JP2008196265A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物本体2内に、上階側および下階側にそれぞれ配置され、互いに独立して形成された第1居住部3および第2居住部4と、これら第1居住部3および第2居住部4間に配置され、所定の天井高を有する低天井空間5とを備えており、この低天井空間5は、屋外に面する複数の通風口6を備えることによって屋外に対して開放されている建物1。これにより、第1居住部および第2居住部を、低天井空間によって隔てられた状態で同じ敷地内、同じ建物本体内に形成することができ、低天井空間は建物本体内に設けられた屋外空間として認識されることとなる。
【選択図】図1
Description
この低天井空間5は、屋外に面する複数の通風口6を備えることによって屋外に対して開放されていることを特徴とする。
また、前記低天井空間5は、屋外に面する複数の通風口6を備えることによって屋外に対して開放されていることから、この低天井空間5は建物本体2内に設けられた屋外空間として認識されることとなるので、低天井空間5を庭スペース等として使用することができる。その上、前記通風口6から建物本体2内に外気を取り入れることができるので、建物1内の通風性を向上させることもでき、快適な居住環境を形成することが可能となる。
前記低天井空間5は、この低天井空間5および前記第1居住部3の双方に隣接する補助居住部3aに面する第1出入口5aと、前記第2居住部に面する第2出入口5bとを備えていることを特徴とする。
前記建物本体2内に、この建物本体2の上下方向に沿って空気を上昇させる風洞部7が設けられており、前記低天井空間5と、第1居住部3および第2居住部4とは、この風洞部7に沿って配置されるとともに、風洞部7に向かってそれぞれ開口していることを特徴とする。
前記低天井空間5には、この低天井空間5を仕切り壁8a,8aで仕切ることによって低天井収納部8が形成されていることを特徴とする。
前記低天井空間5は、上階床9と、この上階床9の一部の上に設けられた中間床10との間に形成されていることを特徴とする。
また、低天井空間は、屋外に面する複数の通風口を備えることによって屋外に対して開放されていることから、この低天井空間は建物本体内に設けられた屋外空間として認識されることとなるので、低天井空間を庭スペース等として使用することができる。その上、通風口から建物本体内に外気を取り入れることができるので、建物内の通風性を向上させることもでき、快適な居住環境を形成することが可能となる。
また、上階床の上には、前記第1居住部3と前記低天井空間5とに隣接するようにして補助居住部3aが設けられている。この補助居住部3aと第1居住部3との間には、これら補助居住部3aおよび第1居住部3間を行き来するための開口部12aを有する間仕切壁12が設けられている。そして、この開口部12a付近に階段や梯子等(図示せず)を設けたりすることによって行き来可能となっている。
なお、この補助居住部3aは、第1居住部3と低天井空間5とを行き来する際の階段ホールとして使用しても良く、日常生活を送る部屋として使用しても良い。
さらに、この低天井空間5には、低天井空間5を仕切り壁8a,8aで仕切ることによって前記低天井収納部8が形成されており、低天井収納部8に、低天井空間5で使用する物品を収納したり、前記第1居住部3および第2居住部4で使用する物品を収納したりでき、使い勝手が良い。
また、前記第2出入口5bは、上階床9の所定位置に形成されており、前記低天井収納部8を、第2居住部4のための天井収納として使用できるようになっている。なお、前記低天井収納部8には、この低天井収納部8を低天井空間5と行き来するための出入口8bが、前記仕切り壁8aに形成されている。
また、本実施の形態の低天井空間5の天井高は、0.9m〜1.4mとしたが、例えば0.6m〜1.5m未満の範囲でも良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。このように天井高を1.5m未満に抑えておくことで、床面積に算入されないので、本実施の形態の建物1に係るコストの増加を防ぐことができる。
すなわち、これら複数の通風口6は、前記低天井空間5に対して比較的大きな開口となっているため、前記低天井空間5が、屋外に対して開放され、建物本体2内に設けられた屋外空間として認識されることとなり、庭スペース等として使用されることとなる。
なお、図示はしないが、これら複数の通風口6には、通風性を極力低下させない範囲で柵体やルーバー等を設けるようにしても良い。
すなわち、前記低天井空間5は、図2および図3に示すように、風洞部7に面する開口部5cを備えている。また、前記第1居住部3は、図1に示すように、風洞部7の上部に面しており、前記第2居住部4は、図示はしないが、風洞部7の下部に面している。なお、この第1居住部3と風洞部7との境界には手摺り壁(図示せず)等を設けることが望ましい。
また、この風洞部7内には、例えば螺旋階段や梯子等の下階床11から上階床9に至る昇降手段(図示せず)を設けるようにする。すなわち、このように昇降手段を設けることによって、風洞部7内の空気の流れを極力妨害せずにでき、上下階の行き来も可能となるので望ましい。なお、この昇降手段は、風洞部7内だけに限らず、建物本体2の外部に、建物本体2に隣接して設けるようにしても良い。
また、前記低天井空間5は、屋外に面する複数の通風口6を備えることによって屋外に対して開放されていることから、この低天井空間5は建物本体2内に設けられた屋外空間として認識されることとなるので、低天井空間5を庭スペース等として使用することができる。その上、前記通風口6から建物本体2内に外気を取り入れることができるので、建物1内の通風性を向上させることもでき、快適な居住環境を形成することが可能となる。
2 建物本体
3 第1居住部
4 第2居住部
5 低天井空間
6 通風口
Claims (5)
- 建物本体内に、上階側および下階側にそれぞれ配置され、互いに独立して形成された第1居住部および第2居住部と、これら第1居住部および第2居住部間に配置され、所定の天井高を有する低天井空間とを備えており、
この低天井空間は、屋外に面する複数の通風口を備えることによって屋外に対して開放されていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記低天井空間は、この低天井空間および前記第1居住部の双方に隣接する補助居住部に面する第1出入口と、前記第2居住部に面する第2出入口とを備えていることを特徴とする建物。 - 請求項1または2に記載の建物において、
前記建物本体内に、この建物本体の上下方向に沿って空気を上昇させる風洞部が設けられており、前記低天井空間と、第1居住部および第2居住部とは、この風洞部に沿って配置されるとともに、風洞部に向かってそれぞれ開口していることを特徴とする建物。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、
前記低天井空間には、この低天井空間を仕切り壁で仕切ることによって低天井収納部が形成されていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、
前記低天井空間は、上階床と、この上階床の一部の上に設けられた中間床との間に形成されていることを特徴とする建物。
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