JP2007237046A - プライミング処理方法及びプライミング処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プライミング処理において、パーティクルの発生を防止し、洗浄液の使用量を大幅に低減すること。
【解決手段】 ハウジング190内には、プライミングローラ188の上端から下端まで正の回転方向(時計回り)に沿って向う途中にミスト遮蔽板202および洗浄部204が設けられている。さらに、プライミングローラ188からみてミスト遮蔽板202および洗浄部204とは反対側に、ミスト引き込み部222および乾燥部224が設けられている。ミスト引き込み部222および乾燥部224は、吸引口226、バキューム通路236およびバキューム管238を介してバキューム機構240に通じている。
【選択図】 図19

Description

本発明は、スピンレス法の塗布処理に用いる長尺形ノズルの吐出口付近に塗布処理の下準備として処理液の液膜を形成するためのプライミング処理方法およびプライミング処理装置に関する。
LCD等のフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程には、スリット状の吐出口を有する長尺形のレジストノズルを走査して被処理基板(ガラス基板等)上にレジスト液を塗布するスピンレス法が多用されている。
スピンレス法は、たとえば特許文献1に開示されるように、吸着保持型の載置台またはステージ上に基板を水平に載置して、ステージ上の基板と長尺形レジストノズルの吐出口との間にたとえば数100μm程度の微小な塗布ギャップを設定し、基板上方でレジストノズルを走査方向(一般にノズル長手方向と直交する水平方向)に移動させながら基板上にレジスト液を帯状に吐出させて塗布する。長尺形レジストノズルを基板の一端から他端まで1回移動させるだけで、レジスト液を基板の外に落とさずに所望の膜厚でレジスト塗布膜を基板上に形成することができる。
このようなスピンレス法においては、レジスト塗布膜の膜厚の不均一性や塗布ムラを防止するうえで、塗布走査中に基板上に吐出されたレジスト液が走査方向においてレジストノズルの背面側に回って形成されるメニスカスがノズル長手方向で水平一直線に揃うのが望ましく、そのためには塗布走査の開始直前にレジストノズルの吐出口と基板との間の塗布ギャップが隙間なく適量のレジスト液で塞がることが必要条件となっている。この要件を満たすために、塗布走査の下準備としてレジストノズルの吐出口から背面下端部にかけてレジスト液の液膜を形成するプライミング処理が行われている。
代表的なプライミング処理法は、レジストノズルと同等またはそれ以上の長さを有する円柱状のプライミングローラをステージの近くに水平に設置し、微小なギャップを介してプライミングローラの上端と対向する位置までレジストノズルを近づけてレジスト液を吐出させ、それと同時または直後にプライミングローラを所定方向に回転させる。そうすると、プライミングローラの頂部付近に吐出されたレジスト液がレジストノズルの背面下部に回り込むようにしてプライミングローラに巻き取られ、プライミングローラからレジストノズルを離した後もノズル下端部にレジスト液の液膜が残る。
従来のプライミング処理装置は、プライミングローラを回転駆動する回転機構だけでなく、プライミングローラをクリーニングするためのスクレーパや洗浄ノズルおよび乾燥ノズル等を備えており、1回のプライミング処理が終了すると、その後処理として、回転機構によりプライミングローラを連続回転させ、スクレーパでプライミングローラの表面からレジスト液をこそげ落とし、洗浄ノズルおよび乾燥ノズルより洗浄液および乾燥ガスをそれぞれプライミングローラの表面に噴き付けるようにしている。
特開平10−156255
1回のプライミング処理でレジストノズルより吐出されるレジスト液を受け取って巻き取るために使用されるプライミングローラの表面領域は、レジストノズルやプライミングローラのサイズによって異なるが、プライミングローラの全周(360°)を必要とするものではなく、通常は半周(180°)以下であり、1/4周(90°)以下で済ますことも可能である。しかるに、従来のプライミング処理装置は、プライミング処理を実行する度毎に後処理として上記のようにプライミングローラを連続回転させてプライミングローラの全表面(全周)に洗浄液を噴き付け、プライミングローラだけでなくスクレーパも併せて洗浄するため、洗浄液を多量に使用するという問題があった。さらに、プライミングローラとスクレーパとの擦り合いからパーティクルが発生する懸念もあった。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、洗浄液の使用量を大幅に低減し、しかもパーティクルを発生するおそれのないプライミング処理方法およびプライミング処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のプライミング処理方法は、スピンレス法の塗布処理に用いる長尺形ノズルの吐出口付近に塗布処理の下準備として処理液の液膜を形成するためのプライミング処理方法であって、1回のプライミング処理のために、前記ノズルの吐出口とプライミングローラの上端とを所定のギャップを隔てて対向させ、前記ノズルより所定の処理液を吐出させるとともに前記プライミングローラを所定の回転角だけ回転させて、前記プライミングローラの半周以下の部分的表面領域を当該プライミング処理に使用する第1の工程と、連続した所定回数のプライミング処理が終了した後に前記プライミングローラの表面を全周に亘ってまとめて洗浄する第2の工程とを有する。
また、本発明のプライミング処理装置は、スピンレス法の塗布処理に用いる長尺形ノズルの吐出口付近に塗布処理の下準備として処理液の液膜を形成するためのプライミング処理装置であって、プライミング処理時に前記ノズルの吐出口と所定のギャップを隔ててローラ上端が水平に対向するように所定位置に配置されたプライミングローラと、前記プライミングローラをその中心軸の回りに回転させる回転機構と、前記プライミングローラの表面に洗浄液を噴き付けるための洗浄部と、前記プライミングローラの表面に液切り用のエア流を当てるための乾燥部とを有し、1回のプライミング処理のために、前記ノズルの吐出口とプライミングローラの上端とを所定のギャップを隔てて対向させ、前記ノズルより所定の処理液を吐出させるとともに前記回転機構により前記プライミングローラを所定の回転角だけ回転させて、前記プライミングローラの半周以下の部分的表面領域を当該プライミング処理に使用し、連続した所定回数のプライミング処理が終了した後に前記回転機構により前記プライミングローラを連続回転させながら前記洗浄部と前記乾燥部とを作動させて前記プライミングローラの表面を全周に亘ってまとめて洗浄する。
本発明においては、プライミングローラの表面または外周をその円周方向に複数に分割してそれぞれの部分的表面領域を連続する所定回数のプライミング処理に割り当てて使用し、その後にプライミングローラの表面を全周に亘ってまとめて洗浄する。この一括洗浄処理は、回転機構によりプライミングローラを連続回転させながら洗浄部と乾燥部とを作動させてプライミングローラの表面を全周に亘ってまとめて洗浄するものであり、各プライミング処理の際にプライミングローラの表面に巻き取られた処理液の液膜をこすげ落とすためのスクレーパは不要である。したがって、プライミング処理後の洗浄処理で消費する洗浄液を大幅に節減できるとともに、洗浄処理の際にパーティクルを発生させることもない。
本発明のプライミング処理方法において、好適な一態様によれば、一括洗浄処理(第2の工程)が、プライミングローラを一定の回転速度で連続回転させながらプライミングローラの表面に所定位置で洗浄液を噴き付けると同時に別の所定位置で液切り用のエア流を当てる主洗浄工程と、プライミングローラを一定の回転速度で連続回転させながらプライミングローラの表面に洗浄液を噴き付けずに所定位置で液切り用のエア流を当てる主乾燥工程とを含む。この場合、主洗浄工程においては、プライミングローラの表面に向けて洗浄液を気体と混合して高圧のジェット流で噴き付けるのが好ましい。このような2流体ジェット洗浄によれば、プライミングローラの表面に付いていた処理液の液膜をジェット流の圧力で効率的かつ十全に洗い落とすことができる。
本発明のプライミング処理装置においては、好適な一態様として、プライミングローラの上端から下端まで回転方向に沿って向う途中に洗浄部が配置される。この場合、洗浄部付近で発生する洗浄液のミストがプライミングローラの上端側へ飛散するのを阻止するために、プライミングローラの回転方向に沿って洗浄部よりも上流側にミスト遮蔽部を設けるのが好ましい。
また、好適な一態様として、乾燥部が、プライミングローラの下端から上端まで回転方向に沿って向う途中に配置され、プライミングローラの表面との間に第1の隙間を形成する第1の隙間形成部と、第1の隙間内にプライミングローラの回転方向と反対の向きで液切り用のエアを流す第1のエア流形成部とを有する。ここで、第1の隙間はプライミングローラの回転方向に沿って延在するのが好ましく、第1のエア流形成部は第1の隙間の上流側端部に接続された第1のバキューム機構を有するのが好ましい。乾燥部は、第1の隙間の下流側の端から大気中のエアを第1の隙間の中に吸い込んで、その第1の隙間の中でエアをプライミングローラの外周面に沿って回転方向と逆向きに流し、プライミングローラの外周に残っている液を気流の圧力で取り除き、第1の隙間の上流側の端から抜け出たミストを第1のバキューム機構へ送る。このように、バキュームを利用してプライミングローラの外周面に対して回転方向と逆向きのエア流を当てて液切りし、その液切りで発生したミストをそのままバキュームで回収するので、乾燥効率が高いうえミストの飛散を防止することができる。
さらに、好適な一態様によれば、洗浄部付近で発生する洗浄液のミストをプライミングローラの回転方向に沿って洗浄部よりも下流側に引き込むためのミスト引き込み部も設けられる。好適な一態様として、このミスト引き込み部は、プライミングローラの回転方向に沿って洗浄部と乾燥部との間に配置され、プライミングローラの表面との間に第2の隙間を形成する第2の隙間形成部と、第2の隙間内にプライミングローラの回転方向と同じ向きでミスト引き込み用のエア流を形成する第2のエア流形成部とを有する。ここで、第2の隙間はプライミングローラの回転方向に沿って延在するのが好ましく、第2のエア流形成部は第2の隙間の下流側端部に接続された第2のバキューム機構を有するのが好ましい。この第2のバキューム機構は第1のバキューム機構を兼用することが可能であり、その場合は第2の隙間が第2のバキューム機構を介して第1の隙間に連結される。ミスト引き込み部は、洗浄部付近で発生するミストを第2の隙間の下流側の端から第2の隙間の中に吸い込み、第2の隙間の中でミストをプライミングローラの外周に沿って回転方向に流し、第2の隙間から抜け出たミストを第2のバキューム機構へ送る。
また、好適な一態様によれば、連続した所定回数のプライミング処理の中で少なくとも最初のプライミング処理については、そのプライミング処理に使用したプライミングローラの部分的表面領域を仮洗浄する第3の工程が行われる。この第3の工程は、プライミングローラを所定の回転角度だけ回転させながら該プライミングローラの部分的表面領域に所定位置で洗浄液を噴き付ける仮洗浄工程と、プライミングローラを所定の回転角度だけ逆回転させてノズルに対する該プライミングローラの部分的表面領域を仮洗浄工程の前の位置またはその付近の位置に戻す復帰工程とを含む。この場合、仮洗浄工程においては、該プライミングローラの部分的表面領域に比較的低圧の洗浄液を吹きかけるのが好ましく、これによってそれほどミストを発生することなくプライミングローラの部分的表面領域に付着している処理液の一部を洗い落とすことが可能であり、あるいは処理液の乾燥固化を防止するだけでも後工程の一括洗浄処理の負担を軽減する上で十分大きな効果が得られる。洗浄部に2流体ジェットノズルを用いる場合は、該2流体ジェットノズルにおける洗浄液の圧力と気体の圧力の比を可変制御するように構成することで、主洗浄処理時と仮洗浄処理時とでプライミングローラに噴き付ける洗浄液の圧力を個別に最適化することができる。
本発明のプライミング処理方法およびプライミング処理装置によれば、上記のような構成および作用により、パーティクルを発生させるおそれもなく、洗浄液の使用量を大幅に低減することができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明のプライミング処理方法およびプライミング処理装置の適用可能な構成例として塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システムは、クリーンルーム内に設置され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベークの各処理を行うものである。露光処理は、このシステムに隣接して設置される外部の露光装置(図示せず)で行われる。
この塗布現像処理システムは、大きく分けて、カセットステーション(C/S)10と、プロセスステーション(P/S)12と、インタフェース部(I/F)14とで構成される。
システムの一端部に設置されるカセットステーション(C/S)10は、複数の基板Gを収容するカセットCを所定数たとえば4個まで載置可能なカセットステージ16と、このカセットステージ16上の側方でかつカセットCの配列方向と平行に設けられた搬送路17と、この搬送路17上で移動自在でステージ16上のカセットCについて基板Gの出し入れを行う搬送機構20とを備えている。この搬送機構20は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アームを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、後述するプロセスステーション(P/S)12側の搬送装置38と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション(P/S)12は、上記カセットステーション(C/S)10側から順に洗浄プロセス部22と、塗布プロセス部24と、現像プロセス部26とを基板中継部23、薬液供給ユニット25およびスペース27を介して(挟んで)横一列に設けている。
洗浄プロセス部22は、2つのスクラバ洗浄ユニット(SCR)28と、上下2段の紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30と、加熱ユニット(HP)32と、冷却ユニット(COL)34とを含んでいる。
塗布プロセス部24は、スピンレス方式のレジスト塗布ユニット(CT)40と、減圧乾燥ユニット(VD)42と、上下2段型アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46と、上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)48と、加熱ユニット(HP)50とを含んでいる。
現像プロセス部26は、3つの現像ユニット(DEV)52と、2つの上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)53と、加熱ユニット(HP)55とを含んでいる。
各プロセス部22,24,26の中央部には長手方向に搬送路36,51,58が設けられ、搬送装置38,54,60がそれぞれ搬送路36,51,58に沿って移動して各プロセス部内の各ユニットにアクセスし、基板Gの搬入/搬出または搬送を行うようになっている。なお、このシステムでは、各プロセス部22,24,26において、搬送路36,51,58の一方の側に液処理系のユニット(SCR,CT,DEV等)が配置され、他方の側に熱処理系のユニット(HP,COL等)が配置されている。
システムの他端部に設置されるインタフェース部(I/F)14は、プロセスステーション12と隣接する側にイクステンション(基板受け渡し部)56およびバッファステージ57を設け、露光装置と隣接する側に搬送機構59を設けている。この搬送機構59は、Y方向に延在する搬送路19上で移動自在であり、バッファステージ57に対して基板Gの出し入れを行なうほか、イクステンション(基板受け渡し部)56や隣の露光装置と基板Gの受け渡しを行うようになっている。
図2に、この塗布現像処理システムにおける処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)10において、搬送機構20が、カセットステージ16上の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、プロセスステーション(P/S)12の洗浄プロセス部22の搬送装置38に渡す(ステップS1)。
洗浄プロセス部22において、基板Gは、先ず紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30に順次搬入され、最初の紫外線照射ユニット(UV)では紫外線照射による乾式洗浄を施され、次の冷却ユニット(COL)では所定温度まで冷却される(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表面の有機物が除去される。
次に、基板Gはスクラバ洗浄ユニット(SCR)28の1つでスクラビング洗浄処理を受け、基板表面から粒子状の汚れが除去される(ステップS3)。スクラビング洗浄の後、基板Gは、加熱ユニット(HP)32で加熱による脱水処理を受け(ステップS4)、次いで冷却ユニット(COL)34で一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。これで洗浄プロセス部22における前処理が終了し、基板Gは、搬送装置38により基板受け渡し部23を介して塗布プロセス部24へ搬送される。
塗布プロセス部24において、基板Gは、先ずアドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46に順次搬入され、最初のアドヒージョンユニット(AD)では疎水化処理(HMDS)を受け(ステップS6)、次の冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。
その後、基板Gは、レジスト塗布ユニット(CT)40でスピンレス法によりレジスト液を塗布され、次いで減圧乾燥ユニット(VD)42で減圧による乾燥処理を受ける(ステップS8)。
次に、基板Gは、加熱/冷却ユニット(HP/COL)48に順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)では塗布後のベーキング(プリベーク)が行われ(ステップS9)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。なお、この塗布後のベーキングに加熱ユニット(HP)50を用いることもできる。
上記塗布処理の後、基板Gは、塗布プロセス部24の搬送装置54と現像プロセス部26の搬送装置60とによってインタフェース部(I/F)14へ搬送され、そこから露光装置に渡される(ステップS11)。露光装置では基板G上のレジストに所定の回路パターンを露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置からインタフェース部(I/F)14に戻される。インタフェース部(I/F)14の搬送機構59は、露光装置から受け取った基板Gをイクステンション56を介してプロセスステーション(P/S)12の現像プロセス部26に渡す(ステップS11)。
現像プロセス部26において、基板Gは、現像ユニット(DEV)52のいずれか1つで現像処理を受け(ステップS12)、次いで加熱/冷却ユニット(HP/COL)53の1つに順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)ではポストベーキングが行われ(ステップS13)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS14)。このポストベーキングに加熱ユニット(HP)55を用いることもできる。
現像プロセス部26での一連の処理が済んだ基板Gは、プロセスステーション(P/S)24内の搬送装置60,54,38によりカセットステーション(C/S)10まで戻され、そこで搬送機構20によりいずれか1つのカセットCに収容される(ステップS1)。
この塗布現像処理システムにおいては、塗布プロセス部24のレジスト塗布ユニット(CT)40内のプライミング処理方法および装置に本発明を適用することができる。以下、図3〜図18につき本発明の一実施形態におけるレジスト塗布ユニット(CT)40を説明する。
図3に、この実施形態におけるレジスト塗布ユニット(CT)40および減圧乾燥ユニット(VD)42の全体構成を示す。
図3に示すように、支持台または支持フレーム70の上にレジスト塗布ユニット(CT)40と減圧乾燥ユニット(VD)42とがX方向に横一列に配置されている。塗布処理を受けるべき新たな基板Gは、搬送路51側の搬送装置54(図1)により矢印FAで示すようにレジスト塗布ユニット(CT)40に搬入される。レジスト塗布ユニット(CT)40で塗布処理の済んだ基板Gは、支持台70上のガイドレール72に案内されるX方向に移動可能な搬送アーム74により、矢印FBで示すように減圧乾燥ユニット(VD)42に転送される。減圧乾燥ユニット(VD)42で乾燥処理を終えた基板Gは、搬送路51側の搬送装置54(図1)により矢印FCで示すように引き取られる。
レジスト塗布ユニット(CT)40は、X方向に長く延びるステージ76を有し、このステージ76上で基板Gを同方向に平流しで搬送しながら、ステージ76の上方に配置された長尺形のレジストノズル78より基板G上にレジスト液を供給して、スピンレス法で基板上面(被処理面)に一定膜厚のレジスト塗布膜を形成するように構成されている。ユニット(CT)40内の各部の構成および作用は後に詳述する。
減圧乾燥ユニット(VD)42は、上面が開口しているトレーまたは底浅容器型の下部チャンバ80と、この下部チャンバ80の上面に気密に密着または嵌合可能に構成された蓋状の上部チャンバ(図示せず)とを有している。下部チャンバ80はほぼ四角形で、中心部には基板Gを水平に載置して支持するためのステージ82が配設され、底面の四隅には排気口83が設けられている。各排気口83は排気管(図示せず)を介して真空ポンプ(図示せず)に通じている。下部チャンバ80に上部チャンバを被せた状態で、両チャンバ内の密閉された処理空間を該真空ポンプにより所定の真空度まで減圧できるようになっている。
図4および図5に、レジスト塗布ユニット(CT)40内のより詳細な全体構成を示す。このレジスト塗布ユニット(CT)40においては、ステージ76が、従来のように基板Gを固定保持する載置台として機能するのではなく、基板Gを空気圧の力で空中に浮かせるための基板浮上台として機能する。そして、ステージ76の両サイドに配置されている直進運動型の基板搬送部84が、ステージ76上で浮いている基板Gの両側縁部をそれぞれ着脱可能に保持してステージ長手方向(X方向)に基板Gを搬送するようになっている。
詳細には、ステージ76は、その長手方向(X方向)において5つの領域M1,M2,M3,M4,M5に分割されている(図5)。左端の領域M1は搬入領域であり、塗布処理を受けるべき新規の基板Gはこの領域M1内の所定位置に搬入される。この搬入領域M1には、搬送装置54(図1)の搬送アームから基板Gを受け取ってステージ76上にローディングするためにステージ下方の原位置とステージ上方の往動位置との間で昇降移動可能な複数本のリフトピン86が所定の間隔を置いて設けられている。これらのリフトピン86は、たとえばエアシリンダ(図示せず)を駆動源に用いる搬入用のリフトピン昇降部85(図13)によって昇降駆動される。
この搬入領域M1は浮上式の基板搬送が開始される領域でもあり、この領域内のステージ上面には基板Gを搬入用の浮上高さまたは浮上量Haで浮かせるために高圧または正圧の圧縮空気を噴き出す噴出口88が一定の密度で多数設けられている。ここで、搬入領域M1における基板Gの浮上量Haは、特に高い精度を必要とせず、たとえば250〜350μmの範囲内に保たれればよい。搬送方向(X方向)において、搬入領域M1のサイズは基板Gのサイズを上回っているのが好ましい。さらに、搬入領域M1には、基板Gをステージ76上で位置合わせするためのアライメント部(図示せず)も設けられてよい。
ステージ76の中心部に設定された領域M3はレジスト液供給領域または塗布領域であり、基板Gはこの塗布領域M3を通過する際に上方のレジストノズル78からレジスト液Rの供給を受ける。塗布領域M3における基板浮上量Hbはノズル78の下端(吐出口)と基板上面(被処理面)との間の塗布ギャップS(たとえば240μm)を規定する。この塗布ギャップSはレジスト塗布膜の膜厚やレジスト消費量を左右する重要なパラメータであり、高い精度で一定に維持される必要がある。このことから、塗布領域M3のステージ上面には、たとえば図6に示すような配列または分布パターンで、基板Gを所望の浮上量Hbで浮かせるために高圧または正圧の圧縮空気を噴き出す噴出口88と負圧で空気を吸い込む吸引口90とを混在させて設けている。そして、基板Gの塗布領域M3内を通過している部分に対して、噴出口88から圧縮空気による垂直上向きの力を加えると同時に、吸引口90より負圧吸引力による垂直下向きの力を加えて、相対抗する双方向の力のバランスを制御することで、塗布用の浮上量Hbを設定値HS(たとえば50μm)付近に維持するようにしている。搬送方向(X方向)における塗布領域M3のサイズは、レジストノズル78直下に上記のような狭い塗布ギャップSを安定に形成できるほどの余裕があればよく、通常は基板Gのサイズよりも小さくてよく、たとえば1/3〜1/4程度でよい。
図6に示すように、塗布領域M3においては、基板搬送方向(X方向)に対して一定の傾斜した角度をなす直線C上に噴出口88と吸引口90とを交互に配し、隣接する各列の間で直線C上のピッチに適当なオフセットαを設けている。かかる配置パターンによれば、噴出口88および吸引口90の混在密度を均一にしてステージ上の基板浮上力を均一化できるだけでなく、基板Gが搬送方向(X方向)に移動する際に噴出口88および吸引口90と対向する時間の割合を基板各部で均一化することも可能であり、これによって基板G上に形成される塗布膜に噴出口88または吸引口90のトレースまたは転写跡が付くのを防止することができる。塗布領域M3の入口では、基板Gの先端部が搬送方向と直交する方向(Y方向)で均一な浮上力を安定に受けるように、同方向(直線J上)に配列する噴出口88および吸引口90の密度を高くするのが好ましい。また、塗布領域M3においても、ステージ76の両側縁部(直線K上)には、基板Gの両側縁部が垂れるのを防止するために、噴出口88のみを配置するのが好ましい。
再び図5において、搬入領域M1と塗布領域M3との間に設定された中間の領域M2は、搬送中に基板Gの浮上高さ位置を搬入領域M1における浮上量Haから塗布領域M3における浮上量Hbへ変化または遷移させるための遷移領域である。この遷移領域M2内でもステージ76の上面に噴出口88と吸引口90とを混在させて配置することができる。その場合は、吸引口90の密度を搬送方向に沿って次第に大きくし、これによって搬送中に基板Gの浮上量が漸次的にHaからHbに移るようにしてよい。あるいは、この遷移領域M2においては、吸引口90を含まずに噴出口88だけを設ける構成も可能である。
塗布領域M3の下流側隣の領域M4は、搬送中に基板Gの浮上量を塗布用の浮上量Hbから搬出用の浮上量Hc(たとえば250〜350μm)に変えるための遷移領域である。この遷移領域M4でも、ステージ76の上面に噴出口88と吸引口90とを混在させて配置してもよく、その場合は吸引口90の密度を搬送方向に沿って次第に小さくするのがよい。あるいは、吸引口90を含まずに噴出口88だけを設ける構成も可能である。また、図6に示すように、塗布領域M3と同様に遷移領域M4でも、基板G上に形成されたレジスト塗布膜に転写跡が付くのを防止するために、吸引口90(および噴出口88)を基板搬送方向(X方向)に対して一定の傾斜した角度をなす直線E上に配置し、隣接する各列間で配列ピッチに適当なオフセットβを設ける構成が好ましい。
ステージ76の下流端(右端)の領域M5は搬出領域である。レジスト塗布ユニット(CT)40で塗布処理を受けた基板Gは、この搬出領域M5内の所定位置または搬出位置から搬送アーム74(図3)によって下流側隣の減圧乾燥ユニット(VD)42(図3)へ搬出される。この搬出領域M5には、基板Gを搬出用の浮上量Hcで浮かせるための噴出口88がステージ上面に一定の密度で多数設けられているとともに、基板Gをステージ76上からアンローディングして搬送アーム74(図3)へ受け渡すためにステージ下方の原位置とステージ上方の往動位置との間で昇降移動可能な複数本のリフトピン92が所定の間隔を置いて設けられている。これらのリフトピン92は、たとえばエアシリンダ(図示せず)を駆動源に用いる搬出用のリフトピン昇降部91(図13)によって昇降駆動される。
レジストノズル78は、ステージ76上の基板Gを一端から他端までカバーできる長さで搬送方向と直交する水平方向(Y方向)に延びる長尺状のノズル本体の下端にスリット状の吐出口78aを有し、門形または逆さコ字形のノズル支持体130に昇降可能に取り付けられ、レジスト液供給機構95(図13)からのレジスト液供給管94(図4)に接続されている。
図4、図7および図8に示すように、基板搬送部84は、ステージ76の左右両サイドに平行に配置された一対のガイドレール96と、各ガイドレール96上に軸方向(X方向)に移動可能に取り付けられたスライダ98と、各ガイドレール96上でスライダ98を直進移動させる搬送駆動部100と、各スライダ98からステージ76の中心部に向かって延びて基板Gの左右両側縁部を着脱可能に保持する保持部102とをそれぞれ有している。
ここで、搬送駆動部100は、直進型の駆動機構たとえばリニアモータによって構成されている。また、保持部102は、基板Gの左右両側縁部の下面に真空吸着力で結合する吸着パッド104と、先端部で吸着パッド104を支持し、スライダ98側の基端部を支点として先端部の高さ位置を変えられるように弾性変形可能な板バネ型のパッド支持部106とをそれぞれ有している。吸着パッド104は一定のピッチで一列に配置され、パッド支持部106は各々の吸着パッド104を独立に支持している。これにより、個々の吸着パッド104およびパッド支持部106が独立した高さ位置で(異なる高さ位置でも)基板Gを安定に保持できるようになっている。
図7および図8に示すように、パッド支持部106は、スライダ98の内側面に昇降可能に取り付けられた板状パッド昇降部材108に取り付けられている。スライダ98に搭載されているたとえばエアシリンダからなるパッドアクチエータ109(図13)が、パッド昇降部材108を基板Gの浮上高さ位置よりも低い原位置(退避位置)と基板Gの浮上高さ位置に対応する往動位置(結合位置)との間で昇降移動させるようになっている。
図9に示すように、各々の吸着パッド104は、たとえば合成ゴム製で直方体形状のパッド本体110の上面に複数個の吸引口112を設けている。これらの吸引口112はスリット状の長穴であるが、丸や矩形の小孔でもよい。吸着パッド104には、たとえば合成ゴムからなる帯状のバキューム管114が接続されている。これらのバキューム管114の管路116はパッド吸着制御部115(図13)の真空源にそれぞれ通じている。
保持部102においては、図4に示すように、片側一列の真空吸着パッド104およびパッド支持部106が1組毎に分離している分離型または完全独立型の構成が好ましい。しかし、図10に示すように、切欠き部118を設けた一枚の板バネで片側一列分のパッド支持部120を形成してその上に片側一列の真空吸着パッド104を配置する一体型の構成も可能である。
上記のように、ステージ76の上面に形成された多数の噴出口88およびそれらに浮上力発生用の圧縮空気を供給する圧縮空気供給機構122(図11)、さらにはステージ76の塗布領域M3内に噴出口88と混在して形成された多数の吸引口90およびそれらに真空の圧力を供給するバキューム供給機構124(図11)により、搬入領域M1や搬出領域M5では基板Gを搬入出や高速搬送に適した浮上量で浮かせ、塗布領域M3では基板Gを安定かつ正確なレジスト塗布走査に適した設定浮上量HSで浮かせるためのステージ基板浮上部145(図13)が構成されている。
図11に、ノズル昇降機構75、ノズル水平移動機構77、圧縮空気供給機構122およびバキューム供給機構124の構成を示す。ノズル昇降機構75は、塗布領域M3の上を搬送方向(X方向)と直交する水平方向(Y方向)に跨ぐように架設された門形フレーム130と、この門形フレーム130に取り付けられた左右一対の鉛直運動機構132L,132Rと、これらの鉛直運動機構132L,132Rの間に跨る移動体(昇降体)のノズル支持体134とを有する。各鉛直運動機構132L,132Rの駆動部は、たとえばパルスモータからなる電動モータ138L、138R、ボールネジ140L,140Rおよびガイド部材142L,142Rを有している。パルスモータ138L、138Rの回転力がボールネジ機構(140L,142L)、(140R,142R)によって鉛直方向の直線運動に変換され、昇降体のノズル支持体134と一体にレジストノズル78が鉛直方向に昇降移動する。パルスモータ138L,138Rの回転量および回転停止位置によってレジストノズル78の左右両側の昇降移動量および高さ位置を任意に制御できるようになっている。ノズル支持体134は、たとえば角柱の剛体からなり、その下面または側面にレジストノズル78をフランジ、ボルト等を介して着脱可能に取り付けている。
ノズル水平移動機構77は、門形フレーム130をノズル長手方向と直交する水平方向(X方向)に案内する左右一対のガイドレール(図示せず)と、それらのガイドレール上で門形フレーム130を直進移動させる左右一対の水平運動機構たとえばパルスモータ駆動型のボールネジ機構135L,135Rとを有し、ガイドレール上の任意の位置に門形フレーム130を位置決めできるように構成されている。
圧縮空気供給機構122は、ステージ76上面で分割された複数のエリア別に噴出口88に接続された正圧マニホールド144と、それら正圧マニホールド144にたとえば工場用力の圧縮空気供給源146からの圧縮空気を送り込む圧縮空気供給管148と、この圧縮空気供給管148の途中に設けられるレギュレータ150とを有している。バキューム供給機構124は、ステージ76上面で分割された複数のエリア別に吸引口90に接続された負圧マニホールド152と、それらの負圧マニホールド152にたとえば工場用力の真空源154からのバキュームを送り込むバキューム管156と、このバキューム管156の途中に設けられる絞り弁158とを有している。
このレジスト塗布ユニット(CT)40は、図5に示すように、基板搬送方向(X方向)においてレジストノズル78よりも少し下流側の上方にノズル待機部170を設置しており、このノズル待機部170の中にプライミング処理部を設けている。
図12に、ノズル待機部170内の構成を示す。図示のように、ノズル待機部170は、プライミング処理部172と溶剤雰囲気室174と洗浄部176とをX方向で横一列に配置している。この中で、プライミング処理部172が塗布処理位置に最も近い場所に設置されている。ノズル水平移動機構77(図11)の直進駆動部135L,135Rがノズル待機部170まで延びており(図3)、レジストノズル78をノズル待機部170内の各部(172,174,176)に移送できるようになっている。
洗浄部176は、所定位置に位置決めされたレジストノズル78の下を長手方向(Y方向)に移動またはスキャンするノズル洗浄ヘッド178を有している。このノズル洗浄ヘッド178には、レジストノズル78の下端部および吐出口78aに向けて洗浄液(たとえばシンナー)および乾燥用のガス(たとえばN2ガス)をそれぞれ噴き付ける洗浄ノズル180およびガスノズル182が搭載されるとともに、レジストノズル78に当たって落下した洗浄液をバキュームで受け集めて回収するドレイン部184が設けられている。
溶剤雰囲気室174は、レジストノズル78の全長をカバーする長さでノズル長手方向(Y方向)と平行に延びており、室内には溶剤たとえばシンナーが入っている。溶剤雰囲気室174の上面には、長手方向(Y方向)に延びるスリット状の開口186aを設けた断面V状の蓋体186が取り付けられている。レジストノズル78のノズル部を蓋体186に上方から合わせると、吐出口78aとテーパ形状のノズル下端部だけが開口186aを介して室内に立ち篭もる溶剤の蒸気に曝されるようになっている。ステージ76上でしばらく塗布処理が行われない間に、レジストノズル78は、洗浄部176で吐出口78aおよびノズル部の洗浄を施され、それから溶剤雰囲気室174で待機する。
プライミング処理部172は、レジストノズル78の全長をカバーする長さで水平方向(Y方向)に延びる円柱状のプライミングローラ188をハウジング190の中に配置している。ハウジング190の外に配置されたプライミングローラ回転機構192がプライミングローラ188を回転駆動する。プライミング処理部172のより詳細な構成および作用は図19〜図22を参照して後に詳述する。
図13に、レジスト塗布ユニット(CT)40における制御系の主要な構成を示す。コントローラ200は、マイクロコンピュータからなり、ユニット内の各部、特にレジスト液供給機構95、ノズル昇降機構75、ステージ基板浮上部145、基板搬送部84(搬送駆動部100、パッド吸着制御部115、パッドアクチエータ109)、搬入用リフトピン昇降部85、搬出用リフトピン昇降部91、プライミング処理部172等の個々の動作と全体の動作(シーケンス)を制御する。
次に、レジスト塗布ユニット(CT)40における塗布処理動作を説明する。コントローラ200は、たとえば光ディスク等の記憶媒体に格納されている塗布処理プログラムを主メモリに取り込んで実行し、プログラムされた一連の塗布処理動作を制御する。
搬送装置54(図1)より未処理の新たな基板Gがステージ76の搬入領域M1に搬入されると、リフトピン86が往動位置で該基板Gを受け取る。搬送装置54が退出した後、リフトピン86が下降して基板Gを搬送用の高さ位置つまり浮上位置Ha(図5)まで降ろす。次いで、アライメント部(図示せず)が作動し、浮上状態の基板Gに四方から押圧部材(図示せず)を押し付けて、基板Gをステージ76上で位置合わせする。アライメント動作が完了すると、その直後に基板搬送部84においてパッドアクチエータ109が作動し、吸着パッド104を原位置(退避位置)から往動位置(結合位置)へ上昇(UP)させる。吸着パッド104は、その前からバキュームがオンしており、浮上状態の基板Gの側縁部に接触するや否や真空吸着力で結合する。吸着パッド104が基板Gの側縁部に結合した直後に、アライメント部は押圧部材を所定位置へ退避させる。
次に、基板搬送部84は、保持部102で基板Gの側縁部を保持したままスライダ98を搬送始点位置から搬送方向(X方向)へ比較的高速の一定速度で直進移動させる。こうして基板Gがステージ76上を浮いた状態で搬送方向(X方向)へ直進移動し、基板Gの前端部が塗布領域M3内の設定位置または塗布走査開始位置に着いたところで、基板搬送部84が第1段階の基板搬送を停止する。この時、レジストノズル78は既にノズル待機部170のプライミング処理部172でプライミング処理を終えており、塗布位置の上方に設定された所定の塗布待機位置で待機している。
ここで、図14〜図16につき、プライミング処理部172におけるプライミング処理を説明する。先ず、コントローラ200の制御の下でノズル昇降機構75およびノズル水平移動機構77(図11)が、図14に示すように、レジストノズル78の吐出口78aをプライミングローラ228の上端または頂上と設定距離のギャップを隔てて平行に対向する位置までレジストノズル78をプライミングローラ188に近接させる。そして、レジスト液供給機構95(図13)がレジストノズル78にレジスト液Rを吐出させ(図14)、次いでプライミングローラ回転機構192(図12)がプライミングローラ188を一定方向(図14では時計回り)に回転させる(図15)。そうすると、プライミングローラ188の頂上付近に吐出されたレジスト液Rがノズル背面78b側に回り込むようにしてプライミングローラ188の表面または周面に巻き取られる。こうして、プライミング処理を終えた後も、図16に示すように、レジストノズル78の吐出口78aないし背面78bの下部にはノズル長手方向(Y方向)にまっすぐ均一に延びたレジスト液の液膜RFが残る。このプライミング処理を施されたレジストノズル78は、コントローラ200の制御の下でノズル昇降機構75およびノズル水平移動機構77によりノズル待機部170から上記塗布待機位置へ移される。
上記のように基板Gが塗布領域M3内の設定位置つまり塗布走査開始位置に着いて停止すると、コントローラ200の制御の下でノズル昇降機構75が作動して、レジストノズル78を垂直下方に降ろし、ノズル吐出口78aと基板Gとの距離間隔または塗布ギャップを初期値(たとえば60μm)に合わせる。そうすると、図17に示すように、レジストノズル78の吐出口および背面下端部に付着していたレジスト液の液膜RFが設定サイズdの塗布ギャップをビード状に塞ぐようにして基板Gに付着(着液)する。次いで、レジスト液供給機構95(図13)がレジスト液Rの吐出を開始すると同時に基板搬送部84も第2段階の基板搬送を開始し、一方でノズル昇降機構75がレジストノズル78を塗布ギャップが設定値SA(たとえば240μm)になるまで上昇させ、その後はそのまま基板Gを水平移動させる。この第2段階つまり塗布時の基板搬送には比較的低い搬送速度が選ばれる。
こうして、塗布領域M3内において、基板Gが水平姿勢で搬送方向(X方向)に一定速度で移動するのと同時に、長尺形のレジストノズル78が直下の基板Gに向けてレジスト液Rを帯状に吐出することにより、図18に示すように基板Gの前端側から後端側に向かってレジスト液の塗布膜RMが形成されていく。上記のように塗布処理の開始直前に塗布ギャップをレジスト液のビードで隙間なく塞いでおくことにより、塗布走査においてレジストノズル78の背面78b下部に形成されるレジスト液のメニスカスRQを水平一直線に揃え、塗布ムラのない平坦なレジスト塗布膜RMを形成することができる。
塗布領域M3で上記のような塗布処理が済むと、つまり基板Gの後端部がレジストノズル78の直下を過ぎると、レジスト液供給機構95がレジストノズル78からのレジスト液Rの吐出を終了させる。これと同時に、ノズル昇降機構75がレジストノズル78を垂直上方に持ち上げて基板Gから退避させる。一方、基板搬送部84は搬送速度の比較的大きい第3段階の基板搬送に切り替える。そして、基板Gが搬出領域M5内の搬送終点位置に着くと、基板搬送部84は第3段階の基板搬送を停止する。この直後に、パッド吸着制御部115が吸着パッド104に対するバキュームの供給を止め、これと同時にパッドアクチエータ109が吸着パッド104を往動位置(結合位置)から原位置(退避位置)へ下ろし、基板Gの両側端部から吸着パッド104を分離させる。この時、パッド吸着制御部115は吸着パッド104に正圧(圧縮空気)を供給し、基板Gからの分離を速める。代わって、リフトピン92が基板Gをアンローディングするためにステージ下方の原位置からステージ上方の往動位置へ上昇する。
しかる後、搬出領域M5に搬出機つまり搬送アーム74がアクセスし、リフトピン92から基板Gを受け取ってステージ76の外へ搬出する。基板搬送部84は、基板Gをリフトピン92に渡したなら直ちに搬入領域M1へ高速度で引き返す。搬出領域M5で上記のように処理済の基板Gが搬出される頃に、搬入領域M1では次に塗布処理を受けるべき新たな基板Gについて搬入、アライメントないし搬送開始が行われる。また、レジストノズル78はノズル昇降機構75およびノズル水平移動機構77によりノズル待機部170のプライミング処理部172へ移され、そこで上記のようなプライミング処理を受ける。
以下、図19〜図22につき、この実施形態におけるプライミング処理部172の構成および作用を詳細に説明する。
図19に、プライミング処理部172の構成を示す。なお、図解の便宜を図る目的から、プライミングローラ188を回転駆動するためのプライミングローラ回転機構192(図12)は、図19の中で図示省略されている。
このプライミング処理部172において、ハウジング190は、上面にスリット状の開口190aを有するたとえばステンレス鋼またはアルミニウム製の筐体からなり、プライミングローラ188をその頂部が開口190aから上に露出するように軸受(図示せず)等を介して水平かつ回転可能に支持している。
ハウジング190内には、プライミングローラ188の上端から下端まで正の回転方向(図19では時計回り)に沿って向う途中にミスト遮蔽板202および洗浄部204が設けられている。
洗浄部204は、好ましくはプライミングローラ188の上端から下端に向って回転角90°〜180°の範囲内に配置されてよく、洗浄ノズルとして長尺状の2流体ジェットノズル206を備えている。この2流体ジェットノズル206は、プライミングローラ188の全長をカバーする長さでそれと平行に配置され、洗浄液供給部208およびガス供給部210より配管212,214を介してそれぞれ洗浄液(たとえばシンナー)およびガス(たとえばエアまたは窒素ガス)を所望の圧力で受け取り、ノズル内で洗浄液とガスとを混合してスリットまたは多孔型の吐出口よりジェット流でプライミングローラ188の表面に対してほぼ垂直に噴き付けるように構成されている。ミスト遮蔽板202は、洗浄部204よりも上流側の位置つまり上方で、ハウジング190の内壁からプライミングローラ188に向って水平に延在し、その先端がプライミングローラ188の表面と接触しない程度の僅かな隙間を形成している。
ハウジング190内には、プライミングローラ188からみて上記ミスト遮蔽板202および洗浄部204とは反対側に、ミスト引き込み部222および乾燥部224も設けられている。
ミスト引き込み部222は、プライミングローラ188の下端から上端まで回転方向に沿って向う途中の略中間位置に設けられた吸引口226から回転方向とは反対の方向(反時計回り)にプライミングローラ188の下端の手前まで延びる湾曲カバー228を有しており、この湾曲カバー228の内側面とプライミングローラ188の表面との間にミスト引き込み用の隙間230を形成している。乾燥部224は、上記吸引口226とハウジング190の天井との間の空間を埋めるブロック232を有しており、このブロック232の一側面とプライミングローラ188の表面との間に液切り用の隙間234を形成している。ブロック232の材質は耐薬性にすぐれた樹脂たとえばテフロン(登録商標)が好ましい。
吸引口226はバキューム通路236およびバキューム管238を介してたとえば真空ポンプまたは吸気ファン(図示せず)およびミストトラップまたはフィルタ等を有するバキューム機構240に通じている。このバキューム機構240がオン(排気動作)している時にミスト引き込み部222および乾燥部224がそれぞれ作動し、ミスト引き込み用の隙間230および液切り用の隙間234に外から吸気口226に向ってミスト引き込み用の気流および液切り用の気流がそれぞれ流れるようになっている。
ハウジング190の底面は下に向ってテーパ状に形成され、最下端にドレイン口242が形成されている。このドレイン口242は排液管244を介してドレインタンク246に通じている。
プライミング処理制御部216は局所コントローラであり、メインのコントローラ200(図13)の指示の下で、プライミング処理部172内の各部、つまり洗浄液供給部208、ガス供給部210、排気機構240およびプライミングローラ回転機構192(図12)を直接制御する。特に、洗浄液供給部208およびガス供給部210については、配管212,214の途中に設けられる開閉弁218,220のオン・オフ制御を行うだけでなく、洗浄液供給部208より送出される洗浄液の圧力およびガス供給部210より送出されるガスの圧力を個別に制御できるようになっている。
次に、このプライミング処理部172における作用を説明する。上述したように、ステージ76上で1回の塗布処理が終了する度毎に次の塗布処理の下準備としてプライミング処理部172でプライミング処理が行われる、このプライミング処理では、図14〜図16につき上述したように、レジストノズル78の吐出口78aとプライミングローラ188の上端とを所定のギャップを隔てて対向させ、レジストノズル78よりレジスト液Rを吐出させ、次いでプライミングローラ188を所定の回転角だけ回転させて、プライミングローラ188の頂上付近に吐出されたレジスト液Rをノズル背面78b側に回り込ませるようにしてプライミングローラ188の表面または周面に巻き取る。この1回分のプライミング処理に供されるプライミングローラ188の表面領域は、ローラ径を大きくすることで1/4周(90°)以下で済ますこともできる。
このプライミング処理部172においては、好適な一実施例として、図20に示すように、洗浄部204、ミスト引き込み部222、乾燥部224の各動作を全て止めたまま複数回たとえば3回のプライミング処理が行われる。図20において、(1)、(2)、(3)は各回のプライミング処理を段階的に示す図であり、図14、図15および図16にそれぞれ対応している。
より詳細には、1回目のプライミング処理では、洗浄直後の全周に亘って清浄なプライミングローラ188にレジストノズル78からのレジスト液Rを巻き取り、それが終了した時点でプライミングローラ188にはその上端から回転方向に約0°〜120°の範囲内の外周領域に(巻き取った)レジスト液の液膜RK1が形成される。
次いで、2回目のプライミング処理は、プライミングローラ188において上記一つ目のレジスト液膜RK1に対して円周方向に所定角度だけ下流側にオフセットした空きの外周領域を使用して、レジストノズル78からのレジスト液Rを巻き取る。その結果、2回目のプライミング処理が終了すると、プライミングローラ188にはその上端から回転方向に沿って約0°〜120°の範囲内の外周領域に2つ目のレジスト液膜RK2が形成され、一つ目のレジスト液膜RK1はプライミングローラ188の上端から回転方向に約120°〜240°の範囲内の位置まで回転移動する。
同様にして、3回目のプライミング処理は、プライミングローラ188において2回目のレジスト液膜RK2に対して円周方向に所定角度だけ下流側にオフセットした空きの外周領域を使用して、レジストノズル78からのレジスト液Rを巻き取る。その結果、3回目のプライミング処理が終了した時点で、プライミングローラ188にはその上端から回転方向に沿って約0°〜120°の範囲内の外周領域に三つ目のレジスト液膜RK3が形成され、二つ目のレジスト液膜RK2はプライミングローラ188の上端から回転方向に約120°〜240°の範囲内の位置に回転移動し、一つ目のレジスト液膜RK1はプライミングローラ188の上端から回転方向に約240°〜360°の範囲内の位置に回転移動する。
そして、3回目のプライミング処理が終了すると、メインのコントローラ200(図13)からの指示を受けてプライミング処理制御部216がプライミング処理部172内の各部を制御して一括洗浄処理を実行する。
この一括洗浄処理では、プライミングローラ回転機構192(図12)が、プライミングローラ188をプライミング処理時よりも高い一定の回転速度で連続回転させる。
また、洗浄部204は、開閉弁218,220を開け、洗浄液供給部208およびガス供給部210より所定の圧力で洗浄液およびエアをそれぞれ2流体ジェットノズル206に供給し、2流体ジェットノズル206より混合された洗浄液およびエアをジェット流でプライミングローラ188の表面または外周に全周に亘って噴き付ける。この2流体ジェット流の強い衝撃力により、プライミングローラ188の3分割された部分表面領域内に付いていた各レジスト液膜RK1,RK2,RK3は効率よく十全に洗い落とされ、その多くは洗浄液に混じって直下のドレイン口242へ落下し、残りはミストmaに変じて付近に飛散する。こうして一括洗浄中に洗浄部204付近で発生するミストmaのうち上方へ舞い上がったものは、遮蔽板202に遮られ、ハウジング190の開口部190a側に出ることはほとんどない。
一方で、バキューム機構240がオンして、バキューム機構240からのバキュームがバキューム管238、バキューム通路236および吸引口226を介してミスト引き込み部222および乾燥部224に供給される。これにより、ミスト引き込み部222は、洗浄部204付近で発生するミストmaを湾曲カバー228の下端開口に引き寄せて隙間230の中に吸い込み、隙間230の中でミストmaをプライミングローラ188の外周面に沿って回転方向に流し、隙間230の上端から吸引口226に出たミストmaをバキューム機構240へ送る。
また、乾燥部224は、ブロック232の一側面とプライミングローラ188の表面との間に形成される隙間234の中に上方の大気空間よりエアを吸い込んで、隙間234の中でエアをプライミングローラ188の外周に沿って回転方向と逆向きに流し、プライミングローラ188の外周面に残っている液をエアの圧力で削ぎ落として液滴化し、隙間234の下端から吸引口226に出たミストmbをバキューム機構240へ送る。このように、バキュームを利用してプライミングローラ188の外周面に対して回転方向と逆向きのエア流を当てて液切りし、その液切りで発生したミストmbをそのままバキュームで回収するので、乾燥効率が高いうえミストの飛散を防止することができる。
上記のような一括洗浄処理を開始してから所定時間が経過すると、プライミング処理制御部216は洗浄部204による2流体ジェット洗浄を止める。その後は、プライミングローラ188を連続回転させたままミスト引き込み部222および乾燥部224に各動作を継続させ、プライミングローラ188の表面を全周に亘って乾かす乾燥処理を実行する。そして、所定時間の経過後にバキューム機構240をオフにして乾燥処理を停止し、これで一括洗浄処理の全工程を終了する。
このように、この実施形態のプライミング処理部172は、1回のプライミング処理のためにレジストノズル78に所定量のレジスト液Rを吐出させるとともにプライミングローラ回転機構192によりプライミングローラ188を120°以内の所定の回転角だけ回転させて、プライミングローラ188の1/3周以下の表面領域を当該プライミング処理に使用し、連続した3回のプライミング処理が終了した後にプライミングローラ回転機構192によりプライミングローラ188を連続回転させながら洗浄部204および乾燥部224を作動させてプライミングローラ188の表面を全周に亘ってまとめて洗浄するようにしている。プライミングローラ188の表面からレジスト液膜RKをこすげ落とすためにスクレーパを用いることはしていない。かかる構成または方式により、プライミング処理後の洗浄処理で消費する洗浄液を大幅に節減できるとともに、洗浄処理の際にパーティクルを発生させることもない。
上述した実施例ではプライミングローラ188の外周面を円周方向に沿って3つの領域に分割してそれら3つの表面領域上で連続3回のプライミング処理を行った後に一括洗浄処理を行ったが、連続2回のプライミング処理の後、あるいは連続4回以上のプライミング処理の後に一括洗浄処理を行うことも可能である。
また、一変形例として、一括洗浄処理とは別に各巻き取りレジスト液膜RKについて個別的な仮洗浄処理を行うことも可能である。たとえば、図22において、1回目のプライミング処理が終了した時点では、(A)に示すように、プライミングローラ188にはその上端から回転方向に約0°〜120°の範囲内の外周領域に巻き取りレジスト液の液膜RK1が形成される。この直後に、(B)に示すように、プライミングローラ回転機構192によりプライミングローラ188を正方向に所定回転角だけ回転させるとともに洗浄部204およびミスト引き込み部222を作動させて、プライミングローラ188上の巻き取りレジスト液膜RK1に2流体ジェット洗浄による仮洗浄処理を施す。
この仮洗浄処理においては、洗浄液供給部208およびガス供給部210を制御して、2流体ジェットノズル206より噴出される洗浄液およびエアのそれぞれの圧力または両圧力の比を一括洗浄処理時とは異なる値に設定してよく、通常は洗浄液の圧力をエアの圧力よりも相対的に大きくし、かつジェット流全体の圧力を小さくするのが好ましい。こうして、プライミングローラ188上のレジスト液膜RK1に2流体ジェットノズル206より比較的低い圧力で洗浄液をスプレー状に吹きかけることにより、それほどミストを発生することなくレジスト液膜RK1の一部を洗い落とすことが可能であり、あるいはレジスト液膜RK1の乾燥固化を防止するだけでも後工程の一括洗浄処理の負担を軽減する上で十分大きな効果が得られる。この仮洗浄処理を終えた後は、図22の(C)に示すように、プライミングローラ188を逆回転させてレジスト液膜RK1の付いている表面領域を仮洗浄処理の前の位置またはその付近の位置へ戻しておく。
2回目のプライミング処理によってプライミングローラ188の二つ目の部分的表面領域に形成される二つ目のレジスト液膜RK2についても上記と同様の仮洗浄処理を施すことができる。さらに、3回目のプライミング処理によってプライミングローラ188の三つ目の部分的表面領域に形成される三つ目のレジスト液膜RK3についても上記と同様の仮洗浄処理を行ってもよいが、この3回目は直後の一括洗浄処理で済ますことが可能であり、仮洗浄処理を省くことができる。
以上本発明を好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。たとえば、洗浄部204に複数本の洗浄ノズルを設けて、それらの洗浄ノズルを同時または選択的に使用することも可能である。また、上記した実施形態ではミスト引き込み部222および乾燥部224を共通の排気口226を介して一体的に構成したが、互いに分離独立した構成とすることも可能である。また、本発明のプライミング処理方法および装置は上記実施形態のような浮上搬送方式のスピンレス塗布法への適用に限定されるものではない。載置型のステージ上に基板を水平に固定載置して、基板上方で長尺形レジストノズルをノズル長手方向と直交する水平方向に移動させながら基板上にレジスト液を帯状に吐出させて塗布する方式のスピンレス塗布法にも適用可能である。
本発明における処理液としては、レジスト液以外にも、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の塗布液も可能であり、現像液やリンス液等も可能である。本発明における被処理基板はLCD基板に限らず、他のフラットパネルディスプレイ用基板、半導体ウエハ、CD基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明の適用可能な塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。 上記塗布現像処理システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 上記塗布現像処理システムにおけるレジスト塗布ユニットおよび減圧乾燥ユニットの全体構成を示す略平面図である。 上記レジスト塗布ユニットの全体構成を示す斜視図である。 上記レジスト塗布ユニットの全体構成を示す略正面図である。 上記レジスト塗布ユニット内のステージ塗布領域における噴出口と吸入口の配列パターンの一例を示す平面図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける基板搬送部の構成を示す一部断面略側面図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける基板搬送部の保持部の構成を示す拡大断面図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける基板搬送部のパッド部の構成を示す斜視図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける基板搬送部の保持部の一変形例を示す斜視図である。 上記レジスト塗布ユニットにおけるノズル昇降機構、圧縮空気供給機構およびバキューム供給機構の構成を示す図である。 上記レジスト塗布ユニットにおけるノズル待機部の構成を示す一部断面側面図である。 上記レジスト塗布ユニットにおける制御系の主要な構成を示すブロック図である。 一実施形態によるプライミング処理部におけるプライミング処理の一段階を示す一部断面側面図である。 一実施形態によるプライミング処理部におけるプライミング処理の一段階を示す一部断面側面図である。 一実施形態によるプライミング処理部におけるプライミング処理の一段階を示す一部断面側面図である。 長尺形のレジストノズルをプライミング処理後に基板上の塗布開始位置に降ろしたときの着液状態を示す斜視図である。 実施形態において塗布走査開始部に形成されるレジスト塗布膜の膜厚状態を示す一部断面側面図である。 実施形態のプライミング処理部の構成を示す断面図である。 実施形態のプライミング処理部における連続プライミング処理の作用を説明するための略側面図である。 実施形態のプライミング処理部における一括洗浄処理の作用を説明するための部分拡大断面図である。 実施形態のプライミング処理部における仮洗浄処理の作用を説明するための略側面図である。
符号の説明
40 レジスト塗布ユニット(CT)
75 ノズル昇降機構
76 ステージ
78 レジストノズル
78a 吐出口
84 基板搬送部
95 レジスト液供給機構
172 プライミング処理部
188 プライミングローラ
190 ハウジング
200 コントローラ
202 遮蔽板
204 洗浄部
206 2流体ジェットノズル
208 洗浄液供給部
210 ガス供給部
216 プライミング処理制御部
222 ミスト引きこみ部
224 乾燥部
226 排気口
228 湾曲カバー
230 ミスト引き込み用隙間
232 ブロック
234 液切り用隙間
236 排気路
238 排気管
240 排気機構
242 ドレイン口

Claims (21)

  1. スピンレス法の塗布処理に用いる長尺形ノズルの吐出口付近に塗布処理の下準備として処理液の液膜を形成するためのプライミング処理方法であって、
    1回のプライミング処理のために、前記ノズルの吐出口と円柱または円筒形のプライミングローラの上端とを所定のギャップを隔てて平行に対向させ、前記ノズルより所定の処理液を吐出させるとともに前記プライミングローラを所定の回転角だけ回転させて、前記プライミングローラの半周以下の部分的表面領域を当該プライミング処理に使用する第1の工程と、
    連続した所定回数のプライミング処理が終了した後に前記プライミングローラの表面を全周に亘ってまとめて洗浄する第2の工程と
    を有するプライミング処理方法。
  2. 前記第2の工程が、
    前記プライミングローラを一定の回転速度で連続回転させながら前記プライミングローラの表面に所定位置で洗浄液を噴き付けると同時に別の所定位置で液切り用のエア流を当てる主洗浄工程と、
    前記プライミングローラを一定の回転速度で連続回転させながら前記プライミングローラの表面に洗浄液を噴き付けずに所定位置で液切り用のエア流を当てる主乾燥工程と
    を含む請求項1に記載のプライミング処理方法。
  3. 前記主洗浄工程においては、前記プライミングローラの表面に向けて洗浄液を気体と混合して高圧のジェット流で噴き付ける請求項2に記載のプライミング処理方法。
  4. 前記連続した所定回数のプライミング処理の中で少なくとも最初のプライミング処理については、そのプライミング処理に使用した前記プライミングローラの部分的表面領域を仮洗浄する第3の工程を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のプライミング処理方法。
  5. 前記第3の工程が、
    前記プライミングローラを所定の回転角度だけ回転させながら前記プライミングローラの部分的表面領域に所定位置で洗浄液を噴き付ける仮洗浄工程と、
    前記プライミングローラを所定の回転角度だけ逆回転させて前記ノズルに対する前記プライミングローラの部分的表面領域を前記仮洗浄工程の前の位置またはその付近の位置に戻す復帰工程と
    を含む請求項4に記載のプライミング処理方法。
  6. 前記仮洗浄工程においては、前記プライミングローラの部分的表面領域に比較的低圧の洗浄液を吹きかける請求項5に記載のプライミング処理方法。
  7. スピンレス法の塗布処理に用いる長尺形ノズルの吐出口付近に塗布処理の下準備として処理液の液膜を形成するためのプライミング処理装置であって、
    所定位置に水平に配置された円柱または円筒形のプライミングローラと、
    前記プライミングローラをその中心軸の回りに回転させる回転機構と、
    前記プライミングローラの表面に洗浄液を噴き付けるための洗浄部と、
    前記プライミングローラの表面に液切り用のエア流を当てるための乾燥部と
    を有し、
    1回のプライミング処理のために、前記ノズルの吐出口とプライミングローラの上端とを所定のギャップを隔てて平行に対向させ、前記ノズルより所定の処理液を吐出させるとともに前記回転機構により前記プライミングローラを所定の回転角だけ回転させて、前記プライミングローラの半周以下の部分的表面領域を当該プライミング処理に使用し、連続した所定回数のプライミング処理が終了した後に前記回転機構により前記プライミングローラを連続回転させながら前記洗浄部と前記乾燥部とを作動させて前記プライミングローラの表面を全周に亘ってまとめて洗浄するプライミング処理装置。
  8. 前記洗浄部が、洗浄液と気体とを混合してジェット流で噴出する2流体ジェットノズルを有する請求項7に記載のプライミング処理装置。
  9. 前記洗浄部が、前記2流体ジェットノズルにおける洗浄液の圧力と気体の圧力の比を可変制御するための2流体圧力制御部を有する請求項8に記載のプライミング処理装置。
  10. 前記洗浄部が、前記プライミングローラの上端から下端まで回転方向に沿って向う途中に配置される請求項7〜9のいずれか一項に記載のプライミング処理装置。
  11. 前記乾燥部が、前記プライミングローラの表面との間に第1の隙間を形成する第1の隙間形成部と、前記第1の隙間内に前記プライミングローラの回転方向と反対の向きで前記液切り用のエア流を形成する第1のエア流形成部とを有する請求項7〜10のいずれか一項に記載のプライミング処理装置。
  12. 前記第1の隙間形成部において、前記第1の隙間が前記プライミングローラの回転方向に沿って延在し、前記第1のエア流形成部が前記第1の隙間の上流側端部に接続された第1のバキューム機構を有する請求項11に記載のプライミング処理装置。
  13. 前記第1の隙間の下流側端部が大気空間に開放されている請求項12に記載のプライミング処理装置。
  14. 前記乾燥部が、前記プライミングローラの下端から上端まで回転方向に沿って向う途中に配置される請求項7〜13のいずれか一項に記載のプライミング処理装置。
  15. 前記洗浄部付近で発生する洗浄液のミストが前記プライミングローラの上端側へ飛散するのを阻止するために、前記プライミングローラの回転方向に沿って前記洗浄部よりも上流側に配置されるミスト遮蔽部を有する請求項7〜14のいずれか一項に記載のプライミング処理装置。
  16. 前記洗浄部付近で発生する洗浄液のミストを前記プライミングローラの回転方向に沿って前記洗浄部よりも下流側に引き込むためのミスト引き込み部を有する請求項7〜15のいずれか一項に記載のプライミング処理装置。
  17. 前記ミスト引き込み部が、前記プライミングローラの回転方向に沿って前記洗浄部と前記乾燥部との間に配置される請求項16に記載のプライミング処理装置。
  18. 前記ミスト引き込み部が、前記プライミングローラの表面との間に第2の隙間を形成する第2の隙間形成部と、前記第2の隙間内に前記プライミングローラの回転方向と同じ向きでミスト引き込み用のエア流を形成する第2のエア流形成部とを有する請求項17に記載のプライミング処理装置。
  19. 前記第2の隙間形成部において、前記第2の隙間が前記プライミングローラの回転方向に沿って延在し、前記第2のエア流形成部が前記第2の隙間の下流側端部に接続された第2のバキューム機構を有する請求項18に記載のプライミング処理装置。
  20. 前記第2のバキューム機構が前記第1のバキューム機構を兼用し、前記第2の隙間が前記第2のバキューム機構を介して前記第1の隙間に連結される請求項19に記載のプライミング処理装置。
  21. 前記プライミングローラの下に落ちる使用済みの洗浄液を受け集めて排出するための排液部を有する請求項7〜20のいずれか一項に記載のプライミング処理装置。



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