JP2019114453A - 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 - Google Patents

燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池コンバータが故障した場合に走行可能距離が短くなることを抑制する。【解決手段】燃料電池システムは、負荷に電力を供給する燃料電池と、燃料電池と負荷との間に接続されて燃料電池から出力される電圧を昇圧する燃料電池コンバータと、燃料電池コンバータを昇圧動作させて負荷への出力電力を制御する制御部と、を備え、制御部は、燃料電池コンバータに昇圧動作させることができない故障であって通電させることができる昇圧不可故障を検出すると、燃料電池コンバータの昇圧動作を停止させて燃料電池コンバータに通電させる。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムにおいて、燃料電池と負荷との間に配置される燃料電池コンバータが故障した際に、フェールセーフの観点から燃料電池コンバータを遮断することがある。特許文献1には、燃料電池コンバータが故障した際に、燃料電池コンバータを遮断し、燃料電池車両の負荷である駆動モータに二次電池から電力を供給することが記載されている。
特開2011−228294号公報
燃料電池車両の走行中に燃料電池コンバータが故障した場合、二次電池のみから駆動モータ等の負荷に電力を供給する構成では、走行可能距離が非常に短いという問題がある。このため、燃料電池コンバータが故障した場合に走行可能距離が短くなることを抑制できる技術が求められていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池システムが提供される。この燃料電池システムは、負荷に電力を供給する燃料電池と;前記燃料電池と前記負荷との間に接続されて前記燃料電池から出力される電圧を昇圧する燃料電池コンバータと;前記燃料電池コンバータに昇圧動作させて前記負荷への出力電力を制御する制御部と;を備え;前記制御部は;前記燃料電池コンバータに昇圧動作させることができない故障であって通電させることができる昇圧不可故障を検出すると、前記燃料電池コンバータの昇圧動作を停止させて前記燃料電池コンバータに通電させる。この形態の燃料電池システムによれば、燃料電池コンバータに昇圧動作させることができない故障であって通電させることができる昇圧不可故障を検出すると、燃料電池コンバータの昇圧動作を停止させて燃料電池コンバータに通電させるので、燃料電池から負荷への給電を継続できる。このため、二次電池のみから給電させる場合に比べて、燃料電池車両の走行可能距離が短くなることを抑制できる。
(2)上記形態の燃料電池システムにおいて、前記負荷に電力を供給する二次電池と;前記二次電池と前記負荷との間に接続されるとともに、自身の出力端子と前記燃料電池コンバータの出力端子とが電気的に接続され、前記二次電池の出力電圧を変換する二次電池コンバータと;前記燃料電池コンバータの二次側電圧値を検出する第1電圧センサと;前記二次電池コンバータの二次側電圧値を検出する第2電圧センサと;をさらに備え;前記昇圧不可故障は、前記第1電圧センサの故障を含み;前記制御部は、前記昇圧不可故障が前記第1電圧センサの故障である場合に、前記出力電力の制御において、前記第2電圧センサによる検出値を前記燃料電池コンバータの二次側電圧値として用いてもよい。この形態の燃料電池システムによれば、昇圧不可故障が第1電圧センサの故障である場合に、第2電圧センサによる検出値を燃料電池コンバータの二次側電圧値として用いるので、燃料電池システムの出力電力の制御を継続できる。
(3)上記形態の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池コンバータの二次側電圧値を検出する第1電圧センサと;前記燃料電池の電圧値を検出する燃料電池電圧センサと;をさらに備え;前記昇圧不可故障は、前記第1電圧センサの故障を含み;前記制御部は、前記昇圧不可故障が前記第1電圧センサの故障である場合に、前記出力電力の制御において、前記燃料電池電圧センサによる検出値を前記燃料電池コンバータの二次側電圧値として用いてもよい。この形態の燃料電池システムによれば、昇圧不可故障が第1電圧センサの故障である場合に、燃料電池電圧センサによる検出値を燃料電池コンバータの二次側電圧値として用いるので、燃料電池システムの出力電力の制御を継続できる。
(4)上記形態の燃料電池システムにおいて、前記負荷に電力を供給する二次電池と;前記燃料電池コンバータの電流値を検出する第1電流センサと;前記二次電池の電流値を検出する第2電流センサと;をさらに備え;前記昇圧不可故障は、前記第1電流センサの故障を含み;前記制御部は、前記昇圧不可故障が前記第1電流センサの故障である場合に、前記第2電流センサによる検出値と前記燃料電池システムの合計供給電力とを用いて前記燃料電池コンバータの電流値を推定し、前記出力電力の制御において、推定された前記電流値を前記燃料電池コンバータの電流値として用いてもよい。この形態の燃料電池システムによれば、昇圧不可故障が第1電流センサの故障である場合に、第2電流センサによる検出値と燃料電池システムの合計供給電力とを用いて燃料電池コンバータの電流値を推定し、推定された電流値を燃料電池コンバータの電流値として用いるので、燃料電池システムの出力電力の制御を継続できる。
本発明は、燃料電池システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、燃料電池システムの制御方法、燃料電池システムを備える車両などの形態で実現することができる。
燃料電池システムの電気系統を示す概略図である。 故障時制御処理の手順を示すフローチャートである。
A.第1実施形態:
A−1.燃料電池システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態としての燃料電池システムの電気系統を示す概略図である。燃料電池システム10は、駆動用電源を供給するためのシステムとして、図示しない燃料電池車両に搭載されている。燃料電池システム10は、後述する負荷70に電力を供給する。負荷70には、駆動モータ72とエアコンプレッサ74とが含まれる。
燃料電池システム10は、燃料電池20と、燃料電池コンバータ(以下、「FDC」とも呼ぶ)30と、燃料電池用リレー回路29と、二次電池40と、二次電池用リレー回路49と、二次電池コンバータ(以下、「BDC」とも呼ぶ)50と、インバータ60と、補機80と、制御部90とを備える。
燃料電池20は、燃料電池システム10の電力源であり、いわゆる固体高分子型燃料電池により構成され、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて発電する。なお、燃料電池20は、固体高分子型燃料電池に代えて、固体酸化物型燃料電池等の他の任意のタイプの燃料電池により構成されてもよい。燃料電池20は、図示しない複数の単セルが積層されたスタック構造を有する。
燃料電池20には、セルモニタ21が接続されている。セルモニタ21は、燃料電池20の単セル毎のセル電圧を検出する。各セル電圧の合計値は、燃料電池20の電圧に相当する。セルモニタ21は、検出されたセル電圧および燃料電池20の電圧を、制御部90に出力する。また、燃料電池20の出力端子には、第3電圧センサ22が接続されている。第3電圧センサ22は、燃料電池20の電圧を検出する。換言すると、第3電圧センサ22は、FDC30により昇圧される前の電圧を検出する。
FDC30は、制御部90からの指令に応じて、燃料電池20の出力電圧を昇圧する。具体的には、FDC30は、一次側配線33から供給される電圧を昇圧して二次側配線34へ供給する。一次側とは、電力が供給される側、すなわち入力側を意味し、二次側とは、電力を供給する側、すなわち出力側を意味する。昇圧された電圧は、燃料電池用リレー回路29を介してインバータ60に供給される。FDC30は、自身を通過する電流を調整することにより、燃料電池20の出力電力の調整を実行する手段として機能する。
FDC30は、4相ブリッジコンバータとして構成されている。FDC30は、U相とV相とW相とX相との4相のIPM(Intelligent Power Module)31と、第1電流センサ36と、コンデンサCaと、第1電圧センサ37とを有する。各IPM31は、互いに並列に接続され、それぞれ同様の構成を有する。図1では、4相のIPM31のうちの1つを代表して示している。
各IPM31は、複数の半導体素子を組み込んだ回路モジュールであり、リアクトルLaと、逆流防止用ダイオードDXと、スイッチング素子Saと、第1温度センサ38と、第3電流センサ39とを有する。リアクトルLaは、燃料電池20の正極側端子と逆流防止用ダイオードDXのアノード端子との間に接続されている。リアクトルLaは、電力の蓄積および蓄積した電力の放出を行なうことができる。逆流防止用ダイオードDXは、FDC30の二次側から一次側へと電流が逆流することを防止する。スイッチング素子Saは、リアクトルLaと逆流防止用ダイオードDXとの接続点と低電位側の配線との間に接続されている。スイッチング素子Saは、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)により構成されている。なお、IGBTに代えて、バイポーラトランジスタやMOSFET等の他の任意の種類のスイッチング素子により構成されていてもよい。第1温度センサ38は、IPM31の温度を検出して制御部90に出力する。第3電流センサ39は、IPM31の通過電流を検出して制御部90に出力する。
第1電流センサ36は、高電位側の配線に配置され、FDC30の通過電流を検出して制御部90に出力する。コンデンサCaは、FDC30の二次側に配置されている。第1電圧センサ37は、FDC30の二次側電圧値、すなわち、FDC30により昇圧された後の電圧値を検出して制御部90に出力する。
燃料電池用リレー回路29は、FDC30とインバータ60との間に配置されている。燃料電池用リレー回路29は、制御部90からの指令により、FDC30とインバータ60との間の電気的な接続と遮断とを切り替える。燃料電池用リレー回路29は、FC第1リレーFCRBと、FC第2リレーFCRGと、FCプリチャージリレーFCRPと、制限抵抗R1とを有する。FC第1リレーFCRBは、高電位側の配線に配置されている。FC第2リレーFCRGは、低電位側の配線に配置されている。FCプリチャージリレーFCRPは、FC第2リレーFCRGと並列に接続されている。制限抵抗R1は、FCプリチャージリレーFCRPと直列に接続されている。FCプリチャージリレーFCRPと制限抵抗R1とは、FC第2リレーFCRGの溶着を抑制する。なお、燃料電池用リレー回路29は、燃料電池20とFDC30との間に配置されていてもよい。
二次電池40は、燃料電池20とともに燃料電池システム10の電力源として機能し、負荷70や補機80に電力を供給する。本実施形態において、二次電池40は、充放電可能なリチウムイオン電池によって構成されている。なお、二次電池40は、リチウムイオン電池に代えて、ニッケル水素電池等の他の任意の種類の二次電池40により構成されてもよい。二次電池40は、負荷70に対して、燃料電池20と並列に接続されている。二次電池40には、駆動モータ72において発生した回生電力が充電される。
二次電池40の出力端子には、第2電流センサ41と第4電圧センサ44とが電気的に接続されている。第2電流センサ41は、二次電池40の電流値を検出して制御部90に出力する。第4電圧センサ44は、二次電池40の出力電圧を検出して制御部90に出力する。また、二次電池40には、第2温度センサ42とSOC検出部43とが接続されている。第2温度センサ42は、二次電池40の温度を検出して制御部90に出力する。SOC検出部43は、二次電池40の蓄電量を示すSOC(State Of Charge)を検出して制御部90に出力する。
二次電池用リレー回路49は、二次電池40とBDC50との間に配置されている。二次電池用リレー回路49は、制御部90からの指令により、二次電池40とBDC50との間の電気的な接続と遮断とを切り替える。二次電池用リレー回路49は、二次電池第1リレーSMRBと、二次電池第2リレーSMRGと、二次電池プリチャージリレーSMRPと、制限抵抗R2とを有する。二次電池第1リレーSMRBは、高電位側の配線に配置されている。二次電池第2リレーSMRGは、低電位側の配線に配置されている。二次電池プリチャージリレーSMRPは、二次電池第2リレーSMRGと並列に接続されている。制限抵抗R2は、二次電池プリチャージリレーSMRPと直列に接続されている。二次電池プリチャージリレーSMRPと制限抵抗R2とは、二次電池第2リレーSMRGの溶着を抑制する。
BDC50は、制御部90からの指令に応じて、二次電池40の出力電圧を変換する。具体的には、BDC50は、一次側配線53から供給される電圧を昇圧して二次側配線54へ供給する。昇圧された電圧は、インバータ60に供給される。BDC50は、自身を通過する電流を調整することにより、燃料電池システム10のうち二次電池40側から出力される電力の制御を実行する手段として機能する。BDC50の出力端子とFDC30の出力端子とは、電気的に接続されている。
本実施形態において、BDC50は、非絶縁型のDC−DCコンバータにより構成されている。なお、BDC50は、二次側配線54から入力される電圧を降圧して一次側配線53を介して二次電池40に供給することも可能な双方向のDC−DCコンバータとして構成されていてもよい。また、BDC50は、インバータ60と降圧コンバータ89とともに、PCU(Power Control Unit)を構成していてもよい。
BDC50は、上アーム56と、下アーム58と、リアクトルL1と、コンデンサC1、C2と、第5電圧センサ45とを有する。上アーム56は、第1のスイッチング素子S1と、第1のダイオードD1とを含む。第1のスイッチング素子S1は、IGBTにより構成されている。なお、IGBTに代えて、バイポーラトランジスタやMOSFET等の他の任意の種類のスイッチング素子により構成されていてもよい。第1のダイオードD1は、第1のスイッチング素子S1に逆並列に接続されている。下アーム58は、第2のスイッチング素子S2と、第2のダイオードD2とを含み、上アーム56と同様な構成を有する。上アーム56と下アーム58とは、直列に接続されている。リアクトルL1は、上アーム56と下アーム58との接続点に接続されている。コンデンサC1は、一次側配線53に配置され、コンデンサC2は、二次側配線54に配置されている。第5電圧センサ45は、一次側配線53に配置され、BDC50の一次側の電圧を検出する。
インバータ60は、燃料電池20および二次電池40から供給される直流の電力を三相交流の電力に変換する。インバータ60は、変換した電力を負荷70に供給する。インバータ60の入力端子には、第2電圧センサ25とコンデンサC3とが配置されている。第2電圧センサ25は、インバータ60に入力される電圧値、すなわち、BDC50の二次側電圧値を検出して制御部90に出力する。コンデンサC3は、インバータ60へ入力される電圧の変動を抑制する。
負荷70は、駆動モータ72とエアコンプレッサ74とを含む。駆動モータ72は、燃料電池車両の図示しない車輪を駆動する。エアコンプレッサ74は、燃料電池20に酸化剤ガスを圧送する。駆動モータ72およびエアコンプレッサ74の有する同期モータの出力トルクの制御は、制御部90によってインバータ60が制御されることにより実行される。なお、駆動モータ72は、燃料電池システム10の構成要素ではなく、エアコンプレッサ74は、燃料電池システム10の構成要素である。説明の便宜上、本実施形態における負荷70は、燃料電池システム10の構成要素ではないものとして説明する。
補機80は、BDC50の一次側配線53に接続されている。補機80は、駆動電圧の高い高圧補機81と、駆動電圧の低い低圧補機88とを含む。
高圧補機81は、水素ポンプ82と、冷却水ポンプ83と、水加熱ヒータ84とを含む。水素ポンプ82は、燃料電池20から排出されるオフガスを燃料ガス供給路に戻す。冷却水ポンプ83は、燃料電池20内を通る冷却水を循環させる。水加熱ヒータ84は、燃料電池20内の水が凍結しないように冷却水を加熱する。また、高圧補機81は、燃料電池システム10内に含まれない装置として、燃料電池車両が備える空調装置85等を含んでいてもよい。高圧補機81には、補機インバータ86が接続されている。補機インバータ86は、直流の電力を三相交流の電力に変換し、高圧補機81に供給する。
低圧補機88は、燃料電池20に反応ガスや冷却水を給排する流路に配置される流量調節バルブ等を含む。低圧補機88には、降圧コンバータ89によって電圧を12V程度に下げた電力が供給される。
制御部90は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)と記憶装置とを備えるマイクロコンピュータであり、電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)として構成されている。中央処理装置は、記憶装置に予め記憶されているプログラムを実行することにより、燃料電池20の発電運転制御、FDC30の昇圧動作制御、BDC50の昇圧動作制御、負荷70への出力電力制御、インバータ60、補機インバータ86および降圧コンバータ89の動作制御を行なう。負荷70への出力電力制御、すなわち燃料電池システム10の出力電力制御は、以下のように行われる。制御部90は、負荷70の要求電力に対し、燃料電池20と二次電池40とからそれぞれ供給される電力の配分を決定し、FDC30の電流および出力電圧と、BDC50の電流および出力電圧とをそれぞれ決定し、FDC30およびBDC50に対してそれぞれのスイッチング素子Sa、S1、S2のデューティ比を変更させる指令を送信する。また、制御部90は、FDC30の故障を検出し、検出された故障の種類に応じてFDC30を制御する。
本実施形態の燃料電池システム10では、以下に説明する故障時制御処理を実行することにより、FDC30の故障の種類に応じて、燃料電池システム10の運転モードを、FDC30の昇圧動作を停止させてFDC30に通電させるモード(以下、「昇圧レスモード」と呼ぶ)に移行させる。これにより、燃料電池20からの給電を継続させて、燃料電池車両の走行可能距離が短くなることを抑制する。
A−2.故障時制御処理:
図2は、故障時制御処理の手順を示すフローチャートである。故障時制御処理は、燃料電池車両の図示しないスタータースイッチが押されて燃料電池システム10が起動した後に実行される。
制御部90は、FDC30に故障が発生しているか否かを判定する(ステップS210)。
FDC30の故障には、下記(a)〜(c)が含まれる。
(a)昇圧動作可、且つ、通電可の故障
(b)昇圧動作不可、且つ、通電可の故障(以下、「昇圧不可故障」とも呼ぶ)
(c)昇圧動作不可、且つ、通電不可の故障
上記(a)の故障とは、FDC30に昇圧動作を行なわせることが可能な故障を意味する。上記(a)の故障には、例えば、FDC30の有する4相のIPM31のうちの一部の相の故障等が該当する。IPM31の故障としては、例えば、スイッチング素子Saの故障、第1温度センサ38の故障、第3電流センサ39の故障、IPM31の構成回路内の短絡や断線等が想定される。
上記(b)の故障とは、FDC30に昇圧動作を行なわせることができない故障であって、FDC30の一次側配線33と二次側配線34とを導通させることが可能な故障を意味する。上記(b)の故障には、例えば、第1電圧センサ37の故障、第1電流センサ36の故障および4相全てにおける第1温度センサ38の故障等が該当する。
上記(c)の故障とは、FDC30の一次側配線33と二次側配線34とを導通させることができない故障を意味する。上記(c)の故障には、例えば、FDC30の過電流、過電圧および回路異常の故障等が該当する。
FDC30の故障は、種々の方法により検出される。例えば、FDC30を構成する回路の短絡は、予め定められた配線の有効値(例えば、0.1V〜4.9V等)に対して、配線の電圧が有効値を超える電圧(例えば、5V等)となることにより検出される。同様に、FDC30を構成する回路の断線は、配線の電圧が有効値未満の電圧(例えば、0V等)となることにより検出される。また、例えば、過電流は、予め定められた電流値以上の電流が流れることにより検出され、過電圧は、予め定められた電圧値以上の電圧がかかることにより検出される。また、例えば、センサ類の故障は、いわゆる二者比較により互いに異なるセンサによる検出値を比較することや、検出値と推定値とを比較することによっても検出される。センサ類の故障は、複数の二者比較および推定値比較等を組み合わせることにより、総合的に検出されてもよい。
第1電圧センサ37の故障の検出には、例えば、第1電圧センサ37による検出値と第2電圧センサ25による検出値との比較が用いられる。第1電圧センサ37と第2電圧センサ25との検出値は、理論的に等しくなる。このため、本実施形態では、第1電圧センサ37と第2電圧センサ25とによる検出値の差が誤差範囲外である場合に、第1電圧センサ37の故障が検出される。
また、第1電流センサ36の故障の検出には、例えば、第1電流センサ36による検出値と各第3電流センサ39による検出値の総和との比較が用いられる。第1電流センサ36の検出値と、各IPM31がそれぞれ有する第3電流センサ39により検出されるIPM31毎の電流値の総和とは、理論的に等しくなる。このため、本実施形態では、第1電流センサ36による検出値と各第3電流センサ39による検出値の総和との差が誤差範囲外である場合に、第1電流センサ36の故障が検出される。
また、各相の第3電流センサ39の故障の検出には、例えば、各相の検出値の比較が用いられる。本実施形態では、ある相の第3電流センサ39による検出値と、他の3相の第3電流センサ39による検出値との差が誤差範囲外である場合に、かかる相の第3電流センサ39の故障が検出される。
また、各相の第1温度センサ38の故障の検出には、例えば、温度上昇の推定値と検出値との比較が用いられる。本実施形態では、第1温度センサ38による検出値から単位時間当たりの温度上昇を算出し、昇圧動作に伴う発熱による電力ロスから推定される単位時間当たりの温度上昇と算出された温度上昇との差が誤差範囲外である場合に、第1温度センサ38の故障が検出される。
ステップS210において、FDC30の故障が発生していないと判定された場合(ステップS210:NO)、ステップS210に戻る。
他方、ステップS210において、FDC30の故障が発生していると判定された場合(ステップS210:YES)、制御部90は、発生した故障を特定する(ステップS220)。
制御部90は、特定されたFDC30の故障が、昇圧動作不可の故障であるか否かを判定する(ステップS230)。すなわち、FDC30の故障が、上記(b)の故障および(c)の故障であるか否かを判定する。
ステップS230において、昇圧動作不可の故障でない、すなわち、上記(a)の故障であると判定された場合(ステップS230:NO)、制御部90は、故障の発生した相を停止させるとともに、故障の発生していない相のみに昇圧動作を実行させる(ステップS235)。例えば、4相のIPM31のうちの1相が故障した場合、故障した相に対しては、スイッチング素子Saのデューティ比をゼロに固定して昇圧動作を停止させ、故障の発生していない残りの3相に対しては、昇圧動作を実行させる。なお、3相のIPM31を用いて昇圧動作を実行する場合の出力は、4相全てのIPM31を用いて昇圧動作を実行する場合と比較して減少する。
ステップS235によって、故障の発生した相を停止させて故障の発生していない相のみを用いてFDC30の昇圧動作を実行するので、燃料電池20から負荷70への給電を継続できる。ステップS235の後、ステップS210に戻る。なお、制御部90は、燃料電池車両の利用者に、FDC30の故障を通知してサービス店等への入庫を促してもよい。
他方、ステップS230において、昇圧動作不可の故障であると判定された場合(ステップS230:YES)、制御部90は、FDC30の故障が通電可の故障であるか否かを判定する(ステップS240)。すなわち、FDC30の故障が、上記(b)の故障と上記(c)の故障とのうち、上記(b)の故障であるか否かを判定する。
ステップS240において、通電可の故障でない、すなわち、上記(c)のような通電不可の故障であると判定された場合(ステップS240:NO)、FDC30に通電させることができない。このため、制御部90は、燃料電池システム10の運転モードを二次電池走行モードに設定する(ステップS260)。
二次電池走行モードでは、二次電池40のみを用いて給電を行なう。制御部90は、FDC30を停止させ、燃料電池20の発電を停止させ、燃料電池用リレー回路29を遮断する(ステップS270)。なお、FDC30の停止とは、FDC30の昇圧動作を行なわずに一次側配線33と二次側配線34とを直結させることを意味する。具体的には、4相すべてのIPM31において、スイッチング素子Saのデューティ比をゼロに固定する。また、燃料電池20の発電の停止とは、燃料電池20への燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を停止させることを意味する。ステップS270の後、故障時制御処理は終了する。
他方、ステップS240において、通電可の故障であると判定された場合(ステップS240:YES)、制御部90は、燃料電池システム10の運転モードを昇圧レスモードに設定する(ステップS250)。すなわち、制御部90は、FDC30に昇圧動作させることができない故障であって通電させることができる昇圧不可故障を検出すると、FDC30の昇圧動作を停止させてFDC30に通電させる。
昇圧レスモードでは、FDC30の昇圧動作を停止させて、一次側配線33と二次側配線34とを直結させることによりFDC30に通電させる。これにより、FDC30は、単に通電するための回路として機能することとなる。燃料電池20から供給される電圧は、FDC30による昇圧動作を受けずにインバータ60へと出力される。
第1電圧センサ37の故障、第1電流センサ36の故障、および4相全てにおける第1温度センサ38の故障等が発生した場合、FDC30の昇圧動作を継続させると、実際の出力が要求出力と大きく異なるおそれがある。これに対して、FDC30の通電によっては、出力電力の大きな変動を生じさせる可能性が低い。
上述のように、燃料電池システム10の出力電力の制御は、FDC30の電流および出力電圧とBDC50の電流および出力電圧とをそれぞれ決定することにより行なわれる。このため、出力電力の制御には、FDC30の出力電圧およびFDC30の電流値が必要となる。上述のように、FDC30の出力電圧は、第1電圧センサ37により検出される。このため、第1電圧センサ37が故障した場合は、他の方法によりFDC30の出力電圧を求めることが望ましい。また、FDC30の電流値は、第1電流センサ36により検出される。このため、第1電流センサ36が故障した場合は、他の方法によりFDC30の電流値を求めることが望ましい。
制御部90は、FDC30の故障が第1電圧センサ37の故障であるか否かを判定する(ステップS252)。FDC30の故障が第1電圧センサ37の故障であると判定された場合(ステップS252:YES)、制御部90は、出力電力の制御に用いるFDC30の出力電圧値を切り替える(ステップS254)。
ステップS254では、FDC30の出力電圧値として、第1電圧センサ37により検出される電圧値から、第2電圧センサ25により検出される電圧値へと切り替える。これは、第1電圧センサ37により検出されるFDC30の出力電圧値と第2電圧センサ25により検出される電圧値とが、理論的に等しいことを利用している。
ステップS254の後、故障時制御処理は終了する。なお、制御部90は、ステップS254で切り替えられた電圧値を用いて、燃料電池システム10の出力電力の制御を行なうこととなる。
他方、ステップS252において、FDC30の故障が第1電圧センサ37の故障でないと判定された場合(ステップS252:NO)、制御部90は、FDC30の故障が第1電流センサ36の故障であるか否かを判定する(ステップS256)。FDC30の故障が第1電流センサ36の故障でないと判定された場合(ステップS256:NO)、故障時制御処理は終了する。他方、FDC30の故障が第1電流センサ36の故障であると判定された場合(ステップS256:YES)、制御部90は、出力電力の制御に用いるFDC30の電流値を切り替える(ステップS258)。
ステップS258において、制御部90は、燃料電池システム10の合計供給電力と、第2電流センサ41により検出される二次電池40の電流値とを用いて、FDC30の電流値を推定する。そして、かかる推定値をFDC30の電流値として、第1電流センサ36の検出値から切り替える。
燃料電池システム10の合計供給電力は、負荷70の消費電力と補機80の消費電力との総和に等しい。駆動モータ72およびエアコンプレッサ74を含む負荷70の消費電力は、例えば、インバータ60に配置されている図示しない電流センサにより検出される電流値と、インバータ60に入力される電圧とから算出できる。補機80の消費電力のうち、高圧補機81の消費電力は、例えば、補機インバータ86に配置されている図示しない電流センサにより検出される電流値と、第5電圧センサ45により検出される電圧とから算出できる。補機80の消費電力のうち、低圧補機88の消費電力は、全体の消費電力に占める割合が小さいため、定数とみなしてもよい。例えば、低圧補機88に流れる電流を100Aと仮定し、降圧コンバータ89によって降圧された12Vの電圧値とから、低圧補機88の消費電力を1.2kWとみなしてもよい。
燃料電池システム10の合計供給電力は、燃料電池20と二次電池40とから供給される電力により賄われる。このため、第2電流センサ41により検出される二次電池40の電流値と、第4電圧センサ44により検出される二次電池40の電圧値とに基づいて二次電池40から供給される電力を求め、かかる電力を燃料電池システム10の合計供給電力から差し引くことにより、燃料電池20から供給される電力を推定でき、FDC30の電流値を推定できる。なお、二次電池40の電圧値は、第4電圧センサ44により検出される値に代えて、SOCが所定値以上である場合に固定値としてもよい。
ステップS258の後、故障時制御処理は終了する。なお、制御部90は、ステップS258で推定された電流値を用いて、燃料電池システム10の出力電力の制御を行なうこととなる。故障時制御処理の終了後、制御部90は、燃料電池車両の利用者に、FDC30の故障を通知してサービス店等への入庫を促してもよい。
以上説明した本実施形態の燃料電池システム10によれば、燃料電池車両の走行中にFDC30が故障し、かかる故障が昇圧動作不可であるが通電可である昇圧不可故障である場合に、FDC30の昇圧動作を停止させてFDC30に通電させる。このため、燃料電池20から負荷70への給電を継続でき、二次電池40のみから給電される場合に比べて、燃料電池車両の走行可能距離が短くなることを抑制できる。
また、かかる昇圧不可故障が第1電圧センサ37の故障である場合に、第2電圧センサ25による検出値をFDC30の二次側電圧値として用いることにより、燃料電池システム10の出力電力の制御を行なうことができる。また、理論的に等しい第2電圧センサ25による検出値をFDC30の二次側電圧値として用いるので、実際の電圧値との誤差を抑制できる。
また、かかる昇圧不可故障が第1電流センサ36の故障である場合に、第2電流センサ41による検出値と燃料電池システム10の合計供給電力とを用いてFDC30の電流値を推定し、推定された電流値をFDC30の電流値として用いることにより、燃料電池システム10の出力電力の制御を継続できる。また、燃料電池20のIV特性を示すIV曲線を用いて推定する構成と比較して、燃料電池20の劣化等に起因するIV曲線の変動の影響を抑制でき、実際の電流値との誤差を抑制できる。
また、昇圧レスモードにおいては、燃料電池20からの給電に加えて二次電池40からの給電も継続できるので、負荷70の要求電圧がFDC30の二次側電圧よりも大きい場合に、不足分の電圧を二次電池40から供給させることができる。このため、負荷70の要求電圧に対して供給電圧が不足することを抑制できる。
また、昇圧動作可の故障である場合に、IPM31のうち故障の発生していない相を用いてFDC30の昇圧動作を実行するので、燃料電池20から負荷70への給電を継続でき、燃料電池車両の走行可能距離が短くなることを抑制できる。
B.他の実施形態:
B−1.他の実施形態1:
上記実施形態の故障時制御処理では、ステップS254において、第2電圧センサ25により検出される電圧値を、FDC30の出力電圧値として切り替えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2電圧センサ25により検出される電圧値に代えて、第3電圧センサ22により検出される電圧値を、FDC30の出力電圧値として用いるように切り替える態様であってもよい。これは、FDC30の昇圧動作を停止させると、FDC30の一次側電圧と二次側電圧とが理論的に等しくなることを利用している。かかる態様においては、第3電圧センサ22は、課題を解決するための手段における燃料電池電圧センサの下位概念に相当する。また、例えば、セルモニタ21により検出される燃料電池20の単セル毎のセル電圧の値を合算してFDC30の出力電圧値として用いるように切り替える態様であってもよい。かかる態様においては、セルモニタ21は、課題を解決するための手段における燃料電池電圧センサの下位概念に相当する。また、例えば、上記のようにそれぞれ切り替える態様において、第2電圧センサ25、第3電圧センサ22およびセルモニタ21と、第1電圧センサ37とのセンサの違いに応じて補正した値を、FDC30の出力電圧値として用いてもよい。また、例えば、FDC30の電流値と制御部90の記憶装置に予め記憶されている燃料電池20のIV特性を示すIV曲線とに基づいて、FDC30の出力電圧値を推定し、推定された値をFDC30の出力電圧値として用いるように切り替えてもよい。このような構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
B−2.他の実施形態2:
上記実施形態の故障時制御処理では、ステップS258において、燃料電池システム10の合計供給電力と第2電流センサ41により検出される二次電池40の電流値とを用いてFDC30の電流値を推定していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各IPM31の第3電流センサ39による検出値の総和から、FDC30の電流値を推定してもよい。また、例えば、FDC30の出力電圧値と制御部90の記憶装置に予め記憶されている燃料電池20のIV特性を示すIV曲線とに基づいて、FDC30の電流値を推定してもよい。かかる構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
B−3.他の実施形態3:
上記実施形態における昇圧レスモードの制御内容は、あくまで一例であり、種々変更可能である。例えば、昇圧レスモードにおいて、BDC50の上アーム56をONさせて下アーム58をOFFさせることにより、BDC50の昇圧動作を停止させてBDC50の一次側配線53と二次側配線54とを直結させてもよい。かかる構成では、負荷70により消費される電力は、燃料電池20と二次電池40とのうちの、より電圧の高い側から優先して供給され、燃料電池20の電圧と二次電池40の電圧とが同じ値となった時点で、双方から供給される。このため、BDC50の昇圧動作を停止させることにより、BDC50の出力電圧がFDC30の出力電圧よりも高い状態となって二次電池40からのみ電力が供給されることを抑制できるので、二次電池40の過放電の発生を抑制できる。また、二次電池40の定格放電可能電力以上の電力が二次電池40から供給されることを抑制できるので、二次電池40の劣化を抑制できる。
また、例えば、昇圧レスモードでは、FDC30の昇圧動作を停止させることにより燃料電池20の発電量の制御が困難となるため、FDC30の故障が発生していない通常の制御時と比較して、燃料電池20へ供給する燃料ガスを過剰に供給して発電量を増加させることによって、負荷70の要求電力を賄うようにしてもよい。また、このような発電によって要求電力以上の余剰電力が生じた場合、BDC50の上アームをONすることにより二次電池40に充電させてもよい。
また、例えば、昇圧レスモードにおいて、燃料電池20の電圧を二次電池40の電圧よりも高い値に維持してもよい。より具体的には、FDC30の故障が発生していない通常の制御時と比較して、セル電圧を高電位に維持するとともに、二次電池40のSOCを低下させて二次電池電圧を低下させてもよい。なお、二次電池40のSOCは、BDC50の上アーム56をONさせるタイミングを調整することによって低下させることができる。燃料電池20の電圧を二次電池40の電圧よりも高い値に維持することにより、燃料電池20から優先して負荷70に電力を供給できるので、二次電池40から優先して負荷70に電力が供給されて燃料電池20の発電電力が余剰となることを抑制でき、燃料電池20の発電運転を継続できる。また、BDC50の一次側電圧がFDC30の二次側電圧よりも低くなるため、BDC50の昇圧幅を確保できる。ここで、昇圧動作が不安定となることを抑制するために、予め定められている最低昇圧比以上の昇圧比でBDC50の一次側電圧をFDC30の二次側電圧と同じ値まで昇圧できる程度の昇圧幅を確保することが好ましい。このようにすることで、BDC50の昇圧動作が不安定となって昇圧精度が悪化することを抑制できるとともに、BDC50の昇圧動作が停止してBDC50の通過電流の制御が実行できなくなることを抑制できる。
また、例えば、昇圧レスモードにおける補機80への電力供給には、二次電池40から供給される電力に加えて、BDC50の上アームをONすることにより燃料電池20から供給される電力も使用してもよい。また、例えば、燃料電池システム10の供給電力を抑制するために、補機80への電力供給を最低限に抑えてもよい。例えば、水加熱ヒータ84や空調装置85等を停止させてもよい。このような構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
B−4.他の実施形態4:
上記実施形態における故障時制御処理は、あくまで一例であり、種々変更可能である。例えば、ステップS230において昇圧動作不可の故障でないと判定された場合に(ステップS230:NO)、制御部90は、ステップS250に進んで昇圧レスモードに移行させてもよい。また、例えば、ステップS270の、二次電池走行モードにおける制御内容において、FDC30の停止と、燃料電池20の発電停止と、燃料電池用リレー回路29の遮断とのうちの、少なくとも1つを省略してもよい。このような構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
B−5.他の実施形態5:
上記実施形態において、FDC30は、4相ブリッジコンバータとして構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。FDC30の相数は、4相に代えて、1相や2相や3相であってもよく、5相以上であってもよい。かかる構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
B−6.他の実施形態6:
上記実施形態では、燃料電池システム10が二次電池40およびBDC50を備えるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。二次電池40およびBDC50は、燃料電池システム10の構成要素でなくてもよく、燃料電池システム10とは別に、負荷70に接続されて負荷70に電力を供給できる構成であってもよい。また、上記実施形態では、FDC30が第1電圧センサ37および第1電流センサ36を有するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第1電圧センサ37および第1電流センサ36は、FDC30の構成要素でなくてもよく、それぞれFDC30と電気的に接続されて、FDC30の二次側電圧値およびFDC30の電流値を検出できる構成であってもよい。このような構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
B−7.他の実施形態7:
上記実施形態の制御部90は、単一のECUで構成されていたが、複数のECUで構成されていてもよい。複数のECUで構成される場合、燃料電池20の発電運転制御、FDC30およびBDC50の昇圧動作制御等を、それぞれ別体のECUで行なってもよい。また、制御部90は、燃料電池車両を制御するユニットの一部として構成されていてもよい。かかる構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
B−8.他の実施形態8:
上記実施形態において、燃料電池システム10は、燃料電池車両に搭載されて用いられていたが、車両に代えて船舶やロボット等の他の任意の移動体に搭載されてもよい。かかる構成によっても、上記実施形態と同様な効果を奏する。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行なうことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料電池システム
20…燃料電池
21…セルモニタ
22…第3電圧センサ
25…第2電圧センサ
29…燃料電池用リレー回路
30…燃料電池コンバータ(FDC)
31…IPM
33…一次側配線
34…二次側配線
36…第1電流センサ
37…第1電圧センサ
38…第1温度センサ
39…第3電流センサ
40…二次電池
41…第2電流センサ
42…第2温度センサ
43…SOC検出部
44…第4電圧センサ
45…第5電圧センサ
49…二次電池用リレー回路
50…二次電池コンバータ(BDC)
53…一次側配線
54…二次側配線
56…上アーム
58…下アーム
60…インバータ
70…負荷
72…駆動モータ
74…エアコンプレッサ
80…補機
81…高圧補機
82…水素ポンプ
83…冷却水ポンプ
84…水加熱ヒータ
85…空調装置
86…補機インバータ
88…低圧補機
89…降圧コンバータ
90…制御部
SMRB…二次電池第1リレー
SMRG…二次電池第2リレー
SMRP…二次電池プリチャージリレー
C1、C2,C3、Ca…コンデンサ
D1…第1のダイオード
D2…第2のダイオード
DX…逆流防止用ダイオード
FCRB…FC第1リレー
FCRG…FC第2リレー
FCRP…FCプリチャージリレー
L1、La…リアクトル
R1、R2…制限抵抗
S1…第1のスイッチング素子
S2…第2のスイッチング素子
Sa…スイッチング素子

Claims (5)

  1. 燃料電池システムであって、
    負荷に電力を供給する燃料電池と、
    前記燃料電池と前記負荷との間に接続されて前記燃料電池から出力される電圧を昇圧する燃料電池コンバータと、
    前記燃料電池コンバータに昇圧動作させて前記負荷への出力電力を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記燃料電池コンバータに昇圧動作させることができない故障であって通電させることができる昇圧不可故障を検出すると、前記燃料電池コンバータの昇圧動作を停止させて前記燃料電池コンバータに通電させる、
    燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記負荷に電力を供給する二次電池と、
    前記二次電池と前記負荷との間に接続されるとともに、自身の出力端子と前記燃料電池コンバータの出力端子とが電気的に接続され、前記二次電池の出力電圧を変換する二次電池コンバータと、
    前記燃料電池コンバータの二次側電圧値を検出する第1電圧センサと、
    前記二次電池コンバータの二次側電圧値を検出する第2電圧センサと、
    をさらに備え、
    前記昇圧不可故障は、前記第1電圧センサの故障を含み、
    前記制御部は、前記昇圧不可故障が前記第1電圧センサの故障である場合に、前記出力電力の制御において、前記第2電圧センサによる検出値を前記燃料電池コンバータの二次側電圧値として用いる、
    燃料電池システム。
  3. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池コンバータの二次側電圧値を検出する第1電圧センサと、
    前記燃料電池の電圧値を検出する燃料電池電圧センサと、
    をさらに備え、
    前記昇圧不可故障は、前記第1電圧センサの故障を含み、
    前記制御部は、前記昇圧不可故障が前記第1電圧センサの故障である場合に、前記出力電力の制御において、前記燃料電池電圧センサによる検出値を前記燃料電池コンバータの二次側電圧値として用いる、
    燃料電池システム。
  4. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記負荷に電力を供給する二次電池と、
    前記燃料電池コンバータの電流値を検出する第1電流センサと、
    前記二次電池の電流値を検出する第2電流センサと、
    をさらに備え、
    前記昇圧不可故障は、前記第1電流センサの故障を含み、
    前記制御部は、前記昇圧不可故障が前記第1電流センサの故障である場合に、前記第2電流センサによる検出値と前記燃料電池システムの合計供給電力とを用いて前記燃料電池コンバータの電流値を推定し、前記出力電力の制御において、推定された前記電流値を前記燃料電池コンバータの電流値として用いる、
    燃料電池システム。
  5. 燃料電池と負荷との間に接続されて前記燃料電池の出力電圧を昇圧する燃料電池コンバータを有する燃料電池システムの制御方法であって、
    前記燃料電池コンバータに昇圧動作させることができない故障であって通電させることができる昇圧不可故障を検出すると、前記燃料電池コンバータの昇圧動作を停止させて前記燃料電池コンバータに通電させる工程を備える、
    燃料電池システムの制御方法。
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