JP4607739B2 - 建物 - Google Patents

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本発明は、屋根に開閉可能に設けられた天窓と、この天窓の下方に設けられたシーリングファンとを備えた建物に関する。
近年、空調機器の発達に伴い、空調機器を利用して冷暖房を行うようになっている。そのため、住宅等の建物においては、空調効果を高めるために、屋内外の空気の出入りを遮断し、室内の熱が屋外に漏れないようにし、建物の内部の空調におけるエネルギー損失を少なくするために、室内の気密性および断熱性を高くした高気密・高断熱建物が利用されている。
そして、このような高気密・高断熱建物は、屋内外の空気の出入りを遮断しているために換気を十分に行う必要があった。そこで、高気密・高断熱建物の換気を行うために、建物内の部屋等、仕切られた複数の空間をまとめて換気するセントラル換気装置が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−344253号公報
ところが、このような換気装置を用いると換気装置の設置にコストがかかる上、換気装置と空調機器との併用により、多くのエネルギーを消費してしまうという問題があった。このため、特に、春や秋等の気候がよい季節においては上記のような換気装置を用いずに、各部屋の窓やドアを開けて建物内に外気を導入し、建物内部の空気と入れ換える等して自然換気を行うようにしている。
しかしながら、暖かい空気は上昇する性質を備えており、各部屋の窓やドアを開けただけでは、この暖かい空気が各部屋の天井部付近に溜まってしまい、効率良く換気を行うことが困難であった。このため、住宅等の建物において自然換気を効率良く行うことが可能な技術の開発が望まれていた。
また、冬場などの寒冷な時季において部屋を暖房する際に、上述したような天井部付近に溜まる暖かい空気を有効的に利用し、従来のような換気装置や空調機器によるエネルギーの消費を低減したいという要望があった。
本発明の課題は、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することができるとともに、自然換気を効率良く行うことができる建物を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、屋根40に開閉可能に設けられた天窓1と、この天窓1の下方に設けられたシーリングファン2とを備えた建物Aにおいて、
前記天窓1と、この天窓1の下方に位置する部屋31の天井部31aとの間には、通風および採光用の通気部3が傾斜するようにして設けられ、この通気部3を形成する壁部3aのうち、下向きの壁部に、羽根2aが前記天井部31aよりも下方に位置するようにして前記シーリングファン2が取り付けられており、
前記通気部3の壁部3aには、前記天窓1から差し込む太陽光の熱を蓄える蓄熱体4が取り付けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記通気部3を形成する壁部3aに、前記天窓1から差し込む太陽光の熱を蓄える蓄熱体4が取り付けられているので、前記天窓1を閉塞したまま、前記シーリングファン2の羽根2aを回転させることによって、前記蓄熱体4に溜まった熱を部屋31内に流入させることが可能となる。これによって、特に冬場などの寒冷な時季において、昼間のうちに太陽光を蓄熱しておき、夜間に、蓄熱した熱を部屋31の暖房に用いることができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
一方、前記天窓1を通過して前記通気部3内へと差し込む太陽光と、前記通気部3の壁部3aに取り付けられ、太陽光の熱を蓄えた蓄熱体4とによって、前記通気部3内の空気を暖めることが可能となる。これによって、前記部屋31の天井部31a付近から通気部3内に上昇してきた暖かい空気を更に暖めることができるので、前記天窓1を開放しておくことで、暖かい空気の上昇および排気を促進することができ、自然換気を効率良く行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、請求項1に記載の建物Aにおいて、
前記シーリングファン2は、前記羽根2aの回転方向が正逆反転可能となっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記シーリングファン2の羽根2aの回転方向が正逆反転可能となっているので、羽根2aを正回転させることによって上方もしくは下方のいずれか一方に送風することができ、羽根2aを逆回転させることによって正回転させた場合とは逆の方向に送風することができる。
すなわち、前記羽根2aを回転させて下方に送風した際は、前記蓄熱体4に溜まった熱を、前記部屋31へと流入させることができる。これによって、特に冬場などの寒冷な時季において、蓄熱した熱を部屋31の暖房に用いることができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
また、前記羽根2aを回転させて上方に送風した際は、前記部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気を排気することができる。これによって、必要に応じて、自然換気とは異なる補助的な換気を行うことができるので、特に夏場などの温暖な時季において、従来とは異なり、換気装置や空調機器を用いずに部屋31内の暖かい空気をより効率良く排気することができ、エネルギー消費を低減することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、例えば図2および図3に示すように、請求項1または2に記載の建物Aにおいて、
前記通気部3は、前記天窓1と、この天窓1の下方に位置する上階30の部屋31の天井部31aとの間に設けられており、
前記通気部3の下方において上端部が上階30の部屋31の天井部31aに連通する風洞部5が、下階10の部屋11の天井部11aに設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記風洞部5が下階10の部屋11の天井部11aに設けられ、上端部が前記上階30の部屋31の天井部31aに連通するので、前記下階10の部屋11の天井部11a付近に溜まった暖かい空気を前記上階30の部屋31の天井部31aへと確実に排気することができる。一方、前記通気部3が前記天窓1と、この天窓1の下方に位置する上階30の部屋31の天井部31aとの間に設けられているので、前記上階30の部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気を外部へと確実に排気することができる。これによって、複数の部屋の天井部付近に溜まる暖かい空気を外部へと排出するに際して、前記風洞部5から通気部3へ、延いては外部へと連続的な排気経路を確保することができるので、自然換気を効率良く行うことが可能となる。
また、前記通気部3の下方において上端部が上階30の部屋31の天井部31aに連通する前記風洞部5が、下階10の部屋11の天井部11aに設けられているので、前記シーリングファン2の羽根2aを回転させた場合に、前記通気部3内や前記上階30の部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気を、前記風洞部5を通じて下階10の部屋11に流入させることが可能となる。これによって、特に冬場などの寒冷な時季において、部屋の暖房に用いることができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、例えば図2および図3に示すように、請求項3に記載の建物Aにおいて、
前記下階10の部屋11は、前記風洞部5の下端部が設けられる第1部屋11と、この第1部屋11に隣接するとともに、第1部屋11よりも天井高の低い第2部屋12とを備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記下階10の部屋11は、前記第1部屋11と、この第1部屋11に隣接するとともに、第1部屋11よりも天井高の低い第2部屋12とを備えているので、前記第1部屋11の暖かい空気と、前記第2部屋12の天井部12a付近に溜まった暖かい空気とが、次第に天井高の高い前記第1部屋11の天井部11a付近に集まって溜まるようになる。
そして、上端部が前記上階30の部屋31の天井部31aに連通する風洞部5が、前記第1部屋11の天井部11aに設けられているので、この風洞部5の下端部から前記第1部屋11の天井部11a付近に溜まった暖かい空気を、前記風洞部5を通じて上階30の部屋31の天井部31aへと排気することが可能となる。したがって、自然換気を効率良く行うことができる。
また、前記第2部屋12は、前記第1部屋11よりも天井高が低いことから、特に冬場などの寒冷な時季において前記シーリングファン2の羽根2aを回転させた場合に、前記上階30の部屋31から風洞部5を通じて前記第1部屋11に流入した暖かい空気が前記第2部屋12に吹き込み、室内を暖房することができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、例えば図2および図3に示すように、請求項3または4に記載の建物Aにおいて、
前記上階30の部屋31は、前記第2部屋12の上部に位置し、かつ前記通気部3の下端部が位置する第3部屋31と、前記第1部屋11の上部に位置するとともに前記第3部屋31に隣接する第4部屋32とを備えており、
前記第4部屋32の天井部32aは、前記第3部屋31の天井部31aよりも若干低い位置に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記第3部屋31と、この第3部屋31に隣接するとともに、第3部屋31よりも若干低い天井高の第4部屋32とを備えているので、前記下階10の部屋11から排気された暖かい空気と、前記第3部屋31の暖かい空気と、前記第4部屋32の天井部32a付近に溜まった暖かい空気とが、次第に天井高の高い前記第3部屋31の天井部31a付近に集まって溜まるようになる。
そして、前記通気部3の下端部が前記第3部屋31に位置するので、前記第3部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気を、前記通気部3を通じて外部へと排気することが可能となる。したがって、自然換気を効率良く行うことができる。
また、前記第4部屋32の天井部32aは、前記第3部屋31の天井部31aよりも若干低い位置に設けられていることから、特に冬場などの寒冷な時季において前記シーリングファン2の羽根2aを回転させた場合に、前記通気部3内や前記第3部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気が前記第4部屋32に吹き込み、室内を暖房することができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
本発明によれば、通気部を形成する壁部に、天窓から差し込む太陽光の熱を蓄える蓄熱体が取り付けられているので、前記天窓を閉塞したまま、前記通気部の壁部に設けられたシーリングファンの羽根を回転させることによって、前記蓄熱体に溜まった熱を部屋内に流入させることが可能となる。これによって、特に冬場などの寒冷な時季において、昼間のうちに太陽光を蓄熱しておき、夜間に、蓄熱した熱を部屋の暖房に用いることができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
一方、前記天窓を通過して前記通気部内へと差し込む太陽光と、太陽光の熱を蓄えた前記蓄熱体とによって、前記通気部内の空気を暖めることが可能となる。これによって、前記部屋の天井部付近から通気部内に上昇してきた暖かい空気を更に暖めることができるので、前記天窓を開放しておくことで、暖かい空気の上昇および排気を促進することができ、自然換気を効率良く行うことが可能となる。
また、前記シーリングファンの羽根を回転させて上方に送風した際は、部屋の天井部付近に溜まった暖かい空気の排気が可能となる。すなわち、必要に応じて自然換気とは異なる補助的な換気を行うことができ、特に夏場などの温暖な時季において、従来とは異なり、換気装置や空調機器を用いずに部屋内の暖かい空気をより効率良く排気することができ、エネルギー消費を低減することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明に係る建物Aの実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態の建物Aは、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物にも適用することができる。
本実施の形態の建物Aは、図1〜図3に示すように、屋根40に開閉可能に設けられた天窓1と、この天窓1の下方に設けられたシーリングファン2とを備えたものであり、
前記天窓1と、この天窓1の下方に位置する部屋31の天井部31aとの間には、通風および採光用の通気部3が設けられ、この通気部3を形成する壁部3aに、羽根2aが前記天井部31aよりも下方に位置するようにして前記シーリングファン2が取り付けられており、
前記通気部3の壁部3aには、前記天窓1から差し込む太陽光の熱を蓄える蓄熱体4が取り付けられている。
また、前記シーリングファン2は、図2および図3に示すように、前記羽根2aの回転方向が正逆反転可能となっている。
さらに、前記通気部3は、建物A内に設けられた通気設備Bの一部であり、このような通気設備Bは、下階10の部屋11の天井部11aに設けられ、上端部が上階30の部屋31の天井部31aに連通する風洞部5と、前記天窓1と、この天窓1の下方に位置する上階30の部屋31の天井部31aとの間に設けられた前記通気部3とからなる。
そして、前記下階10の部屋11は、前記風洞部5の下端部が設けられる第1部屋11と、この第1部屋11に隣接するとともに、第1部屋11よりも天井高の低い第2部屋12とを備えている。
前記上階30の部屋31は、前記第2部屋12の上部に位置し、かつ前記通気部3の下端部が位置する第3部屋31と、前記第1部屋11の上部に位置するとともに前記第3部屋31に隣接する第4部屋32とを備えており、前記第4部屋32の天井部32aは、前記第3部屋31の天井部31aよりも若干低い位置に設けられている。
ここで、本実施の形態の建物Aにおける各階の間取りについて詳細に説明する。本実施の形態の建物Aは、前記第1部屋11および第2部屋12を備えた1階10と、前記第3部屋31および第4部屋32を備えた2階30と、これら1階10および2階30の中間に位置する中間階20とからなる。
まず、本実施の形態の建物Aの1階10は、図4に示すように、前記第1部屋11および第2部屋12の他に、玄関ポーチ13a、玄関土間13b、玄関ホール13c、シューズクローゼット13d等の玄関部13や、小室14、また、洗面室15a、1階用トイレ15b、浴室15c等の水回り室15や、サンルーム16が設けられている。
さらに、図5に示すように、前記第1部屋11に隣接して低天井室17が設けられている。この低天井室17は、1階10の床10aの一部の上に中間床20aが設けられ、この中間床20aと1階10の床10aとの間のスペースを指しており、前記第1部屋11に、出入り口17aが面しているとともに、建物Aの外部へ通じる開口部18がこの出入り口17aと対向する壁17bに設けられている。
また、前記低天井室17に設けられた開口部18は地窓であり、前記1階10の床10aに近い高さに設けられ、室内側からのみ開閉可能となっている。そして、このような地窓の態様として、前記低天井室17の壁17bに設けられたサッシ17cの下側で床に近い高さに設けられており、図6(a)に示すような内倒し式の窓18aと、図6(b)に示すような上方に向かって開ける窓18bとが挙げられる。
このように上方に向かって開ける窓18bの場合、窓18bを設けるための土台を設けなければならない。本実施の形態においては、図6(b)に示すように、複数の枠部材18cを室内側に突出させて形成している。
なお、本実施の形態の地窓は以上のような態様のものが用いられているが、これに限るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
このように前記低天井室17に設けられた地窓が、前記1階10の床10aに近い高さに設けられているので、外部からの空気がより低い高さから流入するようになる。そして、前記低天井室17から前記第1部屋11へと吹き込む外部の空気が、第1部屋11の低い位置にある暖かい空気を押し上げて上昇させるので、前記第1部屋11の暖かい空気を天井部付近に溜めて、前記通気設備Bによって排気しやすくなり、特に夏場においては、より一層効率良く自然換気を行うことが可能となる。
また、前記低天井室17に設けられた地窓が、室内側からのみ開閉可能となっていることから、屋外側から開閉することができず、外部からの人の侵入を防止することができるので防犯上優れる。
また、前記低天井室17は、その天井高が0.9m〜1.4mに設定されており、様々なものを収納するための収納空間となっている。
このように前記低天井室17の天井高を0.9m〜1.4mに設定することによって、居住者が低天井室17に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保でき、また、このように天井高を必要最低限に押さえることで、建物Aの高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照現象等の影響を極力少なくすることができるようになっている。
また、前記低天井室17の出入り口17aが前記第1部屋11に面して設けられており、物品の収納がしやすくなっている。
さらに、前記低天井室17は、図2〜図6に示すように、床の一部が土間床17dとなっており、蓄冷することができるようになっている。すなわち、前記開口部18付近の床が土間床17dとなっていることによって、開口部18を通じて外部から空気を流入させた場合、前記土間床17dの付近の冷たい空気が一緒に建物A内へと吹き込むようになるので、建物A内の暖かい空気を排気する際に補助の役割を果たすことができるようになっている。
そして、前記低天井室17は、北側に位置するように建物A内に配置されることが望ましい。これは、夏場においても比較的冷たい空気を建物A内に流入させることができるためである。この時、前記低天井室17に設けられる開口部18が北側に面して設けられることによって、より一層冷たい空気を建物A内に流入させることができるようになっている。
また、冬場においては、前記開口部18を閉じて空気の流入を防ぐことができるので、室内温度を極端に低下させることはない。さらに、前記低天井室17自体が建物Aの北側に位置していたとしても、この低天井室17は上述したように収納空間として用いられているため、例えば、後述するリビングや自室と比較して、居住者が積極的に足を運ぶスペースではないので、冬場における居住者の生活に与える影響は少ない。
さらに、冬場においては、前記開口部18を閉塞しておくことによって、冷たい空気は遮断されるが、太陽光は前記地窓を通じて低天井室17内に差し込むので、前記土間床17dによって、太陽光の熱を蓄えることができるようになっている。これによって、冬季における低天井室17の温度を高くすることができるようになっている。
一方、図2〜図4に示すように前記第1部屋11は、リビングとなっており、前記第2部屋12は、ダイニングおよびキッチンを備えた構成となっている。すなわち、これら第1部屋11および第2部屋12は、居住者が集う共用居住空間となっている。
また、前記第1部屋11は、上述したように、前記第2部屋12よりも天井高が高く、1階10から中間階20にわたる吹抜けを備えた部屋となっている。
そして、前記第1部屋11と第2部屋12との天井高に高低差が生じているとともに、前記第1部屋11とその他の1階10の部屋との天井高に高低差が生じているので、1階10の部屋の暖かい空気が、次第に天井高の高い前記第1部屋11に集まって溜まるようになる。
これによって、上端部が前記第3部屋31の天井部31aに連通する風洞部5が、前記第1部屋11の天井部11aに設けられているので、この風洞部5の下端部から前記第1部屋11の天井部11a付近に溜まった暖かい空気を、前記風洞部5を通じて第3部屋31の天井部31aへと排気することができるようになっている。
また、前記第2部屋12は、前記第1部屋11よりも天井高が低いことから、特に冬場などの寒冷な時季において前記シーリングファン2の羽根2aを回転させた場合に、前記第3部屋31から風洞部5を通じて前記第1部屋11に流入した暖かい空気を、前記第2部屋12に流入させて室内を暖房することができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
そして、図4に示すように、前記低天井室17に隣接するとともに前記第1部屋11および第2部屋12に面して、中間階20を含む上階30に向かう階段19が設けられている。
また、このように階段を、前記第1部屋11および第2部屋12の共用居住空間に設けることによって、前記玄関部13と上階30との行き来をする場合に、前記共用居住空間を必ず通過することになるので、居住者どうしのコミュニケーションの機会を容易に得ることができるようになっている。
次に、本実施の形態の建物Aの中間階20は、図7に示すように、前記階段19を途中まで上がった踊り場21に面して、和室22が設けられている。また、前記踊り場21から、さらに階段23上がると階段ホール24があり、この階段ホール24を中心に複数の部屋が設けられている。
これら複数の部屋のうち、前記階段23に隣接して中間階低天井室25が設けられている。この中間階低天井室25も前記低天井室17と同様に、その天井高が0.9m〜1.4mに設定されており、様々なものを収納するための収納空間となっている。
また、前記中間階低天井室25に隣接して洋室26が設けられており、この洋室26の外部にバルコニー27が設けられている。
さらに、前記洋室26とバルコニー27を通じて行き来でき、かつ前記中間階低天井室25に、前記階段ホール24を介して隣接する位置に、前記第3部屋31が設けられている。この第3部屋31は、図2および図3に示すように、吹抜けを備え、中間階20と2階30とにわたる高天井の部屋となっている。また、前記第3部屋31には、図7および図8に示すように、後述する第4の部屋に至る階段31bが設けられている。
次に、本実施の形態の建物Aの2階30は、図8に示すように、前記階段ホール24から階段33を上がった場所に階段ホール34が設けられている。また、この階段ホール34に面して2階用トイレ35が設けられている。
また、前記中間階低天井室25の上部に、前記階段ホール34に面して出入り口36aが設けられた洋室36が設けられており、この洋室36はロフト部36bを備えている。
一方、この洋室36と対向した位置に出入り口32bが設けられた前記第4部屋32が、図2および図3に示すように、前記第1部屋11の上部に位置するようにして設けられている。また、この第4部屋32は、上述したように、前記階段31bを通じて前記第3部屋31と隣接するようにして設けられている。なお、この第4部屋32は、前記第1部屋11の上部に位置するだけでなく、図7および図8に示すように、前記中間階20の和室22の上部にも位置しており、前記和室22の上部にはクローゼット32cが設けられている。
また、前記第4部屋32の天井部32aは、図2および図3に示すように、前記第3部屋31の天井部31aよりも若干低い位置に設けられている。さらに、その他の前記中間階20および2階30の各部屋も、前記第3部屋31に比して天井部が低い位置に設けられている。これにより、前記第4部屋32、また前記中間階20および2階30の各部屋の天井部付近に溜まった暖かい空気が、次第に前記第3部屋31の天井部31a付近に溜まるようになる。
そして、上端部が外部に連通する前記通気部3が、前記第3部屋31の天井部31aに設けられていることによって、この通気部3の下端部から前記第3部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気を、前記通気部3を通じて外部へと排気することが可能となる。したがって、自然換気を効率良く行うことができるようになっている。
また、前記第4部屋32の天井部32aは、前記第3部屋31の天井部31aよりも若干低い位置に設けられていることから、特に冬場などの寒冷な時季において前記シーリングファン2の羽根2aを回転させた場合に、前記通気部3内や前記第3部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気を前記第4部屋32に流入させて室内を暖房することができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
なお、以上のように本実施の形態の建物Aは複数の部屋を備えているが、例えば、これら複数の部屋どうしの間にドア等を設けた場合、これらドアは閉じられたままの状態になる場合があるので、ドアの上部に欄間(図示せず)等を設けて自然換気を促すことが望ましい。
また、このような欄間を、前記低天井室17の地窓の対角線上に設けるなどして、より一層効率良く自然換気を行うことが望ましい。
さらに、欄間を開閉式とすることで、夏場には開放して換気を促し、冬場には閉塞して気密性を向上させることができるので好ましい。
なお、本実施の形態の建物Aの間取りは以上のように構成されているが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
次に、このような本実施の形態の建物Aに設置された前記風洞部5および通気部3からなる通気設備Bについて詳細に説明する。
すなわち、前記通気設備Bは、図2および図3に示すように、前記第1部屋11の天井部11aに設けられ、上端部が前記第3部屋31の天井部31aに連通する風洞部5と、前記天窓1と、この天窓1の下方に位置する前記第3部屋31の天井部31aとの間に設けられた通気部3とからなる。
また、前記風洞部5は、下端部が前記第1部屋11の天井部11aに設けられた状態となっており、図7に示すように、本体部は第3部屋31において前記階段31bに隣接して設けられている。そして、その上端部は、図2、図3および図8に示すように、前記第3部屋31の天井部31aに連通している。
ここで、これら風洞部5と通気部3との位置関係としては、図2および図3に示すように、前記第3部屋31の天井部31aを介して前記通気部3の下方に前記風洞部5が設けられた状態となっている。これによって、前記通気部3から風洞部5へ、または前記風洞部5から通気部3へと連続的な通気経路を確保することが可能となる。
すなわち、前記第1部屋11の天井部11aに溜まった暖かい空気が上方の第3部屋31に向かって排気されやすくなるとともに、第3部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気が外部へと排気されやすくなるので、自然換気を効率良く行うことができるようになっている。
また、前記シーリングファン2の羽根2aを回転させた場合に、前記通気部3内や前記2階30の部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気を、前記風洞部5を通じて1階10の部屋11に流入させることが可能となる。これによって、特に冬場などの寒冷な時季において、部屋を暖房する際の補助となるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となっている。
また、前記第1部屋11の天井部11aと前記風洞部5の下端部との間には、空気を流通させるための開口部5aが設けられており、前記天窓1が開閉可能に設けられている。これによって、前記第1部屋11の天井部11a付近に溜まった暖かい空気を前記第3部屋31へと確実に排気することができるとともに、前記第3部屋31の天井部31a付近に溜まった暖かい空気を外部へと確実に排気することができる。
さらには、前記天窓1を開いた状態にすると、建物A内を通る通気経路が外部に向かって開放されて自然換気を効率良く行うことができ、前記天窓1を閉めた状態にすると、通気経路が閉塞されて建物A内の気密性を向上することができるようになっている。
すなわち、例えば夏場においては、前記天窓1を開いた状態にすることによって、建物A内の暖かい空気を効率良く排気することができるとともに、冬場においては、前記天窓1を閉めた状態することによって、建物A内の暖かい空気を逃がさないようにすることができるので、居住性の向上を図ることが可能となる。
また、このように夏場において暖かい空気を効率良く排気することができるとともに、冬場において建物A内の暖かい空気を逃がさないようにすることができるので、従来とは異なり、空調機器や換気装置等に係るコストを抑えることが可能となり、その上、多くのエネルギー消費を抑制することが可能となっている。
次に、このような本実施の形態の通気設備Bに設けられた前記天窓1、シーリングファン2、および通気部3について更に詳細に説明する。
前記天窓1は、図1に示すように、屋根40に開閉可能に設けられ、前記シーリングファン2は、前記天窓1の下方において通気部3を形成する壁部3aに取り付けられている。前記通気部3は、前記天窓1と、この天窓1の下方に位置する前記第3部屋31の天井部31aとの間に設けられている。
また、前記通気部3の壁部3aには、後述するシーリングファン2の回転駆動部2bが取り付けられる水平部3bが形成されている。
さらに、前記通気部3の壁部3aには、上述したように、前記天窓1から差し込む太陽光の熱を蓄える蓄熱体4が取り付けられている。この蓄熱体4は、前記通気部3の壁部3aの四方を覆うようにして取り付けられており、様々な角度で差し込む太陽光の熱を蓄えることができるようになっている。
すなわち、夏の陽射しに比べて冬の陽射しは角度が低かったり、秋の陽射しの角度は冬の陽射しに比べて高いものの、夏の陽射しよりは低かったりなど、季節ごとの太陽光の差し込み角度に対応できるようになっている。
なお、本実施の形態の蓄熱体4は、例えば、日中に暖房するほど低温でない冬の前後の期間に、日中、暖気による熱を蓄熱体に蓄えて、夜間に蓄熱体を介して部屋に送風し、温風を部屋内に送り込んで暖房できるものであれば良く、熱容量の大きなものが望ましい。また、具体的な熱媒の種類は実施にあたって適宜選択すればよい。
また、図示はしないが、前記天窓1に、この天窓1を覆って遮光できるスクリーンを設けても良い。このようなスクリーンは、巻き出し可能なものであり、巻き出すことによって、前記天窓1を覆って遮光でき、巻き取ることによって天窓1を露出して、採光できるようになっている。
一方、前記シーリングファン2は、前記羽根2aと、前記水平部3bに取り付けられ、前記羽根2aを回転させる回転駆動部2bと、上端部が前記回転駆動部2bに取り付けられ、かつ下端部が前記羽根2aに取り付けられるとともに、前記通気部3を通って前記第3部屋31の天井部31aより下方まで鉛直に延出する駆動軸2cとを備えている。
そして、このようなシーリングファン2では、前記駆動軸2cが回転駆動部2bにより正方向に回転することによって、羽根2aが正方向に回転して下方に送風し、前記駆動軸2cが回転駆動部2bにより逆方向に回転することによって、羽根2aが逆方向に回転して上方に送風するようになっている。
つまり、このようなシーリングファン2を正回転させることによって、図2に示すように、前記蓄熱体4に溜まった熱を、前記第3部屋31から第4部屋32へ、または前記風洞部5を通じて前記第1部屋11と第2部屋12とに流入させることが可能となる。これによって、特に冬場などの寒冷な時季において、昼間のうちに太陽光の熱を前記蓄熱体4に蓄熱しておき、夜間に蓄熱した熱を部屋の暖房として用いることができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
一方、前記シーリングファン2の羽根2aを逆回転させることによって、前記第3部屋31の天井部31a付近に溜まった1階10の部屋11を含む建物A内の暖かい空気を、前記通気部3を通じて外部へと排気することができる。
これによって、必要に応じて、自然換気とは異なる補助的な換気を行うことができるので、特に夏場などの温暖な時季において、従来とは異なり、換気装置や空調機器を用いずに部屋31内の暖かい空気をより効率良く排気することができ、エネルギー消費を低減することが可能となる。
なお、図1に示すように、本実施の形態においては、前記通気部3近傍に、室内用の温度センサ(図示せず)と外部用の温度センサ(図示せず)とが接続され、前記天窓1の自動開閉および前記回転駆動部2bの自動正逆回転を制御する制御部6が設けられた状態となっている。さらに、この制御部6は、図示しない前記スクリーンや空調機器等も制御できるようになっている。
このような制御部6を設けることによって、例えば、前記天窓1の開閉や、シーリングファン2の回転、空調機器の作動等を制御して、外気温よりも室内温度を高くしたり、低くしたり等の調節を自動で行い、建物A内を常に過ごしやすい住環境とすることができるようになっている。
また、前記天窓1を閉塞したまま、前記シーリングファン2の羽根2aを回転させることによって、部屋31内の空気を撹拌することができるので、室内温度を均一にすることが可能となる。これによって、建物A内を過ごしやすい環境とすることができるようになっている。
なお、その他にも、自然換気を促す方法として、各階の窓を開放したり、自然換気を補助する方法として、比較的深い軒を設置することによって日射を遮蔽したり、日射熱を外気に逃がす通気瓦屋根を使用したり等、様々な方法を行うことができる。
また、冬場においても、前記サンルーム16から積極的に太陽熱を取り込んだり、建物Aの気密性、断熱性を向上させたり等、様々な方法で寒さ対策を行うことができる。
さらに、上述のようなシーリングファン2を正回転させることにより暖かい空気を建物A内に送る方法と併用して、1階10の部屋11の床の一部を蓄熱土間(図示せず)とする方法をとっても良い。これによって、従来とは異なり、換気装置や空調機器等を用いずに1階10の部屋11を暖めることができるので、特に冬場などの寒冷な時季において、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となり好ましい。
本実施の形態によれば、通気部3を形成する壁部3aに、天窓1から差し込む太陽光の熱を蓄える蓄熱体4が取り付けられているので、前記天窓1を閉塞したまま、前記通気部3の壁部3aに設けられたシーリングファン2の羽根2aを回転させることによって、前記蓄熱体4に溜まった熱を部屋31内に流入させることが可能となる。これによって、特に冬場などの寒冷な時季において、昼間のうちに太陽光を蓄熱しておき、夜間に蓄熱した熱を部屋の暖房として用いることができるので、従来とは異なり、換気装置や空調機器によるエネルギー消費を低減することが可能となる。
一方、前記天窓1を通過して前記通気部3内へと差し込む太陽光と、太陽光の熱を蓄えた前記蓄熱体4とによって、前記通気部3内の空気を暖めることが可能となる。これによって、前記部屋31の天井部31a付近から通気部3内に上昇してきた暖かい空気を更に暖めることができるので、前記天窓1を開放しておくことによって、暖かい空気の上昇および排気を促進することができ、自然換気を効率良く行うことが可能となる。
また、前記シーリングファン2の羽根2aの回転方向が正逆反転可能となっているので、羽根2aの回転方向を正逆反転させることにより、必要に応じて、自然換気とは異なる補助的な換気を行うことができる。これによって、特に夏場などの温暖な時季において、従来とは異なり、換気装置や空調機器を用いずに部屋内の暖かい空気をより効率良く排気することができ、エネルギー消費を低減することが可能となる。
本発明に係る建物に設けられた天窓、シーリングファンおよび通気部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る建物を示し、シーリングファンを正回転させた時の通気状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る建物を示し、シーリングファンを逆回転させた時の通気状態を示す断面図である。 図1の建物の1階間取りを示す平面図である。 図2および図3とは異なる方向から見た建物の断面図である。 (a)と(b)とで異なる種類に構成されている低天井室の開口部を示す要部拡大図である。 図1の建物の中間階間取りを示す平面図である。 図1の建物の2階間取りを示す平面図である。
符号の説明
A 建物
B 通気経路
1 通気部
2 シーリングファン
2a 羽根
3 通気部
4 蓄熱体
5 風洞部
10 下階(1階)
11 第1部屋
12 第2部屋
20 中間階
30 上階(2階)
31 第3部屋
32 第4部屋
40 屋根

Claims (5)

  1. 屋根に開閉可能に設けられた天窓と、この天窓の下方に設けられたシーリングファンとを備えた建物において、
    前記天窓と、この天窓の下方に位置する部屋の天井部との間には、通風および採光用の通気部が傾斜するようにして設けられ、この通気部を形成する壁部のうち、下向きの壁部に、羽根が前記天井部よりも下方に位置するようにして前記シーリングファンが取り付けられており、
    前記通気部の壁部には、前記天窓から差し込む太陽光の熱を蓄える蓄熱体が取り付けられていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    前記シーリングファンは、前記羽根の回転方向が正逆反転可能となっていることを特徴とする建物。
  3. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記通気部は、前記天窓と、この天窓の下方に位置する上階の部屋の天井部との間に設けられており、
    前記通気部の下方において上端部が上階の部屋の天井部に連通する風洞部が、下階の部屋の天井部に設けられていることを特徴とする建物。
  4. 請求項3に記載の建物において、
    前記下階の部屋は、前記風洞部の下端部が設けられる第1部屋と、この第1部屋に隣接するとともに、第1部屋よりも天井高の低い第2部屋とを備えていることを特徴とする建物。
  5. 請求項3または4に記載の建物において、
    前記上階の部屋は、前記第2部屋の上部に位置し、かつ前記通気部の下端部が位置する第3部屋と、前記第1部屋の上部に位置するとともに前記第3部屋に隣接する第4部屋とを備えており、
    前記第4部屋の天井部は、前記第3部屋の天井部よりも若干低い位置に設けられていることを特徴とする建物。
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