JP4926727B2 - 建物 - Google Patents

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本発明は、戸建住宅等の建物に関する。
戸建住宅等の建物において、仕事や趣味に使用する部屋あるいは来客の宿泊等に使用する部屋としては、家族の生活の場から隔離された部屋を利用することが多い。また、住宅の本棟とは別に離れを設けて、この離れを上記の部屋として利用することもある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載のような離れのある住宅によれば、本棟とは別に離れを設けることで、独立性の高い部屋を確保することができ、その離れの部屋を仕事部屋や趣味等に利用することで、家族の生活とは比較的無関係に仕事や趣味に集中することができる。また、本棟内を通ることなく離れ側の部屋に直接出入りできることから、その部屋への来客の機会が多い場合でも、家族のプライバシーを守ることができ、来客も気兼ねなく訪れることができるようになっている。
特開2002−339580号公報
ところが、特に都市部等では、戸建住宅等の建物を建てるための敷地が比較的狭小である場合が多い。このため、上記特許文献1のような離れのある住宅は、プライバシーの確保等を考慮して本棟(以下、母屋)と離れとの間に十分な距離をとる必要があるので、都市部における比較的狭小な敷地内に納めることは困難であった。
本発明の課題は、都市部等の狭小敷地であっても、母屋と離れのような独立性の高い居住部を形成することができ、快適な居住環境を形成することが可能な建物を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、建物1であり、例えば図1〜図3に示すように、建物本体2内に、この建物本体2の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口する路地部3が形成されており、この路地部3には、前記建物本体2に設けられ、上下方向に沿って吹き抜ける風洞部6が接続され、この風洞部6の上端部は屋外に連通しており、
前記建物本体2は、前記路地部3を介して隣り合うように配置された第1居住部4および第2居住部5を備えており、これら第1居住部4および第2居住部5は、前記路地部3に面する出入口4a,5aをそれぞれ備えるとともに、互いに独立して形成されており、これら第1居住部4および第2居住部を含む建物本体2内には、これら路地部3および風洞部6に沿って複数の部屋が配置されており、
前記建物本体2は、前記路地部3および風洞部6に沿って配置される複数の部屋のうちの一つであり、かつ前記路地部3および風洞部6に面する収納室7と、この収納室7から路地部3の延在方向に沿って張り出す張出部8とを備えており、
前記収納室7は、前記建物本体2の上階床20aと、この上階床20aの一部の上方に設けられたスキップ床20bとの間に配置されるとともに、前記路地部3の天井面3aと同じ高さに位置する天井面7aを有しており、前記張出部8は、前記収納室7の床面7bと略同じ高さの床面8bを有していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記建物本体2は、前記路地部3を介して隣り合うように配置された第1居住部4および第2居住部5を備えており、これら第1居住部4および第2居住部5は、前記路地部3に面する出入口4a,5aをそれぞれ備えるとともに、互いに独立して形成されているので、これら第1居住部4および第2居住部5を、前記路地部3によって隔てられた状態で同じ敷地内に形成することができる。これによって、都市部等の狭小敷地であっても、母屋と離れのような独立性の高い居住部を形成することができるので、各居住部におけるプライバシーの確保等を考慮した快適な居住環境を形成することが可能となる。
また、建物本体2内に、この建物本体2の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口する路地部3が形成されていることから、この路地部3の開口から取り入れた外部の空気を、前記出入口4a,5aを通じて第1居住部4および第2居住部5へと確実に吹き込ませることができるので、建物本体2内の換気を容易かつ確実に行うことができる。
また、前記路地部3には、前記建物本体2に設けられ、上下方向に沿って吹き抜ける風洞部6が接続され、この風洞部6の上端部は屋外に連通しているので、横方向や斜め方向に吹く風を前記路地部3内に取り入れ、この取り入れた外部の空気を前記風洞部6内に確実に吹き込ませることができる。
そして、前記建物本体2内には、これら路地部3および風洞部6に沿って複数の部屋が配置されているので、例えば、これら複数の部屋に前記路地部3および風洞部6に面する窓等の開口部を設けることによって、前記路地部3および風洞部6に取り入れた外部の空気を、これら複数の部屋内に確実に吹き込ませることが可能となり、これら複数の部屋の換気を促進することができる。
また、暖かい空気がより高い所へと上昇していく性質を利用することで前記風洞部6内の暖かい空気を常に上昇させて順次排出できるので、風洞部6内に上昇気流を発生させることができる。したがって、風洞部6内では、暖かい空気を排出すると同時に、この暖かい空気よりも比較的冷たい下方からの空気を上昇気流に乗じて上昇させることができるようになるので、夏場において比較的冷たい空気を建物本体2内に吹き込ませることができる。
また、前記張出部8の床面8bは、前記路地部3の天井面3aよりも収納室7の天井高分低い位置に設けられることとなるので、この張出部8から路地部3内を見たときに視線を遮るものがなくなるため、路地部3を広く見渡すことができる。しかも、前記路地部3は、前記建物本体2の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口しているので、前記張出部8からは、路地部3の外部や敷地に面した道路まで見渡せるようになっている。これによって、例えば路地部3で遊ぶ子どもの安全に配慮することができ、防犯にも効果的である。
請求項に記載の発明は、例えば図2および図3に示すように、請求項に記載の建物1において、
前記張出部8の床8aには、この床8aを上下方向に貫通する貫通孔8cが複数形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記張出部8の床8aには、この床8aを上下方向に貫通する貫通孔8cが複数形成されているので、前記路地部3および風洞部6を流通する外部の空気や、風洞部6の上端部からさし込む光を、前記複数の貫通孔8c,8c…を介して張出部8の上下方向に通過させることができる。これによって、前記路地部3および風洞部6間の空気の流通性を低下させることがなく、前記張出部8の直下にも採光できるので、路地部3における快適な居住環境を形成することができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1および図3に示すように、請求項1または2に記載の建物1において、
前記路地部3は、建物1が建築される地域の夏季の主風向に対応する方向に開口していることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記路地部3は、建物1が建築される地域の夏季の主風向に対応する方向に開口しているので、この路地部3内に風を効果的に取り入れることが可能となる。すなわち、風は地域の気候特性によって様々である。したがって、例えば主風向が南向きであった場合は、南風を前記路地部3内に確実に取り入れることができる。これによって、取り入れた南風を前記第1居住部4および第2居住部5へとより確実に吹き込ませることができるので、建物本体2内の換気を容易に行うことができ、より快適な居住環境を形成することができる。
これに対し、冬季の主風向が北向きであった場合は、北風が前記路地部3内に吹き込むことを極力防ぐことができる。
本発明によれば、建物本体は、この建物本体の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口する路地部を介して隣り合うように配置された第1居住部および第2居住部を備えており、これら第1居住部および第2居住部は、前記路地部に面する出入口をそれぞれ備えるとともに、互いに独立して形成されているので、これら第1居住部および第2居住部を、路地部によって隔てられた状態で同じ敷地内に形成することができる。すなわち、都市部等の狭小敷地であっても、母屋と離れのような独立性の高い居住部を形成することができるので、各居住部におけるプライバシーの確保等を考慮した快適な居住環境を形成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の建物1は、図1〜図3に示すように、建物本体2内に、この建物本体2の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口する路地部3が形成されており、前記建物本体2は、前記路地部3を介して隣り合うように配置された第1居住部4および第2居住部5を備えており、これら第1居住部4および第2居住部5は、前記路地部3に面する出入口4a,5aをそれぞれ備えるとともに、互いに独立して形成されている。
ここで、本実施の形態の建物本体2は、図1〜図3に示すように、上下2階建てとなっており、この建物本体2の下階10に前記路地部3が形成されている。また、この路地部3は、図1に示すように、建物本体2の中央部分において水平方向に沿って延在した状態となっている。
このように前記建物本体2内に、この建物本体2の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口する路地部3が形成されていることから、この路地部3の開口から取り入れた外部の空気を、前記出入口4a,5aを通じて第1居住部4および第2居住部5へと確実に吹き込ませることができるので、建物本体2内の換気を容易かつ確実に行うことができる。
そして、前記路地部3には、図2および図3に示すように、前記建物本体2に設けられ、上下方向に沿って吹き抜ける風洞部6が接続され、この風洞部6の上端部は屋外に連通した状態となっている。これにより、横方向や斜め方向に吹く風を前記路地部3内に取り入れ、この取り入れた外部の空気を前記風洞部6内に確実に吹き込ませることができるようになっている。
また、前記路地部3は、建物1が建築される地域の夏季の主風向に対応する方向に開口しており、この路地部3内に風を効果的に取り入れることが可能となっている。
すなわち、風は地域の気候特性によって様々である。したがって、例えば主風向が南向きであった場合は、南風を前記路地部3内に確実に取り入れることができる。これによって、取り入れた南風を前記第1居住部4および第2居住部5へとより確実に吹き込ませることができるので、建物本体2内の換気を容易に行うことができ、快適な居住環境を形成することができるようになっている。
なお、これに対し、冬季の主風向が北向きであった場合は、北風が前記路地部3内に吹き込むことを極力防ぐことができる。
一方、前記建物本体2内には、前記路地部3および風洞部6に沿って複数の部屋が配置されており、これら複数の部屋は、前記第1居住部4および第2居住部5をそれぞれ構成するものとなっている。なお、前記第1居住部4は、図1中において前記路地部3の右側で、前記第2居住部5は、図1中において前記路地部3の左側となっている。
前記第1居住部4は、本実施の形態において母屋となっており、図1に示すように、下階10には和室40、土間41、階段室42を備えている。前記和室40は、前記土間41および階段室42との境界部分に戸40a,40bを設けることによって隔絶可能となっており、プライバシーを確保することができる。
前記土間41は、前記路地部3および外部に面しており、第1居住部4における玄関の役割を担っている。また、前記階段室42は、前記土間41から一段上がった位置に設けられるとともに、前記路地部3に面しており、第1居住部4における玄関ホールの役割を担っている。さらに、この階段室42には上階20へと上がる階段42aが設けられている。
そして、これら土間41および階段室42と、前記路地部3との境界部分に、第1居住部4の出入口4aが設けられている。
そして、第1居住部4の上階20には、図2に示すように、前記階段42aを上がった部分にリビング・ダイニング・キッチンからなる共用居住空間43、収納室7、張出部8、スキップ階段44が設けられている。
前記共用居住空間43は、前記下階10の和室40、土間41、階段室42の直上に位置しており、上下階10,20を行き来する際は、この共用居住空間43を通過することになるので、居住者同士のコミュニケーションの機会を容易に得ることができるので好ましい。
前記収納室7は、図3に示すように、上階床20aと、この上階床20aの一部の上方に設けられたスキップ床20bとの間に配置されており、0.9m〜1.4mの所定の天井高に設定されている。このように前記収納室7の天井高を0.9m〜1.4mに設定することによって、居住者が収納室7に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保でき、また、このように天井高を必要最低限に押さえることで、建物本体2の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照現象等の影響を極力少なくすることができるようになっている。
なお、この収納室7は、前記路地部3の天井面3aと同じ高さに位置する天井面7aを有している。すなわち、これら収納室7および路地部3の天井面7a,3aは、前記上階床20aの一部の上方に設けられたスキップ床20bによって構成されている。
また、前記張出部8は、手摺り壁8dを有するバルコニーであり、前記路地部3の延在方向に沿って張り出し、前記収納室7の床面7bと略同じ高さの床面8bを有している。つまり、前記張出部8の床面8bは、前記路地部3の天井面3aよりも収納室7の天井高分低い位置に設けられることとなる。
そして、このように前記張出部8の床面8bが、前記路地部3の天井面3aよりも低い位置に設けられると、この張出部8から路地部3内を見たときに視線を遮るものがなくなるため、路地部3を広く見渡すことができる。しかも、前記路地部3は、前記建物本体2の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口しているので、前記張出部8からは、路地部3の外部や敷地に面した道路Rまで見渡せるようになっている。これによって、例えば路地部3で遊ぶ子どもの安全に配慮することができるとともに、防犯にも効果的である。
なお、前記路地部3は、前記第1居住部4および第2居住部5における主要な生活動線となるため、前記張出部8に防犯カメラ・夜間侵入者センサー等を取り付けることで、より防犯に効果的となる。
一方、前記スキップ階段44は、図2に示すように、前記上階床20aとスキップ床20bとを行き来するためのものであり、このスキップ床20b上には、寝室や子ども部屋等に用いられる複数の部屋45,46と、風呂・トイレ・洗面所からなる水廻り室47と、ルーフバルコニー48と、ウォークインクローゼット49とが設けられている。
前記ウォークインクローゼット49は、図2に示すように、前記スキップ床20b上の部屋45に隣接しており、このスキップ床20b上の部屋45の壁と、前記上階床20aの共用居住空間43の壁との間に架設された状態となっている。すなわち、このウォークインクローゼット49の床(スキップ床20b)が、図3に示すように、前記路地部3の天井部分となっている。
なお、このウォークインクローゼット49が前記路地部3の上方に位置することによって、この路地部3への太陽光の照射角度が季節によって変わるようになっている。すなわち、夏場は太陽の位置が高いので、前記ウォークインクローゼット49の壁49aによって太陽光を極力遮ることができ、冬場は太陽の位置が低いので、前記ウォークインクローゼット49の壁49aに遮られずに太陽光を極力取り込むことができる。これによって、路地部3における快適な居住環境を形成することができるようになっている。
続いて、前記第2居住部5は、本実施の形態において離れとなっており、図1に示すように、仕事場50と、風呂・トイレ・洗面所からなる水廻り室51と、ダイニング・キッチンからなる生活場52と、寝室53と、第2居住部5用の収納室54とを備えている。
前記仕事場50は、前記路地部3の最奥部に位置しており、この路地部3との境界部分に戸50aを設けることによって隔絶可能となっており、敷地に面する道路Rからの視線も蔽遮して、プライバシーを確保することができる。
前記生活場52は、前記路地部3に面しており、第2居住部5の出入口5aが設けられている。また、仕事場50への通用口52aも前記路地部3に面して設けられている。
前記寝室53は、建物本体2の下階床10aの一部の上方に設けられたスキップ床10b上に設けられており、目隠し壁53aが設けられることで視線を極力遮ることができるようになっている。
前記収納室54は、前記スキップ床10bと下階床10aとの間に設けられており、この収納室54への出入口54a,54bは、図1および図2に示すように、生活場52側と路地部3側とに設けられている。
なお、本実施の形態の第2居住部5は、前記仕事場50を設けることで仕事に使用できるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば2世帯住宅としたり、趣味に利用したり、店舗営業を行ったり等、様々に使用することが可能となる。
そして、以上のように、前記建物本体2内には、前記路地部3および風洞部6に沿って、前記第1居住部4および第2居住部5をそれぞれ構成する複数の部屋が配置されているので、例えば、これら複数の部屋に前記路地部3および風洞部6に面する窓等の開口部を設けることによって、前記路地部3および風洞部6に取り入れた外部の空気を、これら複数の部屋内に確実に吹き込ませることが可能となり、これら複数の部屋の換気を促進することができるようになっている。
また、暖かい空気がより高い所へと上昇していく性質を利用することで前記風洞部6内の暖かい空気を常に上昇させて順次排出できるので、風洞部6内に上昇気流を発生させることができる。したがって、風洞部6内では、暖かい空気を排出すると同時に、この暖かい空気よりも比較的冷たい下方からの空気を上昇気流に乗じて上昇させることができるようになるので、夏場において比較的冷たい空気を建物本体2内に吹き込ませることが可能となっている。
さらに、図2および図3に示すように、前記張出部8の床8aに、この床を上下方向に貫通する貫通孔8cを複数形成することによって、前記路地部3および風洞部6を流通する外部の空気や、風洞部6の上端部からさし込む光を、前記複数の貫通孔8c,8c…を介して張出部8の上下方向に通過させることができる。
なお、このような貫通孔8cは、例えば、複数の矩形板材を所定の間隔をあけて配置することによって形成されており、板材同士の間に形成された隙間が貫通孔8cとなる。
これによって、前記路地部3および風洞部6間の空気の流通性を低下させることがなく、前記張出部8の直下にも採光できるので、路地部3における快適な居住環境を形成することができるようになっている。
また、前記第1居住部4および第2居住部5の出入口4a,5aは、図1に示すように、前記路地部3に面した状態で設けられており、敷地に面する道路Rからは見えにくい状態となっているので、視線を遮ることが可能となり、プライバシーを確保できるようになっている。
なお、以上のような本実施の形態の建物1の間取りは、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能出ることは言うまでもない。
本実施の形態によれば、前記建物本体2は、前記路地部3を介して隣り合うように配置された第1居住部4および第2居住部5を備えており、これら第1居住部4および第2居住部5は、前記路地部3に面する出入口4a,5aをそれぞれ備えるとともに、互いに独立して形成されているので、これら第1居住部4および第2居住部5を、前記路地部3によって隔てられた状態で同じ敷地内に形成することができる。これによって、都市部等の狭小敷地であっても、母屋と離れのような独立性の高い居住部を形成することができるので、各居住部におけるプライバシーの確保等を考慮した快適な居住環境を形成することが可能となる。
本発明に係る建物の下階部分の実施形態を示す平面図である 本発明に係る建物の上階部分の実施形態を示す平面図である。 本発明に係る建物の実施形態を示す側断面図である。
符号の説明
1 建物
2 建物本体
3 路地部
4 第1居住部
5 第2居住部
6 風洞部
7 収納室
8 張出部

Claims (3)

  1. 建物本体内に、この建物本体の水平方向に沿って延在し、かつ延在方向端部が屋外側に開口する路地部が形成されており、この路地部には、前記建物本体に設けられ、上下方向に沿って吹き抜ける風洞部が接続され、この風洞部の上端部は屋外に連通しており、
    前記建物本体は、前記路地部を介して隣り合うように配置された第1居住部および第2居住部を備えており、これら第1居住部および第2居住部は、前記路地部に面する出入口をそれぞれ備えるとともに、互いに独立して形成されており、これら第1居住部および第2居住部を含む建物本体内には、前記路地部および風洞部に沿って複数の部屋が配置されており、
    前記建物本体は、前記路地部および風洞部に沿って配置される複数の部屋のうちの一つであり、かつ前記路地部および風洞部に面する収納室と、この収納室から路地部の延在方向に沿って張り出す張出部とを備えており、
    前記収納室は、前記建物本体の上階床と、この上階床の一部の上方に設けられたスキップ床との間に配置されるとともに、前記路地部の天井面と同じ高さに位置する天井面を有しており、前記張出部は、前記収納室の床面と略同じ高さの床面を有していることを特徴とする建物。
  2. 請求項に記載の建物において、
    前記張出部の床には、この床を上下方向に貫通する貫通孔が複数形成されていることを特徴とする建物。
  3. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記路地部は、建物が建築される地域の夏季の主風向に対応する方向に開口していることを特徴とする建物。
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