JP2011064018A - 建物の換気構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スキップ床30上のスペースと下階の部屋13との間の壁40に形成された開口部41の上縁41aと下階の部屋13の天井12とが面一になっており、この開口部41には、この開口部41の上縁41aとの間に所定の隙間42を形成する高さに笠木43bが配置される手摺43が設けられており、スキップ床30上のスペースの上部には、このスキップ床30上のスペースの上部と外部とを連通する換気用開口部33が設けられている。これにより、下階の部屋の天井付近に溜まる暖かい空気を、隙間を通じて、スキップ床上のスペースへと障害なく円滑に排出でき、さらに換気用開口部から、スキップ床上のスペースの上部に溜まる暖かい空気を外部へと排出できる。
【選択図】図1
Description
そして、このような高気密・高断熱建物は、屋内外の空気の出入りを遮断しているために換気を十分に行う必要があった。そこで、高気密・高断熱建物の換気を行うために、建物内の部屋等、仕切られた複数の空間をまとめて換気するセントラル換気装置が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特に、夏場においては各部屋の窓やドアを開けたとしても暖かい空気が流入して溜まってしまい、部屋全体が暖まる場合が多いため、夏場であっても快適な居住環境を形成できるような技術の開発が強く望まれていた。
前記スキップ床30上のスペースは上階20の天井22まで吹き抜けており、
前記スキップ床30上のスペースと下階の部屋13との間に設けられる壁40には、これらスキップ床30上のスペースと下階の部屋13とを連通する開口部41が形成され、この開口部41の上縁41aと前記下階の部屋13の天井12とが面一になっており、
前記開口部41には、この開口部41の上縁41aとの間に所定の隙間42を形成する高さに笠木43bが配置される手摺43が設けられており、
前記スキップ床30上のスペースの上部には、前記上階20の天井22付近に、このスキップ床30上のスペースと外部とを連通する換気用開口部33が設けられていることを特徴とする。
この時、前記開口部41の上縁41aと前記下階の部屋13の天井12とが面一になっているので、前記下階の部屋13の天井12付近に溜まる暖かい空気を、前記下階の部屋13の天井12から前記スキップ床30上のスペースへと障害なく円滑に排出することができる。
さらに、前記スキップ床30上のスペースの上部には、前記上階20の天井22付近に、このスキップ床30上のスペースと外部とを連通する換気用開口部33が設けられているので、この換気用開口部33から、前記スキップ床30上のスペースの上部に溜まる暖かい空気を外部へと排出することができる。
これによって、前記下階の部屋13の天井12付近や、前記スキップ床30上のスペースの上部に溜まる暖かい空気を効率よく換気することができ、夏場であっても快適な居住環境を形成することが可能となる。
前記手摺43は、透光性を有する面材で構成された腰壁43aと、この腰壁43aの上端部に長さ方向に沿って設けられる前記笠木43bとを備えていることを特徴とする。
前記スキップ床30上のスペースは階段踊り場とされており、
この階段踊り場と下階10の床11との間には第1階段31が架設されており、この階段踊り場と上階20の床21との間には第2階段32が架設されていることを特徴とする。
前記スキップ床30上のスペースの上部には、屋外に面する採光窓34が設けられていることを特徴とする。
前記スキップ床30上のスペースの上方に位置する上階20の天井22にはシーリングファン36が取り付けられていることを特徴とする。
この時、開口部の上縁と下階の部屋の天井とが面一になっているので、下階の部屋の天井付近に溜まる暖かい空気を、下階の部屋の天井からスキップ床上のスペースへと障害なく円滑に排出することができる。
さらに、スキップ床上のスペースの上部には、上階の天井付近に、このスキップ床の上のスペースと外部とを連通する換気用開口部が設けられているので、この換気用開口部から、スキップ床上のスペースの上部に溜まる暖かい空気を外部へと排出することができる。
これによって、下階の部屋の天井付近や、スキップ床上のスペースの上部に溜まる暖かい空気を効率よく換気することができ、夏場であっても快適な居住環境を形成することが可能となる。
図1は本発明に係る建物の換気構造の一例を示す断面図である。
図1において符号10は建物の下階を示し、符号20は建物の上階を示す。また、下階10の床11の一部の上にはスキップ床30が設けられている。
このスキップ床30は、前記下階10の床11に対して半階上がった高さ位置、すなわち、前記上階20の床21に対して半階下がった高さ位置に設けられるものである。したがって、このスキップ床30上のスペースと前記下階10に設けられる部屋13とが隣接して配置されることになる。
この階段踊り場であるスキップ床30と下階10の床11との間には第1階段31が架設されており、スキップ床30と上階20の床21との間には第2階段32が架設されており、折り返し階段の形態となっている。
なお、前記第2階段32を上りきった場所は廊下26とされており、この廊下26を通じて上階20に設けられる各部屋を行き来できるようになっている。
そして、本実施の形態のスキップ床30は、このように前記通路スペースと作業スペースとを有しているので、一般的な通路スペースだけの階段踊り場に比して広い面積とすることができるので、前記スキップ床30上のスペースを、面積の広い階段踊り場とすることができる。
この収納所15は、前記下階の部屋13と玄関14とに隣接して配置されており、前記下階の部屋13と収納所15との間に設けられる壁には第1出入口15aが形成されており、前記玄関14と収納所15との間に設けられる壁には第2出入口15bが形成されている。
さらに、この収納所15には、下階10の床11と略等しい高さに設定されるとともに、この下階10の床11と面一に設けられる高床部と、この高床部よりも一段低い高さに設定されるとともに、前記玄関14の土間床14aと面一に設けられる低床部とが設けられている。
この開口部41は矩形状に形成されており、その上縁41aと前記下階の部屋13の天井12とが面一になっている。すなわち、この開口部41の上縁41aは、前記下階10の天井12と略等しい高さに位置している。
なお、この開口部41の下縁41bは、前記スキップ床30の上面と面一になっているとしたが、これに限られるものではなく、スキップ床30の上面よりも高い位置に設けられていてもよいものとする。
この手摺43は、図1および図2に示すように、ガラス等の透光性を有する面材で構成された腰壁43aと、この腰壁43aの上端部に長さ方向に沿って設けられる前記笠木43bとを備えている。また、この手摺43は、前記開口部41の左右側縁41c,41d間にわたって設けられている。
なお、前記腰壁43aは透光性を有する面材としたが。これに限られるものではなく、前記笠木43bを所定高さに支持する複数本の手摺子であってもよいものとする。
この採光窓34は、前記作業台37よりも上方に位置する外壁部分に配置されており、前記スキップ床30上のスペースの上部に面する外壁の大部分を占有している。また、この採光窓34の下方には、前記作業台37の上方に位置するようにして換気窓35が設けられている。
そして、この採光窓34を介して屋内に取り込まれた日射を、下階10や上階20にも取り込むことができる。特に、前記腰壁43aは透光性を有する面材で構成されているので、日射を、腰壁43aを介して下階の部屋13へと確実に取り込むことができる。
そして、この換気用開口部33は、前記スキップ床30上のスペースの上部と、このスキップ床30上のスペースの上部に隣接する上階20の部屋とを連通している。
この上階20の部屋は、図1,図4,図6に示すように、下階10の天井12付近と、上階20の床21付近とを連通する格子床23aと、上階20の天井22と略等しい高さに配置されるとともに所定間隔に並設された複数のパイプからなるパイプ天井23bとを備える通気室23とされている。
また、前記パイプ天井23bの上方には、建物の屋根よりも上方に突出するとともに、屋内外を連通する換気塔24が設けられている。
さらに、この通気室23は、前記玄関14の上方に配置されているので、前記玄関14と同様に外壁の内側面に沿って設けられている。
さらに、図4および図6に示すように、この採光窓23cに対向するとともに前記廊下26に面して立設される内壁は、この内壁の厚みを利用した壁厚収納棚23dを備えている。そして、この壁厚収納棚23dの背板は透光性を有する面材で構成されており、前記採光窓23cから通気室23内に取り込んだ日射を、この背板を介して、前記廊下26側にも取り込めるようになっている。
そして、図1および図4に示すように、前記上部開口部24aには、この上部開口部24aを開閉するとともに、透光性を有する面材を備える天窓24cが設けられており、前記側壁の開口部24bにはファン24dが設けられている。
これによって、前記天窓24cを開閉したり、前記ファン24dを稼働させたりすることによって換気量の調節を適宜行うことができ、夏場だけでなく、一年を通じて快適な居住環境を形成できる。
すなわち、このシーリングファン36は、前記換気用開口部33の近傍に位置することになる。これによって、このシーリングファン36を稼働すれば、前記スキップ床30上のスペース内の空気を上昇させて、前記換気用開口部33へと送り込みやすくなる、という利点がある。
すなわち、前記下階の部屋13の上方に位置する上階20の部屋25と、前記スキップ床30上のスペースの上部との間の壁には開口部38が形成されている。また、前記通気室23と、前記スキップ床30上のスペースの上部との間の壁には、前記換気用開口部33とは別の開口部39が形成されている。
また、本実施の形態において、前記開口部38,39には、ガラス等の透光性を有する面材が嵌め込まれており、採光窓として利用されている。しかし、これに限られるものではなく、これら開口部38,39に開閉部材を取り付けて換気をできるようにしてもよいものとする。
なお、建物の換気構造を説明する上で、暖かい空気が、より高い所へと上昇する性質を持っていることが重要なポイントとなる。つまり、暖かい空気は、部屋の天井付近に溜まり、その温度によって部屋全体を暖めてしまう場合がある。冬場であれば好適であるが、夏場においては、その暖かい空気をできるだけ排出する必要がある。
本実施の形態の下階の部屋13も同様に、天井12付近に暖かい空気が溜まりやすくなっている。そこで、まず、この下階の部屋13の天井12付近に溜まった暖かい空気を排出する。
前記スキップ床30上のスペースへと排出された暖かい空気は、その上昇する性質により、このスキップ床30上のスペースの上部へと上昇していく。
その後、この通気室23のパイプ天井23bを介して、前記換気塔24から屋外へと排出されることになる。
このようにして、下階10から上階20を介して屋外へと暖かい空気を排出することが可能となる。
また、前記通気室23は、前記格子床23aを備えており、下階10から上階20へと上昇気流を形成できる構成となっているので、前記通気室23内に入ってきた暖かい空気をより効率よく上昇させることができるようになっている。
この時、前記開口部41の上縁41aと前記下階の部屋13の天井12とが面一になっているので、前記下階の部屋13の天井12付近に溜まる暖かい空気を、前記下階の部屋13の天井12から前記スキップ床30上のスペースへと障害なく円滑に排出することができる。
さらに、前記スキップ床30上のスペースの上部には、前記上階20の天井22付近に、このスキップ床30上のスペースと外部とを連通する換気用開口部33が設けられているので、この換気用開口部33から、前記スキップ床30上のスペースの上部に溜まる暖かい空気を外部へと排出することができる。
これによって、前記下階の部屋13の天井12付近や、前記スキップ床30上のスペースの上部に溜まる暖かい空気を効率よく換気することができ、夏場であっても快適な居住環境を形成することが可能となる。
12 天井
13 部屋
20 上階
30 スキップ床
33 換気用開口部
40 壁
41 開口部
41a 上縁
42 隙間
43 手摺
Claims (5)
- 下階の床の一部の上にスキップ床が設けられており、このスキップ床上のスペースと下階の部屋とが隣接して配置された建物の換気構造において、
前記スキップ床上のスペースは上階の天井まで吹き抜けており、
前記スキップ床上のスペースと下階の部屋との間に設けられる壁には、これらスキップ床上のスペースと下階の部屋とを連通する開口部が形成され、この開口部の上縁と前記下階の部屋の天井とが面一になっており、
前記開口部には、この開口部の上縁との間に所定の隙間を形成する高さに笠木が配置される手摺が設けられており、
前記スキップ床上のスペースの上部には、前記上階の天井付近に、このスキップ床上のスペースと外部とを連通する換気用開口部が設けられていることを特徴とする建物の換気構造。 - 請求項1に記載の建物の換気構造において、
前記手摺は、透光性を有する面材で構成された腰壁と、この腰壁の上端部に長さ方向に沿って設けられる前記笠木とを備えていることを特徴とする建物の換気構造。 - 請求項1または2に記載の建物の換気構造において、
前記スキップ床上のスペースは階段踊り場とされており、
この階段踊り場と下階の床との間には第1階段が架設されており、この階段踊り場と上階の床との間には第2階段が架設されていることを特徴とする建物の換気構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物の換気構造において、
前記スキップ床上のスペースの上部には、屋外に面する採光窓が設けられていることを特徴とする建物の換気構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物の換気構造において、
前記スキップ床上のスペースの上方に位置する上階の天井にはシーリングファンが取り付けられていることを特徴とする建物の換気構造。
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