JP4787022B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、上階と下階とを備えており、上階の床の一部の上に中間床が設けられ、この中間床と上階の床との間が低天井収納室とされた建物に関する。
近年、空調機器の発達に伴い、空調機器を利用して冷暖房を行うようになっている。そのため、住宅等の建物においては、空調効果を高めるために、屋内外の空気の出入りを遮断し、室内の熱が屋外に漏れないようにし、建物の内部の空調におけるエネルギー損失を少なくするために、室内の気密性および断熱性を高くした高気密・高断熱建物が利用されている。
そして、このような高気密・高断熱建物は、屋内外の空気の出入りを遮断しているために換気を十分に行う必要があった。そこで、高気密・高断熱建物の換気を行うために、建物内の部屋等、仕切られた複数の空間をまとめて換気するセントラル換気装置が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−344253号公報
ところが、このような換気装置を用いると換気装置の設置にコストがかかる上、多くのエネルギーを消費するという問題があった。このため、特に、春や秋等の気候がよい季節においては上記のような換気装置を用いずに、各部屋の窓やドアを開けて建物内に外気を導入し、建物内部の空気と入れ換える等して換気を行うようにしている。
しかしながら、暖かい空気は上昇する性質を備えており、各部屋の窓やドアを開けただけでは、この暖かい空気が各部屋の天井部付近に溜まってしまい、効率よく換気を行うことが困難であった。このため、住宅等の建物において換気を効率良く行うことが可能な技術の開発が望まれていた。
また、以上のような換気装置や空調機器は、建物の各部屋や小屋裏空間、天井懐等に設置されるが、その際、建物内の各部屋の天井高を低くとったり、収納スペースを削ったりなどして設置のためのスペースを確保する場合がある。
このため、上記のように効率の良い換気が可能な建物においては、前記換気装置や空調機器を設置するためのスペースを確保するかわりに、例えば、建物内に比較的大きな収納スペースを設ける等、建物内のスペースを有効的に活用したいという要望があった。
本発明の課題は、建物内に比較的大きな収納スペースを設けることができるとともに、効率良く換気を行うことが可能な建物を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、上階10と下階20とを備えており、上階10の床10aの一部の上に中間床11が設けられ、この中間床11と上階10の床10aとの間が低天井収納室30とされた建物1において、
上階10から下階20に前記低天井収納室30を含んで連続する出窓40が外壁に沿って設けられ、
前記出窓40には上下に連続する風洞部41が前記出窓40の外壁内面40aに沿って設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記出窓40の外壁内面40aに沿って設けられた風洞部41を通じて上下階10、20および低天井収納室30の空気が行き来し、建物1内の空気の流通性を向上させることができるので、建物1内の換気を行うに際して効率良く換気を行うことが可能となる。
特に、暖かい空気は上昇する性質を備えていることから、下階20の天井20a付近および低天井収納室30の天井30a付近にあった暖かい空気が、前記風洞部41を通じて上階10の天井10b付近に集まって溜まるので、上階10に溜まった暖かい空気を前記出窓40から排気することで、建物1全体の暖かい空気を排気することができるようになり、換気効率に優れる。
また、上階10の床10aの一部の上に中間床11が設けられ、この中間床11と上階10の床10aとの間が低天井収納室30とされているので、建物1内に比較的大きな収納スペースを設けることができる。
そして、上階10と下階20とのほぼ中間位置に比較的大きい収納スペースを設けることによって、下階20や外部で使用する物品も、上階10で使用する物品も収納しやすくなるので、建物1の収納性能を向上させることが可能となる。
さらに、上階10と低天井収納室30とが同じ床レベルになっているので、上階10からの物品の搬入および搬出がし易い。
請求項2に記載の発明は、例えば図1および図2(a)、(b)に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記上階10の床10aに、第1張出床部12が前記風洞部41内に張り出して設けられるとともに、前記中間床11に、第2張出床部14が前記風洞部41内に張り出して設けられており、
前記第1および第2張出床部12、14は、これら第1および第2張出床部12、14を上下に貫通する通気孔12a、14aと、この通気孔12a、14aを開閉する開閉手段13、15とを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記通気孔12a、14aが前記第1および第2張出床部12、14を貫通していることから、前記開閉手段13、15によって通気孔12a、14aを開放することで、上下階10、20および低天井収納室30の空気を、前記風洞部41を通じて行き来させることができるので、空気の流通性を向上させることができ、効率良く換気を行うことが可能となる。
また、前記開閉手段13、15によって通気孔12a、14aを閉塞することで、上下階10、20および低天井収納室30の気密性を向上させることができるので、建物1を暖房する際の補助となり、特に冬場等の寒冷な時季において過ごしやすい生活環境を形成することができる。
さらに、前記第1および第2張出床部12、14のうち、どちらか一方の通気孔12a、14aを開放しておき、他方の通気孔12a、14aを閉塞しておくことによって、上階10および低天井収納室30間のみ空気を流通させたり、下階20および低天井収納室30間のみ空気を流通させたりできる。これによって、居住者の要望に応じて建物1内の空気の流通を変えることができるので、より過ごしやすい生活環境を形成することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1または2に記載の建物1において、
前記上階10に前記低天井収納室30に隣接する部屋17が設けられ、該上階10の部屋17と前記低天井収納室30との間には出入り口31が形成されているとともに、この出入り口31を開閉する開閉扉32が設けられており、
前記開閉扉32には、前記上階10の部屋17と前記低天井収納室30とを連通する通気部32aが設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記開閉扉32に、前記上階10の部屋17と前記低天井収納室30とを連通する通気部32aが設けられているので、この通気部32aを通じて前記上階10の部屋17および低天井収納室30の空気を行き来させることができ、前記上階10の部屋17および低天井収納室30間の換気効率を向上させることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物1において、
前記出窓40の外壁には、建物1の外部へ通じる換気口42が前記低天井収納室30の出入り口31に対向して設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記出窓40の外壁に、建物1の外部へ通じる換気口42が前記低天井収納室30の出入り口31に対向して設けられているので、前記換気口42から流入させた外気を、前記出入り口31を通じて前記上階10の部屋17に吹き込ませることができ、建物1内の換気を行うに際して、より効率良く換気を行うことが可能となる。
請求項5に記載の発明は、例えば図3に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物1において、
前記第1および第2張出床部12、14に換気扇装置18が設けられており、この換気扇装置18の羽根18aの回転方向が正逆反転可能となっていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記第1および第2張出床部12、14に換気扇装置18が設けられているので、この換気扇装置18を作動させることで建物1内の換気を行う際の補助となり、換気効率をより一層向上することができる。
また、前記羽根18aが正逆反転可能となっていることによって、居住者の要望に応じて建物1内の空気の流通を変えることができるので、さらに過ごしやすい生活環境を形成することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物1において、
前記低天井収納室30には、前記出窓40に取り付けられて、空気を加熱または冷却して室内に送風する空気調和機43が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記低天井収納室30に空気調和機43が設けられることから、この空気調和機43によって、前記低天井収納室30だけでなく、前記風洞部41を通じて上下階10、20の空気調和も行うことができるので、より一層過ごしやすい生活環境を形成することができる。
本発明によれば、出窓の外壁内面に沿って設けられた風洞部を通じて上下階および低天井収納室の空気が行き来し、建物内の空気の流通性を向上させることができるので、建物内の換気を行うに際して効率良く換気を行うことが可能となる。
特に、暖かい空気は上昇する性質を備えていることから、下階の天井付近および低天井収納室の天井付近にあった暖かい空気が、前記風洞部を通じて上階の天井付近に集まって溜まるので、上階に溜まった暖かい空気を前記出窓から排気することで、建物全体の暖かい空気を排気することができるようになり、換気効率に優れる。
また、上階の床の一部の上に中間床が設けられ、この中間床と上階の床との間が低天井収納室とされているので、建物内に比較的大きな収納スペースを設けることができる。
そして、上階と下階とのほぼ中間位置に比較的大きい収納スペースを設けることによって、下階や外部で使用する物品も、上階で使用する物品も収納しやすくなるので、建物の収納性能を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明に係る建物1の実施の形態について説明する。
なお、以下の各実施の形態において説明する建物1は、壁や床、屋根といった建物1の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物1にも適用することができる。
本実施の形態の建物1は、図1に示すように、上階10と下階20とを備えており、上階10の床10aの一部の上に中間床11が設けられ、この中間床11と上階10の床10aとの間が低天井収納室30とされたものであり、
上階10から下階20に前記低天井収納室30を含んで連続する出窓40が外壁に沿って設けられ、
前記出窓40には上下に連続する風洞部41が前記出窓40の外壁内面40aに沿って設けられている。
ここで、本実施の形態の建物1は、上述したように上階10と下階20とを備えており、各階に複数の部屋が設けられた2階建ての建物1となっている。
前記上階10は、前記中間床11と上階10の床10aとの間に設けられた低天井収納室30と、前記中間床11と上階10の天井10bとの間に設けられる第1部屋16と、前記低天井収納室30および第1部屋16に隣接する第2部屋17とを備えている。
前記第2部屋17は、前記低天井収納室30および第1部屋16に隣接しているので、これら低天井収納室30の天井高および第1部屋16の天井高とを合わせた高さの天井高を有しており、吹抜け空間を備えた広々とした部屋となっている。
また、前記第1部屋16と第2部屋17との間には、これら第1部屋16と第2部屋17とを行き来するための階段17aが設けられている。
前記低天井収納室30は、日用品等を収納する収納スペースとして利用されており、前記上階10の床10aから中間床11までの天井高が1.4mに設定されているが、0.9m〜1.4mの高さ範囲であれば、これに限られるものではない。
すなわち、このように、前記低天井収納室30の天井高を0.9m〜1.4mに設定することによって、居住者が低天井収納室30に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保でき、また、このように天井高を必要最低限に押さえることで、建物1の高さが高くなることによって隣接する建物1に及ぼす日照現象等の影響を極力少なくすることが可能となっている。
前記出窓40は、上述したように、上階10から下階20に前記低天井収納室30を含んで連続し、外壁に沿って設けられている。そして、この出窓40の外壁内面40aに沿って前記風洞部41が設けられている。すなわち、前記出窓40は、水平断面コ字状に形成されて凹型空間を有しており、この凹型空間が前記風洞部41として設けられた状態となっている。
また、前記出窓40には、前記第1部屋16に面して窓部44が設けられているとともに、下階20の部屋に面して窓部45が設けられている。
一方、前記風洞部41内に張り出すようにして前記上階10の床10aに、第1張出床部12が設けられるとともに、前記中間床11に、第2張出床部14が設けられた状態となっている。
そして、図2(a)、(b)に示すように、前記第1および第2張出床部12、14は、これら第1および第2張出床部12、14を上下に貫通する通気孔12a、14aと、この通気孔12a、14aを開閉する開閉手段13、15とを備えている。
すなわち、前記通気孔12a、14aが前記第1および第2張出床部12、14を貫通していることから、前記開閉手段13、15によって通気孔12a、14aを開放することで、上下階10、20および低天井収納室30の空気を、前記風洞部41を通じて行き来させることができるので、空気の流通性を向上させることができ、効率良く換気を行うことが可能となっている。
また、前記開閉手段13、15によって通気孔12a、14aを閉塞することで、上下階10、20および低天井収納室30の気密性を向上させることができるので、建物1を暖房する際の補助となり、特に冬場等の寒冷な時季において過ごしやすい生活環境を形成することができるようになっている。
さらに、前記第1および第2張出床部12、14のうち、どちらか一方の通気孔12a、14aを開放しておき、他方の通気孔12a、14aを閉塞しておくことによって、上階10および低天井収納室30間のみ空気を流通させたり、下階20および低天井収納室30間のみ空気を流通させたりできる。これによって、居住者の要望に応じて建物1内の空気の流通を変えることができるので、より過ごしやすい生活環境を形成することが可能となっている。
また、前記通気孔12a、14aは、前記第1および第2張出床部12、14に形成された複数の長孔であり、前記開閉手段13、15は、前記通気孔12a、14aと同形に形成された複数の長孔13a、15aを備えており、図2(a)に示すように、ツマミ部13b、15bを長穴に沿って左右方向に動かすことで開閉できるようになっている。
なお、本実施の形態の開閉手段13、15は以上のような構成としたが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
次に、以上のような本実施の形態の建物1の換気態様を、より効果的に機能させるための技術について詳細に説明する。
まず、図1に示すように、前記第2部屋17と前記低天井収納室30との間には出入り口31が形成されているとともに、この出入り口31を開閉する開閉扉32が設けられており、前記開閉扉32には、前記第2部屋17と前記低天井収納室30とを連通する通気部32aが設けられている。
なお、前記第1部屋16と第2部屋17との間に設けられた階段17aと、前記出入り口31とは隣接して設けられている。
そして、このように前記開閉扉32に、前記第2部屋17と前記低天井収納室30とを連通する通気部32aが設けられることによって、前記通気部32aを通じて前記第2部屋17および低天井収納室30の空気が行き来させることができるので、前記第2部屋17および低天井収納室30間の換気効率を向上させることができるようになっている。
本実施の形態の開閉扉32としては、図1に示すように、引戸形式のものが採用されているが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、前記通気部32aは、例えば、夏場等の温暖時季には開放しておき、冬場等の寒冷な時季には閉塞しておけるように、開閉可能であることが好ましい。
一方、前記出窓40の外壁には、建物1の外部へ通じる換気口42が前記低天井収納室30の出入り口31に対向して設けられた状態となっている。
すなわち、前記出窓40の外壁に、建物1の外部へ通じる換気口42が前記低天井収納室30の出入り口31に対向して設けられることによって、前記換気口42から流入させた外気を、前記出入り口31を通じて前記第2部屋17に吹き込ませることができるので、建物1内の換気を行うに際して、より効率良く換気を行うことが可能となる。
また、前記換気口42は、例えば、夏場等の温暖時季には開放しておき、冬場等の寒冷な時季には閉塞しておけるように、開閉可能であることが好ましい。
一方、図3に示すように、前記第1および第2張出床部12、14には換気扇装置18が設けられており、この換気扇装置18を作動させることで建物1内の換気を行う際の補助となり、換気効率をより一層向上させることができるようになっている。
なお、前記換気扇装置18が設ける部位の前記第1および第2張出床部12、14には、図示はしないが、前記通気孔12a、14aに網状のカバーをかけて、空気のみ通過させるようにしておくことが望ましい。
また、前記換気扇装置18の羽根18aの回転方向は正逆反転可能となっており、これによって、居住者の要望に応じて建物1内の空気の流通を変えることができるので、さらに過ごしやすい生活環境を形成することが可能となっている。
そして、図1に示すように、前記低天井収納室30には、前記出窓40に取り付けられて、空気を加熱または冷却して室内に送風する空気調和機43が設けられている。
このように前記低天井収納室30に空気調和機43が設けられることから、この空気調和機43によって、前記低天井収納室30だけでなく、前記風洞部41を通じて上下階10、20の空気調和も行うことができるので、より一層過ごしやすい生活環境を形成することができるようになっている。
本実施の形態によれば、出窓40の外壁内面40aに沿って設けられた風洞部41を通じて上下階10、20および低天井収納室30の空気が行き来し、建物1内の空気の流通性を向上させることができるので、建物1内の換気を行うに際して効率良く換気を行うことが可能となる。
特に、暖かい空気は上昇する性質を備えていることから、下階20の天井20a付近および低天井収納室30の天井30a付近にあった暖かい空気が、前記風洞部41を通じて上階10の天井10b付近に集まって溜まるので、上階10に溜まった暖かい空気を前記出窓40から排気することで、建物1全体の暖かい空気を排気することができるようになり、換気効率に優れる。
また、上階10の床10aの一部の上に中間床11が設けられ、この中間床11と上階10の床10aとの間が低天井収納室30とされているので、建物1内に比較的大きな収納スペースを設けることができる。
そして、上階10と下階20とのほぼ中間位置に比較的大きい収納スペースを設けることによって、下階20や外部で使用する物品も、上階10で使用する物品も収納しやすくなるので、建物1の収納性能を向上させることが可能となる。
本発明の建物を示す斜視断面図である。 第1および第2張出床部を示す平面図であり、(a)は通気孔の開放状態を示し、(b)は通気孔の閉塞状態を示す。 第1および第2張出床部に換気扇装置を設けたことを示す平面図である。
符号の説明
1 建物
10 上階
20 下階
30 低天井室
40 出窓
41 風洞部

Claims (6)

  1. 上階と下階とを備えており、上階の床の一部の上に中間床が設けられ、この中間床と上階の床との間が低天井収納室とされた建物において、
    上階から下階に前記低天井収納室を含んで連続する出窓が外壁に沿って設けられ、
    前記出窓には上下に連続する風洞部が前記出窓の外壁内面に沿って設けられていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    前記上階の床に、第1張出床部が前記風洞部内に張り出して設けられるとともに、前記中間床に、第2張出床部が前記風洞部内に張り出して設けられており、
    前記第1および第2張出床部は、これら第1および第2張出床部を上下に貫通する通気孔と、この通気孔を開閉する開閉手段とを備えていることを特徴とする建物。
  3. 請求項1または2に記載の建物において、
    前記上階に前記低天井収納室に隣接する部屋が設けられ、該上階の部屋と前記低天井収納室との間には出入り口が形成されているとともに、この出入り口を開閉する開閉扉が設けられており、
    前記開閉扉には、前記上階の部屋と前記低天井収納室とを連通する通気部が設けられていることを特徴とする建物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物において、
    前記出窓の外壁には、建物の外部へ通じる換気口が前記低天井収納室の出入り口に対向して設けられていることを特徴とする建物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物において、
    前記第1および第2張出床部に換気扇装置が設けられており、この換気扇装置の羽根の回転方向が正逆反転可能となっていることを特徴とする建物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物において、
    前記低天井収納室には、前記出窓に取り付けられて、空気を加熱または冷却して室内に送風する空気調和機が設けられていることを特徴とする建物。
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