短期間で過電流が電流センサ自体の異常による誤検出であることを判別することができる。そのため、他の正常な電流センサを用いて駆動装置を継続して駆動させることができる。
好ましくは、負荷は、第1および第2の回転電機を有する。駆動装置は、電源から電力の供給を受けて第1および第2の回転電機をそれぞれ駆動する第1および第2の駆動回路を含む。電流センサは、第1および第2の回転電機を流れる駆動電流をそれぞれ検出する第1および第2の電流センサを含む。制御装置は、異常検出回路が第1の電流センサの異常が発生していると判定したことに応じて第2の駆動回路の駆動制御を継続する一方で、第2の電流センサの異常が判定されたことに応じて第1の駆動回路の駆動制御を継続する。
上記の負荷駆動装置によれば、一方の駆動回路に検出された過電流が対応する電流センサ自体の異常によるものであると判定されたときには、他方の駆動回路を継続して駆動制御することにより負荷を駆動することができる。
この発明の他の局面によれば、自動車は、請求項1から請求項5にいずれか1項に記載の負荷駆動装置を搭載する。
上記の自動車によれば、駆動装置の異常が検出器自体の異常によるものであるときには、他の正常な検出器を用いて駆動装置を継続して駆動制御するため、車両を安全な場所に退避させるのに必要なトルクを確保できる。この結果、車両の退避走行性能を高めることができる。
この発明によれば、駆動装置の異常が検出されたとき、駆動装置の異常を検出するための検出器自体の異常に起因するものであることを短期間に判別することができる。そのため、正常な駆動装置を継続して運転して負荷を駆動することができる。この結果、駆動装置の異常が検出されたことに応じて強制的に駆動装置を運転停止させるのに対して、負荷の駆動性能を向上することができる。
さらに、この発明による負荷駆動装置を自動車に搭載することにより、負荷駆動装置の異常検出に応じて実行される退避走行において、その走行性能が向上することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による負荷駆動装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、負荷駆動装置は、バッテリBと、システムリレーSR1,SR2と、コンデンサC1,C2と、昇圧コンバータ12と、インバータ14,31と、電流センサ24,28と、電圧センサ10,13と、放電抵抗18と、制御装置30とを備える。
エンジンENGは、ガソリンなどの燃料の燃焼エネルギーを源として駆動力を発生する。エンジンENGの発生する駆動力は、図1の太斜線で示すように、動力分割機構60により、2つの経路に分割される。一方は、図示しない減速機を介して車輪を駆動する駆動軸に伝達する経路である。もう一方は、モータジェネレータMG1へ伝達する経路である。
モータジェネレータMG1,MG2は、発電機としても電動機としても機能し得るが、以下に示すように、モータジェネレータMG1は、主として発電機として動作し、モータジェネレータMG2は、主として電動機として動作する。
詳細には、モータジェネレータMG1は、三相交流回転機であり、加速時において、エンジンENGを始動する始動機として用いられる。このとき、モータジェネレータMG1は、バッテリBからの電力の供給を受けて電動機として駆動し、エンジンENGをクランキングして始動する。
さらに、エンジンENGの始動後において、モータジェネレータMG1は、動力分割機構60を介して伝達されたエンジンENGの駆動力によって回転されて発電する。
モータジェネレータMG1の発電した電力は、車両の運転状態やバッテリBの充電量によって使い分けられる。たとえば、通常走行時や急加速時においては、モータジェネレータMG1の発電した電力は、そのままモータジェネレータMG2を駆動させる電力となる。一方、バッテリBの充電量が所定の値よりも低いときには、モータジェネレータMG1の発電した電力は、インバータ14によって交流電力から直流電力に変換されてバッテリBに蓄えられる。
モータジェネレータMG2は、三相交流回転機であり、バッテリBに蓄えられた電力およびモータジェネレータMG1が発電した電力の少なくともいずれか一方によって駆動される。モータジェネレータMG2の駆動力は、減速機を介して車輪の駆動軸に伝達される。これにより、モータジェネレータMG2は、エンジンENGをアシストして車両を走行させたり、自己の駆動力のみによって車両を走行させたりする。
また、車両の回生制動時には、モータジェネレータMG2は、減速機を介して車輪により回転されて発電機として動作する。このとき、モータジェネレータMG2により発電された回生電力は、インバータ31を介してバッテリBに充電される。
システムリレーSR1は、バッテリBの正極と昇圧コンバータ12との間に接続される。システムリレーSR2は、バッテリBの負極と昇圧コンバータ12との間に接続される。システムリレーSR1,SR2は、制御装置30からの信号SEによりオン/オフされる。
昇圧コンバータ12は、リアクトルL1と、IGBT素子Q1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルL1の一方端はバッテリBの電源ラインに接続され、他方端はIGBT素子Q1とIGBT素子Q2との中間点、すなわち、IGBT素子Q1のエミッタとIGBT素子Q2のコレクタとの間に接続される。IGBT素子Q1,Q2は、電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。そして、IGBT素子Q1のコレクタは電源ラインに接続され、IGBT素子Q2のエミッタはアースラインに接続される。また、各IGBT素子Q1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1,D2がそれぞれ接続されている。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とから成る。U相アーム15、V相アーム16、およびW相アーム17は、電源ラインとアースラインとの間に並列に設けられる。
U相アーム15は、直列接続されたIGBT素子Q3,Q4から成り、V相アーム16は、直列接続されたIGBT素子Q5,Q6から成り、W相アーム17は、直列接続されたIGBT素子Q7,Q8から成る。また、各IGBT素子Q3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、モータジェネレータMG1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG1は、U,V,W相の3つのコイルの一端が中性点に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がIGBT素子Q3,Q4の中間点に、V相コイルの他端がIGBT素子Q5,Q6の中間点に、W相コイルの他端がIGBT素子Q7,Q8の中間点にそれぞれ接続されている。
インバータ31は、インバータ14と同様の構成から成る。
バッテリBは、たとえばニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの2次電池である。なお、バッテリBを、これらの2次電池以外に、キャパシタ、コンデンサあるいは燃料電池などで構成しても良い。電圧センサ10は、バッテリBから出力される直流電圧Vbを検出し、その検出した直流電圧Vbを制御装置30へ出力する。
コンデンサC1は、バッテリBから供給された直流電圧Vbを平滑化し、その平滑化した直流電圧Vbを昇圧コンバータ12へ供給する。
昇圧コンバータ12は、コンデンサC1から供給された直流電圧Vbを昇圧してコンデンサC2へ供給する。より具体的には、昇圧コンバータ12は、制御装置30から信号PWMCを受けると、信号PWMCによってIGBT素子Q2がオンされた期間に応じて直流電圧Vbを昇圧してコンデンサC2に供給する。
また、昇圧コンバータ12は、制御装置30から信号PWMCを受けると、コンデンサC2を介してインバータ14および/またはインバータ31から供給された直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
コンデンサC2は、昇圧コンバータ12からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をインバータ14,31へ供給する。電圧センサ13は、コンデンサC2の両端の電圧、すなわち、昇圧コンバータ12の出力電圧Vm(インバータ14,31への入力電圧に相当する。以下同じ。)を検出し、その検出した出力電圧Vmを制御装置30へ出力する。
放電抵抗18は、インバータ14,31の正母線と負母線との間にコンデンサC2に並列に接続される。放電抵抗18は、負荷駆動装置の停止時等においてコンデンサC2に蓄えられた電力を放電抵抗18により放電する。
インバータ14は、コンデンサC2を介してバッテリBから直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI1に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG1を駆動する。これにより、モータジェネレータMG1は、トルク指令値TR1に従ったトルクを発生するように駆動される。
また、インバータ14は、負荷駆動装置が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、モータジェネレータMG1が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMI1に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇圧コンバータ12へ供給する。なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
インバータ31は、コンデンサC2を介してバッテリBから直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI2に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG2を駆動する。これにより、モータジェネレータMG2は、トルク指令値TR2に従ったトルクを発生するように駆動される。
また、インバータ31は、負荷駆動装置が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、モータジェネレータMG2が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMI2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇圧コンバータ12へ供給する。
電流センサ24は、モータジェネレータMG1に流れるモータ電流MCRT1を検出し、その検出したモータ電流MCRT1を制御装置30へ出力する。電流センサ28は、モータジェネレータMG2に流れるモータ電流MCRT2を検出し、その検出したモータ電流MCRT2を制御装置30へ出力する。
制御装置30は、外部に設けられたECU(Electrical Control Unit)から入力されたトルク指令値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN2、電圧センサ10からのバッテリ電圧Vb、電圧センサ13からのVm、電流センサ24からのモータ電流MCRT1,電流センサ28からのモータ電流MCRT2に基づいて、後述する方法により昇圧コンバータ12を駆動するための信号PWMCとインバータ14,31を駆動するための信号PWMI1,PWMI2を生成し、その生成した信号PWMCおよび信号PWMI1,PWMI2をそれぞれ昇圧コンバータ12およびインバータ14,31へ出力する。
また、制御装置30は、システムリレーSR1,SR2をオン/オフするための信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。より具体的には、システムリレーSR1,SR2は、H(論理ハイ)レベルの信号SEによりオンされ、L(論理ロー)レベルの信号SEによりオフされる。
図2は、図1における制御装置30の機能ブロック図である。
図2を参照して、制御装置30は、インバータ制御回路301,302と、コンバータ制御回路303と、異常検出回路304とを含む。
インバータ制御回路301は、外部ECUからトルク指令値TR1を受け、電流センサ24からモータ電流MCRT1を受け、電圧センサ13から電圧Vmを受け、電圧センサ10から直流電圧Vbを受ける。そして、インバータ制御回路301は、トルク指令値TR1、モータ電流MCRT1および電圧Vmに基づいて、後述する方法によって信号PWMI1を生成してインバータ14へ出力する。
一方、インバータ制御回路301は、インバータ14の運転停止を指令する信号STPを異常検出回路304から受けると、インバータ14が正常に動作できなくなったと判定してIGBT素子Q3〜Q8の全てをオフするための信号PWMI1を生成してインバータ14へ出力する。
そして、インバータ制御回路301は、インバータ14の運転停止の解除を指令する信号RSTを異常検出回路304から受けると、先のインバータ14を異常とする判定が誤りであると判定する。そこで、インバータ制御回路301は、後述する方法によって信号PWMI1を生成してインバータ14へ出力する。
インバータ制御回路302は、外部ECUからトルク指令値TR2を受け、電流センサ28からモータ電流MCRT2を受け、電圧センサ13から電圧Vmを受け、電圧センサ10から直流電圧Vbを受ける。そして、インバータ制御回路302は、トルク指令値TR2、モータ電流MCRT2および電圧Vmに基づいて、後述する方法によって信号PWMI2を生成してインバータ31へ出力する。
一方、インバータ制御回路302は、インバータ31の運転停止を指令する信号STPを異常検出回路304から受けると、インバータ31が正常に動作できなくなったと判定してIGBT素子Q3〜Q8の全てをオフするための信号PWMI2を生成してインバータ31へ出力する。
そして、インバータ制御回路302は、インバータ31の運転停止の解除を指令する信号RSTを受けると、先のインバータ31を異常とする判定が誤りであると判定する。そこで、インバータ制御回路302は、後述する方法によって信号PWMI2を生成してインバータ31へ出力する。
コンバータ制御回路303は、外部ECUからトルク指令値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN2を受け、電圧センサ10から直流電圧Vbを受け、電圧センサ13から電圧Vmを受ける。そして、コンバータ制御回路303は、トルク指令値TR1,TR2、モータ回転数MRN1,MRN2、電圧Vmおよび直流電圧Vbに基づいて、後述する方法によって信号PWMCを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
一方、コンバータ制御回路303は、昇圧コンバータ12の運転停止を指令する信号STPを異常検出回路304から受けると、昇圧コンバータ12が正常に動作できなくなったと判定してIGBT素子Q1,Q2の全てをオフするための信号PWMCを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
そして、コンバータ制御回路303は、昇圧コンバータ12の運転停止の解除を指令する信号RSTを受けると、先の昇圧コンバータ12を異常とする判定が誤りであると判定する。コンバータ制御回路303は、後述する方法によってIGBT素子Q1のみをオンするための信号PWMCを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
異常検出回路304は、電圧センサ13で検出された電圧Vmに基づいてインバータ14,31の異常を検出する。図3は、異常検出回路304が行なう異常検出動作を説明するための図である。
図3を参照して、異常検出回路304は、時刻t1において、電圧センサ13からの電圧Vmが予め設定された所定の許容値Vm_limを超えたことが検出されたことに応じて、インバータ14および31に過電圧が入力される異常が発生したと判定する。
このとき、異常検出回路304は、インバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転停止を指令するための信号STPをHレベルに活性化する。なお、所定の許容値Vm_limは、正常動作時にインバータ14,31に入力される電圧よりも高く、かつインバータ14,31の耐圧よりも低い値に設定される。Hレベルの信号STPは、インバータ制御回路301,302およびコンバータ制御回路303へ出力される。
さらに、異常検出回路304は、インバータ14,31の入力電圧に過電圧が生じたことに応じて、Lレベルの信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。
このように、時刻t1にてHレベルの信号STPおよびLレベルの信号SEが出力されたことにより、インバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転が停止される。また、システムリレーSR1,SR2がオフされて負荷駆動装置からバッテリBが遮断される。
コンデンサC2においては、時刻t1においてインバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転が停止されたことに応じて、蓄積された電荷が放電抵抗18により放電される。コンデンサC2の残留電荷が放電されることに応じて、コンデンサC2の両端の電圧Vmは、放電抵抗18の抵抗値とコンデンサC2の容量とで決まる時定数に従って次第に低下する。電圧センサ13は、コンデンサC2の両端の電圧Vmを検出して異常検出回路304へ出力する。
ここで、この発明の実施の形態1による異常検出回路304は、コンデンサC2が放電される期間における電圧センサ13の検出値の時間的変化に基づいて、過電圧がインバータ14,31等の異常によるものか、あるいは電圧センサ13の異常によるものかを判別する。
詳細には、電圧センサ13が正常であれば、電圧センサ13からは図3の線分LN1で示すように時刻t1より次第に低下する電圧Vmが検出される。よって、異常検出回路304は、時刻t1から予め設定された所定期間が経過した時刻t2において、電圧センサ13の検出値Vmが所定の閾値Vm_stdまで低下したことに応じて、電圧センサ13自体は正常であり、かつ過電圧がインバータ14,31の異常によるものであると判定する。この場合、異常検出回路304は、負荷駆動装置が正常に動作できなくなったと判断して、直線LN3で示すように、時刻t2以降においても信号STPをHレベルに維持する。これにより、インバータ14,31および昇圧コンバータ12は運転停止を継続する。この結果、インバータ14,31は過電圧による耐圧破損から保護される。
一方、電圧センサ13自体に何らかの故障が生じていれば、その検出値Vmは図3の線分LN2で示すように、時刻t1での電圧レベルに張り付いてほとんど変化しない。そこで、異常検出回路304は、時刻t2において電圧センサ13の検出値Vmが所定の閾値Vm_stdを上回ることに応じて、過電圧が電圧センサ13自体の異常によるものであると判定する。したがって、異常検出回路304は、インバータ14,31に故障がなく、負荷駆動装置が正常に動作できると判断して、直線LN4で示すように信号STPをLレベルに非活性化させる。さらに、異常検出回路304は、インバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転停止の解除を指令する信号RSTをHレベルに活性化し、その活性化した信号RSTをインバータ制御回路301,302およびコンバータ制御回路303へ出力する。また、異常検出回路304は、時刻t2においてHレベルの信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。
以上のように、この発明によれば、インバータ14,31等の異常の判定基準となる電圧センサ13の検出値Vmに過電圧が検出されると、短期間でその過電圧がインバータ14,31等の異常によるものか、あるいは電圧センサ13の異常によるものかを判別することができる。そして、電圧センサ13自体の異常が判定されたときには、異常検出回路304は、一旦運転停止させたインバータ14,31および昇圧コンバータ12の指令を解除するとともに、バッテリBを再び負荷駆動装置に接続させる。これにより、負荷駆動装置は、バッテリBから電力の供給を受けて再びモータジェネレータMG1,MG2を駆動制御する。
この結果、過電圧が検出されたことに応じて強制的に負荷駆動装置を運転停止するのに対して、負荷駆動装置を搭載した車両を安全な場所まで確実に退避させるだけ走行距離を確保することが可能となる。よって、異常発生時の車両の安全性を保障するフェイルセーフ機能をより一層高めることができる。
なお、異常検出回路304は、コンデンサC2の放電期間における電圧センサ13の検出値の時間的変化率、すなわち、電圧センサ13の検出器の傾きによっても、過電圧がインバータ14,31等の異常によるものか、あるいは電圧センサ13の異常によるものかを判別することができる。具体的には、電圧センサ13の傾きが所定値を超えたことに応じて過電圧がインバータ等の異常によるものと判定される一方で、電圧センサ13の傾きが所定値以下であることに応じて過電圧が電圧センサ13の異常によるものと判定される。
次に、電圧センサ13の異常が検出されたときのモータジェネレータMG1,MG2の駆動制御について説明する。
図4は、図2に示すインバータ制御回路301の機能ブロック図である。なお、図2のインバータ制御回路302は、インバータ制御回路301と基本的な構成が同じであるため、その説明を省略する。
図4を参照して、インバータ制御回路301は、モータ制御用相電圧演算部40と、インバータ用PWM信号変換部42とを含む。
モータ制御用相電圧演算部40は、昇圧コンバータ12の出力電圧Vm、すなわち、インバータ14の入力電圧Vmを電圧センサ13から受け、モータ電流MCRT1を電流センサ24から受け、直流電圧Vbを電圧センサ10から受け、トルク指令値TR1を外部ECUから受け、信号STPおよびRSTを異常検出回路304(図示せず)から受ける。そして、モータ制御用相電圧演算部40は、信号STPおよび信号RSTがともにLレベルのとき、すなわち、電圧センサ13の検出値Vmに過電圧が検出されていないとき、出力電圧Vm、トルク指令値TR1およびモータ電流MCRT1に基づいて、モータジェネレータMG1の各相コイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果をインバータ用PWM信号変換部42へ供給する。
インバータ用PWM信号変換部42は、異常検出回路304からの信号STPおよび信号RSTがともにLレベルのとき、モータ制御用相電圧演算部40から受けた計算結果に基づいて、インバータ14の各IGBT素子Q3〜Q8をオン/オフするための信号PWMI1を生成し、その生成した信号PWMI1をインバータ14の各IGBT素子Q3〜Q8へ出力する。
これにより、各IGBT素子Q3〜Q8はスイッチング制御され、モータジェネレータMG1が指令されたトルクを出力するようにモータジェネレータMG1の各相に流す電流を制御する。このようにしてモータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR1に応じたモータトルクが出力される。
これに対し、信号STPがHレベルであり、かつ信号RSTがLレベルのとき、すなわち、インバータ14,31の入力電圧に過電圧が検出されたとき、あるいは、過電圧がインバータ14,31の異常によるものと判定されたときには、インバータ用PWM信号変換部42は、モータ制御用相電圧演算部40からの計算結果に拘らず、インバータ14のIGBT素子Q3〜Q8の全てをオフするための信号PWMI1を生成してインバータ14へ出力する。これにより、各IGBT素子Q3〜Q8のスイッチング制御が停止され、インバータ14は運転を停止する。
この場合、車両においては、インバータ14,31の異常が検出されたことに応じて、車両を退避走行に移行させる。しかしながら、このときの退避走行は、駆動軸に対する動力供給がなされないため、駆動輪に作用する慣性力にのみ依存したものとなる。そのため、車両の走行可能な距離には限界が生じる。
一方、信号STPがLレベルであり、かつ信号RSTがHレベルのとき、すなわち、インバータ14,31における過電圧が電圧センサ13自体の異常によるものと判定されたときには、モータ制御用相電圧演算部40は、トルク指令値TR1およびモータ電流MCRT1と、電圧センサ10からの直流電圧Vbとに基づいて、モータジェネレータMG1の各相コイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果をインバータ用PWM信号変換部42へ供給する。
これは、電圧センサ13が使用不可能となったために、インバータ14の入力電圧VmがバッテリBからの直流電圧Vbと等しくなるように昇圧コンバータ12を動作させることで、バッテリBに設けられた電圧センサ10にインバータの入力電圧を検出する電圧センサとしての機能をも持たせたことによる。
インバータ用PWM信号変換部42は、モータ制御用相電圧演算部40から受けた計算結果に基づいて、インバータ14の各IGBT素子Q3〜Q8をオン/オフするための信号PWMI1を生成し、その生成した信号PWMI1をインバータ14の各IGBT素子Q3〜Q8へ出力する。
これにより、各IGBT素子Q3〜Q8はスイッチング制御され、モータジェネレータMG1が退避走行に必要なトルクを出力するようにモータジェネレータMG1の各相に流す電流を制御する。このようにしてモータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR1に応じたモータトルクが出力される。この結果、車両の退避走行を確実に行なうことができる。
図5は、図2に示すコンバータ制御回路303の機能ブロック図である。
図5を参照して、コンバータ制御回路303は、電圧指令演算部50と、コンバータ用デューティ比演算部52と、コンバータ用PWM信号変換部54とを含む。
電圧指令演算部50は、トルク指令値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN2に基づいてインバータ入力電圧の最適値(目標値)、すなわち電圧指令Vdc_comを演算し、その演算した電圧指令Vdc_comをコンバータ用デューティ比演算部52へ出力する。
コンバータ用デューティ比演算部52は、電圧センサ10から直流電圧Vbを受け、電圧指令演算部50からの電圧指令Vdc_comを受け、電圧センサ13から出力電圧Vmを受ける。そして、コンバータ用デューティ比演算部52は、信号STPおよび信号RSTがともにLレベルのとき、電圧センサ13からの出力電圧Vmを電圧指令Vdc_comに設定するためのデューティ比を演算し、その演算したデューティ比をコンバータ用PWM信号変換部54へ出力する。
コンバータ用PWM信号変換部54は、信号STPおよび信号RSTがLレベルであることに応じて、コンバータ用デューティ比演算部52からのデューティ比に基づいて昇圧コンバータ12のIGBT素子Q1,Q2をオン/オフするための信号PWMCを生成し、その生成した信号PWMCを昇圧コンバータ12へ出力する。
これに対し、信号STPがHレベルであり、かつ信号RSTがLレベルのとき、すなわち、インバータ14,31の入力電圧Vmに過電圧が検出されたとき、あるいは、過電圧がインバータ14,31の異常によるものと判定されたときには、コンバータ用PWM信号変換部54は、コンバータ用デューティ比演算部52からの演算結果に拘らず、昇圧コンバータ12のIGBT素子Q1,Q2をオフするための信号PWMCを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。これにより、IGBT素子Q1,Q2のスイッチング制御が停止され、昇圧コンバータ12は運転を停止する。
一方、信号STPがLレベルであり、かつ信号RSTがHレベルのとき、すなわち、インバータ14,31における過電圧が電圧センサ13自体の異常によるものと判定されたときには、コンバータ用デューティ比演算部52は、電圧指令演算部50からの電圧指令Vdc_comに拘らず、IGBT素子Q1のオンデューティを“1”とするためのデューティ比を設定し、その設定したデューティ比をコンバータ用PWM信号変換部54へ出力する。
この場合、コンバータ用PWM信号変換部54は、コンバータ用デューティ比演算部52からのデューティ比に基づいて昇圧コンバータ12のIGBT素子Q1のみをオンするための信号PWMCを生成し、その生成した信号PWMCを昇圧コンバータ12へ出力する。これにより、昇圧コンバータ12からはバッテリBからの直流電圧Vbに略等しい出力電圧Vmが出力され、コンデンサC2を介してインバータ14,31へ供給される。
図6は、この発明の実施の形態1による負荷駆動装置の異常検出動作および異常検出時のモータ駆動制御動作を説明するためのフローチャートである。
図6を参照して、制御装置30の異常検出回路304は、電圧センサ13からコンデンサC2の両端の電圧の検出値Vmを受けると(ステップS01)、その検出値Vmが所定の許容値Vm_limを上回るか否かを判定する(ステップS02)。
ステップS03にて検出値Vmが所定の許容値Vm_lim以下であると判定されると、異常検出回路304は、インバータ14,31に過電圧が入力されていないと判断し、通常のモータ駆動制御を実行する(ステップS09)。
一方、ステップS02にて検出値Vmが所定の許容値Vm_limを上回ると判定されると、異常検出回路304は、インバータ14,31に過電圧が入力されていると判断し、過電圧による耐圧破壊からインバータ14,31を保護するために、インバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転停止を指令する信号STPを生成してインバータ制御回路301,302およびコンバータ制御回路303へ出力する。これにより、インバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転が停止される(ステップS03)。
さらに、異常検出回路304は、Lレベルの信号SEをシステムリレーSR1,SR2へ出力し、バッテリBを負荷駆動装置から遮断する。コンデンサC2では、蓄えられた電荷が放電抵抗18により放電される(ステップS04)。電圧センサ13はコンデンサC2の両端の電圧Vmを検出して異常検出回路304へ出力する。
異常検出回路304は、電圧センサ13の検出値Vmが所定の閾値Vm_stdを上回るか否かを判定する(ステップS05)。そして、異常検出回路304は、電圧センサ13の検出値VmがコンデンサC2の放電に従って次第に低下し、所定期間内に所定の閾値Vm_std以下に低下したことに応じて、電圧センサ13が正常であり、かつインバータ14,31または昇圧コンバータ12が異常であると判定する(ステップS10)。インバータ14,31または昇圧コンバータ12が異常と判定されたことに応じて、異常検出回路304は、負荷駆動装置の異常を報知するため警報を表示手段を介して出力し(ステップS11)、車両を停止するための処理を実行する(ステップS12)。
一方、ステップS05において、コンデンサC2の放電を開始してから所定期間経過後において電圧センサ13の検出値Vmが所定の閾値Vm_stdを上回ることに応じて、異常検出回路304は、電圧センサ13が異常と判定する(ステップS06)。異常検出回路304は、過電圧が電圧センサ13の異常によるものであり、インバータ14,31および昇圧コンバータ12については正常動作が可能であると判断し、インバータ14,31および昇圧コンバータ12の運転停止の解除を指令する信号RSTを生成してインバータ制御回路301,302およびコンバータ制御回路303へ出力する。
また、異常検出回路304は、Hレベルの信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。このようにしてバッテリBが再び負荷駆動装置に接続され、インバータ14,31および昇圧コンバータ12が運転を再開する(ステップS07)。
運転が再開されると、インバータ14,31は、故障した電圧センサ13からの電圧Vmの代わりに電圧センサ10からの直流電圧Vbに基づいて、モータジェネレータMG1,MG2の各相コイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果に基づいて各IGBT素子Q3〜Q8をスイッチング制御する。これにより、モータジェネレータMG1,MG2からは車両の退避走行に必要なトルクが出力される(ステップS08)。
以上のようにこの発明の実施の形態1によれば、電圧センサの検出値にインバータ等の異常を指示する過電圧が検出されたときに、過電圧がインバータ等の異常によるものか、あるいは電圧センサ自体の異常によるものかを短期間に判別することができる。そのため、電圧センサ自体の異常が判定されれば、正常なインバータを駆動制御して退避走行に必要なトルクをモータジェネレータから出力することができる。この結果、車両の退避走行性能を向上することができる。
[実施の形態2]
インバータの異常検出については、上述したような入力電圧の過電圧を検出する方法以外に、インバータを構成するスイッチング素子の過電流または過熱を検出する方法によっても行なわれる。
かかる方法では、インバータのスイッチング素子からモータジェネレータの各相コイルに流れる電流を検出する電流センサの検出値に過電流が検出されたことに応じてインバータの異常が判定される。あるいは、インバータを冷却するための冷却水の温度を検出する温度センサの検出値に過熱が検出されたことに応じてインバータの異常が判定される。
したがって、先述した電圧センサと同様に、電流センサや温度センサに故障が生じたときには、誤って過電流または過熱が検出されることによって、インバータが正常であるにも拘らず強制的に運転が停止されるという不具合が起こり得る。
そこで、本実施の形態では、インバータに過電流または過熱が検出されたときに電流センサまたは温度センサの異常によるものか、またはインバータの異常によるものかを判別する手段について説明する。併せて、電流センサまたは温度センサの異常が判定されたときのモータジェネレータMG1,MG2の駆動制御についても説明する。
図7は、この発明の実施の形態2による負荷駆動装置の制御装置の機能ブロック図である。なお、本実施の形態による負荷駆動装置は、図1の制御装置30を制御装置30Aに置き換えたものである。よって、重複する部分についての詳細な説明は省略する。
図7を参照して、制御装置30Aは、インバータ制御回路301A,302Aと、コンバータ制御回路303Aと、異常検出回路304Aとを含む。
インバータ制御回路301Aは、図2のインバータ制御回路301と同様に、外部ECUからのトルク指令値TR1、電流センサ24からのモータ電流MCRT1および電圧センサ13のから電圧Vmに基づいて、信号PWMI1を生成してインバータ14へ出力する。
一方、インバータ制御回路301Aは、インバータ14の運転停止を指令する信号STP1を異常検出回路304Aから受けると、インバータ14が正常に動作できなくなったと判定してIGBT素子Q3〜Q8の全てをオフするための信号PWMI1を生成してインバータ14へ出力する。
そして、インバータ制御回路301Aは、インバータ14の運転停止の解除を指令する信号RST1を異常検出回路304から受けると、先のインバータ14を異常とする判定が誤りであると判定する。そこで、インバータ制御回路301Aは、後述する方法によって信号PWMI1を生成してインバータ14へ出力する。
インバータ制御回路302Aは、図2のインバータ制御回路302と同様に、外部ECUからのトルク指令値TR2、電流センサ28からのモータ電流MCRT2および電圧センサ13のから電圧Vmに基づいて、信号PWMI2を生成してインバータ31へ出力する。
一方、インバータ制御回路302Aは、インバータ31の運転停止を指令する信号STP2を異常検出回路304Aから受けると、インバータ31が正常に動作できなくなったと判定してIGBT素子Q3〜Q8の全てをオフするための信号PWMI2を生成してインバータ14へ出力する。
そして、インバータ制御回路302Aは、インバータ31の運転停止の解除を指令する信号RST2を異常検出回路304から受けると、先のインバータ31を異常とする判定が誤りであると判定する。そこで、インバータ制御回路302Aは、後述する方法によって信号PWMI2を生成してインバータ31へ出力する。
コンバータ制御回路303Aは、外部ECUからトルク指令値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN2を受け、電圧センサ10から直流電圧Vbを受け、電圧センサ13から電圧Vmを受ける。そして、コンバータ制御回路303Aは、トルク指令値TR1,TR2、モータ回転数MRN1,MRN2、電圧Vmおよび直流電圧Vbに基づいて信号PWMCを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
異常検出回路304Aは、電流センサ24,28でそれぞれ検出されるモータ電流MCRT1,MCRT2に基づいてインバータ14,31の異常を検出する。図8は、異常検出回路304Aが行なう異常検出動作を説明するための図である。なお、図8では、代表的に、モータジェネレータMG1側のインバータ14の異常を検出する動作を説明する。
図8を参照して、異常検出回路304Aは、時刻t10において、電流センサ24からのモータ電流MCRT1が予め設定された所定の許容値MCRT_limを超えたことが検出されたことに応じて、インバータ14のIGBT素子Q3〜Q8に過電流が通過する異常が発生したと判定する。
このとき、異常検出回路304Aは、インバータ14の運転停止を指令するための信号STP1をHレベルに活性化する。さらに、異常検出回路304Aは、インバータ31の運転停止を指令するための信号STP2をHレベルに活性化する。
なお、モータ電流MCRT1に過電流が検出されたことに応じて、インバータ14,31をともに運転停止とするのは、インバータ31のみを駆動制御することによってモータジェネレータMG2により発電された回生電力がインバータ31を介してインバータ14に入力されるのを回避するためである。また、所定の許容値MCRT_limは、正常動作時にインバータ14の各IGBT素子Q3〜Q8を流れる電流値よりも高く、かつ各IGBT素子Q3〜Q8が熱破壊されるときの電流値よりも低い値に設定される。
Hレベルの信号STP1,STP2は、インバータ制御回路301A,302Aにそれぞれ出力される。
さらに、異常検出回路304Aは、モータ電流MCRT1に過電流が検出されたことに応じて、Lレベルの信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。
このように、時刻t10にてHレベルの信号STP1,STP2およびLレベルの信号SEが出力されたことにより、インバータ14,31の運転が停止される。また、システムリレーSR1,SR2がオフされて負荷駆動装置からバッテリBが遮断される。
インバータ14,31においては、時刻t10において運転が停止されたことに応じて、モータ電流MCRT1の電流値は零に低下する。電流センサ24は、モータ電流MCRT1を検出して異常検出回路304Aへ出力する。
ここで、この発明の実施の形態2による異常検出回路304Aは、インバータ14の運転停止期間における電流センサ24の検出値の時間的変化に基づいて、過電流がインバータ14の異常によるものか、あるいは電流センサ24の異常によるものかを判別する。
詳細には、電流センサ24が正常であれば、電流センサ24からは図8の線分LN5で示すように時刻t10以降、略零に低下するモータ電流MCRT1が検出される。よって、異常検出回路304Aは、時刻t10から予め設定された所定期間が経過した時刻t11において、電流センサ24の検出値MCRT1が所定の閾値MCRT_std以下に低下したことに応じて、電流センサ24自体は正常であり、かつ過電流がインバータ14の異常によるものであると判定する。この場合、異常検出回路304Aは、負荷駆動装置が正常に動作できなくなったと判断して、時刻t11以降においても信号STP1,STP2をともにHレベルに維持する。これにより、インバータ14,31は運転停止を継続する。この結果、インバータ14は過電流による素子の熱破壊から保護される。
一方、電流センサ24自体に何らかの故障が生じていれば、その検出値MCRT1は図8の線分LN6で示すように、時刻t10での電流レベルに張り付いてほとんど変化しない。そこで、異常検出回路304Aは、時刻t11において電流センサ24の検出値MCRT1が所定の閾値MCRT_stdを上回ることに応じて、過電流が電流センサ24自体の異常によるものであると判定する。
このとき、異常検出回路304Aは、電流センサ24が故障したことでモータジェネレータMG1側でのモータ駆動電流制御が不可能となったと判断し、信号STP1をHレベルに保持する。さらに、異常検出回路304Aは、モータジェネレータMG2のモータ駆動電流のみを制御するように、信号STP2をLレベルに非活性化させるとともに、インバータ31の運転停止の解除を指令する信号RST2をHレベルに活性化し、信号STP2および信号RST2をインバータ制御回路302Aへ出力する。
また、異常検出回路304Aは、時刻t11においてHレベルの信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。
以上のように、この発明によれば、インバータ14の異常の判定基準となる電流センサ24の検出値MCRT1に過電流が検出されると、短期間でその過電流がインバータ14の異常によるものか、あるいは電流センサ24の異常によるものかを判別することができる。そして、電流センサ24自体の異常が判定されたときには、異常検出回路304Aは、一旦運転停止させたインバータ14,31のうちの他方のインバータ31の指令を解除するとともに、バッテリBを再び負荷駆動装置に接続させる。これにより、負荷駆動装置は、バッテリBから電力の供給を受けてモータジェネレータMG2を駆動制御する。
この結果、過電流が検出されたことに応じて強制的に負荷駆動装置を運転停止させるのに対して、負荷駆動装置を搭載した車両を安全な場所まで確実に退避させるための走行距離を確保することができる。よって、異常発生時の車両の安全性を保障するフェイルセーフ機能をより一層高めることができる。
以下に、電流センサ24の異常が検出されたときのモータジェネレータMG2の駆動制御について説明する。
図9は、図7に示すインバータ制御回路302Aの機能ブロック図である。
図9を参照して、インバータ制御回路302Aは、モータ制御用相電圧演算部40Aと、インバータ用PWM信号変換部42Aとを含む。
モータ制御用相電圧演算部40Aは、昇圧コンバータ12の出力電圧Vm、すなわち、インバータ31の入力電圧Vmを電圧センサ13から受け、モータ電流MCRT2を電流センサ28から受け、トルク指令値TR2を外部ECUから受け、信号STP2および信号RST2を異常検出回路304A(図示せず)から受ける。
モータ制御用相電圧演算部40Aは、信号STP2および信号RST2がともにLレベルのとき、出力電圧Vm、トルク指令値TR2およびモータ電流MCRT2に基づいて、モータジェネレータMG2の各相コイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果をインバータ用PWM信号変換部42Aへ供給する。なお、信号STP2および信号RST2がともにLレベルのときとは、インバータ14,31にともに過電流が検出されていないときに相当する。
インバータ用PWM信号変換部42Aは、異常検出回路304Aからの信号STP2および信号RST2がともにLレベルのとき、モータ制御用相電圧演算部40Aから受けた計算結果に基づいて、インバータ31の各IGBT素子Q3〜Q8をオン/オフするための信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータ31の各IGBT素子Q3〜Q8へ出力する。
これにより、各IGBT素子Q3〜Q8はスイッチング制御され、モータジェネレータMG2が指令されたトルクを出力するようにモータジェネレータMG2の各相に流す電流を制御する。このようにしてモータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR2に応じたモータトルクが出力される。
これに対し、信号STP2がHレベルであり、かつ信号RST2がLレベルのとき、すなわち、インバータ14または31に過電流が検出されたとき、あるいは、過電流がインバータ14または31の異常によるものと判定されたときには、インバータ用PWM信号変換部42Aは、モータ制御用相電圧演算部40Aからの計算結果に拘らず、インバータ31のIGBT素子Q3〜Q8の全てをオフするための信号PWMI2を生成してインバータ31へ出力する。これにより、各IGBT素子Q3〜Q8のスイッチング制御が停止され、インバータ31は運転を停止する。
一方、信号STP2がLレベルであり、かつ信号RST2がHレベルのとき、すなわち、インバータ14における過電圧が電流センサ24自体の異常によるものと判定されたときには、モータ制御用相電圧演算部40Aは、トルク指令値TR2、モータ電流MCRT2および電圧センサ13からの電圧Vmとに基づいて、モータジェネレータMG2の各相コイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果をインバータ用PWM信号変換部42Aへ供給する。
インバータ用PWM信号変換部42Aは、モータ制御用相電圧演算部40Aから受けた計算結果に基づいて、インバータ31の各IGBT素子Q3〜Q8をオン/オフするための信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータ31の各IGBT素子Q3〜Q8へ出力する。
これにより、各IGBT素子Q3〜Q8はスイッチング制御され、モータジェネレータMG2が退避走行に必要なトルクを出力するようにモータジェネレータMG2の各相に流す電流を制御する。このようにしてモータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR2に応じたモータトルクが出力される。この結果、車両の退避走行を確実に行なうことができる。
図10は、この発明の実施の形態2による負荷駆動装置の異常検出動作および異常検出時のモータ駆動制御動作を説明するためのフローチャートである。
図10を参照して、制御装置30Aの異常検出回路304Aは、電流センサ24からモータ電流の検出値MCRT1を受けると(ステップS20)、その検出値MCRT1が所定の許容値MCRT_limを上回るか否かを判定する(ステップS21)。
ステップS21にて検出値MCRT1が所定の許容値MCRT_lim以下であると判定されると、異常検出回路304Aは、インバータ14に過電流が流れていないと判断し、通常のモータ駆動制御を実行する(ステップS27)。
一方、ステップS21にて検出値MCRT1が所定の許容値MCRT_limを上回ると判定されると、異常検出回路304Aは、インバータ14を過電流が通過していると判断し、素子の熱破壊からインバータ14を保護するために、インバータ14,31の運転停止を指令する信号STP1,STP2を生成してインバータ制御回路301A,302Aへ出力する。これにより、インバータ14,31の運転が停止される(ステップS22)。さらに、異常検出回路304Aは、Lレベルの信号SEをシステムリレーSR1,SR2へ出力し、バッテリBを負荷駆動装置から遮断する。
そして、異常検出回路304Aは、インバータ14の運転を停止してから所定期間経過後において電流センサ24の検出値MCRT1が所定の閾値MCRT_stdを上回るか否かを判定する(ステップS23)。ステップS23において電流センサ24の検出値MCRT1がインバータ14の運転停止に応じて略零に低下し、所定期間経過後に所定の閾値MCRT_std以下となることに応じて、異常検出回路304Aは、電流センサ24が正常であり、かつインバータ14が異常であると判定する(ステップS28)。インバータ14が異常と判定されたことに応じて、異常検出回路304Aは、負荷駆動装置の異常を報知するための警報を表示手段を介して出力し(ステップS29)、車両を停止するための処理を実行する(ステップS30)。
一方、ステップS23にてインバータ14の運転を停止してから所定期間経過後において電流センサ24の検出値MCRT1が所定の閾値MCRT_stdを上回ることに応じて、異常検出回路304Aは、電流センサ24が異常と判定する(ステップS24)。異常検出回路304Aは、過電流が電流センサ24の異常によるものであり、他方のインバータ31については駆動制御が可能であると判断し、インバータ31の運転停止の解除を指令する信号RST2を生成してインバータ制御回路302Aへ出力する。
また、異常検出回路304Aは、Hレベルの信号SEを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。このようにしてバッテリBが再び負荷駆動装置に接続され、インバータ31が運転を再開する(ステップS25)。
インバータ31の運転が再開されたことによって、モータジェネレータMG2からは車両の退避走行に必要なトルクが出力される(ステップS26)。
なお、モータ電流MCRT2を検出する電流センサ28の検出値に基づいてインバータ31の異常検出を行なう場合についても、図10のフローチャートと同様のステップに従い、電流センサ28の検出値MCRT2に検出された過電流が電流センサ28自体の故障によるものと判断されたときにはモータジェネレータMG1のみを駆動制御して車両の退避走行が実行される。
また、本実施の形態では、モータ電流MCRT1,MCRT2を検出するに過電流が検出された場合について説明したが、インバータ14,31の冷却水温を検出するための温度センサに過熱が検出された場合についても、同様の動作を行なうことによって過熱がインバータの異常によるものか、あるいは温度センサの異常によるものかを判別することができる。また、温度センサの異常が判定されたときには、他方のインバータを駆動制御することによりモータジェネレータから車両の退避走行に必要なトルクを出力させることができる。
以上のようにこの発明の実施の形態2によれば、電流センサの検出値にインバータの異常を指示する過電流が検出されたときに、過電流がインバータの異常によるものか、あるいは電流センサ自体の異常によるものかを短期間に判別することができる。そのため、電流センサ自体の異常が判定されれば、他方のインバータを駆動制御して退避走行に必要なトルクをモータジェネレータから出力させることができる。この結果、車両の退避走行性能を向上することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、負荷駆動装置およびそれを用いた自動車に適用することができる。
この発明の実施の形態1による負荷駆動装置の概略ブロック図である。 図1における制御装置の機能ブロック図である。 異常検出回路が行なう異常検出動作を説明するための図である。 図2に示すインバータ制御回路の機能ブロック図である。 図2に示すコンバータ制御回路の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1による負荷駆動装置の異常検出動作および異常検出時のモータ駆動制御動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2による負荷駆動装置の制御装置の機能ブロック図である。 異常検出回路が行なう異常検出動作を説明するための図である。 図7に示すインバータ制御回路の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2による負荷駆動装置の異常検出動作および異常検出時のモータ駆動制御動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10,20,40 電圧センサ、12 昇圧コンバータ、14,31 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、18 放電抵抗、24,28 電流センサ、30 制御装置、301,301A,302,302A インバータ制御回路、303,303A コンバータ制御回路、304,304A 異常検出回路、40,40A モータ制御装用相電圧演算部、42,42A インバータ用PWM信号変換部、50 電圧指令演算部、52 コンバータ用デューティ比演算部、54 コンバータ用PWM信号変換部、60 動力分割機構、B バッテリ、SR1,SR2 システムリレー、C1,C2 コンデンサ、L1 リアクトル、Q1〜Q8 IGBT素子、D1〜D8 ダイオード、MG1,MG2 モータジェネレータ、ENG エンジン。

Claims (6)

  1. 電源から電力の供給を受けて負荷を駆動する駆動装置と、
    各々が前記駆動装置に供給される電圧または電流を検出する複数の検出器と、
    前記複数の検出器の検出値がそれぞれの指令値に一致するように前記駆動装置を駆動制御する制御装置と、
    前記複数の検出器の検出値に基づいて前記駆動装置の異常を検出する異常検出回路とを備え、
    前記異常検出回路は、前記複数の検出器の検出値の少なくとも1つが所定の許容値を越えたときに、前記駆動制御を所定期間停止し、前記所定期間内の前記検出値の時間的変化に基づいて前記駆動装置の異常および対応する前記検出器の異常のいずれが発生しているかを判定し、
    前記制御装置は、前記異常検出回路が前記駆動装置の異常が発生していると判定したことに応じて前記駆動制御を停止する一方で、前記検出器の異常が発生していると判定したことに応じて前記検出器を除く他の検出器の検出値を用いて前記駆動制御を継続する、負荷駆動装置。
  2. 前記駆動装置の入力側に設けられた容量素子と、
    前記駆動制御の停止期間において、前記容量素子の残留電荷を放電するための放電抵抗とをさらに備え、
    前記複数の検出器は、前記容量素子の端子間電圧を検出する電圧センサを含み、
    前記異常検出回路は、前記電圧センサの検出値が前記許容値を超えたことに応じて前記駆動制御を前記所定期間停止し、かつ、前記所定期間内に前記電圧センサの検出値が所定の閾値を下回ることに応じて前記駆動装置の異常が発生していると判定する一方で、前記所定期間内に前記電圧センサの検出値が前記所定の閾値以上を維持することに応じて前記電圧センサの異常が発生していると判定する、請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記異常検出回路は、前記所定期間内における前記電圧センサの検出値の時間的変化率に基づいて前記駆動装置の異常および対応する前記検出器の異常のいずれが発生しているかを判定する、請求項2に記載の負荷駆動装置。
  4. 前記複数の検出器は、前記駆動装置を流れる電流を検出する電流センサを含み、
    前記異常検出回路は、前記電流センサの検出値が前記許容値を超えたことに応じて前記駆動制御を前記所定期間停止し、かつ、前記所定期間内に前記電流センサの検出値が所定の閾値を下回ることに応じて前記駆動装置の異常が発生していると判定する一方で、前記所定期間内に前記電流センサの検出値が前記所定の閾値以上を維持することに応じて前記電流センサの異常が発生していると判定する、請求項1に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記負荷は、第1および第2の回転電機を有し、
    前記駆動装置は、前記電源から電力の供給を受けて前記第1および第2の回転電機をそれぞれ駆動する第1および第2の駆動回路を含み、
    前記電流センサは、前記第1および第2の回転電機を流れる駆動電流をそれぞれ検出する第1および第2の電流センサを含み、
    前記制御装置は、前記異常検出回路が前記第1の電流センサの異常が発生していると判定したことに応じて前記第2の駆動回路の駆動制御を継続する一方で、前記第2の電流センサの異常が判定されたことに応じて前記第1の駆動回路の駆動制御を継続する、請求項5に記載の負荷駆動装置。
  6. 請求項1から請求項5にいずれか1項に記載の負荷駆動装置を搭載した自動車。
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