JP2002147834A - 床換気装置 - Google Patents

床換気装置

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JP2002147834A
JP2002147834A JP2000338576A JP2000338576A JP2002147834A JP 2002147834 A JP2002147834 A JP 2002147834A JP 2000338576 A JP2000338576 A JP 2000338576A JP 2000338576 A JP2000338576 A JP 2000338576A JP 2002147834 A JP2002147834 A JP 2002147834A
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slide
plate
floor
partition
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JP2000338576A
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Kiyoshi Obara
潔 小原
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Sanyo Industries Ltd
Sahara Buresu Kogyo KK
Original Assignee
Sanyo Industries Ltd
Sahara Buresu Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で施工性に優れ、気温の昇降によ
り換気口の開閉が自動的に行える床換気装置を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 床面10の開口部1に取付けられ、板面
には複数の換気孔11が開設される一方、板下面部には
突条の仕切部12が設けられた換気基板2と、この換気
基板2の仕切部12の側部に摺動可能に取り付けられ、
複数の換気孔21が開設されたスライド換気板3と、仕
切部12に沿って取付けられ、形状記憶合金製のばね部
材7が組み込まれ、温度変化によるばね部材7の伸縮変
化を軸体33の往復移動に変える基礎体5、及び、この
基礎体5からの軸体33と連結され、仕切部12を摺動
移動するとともに係止爪53をスライド換気板3に係止
してこれを摺動させ、換気基板2の換気孔11に対して
スライド換気板3の換気孔21を貫通、閉塞する係止摺
動体6からなる換気孔開閉器4と、を有する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気温の昇降により
換気量を自動調節する床換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願の出願人は、体育館や講堂などの比
較的大きな空間を有する室内の床面に、手動で開閉でき
る床換気装置を提案した(実公平1−12109号公
報)。この床換気装置は図7(a)に示すように、複数
の換気孔75が開設された換気基板71と、複数の換気
孔76が開設された一対のスライド換気板72とからな
る。換気基板71の裏面中央部には長手方向に突条の仕
切部73が設けられ、裏面の両側に設けられた取付部7
4の内側には長手方向に突縁がそれぞれ設けられ、仕切
部73との間に、それぞれスライド換気板72を挿入し
て摺動する構造である。
【0003】そして、気温が低くなると、換気基板71
に設けられた長孔77から操作具等を用いてスライド換
気板72を摺動させて換気孔75,76を閉め、温度が
高くなると換気孔75,76を貫通状態に開けて換気を
行う。このように歩行の時の障害とならないように、開
閉操作を手動で室内側から行うことができる。
【0004】また、実開平7−26581号公報には図
7(b)に示すように、形状記憶合金製の第1コイルス
プリング81及びこのスプリング81のバネ力に抗する
第2コイルスプリング82の作用により、移動部材83
を環境温度に応じて自動的に移動させ、これに連結され
た換気板84を可動し、換気装置本体85の換気口を開
閉させる開閉装置が開示されている。この換気装置は、
気温が低い冬場には換気口が自動的に閉じ、一方、気温
が高い夏場には換気口が自動的に開くというものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、体育館などの
比較的大きな館内では、通常、上記手動で行う床換気装
置が館内に20〜30か所程度設置されており、これら
床換気装置をそれぞれ開閉操作するのは相当の手間であ
り、また換気孔の開閉の操作及び管理体制を整える必要
がある等、維持が大変である。
【0006】また、上記自動の開閉装置は、主にサッシ
戸等に用いる形態であり、この装置を床の換気装置に適
用するためには、既設の換気装置を取り替える等の必要
があり、このような取替には大きな工事を伴なうので適
用は困難である。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成で施工性に優れ、換気口の開閉が
自動的に行える床換気装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明に係る床換気装置は、図1に示すよう
に、床面10の開口部1に取付けられ、板面には複数の
換気孔11が開設される一方、板下面部には突条の仕切
部12が設けられた換気基板2と、この換気基板2の仕
切部12の側部に摺動可能に取り付けられ、複数の換気
孔21が開設されたスライド換気板3と、上記仕切部1
2に沿って取付けられ、形状記憶合金製のばね部材7が
組み込まれ、温度変化による上記ばね部材7の伸縮変化
を軸体33の往復移動に変える基礎体5、及び、この基
礎体5からの軸体33と連結され、上記仕切部12を摺
動移動するとともに係止爪53を上記スライド換気板3
に係止してこれを摺動させ、換気基板2の換気孔11に
対してスライド換気板3の換気孔21を貫通、閉塞する
係止摺動体6からなる換気孔開閉器4と、を有する構成
である。
【0009】また、本発明に係る床換気装置は、上記基
礎体5と係止摺動体6との間に介在させ、この係止摺動
体6の移動位置を所定位置に保持する保持手段9を設け
た構成である。
【0010】また、本発明に係る床換気装置は、上記換
気孔開閉器4は、上記換気基板2の上記仕切部12に沿
って挿入される溝状部41,54を有する構成である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る床換気装置の
実施の形態を図面に基づいて説明する。上記床換気装置
は、図1(a)(b)に示すように、体育館、講堂等の
建物の床面10に設けた開口部1に嵌め込まれ、複数の
換気孔11が開設されている換気基板2と、この換気基
板2の裏面部に取り付けられ、複数の換気孔21が開設
されているスライド換気板3と、換気基板2に取り付け
てスライド換気板3を摺動させ、自動的に換気孔を開閉
する換気孔開閉器4とから構成される。
【0012】上記開口部1は、床面10の一部に開設さ
れ、床換気装置は床板と一体的に床面を形成する。開口
部1には、床面10と略同一面状に換気基板2が設置さ
れ、この換気基板2の下部に一対のスライド換気板3が
摺動可能に取り付けられる。また、この床換気装置にお
ける、換気基板2及びスライド換気板3は上記従来例に
係る手動開閉の換気装置と略同様な形態である。
【0013】図2及び図3に示すように、換気基板2
は、アルミニウム、アルミニウム合金製等の軽金属製か
らなり、全体的に長尺矩形状をなし、天板部18には中
央部の両側に2列にわたり、短尺方向に長い長楕円形状
の換気孔11が同一間隔をおいて開設されている。この
天板部18の下面部には、両側部に断面矩形状の取付部
13が設けられており、また換気基板2の幅方向の中央
部には突条の仕切部12が長手方向に形成されている。
【0014】また換気基板2は、取付部13の内側部と
仕切部12の両側部には、それぞれ長手方向に突縁1
4,15が向かい合う形状に設けられており、これら突
縁14,15と天板部18との間には溝部16が形成さ
れている。さらに、仕切部12の先端部にはT状の頭部
17が形成されている。上記スライド換気板3は合成樹
脂或いは軽金属からなり、2枚が一組の長尺板材で、そ
れぞれ2列にわたり短尺方向に長い長方形状の換気孔2
1が同一間隔をおいて開設されている。
【0015】図2に示すように、換気基板2の換気孔1
1は、床面10の意匠性を考慮して長楕円形状とし、ス
ライド換気板3の換気孔21は製造の容易性より長方形
状としている。各換気孔11,21は縦横の寸法は略同
一であり、また換気孔11,21の横幅の寸法を換気孔
11,21の開設間隔と略同一としている。
【0016】換気基板2の幅はスライド換気板3の幅の
2倍より大きく形成され、一対のスライド換気板3,3
がそれぞれ換気基板2の溝部16に嵌入され摺動可能に
取付けられる。そして換気基板2に対して各スライド換
気板3を摺動させ、各換気孔11,21同士を貫通する
換気孔を開閉する。
【0017】上記換気孔開閉器4は、図4及び図5に示
すように、換気基板2の仕切部12に固定される基礎体
5、この基礎体5と連結され突条の仕切部12を摺動す
る係止摺動体6及び基礎体5と係止摺動体6との間に脱
着自在に差し込んで両者間の間隔を規制して係止摺動体
6を所定位置に保持する保持手段としてのプルクリップ
9とからなる。基礎体5には、形状記憶合金製の合金コ
イルばね7とこの付勢力に抗する金属製の補助コイルば
ね8が直列状に収納されている。この換気孔開閉器4を
突条の仕切部12に装着する技術により、換気孔開閉器
4の取り付けは簡単となり、また換気孔開閉器4による
スライド換気板3の駆動が良好かつ安定して行える。
【0018】上記基礎体5は、仕切部12に固定される
固定基部31、この固定基部31の下方に形成され形状
記憶合金製の合金コイルばね7とこの付勢力に抗する金
属製の補助コイルばね8を収納する収納室32、これら
コイルばね7,8が直列状に嵌め込まれた軸体33を有
する。
【0019】さらに詳しくは、上記収納室32は長尺状
の容器で、左右の端面部45,46には十字状の貫通孔
34が設けられている。固定基部31には、換気基板2
の頭部17に嵌合される溝状部41が設けられ、この溝
状部41に開設された螺孔にねじ43を螺入して、換気
基板2の仕切部12に設けられた頭部17に押し付け、
換気孔開閉器4の基礎体5を換気基板2の仕切部12に
圧着固定する。
【0020】また上記軸体33は、両端部近傍を除い
て、断面が十字状の軸部35を有し、この軸部35の略
中央部には規制板36が一体形成されている。この規制
板36は、軸体33に嵌め込まれるコイルばね7,8間
に設けられ、コイルばね7,8の内径より大きな径を有
してコイルばね7,8を係止する。規制板36を挟んで
合金コイルばね7と補助コイルばね8とが配置される形
態により、この規制板36は、温度環境に応じて両コイ
ルばね7,8の弾性力が均衡する位置に移動する。
【0021】そして、軸体33の軸部35の両端部は、
それぞれ収納室32の貫通孔34を通過し、一方収納室
32の外側には、それぞれ軸部35の最大径程度の径の
係止板37,38が設けられている。さらに、係止摺動
体6側の係止板37の先には、括れ部39を介して係止
頭部40が設けられている。
【0022】上記係止摺動体6は、図5及び図6に示す
ように、換気基板2の仕切部12の頭部17に摺動可能
に嵌合する基体部51を有し、この基体部51の基礎体
5側には連結係止部55が形成され、基礎体5の収納室
8から突出する軸体33の係止頭部40を連結係止す
る。また、この基体部51に対して上下方向に嵌合し、
基体部51を覆う断面コの字形状の屈曲体52が形成さ
れ、この屈曲体52の両先端部には、それぞれスライド
換気板3の換気孔21の一部に突入係止可能な係止爪5
3が設けられている。
【0023】基体部51の下部と屈曲体52との間には
スプリング57が介在され、屈曲体52の下部から基体
部51を通過する左右一対のねじ56により、基体部5
1に対して屈曲体52の上下移動が可能である。係止摺
動体6は、基体部51の上方の溝状部54が仕切部12
の頭部17に嵌合した状態で、仕切部12に沿って摺動
移動可能である。
【0024】ここで、上記換気孔開閉器4の作用につい
て説明する。上記基礎体5に収納される合金コイルばね
7と補助コイルばね8とは、それぞれ上記規制板36と
収納室32の端面部45,46との間に介在し、ともに
規制板36に向けて弾性力が付勢されている。このとき
規制板36は、両コイルばね7,8の弾性力が均衡する
位置に移動して軸体33を直線状に移動させる。軸体3
3の移動に伴い、軸体33の係止頭部40に連結された
係止摺動体6は仕切部12を摺動移動し、この係止摺動
体6の係止爪53に係止されたスライド換気板3を移動
させて換気孔11,21を開閉する。
【0025】上記合金コイルばね7は、温度が変化する
と発生荷重力も変化する形状記憶合金製の合金コイルば
ねの特性を利用したものである。この合金コイルばねの
特性に合わせた補助コイルばね8を組み合わせて、温度
の昇降により移動する機構を構成し、軸体33を規定の
温度範囲内で直線状に往復可動させる。
【0026】通常、外気温が7℃以下になると室内に冷
たい外気が入り込むために、換気孔を閉塞する。このた
め、上記移動機構では、降温時(7℃)には図5(b)
に示すように、合金コイルばね7が縮変形し、補助コイ
ルばね8の付勢力により軸体33が反係止摺動体6方向
(図上左方向)に移動するように設定されている。一
方、昇温時(17℃)には図5(c)に示すように、合
金コイルばね7が伸変形し、逆に合金コイルばね7の付
勢力により軸体33が係止摺動体6方向(図上右方向)
に移動する。
【0027】降温時(7℃)に上記軸体33が反係止摺
動体6方向へ移動すると、これに連結された係止摺動体
6を基礎体5方向に移動させ、これにより係止摺動体6
に係止されたスライド換気板3を移動させ、換気孔1
1,21が互い違いの閉状態(図5(b))となる。昇
温時(17℃)には、上記とは逆に係止摺動体6ととも
にスライド換気板3を反基礎体5方向に移動させ、換気
孔11,21同士が貫通した開状態(図5(c))とな
る。
【0028】上記プルクリップ9は、W形状の挟持具で
あり、収納室32の外側に軸体33の軸部35を引出し
た状態で、軸部35に挟着して収納室32の端面部46
と軸体33の係止板37間に介在させる。このプルクリ
ップ9を介在させた状態では、軸体33が係止摺動体6
方向に移動して、スライド換気板3による換気孔が開状
態の位置に設定されている。したがって、施工時には、
基礎体5を仕切部12に固定する位置は、単純に換気基
板2に対してスライド換気板3が開状態となる位置とす
ればよく、換気孔開閉器4の取付け位置調節が簡単であ
る。また、プルクリップ9は着脱が容易であり作業が迅
速に行える。なお、プルクリップ9は上記以外に、収納
室32の反係止摺動体6側の端面部45と軸部35の係
止板38との間に介在することとしてもよい。この場合
には、スライド換気板3が閉状態となる位置で基礎体5
を固定する。
【0029】施工に際しては、換気基板2の天板部18
裏面の両溝部16に、それぞれスライド換気板3を挿入
して換気機構を組立てる。従来の手動の床換気装置にお
いても、同様な形態の換気基板及びスライド換気板が用
いられている場合には、これらの部材をそのまま流用す
ることができる。
【0030】そして、図1(a)に示すように、換気基
板2の仕切部12に予め上記プルクリップ9が装着され
た換気孔開閉器4を取付ける。まず、係止摺動体6の溝
状部54を仕切部12の頭部17に嵌入し、続いて基礎
体5の溝状部41を同様に頭部17に嵌入し、これらを
適当な位置まで摺動移動する。そして、図6(a)に示
すように、係止摺動体6の基体部51に取付けられた2
つのねじ56をバランスよく締めつけると、同図(b)
に示すように、屈曲体52は上方に移動して基体部51
側に引き寄せられ、同時に屈曲体52の係止爪53はス
ライド換気板3の換気孔21に突入係止する。
【0031】一方、換気孔開閉器4の基礎体5を換気基
板2の仕切部12に固定する。このときには、固定基部
31に設けられたねじ43を締めて仕切部12の頭部1
7に押圧し止着する。これで、換気孔開閉器4の取付け
は完了し、以降は換気孔開閉器4の自動機構を作動させ
るために、図1(b)に示すようにプルクリップ9を脱
着する。プルクリップ9の脱着により、換気孔開閉器4
の軸体33はその時の温度に応じて、合金コイルばね7
は収縮しスライド換気板3を移動させ、換気孔11,2
1は適切な開閉位置におかれる。
【0032】そして、換気孔開閉器4を下面側にして、
換気基板2を床面10の開口部1に嵌めて4隅の近傍の
孔部19を螺子止めすることにより床換気装置の設置が
完了する。この状態で、床換気装置は、気温の変化に伴
い、自動的にスライド換気板3を移動させ、換気孔1
1,21を好適に開閉する。
【0033】したがって、上記実施の形態によれば、気
温の昇降変化により自動的に換気孔を開閉して換気量が
調節されるので、建物内の換気及び温度環境が常に良好
に維持される。また、既設の手動開閉式換気装置につい
ても、換気基板及びスライド換気板の流用が可能であ
り、これに換気孔開閉器4を装着するのみで、換気孔が
自動開閉する床換気装置が得られる。施工の際において
も、換気孔開閉器4は、換気基板2の仕切部12に簡単
に取付けられ、加えて仕切部12にスライド換気板3を
摺接させているので換気孔開閉器4によるスライド換気
板3の係止及び移動が良好かつ効果的に行える。さら
に、換気孔開閉器4に装着されたプルクリツプにより、
取付け作業時の季節による温度差に影響を受けずに設置
できるので作業が簡単である。
【0034】また、換気孔開閉器4は、合金コイルばね
7と補助コイルばね8を直列状に収納室32に収納して
コンパクトな形態とし、これを換気基板2の仕切部12
に沿うように配置したので、換気基板2の換気孔11及
びスライド換気板3の換気孔21を塞ぐ等、有効開口面
積を減少させることはない。
【0035】さらに、換気基板2に設けた2枚のスライ
ド換気板3を、一台の換気孔開閉器4で開閉するので、
比較的高価な合金コイルばねを有効に使用することがで
きる。また、換気孔開閉器は、合金コイルばねと補助コ
イルばねを収納室に収納したのでゴミやほこりの付着が
防止され、これらゴミ等による誤作動を防ぐことができ
る。また、換気孔開閉器4は、係止爪53をスライド換
気板3のいずれの換気孔21にも係止可能であるため、
換気基板2の仕切部12をスライドして自由な位置に取
付けることができ、このため、床下構成部材である床梁
等を避けて取付けること等が問題なく行える。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る床換
気装置によれば、板面には換気孔が開設される換気基
板、この換気基板の仕切部の側部に摺動可能に取り付け
られ、換気孔が開設されたスライド換気板、形状記憶合
金製のばね部材が組み込まれて温度変化を往復移動に変
える基礎体、これと連結され係止爪をスライド換気板に
係止して換気孔を貫通、閉塞する係止摺動体からなる換
気孔開閉器を有する構成を採用したから、建物内の換気
及び温度環境が常に良好に維持され、また構成が簡単で
あるため換気孔開閉器の取付け等施工が簡単に行えると
ともに作動が安定した換気機構が得られ、加えて従来の
換気装置の流用も可能であるという効果を奏する。
【0037】また、本発明に係る床換気装置は、基礎体
と係止摺動体との間に係止摺動体を所定位置に保持する
保持手段を設けた構成としたから、取付け作業時の季節
による温度差に影響を受けずに設置できるので施工性に
優れるという効果がある。
【0038】また、本発明に係る床換気装置は、換気孔
開閉器は、仕切部に沿って挿入される溝状部を有する構
成を採用したから、換気孔開閉器が仕切部に簡単に取付
けられ、加えて換気孔開閉器によるスライド換気板の係
止及び移動が良好かつ効果的に行えるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る床換気装置の説明図
であり(a)は分解説明図、(b)は床換気装置の裏面
側斜視図である。
【図2】実施の形態に係り(a)は床換気装置の平面図
を、(b)は底面図をそれぞれ示す。
【図3】実施の形態に係り(a)は床換気装置の側面図
を、(b)はスライド換気板を取り付けた床換気装置の
側面図をそれぞれ示す。
【図4】実施の形態に係り(a)は換気孔開閉器の正面
図を、(b)は換気孔開閉器の側面図((a)の矢視
A)をそれぞれ示す。
【図5】換気孔開閉器の可動状態に係り(a)はプルク
リップを装着した状態、(b)は降温時に換気孔が閉じ
た状態、(c)は昇温時に換気孔が開いた状態をそれぞ
れ示す。
【図6】実施の形態に係り(a)は床換気装置に取り付
けた係止摺動体の断面図、(b)は同係止摺動体の係止
爪を係止した状態の断面図をそれぞれ示す。
【図7】従来例に係り(a)は手動の床換気装置、
(b)はサッシ戸等の自動換気装置を示す図である。
【符号の説明】
1 開口部 2 換気基板 3 スライド換気板 4 換気孔開閉器 5 基礎体 6 係止摺動体 7 ばね部材(合金コイルばね) 9 保持手段(プルクリップ) 10 床面 11,21 換気孔 12 仕切部
フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DB02 DD00 FA12 FA26 GA02 GA18 HB01 HB04 NA07 NB01 NB05 NC03 ND02 3L056 BA06 BB03 BB06 3L081 AA03 AB01 EA01 EA03 EA04 HA04 HB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面(10)の開口部(1)に取付けら
    れ、板面には複数の換気孔(11)が開設される一方、
    板下面部には突条の仕切部(12)が設けられた換気基
    板(2)と、 この換気基板(2)の仕切部(12)の側部に摺動可能
    に取り付けられ、複数の換気孔(21)が開設されたス
    ライド換気板(3)と、 上記仕切部(12)に沿って取付けられ、形状記憶合金
    製のばね部材(7)が組み込まれ、温度変化による上記
    ばね部材(7)の伸縮変化を軸体(33)の往復移動に
    変える基礎体(5)、及び、この基礎体(5)からの軸
    体(33)と連結され、上記仕切部(12)を摺動移動
    するとともに係止爪(53)を上記スライド換気板
    (3)に係止してこれを摺動させ、換気基板(2)の換
    気孔(11)に対してスライド換気板(3)の換気孔
    (21)を貫通、閉塞する係止摺動体(6)からなる換
    気孔開閉器(4)と、を有することを特徴とする床換気
    装置。
  2. 【請求項2】 上記基礎体(5)と係止摺動体(6)と
    の間に介在させ、この係止摺動体(6)の移動位置を所
    定位置に保持する保持手段(9)を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の床換気装置。
  3. 【請求項3】 上記換気孔開閉器(4)は、上記換気基
    板(2)の上記仕切部(12)に沿って挿入される溝状
    部(41,54)を有することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の床換気装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007231557A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Misawa Homes Co Ltd 建物
CN103940012A (zh) * 2013-01-21 2014-07-23 西北民族大学 体育场馆空调制冷通风系统
JP2016217048A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 株式会社ダイケン 自動換気装置

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