JP4787022B2 - 建物 - Google Patents
建物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4787022B2 JP4787022B2 JP2006001236A JP2006001236A JP4787022B2 JP 4787022 B2 JP4787022 B2 JP 4787022B2 JP 2006001236 A JP2006001236 A JP 2006001236A JP 2006001236 A JP2006001236 A JP 2006001236A JP 4787022 B2 JP4787022 B2 JP 4787022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- building
- room
- low ceiling
- storage room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
このため、上記のように効率の良い換気が可能な建物においては、前記換気装置や空調機器を設置するためのスペースを確保するかわりに、例えば、建物内に比較的大きな収納スペースを設ける等、建物内のスペースを有効的に活用したいという要望があった。
上階10から下階20に前記低天井収納室30を含んで連続する出窓40が外壁に沿って設けられ、
前記出窓40には上下に連続する風洞部41が前記出窓40の外壁内面40aに沿って設けられていることを特徴とする。
特に、暖かい空気は上昇する性質を備えていることから、下階20の天井20a付近および低天井収納室30の天井30a付近にあった暖かい空気が、前記風洞部41を通じて上階10の天井10b付近に集まって溜まるので、上階10に溜まった暖かい空気を前記出窓40から排気することで、建物1全体の暖かい空気を排気することができるようになり、換気効率に優れる。
そして、上階10と下階20とのほぼ中間位置に比較的大きい収納スペースを設けることによって、下階20や外部で使用する物品も、上階10で使用する物品も収納しやすくなるので、建物1の収納性能を向上させることが可能となる。
さらに、上階10と低天井収納室30とが同じ床レベルになっているので、上階10からの物品の搬入および搬出がし易い。
前記上階10の床10aに、第1張出床部12が前記風洞部41内に張り出して設けられるとともに、前記中間床11に、第2張出床部14が前記風洞部41内に張り出して設けられており、
前記第1および第2張出床部12、14は、これら第1および第2張出床部12、14を上下に貫通する通気孔12a、14aと、この通気孔12a、14aを開閉する開閉手段13、15とを備えていることを特徴とする。
また、前記開閉手段13、15によって通気孔12a、14aを閉塞することで、上下階10、20および低天井収納室30の気密性を向上させることができるので、建物1を暖房する際の補助となり、特に冬場等の寒冷な時季において過ごしやすい生活環境を形成することができる。
前記上階10に前記低天井収納室30に隣接する部屋17が設けられ、該上階10の部屋17と前記低天井収納室30との間には出入り口31が形成されているとともに、この出入り口31を開閉する開閉扉32が設けられており、
前記開閉扉32には、前記上階10の部屋17と前記低天井収納室30とを連通する通気部32aが設けられていることを特徴とする。
前記出窓40の外壁には、建物1の外部へ通じる換気口42が前記低天井収納室30の出入り口31に対向して設けられていることを特徴とする。
前記第1および第2張出床部12、14に換気扇装置18が設けられており、この換気扇装置18の羽根18aの回転方向が正逆反転可能となっていることを特徴とする。
また、前記羽根18aが正逆反転可能となっていることによって、居住者の要望に応じて建物1内の空気の流通を変えることができるので、さらに過ごしやすい生活環境を形成することが可能となる。
前記低天井収納室30には、前記出窓40に取り付けられて、空気を加熱または冷却して室内に送風する空気調和機43が設けられていることを特徴とする。
特に、暖かい空気は上昇する性質を備えていることから、下階の天井付近および低天井収納室の天井付近にあった暖かい空気が、前記風洞部を通じて上階の天井付近に集まって溜まるので、上階に溜まった暖かい空気を前記出窓から排気することで、建物全体の暖かい空気を排気することができるようになり、換気効率に優れる。
また、上階の床の一部の上に中間床が設けられ、この中間床と上階の床との間が低天井収納室とされているので、建物内に比較的大きな収納スペースを設けることができる。
そして、上階と下階とのほぼ中間位置に比較的大きい収納スペースを設けることによって、下階や外部で使用する物品も、上階で使用する物品も収納しやすくなるので、建物の収納性能を向上させることが可能となる。
なお、以下の各実施の形態において説明する建物1は、壁や床、屋根といった建物1の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物1にも適用することができる。
上階10から下階20に前記低天井収納室30を含んで連続する出窓40が外壁に沿って設けられ、
前記出窓40には上下に連続する風洞部41が前記出窓40の外壁内面40aに沿って設けられている。
また、前記第1部屋16と第2部屋17との間には、これら第1部屋16と第2部屋17とを行き来するための階段17aが設けられている。
すなわち、このように、前記低天井収納室30の天井高を0.9m〜1.4mに設定することによって、居住者が低天井収納室30に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保でき、また、このように天井高を必要最低限に押さえることで、建物1の高さが高くなることによって隣接する建物1に及ぼす日照現象等の影響を極力少なくすることが可能となっている。
また、前記出窓40には、前記第1部屋16に面して窓部44が設けられているとともに、下階20の部屋に面して窓部45が設けられている。
そして、図2(a)、(b)に示すように、前記第1および第2張出床部12、14は、これら第1および第2張出床部12、14を上下に貫通する通気孔12a、14aと、この通気孔12a、14aを開閉する開閉手段13、15とを備えている。
また、前記開閉手段13、15によって通気孔12a、14aを閉塞することで、上下階10、20および低天井収納室30の気密性を向上させることができるので、建物1を暖房する際の補助となり、特に冬場等の寒冷な時季において過ごしやすい生活環境を形成することができるようになっている。
なお、本実施の形態の開閉手段13、15は以上のような構成としたが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
なお、前記第1部屋16と第2部屋17との間に設けられた階段17aと、前記出入り口31とは隣接して設けられている。
また、前記通気部32aは、例えば、夏場等の温暖時季には開放しておき、冬場等の寒冷な時季には閉塞しておけるように、開閉可能であることが好ましい。
また、前記換気口42は、例えば、夏場等の温暖時季には開放しておき、冬場等の寒冷な時季には閉塞しておけるように、開閉可能であることが好ましい。
なお、前記換気扇装置18が設ける部位の前記第1および第2張出床部12、14には、図示はしないが、前記通気孔12a、14aに網状のカバーをかけて、空気のみ通過させるようにしておくことが望ましい。
特に、暖かい空気は上昇する性質を備えていることから、下階20の天井20a付近および低天井収納室30の天井30a付近にあった暖かい空気が、前記風洞部41を通じて上階10の天井10b付近に集まって溜まるので、上階10に溜まった暖かい空気を前記出窓40から排気することで、建物1全体の暖かい空気を排気することができるようになり、換気効率に優れる。
また、上階10の床10aの一部の上に中間床11が設けられ、この中間床11と上階10の床10aとの間が低天井収納室30とされているので、建物1内に比較的大きな収納スペースを設けることができる。
そして、上階10と下階20とのほぼ中間位置に比較的大きい収納スペースを設けることによって、下階20や外部で使用する物品も、上階10で使用する物品も収納しやすくなるので、建物1の収納性能を向上させることが可能となる。
10 上階
20 下階
30 低天井室
40 出窓
41 風洞部
Claims (6)
- 上階と下階とを備えており、上階の床の一部の上に中間床が設けられ、この中間床と上階の床との間が低天井収納室とされた建物において、
上階から下階に前記低天井収納室を含んで連続する出窓が外壁に沿って設けられ、
前記出窓には上下に連続する風洞部が前記出窓の外壁内面に沿って設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記上階の床に、第1張出床部が前記風洞部内に張り出して設けられるとともに、前記中間床に、第2張出床部が前記風洞部内に張り出して設けられており、
前記第1および第2張出床部は、これら第1および第2張出床部を上下に貫通する通気孔と、この通気孔を開閉する開閉手段とを備えていることを特徴とする建物。 - 請求項1または2に記載の建物において、
前記上階に前記低天井収納室に隣接する部屋が設けられ、該上階の部屋と前記低天井収納室との間には出入り口が形成されているとともに、この出入り口を開閉する開閉扉が設けられており、
前記開閉扉には、前記上階の部屋と前記低天井収納室とを連通する通気部が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、
前記出窓の外壁には、建物の外部へ通じる換気口が前記低天井収納室の出入り口に対向して設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、
前記第1および第2張出床部に換気扇装置が設けられており、この換気扇装置の羽根の回転方向が正逆反転可能となっていることを特徴とする建物。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物において、
前記低天井収納室には、前記出窓に取り付けられて、空気を加熱または冷却して室内に送風する空気調和機が設けられていることを特徴とする建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001236A JP4787022B2 (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | 建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001236A JP4787022B2 (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | 建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007182691A JP2007182691A (ja) | 2007-07-19 |
JP4787022B2 true JP4787022B2 (ja) | 2011-10-05 |
Family
ID=38339003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006001236A Expired - Fee Related JP4787022B2 (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | 建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4787022B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4791344B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2011-10-12 | トヨタホーム株式会社 | 建物 |
JP5405134B2 (ja) * | 2009-02-03 | 2014-02-05 | トヨタホーム株式会社 | 建物 |
JP6288959B2 (ja) * | 2013-06-12 | 2018-03-07 | ミサワホーム株式会社 | ユニット式建物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0170986U (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-11 | ||
JP3524123B2 (ja) * | 1993-06-14 | 2004-05-10 | ミサワホーム株式会社 | 天窓一体型出窓 |
JP2005325594A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Misawa Homes Co Ltd | 建物 |
JP4216771B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2009-01-28 | ミサワホーム株式会社 | 建物 |
-
2006
- 2006-01-06 JP JP2006001236A patent/JP4787022B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007182691A (ja) | 2007-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005105732A (ja) | 換気機能付きカーテンウォール、およびこれを備えた建物 | |
KR101650811B1 (ko) | 리노베이션 건물의 에너지절약 외피통풍구조 | |
JP4787022B2 (ja) | 建物 | |
JP3944181B2 (ja) | 建物空調システム | |
JP4607739B2 (ja) | 建物 | |
JP4701074B2 (ja) | 建物 | |
JP6009111B1 (ja) | 空調システム、空調方法、及びプログラム | |
JP2007092323A (ja) | 通気外皮を有する屋根構造および通気外皮を有する屋根構造を備えた建築物 | |
JP2000054519A (ja) | 建築物の蓄熱・蓄冷構造 | |
JP2565742Y2 (ja) | 蓄冷熱部材を有する建築物 | |
JP4542497B2 (ja) | 建物 | |
JP4873932B2 (ja) | 建物 | |
JP2010189949A (ja) | 建物の換気構造 | |
JP5133615B2 (ja) | 建物 | |
JP5467755B2 (ja) | 建物 | |
JP2007162389A (ja) | 建物 | |
JP5002237B2 (ja) | 建物の換気構造 | |
JPH1061044A (ja) | 木造家屋の空調装置 | |
JP4825096B2 (ja) | 収納室の換気構造 | |
JP4949697B2 (ja) | 建物 | |
JP4695486B2 (ja) | 建物 | |
JP2886419B2 (ja) | 建物及び建物の改装方法 | |
JP6095136B2 (ja) | 空調システム | |
JP4147259B2 (ja) | 建物 | |
JP2005105527A (ja) | 住宅の換気装置、及び換気用の通気口を備えた開口部枠 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080122 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080219 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110712 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110714 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |