JP4926727B2 - 建物 - Google Patents
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Description
前記建物本体2は、前記路地部3を介して隣り合うように配置された第1居住部4および第2居住部5を備えており、これら第1居住部4および第2居住部5は、前記路地部3に面する出入口4a,5aをそれぞれ備えるとともに、互いに独立して形成されており、これら第1居住部4および第2居住部を含む建物本体2内には、これら路地部3および風洞部6に沿って複数の部屋が配置されており、
前記建物本体2は、前記路地部3および風洞部6に沿って配置される複数の部屋のうちの一つであり、かつ前記路地部3および風洞部6に面する収納室7と、この収納室7から路地部3の延在方向に沿って張り出す張出部8とを備えており、
前記収納室7は、前記建物本体2の上階床20aと、この上階床20aの一部の上方に設けられたスキップ床20bとの間に配置されるとともに、前記路地部3の天井面3aと同じ高さに位置する天井面7aを有しており、前記張出部8は、前記収納室7の床面7bと略同じ高さの床面8bを有していることを特徴とする。
また、前記路地部3には、前記建物本体2に設けられ、上下方向に沿って吹き抜ける風洞部6が接続され、この風洞部6の上端部は屋外に連通しているので、横方向や斜め方向に吹く風を前記路地部3内に取り入れ、この取り入れた外部の空気を前記風洞部6内に確実に吹き込ませることができる。
そして、前記建物本体2内には、これら路地部3および風洞部6に沿って複数の部屋が配置されているので、例えば、これら複数の部屋に前記路地部3および風洞部6に面する窓等の開口部を設けることによって、前記路地部3および風洞部6に取り入れた外部の空気を、これら複数の部屋内に確実に吹き込ませることが可能となり、これら複数の部屋の換気を促進することができる。
また、暖かい空気がより高い所へと上昇していく性質を利用することで前記風洞部6内の暖かい空気を常に上昇させて順次排出できるので、風洞部6内に上昇気流を発生させることができる。したがって、風洞部6内では、暖かい空気を排出すると同時に、この暖かい空気よりも比較的冷たい下方からの空気を上昇気流に乗じて上昇させることができるようになるので、夏場において比較的冷たい空気を建物本体2内に吹き込ませることができる。
また、前記張出部8の床面8bは、前記路地部3の天井面3aよりも収納室7の天井高分低い位置に設けられることとなるので、この張出部8から路地部3内を見たときに視線を遮るものがなくなるため、路地部3を広く見渡すことができる。しかも、前記路地部3は、前記建物本体2の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口しているので、前記張出部8からは、路地部3の外部や敷地に面した道路まで見渡せるようになっている。これによって、例えば路地部3で遊ぶ子どもの安全に配慮することができ、防犯にも効果的である。
前記張出部8の床8aには、この床8aを上下方向に貫通する貫通孔8cが複数形成されていることを特徴とする。
前記路地部3は、建物1が建築される地域の夏季の主風向に対応する方向に開口していることを特徴とする。
これに対し、冬季の主風向が北向きであった場合は、北風が前記路地部3内に吹き込むことを極力防ぐことができる。
すなわち、風は地域の気候特性によって様々である。したがって、例えば主風向が南向きであった場合は、南風を前記路地部3内に確実に取り入れることができる。これによって、取り入れた南風を前記第1居住部4および第2居住部5へとより確実に吹き込ませることができるので、建物本体2内の換気を容易に行うことができ、快適な居住環境を形成することができるようになっている。
なお、これに対し、冬季の主風向が北向きであった場合は、北風が前記路地部3内に吹き込むことを極力防ぐことができる。
前記土間41は、前記路地部3および外部に面しており、第1居住部4における玄関の役割を担っている。また、前記階段室42は、前記土間41から一段上がった位置に設けられるとともに、前記路地部3に面しており、第1居住部4における玄関ホールの役割を担っている。さらに、この階段室42には上階20へと上がる階段42aが設けられている。
そして、これら土間41および階段室42と、前記路地部3との境界部分に、第1居住部4の出入口4aが設けられている。
前記共用居住空間43は、前記下階10の和室40、土間41、階段室42の直上に位置しており、上下階10,20を行き来する際は、この共用居住空間43を通過することになるので、居住者同士のコミュニケーションの機会を容易に得ることができるので好ましい。
そして、このように前記張出部8の床面8bが、前記路地部3の天井面3aよりも低い位置に設けられると、この張出部8から路地部3内を見たときに視線を遮るものがなくなるため、路地部3を広く見渡すことができる。しかも、前記路地部3は、前記建物本体2の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口しているので、前記張出部8からは、路地部3の外部や敷地に面した道路Rまで見渡せるようになっている。これによって、例えば路地部3で遊ぶ子どもの安全に配慮することができるとともに、防犯にも効果的である。
前記生活場52は、前記路地部3に面しており、第2居住部5の出入口5aが設けられている。また、仕事場50への通用口52aも前記路地部3に面して設けられている。
前記寝室53は、建物本体2の下階床10aの一部の上方に設けられたスキップ床10b上に設けられており、目隠し壁53aが設けられることで視線を極力遮ることができるようになっている。
前記収納室54は、前記スキップ床10bと下階床10aとの間に設けられており、この収納室54への出入口54a,54bは、図1および図2に示すように、生活場52側と路地部3側とに設けられている。
なお、このような貫通孔8cは、例えば、複数の矩形板材を所定の間隔をあけて配置することによって形成されており、板材同士の間に形成された隙間が貫通孔8cとなる。
これによって、前記路地部3および風洞部6間の空気の流通性を低下させることがなく、前記張出部8の直下にも採光できるので、路地部3における快適な居住環境を形成することができるようになっている。
2 建物本体
3 路地部
4 第1居住部
5 第2居住部
6 風洞部
7 収納室
8 張出部
Claims (3)
- 建物本体内に、この建物本体の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口する路地部が形成されており、この路地部には、前記建物本体に設けられ、上下方向に沿って吹き抜ける風洞部が接続され、この風洞部の上端部は屋外に連通しており、
前記建物本体は、前記路地部を介して隣り合うように配置された第1居住部および第2居住部を備えており、これら第1居住部および第2居住部は、前記路地部に面する出入口をそれぞれ備えるとともに、互いに独立して形成されており、これら第1居住部および第2居住部を含む建物本体内には、前記路地部および風洞部に沿って複数の部屋が配置されており、
前記建物本体は、前記路地部および風洞部に沿って配置される複数の部屋のうちの一つであり、かつ前記路地部および風洞部に面する収納室と、この収納室から路地部の延在方向に沿って張り出す張出部とを備えており、
前記収納室は、前記建物本体の上階床と、この上階床の一部の上方に設けられたスキップ床との間に配置されるとともに、前記路地部の天井面と同じ高さに位置する天井面を有しており、前記張出部は、前記収納室の床面と略同じ高さの床面を有していることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記張出部の床には、この床を上下方向に貫通する貫通孔が複数形成されていることを特徴とする建物。 - 請求項1または2に記載の建物において、
前記路地部は、建物が建築される地域の夏季の主風向に対応する方向に開口していることを特徴とする建物。
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