JP2002201804A - 建物における収納部構造 - Google Patents

建物における収納部構造

Info

Publication number
JP2002201804A
JP2002201804A JP2000402154A JP2000402154A JP2002201804A JP 2002201804 A JP2002201804 A JP 2002201804A JP 2000402154 A JP2000402154 A JP 2000402154A JP 2000402154 A JP2000402154 A JP 2000402154A JP 2002201804 A JP2002201804 A JP 2002201804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
storage
building
floors
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000402154A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Fukuoka
直 福岡
Yoshitaka Imayoshi
義隆 今吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2000402154A priority Critical patent/JP2002201804A/ja
Publication of JP2002201804A publication Critical patent/JP2002201804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各階の収納部を容易にかつ効果的に換気する
ことができる、建物における収納部構造を提供する。 【解決手段】 複数階の建物1において、各階の同じ平
面位置に、収納室2…が設けられ、これら収納室2…に
おいて各階の間が通気可能に連通されて階を貫く風突9
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物における収納
部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、2階建て、3階建ての戸建ての
住宅用建物などでは、各階に、備付けの収納部が個別に
設けられ、そこに収納を行うことができるようになって
おり、収納部内の換気は個別に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収納部
内の換気を各階ごとに個別に行うのは非常に手間であっ
た。のみならず、収納部は、空気がこもりやすく、しか
も、同じ口を通じて空気を出入りさせることで換気する
ため、収納部内の空気が入れ替わるのに時間を要すると
いう問題もあった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、各階の
収納部を容易にかつ効果的に換気することができる、建
物における収納部構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、複数階の
建物において、各階の同じ平面位置に、収納室が設けら
れ、これら収納室において各階の間が通気可能に連通さ
れて階を貫く風突が形成されていることを特徴とする建
物における収納部構造によって解決される。
【0006】この収納部構造では、風突内を空気が上昇
していくことよって、各階の収納室内がまとめて換気さ
れ、各階の収納室を、手間をかけずに容易に、しかも効
果的に換気することができる。
【0007】前記風突が、建物の上面側を通して外に通
気可能に連通され、そこに採光部が設けられ、この採光
部を通して採り入れられる光で風突内が階を越えて照ら
されるようになされている場合は、採光部を通じて採り
入れられる光を収納室における照明として利用すること
ができて、電気を節約することができる。
【0008】各階の収納室が、その階の隣室と通気可能
に連通されるようになされている場合は、風突を空気の
出口通路として、各階の他室をも効果的に換気すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0010】図1乃至図4に示す建物1は、陸屋根式の
3階建ての戸建ての住宅用建物であり、この建物におい
て、収納室2…が、各階の同じ平面位置に設けられてい
る。本実施形態では、図2及び図3に示すように、各階
の収納室2…は、四方を建物内部の他室3で囲む平面配
置で設けられており、他室3とは、壁4で四方を仕切ら
れて隣り合っている。また、本実施形態における各収納
室2では、対面する壁の横方向中央部にそれぞれ出入用
開口部5,5が設けられ、収納室2内には、これら開口
部5,5をつなぐ通路部分6が備えられ、この通路部分
6の両側に、収納のためのスペース7,7が設けられて
いる。
【0011】図1及び図3に示すように、これら収納室
2…内において、各階の間は、通路部分6に設けた通風
採光床8によって通気可能に連通され、それによって階
を貫く風突9が形成されている。なお、通風採光床8
は、人がその上を歩行することができ、しかも、その床
8を通して通気と採光ができるような床であればよい。
【0012】本実施形態では、この風突9は、建物1の
陸屋根10に設けた開口部11を通じて建物1の上面
側、即ち屋根側を通じて外に開放され、風突9内を上昇
する空気が、この開口部11を通じて建物の外に排出さ
れるようになされている。
【0013】この開口部11は、上方より、雨よけ12
で覆われ、開口部11と雨よけ12との間で側方に開口
する通気口としてのガラリ13を通じて排気が行われる
ようになされている。雨よけ12は、透明板や半透明板
などの透光性を有するものからなっていて、採光部を構
成しており、この採光部12を通して風突9内に光が採
り入れられ、この光が通風採光床8,8を通して、階を
越えて下方の収納室まで届くようになっている。
【0014】また、各階の収納室2…を囲む壁4には、
その階の隣室3を風突9内と通気可能に連通する通気口
としてのガラリ14が設けられている。
【0015】上記の収納構造では、風突9内を空気が上
昇していくことより、各階の収納室2…内がまとめて換
気され、各階の収納室2…を、手間をかけずに容易に、
しかも効果的に換気することができる。
【0016】本実施形態では、他室3に設けられている
窓やドアを開けるなどして外と連通することにより、ガ
ラリ14を通して収納室2内に空気が流れ込み、それに
より、自然換気で、風突9内に上昇気流が形成される。
これにより、収納室2…のみならず、同時に他室3…も
換気される。
【0017】また、各階の収納室2…をより速く換気す
るために収納室の出入用開口部5を開ける場合は、下
階、例えば1階の収納室2の出入用開口部5を開放する
だけで、各階の収納室2…を効果的に換気することがで
き、わざわざ階上に昇ってその階の収納室の出入用開口
部を開くというような煩わしいことをしなくてもよく、
各階の収納室2を容易にかつ効果的に換気することがで
きる。
【0018】また、昼間などは、太陽の光が風突9を通
じて各階の収納室2…を照らすため、電灯をつけずに各
収納室2で収納などの作業をすることができ、電気を節
約することができる。
【0019】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で各種の変更が可能である。例えば、風突9の
上方に排気ファンを設けるなどして強制換気で各階の収
納室2を換気するようにしてもよい。また、各階の収納
室2…におけるガラリ14を省略し、いずれかの階の収
納室の出入用開口部を開いたときだけ、風突9内で空気
が上昇して換気されるようになされていてもよい。ま
た、風突9は、建物の上面側である屋根に限らず、最上
階の外壁部分から外に開放されるようになっていてもよ
い。また、収納室2は、通路部6を備えさせることによ
り、この通路部6において階と階の間を効果的に通気し
て風突効果を高いものにすることができるが、収納スペ
ースと風突効果を出すためのスペース部分だけを備えた
形式の収納室に構成されていてもよい。また、建物の階
数は2階であってもよいし、4階以上であってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりのものであるか
ら、各階の収納部を容易にかつ効果的に換気することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物における収納構造の実施形態を示す縦断面
図である。
【図2】一階フロアーの平面図である。
【図3】二階、三階フロアーの概略平面図である。
【図4】陸屋根の平面図である。
【符号の説明】
1…建物 2…収納室 3…他室(隣室) 5…出入用開口部 8…通風採光床(通気口) 9…風突 10…陸屋根(建物の上面側) 12…雨よけ(採光部) 13…ガラリ(通気口) 14…ガラリ(通気口)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階の建物において、各階の同じ平面
    位置に、収納室が設けられ、これら収納室において各階
    の間が通気可能に連通されて階を貫く風突が形成されて
    いることを特徴とする建物における収納部構造。
  2. 【請求項2】 前記風突が、建物の上面側を通して外に
    通気可能に連通され、そこに採光部が設けられ、この採
    光部を通して採り入れられる光で風突内が階を越えて照
    らされるようになされている請求項1に記載の建物にお
    ける収納部構造。
  3. 【請求項3】 各階の収納室が、その階の隣室と通気可
    能に連通されるようになされている請求項1又は2に記
    載の建物における収納部構造。
JP2000402154A 2000-12-28 2000-12-28 建物における収納部構造 Pending JP2002201804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000402154A JP2002201804A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 建物における収納部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000402154A JP2002201804A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 建物における収納部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002201804A true JP2002201804A (ja) 2002-07-19

Family

ID=18866494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000402154A Pending JP2002201804A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 建物における収納部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002201804A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107297A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2007224499A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Sumitomo Forestry Crest Co Ltd 通気・採光用床構造
JP2007231557A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2008127937A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Sumitomo Forestry Co Ltd 採光収納構造部分を備える建物
JP2008196110A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2008196265A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2008208538A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2011084975A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Misawa Homes Co Ltd 建物の吹抜け構造
JP2011523009A (ja) * 2008-05-04 2011-08-04 スキッドモア オーウィングス アンド メリル リミテッド ライアビリティ パートナーシップ 建物換気システム及び方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107297A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2007224499A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Sumitomo Forestry Crest Co Ltd 通気・採光用床構造
JP2007231557A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2008127937A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Sumitomo Forestry Co Ltd 採光収納構造部分を備える建物
JP2008196110A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2008196265A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2008208538A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2011523009A (ja) * 2008-05-04 2011-08-04 スキッドモア オーウィングス アンド メリル リミテッド ライアビリティ パートナーシップ 建物換気システム及び方法
JP2011084975A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Misawa Homes Co Ltd 建物の吹抜け構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002201804A (ja) 建物における収納部構造
JP2005350880A (ja) 建物
JP2013112995A (ja) 建物
JP6009111B1 (ja) 空調システム、空調方法、及びプログラム
JP2002167986A (ja) 住宅建物
KR102164513B1 (ko) 무동력 친환경 환풍구 구조
JP2000234388A (ja) 住宅と建物ユニット
JP2011064018A (ja) 建物の換気構造
JP5130130B2 (ja) 採風機能付き建物
JP4943754B2 (ja) 採光構造部分を備える建物
JP4873932B2 (ja) 建物
JP4949697B2 (ja) 建物
JP5799477B2 (ja) ドーム状構造物
JP2506290Y2 (ja) 強制棟換気瓦
JP3899255B2 (ja) 建物
JPH0312095Y2 (ja)
JPH0510450B2 (ja)
JP6890951B2 (ja) 建物
JP2017106289A (ja) 空調システム、空調方法、及びプログラム
JPS6329776Y2 (ja)
JPH03180644A (ja) 独立住宅
JP4147259B2 (ja) 建物
JPH11107439A (ja) 通気ブロック
JPS63165632A (ja) 家屋の通気システム
JPH08184200A (ja) バルコニー付きの建物および採光方法