JP2007231557A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の木質構造用パネルを平面視略ロ字状となるように組み立てて形成した中空柱2が建物本体1の周縁部に沿って所定の間隔で複数立設されるとともに、これら複数の中空柱2に、上下に連続する風洞部3が中空柱2の内面に沿ってそれぞれ設けられており、前記複数の中空柱2に、建物本体1内の部屋1aに向かって開口する通気口4がそれぞれ形成されることによって、前記風洞部3と前記部屋1aとが連通され、さらに前記複数の中空柱2の上端部に、外部に向かって開口する排気口5がそれぞれ形成されることによって、前記風洞部3と外部とが連通されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
採光性を良くしたいという要望に対しては、奥行きに比べて間口の大きい南向きの建物としたり、大きな窓を設けたりすることなどが行われている。また、建物内部において開放感を得たいという要望に対しては、部屋と部屋とを隔てる壁を可能な限り少なくすることなどが行われている。
前記複数の中空柱2に、建物本体1内の部屋1aに向かって開口する通気口4がそれぞれ形成されることによって、前記風洞部3と前記部屋1aとが連通され、
さらに前記複数の中空柱2の上端部に、外部に向かって開口する排気口5がそれぞれ形成されることによって、前記風洞部3と外部とが連通されていることを特徴とする。
前記複数の中空柱2の上端部には、透光性を有する蓋材6が設けられており、前記排気口5は前記中空柱2の上端部側面に形成されていることを特徴とする。
また、前記排気口5が前記中空柱2の上端部側面に形成されているので、上記のように風洞部3内を上昇してきた暖かい空気を、前記中空柱2を通じて確実に排気することができる。
前記建物本体1内には、下階から上階に吹き抜ける吹抜け部8が設けられていることを特徴とする。
しかも、このように吹抜け部8が建物本体1内に設けられているので、建物A内部において更に開放感を得ることができる。
前記建物本体1の床9に、前記部屋1aと床下空間10とを連通する複数の通気孔11aを有する第1通気床部11が設けられ、前記中空柱2の下端部に、前記風洞部3と床下空間10とを連通する複数の通気孔12aを有する第2通気床部12が設けられていることを特徴とする。
前記前記第1通気床部11および第2通気床部12は、前記複数の通気孔11a,12aを開閉する開閉手段15を備えていることを特徴とする。
すなわち、例えば夏場においては、前記複数の通気孔11a,12aを開放した状態にすることによって、部屋1a内を涼しく保つことができるとともに、建物A内の暖かい空気を効率良く排気することができる。また、冬場においては、前記複数の通気孔11a,12aを閉塞した状態することによって、建物Aの気密性を向上することができるので、部屋1a内を暖かく保つことができ、快適な居住環境を形成することができる。
これによって、部屋1a内の空気を、前記風洞部3を通じて外部へと排気することができるので、従来とは異なり、建物本体1内の空気が通過しにくい箇所等に溜まった暖かい空気を、建物本体1の周縁部に所定の間隔で複数立設された中空柱2を通じて効率良く換気することができ、通気性を向上させることが可能となっている。
なお、この通気口4は、図3に示すように床9に近い高さ位置に設けられているが、図5に示すように、天井に近い高さ位置に設けるようにしても良い。
これによって、前記風洞部3内を上昇してくる空気を暖めることができるので、暖かい空気が上昇する性質を利用して、空気の上昇および排気を促進することができ、より効率よく換気を行うことが可能となっている。
また、前記排気口5が前記中空柱2の上端部側面に形成されているので、上記のように風洞部3内を上昇してきた暖かい空気を、前記中空柱2を通じて確実に排気することができる。
また、この蓋材6の形状としては、図4に示すように、平板状のもの(6a)を用いたり、図3および図5に示すように、半球体状に形成したもの(6b)を用いたり等、様々なものを用いても良い。なお、このように蓋材6を半球体状に形成することによって、太陽光の入射角が広くなるので、比較的長時間、中空柱2の上端部近傍の空気を暖めることができるようになっている。
そして、前記バルコニー20の周壁部21には、前記中空柱2の排気口5から排出された空気を外部へと排出するための排出口21aが設けられている。また、このバルコニー20の周壁部21の上端部には、前記中空柱2の上端部近傍の空気を暖めるために、例えばガラス等の透光性部材21bが設けられている。
なお、この三角床部14は、組み合わせることによって平面視略三角形状となるような複数の床パネルによって形成されている。また、製造・輸送・施工等において問題が無ければ、一枚物の三角床パネルとして形成しても良い。
また、この三角床部14を大きい三角形や小さい三角形の三角床部14に変えることによって、前記平面視略円弧状の床9の角度を調整することができるようになっている。
なお、本実施の形態おいて前記複数の中空柱2は、平面視略円弧状に形成された前記床9の外周縁部9aおよび内周縁部9bに沿って所定の間隔で立設されており、この床9の外周縁部9aおよび内周縁部9bが、上述の建物本体1の周縁部に該当する。
そして、このように吹抜け部8が設けられることによって、建物本体1内に流入した外部の空気を、前記吹抜け部8を通じて上下階で循環させることができるので、部屋1aの隅々まで外気を行き渡らせることが可能となる。
また、前記第1通気床部11は、建物本体1の1階A1の床9に設けられており、前記第2通気床部12は、1階A1の床9と連続した高さ位置に設けられる柱内床部2aに設けられている。
すなわち、例えば夏場においては、前記複数の通気孔11a,12aを開放した状態にすることによって、部屋1a内を涼しく保つことができるとともに、建物A内の暖かい空気を効率良く排気することができる。また、冬場においては、前記複数の通気孔11a,12aを閉塞した状態することによって、建物Aの気密性を向上することができるので、部屋1a内を暖かく保つことができ、快適な居住環境を形成することができる。
1 建物本体
1a 部屋
2 中空柱
3 風洞部
4 通気口
5 排気口
Claims (5)
- 複数の木質構造用パネルを平面視略ロ字状となるように組み立てて形成した中空柱が建物本体の周縁部に沿って所定の間隔で複数立設されるとともに、これら複数の中空柱に、上下に連続する風洞部が中空柱の内面に沿ってそれぞれ設けられており、
前記複数の中空柱に、建物本体内の部屋に向かって開口する通気口がそれぞれ形成されることによって、前記風洞部と前記部屋とが連通され、
さらに前記複数の中空柱の上端部に、外部に向かって開口する排気口がそれぞれ形成されることによって、前記風洞部と外部とが連通されていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記複数の中空柱の上端部には、透光性を有する蓋材が設けられており、前記排気口は前記中空柱の上端部側面に形成されていることを特徴とする建物。 - 請求項1または2に記載の建物において、
前記建物本体内には、下階から上階に吹き抜ける吹抜け部が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、
前記建物本体の床に、前記部屋と床下空間とを連通する複数の通気孔を有する第1通気床部が設けられ、前記中空柱の下端部に、前記風洞部と床下空間とを連通する複数の通気孔を有する第2通気床部が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項4に記載の建物において、
前記前記第1通気床部および第2通気床部は、前記複数の通気孔を開閉する開閉手段を備えていることを特徴とする建物。
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